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いつもアンタは…

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  • 1:

    あゆみ

    なぁ…知ってる??…

    あたしら人間が     この世に生まれて    死ぬまでの間…
    どれだけ涙を流すんか…

    2006-01-07 16:29:00
  • 260:

    あゆみ

    《カチッ》…ブイーン……
    終わった。…
    [手術中]の電灯が落ちて中からは頭を包帯でグルグル巻きに巻かれた涼が運ばれてきた。
    今にも「寝坊したぁ??」って飛び起きそうなぐらい…
    手術の結果を報告に一人の医師が私に近づいてきた。

    2006-02-02 21:30:00
  • 261:

    待ってるね?

    2006-02-03 01:44:00
  • 262:

    ?ュキ?

    更新楽しみにしてます? 頑張ってくださぃ??

    2006-02-03 04:36:00
  • 263:

    名無しさん

    この小説大スキ??

    2006-02-03 20:46:00
  • 264:

    あゆみ

    応援してくださってる皆さん??書き込み本当にありがとうございます??今から続き書きますね??

    2006-02-03 21:07:00
  • 265:

    あゆみ

    その医師は私の前にきてペコッと頭を下げ、
    「中村あゆみさんですね?渡辺涼さんの事でちょっとこちらへ…」
    医師はそう言って私はいかにもドラマで出てきそぅな部屋につれていった。
    「どうぞおかけください…」
    「…失礼します。」私の心臓の鼓動は前にいる医師にも聞こえそうなぐらい激しくまともに顔もあげれなかった。…

    2006-02-03 21:12:00
  • 266:

    あゆみ

    「…長時間にわたる手術はなんとか成功しました。
    ……ですが……」「…」
    「頭部にはひどく外傷がありましたが今は脈拍も落ち着いてます。ですが…脳が突然衝撃を受けたため若干、後遺症が残る恐れが…」
    「りょ、涼は助かるんですか?!」
    「これからしばらく様子を見る必要があるので今はなんとも…」

    2006-02-03 21:18:00
  • 267:

    あゆみ

    「後遺症…とは、なんの事でしょうか…」
    「発見もかなり遅れたせいで…申し訳ございませんが今ははっきりとお答えできません…」
    私はその場で目の前にいる医者の胸ぐらでもつかんだろかと思った。
    後遺症って何やねん…
    何のうそやねん…

    2006-02-03 21:24:00
  • 268:

    あゆみ

    何ゆわれても信じられへんかった…
    信じたくなかった…
    こんな現実受けとめられるはずないやん?。
    だってな、昨日あんなアホみたいに笑ってたのにやで?…
    「お前、どこおんねぇん!」って、かかってくるはずのない涼からの電話ずっと待ってた。

    2006-02-03 21:28:00
  • 269:

    あゆみ

    いろんな人が見舞いに来てくれたり、私も毎日つきっきりで涼の傍にいたけど…
    ときどき…(あたしこんなとこで何してんやろ?はよ帰って涼が好きなハンバーグの材料買いに行かな…!)
    まだ現実を受けとめられずにいたり…

    2006-02-03 21:32:00
  • 270:

    あゆみ

    でも絶対に涼には涙見したるか…!!って、
    意地っ張りででも本当は、弱い私。
    毎日が不安で不安でおかしくなりそうだった。
    「涼、仕事遅刻すんで?はよ起き!」麻酔は完全に切れてるはずなのに眠り続けてる。涼の前では、笑ってないと恐くて私じゃいられなくなると思った。

    2006-02-03 21:38:00
  • 271:

    あゆみ

    泣きたいときは涙が枯れるまで泣いた。
    私が唯一、本音の私でいれる場所である…
    いっぱい並んでる公衆電話の一番端っこ。
    自分を責めずにはいれなくて何回涼に謝り続けたか…

    2006-02-03 21:43:00
  • 272:

    あゆみ

    ご飯なんて喉すら通らない…無理に食べても吐く。
    そんな日々が続いてダイエットって言いながら周りからは《つまみ食い女》とか言われてた私がたった一週間で5キロも痩せた。
    誰かに助けてほしくて励ましてほしかった。
    「好きやで?」って言うても涼は幸せそうな顔で眠りながら目をつぶったまま。

    2006-02-03 21:49:00
  • 273:

    あゆみ

    早く「あゆみ?」って呼ぶ涼の声がききたい…
    早く涼の笑顔が見たい…。
    ギュッて手つないで、何かするわけでもないけど涼の温もり‥早く感じないと、忘れてしまうやん…
    いつも傍におったから気付かれへんかった事。やっとわかった。…
    やっぱり涼がいないと私はダメなんやって事。

    2006-02-04 20:57:00
  • 274:

    あゆみ

    なぁ…涼…覚えてる…??
    涼が初めて私の前で泣いた日。
    あたしが初めて涼の涙見た日。…

    2006-02-04 21:04:00
  • 275:

    あゆみ

    あゆみ、恥ずかしくて言われへんかったけど…あの時に言ってくれた言葉…
    《あん時の約束》……
    くさいけどあゆみにとっては何にも変えられへん大事な宝物やねん。
    こんなあゆみやから…考えたくないのに毎日いらん事ばっか考えてしまうし…。不安な時とか辛い時に涼のその言葉で何回救われたか‥。感謝してんねんから…

    2006-02-04 21:11:00
  • 276:

    あゆみ

    生まれてはじめてやった。《将来の夢》ってやつ?
    人に話したの。…
    あゆみの将来の夢………。            

    ーキィ姉ちゃんになりたいー

    2006-02-04 21:18:00
  • 277:

    あゆみ

    本間のお姉ちゃんみたいに優しくしてくれた人。
    《家族》を教えてくれた人。
    クラスの子はみんな、ピアノとか習字とかそろばんとかいろいろ習ってた。
    あゆみはそれがうらやましかった。
    家に帰っても毎日退屈やしバービーちゃんも持ってない。

    2006-02-04 21:25:00
  • 278:

    あゆみ

    ん〜…唯一の遊び道具ってゆったらけん玉とかお手玉?笑
    なんしあゆみのママ………婆ちゃんやねんもん。。
    でもキィ姉ちゃんはあゆみとけん玉してくれた。お手玉してくれた。
    家も向かいやったし。毎日のように一緒の服、着てたあゆみに小さくなったお古の服くれて…ピアノも教えてくれた。

    2006-02-04 21:32:00
  • 279:

    名無しさん

    ????

    2006-02-06 01:07:00
  • 280:

    あゆみ

    本間は、千穂ってゆう名前やのに何かあゆみ昔っからキィ姉ちゃんって呼んでてん。
    なんでかわからんけど…
    キィ姉ちゃん、ずっとあゆみと遊んでくれててあゆみ大好きやった。
    キィ姉ちゃんみたいな可愛くて優しくて、いつもみんなから慕われてて、だからあゆみもキィ姉ちゃんになりたかった。

    2006-02-06 16:16:00
  • 281:

    あゆみ

    小さい頃の話も全部、涼に話した。
    今まで、誰にも話したこともなかったあゆみの本間の気持ち…?…?本音?
    涼の過去も初めて聞いた。

    2006-02-06 16:21:00
  • 282:

    あゆみ

    「辛かったな‥」ギュッて抱いてくれた。
    「これからはそんな思い俺が絶対させへん。二人で幸せになろな」
    って言ってくれた事。
    あゆみ忘れへんで?胸ん中に大事にしまってんねんから。宝物…

    2006-02-06 16:23:00
  • 283:

    あゆみ

    信じてんねんから…。
    涼が、また目あけてくれる事……また私の名前呼んでくれる事‥
    生まれて初めて、愛した人でたった一人をここまで考えた事なんかなかった。
    家族がいなくて当たり前だったから淋しいのも慣れっこやった。
    私、頑張ったやん?いつも平気な顔してたけど本間は辛かった…

