小説掲示板∞午前3時の運転手∞のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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∞午前3時の運転手∞

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  • 1:


    『30円お返しです。ありがとうございましたー。』

    ──パタンッッ・・・

    2006-03-04 14:46:00
  • 201:



    「汚いって、言ってくれたほうがなんぼも楽になれた。」

    .

    2006-03-15 20:21:00
  • 202:

    『汚なないわ!!頑張ってくれたんやろ!次は俺が頑張るけぇ!やけぇ!!』

    朝が近付く部屋は青い光に包まれて行く。

    --カラカラカラ・・・・!!

    2006-03-15 20:24:00
  • 203:

    「山下さーん?どうかしましたか?」
    看護婦が部屋に入り、
    ウニを見て少しためらった表情を見せる。

    2006-03-15 20:26:00
  • 204:


    「・・・・私ちょっと寝たいんで、この人、お見舞い来てくれたんで出口まで送って下さい」

    .

    2006-03-15 20:28:00
  • 205:


    ?>>168-208?

    ふ??疲れました??

    2006-03-15 20:29:00
  • 206:

    名無しさん

    お疲れ様でした?あげ

    2006-03-16 02:22:00
  • 207:

    名無しさん

    2006-03-16 06:38:00
  • 208:

    名無しさん

    2006-03-16 08:26:00
  • 209:


    病院を出ると、
    忘れていたように久しぶりに朝日を見た。
    それは美しく、
    煌々と熱を帯びた赤い太陽で

    2006-03-17 20:21:00
  • 210:

    数年前のある日、
    何も知らずに友と乗った始発列車で見た
    溢れる夢と、希望を
    照らしていた光と
    もしかすると同じもの。

    2006-03-17 20:24:00
  • 211:

    いつのまにか
    夢は形をいがめ、
    電池のない玩具のように
    いつのまにか
    動けなくなっていた。

    2006-03-17 20:26:00
  • 212:


    「ウニも黄昏れんだねー」

    ・・・・!!??
    .

    2006-03-17 20:28:00
  • 213:

    ──ガバッッッ!!!
    寝ていた体と運転席を無理矢理起こし、
    寝癖を会社のトレードマークの豆の絵がでかでかと描かれた帽子で隠す。

    そして恐る恐る振り向く…と

    2006-03-17 20:32:00
  • 214:

    『サリ!?』
    デカィのは態度と頭。
    女が
    『・・・メイも!?』
    二人。

    2006-03-17 20:33:00
  • 215:

    『アハロ〜☆』
    ニコニコと不適な笑顔が二つ揃えば
    『ウニたん顔死んでるヶド大丈夫?ちゃんと心臓動いてまっかァァ?』
    素っ頓狂な声が社内にガンガン響き出す。

    2006-03-17 20:36:00
  • 216:


    「・・・・御乗車ありがとうございます」

    『いーえー(。゚∀゚)人(゚v`。)』
    ----タクシーは走り出す。

    2006-03-17 20:38:00
  • 217:

    ━━━━━━━━━━━━━━━━『ふーん。そんな事が有ったとはねー。てかホスト辞めたのはそれ故やったんや』
    「まぁね。」
    『今は?えっと…カオリちゃん?とは?』
    「それから一度も会ってないんよ。」

    2006-03-17 20:41:00
  • 218:

    「んで、まだ好きなん?」
    相変わらずズケズケと
    人の内部に、
    土足どころか
    泥だらけのスパイクで侵入してくるサリです。´v`。)))

    2006-03-17 20:43:00
  • 219:

    『んー・・・好きとか、んー』
    行き先《未定》
    表示《お迎え》
    のタクシーは、困り顔の運転手とけたたましい客人2名によって
    夜に近付く繁華街、梅田に飲み込まれて行く。

    2006-03-17 20:47:00
  • 220:

    「メイ的に解釈したら『んー』って事は好きなんちゃうかと思いまつよウニスケ☆」
    『んー・・・・・』
    「サリ的には『んー』ってのは罪悪感やと思いまっけど」
    『んー・・・・・』
    ───狭い社内は評論家2名の論議会。

    2006-03-17 20:51:00
  • 221:
    2006-03-17 20:52:00
  • 222:

    頑張って?

    2006-03-20 11:39:00
  • 223:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-20 16:29:00
  • 224:

    ?皆様すいません?
    また携帯こわした馬鹿豆です。
    とりっぷあってるかな??
    顔文字を再登録したりストーリー読み返して早ければ今日遅くて明日書きます??
    ?↑名無しサマ?ありがとうございます頑張りますね??

    2006-03-20 16:33:00
  • 225:

    場所は梅田。
    夜にどっぷり漬かった街に停まるタクシーから
    『あ』
    ウニの声が煙草の煙と共に吐き出される。

    2006-03-21 11:27:00
  • 226:

    「なに(。゚∀゚。)なになに」
    後部座席から頭のデカいサリが乗り出す。
    『・・・・いや、』
    「何ってばッ」
    『いて。いててて。サリ首が痛い痛いってイテテ』

    2006-03-21 11:30:00
  • 227:

    「何(。゚Д゚。)!?あの子みてんやろー?」
    鋭いのは相変わらずなサリの声を耳に感じながら、
    ウニはため息。
    『アハハ。あの子あの子。』

    2006-03-21 11:32:00
  • 228:

    それは信号に足枷され、
    携帯を片手でいじる女の子。

    ───シイナチャン
    .

