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∞午前3時の運転手∞

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  • 1:


    『30円お返しです。ありがとうございましたー。』

    ──パタンッッ・・・

    2006-03-04 14:46:00
  • 2:

    『フゥー。´_`。)えー、新北野からJR線梅田駅前まで、と』
    ──さっさかさっさかと手慣れた手付きでペンを走らせる。
    これが俺の仕事。
    タクシードライバー。

    2006-03-04 14:47:00
  • 3:

    元々、広島の奥の方から都会に憧れて
    今から3年前、19歳の頃に大阪ミナミの街に友達と上京。
    する事なんて特になく、
    夢なんてもっとなくて。
    友達となんとなく夜のお仕事についた。

    2006-03-04 14:48:00
  • 4:

    ホストなんて、大層な男前な坊ちゃまや、
    ラジオが内蔵された位のお喋り上手な男がやるんだと思っていた、3年前。
    なんとなく仕事になれて、
    まぁそこそこな売れっ子にもなった、2年前。
    気がつけば、なし崩しのような状態で。何が善で何が悪なのかも見失って、本気で惚れた大切な人まで失ったのは、1年前。

    2006-03-04 14:49:00
  • 5:

    こんなままじゃね、
    肝臓いわして死ぬか
    いつの間にか婚期逃して一生ひとりぼっちで墓入るか。
    なんて将来に不安抱いてミナミの街からさようなら。
    それが半年位前。

    2006-03-04 14:50:00
  • 6:

    名前は由仁田。
    友達は俺の事【うに】ってよんでます。
    慣れない事と言えば、
    キレた時の大阪弁とお好み焼きで白飯のランチセット。
    どっちが主食ですか。今だに慣れない。

    2006-03-04 14:51:00
  • 7:

    ----タクシー運転手。
    意外だって友達は笑ってた。
    でも元々あんまりお喋り苦手な俺には見事な位に
    適職。
    会社の決めた道理にも最近ようやく慣れてきた。

    2006-03-04 14:52:00
  • 8:

    コンコンッッ・・・

    ハゥッ。´v`。)お客が着いた。
    さぁさ始まるよ☆

    2006-03-04 14:53:00
  • 9:



    キィ──ッッ─パタン・・・!!!

    2006-03-04 14:55:00
  • 10:

    『えっとォォ〜。トガノまでー。急いでなぁ』

    ----見た目は20歳行かない位のド派手なギャル。
    座ると共に、HERMESのガーデンパーティーからこれまたド派手な携帯を取り出す。

    2006-03-04 14:56:00
  • 11:

    ド派手過ぎて、原型すら失いかけた、哀れな携帯電話を耳に当てるとオナゴは
    『お兄さんタバコない?』
    ━━━まぁ、なんてオマセなオナゴだこと(。゚v゚。)
    『メンソールですヶド、』
    『いーいー。頂戴!!・・・・あ、もっしユリ〜!?うん今梅田ァァ』

    2006-03-04 14:57:00
  • 12:

    後部座席のオマセオナゴは、
    【ユリ】と称する、これまたきっとオマセだろうオナゴと楽しげに談笑している。
    手には持ち憎そうに摘まれた俺のセブンスターメンソールが静かに煙をくゆしている。

    2006-03-04 14:57:00
  • 13:

    『えっまじで〜!!てかァァ、ミィなぁ流くんと喧嘩したねんかぁまじ流ウザいし!!』
    オマセオナゴは【ミィ】と言うらしい。
    『んー、ぶっちゃけ流もホストやん!?信じ憎いしぃ・・』
    ホストに恋・・・
    切ないネ(。´_`。)ノ

    2006-03-04 14:59:00
  • 14:

    『んー。まぁーとりまトガノのapで待ってるわぁ☆うん、はいはぁい☆』・・・ピッッッ
    ミィチャンは続いて大きな鏡をおもむろに取り出すと、テカテカした紅を唇になぞり出した。
    『・・・お兄さんー』
    ミィチャンは、鏡から顔をヒョロリと出して運転席を見つめる。
    『はい。』

    2006-03-04 15:00:00
  • 15:

    『彼女とかおるん〜』

    。´v`。){アルアル。このての質問ね。慣れました。

    『いないですよ。』

    2006-03-04 15:01:00
  • 16:

    『でも〜なにげ男前ャン☆もてるやろォォ☆』

    。・v・)ノ{お世辞なんて言ったってメーターおまけなんてしないぞコノヤロゥ☆
    でもにやける、うに。
    だって一端の健全な男の子ですもの(。´v`。)ェヘ

    2006-03-04 15:02:00
  • 17:

    『あたしがダァにフラれたら彼女にしてやぁ☆』

    。´v`。)嗚呼、若いってエクセレント。素晴らしい。
    ----『あ、もう着きますよ。千円でいーです』
    結局おまけする馬鹿な運転手。うに。クドイが健全な男の子。

    2006-03-04 15:03:00
  • 18:

    『ありがとォォ☆』
    ----そう言って、茶色い柄柄な財布から千円を取り出し置いてオナゴはおりる。
    つかの間の甘酸っぱく幸せな一時を過ごした
    うにであった。

    2006-03-04 15:04:00
  • 19:

    『ハッ(゚Θ゚・書かなきゃ』
    うには助手席に放置していた紙を持ち上げる。
    『天六からトガノまでと。』
    サラサラとペンを紙に滑らせると、カチッとペンを鳴らす。
    乗車のたびに、表記するのも立派なお仕事。

    2006-03-04 15:05:00
  • 20:

    一段落して、料金の受け皿に置かれたセブンスターメンソールを掴む。
    『フゥ。´Θ`。)疲れた』
    一服しながら、キラキラチカチカと電飾の輝く街を眺める。
    ちょっと前までの自分が沢山歩いているような真夜中の梅田。

    2006-03-04 15:06:00
  • 21:

    『あの人、ネクタイ曲がりようで。』
    独り言が増えた。
    何てったって、会話なんてないに等しいお仕事。
    性に合ってる分、淋しい時も結構ある。
    孤独なお仕事、タクシードライバー。

    2006-03-04 15:09:00
  • 22:

    『乗れますか?』

    黄昏れているといきなり声をかけられ、ハッとして手元のバーを引く。

    2006-03-04 15:10:00
  • 23:



    キィ─────パタン──ッッ

    2006-03-04 15:11:00
  • 24:

    『御堂筋の道頓堀まで行って欲しいんすヶド、えっ…と。んーと何て言うんやろ』
    『橋を越えた靴屋さんの辺りですか?』
    『あ!!それそれ!!そこです☆お願いします』
    『畏まりました、ありがとうございます』
    ━━━お客様をのっけた車は走り出す。今度の目的地は、繁華街ミナミ(。・v・。)

    2006-03-04 15:11:00
  • 25:

    シィ────ン・・・
    ━━━静まり返った車内は、お客様の香水だろうバニラのような甘い香りが充満している。

    。´v`。){あ、アイスクリーム食いたいけぇ、この人おりたら買いに行こっと。
    ----お客様のイイ香りは、運転手うにの気持ちまで甘く侵食しだしていた。うに、イイ香りに、かなりご満悦なご様子。

    2006-03-04 15:12:00
  • 26:

    ♪♪ピロ♪♪ピロ♪♪ピロ♪

    後部座席からなにやら音楽が聞こえ出す。
    ──ピッ・・・!!
    『はい。あぁ。わかってる。うん。今日仕事終わったら行くからって。』

    2006-03-04 15:13:00
  • 27:

    ピッ・・・・
    『ハァァァ。』
    緩んだ口元から、薄っぺらいため息がこぼれ落ちた。
    もちろん聞かないふりをするのだ。仕事だから。
    ----タクシードライバーは、ただ運転していれば良い。逆に言えば何があろうと、平常心を絶やす事なく運転と言う職務を松任しなくてはならない。

    2006-03-04 15:15:00
  • 28:

    黙ってハンドルを握る。それがお仕事。
    ・・・・・でもね、
    『運転手さん。ちょっと聞いてくれますー(。´ゞ`。)』
    こんな事も有るんです。
    こんな場合はもちろんです。

    2006-03-04 15:15:00
  • 29:

    『どうしました?』
    これが正解。
    『俺ね、ホストなんすよ』
    やっぱりね(。・v・。)
    『はい。』

    2006-03-04 15:16:00
  • 30:

    『最近結構売れてきてね。こーやってタクシーなんか乗れる位に。』
    『ハハッ。はい。』
    『でもねー。彼女が居るんすよね。』
    『はい。』
    『…辞めて欲しいって。』

    2006-03-04 15:17:00
  • 31:

    『んー。はい。』
    『でもね、やっと慣れて来て、楽しくなってきたんすよ』
    『はい。』
    『ぶっちゃけ色も使うようになって。あ、色って、お客さんと付き合うみたいなやり方なんですヶド』
    『はい、わかります。…なんとなくですヶド。』

    2006-03-04 15:18:00
  • 32:

    ----甘い匂いが漂う車は夜の街を走っている。
    『彼女が厄介で。色カノは切れってね。でもエースなんすよ。色カノってのが。』
    『はい。』
    『最低すよね。わかってんすヶドね。何て言うか…』
    『辞めたくないんですよね』

    2006-03-04 15:19:00
  • 33:

    『ハハッ。そう。今しかないんすよ。今辞めたらきっと二度と戻れない。ハハハ俺何言ってんやろ。すいませんね。忘れて下さい』
    『…はい。』

    *+*お客様は神様です。
    お客様が終わりと言えば、それ以上は口を開かない。これも鉄則である。

    2006-03-04 15:20:00
  • 34:

    『あの靴屋さんの辺りで良いでしょうか。』
    ----後部座席から漂う異様に暗い空気を尻目に運転手、業務にまっとうする。
    車が止まる。
    『あ、はいはい。えーっと、千六百…円ですね』
    『はい。では二千円お預かりで四百円お返しです。ありがとうございました。』

    2006-03-04 15:21:00
  • 35:

    お客様がドアから足を出し、聞こえないようにため息をはく、うに。
    『あ、運転手さん。』
    ビクッッ?(゚Д゚・)バレタ??
    『名刺ないっすか?良かったら毎日乗るし、運転手さんおかかいにしたいんすヶド』
    ━━━ご指名いただきました☆☆タララッタラ〜ン☆★

    2006-03-04 15:22:00
  • 36:

    たまに有るんです。
    特にホステスさんなんかが多いんですがね。
    毎日ご利用なさるお客様は、気心しれた運転手をご指名なさいます。
    この方もその様です。
    ----『畏まりました。こちらの番号が直通致しますので。またよろしくお願いいたします』

    2006-03-04 15:23:00
  • 37:

    『あ、ありがとう。じゃあコレ、俺の名刺なんで一応渡しときます☆』
    【叶 雄也】と書かれた黒い名刺を受け取る、うに。

    。・v・){ん何々??【ホールアドバイザー】??何ですかそれは(。´v`。)
    よく解らないポジションの雄也様。ですがきっちり受け取りました。

    2006-03-04 15:24:00
  • 38:

    ・・・パタ…ン!!

