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いつもアンタは…

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  • 1:

    あゆみ

    なぁ…知ってる??…

    あたしら人間が     この世に生まれて    死ぬまでの間…
    どれだけ涙を流すんか…

    2006-01-07 16:29:00
  • 301:

    あゆみ

    《突然の衝撃による一部の記憶障害》…
    簡単に言えば《記憶喪失》…
    こんなドラマみたいな事が、あるもんか!!って思った。
    しかも一番辛かった事は、あゆみだけが涼の中に残ってなかった事。…
    涼にとってあゆみは消したい存在やったん?…って私は泣き崩れた。

    2006-02-08 19:52:00
  • 302:

    あゆみ

    泣き崩れてる私に医者は、こう言った。
    「お辛いでしょうが…まれにあるんです…。その人にとって一番の大きな存在の記憶が突然の衝撃が加わったせいでの一部の記憶喪失だと」…
    《大きい存在…??》
    医者は続けた。
    「その一部の記憶はもとに戻る方と残念ながら戻らない方がいらっしゃいます。渡辺さんの場合なんとも…」

    2006-02-08 20:01:00
  • 303:

    あゆみ

    目の前が、一瞬で真っ暗になった。…
    絶望に陥った感じ?!‥
    私、これから先どうしたらいいんやろ?って。
    もぅ涼の中には私…おらんねやんな。?
    愛されなくても愛したいって…やっぱり甘いカナ…?

    2006-02-08 20:06:00
  • 304:

    あゆみ

    今私の事、どんな風に思ってんねやろ!?……
    涼が目を覚ましてから毎日毎日入れ代わり立ち代わりでいろんな人がお見舞いにきてくれた。
    涼の復帰を願ってみんなが果物や花をもってきてくれた。
    オーナーの橘さんや店のコとは親しげに話すのに私は敬語……
    逃げ出したかった。こんな状況から。

    2006-02-08 20:10:00
  • 305:

    あゆみ

    中でも《裕也》はほぼ毎日涼を見舞いにきた。
    (このコよっぽど涼を尊敬してんねやな〜)って思った。
    真麻も1、2回きてたけどなぜか顔をあわす気にもなれずに後ろ姿を見送っただけ。
    ぉ礼言わなあかんのに、私って本間あかんなぁ。

    2006-02-08 20:14:00
  • 306:

    らいむのしぉり??

    2006-02-09 03:02:00
  • 307:

    あゆみ

    「あゆみさん」って呼ばれる事が何より辛かった。
    涼の顔も声も仕草も全部があゆみにとっては懐かしいのに涼が見てるあゆみは、ただの出会う前のあゆみで。…
    今まで作ってきた思い出も全部、涼にはないんやって思うと辛くて辛くて悲しかった。
    あの頃に戻りたい。…

    2006-02-09 16:11:00
  • 308:

    あゆみ

    そんな中、刑事さんが度々涼の病室を訪れた。
    涼は、あの日の事を忘れたわけじゃなかった。
    刑事さんが何かしら事件についての事を涼から聞きだそうとしても、涼は一切、口を開かなかった。
    辛かったやろぅな…涼の心は綺麗すぎるねん…

    2006-02-09 17:55:00
  • 309:

    あゆみ

    あの事件の事は日にちが、たつにつれてだんだん明確になり、《殺人未遂事件》として警察は捜査を始めた。
    涼は衝撃によって受けた体のあちこちのリハビリに励んでいた。
    あいかわらず「あゆみさん」。
    そう呼ばれるたび私は加害者が憎くて仕方がなかった。

    2006-02-09 18:03:00
  • 310:

    あゆみ

    涼…知ってたんやろ…?
    あゆみな、涼の事わからんくなった。…
    涼にとっての幸せって何??

    2006-02-09 18:06:00
  • 311:

    らいむのしぉり?

