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∞午前3時の運転手∞
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100:
『はい。…どうかなされましたか?』
配車のお電話とは少し違った雰囲気の雄也様の声。
ウニは、素っ頓狂に明るく喋りっぱなしのラジオのスイッチを消すと耳をこらします。
「あの…」2006-03-04 16:55:00 -
104:
削除削除されますた
あぼ~ん -
105:
名無しさん
それぉまめちゃんじゃなくて読者に言えよ?
2006-03-05 11:20:00 -
107:
名無しさん
発見???これめちゃめちゃ読みたかったんだッッ??????happy???続きお願いします(>_
2006-03-06 01:31:00 -
110:
『ちょっと!!手上げてんだから開けぇな兄ちゃん!!』
突如、鼻息をリズミカルに鳴らした女性が後部座席に。
『お客ッッお客さま!!ただいまこのタクシーは…』
『は!?あたしゃ疲れてんねん!!乗車拒否かッッ!!?』
それはそれは、パワフルといいますか、ボリューミーといいますか‥膨れたサザエさんのようなご婦人が声をあらげてらっしゃいます。2006-03-06 15:48:00 -
111:
『‥いえ…』
ウニは困ってしまってしゅんと俯き、携帯を持ち替えると
「…あ、忙しいみたいやね、またかけます。」
アッチ側では雄也様も、しゅんとなさっておられます。
『申し訳ありません‥』2006-03-06 15:51:00 -
112:
『アッツいなぁ!!クーラーついてんの!?』
膨れたサザエさんは、壊れたラジカセの様にワンメーターの乗車中、ずっと怒鳴り散らしておいででした。
『ありがとうござました・・・・五百えんでございますゥ(*Д×)』2006-03-06 15:54:00 -
114:
──しかし疲れてばかりはいられません。
『あ(*゚Д゚)雄也様に折り電しないけん・・・』
胸元に手を入れ携帯を引っつかむと、ウニはハンドルにもたれながらボタンを押します。
・・・・・・ポチポチポチ…2006-03-06 16:00:00 -
117:
ウニはフロントガラスの外の世界に雄也様を見つけ、
目を細めて凝視。
そこには、携帯を片手に、画面を開きまた閉じた雄也様。
と、女性。2006-03-06 16:07:00 -
118:
コール音を消し、
ウニは携帯を胸元に仕舞い込むと、
フロントガラスを食い入る様に見つめます。しかしウニ、
『全く見えん…(。3д3)眼鏡眼鏡…』
ド近眼でございます。2006-03-06 16:10:00 -
119:
ガサガサと助手席のダッシュボードをあさり、
眼鏡を探します。
『…あった!!』
ウニは眼鏡装着☆タラララッタラーン♪.
『…ん?んん゛?』2006-03-06 16:13:00 -
120:
そこには、
雄也様に泣きじゃくる女性がくっついていらっしゃる光景が広がっていました。
スライムばりにピトリとくっつく女性。
雄也様の表情は…
ひきつってらっしゃいます。2006-03-06 16:16:00 -
121:
『なーんじゃ(。゚∀゚)ノ至って心配なさそーじゃ。』
ウニはホッと安心して眼鏡を取ろうと指を眼鏡にかけたその時…
『ぁ゛!!』
何かあったご様子。
『雄也様…ひっぱたかれた…』2006-03-06 16:20:00 -
122:
ウニはズレた眼鏡をまたしっかり装着。
『ぁわわ‥。オナゴがどっか行ってまいよる…』
雄也様は頬を摩りながら、どうやら携帯を触ってらっしゃる様子です。
♪♪ロンロン♪♪ロンロン♪♪♪♪
フロントガラスの中の世界で、ウニの電話がポケットで弾ける様に鳴り出しました。2006-03-06 16:24:00 -
126:
『はい…』
「あ、雄也です。」
----ウニは外の世界に目を凝らしながら電話の声に耳を澄まします。
「すいません、さっき電話出れなくて」
。・_・。){イエイエ、一部始終見てましたよ。2006-03-09 14:45:00 -
128:
『え゛ッッ!?』
ウニはワタワタ…
「あっ、いや、ちょっといろいろ有って…今、天満なんで空車なら来て欲しいなっ…て」
バレてないとホッと胸を撫で降ろすウニ。2006-03-09 14:50:00 -
129:
『今、近くに居てますのでお迎えにあがりましょうか』
「あ、まじっすか。じゃあ‥お願いします」
----近すぎるのでウニは二周してから車を止めた。
キィ──────ッッ!!!2006-03-09 15:10:00 -
130:
「すいません来て頂いて」
相変わらず甘い果実の香りを立ち込め、
雄也様が後部座席に座ります。.
