小説掲示板【 d r e a m 】のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

【 d r e a m 】

スレッド内検索:
  • 1:

    優梨

    夢の世界。あたしに夢を
    与えて見せてくれた。

    けど夢は夢でしかなくて。
    覚めない夢をあたしは
    探してたのかもしれない。

    2006-02-27 16:59:00
  • 2:

    優梨

    優梨『はい?』
    桜「うわ、機嫌悪っ!寝てたん?」『当たり前やん』「ほな機嫌治したるし来いや」『はいはい解りました。ほなな』一方的に切り、用意する。

    桜は某店?1ホスト、2年以上の付き合いで昔は色や枕満開で引っ張られて優梨も大勢の中の色カノの一人やった。今じゃ好きだの愛してるだの可愛い感情何て一切無い。情でしか繋がりがない、そんなホスト。

    2006-02-27 17:13:00
  • 3:

    優梨

    初めて行ったホスクラ。
    初めてハマったホスト。
    それが桜。沢山いる担当の中でも【特別】な存在ではある。でもそれだけ?暇な日は顔立てに行ったるくらい。色も枕も今は無い。
    そんな関係が1番楽やしね。

    2006-02-27 17:17:00
  • 4:

    優梨

    所詮、ホストに何を求めても返ってくるモノは全て目に見えへんモノ。残るモノ何て一切無かった。
    【割り切って楽しむ】
    これがこの世界のルール。桜と知り合って
    自ら学んでいった事。

    2006-02-27 17:21:00
  • 5:

    優梨

    用意も出来て友達や他のホストの営業?や客に?返しながらタクに乗り込む。
    マンションからミナミまで徒歩10分もない。ふてこそうにする運ちゃんを気にも止めず『ここで止めて』
    そう言いながら千円置いて降りる。この時間帯のミナミは黒服まみれ。『うわぁホストばっかやん?』

    2006-02-27 17:27:00
  • 6:

    優梨

    うっとうしいホスト軍団のキャッチをオール無視して桜の店に。

    『いらっしゃいませ!!』聞き慣れたお出迎えの声に紛れて席に案内されて座る。桜の色客どもが品定めするかのように見てくる目線にもとっくの昔に慣れた。

    2006-02-27 18:48:00
  • 7:

    優梨

    桜が即効現れる。
    「ゆーりちゃん?」『もう回って来たんかいな』「だってあのババァ無理無理!きついねんって?」『和歌ちゃん?あの人も毎日毎日名古屋からご苦労なこと』和歌ちゃんは名古屋の泡姫。桜に惚れ込んで毎日タク代5万かけて店に通ってるおばちゃん。熱烈な和歌ちゃんが苦手な桜は毎回逃げるようにうちの席に来る。こいつ絶対うちの席休憩所やと思とるからな?ほら、和歌ちゃんが恐い顔してこっち観とるわ。心配せんでもなんもないのに?

    2006-02-27 18:56:00
  • 8:

    優梨

    【変わる】とゆう事が
    何よりも怖かったあの頃。強く成長するなら変われる事も大事なんやって、

    今なら解るのに。

    2006-02-27 19:06:00
  • 9:

    優梨

    なぁ、里菜。
    あたしらを出会わせてくれたんはやっぱり桜かな。

    あの時、あたしがあんたが桜がもう少し大人なら違う今があったかな。

    2006-02-27 19:08:00
  • 10:

    優梨

    「…り、優梨っ!」『あ、はいはい?』「お前聞いてんのけ?」『聞いてるよ、バースデーの事やろ』「そうそう、ちゃんと来てや」『解ってまんがな』

    そう、明後日は桜のバースデーイベント。桜のバースデー祝うんはこれで3回目。はあ〜なんぼ遣わされんねやろな?笑

    2006-02-27 19:13:00
  • 11:

    優梨

    他愛もない話をして帰った頃はもう昼前。
    ―???―【着信・里菜】優梨『はいよー?』里菜「優梨?何してたん?」『桜のとこ行ってたわ?ばり疲れた』「まじ?優梨頑張るな」『だしょ?里菜は?春と別れたんかぁ?』「別れまひたよ?あいつはもう無理やしな!また夜遊びでも叩かれまくってた」『あんなん付き合う価値無い無い?桜のがまだマシやろ』「間違いない?桜君はあたしの理想やし」『始まった?笑』

    そう、あたしと里菜は
    桜担当。

    2006-02-27 19:23:00
  • 12:

    優梨

    今となれば笑い話やけど
    お互い知り合ったきっかけは桜を通して。
    あの頃はお互いライバル心剥き出しで今こんな仲良くなるなんて思いもせんかったよな?

    2006-02-27 19:25:00
  • 13:

    優梨

    客にお約束の営業かけて
    髪巻きながら里菜と電話。里菜「今日終わったら家行っていい?ちょっと計画したい事もあるしさ」優梨『ええで〜?』「今日、川上さんと同伴よな?」『せやでぇ?あのじじいマジだるいし』「頑張れ?1?」『あんたもな、?2?」

    それにしても計画したい事ってなんやろ?

    2006-02-27 19:37:00
  • 14:

    優梨

    『あ、川上さん?おはよ』手を降りながら交差点を渡るあたしに気が付いて川上さんが振り向く。
    この人は最近ママから紹介された店の上客中の上客。でっかい建設会社の社長さん。ママの紹介ってのもあって粗相のないよう、丁寧に接しなあかんから正味精神的に参る事もしばしば?

    2006-02-27 19:46:00
  • 15:

    優梨

    食事をして腕を組みながら時間通り店へ。
    延々口説いてくる川上さんを巧く交わしながらボトルの量を確認して的確なヘルプの子を付けるようにボーイに指示。
    『ちょこっと待っててね?綺麗に変身してくるから!笑』ヘルプの子に任して更衣室に着替えに行く為階段登りながら携帯を開くと客から何通か?が。その中に桜からの?もあり見ずに携帯を閉めた。

    2006-02-27 19:52:00
  • 16:

    優梨

    『どうせ明日の事やろな』何て思いながら着替えて席に戻り、いつもと変わらず揺るがず仕事こなして
    更衣室で帰る準備してると「優梨、上がり?」『里菜ちゃん?上がりやで〜』「あたしも上がりやし帰ろ、てかあんた酔うてるやん?」『ちょっちな?笑』
    ふと携帯見ると
    ―???―【着信・桜】。

    2006-02-27 19:57:00
  • 17:

    優梨

    『もうええて??』
    携帯を手にしながら顔を引きつらせるあたしを見ながら里菜が「桜君?」『うん、こいつ明日バースデーやしかばりマメホスなっとるわ』「いいな〜あたし全然連絡無いからなぁ?」
    里菜はあたしと違って桜に対して恋愛感情持ってるからこんな言葉をゆう。でもあたしに対して嫉妬なんかはしよらん。担当は一緒やけどあたしが桜をどう見てるか里菜はちゃんと解っとるからな。

    2006-02-27 20:03:00
  • 18:

    優梨

    『里菜には金使ってほしくないんやろ?あたしなんかもろ客やしさ』「かなぁ?まあ確かにバースデー行ったとしても使われへんからな。優梨行くんよな?」『まぁなぁ。顔もあるし』「桜の写?撮って来てや?」『任しとけ?』

    前からよう思てたけど桜は里菜が本気で好きなんちゃうかな?って思う。里菜を店には呼びよらんけど連絡は途絶えへんしあたしにもよく里菜の事聞いてくる。あたし的に桜と里菜がくっついてくれたらほんま嬉しいし?里菜には幸せになってほしいってのが強くあるから。桜もいい男やし桜なら里菜を任せられる?あくまであたしの理想。笑

    2006-02-27 20:13:00
  • 19:

    優梨

    夢を見せてくれるはずの場所に居場所を求めてた。
    割り切ってたつもりやったはずが心を求めてた。

    2006-02-27 20:15:00
  • 20:

    優梨

    あたしに夢以上のモノ
    与えてくれた人、慧…。

    出会った頃の怖がりなあたしをいつも受けとめてくれた。夢を叶えるのはいつだって自分自身。願うだけじゃ何も手に出来ないから。

    2006-02-27 20:18:00
  • 21:

    優梨

    今日はここまで??
    >>1-23

    2006-02-27 20:24:00
  • 22:

    里菜

    今同じ部屋で髪を巻き?している優梨ちあ〜ん?はよ続き更新してや?
    優梨は今いいところに差し掛かってるぞ??ワラ

    2006-02-28 01:24:00
  • 23:

    優梨

    仕事終わって
    ほろ酔いのまま里菜とあたしのマンションに。ミナミから歩いて帰れる距離?