    2006-02-10 15:34:00
  • 312:

    あゆみ

    涼は思っていたより外傷もひどかった。
    (もしかしたら…このままあゆみの事わからんかったら…)
    とかいろんな事が頭をめぐった。
    涼にふれられへんし、傍にも行かれへん。しまいにそろそろ私…気狂ってまいそぅ…。

    2006-02-11 10:30:00
  • 313:

    あゆみ

    いきなりあゆみの事、思い出してくれるんちゃうか…って思ったりした。
    傍におる事で、記憶が戻りそうな気がして一日の半分ぐらいは涼の傍にいた。
    やっぱり私には《幸せ》って似合ってないんよね?…
    ちょっと夢見すぎやんな…?

    2006-02-11 10:38:00
  • 314:

    あゆみ

    涼は手術の時、頭に負った傷を縫合するために傷部分の剃った髪をやたらと気にしていた。
    《ホスト》としての自分は、忘れてなかった…。
    外見重視のホストには厳しい ゃんな…
    退院したら復帰するんカナ?聞きたいけど…。私、他人やもんな…

    2006-02-11 10:45:00
  • 315:

    あゆみ

    びくドン行ったら絶対ハンバーグ頼む事…
    寝る時は絶対ほっぺの下に両手を合わせてひいて寝る事…
    外見、クールなホストを演じてるけど実はめちゃめちゃ甘えたで情熱的で。…
    あゆみは涼のいろんな事いっぱい知ってんのに……涼もあゆみの事知ってよ。。

    2006-02-11 10:54:00
  • 316:

    あゆみ

    本間は、涼が愛しくて愛しくてしゃあなぃのに…
    今にも苦しいぐらいギュゥッて涼に抱きつきたくて…
    なんか言葉にできやんくて胸がつまっていく…。
    助けて…って何回心の中で叫んだやろ。涼ゴメン。…

    2006-02-11 11:00:00
  • 317:

    あゆみ

    涼はちょっとずつちょっとずつ回復していった。
    本間は涼の回復を喜ぶべきやのに‥恐かった。…
    このまま退院してって「あゆみさん色々アリガトウナ。」って私の傍を離れていきそうで…
    こんなあゆみでゴメンナ?‥ひねくれてるカナ…?

    2006-02-11 11:04:00
  • 318:

    名無しさん

    切ない?

    2006-02-11 11:06:00
  • 319:

    あゆみ

    あの事件から約2ヵ月…
    別人のように元気になった涼‥。
    「もうすぐ退院できるやん??頑張ろな…」
    って笑顔で言ったけど‥‥本音は違うかった。素直に涼の回復と退院を、喜んであげられへん自分が嫌やった。

    2006-02-11 11:11:00
  • 320:

    名無しさん

    違うスレでらいむを批判してた主発見?

    2006-02-11 17:11:00
  • 321:

    名無しさん

    2006-02-11 17:18:00
  • 322:

    名無しさん

    2006-02-11 17:51:00
  • 323:

    名無しさん

    2006-02-11 17:52:00
  • 324:

    あゆみ

    そんなある日私は見てしまった。…
    真麻は私がいないすきに涼の病室に行って二人きりで、コソコソ話してるとこ。
    真麻はまだ諦めてなかった。涼の事…
    あの子は今の涼に私の記憶がない事をいい事に、こぅしてよく来てたみたいやった。

    2006-02-11 20:45:00
  • 325:

    あゆみ

    どうりで変やと思った。
    変えたはずのない花の水、むいたはずのない果物…
    私の気持ちは一途やのに、涼の気持ちは今一体ドコにあるん?…
    私の一生分の涙…返してよ…。

    2006-02-11 20:50:00
  • 326:

    あゆみ

    私の気持ちは一方通行…
    私に《涙》がない日はなかった。
    たまに見せる私の大好きな涼のあの顔。
    あの頃がなつかしくて私は過去を振り返ってばっかでもっと強く生きる!って、誓ったのに…
    私の欲しいもの、ぜぇんぶ持ってる真麻がうらやましかった。

    2006-02-11 20:54:00
  • 327:

    あゆみ

    ある日、医師から涼の仮退院日が通告された。
    あと2週間。      
    「あゆみ!!びくドン行こや!」          
    え…????