    2006-02-06 20:02:00
  • 284:

    あゆみ

    ‥‥Σ
    私の手がかすかに感じた。握っていた涼の手がピクッと動いたこと。
    「涼……?涼?…」
    一瞬確かに動いたやんな?涼…??あゆみやで!?!反応がない。私は枕元のナースコールをおした。

    2006-02-06 20:29:00
  • 285:

    あゆみ

    急いでかけつけてきた看護婦さんが涼の耳元で名前を呼んだ。
    涼の手はまたピクッと動く。
    それを見た看護婦さんは、何度も何度も呼び続けた。
    私は涼の手を強く握り締めながら涼の目があくのを待っていた。

    2006-02-07 16:51:00
  • 286:

    あゆみ

    看護婦さんはこの時、涼の意識が戻る事がわかったのか「目が覚めるまで名前呼んであげて」と言ってくれた。
    「目が覚めたら呼んでください」と言い他の患者さんの検診に行った。
    そんな看護婦さんの優しい気持ちがうれしかった。

    2006-02-07 16:58:00
  • 287:

    あゆみ

    看護婦さんの言った通りに私は耳元で涼の名前を呼び続けた。
    涼はかすかに反応を示してくれた。
    目は覚めた。どれぐらい涼の名前呼んでたやろ?
    そんな事より嬉しくて涼の前では泣かんって決めてたのに自然に涙が流れてしまった。

    2006-02-07 17:02:00
  • 288:

    名無しさん

    2006-02-07 17:06:00
  • 289:

    あゆみ

    「何しに泣いてんねん!あほかぁ!」って言われると思った。…
    言ってくれると思った。
    涼は涙を流すあゆみをただ見つめるばっかでしかも、不思議そぅな顔で見つめてる。

    2006-02-07 19:21:00
  • 290:

    あゆみ

    そんな涼を見て私は思った。
    (あ…もしかして、あの日何が起きたか覚えてないんやわ。)
    私はそれが涼にとっては、幸いやと思った。
    この怪我が治れば、何にもなかったように今までの幸せな生活に戻れるって…

    2006-02-07 19:24:00
  • 291:

    あゆみ

    それでも私は許したくなかった。
    涼をこんな目にあわせたやつの事‥。
    だけどこうして涼の記憶が無い中で私は涼が無事さえいてくれたら《犯人探し》なんかする気ないし。

    2006-02-07 19:27:00
  • 292:

    あゆみ

    何日ぶりかに目を覚ましたんやから、泣いてるあゆみなんかじゃなくて笑ってるあゆみを見せな…
    必死に涙を手で拭きながらこらえた。
    うまくしゃべれない…
    それでも笑った。

    2006-02-07 19:30:00
  • 293:

    あゆみ

    本間は言いたかった。
    何でこんな心配かけんのよ!あゆみ毎日不安で不安でおかしくなりそぅやってんで?って…

    2006-02-07 19:32:00
  • 294:

    あゆみ

    けど生死を彷徨って今こうして強く生きてる涼を目の前にして出た言葉は
    「涼アリガトウ。よぅ頑張ったね」って。‥
    ただそれだけ。
    アリガトウしか出てこやんかった。

    2006-02-07 21:14:00
  • 295:

    あゆみ

    泣くあゆみに涼が、ボソッとつぶやいた。
    「大丈夫ですか?‥」って。
    こんな時に冗談やめてや!。…
    からかわんといてや!…

    2006-02-08 19:28:00
  • 296:

    あゆみ

    「涼、なんか食べたいものない?」
    「…すいません。誰ですか!?」
    なんて??あゆみやん。
    一緒に住んでたやん!将来幸せになろなって…言ってくれたやん…

    2006-02-08 19:32:00
  • 297:

    あゆみ

    とりあえず意味がわからなかった。…
    状況が把握出来やんくて、何度も涼に問いかけた。
    せやのに涼は首をかしげて困ってる。
    信じられへん。ってゆうか「もぅえぇから?」って。

    2006-02-08 19:35:00
  • 298:

    あゆみ

    その状況は、何日たっても変わらない。
    大好きな人…涼の傍にいられて幸せなはずやのに‥‥
    こぅやって涼が目を覚ましてくれる事あれだけ待ちどぉしかったのに。
    なんか傍にいる事に辛く思ってしまった。
    私は医者に言った…

    2006-02-08 19:39:00
  • 299:

    あゆみ

    目を覚ました時、言った涼の言葉からすべて全部。…
    辛かった。ただそれだけ。
    医者はなにか思い当たる事があったに違いない。
    「すぐ検査を」と言ってどこかへ走っていった。

    2006-02-08 19:44:00
  • 300:

    あゆみ

    戻ってきた医者は検査の為か涼をベッドから移動させ他の病棟へ連れていってしまった。
    うすうすわかってた…
    でも現実を受けとめたくなかっただけ…。
    検査結果はあいまいだった。ただ医者の言葉はこうやった。…

    2006-02-08 19:47:00
  • 301:

    あゆみ

    《突然の衝撃による一部の記憶障害》…
    簡単に言えば《記憶喪失》…
    こんなドラマみたいな事が、あるもんか!!って思った。
    しかも一番辛かった事は、あゆみだけが涼の中に残ってなかった事。…
    涼にとってあゆみは消したい存在やったん?…って私は泣き崩れた。

    2006-02-08 19:52:00
  • 302:

    あゆみ

    泣き崩れてる私に医者は、こう言った。
    「お辛いでしょうが…まれにあるんです…。その人にとって一番の大きな存在の記憶が突然の衝撃が加わったせいでの一部の記憶喪失だと」…
    《大きい存在…??》
    医者は続けた。
    「その一部の記憶はもとに戻る方と残念ながら戻らない方がいらっしゃいます。渡辺さんの場合なんとも…」

    2006-02-08 20:01:00
  • 303:

    あゆみ

    目の前が、一瞬で真っ暗になった。…
    絶望に陥った感じ?!‥
    私、これから先どうしたらいいんやろ?って。
    もぅ涼の中には私…おらんねやんな。?
    愛されなくても愛したいって…やっぱり甘いカナ…?

    2006-02-08 20:06:00
  • 304:

    あゆみ

    今私の事、どんな風に思ってんねやろ!?……
    涼が目を覚ましてから毎日毎日入れ代わり立ち代わりでいろんな人がお見舞いにきてくれた。
    涼の復帰を願ってみんなが果物や花をもってきてくれた。
    オーナーの橘さんや店のコとは親しげに話すのに私は敬語……
    逃げ出したかった。こんな状況から。

    2006-02-08 20:10:00
  • 305:

    あゆみ

    中でも《裕也》はほぼ毎日涼を見舞いにきた。
    (このコよっぽど涼を尊敬してんねやな〜)って思った。
    真麻も1、2回きてたけどなぜか顔をあわす気にもなれずに後ろ姿を見送っただけ。
    ぉ礼言わなあかんのに、私って本間あかんなぁ。

    2006-02-08 20:14:00
  • 306:

    らいむのしぉり??

    2006-02-09 03:02:00
  • 307:

    あゆみ

    「あゆみさん」って呼ばれる事が何より辛かった。
    涼の顔も声も仕草も全部があゆみにとっては懐かしいのに涼が見てるあゆみは、ただの出会う前のあゆみで。…
    今まで作ってきた思い出も全部、涼にはないんやって思うと辛くて辛くて悲しかった。
    あの頃に戻りたい。…

    2006-02-09 16:11:00
  • 308:

    あゆみ

    そんな中、刑事さんが度々涼の病室を訪れた。
    涼は、あの日の事を忘れたわけじゃなかった。
    刑事さんが何かしら事件についての事を涼から聞きだそうとしても、涼は一切、口を開かなかった。
    辛かったやろぅな…涼の心は綺麗すぎるねん…

    2006-02-09 17:55:00
  • 309:

    あゆみ

    あの事件の事は日にちが、たつにつれてだんだん明確になり、《殺人未遂事件》として警察は捜査を始めた。
    涼は衝撃によって受けた体のあちこちのリハビリに励んでいた。
    あいかわらず「あゆみさん」。
    そう呼ばれるたび私は加害者が憎くて仕方がなかった。

    2006-02-09 18:03:00
  • 310:

    あゆみ

    涼…知ってたんやろ…?
    あゆみな、涼の事わからんくなった。…
    涼にとっての幸せって何??