    『はぁ今日も頑張った?』「優梨頑張ってたな?まじ酒強すぎ?」あたし、酒の強さ尋常やないの(゚∀。)ワラ
    そん変わり本気で酔うたらただの痛客です。はい。

    2006-03-01 09:12:00
  • 24:

    優梨

    『そういや計画したい事って何やったん?』
    「あ?!そうそう?あんな行きたい店あんねん?」『へ?次は何店の何君??』

    あたしら飲みに行くんが一種の趣味のひとつ。ストレス発散もあるけど何よりあのフインキが好きでたまらん。きっと飲みに行くんだけは本気で好きな男出来ん限り無理な話。

    2006-03-01 09:17:00
  • 25:

    優梨

    「○店の雅君?写メ見る?送ってもろたし」『みやびぃ?女みたいな名前?写メ見る見る!』
    あたしと里菜はタイプが全くの正反対?どこ行っても被る事は無かった。ただしそれは顔だけで中身的なタイプは似てたかな。
    期待して無かったけど予想通り雅はあたしのタイプじゃなかったってゆう。里菜の好きな一重でキリっとしてる目。正に桜みたいな。桜もあたしからしたら顔は全然タイプやないしな。あたしは丸くて垂れ目が好きやから?小池徹平とかもろタイプど真ん中?ワラ。タイプも中身も人それぞれ、十人十色、当たり前か。

    2006-03-01 09:25:00
  • 26:

    優梨

    『あー里菜好きそうな顔?あたい全然タイプ違うけど』「やろぉな?あたしめちゃタイプやし」『○店やっけ?あたしも誰か探して?してから行こっかな』「そうしそうし?その方がおもろいやろ」『やなぁ』

    おもむろに雑誌で雅のいる店の従業員見てたら、タイプがおった。少し垂れ目であたしの好き顔。

    2006-03-01 09:30:00
  • 27:

    優梨


    それが慧との出会いの
    始まり―。

    2006-03-01 09:31:00
  • 28:

    優梨

    ただ単にタイプとゆう理由と里菜も雅に?してたって事もあってあたしは慧とゆうホストに?をした。

    タバコを吹きながら淡々と?を打つ。予想外の速さで帰って来た返事に思わず火の点いたタバコを消し里菜と騒ぐ。
    こんな瞬間すら、あたし達には楽しくて。
    こんな事でしか自分の闇を打ち消すすべを知らなかった。

    2006-03-02 00:58:00
  • 29:

    優梨

    愛想の良いノリが良過ぎる内容の返事。何回か?を交わす内に笑いのツボがはまりすぎてあたしは夢中になってた?だってまじでおもろいんやって。ワラ

    見せれるもんなら見せたいくらいハイテンションな慧にあたしは圧倒されまくりやったっけ。もしかして、あの時からもう惹かれてたんかな?なんて。

    2006-03-02 01:02:00
  • 30:

    優梨

    何やかんやで?を交わし、週末行くことになった。里菜は雅と楽しそうに電話してやった。
    そんな中あたしは一人、
    『あ?明日かぁ…』

    そう、明日は桜のバースデーイベント。桜は店に入ってから3〜4ヵ月で?1になりそれから3年間、ずっと不動の?1だった。そんな桜に10代の頃に惹かれてハマってしまったんやろうな。今となればほんまに笑い話やけど。

    2006-03-02 01:13:00
  • 31:

    優梨

    次の日仕事が終わってからあたしは桜の店に向かった。エレベーターが開くと沢山の花の数々。店に入ると尚花の数は溢れ返ってた。その中にあたしの名前が書かれた花もあった。ホストにとって祝い花はステータスのひとつ。送らん訳にもいかんやろ。

    2006-03-06 04:27:00
  • 32:

    優梨

    すでに店は盛り上がってて桜の色客達はシャンパン争いを繰り広げてた。
    そんな中Vip席に案内され煙草に火を点ける。
    『シャンパンコールうっさいなぁ?』軽く素面のあたしの席に酔っ払った桜が現れた。「ゆーり〜。来てくれてありがと!花もありがとな?」久々に見る泥酔しかけの桜に追い打ちをかけるようにピンドンコールが流れる。
    いつまでたっても鳴り止まん色客達のカフェドの卸し合いに区切りを付けるように桜のエース、結花ちゃんが動きだした。

    2006-03-06 04:34:00
  • 33:

    優梨

    結花ちゃんは大型ヘルス店の人気フードル。
    桜の太客中の太客。
    テーブルの上にはリシャール、ルイ、バカラ、ドルフィン、ラーセンとブックの各全種類が並べられてるのを見れば結花ちゃんの凄さが見て取れる。
    まぁ、一番凄いんはそんな客を4年以上引っ張り続けてる桜やねんけど。

    2006-03-06 04:46:00
  • 34:

    優梨

    『ちょお、行ってくる?』桜はそう言いながらフラフラと結花ちゃんの席に戻って行った。
    結花ちゃんがピンドンを卸ろすと色客達はカフェドを卸ろす。するとまた結花ちゃんはピンドンを卸ろす。
    そんな中1人だけ歯向かってピンドンを卸ろす客がいた。そう、和歌ちゃん。名古屋の泡嬢。
    が、そんな和歌ちゃんを気にも止めずクリューグ・ロゼとドンペリゴールドを卸ろす結花ちゃん。桜の客は圧倒されとったっけ。結花ちゃん、あんたは凄い?ワラ

    2006-03-06 04:55:00
  • 35:

    優梨

    『里菜や…??』
    桜と里菜は今切れてる状態。担当被ってるもん同士連絡取り合ってんのはタブー。まあ、あたしらの仲は桜も公認の仲やからかまへんけど、桜がおる中で電話を取ってええんか迷ってふと桜を見ると大口あけて爆睡しとった。心配した意味無かったからな?

    優梨『はいはい?』里菜「もし優梨ぃ?桜君のバースデーどうよ?」『ばり盛り上がってるわ?コールばっかでうっさいけど。当たり前ですが?』「イベントは行くもんちゃうな?今春んとこおるし適当にボトル卸しておいでや?」『春んとこ!?あ?まぁ、とりあ行きまっさ』
    春ってゆうたら里菜の元彼。色枕満開のホスト。切れたゆうてたのにどないしたんやろ。『とりあえずさっさと切り上げて帰ろ?まずこいつ起こさなな』そう、この間抜けた顔した今日の主役を。ワラ

    2006-03-06 06:15:00
  • 36:

    優梨

    あたし、ホストクラブのあの空間が好き。担当が好きやから、色恋されたいから行くんじゃない。

    ひとときでも【夢】を見たかったからはまった。一瞬でもいい。見せて欲しかった。

    2006-03-06 06:32:00
  • 37:

    マリ?

    最初から呼んでます?リアルタイムかな?(?・ω・)? 楽しみにしてまつ??

    2006-03-06 06:47:00
  • 38:

    優梨

    マリちゃんありがとう?
    書き込みすっごい
    嬉しいです?これからも
    読んだって下さい??

    2006-03-06 10:08:00
  • 39:

    優梨

    シャンパンコールが流れだす店内。
    『優梨ちゃんから―、桜さんへ!クリューグ・ロゼ!クリューグ・ロゼ、入りやっす〜!』
    慌ただしくなる空気、テーブルが従業員を囲う。桜の客は大注目。負けじと火が点いたかのようにまた和歌ちゃんがドンペリを入れる。『うっざ〜、何競って来てんねん。痛客が?』
    和歌ちゃんが誇らしげにドンペリを飲んでるんを横目に『ルイは後ででいいし、ゴールド入れて』いたずら心が騒いだ。
    『チョット相手したるか?』

    2006-03-06 10:17:00
  • 40:

    優梨

    『優梨ちゃんから―、桜さんへ!ドンペリ・ゴールド!ゴールド入りやっす〜!』その瞬間の和歌ちゃんの顔。(゚Д゚)←こんなん。ワラ

    「お前何楽しんでんねん?」『いや、けしかけて来たんはあのおばはんやで』桜は爆笑しながら回ってきたゴールドを飲みほす。これで桜の顔も立ったかな。やっぱり口座のバースデーやし、盛大に祝ったげんと。『ルイいって。卸したら帰るしチェックもしといて』

    和歌ちゃん、それに他の色客達。あんたらみたいな半端な客に桜を祝うんはまだまだ早い。あたしが認めてるんは結花ちゃんと里菜―。桜が新人の頃は客ってゆうたらあたしら3人だけやったよな。結花ちゃんはエースやから気にも止めてなかったけど、対して金も遣わんのに毎日来てる里菜にあたしは嫉妬しっぱなしで。みーんなライバル心燃やしまくりやったな。ワラ

    2006-03-06 10:28:00
  • 41:

    名無しさん

    2006-03-06 11:53:00
  • 42:

    優梨

    当時の里菜は見過ぎやろってくらいあたしを見てたっけ。ライバル心剥き出しみたいな。
    そんな里菜を初め全く気にしてなかったけど、あまりにも目に入って来て気にならずにはいられんかった。
    里菜は柴咲コウそっくりで綺麗系なギャルって感じで、あたしは宮崎あおいによー似てるゆわれてて?ゆわれるだけね、ファンの方すんません。その頃ばりばりお姉系であたしらは全くの正反対のタイプやった。

    やからかな、余計に惹かれあったんは。

    2006-03-06 12:48:00
  • 43:

    優梨

    ―???―【着信:里菜】
    優梨『はいはい?』里菜「優梨まだぁ??」『あ?、ごめんごめん!和歌ちゃんがけしかけてきてさ』「きっも!あのばばぁ来てんや?」『もぅチェックゆうたしすぐ向かうし』「了解」

    ちらっと和歌ちゃん見るとあほみたくカフェパリを何本も卸してた。『…ったく、カフェパリばっか卸してんなよ。桜の値打ちが下がるわ?』なぁ、里菜?ワラ
    あんたがこの日来てたら確実切れてたって?

    2006-03-06 12:54:00
  • 44:

    優梨

    47さん、ありがとうです?

    2006-03-06 12:57:00
  • 45:

    優梨

    『優梨さんから―、桜さんに本日1本目のスペシャルボトル!ルイ、ルイ入りやっす〜!!』

    これには結花ちゃんもびっくりした顔で見てた。和歌ちゃん何か放心状態。笑
    ルイはボトルが丸くて綺麗で好き。ブランデー自体は嫌いやけど。
    「優梨?、今日はほんまありがとう?」『ええよ、桜にはずっと?1でおってほしいしな』口座の嬉しそうな顔は何度見ても、あたしまで嬉しくなる。いいホストにはいくらでも金落とす。なんぼ落としてもいいと思えるホストに使う金は、一切もったいないとは思わへん。あたし、やっぱりおかしいよな。笑

    2006-03-06 13:19:00
  • 46:

    優梨

    ベロベロに酔うた桜はまたあたしの膝で寝出して、そうこうしてるとやっとチェックが来た。会計―。

    【¥1855,000】
    『うげ?200持って来てて、良かった〜』内心そう思いましたよ、はい。キャッシュで払い桜を起こし店を出る。もちろん、色客様達はあたしに釘づけ。うざったいくらい。ほんまうざったい。悔しいなら金使えよって話。しかし、色も枕も無いのにここまで桜に使うあたしもあたしよな。

    2006-03-06 13:29:00
  • 47:

    優梨

    後から聞いた話、
    結花ちゃんはあれから
    ロマネのシャンパンタワーとリシャール3本、バカラと、計1千5百万以上落としてったらしい。
    あたし何て話にならん?

