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いつもアンタは…

スレッド内検索:
  • 1:

    あゆみ

    なぁ…知ってる??…

    あたしら人間が     この世に生まれて    死ぬまでの間…
    どれだけ涙を流すんか…

    2006-01-07 16:29:00
  • 500:

    あゆみ

    あたしはなんか嫌な予感がした。

    話ってなんなんやろ?―‥

    2006-02-21 12:11:00
  • 501:

    あゆみ

    あたしは、涼とおそろいの香水をつけるといつもより少し早めに出た。

    昼過ぎのミナミは夜とはガラリと変わりスーツ姿のサラリマーンや制服姿の学生などが行き交っていた。

    2006-02-21 12:30:00
  • 502:

    あゆみ

    ―そういえば―あたしも《ダイエット》とかしてたなぁ―…

    そんな事を考えてると涼が来た。
    なんか機嫌がよろしくないようで…
    「飯食おや」とだけ言ってスタスタとびくドンの方に向かって歩きだした。

    2006-02-21 15:37:00
  • 503:

    あゆみ

    『俺コーラとチーズハンバーグ!』「あたしは…ミニハンバーグと‥‥水で」

    いつもなら話が尽きなかったあたし達の会話―。
    今は沈黙でちょっと気まずい。
    アンタがあたしを見てくれる日は――――‥もうないの?

    2006-02-21 15:46:00
  • 504:

    あゆみ

    運ばれてきたものを黙々と食べ続ける涼―。

    いつもなら口の中いっぱいつめてハム太郎なりながらずっと喋ってたやん?‥

    あたしは、ちょっとした事でも涼がだんだん遠ざかっていくように思えてならなかった。

    2006-02-21 15:57:00
  • 505:

    あゆみ

    お互い食べ終えた頃、先に口を開いたのは涼の方やった―。

    『…真麻に何ゆってん?』
    一瞬あたしは空耳かと思った。
    だけど涼は鋭い目つきであたしを睨んでる…。

    2006-02-21 16:04:00
  • 506:

    名無しさん

    この小説大好きやねんけど、生き別れた妹に再会するとこはサルビアに最愛の彼が記憶喪失につるとこは夢みたものに似てるな

    2006-02-21 16:07:00
  • 507:

    あゆみ

    何も答えないあたしに涼はイライラしているのを必死に押さえてるような口調であたしに追い打ちをかけた。

    『…真麻になんて言ってんって‥』

    2006-02-21 16:24:00
  • 508:

    名無しさん

    実話て書いてるやん?

    2006-02-21 17:37:00
  • 509:

    あゆみ

    「涼から離れてって…」―
    それを言った瞬間涼はさらに口調を荒げて、あたしを怒鳴った。

    『勝手な事言うなや!何がやねん?ほっといてくれや。』

    2006-02-21 19:15:00
  • 510:

    あゆみ

    「あの子はアンタを金としか見てないねん!だからお願い――。傷つく前にあの子はあきらめ…」

    【だから何じゃ?そんな話作っておもろいか?満足か?】

    《恐い》…初めて涼を恐いとおもった。ヤメテ――。

    2006-02-21 19:20:00
  • 511:

    あゆみ

    眉間にしわを寄せながら涼は真麻をかばった――。

    お願い…あたしはアンタが傷ついて悲しむとこ見たないだけ―。ただそれだけ。

    いくら言っても涼は怒り狂うだけ―‥一度は本気で好きになった人やから―…―ううん。今でも好きだょ…

    2006-02-21 19:24:00
  • 512:

    あゆみ

    『ずっと俺の看病してくれてホンマいろいろ助かったし感謝してる。
    俺らの過去、知った時はホンマびっくりしたし俺以上に辛い思いさした思ってる。でも俺もどうしたらいいかわからん。
    ただ今言えるのは真麻は俺の女やねん。―
    あいつ泣かしたら俺も怒るし、それだけはようわかっててな』

    2006-02-21 19:32:00
  • 513:

    あゆみ

    結局最後まで信じてもらわれへんかった――。
    これからアイツの未来には何が待ってんの?…
    後悔?涙――?

    アイツにわかってもらえるまでは何思われたっていい。だからずっと笑ってて?‥‥‥

    2006-02-21 19:36:00
  • 514:

    名無しさん

    またまた、りぁるだぁ?いつも出勤時間に覗いたりしてます??頑張ってね?

    2006-02-21 19:36:00
  • 515:

    あゆみ

    応援レスしてくださる方ぇ??いつもありがとうございます??
    読んでくださってる方が増えてうれしい限りです??あと誤字脱字多くてすみません??よみずらいかなと思ってあえて訂正していません??本当にゴメンナサイ?

