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∞午前3時の運転手∞
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51:
『で、確かリア結婚するんってね?』
『うん。あー、うにには結構前に言ったっけ』
----ハフハフしながら、鍋をツンツンする。
楕円型に配置された4人の中でうにとリアがお喋り。
『え!!まじで(*゚Д゚)聞いてへんやん。リアチャンひっど!!』2006-03-04 15:37:00 -
52:
『あれ?ジンには言ってなかったっけ(。゚∀゚。)??カミとね、結婚しまんねん』
『まじでかー。まだ若いのにー?もしやデキたトカ☆』
──ジンがお腹をポコリと膨らむジェスチャーをすると
『あほか。´v`。)何となくってか、流れって奴。一緒に住んでるしね。お父さんとも話してたみたいやし。』
---なーんて言って、箸を持つ華奢な手からちらっとリングが光ります。2006-03-04 15:38:00 -
53:
『おかげでーそろそろオカマ引退よあたしも』
----はくはくとほっぺを動かしながらユウの声。
『なんで。ユウがオカマなんとリアの結婚関係ないでしょ』
----続くうにの疑問。
『ウニタンの馬鹿ッッ。ワカランチンな人ねぇ。つまりは、あたしもキャバ辞めて田舎帰るって言ってんのッッ』2006-03-04 15:39:00 -
55:
『じゃあまたね』
みんなそれぞれ違う道を歩いて行きます。
もしかしたらもう会わないかもしれない、
そんな淋しさや虚しさも、
素直に表現できずに笑う事ばかりを身につけるようになりました。2006-03-04 15:42:00 -
56:
うにはタクシードライバー。
今日は少し【おせんち】になりました。
それでも車は走ります。
お客様は神様です。
うには毎日従順にタクシードライバーとして走ります。2006-03-04 15:43:00 -
57:
『ファ(。´∀`。)眠いのー。今日も頑張ってメーター弾くぞ〜』
----カコカコと車内をいじると、今日もうにの仕事は幕を上げます。
コンコンッッ!!!2006-03-04 15:44:00 -
60:
『あ…あの…、えっと…あの…梅田まで!!梅田まで行って下さい!!』
・・・・・・(。゚∀゚。)!?
『お客様、ここが梅田でございますよ(。´v`。)』2006-03-04 15:47:00 -
61:
ん?このお客様、なにやら大きなお荷物…。
しかもなにやら挙動不審でございます。
『あッッ!!あ…えっ!!ごっ!!ごめんなさッッ!!……えっと…あの…ちょっ…と…大阪よく…わからなくて…』2006-03-04 15:48:00 -
62:
なるほど。
お客様は上京仕立てなのでございますね。
それにしても…
『えっと…お客様、行き先は…どういたしましょうか?』
うにもおめめがハテナでございます。?∀?。)ワォ2006-03-04 15:49:00 -
63:
『あ…どうしよう…あのッッあのあのあの…』
お客様、もしかしてもしかすると、タクシー自体にも緊張なさっているご様子。
『目的地…。お客様、目的地はどのような場所でしょう。もしかすると、何か手掛かりになるかもしれません』
優しい言葉で緊張するお客様の眉間のシワを柔げる。これも立派なお仕事です。2006-03-04 15:49:00 -
64:
『あ!!あの、お店なんですヶド【クレア】ってお店なんです。わかりますか!?』んー・・・・ん!?}('θ'*。『お客様、北新地の【crea】でしょうか?』『はいッッ!!!そこです!!おおおお酒作るお店の!!』うには、余りに純粋そうなお客様に笑いそうになりながらも、頬をピンク色に染めて恥ずかしがりながら吃るお客様をルームミラーごしに見て微笑み、ハンドルを握りました。
2006-03-04 15:50:00 -
65:
『よかったァァ・・。本当にありがとうございます!!面接なのに、遅れるところでした!!』
緊張から解放されたのか、フワッと笑顔を見せるお客様。
『いえ滅相もございません』
丁寧にお返事。
『……あたし、実家飛び出して来たんです!!』2006-03-04 15:51:00 -
66:
?(゚ロ゚)!?