    2006-03-06 13:32:00
  • 48:

    優梨

    送り出しでエレベーターを待ってると桜が「今からどっか行くんけ?」『○行く。ちょい用事あるし』「は?何しに行くん?」
    へ?いやいや、何でこいつ切れてるんでしょ。

    何しか腹立ったあたしは『何しにって関係無いやん』そう吐き捨てエレベーターに乗り込む。「行かんでええやんけ!行くなや!」『うっさい、あんたにそんなんゆう筋合いないやろ』
    何故か最後喧嘩っぽくなりタクに乗り込んだ。『何やねん、あいつ?折角行ったったのに気悪いわ』はい、優梨ちゃんご機嫌斜め。

    2006-03-06 13:39:00
  • 49:

    優梨

    あたしと桜は今は完全友営の中。どこ行こうがいつもは何も口出す事無い桜の反応に驚きつつ、腹立った。『まあ、酔うとったしな』
    そんな気にも止めず春の店の近くでタクを降りると、里菜がいて、「優梨?偶然やな、てか遅いし」『ごめんな?長引いた』すると、携帯が鳴りだした。
    ―???―【着信:桜】

    2006-03-06 13:44:00
  • 50:

    優梨

    だっる?と、思いつつ出る。優梨『?何やねん?』桜「どこいんねん!」『さっきゆうたがな、うっといし切るで』「ええし戻ってこいや!殺すぞ」プッチーン?

    『は?殺せるもんなら殺しにこいや、カス!』
    このまま話しててもキリがない。勝手に切ると、「え?今の桜君??」『うん、何やよう解らんけど切れとんねん』「珍しいな、優梨と桜君が喧嘩とか?」『酔うとるんやろ、ほっとく。ばり気分悪いけどなぁ?』愚痴りながら春の店に入って行くとここでもシャンパンコールの嵐。『もうシャンパンコールええて?』

    2006-03-06 13:53:00
  • 51:

    優梨

    『てか里菜何で来てんの』「実はより戻ってんやん?」『まじでぇ!?』
    「おはよ?何話してるん?」『光輝、おはよ』
    光輝、この店のあたしの口座。色枕満開ホスト。てかこの店自体色枕満開。笑
    光輝は顔も男前やし枕せんでも売れるはずやのにな。ちなみにあたしも枕されましたけど?今だに家泊まりに来たりしよる。もうやったりはしてないけどな。完璧に軽く宿カノ系?笑

    2006-03-06 14:06:00
  • 52:

    優梨

    優梨『光輝?、里菜と春より戻ったんやって?』光輝「まじで?自分らどやねん。笑」里菜「何となく?」

    里菜はいつもこう。すぐホストに情が入って初めは遊びでも最後には本気になってるパターン。一人の人しか見えへんくなるタイプ。春の事もあって桜の店には今は全く行ってないみたいやし。あたしから見たら春は完全本営やけど?
    そらあんだけ毎日家帰ってこられたら本カノやと思てまうっちゅーの。春、あほやけど恐るべし。
    まあ本人なんも考えてないやろうけど。笑

    2006-03-06 19:03:00
  • 53:

    優梨

    「あっ、優梨も来たん!?」
    『春、おはよ?』
    噂をすると登場。顔はどっちかゆうたら可愛い系?目がくりくりタイプ。里菜が全然好きやない顔やのに、不思議よな。中身も弱々しくて尚更里菜のタイプやないし。何で好きなんやろ?当時のあたしの疑問。笑

    2006-03-06 19:07:00
  • 54:

    優梨

    光輝「里菜、より戻ったんや」優梨『みたいやな?また喧嘩ばっかするくせにな?』「春君のフォローするんいっつも俺等やしな」『間違いない』

    光輝は同い年で話しやすく下手なホストよりは全然ましやったから、この時期は里菜と一緒に春と光輝の店によく通ってた。「今日ラストまでいるん?」『多分な』「家行っていい??」「しゃーなしやで?」
    こんな軽い奴やったけどへたに色営されるより楽な関係で楽しかった。

    2006-03-06 23:47:00
  • 55:

    優梨

    その頃のあたしは
    今と違って【形】より、
    【今】ってゆう
    瞬間の方が大事やった。
    その場その瞬間見えるものなんて何一つ無くて―。

    2006-03-06 23:51:00
  • 56:

    優梨

    ふと携帯を見ると桜から着信。『うざ!!?』パチンと携帯を閉じる。こんな事滅多に無いのに。

    今思えば、そら色も枕もせんと2百万近く使うあたしを離すまいとするんは当たり前やけどな。あたしには桜には全く恋愛感情何て無かったから不思議で仕方なかった。

    とゆうか、もうホスト自体に恋する気持ちすらなかったから。いつもその場の疑似恋愛。巧く騙してくれたらそれで良かった…。

    2006-03-06 23:56:00
  • 57:

    優梨


    慧、あんたに逢うまでは。

    2006-03-06 23:58:00
  • 58:

    優梨

    その日、店が終わり春と光輝が客を送り出すのを街ながら桜に?を送った。

    『何切れてんか知らんけど誕生日おめでとう?』
    ?をあたしが送るってゆう行為が桜にとって《相手が折れて来た》と取りよるから、この?一つでゆわば、仲直り完成。2年以上通てれば桜の性格もそれなり解ってくるからな?ほんま頑固で面倒臭い男なんです。
    なぁ、里菜。笑

    2006-03-07 00:02:00
  • 59:

    優梨

    「お待たせ??」春が酔うて里菜に飛び付く。
    光輝も「疲れたぁ?」そう呟きながら膝に頭を乗せてくる。こんな姿2人の色カノどもが見たら泣き叫ぶんやろな…。

    春と光輝の色カノは全員、超が付く程痛すぎる子ばっかやから恐い。痛客ってのは正にこの子の為にある言葉やなってくらいに。ある意味見てておもろかったりするけど。笑

    2006-03-07 00:18:00
  • 60:

    名無しさん

    頑張ってゃ?

    2006-03-07 02:01:00
  • 61:

    マリ?

    優梨チャン?お返事ありがとデス?最後まで読むカラ
    頑張ってね??

    2006-03-07 03:11:00
  • 62:

    里菜

    え-やん???
    いい感じやんかっ?
    里菜も頑張って更新しまくってくるわぁぁ?
    そろ?泥々のtriangle突入だからね?ワロス

    2006-03-07 10:39:00
  • 63:

    名無しさん

    2006-03-07 20:56:00
  • 64:

    優梨

    67さん?
    ありがとうです?
    頑張ります??

    2006-03-08 07:47:00
  • 65:

    優梨

    マリちゃん?
    再びありがとにゃ??
    頑張るっちゃ?

    2006-03-08 07:48:00
  • 66:

    優梨

    里菜?
    頑張ってるで??
    あんたもドロドロなん
    頼みまっせ??笑

    2006-03-08 07:49:00
  • 67:

    優梨

    70さん?
    読みやすくしてくれて
    ありがとうです?

    2006-03-08 07:50:00
  • 68:

    優梨

    そのまま春と里菜とは別れあたしは光輝とあたしのマンションへ。着替えをすませ二人で眠りにつく。ただ一緒に寝るだけ。そんな関係、温もりがあたしは心地よかった。

    ホストって優しさを売ってくれてる。でも逆に優しさを返す時もあって。ふとそう感じる。淋しい時、辛い時、女ってホストに求めるけど、ホストかてその瞬間はあるん確かにあるから。

    どっちもどっちやん。所詮男と女やもんな…。

    2006-03-08 07:56:00
  • 69:

    優梨

    誰でも自分の存在価値が
    欲しくなる。確かにここに必要なんやって形が。
    誰だって認めて欲しくて求めて欲しくて仕方ない。

    ただ、理由が欲しくて。

    2006-03-08 07:58:00
  • 70:

    優梨

    夕方目を覚ますと光輝はまだ寝ていた。ふと携帯を見ると慧から?が来ていた。あの日?を送ってから慧とは?が途絶えた事がない。まめやね、まめ男よ。ホストの鏡。さすがやわ。笑

    『週末行くゆーてんやし、そんなまめならんでええのに』当時のあたしは慧に対してその程度の感情。営業電話やメールが来ても大概返す事はない。店に行ける時自分から連絡するくらい。
    だって店も行かんのに
    【悪いな】って気分になるから。ホストは割り切って楽しまな、後々しんどいしね。

    2006-03-08 08:09:00
  • 71:

    優梨

    適当に慧に返事を返し煙草をくわえる。
    光輝の携帯がけたたましく鳴り続けるのを見て勝手にディスプレイを見ると、【着信:舞】光輝の色カノ。痛客中の痛客。時間を見ると夜の8時前。あまりにもしつこく鳴らす舞ちゃんを不憫に思い、光輝を起こす。
    『光輝、起きって』「?、もう出勤時間?」『電話ばり鳴っとんで』その一言で光輝はやっと腰をあげた。

    カチカチッ――。

    2006-03-09 00:19:00
  • 72:

    優梨

    「舞やん!こいつほんましつこい。」『愛されてるやん?』「いやいや?優梨、適当に?返しといて」『ひどっ』

    あたしが光輝の客に?を返す事もしばしば。あたしの愛の文を、光輝の愛の文として受け取る子達。
    所詮嘘塗れのあたし達に、偽りも真実も今更無くても当然。

    2006-03-09 00:23:00
  • 73:

    優梨

    出勤時間が近づくと光輝は出ていった。そんな中あたしも客に営業を掛け、出勤の準備をする。昨日の酒が抜けきってなくて気分が悪い中、店に出る。

    ―???―【着信:桜】

    2006-03-09 00:27:00
  • 74:

    優梨

    画面を開き、直ぐ様閉じた。電話の内容何て解り過ぎて出る気も失せる。「昨日はありがとう、ごめんな」それしかない。あたしは桜に何も求めてないのに。当の桜は里菜いわく、あたしは桜の事を好きやと思てるらしい。ないないなーい?まじないですね?今里菜の小説じゃあたしは桜が好きってなってる事自体なんかもう嫌やし。笑
    まぁ、昔の話やけどね。

    ―???―
    また携帯が鳴り響く。『…ったく、もうええって!』桜やと思い再び画面を開くと受信?。相手は慧だった。『ほんっままめやなぁ』そう呟きながら返事を打つ。内心、日課になりつつある慧との?のやりとりは嬉しかった。

    2006-03-09 08:47:00
  • 75:

    優梨

    『週末何曜くるん??』『内緒?どっきりで行くわ』『どっきりとか恐っ?』
    こんな?のやりとり。あたしはまじでどっきりで行ったろーと思て、里菜と作戦を立てた。

    優梨『里菜!りなちん?』ドレッサールームで髪をセットされてる里菜の元に走る。里菜「はいはい?どないしたん?」『土曜日、雅びに行くってゆうた?』「いや、まだゆうてないで」『雅びにも慧にも、行く日内緒でどっきりで行ったろや?ばり楽しそやない!?』「あ?いいやん、それ?」『やろ、決まりやな!』
    この日からあたしの慧へのどっきり作戦が開始した?