    2006-03-21 11:35:00
  • 229:

    「あれがカオリチャン?」
    サリが運転席にでっかち頭をもたげて呟く。
    『いや、違うよ』
    「。´_`)?じゃあ何。恋してる人?」
    『それもちょっと違う』

    2006-03-21 11:38:00
  • 230:

    「なんやのさ。意味わからんちん(。´З`)」
    ズルズルとでっかち頭が後ろに引っ込む。

    『・・・・カオリは、ほんとはあんな顔してたんじゃ。』
    .

    2006-03-21 11:40:00
  • 231:

    「・・・」
    瞬時に察したのか、後ろからは爆音の声が響かない。
    『・・・・』
    「・・・・」

    2006-03-21 11:42:00
  • 232:



    「でもさぁ」

    いつの間にか寝ていたはずのメイの声が沈黙を破る。

    2006-03-21 11:44:00
  • 233:


    「ウニタンはそのままいつまで
    止まっとくつもりなの」

    『・・・ん?どゆ意味』

    2006-03-21 11:45:00
  • 234:


    「あの子はカオリチャンちゃうし、ウニタンはもうホストちゃうやん。」

    『そーゆ問題と違うが』

    2006-03-21 11:47:00
  • 235:

    「そーゆ問題やん」
    --驚く程に冷たいメイの声。
    『違うんじゃよ』
    「違わんて。てかほっといたらあの子はカオリチャンと同じ事になるんちゃうん?だからウニタンずっと苦しいんちゃうん?」

    2006-03-21 11:55:00
  • 236:

    『・・・・・・』

    「…サリ行くで。」

    ──沈黙は、ドアが開くと一気に入つてくる湿った夜風に流れ出して行く。

    2006-03-21 11:57:00
  • 237:


    「後悔は…」

    風が一瞬遮られ、サリの声が聞こえる。
    『え・・・・?』

    2006-03-21 11:58:00
  • 238:


    「後悔は、
    後に悔やむって意味やで。
    それでもあたし等は過去には戻られへんねん。
    あたし等は、今を生きなあかんねんで。」

    2006-03-21 12:00:00
  • 239:

    『サリ。』

    「頑張れょー☆ほな。」

    ───パタ・・・ン!!!

    2006-03-21 12:02:00
  • 240:
    2006-03-21 12:03:00
  • 241:

    ひとりぼっちの車内でウニはため息。
    『こんな静かだったんや』
    独りぽっちで呟く独り言は
    巨大な夜の街には響かない。

    2006-03-22 10:51:00
  • 242:



    ────コンコンッッ!!!

    .

    2006-03-22 10:52:00
  • 243:

    それでも仕事をしなきゃいけません。
    孤独なタクシードライバー。

    ------ガチャ・・・・
    .

    2006-03-22 10:54:00
  • 244:


    『お客様、ご乗車ありがとうございます』

    少し深く被りこんだ帽子が頭をしめつけている。
    柔らかい痛みが背筋をしゃきっと立てた。

    2006-03-22 10:56:00
  • 245:

    「・・・ハァ・・・・・・・」

    ん?(。´_`)

    『お客さ…』

    2006-03-22 10:57:00
  • 246:



    ?(ΦДΦ。)

    ウニは目上のミラーに移るお客様に、絶句。´v`)))

    2006-03-22 10:58:00
  • 247:

    ────────────────コンコンッッ・・フゥ!!
    お久しぶりです皆様。ナレーターの天の声でございます。
    ごぶさたで、ン゙ン゙ッッ!
    コンコン。えー、喉の調子が悪く、ナレーターとしてまだまだ未熟者ですがまたしばらく皆様とお話していきましょう。
    ・・・・・皆様は覚えてお居ででしょうか。伝説の人気を評した彼女の事を。

    2006-03-22 11:04:00
  • 248:



    【エヘヘチャン】

    キタ───(。゚∀゚。)──!!!

    2006-03-22 11:06:00
  • 249:

    後ろに座っているのは、
    紛れもなく、あの田舎少女
    【エヘヘチャン】だったのです。
    ウニは…びっくりして硬直しております。
    それもそのはず…‥。

    2006-03-22 11:08:00
  • 250:

    「えーっとォォ、南。行って下さいィィ。」
    ぷんぷんと蒔き散らす強烈な香水の臭い。
    頭は今時、ハリウッド女優もびっくりなどきつい金髪。
    そして・・・
    ミニ!!!ミニすかぁとでございます。ウニは・・・?(ΦДΦ。)ァワァワァワ・・・

    2006-03-22 11:12:00
  • 251:

    『みなッッみみみみ南で
    ございますね!!畏まりますッッしたた!!』
    ウニは挙動不振で口元がォョォョです。
    エヘヘチャン・・・ウニに気付いておられない?ご様子です。
    携帯を無我夢中で連打してらっしゃいます。´v`)コワレチャゥョ

    2006-03-22 11:15:00
  • 252:
    2006-03-22 11:17:00
  • 253:

    エヘヘチャン
    キタ━━(゚∀゚)━━!!