うにはびっくり。
『あたしの実家、本当にド田舎で。山と川しかないんです。それで…ヘヘッ。携帯サイトで知り合った人を…好きになって。大阪の人だったんです。なんか、夜の仕事で、スーツ着てお酒作る仕事だって…』
・・・・・・・・・( ̄A ̄。)ん?2006-03-04 15:52:00 -
67:
『すっごい優しいんです!!毎日メールしてて…彼が、大阪に来ないかッッて…☆一緒には住めないヶド、俺を支えて欲しいからって…ェヘヘ☆彼、お店に借金があるんです。だから支えてあげたくて…』
・・・・・・・・・・・(θAθ。)んん!?
何やら怪しい雲行きデス…2006-03-04 15:53:00 -
68:
『さささ…ゴホッ…!!さようにございますか。』
思わず上擦り吃ってしまう、
うに。
『エヘヘヘ☆でも、ホステスさんってどんなお仕事なんだろー。あたし何にも知らないから不安です。でも彼の為に頑張って支えてあげなきゃ!!』
ミラーからちらっと見えるお客様は、リンゴチャンホッペが今にも破裂しかねない程に赤々として嬉しそうです。2006-03-04 15:54:00 -
69:
うにはお客様を勝手ながら
《エヘヘチャン》
と名付けました。
エヘヘが口癖なエヘヘチャン。
丸々リンゴなエヘヘチャン。2006-03-04 15:55:00 -
70:
『…ハァーァ。緊張して来た。どうしよう。運転手さん?』
いきなり話し掛けられ、うにはまたびっくり。
『はい。』
それでも平然を装います。
『あたし、変じゃないですか?面接とか初めてで…』2006-03-04 15:56:00 -
71:
《なんてまさかね(。´v`。)ノそりゃセット行くよね。店前にセット屋サンあるし。確かあそこのセット屋サン、お洋服貸出しも有ったしね☆エヘヘチャンは、緊張してる自分か変かって事気にしてるだけで…》
『一応面接っぽい恰好して来たヶド…髪も。こんなもので大丈夫なのかなァァ?』
?("ロ"・)!!!???2006-03-04 15:58:00 -
73:
『?はい?』
『あの…えと…そっそその装いでは…』
『え?ごめんなさい、聞こえない…』
『お客様のッッその装いではッッ!(。`ロ`。)』
──♪♪ロンロン♪♪ロンロン♪♪♪♪2006-03-04 16:00:00 -
74:
『あ、ごめんなさい。ちょっと電話が!!…もしもし・・・』
うにはがっくりです。
『…じゃね☆エヘヘ、うん。はぁい☆バイバイッッ』2006-03-04 16:01:00 -
75:
--パタッッ!!
『エヘヘッ聞いて下さいよ運転手さん!!』
『…はいィ。』
『彼がッッ!!キャァ☆今日会おうって(。゚∀゚。)どーしよぉッッ!緊張ですッッ☆』2006-03-04 16:02:00 -
76:
『あ、左様にございますか(。´v`。)それはそれは…☆』
・・・ッッて違う!!なにホンワリしてんだ俺!!
『それよりお客さ…』
『もー!!すっごいドキドキします!!ハァァ☆楽しみデス!!』2006-03-04 16:03:00 -
77:
『それより!!お客さ…』
『あ、あれ?その看板!そこじゃないですか(。゚∀゚。)』
ツイタ───(。゚ロ゚。)───!!!
、2006-03-04 16:04:00 -
78:
『ありがとうございましたァァ!!頑張ってきますね☆』
『(。´A`。)マッテ…』
───ガチャッッ!!!
『本当にありがとうございました!!大阪って怖い街だと思ってました…でも、運転手さんに出会えてよかった!!じゃあ!!』2006-03-04 16:05:00 -
79:
『ぁわわわ(。`Д´。)…店入って行きよる…。』
───カチャッッギッ…!!
うには目をクシャッとつむり、ハンドルを握った。
『…ハァ。うまく行きますように……』2006-03-04 16:06:00 -
80:
キュキュッと車を走らすと、
夕刻時の新地はタクシーが混み始める。
うにはそれが嫌いです。
さっさと脱出してスイスイ走る、それが好き。
『エヘヘチャン…頑張ってね(。´`。)…ごごごごめんょ…』2006-03-04 16:07:00 -
81:
ブイーン…カチッッ、
♪♪ルン♪♪ルルル♪♪♪
うにはお気に入りのMDをスイッチオ─(。゚∀゚。)─ン!!