    『フゥ。´v`。)あ、アイスクリーム買いに行くんじゃった』
    ----またもや独り言を呟いてみる、うに。
    『ホールアドバイザーっちゅうんは偉いんやろうか。変わった役もあるんやのぉ』

    2006-03-04 15:25:00
  • 39:

    ♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪♪

    『?(゚Θ゚・あ、俺の電話か』

    ----夜のお仕事を辞めてからと言うものの、めっきり鳴る機会の減ったうにの電話。久しぶりに鳴っております。

    2006-03-04 15:26:00
  • 40:

    『はい』
    『はっろーゥゥ!!うにたん☆俺俺俺俺俺俺☆』
    『ジンちゃん。どーしたん』
    『飯食い行こ(。゚∀゚。)』
    『んー。今仕事中やけぇなぁ』

    2006-03-04 15:27:00
  • 41:

    『いやーん!!リアチャンとユウもおるんやで〜(。゚∀゚。)早く来いちょ☆』
    『んー、っと2時か。わかった行くわ。どこ?』
    『素敵。´v`。)心斎橋におるから〜』
    『わかったわかった。すぐ着くけ待ってて』
    『ホイホ〜イホイ☆』

    2006-03-04 15:28:00
  • 42:

    うにの勤めるタクシー会社は、小さい会社なので一日のノルマも少ないのです。
    既にノルマを達したので、うにはちょっとサボる様です。

    『あ(゚Θ゚・)行くメシ屋ってアイスあるかな』
    ━━うに、どうしてもアイスクリームが食べたい様です。

    2006-03-04 15:29:00
  • 43:

    『リアとユウとか。久しぶりやね。でも相変わらずうるさいんやろうなぁ。´_`。)』
    *+*+プチプチと独り言。
    でもハンドル切るのはさすがにお上手。
    だってタクシードライバーですもの。
    ----ブイーンと煙たい音を立て、行燈の灯火の消えたタクシーが走って行きます。

    2006-03-04 15:30:00
  • 44:

    *+*+車がキキキッっと到着。
    ガチャ───!!
    ----助手席のドアが勢いよく開いた瞬間。
    『ヒャ(*゚Д゚)』
    うに、びっくりです。

    2006-03-04 15:31:00
  • 45:

    『あッッ!ウニタン〜!!久っしぶりィィ!!きゃぁ☆相変わらず男前やん〜!!!』
    座り込んだのはユウだった。
    ※この方は、でらべっぴんのオカマです。
    『ちょっと待ってユウ、お前後ろ座ってよ』
    迷惑そうに顔をしかめて笑う、うに。

    2006-03-04 15:32:00
  • 46:

    『やぁよ〜!!!あら相変わらず肌もスベスベだわぁ(。゚∀゚。)食っちゃいたい☆』
    ──カチャ・・・!!!!!
    『うに久しぶり〜』
    『あ、リア。久しぶり。ちょっとこのオカマ後ろ座らしてよ』
    *+*後部座席にはリアとジンチャンが乗り込んだ様です。

    2006-03-04 15:33:00
  • 47:

    『ウニタン久しぶり☆』
    『ジンチャン(。゚∀゚。)丁度、真後ろに座っとるけぇ見えんヶド久しぶりじゃなぁ』
    ──久しぶりの友との再会にうっとりするもつかの間。
    『あたし腹減った。うに、鍋屋いって〜』
    『相変わらずワガママな女じゃな。´v`。)鍋義でいいな』

    2006-03-04 15:33:00
  • 48:

    『鍋義とか(。゚∀゚。)やたら久々やん!!てか他開いてないかぁ。腹減った〜』
    『ジンチャン鍋義好きやったもんね。特にあんこう鍋』
    『さすがウニタン☆俺ほんと好きなん☆あんこう☆キャ』
    『あたしも好き。唐揚げ』
    『リアは唐揚げばっかり食べるのよねぇ。あたしはフグが好きよ』

    2006-03-04 15:34:00
  • 49:

    ボッポコボッポコ・・・・
    4人を乗せたタクシーが心斎橋を走ります。
    みんなそれぞれ違う道を生きてる毎日、
    今日さよならしたら、またみんなそれぞれの場所へ戻り、
    全く違った道を行く。

    2006-03-04 15:35:00
  • 50:

    『大人になったね。』
    誰かが鍋をつつきながら言いました。
    みんなは、少し寂しげに笑いました。
    気がつくと、みんな大人になりました。
    気がつくと、少し寂しくなった、うにでした。

    2006-03-04 15:36:00
  • 51:

    『で、確かリア結婚するんってね?』
    『うん。あー、うにには結構前に言ったっけ』
    ----ハフハフしながら、鍋をツンツンする。
    楕円型に配置された4人の中でうにとリアがお喋り。
    『え!!まじで(*゚Д゚)聞いてへんやん。リアチャンひっど!!』

    2006-03-04 15:37:00
  • 52:

    『あれ?ジンには言ってなかったっけ(。゚∀゚。)??カミとね、結婚しまんねん』
    『まじでかー。まだ若いのにー?もしやデキたトカ☆』
    ──ジンがお腹をポコリと膨らむジェスチャーをすると
    『あほか。´v`。)何となくってか、流れって奴。一緒に住んでるしね。お父さんとも話してたみたいやし。』
    ---なーんて言って、箸を持つ華奢な手からちらっとリングが光ります。

    2006-03-04 15:38:00
  • 53:

    『おかげでーそろそろオカマ引退よあたしも』
    ----はくはくとほっぺを動かしながらユウの声。
    『なんで。ユウがオカマなんとリアの結婚関係ないでしょ』
    ----続くうにの疑問。
    『ウニタンの馬鹿ッッ。ワカランチンな人ねぇ。つまりは、あたしもキャバ辞めて田舎帰るって言ってんのッッ』

    2006-03-04 15:39:00
  • 54:

    『あ、そーなの。そっかー淋しくなるねー』
    うにはぼんやり思いました。

    ──大人になるって淋しい事なのかもね──

    2006-03-04 15:41:00
  • 55:

    『じゃあまたね』
    みんなそれぞれ違う道を歩いて行きます。
    もしかしたらもう会わないかもしれない、
    そんな淋しさや虚しさも、
    素直に表現できずに笑う事ばかりを身につけるようになりました。

    2006-03-04 15:42:00
  • 56:

    うにはタクシードライバー。
    今日は少し【おせんち】になりました。
    それでも車は走ります。
    お客様は神様です。
    うには毎日従順にタクシードライバーとして走ります。

    2006-03-04 15:43:00
  • 57:


    『ファ(。´∀`。)眠いのー。今日も頑張ってメーター弾くぞ〜』
    ----カコカコと車内をいじると、今日もうにの仕事は幕を上げます。

    コンコンッッ!!!

    2006-03-04 15:44:00
  • 58:


    おっと、早速お客様が乗られるご様子です。
    さすが金曜日。
    いつの時代も金曜日はハナキンです。

    2006-03-04 15:44:00
  • 59:



    キィ────ィィ…パタン!!

    2006-03-04 15:45:00
  • 60:

    『あ…あの…、えっと…あの…梅田まで!!梅田まで行って下さい!!』

    ・・・・・・(。゚∀゚。)!?

    『お客様、ここが梅田でございますよ(。´v`。)』

    2006-03-04 15:47:00
  • 61:

    ん?このお客様、なにやら大きなお荷物…。
    しかもなにやら挙動不審でございます。

    『あッッ!!あ…えっ!!ごっ!!ごめんなさッッ!!……えっと…あの…ちょっ…と…大阪よく…わからなくて…』

    2006-03-04 15:48:00
  • 62:

    なるほど。
    お客様は上京仕立てなのでございますね。
    それにしても…
    『えっと…お客様、行き先は…どういたしましょうか?』
    うにもおめめがハテナでございます。?∀?。)ワォ

    2006-03-04 15:49:00
  • 63:

    『あ…どうしよう…あのッッあのあのあの…』
    お客様、もしかしてもしかすると、タクシー自体にも緊張なさっているご様子。
    『目的地…。お客様、目的地はどのような場所でしょう。もしかすると、何か手掛かりになるかもしれません』
    優しい言葉で緊張するお客様の眉間のシワを柔げる。これも立派なお仕事です。

    2006-03-04 15:49:00
  • 64:

    『あ!!あの、お店なんですヶド【クレア】ってお店なんです。わかりますか!?』んー・・・・ん!?}('θ'*。『お客様、北新地の【crea】でしょうか?』『はいッッ!!!そこです!!おおおお酒作るお店の!!』うには、余りに純粋そうなお客様に笑いそうになりながらも、頬をピンク色に染めて恥ずかしがりながら吃るお客様をルームミラーごしに見て微笑み、ハンドルを握りました。

    2006-03-04 15:50:00
  • 65:

    『よかったァァ・・。本当にありがとうございます!!面接なのに、遅れるところでした!!』
    緊張から解放されたのか、フワッと笑顔を見せるお客様。
    『いえ滅相もございません』
    丁寧にお返事。
    『……あたし、実家飛び出して来たんです!!』

    2006-03-04 15:51:00
  • 66:

    ?(゚ロ゚)!?
    うにはびっくり。
    『あたしの実家、本当にド田舎で。山と川しかないんです。それで…ヘヘッ。携帯サイトで知り合った人を…好きになって。大阪の人だったんです。なんか、夜の仕事で、スーツ着てお酒作る仕事だって…』
    ・・・・・・・・・( ̄A ̄。)ん?

    2006-03-04 15:52:00
  • 67:

    『すっごい優しいんです!!毎日メールしてて…彼が、大阪に来ないかッッて…☆一緒には住めないヶド、俺を支えて欲しいからって…ェヘヘ☆彼、お店に借金があるんです。だから支えてあげたくて…』
    ・・・・・・・・・・・(θAθ。)んん!?
    何やら怪しい雲行きデス…

    2006-03-04 15:53:00
  • 68:

    『さささ…ゴホッ…!!さようにございますか。』
    思わず上擦り吃ってしまう、
    うに。
    『エヘヘヘ☆でも、ホステスさんってどんなお仕事なんだろー。あたし何にも知らないから不安です。でも彼の為に頑張って支えてあげなきゃ!!』
    ミラーからちらっと見えるお客様は、リンゴチャンホッペが今にも破裂しかねない程に赤々として嬉しそうです。

    2006-03-04 15:54:00
  • 69:

    うにはお客様を勝手ながら
    《エヘヘチャン》
    と名付けました。
    エヘヘが口癖なエヘヘチャン。
    丸々リンゴなエヘヘチャン。

    2006-03-04 15:55:00
  • 70:

    『…ハァーァ。緊張して来た。どうしよう。運転手さん?』
    いきなり話し掛けられ、うにはまたびっくり。
    『はい。』
    それでも平然を装います。
    『あたし、変じゃないですか?面接とか初めてで…』

    2006-03-04 15:56:00
  • 71:

    《なんてまさかね(。´v`。)ノそりゃセット行くよね。店前にセット屋サンあるし。確かあそこのセット屋サン、お洋服貸出しも有ったしね☆エヘヘチャンは、緊張してる自分か変かって事気にしてるだけで…》

    『一応面接っぽい恰好して来たヶド…髪も。こんなもので大丈夫なのかなァァ?』

    ?("ロ"・)!!!???

    2006-03-04 15:58:00
  • 72:

    ──キュッッ!!!

    うにはついにハンドルをきつく握り締めました。

    『お…おきゃ…お客様』

    2006-03-04 15:59:00
  • 73:

    『?はい?』
    『あの…えと…そっそその装いでは…』
    『え?ごめんなさい、聞こえない…』
    『お客様のッッその装いではッッ!(。`ロ`。)』
    ──♪♪ロンロン♪♪ロンロン♪♪♪♪

    2006-03-04 16:00:00
  • 74:

    『あ、ごめんなさい。ちょっと電話が!!…もしもし・・・』

    うにはがっくりです。

    『…じゃね☆エヘヘ、うん。はぁい☆バイバイッッ』

    2006-03-04 16:01:00
  • 75:

    --パタッッ!!

    『エヘヘッ聞いて下さいよ運転手さん!!』
    『…はいィ。』
    『彼がッッ!!キャァ☆今日会おうって(。゚∀゚。)どーしよぉッッ!緊張ですッッ☆』

    2006-03-04 16:02:00
  • 76:

    『あ、左様にございますか(。´v`。)それはそれは…☆』

    ・・・ッッて違う!!なにホンワリしてんだ俺!!
    『それよりお客さ…』
    『もー!!すっごいドキドキします!!ハァァ☆楽しみデス!!』

    2006-03-04 16:03:00
  • 77:

    『それより!!お客さ…』
    『あ、あれ?その看板!そこじゃないですか(。゚∀゚。)』

    ツイタ───(。゚ロ゚。)───!!!

    2006-03-04 16:04:00
  • 78:

    『ありがとうございましたァァ!!頑張ってきますね☆』
    『(。´A`。)マッテ…』

    ───ガチャッッ!!!
    『本当にありがとうございました!!大阪って怖い街だと思ってました…でも、運転手さんに出会えてよかった!!じゃあ!!』

    2006-03-04 16:05:00
  • 79:

    『ぁわわわ(。`Д´。)…店入って行きよる…。』
    ───カチャッッギッ…!!
    うには目をクシャッとつむり、ハンドルを握った。
    『…ハァ。うまく行きますように……』

    2006-03-04 16:06:00
  • 80:

    キュキュッと車を走らすと、
    夕刻時の新地はタクシーが混み始める。
    うにはそれが嫌いです。
    さっさと脱出してスイスイ走る、それが好き。
    『エヘヘチャン…頑張ってね(。´`。)…ごごごごめんょ…』

    2006-03-04 16:07:00
  • 81:

    ブイーン…カチッッ、
    ♪♪ルン♪♪ルルル♪♪♪
    うにはお気に入りのMDをスイッチオ─(。゚∀゚。)─ン!!
    『ふんふふふふ〜♪』
    タクシーは次第にのりのり走り出していました。

    2006-03-04 16:08:00
  • 82:

    ゆったりと流れるREGGAEの音色は、どんな時も気持ちを穏やかにさせてくれる。
    現地の自然が溢れるラスタは、素っ気ない音色。うには大好きです。
    『ふ〜んふふふ〜♪』
    ──どうやらノリノリです。

    2006-03-04 16:09:00
  • 83:

    うにがREGGAEのリズムに波打っていると…
    『♪♪ふふふ〜ん♪ふ〜んふふふ♪…あ(。゚θ゚。!?)』

    ──キキッ…!!
    ,

    2006-03-04 16:09:00
  • 84:

    少し焦ってブレーキをふむと、お客様はドアの前に近寄っていらっしゃいます。

    ---キィ────パタンッッ!!