    2006-02-11 21:00:00
  • 328:

    あゆみ

    涼の声が聞こえた気がして目が覚めた。
    でも涼の方を見ても気持ち良さそうに寝息をたてスヤスヤ寝ている。
    夢…??
    それから不思議な事にこの錯覚は毎日のように起きてそのたびに私は飛び起きた。

    2006-02-11 21:03:00
  • 329:

    あゆみ

    涼はもう、あゆみの方には振り向いてくれへんの? 
    あゆみは、半ば記憶が戻らんでも、また0から思い出作っていけばいい。
    ってそう思ってた。
    これから先の事なんか一つも考えてないけど…医師の言葉を信じて‥って。。。そんな甘い話ないわな……

    2006-02-11 21:07:00
  • 330:

    あゆみ

    真麻と裕也の仲はまだ続いてた。
    でもわかってた。…
    真麻が本間に好きなんは涼やって事。
    涼の病室に行くたびバッタリ会った。「あゆ姉大変やな?真麻涼に拾ってもぅたし。だから涼とあゆ姉の力になりたい。真麻にできる事やったらなんでも言って?」って言う真麻。

    2006-02-11 21:12:00
  • 331:

    あゆみ

    「涼に会わんといて」なんて言葉、言えるはずもなく、とうとう涼の退院日がせまってきた。

    2006-02-11 21:35:00
  • 332:

    あゆみ

    涼が入院中、綴っていた‥私の一冊の大学ノート。
    《日記》…
    ------------------------9月21日(火)
    「助けて」って言うてもその先には、誰もおらんけど。あゆみどうしたらいい?…あゆみが、涼にとっての‥《大きい存在》…???
    《消したい存在》じゃなくて‥??もしこうした神様がいるなら‥涼には優しくしてください。全部あゆみが被るから…

    2006-02-12 08:47:00
  • 333:

    名無しさん

    2006-02-12 09:39:00
  • 334:

    あゆみ

    9月24日(金)
    ------------------------今日も涼は隣で笑ってる。その笑顔、これからも好きでいて…イイデスカ?
    傍で笑っててもイイデスカ?
    《愛されなくても愛したいと思った》この言葉、涼にあげるわ。

    2006-02-13 00:28:00
  • 335:

    名無しさん

    早く書いて

    2006-02-13 01:29:00
  • 336:

    名無しさん

    2006-02-13 01:36:00
  • 337:

    あゆみ

    9月27日(月)
    ------------------------少しずつやけど食欲が出て、おいしそうにご飯を食べる涼。
    頭の傷ははまだ痛むらしく、あかりちゃん(看護婦)に軽い痛み止めを打ってもらってる。
    最近は呼び方が、「あゆみさん」から「あゆみちゃん」になった。
    もしあたしが胸に秘めてる過去の事、打ち明けたら…涼はなんていうんやろ――……

    2006-02-13 16:13:00
  • 338:

    あゆみ

    9月28日(火)
    ------------------------「あゆみちゃん、料理得意やろ?!」「ん〜…結構するよ。」「あゆみちゃんの料理美味そう!!今度ハンバーグ作ってやぁ?」「えぇよ」…
    あんとき笑って言ったけどきつかった――……
    いつも「うまいわぁ!」って食べてくれてたやん…。
    涼の言葉、一つ一つがあたしにつきささる。重いわ…そろそろきついわ…。

    2006-02-13 16:56:00
  • 339:

    名無しさん

    2006-02-13 18:06:00
  • 340:

    あゆみ

    涙でピラピラになってしもた《あゆみの日記…》
    涼との思い出…心境…思い浮かんだいろんな事を片っ端から走り書きした。              
    人間が流す一生分の涙…お茶わんいっぱい。
    あゆみわな、軽くたった何日間の間でバケツ一杯は流してるわ…。
    涙ってなんでこうもお利口さんなんやろ…流しても流しても次々出てくる。きっと底がないんやろね?