    2006-02-21 19:39:00
  • 516:

    あゆみ

     

    そして―涼が去っていったテーブルには大粒の涙しか残らなかった――。

    ゴメンな‥?ゴメンな?こんな女でゴメン。。

    2006-02-21 19:41:00
  • 517:

    あゆみ

    その日を境にあたしは一日中ほとんど部屋にひきこもる生活になった――。

    腕の傷を見るたびあたしの胸はズキズキ痛んだ。

    それでも無意識のうちにあたしは剃刀を握ってる――それは日を増すごとに一つずつ増えていった―…

    2006-02-21 19:45:00
  • 518:

    あゆみ

    そんなあたしを心配してくれてたのは、やっぱり優やった――。

    強がりなあたしでも優の前なら素を出せる―…

    引きこもってたあたしは優と久々に出かける事にした。そう――あれ以来。最後に優と会ったのは…《悪魔の声》を聞いた日だったから。

    2006-02-21 21:48:00
  • 519:

    あゆみ

    優と会ったのは、あれからちょうど2週間後ぐらいやったんかな?―

    待ち合わせ場所はお決まりのミナミ。

    10分位早く着き、優が来るのを今か今かと待っていた―…

    2006-02-21 21:54:00
  • 520:

    名無しさん

    気になるぅ???
    頑張ってねぇ???
    ??しおり??

    2006-02-22 10:12:00
  • 521:

    名無しさん

    ???

    2006-02-23 08:35:00
  • 522:

    あゆみ

    しおりつけてくれたりあげてくれてる方?ありがとうございます??昨日は更新出来ずでスイマセン?頑張ります??

    2006-02-23 13:40:00
  • 523:

    あゆみ

    橋の手すりにもたれながらボーッと立ってたら、優が見えた。
    「おはよぉ〜。今日は早いやぁ〜ん。」いつも10分ぐらい遅刻してくる優にあたしが笑って言った。
    優も『せやろ〜』って笑ってた。
    やっぱ優といるとホッとするってゆうか・・・なんていうか―
    本間落ち着くねん。

    2006-02-23 13:50:00
  • 524:

    あゆみ

    あたしらは東心斎橋にあるお好み焼き屋に食べに行く事にした。
    まだ新人の頃、よく二人で食べに来たなぁ…―
    あたしは久しぶりでなんだかウキウキした。
    懐かしいなあ――

    2006-02-23 14:24:00
  • 525:

    あゆみ

    『ちょぉ、あゆみ、そっちの紅しょうがとってくれへん?』
    「ん。」
    あたしは何にも気にする事なく目の前のお好みの上のソースに服がつかないようそでをまくってしまった。
    腕には無数の切り傷―
    隠そうとした時には遅かった。

    2006-02-23 14:39:00
  • 526:

    あゆみ

    「あんた!コレなんなん!?」優があたしの腕をつかんで言った。
    『…あ〜ぁコレ……ほら、ズルズルこけてさ、すりむいてもた!本間あほやわ〜アハッアハハ。』
    とっさの嘘。
    もちろん優に通じるわけがなかった。

    2006-02-23 14:44:00
  • 527:

    あゆみ

    『…あゆみ、ウチ住まへん?』
    いきなり優がどこか一点を見つめたまま言った。
    「えッ??」『辛いねん…あゆみが一人で泣いてるとこ思ったら…』

    2006-02-23 14:49:00
  • 528:

    あゆみ

    「優ごめん‥嘘ついてごめん。あゆみの事、心配してくれてありがとう!今日は飲もッ」
    せっかく会ったのに空気が暗くなるんが嫌やったからあたしは少しどもりながら言った。

    2006-02-23 14:54:00
  • 529:

    あゆみ

    ふと横にいる優に目をやると涙がうっすらにじんでるのが見えた。
    なんで泣くんよ……

    『とりあえず食べよッ』
    とあたしが言ったら優は「腹ペコで死にそうや」言うてお好みをほおばった。

    2006-02-23 14:58:00
  • 530:

    あゆみ

    ほっそいのにめちゃくちゃ大食いな優。
    優の胃袋は底無しかと思うぐらい食べる。
    とりあえずご飯を済ませ、なぜかプリクラを撮る事になった。
    プリクラ・・・ふと涼の顔が浮かんだ。

    2006-02-23 17:14:00
  • 531:

    あゆみ

    それからあたし達は喋りながらミナミをブラブラしていた。
    『なぁあそこのホスト軍団、どっかで見た事ない?』っていきなり優が指を指して言いだすから、あたしは優の指が指す方を見た。

    『あれ涼の店の下の子やわぁ。』あたしはチラッと慶太が見えた。

    2006-02-23 19:09:00
  • 532:

    名無しさん

    始めてリアルで見てまぁす?
    がんばってぇ????

