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1:
唯
隼人と出逢って、もう三年経ったね。世界で一番愛してるよ…
2006-06-23 15:13:00 -
200:
唯
「はや…と……?」
「……唯…久しぶり。」
ニコッと笑う隼人…久しぶりの隼人を見て涙が出そうになった。世界で一番会いたかった人…目の前にいる…
「久しぶり…元気…?」
「元気やで。唯も元気そうで…実は今日、愛ちゃんに呼び出してって頼んだの俺なんだ…」2006-07-10 01:11:00 -
201:
名無しさん
リアル?
2006-07-10 01:27:00 -
202:
唯
「えっ……そうなの?偶然だと思ったのに…」
「ごめんな…どうしても唯に会いたかったから…唯に話したい事あって。聞いてほしい…」
「うん。どうしたの?」
「俺……ホスト辞めたんだ。」嘘……どうして?あんなに頑張ってたのに。2006-07-10 01:40:00 -
203:
唯
204さん?ありがとう??頑張って書きますね?
2006-07-10 01:43:00 -
204:
唯
「どうして…?」
「昨日辞めたばっかで………唯のせいやで…」
唯のせい……夜遊び…?ごめんなさい…謝っても謝りきれないよ…
「……実はさ…」2006-07-10 01:53:00 -
205:
唯
「ごめんなさいっ…唯が悪いよね…サイトの書き込みでしょ?唯の名前出てたもんね…本間にごめんね…唯のせいでっ…」
あわてて言った。
「ちっ…違うよ……唯のために…かな///」
隼人は下を向いて恥ずかしそうに言った。
唯のため…?どうして?2006-07-10 02:02:00 -
206:
唯
「夜遊びの事…ごめんな…傷つけてしまって。でももう傷つける様な事しないから…俺やっぱり…唯の事好きだから。ホスト辞めたらもう一度自分の気持ち言おうって決めてたから。お前が何を言っても離さないから…」
2006-07-10 02:20:00 -
207:
唯
「隼人……唯もっ…好きだよ…出会ってから今までずっと…好きだったよ…」
隼人は抱きしめてくれた…遠回りしたね…でも…もう離さないでね…唯は絶対に離さないよ…何があっても…2006-07-10 02:31:00 -
208:
唯
隼人……唯やっと素直になれた。今日の事忘れないよ…幸せをやっと掴んだこの日…今日まで長かったね…これからも幸せが続くのかな…続いてほしかった…
2006-07-10 02:43:00 -
209:
唯
「一緒に帰ろっか!ハニー♪」「そうだね!ダーリン♪」
二人顔を見合わせて笑い合った後、手を繋いで長く続く一本道を歩いて行った。これから二人の未来もこんなに長いのかな。2006-07-10 02:49:00 -
210:
唯
久しぶりの隼人の家の玄関を開ける。
「ただいまぁ♪」
懐かしい隼人の家に行き喜びを隠せない…
「何ニヤ?してんの?(笑)」
「隼人の家、懐かしいなと思ったら嬉しくて♪」2006-07-10 03:05:00 -
211:
唯
「こっちおいで…もっと喜ぶ事あるから☆」
隼人が手招きしてソファーに座る。その隣に唯も腰掛けた。
「何〜?」
私がそう聞くとポケットから何かを取り出す…私の手を取りそれを置いた。
「…鍵……?」2006-07-10 13:30:00 -
212:
唯
「一緒に暮らそう…」2006-07-10 13:33:00 -
213:
唯
隼人……この日から二人の生活が始まったね。隼人と二人…やっと《幸せ》捕まえたね。これからもずっと一緒にいれるかなぁ…
2006-07-10 14:07:00 -
214:
唯
次の日、唯は隼人の家に荷物をまとめ家を出た。でも唯の家は借りたままにした。隼人とは色々あったから《同棲》に不安がなかったわけじゃなかったから。
2006-07-10 14:12:00 -
215:
唯
「ただいまぁ☆」
自分の鍵がある事が嬉しくて鍵を開ける事さえも嬉しくてたまらない。
「おかえり☆荷物結構あったやろ?」
「とりあえず服とドレス持って来た!後は宅急便に頼んだ☆」2006-07-10 14:16:00 -
216:
唯
唯はそのまま新地で働く事にした。隼人はというとホストする前の仕事に戻れる事になり来週から昼間働く事になった。二人の生活が逆転する…この時は何の不安もなかった。ただ明るい未来の光りだけを追い求めていた…
2006-07-10 14:21:00 -
217:
唯
「そっか☆まぁここの家の家賃は俺が払うし一時は唯の家はそのままにしといても大丈夫やろ☆」
唯の家の事はちゃんと話したら隼人も了解してくれていた。
「うん。ありがとう…」
「てかさぁ、唯は土日休みになった事やし今週の休みは遠出しようか☆」2006-07-10 14:28:00 -
218:
唯
「本間にぃ↑↑嬉しい☆どこ行く?」
「あんまり遠くには行けないけど…名古屋行く?」「行くっ!!めっちゃ楽しみ♪♪」
場所なんてどこでも良かった。隼人がホストの時はお客さんにバレない様にコソ?会わなきゃいけなかったから堂々とできる事が純粋に嬉しかった。2006-07-10 14:34:00 -
219:
唯
隼人は仕事始まるまで何もしてなかった。貯金もあったしどこにも出掛けず家に居た。私の仕事場まで送り迎えをしてくれていた。だから隼人は私と一緒に寝て起きる。隼人が昼間に起きるから唯も一緒に起きていた。そして旅行の前日…
2006-07-10 14:41:00 -
220:
唯
昼間に起きて昼食を作っていた。
「ブーブーブーブー」
はぁ………またや…隼人の携帯…鳴り止まないし…隼人はホストの時から携帯を二台持っていた。仕事用の携帯をまだ解約してない…バイブにして出てないみたいやけど持ってる必要あるの?携帯が鳴るたびに不安が募る。2006-07-10 15:03:00 -
221:
唯
「唯〜飯まだぁ?」
携帯の事なんて気にも留めず隼人が言う。唯は不安なんですけど…気付けよ…
「もう出来るからちょっと待ってて!!!」
「何で怒ってるん?俺が手伝わんから?」
寝転んでた隼人はキッチンの方へ歩いて来た。2006-07-10 15:09:00 -
222:
唯
「こっち来なくていいから;怒ってないし座ってて!!」
不安が怒りに変わり隼人に冷たく当たる。
リビングに出来上がったオムライスを持って行く。
「いただきます…」
隼人を睨みつけながら食べる前の挨拶を小声で言った。2006-07-10 15:14:00 -
223:
唯
「《いただきます》は元気よく☆ってかぁ!!!オムライスに愛がない……ケチャップがハートじゃない…」
「はぁ?お前は子供かっ!!黙って食えっ!」
「はぃ……↓↓」
「素直でよろしい☆いい子でちゅねぇ〜坊や♪」
……笑 隼人に怒ってもすぐ笑ってしまう。怒ってるのが馬鹿らしくなってくるから。でめその時は良くても不安は中々消えるもんじゃない。笑っても問題が解決するわけじゃないんだから。2006-07-10 15:24:00 -
224:
唯
旅行当日…晴天☆
「唯た〜ん?準備はいいかい?」 「ΟΚで〜す☆」
「では☆出発〜?」
「進行〜♪♪」
隼人の愛車に乗り込み、二人仲良く名古屋への旅へ☆2006-07-10 15:37:00 -
225:
唯
車の中では大合唱♪♪