    2006-03-09 08:59:00
  • 76:

    優梨

    何か飲みに行く日の作戦を立てんのは毎回楽しいよな、里菜。その日の仕事もあたしと里菜はうはうは?で仕事こなしたし。月初めやからか、店は暇やったけどあたしと里菜は絶好調に忙しかったっけ?公私混同は嫌いやけど、プライベートが調子いいと仕事も調子良くなる。不思議とね。

    まずその日からあたしは、毎日交わし合ってた慧との?を一切返さん事に
    したとかとか?笑。

    2006-03-09 09:06:00
  • 77:

    優梨

    『おはよ?』『仕事行ってくる?』『何してんの?』全て無視ですから?笑。
    慧からしたら意味不明やろな?。これもどっきりの為に耐えんとあかんしにゃ?

    2006-03-09 09:09:00
  • 78:

    優梨

    次の日、仕事前に里菜と待ち合わせして服を買いに。もちろん、慧に逢う日の為にですがな?
    張り切って行かんとね〜。

    余談ですが、あたしと里菜は顔も性格も服の好みも全くの正反対。
    てな訳で選ぶ服もばらばらなんです、はい。どっちかゆうとあたしは姫系?で里菜は綺麗系?。入る店の好みも異なるし買い物は常にお互い個人プレー?笑。

    2006-03-09 09:20:00
  • 79:

    優梨

    買い物も終わり、溢れ返るスカウトとキャッチを交わしご飯屋さんに入る。二人とも土曜日の話を何十回と繰り返し語る。

    こんな瞬間がまた楽しくて嫌な事や、しんどい事、その場限りであっても。忘れさせてくれる。現実逃避でも何でもいい。これがあたし達の精一杯の気分転換。気持ちの切り替えやねん。

    2006-03-09 09:27:00
  • 80:

    優梨

    悩んで、耐えて、溜める事ばかり覚えた。

    発散の仕方が解らんくて夜に逃げ込んだ。溜めてるモノはいつか爆発するもんやのに。それでもこんな生き方しか出来んくて、間違ってるんかさえ解らんくて、正しい道をいつも何処かで探してた。

    【正しい】基準何て誰にも解らんのに…。

    2006-03-09 09:33:00
  • 81:

    優梨

    ―当日。
    【???】ピンポーン。
    準備をばっちり整えた里菜がインターホンに映る。
    「開けて??」『うわっ、頭デカ!笑』「当たり前やん?盛りまくったったわ」しばらくすると里菜が部屋に上がって来た。「優梨もクルクルやん?」『当たり前?』
    もーこの日のあたしらテンション上がりっぱなしでしたから。笑

    2006-03-09 22:45:00
  • 82:

    名無しさん

    頑張れ☆(∇≦)

    2006-03-10 04:57:00
  • 83:

    優梨

    時計はもう朝の5時を差していた。店の場所を地図を見ながら探し、ようやく辿り着く。青を基調とした綺麗な感じ。
    優梨『ここや、入るん緊張するな?』里菜「優梨先入って?」『へ?無理やって!!ばり恥ずいし』「あたしもやって?」
    こんな下らんやり取りを店の前で繰り返して、結局あたしが先入る事に?店入る瞬間はいつまでたっても慣れへんわ。『ほな、行こか』ゆっくりとドアを開く。

    「―いらっしゃいませ!」

    2006-03-10 07:20:00
  • 84:

    優梨

    「…ご新規ですか?」
    ボーイの様な黒服があたし達に近付きながら尋ねてくる。『あ、はい』
    そう答えると奥の席に案内されて、戸惑ったまま丁寧な初回料金の説明に聞き入る。2人とも焼酎を頼み一息つく。

    里菜「店ばり綺麗やなぁ」優梨『確かに、でも思ってたより広くないんやな〜』そう小声で呟きながら煙草に手を伸ばす。―カチっ!「どうぞ!」『あ、ありがとう〜』暗闇の中小さく光るライターの火に煙草を灯す。ん?ホストクラブ来たって感じやね?笑。

    2006-03-10 07:36:00
  • 85:

    優梨

    「これで気に入った子がいれば気軽に言って下さい」と、黒服さん。いわゆる、男メニューってやつを手渡される。載ってる、載ってる。雅も慧も(当たり前)。

    『この人と、この人』あたしが雅と慧を指差すと、「あ、雅さん今出てまして。すぐに呼び戻すんで…?」出てるとか。何してんよ〜まぁ、いきなり来といて何ですが。「慧君すぐ呼びますんでね」『はい』

    さーて、彼は気付くかな?

    2006-03-10 07:44:00
  • 86:

    優梨

    慧には写メ送ってってゆわれて送ったし、週末に行くともゆうたし気付かん訳ないと思うんやけど、どうなんやろね?プッ。

    そんな事考えてると「いらっしゃいませ」ふと見るとそこには雅が立っていた。【格好いい】それが雅の第一印象。あたしは好みちゃうけど男前、後フインキ?もあるし。里菜もまんざらじゃなさそうやったしな。――でも!!?
    次に放った雅の言葉に
    あたしは耳を疑う?

    2006-03-10 07:51:00
  • 87:

    優梨

    雅「いきなり来てるしびびったわ〜」雅は知り合いのバースデーイベントに顔出しに行ってたらしく急遽戻って来たんだそうな。

    里菜「驚かそう思って?」雅「ほんま焦るわ?」何や里菜は楽しそう?雅はないけど、里菜が楽しいんならええわと思いトイレに立つ。周りを見渡すと客数はチラホラ。従業員もチラホラ。『そんな忙しい店やないんかな』

    一律の不安を抱く優梨ちゃん…、笑。

    2006-03-10 08:05:00
  • 88:

    優梨

    トイレから出ると、雅がおらんくなってた。
    優梨『あれ?雅は?』里菜「先に客来てるし挨拶行ってくるってさ」『ふうん、で…どう?雅?』「やばいな?普通に格好いいわ?」『まぁ男前やな?良かったやん』あほみたいに2人で盛り上がってると
    「―失礼します、慧です」
    …来た―――!!

    2006-03-10 08:12:00
  • 89:

    優梨

    ―この日の慧との出会い、
    こんなにも深くなるなんて誰が思ったやろう。

    きっと神様にすら解らん
    かったんちゃうかな…。

    2006-03-10 08:15:00
  • 90:

    優梨

    『あれ?』あたしが思わず口走った一言。だってパネルと全然ちゃうんやもん。あれれ?やで、笑。

    「あ、パネ詐欺ですいません?」感付いたかのように申し訳なさげにする慧。いや、でもパネルより実物のがタイプやって。あたしの大好きな垂れ目やったし?パネルとまた違う格好良さがあったからあたし的に全然満足やったんよね。
    『いや、実物のが格好いいで?』「あ、ありがとうございます?」てかてか?、そんなんどうでもいいんです。もっと重要な事がっ。慧よ、気付かんか??
    そんなあたしを見て横にいる里菜、大爆笑。

    2006-03-10 08:25:00
  • 91:

    優梨

    『ん?気付かんのかなぁ?あんな毎日?してたのにな』頭ん中はその事でいっぱい。爆笑する里菜を不思議そうな顔で見てる慧さん。たく、気付きやがれ(゚д゚)

    慧「お名前いいですか?」おぉっ!!いい質問やんか?あたしこん時、名前ゆえば絶対気付くと思いました。やから、ゆうたりました。『優梨です』結果、スルーもいいとこのスルー。綺麗に流されたとか。「ゆりちゃんで、何ちゃん?」と、里菜に尋ねる慧を見て里菜再び爆笑。そらそうやわ。あたしも笑たもんよ?笑。我慢出来ず思わず聞いちゃいましたがな。

    『―え?解らへん?』

    2006-03-10 08:33:00
  • 92:

    優梨

    ひゃ?くっ??
    今日はここまでっ?
    >>1-100

    2006-03-10 08:35:00
  • 93:

    マリ?

    メッチャ更新されてる??頑張ってネ??(?ω?)

    2006-03-11 00:26:00
  • 94:

    優梨

    うお?更新しようとしたらマリちゃんからの
    書き込みあってびっくり?
    いつもありがとにゃん??

    ほな今から書いてきます?