『ふんふふふふ〜♪』
タクシーは次第にのりのり走り出していました。2006-03-04 16:08:00 -
82:
ゆったりと流れるREGGAEの音色は、どんな時も気持ちを穏やかにさせてくれる。
現地の自然が溢れるラスタは、素っ気ない音色。うには大好きです。
『ふ〜んふふふ〜♪』
──どうやらノリノリです。2006-03-04 16:09:00 -
83:
うにがREGGAEのリズムに波打っていると…
『♪♪ふふふ〜ん♪ふ〜んふふふ♪…あ(。゚θ゚。!?)』
──キキッ…!!
,2006-03-04 16:09:00 -
84:
少し焦ってブレーキをふむと、お客様はドアの前に近寄っていらっしゃいます。
---キィ────パタンッッ!!
『本日はご利用ありがとうございます。』2006-03-04 16:10:00 -
85:
『えと〜日本橋やっけ?』
『そーそー。』
黒い御ギャルな二人組のお客様が御乗車なさいました。
『日本橋でございますね。ありがとうございます』
----車は日本橋を向いて走り出しました。2006-03-04 16:11:00 -
86:
うにはREGGAEの余韻にひたひた浸りながらハンドルを握り、黙って運転に集中します。
『てかァ、今日もユウちゃんに会い行くん?』
右のオナゴが煙草をふわふわ蒸しながら窓を開けると
『わっからん。…まぁ、稼げたら?』
左のオナゴはテカテカ光るグロスを唇に滑らせ、流し目で鏡に答える。2006-03-04 16:12:00 -
87:
『エースは大変ですねー★』
窓の外を見渡しながら右オナゴははにかんだ様に笑う。
『ですねー。あーてか昨日さぁ、ユウヤの本カノからなぁ、メール来てーぇ…』
『ハァ!?まじで。』
『まじまじ。かなり嫌味言われましたー(。゚∀゚。)』2006-03-04 16:13:00 -
88:
聞こえません。
うには聞こえません。
聞こえていますが、聞こえません。
黒子に訂するお仕事。
例え、それが胸の締め付けられる程のお話でも、うには黙ってハンドルを切ります。2006-03-04 16:14:00 -
89:
『やっぱ、若い女の子が夜乗ってきたら変に心配して見ちまうよな』
『本ッッ当にいたたまれねぇ時あるなぁ。』
『タクシードライバーってのは辛い仕事や。』
──よくあるドライバーのおじさん同士の会話。
こんな乗車中、思い出します。2006-03-04 16:15:00 -
90:
『まぁウチ等エースは体で稼ぐからねー。汚いとか?嫌味位ーなんてこったないわいやッッ。その分、人一倍金もらってんだしー(。´v`。)』
『…‥シィナ…』
『は?何あんた暗いって!!心配してくれてんのー!!?アハハ。ありがと★』
──うには、こんな時思い出します。2006-03-04 16:16:00 -
92:
『で、ユウにはゆったん?』
タバコをくしゃっと灰皿に突っ込む。
『ユウヤに?ゆー訳ないやんッ。…彼女の気持ちも…まぁわからんくないし?』
----カシュッッカシュッッとマスカラを擦り出しながらシイナチャンが笑う2006-03-04 16:18:00 -
93:
『あんた平和すぎ。』
呆れた様にマスカラをみながら笑う友達。
『カホこそ。彼氏は〜?色枕で有名な☆』
『知ら〜ん(。゚∀゚。)あたち本営でつからァァ☆』
友達【カホチャン】は呆れ笑いがお得意らしいです。2006-03-04 16:19:00 -
94:
『あ、運転手さん、日本一の交差点で止めてくれる?』
----マスカラのゲジゲジを刺し戻しながらシィナチャンが顔を上げます。
『畏まりました。』
静かに返答し、ウニはチカチカとハザードを光らせます。2006-03-04 16:30:00 -
95:
『千…300円です。』
行燈を点滅させながらタクシーは停車。
『はい。お釣りィィよ。コーヒーでも飲んで☆』
先に降りたカホチャンは携帯をかこかこ…
『‥ありがとうございます。』2006-03-04 16:33:00 -
96:
『じゃ、ありがと』
そうしてオナゴ2人は日本橋の交差点を歩いて行きました。
『……‥』
ひとりぼっちの車内に充満して行くのは、腑に落ちないうにの表情。
それは《シィナチャン》にありました。2006-03-04 16:37:00 -
97:
──ウニは見てしまっていました。
『…痛いやろに。』
呟いた独り言はシィナチャンの細い腕の事。
幾数もの細い傷。
それは黒い肌のシィナチャンの腕を蝕む、鋭利な切り傷でした。2006-03-04 16:45:00 -
99:
ウニは気を取り直して携帯のボタンを押します。
『はい、いつもお世話になっております。』
薄っぺらい携帯電話の向こうからは低い声が聞こえます。
「あ、すいませんお仕事中に…今電話大丈夫ですか‥?」2006-03-04 16:52:00 -
100:
『はい。…どうかなされましたか?』
配車のお電話とは少し違った雰囲気の雄也様の声。
ウニは、素っ頓狂に明るく喋りっぱなしのラジオのスイッチを消すと耳をこらします。
「あの…」2006-03-04 16:55:00 -
104:
削除削除されますた
あぼ~ん -
105:
名無しさん
それぉまめちゃんじゃなくて読者に言えよ?