小学生かっ!!てぐらいに(笑)
車の中で騒いでいるとあっという間に名古屋に着いた。昼過ぎだったのでまずは昼食をとる事にした。
「やっぱ名古屋名物食べなあかんやろぉ!」
「そうやね☆何食べよっかぁ?」2006-07-10 16:15:00 -
226:
唯
顔を見合わせて
「せぇ〜のっ!」
「エビフライ☆」「味噌かつ☆」
同時に言い終わった後、「名古屋と言ったらエビフリャーやろっ!?」
「俺は味噌かつ食いたいねん!!」2006-07-10 16:22:00 -
227:
唯
大きな声で言い合ってたから周りはビックリしたやろぉ…笑 結局、唯が折れて味噌かつを食べる事になった。
「これちょっと甘いなぁ」「あんたが味噌かつ食べたい言い張るから…;文句言わんと食べなさい;」
でも隼人が言う通りちょっと甘いな…笑2006-07-10 16:28:00 -
228:
唯
それから名古屋を観光した☆色んな所で写真を撮りながら♪
「唯〜ここで写真撮ろう」
「えっ;交差点だよ?」
「いいから☆チュ-しよ♪」2006-07-10 16:35:00 -
229:
唯
「はぁ?人いっぱいいるから嫌やぁ!!」
「嫌じゃない!するの!!」
ダダこねる隼人を可愛く思い(笑)チューをして撮ることにした…
「カシャッ…」
撮り終わっても止めなかった。長いキス…大阪ではこんな事出来なかったから…嬉しかった…2006-07-10 16:41:00 -
230:
唯
満足そうに私の手を取り交差点を渡る。人目なんて気にしない。誰も知らないこの土地に隼人と二人…幸せ…大阪に帰りたくなかった。
2006-07-10 16:54:00 -
231:
唯
夕方になり旅館に帰った。夕食後、温泉に入った。「はぁ〜気持ちぃ。。。。温泉なんて久しぶり☆」
露天風呂はやっぱいいなぁ〜隼人もそう思ってるやろうな☆
浴衣を来て部屋に戻ると隼人はすでに戻っていた。浴衣姿の隼人…色っぽいなぁ〜って見とれてしまった///2006-07-12 04:22:00 -
232:
唯
「唯……そそる///笑」
「浴衣姿カッコイイで///」
そして二人はお酒を飲みながらいっぱい語った。
「唯と会わなくなってから仕事はどうやったん?」「結構順調やったで☆」2006-07-12 04:29:00 -
233:
唯
「あのさ…夜遊びの事やねんけど……隼人叩かれてたやん?あれ…本間なん?」
お酒の力を借りて今まで聞きたくても聞けなかった事…やっと言えた。
「…………本間やで。唯の事で悩んでた時、お前の事割り切ろうって必死やってん。色も使ったし枕もやった…どうでもよくなってん。最低やな俺。」2006-07-12 04:54:00 -
234:
唯
胸が締め付けられる感じがして苦しくなった…枕してたんや…信じてたのに…悲しかった。
「……………」
言葉が出ない…
「唯……?ごめんな。気持ちがあって枕したんじゃないから…唯の事しか見てないから。後悔してるし…でももう何も心配する事ないから…本間にごめんな…」2006-07-12 13:22:00 -
235:
唯
《心配する事ないから》…じゃあ何で今も携帯解約してないの?どんな気持ちで他の人とやってたん?今でも続いてるの?唯の仕事中何してるの…色んな事が頭をよぎる…
「………ギュッてして…」
安心させてほしかった。せっかく楽しい旅行なのに…こんな事聞いた私がばかだった。2006-07-12 13:29:00 -
236:
唯
隼人は力強く抱きしめてきた。
「……隼人…痛いよ…」
心も痛いよ………2006-07-12 13:34:00 -
237:
唯
ドンッ!
隼人がいきなり押し倒してきた。
「ちょっと…隼人!こんなの嫌…やめ…」2006-07-12 14:16:00 -
238:
唯
「ンッ……」
唇が塞がれる。こんなの嫌……「隼人やめてよ…」
顔を横に向け、力いっぱい隼人の胸を押して体を離す。
「そんな顔すんなよ…」
今にも泣きそうな顔で精一杯、抵抗した。2006-07-12 14:23:00 -
239:
唯
隼人は私の手を取り頭の上で押さえ付ける。
「俺から離れて行かんといて…」
小さく呟いた隼人は私の腕を片手で掴み自分の帯で私の手首をきつく結んだ。力が強くてとても敵わない。私の抵抗は無駄だった…「ンッ………アッ」
この日のエッチは悲しいものだった。気持ちとは裏腹に体は反応する……「好きだよ。愛してる」何度も繰り返しそう言いながら私の体を愛撫する。自分の気持ちを私にぶつけるかの様に強く悲しく…2006-07-12 14:56:00 -
240:
唯
夜の出来事がなかったかの様に太陽が笑って私を照らす。
「隼人〜起きて☆」
旅行は今日で終わる。だから…だから笑って楽しく過ごそう。
「ん〜唯…まだ早い…」
私の体を抱きしめ眠りにつこうとする。2006-07-12 15:01:00 -
241:
唯
「寝ちゃダメ!!!温泉入りに行こう〜明日朝から仕事でしょ?今日はゆっくり出来ないんだから!起きて!!!」
チュッ……体を起こして優しくキスをした。
「唯た〜ん!もう一回!!」
「もう…;何言ってんの?早く行くよっ!!」
温泉に入り化粧をして着替える前に浴衣姿で写真を撮った。2006-07-12 15:08:00 -
242:
唯
「唯…昨日ごめんな。」
「ん?大丈夫だよ☆唯こそ変な事聞いてごめんね…」
「仲直りのチューして?」
……チュッ
長い長いキスをした2006-07-12 15:13:00 -
243:
唯
「唯たん…エッチしたい…」
「ダメ〜!!!時間ないねん!早く行くよ!」
「嫌や〜したい?〜!!!」
はぁ…本間子供;駄々をこねる隼人を引きずってチェックアウトを済ませた。本間疲れるわ…;2006-07-12 15:18:00 -
244:
唯
「ナガスパ行って帰ろっか☆」
「うん♪♪」
「名古屋バイ?♪♪」
車を走らせ、いざ出発☆
二人ともジェットコースターは大好き♪♪ナガスパではしゃぎまくった☆みんなにお土産を買って大阪に帰る。2006-07-12 15:28:00 -
245:
唯
「唯疲れたやろ?寝とき☆」
「大丈夫だよ☆家に着くまで旅行は終わらないんだよっ☆」
頭をよし?してくれた。
「大阪帰りたくないよ…」「また来ような☆」ニコッて優しく微笑んで手を繋いでくれた。2006-07-12 15:35:00 -
246:
唯
行きよりも帰りは早く感じた。大阪の景色がより一層寂しさを引き寄せる。
「絶対また行こうね☆」
二人は約束をした。またいつか旅行行けるかな…2006-07-12 15:40:00 -
247:
唯
「ただいまぁ〜」
二人疲れきった顔してベットに寝転んだ…
「早く写真、現像しないとね☆」
「後でコンビニに出し行こうや!」2006-07-12 15:44:00 -
248:
唯
ブーブーブーブー
またや…この存在を忘れてた。旅行にはプラベの携帯しか持って行ってなかったみたいやったから。隼人は手に取り画面を開く。
「すげぇ…いっぱいや…」着信、mail…お客様からいっぱい来てる様ですね。隼人はもうホストじゃないのに…不満そうな顔してると…
「………気になる?」2006-07-12 15:51:00 -
249:
唯
「……………」
何も言えなかった。《気になる?》…当たり前やろ!メモリ消してよ!早く解約してよ!って言いたいのに…
隼人はニコッと笑って…
バキッ!