    2006-03-11 00:30:00
  • 95:

    優梨

    「…え!?!?あ、あー!!!!」やっと気付いた慧は本気でびっくりしたんか後ろに反れるように倒れ込んどった。あたしも里菜も大爆笑?「うわ〜、気付かんかったし?てか何か恥ずっ!!笑」

    気まずそうに笑う慧を横目に『普通気付くやろ?』「ほんまそれ、ありえんな」と、あたしと里菜の嫌味攻撃に慧は「だってな!!?こいつ?の返事全然返さんねんで」『こいつぅ??』「あ、すんません(゚∀゚;)」里菜は隣で大爆笑。

    とりあえずこの日のどっきり作戦おもろいくらい大成功を収めまひた?笑。

    2006-03-11 00:49:00
  • 96:

    優梨

    楽しく過ごせてると思ってたんも束の間、「ちょっと回ってくる」そう言い残して慧が席を回った。ここまでは全然良かった。

    ただこの瞬間の雅が問題?雅は自分の客以外には話振れへんってか、もうマンツーマン接客って感じで1人のあたしは放置でずっと里菜と話してるタイプ。ま、ここまでも里菜が楽しそうやしまだいいとして。問題はここから。そっから、ずーっと無言?てか沈黙って感じ。あたしも里菜も雅も一言も喋らんの。まじないやろ?笑。逆に笑けたわ。

    雅は口開くと「今日はしんどいねん」ばっか。そんな雅に呆れて里菜も黙っとって。3人の暗?い沈黙は30分程度続いた。ないわ。

    2006-03-11 06:38:00
  • 97:

    優梨

    更にびっくりな出来事を雅は起こしてくれた。「優梨ちゃん」やっと口開きよったな、そう思た瞬間やつの口からとんでもないセリフが飛び出す。

    「今日はほんましんどいし帰るわ、ごめんなぁ?」『はあ?』そりゃびびるて?帰りやがってんもん。営業中やで?初回やで?いや、まず【客】やでって話やけど。これにはさすがの里菜もぶち切れ通り越して呆れとった。あたしが(゚Д゚)←こんな顔してるんをよそに雅はそそくさと帰って行きよった。そんなあたし等を見て慧が戻って来て「え、雅さん帰ったん!??」『帰った…、てかありえんねんけど』「ありえん…よなぁ?」ふと里菜を見るとご機嫌マックスに悪い様子。こんな中、店いても意味無いと思て慧に『ごめん、帰る』慧も解ってたんやろう、小さく頷きキャッシャーに消えて行った。

    『里菜、大丈夫か?』「大丈夫やけど、雅ほんまないわ!ありえへんし?」『あいつはないわ。もう帰ろ』「うん…、ごめんな優梨」この日の事は今だに里菜と話す。雅、あいつはまじでなかったなって?笑。

    2006-03-11 06:51:00
  • 98:

    優梨

    それからチェックをすませあたし達は席を立つ。雅が帰った事で店の人間みんなが「ほんますいません?」と、頭を下げる。

    こうゆう状況あいつは絶対理解してないわ。してたら【帰る】何て行動まず取られへんやろ。

    慧「ほんま今日わざわざ来てくれたのにごめんな?」優梨『ええよ、慧悪ないし気にせんとき?な、里菜』里菜「うん、あたし大丈夫やし?ありがとう」そんなこんなで最低な初回やった。特に里菜はな。あの日は愚痴りまくりながらあたしんちに一緒に帰ったっけ。帰ってからも延々毒吐き続けてたけど?

    2006-03-11 06:59:00
  • 99:

    優梨

    里菜「はあ…、何か最悪。これから雅どうしよ〜?」優梨『あいつの出方次第やろ。どうやって里菜の機嫌取ってくるかによるんちゃう。簡単に許したらあかんで』「間違いないな、しばらく様子見るわ?」

    どうにかしてあたしは雅に今日の行動の責任を取らせたかった。けど、一応里菜の口座やし里菜も里菜で雅の【顔】はほんまにタイプやったみたいやしどうする事も出来んかった???
    ―???―
    イライラしてると部屋に響く様にあたし携帯が鳴る。【受信?:慧】

    2006-03-11 07:08:00
  • 100:

    ゅぅ?

    読んでます?メッチャぉもしろぃから頑張って下さい??ぁと?この話って里菜サンのトライアングルと一緒な時期ですか??なんか話が噛み合わへん気がして?

    2006-03-11 08:06:00
  • 101:

    里菜

    ゆりんぼ、寝たちっくなんで、暇人の里菜が答えますとぉ〜???ワラ
    triangleわ3〜4年前ぐらいのうちらの話になってます?ほんで、dreamわ1年程前からここ最近の話ですねっ?
    里菜の話は後々、優梨の小説に追いつく形になってるんで、2話とも乞うご期待よっ???ワラ

    2006-03-11 08:51:00
  • 102:

    優梨

    ゅぅちゃん?
    書き込みありがとお?
    里菜のゆう通りあたし等の話は時間差あります??
    けど、最後は繋がるんでよろぴくです?

    2006-03-11 09:17:00
  • 103:

    優梨

    読みやすく?
    >>1-111

    2006-03-11 09:18:00
  • 104:

    優梨

    それからは毎週週末は慧の店に行くのが日課になっていった。雅も何とか里菜の機嫌を巧く直したみたいで里菜が良ければあたしはそれで良かったから、2人でよく通った。

    「―いらっしゃいませ!」今日も店のドアを開き、馴染みになった従業員達と軽く挨拶を交わし奥のVip席に座る。「優梨さん、里菜さん、おはようございます」優梨『あ?主任おは?』「2人いつもこの席っすね」里菜「ここしか無理やもーん」『そうそう、あたし等ビップやから〜?笑』「優梨、痛い痛い?」

    楽しかった。純粋に―。

    2006-03-11 23:36:00
  • 105:

    優梨

    それに、ただ純粋に
    【エース】ってゆうもんになってみたかった―
    ってのもあった?

    2006-03-12 07:58:00
  • 106:

    優梨

    やからって風俗に転職したわけでもない。その当時のクラブの給料と今までの貯金やらで、金銭的には苦しくなかったから。その分、仕事は凄い頑張ったっけ。

    「優梨さんから―、
    慧君に、リステル!リステル頂きました〜!!」
    それからもお決まりの様に何本かシャンパンを卸して行く。「優梨さんから―」「里菜さんから―」そんなマイクの声が店内にしばらく響き渡る。里菜もエースまではいかんかったけど、大きく雅の支えにはなる程金は落としとった。

    2006-03-12 08:04:00
  • 107:

    優梨

    しばらくそんな日が続き、里菜とあたしの部屋である話で盛り上がっていた―。

    優梨『…そろそろやな〜』煙草の煙を吹き出しながら呟く。里菜「あ、優梨の悪い癖が出てきちった??」『そ?みたい?』あたしの悪い癖、それは【逆色】。『エースにもなれて、あほみたく金使って発散も出来たし後は落とすだけやろ?』「間違いない、優梨は毎回そうやもんな?」『ゲット出来ひんホストはおらんよ。あたしみたいなおいしい客手放すホストがどこにいる?』「おらんおらん?優梨に付き合ってくれってゆわれて断るホスト何か、おるわけないわ?」

    あたし自身じゃなく、ここまででかい客を拒むホスト何ているわけがない。

    2006-03-12 08:16:00
  • 108:

    優梨

    【悪い癖―】、厄介なんはこの後。付き合って何度か抱き合って貢がせたら飽きて別れるのがいつものパターン。なぜか自分のモノにしてしまうとすぐ冷めてしまう自分がいた。ホストに本気にはなれん、あっちは商売ならこっちは遊ぶまで。ヒドイの何てお互い様。

    そう思う反面、心底惚れれるホストをあたしは求めてたんかもしれん。

    逆に1人の人に、真っすぐ素直に強く尽くせる里菜があたしは羨ましかった。

    2006-03-12 08:23:00
  • 109:

    優梨


    そんなあたしを―慧、
    あんたは変えてくれた。

    2006-03-12 08:26:00
  • 110:

    優梨

    優梨『里菜も雅と付き合いや、その方がおもろいやん』里菜「せやな〜、雅は色満開やし余裕で付き合えるやろな?問題は優梨やろ」

    そう、問題はあたし達。慧は全然色ってこうへんし、毎回お笑い系の空気になってしまうってかしてまう。一回ベロベロ酔うて、チューされたくらいやし?笑。色っぽい空気にならんようにお互いしてるって感じ。始めから笑いの2人やったんもあって、それを崩す事は勇気がいる。

    けど、それも今日までっ?今日から慧には色ホストになって貰います、はい?

    2006-03-12 08:36:00
  • 111:

    優梨

    今日はここまで??
    感想頂けると嬉しいです?
    里菜、こんな感じ?笑?

    ?>>1-120

    2006-03-12 08:42:00
  • 112:

    美貴

    メッチャおもしろい???
    続き書いてくださいッッ??

    2006-03-12 13:34:00
  • 113:

    里菜

    優梨イカすやん??
    そのままですやん??
    期待してますよ??
    里菜もはよ書かなぁ?

    2006-03-12 14:45:00
  • 114:

    名無しさん

    書いてください?

    2006-03-12 23:59:00
  • 115:

    優梨

    美貴ちゃん?
    読んでくれてありがとう?
    凄い嬉しいです??

    2006-03-13 08:36:00
  • 116:

    優梨

    里菜?
    ええ感じやろ??これから優梨の逆色作戦開始やし
    要チェックやで?笑

    2006-03-13 08:37:00
  • 117:

    優梨

    124さん?
    書き込みありがとです??
    今から書いていきます?