    ずっとまってました?
    楽しみ楽しみ?

    2006-03-23 08:40:00
  • 254:

    タクシーは夜の街を擦り抜け走る。
    気がつけば時は深夜。
    忙しかった街がまた違う表情に変わって行く頃合。
    静まり返った車内に小さめに流れるラジオの音。

    2006-03-24 12:03:00
  • 255:

    平常心を取り戻したウニは
    控え目に流れる邦楽に耳を澄ましてハンドルをキュキュキュ。

    (。´_`){馴れて来たよ。この状況
    .

    2006-03-24 12:05:00
  • 256:

    ──しかし神様は中々安穏はお好きではないようです。

    エヘヘチャンが・・・・・
    「あ゛ぁああぁ!!!」
    吠えた━━━(。゚∀゚。)━━━

    2006-03-24 12:08:00
  • 257:

    ウニは
    ?(ΦДΦ。)ビクッッッ!!

    「うんッッうんうん運転手さ!!運転手ザん!!!」
    ----叫ぶぞ!!エヘヘチャン!!どーしたエヘヘチャンー!!

    2006-03-24 12:10:00
  • 258:

    『ふァッ!ははははい!!!!』

    「!!ぼりゆーむ!!ぼりぃゅむをッッ!!」

    エェエェェェ?(※Д※。)!?

    2006-03-24 12:13:00
  • 259:

    ウェウェと口元をとんがらしながら吠えるエヘヘチャン。
    下ったらずなご様子です。
    「ボリュ!!!ぼりうむ!!」.
    (。"Д")!?ウニは全く理解出来ずに、ぉろろろろ。

    2006-03-24 12:16:00
  • 260:

    あぁ、わかった。
    ウニはわかるでしょうか。
    はたまた、エヘヘチャンはちゃんと伝えられるでしょうか。
    「だから!!ぼりッッ!!」
    『ボリ!?お客様、ボリでございますか!?』

    2006-03-24 12:18:00
  • 261:

    ──頑張ってエヘヘチャン!!

    「ボリ!!ボリューム!!」

    言えた(。゚∀゚。)!!

    2006-03-24 12:19:00
  • 262:

    『ボリューム!!?ラジオでございますか!!』
    「はいッッ!!」
    『畏まりました!!!』

    ウニはボリュームをグイグイ上げます(。"∀")↑↑↑ヒャ

    2006-03-24 12:21:00
  • 263:

    ♪♪ひゃぁく万かいの愛してぇるなんかよっりも〜♪♪♪ラジオからは甘い歌声が一気に溢れ出します。車内にピンク色の空気が漂い始めます゚∀゚。)))☆+'・゚。

    2006-03-24 12:24:00
  • 264:

    (。´v`){この歌よく流れてるよね。ふんふふん〜♪
    ウニは満足感に満たされて
    目尻を垂らしながら
    目上のルームミラーに視線を合わせます。

    2006-03-24 12:26:00
  • 265:



    ?(ΦДΦ。)

    .

    2006-03-24 12:27:00
  • 266:


    ?>>258-269?

    名無しサマ?ありがとうございます??エヘヘチャン?まだまだ出しますね???

    2006-03-24 12:29:00
  • 267:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-24 13:26:00
  • 268:

    さやか

    うにたん、うける笑

    2006-03-24 14:08:00
  • 269:

    名無しさん

    2006-03-24 18:11:00
  • 270:

    ?さやかチャン?ありがとうございます?ウニにうけて下さい??名無しサマ?読んでくれてるのかな??よかったらsageて書き込みして下さいね?

    2006-03-25 12:19:00
  • 271:

    ──なにやらウニは絶句しております。
    『・・・・・・・?("◇"。)』

    あんぐり開いたウニの口。
    その訳とは──!?

    2006-03-25 12:23:00
  • 272:


    「グスッ…グスス・・・」

    エヘヘチャンが。
    泣いてございます(。´_`)ドシタノ

    2006-03-25 12:24:00
  • 273:

    ウニはハンドルを握る手に力を込める。
    『ハァ・・・あの、おきゃ・・』
    その時---
    「あだじ!!あだあだッッ!!あだじッッ!!」
    ━━エヘヘチャンの口が開いたのでございます。

    2006-03-25 12:27:00
  • 274:

    ?(ΦДΦ。)!!?
    ウニはまたビクッ。
    ハンドルが汗でツルリ。

    エヘヘチャンはお構いなしで語り始めます。

    2006-03-25 12:28:00
  • 275:


    「彼氏ッッ!!彼氏がいたんでず!!すごッッ凄いスキな!!」

    ハッと思い出したウニは
    黙って外の慌ただしい世界を見つめて耳を澄まします。

    2006-03-25 12:31:00
  • 276:

    「スキでッッ!!凄い好きな人だったんでづッッ・・その人が好きで大阪きたんでずっ!!」

    涙で声が上擦るエヘヘチャン。
    あんなにキラキラしてポッポと頬を紅く染めていたエヘヘチャン。
    いつのまにか聞こえない、エヘヘと言う口癖。

    2006-03-25 12:34:00
  • 277:

    ──既にタクシーは南に着いていて、
    相変わらず顔色を変えない街の一角は
    目が覚める程に冷たい。
    この街は、ひどく冷たい。

    2006-03-25 12:36:00
  • 278:

    止まる事が許されない、
    止まる者には酷く冷たい、
    甘い欲求とリアルな地位。
    エヘヘチャンは、
    泣いていた。

    2006-03-25 12:38:00
  • 279:

    「彼は、紛れもなくホストでした。」
    『・・・・・・』
    「でも会いたいんです…。彼が必要なのは私のお金です…。‥でも私には、彼が必要…なんです…。」
    『・・・・・・・はい。』

    2006-03-25 12:41:00
  • 280:


    「‥さっきの歌…、」

    『え?』
    .

