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ずっとあなたを…
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1:
唯
隼人と出逢って、もう三年経ったね。世界で一番愛してるよ…
2006-06-23 15:13:00 -
2:
唯
「唯たぁ〜ん♪飲み行こぉ〜〜!!」
「ちょっと愛〜;飲み過ぎやって!大丈夫なん?」
酔っ払いにからまれてる私の名前は唯。当時19歳。そして私の大親友の愛。同じく19歳。仕事終わって毎日の様に飲みに行く私達。この日唯は恋に落ちた…2006-06-23 15:33:00 -
3:
名無しさん
「愛ホスト行きたい!!亮に会いたいよぉ!唯行こっ?」
ちょっと待ってよぉ…そんな可愛くお願いされても困るし;(笑)ホストとか嫌やなぁ;今まで一回も行った事ないし…正直、ホストにハマってる愛を見てると自分もハマるかもしれないしなぁって思って今までホスト行くの断って来たのになぁ。2006-06-23 15:49:00 -
4:
唯
「亮から会いたいって電話来てん♪愛も会いたいし、唯も一緒に来て?」
「……よしっ!社会勉強と思って行くかぁ!でも今日だけやで( -_-)」
「わぁい♪♪唯大好き☆」この時、断っとくべきだったかな…でも今なら言える。隼人と出逢った事、後悔してないよ…2006-06-23 15:58:00 -
5:
唯
「いらっしゃいませぇ!」店内は広いし、人多いし…やばっ!!緊張する(>_
2006-06-23 16:11:00 -
6:
唯
「唯ちゃん、どんなんタイプ?誰がいいやろぉ〜?」
「誰でもいいですよぉ!」
「じゃあ俺と一番仲いい隼人つけるわぁ☆ちょっと待っててな♪」
どんな人やろぉ…かっこよくなくていいから話しやすい人がいいなぁ〜別にこの時間だけ楽しければいいわけだし…。2006-06-23 16:28:00 -
7:
唯
それからラストまでの時間、唯は上の空だった。隼人の顔あんまり見れなかった。だって、あまりにも恥ずかしくて。でも…いつも強気でどこか冷めてる私が、今下を向いて恥ずかしがって目さえ見れない自分とのギャップに一瞬戸惑いを感じた。今でも覚えてる…一目惚れだった。
2006-06-23 16:56:00 -
8:
唯
隼人はあの日、唯に出逢わなければ良かったと思いますか?
2006-06-23 17:04:00 -
9:
サラ
完結するまで読みます( ゚Д゚)<ヨロシク!!
2006-06-23 20:02:00 -
10:
りん
サラさん?ありがとうございます??文章下手だけど頑張って完結させるんで最後までお付き合い下さい??
2006-06-24 08:28:00 -
11:
唯
↑唯ですm(__)m名前間違えてしまった…
2006-06-24 08:35:00 -
12:
名無しさん
「あ゙〜頭痛い;」昨日結構飲んだなぁ…お風呂入ろっかな〜
♪♪着信♪♪
「もし?☆」
「おはよぉ〜♪今日何時にセット行くぅ?」「?時ぐらいにしよっかぁ☆」「分かったぁ♪じゃあTSUTAYAで待ち合わせね♪」
遅刻したら愛めっちゃ怒るし早く準備しよぉ;2006-06-24 14:01:00 -
13:
唯
?時ギリギリにTSUTAYAに着くともうすでに愛は待っていた。
「唯遅いぃ〜( -_-)」
「本間にごめんね…って?時ちょうどやし;」
「はい?☆早く行くよ♪」今日はどんな髪形にしてもらおっかなぁ?って鏡の前に座ってると…
♪♪着信♪♪2006-06-24 14:12:00 -
14:
名無しさん
えっ!?隼人くんや!!どぉしよぉ〜ドキ?する(>_
2006-06-24 14:18:00 -
15:
唯
「唯こそありがとう☆楽しかったで♪」
「あ゙〜ヤバイ?;緊張する」「何で緊張するん?」
「俺、唯ちゃんかわいいなぁって思って☆タイプやし!だから緊張するねん」えっ!?ヤバイ…めっちゃ嬉しいぃ〜(>_2006-06-24 14:27:00 -
16:
唯
「あのさ…俺達休み一緒やん?もし良かったらでいいんやけど〜今週の日曜日空いてる?」
「あっ空いてるよ。」
「じゃあご飯行こうや☆」「うん……いいよ」
この時なぜか冷静に考えてた。ホストって休みの日まで客と遊んで営業するんや。偉いな…隼人に深入りするの止めよ。2006-06-24 14:47:00 -
17:
唯
そして日曜日…
そんな考えもどこかに消えてしまってた;(笑)
いつもより化粧も念入りにして、この日のために服まで買ってたっけ(笑)♪♪mail受信♪♪
「家の下着いたで☆下りておいで(^-^)」
隼人くん来ちゃった…もう一度、鏡の前でチェックして急いで隼人くんの元に行った。2006-06-24 14:58:00 -
18:
唯
「迎えまで来てくれてごめんね!!」
「全然いいよぉ☆はよ乗りっ♪」
スーツ姿の隼人くんもカッコイイけど私服もカッコイイなぁ〜「ん?どうしたん?俺に見とれてんの?(笑)」
「見てないし///(笑)」
ん?視線感じる……隼人くんの方を見ると…「唯ちゃん今日もかわいいなっ☆」2006-06-24 15:05:00 -
19:
唯
本間に嬉しい///でも、みんなに言ってるのかなぁ…私は所詮客だし、彼女だっているだろうし、何たってホストだし…
私は複雑な気持ちだった。好きになる相手じゃない。でもその気持ちとは裏腹にどん?惹かれて行く気持ち。この時はまだ分からなかった。これからちょっとずつ変わって行く私達の関係を…2006-06-24 15:16:00 -
20:
唯
この日はご飯を食べて、たわいのない話しをして家まで送ってもらった。「唯ちゃん今日はありがとう☆また遊んでね♪俺はまだ一緒にいたかったけど…」
「またそんな冗談ばっか言って(笑)また遊ぼうねぇ♪」そう言って、そそくさと車を降りマンションに入って行った。あんまり話すと《まだ一緒にいたい》って言う気持ちが大きくなりそうだから…
隼人は嬉しい言葉をサラっと言えるんだよね。ホストじゃなければ口が上手い人って思うだけなのに、ホストになると営業だの色だの彼が本心で言ってるのかさえ分からなくなる。隼人くんがホストじゃなければ良かったのになぁ…2006-06-25 13:20:00 -
21:
唯
「おはようございまぁす」「唯おはよぉ!今日も頑張ってなぁ☆」
「頑張るわぁ〜!」
店長にあいさつをして更衣室に入って行った。
「唯おはよぉ☆昨日電話したのにぃ…寝てたん?」あっ!そういえば隼人くんと遊んでる時、愛から電話かかって来てたの忘れてた;
「ごめんね;しんどかったから寝てたわぁ〜」愛にはまだ隼人くんの事を言えずにいた…2006-06-25 13:40:00 -
22:
唯
「唯に相談があるんやけど聞いてくれる?」
「どしたん?」
「実はなぁ、亮の事なんやけど…この間エッチしてもうてん」
「マジで…亮くんの事好きなん?」
「めっちゃ好き///でも休みの日会ってくれへんねん…店に行った後アフターしてくれるだけやし。愛はやっぱ客としてしか見られてないんかな?」2006-06-25 15:08:00 -
23:
唯
「どうなんやろぉ?ホストやし分からんなぁ…」
日曜日に隼人と遊んだなんて益々言えなくなってしまった。
「今日、仕事終わったら亮の店行かへん?」2006-06-25 15:20:00 -
24:
唯
「ゔ〜ん……;ちょっとだけならいいよ!」
ちょっと悩んだフリをした。心の中では隼人くんに会えるぅ///ってガッツポーズしたいぐらいやった(笑)その日、仕事終わって隼人くんに会いに店に行った☆今日は仕事がめっちゃ忙しくて酔ってて気分が良かった♪♪
「唯ちゃん愛ちゃん、おはよぉ☆」
やっぱカッコイイわぁ///愛に聞かれない様に隼人の耳元で「日曜日はありがとう☆今日も隼人くんカッコイイな♪会いたかったぁ///」酔ってる私は結構積極的(笑)
「唯ちゃん酔ってるん?そんなん言われたら照れるやんかぁ///俺も会いたかったよ///」2006-06-26 01:21:00 -
25:
唯
そんなん言われたら歯止め効かんくなるやんかぁ…隼人は唯の事お客さんとして接客してるだけ!そうやって自分に言い聞かせるのが精一杯やった。
「唯ちゃん、ラストまでおってな?」
「…うん。多分ラストまでおるよ?」
「良かったぁ♪店の近くのコンビニで待っててな☆お客さん送り出し終わったら急いで行くから!」2006-06-26 10:59:00 -
26:
唯
「うん。分かった☆」
これがアフターかぁ〜でも愛に何て言おう…
「遅くまで空いてる居酒屋あるしそこ行こう♪」そんな話しをしていると…
「全然愛の事考えてくれてないやんかぁ!!!」
突然愛が大声で叫び出した。2006-06-26 11:07:00 -
27:
唯
「愛どしたん?」
「唯ぃ〜亮がぁぁ〜」
愛は泣き出してしまった;「愛とりま帰ろっか?」
「…うん(>_2006-06-26 11:11:00 -
29:
唯
アンカーレスありがとうございます??今から書いていきます?
2006-06-26 18:34:00 -
30:
唯
送り出しの時、亮くんが「唯ちゃん、ごめんね。愛…?仕事終わったら電話するから。」
愛が何も言わずにタクに乗ったから亮くんに「愛に電話出る様に言うから大丈夫やで」とだけ言ってタクに乗った。
「今日は唯んち泊まっていいからね☆話し聞くから!すっきりするまでいっぱい泣きぃ!」愛はその言葉を聞き更に泣き出した…家に着いて愛が落ち着くまでヨシ?してたら愛が話し出した。2006-06-26 18:46:00 -
31:
唯
「愛なぁ、亮の事本間に好きやねん。だからこの前エッチした事も後悔してないねん。亮にも愛の事好きになってほしくて、愛だけ見てほしくて…でもホストやん?だからこの気持ちは亮には気付かれたらあかんって思ってるねん。今日な、亮に『シャンパン卸してや』って言われて断ったケドしつこかったから、愛の事やっぱ客としてしか見てないんやって思ったら悲しいのと、やるせない気持ちになってキレてしまった…」
2006-06-26 18:59:00 -
32:
唯
「唯はホストの事あんまり分からんケド…愛は亮くんに気持ちバレない様にするって言ってるケド付き合いたいって気持ちあるんやろ?ホストも人間やねんから愛の気持ちは分かってくれると思うで?そりゃあ、私もホストは信用できない。ハマりたくないって思うよ。でも愛はホストって分かってて好きになったんやろ?普通の男でも女騙すやつだっておるんやで?愛が納得するまでとことん行こぉやぁ!」
とは言ったものの、何ていってあげればいいのか、親友にホストとの恋愛を止めさせるべきなのか正直、分からなかった。2006-06-26 19:12:00 -
33:
唯
「唯…ありがとう!愛頑張るからまた相談乗ってなぁ!」
「いつでも相談乗るからねっ☆だってうちら親友やん♪亮くんから電話来たら出るんやで!?」
「うん♪♪分かったぁ☆」「じゃあ飲み直すかぁ!酒買って来るわ♪愛はお留守番ね!そんなぐちゃ?な顔で外でたくないやろ?(笑)」「うるさいねん(笑)気をつけていってらっしゃ〜い☆」2006-06-26 19:19:00 -
34:
唯
コンビニに向かう途中、愛が言った言葉を思い返していた。
《愛だけ見てほしい…気付かれたらあかん》唯にもそんな事思う日が来るのかなぁ…でも隼人の事も隼人に対する気持ちもまだ分からんしなぁ。
だけど隼人を好きになるまでには、そんなに時間はかからなかった。2006-06-26 19:28:00 -
35:
唯
買い物を済ませ帰る途中に電話が鳴った。
「♪♪隼人♪♪」
隼人くんや…愛の事で頭いっぱいでアフターの事忘れてた…
「もしもし…」
「愛ちゃん、ちゃんと帰ったぁん?」2006-06-26 19:32:00 -
36:
唯
「ちょっと酔ってる?いつもと喋り方違うで?(笑)」「酔ってないしなぁ〜唯たん帰るの早いし!一緒にご飯行くって言ったやんかぁ(>__
2006-06-26 19:47:00 -
37:
唯
切りやがった…(笑)隼人くん酔ってたなぁ;あんなキャラやったっけ?酔ったらかわいいな…(笑)愛置いては行けないし、今日は仕方ないか…。
2006-06-26 19:50:00 -
38:
唯
家に帰り着いてたけど愛に聞かれるのはあかんな思ってマンションの下で電話を終わらせた。いちおメール送っとこぉ。
《ご飯行けなくて本間にごめんね。今日愛泣いてたの知ってるやろ?友達ほったらかしにして唯だけ遊ぶとか出来ないよ…愛心配やったし。また連絡すりね!仕事お疲れ様☆》
…送信☆ピッ
これで大丈夫やろぉ!
「ただいまぁ☆愛飲もうか♪結構酔ってたケド誰かさんのせいで酔いもさめたわぁ(笑)」2006-06-26 21:40:00 -
39:
唯
「悪かったね( -_-)…(笑)てかさぁ、唯は今日何で一緒に来てくれたん?もしかして隼人気に入ったとか?(笑)」
一瞬ドキッとした…でも愛、冗談ぽい口調やし気付いてないやろ…
「ないわぁ〜(笑)だってあんだけ拒否ってたホストやで?こんな簡単にハマるわけないやん(^_^;)愛が亮くん好きって言ってたし何か心配で…唯と一緒で良かったやろ(笑)?」
「そやなぁ☆唯がホストにハマるわけないかっ♪今日は本間に唯おって良かった☆ありがとうね…ぢゃあカンパ〜イ♪♪」
良かった?;気付いてないわ。愛アホで良かった(笑)2006-06-26 21:53:00 -
40:
唯
♪♪…♪♪
何だぁ;愛の携帯かぁ…隼人くんかと思った;
「もし?♪亮ごめんなぁ」亮くんかぁ☆何〜だ(笑)仲直りしてるみたいやし良かった?☆
♪♪メール受信♪♪
隼人くんやぁ…2006-06-26 22:04:00 -
41:
唯
《さっきはワガママ言ってごめんなm(__)m愛ちゃんの事あるのにごめんな!ただ会いたかってん…おやすみ》
隼人くんは何がしたいんやろぉ…まぁいっか!寝よっかなぁ〜愛は楽しそうに喋ってるしもう大丈夫やろぉ☆みんなおやすみぃ☆彡2006-06-26 22:20:00 -
42:
唯
次の日…
「愛〜起きてやぁ☆仕事の準備せな〜」
愛を起こして携帯を開くと、着信5件。全部隼人からや…
トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル「もし?…今起きたん?」「うん。てか何かあったん?着信5件もあったし。」
「声が聞きたかってん☆」昨日といい、今日といい色かけられてんのかな?みんなにこんな事ばっか言ってるんかなぁ?その半面嬉しくて私だけやろぉって信じたかった。「色とかかけんといてや〜そんなん求めてないしな。」2006-06-27 16:24:00 -
43:
唯
「そんなんちゃうしな!ただ唯と話したかっただけやし!客と日曜遊んだ事ないしアフター誘ったんも唯だけやし!」
ちょっと怒り気味に隼人が言う。
「ごめんね。やっぱホストやし疑ってまうねん。今忙しいしまた掛けるわ」
一方的に切ってしまった。別に忙しいわけじゃなかったケド愛もいるし早く切りたかった。2006-06-27 16:29:00 -
44:
唯
仕事中もモヤ?した気持ちが抜けずに集中出来なかったし愛は二日酔いだったのか具合いが悪くて早退してしまったから今日は何となく気分が晴れない…仕事が終わって携帯を見ると隼人からメールが入っていた。《仕事終わったら電話して☆》
「もし??どしたん?」
「仕事終わったん?唯に会いたいねん♪キャッチ場所にいるから来てぇ♪」
甘えた口調で隼人が言う。そんなん言われたら会いたくなるやんかぁ…2006-06-27 16:39:00 -
45:
唯
「唯も会いたいよ///今から行くわ!」
何も考えずにただ会いたいっていう気持ちだけで急いでキャッチ場所へ向かった…あっ!隼人や。やっぱカッコイイな。。。キャッチ場所からちょっと離れた所にタバコを吸って立っている隼人を見つけて走って行った。
「唯〜♪♪早かったなぁ!そんなに俺に会いたかったん(笑)?お前はかわいいやつやなぁ☆」
そんな冗談言う隼人も大好きやったで?でもこうやって店に来させるやり方なんてまだ唯は気付いてなかったんよ…この頃から隼人の事、本間に好きになっていってた気持ちを隼人は気付いて利用したんやね。2006-06-27 16:54:00 -
46:
唯
「ちょっと座って話そうかぁ!」「そうやね☆」
「今日仕事どうやったん?」
「愛も帰ったし今日はあんまり…」
「そうなんや…俺がチュウして慰めてあげるわ(笑)」「はぁ?そんなんいらんし!キショイねんっ( -_-)」2006-06-27 17:03:00 -
47:
唯
「そんな怖い顔せんとってぇ〜本間は照れてるくせに(笑)」
「うるさいなぁ(笑)」
こんなやり取り出来るなんて最初に会った時を考えたら想像もつかない…こんな冗談も言い会えて嬉しいし一緒にいて楽しいなぁ〜
♪♪…♪♪
うちらの話しをさえぎるかの様に隼人の携帯が鳴った。2006-06-27 17:10:00 -
48:
唯
「はい……はい。分かりました!」
「唯ごめんっ!俺店に戻らなあかんねん!また連絡するから出てな☆」
もう行っちゃうんや。寂しいなぁ…もっと一緒にいたいのに…
「隼人待って!」
隼人の後ろ姿を追い掛けて行った。2006-06-27 17:14:00 -
49:
唯
「唯、飲みに行くわ!」
「マジで?俺まだ唯と話したかってん!本間に嬉しい☆ほんなら行こか♪」まだ一緒にいたくて、つい言ってしまった…唯は単純だね。心の中で《作戦成功》って隼人は思ってただろうね。 この日から隼人との関係が大きく変わって行く…。2006-06-27 17:24:00 -
50:
唯
その日は二人とも大分飲んで酔っ払ったね。
「唯たん?今日は終わってからも一緒にいれるよねぇ?」
「当たり前やん☆」
「じゃあ近くのローソン行っててな☆」
ローソンに行って待っていたらすぐに隼人は来てくれた。2006-06-27 17:29:00 -
51:
唯
「手つないでいい?」
「…うん。////」
初めて手つないだね。めっちゃ恥ずかしかった…隼人の手は大きくて暖かかったよ…
「俺んち行こっか!」
「えっ?」2006-06-27 17:33:00 -
52:
唯
家に行くん?マジで…不安そうな顔をしてると、
「どしたん?早く帰ろっ!」唯の手を引っ張ってタクに乗った。タクの中でも唯の手をギュッて握って離してくれなかったね。そんな隼人を愛おしいと思った。マンションに着いてエレベーターに乗った瞬間、隼人がギュッてしてきたから「キャッ」って思わず声が出てしまった。そして、チュッってした後「俺の物」って言ってニコッって笑ってたね。唯は本間に嬉しかったよ。ドキ?してた…突然の出来事で酔いも冷めてしまったよ…2006-06-27 17:53:00 -
53:
唯
「バタンッ」静まり返った部屋に響いたドアの音にもドキッとするぐらい緊張していた。「こっちやで…」そう言った隼人の表情はいつもより真剣やった。「ちょっと!隼人?……ン……ッハァ…」ドアに入った途端、壁に追い込まれキスをされた。さっきのキスよりもゆっくり深く…お互い何かを確かめ合うかの様に何度も唇を重ねた。
「…ッン…アッ……アンッ………隼人…」
この日二人は結ばれた。2006-07-01 11:27:00 -
54:
唯
ねぇ…隼人?唯は隼人の事信じてたよ。隼人に好かれたい、愛されたい…唯だけ見てほしくて隼人を困らせてたね。自分の気持ちバレない様に強がって冷たい態度で隼人に接しては、悩んで泣いてたんよ。隼人は気付いてた?嘘の優しさ何ていらない…この頃から隼人が何考えてるか分からなかった。
2006-07-01 11:41:00 -
55:
唯
「唯…こっち向いてぇ」
恥ずかしくて隼人の方を向けない。
「唯?俺の話し聞いてや」「ん?何?」
「あっ!やっとこっち向いた☆俺に背中向けんとって!寂しくて寝られへん!」「ごめんねぇ坊や(笑)明日も仕事やし寝よっか!おやすみ☆」
腕枕されながら深い眠りに着いた。2006-07-01 11:54:00 -
56:
唯
夕方、目を覚ますと隼人はまだ眠っていた。音を立てない様にベットから下りて服に着替えて静かに部屋を出た。
《良かったんかな…》家に着くまでずっとこの言葉が頭の中で繰り返されていた。でも後悔なんてしてない。ただ隼人はどういう気持ちでやったんやろ…これが一番引っ掛かっていた。2006-07-01 12:16:00 -
57:
唯
仕事をしている途中、隼人からmailが来た。「ちょっとごめんね!すぐ戻って来るね♪」席を抜け更衣室で携帯を開くと…
《起きたら唯が居ないから寂しかった(:_;)帰る時、何で起こしてくれんかったん?今度からちゃんと起こしてや!今日仕事終わったら電話ちょうだい☆》
《今度から…》かぁ…隼人の家また行く事あるのかなぁ…
mailを見終わると携帯を閉じ客席へ戻った。2006-07-01 12:38:00 -
58:
唯
仕事を終え隼人に電話をする。「会いたい」会話の最後はいつも決まってこの言葉を言う。「今から行くね」 ただ隼人に会いたくて私はいつもそう返す。「会いたい」と言われて嬉しいだけ。会いたいだけ。
この頃から毎日隼人の店に通っていた。《会いたい》ただこの言葉だけで店に会いに行く。《営業》分かってても、信じたくて、その言葉に目をつぶって気付かないフリをしてた。
隼人を信じたかった…ただそれだけだよ。2006-07-01 13:03:00 -
59:
唯
毎日店に会いに行く。時々は一緒に隼人の家に帰っていた。だけど休みの日は一緒に居なかった。そんな日々が続いたある日…
「唯?今日仕事終わったらご飯行かへん?」
「いいよ☆愛は週に二日しか出勤してないし最近飲みにも行ってなかったもんね」「じゃあいつもの居酒屋で☆」「ΟΚ♪」
愛は大学生だからキャバクラの仕事は週二日だけ。愛はお嬢様だから親からのお小遣が結構おありで(笑)2006-07-01 13:27:00 -
60:
唯
今日は隼人んとこ行けないなぁ…
仕事を終え愛と居酒屋へ向かった。
「ねぇ?今からどこ行くん?」
キャッチうざっ…キャッチの嵐を抜け居酒屋に着いた。
「お疲れぇ♪乾杯☆」2006-07-01 13:43:00 -
61:
唯
次々に料理が並ぶ。
「唯、最近どうなん?」
「ん?仕事は順調だし、別に変わりはないよぉ〜」
「仕事の事じゃないんだけど…実はさぁ…亮に聞いたんだけど…唯が店に通ってるって。」
えっ?思わず口に含んだビールを吹き出しそうになった。もうバレてるし今までの出来事言ってしまおうかな…「愛、ごめんね…隠してて。言いづらくて…唯が一番嫌がってたホストだから。誰にも言えなかった。」2006-07-01 14:02:00 -
62:
唯
「何でなん?愛は亮に聞いてショックやった…何でか分かる?親友なのに唯の口から何も聞かされてないし、何で第三者の亮から聞かされなあかんの?愛は唯の事一番信頼してるし何でも相談してるのに…愛の事そんなに信用ないん?」
今にも泣きそうな声で愛が言った。
愛を傷付けてしまった…小さい頃からいつも一緒で隠し事なんて今までなかったのに…
「愛…本間にごめんね…隼人の事好きになって店に通って…そんな自分が周りから見たら何て思われるか…《騙されてる》きっとみんな口を揃えてそう言うに決まってる。唯だって分かってるねんで?でもそうじゃないって信じたいねん…唯は特別だって…他の客とは違うって…」2006-07-01 14:23:00 -
63:
唯
隼人に完璧にハマっていた…ホストという事を忘れたわけじゃない。嫌な事だけ考えない様にしてた。現実逃避。この言葉が今の唯には一番当てはまるだろう。
2006-07-01 14:28:00 -
64:
唯
そして今までの事を全部話した。すると愛が、
「愛のマネしてるん(笑)?愛が悩んでた時と一緒やんかぁ;本間にバカやなぁ…(笑)でも唯が納得するまでとことん好きでいいやん!でも精神的に辛くなって悩んだら絶対隠さんと愛に言いや!唯は強がりやねんから一人で抱え込んだら参ってまうで!弱さ見せるんも格好悪い事じゃないんやで?分かった?約束やで!!」2006-07-01 14:39:00 -
65:
唯
愛…ありがとう。でも約束守れなかったね…親友なのにね…好きになり過ぎて周りが見えなくなっていく。そんな私の事見捨てんと、いつも励ましてくれてありがとう…愛がいてくれて、愛が親友で本間良かった。
2006-07-01 14:45:00 -
67:
唯
今日愛に話せて良かったなぁ…大切な友達大事にしよう。帰る途中、そんな事考えてた。家に着きソファに寝転んで携帯を開けた。
―着信5件―
全部隼人からや…2006-07-04 01:39:00 -
68:
唯
―メール6件―
《仕事終わったやんな?電話していい?》
《何で電話でーへんの?まだ仕事中なん?》
《シカト?何してるん?》
《お前いい加減出ろや!!男とおるんちゃうやろうな?》2006-07-04 01:45:00 -
69:
唯
《お前どこおるん!!早く出てやぁ…》
《唯?電話して来て…》
何コレ…居酒屋で携帯バックの中に入れっぱなしで、しかもサイレントにしてたから気付かなかった。
「プルルルル…」2006-07-04 01:51:00 -
70:
唯
怒ってるんかな…どうしよぉ;ドキ?しながら出るのを待つ…
「はい…」
ちょっと怒った声で隼人が出た。
「お前何してるん?男とおるんやろうが!!」
「愛と居酒屋行ってただけやで…男とかおらんし。」冷静に淡々とした話し方にムカついたのか更に隼人の怒りに火をつけてしまった…2006-07-04 01:58:00 -
71:
唯
「お前バカにしてんのか?心配で電話したんちゃうんけ?居酒屋やったら電話ぐらい出れるやろ!!」
「サイレントにしてたから気付かなかった…ごめんね。」「はぁ?何でサイレントやねん!益々怪しいわ…今どこやねん!!!」
「何が怪しいん?あんた被害妄想激しいで!いい加減にしてや!本間ダルイ…」2006-07-04 02:04:00 -
72:
唯
「どこにいるか聞いてんねん!!早く答えろや!!」
「家やけど何?」
いい加減私も腹立って来た。意味分からん…
「今から店来いよ!!」
本間ダルイ…何なん…結局店やん。2006-07-04 02:08:00 -
73:
唯
「嫌やし!何なんあんた!毎日?営業かけてきて本間ダルイ…あんたは何様なん?あんたの事好きやからちょっとでも役に立ちたいだけなのに…自分の事ばっかり…しんどいねん…」
泣きそうやった。唯はただの客…そう思わなあかん。そう思って文句も言わんと毎日通ってたのに。やっぱりただの客でしかない。そう思いしらされた。分かってても分かりたくなかった…怒りよりも悲しみの方が強かった。2006-07-04 02:16:00 -
74:
唯
「唯の事好きなのに…営業かけてごめん…嫌な思いさせてごめん。もう二度と店に呼ばんから俺の事嫌いにならんとって?お願い…」
さっきとは打って変わって寂しそうな声で隼人が言った。そんな声で言われたら何も言えんやんか…2006-07-04 02:20:00 -
75:
唯
「隼人ごめん…唯言い過ぎたな…」
「唯は悪ない…俺が唯の優しさに甘えてただけや。好きやから毎日会いたくて長く一緒に居たくて店に呼んでまう…でももう呼ばんから…ごめんな…今日家来て?唯に会いたいねん…」
「唯も会いたいよ…今から店行くわ。終わってから一緒に帰ろう?」2006-07-04 02:25:00 -
76:
唯
今すぐ会いたくて自分から店に行くって言ってしまった…バカだよね私。こうやって唯が言うって分かってたんやろ?唯単純やもんね。《こいつ簡単や》って思ってたんやろ?
でも……この日から自分のバカさに嫌気がさしてこれでいいのか悩む事になる…2006-07-04 02:30:00 -
77:
唯
店の下で着いた事を電話すると隼人がエレベーターで下りて来た。
「唯ごめん…」
いきなり隼人にギュッてされた。
「会いたかった…怒ってごめんな?大好きやで…」
唯を抱きしめてそう言った。2006-07-04 02:34:00 -
78:
唯
「もう今日でお前が店に来るのも最後や。お前が来る言うても来させない!店に来ても絶対入れん!俺が唯を好きな事信じてもらえる様に頑張るから…」
隼人?それは本心ですか?それとも営業ですか?唯には分からないよ…信じたいよ…お願い…本心であってほしいよ…2006-07-04 02:40:00 -
79:
唯
その日、隼人はあまり着いてくれなかった。仕事だし仕方ないか…でも気付けばいつも隼人を目で追っている。他のお客さんと楽しそうに話してる隼人を見たくないのに見てしまう。あの客よく来てるな…隼人と外で会ったりしてるの?日曜日も会ってるの?毎日電話してるの?何話してるの?