    2006-02-13 19:55:00
  • 341:

    ぃぃちこ

    しおり

    2006-02-14 08:13:00
  • 342:

    あゆみ

    知らんかった―‥
    あの時まで。いや…本当は知りたくなかった―…
                私は悪魔をもった―…
    悪魔が私を突き落としたんだ。…
    私の居場所は暗い闇の《ブラックホール》

    2006-02-14 10:03:00
  • 343:

    あゆみ

    ぃいちこさんやあげてくれてる皆さん?
    有難うございます?
    ダラダラで本当にすいません??
    絶対完結させたいと思うんで良かったら最後まで見てください?お願いします?

    2006-02-14 10:07:00
  • 344:

    あゆみ

    涼は無事に退院した。
    これから先どうなんの?             寝ても起きてもどこにいても―…あたしの目の前は真っ暗。
    いつになったら光があたしを照らしてくれんねやろ。            二人で住んでた家はどうすんの??―…涼はどこに行くの?

    2006-02-14 11:53:00
  • 345:

    あゆみ

    ↑略すいません?

    2006-02-14 11:59:00
  • 346:

    あゆみ

    家に帰ったら―…あたしを思い出してくれる?
    だってなまだあの時のままなんよ?        
    写真も飾ってるやん?―…仲良くならんだ水色とピンクの歯ブラシも―‥
    色違いのマグカップも―‥

    2006-02-14 12:08:00
  • 347:

    あゆみ

    「どんな子やったかなぁ?」涼の意識が戻って間もない時、ふと携帯を見てつぶやいた。
    《…?》
    不思議そうに見たあたしにこう言った。
    「お客さんや思うねんけどな?顔がイマイチ出てこやんねん。勝手に登録されたらわからんわ」

    2006-02-14 12:33:00
  • 348:

    あゆみ

    「アハハ。大変やな」と答えた。
    でもあとから思った。
    《思っこあゆみの事ちゃん―?…》
    あほやな…本間。
    自分の事やのに!何笑ってんやろ―…

    2006-02-14 13:31:00
  • 349:

    あゆみ

    でも病室で番号を交換した。
    それでその晩、すぐ電話がかかってきた。
    やっぱりあの家帰ってんやな―…
    内心ドキドキしてた。
    写真見て何思うんやろ。ピンクの歯ブラシ見て何思うんやろ。それにマグカップも…

    2006-02-14 13:35:00
  • 350:

    あゆみ

    ものっそい声―‥震えてたやろな‥
    でも涼の声の方が震えてた気がしたのは私の勘違い?カナ…
    「はい!」『…しもし?…‥ゆみちゃん?』「え?涼?」『うん。…のさ、ちょっと‥聞いてもらいたい事‥‥‥‥‥‥あんねん』
    電話の向こうの涼は元気がなかった。―…

    2006-02-14 17:03:00
  • 351:

    あゆみ

    明らかにおかしい―…
    『‥だから…まから、ひっかけ来てくれんかな?』…「‥わかった。」
    そう言って涼と待ち合わせをした―。
    何ヵ月ぶり?こうやって、あの場所で会うの―…
    なんとも言えない胸騒ぎがした。

    2006-02-14 17:09:00
  • 352:

    あゆみ

    私は、5分前にはついてたのにもうそこには涼の姿があった―…
    涼は俯いてた。『いきなりゴメン。見てもらいものあるねん』
    「…いいけど」
    なんかいつもの涼じゃない‥

    2006-02-14 17:13:00
  • 353:

    あゆみ

    あんまり涼の言いたい事があゆみには、理解出来ひんかった。
    「見てもらいたいもんって?」『俺んち来てくれん?』
    え…―
    本気で戸惑った。

    2006-02-14 17:19:00
  • 354:

    あゆみ

    ―演技―…?
    同情求めてる?
    これからあゆみの事どうする気?
    体?‥

    2006-02-14 17:22:00
  • 355:

    あゆみ

    突然言われた言葉にあゆみの頭の中はグルグル回ってた。
    まさかこんなん言われると思わんかったから―‥
    涼ゴメン。‥
    あゆみは本間アホや!

    2006-02-14 21:26:00
  • 356:

    あゆみ

    前のあゆみ達やったら全然平気やったけど―…
    この状況‥どぉしよ…??でもあたし、ちょっと期待してたかもね…。
    「えぇよ。」
    自分から出た言葉に自分でも驚いた。

    2006-02-14 21:30:00
  • 357:

    あゆみ

    《軽い女》―…
    ううん。やっぱり涼やった。
    二人でタクシーにのって、《あの家》に向かった。
    匂いもなにもかもがあの時のままで、こうして隣に涼がいる事がまるで夢に思えた。

    2006-02-14 21:34:00
  • 358:

    あゆみ

    『とりあえずソファでも座ってて』「‥うん」
    あたし何緊張してんやろ…?
    って一人で思ってたら涼が珈琲を出してくれた。
    あのマグカップで―…
    涼…どうせまた自分のブラック入れてんねんで?

    2006-02-14 21:42:00
  • 359:

    あゆみ

    「で?見てもらいたいものって?」『ちょぉ待ってて』
    そう言って涼はかつてあたし達が寝てた隣の部屋に走った。
    『あのさ……コレ…』
    そう言って持ってきたのはあたし達のめっちゃ笑顔の写真―…

    2006-02-14 21:51:00
  • 360:

    名無しさん

    続き気になる(>_

    2006-02-14 23:59:00
  • 361:

    ロンリーガール

    すごLIみてます(・?・)ノ?
    楽しみにUてるカラがんばって?

    2006-02-15 00:21:00
  • 362:

    あゆみ

    370さん、ロンリーガールさん?有難うございます?
    今から更新します???

    2006-02-15 15:37:00
  • 363:

    あゆみ

    『コレ‥あゆみちゃんやんな?―…』そう言って写真に写るあゆみを指した。
    「うん。」なんて言えなかった。なんでって?‥              
    だって―《過去》の事実だけ知っても意味ないやん?涼の心に、あゆみが甦らないと。―…

    2006-02-15 15:43:00
  • 364:

    あゆみ

    あたしは、涼に返す言葉を必死に選んだ。
    「それにしてもよう似てるなぁ」
    とっさに自分の口から出た思いついた言葉―…
    あたし本間こういうの苦手やわ‥

    2006-02-15 15:48:00
  • 365:

    あゆみ

    涼はわかってた。
    《すべて―…を。》
    そう。…
    本当にすべてを―…

    2006-02-15 15:52:00
  • 366:

    あゆみ

    涼は携帯をとりだすと裏の電池パックのカバーをおもむろにあけた。
    1枚のプリクラ―…
    そう、あの時の。
    そして、涼はこう言った。『こんな俺でゴメン』

    2006-02-15 15:55:00
  • 367:

    あゆみ

    言ってる言葉の意味が理解できなかった。
    『俺、一途やったんやな〜。この写真の俺の顔、羨ましいぐらいに幸せそう』
    「…?」
    『付き合っててんやろ?俺ら。辛い思いさしてごめんな。』

    2006-02-15 15:59:00
  • 368:

    あゆみ

    目の前の涼は妙に冷静やった。
    『あ…ゆみ。今俺をどう思ってる?』
    どう思ってるって??―…            からかってんの?好きに決まってるやん。大好きに決まってるやん??‥‥