    2006-02-23 19:13:00
  • 533:

    あゆみ

    涼が入院中に、下の子達はお見舞いに来てくれたからあたしはほとんど顔見知りやった。
    でもなんか会いたくなかった――。

    優はそれがわかってか『忙しそうやな〜』って言ってさけてくれた。

    2006-02-23 19:14:00
  • 534:

    あゆみ

    気が付けば時間ももう11時前ぐらいだった。

    『帰ろかぁ〜』ってあたしが言うと優は、すかさず
    「家帰ってもおもろないやろ?たまにはウチ泊まっていき〜や」って言ってくれた。
    あたしは、ちょっと迷ったけど結局泊めてもらう事になった

    2006-02-23 19:19:00
  • 535:

    あゆみ

    優の家は一人暮らしにしては広いぐらいだった。

    机の上に散らばった無数の化粧品…小銭…雑誌…お菓子…なんか優らしいなぁとか思いながらあたしはソファでテレビを見ていた。

    優はお茶を出してくれた。二人でソファに座りながらテレビに映ってる芸能人の話とかしてた。

    2006-02-23 19:24:00
  • 536:

    あゆみ

    あたしは優に風呂を借りて済ませた。
    優とこんな長い時間一緒にいるのめっちゃ久しぶりやなあ―

    あたしは毎日がこんなんやったらいいなぁって思った。

    2006-02-23 19:28:00
  • 537:

    あゆみ

    あたしは意識的に腕の傷を気遣い、優に見えない様にしていた。

    「…あゆみ、自分大事にしやなあかんで」
    といきなり優がボソッと言った。
    あたしはなんて言ったらいいのかわからず思わず作り笑いをしてしまった。

    2006-02-23 19:31:00
  • 538:

    あゆみ

    優はそんなあたしを抱き締めて「辛い時は頼り。ウチがおったるやんけ。」
    優は泣いてた――
    あたしも泣いた――

    優…いっつもいっつもありがとう。あんたの事大好きや――

    2006-02-23 22:42:00
  • 539:

    あゆみ

    この日からあたしはちょこちょこ、こうして優の家に泊まるようになった―

    それでも腕の傷は消える事はなかった。

    一人になった時、あたしの手は無意識に剃刀を握っている。《やめな…》って思うねんけど切っては自分の惨めさに泣く毎日で。――

    2006-02-23 22:47:00
  • 540:

    あゆみ

    ある日、涼が働いてた店のオーナーである橘さんから電話がかかってきた。

    今からすぐ店に来てほしいという事やった――
    めちゃ急でスッピンやったあたしは急いで化粧をして店に向かった。

    2006-02-23 22:53:00
  • 541:

    あゆみ

    店の下には、白い乗用車が停まっていた。
    あたしは《何やろう??》って思いながらエレベーターに乗った。

    降りると橘さんはドアの前で待っていてくれていた。「あゆみちゃん、えらい痩せたなぁ。モデルさんやな」
    単なる社交辞令。あたしはもうガリガリの領域で色気もなにもなく細いというよりやつれた感じだった。

    2006-02-23 22:58:00
  • 542:

    あゆみ

    『急で本間悪いなぁ。とりあえず中入って〜』

    あたしは何ヵ月ぶりかに来た涼の店になんかちょっと嬉しくなった。

    《この席…涼のバースディイベントの時の…》そんな事を考えながら思い出に浸っていると奥の席にどっかで見た事あるような人が座っていた。

    2006-02-23 23:03:00
  • 543:

    あゆみ

    橘さんが「こっちこっち」とあたしに手招きをするから橘さんのいる方に向かった。
    橘さんの隣にいる人の顔がはっきり見えた。
    どっかで会った事ある…―でも思い出されへん…

    「ど〜もごぶさたしてます。」『…はぁ。』    戸惑うあたしにその人は胸のポケットから何かを取り出した。

    2006-02-23 23:08:00
  • 544:

    あゆみ

    「大阪府警の菅原です。」と言い、胸から取り出した警察手帳をあたしに見せてくれた。

    『あっあの時の…』
    思い出した。―涼の事件の警察や。        
    《でも……なんであゆみなん??涼とは関係ありませんって言うべきかな……》

    2006-02-23 23:14:00
  • 545:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 546:

    あゆみ

    菅原さんの横には、事件に関するであろうレポートのようなものや、茶封筒などが置いてあった。

    「…あっあの、すいません。あたし今、彼…とは関わりがないんです。っていうのは――」

    涼にあたしの記憶がない事も話した。でも菅原さんは特に驚く事もなく『きっと思い出されると思いますよ。』と言っただけだった。《不思議な刑事さんー…》

    2006-02-23 23:24:00
  • 547:

    あゆみ

    全部話したにも関わらず、菅原さんは《他人》のあたしに当たり前のように話しはじめた。

    (どんな警察やねん)って思う話やけど今となっては本間に不思議な人やったな〜って思います。

    で―本題に戻りまして―‥橘さんはそっと席を外していつの間にか、いなくなっていた。

    2006-02-23 23:29:00
  • 548:

    あゆみ

    そしてこの時あたしは衝撃の事実を知った。

    「渡辺涼さんの未遂事件犯の仮の逮捕状が出ました」『…えっ?』

    あたしは驚きと動揺を隠せず、自分の耳を疑った。

    2006-02-23 23:38:00
  • 549:

    名無しさん

    続き気になるからアゲ?

    2006-02-24 04:37:00
  • 550:

    名無しさん

    いいねー

    2006-02-24 09:04:00
  • 551:

    ????

    ずっと読んでるョ???続きがとても気になるゥゥ???+;*゚頑張って完結してね??

    2006-02-24 13:33:00
  • 552:

    名無しさん

    しぉり??

    2006-02-24 15:07:00
  • 553:

    あゆみ

    《仮》逮捕状と言っているのに、
    『捕まったんですか!!??』と聞いてしまった馬鹿なあたし。――
    菅原さんは、真剣な顔で
    『落ち着いて聞いてください』と言い、あの日の事をゆっくり話はじめた。

    2006-02-24 16:13:00
  • 554:

    あゆみ

                
    「警察の捜査ではおそらく石井裕也だと思われます――」…

    石、井…裕也??‥
    裕、也って………え?

    2006-02-24 16:17:00
  • 555:

    あゆみ

    ちょっと待ってよ――。
    裕也って……

    どういう事??
    裕也ってあの、裕…也?

    2006-02-24 16:19:00
  • 556:

    名無しさん

    気になる?????

    2006-02-24 17:20:00
  • 557:

    名無しさん

    めた気になうー?

    2006-02-24 18:13:00
  • 558:

    あゆみ

    その後、混乱するあたしをよそに話し続ける菅原さんの話なんか、もちろん耳に入るわけもなかった。

    信じられへんかった――

    だってさ―…―あんた……毎日のように涼のお見舞い来てくれてたやん?

    2006-02-24 21:05:00
  • 559:

    あゆみ

    まだ意識が戻っていなかった涼に話し掛ける裕也の姿―。まだあたしの目に焼き付いてる。

    なにが夢でなにが現実なん―?‥
    あたしは夢と現実の見境さえつかなくなっていた。

    2006-02-24 21:16:00
  • 560:

    名無しさん

    マジ気になる?頑張って下さぃ??いつも見てるんで?

    2006-02-24 21:51:00
  • 561:

    名無しさん

    書き方ウマイ?いつも良いとこで終わる?ドラマみたい?

    2006-02-24 22:35:00
  • 562:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    皆さん?本間にありがとうございます??
    ちょっとずつしか書けなくて?めちゃじらしてスイマセン??今日はもっかい書きます??よかったら完結まで見てください??あとトリップつけました???

    2006-02-25 00:12:00
  • 563:

    あゆみ◇WCwAXNWEwL

    「あのぉ中村さん、連絡先教えてもらえますか―?‥アレ―?…中村さん?中村さん?おーい」

    菅原さんの声でフッと我にかえったあたしは、メモに携帯番号を書き、手渡した。

    菅原さんは荷物をまとめると「またなんかあり次第、連絡します」と言って店を出ていった。

    2006-02-25 00:36:00
  • 564:

    チワワ??

    め‐っちゃおもろい? ンま気になるねン?? 完結まで絶対絶対読むヵラ頑張ってね??ぁゆみちぁ?。。。

    2006-02-25 00:40:00
  • 565:

    あゆみ

    あたしも奥でタバコを吸っている橘さんに軽く会釈し店を出た。

    ―きっとなにかの間違いやわ―……

    《ゆうや》なんて名前、少なくないしな…。

    2006-02-25 00:42:00
  • 566:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    あたしは余計な事を考えてしまわんように必死に自分で自分の気を紛らわそうとした。

    でも、頭の中では菅原さんの声がグルグル回る‥

    どうか夢でありますように―――。

    2006-02-25 00:45:00
  • 567:

    あゆみ

    それから菅原さんから連絡が入ったのはあれから1、2週間後やったかな――?