    『本日はご利用ありがとうございます。』

    2006-03-04 16:10:00
  • 85:

    『えと〜日本橋やっけ?』
    『そーそー。』
    黒い御ギャルな二人組のお客様が御乗車なさいました。
    『日本橋でございますね。ありがとうございます』
    ----車は日本橋を向いて走り出しました。

    2006-03-04 16:11:00
  • 86:

    うにはREGGAEの余韻にひたひた浸りながらハンドルを握り、黙って運転に集中します。
    『てかァ、今日もユウちゃんに会い行くん?』
    右のオナゴが煙草をふわふわ蒸しながら窓を開けると
    『わっからん。…まぁ、稼げたら?』
    左のオナゴはテカテカ光るグロスを唇に滑らせ、流し目で鏡に答える。

    2006-03-04 16:12:00
  • 87:

    『エースは大変ですねー★』
    窓の外を見渡しながら右オナゴははにかんだ様に笑う。
    『ですねー。あーてか昨日さぁ、ユウヤの本カノからなぁ、メール来てーぇ…』
    『ハァ!?まじで。』
    『まじまじ。かなり嫌味言われましたー(。゚∀゚。)』

    2006-03-04 16:13:00
  • 88:

    聞こえません。
    うには聞こえません。
    聞こえていますが、聞こえません。
    黒子に訂するお仕事。
    例え、それが胸の締め付けられる程のお話でも、うには黙ってハンドルを切ります。

    2006-03-04 16:14:00
  • 89:

    『やっぱ、若い女の子が夜乗ってきたら変に心配して見ちまうよな』
    『本ッッ当にいたたまれねぇ時あるなぁ。』
    『タクシードライバーってのは辛い仕事や。』
    ──よくあるドライバーのおじさん同士の会話。
    こんな乗車中、思い出します。

    2006-03-04 16:15:00
  • 90:

    『まぁウチ等エースは体で稼ぐからねー。汚いとか?嫌味位ーなんてこったないわいやッッ。その分、人一倍金もらってんだしー(。´v`。)』
    『…‥シィナ…』
    『は?何あんた暗いって!!心配してくれてんのー!!?アハハ。ありがと★』

    ──うには、こんな時思い出します。

    2006-03-04 16:16:00
  • 91:



    『ソンナ目デ見ナイデ。汚イッテ言ッテクレタラ良カッタ…』

    忘れられない言葉が頭を過ぎっては消えて行きます。

    2006-03-04 16:17:00
  • 92:

    『で、ユウにはゆったん?』
    タバコをくしゃっと灰皿に突っ込む。
    『ユウヤに?ゆー訳ないやんッ。…彼女の気持ちも…まぁわからんくないし?』
    ----カシュッッカシュッッとマスカラを擦り出しながらシイナチャンが笑う

    2006-03-04 16:18:00
  • 93:

    『あんた平和すぎ。』
    呆れた様にマスカラをみながら笑う友達。
    『カホこそ。彼氏は〜?色枕で有名な☆』
    『知ら〜ん(。゚∀゚。)あたち本営でつからァァ☆』
    友達【カホチャン】は呆れ笑いがお得意らしいです。

    2006-03-04 16:19:00
  • 94:

    『あ、運転手さん、日本一の交差点で止めてくれる?』
    ----マスカラのゲジゲジを刺し戻しながらシィナチャンが顔を上げます。
    『畏まりました。』
    静かに返答し、ウニはチカチカとハザードを光らせます。

    2006-03-04 16:30:00
  • 95:

    『千…300円です。』
    行燈を点滅させながらタクシーは停車。
    『はい。お釣りィィよ。コーヒーでも飲んで☆』
    先に降りたカホチャンは携帯をかこかこ…
    『‥ありがとうございます。』

    2006-03-04 16:33:00
  • 96:

    『じゃ、ありがと』
    そうしてオナゴ2人は日本橋の交差点を歩いて行きました。
    『……‥』
    ひとりぼっちの車内に充満して行くのは、腑に落ちないうにの表情。
    それは《シィナチャン》にありました。

    2006-03-04 16:37:00
  • 97:

    ──ウニは見てしまっていました。
    『…痛いやろに。』
    呟いた独り言はシィナチャンの細い腕の事。
    幾数もの細い傷。
    それは黒い肌のシィナチャンの腕を蝕む、鋭利な切り傷でした。

    2006-03-04 16:45:00
  • 98:


    ♪♪♪ポロン♪♪ポロン♪♪♪

    ウニはハッとしてポッケに手を突っ込みます。
    『あ(゚Θ゚。)雄也様。』

    2006-03-04 16:46:00
  • 99:

    ウニは気を取り直して携帯のボタンを押します。
    『はい、いつもお世話になっております。』
    薄っぺらい携帯電話の向こうからは低い声が聞こえます。
    「あ、すいませんお仕事中に…今電話大丈夫ですか‥?」

    2006-03-04 16:52:00
  • 100:

    『はい。…どうかなされましたか?』
    配車のお電話とは少し違った雰囲気の雄也様の声。
    ウニは、素っ頓狂に明るく喋りっぱなしのラジオのスイッチを消すと耳をこらします。
    「あの…」

    2006-03-04 16:55:00
  • 101:



    *+>>95-102+*

    .

    2006-03-04 16:57:00
  • 102:
    2006-03-04 19:51:00
  • 103:

    名無しさん

    2006-03-05 10:44:00
  • 104:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 105:

    名無しさん

    それぉまめちゃんじゃなくて読者に言えよ?

    2006-03-05 11:20:00
  • 106:

    てか今更?ワラ?豆∞もう使わんゆーたやん。しつこいねん

    2006-03-05 13:16:00
  • 107:

    名無しさん

    発見???これめちゃめちゃ読みたかったんだッッ??????happy???続きお願いします(>_

    2006-03-06 01:31:00
  • 108:

    ?みんなヵキコありがとうございます??書きますね?

    2006-03-06 15:41:00
  • 109:

    生唾を飲み、ウニは耳に神経を集中させます。
    『…あの‥』
    その時。。。

    ──ガチャッッ!!!

    2006-03-06 15:44:00
  • 110:

    『ちょっと!!手上げてんだから開けぇな兄ちゃん!!』
    突如、鼻息をリズミカルに鳴らした女性が後部座席に。
    『お客ッッお客さま!!ただいまこのタクシーは…』
    『は!?あたしゃ疲れてんねん!!乗車拒否かッッ!!?』
    それはそれは、パワフルといいますか、ボリューミーといいますか‥膨れたサザエさんのようなご婦人が声をあらげてらっしゃいます。

    2006-03-06 15:48:00
  • 111:

    『‥いえ…』
    ウニは困ってしまってしゅんと俯き、携帯を持ち替えると
    「…あ、忙しいみたいやね、またかけます。」
    アッチ側では雄也様も、しゅんとなさっておられます。
    『申し訳ありません‥』

    2006-03-06 15:51:00
  • 112:

    『アッツいなぁ!!クーラーついてんの!?』
    膨れたサザエさんは、壊れたラジカセの様にワンメーターの乗車中、ずっと怒鳴り散らしておいででした。

    『ありがとうござました・・・・五百えんでございますゥ(*Д×)』

    2006-03-06 15:54:00
  • 113:

    ──パタッッ・・・・!!!

    ウニはドアが閉まると共に行燈を消し
    【回送】を表示。
    『疲れた・・・(。┰_┰)』

    2006-03-06 15:57:00
  • 114:

    ──しかし疲れてばかりはいられません。
    『あ(*゚Д゚)雄也様に折り電しないけん・・・』
    胸元に手を入れ携帯を引っつかむと、ウニはハンドルにもたれながらボタンを押します。

    ・・・・・・ポチポチポチ…

    2006-03-06 16:00:00
  • 115:

    『これこれ。』──ピッ!!

    *+*トルルルル……トルルルルルルル…

    静かな密室にコール音が響きます。

    2006-03-06 16:02:00
  • 116:

    *+*トルルルル…『ん(゚Θ゚?』

    ウニは何かを目で追います。

    『あれ‥雄也様?』ルルルル…

    2006-03-06 16:04:00
  • 117:

    ウニはフロントガラスの外の世界に雄也様を見つけ、
    目を細めて凝視。
    そこには、携帯を片手に、画面を開きまた閉じた雄也様。

    と、女性。

    2006-03-06 16:07:00
  • 118:

    コール音を消し、
    ウニは携帯を胸元に仕舞い込むと、
    フロントガラスを食い入る様に見つめます。しかしウニ、
    『全く見えん…(。3д3)眼鏡眼鏡…』
    ド近眼でございます。

    2006-03-06 16:10:00
  • 119:

    ガサガサと助手席のダッシュボードをあさり、
    眼鏡を探します。
    『…あった!!』
    ウニは眼鏡装着☆タラララッタラーン♪.
    『…ん?んん゛?』

    2006-03-06 16:13:00
  • 120:

    そこには、
    雄也様に泣きじゃくる女性がくっついていらっしゃる光景が広がっていました。
    スライムばりにピトリとくっつく女性。
    雄也様の表情は…
    ひきつってらっしゃいます。

    2006-03-06 16:16:00
  • 121:

    『なーんじゃ(。゚∀゚)ノ至って心配なさそーじゃ。』
    ウニはホッと安心して眼鏡を取ろうと指を眼鏡にかけたその時…
    『ぁ゛!!』
    何かあったご様子。
    『雄也様…ひっぱたかれた…』

    2006-03-06 16:20:00
  • 122:

    ウニはズレた眼鏡をまたしっかり装着。
    『ぁわわ‥。オナゴがどっか行ってまいよる…』
    雄也様は頬を摩りながら、どうやら携帯を触ってらっしゃる様子です。
    ♪♪ロンロン♪♪ロンロン♪♪♪♪
    フロントガラスの中の世界で、ウニの電話がポケットで弾ける様に鳴り出しました。

    2006-03-06 16:24:00
  • 123:



    >>111-124

    .

    2006-03-06 16:26:00
  • 124:

    名無しさん

    2006-03-08 02:02:00
  • 125:

    ぉまめちん見てるよぉ?これ楽しみにしてたから復活嬉しいです?
    がんばってくださぃ?
    感想スレじゃないのに
    ごめんねm(__)m

    2006-03-08 13:24:00
  • 126:

    『はい…』
    「あ、雄也です。」
    ----ウニは外の世界に目を凝らしながら電話の声に耳を澄まします。
    「すいません、さっき電話出れなくて」
    。・_・。){イエイエ、一部始終見てましたよ。

    2006-03-09 14:45:00
  • 127:

    なんて零しそうな唇に手を宛てると、
    「今…今どこっすか?」

    (*゚Д゚)バレタ?

    2006-03-09 14:47:00
  • 128:

    『え゛ッッ!?』
    ウニはワタワタ…
    「あっ、いや、ちょっといろいろ有って…今、天満なんで空車なら来て欲しいなっ…て」

    バレてないとホッと胸を撫で降ろすウニ。

    2006-03-09 14:50:00
  • 129:

    『今、近くに居てますのでお迎えにあがりましょうか』
    「あ、まじっすか。じゃあ‥お願いします」
    ----近すぎるのでウニは二周してから車を止めた。

    キィ──────ッッ!!!

    2006-03-09 15:10:00
  • 130:

    「すいません来て頂いて」
    相変わらず甘い果実の香りを立ち込め、
    雄也様が後部座席に座ります。.
    『いえ、ご愛顧ありがとうございます。今日はどちらへお着け致しましょう?』

    2006-03-09 15:14:00
  • 131:

    赤く腫れ、熱を帯びた頬さすりながら雄也様、
    「…‥‥」
    え*゚Д゚)無言!?
    『…雄也様?』

    2006-03-09 15:16:00
  • 132:

    「…‥晩飯、食いました?」
    ----俯いていた顔を上げた、少し暗い表情の雄也様とミラーで目が逢います。
    『‥いえ、まだです。』
    なぜかミラーからハッと目をそらすウニ。

    2006-03-09 15:21:00
  • 133:

    「あ、コレ?気になりますよね。ちょっと色々あって‥」
    雄也様は頬を指してハハッと白い歯をキラリ(。゚ш゚☆)
    『いえ‥痛みますか?』
    「ちょっとね、あ、飯行きません?」

    2006-03-09 15:26:00
  • 134:

    時計を眺め、ハンドルを切りながら
    『そうですね。何処行きましょう?』
    色々と疲れた昼番。ウニは雄也様と御でえと、へ向かいます。

    2006-03-09 15:28:00
  • 135:



    ゚+☆>>128-136☆+゚

    .