『いえ、ご愛顧ありがとうございます。今日はどちらへお着け致しましょう?』2006-03-09 15:14:00 -
132:
「…‥晩飯、食いました?」
----俯いていた顔を上げた、少し暗い表情の雄也様とミラーで目が逢います。
『‥いえ、まだです。』
なぜかミラーからハッと目をそらすウニ。2006-03-09 15:21:00 -
133:
「あ、コレ?気になりますよね。ちょっと色々あって‥」
雄也様は頬を指してハハッと白い歯をキラリ(。゚ш゚☆)
『いえ‥痛みますか?』
「ちょっとね、あ、飯行きません?」2006-03-09 15:26:00 -
134:
時計を眺め、ハンドルを切りながら
『そうですね。何処行きましょう?』
色々と疲れた昼番。ウニは雄也様と御でえと、へ向かいます。2006-03-09 15:28:00 -
136:
?鈴チャン?最近ちょっと体調よくなくて?吐き気がひどいんですょ?気にしてコッチに??してくれてありがとう?カメ更新ですがこれからもよろしくね?
2006-03-09 15:35:00 -
137:
かーちゃん
めっさおもろいわぁ?
楽しみですんで???2006-03-09 18:09:00 -
139:
「ここね、カツカレーが旨いんすよ☆」
小汚いレストラン、ウニはメニューを見ながら雄也様の声にふむふむ。
『じゃあ、カツカレー下さい』2006-03-10 13:25:00 -
140:
「俺も、同じので」
愛想の悪い店員はアクビをしながらカウンターへすり足で向かう。
『……‥』
ウニは手持ち無沙汰な指先をポケットへ突っ込み、鳴らない携帯電話とくしゃけたソフトの煙草を取り出す。2006-03-10 13:27:00 -
141:
「…なんか、すいません」
『え!(*゚ロ゚)?』
煙草を取り出す指先が軽くぶれた。
「忙しいでしょ?飯なんか誘っちゃって」
『いえ、全く暇で。珍しく昼出勤でしたので。』2006-03-10 13:30:00 -
142:
「…そか。よかった。」
手元のグラスがひたひたと汗をかいている。
雄也様はそれを見つめたまま、口を開いた。
「実はね‥彼女が、客にメールしたみたいで。」2006-03-10 13:32:00 -
143:
ウニはその言葉に一瞬、嫌な予感が頭を過ぎる。
「客ってのがエースで…」
グラスからは汗がひたひた。
「風俗の子なんすヶド…」
ひたひた。滴る雫。2006-03-10 13:36:00 -
145:
会話を遮る
雄也様のけたたましい着信音にびっくりするウニ。
「はい?あぁ、うん。ハハ。今は友達と飯食ってるょ」
ウニはため息まじりに煙草をくわえ、無駄にメニューに目を通す。2006-03-10 13:46:00 -
147:
雄也様は《シイナチャン》と軽やかに会話を続ける。
ウニは思い出していた。
『ユウチャンの本カノからメールきてん』
あの時、確かに車内でシイナチャンの口から零れていた言葉を。2006-03-10 13:49:00 -
148:
?>>141-150?
?かぁたん?マメマニアサマ?ありがとうございます??よかったら感想スレにも?来て下さいね??これからもよろしくお願いいたします???2006-03-10 13:51:00 -
150:
かぁちゃん?
読んだでぇー???
おもしろかった?あと感想スレはどこですかぁ??
探してきます????2006-03-10 16:35:00 -
151:
削除削除されますた
あぼ~ん -
152:
削除削除されますた
あぼ~ん -
153:
削除削除されますた
あぼ~ん -
154:
削除削除されますた
あぼ~ん -
161:
かーちゃん
あげ
2006-03-13 23:58:00 -
163:
名無しさん
ぁげっ?
2006-03-14 22:10:00 -
165:
「‥ん。ほなまたかけるな?はいはーい」
ピッ・・・
メニューの規則正しい文字をぼんやり写しながら、ウニは冷静に偶然を理解しようとしていた2006-03-15 16:44:00 -
166:
「すいません、お客からで。えっとなんの話だったっけ‥」
『彼女さんとお客様の』
目に写る雄也の少し困惑した顔がやけにリアル。
「ああ!!そぅ。今の子なんすヶドね。」2006-03-15 16:47:00 -
167:
──この人はシィナチャンがリストカットをしている事は知っているんだろうか────
ウニは先程聞こえた、電話から漏れた明る過ぎる彼女の声を思い出してタバコに手を延ばす。2006-03-15 16:50:00 -
169:
ふわふわと白い湯気は、
スパイシーな香辛料の香りと共に上を目指し立ち上がる。
『‥いただきます。』
「ほんと旨いすよ。って、まずかったらすいません。」2006-03-15 16:54:00 -
170:
いつの時代もそうだろうが、
考え事をしながら捕る食事は
旨くない。
ウニは香辛料の毛羽立つカレーを流し込んで
それからは何を喋っていたかもよく覚えていない。2006-03-15 16:56:00 -
173:
あれから何日も立つのに、
ウニは相変わらずぼんやり。
仕事だと言うのにミスばかり。.