携帯が見事に真っ二つ。2006-07-12 15:56:00 -
250:
唯
「ホストやってたのに女心分かってないよな〜ごめんな。連絡来てただけで取ってないから。客に情が入ってもうて中々解約出来へんかってん。でももう心配せんでいいからな。こんなんいらんよな。気になるに決まってるもんな。ごめんな。」
安心してか涙が出た。気掛かりだったから…鳴るたびに胸が苦しかったから…2006-07-12 16:10:00 -
251:
唯
「もう…(笑)泣かんでいいで☆唯はすぐ溜め込むねんから〜不満があったらすぐ言えって!俺は何でも聞くで!ちゃんと直すで!お前が不安になる様な事したくないねんから。お前しかいらんから」隼人は自分の方に引き寄せ優しく抱きしめてくれた。
2006-07-12 16:11:00 -
252:
唯
ねぇ…隼人?隼人は唯の事すぐ気付いてくれてたね。でもあの時何で気付いてくれへんかったん?唯は平然を装って見てみぬフリしてただけやねんで?口に出してたら何かが変わったん?自分がしてる間違いに自分で気付いてほしかったんよ?取り返しのつかない事してしまったね…
2006-07-12 16:17:00 -
253:
名無しさん
頑張って?
2006-07-13 01:39:00 -
255:
唯
隼人との生活は順調に行ってるかの様に見えた。そう思ってたんは唯だけだったんかな?
そんなある日…
「ただいまぁ☆」
仕事の準備をして夕食の仕度をしていたら隼人が帰って来た。
「お帰り☆お仕事お疲れ様で〜す♪」2006-07-13 16:01:00 -
256:
唯
「本間に疲れたぁ;」
「ご飯もうちょっと待っててね☆」
隼人はソファーに寝転がってTVを見ていた。
♪♪…♪♪
あっ!唯の携帯や☆ソファーの前に置いてあるテーブルの上で携帯が光ってる。2006-07-13 16:06:00 -
257:
唯
走って取りに行き電話にでた。お客さんからで5分程しゃべっていた。
「誰?」
「お客さんだよ☆」
「長いし;俺と話してる時より楽しそうやな;」
ちょっと怒り気味で隼人が言う。2006-07-13 16:09:00 -
258:
唯
「そんな事ないよ〜」
「本間に客なん?」
隼人がボソっと呟いた。
「えっ?本間に客やし。」
「ふ〜ん…」2006-07-13 16:12:00 -
259:
唯
不満そうな顔でまたTVを見ていた。
唯はヤキモチ焼いてくれてるんかな♪言われないよりましか…その程度にしか思ってなかった。でも隼人の態度は日に日に悪化していった。2006-07-13 16:16:00 -
260:
唯
「誰なん?」
携帯が鳴るたび聞かれる言葉。
「家におる時は電話すんな!次、客と電話したら俺が出るからな!」
「携帯見せて。」
………こんな事を言われる様になった。その度ケンカになる。うんざりだった。2006-07-13 16:20:00 -
261:
唯
ある日またケンカになった。「何なん?あんた!唯の事疑ってんの?いい加減にしてよ!!!毎日?ケンカになって…もう嫌やわ!!!」
すると隼人は
「お前もう仕事辞めろや!夜上がれ!」
「何でなん?まだ辞められへん…」
「あっそ。勝手にして。」2006-07-13 16:26:00 -
262:
唯
その次の日から隼人は何も言わなくなった。慣れない仕事でストレスが溜まってるだけだったんかな。自分の都合のいい解釈をしていただけやった。
隼人が変わった事…それは携帯を常にマナーモードにしていた。何か怪しい…でも携帯を見る勇気がなかった。2006-07-13 16:32:00 -
263:
唯
「今日ちょっと遅くなるから。」
この日、仕事が終わって愛とご飯行く約束をしていた。
「何かあるん?何時ぐらいになる?」
「愛とご飯行くねん☆多分?時ぐらいになると思う。」
「分かったぁ☆寝る時Mailするわ☆」2006-07-13 16:37:00 -
264:
唯
隼人は毎日、寝る時だけMailを入れて来る。起きて待っててくれる日もあるけど…。この日は仕事中に何度か電話とMailが入っていた。
「何で出ぇーへんの?」
Mailが入っていた。隼人は唯の仕事中に電話を掛けて来る事はめったにない。忙しいのもあってかあまり気にもとめてなかった。2006-07-13 16:43:00 -
265:
唯
愛とご飯を済ませタクで家に帰る。時計を見ると4時過ぎだった。思ってたよりもちょっと早かったな。
家に着くと隼人の姿がなかった。こんな事なかったから焦って電話をした。………出ない。心配になってかけ続けた。それでも隼人は出なかった。探しに行こうかと思った時電話が鳴った。2006-07-13 16:49:00 -
266:
唯
隼人からや!!
「もしもしっ!?」
「もう帰って来たん?」
「うん!てか今どこ?」
「目覚めてもうてタバコなかったからコンビニ行って来たとこ。もう帰り着くから」2006-07-13 16:59:00 -
267:
唯
なんだ……コンビニか。ちょっと焦ったわ…
「ただいまぁ〜」隼人が帰って来た。
「おかえ……」
えっ……………?
何で?いつも家にいる時はスエット着てるのに隼人は私服を着ていた。コンビニに行く時とか近所のどこかに行く時は着替えたりしないのに…2006-07-13 17:05:00 -
268:
唯
「何で着替えてんの?」
「あ〜何となく…笑」
笑った………隼人は嘘つく時、笑う癖がある。
「何で今日電話して来たん?何かあったん?」
「いや…別に何もないで。ただ声が聞きたくなって」2006-07-13 17:12:00 -
269:
唯
「そっか…」
何か隠してる…電話といい服といい、いつもとは違う行動に胸騒ぎがする。あえてそれ以上は何も聞かなかった。
この嫌な予感が的中するとは…2006-07-13 17:17:00 -
270:
サラ
続き待ってます?????
2006-07-14 02:48:00 -
271:
唯
サラさん?いつもありがとう?今から?ます?