    2006-03-09 15:30:00
  • 136:

    ?鈴チャン?最近ちょっと体調よくなくて?吐き気がひどいんですょ?気にしてコッチに??してくれてありがとう?カメ更新ですがこれからもよろしくね?

    2006-03-09 15:35:00
  • 137:

    かーちゃん

    めっさおもろいわぁ?
    楽しみですんで???

    2006-03-09 18:09:00
  • 138:

    続き読みたいです??マメマニアより??

    2006-03-09 21:07:00
  • 139:

    「ここね、カツカレーが旨いんすよ☆」
    小汚いレストラン、ウニはメニューを見ながら雄也様の声にふむふむ。
    『じゃあ、カツカレー下さい』

    2006-03-10 13:25:00
  • 140:

    「俺も、同じので」
    愛想の悪い店員はアクビをしながらカウンターへすり足で向かう。
    『……‥』
    ウニは手持ち無沙汰な指先をポケットへ突っ込み、鳴らない携帯電話とくしゃけたソフトの煙草を取り出す。

    2006-03-10 13:27:00
  • 141:

    「…なんか、すいません」
    『え!(*゚ロ゚)?』
    煙草を取り出す指先が軽くぶれた。
    「忙しいでしょ?飯なんか誘っちゃって」
    『いえ、全く暇で。珍しく昼出勤でしたので。』

    2006-03-10 13:30:00
  • 142:

    「…そか。よかった。」
    手元のグラスがひたひたと汗をかいている。
    雄也様はそれを見つめたまま、口を開いた。

    「実はね‥彼女が、客にメールしたみたいで。」

    2006-03-10 13:32:00
  • 143:

    ウニはその言葉に一瞬、嫌な予感が頭を過ぎる。
    「客ってのがエースで…」
    グラスからは汗がひたひた。
    「風俗の子なんすヶド…」
    ひたひた。滴る雫。

    2006-03-10 13:36:00
  • 144:

    名無しさん

    2006-03-10 13:44:00
  • 145:

    会話を遮る
    雄也様のけたたましい着信音にびっくりするウニ。
    「はい?あぁ、うん。ハハ。今は友達と飯食ってるょ」
    ウニはため息まじりに煙草をくわえ、無駄にメニューに目を通す。

    2006-03-10 13:46:00
  • 146:


    「で、シイナは?」

    ウニの目が見開いた。

    2006-03-10 13:47:00
  • 147:

    雄也様は《シイナチャン》と軽やかに会話を続ける。
    ウニは思い出していた。

    『ユウチャンの本カノからメールきてん』
    あの時、確かに車内でシイナチャンの口から零れていた言葉を。

    2006-03-10 13:49:00
  • 148:


    ?>>141-150?

    ?かぁたん?マメマニアサマ?ありがとうございます??よかったら感想スレにも?来て下さいね??これからもよろしくお願いいたします???

    2006-03-10 13:51:00
  • 149:

    名無しさん

    2006-03-10 15:57:00
  • 150:

    かぁちゃん?

    読んだでぇー???
    おもしろかった?あと感想スレはどこですかぁ??
    探してきます????

    2006-03-10 16:35:00
  • 151:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 152:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 153:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 154:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 155:

    2006-03-12 15:17:00
  • 156:

    2006-03-12 15:18:00
  • 157:

    2006-03-12 15:18:00
  • 158:

    2006-03-12 15:19:00
  • 159:

    あげ

    2006-03-12 15:20:00
  • 160:
    2006-03-12 15:40:00
  • 161:

    かーちゃん

    あげ

    2006-03-13 23:58:00
  • 162:

    名無しさん

    2006-03-14 00:59:00
  • 163:

    名無しさん

    ぁげっ?

    2006-03-14 22:10:00
  • 164:

    ?皆様お久しぶりです?放置ごめんなさい??何を隠そう?携帯止まってました?今日夕方に更新デス?

    2006-03-15 10:33:00
  • 165:

    「‥ん。ほなまたかけるな?はいはーい」

    ピッ・・・

    メニューの規則正しい文字をぼんやり写しながら、ウニは冷静に偶然を理解しようとしていた

    2006-03-15 16:44:00
  • 166:

    「すいません、お客からで。えっとなんの話だったっけ‥」
    『彼女さんとお客様の』
    目に写る雄也の少し困惑した顔がやけにリアル。
    「ああ!!そぅ。今の子なんすヶドね。」

    2006-03-15 16:47:00
  • 167:

    ──この人はシィナチャンがリストカットをしている事は知っているんだろうか────

    ウニは先程聞こえた、電話から漏れた明る過ぎる彼女の声を思い出してタバコに手を延ばす。

    2006-03-15 16:50:00
  • 168:


    「おまち」

    相変わらず愛想が悪い店員が無造作に音を立て、
    タバコを遮るように皿を置く。

    2006-03-15 16:51:00
  • 169:

    ふわふわと白い湯気は、
    スパイシーな香辛料の香りと共に上を目指し立ち上がる。

    『‥いただきます。』
    「ほんと旨いすよ。って、まずかったらすいません。」

    2006-03-15 16:54:00
  • 170:

    いつの時代もそうだろうが、
    考え事をしながら捕る食事は
    旨くない。
    ウニは香辛料の毛羽立つカレーを流し込んで
    それからは何を喋っていたかもよく覚えていない。

    2006-03-15 16:56:00
  • 171:


    ----パッパ───!!!

    『あ。』
    後ろから鳴り響くクラクションに我に返り、ハンドルを切る。

    2006-03-15 16:58:00
  • 172:

    リアルタイム?

    2006-03-15 17:00:00
  • 173:

    あれから何日も立つのに、
    ウニは相変わらずぼんやり。
    仕事だと言うのにミスばかり。.
    ノルマも果たせず上司の嫌味が増える一方。

    2006-03-15 17:01:00
  • 174:



    ───1年前────

    『ちょっ…と!!カオリ!!』

    2006-03-15 17:02:00
  • 175:

    「離して!!」
    『ちょっ、まじで何』
    フッと離れた白く軟らかい腕が朝の南の街に照らされる。
    『‥ハァ。どしたの。ほんと最近カオリ変じゃぁ』

    2006-03-15 17:05:00
  • 176:

    呆れ顔は、多量のアルコールで軸がブレる。

    ウニ、21歳、ホスト。

    「‥変わったんは…変わったんはウニやで…」

    2006-03-15 17:08:00
  • 177:

    『俺が?変わってナィよ。』
    アルコールがため息となって吐き出されると、
    胸ポケットのタバコに触れる。.
    「変わったやん。」

    2006-03-15 17:09:00
  • 178:

    『だから、変わっとらんが。変わったってどこがじゃ?』
    タバコは静かに状況下で白くくゆる。
    「・・・・・・・・・・・・・」
    『なぁ?カオ‥』
    「…あたしが風俗やって‥知ってたんやろ!?」

    2006-03-15 17:12:00
  • 179:


    タバコの灰が散った。

    『…は?』

    2006-03-15 17:13:00
  • 180:

    もとより無表情なウニの顔が音を立てる事なく
    静かに歪んで行く。
    『ちょっ…そんなん知ら‥』
    「嘘。知ってたんやろ!?ずっと…知らんふりしてたんやろ!!」

    2006-03-15 17:15:00
  • 181:

    「ウニは友営やもんなぁ!!色もないみたいやし!!!」
    『?それが何…』
    「あたしと…付き合ってんのもッ!!エースが居てないからやもんなぁ!!!」
    涙がカオリの頬をとめどなく流れる。

    2006-03-15 17:18:00
  • 182:

    「キャバやったら…ウニ支えられへんかってん‥好きやから!!他の誰かになんて‥」

    言い訳かもしれないが、ウニは本当に気付かなかった。
    風俗をしている事も、
    …そんなに苦しめていたことも

    2006-03-15 17:22:00
  • 183:

    言葉はいつも、肝心な時に現れてくれない。
    ウニは口を紡いだ。

    ----カオリが腕を切り刻んで病院に運ばれたのは、わずか二日後の事だった。

    2006-03-15 17:24:00
  • 184:


    「…‥!?」

    病院へ見舞いに行ったウニは絶句した。

    2006-03-15 17:25:00
  • 185:

    見るも無惨に、
    短く不揃いに切られた
    綺麗だったロングヘアーはボサボサのショートヘアーに。
    目の下は真っ黒なくまに染色されていた。

    2006-03-15 17:28:00
  • 186:


    「ウニ…‥」

    小さすぎる声は聞き慣れた可愛い声。

    2006-03-15 17:29:00
  • 187:


    ?>>168-189?

    リアルサマ?ありがとうございます??

    2006-03-15 17:30:00
  • 188:

    ぃえぃえ?ぃっも応援してます。頑張って下さぃ?

    2006-03-15 17:51:00
  • 189:

    『…カオリ‥』
    「あはは。何しにきたん?」
    包帯にぐるぐると巻かれた腕は青白い。
    『…。』
    「可笑しいやろ」

    2006-03-15 19:53:00
  • 190:

    『え?』
    「可笑しいやろ?なぁ、私、惨めでキモイやろぉ」
    鮮やかで軟らかな水色の服は
    カオリの表情をより一層強張らせて行く。
    『そんなん…』

    2006-03-15 19:56:00
  • 191:

    「こんなんなって、見舞いまで来させて、ごめんな」
    『いや、それは』

    「笑いや。」

    2006-03-15 19:57:00
  • 192:

    「…笑ってや。」
    震える声は、たいして広くもない小綺麗な個室に響く。
    『カオ…』
    「笑ってや!惨めやって!!!・・・・汚いって!!!」

    2006-03-15 19:59:00
  • 193:

    「ホストにはまっ…て!!あほな奴やって!!笑っ」
    『カオリ!!』
    震えはウニまでを浸食し、
    遮るように声をあらげた。

    2006-03-15 20:02:00
  • 194:

    『俺ね‥』
    「何も言わんといて?」
    『いや、俺』
    「何も言わんといてや…。お願いやから‥」

    2006-03-15 20:04:00
  • 195:

    『何で!?俺‥』
    「言わんといて!!・・・・なぁ?私‥好きやの。ウニが」
    『ッ!!だから!!』
    「やし、幸せやった。お金使ったのも、自分の意思やで?ウニは煽った事なんか…なかったやん?それが嬉しくて‥もっと使って、もっと必要とされたいって。」

    2006-03-15 20:09:00
  • 196:


    「だから、風俗に行った。」

    震えていた声が、しっかりと、そしてはっきりとしだす。

    2006-03-15 20:10:00
  • 197:

    「…苦しいし、ハハッ‥怖いし‥でもウニの顔思い出したら頑張れたんやで」
    ━━空気がだんだん冷たくなって行く。
    朝はきっともう近い。

    2006-03-15 20:12:00
  • 198:

    「かっこよく…いい所みせたかったなぁ‥」
    黙りこくるウニの目は、
    ベットの上で様々な表情を見せるカオリをただ一直線に見つめている。
    「ウニ?ごめんなぁ?」

    2006-03-15 20:16:00
  • 199:

    『・・・・・嫌じゃ‥』
    「もぅお別れやねん」
    『嫌じ‥』
    「苦しいねん。」
    それは、しっかりと、意思の硬さを浮き彫りにした言葉。

    2006-03-15 20:17:00
  • 200:


    『辞めたら良いが!!店もこんで良い、俺は…!!』
    「ハハッ。ウニは相変わらず優しいなぁ」
    『違う!!優しいとか!!』

    2006-03-15 20:19:00
  • 201:



    「汚いって、言ってくれたほうがなんぼも楽になれた。」

    .

    2006-03-15 20:21:00
  • 202:

    『汚なないわ!!頑張ってくれたんやろ!次は俺が頑張るけぇ!やけぇ!!』

    朝が近付く部屋は青い光に包まれて行く。

    --カラカラカラ・・・・!!

    2006-03-15 20:24:00
  • 203:

    「山下さーん?どうかしましたか?」
    看護婦が部屋に入り、
    ウニを見て少しためらった表情を見せる。

    2006-03-15 20:26:00
  • 204:


    「・・・・私ちょっと寝たいんで、この人、お見舞い来てくれたんで出口まで送って下さい」

    .

    2006-03-15 20:28:00
  • 205:


    ?>>168-208?

    ふ??疲れました??