    用件は《署まできてほしい》やった。

    あたしなんかが行ってもいいんかな――?さんざん迷ったあげく、あたしも本当の事実を知りたかった。

    2006-02-25 00:51:00
  • 568:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    あたしの家の近くまで菅原さんが車で迎えに来てくれた。
    署につくと取り調べ室みたいなとこに入った。

    《はたから見たら犯人あたしやん。》とか思いながらボーッとあたりを見回していた。

    2006-02-25 00:55:00
  • 569:

    名無しさん

    2006-02-25 00:58:00
  • 570:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    菅原さんは腕に大きなファイルを抱え、やってきた。

    そこでまず見せられたのが、凶器である石の写真―。

    あの時は気付かなかったけど、石の表面には血で赤く染まっていた――。

    2006-02-25 01:00:00
  • 571:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    それから数少ない目撃者の証言をまとめたもの―。

    菅原さんは『あの場所で、しかもあの時間帯に目撃者がいた事が奇跡に近い』って言っていた。

    《奇跡ってそんなオーバーな…》って思うけど、これが犯人逮捕に繋がった有力な捜査資料だったのは間違いないらしい。

    2006-02-25 01:05:00
  • 572:

    あゆみ

    そして現場にかすかに残されていた指紋と犯人の指紋の写真。
    それは見事に一致していた。           
    最後は《石井裕也》の顔写真だった――。

    2006-02-25 01:08:00
  • 573:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    あたしは目を疑った―…

    そこにいたのは髪型や雰囲気は違うものの紛れもなく《あの》裕也やった。

    あたしは崖から突き落とされた気分になった。絶望に打ちひしがれ、言葉さえ出なかった――。

    2006-02-25 01:12:00
  • 574:

    あゆみ

    なんで―?‥なんで??
    涼の事、尊敬しとったやん。           
    《涼さんみたいになりたい》って言ってたやん?

    毎日お見舞いに来てくれるアンタにあたしが「毎日毎日ありがとう、涼も喜んでるわ」って言ったらアンタは笑顔で言ってくれた…。『当たり前ですやん』って――。

    2006-02-25 01:17:00
  • 575:

    あゆみ◇WcwAXNWEwL

    もし涼が知ったら…―

    後輩の中でもめっちゃ可愛がってた後輩やからきっと涼は――。

    2006-02-25 01:33:00
  • 576:

    名無しさん

    トリップの付けかた間違ってるよ!
    名前のあとは半角の#で、そのあと好きな文字入れるねん?

    2006-02-25 03:34:00
  • 577:

    名無しさん ◆c3d8ClJDsg

    しおり

    2006-02-25 04:02:00
  • 578:

    名無しさん

    楽しみにしています?続き頑張ってください?

    2006-02-25 07:12:00
  • 579:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    590さん有難うゴザイマス??なんか変やなあって思ってました???
    楽しみにしてくれてる方やしおりつけてくれてる方?有難うゴザイマス??
    では続き書きますね??

    2006-02-25 08:34:00
  • 580:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    それからしばらくして裕也が警察に連れていかれた事を聞いた―。
    涼はもちろん知らない。

    涼に言えば傷つくのは目に見えてる―…だけど…

    2006-02-25 08:39:00
  • 581:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    いずれ知るやろうという事を思うと、あたしの胸はつまる思いがした。

    2006-02-25 08:44:00
  • 582:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ん――??‥
    あたしは気付いた。

    真麻と裕也がまだ付き合ってるとすれは―…―真麻は裕也が涼を襲った事…知ってたん?
    裕也は、逮捕状が出て今は暗くて狭い部屋にいるはず――

    2006-02-25 08:50:00
  • 583:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    もし――真麻が事実を知っていたとすれば…
    涼は?‥そんなん涼がかわいそすぎひん???――

    涼の事を思うとあたしの涙は止まらなかった。
    なんで涼の事になると、あたしってこんな弱いんやろ――?

    2006-02-25 08:55:00
  • 584:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あ―…またや―。
    あたしの手にはまた剃刀…腕には真っ赤な血が流れていた―。
    あたしは流れる血を見つめ止まるのを待った。

    優ゴメン――。あたしまた自分傷つけた―…

    2006-02-25 09:02:00
  • 585:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    一人でいる孤独に耐えられなくて血が流れるあたしの腕は携帯を持っていた。 優――……
    震えるあたしの声。
    優は「おいで」と言ってくれた。
    優の家に向かうあたし―…優に対する申し訳なさで俯くあたし―…

    2006-02-25 09:16:00
  • 586:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    優は何も聞かない―。
    ただあたしの傍にいてくれる。
    あたし…優がいなかったら今頃こんなに笑えてないよ―。
    優と出会えて本間によかった。

    2006-02-25 09:36:00
  • 587:

    名無しさん

    2006-02-25 10:46:00
  • 588:

    名無し

    ぁゅみタン
    まぢ楽しみに読んでるカラ
    頑張って最後マデ書ィてね。
    悲しみゎ多かったと思ゥけど優サンとゅぅ本当に良ィ友達がぃて羨ましィです?