2006-07-15 13:54:00 -
272:
唯
隼人を仕事に送り出し眠りについた。
「ゔ〜ん;はぁ〜」
夕方、重い目を擦りながら体を起こす。毎日の日課…台所へ行きミネラルウォーターを飲みながら携帯をチェックする。2006-07-15 14:00:00 -
273:
唯
Mailを一つずつ見ていくと…
「…ん?誰やろ、このアドレス…」
登録されてないアドレスからMailが入っていた。誰かアドレス変えたんかな?そう思いながらMailを開く…2006-07-15 14:04:00 -
274:
唯
何コレ………
Mailの内容はこうだった
《あんた隼人の彼女なんやろ?昨日も隼人と一緒におってんけど…あんたうっとーしいし早く別れてほしいねんけど!同棲してるらしいやん;隼人はうちと同棲したいって言ってんねやんかぁ〜だから早く出て行って!隼人はうちのものやから。あんた勘違いせんといてなぁ〜》2006-07-15 14:15:00 -
275:
唯
何度も何度も読み返した
何なんコレ…誰なん……?
やっぱり昨日嘘付いてたんや…この子と会ってたんや…隼人がこの子と同棲したいって、本間なん?動悸がして胸が苦しくなった。2006-07-15 14:22:00 -
276:
唯
何も考えられずにボーっとしていた。
ハッとしてもう一度Mailを開く。アドレスに何かヒントがあるかもしれない…
「nana.t.*****521…」
nana……なな…………?元カノや…………タンスの引き出しを開け無我夢中でアルバムを探す…2006-07-15 14:34:00 -
277:
唯
「あった………」確か一番後ろにプリクラが入ってたんや。
《5月21日?半年記念》
《隼人?なな》2006-07-15 14:42:00 -
278:
唯
「やっぱり…………」
《nana…………521》
名前と記念日………元カノに間違いない…
まだ繋がってたんや…アルバム見た時、隼人はもう終わった事やからって話してくれたやん…何で今頃この子が出て来るの?何で会ったりしてるの?まだ好きなの…………?2006-07-15 14:49:00 -
279:
唯
ポタッ……ポタッ…
アルバムに大粒の涙が落ちる…
何でよぉ………
薄ぐらい部屋に一人…ただ泣くばかりだった。2006-07-15 14:58:00 -
280:
唯
薄ぐらい部屋にパッと電気がついた。
「唯……?どうしたん?おまえっ……またアルバム見てたんか…?」
真っ赤な目をした私は隼人の目をじっと見つめた。2006-07-15 15:15:00 -
281:
唯
「ゆ…い……?泣いてたんか?どうしたん?」
優しい声で私に近づき抱きしめ様とした瞬間…
「やめてよ!!触らんとってっ!!!その手であの子にもっ…………あの子にも触れたんでしょ?何でなん?何で会ったりしてるの…………?」2006-07-15 15:23:00 -
282:
唯
「あいつと何かあったんか……?」
隼人は一人慌ていた。
「Mail……来た。」
えっ?とした表情で隼人が言う。
「Mail見せてっ!」2006-07-15 15:29:00 -
283:
唯
「はい…………」
隼人に携帯を渡した。Mailを見た隼人は携帯を閉じると黙っていた。
「…………………唯……ごめん。あいつに唯に連絡取るなって言うから。」そう言った隼人は自分の携帯を持ち部屋から出て行こうとした。
「待って…こっち来て!」2006-07-15 15:33:00 -
284:
唯
「ここに座って?」
黙ったまま唯の前に座る。
「隼人?他に言う事ないの?」
子どもに話し掛ける様に怒らず優しく話した。
「ごめんな唯…昨日会ってた…でもっ…あいつに同棲したいとか言ってないから!何もないから!好きなのは唯だけやから!これだけは信じて…」2006-07-15 15:42:00 -
285:
唯
「じゃあ…何で会ったりしたん?会ってたの昨日だけじゃないよね?」
「………何回か会ってた。あいつが久々に俺に連絡して来て、ヨリ戻したいって言われたけど断ってん。ホスト辞めてお前と付き合い出して最初は良かったけど最近、夜暇で…お前が仕事行っていないし、むしゃくしゃしてて…あいつに会い出した。でももう絶対会わないから…約束する…お願いやから別れるとか言わんとってな…?」2006-07-15 15:58:00 -
286:
名無しさん
読んでます?
2006-07-16 22:01:00 -
287:
名無しさん
気になリますウ〜?
2006-07-16 23:31:00 -
289:
唯
「………夜暇やから会いに行ったとか意味分からんっ!!唯は隼人に合わせて朝起きてご飯も作って…隼人が帰って来るまでに夕食作ってあげようって早起きして…隼人の前では客との電話しない様にしたり…………一生懸命やってたつもりやで?なのにっ……何でなん…唯が知ったら唯が嫌な思いするって思わんかったん?何でなん?何で元カノやねん…」
泣きたいのを必死でこらえて隼人に気持ちをぶつける。2006-07-17 15:46:00 -
290:
唯
「唯ごめんな……唯の気持ちも考えんと自分のわがままで辛い思いさせて…でもあいつとは何もないから!何もしてないからっ!信じてや…俺お前おらなあかんねん…お前が好きやねん…もう二度と会わへん!!だからっ……頼むから…俺から離れて行かんといて…」
そう言った隼人は自分の携帯を手に取り電話をかけ始めた。2006-07-17 15:53:00 -
291:
唯
「もしもしっ?お前何で唯に連絡すんねん!!今すぐ唯のメモリ消せよ!もう二度と連絡すんなよ!俺が会ったんが悪いけど……お前の事好きじゃないしお前とヨリ戻す気もない。唯の事が好きやから。ごめんな。」
電話を切った後も鳴り止まない携帯…あの子が必死にかけて来てるんや…隼人の事好きなんやね…唯に連絡して来るまで追い詰められてるんかな…ごめんね…でも隼人は渡せない…2006-07-17 16:02:00 -
292:
唯
「出なくていいの?」
「もう言いたい事言ったしもう出らん。」
「隼人の気持ちは分かった。でも今日は一緒に居たくない…自分の家帰るわ……」2006-07-17 16:06:00 -
293:
唯
「唯…待ってや………一緒におってや……別れるとか言わんよな?」
「別れへんよ?でも一人になりたいから………」
隼人が引き止めるのを無視して玄関を閉めた。2006-07-17 16:09:00 -
294:
唯