2006-03-05 11:20:00 -
107:
名無しさん
発見???これめちゃめちゃ読みたかったんだッッ??????happy???続きお願いします(>_
2006-03-06 01:31:00 -
110:
『ちょっと!!手上げてんだから開けぇな兄ちゃん!!』
突如、鼻息をリズミカルに鳴らした女性が後部座席に。
『お客ッッお客さま!!ただいまこのタクシーは…』
『は!?あたしゃ疲れてんねん!!乗車拒否かッッ!!?』
それはそれは、パワフルといいますか、ボリューミーといいますか‥膨れたサザエさんのようなご婦人が声をあらげてらっしゃいます。2006-03-06 15:48:00 -
111:
『‥いえ…』
ウニは困ってしまってしゅんと俯き、携帯を持ち替えると
「…あ、忙しいみたいやね、またかけます。」
アッチ側では雄也様も、しゅんとなさっておられます。
『申し訳ありません‥』2006-03-06 15:51:00 -
112:
『アッツいなぁ!!クーラーついてんの!?』
膨れたサザエさんは、壊れたラジカセの様にワンメーターの乗車中、ずっと怒鳴り散らしておいででした。
『ありがとうござました・・・・五百えんでございますゥ(*Д×)』2006-03-06 15:54:00 -
114:
──しかし疲れてばかりはいられません。
『あ(*゚Д゚)雄也様に折り電しないけん・・・』
胸元に手を入れ携帯を引っつかむと、ウニはハンドルにもたれながらボタンを押します。
・・・・・・ポチポチポチ…2006-03-06 16:00:00 -
117:
ウニはフロントガラスの外の世界に雄也様を見つけ、
目を細めて凝視。
そこには、携帯を片手に、画面を開きまた閉じた雄也様。
と、女性。2006-03-06 16:07:00 -
118:
コール音を消し、
ウニは携帯を胸元に仕舞い込むと、
フロントガラスを食い入る様に見つめます。しかしウニ、
『全く見えん…(。3д3)眼鏡眼鏡…』
ド近眼でございます。2006-03-06 16:10:00 -
119:
ガサガサと助手席のダッシュボードをあさり、
眼鏡を探します。
『…あった!!』
ウニは眼鏡装着☆タラララッタラーン♪.
『…ん?んん゛?』2006-03-06 16:13:00 -
120:
そこには、
雄也様に泣きじゃくる女性がくっついていらっしゃる光景が広がっていました。
スライムばりにピトリとくっつく女性。
雄也様の表情は…
ひきつってらっしゃいます。2006-03-06 16:16:00 -
121:
『なーんじゃ(。゚∀゚)ノ至って心配なさそーじゃ。』
ウニはホッと安心して眼鏡を取ろうと指を眼鏡にかけたその時…
『ぁ゛!!』
何かあったご様子。
『雄也様…ひっぱたかれた…』2006-03-06 16:20:00 -
122:
ウニはズレた眼鏡をまたしっかり装着。
『ぁわわ‥。オナゴがどっか行ってまいよる…』
雄也様は頬を摩りながら、どうやら携帯を触ってらっしゃる様子です。
♪♪ロンロン♪♪ロンロン♪♪♪♪
フロントガラスの中の世界で、ウニの電話がポケットで弾ける様に鳴り出しました。2006-03-06 16:24:00 -
126:
『はい…』
「あ、雄也です。」
----ウニは外の世界に目を凝らしながら電話の声に耳を澄まします。
「すいません、さっき電話出れなくて」
。・_・。){イエイエ、一部始終見てましたよ。2006-03-09 14:45:00 -
128:
『え゛ッッ!?』
ウニはワタワタ…
「あっ、いや、ちょっといろいろ有って…今、天満なんで空車なら来て欲しいなっ…て」
バレてないとホッと胸を撫で降ろすウニ。2006-03-09 14:50:00 -
129:
『今、近くに居てますのでお迎えにあがりましょうか』
「あ、まじっすか。じゃあ‥お願いします」
----近すぎるのでウニは二周してから車を止めた。
キィ──────ッッ!!!2006-03-09 15:10:00 -
130:
「すいません来て頂いて」
相変わらず甘い果実の香りを立ち込め、
雄也様が後部座席に座ります。.