    2006-02-25 11:07:00
  • 589:

    あゆみ

    優はあたしの心を見透かしていた。
    『涼くんに会いたいんやろ?』って。
    言葉では《他人》って言うてたけど実際の胸の奥では涼を求めてたあたし――。            
    「会いにいこか」って優―。

    2006-02-25 12:33:00
  • 590:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    優の気持ちはめちゃ嬉しかった。
    でも‥‥会いたいけど会いたくない―。
    あたし…涼にどんな顔で会えばいい?
    だって―涼の中のあたしって人の幸せ壊す女やん??

    2006-02-25 12:39:00
  • 591:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「あんな、涼くん今店復帰してんねやって―。」
    そうなんや―…復帰したんや。

    2006-02-25 12:44:00
  • 592:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 593:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ドアをあけると店は忙しくホスト達がせっせと走り回っていた。
    『いらっしゃいませ〜2名様4番テーブルお願いしま〜す』
    一人のホストが勢いよく、叫ぶ。
    菅原さんと話していた時の店とは全く違った。懐かしいシャンパンコールが耳に入る。

    2006-02-25 12:58:00
  • 594:

    あゆみ

    無意識に目で涼を探すあたし―。
    涼は見当たらない。

    あたし達の席には新人のヘルプと慶太、あとあたしが来た事に気付いてオーナーの橘さんがついてくれた。            
    橘さんはそっとあたしの耳元でつぶやく。「あんまり無理しなや〜」って――

    2006-02-25 13:04:00
  • 595:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは人差し指と親指で丸を作り、《大丈夫》と橘さんにやってみせた。

    しばらくして見当たらなかったはずの涼が、テーブルについた。
    それはまさに出会った頃の涼であたしは懐かしく思った。

    2006-02-25 13:08:00
  • 596:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    橘さんが言ってくれはったんや―…
    あたしは、まともに涼の顔なんて見れなかった。
    優は涼のためにピンドンを卸した。
    それから優は次々と卸していく。多分涼を席から外さないため――
    全てはあたしのために…

    2006-02-25 13:14:00
  • 597:

    名無しさん

    2006-02-25 13:15:00
  • 598:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    なんでアンタはあたしの為にここまでしてくれるん――…?

    あたしは、これほどまでの優の優しさになんてお礼していいんかわからんかった。

    2006-02-25 13:21:00
  • 599:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    優は「ウチが飲みたいから卸すんやし」って言ってたけど、アンタドンペリ嫌いやん…―

    あゆみ…優の気持ちが嬉しくて暗かったからわからんかったやろうけど、あたし涙で顔面凶器なっとってんから―…

    ありがとう―本間。

    2006-02-25 13:23:00
  • 600:

    あゆみ

    あたし達のテーブルには、何本も空いたボトルやビンが並んでる。
    従業員がそっと涼に耳打ちをする。

    ふとしたすきに涼が席を立ち、回りに行った。

    2006-02-25 13:27:00
  • 601:

    あゆみ

    その先であたしが見たのは―…
    《真麻》の姿やった。
    あたしは一気にアルコールが抜けた気がした。

    真麻は涼を妬かせるためかついたホストにべったり甘えている。それを見た涼はすかさず真麻のもとへ走った。

    2006-02-25 13:30:00
  • 602:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼はそのホストに手を合わせ謝る素振りをした。

    でも涼は真麻に対して怒ったりしない。
    本心は、悔しくてたまらないはずなのに「寂しくさしてゴメンな。お前を不安にさせへんように俺頑張るからな」って――。
    いつかあたしにも言ってくれた―…

    2006-02-25 23:49:00
  • 603:

    名無しさん

    頑張ってください?

    2006-02-25 23:58:00
  • 604:

    美優

    ?しおり?

    2006-02-26 00:39:00
  • 605:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼の優しさ―…魅力。
    涼の中からあたしが消えてしまっても、涼はあの時のまんま。

    あたしにしか見せなかったあの笑顔。あたしの大好きだったアイツの笑顔。

    2006-02-26 11:17:00
  • 606:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻は、頬をふくらましてすねたフリ――
    見てたらわかる。
    すべてが、《金》のための計算の上。

    涼目覚ましてよ…早く気付いてよ…。

    2006-02-26 11:23:00
  • 607:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼はなかなか戻ってこない。
    隣で足をゆすり、イライラしている優――。
    涼を見つめるあたしの視線に気付いた真麻―。
    顔が一瞬くもったように見えた。

    2006-02-26 11:35:00
  • 608:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは目を反らした。
    《嫉妬する痛い女》には なりたくなかった――

    あたしの携帯が鳴った‥
    (こんな夜中やのに誰やねん……)

    2006-02-26 11:39:00
  • 609:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    携帯はすぐ鳴り止んだ。

    サブ画面には
    《―新着メール1件―》
                あたしは携帯を開いた。

    2006-02-26 11:42:00
  • 610:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

                《受信》
    2:39 真麻
    無題

    ふと真麻に目をやるとチラッとあたしを見て、不気味に笑った。――

    2006-02-26 11:46:00
  • 611:

    ?