バタンッ…………
ドアが閉まると同時に涙が溢れる…
「何でなんっ…………」
溢れる涙……拭いても拭いても滴り落ちる……2006-07-17 16:13:00 -
295:
唯
隼人が追い掛けて来ると思い急いで自分の家に帰った。
ガチャッ……バタンッ……
久しぶりに帰った自分の家。静けさがより一層寂しさを募らせる…2006-07-17 16:17:00 -
296:
唯
「隼人………何でよっ…」
胸が苦しいよ……でもあの子を憎む事は出来なかった。あの子を嫌いになれば楽なのに……きっと元彼の事があるから…あの子の気持ちが分かるんだろう…2006-07-17 16:24:00 -
297:
唯
隼人と出会う前…ちょうど一年前。唯には同棲してる彼氏がいた。大好きな彼氏だった。名前は優治。優くんって呼んでいた。《唯かわいいね…大好きだよ…愛してるよ…》毎日そう言ってくれた。本当に幸せだった。何の不安もなかった。
《ずっと一緒に居ような…結婚しような…》その約束は果たされなかった…あの子の手によって…2006-07-17 16:48:00 -
298:
唯
「今日みんなで飲みに行くから遅くなるけど…ごめんな!電話するから☆」
「早く帰って来てね(:_;)いってらっしゃい☆」
その日、優くんは帰って来なかった。同棲を始めて初めての事だった。2006-07-17 16:53:00 -
299:
唯
優くんが帰って来たのは夕方だった…
「ただいまぁ……」
「どこに泊まったん?心配するやろぉ!!」2006-07-17 16:56:00 -
300:
唯
「ごめんな!誠んちに泊まってた。酔い潰れてん;」
「心配したやんかぁ!今日はどこにも出かけんよね!?」
「ゔ〜ん;分からん…誠が話しある言うてたし…」
「はぁ?昨日も一緒におってんから話しぐらい出来るやろ?」
「昨日みんなおったし起きてすぐ帰って来たから話ししてないねん;でも今日はちゃんと帰って来るから大丈夫やで☆」2006-07-17 17:03:00 -
301:
唯
「分かった…」
渋々納得して二人で夕飯を食べてゆっくりしていた。
♪♪着信♪♪2006-07-17 17:05:00 -
302:
唯
「もしもし☆…………分かったぁ☆今から行くわぁ☆ん?………ちょっと待ってやぁ〜」
「はいっ☆誠が代わってって☆」
携帯を渡して来た。2006-07-17 17:10:00 -
303:
唯
「もしもし?」
「唯ちゃんごめんな〜ちょっと優治借りるわ〜早く帰すから!」
「もぉ〜唯の優くん取らんとってぇ(>_2006-07-17 17:17:00 -
304:
唯
………(:_;)
電話を切った後、切ない表情で優くんを見つめる。
「もう行っちゃうの?嫌やぁ〜(>_2006-07-17 17:22:00 -
305:
唯
その日も帰って来なかった。誠くんと口裏合わせて本間はあの子と会ってたなんて………知らなかった。
次の日、優くんが帰って来てケンカになった。でもいつものケンカとは全然違うものだった。
「何で二日も続けて同じ事すんの!?約束したやん!早く帰って来るからってあんた言ったよね!何なんあんた!」2006-07-17 17:28:00 -
306:
唯
「……………唯ごめん……俺…唯のためにもう頑張られへん………」
「えっ?何言ってんの?」
優くんは弱々しい声で、悲しそうに呟いた。2006-07-17 17:31:00 -
307:
唯
「唯………別れよ……」
えっ………今何て言った?2006-07-17 17:34:00 -
308:
唯
「何で…………?何でそんな事言うの?嫌や……絶対別れへん…お願い………冗談やんね…?」
「唯ごめん……分かって?」
「絶対嫌や…別れるとか嫌や…優くんお願い…唯の嫌なとこあったら言って?直すから…何でもするから…唯頑張るから………だからそんな事言わんとって…」2006-07-17 17:42:00 -
309:
唯
「もう無理やねん…好きな子出来てん……唯より好きやねん…俺…最低やな…」
「…………誰なん?」
「…………真奈美…」2006-07-17 17:46:00 -
310:
唯
「えっ?真奈美………?真奈美って真奈美ちゃん?」
「そうやで………」
何でよ……………2006-07-17 17:48:00 -
311:
唯
真奈美ちゃんは優くんの友達として大分前に紹介されて何回か一緒に遊んだ人。
「初めまして☆唯ちゃんの事は優治からよく聞いてるよ☆よろしくね♪」
真奈美ちゃんは優くんと同いで唯の3つ上だった。優しくてお姉ちゃんみたいに慕っていた。
なのに……何でよ…優くんの事好きやったんや……唯の相談乗ってくれてたのに…ただ探ってただけなん?気付かなかった……二人同時に失った…真奈美ちゃん最悪や………2006-07-17 17:57:00 -
312:
唯
別れた後、隼人は家から出て行った。一人取り残されたこの家に居たくなかった。毎日泣くばかりで何も手につかなかった…
それから優くんに電話したり会いに行ったりしていた…真奈美ちゃんなんか死んだらいいのに……真奈美ちゃんが憎くかった。心底恨んだ…優くんの事は恨んだりしなかった。全て真奈美ちゃんが悪い…真奈美ちゃんさえいなければ…怒りの矛先は真奈美ちゃんに向けられていた。2006-07-17 18:03:00 -
313:
唯
そんなある日…
優くんに会いたくて…電話をかけた。何度もかけた…やっと電話に出たと思ったら真奈美ちゃんやった…
「しつこいねん!!優治迷惑がってるから二度とかけてこんといて!」
一方的に切られた…
何でよ………何でそんな事言えるんよ………2006-07-17 18:08:00 -
314:
唯
過去にこんな事があった。だから隼人の元カノの気持ちは痛いほど分かる…どんだけ辛いか分かるから…分かるからこそあの子に強く言えなかった…何も言えなかった…でも隼人の事好きだから…譲れない…
2006-07-17 18:16:00 -
315:
唯
泣き疲れて眠ってしまった
ピンポ-ン♪2006-07-17 18:19:00 -
316:
唯
インターホンが鳴ってる………
遠くで聞こえてくる…何回も……重い体を起こし玄関に向かう。鳴り止まない音に苛立ちを感じながら。
ガチャッ…
「……………どうしたの?」2006-07-17 18:42:00 -
317:
唯
今読み返してたら>>315間違ってました?紛らわしくてすみません?
《隼人は家から出て行って》→間違えです?