    2006-03-15 20:29:00
  • 206:

    名無しさん

    お疲れ様でした?あげ

    2006-03-16 02:22:00
  • 207:

    名無しさん

    2006-03-16 06:38:00
  • 208:

    名無しさん

    2006-03-16 08:26:00
  • 209:


    病院を出ると、
    忘れていたように久しぶりに朝日を見た。
    それは美しく、
    煌々と熱を帯びた赤い太陽で

    2006-03-17 20:21:00
  • 210:

    数年前のある日、
    何も知らずに友と乗った始発列車で見た
    溢れる夢と、希望を
    照らしていた光と
    もしかすると同じもの。

    2006-03-17 20:24:00
  • 211:

    いつのまにか
    夢は形をいがめ、
    電池のない玩具のように
    いつのまにか
    動けなくなっていた。

    2006-03-17 20:26:00
  • 212:


    「ウニも黄昏れんだねー」

    ・・・・!!??
    .

    2006-03-17 20:28:00
  • 213:

    ──ガバッッッ!!!
    寝ていた体と運転席を無理矢理起こし、
    寝癖を会社のトレードマークの豆の絵がでかでかと描かれた帽子で隠す。

    そして恐る恐る振り向く…と

    2006-03-17 20:32:00
  • 214:

    『サリ!?』
    デカィのは態度と頭。
    女が
    『・・・メイも!?』
    二人。

    2006-03-17 20:33:00
  • 215:

    『アハロ〜☆』
    ニコニコと不適な笑顔が二つ揃えば
    『ウニたん顔死んでるヶド大丈夫?ちゃんと心臓動いてまっかァァ?』
    素っ頓狂な声が社内にガンガン響き出す。

    2006-03-17 20:36:00
  • 216:


    「・・・・御乗車ありがとうございます」

    『いーえー(。゚∀゚)人(゚v`。)』
    ----タクシーは走り出す。

    2006-03-17 20:38:00
  • 217:

    ━━━━━━━━━━━━━━━━『ふーん。そんな事が有ったとはねー。てかホスト辞めたのはそれ故やったんや』
    「まぁね。」
    『今は?えっと…カオリちゃん?とは?』
    「それから一度も会ってないんよ。」

    2006-03-17 20:41:00
  • 218:

    「んで、まだ好きなん?」
    相変わらずズケズケと
    人の内部に、
    土足どころか
    泥だらけのスパイクで侵入してくるサリです。´v`。)))

    2006-03-17 20:43:00
  • 219:

    『んー・・・好きとか、んー』
    行き先《未定》
    表示《お迎え》
    のタクシーは、困り顔の運転手とけたたましい客人2名によって
    夜に近付く繁華街、梅田に飲み込まれて行く。

    2006-03-17 20:47:00
  • 220:

    「メイ的に解釈したら『んー』って事は好きなんちゃうかと思いまつよウニスケ☆」
    『んー・・・・・』
    「サリ的には『んー』ってのは罪悪感やと思いまっけど」
    『んー・・・・・』
    ───狭い社内は評論家2名の論議会。

    2006-03-17 20:51:00
  • 221:
    2006-03-17 20:52:00
  • 222:

    頑張って?

    2006-03-20 11:39:00
  • 223:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-20 16:29:00
  • 224:

    ?皆様すいません?
    また携帯こわした馬鹿豆です。
    とりっぷあってるかな??
    顔文字を再登録したりストーリー読み返して早ければ今日遅くて明日書きます??
    ?↑名無しサマ?ありがとうございます頑張りますね??

    2006-03-20 16:33:00
  • 225:

    場所は梅田。
    夜にどっぷり漬かった街に停まるタクシーから
    『あ』
    ウニの声が煙草の煙と共に吐き出される。

    2006-03-21 11:27:00
  • 226:

    「なに(。゚∀゚。)なになに」
    後部座席から頭のデカいサリが乗り出す。
    『・・・・いや、』
    「何ってばッ」
    『いて。いててて。サリ首が痛い痛いってイテテ』

    2006-03-21 11:30:00
  • 227:

    「何(。゚Д゚。)!?あの子みてんやろー?」
    鋭いのは相変わらずなサリの声を耳に感じながら、
    ウニはため息。
    『アハハ。あの子あの子。』

    2006-03-21 11:32:00
  • 228:

    それは信号に足枷され、
    携帯を片手でいじる女の子。

    ───シイナチャン
    .

    2006-03-21 11:35:00
  • 229:

    「あれがカオリチャン?」
    サリが運転席にでっかち頭をもたげて呟く。
    『いや、違うよ』
    「。´_`)?じゃあ何。恋してる人?」
    『それもちょっと違う』

    2006-03-21 11:38:00
  • 230:

    「なんやのさ。意味わからんちん(。´З`)」
    ズルズルとでっかち頭が後ろに引っ込む。

    『・・・・カオリは、ほんとはあんな顔してたんじゃ。』
    .

    2006-03-21 11:40:00
  • 231:

    「・・・」
    瞬時に察したのか、後ろからは爆音の声が響かない。
    『・・・・』
    「・・・・」

    2006-03-21 11:42:00
  • 232:



    「でもさぁ」

    いつの間にか寝ていたはずのメイの声が沈黙を破る。

    2006-03-21 11:44:00
  • 233:


    「ウニタンはそのままいつまで
    止まっとくつもりなの」

    『・・・ん?どゆ意味』

    2006-03-21 11:45:00
  • 234:


    「あの子はカオリチャンちゃうし、ウニタンはもうホストちゃうやん。」

    『そーゆ問題と違うが』

    2006-03-21 11:47:00
  • 235:

    「そーゆ問題やん」
    --驚く程に冷たいメイの声。
    『違うんじゃよ』
    「違わんて。てかほっといたらあの子はカオリチャンと同じ事になるんちゃうん?だからウニタンずっと苦しいんちゃうん?」

    2006-03-21 11:55:00
  • 236:

    『・・・・・・』

    「…サリ行くで。」

    ──沈黙は、ドアが開くと一気に入つてくる湿った夜風に流れ出して行く。

    2006-03-21 11:57:00
  • 237:


    「後悔は…」

    風が一瞬遮られ、サリの声が聞こえる。
    『え・・・・?』

    2006-03-21 11:58:00
  • 238:


    「後悔は、
    後に悔やむって意味やで。
    それでもあたし等は過去には戻られへんねん。
    あたし等は、今を生きなあかんねんで。」

    2006-03-21 12:00:00
  • 239:

    『サリ。』

    「頑張れょー☆ほな。」

    ───パタ・・・ン!!!

    2006-03-21 12:02:00
  • 240:
    2006-03-21 12:03:00
  • 241:

    ひとりぼっちの車内でウニはため息。
    『こんな静かだったんや』
    独りぽっちで呟く独り言は
    巨大な夜の街には響かない。

    2006-03-22 10:51:00
  • 242:



    ────コンコンッッ!!!

    .

    2006-03-22 10:52:00
  • 243:

    それでも仕事をしなきゃいけません。
    孤独なタクシードライバー。

    ------ガチャ・・・・
    .

    2006-03-22 10:54:00
  • 244:


    『お客様、ご乗車ありがとうございます』

    少し深く被りこんだ帽子が頭をしめつけている。
    柔らかい痛みが背筋をしゃきっと立てた。

    2006-03-22 10:56:00
  • 245:

    「・・・ハァ・・・・・・・」

    ん?(。´_`)

    『お客さ…』

    2006-03-22 10:57:00
  • 246:



    ?(ΦДΦ。)

    ウニは目上のミラーに移るお客様に、絶句。´v`)))

    2006-03-22 10:58:00
  • 247:

    ────────────────コンコンッッ・・フゥ!!
    お久しぶりです皆様。ナレーターの天の声でございます。
    ごぶさたで、ン゙ン゙ッッ!
    コンコン。えー、喉の調子が悪く、ナレーターとしてまだまだ未熟者ですがまたしばらく皆様とお話していきましょう。
    ・・・・・皆様は覚えてお居ででしょうか。伝説の人気を評した彼女の事を。

    2006-03-22 11:04:00
  • 248:



    【エヘヘチャン】

    キタ───(。゚∀゚。)──!!!

    2006-03-22 11:06:00
  • 249:

    後ろに座っているのは、
    紛れもなく、あの田舎少女
    【エヘヘチャン】だったのです。
    ウニは…びっくりして硬直しております。
    それもそのはず…‥。

    2006-03-22 11:08:00
  • 250:

    「えーっとォォ、南。行って下さいィィ。」
    ぷんぷんと蒔き散らす強烈な香水の臭い。
    頭は今時、ハリウッド女優もびっくりなどきつい金髪。
    そして・・・
    ミニ!!!ミニすかぁとでございます。ウニは・・・?(ΦДΦ。)ァワァワァワ・・・

    2006-03-22 11:12:00
  • 251:

    『みなッッみみみみ南で
    ございますね!!畏まりますッッしたた!!』
    ウニは挙動不振で口元がォョォョです。
    エヘヘチャン・・・ウニに気付いておられない?ご様子です。
    携帯を無我夢中で連打してらっしゃいます。´v`)コワレチャゥョ

    2006-03-22 11:15:00
  • 252:
    2006-03-22 11:17:00
  • 253:

    エヘヘチャン
    キタ━━(゚∀゚)━━!!

    ずっとまってました?
    楽しみ楽しみ?

    2006-03-23 08:40:00
  • 254:

    タクシーは夜の街を擦り抜け走る。
    気がつけば時は深夜。
    忙しかった街がまた違う表情に変わって行く頃合。
    静まり返った車内に小さめに流れるラジオの音。

    2006-03-24 12:03:00
  • 255:

    平常心を取り戻したウニは
    控え目に流れる邦楽に耳を澄ましてハンドルをキュキュキュ。

    (。´_`){馴れて来たよ。この状況
    .

    2006-03-24 12:05:00
  • 256:

    ──しかし神様は中々安穏はお好きではないようです。

    エヘヘチャンが・・・・・
    「あ゛ぁああぁ!!!」
    吠えた━━━(。゚∀゚。)━━━

    2006-03-24 12:08:00
  • 257:

    ウニは
    ?(ΦДΦ。)ビクッッッ!!

    「うんッッうんうん運転手さ!!運転手ザん!!!」
    ----叫ぶぞ!!エヘヘチャン!!どーしたエヘヘチャンー!!

    2006-03-24 12:10:00
  • 258:

    『ふァッ!ははははい!!!!』

    「!!ぼりゆーむ!!ぼりぃゅむをッッ!!」

    エェエェェェ?(※Д※。)!?

    2006-03-24 12:13:00
  • 259:

    ウェウェと口元をとんがらしながら吠えるエヘヘチャン。
    下ったらずなご様子です。
    「ボリュ!!!ぼりうむ!!」.
    (。"Д")!?ウニは全く理解出来ずに、ぉろろろろ。

    2006-03-24 12:16:00
  • 260:

    あぁ、わかった。
    ウニはわかるでしょうか。
    はたまた、エヘヘチャンはちゃんと伝えられるでしょうか。
    「だから!!ぼりッッ!!」
    『ボリ!?お客様、ボリでございますか!?』

    2006-03-24 12:18:00
  • 261:

    ──頑張ってエヘヘチャン!!

    「ボリ!!ボリューム!!」

    言えた(。゚∀゚。)!!

    2006-03-24 12:19:00
  • 262:

    『ボリューム!!?ラジオでございますか!!』
    「はいッッ!!」
    『畏まりました!!!』

    ウニはボリュームをグイグイ上げます(。"∀")↑↑↑ヒャ

    2006-03-24 12:21:00
  • 263:

    ♪♪ひゃぁく万かいの愛してぇるなんかよっりも〜♪♪♪ラジオからは甘い歌声が一気に溢れ出します。車内にピンク色の空気が漂い始めます゚∀゚。)))☆+'・゚。

    2006-03-24 12:24:00
  • 264:

    (。´v`){この歌よく流れてるよね。ふんふふん〜♪
    ウニは満足感に満たされて
    目尻を垂らしながら
    目上のルームミラーに視線を合わせます。

    2006-03-24 12:26:00
  • 265:



    ?(ΦДΦ。)

    .

    2006-03-24 12:27:00
  • 266:


    ?>>258-269?

    名無しサマ?ありがとうございます??エヘヘチャン?まだまだ出しますね???

    2006-03-24 12:29:00
  • 267:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-24 13:26:00
  • 268:

    さやか

    うにたん、うける笑

    2006-03-24 14:08:00
  • 269:

    名無しさん

    2006-03-24 18:11:00
  • 270:

    ?さやかチャン?ありがとうございます?ウニにうけて下さい??名無しサマ?読んでくれてるのかな??よかったらsageて書き込みして下さいね?

    2006-03-25 12:19:00
  • 271:

    ──なにやらウニは絶句しております。
    『・・・・・・・?("◇"。)』

    あんぐり開いたウニの口。
    その訳とは──!?