    2006-02-09 18:06:00
  • 311:

    らいむのしぉり?

    2006-02-10 15:34:00
  • 312:

    あゆみ

    涼は思っていたより外傷もひどかった。
    (もしかしたら…このままあゆみの事わからんかったら…)
    とかいろんな事が頭をめぐった。
    涼にふれられへんし、傍にも行かれへん。しまいにそろそろ私…気狂ってまいそぅ…。

    2006-02-11 10:30:00
  • 313:

    あゆみ

    いきなりあゆみの事、思い出してくれるんちゃうか…って思ったりした。
    傍におる事で、記憶が戻りそうな気がして一日の半分ぐらいは涼の傍にいた。
    やっぱり私には《幸せ》って似合ってないんよね?…
    ちょっと夢見すぎやんな…?

    2006-02-11 10:38:00
  • 314:

    あゆみ

    涼は手術の時、頭に負った傷を縫合するために傷部分の剃った髪をやたらと気にしていた。
    《ホスト》としての自分は、忘れてなかった…。
    外見重視のホストには厳しい ゃんな…
    退院したら復帰するんカナ?聞きたいけど…。私、他人やもんな…

    2006-02-11 10:45:00
  • 315:

    あゆみ

    びくドン行ったら絶対ハンバーグ頼む事…
    寝る時は絶対ほっぺの下に両手を合わせてひいて寝る事…
    外見、クールなホストを演じてるけど実はめちゃめちゃ甘えたで情熱的で。…
    あゆみは涼のいろんな事いっぱい知ってんのに……涼もあゆみの事知ってよ。。

    2006-02-11 10:54:00
  • 316:

    あゆみ

    本間は、涼が愛しくて愛しくてしゃあなぃのに…
    今にも苦しいぐらいギュゥッて涼に抱きつきたくて…
    なんか言葉にできやんくて胸がつまっていく…。
    助けて…って何回心の中で叫んだやろ。涼ゴメン。…

    2006-02-11 11:00:00
  • 317:

    あゆみ

    涼はちょっとずつちょっとずつ回復していった。
    本間は涼の回復を喜ぶべきやのに‥恐かった。…
    このまま退院してって「あゆみさん色々アリガトウナ。」って私の傍を離れていきそうで…
    こんなあゆみでゴメンナ?‥ひねくれてるカナ…?

    2006-02-11 11:04:00
  • 318:

    名無しさん

    切ない?

    2006-02-11 11:06:00
  • 319:

    あゆみ

    あの事件から約2ヵ月…
    別人のように元気になった涼‥。
    「もうすぐ退院できるやん??頑張ろな…」
    って笑顔で言ったけど‥‥本音は違うかった。素直に涼の回復と退院を、喜んであげられへん自分が嫌やった。

    2006-02-11 11:11:00
  • 320:

    名無しさん

    違うスレでらいむを批判してた主発見?

    2006-02-11 17:11:00
  • 321:

    名無しさん

    2006-02-11 17:18:00
  • 322:

    名無しさん

    2006-02-11 17:51:00
  • 323:

    名無しさん

    2006-02-11 17:52:00
  • 324:

    あゆみ

    そんなある日私は見てしまった。…
    真麻は私がいないすきに涼の病室に行って二人きりで、コソコソ話してるとこ。
    真麻はまだ諦めてなかった。涼の事…
    あの子は今の涼に私の記憶がない事をいい事に、こぅしてよく来てたみたいやった。

    2006-02-11 20:45:00
  • 325:

    あゆみ

    どうりで変やと思った。
    変えたはずのない花の水、むいたはずのない果物…
    私の気持ちは一途やのに、涼の気持ちは今一体ドコにあるん?…
    私の一生分の涙…返してよ…。

    2006-02-11 20:50:00
  • 326:

    あゆみ

    私の気持ちは一方通行…
    私に《涙》がない日はなかった。
    たまに見せる私の大好きな涼のあの顔。
    あの頃がなつかしくて私は過去を振り返ってばっかでもっと強く生きる!って、誓ったのに…
    私の欲しいもの、ぜぇんぶ持ってる真麻がうらやましかった。

    2006-02-11 20:54:00
  • 327:

    あゆみ

    ある日、医師から涼の仮退院日が通告された。
    あと2週間。      
    「あゆみ!!びくドン行こや!」          
    え…????

    2006-02-11 21:00:00
  • 328:

    あゆみ

    涼の声が聞こえた気がして目が覚めた。
    でも涼の方を見ても気持ち良さそうに寝息をたてスヤスヤ寝ている。
    夢…??
    それから不思議な事にこの錯覚は毎日のように起きてそのたびに私は飛び起きた。

    2006-02-11 21:03:00
  • 329:

    あゆみ

    涼はもう、あゆみの方には振り向いてくれへんの? 
    あゆみは、半ば記憶が戻らんでも、また0から思い出作っていけばいい。
    ってそう思ってた。
    これから先の事なんか一つも考えてないけど…医師の言葉を信じて‥って。。。そんな甘い話ないわな……

    2006-02-11 21:07:00
  • 330:

    あゆみ

    真麻と裕也の仲はまだ続いてた。
    でもわかってた。…
    真麻が本間に好きなんは涼やって事。
    涼の病室に行くたびバッタリ会った。「あゆ姉大変やな?真麻涼に拾ってもぅたし。だから涼とあゆ姉の力になりたい。真麻にできる事やったらなんでも言って?」って言う真麻。

    2006-02-11 21:12:00
  • 331:

    あゆみ

    「涼に会わんといて」なんて言葉、言えるはずもなく、とうとう涼の退院日がせまってきた。

    2006-02-11 21:35:00
  • 332:

    あゆみ

    涼が入院中、綴っていた‥私の一冊の大学ノート。
    《日記》…
    ------------------------9月21日(火)
    「助けて」って言うてもその先には、誰もおらんけど。あゆみどうしたらいい?…あゆみが、涼にとっての‥《大きい存在》…???
    《消したい存在》じゃなくて‥??もしこうした神様がいるなら‥涼には優しくしてください。全部あゆみが被るから…

    2006-02-12 08:47:00
  • 333:

    名無しさん

    2006-02-12 09:39:00
  • 334:

    あゆみ

    9月24日(金)
    ------------------------今日も涼は隣で笑ってる。その笑顔、これからも好きでいて…イイデスカ?
    傍で笑っててもイイデスカ?
    《愛されなくても愛したいと思った》この言葉、涼にあげるわ。

    2006-02-13 00:28:00
  • 335:

    名無しさん

    早く書いて

    2006-02-13 01:29:00
  • 336:

    名無しさん

    2006-02-13 01:36:00
  • 337:

    あゆみ

    9月27日(月)
    ------------------------少しずつやけど食欲が出て、おいしそうにご飯を食べる涼。
    頭の傷ははまだ痛むらしく、あかりちゃん(看護婦)に軽い痛み止めを打ってもらってる。
    最近は呼び方が、「あゆみさん」から「あゆみちゃん」になった。
    もしあたしが胸に秘めてる過去の事、打ち明けたら…涼はなんていうんやろ――……

    2006-02-13 16:13:00
  • 338:

    あゆみ

    9月28日(火)
    ------------------------「あゆみちゃん、料理得意やろ?!」「ん〜…結構するよ。」「あゆみちゃんの料理美味そう!!今度ハンバーグ作ってやぁ?」「えぇよ」…
    あんとき笑って言ったけどきつかった――……
    いつも「うまいわぁ!」って食べてくれてたやん…。
    涼の言葉、一つ一つがあたしにつきささる。重いわ…そろそろきついわ…。

    2006-02-13 16:56:00
  • 339:

    名無しさん

    2006-02-13 18:06:00
  • 340:

    あゆみ

    涙でピラピラになってしもた《あゆみの日記…》
    涼との思い出…心境…思い浮かんだいろんな事を片っ端から走り書きした。              
    人間が流す一生分の涙…お茶わんいっぱい。
    あゆみわな、軽くたった何日間の間でバケツ一杯は流してるわ…。
    涙ってなんでこうもお利口さんなんやろ…流しても流しても次々出てくる。きっと底がないんやろね?