    2006-03-13 08:38:00
  • 118:

    優梨

    着付けしてると「おはよー?」更衣室に騒がしく入ってくる里菜。『あ、里菜。おは』「優梨おは〜あっ、あたしも着付けしてぇ?」『あんた早着れるようなりや』「着物めんどいもん?」『よし、完璧。てか着付け後でいい?』「何で?」『面接の子来てんやて。今日かららしくて見に行こ思て?』「…イジメたらあかんで?」『…。何で皆そんなんゆうんやな!?』

    愚痴こぼしながら2階に行くと主任と1人の若い子がいた。

    2006-03-13 09:02:00
  • 119:

    優梨

    「まだおぼこい感じやけど使えそうやろ?」そう呟き煙草に火を点け、ふっと笑う主任。『まぁね』「あの子には頑張って貰うから、優梨ちゃんイジメたらあかんで」『…?もう!何で皆そんなんゆうんですか?』

    更衣室に戻ると女の子が溢れ返ってる中、里菜が着付けに苦戦しとった。「優梨!どうにかしてこれ〜?」「優梨?、さっきから里菜ばりおもろいねんて!?」隣で爆笑する?3の麗美さん。周りの子が笑い出す中すかさず絡みまくった帯を持ちながら駆け寄ってくる里菜さん。ほんまにこの子だけは?可愛い奴やろ?笑。

    何とか着付けしたげて、2人で一服する。里菜「ほんで?新人どやった?」

    2006-03-13 09:29:00
  • 120:

    優梨

    茜音の事はすっかり忘れ、着付けに汗だくなってるあたしに里菜が尋ねる。

    『あ〜普通に可愛いんちゃう?キャバにいそうな感じ』「可愛いかぁ?普通ちゃう?あたしもさっきチラッとだけ見たわ」『ん?何かどっかで見た事ある気するんやけどなぁ?』そんな雑談を打ち消すように店長の声が店内に響く。

    「いらっしゃいませ!!」

    2006-03-13 09:33:00
  • 121:

    優梨

    「優梨さん、里菜さん!お客様来られました。お二人共3階VIP室でお願いします」ボーイが慌ただしく待機室に顔を出す。『もぅそんな時間か』「今日もいっちょ頑張りますかぁ」

    この店は、指名制はなくて一度同伴や、連絡先を聞いて来店した場合はその女の子口座となる。それは客を盗った、盗られたってゆう争いを無くす為と客ひとりひとり大事にしていくとゆう意味も込めてママが決めたこの店のルール。それに常に売り上げ歩合制。頑張った分返ってくる。やりがいもやる気も常時隣り合わせのシステムがあたしは気に入ってる。仕事出来ん、努力せん奴は嫌いやしね。

    2006-03-13 09:43:00
  • 122:

    優梨

    店の造りも4階まであって1階はボックス数席。2階は和室の個室数席。3階は値段も上がりカラオケの部屋もある洋室の個室数席のVIPルーム。4階はロッカーや待機室や更衣室、ドレッサールーム等、従業員専用の階となってる。ここに勤めて早5年。夜の世界にあたしは完璧染まってたな。

    親がすでに水商売のママとゆう中で生まれてこの世界にはまるのに時間は掛からんかった。店のママが母やって事でやりやすい反面、やりにくくてお互い甘えも出て一時辞めた時期もあったっけ。けど、こんなあたしをここまで育ててくれたママに孝行したくて、今もいち従業員として頑張ってる。ママの娘って事で恥ずかしくないように人一倍努力はして来たつもり。中には羨ましがったり、僻む人もいる。そんな目にいちいち反応してた時期も自分に自信が付くと気にならんくなっていった。

    人間、自信を持つには結果を出す事。何にも変えがたい形を残す事によってそれは大きな自信に形を変えてく。それを教えてくれたんはママ。お母さんやった。

    2006-03-13 09:56:00
  • 123:

    優梨

    今だにってか一生ママには女としてもホステスとしても適う気せえへんもんな。あたしのおかんは偉大ですから?マザコン上等?笑。

    そんなあたしには若い頃はバカでした。昔は好き嫌いはっきりしてたから無駄な敵作りやすかった。今じゃ上辺付き合いも愛想笑いも得意。それもこれもこの仕事のおかげ。こんなあたしを理解してくれんのはママと里菜だけやろうな。自分が大事に思ってる人以外に自分を解って貰おうとも思わんし。

    2006-03-13 10:03:00
  • 124:

    優梨

    ―???―
    マナーモードの携帯が帯の中でしつこく鳴る。『少し失礼します』そう言い残しトイレに入り携帯を開く。

    【着信:桜】『桜か。そういや最近顔出してないな』【着信:慧】慧から着信。『昨日行ったのに、どうしたんやろ。とりあえず今日辺り桜んとこ行くか』パチンと携帯を閉じ、化粧を直しながら客の予定をボーイに伝え、気を張り席に戻る。

    2006-03-13 10:09:00
  • 125:

    優梨

    何十万、時には何百万使うあたしと里菜の客達は、まさかあたし等がホスト行ってる何て思いもせんやろな〜。お金って回る物やね。

    時間は深夜2時前を差していた。客を送り出し、店も閉店して待機室に入ると酔った里菜が待っていた。「優梨ー、お疲れ?」『何やあんた酔うてん?』「ちょっとだけ?なぁ、雅んとこ行かん?」『え?昨日行ったやん』「お願いっ?今日行きたいねーん。優梨も慧君に今日逆色したったらいいやん」『しゃーないな?ほなあたし先にちょっと桜んとこ行くし先行ってて』「了解〜?」二日連続飲みに出るんはきついなぁ?。

    帰る支度をしてると誰かが待機室に近づいてくる―。《…カチャッ。》

    2006-03-13 10:19:00
  • 126:

    名無しさん

    2006-03-13 11:01:00
  • 127:

    優梨

    「あ、お疲れさまです!」『…茜音ちゃん、お疲れ』接客中にも思ってたけど、やっぱりこの子何か苦手。「優梨さんすごいですね。こんな店で?1で、里菜さんもやけど。憧れます!」『はは。凄く何かないで。茜音ちゃんもあたし等抜く勢いで頑張りな』「はい。そのつもりです」またや。…この、敵対心溢れた目。何なんやろう、この子は。

    『なぁ、一回どっかで…』―???―【着信:桜】。タイミング良いのか悪いのか携帯が鳴り響く。

    『あー、ごめん気にせんといて。あたし用事あるから帰るな』「はい、お疲れさまでした!?」鳴り続ける携帯を鞄に放り込み、着替えもせんまま店を出てそのまま桜の店に向かった―。

    2006-03-13 11:28:00
  • 128:

    優梨

    今日はここまで??
    ?>>1-140

    2006-03-13 11:34:00
  • 129:

    優梨

    138さん?
    読みやすくしてくれて
    ありがとうですっ??

    2006-03-13 11:34:00
  • 130:

    優梨

    暇やしもうちょい
    更新しま?す?

    2006-03-13 13:49:00
  • 131:

    優梨

    「―いらっしゃいませ!」いつも座る決まったVIP席に案内される。もう慣れたけど。

    「優梨、久々やね」店長の真が挨拶がてら話し掛けてくる。真は友達の千晶が口座やった事もあってか仲も良いし新人の頃から知ってる。『かな??2ヵ月ぶりくらいやな』「どうせ新しい男見付けたんやろ〜?」『そんなんちゃうから?』「まぁ、すぐ桜くるし待っててな」桜な…慧のエースなるんなら、桜とはしばらく切らんとキツイ。

    逆色かけて色カノなるとしたら余計。けど桜とは切っても切れん変な腐れ縁がある。何やかんやで今まで続いてるんが何よりの証拠。

    2006-03-13 14:01:00
  • 132:

    優梨

    そんな中、ふと今日会った茜音を思い出していた。
    『ほんまどっかで見た気がするんやけどなぁ』しかしあの目は気にくわん。何か企んでる気して仕方ない。

    『考えすぎやといいけど』「何が考えすぎなん?」少し不機嫌そうに現れる桜。『あぁ、おはよ』「?てかお前、電話くらい取れや」『行こうと思てたしええかなって?』「ほんま勝手」桜との事も…、考えなな。でもどう切り出したらいいんか解らん。こいつ絶対に逆切れしだすタイプやし。

    2006-03-13 14:08:00
  • 133:

    優梨

    「優梨?」『あ、ごめん。何?』「何でお前最近顔見せへんねん。連絡もあんま取れへんし」『忙しかってんか。てか桜は結花ちゃんいてたら無敵やん?』「ふーん」コレコレ!この桜の何でも見透かしてる様なこの目は何年立っても慣れん。唯一桜の変わらん一部。

    「てか結花とか関係無しにお前は俺に必要やからな」出た出た!こいつの微妙なプチ色。こりゃもう一種の癖ってか病気。勝手に口から出てまうんやな。

    2006-03-13 14:22:00
  • 134:

    優梨

    『あたしがあんたにしてあげれる事何て数少ないで』「金の問題ちゃうやろ!」…金の問題でしょ、どう考えても?『何か飲もか…』「おい、話逸らすな。お前今日何か変やで」勘が鋭いとこも変わってないね〜。

    多分この日、桜はあたしが切ろうと思てる事や慧のような存在が居る事に気付いてたと思う。あたしが桜の性格大体解るように、桜もあたしの性格は解ってたと思うから。

    2006-03-13 14:29:00
  • 135:

    優梨

    「優梨、お前男出来た?」『…へ?そんなもん前からいっぱいおるって?』桜は少し笑い、煙草に火を点け「最後は俺んとこ帰って来いよ」そう呟くと、いつものノリの良い桜に戻り満面の笑みで「今日は飲もか」そう叫んだ。

    桜、あんたは良いホストやな。これだけはほんまに昔から揺るがず思うで。
    里菜が惚れるわけやな。

    2006-03-13 14:35:00
  • 136:

    優梨

    桜の優しさに救われて肩の荷が降りたあたしも気分が上がった。『うん?今日は酔いますか??何飲むよ?ワインでも卸ろそっか?』「んー、いや!今日は下の従業員全然飲んどらんから飲ませまくったらな?仕事させなあかんわ」
    『そら、あかんな!上の人間が酔うてんのは下が頑張ってない証拠やわ』
    「やろ?」そう言い、桜はボーイを呼ぶ。
    『何頼んだん?』「それはコール鳴ってからのお楽しみや?」この人怖いわ?笑

    2006-03-13 14:44:00
  • 137:

    優梨

    しばらくすると店内にシャンパンコールが流れ出す。『何や、シャンパンやん。ドンペリかな?』そう思たんも束の間。マイクの声にびっくりするあたし―。

    「優梨さんから―、桜さんにカフェパリ、カフェパリ入りやっす〜!」『…へ!?カフェパリー!?しょぼ?』が、しかし。更にびっくりな言葉が耳を突き抜ける。「優梨さんからカフェパリ20本!20本頂きやした〜!」(゚Д゚)20本て…。カフェパリ20本卸すとかあたしばり痛客やん?笑。

    その瞬間、桜がマイクを取り「従業員全員集合!お前等潰れるまで飲めよ!」桜の一言で従業員達はあたしの席に全員集合。前代未聞のカフェパリ20本、その場で回し飲み―。これにはさすがのあたしも唖然…?