    2006-03-25 12:23:00
  • 272:


    「グスッ…グスス・・・」

    エヘヘチャンが。
    泣いてございます(。´_`)ドシタノ

    2006-03-25 12:24:00
  • 273:

    ウニはハンドルを握る手に力を込める。
    『ハァ・・・あの、おきゃ・・』
    その時---
    「あだじ!!あだあだッッ!!あだじッッ!!」
    ━━エヘヘチャンの口が開いたのでございます。

    2006-03-25 12:27:00
  • 274:

    ?(ΦДΦ。)!!?
    ウニはまたビクッ。
    ハンドルが汗でツルリ。

    エヘヘチャンはお構いなしで語り始めます。

    2006-03-25 12:28:00
  • 275:


    「彼氏ッッ!!彼氏がいたんでず!!すごッッ凄いスキな!!」

    ハッと思い出したウニは
    黙って外の慌ただしい世界を見つめて耳を澄まします。

    2006-03-25 12:31:00
  • 276:

    「スキでッッ!!凄い好きな人だったんでづッッ・・その人が好きで大阪きたんでずっ!!」

    涙で声が上擦るエヘヘチャン。
    あんなにキラキラしてポッポと頬を紅く染めていたエヘヘチャン。
    いつのまにか聞こえない、エヘヘと言う口癖。

    2006-03-25 12:34:00
  • 277:

    ──既にタクシーは南に着いていて、
    相変わらず顔色を変えない街の一角は
    目が覚める程に冷たい。
    この街は、ひどく冷たい。

    2006-03-25 12:36:00
  • 278:

    止まる事が許されない、
    止まる者には酷く冷たい、
    甘い欲求とリアルな地位。
    エヘヘチャンは、
    泣いていた。

    2006-03-25 12:38:00
  • 279:

    「彼は、紛れもなくホストでした。」
    『・・・・・・』
    「でも会いたいんです…。彼が必要なのは私のお金です…。‥でも私には、彼が必要…なんです…。」
    『・・・・・・・はい。』

    2006-03-25 12:41:00
  • 280:


    「‥さっきの歌…、」

    『え?』
    .

    2006-03-25 12:42:00
  • 281:

    「さっきラジオで流れてた歌、あの曲…」
    『あぁ、はい。』
    「彼と初めて外で会った時、彼が初めて私に歌ってくれた歌なんです。エヘヘッッ」

    ──久しぶりに聞こえたエヘヘチャンのエヘヘ。泣き疲れて掠れた口元から漏れた、小さすぎる口癖。

    2006-03-25 12:45:00
  • 282:
    2006-03-25 12:47:00
  • 283:

    息が詰まりそうになり、
    ウニは静かに息を吸い込む。
    「あの…」

    生唾がゆっくりと喉を伝うのがわかる。

    2006-03-27 17:10:00
  • 284:

    『…グシュッッ‥ぁ゛い?』
    会社のトレードマークがペイントされたティッシュを力いっぱい握る。
    「これ…よかったら」
    後ろに体を向けるウニ。
    『……‥あ…』

    2006-03-27 17:13:00
  • 285:

    「え?」
    ----見ないつもりだったエヘヘチャンの表情になぜかピントが合ってしまったウニ。
    『あ゛ッッあ゛りがどうッッ!!ほんどにッッ、ヒッ、あ゛りがとう運転手ざぁ゛ん!!』

    2006-03-27 17:15:00
  • 286:

    ウニの手から離れた小さい小さいティッシュは、
    エヘヘチャンの指の間にくるまり、
    クシャクシャに成りながらエヘヘチャンの涙を浴びている。

    ──彼女も、こうやって泣いてたのかな──

    2006-03-27 17:17:00
  • 287:

    『うわぁ゛ぁあん!!サブローの馬鹿ァァあぁ!!』
    ----エヘヘチャンの湿って泣き濡れた声が車内を響かせる。
    運転席で俯くウニ。
    『サブローの馬鹿ぁあ゛!!』
    響くエヘヘチャン。

    2006-03-27 17:22:00
  • 288:


    (。´_`){サブロー・・・サブロー・・・サブロー・・・

    ----耳鳴りに頭がキーンとするウニはエヘヘチャンの以外な程に大きなわめき声を聞いていた。

    2006-03-27 17:24:00
  • 289:

    元気出して下さい。

    ----エヘヘチャンに掛けようと決意した言葉に、またまた生唾を飲むウニ。

    (。´θ`){・・・・ヨシッッ!!

    2006-03-27 17:26:00
  • 290:

    「あの!!」
    ━━鼻息がやや荒いウニの鼻。フガフガ
    『はいッッ!!?グシュッッ』
    ━━腫れ上がった瞼をゴシゴシこするエヘヘチャン。
    ──ウニタン、頑張るのです(。゚∀゚。)

    2006-03-27 17:29:00
  • 291:

    「げ(。゚Д゚。)」
    口が絡まるウニ。
    『げ!!?』
    真っ赤なお鼻のエヘヘチャン。
    「元!!元気・・・」

    2006-03-27 17:31:00
  • 292:


    ♪♪♪バン♪♪ベン♪♪ボン♪

    ───爆音が車内に響きます。この音は・・・

    2006-03-27 17:32:00
  • 293:

    『わッッ!!運転手さんごめんなさい!!電話!!ちょっと待って下さいね!!・・・《ピッ》はい。もしもしー』

    ・・・・・・・(。゚A゚。)

    ウニ、またまた出遅れる。

    2006-03-27 17:35:00
  • 294:
    2006-03-27 17:36:00
  • 295:

    ?

    2006-03-27 17:45:00
  • 296:

    名無しさん

    ?

    2006-03-28 10:57:00
  • 297:

    名無しさん

    2006-03-28 12:53:00
  • 298:

    ?シオリ?

    2006-03-29 00:44:00
  • 299:

    名無しさん

    放置しすぎ?

    2006-03-31 01:02:00
  • 300:

    ?皆様遅れてごめんなさい。最近子供にカンムシと夜泣きが始まって、日中もろくに寝てません。放置しすぎて申し訳ありませんが。しばらくゆっくりさせていただきます。読者様方、誠に申し訳ありません。

    2006-03-31 13:43:00
  • 301:

    名無しさん

    あげとくね?

    2006-03-31 16:36:00
  • 302:

    ガンバれ?

    2006-04-01 04:40:00
  • 303:

    名無しさん

    2006-04-01 04:46:00
  • 304:

    『・・・・うん。うんうん。そっかうん。』
    行燈を消したタクシーがハザードを点滅させている。
    中で響く声を聞こえないふりをしてウニは静かにラジオのボリュームを下げた。

    2006-04-03 16:11:00
  • 305:

    『わかったァァ。ありがとう、うんうん。』

    ───ピッッッ・・・

    余りに静かな車内は、ボタンを押す音まで鮮明。

    2006-04-03 16:13:00
  • 306:

    『・・・・・・・・・・』
    光りを失った携帯電話を見つめたまま、
    彼女は黙って俯いている。
    「・・・・・・・」
    釣られて黙りこむウニ。

    2006-04-03 16:15:00
  • 307:

    『・・・・・・・あ。』
    手持ち無沙汰になっていたウニの指先がピクッとブレる。
    エヘヘチャンの声が掠れ落ちた。
    「・・・・・え?」
    しゃんと背筋に力を入れたウニはフロント硝子にうっすらと写るエヘヘチャンの表情を見る。

    2006-04-03 16:19:00
  • 308:

    『ごめんなさい!!おります!!えっと・・おいくらですか・・・』

    「あ、・・・・ああ。千四百円になります。」

    「…‥はい。」

    2006-04-03 16:20:00
  • 309:

    ──ウニたん、エヘヘチャン降りちゃいますよ(。´_`)ノ

    「あの・・・」

    『ありがとうございました、長々と乗ってちゃって』

    2006-04-03 16:22:00
  • 310:

    「あ、いえ。…いや、あの」

    『・・・・・?』
    ──モゴモゴと口を動かすウニをぼんやり眺めるエヘヘチャン。
    ウニ、焦る。´_`)

    2006-04-03 16:24:00
  • 311:

    「いや…あの‥‥えっと…」

    モゴモゴと、大事な時に限って口が回らない口下手ウニ。

    『・・・・・って・・』

    2006-04-03 16:27:00
  • 312:

    『・・・・って、』
    ----エヘヘチャンの声が耳に届いてくる。
    「え(ΦДΦ。)!?」
    焦ってコンチキチンになったウニはエヘヘチャンの声にビクり。
    .

    2006-04-03 16:29:00
  • 313:


    『彼…飛んだって。』

    エヘヘチャンは下を向いて、でもその声はしっかりと発されて、ウニの耳に届く。

    2006-04-03 16:31:00
  • 314:


    「・・・・・・・」

    言葉がでない。あんぐり。
    ウニは口を開けてポカンとエヘヘチャンを眺める。

    2006-04-03 16:33:00
  • 315:

    『・・・はぁーぁあ!!』

    エヘヘチャン、ぽすんっと座席にもたれかかり、大きなため息。

    「!(。゚ロ゚。)?」

    2006-04-03 16:35:00
  • 316:
    2006-04-03 16:36:00
  • 317:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-03 17:20:00
  • 318:

    名無しさん

    2006-04-04 09:58:00
  • 319:

    『ハハハハハハハハハ』

    「・・・?(ΦДΦ。)」

    『アーッハッハッハ!!飛んだって!!』

    2006-04-04 15:51:00
  • 320:

    『飛んだとか!?飛んだ!!アーッハッハッハ』

    エヘヘチャンが、壊れた(。´θ`)

    『って、どーりで昨日から電波届かんばい!!』

    2006-04-04 15:52:00
  • 321:

    『あん男、逃げよったばい!!ハッハッハ!そがんこつやったか!』

    ?(◆Д◆。)))エヘヘチャン!?

    ウニ、またも固まる。

    2006-04-04 15:54:00
  • 322:

    『おかしいと思っとったばい!なーにが、「親が手術するから百万いる」じゃい!アーッハッハッハ!』

    (゚A゚.))))ガクガク

    ウニ、西郷どん化したエヘヘチャンにびくびく。

    2006-04-04 15:56:00
  • 323:


    『どげん思う!?なぁ運転手さん!!』

    ?(゚μ゚.)))!!ヨバレタ!!
    .

    2006-04-04 15:58:00
  • 324:

    『運転手さん!?なぁ!聞こえちょるーッッ!?』

    「はははい!!」

    『どがんこつって話よね!』

    2006-04-04 15:59:00
  • 325:

    「はいぃッッ!!!」

    『・・・ハァァァ。あー疲れた』

    「・・・」(。´θ`){ォレモデス…

    2006-04-04 16:02:00
  • 326:

    『・・・・・・・・・』

    散々叫び散らし、エヘヘチャン、急遽静まり返る。
    「・・・・・・・・」
    釣られてまた黙るウニ。

    2006-04-04 16:05:00
  • 327:

    『・・・・降ります。』

    ──丸々と膨らんだエヘヘチャンのバックは怒っているかのようにパンパン。
    「あ・・・・はい。」
    バックの取っ手に腕を突っ込んだエヘヘチャンは開いたドアに足を出す。

    2006-04-04 16:09:00
  • 328:
    2006-04-04 16:11:00
  • 329:

    名無しさん

    ????????????

    2006-04-04 16:48:00
  • 330:

    名無しさん

    2006-04-04 20:44:00
  • 331:

    エヘヘチャン(´・ω・`)

    2006-04-05 09:16:00
  • 332:

    名無しさん

    ??

    2006-04-05 12:14:00
  • 333:

    名無しさん

    2006-04-05 12:16:00
  • 334:

    名無しさん

    ?

    2006-04-07 05:54:00
  • 335:

    名無しさん

    2006-04-07 09:31:00
  • 336:

    名無しさん

    更新待ってます☆
    頑張ってネヽ(*゚∀゚*)ノ

    2006-04-16 02:03:00
  • 337:

    名無しさん

    約束守ろうやー

    2006-04-18 13:35:00
  • 338:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-19 00:02:00
  • 339:

    皆様こんばんは。お久しぶりです。私はこの話を書いていて、いろいろ息詰まり、恋愛ものを書き出しました。しかし、下手になったとコメントがありました。正直、自信がなくなりました。もう何を書いてもおもしろくないようなきがします。下手になり、書くなと言われ、今は考えています。申し訳ありませんが時間をいただきます。皆様ごめんなさい。また来ます。

    2006-04-19 00:46:00
  • 340:

    名無しさん

    今までは自信があったんですか?

    2006-04-19 01:09:00
  • 341:

    名無しさん

    ↑何が言いたいん?嫌味?

    2006-04-19 01:17:00
  • 342:

    名無しさん

    聞いただけちがうかな?