    2006-02-13 19:55:00
  • 341:

    ぃぃちこ

    しおり

    2006-02-14 08:13:00
  • 342:

    あゆみ

    知らんかった―‥
    あの時まで。いや…本当は知りたくなかった―…
                私は悪魔をもった―…
    悪魔が私を突き落としたんだ。…
    私の居場所は暗い闇の《ブラックホール》

    2006-02-14 10:03:00
  • 343:

    あゆみ

    ぃいちこさんやあげてくれてる皆さん?
    有難うございます?
    ダラダラで本当にすいません??
    絶対完結させたいと思うんで良かったら最後まで見てください?お願いします?

    2006-02-14 10:07:00
  • 344:

    あゆみ

    涼は無事に退院した。
    これから先どうなんの?             寝ても起きてもどこにいても―…あたしの目の前は真っ暗。
    いつになったら光があたしを照らしてくれんねやろ。            二人で住んでた家はどうすんの??―…涼はどこに行くの?

    2006-02-14 11:53:00
  • 345:

    あゆみ

    ↑略すいません?

    2006-02-14 11:59:00
  • 346:

    あゆみ

    家に帰ったら―…あたしを思い出してくれる?
    だってなまだあの時のままなんよ?        
    写真も飾ってるやん?―…仲良くならんだ水色とピンクの歯ブラシも―‥
    色違いのマグカップも―‥

    2006-02-14 12:08:00
  • 347:

    あゆみ

    「どんな子やったかなぁ?」涼の意識が戻って間もない時、ふと携帯を見てつぶやいた。
    《…?》
    不思議そうに見たあたしにこう言った。
    「お客さんや思うねんけどな?顔がイマイチ出てこやんねん。勝手に登録されたらわからんわ」

    2006-02-14 12:33:00
  • 348:

    あゆみ

    「アハハ。大変やな」と答えた。
    でもあとから思った。
    《思っこあゆみの事ちゃん―?…》
    あほやな…本間。
    自分の事やのに!何笑ってんやろ―…

    2006-02-14 13:31:00
  • 349:

    あゆみ

    でも病室で番号を交換した。
    それでその晩、すぐ電話がかかってきた。
    やっぱりあの家帰ってんやな―…
    内心ドキドキしてた。
    写真見て何思うんやろ。ピンクの歯ブラシ見て何思うんやろ。それにマグカップも…

    2006-02-14 13:35:00
  • 350:

    あゆみ

    ものっそい声―‥震えてたやろな‥
    でも涼の声の方が震えてた気がしたのは私の勘違い?カナ…
    「はい!」『…しもし?…‥ゆみちゃん?』「え?涼?」『うん。…のさ、ちょっと‥聞いてもらいたい事‥‥‥‥‥‥あんねん』
    電話の向こうの涼は元気がなかった。―…

    2006-02-14 17:03:00
  • 351:

    あゆみ

    明らかにおかしい―…
    『‥だから…まから、ひっかけ来てくれんかな?』…「‥わかった。」
    そう言って涼と待ち合わせをした―。
    何ヵ月ぶり?こうやって、あの場所で会うの―…
    なんとも言えない胸騒ぎがした。

    2006-02-14 17:09:00
  • 352:

    あゆみ

    私は、5分前にはついてたのにもうそこには涼の姿があった―…
    涼は俯いてた。『いきなりゴメン。見てもらいものあるねん』
    「…いいけど」
    なんかいつもの涼じゃない‥

    2006-02-14 17:13:00
  • 353:

    あゆみ

    あんまり涼の言いたい事があゆみには、理解出来ひんかった。
    「見てもらいたいもんって?」『俺んち来てくれん?』
    え…―
    本気で戸惑った。

    2006-02-14 17:19:00
  • 354:

    あゆみ

    ―演技―…?
    同情求めてる?
    これからあゆみの事どうする気?
    体?‥

    2006-02-14 17:22:00
  • 355:

    あゆみ

    突然言われた言葉にあゆみの頭の中はグルグル回ってた。
    まさかこんなん言われると思わんかったから―‥
    涼ゴメン。‥
    あゆみは本間アホや!

    2006-02-14 21:26:00
  • 356:

    あゆみ

    前のあゆみ達やったら全然平気やったけど―…
    この状況‥どぉしよ…??でもあたし、ちょっと期待してたかもね…。
    「えぇよ。」
    自分から出た言葉に自分でも驚いた。

    2006-02-14 21:30:00
  • 357:

    あゆみ

    《軽い女》―…
    ううん。やっぱり涼やった。
    二人でタクシーにのって、《あの家》に向かった。
    匂いもなにもかもがあの時のままで、こうして隣に涼がいる事がまるで夢に思えた。

    2006-02-14 21:34:00
  • 358:

    あゆみ

    『とりあえずソファでも座ってて』「‥うん」
    あたし何緊張してんやろ…?
    って一人で思ってたら涼が珈琲を出してくれた。
    あのマグカップで―…
    涼…どうせまた自分のブラック入れてんねんで?

    2006-02-14 21:42:00
  • 359:

    あゆみ

    「で?見てもらいたいものって?」『ちょぉ待ってて』
    そう言って涼はかつてあたし達が寝てた隣の部屋に走った。
    『あのさ……コレ…』
    そう言って持ってきたのはあたし達のめっちゃ笑顔の写真―…

    2006-02-14 21:51:00
  • 360:

    名無しさん

    続き気になる(>_

    2006-02-14 23:59:00
  • 361:

    ロンリーガール

    すごLIみてます(・?・)ノ?
    楽しみにUてるカラがんばって?

    2006-02-15 00:21:00
  • 362:

    あゆみ

    370さん、ロンリーガールさん?有難うございます?
    今から更新します???

    2006-02-15 15:37:00
  • 363:

    あゆみ

    『コレ‥あゆみちゃんやんな?―…』そう言って写真に写るあゆみを指した。
    「うん。」なんて言えなかった。なんでって?‥              
    だって―《過去》の事実だけ知っても意味ないやん?涼の心に、あゆみが甦らないと。―…

    2006-02-15 15:43:00
  • 364:

    あゆみ

    あたしは、涼に返す言葉を必死に選んだ。
    「それにしてもよう似てるなぁ」
    とっさに自分の口から出た思いついた言葉―…
    あたし本間こういうの苦手やわ‥

    2006-02-15 15:48:00
  • 365:

    あゆみ

    涼はわかってた。
    《すべて―…を。》
    そう。…
    本当にすべてを―…

    2006-02-15 15:52:00
  • 366:

    あゆみ

    涼は携帯をとりだすと裏の電池パックのカバーをおもむろにあけた。
    1枚のプリクラ―…
    そう、あの時の。
    そして、涼はこう言った。『こんな俺でゴメン』

    2006-02-15 15:55:00
  • 367:

    あゆみ

    言ってる言葉の意味が理解できなかった。
    『俺、一途やったんやな〜。この写真の俺の顔、羨ましいぐらいに幸せそう』
    「…?」
    『付き合っててんやろ?俺ら。辛い思いさしてごめんな。』

