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∞午前3時の運転手∞
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376:
スクッと立ち上がると、長い茶毛がふわりと揺れる。
「おいシイナ!!」
『どいて。』
━━ガチャ!!・・・バタン・・2006-04-24 14:27:00 -
377:
ドアが閉まると、雄也の目先に写るシイナは車内で窓にもたれている。
「っハァ・・・ウニさん、すいません。」
雄也が言う。
『え゛!!?いえいえ滅相もごごございません?(ΦДΦ。)』
またドモるウニ。2006-04-24 14:30:00 -
378:
「あいつ、家まで運んだってくれますか」
溜め息のような声で雄也がつぶやく。
『あ、はい。畏まりました』
帽子をキュッとにぎりしめるとウニは一礼をしてドアに手をかけた。2006-04-24 14:35:00 -
379:
手をかけて目に留まったのはシイナだった。
俯いて、まだ泣いていた。
──キュッ・・・!!
『雄也さん!!』
ついにウニは振り向いた。2006-04-24 14:37:00 -
380:
携帯を片手にした雄也が振り返った。
『あの・・・・!!もう終わりにしたらどうですか!!』
ついに振り返ったウニの、その声は可笑しい位に裏返っていて雄也はキョトンと立っている。
「ウニさん・・?え?何言ってんすか」2006-04-24 14:40:00 -
381:
後ろで窓が開く小さな音が聞こえる。
『俺は、俺には雄也さんの気持ちがわかる気がします。でも!!シイナさんの気持ちも!!嫌程わかるんです!!』
握った拳は爪が刺さって痛む。ウニは今、やっと向き合っていた。昔の自分に、あの時の彼女に。2006-04-24 14:43:00 -
382:
「はッ?何言ってんすか。」
眉にシワを寄せた雄也が携帯をスーツに仕舞う。
『わかりません!!!』
ウニ、叫ぶ。
「はぁ!!?こっちが意味わかりませんヶド」2006-04-24 14:46:00 -
383:
『わかりませんが!!もう終わりだと思います!!』
頭がこんがらがり、ただ叫ぶウニ。
「だから、関係ナィって言ってんでしょ!!!」
『あるんです!!俺、俺は!!』2006-04-24 14:48:00 -
388:
季節は秋も深まった頃。
相変わらずウニはタクシーを転がしていた。
あの一騒動から、季節が変わった秋。
変わった事と言えば、ウニのタクシーは朝日を浴びるようになった。
毎日、朝から夕方まで、ウニはタクシーを転がしていた。2006-04-24 14:55:00 -
389:
涼やかで軽い足取りの風と共に、ウニはタクシーを走らせていた。
『あ。』
キキ──────ッ!!
キィ──パタン・・・
『ご利用、ありがとうございます。どちらまででしょう』2006-04-24 14:58:00 -
391:
『はい。だいぶ涼しくなりましたね。』
車内に漂った風は冷たく軽やかに香る。
「ふふッ。あー緊張するなぁ。運転手さん、あたしね?」
人懐っこい仕草は変わっていない。ウニは耳を傾ける。
『今から旦那さんになる人の実家に行くんです』2006-04-24 15:07:00 -
392:
「・・・・そうですか。今日はとてもいい日和ですね」
信号が赤から青へと檻の門を開く。
『でも緊張しちゃって!!あーヤバイヤバイ!!せっかく涼しいのに汗かいちゃう!!』
キャラキャラと笑いながら、えくぼが懐かしい。2006-04-24 15:10:00 -
393:
『大丈夫ですよ。すごく・・・あ着きますよ』
無情な道路は新大阪をきっちり写し出す。
「ありがとうございます!!がんばってきますね!!」
代金を置いた彼女から少し開いた窓の風に乗って香る匂い。
『ありがと・・・』2006-04-24 15:14:00 -
394:
『ありがとうございました!!』
ついに出た言葉、彼女は少しびっくりしてふふっと笑ってドアを開いた。
携帯を片手に足を出す。2006-04-24 15:16:00 -
395:
「あ、もしもし?着いたよ新大阪。ははっ!!何言ってんの
カオルだよ!!
聞こえてるー・・・」
キィ────!!パタン!!2006-04-24 15:18:00 -
396:
『ありがとう…ございました。幸せになってね。カオル。』
ステンドグラスごしに写った彼女は凄く綺麗で
不覚にも少し涙が出てしまったウニの顔は、凄く笑っている。2006-04-24 15:21:00 -
397:
タクシーは走り出す。
半日仕事の締めを終え、ウニは急いでいた。
『間に合うかなぁ。また怒られるなぁ。』
呟いてフッと笑う。
赤信号が小憎たらしい。逸る気持ちに拍車がかかる。2006-04-24 15:24:00 -
398:
次の瞬間目の前の横断歩道にウニはまた目が点になった。
『あ。ははは』
釘付けになったウニは目でソレを追う。
ソレは、凄く微笑ましい恋人同士。
彼女は笑っている。2006-04-24 15:26:00 -
399:
名無しさん
話意味がわからんし?
2006-04-24 15:29:00 -
400:
夏、冷たい路地の片隅で泣いていた彼女はもういなかった。
開けた窓から漏れる恋人達の声が入り込む。
「うそー!!ほんとに?エヘヘッうれしい。エヘヘ☆」
.2006-04-24 15:29:00 -
401:
信号が青になる。
ウニを乗せたタクシーは走り出す。
入り込む風に乗って、ハンドルは軽やかに切られる。
『ハァ、着いた。あ、まだ来てない。よかったよかった』
小さな独り言と共にハンドルから手を離す。2006-04-24 15:32:00 -
408:
?>>376-412????
?皆様のおかげで、拙いですが完結できました。本当にありがとうございました?
ちなみに話がわからないとの読者さま、どこがわからないですか?2006-04-24 15:46:00 -
409:
名無しさん
カオルってウニの元カノのカオリって人のこと?
2006-04-24 17:47:00 -
411:
名無しさん
ほんまに最後はっきりしやん?結局シィナゎぅにの彼女になったん?
2006-04-24 18:36:00 -
412:
名無しさん
ほんま下手なったなぁ?
2006-04-24 18:45:00