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いつもアンタは…

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  • 1:

    あゆみ

    なぁ…知ってる??…

    あたしら人間が     この世に生まれて    死ぬまでの間…
    どれだけ涙を流すんか…

    2006-01-07 16:29:00
  • 600:

    あゆみ

    あたし達のテーブルには、何本も空いたボトルやビンが並んでる。
    従業員がそっと涼に耳打ちをする。

    ふとしたすきに涼が席を立ち、回りに行った。

    2006-02-25 13:27:00
  • 601:

    あゆみ

    その先であたしが見たのは―…
    《真麻》の姿やった。
    あたしは一気にアルコールが抜けた気がした。

    真麻は涼を妬かせるためかついたホストにべったり甘えている。それを見た涼はすかさず真麻のもとへ走った。

    2006-02-25 13:30:00
  • 602:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼はそのホストに手を合わせ謝る素振りをした。

    でも涼は真麻に対して怒ったりしない。
    本心は、悔しくてたまらないはずなのに「寂しくさしてゴメンな。お前を不安にさせへんように俺頑張るからな」って――。
    いつかあたしにも言ってくれた―…

    2006-02-25 23:49:00
  • 603:

    名無しさん

    頑張ってください?

    2006-02-25 23:58:00
  • 604:

    美優

    ?しおり?

    2006-02-26 00:39:00
  • 605:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼の優しさ―…魅力。
    涼の中からあたしが消えてしまっても、涼はあの時のまんま。

    あたしにしか見せなかったあの笑顔。あたしの大好きだったアイツの笑顔。

    2006-02-26 11:17:00
  • 606:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻は、頬をふくらましてすねたフリ――
    見てたらわかる。
    すべてが、《金》のための計算の上。

    涼目覚ましてよ…早く気付いてよ…。

    2006-02-26 11:23:00
  • 607:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼はなかなか戻ってこない。
    隣で足をゆすり、イライラしている優――。
    涼を見つめるあたしの視線に気付いた真麻―。
    顔が一瞬くもったように見えた。

    2006-02-26 11:35:00
  • 608:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは目を反らした。
    《嫉妬する痛い女》には なりたくなかった――

    あたしの携帯が鳴った‥
    (こんな夜中やのに誰やねん……)

    2006-02-26 11:39:00
  • 609:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    携帯はすぐ鳴り止んだ。

    サブ画面には
    《―新着メール1件―》
                あたしは携帯を開いた。

    2006-02-26 11:42:00
  • 610:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

                《受信》
    2:39 真麻
    無題

    ふと真麻に目をやるとチラッとあたしを見て、不気味に笑った。――

    2006-02-26 11:46:00
  • 611:

    ?

    大好きです?続き気になる?頑張ってください?

    2006-02-26 12:14:00
  • 612:

    名無しさん

    2006-02-26 15:22:00
  • 613:

    名無しさん

    2006-02-26 15:41:00
  • 614:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    おそるおそるメールを開く。            
    《涼のためにいっぱい卸してくれてありがとう。シャネルのバッグ大事にするね?》

    あたしは無性に腹が立った。
    真麻の隣では涼が笑ってる。たとえあたしが涼の傍でなくても涼は笑ってて―。

    2006-02-26 16:37:00
  • 615:

    アキ

    しおり???

    2006-02-26 16:45:00
  • 616:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻がトイレに入ろうとした瞬間、あたしは無理矢理真麻の腕を掴んで外に連れ出した。

    「離して!涼、呼ぶで?」『はよ呼びや!アンタ一体何のつもり?』
    この時あたしの怒りは頂点に達していた。

    2006-02-26 18:09:00
  • 617:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    『真麻に嫉妬してんやろ?悔しいんやろ?』
    その言葉でまたあたしはカーッときた。

    あたしは、初めて妹に手を上げそうになった。
    あたし達の声で駆け付けてきたのは―やっぱり涼やった。

    2006-02-26 18:13:00
  • 618:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「何やってんねん!!」
    涼の声に真麻が頬をかばう。
    さっきまでの強気な態度はどこかへ消えていた。

    弱々しい声に泣きそうな顔で涼を見つめる真麻―… 『真麻が悪いねん……大丈夫。すぐ戻るから涼は仕事戻って―?』

    2006-02-26 18:21:00
  • 619:

    名無しさん

    2006-02-26 18:28:00
  • 620:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼の目はあたしを睨み付ける。
    「真麻ほっぺた…―」『大丈夫!!なんともないよ―…』