    2006-03-13 14:53:00
  • 138:

    優梨

    最後の一本が無くなると、飲ませコールが鳴り止みご馳走様コールが行われた。さすがに皆フラフラ。色カノの席で潰れてる従業員もちらほら。「ばり楽し〜?俺もフラフラやわ」『あんた、カフェパリ20本て?他に何かなかったんかい』「おもろいやろ?下の奴等飲ませれたし満足やわ?」無邪気に笑う桜に呆れたように笑う。

    ―???―【着信:里菜】。

    2006-03-13 15:00:00
  • 139:

    優梨

    『あ、忘れてた?』時間を見るともう6時前。慧の店にも行かなあかんねやった。『桜、ごめん。今日は酔うたしそろそろ帰るわ?』「帰るん!?どこ行くねん」『どこも行かんて。明日も仕事やし』「…分かった」

    チェックしにキャッシャーに向かった桜を確認しながら里菜に?を送り、直ぐ様携帯を閉じる。頭が回る、さっきのカフェパリが大分回ってる。『あ?やばい。でも今なら慧にどんな甘い言葉でも吐けるわ』酔った優梨ちゃんは無敵です?笑

    2006-03-13 15:07:00
  • 140:

    優梨

    チェックをすませ、すかさず店を出る。その瞬間、和歌ちゃんと目が合う。睨む和歌ちゃんを気にも止めずドアを抜ける。まじうざ?

    「あ〜りやしたぁ!」桜の声に便乗するかのように、全従業員が再び「あ〜りやしたぁ!」と叫ぶ。ほんま大変よな、ホストってさ。

    2006-03-13 15:13:00
  • 141:

    優梨

    あたしがエレベーターのボタンを押してると「ほんまに帰るん?」と、酔うた桜の問いに『うん、ほんま』こんな嘘、あたし等にしたら嘘にならんよな。

    「てかお前何で着物なん」『あ?今日店で着物やって最後ばたばたしててそのまま』その時またふと、茜音が頭をよぎりすぐ消えた。エレベーターに乗ると「優梨〜、俺を見捨てんなよ」抱きつきチューしてこようとした桜を突き飛ばし『あんたが色らんかったら大丈夫やで?』そう吐き捨て、慧の店に向かう―。

    桜ごめんな。ありがとう。

    2006-03-13 15:19:00
  • 142:

    優梨

    「いーらっしゃいませ!」はあ。今日2回目のいらっしゃいませに多少うんざりしながらボーイに尋ねる。『里菜いる?』「はい!奥のVIPで、優梨さんお待ちですよ?」『ありがとう?』

    他の客達の目線が痛い中、里菜の元に急ぐ。だってあたし着物やもん、そら誰かて見ますよ、うん??笑。

    2006-03-13 15:26:00
  • 143:

    名無しさん

    2006-03-13 15:26:00
  • 144:

    名無しさん

    2006-03-13 15:28:00
  • 145:

    優梨

    「あ〜優梨?遅いしぃ?」『ごめんごめん?』里菜もあたし同様、出来上がってるみたいやった。「優梨、おはよう」『慧〜おはよ』「何や何や、酔うてん?」『ちょっと?』「うわ、大分酔うてますやん?」

    ふん、そんな余裕ぶっこいてられんのも今の内やで?とりあえず、優梨ちゃんの逆色作戦第一段、開始っ?

    2006-03-13 15:31:00
  • 146:

    優梨

    里菜にすかさず?を送る。【とりあえず慧酔わすわ?里菜ちん協力よろしく?】里菜のOKサインを合図に、あたしの口が開く。

    『慧、何飲みたい?』「俺はやっぱシュワシュワ好きやな」(′ー`)ニヤリ?
    『了解!!カフェパリ20本持ってきて?』「20本!?やるねぇ?マイハニ〜?」『そんかわり残さず飲んでや?』「任せとけーい?」

    いい感じに事は進んでる。後少し、後1時間後には慧はあたしの手の内?

    2006-03-13 15:44:00
  • 147:

    優梨

    【略部分】
    いい感じに事は進んでる。後1時間後には慧はあたしの手の内?

    2006-03-13 15:46:00
  • 148:

    優梨

    「ほな頼んでくるわ」と、席を立つ慧を里菜が呼び止める。「ちょい待ち!!里菜からもカフェパリ20本?今日は飲むで?」あん時の慧のまじで?って顔は今だに爆笑もんやからな?笑。

    「優梨さんから―、慧君にカフェパリ、カフェパリ20本頂きやしたぁ〜!!??続いて里菜さんからも―、雅君にカフェパリ20本頂きましたぁ!」それから、1時間近くシャンパンコールの嵐。他のお客さん達には悪い事しまひた?

    そして案の定、横には潰れかけの慧の姿―。

    2006-03-13 16:02:00
  • 149:

    優梨

    ここからが作戦の決め所。あたしの腕の見せ所。

    『慧、大丈夫?』強がりな慧は必ずこう答えるはず。「全然大丈夫?」ほらな。『ほんま?良かった。てかあたし前から聞きたかった事あるねん』「え?何?」『慧は…あたしの事、どう思ってる?』「どうって?」はい、そうくると思た?『慧のあたしに対する気持ち。今聞きたいねん』「…大事やで」『ほな、付き合える?』この質問に返せる答えはただ1つしかない、それはあたしは解ってた。『どうなん?』「付き合える?…俺、優梨好きやで」こう答えるしかないもん?

    あたしを手放す事が慧の?生命にかかる事をあたしは重いくらい理解してたし。

    2006-03-13 16:12:00
  • 150:

    優梨

    『ほんま?大事にしてくれるかな??』「いいとも?優梨、大好き」あたし等の様子を凝視してた里菜に、すかさずウィンクを飛ばすあたし??見事今日から、慧のエース兼色カノになりましたよ〜?(゚∀゚)笑。

    けど、あたしは解ってなかった。この時慧がどんな気持ちであたしに「好き」と伝えたか―。

    慧、あたしが傷つけた最初の傷はこの軽はずみなあたしの性格からやったよな。あの時解ってあげれんくてほんまにごめんな…。

    2006-03-13 16:18:00
  • 151:

    優梨

    そして慧はまだ続けた―。「俺照れ屋やし伝え方とか下手やし不安にさせるかもしれんけど、優梨にはいつも支えて貰って弱音も吐ける存在やし大事にするから信じてな」『うん?』

    正味、慧の事好きとかじゃなかったしそんな言葉も求めてなかった。とりあえず付き合ってる【形】が欲しかった。その方が我が儘もゆえるし融通も聞くしな。信じるか、信じひんや何て二の次。《ホスト》やん。そんなもん初めから根本的にあたしが信じる訳ない。

    2006-03-13 16:28:00
  • 152:

    優梨

    そう言い残すと慧はあたしの膝の上で大口開けながら寝だした。里菜が隣に寄って来て、「逆色成功??」『余裕?以外とすんなりOKやってやりがいなかったくらいやで』「ばりうける?いつまで持つか見物やな」『長くて半年やろなぁ?』

    あたしにとって、ホストは淋しさを埋める道具にしか過ぎん。その分、金は落とす。落とせば落とすだけ、相手は大事にする。その内手放したくない気持ちが、独占欲になり貢ぎ出したり見せに来だしたり逆の立場になる。そうなると冷める自分がいて。

    結局どんな情がある人でも【ホスト】ってゆう時点であたしは好きにはなれへんねやろな。ましてや、愛せる事も絶対に出来ひん―。

    2006-03-13 16:38:00
  • 153:

    優梨

    ラストソングが流れだす。時計を見ると9時半過ぎ。『もうこんな時間か』それにしてもこいつはよう寝るやつやわ。慧の寝顔を見て呆れ笑いが吹き出す。

    里菜の方を見ると雅が席に戻って来てて2人の世界?雅は色満開ホスティ。延々ベッタベタしまくり?笑。

    そういや1つ疑問。里菜は雅と付き合えたんかな―?

    2006-03-13 16:45:00
  • 154:

    優梨

    そそくさと?を作成する。
    送信?【あんたは雅とは、どうなったん!??】すると受信?【付き合えたぁ??この後ラブホやって?笑】

    ラブホ!?雅は色ホストじゃなかったわ。色枕でした?

    2006-03-13 16:50:00
  • 155:

    優梨

    ラストソングが終わり、店内が明るくなる。すると、やっと慧が目を覚ました。『やっと起きた?』「あ〜ごっめん、ばり寝てた?」『もう知らん?』突き飛ばすように体を押すと、両腕を掴まれチューされる。「退屈さしてごめんな?」

    いやいや、こいつ付き合ってからいきなりキャラ変わり過ぎやって(゚д゚)ガビン。

    2006-03-13 16:56:00
  • 156:

    優梨

    チェックは、【410、000】。桜のとこと合わすと今日だけで80万近く使ってる。

    『こんなもんやな?』全額キャッシュで払い送り出しを待ってるとふらふらな慧が現れ「先に他の客送ってくるし待っててな。帰りにご飯でも行こ」『いいけど大丈夫なん?』「余裕?」そうゆうと思ったし?笑。

    ま、里菜も雅とアフターと称したラブホ行くらしいしいっか。桜にはああゆったけど今日は休みやしな。

    2006-03-13 17:07:00
  • 157:

    優梨

    1時間後慧が戻って来る。『おっそ?いっ?』「まじごめん」『ありえんわ〜、ないわ?あほちゃうか?』「え?ええっ!?何俺、この言われよう(゚∀゚)」里菜が爆笑する中、雅も戻って来て4人で店を出る。

    「あ〜りやっしたぁ!!」本日2回目のあ〜りやしたにこれまた多少うんざり。

    2006-03-13 17:17:00
  • 158:

    優梨

    「とりあえず2人で待っててや」『分かりまひた?』「すぐ行くわな?」
    あたし達は少し歩き近くにあるミナミのアフター場所といえばここや!って感じでびくドンに入った?笑。

    もちろん2人共着物で。
    びくドン着物で?
    なっ、里菜ちゃん?爆笑

    2006-03-13 17:25:00
  • 159:

    優梨

    【略部分】
    なっ、里菜ちゃん?爆笑

    2006-03-13 17:27:00
  • 160:

    優梨

    今日頑張ったぁ??
    ?>>1-170

    2006-03-13 17:32:00
  • 161:

    優梨

    155さん?、156さん?
    ありがとうございます??