    2006-04-19 02:09:00
  • 343:

    私はぉまめちゃんの小説読みやすくて可愛くて大好きなんだけど、そぅ思ってくれない人もいるんだね?ぉまめファンの一人として悲しいです? でもぉまめファンがたくさんいることは、忘れないで∞

    2006-04-19 02:39:00
  • 344:

    ??

    初カキコ?おまめちゃん?おまめちゃんゎゆったら本間の小説家なわけじゃないし、やけど小説家並に今まで話おもしろかってこんだけファンがつぃてん?けどそら小説家だって息詰まる事あるねんし素人やったら余計そんなんくると思う。けど批判されたりしても、それも受けとめつつ軽く流して(どなぃゃねん?ワラ)応援してくれてる人もおるんやし気楽にのんびり文章にしてほしぃなぁ?荒らしトカに負けない気持ちをもってほしぃ?たぶんおまめちゃんがやさしくて純粋やから気にしてまぅんやと思うけど、『読みたい人だけ読んでくれたらいぃし』みたぃなかんぢで流していぃと思うょ?うちゎ最後までおまめちゃん応援するからね?

    2006-04-19 06:00:00
  • 345:

    名無しさん

    1-350

    2006-04-19 11:31:00
  • 346:

    名無しさん

    なんで感想スレに書かんの?

    2006-04-19 13:37:00
  • 347:

    あや

    マメさん。なんで今まで以上に応援のレスや励ましのレスなくなったと思う?
    まめさんは知らんうちや思うけど作者と読者の間に信頼関係ができたわけやで。レスするより黙ってマメさんが書くもん見ていこーと思たワケやで。読者が減ったわけでわないねん。マメさんの書く小説を読み続けたいから考えて考えて皆こーゆ風にしてるわけやん?マメさんもちょいとばかり大人になっていこうや☆夜遊びでフリー掲示板な訳やのにあれだけ読者おったのに感想スレにはよほど書いてないやん?なんでか分かってな。待ってんねん。そんなん金取ってる訳ちゃうねんから上手かろうがへたくそやろうが書いてこや。私含め他何十人て書きこまんとまってるねんで。皆あなたのことが好きなねんで?へた言われても十人十色やねんからしゃあなくない?十人十色やから、だから楽しいねやん☆自信持てとは偉そうに言えんけどな、あなたのことが好きな人があなたの書いてる小説を好きな人はおるわけやねんで。ゆっくりでいい。でも急に消えたら心配なるやん?だからゆっくりマイペースで書いてこ(o^o^o)

    2006-04-21 06:31:00
  • 348:

    名無しさん

    ↑あなたは気持ち込めて長々と書きはったみたいやけど
    ぉマメからしたら何熱くなってるんって笑い事やろーなヮラ

    2006-04-21 06:49:00
  • 349:

    名無しさん

    感想スレ逝け

    2006-04-21 07:10:00
  • 350:

    名無しさん

    てか書かんのやったら削除以来だしたら?

    2006-04-21 11:30:00
  • 351:

    >>331

    『…運転手さん?』
    エヘヘチャンがシワにまみれたお金を差しだし、口を開く。

    2006-04-21 13:24:00
  • 352:

    「あ、はい?」
    いきなりのエヘヘチャンの低いトーンの声に些かびっくりしたウニはお金を受け取り、
    エヘヘチャンを見上げる。
    『あたし…』

    2006-04-21 13:28:00
  • 353:

    生唾が彼女の喉を這う音だけが車内に漂う。

    『あたし…大阪来て何してたんだろ…。この街は、あたしみたいな田舎者には大きすぎたみたいです。』

    「・・・・・・・。」

    2006-04-21 13:31:00
  • 354:

    エヘヘチャンのその表情には、笑みはなく、かといって泣く訳でもなく、
    【疲れた】と言う感情のみが漂っていた。
    『はは。じゃ。』
    ───夏だと言うのに少し冷たい、じっとりとした風に罷れた彼女は去って行く。

    2006-04-21 13:34:00
  • 355:

    静かになった車内から見える
    エヘヘチャンの背中は段々と小さくなり、ウニはため息をつくのも忘れ黙っている。
    気がつくと空からはポツポツと水滴が落ちて来始めていた。

    2006-04-21 13:38:00
  • 356:


    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━タクシーは夜中を栄えさせる街をさ迷っていた。

    雨はしだいに強まり、勤務時間は終わりに近付き、ウニはハンドルをきりながらエヘヘチャンの事を思い出していた。

    2006-04-21 13:42:00
  • 357:


    その時。

    ・・キキ─────ッッ!!!
    .

    2006-04-21 13:43:00
  • 358:

    突如、飛び出して来た人影に焦ってブレーキを踏む。

    ?#Д♯){ヒイタ!?

    ・・・ガチャガチャッッ!!バタン!!

    2006-04-21 13:46:00
  • 359:

    『すすすいません!!大丈夫ですか!!?』
    ━━黙って座り込む人影に駆け寄るウニ。
    ・・・返事が、ない。

    『?(ΦДΦ。)だだだ大丈夫ですかッッ!!』

    2006-04-21 13:48:00
  • 360:

    「・・・いッッ!!シイナ!!」
    威勢のいい後ろから声がして、ウニは振り返る。

    ・・・?(゚◇゚。)!!
    「って!!ウニさん!!?」

    2006-04-21 13:50:00
  • 361:


    『‥雄也さん・・・』

    呟いたウニの目の前に駆け寄ったのは、雄也。
    振り返り、座り込む人に目をやるとその女性は、シイナ。

    2006-04-21 13:52:00
  • 362:


    ウニは有る事に気がつく。
    座り込んだまま動かないシイナは、静かに静かに

    泣いていた。

    2006-04-21 13:54:00
  • 363:


    >>355-366

    ?皆様、いろいろなご意見ありがとうございます??考えた結果、この?お話は完結させる事にしました。様々なご意見の中で決めた結果なので、気長に暇つぶしに読んでいただきます事よろしくお願いいたします。感想スレにもまた行きます??ありがとうございました?

    2006-04-21 13:57:00
  • 364:

    名無しさん

    だから2つ同時に書くのやめーやゆーたんやん!んまぁまた書く気になったら頑張ってや。

    2006-04-23 10:27:00
  • 365:

    >>368 何様?

    2006-04-23 12:59:00
  • 366:

    名無しさん

    読者やん。最初に2個同時に書くんやめときゆわれてそれでも余裕な返事してたくせにすぐいきづまってたからちゃうん?

    2006-04-23 22:27:00
  • 367:

    名無しさん

    文句とカちャうけど。。何しにふたつ書く必要があるン?ひと⊃完結されるまで頑張ってほ∪カッた。ひと⊃書くのにいきずまって両方書けるわけなL|やン!結局こッちほッたらか∪や∪・・

    2006-04-23 22:32:00
  • 368:

    名無しさん

    は?書いてはるやん。好きにさせたれや

    2006-04-23 22:33:00
  • 369:

    そうそう?お豆チァの自由やし??頑張ってなぁ?

    2006-04-23 22:38:00
  • 370:

    名無しさん

    2006-04-24 06:08:00
  • 371:

    名無しさん

    372みたいにすぐ食いついてくる奴がおるから荒れると思われ

    2006-04-24 07:42:00
  • 372:

    「シイナ、大丈…」
    『やめて!!触らんとって!!』
    ──ウニの目の前で雄也とシイナが重い空気を纏っている。
    「まじで何なん!?最近のシイナ意味わからんねんヶド」
    ほんのりとアルコールが雄也から香っている。

    2006-04-24 14:18:00
  • 373:

    『わからんならわからんでィィ。とにかくどっか行って』
    小さな子供が不貞腐れるように下を向いたままシイナが言い放つと
    「まじ何なん!!?」
    雄也が声をあらげる。

    2006-04-24 14:20:00
  • 374:

    『ゆゆゆ雄也さん、おお落ち着いて・・・』
    ───何とか空気を換気しようと頑張るウニ。
    「ウニさんは黙ってて下さい。関係ナィでしょ」
    見た事の無い雄也の鋭い眼光に黙り込むウニ。
    役に立ってナィぞ。´∀`)ノ

    2006-04-24 14:24:00
  • 375:

    『すいません・・・』
    しょげるウニ。
    「なぁシイ…」
    雄也の声が響く頃
    『帰る。乗せてってょ運転手さん』

    2006-04-24 14:26:00
  • 376:

    スクッと立ち上がると、長い茶毛がふわりと揺れる。
    「おいシイナ!!」
    『どいて。』

    ━━ガチャ!!・・・バタン・・

    2006-04-24 14:27:00
  • 377:

    ドアが閉まると、雄也の目先に写るシイナは車内で窓にもたれている。
    「っハァ・・・ウニさん、すいません。」
    雄也が言う。
    『え゛!!?いえいえ滅相もごごございません?(ΦДΦ。)』
    またドモるウニ。

    2006-04-24 14:30:00
  • 378:

    「あいつ、家まで運んだってくれますか」
    溜め息のような声で雄也がつぶやく。
    『あ、はい。畏まりました』
    帽子をキュッとにぎりしめるとウニは一礼をしてドアに手をかけた。

    2006-04-24 14:35:00
  • 379:

    手をかけて目に留まったのはシイナだった。
    俯いて、まだ泣いていた。
    ──キュッ・・・!!
    『雄也さん!!』
    ついにウニは振り向いた。

    2006-04-24 14:37:00
  • 380:

    携帯を片手にした雄也が振り返った。
    『あの・・・・!!もう終わりにしたらどうですか!!』

    ついに振り返ったウニの、その声は可笑しい位に裏返っていて雄也はキョトンと立っている。
    「ウニさん・・?え?何言ってんすか」

    2006-04-24 14:40:00
  • 381:

    後ろで窓が開く小さな音が聞こえる。
    『俺は、俺には雄也さんの気持ちがわかる気がします。でも!!シイナさんの気持ちも!!嫌程わかるんです!!』
    握った拳は爪が刺さって痛む。ウニは今、やっと向き合っていた。昔の自分に、あの時の彼女に。

    2006-04-24 14:43:00
  • 382:

    「はッ?何言ってんすか。」
    眉にシワを寄せた雄也が携帯をスーツに仕舞う。
    『わかりません!!!』
    ウニ、叫ぶ。
    「はぁ!!?こっちが意味わかりませんヶド」

    2006-04-24 14:46:00
  • 383:

    『わかりませんが!!もう終わりだと思います!!』
    頭がこんがらがり、ただ叫ぶウニ。
    「だから、関係ナィって言ってんでしょ!!!」
    『あるんです!!俺、俺は!!』

    2006-04-24 14:48:00
  • 384:





    .

    2006-04-24 14:49:00
  • 385:





    2006-04-24 14:50:00
  • 386:





    .

    2006-04-24 14:50:00
  • 387:


    『210円お返しです。ありがとうございました』

    キィ─────!!パタン!!

    2006-04-24 14:52:00
  • 388:

    季節は秋も深まった頃。
    相変わらずウニはタクシーを転がしていた。
    あの一騒動から、季節が変わった秋。
    変わった事と言えば、ウニのタクシーは朝日を浴びるようになった。
    毎日、朝から夕方まで、ウニはタクシーを転がしていた。

    2006-04-24 14:55:00
  • 389:

    涼やかで軽い足取りの風と共に、ウニはタクシーを走らせていた。
    『あ。』
    キキ──────ッ!!
    キィ──パタン・・・
    『ご利用、ありがとうございます。どちらまででしょう』

    2006-04-24 14:58:00
  • 390:

    一人の女性が乗車。
    「あ、えっと新大阪までお願いします」
    物腰の軟らかい女性。
    ウニはミラーに写る彼女に目を疑う。

    2006-04-24 15:00:00
  • 391:

    『はい。だいぶ涼しくなりましたね。』
    車内に漂った風は冷たく軽やかに香る。
    「ふふッ。あー緊張するなぁ。運転手さん、あたしね?」
    人懐っこい仕草は変わっていない。ウニは耳を傾ける。
    『今から旦那さんになる人の実家に行くんです』

    2006-04-24 15:07:00
  • 392:

    「・・・・そうですか。今日はとてもいい日和ですね」
    信号が赤から青へと檻の門を開く。
    『でも緊張しちゃって!!あーヤバイヤバイ!!せっかく涼しいのに汗かいちゃう!!』
    キャラキャラと笑いながら、えくぼが懐かしい。

    2006-04-24 15:10:00
  • 393:

    『大丈夫ですよ。すごく・・・あ着きますよ』
    無情な道路は新大阪をきっちり写し出す。
    「ありがとうございます!!がんばってきますね!!」
    代金を置いた彼女から少し開いた窓の風に乗って香る匂い。
    『ありがと・・・』

    2006-04-24 15:14:00
  • 394:


    『ありがとうございました!!』
    ついに出た言葉、彼女は少しびっくりしてふふっと笑ってドアを開いた。
    携帯を片手に足を出す。

    2006-04-24 15:16:00
  • 395:

    「あ、もしもし?着いたよ新大阪。ははっ!!何言ってんの
    カオルだよ!!
    聞こえてるー・・・」

    キィ────!!パタン!!