    2006-03-25 12:42:00
  • 281:

    「さっきラジオで流れてた歌、あの曲…」
    『あぁ、はい。』
    「彼と初めて外で会った時、彼が初めて私に歌ってくれた歌なんです。エヘヘッッ」

    ──久しぶりに聞こえたエヘヘチャンのエヘヘ。泣き疲れて掠れた口元から漏れた、小さすぎる口癖。

    2006-03-25 12:45:00
  • 282:
    2006-03-25 12:47:00
  • 283:

    息が詰まりそうになり、
    ウニは静かに息を吸い込む。
    「あの…」

    生唾がゆっくりと喉を伝うのがわかる。

    2006-03-27 17:10:00
  • 284:

    『…グシュッッ‥ぁ゛い?』
    会社のトレードマークがペイントされたティッシュを力いっぱい握る。
    「これ…よかったら」
    後ろに体を向けるウニ。
    『……‥あ…』

    2006-03-27 17:13:00
  • 285:

    「え?」
    ----見ないつもりだったエヘヘチャンの表情になぜかピントが合ってしまったウニ。
    『あ゛ッッあ゛りがどうッッ!!ほんどにッッ、ヒッ、あ゛りがとう運転手ざぁ゛ん!!』

    2006-03-27 17:15:00
  • 286:

    ウニの手から離れた小さい小さいティッシュは、
    エヘヘチャンの指の間にくるまり、
    クシャクシャに成りながらエヘヘチャンの涙を浴びている。

    ──彼女も、こうやって泣いてたのかな──

    2006-03-27 17:17:00
  • 287:

    『うわぁ゛ぁあん!!サブローの馬鹿ァァあぁ!!』
    ----エヘヘチャンの湿って泣き濡れた声が車内を響かせる。
    運転席で俯くウニ。
    『サブローの馬鹿ぁあ゛!!』
    響くエヘヘチャン。

    2006-03-27 17:22:00
  • 288:


    (。´_`){サブロー・・・サブロー・・・サブロー・・・

    ----耳鳴りに頭がキーンとするウニはエヘヘチャンの以外な程に大きなわめき声を聞いていた。

    2006-03-27 17:24:00
  • 289:

    元気出して下さい。

    ----エヘヘチャンに掛けようと決意した言葉に、またまた生唾を飲むウニ。

    (。´θ`){・・・・ヨシッッ!!

    2006-03-27 17:26:00
  • 290:

    「あの!!」
    ━━鼻息がやや荒いウニの鼻。フガフガ
    『はいッッ!!?グシュッッ』
    ━━腫れ上がった瞼をゴシゴシこするエヘヘチャン。
    ──ウニタン、頑張るのです(。゚∀゚。)

    2006-03-27 17:29:00
  • 291:

    「げ(。゚Д゚。)」
    口が絡まるウニ。
    『げ!!?』
    真っ赤なお鼻のエヘヘチャン。
    「元!!元気・・・」

    2006-03-27 17:31:00
  • 292:


    ♪♪♪バン♪♪ベン♪♪ボン♪

    ───爆音が車内に響きます。この音は・・・

    2006-03-27 17:32:00
  • 293:

    『わッッ!!運転手さんごめんなさい!!電話!!ちょっと待って下さいね!!・・・《ピッ》はい。もしもしー』

    ・・・・・・・(。゚A゚。)

    ウニ、またまた出遅れる。

    2006-03-27 17:35:00
  • 294:
    2006-03-27 17:36:00
  • 295:

    ?

    2006-03-27 17:45:00
  • 296:

    名無しさん

    ?

    2006-03-28 10:57:00
  • 297:

    名無しさん

    2006-03-28 12:53:00
  • 298:

    ?シオリ?

    2006-03-29 00:44:00
  • 299:

    名無しさん

    放置しすぎ?

    2006-03-31 01:02:00
  • 300:

    ?皆様遅れてごめんなさい。最近子供にカンムシと夜泣きが始まって、日中もろくに寝てません。放置しすぎて申し訳ありませんが。しばらくゆっくりさせていただきます。読者様方、誠に申し訳ありません。

    2006-03-31 13:43:00
  • 301:

    名無しさん

    あげとくね?

    2006-03-31 16:36:00
  • 302:

    ガンバれ?