気付かないうちに隼人の客を気にする様になっていた。2006-07-04 02:47:00 -
80:
唯
隼人に嫌われたくないから仕事の事で何も言えなかった。
早く帰ろうよ……
時間が長く感じる。
早く唯の席戻って来てよ…2006-07-04 02:49:00 -
81:
唯
隼人が席に戻って来ると「唯もう帰っていい?眠たいし…」
他の客の事が気になる…でも店にいるのもしんどかった。
「全然着けなくてごめんな。着かなうるさい客多いねん。先帰っとき☆」
唯のバックにこっそり鍵を入れてきた。2006-07-04 02:56:00 -
82:
唯
「早く帰るから待っててな☆店終わったら電話するから☆」
唯の耳元でそう言った隼人はニコッと笑いヨシ?してくれた。
客の視線が痛い…そそくさと店を後にする。エレベーターでキスをした。こんな事してるなんて他の客は思ってもみないだろう…優越感に浸りながらタクに乗って隼人の家に向かった。2006-07-04 03:02:00 -
83:
唯
「ただいま…」
誰もいない静かな部屋で隼人の帰を待つ。早く帰って来ないかなぁ…ベットに横になってるといつの間にか眠ってしまった……
「やっと起きた☆りんたんただいま☆チュッ」
隼人に体を揺すられ眠たい目をこすりながら体を起こした。2006-07-04 03:10:00 -
85:
名無しさん
唯じゃないん?りんなん?
2006-07-04 07:32:00 -
86:
唯
サラさんありがとう?"読んでてくれたんや??嬉しいです??よかったらこれからも見て下さい??
87さんすみません?源氏名が「唯」で本名が「りん」なんです?紛らわしくてごめんなさい??これからは「唯」で統一していきます?
今から更新します?2006-07-05 02:54:00 -
87:
唯
「隼人おかえりぃ〜」
「先に寝てたら寂しいやん(:_;)俺めっちゃ急いで帰って来たんやで?今日はいっぱい一緒におれるし嬉しいわぁ☆」
それから一時して隼人は寝てしまった。
私は隣で寝ている隼人を見ながら考え事をしていた。2006-07-05 03:09:00 -
88:
唯
今日隼人が言ってくれた言葉…《もう二度と店に呼ばんから…》唯は一体何なんやろ…彼女でもないし。《色・枕》そんなん嫌や…でももしそうやとしたら他の客にも同じ事してるんや…
唯はいっぱい?やった…考えれば考える程分からなくなって苦しくなる。でも唯は隼人のそばにいたくて我慢していた。2006-07-05 03:20:00 -
89:
唯
夕方目が覚めて服に着替えて帰る準備をしていた。
「隼人!唯帰るで!」黙って帰ると隼人はいつも怒る。でもこの日は何回起こしても起きなかった…仕事もあるし早く帰りたかったから置き手紙をして帰る事にした。いつもの様に隼人が起きてれば唯は悩まんで済んだのに…隼人への疑いが更に増してしまった…もう嫌やぁ…2006-07-05 03:28:00 -
90:
唯
紙とペンどこにあるやろ〜ここかなぁ…真っ白な棚の引き出しの中を探していた。そこには明細書や本がいっぱい入っていた。その下にアルバムらしき物を見つけた。見ちゃえ♪♪軽い気持ちだった。隼人が一人で写ってる写真とか友達写ってる写真…次のページを開いた…
えっ?誰なん…2006-07-05 03:42:00 -
91:
唯
そこには仲よさ気に隼人の隣で笑ってる女の子の写真があった。無我夢中で次々にページを開く…隼人とチューしてる写真、隼人が裸で寝てる写真、女の子一人でスッピンで写ってる写真…全部この家で撮ってる写真だった。最後のページにはプリクラが何枚も入っていた…
2006-07-05 03:48:00 -
92:
唯
《5月21日?半年記念》
《隼人?なな》
《ずっと一緒だよ?》
こう書かれたプリクラがあった。今は10月…5ヶ月前のかな…隼人あんまり今と変わってないし今年かも…隼人がホスト始めて4ヶ月って言ってたからホスト始める前から付き合ってたんだ…まだ付き合ってるの?
あまりのショックさにアルバムを床に落としてしまった…自然と涙が出て来る…声を押し殺して泣いていた…隼人にバレない様に…2006-07-05 04:06:00 -
93:
唯
どれくらい泣いてただろう…体に力が入らない…頭が混乱して現実を受け入れられなかった…ゆっくり立ち上がり部屋を後にした。家に帰るまでただボーっと外の景色を眺めていた。
2006-07-05 04:14:00 -
94:
唯
家に着き携帯の電源を切った。誰とも話したくなかった…テレビを付け、ただ画面を眺めているだけだった。頭にあるのは《あの子とまだ付き合ってるの?》この言葉だけだった。
2006-07-05 04:23:00 -
95:
唯
休みの日、隼人と遊んだのは一回だけ…きっとあの子と居るんだ…
今何時だろう……えっ!ヤバイ;今に帰って来て二時間程経っていた。仕事どうしよう。今から行っても遅刻だ;とりあえず店長に電話しよ。
「もし?…店長ごめん;熱出てしんどいから今日休まして…」
「大丈夫か?唯が休むとか珍しいな。今日はゆっくり寝ときぃ☆」
「ありがとう…」2006-07-05 12:39:00 -
96:
唯
休みの日、隼人と遊んだのは一回だけ…きっとあの子と居るんだ…
てか今何時だろう……えっ!ヤバイ;今に帰って来て二時間程経っていた。仕事どうしよう。今から行っても遅刻だ;とりあえず店長に電話しよ。
「もし?…店長ごめん;熱出てしんどいから今日休まして…」
「大丈夫か?唯が休むとか珍しいな。今日はゆっくり寝ときぃ☆」
「ありがとう…」唯は今まで仕事を休むなんて滅多になかった。でも今日は何もしたくなかった。大事な仕事さえも。2006-07-05 12:42:00 -
97:
唯
♪♪着信♪♪
隼人…どうしよう。何を話したらいいん?普通に話せるかな…そんな事を考えていると切れてしまった。
♪♪着信♪♪
ハァ…ため息が出る。また掛かって来た。黙って帰ったから怒ったんかな?大きく深呼吸をして通話ボタンを押した。2006-07-05 12:48:00 -
99:
唯
ピッ♪「はぃ…」
「電源切れてたで!今どこなん?」
隼人ちょっと怒ってる…
「あ〜ごめん?;隼人んちから帰る途中、充電切れちゃってそのまま寝てしまって〜ごめんね☆それと今日隼人起こしたのに起きなかったよぉ〜仕事の準備もあるし帰って来ちゃった!隼人今度からちゃんと起きてやぁ☆」
何事もなかった様にわざと明るい声で振る舞う。2006-07-05 13:01:00 -
100:
唯
「あ〜ごめんな!疲れてたし起きれんかったんかな…………」
なぜかいつもと違う違和感を感じた。会話がぎこちない。唯はいつもと同じ様に話したつもりだけど…
「唯、あのさぁ………」
「ん?どしたん?」
何か言いにくいそうに話し出した。2006-07-05 13:08:00 -
101:
唯
「アルバム見たん?」
えっ?今何て言った?《アルバム見たん?》って確かに言ったよね?バレてる…?
「見てないよ?」
嘘付いてしまった。
「床に落ちてたから唯が見たのかなって思って。」あっ…引き出しの中に直すの忘れてたんや…しまった;隼人は優しい声で話し出す2006-07-05 13:17:00 -
102:
唯
「見たんやろ?嘘付かんでいいねんで?ななとの写真見たんやろ?あいつとはもう終わってるから。ホスト始める前から付き合っててホスト始めて?ヶ月ぐらい経ってから別れてん。俺が仕事行って帰って来て、仕事行くまで寝てばっかりになるやん?あいつは仕事もしてなくて俺んちにずっとおって文句ばっかり言うから嫌気さして別れてん。」
2006-07-05 13:27:00 -
103:
唯
「そうなんやぁ…別れてんねや。勝手に見てごめんね…」
「いいねんで☆でも誤解されたら嫌やな思て。今は唯だけやから!それだけは信じてや!」
ホッとしたのか涙が出て来た「隼人…?信じていいねんなぁ?唯も隼人の事好きやで…」
「唯…泣いてるん?泣かんでいいやんかぁ〜唯の事、大事にするし!お前が嫌がる事絶対せんし!唯が見てる前でアルバム捨てるわ!だからもう泣かんで?大丈夫やで。」2006-07-05 13:42:00 -
104:
唯
「アルバムは捨てないで…大事な思い出やろ?隼人が言ってくれる言葉…嬉しいから。唯はそれだけで十分やから。」
本間にこの時心からそう思った。
「唯……今日仕事休める?今から家来れるか?」
「さっき店長に電話して仕事休んだ(笑)今から行くわ」2006-07-05 13:48:00 -
105:
唯
「…(笑)仕事休んだん?そんなに俺の事で悩んでたんやぁ(笑)本間に俺の事好きなんやなぁ☆唯たんかわいい☆気をつけてきぃや☆」「はい?(-_-)」ピッ♪
電話を切った後一人でニヤ?していた;今の私の顔気持ち悪いやろうな…f^_^;
てかこんな事してる場合じゃない;軽く化粧をして急いで隼人の家に向かった。2006-07-05 13:57:00 -
106:
唯
「もし??下着いたで☆」
「分かった☆開けるわ☆玄関開けたから勝手に入って来て♪」ドアが開いた。エレベーターの中で髪を直して隼人の部屋の前で深呼吸して玄関を開ける。
「お邪魔しまぁす」
奥の部屋に行くと大好きな隼人が目に入る。小走りで隼人の元に行き隼人に抱き着いた。2006-07-05 14:05:00 -
107:
唯
「どしたん?そんなに会いたかったん?」
「うん…///」
「今日はえらい素直やんかぁ♪今日俺も仕事休んだからずっと一緒にいれるで☆」「本間にぃ?仕事大丈夫なん?」
隼人はナンバー入ってるし休んで大丈夫なんかな…私もいちおナンバー入ってるけど…;
「唯の方が大事やから☆」2006-07-05 14:12:00 -
108:
唯
隼人の仕事の事は気掛かりだったが隼人の一言でそんな事どこかへ消え飛んでしまった。
「唯〜?腹減った…ご飯行こうか☆」
二人仲良く手を繋いで近所の居酒屋へ行った。
「じゃあ、とりあえず生中2つで☆」
店員さんが持って来てくれた時…2006-07-05 14:32:00 -
109:
唯
「今日は彼女と一緒なんや☆かわいい彼女やんかぁ♪もしかして唯ちゃん?」
えっ?何で名前知ってるの?「お前うるさいって!彼女ちゃうし!はよ仕事しろやっ///」
隼人が店員さんに言う。仲良いなぁ…
「ちょっとぐらい話してもいいやんかぁ♪あのねっ!こいつよくここ来るんやけど《俺は唯の事が好きやねん》って酔って俺に言ってくるねん(笑)ウザイやろ?まだ付き合ってなかったんや〜こいつヘタレやからな〜」 笑いながら奥へ入って行った。2006-07-05 14:45:00 -
110:
唯
「ごめんな…///あいつ中学のツレでここで働いてんねん!本間恥ずかしいわ///」ちょっと照れながら隼人が言った。顔真っ赤になってるで?(笑)
「そんなに唯の事好きやったんやぁ♪(笑)」
いつも隼人にからかわれるから今日は仕返し(笑)
「お前うるさいっ///」
唯、幸せやな…ずっとそばにいたい…隼人の隣で笑っていたい…この先ずっと…2006-07-05 14:56:00 -
111:
唯
風邪が冷たい10月の終わり。「もうすぐ冬が来るね。」冬と同時に隼人の誕生日が来る…
手を繋いで元来た道をゆっくり歩いて帰った。
二人同時に
「せぇ〜のっ!ただいまぁ☆」2006-07-05 15:06:00 -
112:
唯
顔を見合わせてニコッて笑い合った☆
ソファに座り隼人の肩にもたれ掛かる。
「唯は俺の事好き?」
「好きだよ…///」
そんな真面目に聞かれると照れるやんかぁ…2006-07-05 15:13:00 -
113:
唯
照れながら下を向いていたら、隼人が真面目な顔して「こっち向いて?俺…、唯の事本間に好きだから…。」
そして自然と唇が重なり合う。「チュッ…」ゆっくりと唇を離す…目が合い再び唇を重ねる。
「チュッ……ピチャ…ピチャ…チュッ…」舌を絡め合う。何かを確かめ合うように…深く長く…2006-07-05 15:43:00 -
114:
唯
「チュッ…ピチャ…チュッ……ハァ……隼人…」唇を離すと耳元で隼人が…「ベット行こう」無言でお姫様ダッコでベットまで運んでくれた。その沈黙が更に唯を緊張させる。
再び唇を重ね合う…
「……チュッ…ハァ……アッ……」そのまま唇は胸へ移動し、隼人の手は下へ延びていった…長い指が私の中を掻き回す…
…クチュ…クチュ…ピチャ…
静かな部屋に淫らな音が響き渡る…2006-07-05 16:13:00 -
115:
唯
「アッ…アッ…アン…アッ…ハァ…ハァ…もう…無理…」
「唯…愛してんで…」
隼人が唯の中に入ってくる…何度もキスをしながら「好きやで」何度もそう言ってくれた。 「アッ…アッ…ハァハァ…アッ…」
「もうイク…」
二人の息が上がる……チュッ…「唯かわいい…」この日何度も体を重ね合った。お互いの気持ちを確かめ合う様に…2006-07-05 16:25:00 -
116:
唯
ねぇ…隼人?唯はこの時幸せ過ぎて怖いぐらいだったんよ。隼人も幸せだった?でもこの幸せな気持ちをあの子に壊されるとは思ってもみなかった…あの子と関わる事なんてないと思ってた。幸せって長くは続かないものなんだね…そう思い知らされた。あの子から…
2006-07-05 16:41:00 -
117:
唯
この日から唯は隼人の家にいる事が多くなった。日曜日は必ず一緒にいる。仕事の日は唯が酔ってなかったら隼人の店の下まで鍵を取りに行って隼人の家に帰っていた。そんな日々が続いてたある日、仕事終わって電話したら些細な事でケンカになった。
2006-07-05 16:49:00 -
118:
唯
「お前さぁ、俺の帰り待ってる間何してるん?」
「テレビ見たり、電話したり…その後、朝ご飯作って待ってるやんか☆」
「誰と電話してるん?男やろぉが!」
「はぁ?してないし…急に何なん?」
「俺の後輩がお前が男とラブホ入って行くの見たって言うやつおんねんけど!お前とちゃうんか!!」2006-07-05 16:57:00 -
119:
唯
「唯じゃないし!!その子の見間違えやろ。そんなん唯がすると思う?」
「…とりま鍵取り来て!また帰ってから話そう」隼人はそう言って電話を切った。何なん?意味分からん;唯そんな事してないしな…
鍵を取りに行くと店の下に亮くん(愛の口座)が待っていた。2006-07-05 17:07:00 -
120:
唯
「唯ちゃんお疲れ☆これ隼人が渡してって」
鍵を渡された。
「亮くんわざ?ごめんね…隼人怒ってた?」
「俺は全然いいで☆隼人なぁ…機嫌悪いなぁ;でも俺が和ませるから大丈夫やでっ☆」
「ありがとう…本間ごめんなぁ」2006-07-05 17:12:00 -
121:
唯
「あいつ唯ちゃんがそんな事する子じゃない事ぐらい分かってるはずやで☆ちなみにおれも♪(笑)」
笑いながら亮くんは唯に背を向けて前を見ながら手を降って歩いて行った。
亮くんに鍵渡すとか怒ってますやん…f^_^;
隼人の家で隼人の帰りを待っていた…2006-07-05 17:16:00 -
122:
唯
それからしばらくして隼人が帰って来た…
「ただいま…」
唯を睨み付けてソファーに座った。
「本間にお前じゃないん?嘘つくなよ…」
「何回言わすん?唯じゃない言うてるやろ!」2006-07-05 17:20:00 -
123:
唯
「俺の後輩が嘘ついてる言うんか!?何のメリットあってそんな嘘つかなあかんねん」「その子の見間違えちゃうかって言ってるやんか!!あんたそんなに唯の事信じられへんの?その子の言う事信じるん!?」
「海斗…後輩は嘘つくようなやつじゃない!」2006-07-05 17:27:00 -
124:
唯
唯の事より後輩を信じるんや…悲しさと苛立ちで複雑な気持ちだった。
「もういいわ…その子が言う事信じとけば?うち帰るわ!じゃあね」
バックを持って玄関まで行くと…
「唯!!ちょっと待ってや…俺………とりあえず部屋戻って」苛立ってて帰りたかったけど話しだけでも聞こうと部屋に入った。2006-07-05 17:42:00 -
125:
唯
「俺……不安やってん。唯の事好きで好きでたまらんねん…お前の事になると過剰になり過ぎんねん…お前の事は信じてるねんで?でもあんなん聞いたら苛立ちを抑え切れん。唯は俺の彼女じゃないし誰かに取られそうで不安やねん…」そう言った隼人はいつもより小さく見えた…
2006-07-05 17:54:00 -
126:
唯
「不安なのは唯だけじゃなかったんやね…唯だって不安やで?かわいい女の子相手する仕事やん?飲み行ってた時も隼人いっぱいお客さんいて唯は心配やってん。店に呼ばないって言われて嬉しかったけど店での隼人を見れない分不安も大きいねんで?不安にさせてごめんね。唯は隼人の事大好きやから安心してな…」
話しながら涙が出ていた…隼人も不安やってんな…気付いて上げられんくてごめんね…2006-07-05 18:02:00 -
127:
唯
「……俺、ホストやけど一人の男としてお前の事好きになってん。全部信じてもらうまで時間かかると思う。でも何年かかってもお前に信じてもらうために俺頑張るから…辛い思いさせへんから!ずっと一緒におって?俺の彼女として…」
《彼女》一番言われたかった言葉。本間に嬉しくて涙止まらんかった…隼人と知り合って2ヶ月経ってやっと言ってくれたね。でも…唯、無理や…2006-07-05 18:11:00 -
128:
???
しおり?
2006-07-05 20:24:00 -
129:
唯
???さん??しおりありがとうございます??これからも読んで下さい?
今日は仕事休みなので後で更新します??2006-07-06 01:36:00 -
130:
唯
「隼人ありがとう…唯めっちゃうれしいで。でもね、今は付き合うとか無理やねん…もうちょっと待ってほしい……」
「えっ?何でなん?」
隼人焦ってる…本間にごめんね。今すぐ「うん」って言ってあげたいけど……
「色んな気持ちになったけど隼人の事好きやで。一緒におれてめっちゃ幸せやで。でも最近色々あったやん?だから不安も大きいねん。自分の気持ち落ち着つくまで、もうちょっと待ってほしい…」
納得行かなそうで不安そうな顔で「分かった…でも今まで通り一緒におってな?」2006-07-06 02:38:00 -
131:
唯
「もちろん☆」
これは本心だったよ。彼女じゃなくても一緒に居たかったんよ。でも隼人…ごめんね。本間は違ったんだ…《色彼》この言葉が頭から離れられなかった。頭の片隅で《ホスト》が消えないんよ…やっぱり隼人はホストだから…唯は隼人自身を信じてあげられてないんだね…本間にごめんね…2006-07-06 02:47:00 -
132:
唯
この時、何のためらいもなく《彼女》になってたら何か変わってたんかな?多分変わってたね…でも唯は間違いじゃなかったって今は思う…ただ隼人の人生変えちゃったかな…
2006-07-06 02:52:00 -
133:
唯
その日は二人で居るのがいずらくて唯は自分の家に帰った。話が終わった後、隼人は明るくいつも通り振る舞ってたね。気使わせてごめんなさい……
家に着いてベットに寝転び隼人の事を考えていた。どうしたらいいのか今は分からない……すると携帯が鳴った。
♪♪mail受信♪♪
開いて見ると隼人からだった。2006-07-06 03:01:00 -
134:
唯
《家着いた?俺の気持ち分かってくれた?本間にお前の事好きやし大事にしたい。お前に振られたとしても俺は絶対に諦めへん!お前が答え出すまで待つから…時間かかってもいいから俺との事ちゃんと考えてほしい。今まで通り普通に家来たり遊び行ったり…それは変えんとこーな。お前が一緒に居てくれな困るから…それだけは約束して…》
2006-07-06 08:37:00 -
135:
唯
mailを見て、隼人の気持ちに答えてあげられない自分が悔しくて声を上げて泣いた…疑い深くなってる自分に嫌気がさす。素直に好きだけじゃ付き合えない自分が本間に嫌い。
隼人と知り合って泣き虫になったなぁ…こんな自分笑けるわ…2006-07-06 08:44:00 -
136:
唯
mailも返さずに泣き疲れていつの間にか寝てしまった…
次の日、仕事の準備をしていると携帯が鳴った…携帯を開くと…《隼人》出たいけど出れない…何を話したらいいの?どんな態度で接したらいいの?今まで通り普通にしたいのに…。
そのまま携帯を閉じた。鳴り止まない携帯をバックの中にしまった。2006-07-06 08:52:00 -
137:
唯
何かを吹っ切るかの様に仕事に専念していた。仕事終わって更衣室で着替えてると、唯と同いで仲良い葵が話し掛けて来た。「唯お疲れぇ☆今日めっちゃ頑張ってたなぁ〜葵なんて全然あかんわぁ;こんな日はホストに癒されに行くかぁ♪じゃあまた明日ねぇ☆」
葵が手を振って更衣室から出て行った。2006-07-06 08:58:00 -
138:
唯
「葵〜!待って!!!唯も…行く!」
「えっ!?ホストやで?唯嫌がってたやん…」
「…ちょっと飲み足りなくて…」
「マジで!?なら行こっかぁ☆」
葵にはホストに行った事も隼人の事も言ってなかったから葵は何も知らない。今日は何も考えずに飲みたかった。2006-07-06 09:05:00 -
139:
唯
飲みまくってベロ?だった。「唯!ちょっと…大丈夫?」「平気やってぇ〜今日は飲むのらぁ〜☆」
わざとはしゃいでみせた。でも本間は全然楽しくなかった…いくら男前が着いたって隼人には敵わない…こんな事しても虚しいだけなのに…
「葵た〜ん☆唯たんは帰りまぁす☆」
みんなキョトンとした顔で唯を見てる;お金を葵に渡し店を出た。2006-07-06 09:17:00 -
140:
唯
はぁ……店を出た瞬間深いため息が出る。
何してんねやろ私。隼人に会いたいよぉ…
気付けば隼人の店の前に居た…。ばかだな私…
「いらっしゃいませぇ!!」2006-07-06 09:22:00 -
141:
唯
隼人が唯を見つけて走って来た。
「えっ!?お前…何してんの…鍵なら下で渡す…」「飲みに来ましたぁ☆何か?」
隼人が言い終わる前にスタ?と歩いて席に座った。
「早くぅ〜!酒持って来てぇ〜☆」2006-07-06 09:27:00 -
142:
唯
「お前ベロ?やんけ…電話も出らんし…どこ行っとったん?」
「ホストやれぇ〜男前いっぱいおって楽しかったわぁ」隼人の顔が歪む…それに気付き更に煽る。
「通っちゃおうかな♪番号も交換したし〜楽しみ♪」
隼人は黙って席を立ち、外に出て行った。2006-07-06 09:34:00 -
143:
唯
二人の会話を聞いてた亮くんが慌てて隼人を追いかけて行った。
今日の私最悪や…隼人怒るの分かってたのに…
何分かして隼人と亮くんが戻って来た。私の席に着くなり「悪いけど帰って…はいっ…」
唯の顔を見ずに、そっぽを向いたまま鍵を渡された…2006-07-06 09:41:00 -
144:
唯
鍵を受け取らずお金を渡して何も言わずに店を出た。
何で…隼人を怒らせても何もならんのに…隼人ごめんなさいっ…店の下で泣き崩れてしまった…
「そんなとこおったら邪魔なんですけど…」2006-07-06 09:50:00 -
145:
唯
顔を上げるとそこには隼人が立っていた…
「隼人ごめ…」
「タク拾うわ…」
無表情のまま歩いて行った。唯の話は聞いてくれそうにない。けど謝りたかった。「隼人…ごめんなさい…」何も言わない隼人を見て後悔が募る。
「泣いても無駄やで。」2006-07-06 09:59:00 -
146:
唯
その言葉が胸に突き刺さる…それでも唯は言い続けた「本間はあんな事思ってないんよ…もう絶対行かないから…唯の事怒っていいから。だから…お願い…嫌いにならんとって…」
「何も聞きたないねん。ごちゃごちゃ言うなや!」
タクを止め嫌がる私を無理矢理乗せた後、店へ向かう隼人の背中をただただ見つめるだけだった…2006-07-06 10:34:00 -
147:
唯
隼人…ごめんなさい。傷付けてしまった。唯の事あんなに思ってくれてたのに…唯の事信頼してくれてたのに…自ら壊してしまった。後悔してももう遅いよね?
この時から二人の気持ちが微妙にずれ始めた…唯のせいで隼人が変わってしまったんだよね…何でもするから…お願い…前の隼人に戻って…うちらはいつ幸せになれるの?2006-07-06 10:48:00 -
148:
唯
次の日も隼人の店に通った。ラストまで居たのに隼人が着いてくれたのはチェックの時だけだった。亮くんがずっと ヘルプで着いてくれてた。亮くんから昨日の事を聞いた。「店が終わって隼人がいないから店の外に出たら非常階段で隼人が泣いてたよ。俺は話かけれんかった。」
えっ………?