《優くんは家から出て行って》→でした?2006-07-17 18:54:00 -
318:
唯
ドアを開けるとそこには隼人が立っていた…
「やっぱり俺……一緒に居てないと心配で。お前が離れて行きそうで………もう二度と会わないから。許して下さい……」
小さくなった隼人を優しく抱きしめた。
「約束出来る……?もう辛い思いするの嫌だよ?」2006-07-17 23:06:00 -
319:
唯
「約束する………唯…大好きやで…」
隼人なら大丈夫だよね?唯の嫌がる事しないもんね?夜一人でいるのは寂しいもんね。今までは生活一緒だったからまだ慣れないんだよね…ごめんね……
その日、二人で家に帰った。許して良かったのかな…2006-07-17 23:12:00 -
320:
唯
「隼人〜!!起きて!!時間だよっ!!」
変わらない生活…平凡が一番幸せ……何もない毎日でも隼人が隣にいるだけで…それ以上何も望まない…ただそれだけなのに…どうしてそれさえも許してくれないの?2006-07-17 23:20:00 -
321:
唯
そして土曜日…
隼人も土日休みだから二人でゆっくり出来る。
「今日は出かけよっか☆明日は家でゆっくりしよ!」
「そうやね☆今日どこ行く?唯は買い物行きたいな☆」2006-07-18 00:25:00 -
322:
唯
「じゃあミナミ行こうか☆」
「うんっ♪♪」
車でミナミまで向かった。車を降りると隼人がニコッて笑って手を差し延べてくれた。
「いいの?」2006-07-18 00:28:00 -
323:
唯
「もうホストちゃうねんから〜大丈夫やで☆何気にしてんの?」
「じゃあ行こっか☆」
隼人の手を取りミナミの街を歩く。得れしかった。こうやって普通に手をつないで歩ける事に…2006-07-18 00:31:00 -
325:
唯
二人ともいっぱい買い物をした。
「ちょっと買い過ぎたね;疲れたしお腹すいた〜」
「本間やな;なら夕食食べて帰ろっか☆」
雰囲気がいい居酒屋へ行った。2006-07-18 00:43:00 -
326:
唯
次々に料理が並ぶ。すると隼人が
「ちょっとトイレ行ってくるわ☆」
おいしい料理を食べながら隼人の帰りを待っていると隼人の携帯が鳴った。
mailかな?それにしても長いな;軽い気持ちで画面を見ると…2006-07-18 00:50:00 -
327:
唯
着信…《なな》
あの子からや…まだ連絡して来るんや…しつこいな;
何も知らない隼人が戻って来た。2006-07-18 00:54:00 -
328:
唯
「隼人〜携帯鳴ってたよ☆」知らないフリをした…
「マジで?誰やろ…」
携帯を開く…隼人の顔が一瞬怯む。
「電話やろ?大丈夫?」
あくまでも冷静を装う。2006-07-18 00:59:00 -
329:
名無しさん
かぃて★
2006-07-18 01:04:00 -
330:
唯
「う、うん…地元のツレからやわ(笑)」
隼人は嘘をついた。何で嘘つく必要があるの?普通に行ってくれたらいいのに。
「そっか☆電話しなくて大丈夫なん?」
「大丈夫☆また今度かけるわ☆本間に必要な事やったらまた掛かって来るやろぉ☆」
「まぁね…」2006-07-18 01:05:00 -
331:
唯
ちょっと不安になった…あの子まだ諦めてなかったんや…結構手強いかも…
早く話題を変えたかったのか隼人は焦って話し出した。
「唯、明日家でゆっくりする?出かけたいんちゃう?」2006-07-18 01:10:00 -
333:
唯
「今日出かける前に明日ゆっくりしようって隼人言ってたやん☆明日は家にいよう☆」
「そういえば言ったかもな(笑)」
焦ってんのかな?とりあえず何でもいいから話して紛らわそうとしてるのかな…2006-07-18 01:20:00 -
334:
ミサ?
この話めッちゃスキゃし??
いつも楽しみに見てるンで頑張って?完結?してくださあい??2006-07-18 01:25:00 -
335:
唯
寝ちゃってました?目が覚めたので更新します?
ミサ?さん?ありがとう??頑張ります??完結までお付き合い下さい??2006-07-18 04:06:00 -
336:
唯
家に帰ってからもその事には何も触れなかった。
朝目が覚めると隼人はすでに起きていた。洗面所からドライヤーの音が聞こえる…どこ行くの………?隼人は唯が起きた事に気付いてない。寝室に戻りベットに入った。横になり携帯を見ていると…2006-07-18 04:12:00 -
337:
唯
ブーブーブーブー
隼人の携帯が鳴ってる。
もしかして………………2006-07-18 04:14:00 -
338:
唯
胸が締め付けられる思い…胸の鼓動が速まる…恐る恐る隼人の携帯を覗く…
着信……《なな》
またあの子や…元カノや…何なん?この子に会いに行くとかじゃないよね……?2006-07-18 04:19:00 -
339:
唯
しかも切ってはまた掛けて来てる…何度も何度も…電話に出て言ってやりたかった。でも唯には出来なかった……
洗面所から聞こえて来るドライヤーの音が消えた。慌ててなぜか寝たフリをした。それでも隼人の携帯は鳴り止まない…
ガチャッ………隼人が寝室に入って来た。ドクッ…ドクッ…心臓が張り裂けそうなくらい緊張していた。2006-07-18 04:27:00 -
340:
唯
充電器を外してる音がする…カチャッ…携帯を開く音……はぁ…………大きなため息をつき寝室から出て行った。
そっと寝室のドアを開ける。隼人はトイレに入って行った。寝室のドアの前でトイレのドアをじっと見つめていた。
微かに声が聞こえる…2006-07-18 04:32:00 -
341:
唯
トイレのドアの前まで行くと隼人の声がする……トイレの中で電話してるんや…
「ちょっと待っとけって!お前何回も電話かけすぎやから;唯今日休みやし早く帰るからな!今から行くわ!」
早足でリビングのソファーに座りTVを付けた。やっぱりあの子に会いに行くんや…何でなんよ……胸が苦しいよ…2006-07-18 04:38:00 -
342:
唯
トイレから出て来た隼人は私に気付きこっちに向かって来た。
「唯たんおはよう☆起きたんや☆」
「おはよ…どっか行くの?」
平然を装う。でも顔が引きつってる様な気がする…2006-07-18 04:41:00 -
343:
唯
「ん?ちょっとスロット行って来るわ!嫌…?」
ここで駄々こねて「嫌!」って言ったら隼人は会いに行かないの?本間にスロット行くんやったら唯が駄々こねたら隼人はいつも行かずに一緒に居てくれた…でも怖かった…いつもの様に「嫌」って言ってもあの子に会いに行きそうで…唯よりあの子を取りそうで…言えなかった…2006-07-18 04:47:00 -
344:
唯
「スロットかぁ…たまには行って来たら?いつも一緒に居てくれてたし…いってらっしゃい☆」
「怒ってない?ごめんな…夕方には帰ってくるから☆」
チュッ…………2006-07-18 04:50:00 -
345:
唯
こうやってあの子にもキスしてるの……?
「行って来るから大人しくお留守番しといてな☆」
「ぅん………」2006-07-18 04:52:00 -
346:
唯
唯の頭をポンポンっと叩き、「ダーリンにお見送りは?」
ニコッと微笑む隼人にイラッっときた…何で笑えるの?今から違う女に会いに行くのに…私に罪悪感はないの?
「今日はお見送りはなし!眠たいしまた寝るわぁ〜行ってらっしゃい☆」2006-07-18 04:56:00 -
347:
唯
「寂しいやんかぁ……まぁゆっくり寝とき☆行ってきます☆」
引き止める事も出来ずに、隼人の後ろ姿を見つめた…
バタンッ……………2006-07-18 05:00:00 -
348:
唯
扉が閉まった途端、目にいっぱい涙が溜まる…
「何でよぉ………もう会いに行かないって約束したのに…嘘やったん?」
寝室に行き布団の中で声を上げて泣いた。2006-07-18 05:03:00 -
349:
唯
引き止める事だって出来たのに…「あの子に会いに行かないで」って言えたのに…何で………?何も言えなかった…自分からあの子に会いに行かせた様なもんや…私は何がしたいんやろ…
自分で自分が分からなかった。隼人が好きだから…唯よりあの子を選んだら…って思うと何も言えなかった…怖かった………2006-07-18 05:09:00 -
350:
唯
泣き止んでもまたすぐに涙が溢れてくる…
何も出来ない自分が悔しかった…色んな思いが交差する……
♪♪…♪♪…♪♪……
電話や……誰やろ……?2006-07-18 05:13:00 -
351:
唯
携帯を開くと見慣れた名前
着信……《隼人》
泣いてるのがバレるかも…そう思い出なかった。2006-07-18 05:15:00 -
352:
唯
何回も掛かって来る……何なん…?それでも出なかった。《抵抗》…していたのかもしれない。
mailも入って来る…
《唯?怒ってんの?それとも寝たん?ごめんな…すぐ帰るから…》
《何で出ーへんの?やっぱ怒ってんねやろ?ごめんな…電話出てやぁ…かけ直して来てな…》2006-07-18 05:23:00 -
353:
唯
隼人はいつもそうやった…不安な時…嘘ついた時、ケンカした時、あの子に会いに行く時……
いつも以上に連絡を取りたがる…自分にやましい事があるから焦ってるんや…隼人、自分で気付いてないよね?隼人は分かりやすい。いつも私にヒントをくれてるんだよ?本間呆れるくらいばかやね…2006-07-18 05:29:00 -
354:
唯
《怒ってないよ☆早く帰って来てね☆隼人と一緒に居たいよ…》
隼人にmailを送った。何も考えたくなくて電源を切って眠りについた…2006-07-18 05:32:00 -
355:
サラ
唯サン?めっちゃ更新されてるじゃないですか???話しもおもしろくて読んでてホント楽しいです????