    2006-04-01 04:40:00
  • 303:

    名無しさん

    2006-04-01 04:46:00
  • 304:

    『・・・・うん。うんうん。そっかうん。』
    行燈を消したタクシーがハザードを点滅させている。
    中で響く声を聞こえないふりをしてウニは静かにラジオのボリュームを下げた。

    2006-04-03 16:11:00
  • 305:

    『わかったァァ。ありがとう、うんうん。』

    ───ピッッッ・・・

    余りに静かな車内は、ボタンを押す音まで鮮明。

    2006-04-03 16:13:00
  • 306:

    『・・・・・・・・・・』
    光りを失った携帯電話を見つめたまま、
    彼女は黙って俯いている。
    「・・・・・・・」
    釣られて黙りこむウニ。

    2006-04-03 16:15:00
  • 307:

    『・・・・・・・あ。』
    手持ち無沙汰になっていたウニの指先がピクッとブレる。
    エヘヘチャンの声が掠れ落ちた。
    「・・・・・え?」
    しゃんと背筋に力を入れたウニはフロント硝子にうっすらと写るエヘヘチャンの表情を見る。

    2006-04-03 16:19:00
  • 308:

    『ごめんなさい!!おります!!えっと・・おいくらですか・・・』

    「あ、・・・・ああ。千四百円になります。」

    「…‥はい。」

    2006-04-03 16:20:00
  • 309:

    ──ウニたん、エヘヘチャン降りちゃいますよ(。´_`)ノ

    「あの・・・」

    『ありがとうございました、長々と乗ってちゃって』

    2006-04-03 16:22:00
  • 310:

    「あ、いえ。…いや、あの」

    『・・・・・?』
    ──モゴモゴと口を動かすウニをぼんやり眺めるエヘヘチャン。
    ウニ、焦る。´_`)

    2006-04-03 16:24:00
  • 311:

    「いや…あの‥‥えっと…」

    モゴモゴと、大事な時に限って口が回らない口下手ウニ。

    『・・・・・って・・』

    2006-04-03 16:27:00
  • 312:

    『・・・・って、』
    ----エヘヘチャンの声が耳に届いてくる。
    「え(ΦДΦ。)!?」
    焦ってコンチキチンになったウニはエヘヘチャンの声にビクり。
    .

    2006-04-03 16:29:00
  • 313:


    『彼…飛んだって。』

    エヘヘチャンは下を向いて、でもその声はしっかりと発されて、ウニの耳に届く。

    2006-04-03 16:31:00
  • 314:


    「・・・・・・・」

    言葉がでない。あんぐり。
    ウニは口を開けてポカンとエヘヘチャンを眺める。

    2006-04-03 16:33:00
  • 315:

    『・・・はぁーぁあ!!』

    エヘヘチャン、ぽすんっと座席にもたれかかり、大きなため息。

    「!(。゚ロ゚。)?」

    2006-04-03 16:35:00
  • 316:
    2006-04-03 16:36:00
  • 317:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-03 17:20:00
  • 318:

    名無しさん

    2006-04-04 09:58:00
  • 319:

    『ハハハハハハハハハ』

    「・・・?(ΦДΦ。)」

    『アーッハッハッハ!!飛んだって!!』

    2006-04-04 15:51:00
  • 320:

    『飛んだとか!?飛んだ!!アーッハッハッハ』

    エヘヘチャンが、壊れた(。´θ`)

    『って、どーりで昨日から電波届かんばい!!』

    2006-04-04 15:52:00
  • 321:

    『あん男、逃げよったばい!!ハッハッハ!そがんこつやったか!』

    ?(◆Д◆。)))エヘヘチャン!?

    ウニ、またも固まる。

    2006-04-04 15:54:00
  • 322:

    『おかしいと思っとったばい!なーにが、「親が手術するから百万いる」じゃい!アーッハッハッハ!』

    (゚A゚.))))ガクガク

    ウニ、西郷どん化したエヘヘチャンにびくびく。

    2006-04-04 15:56:00
  • 323:


    『どげん思う!?なぁ運転手さん!!』

    ?(゚μ゚.)))!!ヨバレタ!!
    .

    2006-04-04 15:58:00
  • 324:

    『運転手さん!?なぁ!聞こえちょるーッッ!?』

    「はははい!!」

    『どがんこつって話よね!』

    2006-04-04 15:59:00
  • 325:

    「はいぃッッ!!!」

    『・・・ハァァァ。あー疲れた』

    「・・・」(。´θ`){ォレモデス…

    2006-04-04 16:02:00
  • 326:

    『・・・・・・・・・』

    散々叫び散らし、エヘヘチャン、急遽静まり返る。
    「・・・・・・・・」
    釣られてまた黙るウニ。

    2006-04-04 16:05:00
  • 327:

    『・・・・降ります。』

    ──丸々と膨らんだエヘヘチャンのバックは怒っているかのようにパンパン。
    「あ・・・・はい。」
    バックの取っ手に腕を突っ込んだエヘヘチャンは開いたドアに足を出す。

    2006-04-04 16:09:00
  • 328:
    2006-04-04 16:11:00
  • 329:

    名無しさん

    ????????????

    2006-04-04 16:48:00
  • 330:

    名無しさん

    2006-04-04 20:44:00
  • 331:

    エヘヘチャン(´・ω・`)

    2006-04-05 09:16:00
  • 332:

    名無しさん

    ??

    2006-04-05 12:14:00
  • 333:

    名無しさん

    2006-04-05 12:16:00
  • 334:

    名無しさん

    ?