隼人泣いてたの?傷付けたのは唯。だけど嬉しかった。最低かもしれないけど、唯の事、もう何とも思ってないと思ってたから…見捨てられたと思ってたから。2006-07-06 11:02:00 -
149:
唯
「でも唯ちゃん、最低やで。隼人の気持ち知ってて何であんな事言うたん?何でホストに行ったん?」
「唯…自分でも何がしたいかよく分からんかってん。ただ自分の気持ちに答え出なくて、そんな自分にむしゃくしゃしてて……隼人にあんな事言うたんは、隼人にヤキモチ焼いてほしくて…怒ってほしくて…隼人の気持ち確かめたかった。」
泣きたかった…でも《泣いても無駄やで》隼人に言われた言葉が頭をよぎる。泣いちゃダメだ…ギュッと拳を握り耐えていた。2006-07-06 11:11:00 -
150:
唯
チェックを済ませ、黙ったまま隣にいる隼人に「明日も来るね」精一杯の笑顔を作りそう言い残して店を後にした。
次の日も、また次の日も…店へ通ったが状況は変わらなかった。あの日から隼人からの連絡は一切なかった。
そして日曜日…
隼人に会えるわけでもなく一人で過ごしていた。ただ泣くばかりで何もする気にならなかった。愛にも相談出来ずにいた。言われる事は分かってるから。《辛くなって悩んだら絶対隠さんと愛に言いや!約束やで!》隼人の事で悩んでた時、愛が言ってくれた言葉…また隠し事増えちゃった…約束破ってごめんね…2006-07-06 11:28:00 -
151:
唯
次の日も隼人の店へ通った。月曜日が待ち遠しかった。早く休みなんて過ぎてほしかったから…早く隼人に会いたかったから…
でもこの日から隼人が唯に対する態度が変わっていった。
「いらっしゃいませぇ!!」
店に来るのも苦痛になっていた。早く隼人と仲直りしたい!!その気持ちだけであの日から店に通っていた。2006-07-06 11:41:00 -
152:
唯
「唯たん♪お疲れぇ☆」
聞き慣れた声がする…… 隼人………
「どしたん?そんなビックリした顔して(笑)」
前と変わらない笑顔で私に微笑みかける。
「隼人…怒ってないの?」 「もう怒ってないで♪そんな前の事忘れた♪♪」2006-07-06 11:48:00 -
153:
唯
「良かった……本間にごめんね…もう行かないから」「もう行ったらあかんで」唯の頭をポン?と軽く叩いた。でもその顔は笑ってない様にみえた…
そんな事は気にならず、ただただ嬉しかった。唯が店に通って気持ち伝わったんや…本間に良かった。また前みたいに戻れる…
その考えは甘かった。この時は隼人が許してくれて浮かれていた。でもこれから隼人はだんだん変わっていった。前の隼人はどこに行ったの?2006-07-06 11:59:00 -
154:
唯
「唯〜今日一緒に帰ろうかぁ?」
「うん☆」
また一緒にいれるんや♪本間に嬉しい……
その日、店が終わって一緒に帰った。一週間振りぐらいかなぁ…隼人の家は初めてじゃないけどウキ?してた。お互い求め合い、体を重ねた。でも……言葉では言い表せられないけど前とは何かが違った。うまく言えないけど愛がない感じがした…2006-07-06 13:22:00 -
155:
唯
終わった後は必ず唯の体ごと自分の方に向けて腕枕をして甘えてくるのに…
今日は終わってからタバコを吸って私に背を向けて何も言わずに寝てしまった。
虚しかった…悲しさと寂しさとが入り混じり、不安な気持ちになった。
何で………?2006-07-06 13:26:00 -
156:
唯
隼人からの連絡は全くなかった…
気になって店に行く。店に行くといつもの隼人だった。そして愛のないエッチをする…寂しかった…
でも気になって店に通う…
こんな日々が何日か続いた…2006-07-06 13:33:00 -
157:
名無しさん
「何で連絡くれへんの?」
ある日、店に行って聞いてみた。
「連絡してほしい?」
「うん…寂しいし…」
《何で電話取ってくれへんの?》何回もかけてきて私にそう言うのは隼人の方だったのに。今は隼人からメールすらない。2006-07-06 13:39:00 -
158:
唯
「じゃあ連絡するわぁ☆」
じゃあ…って…。隼人は唯と連絡取りたくないの?店に通う事も当たり前の様になって来た。
隼人の言葉通り次の日から電話をくれる様になった。ただ…一日一回だけ。唯が仕事終わる時間帯に電話が鳴る。「唯に会いたい…今からどうしても会いたい」
その言葉を待っていたかの様に隼人が待つ店に行く。唯、ばかだよね?前と同じ事、繰り返してる…《前の二人に戻りたい》ただその一心だけだった。2006-07-06 13:52:00 -
159:
唯
隼人…?もう唯限界だよ…もう唯の事好きじゃなくなったんだね…毎日平気な顔してるのも、もうしんどいよ…一人になると寂しさに耐え切れなくていつも泣いてしまう。泣いても何も変わらないのに…
嫌な事って一度にやって来るんだね。その後に幸せは来るのかな…2006-07-06 14:00:00 -
160:
唯
いつもの様に仕事へ向かう。ただ唯一仕事だけが順調だった。それだけが唯の救いだった。
「唯〜久しぶり☆」
「愛〜♪♪元気だった?」
「ちょっと学校で忙しくて全然出勤出来なかった〜てか☆隼人くんとは順調?」
……聞かれると思ってた。隼人の事は時々話していた。唯がホストに行ってケンカした後の事は愛に話してない…2006-07-06 14:11:00 -
161:
唯
「う、うんっ!!」
慌ててそう答えた。
「そうなんやぁ……ちょっと言いにくいねんけど…」「何?何なんっ!?」
胸騒ぎがした…
「夜遊びってサイト知ってる?それに隼人くんのスレあるんやけど…」2006-07-06 14:16:00 -
162:
唯
夜遊び…聞いた事はあるけど…
「これ見て……」
何コレ……2006-07-06 14:21:00 -
163:
唯
《Club●●隼人》
〈隼人は色枕ホスト〉
〈隼人とエッチしましたぁ〉
〈こいつキモイ…枕ホスト〉
〈うちと付き合ってんで☆隼人大好き〉2006-07-06 14:27:00 -
164:
唯
いっぱい叩かれていた…
「唯…?大丈夫?隼人の事、前から知ってるけど友営やってん。唯が口座にした時隼人ならいいやろぉって思ってたし!サイトで叩かれ始めたのも最近やで…人気出て来たしただの潰しかもしれんし…」
「愛、教えてくれてありがとね☆」
正直ショックだった…こんなの信じたくないよ…嘘だよね…?ただのウワサでしょ…?2006-07-06 14:41:00 -
165:
唯
唯は我慢の限界だった……もう頑張れないよ…
《隼人おはよう☆隼人に言いたい事あって…突然ごめんね…唯は隼人を傷つけてしまって毎日お店に通ってたよね。前みたいに戻りたかったんだ。鍵取りに行って隼人の帰り待って…唯は幸せやってん。彼女になる前に二人の関係が崩れてしまって…あの時付き合ってたらこんな事にならなかったんかなぁ…唯は不安ですぐに彼女にはなれなかった。でも隼人も不安だったんだよね。気付いてあげられなくてごめんね…お客さんとして隼人の隣にいるのはもう辛いんだ…実は夜遊び見ちゃったんよね。ショックだったけど隼人の事信じてるよ。今も大好きだよ。でも唯はもう限界です…ごめんね。さようなら…》2006-07-06 15:13:00 -
166:
隼人宛てにmailを作った。もうこれで終わりにしよう…隼人が変わっちゃったのは私のせいだもんね…隼人のそばには居られない…
《送信》このボタンを押せばもう終わりなんだ…緊張して押す勇気がでない。
ハァ…深く深呼吸をして目をつぶって送信ボタンを押す
―送信しました―" " "06/07/06 15:222006-07-06 15:22:00 -
167:
?みか?
初カキコです?毎日最新されてるかめちゃ気になってコマメにチェックしてますぅ?最後まで読むので毎日頑張って最新して下さいッ?お願いしまぁす(・∀・)またカキコしまぁす?
2006-07-06 20:25:00 -
168:
唯
?みか?さん?カキコありがとうございます??読んでくれてる方がいてめっちゃ嬉しいです??励みになるのでまたカキコして下さいね??
今日は更新出来るか分からないけど夜中に書けたら書こうと思います?明日はちゃんと書きます?2006-07-07 17:10:00 -
169:
サラ
更新されてるのいつも楽しみにしてますっ???頑張って下さいね??
2006-07-08 02:12:00 -
170:
唯
サラさん?カキコありがとう??いつも読んでくれてて嬉しいデス??昨日、更新出来なくてごめんなさい?今から更新します?
2006-07-09 13:26:00 -
171:
唯
「…は……あはは…っ…ふぇ…っう……うわぁぁん 」
笑えるわ……
隼人から逃げたのは自分なのに…自分の気持ちからも逃げた…楽になれるはずなのに。何で……?何で涙が出るの?2006-07-09 13:48:00 -
172:
唯
仕事…戻らなきゃ。愛に気付かれる…目…赤くなってないかな…ニコッ…鏡に向かって笑顔を作る。《大丈夫》そう自分に言い聞かせて…
「唯…?大丈夫?」
「ん?大丈夫だよ♪あんなん見てショック受ける程、弱くありませぇ〜ん♪」
愛…気付いてる?そんな顔して唯の事見ないで。隼人の事は何も言わないで…2006-07-09 14:00:00 -
173:
唯
「あっ…そう?!!今度居酒屋行こう☆おいしい店見つけたからっ♪ねっ?」ありがとね…愛。気付かない振りしてくれて…泣いてたのバレてるよね?気使わせてごめんね…隼人から逃げちゃったよ…落ち着いたらちゃんと話すから…それまで何も聞かないで…
2006-07-09 14:08:00 -
174:
唯
いつも通り笑顔で接客する…《作り笑顔》…隼人と出会ってうまくなったかな?心が壊れそうだよ…しんどいよ…泣きたいよ…笑った後は虚しさが心を痛める。痛すぎるよ…
仕事が終わりエレベーターに乗る。
はぁ…笑う事ってしんどいなぁ…
4…3…2…1
エレベーターが開いた。2006-07-09 14:19:00 -
175:
唯
えっ…?どうして……
エレベーターから出られない…そんな私の腕を強引に掴み黙ったまま歩きだす。隼人……何で?会わないって決めたのに。そんなに力強くひっぱらないで。腕…痛いよ。心も痛いよ…2006-07-09 14:24:00 -
176:
唯
人通りの少ない道まで来たら急に手を離された。
「お前何なん?どういうつもりなん?」
冷たく言い放つ隼人はどこか寂しそうだった…。
「……何が?」
言葉が詰まる。何を言ったらいいの?2006-07-09 14:36:00 -
177:
唯
「何が?何がちゃうやろぉが!!どういうつもりなん?」
「あのままだよ。もう店にも行かない…もう会わない…」
ヤバイ…泣きそう。耐えなきゃ…隼人の前で泣いちゃダメだ…
「俺から逃げるつもり?誰が逃がすと思う?」
隼人は私の目を見て逸らさない。そんなまっすぐ見ないで。《会わない》もう決めたんだから…決心が鈍る。隼人の目は私の心も見えてるかの様にこう言った。2006-07-09 14:46:00 -
178:
唯
「唯?俺ともう会いたくないん?」
そうだよ…もう会いたくない…しんどいねん…胸が苦しいよ…好きでいる事に疲れちゃったんだよ?でも…何で……会えて嬉しい気持ちになるのは何でなん?
そんな気持ちを吹っ切るかの様に、
「会いたくない…もう会わない…」2006-07-09 14:53:00 -
179:
名無しさん
めっちゃおもろい??一気によんだしぃ??続き気になるぅ?
2006-07-09 16:51:00 -
180:
唯
182さん?ありがとう?"小説書くの始めてで難しいからペース遅いですけど、なるべく多く更新したいと思ってるので完結までお付き合い下さい??今日はいっぱい更新したいと思います?今から?ますねぇ?
2006-07-09 17:51:00 -
181:
唯
「………何でやねん…」
小さな声で隼人が言う。声が震えてるよ…?
「俺だってしんどいわ…お前の事忘れ様と必死やねんっ!!《金なんか払わんでいい。店なんか来なくていい。毎日俺のそばにおってくれたら何もいらん。》…お前の事好きで好きでたまらんねん…でもなぁ……」
隼人はそう言って黙っていた。隼人…泣いてるの?ごめんね…ゆっくりでいいよ…2006-07-09 18:05:00 -
182:
唯
「隼人…しんどいよね?もう話さなくて…」
私の話しを遮りまた話し出す…
「俺がお前に気持ち話した次の日…ホスト行ったよなぁ?ホスト行った事にキレたわけちゃうねん。お前の事になると自分をコントロール出来んくなるねん…その話し聞いた後、店出て行ったんはお前がカッコイイって言ったホスト探してしばきに行ったろぉ思ってん。亮に止められたけど…俺だけ見てほしくてお前の口から違う男の話し聞きたなくて…」2006-07-09 18:16:00 -
183:
唯
ため息をついた後、更に話し出す…
「どん?お前の事好きになって歯止めきかんくなって…お前好きでいる事しんどなってん。だから…客として見たら辛くなくなくなると思って距離置いてん。でも自分の気持ちと正反対の事するのしんどいな…mail見てお前が離れて行くと思ったらお前の店の前まで走ってた。もうお前の事離さんから…自分の気持ちに嘘付くの止めるから。だから…お願いやから俺から離れて行かんといてくれ……」2006-07-09 18:25:00 -
184:
唯
その話しを聞いて自然と涙がこぼれていた。
隼人……ごめんね…唯、何も分かってあげられてなかったね。唯は…自分の事ばっかで自分だけしんどくて…気付かなかった。隼人の気持ち…唯、最低だね…2006-07-09 18:32:00 -
185:
唯
乱れている呼吸を整えて今思っている自分の気持ちを話した…
「隼人ごめんね…何も分かってなかったね。自分の事ばっかで唯は最低だね。唯は隼人の事大好きだよ…冷たくされても客扱いされても《全然平気》って自分に言い聞かせて隼人に毎日笑顔で会いに行ってたよ。でもね、無理してたら気が狂いそうになって何もかも投げ捨てたくなった…そしたら気が楽になった。mail送った後、重荷が取れてスッキリした。だから隼人の事好きじゃない事に気がついた…隼人が唯の事好きでいてくれてる事は嬉しいけど、もう迷惑だから…唯の事好きならほっといてほしい。関わりたくない…」
泣きながら精一杯の嘘を付いた。何でか分かる?2006-07-09 18:47:00 -
186:
唯
夜遊び…あれには唯の事も書かれていた。
《毎日来てる唯って子が本カノやで?》
《あの子調子に乗ってるよな?本カノちゃうし?色カノやし?》
《休みの日一緒にいるとこ見たし?ブスなくせに?隼人に近付くな》
色々書かれていた…しんどくなった。唯は隼人から逃げたくなった…でもそれよりも隼人の仕事まで邪魔してる…これ以上関わっちゃいけない…そばにいちゃいけない…そう思ったから…本間は大好きなのに…あんな事言いたくなかった。2006-07-09 19:00:00 -
187:
唯
唯が言い終わった後、隼人は泣いていた…今すぐ抱きしめてあげたいよ…でも唯は何もしてあげられない…
「さようなら…」そう言い残し隼人の前を通り過ぎた。
「唯…待って…」
弱々しい声で隼人が呟く…自分の気持ちを振り切り後ろを振り返ることなく歩いて行った…2006-07-09 19:08:00 -
188:
唯
隼人…ありがとう。唯の事あんなに想ってくれてて。傷つけてごめんなさい…隼人の気持ち気付いてあげられなくて…
彼女になりたかった…そばにいたかった…もう無理だね…唯から離れたんだもん…間違ってないよね…?2006-07-09 19:14:00 -
189:
唯
その日から一週間後、店を辞めた…
あの日から隼人を見かける事はなかった。でも隼人がいるミナミにはいられなかった。不純な動機で店を辞めた事、後悔した…でも新しい場所で一からスタートしたかった。唯は新地で働く事にした。
変わらない事…それは隼人を好きな気持ち。新たな気持ちで仕事を始めた。だけど隼人だけは…隼人を想う気持ちだけは変えられなかった…2006-07-09 19:25:00 -
190:
唯
それから二ヶ月経った。新しい店にも慣れ、仲良い友達も出来た。ミナミの店を辞めた時、家も引越しした。前よりも広い空間に時々寂しさが押し寄せる。隼人とよく聞いた曲…未だに聞いてるよ?女々しいやろ?(笑) でもね、泣く事も段々減ったよ?唯強くなったでしょ?毎日充実した生活を送ってます。隼人はどうですか?最後に会ったあの日、唯は間違ってたかな?間違ってたかなんて何度考えても分からないよ…ただ唯は隼人の事好きな気持ちは変わらないよ…隼人…大好きだよ…誰にも負けないよ…会いたいよ…そばにいたいよ…
2006-07-09 19:39:00 -
191:
名無しさん
がんばれ??
2006-07-09 19:43:00 -
192:
唯
そんなある日…仕事を終え店の女の子達とご飯を食べに行く事になった。
「お腹すいたね〜唯、今日何も食べてないし↓」
「麗奈もお腹空いた〜」
麗奈はお店で一番仲良い女の子。すごい綺麗だけど中身は男っぽくてサバサバした子。唯の保護者です(笑) 過保護なんでたまにうっとーしいよ(笑)
♪♪着信♪♪2006-07-09 19:49:00 -
193:
唯
あっ!唯の携帯や…画面を見ずに電話に出た。
「もし??」
「唯?元気にしてる?久しぶり☆ちょっと今からミナミ来てほしい…話しあるから。」
愛からだった。あれ以来ミナミには行ってない。でもどうしたんやろ?
「久しぶり☆何かあったん?今からご飯行くから明日でいいかな?それか後で電話するし☆」2006-07-09 19:55:00 -
195:
唯
「めっちゃ困ってるねん…唯お願い↓」
「分かった☆今から行くわ☆」
「唯〜↑ありがとう☆VUITTONの前に来て☆着いたら電話してね!」
みんなにご飯行けない事を謝ってタクでミナミに向かう。2006-07-09 20:03:00 -
196:
唯
愛、急いでたな…何かあったんかな?大丈夫かな?心配やわ……
タクの中から見る景色は段々懐かしい景色へと変わる…二ヶ月振りぐらいかなぁ〜そんな事を考えていたらあっという間にVUITTONの前に着いた。
「寒いなぁ…」
愛まだ来てないし↓早く来てぇ(>_2006-07-09 20:12:00 -
197:
唯
「もしもしぃ〜寒いよぉ…愛まだぁ?早く〜↓」
「着いたん?すぐ行くわ☆待っててぇ☆」
着いたん?じゃねーよ(笑)先に待っとけぇー言うねん(笑)
しかし本間寒い…人通りも少ないし怖いよぉ…2006-07-09 20:18:00 -
198:
唯
何分か待ってると唯の前で人が止まった。足元を見ると男や…
「そんなとこおったら寒くない?」はぁ?ナンパ?ダルイって;顔を上げながら
「人待ってるか……」
えっ?何で……隼人…2006-07-09 20:24:00 -
199:
唯
今からご飯食べ行くんで休憩します??また後で?ますね?
2006-07-09 20:26:00 -
200:
唯
「はや…と……?」
「……唯…久しぶり。」
ニコッと笑う隼人…久しぶりの隼人を見て涙が出そうになった。世界で一番会いたかった人…目の前にいる…
「久しぶり…元気…?」
「元気やで。唯も元気そうで…実は今日、愛ちゃんに呼び出してって頼んだの俺なんだ…」2006-07-10 01:11:00 -
201:
名無しさん
リアル?
2006-07-10 01:27:00 -
202:
唯
「えっ……そうなの?偶然だと思ったのに…」
「ごめんな…どうしても唯に会いたかったから…唯に話したい事あって。聞いてほしい…」
「うん。どうしたの?」
「俺……ホスト辞めたんだ。」嘘……どうして?あんなに頑張ってたのに。2006-07-10 01:40:00 -
203:
唯
204さん?ありがとう??頑張って書きますね?
2006-07-10 01:43:00 -
204:
唯
「どうして…?」
「昨日辞めたばっかで………唯のせいやで…」
唯のせい……夜遊び…?ごめんなさい…謝っても謝りきれないよ…
「……実はさ…」2006-07-10 01:53:00 -
205:
唯
「ごめんなさいっ…唯が悪いよね…サイトの書き込みでしょ?唯の名前出てたもんね…本間にごめんね…唯のせいでっ…」
あわてて言った。
「ちっ…違うよ……唯のために…かな///」
隼人は下を向いて恥ずかしそうに言った。
唯のため…?どうして?2006-07-10 02:02:00 -
206:
唯
「夜遊びの事…ごめんな…傷つけてしまって。でももう傷つける様な事しないから…俺やっぱり…唯の事好きだから。ホスト辞めたらもう一度自分の気持ち言おうって決めてたから。お前が何を言っても離さないから…」
2006-07-10 02:20:00 -
207:
唯
「隼人……唯もっ…好きだよ…出会ってから今までずっと…好きだったよ…」
隼人は抱きしめてくれた…遠回りしたね…でも…もう離さないでね…唯は絶対に離さないよ…何があっても…2006-07-10 02:31:00 -
208:
唯
隼人……唯やっと素直になれた。今日の事忘れないよ…幸せをやっと掴んだこの日…今日まで長かったね…これからも幸せが続くのかな…続いてほしかった…
2006-07-10 02:43:00 -
209:
唯
「一緒に帰ろっか!ハニー♪」「そうだね!ダーリン♪」
二人顔を見合わせて笑い合った後、手を繋いで長く続く一本道を歩いて行った。これから二人の未来もこんなに長いのかな。2006-07-10 02:49:00 -
210:
唯
久しぶりの隼人の家の玄関を開ける。
「ただいまぁ♪」
懐かしい隼人の家に行き喜びを隠せない…
「何ニヤ?してんの?(笑)」
「隼人の家、懐かしいなと思ったら嬉しくて♪」2006-07-10 03:05:00 -
211:
唯
「こっちおいで…もっと喜ぶ事あるから☆」
隼人が手招きしてソファーに座る。その隣に唯も腰掛けた。
「何〜?」
私がそう聞くとポケットから何かを取り出す…私の手を取りそれを置いた。
「…鍵……?」2006-07-10 13:30:00 -
212:
唯
「一緒に暮らそう…」2006-07-10 13:33:00 -
213:
唯
隼人……この日から二人の生活が始まったね。隼人と二人…やっと《幸せ》捕まえたね。これからもずっと一緒にいれるかなぁ…
2006-07-10 14:07:00 -
214:
唯
次の日、唯は隼人の家に荷物をまとめ家を出た。でも唯の家は借りたままにした。隼人とは色々あったから《同棲》に不安がなかったわけじゃなかったから。
2006-07-10 14:12:00 -
215:
唯
「ただいまぁ☆」
自分の鍵がある事が嬉しくて鍵を開ける事さえも嬉しくてたまらない。
「おかえり☆荷物結構あったやろ?」
「とりあえず服とドレス持って来た!後は宅急便に頼んだ☆」2006-07-10 14:16:00 -
216:
唯
唯はそのまま新地で働く事にした。隼人はというとホストする前の仕事に戻れる事になり来週から昼間働く事になった。二人の生活が逆転する…この時は何の不安もなかった。ただ明るい未来の光りだけを追い求めていた…
2006-07-10 14:21:00 -
217:
唯
「そっか☆まぁここの家の家賃は俺が払うし一時は唯の家はそのままにしといても大丈夫やろ☆」
唯の家の事はちゃんと話したら隼人も了解してくれていた。
「うん。ありがとう…」
「てかさぁ、唯は土日休みになった事やし今週の休みは遠出しようか☆」2006-07-10 14:28:00 -
218:
唯
「本間にぃ↑↑嬉しい☆どこ行く?」
「あんまり遠くには行けないけど…名古屋行く?」「行くっ!!めっちゃ楽しみ♪♪」
場所なんてどこでも良かった。隼人がホストの時はお客さんにバレない様にコソ?会わなきゃいけなかったから堂々とできる事が純粋に嬉しかった。2006-07-10 14:34:00 -
219:
唯
隼人は仕事始まるまで何もしてなかった。貯金もあったしどこにも出掛けず家に居た。私の仕事場まで送り迎えをしてくれていた。だから隼人は私と一緒に寝て起きる。隼人が昼間に起きるから唯も一緒に起きていた。そして旅行の前日…
2006-07-10 14:41:00 -
220:
唯
昼間に起きて昼食を作っていた。
「ブーブーブーブー」
はぁ………またや…隼人の携帯…鳴り止まないし…隼人はホストの時から携帯を二台持っていた。仕事用の携帯をまだ解約してない…バイブにして出てないみたいやけど持ってる必要あるの?携帯が鳴るたびに不安が募る。2006-07-10 15:03:00 -
221:
唯
「唯〜飯まだぁ?」
携帯の事なんて気にも留めず隼人が言う。唯は不安なんですけど…気付けよ…
「もう出来るからちょっと待ってて!!!」
「何で怒ってるん?俺が手伝わんから?」
寝転んでた隼人はキッチンの方へ歩いて来た。2006-07-10 15:09:00 -
222:
唯
「こっち来なくていいから;怒ってないし座ってて!!」
不安が怒りに変わり隼人に冷たく当たる。
リビングに出来上がったオムライスを持って行く。
「いただきます…」
隼人を睨みつけながら食べる前の挨拶を小声で言った。2006-07-10 15:14:00 -
223:
唯
「《いただきます》は元気よく☆ってかぁ!!!オムライスに愛がない……ケチャップがハートじゃない…」
「はぁ?お前は子供かっ!!黙って食えっ!」
「はぃ……↓↓」
「素直でよろしい☆いい子でちゅねぇ〜坊や♪」
……笑 隼人に怒ってもすぐ笑ってしまう。怒ってるのが馬鹿らしくなってくるから。でめその時は良くても不安は中々消えるもんじゃない。笑っても問題が解決するわけじゃないんだから。2006-07-10 15:24:00 -
224:
唯
旅行当日…晴天☆
「唯た〜ん?準備はいいかい?」 「ΟΚで〜す☆」
「では☆出発〜?」
「進行〜♪♪」
隼人の愛車に乗り込み、二人仲良く名古屋への旅へ☆2006-07-10 15:37:00 -
225:
唯
車の中では大合唱♪♪
小学生かっ!!てぐらいに(笑)
車の中で騒いでいるとあっという間に名古屋に着いた。昼過ぎだったのでまずは昼食をとる事にした。
「やっぱ名古屋名物食べなあかんやろぉ!」
「そうやね☆何食べよっかぁ?」2006-07-10 16:15:00 -
226:
唯
顔を見合わせて
「せぇ〜のっ!」
「エビフライ☆」「味噌かつ☆」
同時に言い終わった後、「名古屋と言ったらエビフリャーやろっ!?」
「俺は味噌かつ食いたいねん!!」2006-07-10 16:22:00 -
227:
唯
大きな声で言い合ってたから周りはビックリしたやろぉ…笑 結局、唯が折れて味噌かつを食べる事になった。
「これちょっと甘いなぁ」「あんたが味噌かつ食べたい言い張るから…;文句言わんと食べなさい;」
でも隼人が言う通りちょっと甘いな…笑2006-07-10 16:28:00 -
228:
唯
それから名古屋を観光した☆色んな所で写真を撮りながら♪
「唯〜ここで写真撮ろう」
「えっ;交差点だよ?」
「いいから☆チュ-しよ♪」2006-07-10 16:35:00 -
229:
唯
「はぁ?人いっぱいいるから嫌やぁ!!」
「嫌じゃない!するの!!」
ダダこねる隼人を可愛く思い(笑)チューをして撮ることにした…
「カシャッ…」
撮り終わっても止めなかった。長いキス…大阪ではこんな事出来なかったから…嬉しかった…2006-07-10 16:41:00 -
230:
唯
満足そうに私の手を取り交差点を渡る。人目なんて気にしない。誰も知らないこの土地に隼人と二人…幸せ…大阪に帰りたくなかった。
2006-07-10 16:54:00 -
231:
唯
夕方になり旅館に帰った。夕食後、温泉に入った。「はぁ〜気持ちぃ。。。。温泉なんて久しぶり☆」
露天風呂はやっぱいいなぁ〜隼人もそう思ってるやろうな☆
浴衣を来て部屋に戻ると隼人はすでに戻っていた。浴衣姿の隼人…色っぽいなぁ〜って見とれてしまった///2006-07-12 04:22:00 -
232:
唯
「唯……そそる///笑」
「浴衣姿カッコイイで///」
そして二人はお酒を飲みながらいっぱい語った。
「唯と会わなくなってから仕事はどうやったん?」「結構順調やったで☆」2006-07-12 04:29:00 -
233:
唯
「あのさ…夜遊びの事やねんけど……隼人叩かれてたやん?あれ…本間なん?」
お酒の力を借りて今まで聞きたくても聞けなかった事…やっと言えた。
「…………本間やで。唯の事で悩んでた時、お前の事割り切ろうって必死やってん。色も使ったし枕もやった…どうでもよくなってん。最低やな俺。」2006-07-12 04:54:00 -
234:
唯
胸が締め付けられる感じがして苦しくなった…枕してたんや…信じてたのに…悲しかった。
「……………」
言葉が出ない…
「唯……?ごめんな。気持ちがあって枕したんじゃないから…唯の事しか見てないから。後悔してるし…でももう何も心配する事ないから…本間にごめんな…」2006-07-12 13:22:00 -
235:
唯
《心配する事ないから》…じゃあ何で今も携帯解約してないの?どんな気持ちで他の人とやってたん?今でも続いてるの?唯の仕事中何してるの…色んな事が頭をよぎる…
「………ギュッてして…」
安心させてほしかった。せっかく楽しい旅行なのに…こんな事聞いた私がばかだった。2006-07-12 13:29:00 -
236:
唯
隼人は力強く抱きしめてきた。
「……隼人…痛いよ…」
心も痛いよ………2006-07-12 13:34:00 -
237:
唯
ドンッ!
隼人がいきなり押し倒してきた。
「ちょっと…隼人!こんなの嫌…やめ…」2006-07-12 14:16:00 -
238:
唯
「ンッ……」
唇が塞がれる。こんなの嫌……「隼人やめてよ…」
顔を横に向け、力いっぱい隼人の胸を押して体を離す。
「そんな顔すんなよ…」
今にも泣きそうな顔で精一杯、抵抗した。2006-07-12 14:23:00 -
239:
唯
隼人は私の手を取り頭の上で押さえ付ける。
「俺から離れて行かんといて…」
小さく呟いた隼人は私の腕を片手で掴み自分の帯で私の手首をきつく結んだ。力が強くてとても敵わない。私の抵抗は無駄だった…「ンッ………アッ」
この日のエッチは悲しいものだった。気持ちとは裏腹に体は反応する……「好きだよ。愛してる」何度も繰り返しそう言いながら私の体を愛撫する。自分の気持ちを私にぶつけるかの様に強く悲しく…2006-07-12 14:56:00 -
240:
唯
夜の出来事がなかったかの様に太陽が笑って私を照らす。
「隼人〜起きて☆」
旅行は今日で終わる。だから…だから笑って楽しく過ごそう。
「ん〜唯…まだ早い…」
私の体を抱きしめ眠りにつこうとする。2006-07-12 15:01:00 -
241:
唯
「寝ちゃダメ!!!温泉入りに行こう〜明日朝から仕事でしょ?今日はゆっくり出来ないんだから!起きて!!!」
チュッ……体を起こして優しくキスをした。
「唯た〜ん!もう一回!!」
「もう…;何言ってんの?早く行くよっ!!」
温泉に入り化粧をして着替える前に浴衣姿で写真を撮った。2006-07-12 15:08:00 -
242:
唯
「唯…昨日ごめんな。」
「ん?大丈夫だよ☆唯こそ変な事聞いてごめんね…」
「仲直りのチューして?」
……チュッ
長い長いキスをした2006-07-12 15:13:00 -
243:
唯
「唯たん…エッチしたい…」
「ダメ〜!!!時間ないねん!早く行くよ!」
「嫌や〜したい?〜!!!」
はぁ…本間子供;駄々をこねる隼人を引きずってチェックアウトを済ませた。本間疲れるわ…;2006-07-12 15:18:00 -
244:
唯
「ナガスパ行って帰ろっか☆」
「うん♪♪」
「名古屋バイ?♪♪」
車を走らせ、いざ出発☆
二人ともジェットコースターは大好き♪♪ナガスパではしゃぎまくった☆みんなにお土産を買って大阪に帰る。2006-07-12 15:28:00 -
245:
唯
「唯疲れたやろ?寝とき☆」
「大丈夫だよ☆家に着くまで旅行は終わらないんだよっ☆」
頭をよし?してくれた。
「大阪帰りたくないよ…」「また来ような☆」ニコッて優しく微笑んで手を繋いでくれた。2006-07-12 15:35:00 -
246:
唯
行きよりも帰りは早く感じた。大阪の景色がより一層寂しさを引き寄せる。
「絶対また行こうね☆」
二人は約束をした。またいつか旅行行けるかな…2006-07-12 15:40:00 -
247:
唯
「ただいまぁ〜」
二人疲れきった顔してベットに寝転んだ…
「早く写真、現像しないとね☆」
「後でコンビニに出し行こうや!」2006-07-12 15:44:00 -
248:
唯
ブーブーブーブー
またや…この存在を忘れてた。旅行にはプラベの携帯しか持って行ってなかったみたいやったから。隼人は手に取り画面を開く。
「すげぇ…いっぱいや…」着信、mail…お客様からいっぱい来てる様ですね。隼人はもうホストじゃないのに…不満そうな顔してると…
「………気になる?」2006-07-12 15:51:00 -
249:
唯
「……………」
何も言えなかった。《気になる?》…当たり前やろ!メモリ消してよ!早く解約してよ!って言いたいのに…
隼人はニコッと笑って…
バキッ!