    え?…―あたし……手あげてないやん―意味わからん…

    2006-02-26 18:30:00
  • 621:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 622:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    は―…?何コイツ…
    あたしはもう真麻を《妹》としてなんか見る事が出来なかった。

    涼の耳にはあたしの声なんか届いてない。
    そう真麻だけ。―涼の優しさは短所でも長所でもあるんだ…

    2006-02-26 18:42:00
  • 623:

    あゆみ

    あたしに対する涼の怒りはひしひしと伝わってくる。―
    あたしの気持ちは一方通行―…
    真麻は『涼ごめん…悪いの全部真麻やし、あゆ姉を誤解さしたんも真麻やねん。』と泣きだす始末――
    泣きたいのはあたしやのに……

    2006-02-26 18:47:00
  • 624:

    あゆみ

    涼は、あたしを残して泣いてる真麻を店に入れた。

    涼を嫌いになる事が出来ればどんなに楽か―。
    毎日胸がつぶれる想いしなくてもいいのに―。
    この腕も…元通りに戻るのに―。

    2006-02-26 18:51:00
  • 625:

    名無しさん

    2006-02-26 18:54:00
  • 626:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涙をこらえるので必死なあたし―。        
    涼の前では泣かないんだ。涼に涙は見せないんだ。 
    涼は泣いてるあたしが嫌いだから―。笑顔なあたしが好きだから―。

    ううん。泣いてるあたしが嫌いだったから―。笑顔なあたしが好きだったから―。

    2006-02-26 18:55:00
  • 627:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    どこまであたしって―馬鹿なんやろ…?

    あたしに何の感情もない涼のために必死で涼が好きだった自分を演じる―

    気持ちとは裏腹に今にも涙がこぼれ落ちそうなあたし――。

    2006-02-26 18:58:00
  • 628:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    目の前の涼は鋭い目つきであたしをにらむ―。
    「まだわからんのか??」さらに冷たく言い放つ。

    何も言い返せない弱いあたし――。
    さらに追い打ちをかけるように涼は言い放った。
    「頼むから客でおってくれ。真麻を傷つけんねやったら俺は切る。今のお前は迷惑や―」

    2006-02-26 19:03:00
  • 629:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ★略
    「頼むから客でおってくれ。真麻を傷つけんねやったら俺は切る。今のお前は迷惑や―」

    2006-02-26 19:05:00
  • 630:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    迷惑なんはわかってる―。痛い子なんもわかってる。            
    でもあたし‥初めてあんなに人を愛した。
    忘れられへんぐらい一途になれたよ―。?
    アンタが傷つくならあたしが傷つく。

    2006-02-26 19:18:00
  • 631:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしはその場から逃げたくなった。
    涼をふりきって店に入り、かばんを持った。
    こぼれる涙―。
    真麻と目があった。
    笑ってる――。

    2006-02-26 19:30:00
  • 632:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    そんなあたしを店内にいる客は軽蔑の目で見る。
    優は急いでチェックを済ましてる―。
    涼はというと止めもせず、無表情でつったってる。
    《ほんとは引き止めてほしい―。そう言いたかった》

    2006-02-26 19:34:00
  • 633:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    上の歌詞は倖田來未の《hands》です。
    この時のあたしの気持ちをまんま、歌詞にしたような曲で今でも聞くと涙があふれるぐらい想い出深い、そんな曲です。

    しおりつけてくださる方や応援レスくださる方?
    完結までまだもう少しかかりますが良かったら最後まで見て下さい??読みやすくするため返事のレスはまとめてしますのでお願いします?

    2006-02-26 19:46:00
  • 634:

    名無しさん

    おもしろい??

    2006-02-27 14:02:00
  • 635:

    しゅり

    頑張ってね?

    2006-02-27 16:26:00
  • 636:

    ?

    ばぁりおもろいからぁ━??

    2006-02-27 16:53:00
  • 637:

    みぽ

    頑張れぇ?

    2006-02-27 18:08:00
  • 638:

    名無しさん

    ?