    大好きです?続き気になる?頑張ってください?

    2006-02-26 12:14:00
  • 612:

    名無しさん

    2006-02-26 15:22:00
  • 613:

    名無しさん

    2006-02-26 15:41:00
  • 614:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    おそるおそるメールを開く。            
    《涼のためにいっぱい卸してくれてありがとう。シャネルのバッグ大事にするね?》

    あたしは無性に腹が立った。
    真麻の隣では涼が笑ってる。たとえあたしが涼の傍でなくても涼は笑ってて―。

    2006-02-26 16:37:00
  • 615:

    アキ

    しおり???

    2006-02-26 16:45:00
  • 616:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻がトイレに入ろうとした瞬間、あたしは無理矢理真麻の腕を掴んで外に連れ出した。

    「離して!涼、呼ぶで?」『はよ呼びや!アンタ一体何のつもり?』
    この時あたしの怒りは頂点に達していた。

    2006-02-26 18:09:00
  • 617:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    『真麻に嫉妬してんやろ?悔しいんやろ?』
    その言葉でまたあたしはカーッときた。

    あたしは、初めて妹に手を上げそうになった。
    あたし達の声で駆け付けてきたのは―やっぱり涼やった。

    2006-02-26 18:13:00
  • 618:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「何やってんねん!!」
    涼の声に真麻が頬をかばう。
    さっきまでの強気な態度はどこかへ消えていた。

    弱々しい声に泣きそうな顔で涼を見つめる真麻―… 『真麻が悪いねん……大丈夫。すぐ戻るから涼は仕事戻って―?』

    2006-02-26 18:21:00
  • 619:

    名無しさん

    2006-02-26 18:28:00
  • 620:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼の目はあたしを睨み付ける。
    「真麻ほっぺた…―」『大丈夫!!なんともないよ―…』

    え?…―あたし……手あげてないやん―意味わからん…

    2006-02-26 18:30:00
  • 621:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 622:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    は―…?何コイツ…
    あたしはもう真麻を《妹》としてなんか見る事が出来なかった。

    涼の耳にはあたしの声なんか届いてない。
    そう真麻だけ。―涼の優しさは短所でも長所でもあるんだ…

    2006-02-26 18:42:00
  • 623:

    あゆみ

    あたしに対する涼の怒りはひしひしと伝わってくる。―
    あたしの気持ちは一方通行―…
    真麻は『涼ごめん…悪いの全部真麻やし、あゆ姉を誤解さしたんも真麻やねん。』と泣きだす始末――
    泣きたいのはあたしやのに……

    2006-02-26 18:47:00
  • 624:

    あゆみ

    涼は、あたしを残して泣いてる真麻を店に入れた。

    涼を嫌いになる事が出来ればどんなに楽か―。
    毎日胸がつぶれる想いしなくてもいいのに―。
    この腕も…元通りに戻るのに―。

    2006-02-26 18:51:00
  • 625:

    名無しさん

    2006-02-26 18:54:00
  • 626:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涙をこらえるので必死なあたし―。        
    涼の前では泣かないんだ。涼に涙は見せないんだ。 
    涼は泣いてるあたしが嫌いだから―。笑顔なあたしが好きだから―。

    ううん。泣いてるあたしが嫌いだったから―。笑顔なあたしが好きだったから―。

    2006-02-26 18:55:00
  • 627:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    どこまであたしって―馬鹿なんやろ…?