    2006-02-15 15:59:00
  • 368:

    あゆみ

    目の前の涼は妙に冷静やった。
    『あ…ゆみ。今俺をどう思ってる?』
    どう思ってるって??―…            からかってんの?好きに決まってるやん。大好きに決まってるやん??‥‥

    2006-02-15 16:03:00
  • 369:

    あゆみ

    こんな真剣に話したの何ヵ月ぶりカナ?―…
    「…好き。大好き。…」

    2006-02-15 16:05:00
  • 370:

    名無しさん

    毎日チェックしてます。頑張ってね。

    2006-02-15 20:24:00
  • 371:

    あゆみ

    『そっか。ありがとう。
    話聞かせてや―…俺らってどんなんやったん?』
    あたしの頭の中でいろんな涼との思い出が、グルグル回った。
    そっか―あんな楽しかった思い出もあの大喧嘩した日の思い出も―…それに―…二人でいろいろ語り合った日も。
    覚えてないんや…《全部》かわいそうな涼。

    2006-02-15 20:44:00
  • 372:

    あゆみ

    380さん?読んでくれてありがとうございます??
    チェックとかめちゃ嬉しいでず?まだ長くなると思いますが良かったら最後まで読んでください??

    2006-02-15 20:46:00
  • 373:

    あゆみ

    あたしはすべてを涼に伝えた。
    涼はあたしの目をじ〜っと見ながら話を聞いてくれた。
    『辛かったやろ‥?―不安やったやろ?…心配かけてゴメンな?‥』
    涼はそう言って、あたしを後ろからギュッてしてくれた。

    2006-02-15 20:54:00
  • 374:

    あゆみ

    あたしは、また《幸せ》が戻ってきてくれると思った―‥

    2006-02-15 20:56:00
  • 375:

    あゆみ

    幸せがお金で買えるんならあの時のあたしなら買ったかもね。―…
    傷つくなら最初から出会わなければよかったのにね…            ううん。それでもあたしはアンタに会えてよかったよ?

    2006-02-15 21:06:00
  • 376:

    あゆみ

    『俺な、真麻を幸せにしてやりたいと思った―…』             《真麻》…?《幸せ》
    今なんて?       
    「え…?」

    2006-02-15 21:10:00
  • 377:

    あゆみ

    『…俺、自分が何してるかわからん。あんな俺が入院してる時真麻が泣いて俺の病室にきてな―…』
    「涼ごめん。あゆみ、用事思い出した。」
    見え見えの嘘をついた。
    聞きたくない。そんな話―その場から、逃げるようにかばんをもち家を飛び出した。

    2006-02-15 21:17:00
  • 378:

    あゆみ

    どれぐらい泣いたやろ―…?
    まわりの目なんかどうでもいい。
    涼の言葉が何度も頭の中で繰り返される。
    助けて―…

    2006-02-15 21:19:00
  • 379:

    あゆみ

    道行く人がみんな振り返ってあたしを見る。
    誰か…あたしの涙を止めてください。―…

    2006-02-15 21:24:00
  • 380:

    名無しさん

    気になるぅ!!早く完結させてょぉ??しぉり?

    2006-02-15 22:23:00
  • 381:

    あゆみ

    もうどうでもよくなってた―…
    疲れた。
    その日あたしはどこを彷徨ったのか全く記憶にない。ただ気がついたら、
    ベッドで寝ていて目の前に涼がいて―
    もうやめて―…

    2006-02-15 22:41:00
  • 382:

    あゆみ

    涼の顔を見たらあたしの頭の中で、繰り返し繰り返しリピートされる。                
    『俺な、真麻を幸せにしてやりたいと思った―…』

    2006-02-15 22:46:00
  • 383:

    あゆみ

    『どうしても心配になって追っかけたらな一人でフラフラなって車にひかれそうでほっとかれへんかった。ごめんな。?』     
    アンタのその優しさ―…
    今のあたしにどんだけ辛いか―…
    だって好きやねんもん。…涼の事。

    2006-02-15 23:01:00
  • 384:

    あゆみ

    「…優しくせんとってよ!」
    これが、あたしの精一杯の抵抗やった。      
    そのままほっててくれたらきっとあたし今頃…

    2006-02-15 23:05:00
  • 385:

    あゆみ

    いつか涼が話してくれた、《真麻を助けた時》…
    こうして心配して、優しくしてあげたんやんね?‥ 
    あたし、もう―…涼のこと好きでいちゃダメなん??

    2006-02-15 23:16:00
  • 386:

    あゆみ

    涼は喋るわけでもなく何かするわけでもなく、あたしが冷静になるまで傍にいてくれた―…       
    もうなにも考えたくナィ。
    あの涼の笑顔がこれから、真麻に向けられるって思うと耐えられへんかった。

    2006-02-16 01:25:00
  • 387:

    あゆみ

    涼は、真麻と裕也の関係を知らんかった。
    真麻と裕也は上辺だけ―…            
    言葉でいうと《浮気》。
    でも真麻と裕也の間には、愛とかないから。
    真麻、アンタは本間不幸者やな。

    2006-02-16 01:28:00
  • 388:

    あゆみ

    いくら血をわけあった姉妹でもな、あたし今回だけは絶対許せへんで?―…  
    アンタだけは…

    2006-02-16 01:31:00
  • 389:

    あゆみ

    知りたくもなかった真麻の《本性》―…
    好きな男を奪うためやったら、姉もクソもない。
    本間神経疑うわ‥

    2006-02-16 01:33:00
  • 390:

    あゆみ

    それからあたしは、涼の家から荷物をとって一時的に住める部屋を借りた。  
    あたしの居場所だったとこは今では、真麻の居場所になってる―…
    悔しかった。
    それと同時にあたしの腕には《リストカット》いわゆる《リスカ》の傷がついた。

    2006-02-16 01:43:00
  • 391:

    あゆみ

    リスカなんてした事なかった―…
    する人の気がわからんかった―…
    やっぱり涼の存在ってものっそい大きいなあ。…
    リスカをする事で気が楽になったり、泣く事で自分に同情したり――こんな弱い自分が大っ嫌いになった。生きてる意味ないやん…。って―…

    2006-02-16 01:50:00
  • 392:

    あゆみ

    あたし…なに同情求めてるん?って―…
    あほやな。エヘヘ。…

    2006-02-16 01:54:00
  • 393:

    名無しさん

    2006-02-16 16:52:00
  • 394:

    あゆみ

    きっと真麻は言い寄ったんだ―…
    悲劇のヒロインを演じながら…

    2006-02-16 18:56:00
  • 395:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 396:

    あゆみ

    電話で連絡をとり会う事になった。
    傷つくってわかってたから聞きたくなかったけど―
    《泣かへん―…》
    そう決意して、待ち合わせ場所に向かった。

    2006-02-16 19:07:00
  • 397:

    あゆみ

    《あの頃》のあたしとアンタやったら今頃は笑ってたよね。きっと―…

    2006-02-16 19:11:00
  • 398:

    あゆみ

    今宵もミナミの街は、いろんな活気で溢れてる―  
    あたしは今にも泣きだしてしまいそうだった。
    あたし達はたまたま通った店に入り、なるべく人気の少ないところに座った。

    2006-02-16 19:15:00
  • 399:

    あゆみ

    『すいませ〜ん。珈琲…え〜ブラックで!ジュースする?』「え〜…ぢゃ水で」
    『水!?』
    って聞かれ、なぜかとっさに「ダ、ダイエットしてんねん‥」って答えた。
    本間はジュース飲みたいよ?でもな、あたしの体水しかのど通らんくなってもてん―…

    2006-02-16 19:24:00
  • 400:

    あゆみ

    ジュースなんか飲んだら、飲んだ分ぜんぶ吐いてしまう。
    《ダイエット》って―…
    ただでさえ毎日毎日痩せていくのに‥
    もっとましな嘘つけばよかった…

    2006-02-16 19:27:00
  • 401:

    ??? ◆5bpNZ.zpIQ

    ?しぉり?