携帯が見事に真っ二つ。2006-07-12 15:56:00 -
250:
唯
「ホストやってたのに女心分かってないよな〜ごめんな。連絡来てただけで取ってないから。客に情が入ってもうて中々解約出来へんかってん。でももう心配せんでいいからな。こんなんいらんよな。気になるに決まってるもんな。ごめんな。」
安心してか涙が出た。気掛かりだったから…鳴るたびに胸が苦しかったから…2006-07-12 16:10:00 -
251:
唯
「もう…(笑)泣かんでいいで☆唯はすぐ溜め込むねんから〜不満があったらすぐ言えって!俺は何でも聞くで!ちゃんと直すで!お前が不安になる様な事したくないねんから。お前しかいらんから」隼人は自分の方に引き寄せ優しく抱きしめてくれた。
2006-07-12 16:11:00 -
252:
唯
ねぇ…隼人?隼人は唯の事すぐ気付いてくれてたね。でもあの時何で気付いてくれへんかったん?唯は平然を装って見てみぬフリしてただけやねんで?口に出してたら何かが変わったん?自分がしてる間違いに自分で気付いてほしかったんよ?取り返しのつかない事してしまったね…
2006-07-12 16:17:00 -
253:
名無しさん
頑張って?
2006-07-13 01:39:00 -
255:
唯
隼人との生活は順調に行ってるかの様に見えた。そう思ってたんは唯だけだったんかな?
そんなある日…
「ただいまぁ☆」
仕事の準備をして夕食の仕度をしていたら隼人が帰って来た。
「お帰り☆お仕事お疲れ様で〜す♪」2006-07-13 16:01:00 -
256:
唯
「本間に疲れたぁ;」
「ご飯もうちょっと待っててね☆」
隼人はソファーに寝転がってTVを見ていた。
♪♪…♪♪
あっ!唯の携帯や☆ソファーの前に置いてあるテーブルの上で携帯が光ってる。2006-07-13 16:06:00 -
257:
唯
走って取りに行き電話にでた。お客さんからで5分程しゃべっていた。
「誰?」
「お客さんだよ☆」
「長いし;俺と話してる時より楽しそうやな;」
ちょっと怒り気味で隼人が言う。2006-07-13 16:09:00 -
258:
唯
「そんな事ないよ〜」
「本間に客なん?」
隼人がボソっと呟いた。
「えっ?本間に客やし。」
「ふ〜ん…」2006-07-13 16:12:00 -
259:
唯
不満そうな顔でまたTVを見ていた。
唯はヤキモチ焼いてくれてるんかな♪言われないよりましか…その程度にしか思ってなかった。でも隼人の態度は日に日に悪化していった。2006-07-13 16:16:00 -
260:
唯
「誰なん?」
携帯が鳴るたび聞かれる言葉。
「家におる時は電話すんな!次、客と電話したら俺が出るからな!」
「携帯見せて。」
………こんな事を言われる様になった。その度ケンカになる。うんざりだった。2006-07-13 16:20:00 -
261:
唯
ある日またケンカになった。「何なん?あんた!唯の事疑ってんの?いい加減にしてよ!!!毎日?ケンカになって…もう嫌やわ!!!」
すると隼人は
「お前もう仕事辞めろや!夜上がれ!」
「何でなん?まだ辞められへん…」
「あっそ。勝手にして。」2006-07-13 16:26:00 -
262:
唯
その次の日から隼人は何も言わなくなった。慣れない仕事でストレスが溜まってるだけだったんかな。自分の都合のいい解釈をしていただけやった。
隼人が変わった事…それは携帯を常にマナーモードにしていた。何か怪しい…でも携帯を見る勇気がなかった。2006-07-13 16:32:00 -
263:
唯
「今日ちょっと遅くなるから。」
この日、仕事が終わって愛とご飯行く約束をしていた。
「何かあるん?何時ぐらいになる?」
「愛とご飯行くねん☆多分?時ぐらいになると思う。」
「分かったぁ☆寝る時Mailするわ☆」2006-07-13 16:37:00 -
264:
唯
隼人は毎日、寝る時だけMailを入れて来る。起きて待っててくれる日もあるけど…。この日は仕事中に何度か電話とMailが入っていた。
「何で出ぇーへんの?」
Mailが入っていた。隼人は唯の仕事中に電話を掛けて来る事はめったにない。忙しいのもあってかあまり気にもとめてなかった。2006-07-13 16:43:00 -
265:
唯
愛とご飯を済ませタクで家に帰る。時計を見ると4時過ぎだった。思ってたよりもちょっと早かったな。
家に着くと隼人の姿がなかった。こんな事なかったから焦って電話をした。………出ない。心配になってかけ続けた。それでも隼人は出なかった。探しに行こうかと思った時電話が鳴った。2006-07-13 16:49:00 -
266:
唯
隼人からや!!
「もしもしっ!?」
「もう帰って来たん?」
「うん!てか今どこ?」
「目覚めてもうてタバコなかったからコンビニ行って来たとこ。もう帰り着くから」2006-07-13 16:59:00 -
267:
唯
なんだ……コンビニか。ちょっと焦ったわ…
「ただいまぁ〜」隼人が帰って来た。
「おかえ……」
えっ……………?
何で?いつも家にいる時はスエット着てるのに隼人は私服を着ていた。コンビニに行く時とか近所のどこかに行く時は着替えたりしないのに…2006-07-13 17:05:00 -
268:
唯
「何で着替えてんの?」
「あ〜何となく…笑」
笑った………隼人は嘘つく時、笑う癖がある。
「何で今日電話して来たん?何かあったん?」
「いや…別に何もないで。ただ声が聞きたくなって」2006-07-13 17:12:00 -
269:
唯
「そっか…」
何か隠してる…電話といい服といい、いつもとは違う行動に胸騒ぎがする。あえてそれ以上は何も聞かなかった。
この嫌な予感が的中するとは…2006-07-13 17:17:00 -
270:
サラ
続き待ってます?????
2006-07-14 02:48:00 -
271:
唯
サラさん?いつもありがとう?今から?ます?
2006-07-15 13:54:00 -
272:
唯
隼人を仕事に送り出し眠りについた。
「ゔ〜ん;はぁ〜」
夕方、重い目を擦りながら体を起こす。毎日の日課…台所へ行きミネラルウォーターを飲みながら携帯をチェックする。2006-07-15 14:00:00 -
273:
唯
Mailを一つずつ見ていくと…
「…ん?誰やろ、このアドレス…」
登録されてないアドレスからMailが入っていた。誰かアドレス変えたんかな?そう思いながらMailを開く…2006-07-15 14:04:00 -
274:
唯
何コレ………
Mailの内容はこうだった
《あんた隼人の彼女なんやろ?昨日も隼人と一緒におってんけど…あんたうっとーしいし早く別れてほしいねんけど!同棲してるらしいやん;隼人はうちと同棲したいって言ってんねやんかぁ〜だから早く出て行って!隼人はうちのものやから。あんた勘違いせんといてなぁ〜》2006-07-15 14:15:00 -
275:
唯
何度も何度も読み返した
何なんコレ…誰なん……?
やっぱり昨日嘘付いてたんや…この子と会ってたんや…隼人がこの子と同棲したいって、本間なん?動悸がして胸が苦しくなった。2006-07-15 14:22:00 -
276:
唯
何も考えられずにボーっとしていた。
ハッとしてもう一度Mailを開く。アドレスに何かヒントがあるかもしれない…
「nana.t.*****521…」
nana……なな…………?元カノや…………タンスの引き出しを開け無我夢中でアルバムを探す…2006-07-15 14:34:00 -
277:
唯
「あった………」確か一番後ろにプリクラが入ってたんや。
《5月21日?半年記念》
《隼人?なな》2006-07-15 14:42:00 -
278:
唯
「やっぱり…………」
《nana…………521》
名前と記念日………元カノに間違いない…
まだ繋がってたんや…アルバム見た時、隼人はもう終わった事やからって話してくれたやん…何で今頃この子が出て来るの?何で会ったりしてるの?まだ好きなの…………?2006-07-15 14:49:00 -
279:
唯
ポタッ……ポタッ…
アルバムに大粒の涙が落ちる…
何でよぉ………
薄ぐらい部屋に一人…ただ泣くばかりだった。2006-07-15 14:58:00 -
280:
唯
薄ぐらい部屋にパッと電気がついた。
「唯……?どうしたん?おまえっ……またアルバム見てたんか…?」
真っ赤な目をした私は隼人の目をじっと見つめた。2006-07-15 15:15:00 -
281:
唯
「ゆ…い……?泣いてたんか?どうしたん?」
優しい声で私に近づき抱きしめ様とした瞬間…
「やめてよ!!触らんとってっ!!!その手であの子にもっ…………あの子にも触れたんでしょ?何でなん?何で会ったりしてるの…………?」2006-07-15 15:23:00 -
282:
唯
「あいつと何かあったんか……?」
隼人は一人慌ていた。
「Mail……来た。」
えっ?とした表情で隼人が言う。
「Mail見せてっ!」2006-07-15 15:29:00 -
283:
唯
「はい…………」
隼人に携帯を渡した。Mailを見た隼人は携帯を閉じると黙っていた。
「…………………唯……ごめん。あいつに唯に連絡取るなって言うから。」そう言った隼人は自分の携帯を持ち部屋から出て行こうとした。
「待って…こっち来て!」2006-07-15 15:33:00 -
284:
唯
「ここに座って?」
黙ったまま唯の前に座る。
「隼人?他に言う事ないの?」
子どもに話し掛ける様に怒らず優しく話した。
「ごめんな唯…昨日会ってた…でもっ…あいつに同棲したいとか言ってないから!何もないから!好きなのは唯だけやから!これだけは信じて…」2006-07-15 15:42:00 -
285:
唯
「じゃあ…何で会ったりしたん?会ってたの昨日だけじゃないよね?」
「………何回か会ってた。あいつが久々に俺に連絡して来て、ヨリ戻したいって言われたけど断ってん。ホスト辞めてお前と付き合い出して最初は良かったけど最近、夜暇で…お前が仕事行っていないし、むしゃくしゃしてて…あいつに会い出した。でももう絶対会わないから…約束する…お願いやから別れるとか言わんとってな…?」2006-07-15 15:58:00 -
286:
名無しさん
読んでます?
2006-07-16 22:01:00 -
287:
名無しさん
気になリますウ〜?
2006-07-16 23:31:00 -
289:
唯
「………夜暇やから会いに行ったとか意味分からんっ!!唯は隼人に合わせて朝起きてご飯も作って…隼人が帰って来るまでに夕食作ってあげようって早起きして…隼人の前では客との電話しない様にしたり…………一生懸命やってたつもりやで?なのにっ……何でなん…唯が知ったら唯が嫌な思いするって思わんかったん?何でなん?何で元カノやねん…」
泣きたいのを必死でこらえて隼人に気持ちをぶつける。2006-07-17 15:46:00 -
290:
唯
「唯ごめんな……唯の気持ちも考えんと自分のわがままで辛い思いさせて…でもあいつとは何もないから!何もしてないからっ!信じてや…俺お前おらなあかんねん…お前が好きやねん…もう二度と会わへん!!だからっ……頼むから…俺から離れて行かんといて…」
そう言った隼人は自分の携帯を手に取り電話をかけ始めた。2006-07-17 15:53:00 -
291:
唯
「もしもしっ?お前何で唯に連絡すんねん!!今すぐ唯のメモリ消せよ!もう二度と連絡すんなよ!俺が会ったんが悪いけど……お前の事好きじゃないしお前とヨリ戻す気もない。唯の事が好きやから。ごめんな。」
電話を切った後も鳴り止まない携帯…あの子が必死にかけて来てるんや…隼人の事好きなんやね…唯に連絡して来るまで追い詰められてるんかな…ごめんね…でも隼人は渡せない…2006-07-17 16:02:00 -
292:
唯
「出なくていいの?」
「もう言いたい事言ったしもう出らん。」
「隼人の気持ちは分かった。でも今日は一緒に居たくない…自分の家帰るわ……」2006-07-17 16:06:00 -
293:
唯
「唯…待ってや………一緒におってや……別れるとか言わんよな?」
「別れへんよ?でも一人になりたいから………」
隼人が引き止めるのを無視して玄関を閉めた。2006-07-17 16:09:00 -
294:
唯
バタンッ…………
ドアが閉まると同時に涙が溢れる…
「何でなんっ…………」
溢れる涙……拭いても拭いても滴り落ちる……2006-07-17 16:13:00 -
295:
唯
隼人が追い掛けて来ると思い急いで自分の家に帰った。
ガチャッ……バタンッ……
久しぶりに帰った自分の家。静けさがより一層寂しさを募らせる…2006-07-17 16:17:00 -
296:
唯
「隼人………何でよっ…」
胸が苦しいよ……でもあの子を憎む事は出来なかった。あの子を嫌いになれば楽なのに……きっと元彼の事があるから…あの子の気持ちが分かるんだろう…2006-07-17 16:24:00 -
297:
唯
隼人と出会う前…ちょうど一年前。唯には同棲してる彼氏がいた。大好きな彼氏だった。名前は優治。優くんって呼んでいた。《唯かわいいね…大好きだよ…愛してるよ…》毎日そう言ってくれた。本当に幸せだった。何の不安もなかった。
《ずっと一緒に居ような…結婚しような…》その約束は果たされなかった…あの子の手によって…2006-07-17 16:48:00 -
298:
唯
「今日みんなで飲みに行くから遅くなるけど…ごめんな!電話するから☆」
「早く帰って来てね(:_;)いってらっしゃい☆」
その日、優くんは帰って来なかった。同棲を始めて初めての事だった。2006-07-17 16:53:00 -
299:
唯
優くんが帰って来たのは夕方だった…
「ただいまぁ……」
「どこに泊まったん?心配するやろぉ!!」2006-07-17 16:56:00 -
300:
唯
「ごめんな!誠んちに泊まってた。酔い潰れてん;」
「心配したやんかぁ!今日はどこにも出かけんよね!?」
「ゔ〜ん;分からん…誠が話しある言うてたし…」
「はぁ?昨日も一緒におってんから話しぐらい出来るやろ?」
「昨日みんなおったし起きてすぐ帰って来たから話ししてないねん;でも今日はちゃんと帰って来るから大丈夫やで☆」2006-07-17 17:03:00 -
301:
唯
「分かった…」
渋々納得して二人で夕飯を食べてゆっくりしていた。
♪♪着信♪♪2006-07-17 17:05:00 -
302:
唯
「もしもし☆…………分かったぁ☆今から行くわぁ☆ん?………ちょっと待ってやぁ〜」
「はいっ☆誠が代わってって☆」
携帯を渡して来た。2006-07-17 17:10:00 -
303:
唯
「もしもし?」
「唯ちゃんごめんな〜ちょっと優治借りるわ〜早く帰すから!」
「もぉ〜唯の優くん取らんとってぇ(>_2006-07-17 17:17:00 -
304:
唯
………(:_;)
電話を切った後、切ない表情で優くんを見つめる。
「もう行っちゃうの?嫌やぁ〜(>_2006-07-17 17:22:00 -
305:
唯
その日も帰って来なかった。誠くんと口裏合わせて本間はあの子と会ってたなんて………知らなかった。
次の日、優くんが帰って来てケンカになった。でもいつものケンカとは全然違うものだった。
「何で二日も続けて同じ事すんの!?約束したやん!早く帰って来るからってあんた言ったよね!何なんあんた!」2006-07-17 17:28:00 -
306:
唯
「……………唯ごめん……俺…唯のためにもう頑張られへん………」
「えっ?何言ってんの?」
優くんは弱々しい声で、悲しそうに呟いた。2006-07-17 17:31:00 -
307:
唯
「唯………別れよ……」
えっ………今何て言った?2006-07-17 17:34:00 -
308:
唯
「何で…………?何でそんな事言うの?嫌や……絶対別れへん…お願い………冗談やんね…?」
「唯ごめん……分かって?」
「絶対嫌や…別れるとか嫌や…優くんお願い…唯の嫌なとこあったら言って?直すから…何でもするから…唯頑張るから………だからそんな事言わんとって…」2006-07-17 17:42:00 -
309:
唯
「もう無理やねん…好きな子出来てん……唯より好きやねん…俺…最低やな…」
「…………誰なん?」
「…………真奈美…」2006-07-17 17:46:00 -
310:
唯
「えっ?真奈美………?真奈美って真奈美ちゃん?」
「そうやで………」
何でよ……………2006-07-17 17:48:00 -
311:
唯
真奈美ちゃんは優くんの友達として大分前に紹介されて何回か一緒に遊んだ人。
「初めまして☆唯ちゃんの事は優治からよく聞いてるよ☆よろしくね♪」
真奈美ちゃんは優くんと同いで唯の3つ上だった。優しくてお姉ちゃんみたいに慕っていた。
なのに……何でよ…優くんの事好きやったんや……唯の相談乗ってくれてたのに…ただ探ってただけなん?気付かなかった……二人同時に失った…真奈美ちゃん最悪や………2006-07-17 17:57:00 -
312:
唯
別れた後、隼人は家から出て行った。一人取り残されたこの家に居たくなかった。毎日泣くばかりで何も手につかなかった…
それから優くんに電話したり会いに行ったりしていた…真奈美ちゃんなんか死んだらいいのに……真奈美ちゃんが憎くかった。心底恨んだ…優くんの事は恨んだりしなかった。全て真奈美ちゃんが悪い…真奈美ちゃんさえいなければ…怒りの矛先は真奈美ちゃんに向けられていた。2006-07-17 18:03:00 -
313:
唯
そんなある日…
優くんに会いたくて…電話をかけた。何度もかけた…やっと電話に出たと思ったら真奈美ちゃんやった…
「しつこいねん!!優治迷惑がってるから二度とかけてこんといて!」
一方的に切られた…
何でよ………何でそんな事言えるんよ………2006-07-17 18:08:00 -
314:
唯
過去にこんな事があった。だから隼人の元カノの気持ちは痛いほど分かる…どんだけ辛いか分かるから…分かるからこそあの子に強く言えなかった…何も言えなかった…でも隼人の事好きだから…譲れない…
2006-07-17 18:16:00 -
315:
唯
泣き疲れて眠ってしまった
ピンポ-ン♪2006-07-17 18:19:00 -
316:
唯
インターホンが鳴ってる………
遠くで聞こえてくる…何回も……重い体を起こし玄関に向かう。鳴り止まない音に苛立ちを感じながら。
ガチャッ…
「……………どうしたの?」2006-07-17 18:42:00 -
317:
唯
今読み返してたら>>315間違ってました?紛らわしくてすみません?
《隼人は家から出て行って》→間違えです?
《優くんは家から出て行って》→でした?2006-07-17 18:54:00 -
318:
唯
ドアを開けるとそこには隼人が立っていた…
「やっぱり俺……一緒に居てないと心配で。お前が離れて行きそうで………もう二度と会わないから。許して下さい……」
小さくなった隼人を優しく抱きしめた。
「約束出来る……?もう辛い思いするの嫌だよ?」2006-07-17 23:06:00 -
319:
唯
「約束する………唯…大好きやで…」
隼人なら大丈夫だよね?唯の嫌がる事しないもんね?夜一人でいるのは寂しいもんね。今までは生活一緒だったからまだ慣れないんだよね…ごめんね……
その日、二人で家に帰った。許して良かったのかな…2006-07-17 23:12:00 -
320:
唯
「隼人〜!!起きて!!時間だよっ!!」
変わらない生活…平凡が一番幸せ……何もない毎日でも隼人が隣にいるだけで…それ以上何も望まない…ただそれだけなのに…どうしてそれさえも許してくれないの?2006-07-17 23:20:00 -
321:
唯
そして土曜日…
隼人も土日休みだから二人でゆっくり出来る。
「今日は出かけよっか☆明日は家でゆっくりしよ!」
「そうやね☆今日どこ行く?唯は買い物行きたいな☆」2006-07-18 00:25:00 -
322:
唯
「じゃあミナミ行こうか☆」
「うんっ♪♪」
車でミナミまで向かった。車を降りると隼人がニコッて笑って手を差し延べてくれた。
「いいの?」2006-07-18 00:28:00 -
323:
唯
「もうホストちゃうねんから〜大丈夫やで☆何気にしてんの?」
「じゃあ行こっか☆」
隼人の手を取りミナミの街を歩く。得れしかった。こうやって普通に手をつないで歩ける事に…2006-07-18 00:31:00 -
325:
唯
二人ともいっぱい買い物をした。
「ちょっと買い過ぎたね;疲れたしお腹すいた〜」
「本間やな;なら夕食食べて帰ろっか☆」
雰囲気がいい居酒屋へ行った。2006-07-18 00:43:00 -
326:
唯
次々に料理が並ぶ。すると隼人が
「ちょっとトイレ行ってくるわ☆」
おいしい料理を食べながら隼人の帰りを待っていると隼人の携帯が鳴った。
mailかな?それにしても長いな;軽い気持ちで画面を見ると…2006-07-18 00:50:00 -
327:
唯
着信…《なな》
あの子からや…まだ連絡して来るんや…しつこいな;
何も知らない隼人が戻って来た。2006-07-18 00:54:00 -
328:
唯
「隼人〜携帯鳴ってたよ☆」知らないフリをした…
「マジで?誰やろ…」
携帯を開く…隼人の顔が一瞬怯む。
「電話やろ?大丈夫?」
あくまでも冷静を装う。2006-07-18 00:59:00 -
329:
名無しさん
かぃて★
2006-07-18 01:04:00 -
330:
唯
「う、うん…地元のツレからやわ(笑)」
隼人は嘘をついた。何で嘘つく必要があるの?普通に行ってくれたらいいのに。
「そっか☆電話しなくて大丈夫なん?」
「大丈夫☆また今度かけるわ☆本間に必要な事やったらまた掛かって来るやろぉ☆」
「まぁね…」2006-07-18 01:05:00 -
331:
唯
ちょっと不安になった…あの子まだ諦めてなかったんや…結構手強いかも…
早く話題を変えたかったのか隼人は焦って話し出した。
「唯、明日家でゆっくりする?出かけたいんちゃう?」2006-07-18 01:10:00 -
333:
唯
「今日出かける前に明日ゆっくりしようって隼人言ってたやん☆明日は家にいよう☆」
「そういえば言ったかもな(笑)」
焦ってんのかな?とりあえず何でもいいから話して紛らわそうとしてるのかな…2006-07-18 01:20:00 -
334:
ミサ?
この話めッちゃスキゃし??
いつも楽しみに見てるンで頑張って?完結?してくださあい??2006-07-18 01:25:00 -
335:
唯
寝ちゃってました?目が覚めたので更新します?
ミサ?さん?ありがとう??頑張ります??完結までお付き合い下さい??2006-07-18 04:06:00 -
336:
唯
家に帰ってからもその事には何も触れなかった。
朝目が覚めると隼人はすでに起きていた。洗面所からドライヤーの音が聞こえる…どこ行くの………?隼人は唯が起きた事に気付いてない。寝室に戻りベットに入った。横になり携帯を見ていると…2006-07-18 04:12:00 -
337:
唯
ブーブーブーブー
隼人の携帯が鳴ってる。
もしかして………………2006-07-18 04:14:00 -
338:
唯
胸が締め付けられる思い…胸の鼓動が速まる…恐る恐る隼人の携帯を覗く…
着信……《なな》
またあの子や…元カノや…何なん?この子に会いに行くとかじゃないよね……?2006-07-18 04:19:00 -
339:
唯
しかも切ってはまた掛けて来てる…何度も何度も…電話に出て言ってやりたかった。でも唯には出来なかった……
洗面所から聞こえて来るドライヤーの音が消えた。慌ててなぜか寝たフリをした。それでも隼人の携帯は鳴り止まない…
ガチャッ………隼人が寝室に入って来た。ドクッ…ドクッ…心臓が張り裂けそうなくらい緊張していた。2006-07-18 04:27:00 -
340:
唯
充電器を外してる音がする…カチャッ…携帯を開く音……はぁ…………大きなため息をつき寝室から出て行った。
そっと寝室のドアを開ける。隼人はトイレに入って行った。寝室のドアの前でトイレのドアをじっと見つめていた。
微かに声が聞こえる…2006-07-18 04:32:00 -
341:
唯
トイレのドアの前まで行くと隼人の声がする……トイレの中で電話してるんや…
「ちょっと待っとけって!お前何回も電話かけすぎやから;唯今日休みやし早く帰るからな!今から行くわ!」
早足でリビングのソファーに座りTVを付けた。やっぱりあの子に会いに行くんや…何でなんよ……胸が苦しいよ…2006-07-18 04:38:00 -
342:
唯
トイレから出て来た隼人は私に気付きこっちに向かって来た。
「唯たんおはよう☆起きたんや☆」
「おはよ…どっか行くの?」
平然を装う。でも顔が引きつってる様な気がする…2006-07-18 04:41:00 -
343:
唯
「ん?ちょっとスロット行って来るわ!嫌…?」
ここで駄々こねて「嫌!」って言ったら隼人は会いに行かないの?本間にスロット行くんやったら唯が駄々こねたら隼人はいつも行かずに一緒に居てくれた…でも怖かった…いつもの様に「嫌」って言ってもあの子に会いに行きそうで…唯よりあの子を取りそうで…言えなかった…2006-07-18 04:47:00 -
344:
唯
「スロットかぁ…たまには行って来たら?いつも一緒に居てくれてたし…いってらっしゃい☆」
「怒ってない?ごめんな…夕方には帰ってくるから☆」
チュッ…………2006-07-18 04:50:00 -
345:
唯
こうやってあの子にもキスしてるの……?
「行って来るから大人しくお留守番しといてな☆」
「ぅん………」2006-07-18 04:52:00 -
346:
唯
唯の頭をポンポンっと叩き、「ダーリンにお見送りは?」
ニコッと微笑む隼人にイラッっときた…何で笑えるの?今から違う女に会いに行くのに…私に罪悪感はないの?
「今日はお見送りはなし!眠たいしまた寝るわぁ〜行ってらっしゃい☆」2006-07-18 04:56:00 -
347:
唯
「寂しいやんかぁ……まぁゆっくり寝とき☆行ってきます☆」
引き止める事も出来ずに、隼人の後ろ姿を見つめた…
バタンッ……………2006-07-18 05:00:00 -
348:
唯
扉が閉まった途端、目にいっぱい涙が溜まる…
「何でよぉ………もう会いに行かないって約束したのに…嘘やったん?」
寝室に行き布団の中で声を上げて泣いた。2006-07-18 05:03:00 -
349:
唯
引き止める事だって出来たのに…「あの子に会いに行かないで」って言えたのに…何で………?何も言えなかった…自分からあの子に会いに行かせた様なもんや…私は何がしたいんやろ…
自分で自分が分からなかった。隼人が好きだから…唯よりあの子を選んだら…って思うと何も言えなかった…怖かった………2006-07-18 05:09:00 -
350:
唯
泣き止んでもまたすぐに涙が溢れてくる…
何も出来ない自分が悔しかった…色んな思いが交差する……
♪♪…♪♪…♪♪……
電話や……誰やろ……?2006-07-18 05:13:00 -
351:
唯
携帯を開くと見慣れた名前
着信……《隼人》
泣いてるのがバレるかも…そう思い出なかった。2006-07-18 05:15:00 -
352:
唯
何回も掛かって来る……何なん…?それでも出なかった。《抵抗》…していたのかもしれない。
mailも入って来る…
《唯?怒ってんの?それとも寝たん?ごめんな…すぐ帰るから…》
《何で出ーへんの?やっぱ怒ってんねやろ?ごめんな…電話出てやぁ…かけ直して来てな…》2006-07-18 05:23:00 -
353:
唯
隼人はいつもそうやった…不安な時…嘘ついた時、ケンカした時、あの子に会いに行く時……
いつも以上に連絡を取りたがる…自分にやましい事があるから焦ってるんや…隼人、自分で気付いてないよね?隼人は分かりやすい。いつも私にヒントをくれてるんだよ?本間呆れるくらいばかやね…2006-07-18 05:29:00 -
354:
唯
《怒ってないよ☆早く帰って来てね☆隼人と一緒に居たいよ…》
隼人にmailを送った。何も考えたくなくて電源を切って眠りについた…2006-07-18 05:32:00 -
355:
サラ
唯サン?めっちゃ更新されてるじゃないですか???話しもおもしろくて読んでてホント楽しいです????