    2006-02-15 16:03:00
  • 369:

    あゆみ

    こんな真剣に話したの何ヵ月ぶりカナ?―…
    「…好き。大好き。…」

    2006-02-15 16:05:00
  • 370:

    名無しさん

    毎日チェックしてます。頑張ってね。

    2006-02-15 20:24:00
  • 371:

    あゆみ

    『そっか。ありがとう。
    話聞かせてや―…俺らってどんなんやったん?』
    あたしの頭の中でいろんな涼との思い出が、グルグル回った。
    そっか―あんな楽しかった思い出もあの大喧嘩した日の思い出も―…それに―…二人でいろいろ語り合った日も。
    覚えてないんや…《全部》かわいそうな涼。

    2006-02-15 20:44:00
  • 372:

    あゆみ

    380さん?読んでくれてありがとうございます??
    チェックとかめちゃ嬉しいでず?まだ長くなると思いますが良かったら最後まで読んでください??

    2006-02-15 20:46:00
  • 373:

    あゆみ

    あたしはすべてを涼に伝えた。
    涼はあたしの目をじ〜っと見ながら話を聞いてくれた。
    『辛かったやろ‥?―不安やったやろ?…心配かけてゴメンな?‥』
    涼はそう言って、あたしを後ろからギュッてしてくれた。

    2006-02-15 20:54:00
  • 374:

    あゆみ

    あたしは、また《幸せ》が戻ってきてくれると思った―‥

    2006-02-15 20:56:00
  • 375:

    あゆみ

    幸せがお金で買えるんならあの時のあたしなら買ったかもね。―…
    傷つくなら最初から出会わなければよかったのにね…            ううん。それでもあたしはアンタに会えてよかったよ?

    2006-02-15 21:06:00
  • 376:

    あゆみ

    『俺な、真麻を幸せにしてやりたいと思った―…』             《真麻》…?《幸せ》
    今なんて?       
    「え…?」

    2006-02-15 21:10:00
  • 377:

    あゆみ

    『…俺、自分が何してるかわからん。あんな俺が入院してる時真麻が泣いて俺の病室にきてな―…』
    「涼ごめん。あゆみ、用事思い出した。」
    見え見えの嘘をついた。
    聞きたくない。そんな話―その場から、逃げるようにかばんをもち家を飛び出した。

    2006-02-15 21:17:00
  • 378:

    あゆみ

    どれぐらい泣いたやろ―…?
    まわりの目なんかどうでもいい。
    涼の言葉が何度も頭の中で繰り返される。
    助けて―…

    2006-02-15 21:19:00
  • 379:

    あゆみ

    道行く人がみんな振り返ってあたしを見る。
    誰か…あたしの涙を止めてください。―…

    2006-02-15 21:24:00
  • 380:

    名無しさん

    気になるぅ!!早く完結させてょぉ??しぉり?

    2006-02-15 22:23:00
  • 381:

    あゆみ

    もうどうでもよくなってた―…
    疲れた。
    その日あたしはどこを彷徨ったのか全く記憶にない。ただ気がついたら、
    ベッドで寝ていて目の前に涼がいて―
    もうやめて―…

    2006-02-15 22:41:00
  • 382:

    あゆみ

    涼の顔を見たらあたしの頭の中で、繰り返し繰り返しリピートされる。                
    『俺な、真麻を幸せにしてやりたいと思った―…』

    2006-02-15 22:46:00
  • 383:

    あゆみ

    『どうしても心配になって追っかけたらな一人でフラフラなって車にひかれそうでほっとかれへんかった。ごめんな。?』     
    アンタのその優しさ―…
    今のあたしにどんだけ辛いか―…
    だって好きやねんもん。…涼の事。

    2006-02-15 23:01:00
  • 384:

    あゆみ

    「…優しくせんとってよ!」
    これが、あたしの精一杯の抵抗やった。      
    そのままほっててくれたらきっとあたし今頃…

    2006-02-15 23:05:00
  • 385:

    あゆみ

    いつか涼が話してくれた、《真麻を助けた時》…
    こうして心配して、優しくしてあげたんやんね?‥ 
    あたし、もう―…涼のこと好きでいちゃダメなん??