2006-07-18 06:13:00 -
356:
唯
サラさんやぁ?????ありがとう??更新してると夢中になって時間忘れてしまうんです?毎日出来るだけ多く更新したいんです?唯は暇人なんで??また時間ある時にでも読んで下さいね?"今から更新します?
2006-07-18 12:56:00 -
357:
唯
はぁ…はぁ……
起きると汗でびっしょりだった。夢かぁ……嫌な夢………隼人が唯の前から居なくなる夢だった。時計を見ると昼の1時過ぎだった。シャワーを浴びリビングでボーっとしていた。
帰りを待つのがこんなに苦痛だなんて…早く時間が経ってほしい…電話したいけど出なかったら不安が増すだけ…一人で居るのが嫌で愛に電話した。2006-07-18 13:06:00 -
358:
唯
「もし?愛?寝てたよね?ごめんね…」
「いいよ☆今日休みやし!日曜に電話してくるなんて珍しいやん☆どうしたん?」
「実はなぁ……隼人の事で相談あんねん……」
「今一緒じゃないん?」
「隼人出かけてる…」2006-07-18 13:11:00 -
359:
唯
「そうなん…?なら今から行こうかぁ?」
「ぅん…ありがとう;」
「全然大丈夫やで☆ちょっと待っててなぁ☆」
愛ありがとうね…いつも唯の相談乗ってくれて。心配かけてごめんね…2006-07-18 13:16:00 -
360:
唯
昼ご飯でも作ろうかな…しんどいし簡単なものでいいや;ちょうどご飯も出来上がる頃に
ピンポーン♪♪
インターホンが鳴った…
ガチャッ…2006-07-18 13:21:00 -
361:
唯
「久しぶり☆お邪魔しまぁす♪♪」
「久しぶりやね☆お腹空いてない?チャーハン作ったけど食べる?」
「食べるぅ☆唯料理うまいよねぇ♪愛なんて全然ダメで;」2006-07-18 13:24:00 -
362:
唯
「普通だよ!てか愛ちょっと会わないうちに綺麗になったねぇ☆恋でもしてるんちゃう♪」
「マジで///照れるやん♪恋はしてんで!!相変わらず亮たんにっ☆笑」
「何か幸せそうやねぇ☆進展あったん?」2006-07-18 13:29:00 -
363:
唯
「進展はないよ(^^;)でも考え方が変わってん☆亮のために役に立ちたいなぁって☆だから亮がホスト続けるまでいいお客さんでいて支えたいなって♪そう考えたら楽になってん☆いつか愛の事好きになってくれたらいいなとは思うけど(笑)愛頑張ってるんよ?」
「そっかぁ☆頑張ってな♪」
愛は本間に亮くんの事好きなんやね。恋してる愛はキラ?してて綺麗だった。恋愛すると綺麗になるって本間なんやね☆元々、愛はムカツクぐらい美人なんだけど…笑2006-07-18 13:38:00 -
364:
唯
リビングにチャーハンを持って行き二人で食べていた。
「てか愛の話はどうでもいいねんけど…唯どうしたん?」
元カノの話を一部始終話した。すると愛が…2006-07-18 13:42:00 -
365:
唯
「隼人最低やな…元カノも唯おるの知ってて連絡したり会ったり…唯にまで連絡するとか腹立つけど!隼人が会いに行ったりせんかったらいいだけの話やん?何考えてんねやろうなぁ…愛との約束忘れたんかな?」
「愛との約束って何?」2006-07-18 13:47:00 -
366:
唯
「唯と隼人が付き合う事になった日あるやん?あの日、亮から電話掛かって来て『隼人が愛に頼み事あるらしくて』って言われて喫茶店に呼び出されてん。行ったら亮と隼人が待ってて隼人にこう言われてん『俺なぁ…唯の事やっぱり諦める事できへんねん…断られた日から会ってないけどもう一回気持ち伝えよう思うて仕事辞て来た。これで最後にしようと思う…だから唯を呼び出してほしい…』って。」
…そうやったんや。2006-07-18 13:57:00 -
367:
唯
「でもなぁ…愛は複雑やってん。『唯はもう新しい生活を始めてん。ミナミの店辞めて家も引越しして、新地行ってんねんで?隼人と色々あったから…』って言うてんな。だけど唯がまだ隼人を好きでいる事も知ってたし唯には本間に好きな人と幸せになってほしいって思っててん!だけど新しい気持ちで生活始めてる唯の邪魔にならないかなって気持ちと複雑で…」
愛は唯のために色々考えてくれてたんやね…本間に感謝してるよ…2006-07-18 14:06:00 -
368:
唯
「だけど隼人がどうしてもって何度も頭下げてお願いされて…亮からも…隼人の気持ちは半端なものじゃないんやなって思った。唯にも幸せになってほしいし…『じゃあ隼人約束して?唯に辛い思いさせたり傷付けたりせんといて?そんなんさせたら唯と別れてな?』って言ってんな。そしたら隼人が『絶対そんな事させへん!!唯の事大事にする…幸せにするから…約束する…』って言って来た。だから唯に電話して呼び出してん。」
2006-07-18 14:14:00 -
369:
唯
「そんな事あったんや…愛ありがとう。唯のために…隼人が今何を思って元カノに会いに行ってるかは唯にも分からへん…唯が言ったら隼人は会わなくなるかもしれん。でも隼人が自分で気付いてほしいねん。唯が辛い思いしてるって悪い事してるって。そうじゃないと意味ないから…自分で分からないとまた一時経ったら同じ事繰り返すと思うから。それまで辛いし、しんどいけど我慢する…隼人の事信じてるから…」
2006-07-19 14:14:00 -
370:
唯
「そんなんっ……間違ってる…辛い思いしてるって隼人は知らんねんで?唯がしんどいだけやん…自分追い詰めるだけやで…あの子に取られるかもしれんねんで?不安にならへんの?愛には分からへん…」
「めっちゃ不安やで?だけど隼人は切羽詰まってからじゃないと行動しない…いつもそう。人に言われな行動できひん。それじゃあかんと思うねん…あの子の気持ちも分かるし…過去の自分と重なるから…こんなきれい事言ってただ嫌な事から逃げてるだけやねんけどね;でも隼人に気付いてほしいねん…」2006-07-19 14:24:00 -
371:
唯
「そっか……でもあんまり無理しちゃあかんで!唯は強がるねんから…」
「愛には迷惑かけるかもしれん…ごめんね…」
「いつでも相談乗るから…あんまり納得出来へんけど…」2006-07-19 14:27:00 -
372:
唯
「ありがとう……」
気付けば夕方になっていた…もうそろそろ帰って来るかも……
ガチャッ………バタンッ2006-07-19 14:29:00 -
373:
唯
「ただいまぁ…あっ!愛ちゃん久しぶりやん☆」
「久しぶり…どこ行ってたん?」
愛が怒った口調で聞く…慌てて愛にサインを送るがこっちを見てくれない…2006-07-19 14:33:00 -
374:
唯
「ちょっと愛……;」
愛に向かって小声で言ったけど聞いてもくれない…
「スロットやで(笑)負けたけど;」2006-07-19 14:35:00 -
375:
唯
「はぁ?スロットとか…」
「愛っ!?もう6時前やでっ!あんた今日出かける言うてたやん?早く行かなっ!下まで送って来るわっ!」
慌てて愛を引っ張って外に出る…2006-07-19 14:38:00 -
376:
唯
「愛〜ちょっとぉ…あんな事聞かんといてよ;『スロットとか嘘やろ』って言おうとしたやろぉ〜心臓止まるかと思った…」
「唯…ごめんっ!!隼人の顔見たら言いたくなって…本間ごめんねっ!」
「本間頼むでぇ〜;」2006-07-19 14:42:00 -
377:
唯
愛を見送って家へ戻る…
はぁ……ため息をついた後笑顔を作り家へ入った。
「唯?愛ちゃん何か怒ってなかった?」
「そっ、そう?多分機嫌悪かっただけやと思う…色々あったみたいやから…」2006-07-19 14:46:00 -
378:
唯
「そっかぁ………」
「夕飯の準備するわっ!!」
ぎこちない……何話せばいいかまで分からなくなる…2006-07-19 15:18:00 -
379:
名無しさん
これ本間ォモロィ????