    2006-04-24 15:18:00
  • 396:

    『ありがとう…ございました。幸せになってね。カオル。』

    ステンドグラスごしに写った彼女は凄く綺麗で
    不覚にも少し涙が出てしまったウニの顔は、凄く笑っている。

    2006-04-24 15:21:00
  • 397:

    タクシーは走り出す。
    半日仕事の締めを終え、ウニは急いでいた。
    『間に合うかなぁ。また怒られるなぁ。』
    呟いてフッと笑う。
    赤信号が小憎たらしい。逸る気持ちに拍車がかかる。

    2006-04-24 15:24:00
  • 398:

    次の瞬間目の前の横断歩道にウニはまた目が点になった。
    『あ。ははは』
    釘付けになったウニは目でソレを追う。
    ソレは、凄く微笑ましい恋人同士。
    彼女は笑っている。

    2006-04-24 15:26:00
  • 399:

    名無しさん

    話意味がわからんし?

    2006-04-24 15:29:00
  • 400:

    夏、冷たい路地の片隅で泣いていた彼女はもういなかった。
    開けた窓から漏れる恋人達の声が入り込む。

    「うそー!!ほんとに?エヘヘッうれしい。エヘヘ☆」
    .

    2006-04-24 15:29:00
  • 401:

    信号が青になる。
    ウニを乗せたタクシーは走り出す。
    入り込む風に乗って、ハンドルは軽やかに切られる。
    『ハァ、着いた。あ、まだ来てない。よかったよかった』
    小さな独り言と共にハンドルから手を離す。

    2006-04-24 15:32:00
  • 402:


    ───コンコンッ!!!

    助手席の窓がなる。
    .

    2006-04-24 15:33:00
  • 403:

    カチャ・・・・

    「遅い!!待ったし!!」

    助手席を覗き込む、その声にびっくりしながらウニは軽く会釈する。

    2006-04-24 15:35:00
  • 404:

    『ごめん、どこ行きますか』
    「ウニはどこ行きたい?」
    『どこでもいいですよ』
    「ん〜。」

    2006-04-24 15:37:00
  • 405:

    「じゃあねー、んーとりあえず走って!!」

    彼女が笑う。

    『シイナはいつもそれですね。畏まりました。』

    2006-04-24 15:39:00
  • 406:


    行燈を消したタクシーが秋の街を走り出す。

    様々な模様を見て来たタクシーは、幸せを乗せて、
    街を抜けて行く。

    2006-04-24 15:42:00
  • 407:


    ◇◆おしまい◆◇

    .

    2006-04-24 15:43:00
  • 408:


    ?>>376-412????

    ?皆様のおかげで、拙いですが完結できました。本当にありがとうございました?


    ちなみに話がわからないとの読者さま、どこがわからないですか?

    2006-04-24 15:46:00
  • 409:

    名無しさん

    カオルってウニの元カノのカオリって人のこと?

    2006-04-24 17:47:00
  • 410:

    そうです。ん゛?あれ?カオルじゃなかったですか??すいません間違ってますね?同一人物です??

    2006-04-24 18:00:00
  • 411:

    名無しさん

    ほんまに最後はっきりしやん?結局シィナゎぅにの彼女になったん?

    2006-04-24 18:36:00
  • 412:

    名無しさん

    ほんま下手なったなぁ?

    2006-04-24 18:45:00
  • 413:

    名無しさん

    うん?‥意味わからん。1個に集中して書かんからやし、書きたいコト考えてから書き出さないとぐだぐだなる。けっきょく何が言いたかったん?

    2006-04-24 18:54:00
  • 414:

    名無しさん

    あんたらが読解力ないだけちゃう?上手くなってるで。頭からケツまで読んだら?めちゃめちゃ解りやすいしワラ。

    2006-04-24 18:57:00
  • 415:

    名無しさん

    ぅン???よかったぁ???直接的な表現じゃなくなった?それもまたイイゃん??下手なったとか?やたら失礼?

    2006-04-24 19:02:00
  • 416:

    名無しさん

    >>418はプロなんかい?わからん奴の方が脳味噌足りてないんちゃう?

    2006-04-24 19:04:00
  • 417:

    名無しさん

    じゃあわかりやすく説明して

    2006-04-24 19:05:00
  • 418:

    名無しさん

    そうやってすぐ意見として受けとめんと批判として受けとめて噛み付くから荒れるんちゃうん?わかったってゆうなら説明して

    2006-04-24 19:09:00
  • 419:

    名無しさん

    あの騒動から季節は流れて今は秋。今日もウニは変わらずタクシーを運転させる。
    窓を開けた。秋口の涼しい風がウニの心を軽やかにする。
    捕まってしまった赤信号。横断歩道を横切る、幸せそうに微笑みあう恋人達に釘づけになった。
    ――そう、彼女はいつか後部座席で泣いていた。惚れた男の為に田舎から出てきた女の子。真っ赤なほっぺに可愛い口癖。消えてしまった口癖は愛しい誰かに出会った事で再び“口癖”になったんだろう。

    『新大阪までお願いします』…偶然にもウニのタクシーに乗り込み、そう言った彼女は‥涙ながらに別れた彼女。
    『今から旦那さんになる人の実家に行くんです。』…嬉しそうに話した彼女は‥誰よりも傷つけて 誰よりも幸せを願った元彼女。
    気付かなくて良いよ。君は君の幸せを。
    ――今日も遅刻かな。また怒られるかな(;´Å`)
    『遅いッッ!!』‥やっぱり怒られた。

    みんなそれぞれの道を行く。長い人生の中で少し交差するだけの人もいる。
    だけどそれは悲しいことじゃなくて、むしろ幸せなことだと。
    ――今日もウニは相変わらず タクシードライバー。

    2006-04-24 21:25:00
  • 420:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 421:

    名無しさん

    …ってかんじじゃないですかね?

    2006-04-24 21:29:00
  • 422:

    名無しさん

    ありがとう

    2006-04-24 21:35:00
  • 423:

    名無しさん

    完璧な描写ありがとう

    2006-04-24 21:44:00
  • 424:

    名無しさん

    豆ちゃん素敵なお話をありがとう

    2006-04-24 21:45:00
  • 425:

    名無しさん

    うまいなあ

    2006-04-24 21:49:00
  • 426:

    名無しさん

    2006-04-24 21:50:00
  • 427:

    424

    あくまであたしの感受性・物の見方からの解釈なんで、お豆チャンが言いたかった・伝えたかったこととは違うかもしれませんが??

    2006-04-24 21:54:00
  • 428:

    名無しさん

    424サンのほうがメッチャ伝わった!わかりやすい!ありがと?424サン何か書いてないんですか!?読みたい☆

    2006-04-24 21:56:00
  • 429:

    名無しさん

    結局シィナとぅにゎ付き合ったん?

    2006-04-24 21:59:00
  • 430:

    名無しさん

    432余計なこと言い過ぎ。思ってもそんなこと書くなや

    2006-04-24 22:04:00
  • 431:

    名無しさん

    2006-04-24 22:32:00
  • 432:

    みなみ

    うちもコレ良かったと思う?最初から読んだら一本にちゃんと話繋がるし?
    うちも豆チャンの読んで小説書くの決めてん?内容は全くちゃぅケド、文字の表現の仕方とか見本にさしてもらってます(・?・)だから、これからも頑張って下さい???

    2006-04-24 23:40:00
  • 433:

    今までで1番よかった?難しいけど、小説としての出来は1番よかった?私も小説や連載書いてますが、わからない人は小説を読み慣れてないんじゃないかな?今までが直接的でわかりやすかった分、こう言った間接的で、エンディングにストーリーの続きを感じさせる話は書くのが難しい。見応えある作品でした?

    2006-04-25 00:14:00
  • 434:

    >>433さん、それは各々がそれぞれ描くためにあえて深く書いていないんだと思いますよ?

    2006-04-25 00:16:00
  • 435:

    名無しさん

    2006-04-25 01:38:00
  • 436:

    名無しさん

    分かりやすかった?なんかドラマみたい?
    想像しながら読むと余計入り込めた?私もオマメさんの作品の中で、これが一番好きです?間とか、言葉選びとか、かなりツボでした。次のオマメさんの作品を楽しみにしていますね?

    2006-04-25 22:38:00
  • 437:

    名無しさん

    2006-04-27 02:33:00
  • 438:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-28 17:38:00
  • 439:

    名無しさん

    2006-04-28 17:50:00
  • 440:
    2006-04-30 19:41:00
  • 441:

    名無しさん

    タクシードライバーは22・3歳でなれないですよ。

    2006-05-02 14:24:00
  • 442:

    名無しさん

    それ思ったけど、フィクションゃしぃぃゃん?

    2006-05-02 15:26:00
  • 443:

    名無しさん

    新しい小さい会社なら免許取得5年でなれますよ〜?それにそう書いてるし?第一フィクションなんやしいちいち言わないでいいやん?

    2006-05-02 16:22:00
  • 444:

    名無しさん

    2006-05-04 01:52:00
  • 445:

    名無しさん

    ?

    2006-05-17 07:42:00
  • 446:

    名無しさん

    ?

    2006-10-06 07:17:00
  • 447:

    名無しさん

    あげ

    2006-11-21 19:42:00
  • 448:

    名無しさん

    おもろぃ

    2006-11-22 01:55:00
  • 449:

    名無しさん

    おまめあげ

    2007-01-12 15:46:00
  • 450:

    名無しさん

    ?

    2007-01-12 23:31:00
  • 451:

    名無しさん

    ?

    2007-01-13 23:00:00
  • 452:

    名無しさん

    ?

    2007-01-19 02:38:00
  • 453:

    名無しさん

    よかったLOVE_?(´∀`?)

    2007-02-18 19:25:00
  • 454:

    名無しさん

    アゲーン

    2007-02-25 09:38:00
  • 455:

    名無しさん

    ?

    2007-05-30 14:43:00
  • 456:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-13 21:17:00
  • 457:

    名無しさん

    すごくよかった。これぞ小説。 夜遊びの大概の作者は、過去の日記を書いているだけで小説でない。
    しかし、これは素晴らしい。

    2007-06-14 00:06:00
  • 458:

    名無しさん

    ↑でしょ
    あげてよかった?ぉまめさんのほかの小説もすごくいいから読んでみてね

    2007-06-14 02:38:00
  • 459:

    名無しさん

    2007-07-29 14:30:00
  • 460:

    名無しさん

    アホやから分かれへん?雄也はどぉなったん? シイナとうにが付き合ったって事?

    2007-07-29 18:17:00
  • 461:

    名無しさん


    2007-07-30 06:07:00
  • 462:

    名無しさん

    「関係なくありません!」「俺は・・!」の後何?
    おもんなかった

    2007-07-31 05:53:00
  • 463:

    読解力ないだけやね。これでわからんて小学校の教科書にのってるやつすら分からんやろ?プ

    2007-07-31 11:54:00
  • 464:

    ハナ

    教えて〜(ノ_・。)

    2007-08-01 00:42:00
  • 465:

    名無しさん

    あげ

    2007-08-29 00:46:00
  • 466:

    林檎

    おまめさん?古い小説必死になってあげるのいい加減やめようね???????

    2007-08-29 00:51:00
  • 467:

    ↑ひねくれ過ぎ?

    2007-08-29 02:01:00
  • 468:

    名無しさん

    はぃ?おまめお疲れぇ?

    2007-08-29 11:23:00
  • 469:

    あげ

    2007-10-31 18:07:00
  • 470:

    名無しさん

    あげ

    2007-11-03 23:44:00
  • 471:

    名無しさん

    ?

    2007-11-13 00:38:00
  • 472:

    名無しさん

    甘栗

    2008-05-14 14:49:00
  • 473:

    名無しさん

    ?

    2008-08-09 23:25:00
  • 474:

    名無しさん

    上げ

    2008-11-13 05:55:00
  • 475:

    名無しさん

    ぉまめヽ( *・∀・)ノage

    2008-11-30 17:27:00
  • 476:

    名無しさん

    あげぃ

    2010-10-09 14:27:00
  • 477:

    名無しさん

    あげる

    2014-12-26 17:40:00
  • 478:

    名無しさん

    ぉまめさんやっぱ良いわ♪

    2015-01-01 05:34:00
  • 479:

    名無しさん

    あげ

    2019-01-06 08:07:36
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