ノルマも果たせず上司の嫌味が増える一方。2006-03-15 17:01:00 -
175:
「離して!!」
『ちょっ、まじで何』
フッと離れた白く軟らかい腕が朝の南の街に照らされる。
『‥ハァ。どしたの。ほんと最近カオリ変じゃぁ』2006-03-15 17:05:00 -
177:
『俺が?変わってナィよ。』
アルコールがため息となって吐き出されると、
胸ポケットのタバコに触れる。.
「変わったやん。」2006-03-15 17:09:00 -
178:
『だから、変わっとらんが。変わったってどこがじゃ?』
タバコは静かに状況下で白くくゆる。
「・・・・・・・・・・・・・」
『なぁ?カオ‥』
「…あたしが風俗やって‥知ってたんやろ!?」2006-03-15 17:12:00 -
180:
もとより無表情なウニの顔が音を立てる事なく
静かに歪んで行く。
『ちょっ…そんなん知ら‥』
「嘘。知ってたんやろ!?ずっと…知らんふりしてたんやろ!!」2006-03-15 17:15:00 -
181:
「ウニは友営やもんなぁ!!色もないみたいやし!!!」
『?それが何…』
「あたしと…付き合ってんのもッ!!エースが居てないからやもんなぁ!!!」
涙がカオリの頬をとめどなく流れる。2006-03-15 17:18:00 -
182:
「キャバやったら…ウニ支えられへんかってん‥好きやから!!他の誰かになんて‥」
言い訳かもしれないが、ウニは本当に気付かなかった。
風俗をしている事も、
…そんなに苦しめていたことも2006-03-15 17:22:00 -
183:
言葉はいつも、肝心な時に現れてくれない。
ウニは口を紡いだ。
----カオリが腕を切り刻んで病院に運ばれたのは、わずか二日後の事だった。2006-03-15 17:24:00 -
185:
見るも無惨に、
短く不揃いに切られた
綺麗だったロングヘアーはボサボサのショートヘアーに。
目の下は真っ黒なくまに染色されていた。2006-03-15 17:28:00 -
190:
『え?』
「可笑しいやろ?なぁ、私、惨めでキモイやろぉ」
鮮やかで軟らかな水色の服は
カオリの表情をより一層強張らせて行く。
『そんなん…』2006-03-15 19:56:00 -
192:
「…笑ってや。」
震える声は、たいして広くもない小綺麗な個室に響く。
『カオ…』
「笑ってや!惨めやって!!!・・・・汚いって!!!」2006-03-15 19:59:00 -
193:
「ホストにはまっ…て!!あほな奴やって!!笑っ」
『カオリ!!』
震えはウニまでを浸食し、
遮るように声をあらげた。2006-03-15 20:02:00 -
195:
『何で!?俺‥』
「言わんといて!!・・・・なぁ?私‥好きやの。ウニが」
『ッ!!だから!!』
「やし、幸せやった。お金使ったのも、自分の意思やで?ウニは煽った事なんか…なかったやん?それが嬉しくて‥もっと使って、もっと必要とされたいって。」2006-03-15 20:09:00 -
197:
「…苦しいし、ハハッ‥怖いし‥でもウニの顔思い出したら頑張れたんやで」
━━空気がだんだん冷たくなって行く。
朝はきっともう近い。2006-03-15 20:12:00 -
198:
「かっこよく…いい所みせたかったなぁ‥」
黙りこくるウニの目は、
ベットの上で様々な表情を見せるカオリをただ一直線に見つめている。
「ウニ?ごめんなぁ?」2006-03-15 20:16:00 -
199:
『・・・・・嫌じゃ‥』
「もぅお別れやねん」
『嫌じ‥』
「苦しいねん。」
それは、しっかりと、意思の硬さを浮き彫りにした言葉。2006-03-15 20:17:00 -
200:
『辞めたら良いが!!店もこんで良い、俺は…!!』
「ハハッ。ウニは相変わらず優しいなぁ」
『違う!!優しいとか!!』2006-03-15 20:19:00