2006-07-21 01:01:00 -
380:
姫香
初めっから今全部読みました?私もホストと付き合ってるので気持ちすごいわかります?しかも状況もすごい似てます??毎日楽しみにしてるので完結してくださいね??最後まで応援してますよ?唯さんがんばってください???
2006-07-21 03:56:00 -
381:
唯
>>382さん?ありがとうございます??そう言ってくれると本間に嬉しいです?また読んで下さいね??
姫香さん?ホストの彼女は正直しんどいと思います?『信頼』が一番大事ですよね?幸せになって下さいね?また読んで下さい?
今から?ますね?2006-07-21 11:59:00 -
382:
唯
「今日ボロ負けやわ〜本間ダルイ…;唯たん慰めてやぁ〜」
そんなの嘘やん……その話止めてよ…
「負けたんやぁ…スロットも程々にしてよ〜」2006-07-21 12:03:00 -
383:
唯
あの子に会いに行ってたの知ってんねんで…?何で唯が気使ってこんな平然を装わなあかんの?
「夕飯とかどうでもいいから唯たん慰めてやぁ〜」
隼人は台所まで来て私に抱き着いて来る…止めてよ…そんな事されたら益々しんどくなるねん…甘えてこんといて……泣きそうやわ…2006-07-21 12:10:00 -
384:
唯
「もぅ……隼人っ!ご飯作れへんやん;向こう行っといて…」
「嫌やぁ〜チュウーしてぇ♪♪」
隼人が唯を自分の方に向かせてチュウーしようとした瞬間…2006-07-21 12:18:00 -
385:
唯
ドンッ……
「止めてよっ!!」
隼人を突き飛ばし言ってしまった…2006-07-21 12:20:00 -
386:
唯
「唯…?どうしたん」
「……夕飯作るのに邪魔やろ!?あっち行ってって言ってるやん!!」
口調も段々荒くなる…2006-07-21 12:23:00 -
387:
唯
「何で怒ってんの?」
「怒ってないよっ?お願いやから向こう行って!早く作って慰めてあげるから…ねっ?」
「唯たん冷た〜いっ!ふて寝しよぉ〜」2006-07-21 12:26:00 -
388:
唯
そう言った隼人はリビングのソファーにねっころがってTVを着けた。
「はぁ………しんどいよ…」
小声で呟いた。2006-07-21 12:29:00 -
389:
唯
夕飯を作り終えリビングへ運ぶ。ソファーにねっころがった隼人は気持ちよさそうに眠っていた。
「ねぇ隼人……?唯何も言えなくて…しんどいよ……気付いてよ…」
寝ている隼人に小声で言いかける…2006-07-21 12:33:00 -
390:
唯
隼人の顔を優しく撫でる。
「ぅん゛〜ん?あぁ〜寝とったわぁ〜」
「大きな目が半分しか開いてないよ(笑)起きて☆今日は隼人の好きなハンバーグやで☆」2006-07-21 12:39:00 -
391:
唯
「マジでっ!?うまそう〜早く食べようやっ♪♪」
「ぅんっ…(笑)目覚めるん早いなぁ〜本間にハンバーグ好きなんやねっ☆食べよっか!」
隼人の前では笑顔で居なきゃ…今日はハンバーグ…あの子に勝ちたくて隼人を喜ばせたくて…隼人の好きなハンバーグにしたんやで?2006-07-21 12:45:00 -
392:
唯
夕食を終え二人ソファーでくつろいでいた。
「唯〜?明日仕事終わってすぐ帰って来る?」
「うん多分…」2006-07-21 12:50:00 -
393:
唯
「そっか〜仕事終わったらmailしてね☆」
いつもそんな事聞かないのに…唯が仕事してる間あの子に会いに行くの?mailしてなんて今まで言わなかった…唯が帰って来る前にあの子のとこから帰らなあかんもんね?唯にばれたらあかんもんね?でももう唯にはばれてんのに…そんなにあの子が大事なの?2006-07-21 12:58:00 -
394:
唯
次の日…
仕事を終えmailするか迷っていた…
『今終わったよ☆』
送信ボタンを押せずにいた…もし今あの子に会ってたら隼人は家にいない…その現実を受け入れられる?今mailすればあの子のとこから慌てて帰って来る…2006-07-21 13:03:00 -
395:
唯
唯は送信ボタンを押さなかった…
だって…隼人を信じてるから…会ってないよね?家にいるよね?
不安を抱き家の玄関の前でたたずんでいた。2006-07-21 13:06:00 -
396:
唯
すぅ〜はぁ……
大きく深呼吸をして鍵を開ける。
ガチャッ………2006-07-21 13:07:00 -
397:
唯
寝室のドアノブを握る手に力が入る…
ガチャッ……2006-07-21 13:09:00 -
398:
唯
はぁ………
隼人は居なかった…
何でよ……何でいないの?信じてたのに……2006-07-21 13:10:00 -
399:
唯
バックを持って急いで家を出た…携帯を取り出しmailを送る…『今から帰るね』
……『送信しました』
やっぱり受け入れられなかった…『大丈夫…唯は強いから…』何度も自分に言い聞かす…2006-07-21 13:15:00 -
400:
唯
30分後……
ガチャッ…
二度目の帰宅…お願いやから居て…2006-07-21 13:17:00