    2006-02-16 22:45:00
  • 402:

    あゆみ

    涼に弱いとこなんか見せたくなかった―‥
    涼、いつもあたしの事心配してくれてアリガトウ。 

    アンタの《優しさ》嬉しかったよ?
    でもな、なかなか辛かったで?‥

    2006-02-17 20:22:00
  • 403:

    あゆみ

    それからなかなか喋り始めない涼にあたしは苛立ちを感じた。
    「…………涼!」

    2006-02-17 20:29:00
  • 404:

    あゆみ

    『……ごめん。話すわな。』
    あたしの声で、やっと涼はゆっくり話し始めた。

    聞ききたくないよ―…
    でも、聞かないと‥‥‥‥ね???

    2006-02-17 20:34:00
  • 405:

    あゆみ

    『あんな、俺にとって真麻はな‥本間妹みたいな存在やねんか。で、俺入院してる時な、いきなりあいつな泣いて俺んとこ来てんやん。でな―‥』

    あたしは歯をくいしばって聞いていた。

    『泣いてるからさ、俺なんで泣いてんのんか聞いてんやん。でな、あんまりようわからんかってんけどな、とりあえず泣き方が半端なくて俺抱きついてきた真麻を抱き返してしまってんやん。』

    2006-02-17 21:56:00
  • 406:

    名無しさん

    気になる?ホンマ真麻むかつくわぁ?

    2006-02-17 23:10:00
  • 407:

    あゆみ

    『それでな、真麻は毎日の様に俺んとこ来て泣いてた。ごめんな‥って。こうして真麻の傍にいてくれるん涼だけやねん―…って。
    俺も無理に事情は聞かへんかったし、なんかほっとかれへんくなったねん』

    あたしは胸がつまった。…

    2006-02-17 23:46:00
  • 408:

    あゆみ

    その後の話なんか聞かなくたってわかった。

    ―あたしの不幸がそんなにおもしろい…??…

    2006-02-17 23:54:00
  • 409:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 410:

    あゆみ

    風の冷たさを肌で感じ、
    もう少しで白い息が冬を告げる季節―…

    長袖だったから見えなかったものの、あたしの腕には日に日に増える手首の傷が消えてはついていた。

    2006-02-18 00:04:00
  • 411:

    あゆみ

    毎日が孤独と不安―そして《嫉妬》との戦いだった。

    唯一のこの頃のあたしの心の支えは、同じ店で働いていた2コ1の優。
    ただ一人だった。

    2006-02-18 00:10:00
  • 412:

    名無しさん

    2006-02-18 06:01:00
  • 413:

    ?しぉり?

    2006-02-18 06:06:00
  • 414:

    あゆみ

    応援してくれたり、あげてくれてる皆さんぇ?
    本間にいつも励みにさせて貰ってます?
    有難うございます?
    読みにくいと思うので返事のレスは控えますね?
    よければ完結?まで読んでください??お願いします??

    2006-02-18 11:30:00
  • 415:

    あゆみ

    久しぶりに優に会った。
    明らかに痩せてるあたし―
    そんな変化に優はすぐ気付き心配してくれた。

    「無理しなや」そんな優の言葉が嬉しかった。

    2006-02-18 11:35:00
  • 416:

    あゆみ


    「‥ウチに話す事であんたがちょっとでも楽になれるんやったらなんぼでも聞いたるし話したらいいねんで」

    『………うん。優本間ありがとう』
    あたしはありのまま話したっけ…優はなにも言わず、ただ「うんうん」って聞いてくれた。

    2006-02-18 11:40:00
  • 417:

    あゆみ

    話した事でちょっと気が楽になった。―…
    泣きながら話すあたしの手を優は、強く握り抱き締めてくれた。

    『あゆみ辛かったな―…
    でもな自分自身見失ったらアカンで。一人で抱え込んでたアカン。いつでもウチに頼ってえぇんやから』

    2006-02-18 11:45:00
  • 418:

    あゆみ

    その言葉が嬉しくてあたしは、声をあげて泣いた。

    まわりの目は冷たくあたしに向けられていたけどそんな事なんてお構いなしに優は、
    『気すむまで泣いたらええねん!ウチがおるやん!』ってもう一回強く抱き締めてくれた。
    「……ありがとぉ…」

    2006-02-18 11:52:00
  • 419:

    あゆみ

    優に会って良かった―…

    その日はご飯を済ませて、『泣きたくなったら、いつでも電話し〜やぁ。飛んでいくから』と言って優とは別れた。

    帰り道‥あたしは自分の耳を思わず疑ってしまうような事を聞いてしまった―‥

    2006-02-18 11:56:00
  • 420:

    あゆみ

    あたしは、ミナミの大きな交差点で信号を待っていた。
    手には携帯を持っていて、さっき別れたばっかりの優にメールをうっている最中やった。

    《今日は本間ありがとぅ。めちゃ楽になった?泣きまくってごめんやで。また連絡するわな》
    送信―…

    2006-02-18 12:04:00
  • 421:

    あゆみ

    あたしは優から返事を待っていた。
    そんな時あたしは後ろから聞こえる二人組の声が耳についた。

    2006-02-18 12:07:00
  • 422:

    あゆみ

    あたしは優から返事を待っていた。

    そんな時あたしは後ろから聞こえる二人組の声が耳についた。

    2006-02-18 12:07:00
  • 423:

    あゆみ

    ↑二重書きゴメンナサィ???

    2006-02-18 12:08:00
  • 424:

    あゆみ

    あたしはその二人組の話の内容なんて聞いてなかったけど―…

    なによりその声は真麻の声のように思った。

    『まーなんし金持ってるしー?半分金目当て?みたいなぁ〜』『アハハー。ないわぁ〜ほんま魔性の女〜恐いわぁ』

    2006-02-18 12:16:00
  • 425:

    あゆみ

    なぜかあたしは後ろを振り返る事ができなかった。

    「顔も広いしやぁ、なにげ自慢できるやぁん???」

    2006-02-18 12:21:00
  • 426:

    あゆみ

    信号はなかなか変わらない。
    優からの返事もなく、あたしは目の前のスクリーンをボーッと見ていた。

    でも自然に二人組の声が耳に入り何気なく会話を聞いてしまってたあたし。

    2006-02-18 12:24:00
  • 427:

    あゆみ

    すると突然、携帯が鳴ったので自分かと思ったあたしは思わず携帯を見た。

    画面はなんら変わりなく、携帯が鳴ったのはあたしじゃなく後ろだった。

    (信号長いねん。…寒いしはよ家帰りたいわぁ〜)

    2006-02-18 12:30:00
  • 428:

    あゆみ

    『もしぃ〜?今ぁ?マイコとおるでぇ。涼どこぉ?あそぉなぁん!うん。アハハ。わかってるって〜?あっ、マイコと喋る〜??ちょお待ってなぁ〜!マイ、涼〜』

    涼―…
    《りょう》って名前についあたしは反応してしまった。

    2006-02-18 13:04:00
  • 429:

    あゆみ

    マイコ―…?
    聞き覚えのある名前―…

    ………あっあの子や!はじめて真麻に会った時、一緒に店きた子…確か…マイコやったような…

    2006-02-18 13:11:00
  • 430:

    あゆみ

    (えッッ‥ちょと待って。…じゃあ電話の向こうの《涼》は―‥)

    そんな事を考えてる時やっと信号が変わった。

    2006-02-18 13:14:00
  • 431:

    名無しさん

    前こんな小説あったな。ホストは記憶喪失なって彼女の事は覚えてへん。客は金目当てで二人は付き合って、ホストの記憶戻って彼女とやり直して最後はハッピーエンド。金目的の女はほんまは男が好きやったみたいな…

    2006-02-18 13:18:00
  • 432:

    あゆみ

    真麻やろ―‥?
    でもあたしはそれが本当に真麻であるのが恐くてどうしても振り返る事が出来なかった。
    人ごみにまぎれて歩きだした。
    後ろでは電話を切ったのかまた二人の話し声が聞こえる―…

    2006-02-18 13:18:00
  • 433:

    名無しさん

    442なにがいいたいねん

    2006-02-18 16:42:00
  • 434:

    名無しさん

    作者一緒か思っただけやん!444>>口の聞き方気つけてや。

    2006-02-18 17:20:00
  • 435:

    あゆみ

    >>442さん。この話は全て主が実際体験した《実話》を基に書いてます。人物名等も実はほとんどそのまま使っています。中のセリフもほとんど主の記憶のままで書いているので、同じだと思います。なので、勘違いされた様でしたらスイマセン。皆さんで仲良く読んでくださったら幸いです。

    2006-02-18 18:28:00
  • 436:

    名無しさん

    頑張って?