    2006-02-15 23:16:00
  • 386:

    あゆみ

    涼は喋るわけでもなく何かするわけでもなく、あたしが冷静になるまで傍にいてくれた―…       
    もうなにも考えたくナィ。
    あの涼の笑顔がこれから、真麻に向けられるって思うと耐えられへんかった。

    2006-02-16 01:25:00
  • 387:

    あゆみ

    涼は、真麻と裕也の関係を知らんかった。
    真麻と裕也は上辺だけ―…            
    言葉でいうと《浮気》。
    でも真麻と裕也の間には、愛とかないから。
    真麻、アンタは本間不幸者やな。

    2006-02-16 01:28:00
  • 388:

    あゆみ

    いくら血をわけあった姉妹でもな、あたし今回だけは絶対許せへんで?―…  
    アンタだけは…

    2006-02-16 01:31:00
  • 389:

    あゆみ

    知りたくもなかった真麻の《本性》―…
    好きな男を奪うためやったら、姉もクソもない。
    本間神経疑うわ‥

    2006-02-16 01:33:00
  • 390:

    あゆみ

    それからあたしは、涼の家から荷物をとって一時的に住める部屋を借りた。  
    あたしの居場所だったとこは今では、真麻の居場所になってる―…
    悔しかった。
    それと同時にあたしの腕には《リストカット》いわゆる《リスカ》の傷がついた。

    2006-02-16 01:43:00
  • 391:

    あゆみ

    リスカなんてした事なかった―…
    する人の気がわからんかった―…
    やっぱり涼の存在ってものっそい大きいなあ。…
    リスカをする事で気が楽になったり、泣く事で自分に同情したり――こんな弱い自分が大っ嫌いになった。生きてる意味ないやん…。って―…

    2006-02-16 01:50:00
  • 392:

    あゆみ

    あたし…なに同情求めてるん?って―…
    あほやな。エヘヘ。…

    2006-02-16 01:54:00
  • 393:

    名無しさん

    2006-02-16 16:52:00
  • 394:

    あゆみ

    きっと真麻は言い寄ったんだ―…
    悲劇のヒロインを演じながら…

    2006-02-16 18:56:00
  • 395:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 396:

    あゆみ

    電話で連絡をとり会う事になった。
    傷つくってわかってたから聞きたくなかったけど―
    《泣かへん―…》
    そう決意して、待ち合わせ場所に向かった。

    2006-02-16 19:07:00
  • 397:

    あゆみ

    《あの頃》のあたしとアンタやったら今頃は笑ってたよね。きっと―…

    2006-02-16 19:11:00
  • 398:

    あゆみ

    今宵もミナミの街は、いろんな活気で溢れてる―  
    あたしは今にも泣きだしてしまいそうだった。
    あたし達はたまたま通った店に入り、なるべく人気の少ないところに座った。

    2006-02-16 19:15:00
  • 399:

    あゆみ

    『すいませ〜ん。珈琲…え〜ブラックで!ジュースする?』「え〜…ぢゃ水で」
    『水!?』
    って聞かれ、なぜかとっさに「ダ、ダイエットしてんねん‥」って答えた。
    本間はジュース飲みたいよ?でもな、あたしの体水しかのど通らんくなってもてん―…

    2006-02-16 19:24:00
  • 400:

    あゆみ

    ジュースなんか飲んだら、飲んだ分ぜんぶ吐いてしまう。
    《ダイエット》って―…
    ただでさえ毎日毎日痩せていくのに‥
    もっとましな嘘つけばよかった…

    2006-02-16 19:27:00
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