    2006-04-07 05:54:00
  • 335:

    名無しさん

    2006-04-07 09:31:00
  • 336:

    名無しさん

    更新待ってます☆
    頑張ってネヽ(*゚∀゚*)ノ

    2006-04-16 02:03:00
  • 337:

    名無しさん

    約束守ろうやー

    2006-04-18 13:35:00
  • 338:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-19 00:02:00
  • 339:

    皆様こんばんは。お久しぶりです。私はこの話を書いていて、いろいろ息詰まり、恋愛ものを書き出しました。しかし、下手になったとコメントがありました。正直、自信がなくなりました。もう何を書いてもおもしろくないようなきがします。下手になり、書くなと言われ、今は考えています。申し訳ありませんが時間をいただきます。皆様ごめんなさい。また来ます。

    2006-04-19 00:46:00
  • 340:

    名無しさん

    今までは自信があったんですか?

    2006-04-19 01:09:00
  • 341:

    名無しさん

    ↑何が言いたいん?嫌味?

    2006-04-19 01:17:00
  • 342:

    名無しさん

    聞いただけちがうかな?

    2006-04-19 02:09:00
  • 343:

    私はぉまめちゃんの小説読みやすくて可愛くて大好きなんだけど、そぅ思ってくれない人もいるんだね?ぉまめファンの一人として悲しいです? でもぉまめファンがたくさんいることは、忘れないで∞

    2006-04-19 02:39:00
  • 344:

    ??

    初カキコ?おまめちゃん?おまめちゃんゎゆったら本間の小説家なわけじゃないし、やけど小説家並に今まで話おもしろかってこんだけファンがつぃてん?けどそら小説家だって息詰まる事あるねんし素人やったら余計そんなんくると思う。けど批判されたりしても、それも受けとめつつ軽く流して(どなぃゃねん?ワラ)応援してくれてる人もおるんやし気楽にのんびり文章にしてほしぃなぁ?荒らしトカに負けない気持ちをもってほしぃ?たぶんおまめちゃんがやさしくて純粋やから気にしてまぅんやと思うけど、『読みたい人だけ読んでくれたらいぃし』みたぃなかんぢで流していぃと思うょ?うちゎ最後までおまめちゃん応援するからね?

    2006-04-19 06:00:00
  • 345:

    名無しさん

    1-350

    2006-04-19 11:31:00
  • 346:

    名無しさん

    なんで感想スレに書かんの?

    2006-04-19 13:37:00
  • 347:

    あや

    マメさん。なんで今まで以上に応援のレスや励ましのレスなくなったと思う?
    まめさんは知らんうちや思うけど作者と読者の間に信頼関係ができたわけやで。レスするより黙ってマメさんが書くもん見ていこーと思たワケやで。読者が減ったわけでわないねん。マメさんの書く小説を読み続けたいから考えて考えて皆こーゆ風にしてるわけやん?マメさんもちょいとばかり大人になっていこうや☆夜遊びでフリー掲示板な訳やのにあれだけ読者おったのに感想スレにはよほど書いてないやん?なんでか分かってな。待ってんねん。そんなん金取ってる訳ちゃうねんから上手かろうがへたくそやろうが書いてこや。私含め他何十人て書きこまんとまってるねんで。皆あなたのことが好きなねんで?へた言われても十人十色やねんからしゃあなくない?十人十色やから、だから楽しいねやん☆自信持てとは偉そうに言えんけどな、あなたのことが好きな人があなたの書いてる小説を好きな人はおるわけやねんで。ゆっくりでいい。でも急に消えたら心配なるやん?だからゆっくりマイペースで書いてこ(o^o^o)

    2006-04-21 06:31:00
  • 348:

    名無しさん

    ↑あなたは気持ち込めて長々と書きはったみたいやけど
    ぉマメからしたら何熱くなってるんって笑い事やろーなヮラ

    2006-04-21 06:49:00
  • 349:

    名無しさん

    感想スレ逝け

    2006-04-21 07:10:00
  • 350:

    名無しさん

    てか書かんのやったら削除以来だしたら?

    2006-04-21 11:30:00
  • 351:

    >>331

    『…運転手さん?』
    エヘヘチャンがシワにまみれたお金を差しだし、口を開く。

    2006-04-21 13:24:00
  • 352:

    「あ、はい?」
    いきなりのエヘヘチャンの低いトーンの声に些かびっくりしたウニはお金を受け取り、
    エヘヘチャンを見上げる。
    『あたし…』

    2006-04-21 13:28:00
  • 353:

    生唾が彼女の喉を這う音だけが車内に漂う。

    『あたし…大阪来て何してたんだろ…。この街は、あたしみたいな田舎者には大きすぎたみたいです。』

    「・・・・・・・。」

    2006-04-21 13:31:00
  • 354:

    エヘヘチャンのその表情には、笑みはなく、かといって泣く訳でもなく、
    【疲れた】と言う感情のみが漂っていた。
    『はは。じゃ。』
    ───夏だと言うのに少し冷たい、じっとりとした風に罷れた彼女は去って行く。

    2006-04-21 13:34:00
  • 355:

    静かになった車内から見える
    エヘヘチャンの背中は段々と小さくなり、ウニはため息をつくのも忘れ黙っている。
    気がつくと空からはポツポツと水滴が落ちて来始めていた。

    2006-04-21 13:38:00
  • 356:


    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━タクシーは夜中を栄えさせる街をさ迷っていた。

    雨はしだいに強まり、勤務時間は終わりに近付き、ウニはハンドルをきりながらエヘヘチャンの事を思い出していた。

    2006-04-21 13:42:00
  • 357:


    その時。

    ・・キキ─────ッッ!!!
    .