    2006-02-28 08:57:00
  • 639:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    もう一回真麻を見たあたし―。
    やっぱり笑ってる…
    涼の怒り狂う顔が頭に浮かぶ―。
    涼はこんなに真麻を大事にしてるのに――

    2006-02-28 14:20:00
  • 640:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼が真麻を大事にすればするほど―…
    涼があたしに対して怒れば怒るほど―…

    あたしはあの笑顔が憎い――。
    どんなに真麻に会える事を夢見たか‥。

    2006-02-28 14:30:00
  • 641:

    あゆみ

    店を出ようとしていたあたしは、真麻の元へ歩み寄った。
    あの時の真麻の挑発的な目――。
    今でもあたしの目にはくっきり焼き付いて離れない。            
    あたしは真麻の腕をガッとつかんだ。

    2006-02-28 14:33:00
  • 642:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    優や涼があたしを止める。
    あたしは自分で自分を止められなくなっていた。

    優の言葉なんて、あたしの耳には届かない。
    もちろん涼でさえも――。

    2006-02-28 14:36:00
  • 643:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしの《妹》やからこそあたしが真麻を変えたらなって―。

    真麻もあたしと同じで辛い思いもいっぱいしてきてんやろな〜って思った。

    ホンマは人一倍、思いやりのある子やのに自分の価値をさげる事でしか自分を表現できへん不器用な子やねんなって―。

    2006-02-28 14:41:00
  • 644:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは真麻の腕を引っ張ってトイレへ連れ出した。            
    トイレに近いカウンターに座っていた他の客は、何事かと騒ぎだす。

    あたしは真麻と二人だけで話をするため誰にも入ってこれない様に中から鍵をかけた。

    2006-02-28 14:45:00
  • 645:

    名無しさん

    2006-02-28 14:47:00
  • 646:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻は胸の前で腕を組み、ふてぶてしい顔であたしを睨む。
    負けじと睨み返すあたし―。
    外からは壊れんばかりにドアをたたく音と優や涼、慶太、橘さん、いろいろな人の声が大音量のトランスとともに聞こえる。

    あたしは鍵のついてるドアのぶにもたれ、真麻ですら鍵を開けられないようにした。

    2006-02-28 14:52:00
  • 647:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    《ドンドンドンドン―…。》

    「あゆみ〜。えぇからとりあえず鍵、開けや〜!!」『あゆみさ〜ん!真麻さん!鍵、開けてください!』「お前ら何してんねん!」            
    うっさいねん………。
    大好きな優の声でさえも、怒りがおさまらないあたしに対して真麻は何も言わず腕を組み、じっとあたしを見つめていた。

    2006-02-28 15:01:00
  • 648:

    名無しさん

    2006-02-28 17:46:00
  • 649:

    名無しさん

    栞?

    2006-02-28 20:54:00
  • 650:

    ?

    ?

    2006-02-28 20:59:00
  • 651:

    名無しさん

    読んでるョ??頑張れ?

    2006-03-01 10:49:00
  • 652:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「アンタ、本間いい加減にしぃや…」『あんなバレバレの泣きまねにひっかかる方が悪いねん』「」

    パシンッ―。
    たまらずあたしの右手は、真麻の顔をはたいた。
    「はよ泣けや……」

    2006-03-01 16:24:00
  • 653:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻は顔を上げ、さっきよりも鋭い目つきであたしを睨む。

    アンタなんか妹ちゃうわ――…

    なんでアンタがあたしの妹やねん……

    2006-03-01 16:28:00
  • 654:

    2006-03-01 16:33:00
  • 655:

    名無しさん

    2006-03-02 00:44:00
  • 656:

    名無しさん

    >>450-670
    読ωでマス!!頑張って下さLIね??

    2006-03-02 00:50:00
  • 657:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    全てうまくいくと思ってたらそれは大間違いやった――。
    大好きな人はあたしを見失い、これからあたしは大切な人を見失うんかな―…

    どうやったらいいお姉ちゃんになれる…?

    2006-03-02 01:02:00
  • 658:

    あゆみWcwAXNWEwL

    真麻はあたしを押して鍵を開けた―。
    あの時のあの真っ赤な目は悲しさの涙?それとも―…あたしに対する怒りの涙?            
    トイレから出てきた真麻を見て涼がまたあたしを睨む。

    涼―‥アンタが殺人者になるのは嫌やけど…そんなにあたしが憎いんやったら…あたしを楽にしてください。

    2006-03-02 01:11:00
  • 659:

    あゆみWcwAXNWEwL

    やっぱり思う―…

    あたしに見せてたあいつの笑顔は一体どこに消えてなくなったんやろ。

    涼の中のあたしは一体今頃どこにいるんやろうって―。

    2006-03-02 01:16:00
  • 660:

    あゆみWcwAXNWEwL

    涼の左足甲のうっすら見える火傷跡。―…

    一緒にカレー作ったんよね。
    アンタは『料理音痴なあゆちゃんのお助けマン』とか言って手伝ってくれてた。            
    でルーの中に入れる牛肉を炒めてる時、涼が後ろからちょっかい出してきて唯一のあたしの弱点である脇腹をつついたから、フライパンはひっくり返って涼の足にのった。

    2006-03-02 01:28:00
  • 661:

    あゆみWcwAXNWEwL

    跡だけまだ涼の体には残ってるのに―…
    涼とのいろんな思い出は昨日の事のように鮮明に覚えてる―。

    ぬくもりも全部―。

    2006-03-02 01:31:00
  • 662:

    名無しさん

    2006-03-02 04:28:00
  • 663:

    名無しさん

    2006-03-02 19:38:00
  • 664:

    名無しさん

    2006-03-02 20:13:00
  • 665:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは優に無理矢理、腕をひっぱられ店を出た。
    見なくてもわかった―。
    涼のあたしに対する苛立ちの目―…冷めきった視線。            涼なんかどうにでもなってしまえ―。       
                
    そう思えるようになりたかった。

    2006-03-03 02:22:00
  • 666:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    でも涼に会えてよかった…            
    それからあたしは優の家に戻り時が立つのも忘れて、子供みたいに泣いた。
                
    親でさえ見せた事のなかったあたしの弱み―。
    優はあたしの手をずっと握っててくれた。

    2006-03-03 16:13:00
  • 667:

    名無しさん

    略ばっかでゴメンナサィ??

    2006-03-03 16:14:00
  • 668:

    あゆみ ◆BQjr21hQ2E

    橘さんからの着信があったけど、あたしは出る気にならなかった―。     
    泣き疲れたあたしは気付くと優のそばで寝てしまっていた。

    2006-03-03 16:16:00
  • 669:

    かいて???

    2006-03-03 16:18:00
  • 670:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは携帯の音で目が覚めた。
    時間はもう昼過ぎだった。            
    目は腫れまくりで、しかも寝起き―。
    ブッサィ顔‥‥笑
    自分に飽きれながらあたしは無意識に電話に出た。

    2006-03-03 16:21:00
  • 672:

    名無しさん

    絶対無料のゲームサイトだょ☆なんか自分のキャラクターとかも作れるねん!ぉすすめぇ♪mbga.jp/AFmbb.cTnw16ce5/前にhttp://付けてね★

    2006-03-03 16:36:00
  • 673:

    名無しさん

    2006-03-03 17:41:00
  • 674:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「はい―。…」
    『…あのあゆみさん?」
    「…。あんた誰?」
    『すいません。俺…ナツっていいます。』
                誰やねん…。

    2006-03-04 00:44:00
  • 675:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「ナツ?知らんわ。」
    ちなみに寝起きのあたしは非常に機嫌が悪い―。
    この時もその《ナツ》に対して冷たく言い放ってしまった。
                『涼さんに憧れて入ったばっかの新人です。いきなりすんません』

    2006-03-04 02:43:00
  • 676:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ナツの電話の口調からどことなく生意気な感じがして初めて話すにも関わらず、結構馴々しかった一。

    でもなぜか嫌な気なんかまったくしなかった。

    ‥ナツはあたしの事知ってて当たり前か―。……昨日あんな事があったんやから――

    2006-03-04 02:55:00
  • 677:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしの電話番号はあたしが昨日店に忘れ物をした設定で涼に聞いたと―。

    言っておくべき話があるらしく電話をくれたらしい。

    2006-03-04 03:06:00
  • 678:

    名無しさん

    2006-03-04 04:01:00
  • 679:

    名無しさん

    2006-03-04 05:45:00
  • 680:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-04 14:56:00
  • 681:

    名無しさん

    2006-03-04 16:32:00
  • 682:

    名無しさん

    ?