    あたしに何の感情もない涼のために必死で涼が好きだった自分を演じる―

    気持ちとは裏腹に今にも涙がこぼれ落ちそうなあたし――。

    2006-02-26 18:58:00
  • 628:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    目の前の涼は鋭い目つきであたしをにらむ―。
    「まだわからんのか??」さらに冷たく言い放つ。

    何も言い返せない弱いあたし――。
    さらに追い打ちをかけるように涼は言い放った。
    「頼むから客でおってくれ。真麻を傷つけんねやったら俺は切る。今のお前は迷惑や―」

    2006-02-26 19:03:00
  • 629:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    ★略
    「頼むから客でおってくれ。真麻を傷つけんねやったら俺は切る。今のお前は迷惑や―」

    2006-02-26 19:05:00
  • 630:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    迷惑なんはわかってる―。痛い子なんもわかってる。            
    でもあたし‥初めてあんなに人を愛した。
    忘れられへんぐらい一途になれたよ―。?
    アンタが傷つくならあたしが傷つく。

    2006-02-26 19:18:00
  • 631:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしはその場から逃げたくなった。
    涼をふりきって店に入り、かばんを持った。
    こぼれる涙―。
    真麻と目があった。
    笑ってる――。

    2006-02-26 19:30:00
  • 632:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    そんなあたしを店内にいる客は軽蔑の目で見る。
    優は急いでチェックを済ましてる―。
    涼はというと止めもせず、無表情でつったってる。
    《ほんとは引き止めてほしい―。そう言いたかった》

    2006-02-26 19:34:00
  • 633:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    上の歌詞は倖田來未の《hands》です。
    この時のあたしの気持ちをまんま、歌詞にしたような曲で今でも聞くと涙があふれるぐらい想い出深い、そんな曲です。

    しおりつけてくださる方や応援レスくださる方?
    完結までまだもう少しかかりますが良かったら最後まで見て下さい??読みやすくするため返事のレスはまとめてしますのでお願いします?

    2006-02-26 19:46:00
  • 634:

    名無しさん

    おもしろい??

    2006-02-27 14:02:00
  • 635:

    しゅり

    頑張ってね?

    2006-02-27 16:26:00
  • 636:

    ?

    ばぁりおもろいからぁ━??

    2006-02-27 16:53:00
  • 637:

    みぽ

    頑張れぇ?

    2006-02-27 18:08:00
  • 638:

    名無しさん

    ?

    2006-02-28 08:57:00
  • 639:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    もう一回真麻を見たあたし―。
    やっぱり笑ってる…
    涼の怒り狂う顔が頭に浮かぶ―。
    涼はこんなに真麻を大事にしてるのに――

    2006-02-28 14:20:00
  • 640:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    涼が真麻を大事にすればするほど―…
    涼があたしに対して怒れば怒るほど―…

    あたしはあの笑顔が憎い――。
    どんなに真麻に会える事を夢見たか‥。

    2006-02-28 14:30:00
  • 641:

    あゆみ

    店を出ようとしていたあたしは、真麻の元へ歩み寄った。
    あの時の真麻の挑発的な目――。
    今でもあたしの目にはくっきり焼き付いて離れない。            
    あたしは真麻の腕をガッとつかんだ。

    2006-02-28 14:33:00
  • 642:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    優や涼があたしを止める。
    あたしは自分で自分を止められなくなっていた。

    優の言葉なんて、あたしの耳には届かない。
    もちろん涼でさえも――。

    2006-02-28 14:36:00
  • 643:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしの《妹》やからこそあたしが真麻を変えたらなって―。

    真麻もあたしと同じで辛い思いもいっぱいしてきてんやろな〜って思った。

    ホンマは人一倍、思いやりのある子やのに自分の価値をさげる事でしか自分を表現できへん不器用な子やねんなって―。

    2006-02-28 14:41:00
  • 644:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは真麻の腕を引っ張ってトイレへ連れ出した。            
    トイレに近いカウンターに座っていた他の客は、何事かと騒ぎだす。

    あたしは真麻と二人だけで話をするため誰にも入ってこれない様に中から鍵をかけた。

    2006-02-28 14:45:00
  • 645:

    名無しさん

    2006-02-28 14:47:00
  • 646:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    真麻は胸の前で腕を組み、ふてぶてしい顔であたしを睨む。
    負けじと睨み返すあたし―。
    外からは壊れんばかりにドアをたたく音と優や涼、慶太、橘さん、いろいろな人の声が大音量のトランスとともに聞こえる。

    あたしは鍵のついてるドアのぶにもたれ、真麻ですら鍵を開けられないようにした。

    2006-02-28 14:52:00
  • 647:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    《ドンドンドンドン―…。》

    「あゆみ〜。えぇからとりあえず鍵、開けや〜!!」『あゆみさ〜ん!真麻さん!鍵、開けてください!』「お前ら何してんねん!」            
    うっさいねん………。
    大好きな優の声でさえも、怒りがおさまらないあたしに対して真麻は何も言わず腕を組み、じっとあたしを見つめていた。

    2006-02-28 15:01:00
  • 648:

    名無しさん

    2006-02-28 17:46:00
  • 649:

    名無しさん

    栞?

    2006-02-28 20:54:00
  • 650:

    ?

    ?

    2006-02-28 20:59:00
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