    2006-04-21 13:43:00
  • 358:

    突如、飛び出して来た人影に焦ってブレーキを踏む。

    ?#Д♯){ヒイタ!?

    ・・・ガチャガチャッッ!!バタン!!

    2006-04-21 13:46:00
  • 359:

    『すすすいません!!大丈夫ですか!!?』
    ━━黙って座り込む人影に駆け寄るウニ。
    ・・・返事が、ない。

    『?(ΦДΦ。)だだだ大丈夫ですかッッ!!』

    2006-04-21 13:48:00
  • 360:

    「・・・いッッ!!シイナ!!」
    威勢のいい後ろから声がして、ウニは振り返る。

    ・・・?(゚◇゚。)!!
    「って!!ウニさん!!?」

    2006-04-21 13:50:00
  • 361:


    『‥雄也さん・・・』

    呟いたウニの目の前に駆け寄ったのは、雄也。
    振り返り、座り込む人に目をやるとその女性は、シイナ。

    2006-04-21 13:52:00
  • 362:


    ウニは有る事に気がつく。
    座り込んだまま動かないシイナは、静かに静かに

    泣いていた。

    2006-04-21 13:54:00
  • 363:


    >>355-366

    ?皆様、いろいろなご意見ありがとうございます??考えた結果、この?お話は完結させる事にしました。様々なご意見の中で決めた結果なので、気長に暇つぶしに読んでいただきます事よろしくお願いいたします。感想スレにもまた行きます??ありがとうございました?

    2006-04-21 13:57:00
  • 364:

    名無しさん

    だから2つ同時に書くのやめーやゆーたんやん!んまぁまた書く気になったら頑張ってや。

    2006-04-23 10:27:00
  • 365:

    >>368 何様?

    2006-04-23 12:59:00
  • 366:

    名無しさん

    読者やん。最初に2個同時に書くんやめときゆわれてそれでも余裕な返事してたくせにすぐいきづまってたからちゃうん?

    2006-04-23 22:27:00
  • 367:

    名無しさん

    文句とカちャうけど。。何しにふたつ書く必要があるン?ひと⊃完結されるまで頑張ってほ∪カッた。ひと⊃書くのにいきずまって両方書けるわけなL|やン!結局こッちほッたらか∪や∪・・

    2006-04-23 22:32:00
  • 368:

    名無しさん

    は?書いてはるやん。好きにさせたれや

    2006-04-23 22:33:00
  • 369:

    そうそう?お豆チァの自由やし??頑張ってなぁ?

    2006-04-23 22:38:00
  • 370:

    名無しさん

    2006-04-24 06:08:00
  • 371:

    名無しさん

    372みたいにすぐ食いついてくる奴がおるから荒れると思われ

    2006-04-24 07:42:00
  • 372:

    「シイナ、大丈…」
    『やめて!!触らんとって!!』
    ──ウニの目の前で雄也とシイナが重い空気を纏っている。
    「まじで何なん!?最近のシイナ意味わからんねんヶド」
    ほんのりとアルコールが雄也から香っている。

    2006-04-24 14:18:00
  • 373:

    『わからんならわからんでィィ。とにかくどっか行って』
    小さな子供が不貞腐れるように下を向いたままシイナが言い放つと
    「まじ何なん!!?」
    雄也が声をあらげる。

    2006-04-24 14:20:00
  • 374:

    『ゆゆゆ雄也さん、おお落ち着いて・・・』
    ───何とか空気を換気しようと頑張るウニ。
    「ウニさんは黙ってて下さい。関係ナィでしょ」
    見た事の無い雄也の鋭い眼光に黙り込むウニ。
    役に立ってナィぞ。´∀`)ノ

    2006-04-24 14:24:00
  • 375:

    『すいません・・・』
    しょげるウニ。
    「なぁシイ…」
    雄也の声が響く頃
    『帰る。乗せてってょ運転手さん』

    2006-04-24 14:26:00
  • 376:

    スクッと立ち上がると、長い茶毛がふわりと揺れる。
    「おいシイナ!!」
    『どいて。』

    ━━ガチャ!!・・・バタン・・

    2006-04-24 14:27:00
  • 377:

    ドアが閉まると、雄也の目先に写るシイナは車内で窓にもたれている。
    「っハァ・・・ウニさん、すいません。」
    雄也が言う。
    『え゛!!?いえいえ滅相もごごございません?(ΦДΦ。)』
    またドモるウニ。

    2006-04-24 14:30:00
  • 378:

    「あいつ、家まで運んだってくれますか」
    溜め息のような声で雄也がつぶやく。
    『あ、はい。畏まりました』
    帽子をキュッとにぎりしめるとウニは一礼をしてドアに手をかけた。

    2006-04-24 14:35:00
  • 379:

    手をかけて目に留まったのはシイナだった。
    俯いて、まだ泣いていた。
    ──キュッ・・・!!
    『雄也さん!!』
    ついにウニは振り向いた。