    2006-02-18 19:28:00
  • 437:

    名無しさん

    >>442
    作者が一緒かと思ったとしても、書き込む内容ちゃぅゃん。みんなストリー気になりながら見てるのに、ふみにじるょぅなことしたらぁかんょ。

    2006-02-18 20:30:00
  • 438:

    あゆみ

    一斉にみんなが歩きだす中あたしの足取りは重く何がなんだか頭の中が混乱していた。
    後ろからはキャピキャピとはしゃいだ声が聞こえる。
    そしてとうとう抜かされてしまった―…

    2006-02-18 20:52:00
  • 439:

    あゆみ

    《金目当て》―…
    そんな言葉があたしの頭をよぎる。

    『しょーみ姉妹とかないしな〜アハハ』
    通りすがりに耳元でこんな声がした。

    2006-02-18 20:56:00
  • 440:

    あゆみ

    顔をあげた先にあたしが、見たものは間違いなく真麻だった。
    《怒り》?‥ううん。
    なんで…??
    見たくなかった―…
    信じたくなかった―…

    2006-02-18 21:00:00
  • 441:

    あゆみ

    …お願い‥ヤメテ…
    真麻とマイコは前のあたしに気付かず足早に通りすぎていった―…

    あたしは放心状態で後ろから押し寄せてくる人ごみに飲まれ、立ち止まってしまった―…

    2006-02-18 21:12:00
  • 442:

    あゆみ

    嘘や……嘘や。

    《真麻と涼が付き合ってる。》そんな現実さえ受けとめきれてなかったあたしに本当の現実が突き付けられた。

    2006-02-18 21:16:00
  • 443:

    あゆみ

    気付くと信号は青から赤に変わっていて、あたしは道の真ん中につったっていた。
    停まっていた車のライトがいっせいにあたしを照らしクラクションを鳴らしながら走りだした。

    《…あたし、死ぬんかな》

    2006-02-18 21:22:00
  • 444:

    あゆみ

    恐いなんてなかった―…

    なぜかあたしはやけに冷静だった。ふとあたしは幼い頃、あたしを捨てた《お母さん》を思い出した。

    もう一生会われへんたった一人のお母さん―。生きてたら、年もそこそこいってやろうけど、幼い頃の記憶しかないあたしの中のお母さんは未だに若いまま。

    2006-02-18 21:33:00
  • 445:

    あゆみ

    車のスピードは遅まる事もなくどんどんに迫ってくる―‥
    《死》が頭の脳裏に浮かんだ時、あたしは誰かの手によって腕をひっぱられ歩道へと導かれた。

    あたしはその場に倒れこみ目には涙…。誰…?

    2006-02-18 21:44:00
  • 446:

    あゆみ

    涙で視界がボヤけ目の前が何重にも見える。
    パニック状態のあたしはわけもわからず震えていた。

    ―‥この匂い…。

    2006-02-18 21:48:00
  • 447:

    あゆみ

    見なくてもわかった。
    声を聞かなくてもわかった。
    涼―…

    なんで!!??‥

    2006-02-18 22:06:00
  • 448:

    あゆみ

    何でアンタがここにおるん―…

    何であたしを助けるん??

    あたしはただ涼に向かって泣き叫んだ。

    2006-02-18 22:08:00
  • 449:

    あゆみ

    「なんで助けるんよぉぉぉぉ!!なんでよぉお!」

    本間あたしはムチャクチャやった。
    ちっとも強くなんかないのに、強がってばっかで―…本間は弱いねんで。?

    2006-02-18 22:15:00
  • 450:

    あゆみ

    もうな‥疲れてん。
    休憩したい―…

    人を好きになったり、人を信じたり。人を裏切ったり裏切られたり―…
    もう…疲れた。

    2006-02-18 22:20:00
  • 451:

    名無しさん

    めっちゃ気になる

    2006-02-19 02:50:00
  • 452:

    名無しさん

    真麻ムカつく…

    2006-02-19 04:27:00
  • 453:

    名無しさん

    2006-02-19 08:58:00
  • 454:

    あゆみ

    なんで涼があの場所にいたんかは未だに謎やけど――

    泣き叫ぶあたしを涼はあたしの目をじっと見つめてた。
    あたし‥涼の前でどんぐらい泣いてたんやろ―…

    2006-02-19 15:14:00
  • 455:

    あゆみ

    あたしは、まともに涼の目なんか見れへんかった。

    車にひかれるあたしを助けたのにわけもわからんと、泣き叫ばれてあげくのはてに怒られて―…

    本間迷惑やったと思う。。せやけど何も言わんとあたしのそばにずっとおってくれた。

    2006-02-19 15:22:00
  • 456:

    あゆみ

    真麻も涼も真剣にお互いを好きならあたしはどれだけ時間がかかったってそれを受けとめられていたと思う―‥
    受けとめたくなくても受けとめないといけない事ぐらいわかってる。

    でも―…

    2006-02-19 15:51:00
  • 457:

    あゆみ

    真麻は狂ってる―‥

    涼の笑顔、奪わんといて…
    ほら、涼笑ってる。

    2006-02-19 15:54:00
  • 458:

    あゆみ

    「‥涼、お願いヤメテ……真麻だけは―――ヤ…メテ…」
    震える声であたしは、泣きながら涼に呟いた。

    2006-02-19 16:02:00
  • 459:

    名無しさん

    気になるぅ〜頑張って下さいね.。゚+.(・∀・)゚+.゚

    2006-02-19 16:10:00
  • 460:

    あゆみ

    涼の顔つきは険しくなった―‥
    『真麻を悪く言うんはやめてくれ。』

    あたしが、変な事言うてる事ぐらいわかってる―――でも、ちゃうねん!涼……わかって―…

    2006-02-19 17:05:00
  • 461:

    あゆみ

    『…ちゃうねん…そうじゃないねん…‥涼――お願い』
    あたしはただ涼に傷ついてほしくないだけやねん―…
    「何がやねん…わけわからん。」
    何言われたっていい。何、思われたっていい。あたしがアンタの幸せ願う事って迷惑かな―…?

    2006-02-19 17:10:00
  • 462:

    あゆみ

    涼は手を挙げ、タクシーを拾った。

    あたしをゆっくり立てると頭を冷やしてこいと言わんばかりに『ゆっくり休め』と一言言ってあたしをタクシーに乗せ運転手に行き先を告げた。

    そのままタクシーは走りだし、悔しさなのか悲しさなのか自分でもわからん感情が込み上げてきた。

    2006-02-19 17:18:00
  • 463:

    あゆみ

    運転手は泣いてるあたしを心配そうに見て、車のポケットからそっとティッシュを取出しあたしにくれた。
    おっちゃん…アリガトウ。
    涙止まらへんねん―…

    2006-02-19 17:29:00
  • 464:

    あゆみ

    降りぎわに『泣いたらベッピンがだいなしやで』って声かけてくれたおっちゃん―…
    アリガトウ―。
    その日あたしは、何も口にせず泣きながら寝た。

    2006-02-19 17:38:00
  • 465:

    あゆみ

    起きて携帯を見たら、
    ―不在着信1件―
    ―新着メール1件―

    誰やろ……???あたしは携帯を見た。

    2006-02-19 17:41:00
  • 466:

    さぇ

    すっごく共感出来るぅ??
    がんばって
    最後まで書ぃてねぇ??
    応援してるからぁ???