2006-07-18 06:13:00 -
356:
唯
サラさんやぁ?????ありがとう??更新してると夢中になって時間忘れてしまうんです?毎日出来るだけ多く更新したいんです?唯は暇人なんで??また時間ある時にでも読んで下さいね?"今から更新します?
2006-07-18 12:56:00 -
357:
唯
はぁ…はぁ……
起きると汗でびっしょりだった。夢かぁ……嫌な夢………隼人が唯の前から居なくなる夢だった。時計を見ると昼の1時過ぎだった。シャワーを浴びリビングでボーっとしていた。
帰りを待つのがこんなに苦痛だなんて…早く時間が経ってほしい…電話したいけど出なかったら不安が増すだけ…一人で居るのが嫌で愛に電話した。2006-07-18 13:06:00 -
358:
唯
「もし?愛?寝てたよね?ごめんね…」
「いいよ☆今日休みやし!日曜に電話してくるなんて珍しいやん☆どうしたん?」
「実はなぁ……隼人の事で相談あんねん……」
「今一緒じゃないん?」
「隼人出かけてる…」2006-07-18 13:11:00 -
359:
唯
「そうなん…?なら今から行こうかぁ?」
「ぅん…ありがとう;」
「全然大丈夫やで☆ちょっと待っててなぁ☆」
愛ありがとうね…いつも唯の相談乗ってくれて。心配かけてごめんね…2006-07-18 13:16:00 -
360:
唯
昼ご飯でも作ろうかな…しんどいし簡単なものでいいや;ちょうどご飯も出来上がる頃に
ピンポーン♪♪
インターホンが鳴った…
ガチャッ…2006-07-18 13:21:00 -
361:
唯
「久しぶり☆お邪魔しまぁす♪♪」
「久しぶりやね☆お腹空いてない?チャーハン作ったけど食べる?」
「食べるぅ☆唯料理うまいよねぇ♪愛なんて全然ダメで;」2006-07-18 13:24:00 -
362:
唯
「普通だよ!てか愛ちょっと会わないうちに綺麗になったねぇ☆恋でもしてるんちゃう♪」
「マジで///照れるやん♪恋はしてんで!!相変わらず亮たんにっ☆笑」
「何か幸せそうやねぇ☆進展あったん?」2006-07-18 13:29:00 -
363:
唯
「進展はないよ(^^;)でも考え方が変わってん☆亮のために役に立ちたいなぁって☆だから亮がホスト続けるまでいいお客さんでいて支えたいなって♪そう考えたら楽になってん☆いつか愛の事好きになってくれたらいいなとは思うけど(笑)愛頑張ってるんよ?」
「そっかぁ☆頑張ってな♪」
愛は本間に亮くんの事好きなんやね。恋してる愛はキラ?してて綺麗だった。恋愛すると綺麗になるって本間なんやね☆元々、愛はムカツクぐらい美人なんだけど…笑2006-07-18 13:38:00 -
364:
唯
リビングにチャーハンを持って行き二人で食べていた。
「てか愛の話はどうでもいいねんけど…唯どうしたん?」
元カノの話を一部始終話した。すると愛が…2006-07-18 13:42:00 -
365:
唯
「隼人最低やな…元カノも唯おるの知ってて連絡したり会ったり…唯にまで連絡するとか腹立つけど!隼人が会いに行ったりせんかったらいいだけの話やん?何考えてんねやろうなぁ…愛との約束忘れたんかな?」
「愛との約束って何?」2006-07-18 13:47:00 -
366:
唯
「唯と隼人が付き合う事になった日あるやん?あの日、亮から電話掛かって来て『隼人が愛に頼み事あるらしくて』って言われて喫茶店に呼び出されてん。行ったら亮と隼人が待ってて隼人にこう言われてん『俺なぁ…唯の事やっぱり諦める事できへんねん…断られた日から会ってないけどもう一回気持ち伝えよう思うて仕事辞て来た。これで最後にしようと思う…だから唯を呼び出してほしい…』って。」
…そうやったんや。2006-07-18 13:57:00 -
367:
唯
「でもなぁ…愛は複雑やってん。『唯はもう新しい生活を始めてん。ミナミの店辞めて家も引越しして、新地行ってんねんで?隼人と色々あったから…』って言うてんな。だけど唯がまだ隼人を好きでいる事も知ってたし唯には本間に好きな人と幸せになってほしいって思っててん!だけど新しい気持ちで生活始めてる唯の邪魔にならないかなって気持ちと複雑で…」
愛は唯のために色々考えてくれてたんやね…本間に感謝してるよ…2006-07-18 14:06:00 -
368:
唯
「だけど隼人がどうしてもって何度も頭下げてお願いされて…亮からも…隼人の気持ちは半端なものじゃないんやなって思った。唯にも幸せになってほしいし…『じゃあ隼人約束して?唯に辛い思いさせたり傷付けたりせんといて?そんなんさせたら唯と別れてな?』って言ってんな。そしたら隼人が『絶対そんな事させへん!!唯の事大事にする…幸せにするから…約束する…』って言って来た。だから唯に電話して呼び出してん。」
2006-07-18 14:14:00 -
369:
唯
「そんな事あったんや…愛ありがとう。唯のために…隼人が今何を思って元カノに会いに行ってるかは唯にも分からへん…唯が言ったら隼人は会わなくなるかもしれん。でも隼人が自分で気付いてほしいねん。唯が辛い思いしてるって悪い事してるって。そうじゃないと意味ないから…自分で分からないとまた一時経ったら同じ事繰り返すと思うから。それまで辛いし、しんどいけど我慢する…隼人の事信じてるから…」
2006-07-19 14:14:00 -
370:
唯
「そんなんっ……間違ってる…辛い思いしてるって隼人は知らんねんで?唯がしんどいだけやん…自分追い詰めるだけやで…あの子に取られるかもしれんねんで?不安にならへんの?愛には分からへん…」
「めっちゃ不安やで?だけど隼人は切羽詰まってからじゃないと行動しない…いつもそう。人に言われな行動できひん。それじゃあかんと思うねん…あの子の気持ちも分かるし…過去の自分と重なるから…こんなきれい事言ってただ嫌な事から逃げてるだけやねんけどね;でも隼人に気付いてほしいねん…」2006-07-19 14:24:00 -
371:
唯
「そっか……でもあんまり無理しちゃあかんで!唯は強がるねんから…」
「愛には迷惑かけるかもしれん…ごめんね…」
「いつでも相談乗るから…あんまり納得出来へんけど…」2006-07-19 14:27:00 -
372:
唯
「ありがとう……」
気付けば夕方になっていた…もうそろそろ帰って来るかも……
ガチャッ………バタンッ2006-07-19 14:29:00 -
373:
唯
「ただいまぁ…あっ!愛ちゃん久しぶりやん☆」
「久しぶり…どこ行ってたん?」
愛が怒った口調で聞く…慌てて愛にサインを送るがこっちを見てくれない…2006-07-19 14:33:00 -
374:
唯
「ちょっと愛……;」
愛に向かって小声で言ったけど聞いてもくれない…
「スロットやで(笑)負けたけど;」2006-07-19 14:35:00 -
375:
唯
「はぁ?スロットとか…」
「愛っ!?もう6時前やでっ!あんた今日出かける言うてたやん?早く行かなっ!下まで送って来るわっ!」
慌てて愛を引っ張って外に出る…2006-07-19 14:38:00 -
376:
唯
「愛〜ちょっとぉ…あんな事聞かんといてよ;『スロットとか嘘やろ』って言おうとしたやろぉ〜心臓止まるかと思った…」
「唯…ごめんっ!!隼人の顔見たら言いたくなって…本間ごめんねっ!」
「本間頼むでぇ〜;」2006-07-19 14:42:00 -
377:
唯
愛を見送って家へ戻る…
はぁ……ため息をついた後笑顔を作り家へ入った。
「唯?愛ちゃん何か怒ってなかった?」
「そっ、そう?多分機嫌悪かっただけやと思う…色々あったみたいやから…」2006-07-19 14:46:00 -
378:
唯
「そっかぁ………」
「夕飯の準備するわっ!!」
ぎこちない……何話せばいいかまで分からなくなる…2006-07-19 15:18:00 -
379:
名無しさん
これ本間ォモロィ????
2006-07-21 01:01:00 -
380:
姫香
初めっから今全部読みました?私もホストと付き合ってるので気持ちすごいわかります?しかも状況もすごい似てます??毎日楽しみにしてるので完結してくださいね??最後まで応援してますよ?唯さんがんばってください???
2006-07-21 03:56:00 -
381:
唯
>>382さん?ありがとうございます??そう言ってくれると本間に嬉しいです?また読んで下さいね??
姫香さん?ホストの彼女は正直しんどいと思います?『信頼』が一番大事ですよね?幸せになって下さいね?また読んで下さい?
今から?ますね?2006-07-21 11:59:00 -
382:
唯
「今日ボロ負けやわ〜本間ダルイ…;唯たん慰めてやぁ〜」
そんなの嘘やん……その話止めてよ…
「負けたんやぁ…スロットも程々にしてよ〜」2006-07-21 12:03:00 -
383:
唯
あの子に会いに行ってたの知ってんねんで…?何で唯が気使ってこんな平然を装わなあかんの?
「夕飯とかどうでもいいから唯たん慰めてやぁ〜」
隼人は台所まで来て私に抱き着いて来る…止めてよ…そんな事されたら益々しんどくなるねん…甘えてこんといて……泣きそうやわ…2006-07-21 12:10:00 -
384:
唯
「もぅ……隼人っ!ご飯作れへんやん;向こう行っといて…」
「嫌やぁ〜チュウーしてぇ♪♪」
隼人が唯を自分の方に向かせてチュウーしようとした瞬間…2006-07-21 12:18:00 -
385:
唯
ドンッ……
「止めてよっ!!」
隼人を突き飛ばし言ってしまった…2006-07-21 12:20:00 -
386:
唯
「唯…?どうしたん」
「……夕飯作るのに邪魔やろ!?あっち行ってって言ってるやん!!」
口調も段々荒くなる…2006-07-21 12:23:00 -
387:
唯
「何で怒ってんの?」
「怒ってないよっ?お願いやから向こう行って!早く作って慰めてあげるから…ねっ?」
「唯たん冷た〜いっ!ふて寝しよぉ〜」2006-07-21 12:26:00 -
388:
唯
そう言った隼人はリビングのソファーにねっころがってTVを着けた。
「はぁ………しんどいよ…」
小声で呟いた。2006-07-21 12:29:00 -
389:
唯
夕飯を作り終えリビングへ運ぶ。ソファーにねっころがった隼人は気持ちよさそうに眠っていた。
「ねぇ隼人……?唯何も言えなくて…しんどいよ……気付いてよ…」
寝ている隼人に小声で言いかける…2006-07-21 12:33:00 -
390:
唯
隼人の顔を優しく撫でる。
「ぅん゛〜ん?あぁ〜寝とったわぁ〜」
「大きな目が半分しか開いてないよ(笑)起きて☆今日は隼人の好きなハンバーグやで☆」2006-07-21 12:39:00 -
391:
唯
「マジでっ!?うまそう〜早く食べようやっ♪♪」
「ぅんっ…(笑)目覚めるん早いなぁ〜本間にハンバーグ好きなんやねっ☆食べよっか!」
隼人の前では笑顔で居なきゃ…今日はハンバーグ…あの子に勝ちたくて隼人を喜ばせたくて…隼人の好きなハンバーグにしたんやで?2006-07-21 12:45:00 -
392:
唯
夕食を終え二人ソファーでくつろいでいた。
「唯〜?明日仕事終わってすぐ帰って来る?」
「うん多分…」2006-07-21 12:50:00 -
393:
唯
「そっか〜仕事終わったらmailしてね☆」
いつもそんな事聞かないのに…唯が仕事してる間あの子に会いに行くの?mailしてなんて今まで言わなかった…唯が帰って来る前にあの子のとこから帰らなあかんもんね?唯にばれたらあかんもんね?でももう唯にはばれてんのに…そんなにあの子が大事なの?2006-07-21 12:58:00 -
394:
唯
次の日…
仕事を終えmailするか迷っていた…
『今終わったよ☆』
送信ボタンを押せずにいた…もし今あの子に会ってたら隼人は家にいない…その現実を受け入れられる?今mailすればあの子のとこから慌てて帰って来る…2006-07-21 13:03:00 -
395:
唯
唯は送信ボタンを押さなかった…
だって…隼人を信じてるから…会ってないよね?家にいるよね?
不安を抱き家の玄関の前でたたずんでいた。2006-07-21 13:06:00 -
396:
唯
すぅ〜はぁ……
大きく深呼吸をして鍵を開ける。
ガチャッ………2006-07-21 13:07:00 -
397:
唯
寝室のドアノブを握る手に力が入る…
ガチャッ……2006-07-21 13:09:00 -
398:
唯
はぁ………
隼人は居なかった…
何でよ……何でいないの?信じてたのに……2006-07-21 13:10:00 -
399:
唯
バックを持って急いで家を出た…携帯を取り出しmailを送る…『今から帰るね』
……『送信しました』
やっぱり受け入れられなかった…『大丈夫…唯は強いから…』何度も自分に言い聞かす…2006-07-21 13:15:00 -
400:
唯
30分後……
ガチャッ…
二度目の帰宅…お願いやから居て…2006-07-21 13:17:00 -
401:
唯
廊下を通り寝室のドアの前で何度も深呼吸をした…
意を決してドアを開ける…
ガチャッ…………2006-07-21 13:19:00 -
402:
唯
隼人は居た……
急いで帰って来たんやね…
服を脱ぎ着替え様とした時に…
「おかえり…遅かったね…」2006-07-21 13:22:00 -
403:
唯
下着姿の私を後ろから抱きしめる…
背中…首…耳…キスをしてくる…
「隼人くすぐったい…止めて……起こしちゃった?ごめんね…」
「物音聞こえたから目覚めた…」2006-07-21 13:26:00 -
404:
唯
嘘つき………
起きてたくせに…今帰って来たくせに…言えなかった…
隼人の手が胸と下に延びて行く…
「隼人…止めて…」2006-07-21 13:29:00 -
405:
唯
「大丈夫やって…すぐしたくなるから…」
パンツの脇から手を入れる…
「唯はすぐ濡れるねんから」
立ったままの私に後ろから触ってくる…抵抗しても止めてくれない…そんな気分じゃないねん……本間に嫌だった…2006-07-21 13:34:00 -
406:
名無しさん
悲しい(;△;)頑張ってな?
2006-07-21 14:01:00 -
407:
名無しさん
読んでたら切なくなッてくる…?
ずっと読んでるンで頑張ッてください??2006-07-21 23:39:00 -
409:
唯
悲しくて涙が出て来た…
「はや…と……本間に止めてッ……」
「唯……泣いてるん?」2006-07-22 03:50:00 -
410:
唯
「泣いてないよ…大丈夫」
「こっち向いて!」
隼人は自分の方に唯の体ごと向けた。2006-07-22 03:52:00 -
411:
唯
「泣いてるやんけ…そんなに嫌やったん?ごめんな」
そう言った隼人は優しく抱きしめてくれた。
「今日ちょっと仕事で色々あって…でも大丈夫やで!ありがとう…」2006-07-22 03:55:00 -
412:
唯
本間は仕事の事は何もなかった…隼人の事だよ?甘えてこんといて…そんな優しくせんとって…もっと冷たくしてよ…唯の事構わんといてよ…いっその事嫌いになれたら楽なのに…楽にさせてよ……
隼人の体を突き放し「本間に大丈夫やから☆顔洗ってもう寝るわ…」2006-07-22 03:59:00 -
413:
唯
寝室から出ようとした時、隼人は「分かった…何かあったんやったら俺に言えよ!心配やわ…」そう言ってベットに入った。
洗面所に行って顔洗った。流れる水と共に涙も流れて行く…
「苦しいよ………」
水の音で声も掻き消されていく…私の声は隼人には届かない…そう言われてるみたいだった…2006-07-22 04:07:00 -
414:
唯
ベットに入ったら隼人が後ろから抱きしめて来た。そのまま目を閉じる… 閉じた瞳から涙が流れて行く…
どれくらい経ったやろ…眠れなかった……2006-07-22 04:12:00 -
415:
唯
目を開けるとカーテンから光が差し込んでいた。小さな隙間から差し込んでくる光は私を照らしていた…一筋の光はこれからの私に希望をくれた…光のある方へ辿り着けるかな…
2006-07-22 04:16:00 -
416:
唯
「隼人!起きてや!仕事行かなあかんで!」
隼人の体を揺さ振る。眠ったまま嫌がる隼人を強引に体を起こす。
「もうちょっと寝させて…」
「ダ〜メ!遅刻しても知らんで;」2006-07-22 07:41:00 -
417:
唯
変わらない一日が始まる…
朝は好き…隼人が仕事に行くから。夜は嫌い…あの子に会いに行くから。
今の私は隼人といる事さえも苦痛だった…一緒に居ても不安で寂しくて…今日は自分の家に帰ろうかな…2006-07-22 07:55:00 -
418:
唯
夕方…
「ただいまぁ☆」
隼人が帰って来た…
「おかえり☆お疲れ様〜」2006-07-22 07:58:00 -
419:
唯
「隼人あのさ〜今日愛が相談したいって言うから自分んちに帰るわ☆愛泊まりたいって言ってたし…今日は帰らないから!ごめんね…」
本間はこの家に帰りたくないだけ。愛が来るなんて嘘
「ふ〜ん…分かった…」
隼人の顔が一瞬歪んだけど気にせず「朝ちゃんと起きなあかんで☆」2006-07-22 08:03:00 -
420:
唯
よかった…まだ自分の家、家賃払ってて…こういう時に助かるわ…
「なら今日同伴やし行って来るわ☆今日簡単なものしか作ってないけど食べてなぁ☆行ってきます☆」2006-07-22 08:07:00 -
421:
唯
「いってらっしゃい……」
隼人ちょっと機嫌悪かったな…怒ったんかな…?
この日店は忙しかった。仕事中に何度か隼人から連絡あったけど仕事中は隼人の電話に出る事はあまりないから気にしなかった。仕事が終わり携帯を開く。隼人からのmailが入って居た…2006-07-22 08:11:00 -
422:
唯
《終わったら連絡して それと今日家帰って来いよ》
絵文字が使われてない文章。きっと隼人は怒っている。でも今日は自分んちに帰ろう…一緒に居たくないし。
とりあえず久しぶりに自分の家に帰る事にした。
ガチャッ………2006-07-22 08:32:00 -
423:
唯
はぁ…………
隼人がいないのも寂しいなぁ…とりあえず隼人に電話しよ…
プルルルル…プルルルル…「あっ!もし?隼人?ごめんね…今日忙しくて;今唯んち帰って来た!やっぱ愛来るしどっちみち、そっち帰るってなったら朝になるからしんどいし…」2006-07-22 08:36:00 -
424:
唯
「はぁ?お前嘘ついてるやんけ!!愛ちゃん来るとか嘘やろぉが!!亮に電話して聞いてもらったら愛ちゃん明日学校やから今日は家におるって言うてんけどどういう事なん!?お前他に男おるんとちゃうやろぉな!?今から行くから待っとけ!!」
プーッ、プーッ、プーッ、プー
切れた…ヤバイ……バレてもうた…何て言えばいいの?一人になりたかったって言っても絶対理由聞かれるし…どうしよう…2006-07-22 08:46:00 -
425:
唯
ピンポーン♪
あ〜来たぁ;隼人早いし;何にも考えつかなかった…
ガチャッ…2006-07-22 08:48:00 -
426:
唯
「どけっ!!!」
睨み付けた隼人は私を払いのけ部屋の中に入って行った。
「ちょっと…何してるの?」
クローゼットの引き出しを上から順番に開け中の物を引っ張り出していく。2006-07-22 08:52:00 -
427:
唯
「男物の服ないか調べてんねんっ!!!」
「そんなのないし…止めてよ…」
「俺の仕事中にここに連れ込んでんねやろ!?」
「男なんていないしっ!本間に止めてや!!」2006-07-22 08:56:00 -
428:
唯
ドンッ……
壁に押さえ付けられ「はよそいつ呼べや!」
「隼人…痛い…」
私の手首を掴み押さえ付ける…2006-07-22 09:00:00 -
429:
唯
「はよ呼べ言うてんねん!!」
「そんなのいないから呼べない…」
「嘘つくなや…俺はお前だけやのにお前は男おってんな!最低やなお前…」2006-07-22 09:04:00 -
430:
唯
「最低なのはどっちよ…あんたが元カノと会ってんの知ってんねんで!!何が『お前だけ』よ!どっちが浮気してると思ってんの?唯じゃないで!あんたやろッ!!!」
言ってしまった…言いたくなかった…あまりにも腹が立って…隼人は焦っていた
「…ちゃうねん!!」2006-07-22 09:08:00 -
431:
唯
「はぁ?何が違うん?唯にバレてないとでも思ったん?浮気するならもっと上手くやってよッ!!こっちはしんどいねん…あんたと居ても寂しいから自分んち帰って来てん!唯の気持ち分かる?あんたには分からんやろぅね!人の事言う前に自分はどうなん?本間に最低や…」
2006-07-22 09:13:00 -
432:
唯
「……唯…ごめんッ…」
「帰って…」
「嫌や……」2006-07-22 09:14:00 -
433:
唯
「好きなんは唯だけやねんッ…信じてや…」
「だからはよ帰れ言うてんねんッ!!」
隼人を無理矢理、家から追い出した。2006-07-22 09:17:00 -
434:
唯
何で認めるんよ…言い訳してよ…「ごめん」なんて聞きたくない…
服で散らかった部屋を片付けていく。自然と涙がこぼれる…
何でなんよ…もう嫌や…2006-07-22 09:20:00 -
435:
名無しさん
????????????????????????
2006-07-22 11:32:00 -
436:
サラ
唯チャン悲し過ぎる???完結頑張って下さいね??
2006-07-23 00:16:00 -
438:
唯
ピンポーン……ピンポーン…
インターホンが鳴り止まない…
隼人しつこい…
ガチャッ…2006-07-23 03:06:00 -
439:
唯
「隼人!いい加減にして…」
冷たく言い放った私を隼人はきつく抱き寄せた。
「ごめんな…辛い思いさして…寂しさ埋めるためにあいつと会って俺のわがままで唯を苦しめて…お前失ったら俺には何も残らへんのに…俺あほやな…本間にごめんなさい………もう二度と会わへんから!もう一回だけチャンス下さい…」2006-07-23 03:15:00 -
440:
唯
信じていいの…?これで二度目だよ…?唯は隼人が浮気してても大好きだよ…その言葉信じていいねんな?
「もう会わないって本間に約束出来る?」2006-07-23 03:18:00 -
441:
唯
「約束する……」
また許してしまった…隼人の言葉を信じて唯は一つだけお願いをした。2006-07-23 03:21:00 -
442:
唯
「あの子に電話していい?」
隼人は一瞬ためらったけど「……いいよ。」 っと言ってくれた。
「じゃああの子にかけて?」2006-07-23 03:23:00 -
443:
唯
隼人は黙って携帯を差し出した。
「もし?…隼人の彼女の唯ですけど…」
「何の用ですか?」2006-07-23 03:26:00 -
444:
唯
《あの子》は機嫌悪そうに電話に出た。
「隼人がもうあなたに会いたくないって言ってるからもう電話とかしないでくれます?」
「………隼人が言ったん?」2006-07-23 03:31:00 -
445:
唯
「はい。今隣にいます。」
「会わんとか無理やし!!あんたが隼人に言わせたんやろッ?うちに隼人返してや!」
段々口調が悪くなる…2006-07-23 12:25:00 -
446:
唯
「はぁ?隼人はあんたの物じゃないねんけどッ!あんたが割り込んで来たんやろ!?隼人はあんたともう会わんって言ってんねんからッ!隼人に代わるわ!」
唯も腹が立って来た…隼人に携帯を投げ付ける。そもそも隼人が悪いねんから…
「もしもし…ななごめんな。俺が中途半端な事したから唯がしんどい思いしてんねん…もうお前に会う事はない…唯が大事やから。本間にごめんな…」2006-07-23 12:32:00 -
447:
唯
そう言って隼人は電話を切り電源も切った…
「唯、本間にごめん…困らせてばっかりで…もうこんな事しないから。しんどかったよな?ごめんな…」2006-07-23 12:41:00 -
448:
唯
「………っ…うっ…っ…」
ポタッ…ポタッ……
今まで苦しくて…でも我慢して堪えてきた気持ちが一気に溢れ出す。涙が止まらない…2006-07-23 12:47:00 -
449:
唯
「苦しかったよぉ………」
「もう大丈夫やから……」
優しく強く抱きしめる隼人も泣いていた…2006-07-23 12:48:00 -
450:
唯
「はや…と…?泣いてるの?」
「こんな小さな体に不安いっぱい溜め込んでたんやなって思ったら…俺…本間に最低やなって…お前傷付けてもうて…本間にごめんな…」
「もう会わないって約束してくれたから…唯は傷ついてもやっぱり隼人が居なきゃダメだから…隼人…大好きだよ…」2006-07-23 12:54:00 -
451:
唯
「俺も大好きだよ…」
もう心配ないよね…?もうしんどい思いしたくないよ…もう二度とこんな事しないで……2006-07-23 13:01:00 -
452:
唯
二人で何でも乗り越えられると思ってた…でもそんなに甘くなかったね…人の気持ちってそう簡単に変わらないって思ってた…でもそうじゃないって事を隼人に教わったんよ…?そんな事教わりたくなかったな…2006-07-23 13:05:00 -
453:
唯
「今日はもう寝よ?明日早いし。唯んち泊まろう?」
「そうやな…」
「二人とも明日、目腫れるやろうね(笑)」2006-07-23 13:13:00 -
454:
唯
「お前、不細工になんで(笑)」
「お前もなっ…(笑)」
その日二人は手を繋いで寝た…この手をずっと離さないでね…2006-07-23 13:16:00 -
455:
唯
「隼人っ!」
隼人の体を叩く…
「隼人ってば!!ごめんッ;寝過ごした!遅刻やでっ!!」2006-07-23 13:19:00 -
456:
唯
「…あ゙…?……マジでッ!?お前頼むってぇ〜!」
「ごめんな〜;あんま寝てないけどいける?」
「休まれへんし;行って来るわ!!」2006-07-23 13:22:00 -
457:
唯
「車飛ばせば何とかなるやろ…いってきます!!」
寝癖のついた頭で家を出て行く隼人を見送る…
眠たいな…でもこの家には服も何もないしな…
「家帰ろっかな……」2006-07-23 13:26:00 -
458:
唯
二人の家に帰りシャワーを浴び寝床に着く…
夕方…仕事の準備も終わり夕飯の支度をしてたら隼人が帰って来た。2006-07-23 13:29:00 -
459:
唯
「ただいまぁ〜;マジで疲れた〜眠たい…」
「お疲れ様☆もうすぐ出来るから☆」
「うん…腹減ったぁ」2006-07-23 13:32:00 -
460:
唯
今日はあんまり寝てないから疲れたんやろ…まぁ自業自得って事やな…;
「出来たから食べよっ☆」
急いで夕食を済ませ仕事に出かける。2006-07-23 13:36:00 -
461:
唯
「ゆっくり食べてな☆セット行かなあかんしもう行くわ!」
「うん☆頑張ってな!今日は早く寝るわぁ…」
「分かった☆行ってきます!」2006-07-23 13:38:00 -
462:
唯
タクに乗り込み新地へ向かう…
今日は大丈夫かな…約束したけど…完全に不安が消えたわけじゃなかった。2006-07-23 13:41:00 -
463:
唯
ガチャッ…
仕事から帰って来た…寝室の扉の前で立ち止まる。やっぱり不安や…お願いやから居て……2006-07-23 13:44:00 -
464:
唯
ドクッ…ドクッ…
ドアノブを持つ手に緊張が走る…心臓が速まる…2006-07-23 13:46:00 -
465:
唯
カチャッ……
ゆっくりと扉を開ける…
はぁ………2006-07-23 13:48:00 -
466:
唯
布団に包まって寝息を立てて隼人は寝ていた…
「居た………よかった……」
安心して肩の荷が落ちる。本間によかった……2006-07-23 13:51:00 -
467:
唯
服を着替え顔を洗いに洗面所に行く。鏡に写る自分は笑顔だった。顔を洗い終え急いで隼人のとこへ向かう。
隼人にくっつき眠りに着いた。
目が覚めると隣にいるはずの隼人は居なかった。2006-07-23 13:55:00 -
468:
唯
携帯を開く…
「8時かぁ…;寝過ごした;」
隼人はいつも7時過ぎに家を出る。2006-07-23 13:58:00 -
469:
唯
隼人からmailが入っていた。
《唯おはよう☆昨日早く寝たから今日自分で起きれたから良かったわぁ〜お前起こしたけど起きんかったし;爆睡やったな!ゆっくり寝ーや☆頑張って来るわ!》
良かった…ちゃんと起きれて。今日は安心して寝てたんや…安眠出来たの何日振りやろ…;2006-07-23 14:04:00 -
470:
名無しさん
終わるときこれで終わりとかゆってほしい?