    2006-04-24 14:37:00
  • 380:

    携帯を片手にした雄也が振り返った。
    『あの・・・・!!もう終わりにしたらどうですか!!』

    ついに振り返ったウニの、その声は可笑しい位に裏返っていて雄也はキョトンと立っている。
    「ウニさん・・?え?何言ってんすか」

    2006-04-24 14:40:00
  • 381:

    後ろで窓が開く小さな音が聞こえる。
    『俺は、俺には雄也さんの気持ちがわかる気がします。でも!!シイナさんの気持ちも!!嫌程わかるんです!!』
    握った拳は爪が刺さって痛む。ウニは今、やっと向き合っていた。昔の自分に、あの時の彼女に。

    2006-04-24 14:43:00
  • 382:

    「はッ?何言ってんすか。」
    眉にシワを寄せた雄也が携帯をスーツに仕舞う。
    『わかりません!!!』
    ウニ、叫ぶ。
    「はぁ!!?こっちが意味わかりませんヶド」

    2006-04-24 14:46:00
  • 383:

    『わかりませんが!!もう終わりだと思います!!』
    頭がこんがらがり、ただ叫ぶウニ。
    「だから、関係ナィって言ってんでしょ!!!」
    『あるんです!!俺、俺は!!』

    2006-04-24 14:48:00
  • 384:





    .

    2006-04-24 14:49:00
  • 385:





    2006-04-24 14:50:00
  • 386:





    .

    2006-04-24 14:50:00
  • 387:


    『210円お返しです。ありがとうございました』

    キィ─────!!パタン!!

    2006-04-24 14:52:00
  • 388:

    季節は秋も深まった頃。
    相変わらずウニはタクシーを転がしていた。
    あの一騒動から、季節が変わった秋。
    変わった事と言えば、ウニのタクシーは朝日を浴びるようになった。
    毎日、朝から夕方まで、ウニはタクシーを転がしていた。

    2006-04-24 14:55:00
  • 389:

    涼やかで軽い足取りの風と共に、ウニはタクシーを走らせていた。
    『あ。』
    キキ──────ッ!!
    キィ──パタン・・・
    『ご利用、ありがとうございます。どちらまででしょう』

    2006-04-24 14:58:00
  • 390:

    一人の女性が乗車。
    「あ、えっと新大阪までお願いします」
    物腰の軟らかい女性。
    ウニはミラーに写る彼女に目を疑う。

    2006-04-24 15:00:00
  • 391:

    『はい。だいぶ涼しくなりましたね。』
    車内に漂った風は冷たく軽やかに香る。
    「ふふッ。あー緊張するなぁ。運転手さん、あたしね?」
    人懐っこい仕草は変わっていない。ウニは耳を傾ける。
    『今から旦那さんになる人の実家に行くんです』

    2006-04-24 15:07:00
  • 392:

    「・・・・そうですか。今日はとてもいい日和ですね」
    信号が赤から青へと檻の門を開く。
    『でも緊張しちゃって!!あーヤバイヤバイ!!せっかく涼しいのに汗かいちゃう!!』
    キャラキャラと笑いながら、えくぼが懐かしい。

    2006-04-24 15:10:00
  • 393:

    『大丈夫ですよ。すごく・・・あ着きますよ』
    無情な道路は新大阪をきっちり写し出す。
    「ありがとうございます!!がんばってきますね!!」
    代金を置いた彼女から少し開いた窓の風に乗って香る匂い。
    『ありがと・・・』

    2006-04-24 15:14:00
  • 394:


    『ありがとうございました!!』
    ついに出た言葉、彼女は少しびっくりしてふふっと笑ってドアを開いた。
    携帯を片手に足を出す。

    2006-04-24 15:16:00
  • 395:

    「あ、もしもし?着いたよ新大阪。ははっ!!何言ってんの
    カオルだよ!!
    聞こえてるー・・・」

    キィ────!!パタン!!

    2006-04-24 15:18:00
  • 396:

    『ありがとう…ございました。幸せになってね。カオル。』

    ステンドグラスごしに写った彼女は凄く綺麗で
    不覚にも少し涙が出てしまったウニの顔は、凄く笑っている。

    2006-04-24 15:21:00
  • 397:

    タクシーは走り出す。
    半日仕事の締めを終え、ウニは急いでいた。
    『間に合うかなぁ。また怒られるなぁ。』
    呟いてフッと笑う。
    赤信号が小憎たらしい。逸る気持ちに拍車がかかる。

    2006-04-24 15:24:00
  • 398:

    次の瞬間目の前の横断歩道にウニはまた目が点になった。
    『あ。ははは』
    釘付けになったウニは目でソレを追う。
    ソレは、凄く微笑ましい恋人同士。
    彼女は笑っている。

    2006-04-24 15:26:00
  • 399:

    名無しさん

    話意味がわからんし?

    2006-04-24 15:29:00
  • 400:

    夏、冷たい路地の片隅で泣いていた彼女はもういなかった。
    開けた窓から漏れる恋人達の声が入り込む。

    「うそー!!ほんとに?エヘヘッうれしい。エヘヘ☆」
    .

    2006-04-24 15:29:00
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