    2006-02-19 18:17:00
  • 467:

    早く更新してね、楽しみにしてます?

    2006-02-19 18:55:00
  • 468:

    あゆみ

    メールは優から。昨日の返事だった。
    不在着信は―…真麻。
    あたしは一瞬、手が止まった。
    昨日の事が頭をよぎる…
    迷ったあげくあたしはかけなおす事にした。

    2006-02-19 19:50:00
  • 469:

    あゆみ

    ―PURUPURUPURU―ガチャ‥
    「……」『もし〜?』「あゆみやけど‥電話した?」『うん!したよぉ★久しぶりにご飯でも行かへんかなと思ってさぁ?』「…」

    いきなり何やねん。

    2006-02-19 20:05:00
  • 470:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 471:

    あゆみ

    着くと真麻は、もう待っていた。
    『あゆ姉痩せたぁ〜?』
    「そぉでもないで‥」『足めちゃ細い〜』「ありがとう。」

    あたしめっちゃふてこかったやろな―…

    2006-02-19 20:23:00
  • 472:

    あゆみ

    アンタはこれから先もそうやってあたしの前で笑ってられる……―???

    あたしにとっての《大切な人》を傷つけるものならばあたしはそれが誰であろうと許さへん――。

    あたしの中にはもう、一緒に暮らしてたあの時の真麻はいない…

    2006-02-20 00:55:00
  • 473:

    あゆみ

    一方的な真麻の話が、一瞬途切れた時あたしはやっと重い口を開きドスの聞いた低い声で真麻に言った。

    「‥あのさ‥‥涼………傷つけやんとって―?‥お願いやから涼から離れて――」

    あたしも自分の口からこんな言葉が出るなんて思わなかった。

    2006-02-20 01:05:00
  • 474:

    名無しさん

    300〜400までのコピペ誰か貼って?さい(人′ω`*).゜☆:*

    2006-02-20 08:27:00
  • 475:

    名無しさん

    2006-02-20 09:29:00
  • 476:

    名無しさん

    >>70ー200

    2006-02-20 09:31:00
  • 477:

    名無しさん

    2006-02-20 09:39:00
  • 478:

    名無しさん

    2006-02-20 10:01:00
  • 479:

    名無しさん

    2006-02-20 10:11:00
  • 480:

    あゆみ

    一気に雰囲気は悪くなり、空気が重くなった。
    真麻はキョトンとした顔をしている。
    沈黙が続き先に口を開いたのは真麻やった。

    「‥なに言うてんのよ?今日のあゆ姉なんかおかしいわぁ〜」

    2006-02-20 18:02:00
  • 481:

    あゆみ

    は……??

    『…おかしいのはアンタの方や!!』とぼける真麻にイラっとし、ついあたしは腹を立ててしまった。

    「なにがやねん!あたしがあゆ姉の大事な人、とったから?嫉妬!!??」真麻も声を荒げた。

    2006-02-20 18:09:00
  • 482:

    あゆみ

    「涼の事―…本気じゃないんなら今すぐ涼か――‥」『アンタにごちゃごちゃ言われる筋合いないわ!』

    ぶちっ…
    あたしの中でなにかが切れた…

    2006-02-20 18:17:00
  • 483:

    あゆみ

    『何やて?―アンタは一体どこまで腐っとんねん!!何?金目当て―?あたしの目の前でもいっぺん言うてみぃや』
    真麻は一瞬ハッとした顔をした。

    2006-02-20 18:27:00
  • 484:

    あゆみ

    『心当たりあんねんやろ?あゆみ目の前におったのに気付かんかったん?―』

    真麻は顔をひきつらせながら必死に言い訳を考えてるように見えた。

    「…そうや?金目当てや?でもな、涼にあゆ姉の記憶はないねん!あゆ姉にもう勝ち目ないで?」と不気味な顔で微笑んだ。

    2006-02-20 18:49:00
  • 485:

    あゆみ

    返す言葉も出てこやんかった―――。

    人を金とかルックスでしか見られへん真麻をあたしは不憫に思った。

    2006-02-20 18:55:00
  • 486:

    あゆみ

    『あたしがアンタに頭下げてもアンタは涼を傷つける―?‥』
    「開き直るわ。あたしの気持ちは変わらへんかな?アハハ」
    できるなら顔面をひっぱたいてやりたいぐらいだった。
    でもあたしはじっと我慢しあふれそうになる涙を必死にこらえた。

    2006-02-20 19:01:00
  • 487:

    あゆみ

    こんな事なら最初から再会したくなかった―…

    幼い頃の真麻の記憶のままあたしの胸にとどめておきたかった。

    2006-02-20 19:03:00
  • 488:

    あゆみ

    あたしは店を出て、とくに行き先もなくひたすら歩き続けていた。

    自然に溢れだす涙――

    本間あたし…涙腺弱いな…

    2006-02-20 19:06:00
  • 489:

    名無しさん

    今読んでるヨゥゥ??マジはまり中?切なすぎ??頑張って下さぃ??

    2006-02-20 19:13:00
  • 490:

    名無しさん

    2006-02-20 20:58:00
  • 491:

    名無しさん

    完結まで頑張って?

    2006-02-20 22:48:00
  • 492:

    あゆみ

    皆さん本間に有難う??
    頑張って書きマス?
    今から時間の許す限り更新します???

    2006-02-20 23:29:00
  • 493:

    あゆみ

    ホンマ泣いてばっかり―。
    家に着いてもずっと泣いてたっけ‥‥。
    何にもやる気になれずに、ただボーッとソファに腰かけてた。

    目の前のテーブルには大量のティッシュの山―‥

    2006-02-20 23:33:00
  • 494:

    あゆみ

    ご飯をろくに食べないで、気付くとコートも羽織ったままだった。

    そしてまたあたしの腕には無数の切り傷が刻まれてくんだ――。

    2006-02-20 23:37:00
  • 495:

    あゆみ

    痛みも恐さもなにもない――。

    自分を傷つける事で自分を落ち着かせるなんて‥絶対変やんな?…

    お母さんが今、もしこんなあたしを見てるのならば、きっと悲しんでくれるやんな?

    2006-02-20 23:42:00
  • 496:

    あゆみ

    楽になりたいよ―…
    お母さんに会いに行きたい―

    こんな事言ったらお母さんはあたしを怒ってくれる??‥

    2006-02-20 23:44:00
  • 497:

    あゆみ

    突然、かばんの中の携帯が鳴った―。
    あたしはふと我にかえり、携帯を開いた。

    ―着信中―涼…
    泣いてたって事バレたら嫌やし受けるか迷ったけど、あたしはおそるおそる通話ボタンを押した。

    2006-02-20 23:49:00
  • 498:

    あゆみ

    「…はい。」『話あんねんけど‥時間ある?』
    涼からあたしに――!?

    ―――――――――…
    『じゃあ2時にひっかけな…』
    いつもより涼の口調が冷たく感じたのはあたしの勘違いカナ―?

    2006-02-21 12:05:00
  • 499:

    あゆみ

    ★略

    いつもより涼の口調が冷たく感じたのはあたしの勘違いカナ――?

    2006-02-21 12:08:00
  • 500:

    あゆみ

    あたしはなんか嫌な予感がした。

    話ってなんなんやろ?―‥

    2006-02-21 12:11:00
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