2006-07-23 14:17:00 -
472:
唯
あれから隼人はあの子に会いに行ってないみたいだった。ちょっとずつ不安も取れていった。
そして土曜日……
今日は二人とも休みの日。この日はUSJに出かけた☆何もかも忘れて楽しかった。終始笑顔だった。2006-07-23 14:37:00 -
473:
唯
「お腹空いたし帰ろっか☆」
楽しい時間はあっという間に過ぎる…苦痛な時間もこれ位早く感じられたらいいのにな…
「久々に隼人の友達が働いてる居酒屋行こうや☆」2006-07-23 14:40:00 -
474:
唯
「マジで…?唯連れて行ったらまたあいつに、からかわれるし…俺嫌やわ…(笑)」
隼人がまだホストやってる時に連れて行ってくれた居酒屋。隼人の中学の時の友達が働いてるお店…付き合ってからは行ってないし…久しぶりに行きたいのに…2006-07-23 14:44:00 -
475:
唯
「えぇ〜行きたい?!!」
「嫌やぁ…無理…(笑)」
隼人が何でこんなに嫌がるのかが分からなかった…2006-07-23 14:48:00 -
476:
唯
こんなやり取りをしてるうちに家に着いてしまった。
車から降り隼人を強引に引っ張って行った。
「付き合う前はよく連れて行ってくれたやん☆家から近いしお腹空いたし…行くよっ!」2006-07-23 14:52:00 -
477:
唯
隼人は渋々納得した。
「いらっしゃいませぇ〜」
隼人の友達がおしぼりを持って来た。2006-07-23 14:54:00 -
478:
唯
「いらっしゃいませ〜☆隼人くんっ♪♪」
ニヤニヤしながら隼人におしぼりを渡す。
友達は私の顔を見てこう言った…
「この間も来てくれてありがとうね☆隼人をよろしくねぇ♪♪」2006-07-23 14:59:00 -
479:
唯
「えっ…………!?」
隼人の顔を見るとヤバイって顔をしていた…この間って…唯は何ヶ月もここに来てないのに…
友達はようやく気付いたのか慌てて「この間って大分前やったっけ〜;(笑)」って言いながら裏へ入って行った。2006-07-23 15:04:00 -
480:
唯
《あの子》を連れて来たんや…友達は私とあの子を間違えたんや…
「…………………………」
二人は沈黙になる…2006-07-23 15:07:00 -
481:
唯
この沈黙を先に破ったのは唯だった…
「隼人っ♪何飲む?生中でいいよねっ?」
「唯ごめんっ…あいつと会ってた時…………」2006-07-23 15:09:00 -
482:
唯
隼人の話しを遮って「すみませ〜ん☆」定員さんを呼んだ。「生中二つ☆」
聞きたくないんだよ…そんな話…楽しい一日がだいなし…友達は悪くない。隼人も悪くない。ただ…ショックだっただけ…あの子もここに連れて来た事が悲しかっただけ…2006-07-23 15:19:00 -
483:
唯
「ごめんなッ…」
「大丈夫だよ☆気にしな〜い☆もう前の事だし☆そんな顔しないで笑ってよ♪男前がだいなしやでっ☆笑」2006-07-23 15:31:00 -
484:
唯
「そっ、そうやな!俺男前やしなぁ〜(笑)」
「自分で言ってるし;きしょい…(笑)」2006-07-23 15:41:00 -
485:
唯
そう…こうやって笑っとかなきゃ…笑ってたら心まで笑えそうな気がして…
でもこの我慢が自分を追い詰める事になるとは思わなかった…2006-07-23 15:46:00 -
486:
唯
休憩します?また後で更新します??夜になるかもしれないけど…?
2006-07-23 15:48:00 -
487:
唯
何事もなかった様に笑って過ごした土曜日…
心のモヤモヤが消えない…
《あの子》の存在が頭から離れない…隼人にこの気持ちを言うべきなのかな…唯は意地っ張りで頑固だから強がって何とも思ってないフリをする…
《素直》に自分の思いを伝えたらどんなに楽か…いい女を演じてたいだけなのかな…2006-07-23 22:05:00 -
488:
唯
休日2日目の日曜日…
昨日の疲れもあってか二人で家でゴロゴロしていた…
雑誌を読んでいたら「唯たん構ってやぁ〜寂しい〜」
隼人が甘えて来る…かわいいなぁ…こうやってされてる時はやっぱり幸せを感じる…2006-07-23 22:12:00 -
489:
唯
私が最近変わった事…それは…
♪♪…♪♪…
「誰やぁ〜;唯たんとのラブラブタイムを邪魔するやつは;」2006-07-23 22:14:00 -
490:
唯
隼人の携帯に敏感に反応する様になった事だった。
誰なん…?
あの子からじゃないよね…気にしてない素振りをしてても心の中は煮え繰り返りそうになっていた…2006-07-23 22:22:00 -
491:
唯
そんな自分がすっごい嫌やった。私醜いな…
「亮からmailやった!《二人の愛の巣にお邪魔してもいいですか?》やって!唯たんどうする〜?嫌やんなぁ〜」
何だ…亮くんかぁ…2006-07-23 22:30:00 -
492:
唯
ちょっと急用が入って?今日はここまでにします?
2006-07-24 01:35:00 -
493:
名無しさん
お疲れさま??また書いてくれるの待ってマス?
2006-07-24 03:29:00 -
494:
名無しさん
????????????????????????
2006-07-24 03:47:00 -
496:
唯
「亮くんかぁ♪久々に会いたいし夕飯一緒に食べようやぁ☆唯作るし♪♪」
「えぇ〜呼ぶのぉ?イチャ?出来へんやん↓↓」
「……(^_^;)夕方おいでってmailして☆一緒に食べようって☆ねっ?」2006-07-24 13:46:00 -
497:
唯
「ぅ"〜ん…分かったぁ☆じゃあ今からエッチしよ♪(笑)」
「はぁ?(笑)…ばかじゃない?今からスーパーに行って夕飯の支度すんのっ!早く行くよ♪」
本間にどうしようもないアホな男やわ…(笑)それでも私にすがって来るアホを払いのけて家を出る;(笑)2006-07-24 13:53:00 -
498:
唯
ブツブツ文句を言いながら私の後ろを歩く隼人を待って手を繋いでスーパーへ向かう。
「今日何にする?亮くん何がいいやろぉ〜?」
「何でもいいんちゃう?酒飲むし酒のあても作ってなぁ♪よろしくなっ☆」2006-07-24 13:57:00 -
499:
唯
スーパーで買い物を済ませて帰った。
「これ買い過ぎちゃうか?」
「お客様来るんやから手の込んだ料理作らないと☆」2006-07-24 13:59:00 -
500:
唯
「毎日頑張ってやぁ…」
「はぁ?毎日頑張ってるやろぉ?そんな事言うならお前が作るか?(笑)」
「ごめんなさい↓↓」2006-07-24 14:02:00 -
501:
唯
「今日ちょっとだけ手伝ってなぁ☆野菜切るだけでいいし…」
「ええよ☆手伝うわ!!」
二人キッチンに並んで夕飯の準備に取り掛かる。2006-07-24 14:04:00 -
502:
唯
「もぅ〜違うよぉ…こうやって切るんやって☆(笑)」
「お前はうるさいねんっ!!」
そう言いながら唯が教えた通り一生懸命切っていた。
なんか新婚さんみたいな気分やわ…♪♪2006-07-24 14:08:00 -
503:
唯
「何ニヤついてんの?顔キモイで…(笑)」
「お前の顔の方がキモイんじゃ(笑)」
幸せやな…こんな日が続けばいいのに…作り笑顔じゃなくて、こうやって毎日笑ってたいよ…2006-07-24 14:12:00 -
504:
唯
「後もうちょっとやな☆」
夕飯も後少しで出来上がる☆
ピンポーン♪♪
「はぁ〜い☆」2006-07-24 14:15:00 -
505:
唯
ガチャッ……
「どうぞ〜☆」
「唯ちゃん久しぶりやん♪」
「久しぶり☆もうすぐご飯出来るし座って待ってて☆」2006-07-24 14:17:00 -
506:
唯
亮くんをリビングに通した後キッチンにいる隼人に言った。
「隼人ありがとうね☆亮くんとお酒でも飲んで待ってて♪」
「分かったぁ☆」
お酒を飲みながらリビングにいる亮くんと楽しそうに話している。それを見ながら唯は料理を仕上げる。2006-07-24 14:21:00 -
507:
唯
「唯ちゃ〜ん☆奥さんぽいなぁ〜☆」
リビングから亮くんが私に呼びかける…
「奥さんじゃなくてお母さんぽいやろ?(笑)」2006-07-24 14:25:00 -
508:
唯
「そやなぁ〜(笑)隼人お子ちゃまやからな☆」
「うっさいぼけ〜(笑)」
じゃれてる二人を見て、本間に仲いいねんなぁ…ってちょっと嫉妬した…(笑)2006-07-24 14:29:00 -
509:
唯
料理を並べ終え…
「いただきまぁす☆」
亮くんはお腹が空いてたみたいで黙々と食べていた。2006-07-24 14:32:00 -
510:
唯
「唯ちゃん、めっちゃうまい☆俺の嫁にならへん?(笑)」
「はぁ?唯は無理!!俺の嫁になるもんなぁ☆」
「ん〜考えとくわ♪(笑)」
隼人のお嫁さんかぁ…いつかなりたいなぁ…///2006-07-24 14:36:00 -
511:
唯
「なんでやねんっ(笑)唯は俺の嫁になんねん☆決まってるから♪」
「はい?…;分かった?;」
「本間に仲いいねんなぁ☆俺邪魔やんけ〜(笑)」2006-07-24 14:41:00 -
512:
唯
「だから邪魔やー言うてるやろ?(笑)ってか亮何かあったからうち来たんやろ?」
「邪魔言うなぁ〜(笑)てかな…俺……ホスト辞めようかなって思って…」
「えっ……マジで…?」2006-07-24 14:47:00 -
513:
唯
唯は聞いちゃいけないと思って席を立った。
「唯ちゃん…座って?唯ちゃんにも聞いてほしいし…」
「あっ……ぅん。」2006-07-24 14:50:00 -
514:
唯
「俺な……隼人は知ってるけどホスト始めた頃は友営やってんな。色枕せんとNo.1になったろって張り切っててん。でもな順調にお客さんも増えてってたのに延び悩んで……それで色使い出してんな。枕もする様になってん。そしたら売り上げめっちゃ上がってさ。でも色枕ってしんどいねん…それでも『売り上げ』だけにこだわって今までやって来てん…」
2006-07-24 14:58:00 -
515:
唯
亮くんの話しを隼人と唯は黙って聞いていた…
「それでいいと思ってた…。ある一人の子と知り合ってんな。かわいい子やなって思ってキャッチしてん。最初はあんまり金も使わんかったし文句一つ言わんかってん。でもな日に日に変わって行って…派手に金使う様になってん…おいしいと思って枕もした。束縛激しくなったり泣いたりする事多くなって来て…本間にうっとーしかってんけど金のためだけに頑張ってん。次第にひどくなって来てリスカしたりしだして…俺がこの子追い詰めてしまった…って思ったらホストっていう職業が本間に嫌になってん…」2006-07-24 15:10:00 -
516:
唯
「人傷付けて…人の気持ち利用して…俺何してんねやろって……」
黙って聞いていた隼人が口を開いた…
「辞めたらいい…」2006-07-24 15:13:00 -
517:
唯
冷たく言い放った。
「でもっ………」
亮くんが言いかけた時、隼人が口を挟んだ。
「ホストって言う職業を否定してるけどそれは違うと思うで?お前のやり方に問題があるんと違う?」2006-07-24 15:18:00 -
518:
唯
「そうやな………」
そう言って亮くんは黙ってしまった。
「自分のやり方に自信なかったら辞めてまえ!汚い世界やねんから…」2006-07-24 15:23:00 -
519:
唯
「……………………」
亮くんは黙ったままだった
「亮くん…?ゆっくり考えようや…辞めるのはそれからでも出来るやん?ねっ?」
「自信持たなやっていかれへんで!誰がそんな男について行くねん!魅力ない男に…これからの事ゆっくり考えたらいい…答え出るまで。辞めるんはそれからでも遅くないやろ!?」2006-07-24 15:35:00 -
520:
唯
「そやな…ありがとう…」
亮くんは下を向いてそう答えた。
「さっ!亮ちゃん飲もうかぁ☆明るくパーっと☆」
隼人が亮くんにグラスを差し出す。2006-07-24 15:37:00 -
521:
唯
「……飲むかぁ!(笑)」
機械相手じゃないから夜の世界は難しい…相手は人間だから…人の気持ちを利用して金を稼ぐ…情なんていらない…色々考えると汚い仕事なのかなぁ…
そんな事を考えながら三人で飲み明かした…2006-07-24 15:45:00 -
522:
唯
今日はここまでです??仕事終わって書けたら書きます??また読んで下さい?
2006-07-24 15:47:00 -
523:
名無しさん
????????????????????????
2006-07-25 02:02:00 -
525:
唯
亮くんが帰った後、片付けをしていた。
「なぁ…俺、亮の話し聞いて何て言ったらいいか分からんかった…」
「ゔ〜ん…でも結局自分で決める事やし、あれでいいと思うよ。」2006-07-25 13:12:00 -
526:
唯
「亮は人傷付けてまでしたい仕事なんかなぁ〜?ホストが嫌になったって言ってたけど本気で辞めたそうではなかったし…」
「ゆっくり考えたらいいと思うけど…亮くん辞める事になったら愛、悲しがるやろぉね…」
「そやな……愛ちゃんにはまだ言うなよ!亮から話すやろうし!また話聞いてやろぉや!!」2006-07-25 13:19:00 -
527:
唯
「うん!そうやねっ!!」
隼人は明日も早いから寝る事にした。2006-07-25 13:22:00 -
528:
唯
それから土曜日までは平凡に過ぎていった…
昨日の疲れもあって土曜日は昼ぐらいに目が覚めた。目が覚めても体を起こす事が出来ない…隼人もまだベットの中にいた…
ブーブーブーブー…2006-07-25 13:27:00 -
529:
唯
あれ?隼人バイブにしてる…最近はずっとマナーモードにしてなかったのに…
「はい………うん。今起きた。もうお前とは会われへんて!分かれよ!…………は?俺はお前とヨリ戻す気なんてないねんて!…………お前泣いてんのか?…………本間ごめん。切るわ…」
あの子や…元カノや…出らんかったらいいのに…唯は隼人に背を向けてたから唯が起きてる事気付いてなかった…2006-07-25 13:35:00 -
530:
唯
あの子からかかって来るからマナーモードにしてるの?きっとそうやろう…隼人が出るからまたかけて来るのに…気になるのかな…?もう終わったと思ってたのに…もう嫌や…何も考えたくないよ…
「ぅ゙〜ん…」
「唯起きたん?おはよう…」2006-07-25 13:42:00 -
531:
唯
「……うん。おはよ…」
今起きたかの様に見せかける。
「今日何する〜?」2006-07-25 13:43:00 -
532:
唯
「カラオケ行きたい♪♪」
「いいよ♪じゃあ準備して!早くしろよ!」
「はぁい☆」2006-07-25 13:46:00 -
533:
唯
何かしてないと考えてしまうから…家にいたくなかった…
お風呂に入って化粧をしている時だった…
ピンポーン…
インターホンが鳴った。2006-07-25 13:49:00 -
534:
唯
また後で書きます?
2006-07-25 13:50:00 -
535:
名無しさん
頑張ってな?
2006-07-25 18:14:00 -
537:
唯
誰かなぁ〜?
「はぁい☆」
ガチャッ…………2006-07-26 13:29:00 -
538:
唯
「…………………………」
えっ………?2006-07-26 13:30:00 -
539:
唯
そこに立って居たのは『あの子』だった…
間違いない…写真のあの子や…元カノや……何で…
「隼人呼んでッ!」
私を睨み付けながらそう言った。2006-07-26 13:34:00 -
540:
唯
「…………嫌…」
「はぁ?呼べ言うてるやろッ!!!聞こえへんのッ!?」
「隼人はもうあんたに会わないって言ってんねんから!………迷惑やねんッ!!」2006-07-26 13:45:00 -
541:
唯
私達の声が聞こえたのか隼人が玄関まで来た。
「何して………なな…」
隼人はビックリしていた。2006-07-26 13:47:00 -
542:
唯
「隼人ッ……何でもうななに会わないとか言うん?ななは隼人しかおらんのにッ…ななのそばにおって……」
あの子は泣きながら隼人に訴えかける…
「ななごめん…それはできない…」2006-07-26 13:51:00 -
543:
唯
「嫌やぁぁ!!お願い隼人…」
「ごめん……」
私は見てるだけで何も言えなかった…隼人の事そんなに好きなんや…2006-07-26 13:54:00 -
545:
唯
「ねぇ…隼人返してよッ!!あんたさえ居なければ…」
「お前ッ!唯には何も言うな!」
「何でなん……何でかばうんよぉ…ななの方が隼人の事好きやもんッ……うっ…」2006-07-26 13:58:00 -
546:
唯
あの子は泣き崩れてしまった…
「唯ごめん…こいつ送って来るわ…」
「ぅん………」
それしか言えなかった…2006-07-26 14:01:00 -
547:
唯
バタンッ………
隼人はあの子を抱えて出て行ってしまった…
追い返せばいいのに…隼人があの子をそうやって構うから…優しくするから…あの子はいつまでたっても隼人から離れられなくなるんだよ…?あの子に応えてあげられないなら優しくしちゃダメだよ…そんなの優しさじゃないよ…みんな傷付くんだよ…?2006-07-26 14:06:00 -
548:
唯
あの子を見てると昔の自分を見ているみたいだった。優くんの時の自分と…
結局どうあがいても優くんは私の元には戻って来なかった…
あの子は今追い詰められてるんやね…あの子の気持ちが分からなくもなかった。だから強くは言えなかった。2006-07-26 14:11:00 -
549:
唯
隼人は一時間経っても二時間経っても帰って来なかった。っていた…
バタンッ………
自分の家に帰って来てしまった…隼人との家には居たくなかった…私は『待つ』という苦痛に耐え切れなくなっていた。不安に押し潰されそうになっていた…2006-07-26 14:17:00 -
550:
唯
何で早く帰って来てくれなかったの…?唯が不安になるって、心配するって思わなかった?隼人は今何してるの…?
携帯を手に取る…発信ボタンに指を当てる…
ガタッ……携帯を床に落としてしまった。押せなかった。隼人が出なかったら…そう考えると怖かった…2006-07-26 14:22:00 -
552:
唯
ピンポーン……
ガチャッ…
「お前ッ!何でここにおるねん!?家おらんから心配するやろッ?」2006-07-26 14:27:00 -
553:
唯
「どっちが………どっちが心配したと思ってるんッ?何でこんなに時間かかるん?送るだけやろ?送るだけにこんな時間かからんしな!あの子と何してたんよッ!」
「落ち着けって…あいつが泣き止まんし説得しとってん!もう家にも来んし俺とも会わんって約束させたから!お願いやから信じてや…お前が大事やねん!!」2006-07-26 14:33:00 -
554:
唯
隼人を信じれる…?自分の心に問いただす……
「……………信じる…」
隼人を信じる事にした。本間は信じてないかもしれない…でも…好きだから。一緒に居たいから…ただそれだけで、その気持ちだけで隼人から離れられなかった2006-07-26 14:39:00 -
555:
唯
唯は不安だったよ…あの子はそう簡単に引き下がる様な子じゃないって…隼人も気付いてたんでしょ?隼人はどっちにもいい顔してたの?未だに分からないよ…
唯の事本間に好きだよね?それさえも分からなくなって不安で仕方なかった…2006-07-26 14:44:00 -
557:
唯
はぁ…また許してしまった。唯は隼人に甘い?
「唯ありがとう…大好きやで!」きっと隼人は思ってるんだろうな。唯は何しても許してくれるって…ずるいよ…
「唯も大好きやで…」
次何かしたら絶対別れるっていつも思ってるのに…離れられないんだもん。突き放せないんだもん。自分で自分に呆れるわ…2006-07-28 09:54:00 -
558:
唯
自分の気持ちを確かめる様にギュッと隼人を抱きしめた。
次の日からまた平凡な生活が始まると思ってた…
あっさり許した私が間違いだった。
仕事を終え帰って来ると隼人は居なかった…何でよ…何度同じ過ちを繰り返ば気が済むの?あの子に会いに行ってるんでしょ?そんなにあの子が大事なら唯と別れてあの子と付き合えばいい…呆れるわ;2006-07-28 10:02:00 -
559:
唯
はぁ…
ベットに入りゆっくり目を閉じる…《唯は強いから…大丈夫…大丈夫…》何度も深呼吸をしながら自分にそういい聞かせる。2006-07-28 10:06:00 -
560:
唯
カチャッ…
寝室の扉が開いた音がした
「唯…?寝たん?」2006-07-28 10:07:00 -
561:
唯
唯の近くでそう呟く隼人の気配がする…
寝たフリをしていた。言い訳なんか聞きたくなかった。2006-07-28 10:10:00 -
562:
唯
そのまま眠りについた…
「隼人!起きてや!朝ごはん出来たよ!!」
「あ゙ぁ〜もうちょい寝かせて〜」2006-07-28 10:13:00 -
563:
唯
「早く起きて!遅刻するよ;」隼人を布団から引っ張り出してソファーに座らせた。
「いただきます…」
隼人は無言で朝食を摂る。いつもうるさいぐらいしゃべるのに何でそんな無口なん?唯に昨日の事聞かれると思ってんの?私の出方を待つてるんやろ?大丈夫だよ?もう何も聞かないから…何も言わないから…2006-07-28 10:19:00 -
564:
唯
「隼人…(笑)今日無口やね;どしたん?」
「何もないよ…?」
普通に話す私にビックリしてる?昨日どこ行ってたの?って聞かれると思ったんやろうね。2006-07-28 10:22:00 -
565:
唯
玄関まで隼人を見送る。いつもと同じ様に。
「行ってきます…」
「いってらっしゃい♪今日はチューないの?(笑)」2006-07-28 10:27:00 -
566:
唯
チュッ…
私の頬っぺたにキスをする隼人はどこかぎこちない。きっと戸惑ってるんやろう。いつもと変わらない私の態度に…
「頑張ってね☆」2006-07-28 10:30:00 -
567:
唯
「ぅ…ん…」
バタンッ………
はぁ………大きなため息をついた。平気な顔するのも結構しんどいな…2006-07-28 10:32:00 -
568:
唯
この日から私の生活は変わって行った。
隼人を避け始めた…仕事が終わると必ず飲みに出る様になった。
「麗奈お疲れしゃん☆行くよぉ!」
「毎日の様に飲み歩いて…大丈夫なん?隼人くん怒るんちゃう?」2006-07-28 10:43:00 -
569:
唯
「大丈夫?♪♪」
店で一番仲がいい麗奈を連れてホストで飲み明かす。麗奈には四つ上の彼氏がいる。麗奈の彼氏さん…毎日、麗奈を飲みに連れてってごめんなさい;って毎日思ってます!?(笑)2006-07-28 10:51:00 -
570:
唯
「唯さぁ〜翔くんにハマってるんと違う?」
今一番行く事の多い店の唯の口座が翔くん。
「ないわぁ〜これから先ホストにハマる事ないと思うわ;男前と楽しく飲めるだけで満足ですわ(笑)」
「ならいいけど!麗奈、永久にハマりそうやわ…(笑)」2006-07-28 10:58:00 -
571:
唯
「爆弾発言やめてや…;心臓に悪いわ;あんた彼氏おるやん!ホストは止めとき!」
「彼氏は愛してるねん♪永久は男前やし優しいから好きやねん♪」
「あんま意味分からんけど…まっ!いっか(笑)」
「そう?♪早く行こう♪♪」2006-07-28 11:03:00 -
572:
唯
翔と永久が待つお店に向かう。お店に着くといつもの様に携帯を開く…
《今日はミーティングあってその後店の子達と飲みに行くから唯の家の方が近いしそっちに帰るわ!今日起こせないけどごめんね…》
隼人にmailする。何かと理由をつけて嘘をつく…
隼人との家に帰る時は隼人が起きる時間に帰る。週の半分は自分の家に帰る。2006-07-28 11:13:00 -
573:
唯
何でこんな事を始めたかって思いますか…?
唯が仕事が終わって隼人が居なかったら胸が苦しくて、何も言わずに我慢して…平然を装う自分…偽りの仮面を被った自分に少しでも楽な時間を増やしたかっただけ…嫌な事から目を背けたかっただけ…隼人は自分の過ちは自分で気付かないと直らないと思った。もう何も言わない事に決めたから…2006-07-28 11:22:00 -
574:
唯
「唯♪お疲れ☆また彼氏にmailしてんの?たまには俺にもしてやぁぁ〜!!」
「翔にもしてるやん♪たまにやけど(笑)」
翔には彼氏がいる事を話していた。隠す必要ないしね!
麗奈の方を見ると仲よさ気に永久くんと話している。二人の世界って感じですやん…(笑)2006-07-28 11:27:00 -
575:
唯
そして楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
バタンッ…
静かな家…この家には隼人は居ない。一人になると不安と寂しさが私を襲う…こんな事続けて何になるんやろ…たまに分からなくなる。この先どうなるかなんて分からなくない。お願い隼人…早く気付いて…2006-07-28 11:34:00 -
576:
唯
いちおここまで?また後で書けたら書きます??
2006-07-28 11:36:00 -
579:
姫香
ズット読んでます??完結までがんばってくださいね?唯さんのペースでゆっくり焦らずがんばってください最後まで応援してますよ?
2006-07-29 02:09:00 -
580:
サラ
ぃっも更新ご苦労様です???用事でしばらく来れなくなるんですケド、?番好きな小説なので最後まで頑張って下さぃネッ?(≧∨??)
2006-07-29 05:24:00 -
581:
唯
>>581さん??シオリありがとう??
姫香さん?更新出来ない日もあるけど毎日更新出来る様に頑張るので、また見て下さいね???
サラさん??番好きって言ってくれてありがとう??また暇な時間出来たら見て下さいね??それまでちゃんと更新しとくんで??頑張りますね?今から書きますね??2006-07-29 13:14:00 -
582:
唯
毎日そんな生活を送っていた。そんな唯に対して隼人は嫌がっていた。そんな隼人に見てみぬフリをしていた
そんな日々が続いたある日…
この日は翔と永久の店にベロベロに酔っていた。急に隼人に会いたくなって隼人との家に帰る事にした。2006-07-29 13:28:00 -
583:
唯
家に着いて携帯を開く…
5時かぁ〜隼人寝てるわ↓
寝室の扉を開けると隼人は寝息を立てて寝ていた。2006-07-29 13:31:00 -
584:
唯
「隼人〜♪♪唯帰って来たでぇ〜起きてやぁぁ〜」
酔ってた私は隼人の体の上に乗って隼人の体を揺らす
「ぅん゙〜あ゙?お前おりろ…」
「嫌やぁ〜」
隼人の体にしがみつく。2006-07-29 13:34:00 -
585:
唯
「おりろってッ!!」
無理矢理、唯の体を引き離し押し倒された。
隼人を下から見上げる。隼人怒ってる…
「お前なぁ〜いい加減にせぇよ!毎日?飲み行って…どこに行ってるん?ホストちゃうんけッ!?自分んち帰る言うて本間は男とおるんちゃう?家帰って来なさ過ぎやねんッ!本間ダルイわ!!」2006-07-29 13:47:00 -
586:
唯
「男なんておらんしッ!ホストも行ってへん…」
隼人はベットから降り唯のバックを荒らし出した。
「ちょっと何してるんッ?」
バックから携帯を取り出し見始めた。
ヤバッ…翔とのmailとか入ってる…2006-07-29 13:55:00 -
587:
唯
「止めてやッ!!」
隼人から携帯を取り上げようとしたら…
ドンッ……
壁に押さえつけられた。隼人めっちゃキレてる…2006-07-29 13:58:00 -
588:
唯
「顔上げろやッ!!」
怖いのと後ろめたさで隼人の顔が見れない。
「やましい事あるから俺の顔見られへんねやろッ!?まっ!ええけどな…携帯見たら分かる事やし!」
もう抵抗しても無駄や…唯は諦めていた。2006-07-29 14:03:00 -
589:
唯
「翔って誰やッ!?」
案の定、翔の事を聞かれた。
「《今から行くわ》ってmailしてるやんけ…ホストやろぉがッ!」
「違う………」2006-07-29 14:06:00 -
590:
唯
「唯?嘘着いても無駄やで!」隼人は電話し始めた。
「翔にかけてるん?止めてやッ!迷惑かかるやん…」
私の話に聞く耳を持たない。
「お前ホストやろ?………唯に二度と連絡してくんなよ!!見つけたらお前殺すからなッ!!」2006-07-29 14:12:00 -
591:
唯
翔に迷惑かけてしまった…私のせいや…翔ごめんね…
「やっぱこいつホストやんけ!お前調子に乗ってるんちゃうぞ!!」
自分だって…元カノと会ってるくせに…
「お前聞いてんのか?二度と連絡取んなッ!店にも行くなよッ!分かってるやんなぁ?」2006-07-29 14:20:00 -
592:
唯
「何で翔に電話したんよッ!迷惑かけてもうたやんか…」
安らぎの場…無くなっちゃった…
「何でお前アイツの事気にしてるん?好きなんかッ?」
「そんなんじゃないッ!迷惑かけて悪いなって…翔関係ないのにッ…」2006-07-29 14:24:00 -
593:
唯
涙が出て来た…悔しいのと自分の《居場所》を取られた悲しさと…安らぐ場所を失った唯はどこで補えばいい?ねぇ隼人?教えてよ…元はと言えば隼人が元カノと会ってるから悪いねん…
「何で泣いてんねんッ!!あいつの事で泣いてんのか?なぁ?何か言えやッ!!」
「…………翔は悪くないッ。唯がただ店に通ってただけ。別に好きとかじゃないし…ストレス発散してただけやでッ!唯の気持ちなんて何も知らんくせにガタ?言わんといてッ!!」2006-07-29 14:40:00 -
594:
唯
バックを持って家から出ようとした。
「ちょっ…待ってやッ!!どこ行くねんッ!!!」
「自分んち帰る…」
「無理ッやで?」
隼人は私の手首を力いっぱい握りしめる…2006-07-29 14:44:00 -
595:
唯
今日はここまでです??