    2006-03-04 17:10:00
  • 683:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「俺…聞いてもたんすわ―…。裕也さんが電話で喋ってるのたまたま―聞いてもて……」
    『…。なにを?』
    「涼さん、ああなってしもたん…裕也さんでしょ?」            
    めちゃくちゃストレートなナツのことばにちょっと戸惑ってしまったあたし。

    2006-03-04 19:57:00
  • 684:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    確かに裕也は今、居るべきところに居る。
    だけどその事実を知ってるのはあたしだけ―。
                
    真麻だっていきなり裕也と連絡が途絶えて、多分困ってるやろう…
    ナツに《うん》って言えばいいのかなんて言えばいいかわからなかった。

    2006-03-04 20:02:00
  • 685:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは黙り込んでしまった。
    「真麻さんと裕也さんのせいでしょ…。」
    弱々しい声でナツが言った。           
    真麻と裕也のせい――??どういう事!?‥‥‥

    2006-03-04 20:14:00
  • 686:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    意味がわからんかった――。
    「…アンタは何を知ってるん?」なんて……
                
    この時聞かんかったらよかった―。

    2006-03-04 20:21:00
  • 687:

    あゆみ ◆KTB2DakzNY

    「裕也さんは―‥涼さんが邪魔やったんですわ。」 
    邪魔て……
    嘘言いなや。
    あたしも今だに信じられへんけど―。
    あの子は涼を尊敬してるんちゃうん?なにかの間違いやったんやって―。

    2006-03-04 20:52:00
  • 688:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ↑すいません?なんかトリップおかしなりました??

    2006-03-04 20:54:00
  • 689:

    名無しさん

    2006-03-04 22:19:00
  • 690:

    名無しさん

    2006-03-05 08:24:00
  • 691:

    名無しさん

    ??

    2006-03-05 13:22:00
  • 692:

    あゆみ ◆KTB2DakzNY

    「俺ここでは新人やけど店変わってきたんすわ。
    俺がホストなりたてでホンマの新人ときに上にいたのが裕也さんやったんすよ。
    こんなん言っていいんかわからんすけどその時の店のオーナーがまたうっとしい人でね。多分裕也さんが店変わったのはそれもあったと思うんですけど…俺も結果的に裕也さんの後を追ってきたって形になるんですけど。」

    2006-03-05 23:33:00
  • 693:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ポツリポツリと話し始めたナツ。
    あたしにとっての裕也は憎いだけ――。
    最愛の人を奪った男を許せるほど、あたしの心は広くない。
    聞きたくないわ…そんな話―。
    だけどなぜかあたしはナツの口から出る一つ一つの言葉が胸に突き刺さるように聞き入っていた。

    2006-03-06 00:27:00
  • 694:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「裕也さんは新人の俺の教育係みたいなもんしてくれてたんすよ。
    本間に面倒見のいい人やしとにかく俺めちゃめちゃ尊敬してたんですわ。
    でもそれは裕也さんの表の顔やったんす。
    今まで誰にも言わんと黙ってたんすけど、もう時効ですよね?昨日のあゆみさん見てたら黙ってられへん思いました。

    2006-03-06 00:39:00
  • 695:

    2006-03-06 00:44:00
  • 696:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    軽く1年は前の話なんですけど…
    裕也さんのエースが店に来た時ちょうど俺がヘルプついたんですよ。
    VIPルームっていう個室やったんですけど、その日そのお客さんフラフラになるぐらい飲んでて、本間誰かが肩貸さな歩かれへん状態やって―。
    でそのお客さんがトイレに行こうとするから裕也さん客被ってたし俺がトイレまで連れていく事になったんですよ。

    2006-03-06 00:48:00
  • 697:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ちょうどその個室には俺以外ヘルプついてなくて裕也さん、お客さん、俺で3人だけやったんですよ。
    で、トイレに立ったお客さんがかばんを椅子に置いたままやったん俺も気付かんとそのままトイレに連れていったんですよ。
    で俺、思っきり新人でしょ?
    フラフラになったお客さんトイレにほったらかしたまま、なんもわからんと席戻ってもたんですよ。

    2006-03-06 00:54:00
  • 698:

    名無しさん

    2006-03-06 01:03:00
  • 699:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    個室の壁には外から見えて中からは見えない様にしてあったんすよ。
    けどてっきり俺は裕也さんは他の被ってるお客さんについてると思ってたから、中は空状態やと思って何気なく見たら中に裕也さんがおったんですよ。
    しかも何してた思います?            
    売り上げを支えてくれてる、ホストしての自分を支えてくれてるお客さんの財布あけてたんすよ!?   
    俺びっくりしてびっくりして…開いた口もふさがらんとは本間これですわぁ。

    2006-03-06 01:06:00
  • 700:

    名無しさん

    2006-03-06 02:28:00
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