『いえ、ご愛顧ありがとうございます。今日はどちらへお着け致しましょう?』2006-03-09 15:14:00 -
132:
「…‥晩飯、食いました?」
----俯いていた顔を上げた、少し暗い表情の雄也様とミラーで目が逢います。
『‥いえ、まだです。』
なぜかミラーからハッと目をそらすウニ。2006-03-09 15:21:00 -
133:
「あ、コレ?気になりますよね。ちょっと色々あって‥」
雄也様は頬を指してハハッと白い歯をキラリ(。゚ш゚☆)
『いえ‥痛みますか?』
「ちょっとね、あ、飯行きません?」2006-03-09 15:26:00 -
134:
時計を眺め、ハンドルを切りながら
『そうですね。何処行きましょう?』
色々と疲れた昼番。ウニは雄也様と御でえと、へ向かいます。2006-03-09 15:28:00 -
136:
?鈴チャン?最近ちょっと体調よくなくて?吐き気がひどいんですょ?気にしてコッチに??してくれてありがとう?カメ更新ですがこれからもよろしくね?
2006-03-09 15:35:00 -
137:
かーちゃん
めっさおもろいわぁ?
楽しみですんで???2006-03-09 18:09:00 -
139:
「ここね、カツカレーが旨いんすよ☆」
小汚いレストラン、ウニはメニューを見ながら雄也様の声にふむふむ。
『じゃあ、カツカレー下さい』2006-03-10 13:25:00 -
140:
「俺も、同じので」
愛想の悪い店員はアクビをしながらカウンターへすり足で向かう。
『……‥』
ウニは手持ち無沙汰な指先をポケットへ突っ込み、鳴らない携帯電話とくしゃけたソフトの煙草を取り出す。2006-03-10 13:27:00 -
141:
「…なんか、すいません」
『え!(*゚ロ゚)?』
煙草を取り出す指先が軽くぶれた。
「忙しいでしょ?飯なんか誘っちゃって」
『いえ、全く暇で。珍しく昼出勤でしたので。』2006-03-10 13:30:00 -
142:
「…そか。よかった。」
手元のグラスがひたひたと汗をかいている。
雄也様はそれを見つめたまま、口を開いた。
「実はね‥彼女が、客にメールしたみたいで。」2006-03-10 13:32:00 -
143:
ウニはその言葉に一瞬、嫌な予感が頭を過ぎる。
「客ってのがエースで…」
グラスからは汗がひたひた。
「風俗の子なんすヶド…」
ひたひた。滴る雫。2006-03-10 13:36:00 -
145:
会話を遮る
雄也様のけたたましい着信音にびっくりするウニ。
「はい?あぁ、うん。ハハ。今は友達と飯食ってるょ」
ウニはため息まじりに煙草をくわえ、無駄にメニューに目を通す。2006-03-10 13:46:00 -
147:
雄也様は《シイナチャン》と軽やかに会話を続ける。
ウニは思い出していた。
『ユウチャンの本カノからメールきてん』
あの時、確かに車内でシイナチャンの口から零れていた言葉を。2006-03-10 13:49:00 -
148:
?>>141-150?
?かぁたん?マメマニアサマ?ありがとうございます??よかったら感想スレにも?来て下さいね??これからもよろしくお願いいたします???2006-03-10 13:51:00 -
150:
かぁちゃん?
読んだでぇー???
おもしろかった?あと感想スレはどこですかぁ??
探してきます????2006-03-10 16:35:00 -
151:
削除削除されますた
あぼ~ん -
152:
削除削除されますた
あぼ~ん -
153:
削除削除されますた
あぼ~ん