2006-07-29 15:24:00 -
596:
名無しさん
頑張ってね?
2006-07-29 16:55:00 -
597:
名無しさん
切ないですね。今は自分に正直に生きれてますか(>_
2006-07-29 21:29:00 -
600:
唯
「痛い………離してッ!」
「無理ッ!!俺から離れていこうとしてるやろ…そんな事させへん…」
「離れていったりしないから…お願い離してやぁ……痛いよ………」2006-07-30 16:36:00 -
601:
唯
「ごめんな…痛かったな…」そう言った隼人は私の手首を優しく撫でた。
「隼人…ごめんね…」
「離れていかんといてな…俺の事、見捨てんといてくれ…」
隼人は弱い人だから…私が居ないとダメだよね?ちゃんとそばにいるから…だからもう辛い思いさせんといて?唯しんどいんだよ…?2006-07-30 16:41:00 -
602:
唯
「隼人…?とりあえず今日は自分んち帰るわ。仕事終わったらちゃんとここに帰って来るから…」
そう言って家を出た…「待って…」そう聞こえた様な気がしたけど…行かなきゃいけない場所があったから。ごめんね隼人…2006-07-30 16:45:00 -
603:
唯
向かった先は…
「いらっしゃいませぇ〜!!」翔の店だった。
「えっ!?唯?どうしたん?」
「さっきはごめんなさい…隼人が電話してしまって…迷惑かけたから…謝りたくて来たんよ。翔ごめんね。本間にごめんなさい…」2006-07-30 16:48:00 -
604:
唯
「俺は大丈夫やで!気にすんなってぇ!!そんな事より唯泣いてたんちゃう?大丈夫か?」
「翔ごめんッ……大丈夫!」
我慢してたのに…涙が溢れる…
「ちょっ!?唯大丈夫か?」2006-07-30 16:59:00 -
605:
唯
泣き出した唯を見て翔が慌てている。
「翔ごめんね…また迷惑かけて…謝りに来たのにッ…」
「お前何か我慢してるんちゃうか?何でも俺に言えって!彼氏と何かあったんやろ?」
「何もないよ…翔ありがとう…」2006-07-30 17:04:00 -
606:
唯
「なんでやねん…はぁ……強がり過ぎやわ…俺に頼っていねんで…てか頼れ!!」
「翔…ここに来るのも最後やねんッ…もう来てあげられない。ごめんな…」
「お前は何にも分かってないねんな…」2006-07-30 17:08:00 -
607:
唯
そう言った翔は唯のバックを持ち唯の手を握り扉に向かって歩き出した。
「ちょっと…!?翔!!まだお金払ってないよッ!!!」
「いいから☆」
「よくないしッ!!」
翔は私の手を引っ張って外に出た。2006-07-30 17:11:00 -
608:
唯
「キャッ………」
いきなり翔が抱きしめて来た。
「ちょっと…!?翔止めてやぁ〜!急に何?唯に会われへんから寂しいんやろぉ?」
冗談ぽい口調で翔をちゃかす。2006-07-30 17:14:00 -
609:
唯
「俺んとこ来いや…」
えっ……?何言ってるの?
「俺は絶対お前泣かしたりせぇへん!!俺お前の事好きやねん…彼氏と別れるん待ってたけど…今お前にこんな事言うの卑怯かもしれんけど…俺のそばにおって…客としてじゃなくて彼女として…」2006-07-30 17:19:00 -
610:
唯
素直に嬉しかった…翔とやったら幸せになれる…?翔のとこに何もかも投げ捨てていけたら楽なのに…気持ちが揺らいでしまった…
「もう〜冗談止めてやぁ〜!唯は大丈夫やでっ☆元気出してもらおうって励ましてくれてるんやろッ?ありがとうね♪♪」
そう言って翔の胸を押した。2006-07-30 17:26:00 -
611:
唯
「冗談じゃないって!お前真剣に聞けよッ!!」
私の手を引っ張って自分の近くに引き寄せた。
「本間に好きやねんッ!!分かってや…」
この手を離したら唯は後悔する?2006-07-30 17:29:00 -
612:
唯
「翔ごめんッ…」
翔の手を振りほどいた…翔に甘えちゃいけない。唯は
やっぱり隼人が好きだから…隼人だから辛くても我慢出来るから…隼人じゃなきゃダメだから…ちょっとでも気持ちが揺らいだ事に罪悪感を感じた…隼人ごめんね…唯こんなんで…
「お金…麗奈に渡しとくね!今まで本間にありがとう☆翔に出会えてよかった!いつも唯の事心配してくれて嬉しかったよ☆唯はやっぱり隼人の事好きだから…翔の気持ちには応えられない…」2006-07-30 17:36:00 -
613:
唯
「そんなキッパリ言うなや…へこむわぁ…でもそんなお前が好きやねんけどなッ…俺諦めへんから…」
「はいはい☆じゃあバイバイ」
エレベーターに乗り込んだ…2006-07-30 17:39:00 -
614:
唯
「ちょっとまっ…」
翔が言い終わる前にボタンを押す。一階に着くと調度タクシーが通って来た。
乗り込もうとしたら…
「唯!!待って!!!マクドで待ってて…なっ?」2006-07-30 17:42:00 -
615:
唯
翔が慌てて非常階段から下りて来た。
「翔…本間にありがとう☆」
「□●△まで行ってください…」
運転手に行き先を告げ車は走り出した…マクドには行けないよ…翔の優しさに甘えてしまいそうで…そんな半端な事、唯には出来なかった。2006-07-30 17:47:00 -
616:
唯
「楽しかったなぁ…」
麗奈と二人で毎日の様に飲みに行って…理由は隼人との家に帰りたくなかったから。だけど…辛い思いも翔が忘れさせてくれた…もう行けないって思うとちょっと寂しかった。唯は翔の事好きだったよ…ホストとしてだけどねっ☆翔ありがとう…本間に感謝してるよ…またいつか飲みに行けたらいいなぁ…
翔からの電話が鳴り止まない…翔ごめんね…最後ぐらいパーっと楽しく飲みたかったな…こんな形でさよならなんて…余計に寂しくなるやんか…自分の気持ちを振り切るかの様に携帯の電源を切った…2006-07-30 18:00:00 -
617:
唯
いちおここまで?今日はいっぱい更新するつもりなので、また後で?ます??
2006-07-30 18:02:00 -
618:
なぎ?
唯さんずっと読んでます?あたしも少し前同じ状況で思い出しちゃいました?これからも頑張って下さい??
2006-07-30 18:29:00 -
619:
唯
なぎ?さん?似た経験されてたんですね?唯も書きながら思い出します??結構前の話ですけど言われた事とかも鮮明に覚えているもんですね?またカキコして下さいね??
今から?ます?2006-07-30 20:13:00 -
620:
唯
「はぁ………」
家に帰り着いた。今日からはここに帰る事も減るのかな?一人でここにいるのも正直しんどいし…一人でいる分考える時間が多い…一人で泣く事も増えて来た。心が悲鳴を上げていた…2006-07-30 20:24:00 -
621:
唯
いつも通り笑顔で接客した。仕事が終わり服に着替えていた…
「唯〜早く行こうや☆」
麗奈にいつも通り誘われた
「あぁ〜麗奈ごめん…すごい勝手やけど…もう翔の店飲みに行けないんよ…隼人にバレちゃって…」2006-07-30 20:31:00 -
622:
唯
「そうなん?隼人くん大丈夫なん?」
「大丈夫やで…本間にごめんね;」
「麗奈は全然いいよ☆だって永久に会いに行くのは一人でも行けるやん♪♪今日も行って来るわぁ☆」2006-07-30 20:38:00 -
623:
唯
「………(f^_^;)ハマらん様に気付けやぁ…」
「大丈夫ッ♪♪」
本間に大丈夫ですか?もうあなたハマってますやん(笑)2006-07-30 20:41:00 -
624:
唯
「あっ!!麗奈ちょっと待って!!!」
ルンルン気分で更衣室から出ようとした麗奈を引き止める
「これッ……翔に渡して!」
昨日、翔が払ってくれたお金を渡した。やっぱり払ってもらうのは悪いから…2006-07-30 20:47:00 -
625:
唯
「……ん?未収してたん?」
「違うよッ!昨日麗奈と飲みに行って帰った後、隼人とモメて…翔に迷惑かけたし、さよなら言いにまた店行ってん!ちょっとしか居なかったから翔が払うって言ってさ〜;そんなの悪いから返しといて☆」
「そうなんや☆分かったぁ」2006-07-30 20:54:00 -
626:
唯
「ありがとう…楽しんで来てね☆」
「はぁい☆また明日♪♪」
麗奈大丈夫かな〜;楽しんで飲みに行ってるだけなら何の問題もないねんけど…2006-07-30 20:57:00 -
627:
唯
永久くんはいい人やけどホストやし…麗奈が心配やった。
そんな事を考えてると家に着いてしまった。
こんな早い時間に帰るの久しぶりやな…2006-07-30 20:59:00 -
628:
唯
ガチャッ……
ドアを持つ手に緊張が走る…隼人居るよね…?
バタンッ……
リビングからTVの音が微かに聞こえてくる…隼人?起きてるの?2006-07-30 21:09:00 -
629:
唯
ソファーに寝転んだ隼人は寝ていた…
「こんな所で寝てたら風邪引くのに……」
隼人の寝顔見るの久しぶり…かわいい寝顔やな…自然と笑みがこぼれる…2006-07-30 21:13:00 -
630:
唯
「隼人〜起きて!寝室で寝な風邪引くで!」
「ぅん゙〜あぁ〜唯やぁ〜」
ちょっぴり目を開けて唯に気付くと唯を抱きしめた。2006-07-30 21:20:00 -
631:
唯
「隼人〜寝室で寝ないとッ!」
「もうちょっとこのまま…」
隼人は甘えん坊やな…こうやって優しく抱きしめてくれたのいつぶりやろ…幸せ…きっと隼人は安心したんやろう…唯が帰って来たから。不安やってんな…ごめんね隼人…2006-07-30 21:25:00 -
632:
唯
「どこにも行かんといてな…ずっと一緒におってな…」
「ずっとそばにおるよ…」
その日から幸せな生活が戻っていった。休みの日になると色んな所に連れて行ってくれてた。遊園地…買い物…旅行…一緒にいれるだけで幸せだった。2006-07-30 21:31:00 -
633:
唯
隼人と過ごす二回目の冬が近づこうとしている九月…
もうすぐ隼人と知り合って一年が経つね。その時はまだ隼人はホストで唯はお客さんだったけど…こうやって一緒にいれるなんてあの時は思ってもみなかったよ。2006-07-30 21:35:00 -
634:
唯
この時から二人の間に陰りが見え始めた…
夜の仕事辞めようかな…唯は悩んでいた。隼人は「辞めて」って言わなくなったけど…
「ねぇ〜隼人?唯…夜上がろうかなって思ってる…」2006-07-30 21:40:00 -
635:
唯
「えっ!?マジで?」
隼人めっちゃ嬉しそう…やっぱ辞めてほしかったんや…
「うん…昼間働こうかなって!でも給料下がるし自分の家の家賃も払えなくなるから全部荷物とかこっちに持って来なきゃ行けないけど…」
「全然いいやん!空いてる部屋あるし!ベットも置いてたら誰か遊び来た時泊まらせれるやん☆俺…めっちゃ嬉しいんやけど♪♪」2006-07-30 21:46:00 -
636:
唯
隼人の笑顔を見て唯は決心がついた…
隼人のためにも夜上がろうって…
その日、仕事終わって麗奈をご飯に誘った。
「唯〜そんな改まって何よぉ〜!麗奈に告るつもり?好きですって♪そんな事分かってるってぇ(笑)ダーリン居るから付き合う事は無理やでッ♪(笑)」2006-07-30 21:52:00 -
637:
唯
「あほちゃう;あんた(笑)まっ!麗奈取ったら永久くんに怒られるけどね〜」
そう!麗奈は付き合ってた彼氏と別れて永久くんと付き合っていた。麗奈はホストの彼女を選んだ。決心したあんたは強かったね〜うちらが止めても聞く耳持たなかったもんねぇ!でも永久くんは麗奈を大事にしてくれてるから安心なんだけど。2006-07-30 21:58:00 -
638:
唯
「そんな事より…どうしたん?結婚するとか?」
「違うよ……唯…夜上がろうと思って…ずっと悩んでたんやけど今日隼人に話して決心ついた。」
「えっ…………マジで?嫌やぁ〜麗奈寂しいやん↓↓」2006-07-30 22:01:00 -
639:
唯
「唯だって寂しいよ……今の仕事やり甲斐あるし、しんどいけど好きだし…辞めて後悔するかもしれん…って考えるとやっぱ悩む…でも隼人は辞めてほしそうやねん。隼人もホスト辞めてくれたし唯もそろそろ…」
「麗奈は嫌や……唯が居ない店なんて考えられへん…」2006-07-30 22:06:00 -
640:
唯
「麗奈………」
麗奈は目に涙をいっぱい溜めて引き止めてくる…
「麗奈…?泣かんといて?本間に辞めるか考えるから。」2006-07-30 22:09:00 -
641:
唯
嫌がる麗奈を見て決心が揺らいでしまった…本間に優柔不断やわ私…
「本間にッ!?また考え直してくれるん?よかったぁ…」
「もうちょっとだけ考えるわ…仕事が嫌で辞めるわけじゃないし…唯自身も悩むし。また相談乗ってね☆」2006-07-30 22:13:00 -
642:
唯
その日、麗奈と別れて家に着いて考えていた…
どうしよう…隼人に言っちゃったし…正直辞めたくはなかった。でも隼人とのこれからを考えたら辞めた方がもっとうまくいく様な気がして………
とりあえず明日起きてからゆっくり考えよう…寝ようとしても寝付けなかった。2006-07-30 22:20:00 -
643:
唯
ピッピッ…ピッピッ…
あ〜もうこんな時間や…携帯のアラームを止め、朝食を作る。
「あぁ〜あんま寝れんかった…頭痛い;」2006-07-30 22:23:00 -
644:
唯
朝食と隼人のお弁当を作り終え隼人を起こす。
「おはよぉ〜眠たい;」
「おはよ〜唯も眠たい;」2006-07-30 22:25:00 -
645:
唯
「昨日、麗奈ちゃんに話したんやろ?いつ辞めるん?」
ヤバっ…聞かれると思ったけど…
「話したよ〜いつ辞めるかはっきり決めてない…」2006-07-30 22:28:00 -
646:
唯
「早く辞めてな〜!早くせなお前優柔不断やねんから決心鈍るやろ;」
分かってますやん;もうすでにそうなんですけど…そんな事絶対言えない…
「そうやね…」2006-07-30 22:31:00 -
647:
唯
「飛ぶつもり?」
「いや…それは出来ない!唯そんなんしたない…お世話になってるしちゃんと話して辞めたい…。」
「そんなんで辞めれるんか?簡単に辞めさしてくれへんやろ…」2006-07-30 22:34:00 -
648:
唯
「まぁね…(f^_^;)」
「早めに話す事が先決やな…今日話せよ!」
「ぅ…ん…」2006-07-30 22:36:00 -
649:
唯
隼人を送り出した後、ベットに横になって考えていた。
どうしよ…;考えても考えても答は見つからなかった。決心したつもりやったのに…情けない…;
仕事に行くタクシーの中でまた考えていた。家を出る時、「今日話せよぉ♪♪」って笑顔で送り出された時の隼人の笑顔が頭から離れない…2006-07-30 22:42:00 -
650:
唯
仕事に行くの憂鬱や…麗奈には引き止められるし…隼人には辞めろって言われるし…私はどうしたいんやろ…自分でももう分からなくなっていた…
唯は嫌な事から目を背ける…悪い癖。そんな性格から仕事の事はないがしろにしていた。そんなある日…2006-07-30 22:50:00 -
651:
唯
「なぁ〜お前さぁ…いつになったら辞めるん?話してないやろ?いい加減にせぇよッ!!」
隼人が聞いて来た。当たり前やんな…曖昧にしてるからね…隼人が怒るのも言うまでもない。
「ごめん…実はまだ話てないねん…」
「そんな事と思ったわ…お前が辞める言うてんからなッ!俺かてホストまたやりたくなった時あったけどお前おるし不安にさせたなかったからせんかってん!俺やって我慢してんからお前もちょっとは我慢してや…」2006-07-30 22:56:00 -
652:
唯
「じゃあホスト戻ったらいいやん…」
「あ゙?意味分からんお前…自分の女が仕事とは言え違う男といちゃついてて嬉しいやつがどこにおるんか?普通夜上がってほしいに決まってるやろ…」
「そうやね…ごめん…」2006-07-30 23:00:00 -
653:
唯
「ごめんじゃなくて……辞めるねんなっ?」
「……分からん…」
ドンッ……
「お前いい加減にせぇよ!」2006-07-30 23:02:00 -
654:
唯
壁を叩いて出ていってしまった…
元はと言えば、唯が言い出した事…期待させて隼人が怒るのも当然やんね…ごめんなさい…
《隼人ごめんね…自分から言い出したのにこんなんで…隼人に今まで我慢させてたし辞めるべきやね…今日店長に話てくるね!夕食出来てるから帰って来たら食べてね!》夕食を済ませ隼人にmailを送り仕事に向かった。2006-07-30 23:12:00 -
655:
唯
♪♪mail受信♪♪
《怒ってごめんな…唯ありがとう!本間に嬉しい!俺、不安やってん…でももう安心出来るな!辞めたら今まで以上に長い時間一緒におれるな☆辞めるまで頑張ってな!本間にありがとう☆大好きやで!》
隼人からmailが入って来た…やっぱり辞めなきゃ!心残りやけど…やっと決心ついた!いつかは辞めようと思ってた仕事…こんなに早く辞めるとは思ってなかったけど…大好きな仕事だけど…隼人の為なら大丈夫…2006-07-30 23:20:00 -
656:
唯
店に着き店長に話をした。
案の定止められた…
「もうちょっと考えて…また明日話しよう。」
こうやって言われる事ぐらい分かっていた。何言われても、何回止められても、もう曲げる事はない…決めたから…2006-07-30 23:25:00 -
657:
唯
「麗奈☆今日ご飯行こう!」仕事が終わって麗奈をご飯に誘った。
「麗奈〜唯な、やっぱ辞める事にした!店長にも今日話したし…まぁ、止められたけどね;」
「そっかぁ…決めたんやね。唯言い出したら何言っても聞かんもんね!頑固やしな;でも寂しいね…」2006-07-30 23:38:00 -
658:
唯
「うん…寂しいね…でも辞めても友達には変わらんやん☆うちにいつでも遊びおいでな♪」
「ぅん♪毎日邪魔しに行ったるわ☆」
「毎日はやめて…(笑)」2006-07-30 23:41:00 -
659:
唯
色んな話をして楽しんでたら唯の携帯が鳴った。
♪♪…♪♪…♪♪…
知らん番号や…誰やろ…客かな…?2006-07-30 23:51:00 -
660:
唯
いつもやったら仕事終わって客と知らない番号は出ないのに今日はなぜか気になって電話に出た。
出なければよかったかな…
「もしもし…?」
「もしもし…」2006-07-30 23:54:00 -
661:
唯
出たのは女の人やった…
まさか…
「誰……?隼人の元カノ…?」
「そうやけど!」2006-07-30 23:56:00 -
662:
唯
「はぁ?何の用?あんたと話す事ないねんけど!てか何で唯の番号知ってんの!?」
「隣で今、隼人寝てるんやんかぁ!だから携帯見てあんたの番号分かってん!」
えっ…………?今何て……?この子何言ってるの…?2006-07-31 00:00:00 -
663:
唯
「あんた何言ってんの?隼人があんたの隣で寝てる?そんなわけないやん;ばかじゃない!?」
「本間やしな!ななの家に居るからッ!あんたが仕事行ってる間、隼人はななに会いに来てるんよ?知らんかったん?かわいそう〜(笑)」
「嘘……そんなのッ……そんなの絶対嘘に決まってる…」2006-07-31 00:06:00 -
664:
唯
「嘘ちゃうしな!!今実際、隣で寝てるねんからッ!てか何の用って?あんた仕事辞めようとしてるやろ?迷惑やねんけどッ!ななと会う時間減るやん!!ずっと仕事続けとけよッ!本間は隼人と別れてほしいけど…中々別れへんから、ななは我慢する事に決めてん!!ちょっとでも会いに来てくれてななは幸せやねんッ!あんた彼女やねんから欲張らんといてや!ななの幸せ奪わんといて!」
2006-07-31 00:13:00 -
665:
唯
「何言ってんの…あんた…隼人隣にいるなら代わってよッ!」
「無理ッ!隼人寝てるし!」
「代われ言うてんねんッ!!」2006-07-31 00:16:00 -
666:
唯
「無理なもんは無理やねんッ!!寝てる言うてるやろッ!?聞こえへんのッ?」
「起こせばいいやろッ?あんた唯に電話してるのバレたくないから代わられへんねやろッ?きしょいなぁ!」
「だから何?」2006-07-31 00:19:00 -
667:
唯
何なん?この子……腹立つわ!!!
「別れたるから代われやッ!」
「……それなら代わったるわッ!」2006-07-31 00:21:00 -
668:
唯
本間に居るの…?居ないよね…?ねぇ?隼人…お願い…出ないで…
「はい……もしもし…?」2006-07-31 00:24:00 -
669:
唯
「何でよッ………グスッ…何で出るんよッ…何してるんよ……最低や……」
「えっ………?唯……!?」
「何で元カノと会ってるん?本間に最低や…」2006-07-31 00:27:00 -
670:
唯
「ちゃうねんッ!!唯ッ!聞いてやッ!!」
「別れよ…………」
「えっ…ちょっ…」2006-07-31 00:29:00 -
671:
唯
電話を切ってそのまま電源を落とした…
「唯…大丈夫………?」
麗奈が心配そうに唯の顔を除く…2006-07-31 00:32:00 -
672:
唯
「……っ…うっ…うわぁ〜ん…」
溢れ出る涙を止められなかった…
《別れよう》付き合って一度も言った事のない言葉…唯の口から言いたくなかったな…何で言わせる様な事するの…?《唯の嫌がる事はしない》あれは嘘やったん?
何でなんよ……何でこんな事するの……?もう唯は限界だった。隼人…?ごめんね…もう唯は耐え切れない…そんなに強くないんだよ…ずっと一緒にいたかったのに…でも唯にはもう無理や…2006-07-31 00:44:00 -
673:
唯
今日は疲れたのでここまで??終盤なのでもうすぐ完結すると思います??もう少しお付き合い下さい?
2006-07-31 00:46:00 -
675:
名無しさん
この男最低やン!!
2006-07-31 05:50:00 -
676:
名無しさん
本間隼人最悪(。_。)?かわいそすぎる??
2006-07-31 08:12:00 -
677:
名無しさん
めっちゃ気になるぅ!頑張って完結してやぁ!!
2006-07-31 10:59:00 -
679:
唯
「唯………」
「麗奈ごめんなぁッ…帰ろっかっ…えへっ(笑)」
「無理して笑わんでいいから…うち泊まり来る?」2006-07-31 13:38:00 -
680:
名無しさん
この男は変わらんで
やり直したくて追い掛けたのにやってる事は最悪2006-07-31 13:40:00 -
681:
唯
「麗奈ありがとう…でも一人になりたいから今日は唯んち帰るわ…ごめんね心配かけて…また連絡するね!」
「無理したらあかんよ!!何かあったら必ず連絡して!」
「ぅん……ありがとう…」
タクシーまで見送ってくれた麗奈は心配そうにたたずんでいた。麗奈、迷惑かけてごめんね…2006-07-31 13:43:00 -
682:
唯
マンションの下に着きエレベーターに乗り込む…
7階に着き唯の部屋の前に人影が見えた…
「唯ッ!!!」2006-07-31 13:48:00 -
683:
唯
隼人や…慌ててエレベーターまで走ってボタンを押す…
ガチャンッ…
「唯…何で逃げるん?話聞いてや…」2006-07-31 13:51:00 -
684:
唯
間に合わなかった…
言い訳なんて聞きたくなかった…
「…………………………」2006-07-31 13:52:00 -
685:
唯
「何で黙ってるん…?何か言ってや…」
「……言いたい事なんて何もないッ…」
「唯、誤解してる…俺の話聞いてや…」2006-07-31 13:55:00 -
686:
唯
唯の手を握りエレベーターから引っ張り出す…
「触らんといてよッ!!早く帰って!!顔も見たくないッ!」
そして唯は部屋の方へ歩いて行った。2006-07-31 14:00:00 -
687:
唯
「唯ッ!!待てって!!!」
私の腕を掴んで離そうとしない…
「……何で分からんのよ…ぅっ…離してって…っ…」2006-07-31 14:02:00 -
688:
名無しさん
リアル?早く完結たのしみにしてる
2006-07-31 14:13:00 -
689:
唯
「絶対離さへん!!誤解やねんて…あいつが電話して来て会いたい言うから…会う事も出来ないってキッパリ断ってん…あいつ俺んちまで来て、泣き出して…送って行ってん…ただそれだけやねんて!!」
「ほっとけばいいやん!!隼人が構うからあかんねん!あの子が隼人から離れられんのは隼人が悪い…」
「俺しかおらんって泣いてすがって来られてお前はそんな人をほったらかす事できるんかッ!?」2006-07-31 14:13:00 -
690:
唯
「……出来る…一番大切な人を失うぐらいやったらほったらかす事ぐらい簡単に出来るッ…」
「お前が俺の立場になったら分かるわ…出来へんって…でも俺はあいつに好きとか言うた事もないし何の感情もないねんッ…これだけは信じてや…もう二度と会わへんッ!!お願いやから別れるとか言わんといて…」2006-07-31 14:19:00 -
691:
唯
「会わないって何回言うた?何回約束すれば気が済むん?あんた結局口だけやん!!もう連絡もしてこんといて!!ここにもこんといて!!もう二人で勝手にして…さようなら…」
「唯…待って…嫌や…」
バタンッ……2006-07-31 14:23:00 -
692:
唯
玄関の扉を閉めた途端、大粒の涙が流れ出す…
ポタッ…ポタッ…
「…っ…うっ…う…」
何でこんな事になるんよ…それでも隼人が大好きだった。心のどこかで隼人を信じていた。でももう限界だよ…唯、頑張れない…複雑な気持ちでどうしたらいいのか分からなかった…2006-07-31 14:32:00 -
693:
名無しさん
頑張って?早く早く?
2006-07-31 14:34:00 -
694:
名無しさん
更新してる最中に早くとかわざわざ書くなや。うざいねん
2006-07-31 14:36:00 -
695:
唯
ピンポーン…ピンポーン…
ドンドンドンッ…
さっきから鳴り止まない…ここで扉を開けたらまた許してしまいそうで…好きなのに…苦しかった…扉を開けたくて…ギュッと拳を握り自分の気持ちと葛藤していた…開けちゃだめ…きっとまた同じ事の繰り返しだから…我慢しなきゃ…2006-07-31 14:38:00 -
696:
唯
何度も扉を開けに行こうと思った…何度も何度も……でも出来なかった。今までの自分だったら開けに行ってたと思う…
きっと私の気持ちは、隼人との《終わり》を迎えたかったのかもしれない…
楽になれる…?後悔しない?何度考えても答なんか見つからなかった。2006-07-31 14:44:00 -
697:
唯
気がつけばインターホンの音は止んでいた…
隼人帰ったんかな…ホッとしたのと、ちょっと寂しさも感じた…
自分の気持ちが頭で分かってる事についていけなくて自分自信を追い詰めて行く事になる……隼人…?唯は正しかった?間違ってた?あの時どうしたらよかった?唯は未だに分からないよ…2006-07-31 14:54:00 -
699:
唯
「あ゙〜しんどい…はぁ…」
泣き疲れたのか昨日の格好のまま寝てしまっていた。
夢であってほしい…その願いはもろくも散って行った。
携帯の電源を入れると隼人からのmailの嵐…2006-08-01 01:51:00 -
700:
唯
一つ一つ開けていく…
《唯ごめんな…傷付けてしまって…本間に反省してるから別れるとか言わんとって…》
《電源切れてる…唯と話したい…起きたら電話して…頼むから俺から離れて行かんといてくれ…俺の話聞いてや…》
《俺納得行かへん!別れたない!唯おらな死んでまう…生きてる意味ないし…お前おらなあかんねん…唯に会いたい…》2006-08-01 01:58:00 -
701:
唯
「はぁ………」
こんなん言われても唯はどうしたらいいの?何度も許して来た…でも結局直らんやん…もう信じられへん…好きなのに…しんどいよ…好きだけじゃあかんのかなぁ…
隼人とのこれからを考えても先が見えなかった。また辛い思いするんかな…って。でも…嫌いで別れたわけじゃないから…隼人は納得してないから…このまま隼人と別れたら後悔が残りそうで…それも唯には辛かった。どっちみち辛い思いしなきゃいけない…どっちが幸せなの…?唯には分からなかった…2006-08-01 02:13:00 -
702:
唯
夕方…仕事の準備をしていると携帯が鳴った。
♪♪隼人♪♪
きっと仕事終わったんや…2006-08-01 02:15:00 -
703:
唯
「はい…もしもし…」
唯は出てしまった。
「よかったぁ…出てくれて。唯と話ししたくて…俺の気持ち聞いてほしくて…」2006-08-01 02:17:00 -
704:
唯
「気持ち?別にどーでもいいし;唯は話す事ないし話したければ話したら?」
隼人に冷たい態度で接した…どう接したらいいか分からなくて…でも優しくしたら隼人を許してしまいそうで…
「怒ってるやんなぁ?本間にごめん…」2006-08-01 02:20:00 -
705:
唯
「話しってそれだけ?もう切るで?」
冷静な口調で淡々と話す。
「待って!!切らんといて…頼むから…」
隼人は弱々しい声で話す。 ごめんね隼人…本間は優しくしてあげたいんよ?許してあげたいんよ?でも唯はどうしたらいいか分からんねん…2006-08-01 02:24:00 -
706:
唯
「なら早く話してや!唯忙しいねん!」
「ごめんな…俺の事嫌いになったん?」
「あんたなんか嫌いやで!」 本間は嫌いじゃないねん…好きやねんで?こんな事いいたくないよ…2006-08-01 02:26:00 -
707:
唯
胸が張り裂けそうで苦しかった…泣きそうやった…目にいっぱい涙を溜めてグッと我慢した。
「そうやんな…嫌いになるわな…でも俺…唯の事好きなのにあほな事ばっかして傷付けてしまって…自分で何やってんねやろって思う…俺はこんなんで簡単に別れたくない…」
「あんたが悪いやん…別れる様な事したのあんたの方やん…今更そんな事言うても無駄やで…切るわ!」2006-08-01 02:32:00 -
708:
唯
「……っ…うっ…ごめんねっ…隼人ッ…っ…」
冷たい態度取るのもしんどかった…胸が苦しかった。電話を切った後押さえてた感情が一気に涙とともに溢れ出した…
隼人ごめんね…好きだよ…会いたいよ…2006-08-01 02:35:00 -
709:
唯
隼人にmailを送った…
《唯んちこんといてな!うち来たら電話も出らんし引っ越すで?もう二度と関わらん様にするから!来たら知らんで!》
家に来られたら扉を開けてしまいそうで…泣いてしまいそうで…強い自分でいられる自信がなかった…2006-08-01 02:39:00 -
710:
唯
♪♪mail受信♪♪
《分かった…約束する。絶対家には行かない。だから電話に出らんとかやめてな…引っ越して音信不通とか俺どうしたらいいか分からんくなるから…》
今の隼人は弱かった…今すぐ会いに行って抱きしめたかった…許せない自分がすごい嫌だった…2006-08-01 02:42:00 -
711:
唯
それから隼人は毎日電話をかけてきた。出たらあかん…って思いながらも声が聞きたくて、隼人と繋がってたくて…気付けば通話ボタンを押していた…それでも唯の態度は変わらなかった。電話を切っては泣く日々が続いた…私は何がしたいんやろう…考えても分からなかった……
そんな毎日が続いたある日…ポストを開けると一通の手紙が入っていた。宛名は隼人からだった。2006-08-01 02:49:00 -
712:
唯
手紙の内容はこうだった。
《唯へ………俺は別れようって言われた日から色々考えてん。辛い思いさせた俺が全て悪い…このまま別れた方が唯のためにはいいかもしれん。でも俺は唯が居ない毎日に堪えられへん。唯を手放す事はやっぱり出来へん。好きで好きでたまらんねん…なのに傷付ける様な事ばっかして本間にどうしようもないアホやねん…でも本間に唯が好きや!冷たくあしらわれても好きで好きでどうしようもないねん!別れるなんて絶対嫌やねん…唯が嫌がっても、俺の事、気持ち悪がっても分かってもらえるまで頑張るから…会ってもらえるように頑張るから…俺の事信じてください…》2006-08-01 03:24:00 -
713:
唯
ポタッ…ポタッ…
「うっ…う…うわぁ〜んっ……うぅっ……っ…」
苦しいよ…辛いよ…誰か教えてよ…唯どうしたらいいの…2006-08-01 03:52:00 -
714:
唯
手紙の字が涙で滲む…
「隼人ッ…唯もまだ好きだよ…嫌いなフリなんてしたくないよ………」
手紙を読み終えた唯は崩れ落ちた…2006-08-01 03:59:00 -
715:
唯
♪♪隼人♪♪
隼人や…急いで電話に出た
「唯…?俺、手紙書いてんけど…もう届いてる?」2006-08-01 04:01:00 -
716:
唯
「隼人…唯なッ…………」
自分の本当の気持ちを言ってしまいそうになった…ダメや…言っちゃダメや…気付かれない様に大きく深呼吸をする…はぁ……
「読んだけど何?」2006-08-01 04:05:00 -
717:
唯
「俺の気持ちちょっとでも伝わったかなって…」
「こんな手紙とか書いても無駄やで。」
「俺…本間にお前が好きやねん…分かってや…」2006-08-01 04:06:00 -
718:
唯
「はぁ…?分かるわけないやん!迷惑やねんッ…本間にあんたは…………きしょいねんッ…っ…ぅっ…」
その言葉を言った後、泣き声をあげてしまった…
「唯…………?泣いてるん?」
「泣くわけないやん!もう切るわ!」2006-08-01 04:12:00 -
719:
唯
「プーッ…プーッ…プーッ…」
思わず切ってしまった…泣いてるのがバレたかな…
唯の精神状態は限界だった…答はまだ見つからない…いや…もう見つかってる…ただ気付かないフリをしているだけだった…2006-08-01 04:15:00 -
720:
唯
ただそれが間違いなのか…正しい答なのか…分からなかった…
でも…隼人にこれ以上辛い思いさせられない…唯が半端な事してるから…きっと隼人も傷付いてる…好きな人をこれ以上苦しめたくない…
唯の答は出たから…ちゃんとしなきゃ…2006-08-01 04:20:00 -
721:
唯
「隼人、今日会える…?会って話そう…」
「分かった…ありがとう…」
《別れる》この言葉を言ってから一ヶ月経ったあの日、唯は隼人に会う事を決めた。《答》を見つけたから ……もう逃げない……
そう決心して隼人が待つ家に向かった…2006-08-01 04:32:00 -
722:
唯
今日はここまでッ??もうすぐ完結すると思います?多分…?みなさん後少しお付き合い下さい??
2006-08-01 04:35:00 -
723:
名無しさん
????????????????????????
2006-08-01 04:59:00 -
724:
さり
めぇ?っっちゃ気になる?
頑張って書ぃてねぇ?2006-08-01 05:38:00 -
725:
名無しさん
頑張って(ノ∀`?)?
2006-08-02 02:56:00 -
727:
唯
隼人との家…久しぶりやな…
ピンポーン…
ガチャッ…2006-08-02 13:20:00 -
728:
唯
久しぶりに見る隼人の姿…世界で一番会いたかった人…
「唯…久しぶり…会いたかった…」
唯も会いたかったよ…2006-08-02 13:21:00 -
729:
唯
「久しぶり…」
「何で鍵持ってんのにインターホン鳴らすん?勝手に入って来たらいいのに…(笑)」
あっ…そっか…でももう…自分んちじゃないし…つい一ヶ月前まで住んでたこのうちも他人の家と一緒の様に思える…2006-08-02 13:26:00 -
730:
唯
「いちお別れたからさ…」
「そっか……あがって☆」
一瞬、隼人は悲しい顔をしたけど、笑顔で迎え入れてくれた。2006-08-02 13:29:00 -
731:
唯
何も変わらないこの部屋…うちらの関係は変わったのに…この家を見ると色んな思い出が甦る…
「唯…唯って!何ボーっとしてるん?」
「何か懐かしいなぁと思って…(笑)」2006-08-02 13:33:00 -
732:
唯
「最近まで住んでたやん(笑)」
「そうやけど…(笑)」
会話がぎこちない;一ヶ月でこんなに変わるもんなんや…電話では話せるのに…2006-08-02 13:37:00 -
733:
唯
「唯…?俺の気持ちから話していい?」
「ぅん…いいよ…」
緊張する…なぜか緊張していた…2006-08-02 13:49:00 -
734:
唯
「俺な…ななはもう切ってん!これは本間やで!電話して聞いてくれてもいいし!ななにも中途半端な事して悪いと思ってる。寂しさを埋めるためにななに会ってたかもしれん…あの日、けじめつけようと思って、ななに会いに行ってん。お前が店辞めてくれるって言ってくれたから。俺、本間に嬉しかった…ななとはもう会わないって言ったらあいつが泣いて暴れて…一回でも好きやった女やしほっとく事出来へんかった…ななを説得させなまた連絡してきたり家来たりする様な女やから…あの日ななと話して疲れて寝てもうてん…納得したって思ってたら俺が寝てる間に唯に電話してて…俺…」
2006-08-02 14:09:00 -
735:
唯
「あの日の事は…もういい…分かったから…」
隼人があの子の名前を言うたびに胸が苦しくなった…あの日の事を聞いても《言い訳》にしか聞こえなかった…2006-08-02 14:18:00 -
736:
唯
ごめんなさい?ここまでです?体調悪いのでちょっと寝ます?また今日夜にでも更新出来たらしますね?少なくてごめんなさい?
2006-08-02 14:21:00 -
737:
?ゅりぇ?
りんさん頑張れ?
ぃっも見てるカラ頑張って下さぃ?2006-08-02 19:38:00 -
738:
唯
?ゅりぇ?さん?ありがとうございます??唯の本名覚えてたんですね?ちょっとビックリしました??また読んで下さいね??
今から更新します??2006-08-03 11:15:00 -
739:
唯
「唯、信じてくれる?」
「……………そんな簡単に信じる事なんかできない。」
「そうやな………でも俺は嘘はついてない!」2006-08-03 11:22:00 -
740:
唯
「理由がどうであれ隼人はあの子に会いに行ったやん?何であの日なん…?唯が夜上がるって決めた日やで?大好きな仕事辞めるって決めたんやで…隼人のために…唯にとってはすごい大事な事やってん!めっちゃ悩んだし…仕事も頑張ってたのに。唯が辞めたら隼人ともっとうまくいくって思ったから…それなのに何であの日に会うん?何であの日なんよ…ショックやったわ…」
2006-08-03 11:34:00 -
741:
唯
「ごめんな…」
「ぅん…もういいよ…」
「何がもういいん?」2006-08-03 11:37:00 -
742:
唯
「あの日の事、今更言ってもあの日は戻って来ないからね…」
なぜか冷静だった…言いたい事はたくさんあったはずなのに…
「………本間にごめん。俺反省してるから……唯に会えなくなって、めっちゃ考えてん。やっぱり俺には唯が必要やねん!唯じゃないとあかんねん!お前が離れて行くって思うと気が狂いそうや…唯が好きやねん!愛してんねん!こんなに人を好きになった事ないねん…お願いやから俺のそばにおって…俺、別れるとか納得いかへん!もう一回だけチャンス下さいっ!ヨリ戻してや…」2006-08-03 11:47:00 -
743:
唯
「…………………………」
言葉が出なかった。隼人の気持ちが嬉しかった。唯の事好きでいてくれてるよね?それだけは信じてるよ…2006-08-03 11:50:00 -
744:
唯
「唯………?俺の事嫌いになった?」
そう聞かれると思った…唯が出した《答》を言わなきゃ…後悔しない?今ならまだ考え直せるよ?大丈夫?自分の心に問いただす……
唯はもう決めたから…もう迷わない…2006-08-03 11:55:00 -
745:
唯
「隼人……ごめん。唯…隼人の事もう好きじゃない。ヨリは戻せない…ごめんなさいっ…」
そう…唯が出した《答》は《別れ》だった。本間は好きだよ…大好きだよ…でも本音を言えば隼人は諦めてくれない…引きずってほしくないから…好きだけど一緒に居てあげられないなら隼人に嘘をつこうと思った。嘘の気持ちを言おうと思った…それが…唯が隼人にしてあげられる最後の《優しさ》だと思ったから…2006-08-03 12:07:00 -
746:
名無しさん
いっつもいいとこでとめすぎ。納得いくとこまでかいてやぁ
2006-08-03 12:12:00 -
747:
唯
「えっ………嘘……嫌や…別れるとか絶対嫌や!!唯…お願い…離れていかんといて…」
隼人はすがるような目で唯に訴えかける…
そんな目で見らんとって…唯だって嘘つくの苦しいねんで…本音を言って楽になりたかった。でもそんな事したら唯も隼人も離れられなくなる…今日は絶対泣かない!そう決めてきたのに…目頭が熱くなる…ギュッと目を閉じて大きく深呼吸をした。《唯は大丈夫…強い子やから…》そう自分に言い聞かせた。2006-08-03 12:19:00 -
748:
唯
「隼人…もう無理やねん!気持ちが冷めてん!隼人の事好きじゃないねん!別れて重荷が取れてん!辛い思いせんで済むって思ったらめっちゃ楽になった。今までありがとう…」
隼人ごめんね…本間はこんな事言いたくないねん。でも…隼人のためやねん…分かってな…2006-08-03 12:25:00 -
749:
唯
「嫌や…お願いっ…」
隼人は泣いていた…抱きしめてあげたいけど…もう出来ないんよ…ごめんね…隼人…本間にごめんね…
「何言われても無理やねん!もう隼人とは無理やから!」2006-08-03 12:29:00 -
750:
唯
心が張り裂けそうやった。悲しくて、しんどくて…この場から早く逃げ出したかった…
「鍵…ここに置いとくな!」
鍵をテーブルの上に置いた…もうここに帰る事はない…そう思うと辛かった…2006-08-03 12:34:00 -
751:
唯
「俺達もう終わりなん?」
「そうやで…終わりやで!」
冷たく言い放って寝室に行きクローゼットから荷物をまとめる。2006-08-03 12:37:00 -
752:
唯
「隼人ごめんねっ…」
そう小さく呟くと涙が溢れ出した…急いで荷物をまとめた後、涙を拭いて隼人がいるリビングへ向かった。
「他にも唯の物あるけど必要ないから捨てといて。」2006-08-03 12:41:00 -
753:
唯
「唯…待って…俺、嫌や…別れたくない…」
「隼人今までありがとう…」
これ以上ここに居たら隼人の前で泣いてしまいそうで…心が揺らいでしまいそうで…怖かった。2006-08-03 12:44:00 -
754:
唯
「嫌や…」
隼人は唯の手を掴んで唯を引き止める。
「隼人離して!触らんとってよ!もう終わりやねん!唯帰るわ!バイバイ…」
この手を離したくない…一瞬ためらったけど…思いを振り切るかの様に隼人の手を引き離した…2006-08-03 12:49:00 -
755:
唯
「唯待って…唯が好きやねん離れたない…」
唯の後を追って来ようとする隼人に「こんといてっ!!」隼人を睨みつけ冷たく言い放った…2006-08-03 12:52:00 -
756:
唯
「唯お願い…待っ…」
バタンッ…
玄関の扉を閉めた…やっと終わった…唯、頑張ったよ… 隼人を傷付けてしまったけど…これでよかったんよ…唯は間違ってない…2006-08-03 12:58:00 -
757:
唯
泣きながら隼人のマンションが見えなくなるまで精一杯の力を振り絞って走った…
「はぁ…はぁ…はぁ…」
地面に座り込んだ…2006-08-03 13:01:00 -
758:
唯
「隼人ッ…ずっと一緒にいたかったよ…気持ちに応えてあげられなくて…ごめんね…今までありがとうっ…」
拭いても拭いても溢れ出る涙を止められなかった…2006-08-03 13:06:00 -
759:
唯
隼人…?唯の本音聞いてくれる?ちょっとだけ聞いてね…別れてから毎日?電話かけて来てくれてありがとう…唯、本間は嬉しかったんよ…何でいつもすぐ切ろうとしてたか分かる?隼人の弱々しい声を聞くたびに本音を言ってしまいそうで…隼人のとこ戻ってしまいそうで…それじゃダメだって…隼人との《別れ》を受け入てた自分がいたんだ。冷たい態度取って隼人から去って行くの待ってたんだよ?自分から隼人の元から去れなかったから…だって唯は隼人の事好きだもん。大好きだもん。隼人が諦めるまで…少しの間だけでも繋がってたかった…他の人に取られたくなかった…唯だけ見てほしかった…でもそんなの我が儘だよね…隼人とはやり直せないって思ったから…これ以上隼人を傷付ける様な事しちゃいけないって思った。やっぱり隼人を許す事は出来なかった…好きでも許せない事ってあるんだね。隼人と別れた方が幸せになれる。そう思ったから…今日、別れを告げに会いに来ました。
2006-08-03 13:20:00 -
760:
唯
隼人…大好きだよ…愛してるよ…唯と過ごした日々を忘れないで…唯は隼人といれて幸せでした…今まで本間にありがとう…
2006-08-03 13:32:00 -
761:
唯
伝わる事のない想い…
心に閉まって後ろを振り返る事なく歩き出す…2006-08-03 13:47:00 -
762:
唯
隼人…さようなら2006-08-03 13:48:00 -
763:
唯
「唯〜;いつまでここにいるつもり(-_-)?」
「ごめん…すぐ出て行くから;」
あの日から唯は愛の家に居候していた。自分の家を出て新しい家を見つけるまでっていう約束で。一人で居たくなかったし唯の家に隼人が来るかもしれないって思ったから…2006-08-03 13:53:00 -
764:
唯
「もう一ヶ月以上ここにいるやん?」
「今週中に家探すわ☆引越し資金もあるし☆」
「約束やでっ!」2006-08-03 13:55:00 -
765:
唯
約束通り一週間後、引越した。相変わらず夜も上がる事なく働いていた。でも隼人の事をふっ切る事が出来なかった…毎日、忙しくしてたら考えずに済んだ…一人になる時間をなるべく減らして…だけどやっぱり泣く日々が続いた…《別れ》を受け入れる事が中々出来なかった…隼人の事を思い出にしたくなかった…
2006-08-03 14:04:00 -
766:
唯
唯の時間は隼人と過ごした日々に止まったままだった…
そして二年の月日が経った2006-08-03 14:07:00 -
767:
名無しさん
????????????????????????
2006-08-03 14:14:00 -
768:
唯
愛は相変わらず亮くんの店に通っていた。彼氏が出来たりしたけどやっぱり亮くんが好きみたいで…ホストと客の関係から何の進展もないけど…(笑)そろ?諦めた方がいいと思うのは私だけ?……(笑)
亮くんはホストを続けていた。悩んでたけど結局辞めなかったみたいで…ずっと会ってないけど愛から話しは聞いてるから…元気そうで何よりです☆
麗奈と永久くんは二人で夜上がってめでたく結婚しました☆かわいい赤ちゃんも誕生して幸せそうです☆名前は《悠斗》☆ 「ゆい」の『ゆ』と「はやと」の『と』を取って《ゆうと》にしたと思ってるのは唯だけ?素敵な勘違いらしいです(笑)ですよね〜(笑)2006-08-03 14:22:00 -
769:
唯
そして私、唯はだらだらと夜の世界に居座ってます;もうそろ?引退しようかなって考えてる所です…隼人の事は自分から別れたのに未だに引きずっています…あの時、本音を言っていれば…って思った時もあるけど…何度も?会いに行こうと思ったけど…あの日から一度も会ってません…
2006-08-03 14:33:00 -
770:
唯
ねぇ…隼人?隼人は今何をしてますか?元気にしてますか?唯はあの日から隼人を忘れた日はないよ…隼人と出会って後悔なんてしてないよ…隼人もそう思ってくれてるかな…?隼人と別れて間違ってたかなんて分からない…唯はこの先もずっと隼人に片思いだけど…その想いを伝える事はないけど…これからも好きでいさせてね…?唯の事…忘れないで…一緒に過ごした日々を忘れないで…
ねぇ…隼人?隼人は唯を愛してくれてた?唯はそう思ってるよ…隼人が唯を愛してくれてたって…
唯は言えるよ…?
ずっとあなたを…愛してます。って…2006-08-03 14:56:00 -
772:
唯
今まで読んでくれてた方…完結までお付き合いありがとうございました??書くのが遅くてイラ?させてしまったかもしれません?ごめんなさい?文章も下手で読みにくかったかもしれません?最後どう終わらせたらいいか分からなくて変になっちゃったかもしれないけど…?今まで応援してくれたみなさん?ありがとうございました??
2006-08-03 15:04:00 -
773:
れおな
ずっと見てま∪たぁ??
完結ぉめでとぉござぃます???2006-08-03 15:05:00 -
774:
名無しさん
やり直すべきですよ。後悔してるやん。してからぢゃおそいし
2006-08-03 17:01:00 -
775:
名無しさん
お願いやからやり直して?もぉ2年も経ってるやん?もしまだ隼人がゆぃちゃんの事好きなら絶対やり直して今度こそ幸せになってほしぃ???
2006-08-03 18:09:00 -
776:
?ゅりぇ?
りんさん完成ぉめでとぅ?好きでも我慢しなぁかんって言ぅ気持ちめっちゃゎかるゎ???
でも付き合ぅ付き合わへんゎりんさんの勝手ゃからこれからの恋愛頑張って下さぃ?2006-08-03 18:55:00 -
778:
なぉ
完結おめ?ずっと呼んでたよ???
色んな後悔して人は前に進める?
うちも今彼氏と同じ様な感じなんで考えさせられる小説でした???2006-08-03 23:43:00 -
779:
名無しさん
りんやなくゆい
2006-08-04 01:13:00 -
781:
?さり?
?完結ぉめでとっ?
すごく切なくなったぁ?
ゅぃちゃんにはぃっぱぃ辛ぃ思ぃゃ苦しぃ思ぃした分幸せになってもらぃたぃです?
ほんとは隼人くんと幸せになってもらぃたぃのがさりの本音だけどぉ…?
さりの彼氏はホスです?
ゅぃちゃんと同じょぉな境遇だけど頑張ってるょ?
めげそぉになった時、ゅぃちゃんのこの小説を読み返すねぇ?
ほんとぉ疲れ様でしたぁ?2006-08-05 01:39:00 -
782:
前に素直に生きて下さいって書いた者です
完結おめでとう&長い間お疲れ様でした(^O^)完結して少し寂しい気持ちになりました(T_T)これからは辛い事を我慢せず、後悔せずに素直でいて下さい(_ _)私も唯さんの本名覚えてましたよ♪皆さんもそうだと思いますが、あえて出さなかったのでは(・o・)?
2006-08-05 04:22:00 -
783:
唯
さりさん?ありがとうございます??唯は隼人と出会って色々あったけど後悔はしてません??こんなに人を好きになれた事に感謝してます??さりさんの彼氏ホストなんですね?辛い事いっぱいあって信じられなくなったりすると思います?でも好きなら別れないで頑張って下さい?唯みたいに後悔してほしくないんで?幸せになって下さいね?
>>787さん☆前にカキコしてくれたの覚えてましたよ☆唯の中ですごく印象深かったんで…自分の小説読み返したんですけど…自分で言うのもなんですが結構、我慢強いなって思いました(笑)これからは素直に生きていけたらいいなと思います。 最後まで読んでくれてありがとうございました☆2006-08-07 21:50:00 -
784:
サラ
やっと読める事が出来ました!!パソコンからでごめんなさい 完結おめでとうございます〜♪唯さんの小説を読んでるとこっちも胸が締め付けられる思いがしました。それだけ伝わってきました。今の唯さんは素敵だと思います。ありがとう!!
2006-08-14 15:47:00 -
785:
ゅぅ
いっきに読みました??
今の自分と重なっててスゴクつらいデス(ノД`)
独りになると淋しさに耐えれず泣いてしまいます(*´д`*)
彼のコトを信じれない自分が大嫌いです。2006-08-15 03:51:00 -
786:
名無しさん
おつかれさまです('-'*)
ずっとよんでました☆
あれから新しい恋はしてないんですか?仕事は順調ですか?
続編書いてほしいなぁー2006-08-15 05:17:00 -
787:
名無しさん
私も一気に読みました?ヤバイ寝ないと?
途中何回も泣きそぅになるぐらぃ感動しました(>д2006-08-15 10:51:00 -
788:
唯
みなさんカキコありがとうございます?こんなに読んでくれてる人がいるなんて思ってなかったので嬉しいです??
サラさん?サラさんがカキコしてくれるの待ってました??一番最初にカキコしてくれたのはサラさんで、めっちゃ嬉しかったし、ずっと応援してくれて励みになりました??ありがとうございました??
ゆぅさん?信用する事って難しいですよね?信用出来ないからって自分を責めちゃダメですよ?信頼は二人で築き上げて行くものだと唯は思うから?好きなら手放しちゃダメですよ??幸せになって下さいね??
>>791さん?仕事は順調ですよ??隼人と別れて色々あったけど隼人以上に好きに人はまだいません?続編かぁ…そう言ってくれると嬉しいです?書きたくなったら同じ題名で書くと思うのでその時はまた読んで下さいね?
>>792さん?唯と似た状況ぽいですね?唯は偶然出会っても戻る事はないかと思います??後悔しない人生歩んで行って下さいね?読んでくれてありがとうございました?2006-08-15 16:08:00 -
789:
名無しさん
完結おめでとうございます?面白い小説ないかなぁって何気なく見たつもりがのめり込んで一気に読んでしまいました?
私自身弱い部分が隼人に似ています。自分は昼職で相手が夜だと不安や嫉妬で他に気持ちはないのに自分をコントロールする為に逃げたりしてしまうトコとか…?唯さんみたいな人を信じれる強さを持った人に憧れます?きっと素敵な女性なんやろなって思う?これからいい恋愛して幸せになってくださいね?
お疲れ様でした??2006-08-16 00:58:00 -
790:
そら
さっき全部見ましたぁ???涙が出てとても辛かったです??感動しました?
隼人さんにもっかい会って素直な気持ち言うべきだと思います??2006-08-19 18:52:00 -
791:
?あひる?
文章間違えてます??ごめんなさい??後りんちゃんも隼人くんの事を思ってるなら好きとはっきり言ってみるのはどうですか?2年たって好きって事はこれからりんさんが思ってる気持ちを伝えないまま終わったら後悔しませんか??少しでもすると思うなら頑張って気持ち伝えてほしいです?がんばれりんさん?
2006-08-20 10:16:00 -
792:
?桜?
前から読んでました??時間なくて読めなくて?今読み終ゎりました??めっちゃ泣きそぅになったぁぁ??唯チャン隼人くんとヨリ戻してほしぃ。。。頑張って気持ち伝ぇてほしぃ?
2006-08-25 04:33:00 -
793:
名無しさん
ぁたしの彼氏
2006-08-25 10:09:00 -
794:
悠斗
名前いっしょやん? びっくりしたわ??
2006-08-27 12:20:00 -
795:
唯
みなさん?ありがとうございます??この小説を書いてみんなの意見とか気持ちとかをカキコしてくれて唯は励まされたました??だから隼人に会う事に決めて会いました?最近色々あるのでまた小説を書こうと思います?最近の事なので唯もまだ結末はどうなるか分からないし、更新も遅いかもしれないません?
2006-09-19 00:41:00 -
796:
唯
題名は『ずっとあなたを…?』にします?
また呼んでくれたら嬉しいです??今から書いて行きます?2006-09-19 00:44:00 -
797:
名無しさん
めちゃ感動した
2006-10-22 05:43:00 -
799:
名無しさん
?
2006-12-04 03:02:00 -
800:
名無しさん
はやとゎ元カノとゃりなぉしてるゃろーな
2006-12-04 15:11:00 -
801:
名無しさん
この話の続編ってあるんですか?
2006-12-04 15:49:00 -
802:
名無しさん
あるょ??
2006-12-05 14:56:00 -
803:
名無しさん
ゆいさいこ????
2007-06-19 15:36:00 -
804:
名無しさん
.
2007-06-20 01:36:00 -
805:
名無しさん
素直が一番?
2007-07-15 13:38:00 -
806:
名無しさん
あ
2007-07-16 05:25:00