    2006-03-13 17:33:00
  • 162:

    名無しさん

    おもしろい?

    2006-03-13 18:56:00
  • 163:

    ?まどか?

    めちゃィィ??>>87の文にかなり共感しました??

    2006-03-14 03:27:00
  • 164:

    マリ?

    ヒサビサ覗いたら更新し
    まくりで感激(?・ω・)???頑張ッてネ??

    2006-03-14 04:32:00
  • 165:

    優梨

    174さん?
    書き込みありがとです??

    2006-03-14 06:02:00
  • 166:

    優梨

    ?まどか?ちゃん?
    書き込みありがとです?
    共感とか凄い嬉し‐ってかめっちゃ感激です???

    2006-03-14 06:04:00
  • 167:

    優梨

    マリ?ちゃん?
    久しぶりぶり????
    今からまた更新するし
    また読んだってにゃ?

    2006-03-14 06:06:00
  • 168:

    優梨

    びくドンに入るとさすがにこの時間帯はホストといかにも飲み帰りの子達で溢れ返ってた。見た事あるホスト君もチラホラ?話し掛けんなよオーラを出しつつ、里菜と席に腰掛け一服?。

    「てか優梨?、付き合った感想どうよ??」『はは、別にこれといって普通〜?これからが肝心やからな』「まぁなー、あたしも雅と付き合ってもうたしな??春と切らなあかんわぁ?」『…ほんまやん!!笑。より戻したばっかやのにな?』「いや〜、あたしはもう雅しか見えまてんから?笑」

    あたし等は飲みに行く時は常に1つの店だけ。他じゃ金は使わんし色もいらん。ややこしくなるだけやし、後々めんどいからな。特に里菜はハマるとそのホスト一筋やし、他店に行く事はまず無い。必然的にあたしもそうなってまうんよね?

    2006-03-14 06:17:00
  • 169:

    優梨

    ―???―【着信:慧】。
    『はいはい??』「今から行くわ?どこ?」『早!!』「早切り上げたんやん?」『嬉しー?びくドンおるし早く来てな』「任せとけ?ジュリエット?」『待ってるな、ロミオ?笑』

    『慧等くるって』「…。」『里菜?』「…あんた等、あほやろ?ロミオて?笑」

    2006-03-14 06:24:00
  • 170:

    優梨

    里菜のきつ〜いツッコミに思わず爆笑するあたし??

    「ほんまに巧いくらい回る口やな?慧君の事好きでもないくせに」『当たり前?相手にこいつは俺に惚れてると思わせてナンボやろ。ホストゆうたかて所詮男。男何て単純な生物やしな』「凄いな〜、あたしはすぐ情入って本気なってまうしあかんわ?」『逆に里菜のそうゆうとこ羨ましいわ』「ほんまぁ?あ、来た?」

    振り返ると慧と雅の姿が。「ハニー、お待たせ??」『ダーリン、お疲れ様?』ダーリンとか?笑。自分でゆうてて痒くなりますね。あたし、普段こんなキャラちゃうのにさ(゚∀゚)アイター。

    2006-03-14 06:33:00
  • 171:

    優梨

    慧と雅の登場に周りの目はあたし等に注目しまくり。品定めするかのように皆が見てくる。びくドン来たんはやっぱ間違いやったな?

    「優梨と慧も付き合ったんや?ほな今日は俺等4人の記念日やな」『おっ?雅、たまにはええ事ゆうやん』「たまにはって何やぁ?」雅には冗談があんまり通じひんからたまにごっつ絡みにくいわ?『ごめんって?ほな来月のこの日も4人でご飯食べようや?』「それいい?雅君、頑張ろな?」「余裕やろ?あいつ等のが先に別れよるで」「あっ!!雅君そんなんゆうんすか?俺等別れませんから〜な?優梨?」『間違いない?』

    楽しかったよな、この日。4人共心底笑ってて幸せな空間って今思えばこの日のあの瞬間の事ゆうんかな。

    2006-03-14 06:44:00
  • 172:

    優梨

    食事をすませ、足早にびくドンを後にする。明るい所で見ても慧は男前?さすがマイダーリン〜?ま、多少ヒゲ生えてますが?爆笑。

    「ほな俺等こっちやし?」里菜の腰に手を当てラブホ街の方を指差す雅。そのまま2人手を振りながらラブホ街に消えてった。「げ?あいつ等絶対ヤる気やな」『里菜…、避妊しいや?』「お前、おかんかよ!!笑」笑い合いながらミナミを歩く。『どうする??』「せやなー、ほな俺等もにゃんにゃんするか?」まだ酒が残ってんのか慧はノリノリで尋ねてくる。ほんまキャラ変わりすぎて焦ったわ?

    2006-03-14 06:54:00
  • 173:

    優梨

    しかもにゃんにゃんって?久々聞いたわ?笑。「あ、俺優梨んち行きたい!!?」『あたしんち?!?まじ?』「まじ?」『いいけど〜、部屋汚いで?』「大丈夫?そんなん気にせんから?」うわー、こいつこそ絶対にヤる気ですやん!!笑。

    そんなこんなで、目的地は急遽あたしのマンションになりましたとさ。あたしも疲れてたしぶっちゃけ早く寝たかった系やった?笑。

    2006-03-14 07:03:00
  • 174:

    優梨

    タクに乗り込み、煙草吸う暇もない早さでマンションに到着。「近っ!!てか優梨んちここ!?」『せやで?』新築のデザイナーズマンション2LDK。家賃18万円。お気に入りのあたしの城。「めちゃ綺麗なとこやん?優梨姫、金持ち〜」『あ、やっぱあたしのお金が好きなんや?』はい、痛?い?痛客満開のセリフや?笑。「えぇ!?何そのキャラ!?」『あははっ?』

    自動ドアを開けエレベーターのボタンを押す。最上階の18階。この部屋にホスト入れるんは何人目やろ?

    2006-03-14 07:13:00
  • 175:

    名無しさん

    リアルうれしい(´∀`)いつもよんでまふ

    2006-03-14 07:13:00
  • 176:

    優梨

    「お邪魔しまーす。うお!!ばり広っ?ばり綺麗〜?」

    大ハシャギの慧さんを横目に『何か飲む?』「もう酒はいらん?」『誰が酒出すっつってん?』「あはは?ほなコーヒーで!!」お湯を湧かしてインスタントのコーヒーに注ぎ、慧に渡す。『じゃ、着替えてくるわ?慧もこれ着替え』そう言いトレーナー上下を手渡す。「ありがと〜?優梨りん、早くなっ?」『はいはい』

    うわ〜絶対これヤられる?ヤバス(゚∀゚)ま、その辺の作戦もぬかりないけど?笑。

    2006-03-14 07:21:00
  • 177:

    優梨

    187さん?
    書き込みありがと???
    いつも読んでくれてるとかばり感激?頑張ります??

    2006-03-14 07:26:00
  • 178:

    優梨

    着物を脱ぎ、丁寧にたたみ和服タンスに閉まう。やっと着物を脱げた解放感と、家に付いた安心感であたしは一気に気が抜け更に頭が回って来た。『あ〜気持ち悪いぞー。疲れたぁ…?』「ゆーり〜!!」寝室にいる慧が何やら叫んでいる。

    『はいはい?』「何これ」慧が見せてきた1枚のプリクラ。昔撮った桜と映ったやつだ。「…これ、ミナミの【マリア】の?1の桜君やろ?」『うん…』「どうゆう事?付き合ってん?」『付き合ってない。桜とは昔付き合ってたけど、今はそんなんちゃうから…』

    慧は黙ってる。あ?、痛いなぁ。このタイミングで桜の影がちらつくんは。桜の店は、ミナミでも有名中の有名な大型店。そこの?1と関わりあるやなんて慧にしたら気分良くないはず。

    2006-03-14 07:42:00
  • 179:

    優梨

    しかし、こんな状況には慣れっこなあたし。戸惑う事なく一言。『今、好きなんは慧だけ。信じて?』この言葉に頷かんはずがない。だって相手はホスト。あたしはエース。手放す事何て頭おかしくない限りする訳ないしね。―案の定、慧は「そっか。うん、解った。信じる。好きな女の1人も信じれん小っちゃい男にはなりたくないし」

    そう言うと慧はあたしを抱き締めながら「俺、めちゃヤキモチ妬きやしばりばりうざいで??」『あたしもやで、色カノはいてもいいけどバレんようにしてや』「色カノなんかおらん!!」『はいはい?』

    その日は、もう桜とは連絡取らへん事を約束して慧の腕の中で眠りについた―。

    2006-03-14 07:57:00
  • 180:

    優梨

    あの日の慧の温もりや言葉あたしは何一つ
    信じてなかった。

    こんなあたしを抱き締めてくれた腕を信じなかった。慧は精一杯あたしに伝えていてくれてたのに…。

    2006-03-14 08:02:00
  • 181:

    優梨

    ―???―
    夕方、携帯が鳴り響く音であたしは目を覚ます。客達からの溢れる着信の数々。『もう、こんな時間か…』今日は週に1度の休みだ。再びベッドに潜り眠りにつこうとした瞬間「優梨…」寝起きの声で慧が抱きついてくる。『起こした??』「大丈夫。お前寝れた?」『爆睡。慧は?』「優梨がやらせてくれんし寝れんかった?」『嘘つけっ?笑。大口開けて寝とったやん』「あはははっ?」

    あのまま疲れきったあたしはすぐに爆睡してた。多分慧も。もちろん、やってませーん?そんなすぐヤられせてたら身が持たへんわ?

    2006-03-14 08:17:00
  • 182:

    優梨

    それからあたし達はまた寝入ってた。男の腕の中で寝た事は幾度とあったけど、慧の腕の中は不思議なほど安心しながら眠れたっけ。

    ―???―深夜1時。またあたしの携帯がうるさく部屋中に響く。ディスプレイを見ると、【着信:桜】―。思わず閉じた携帯が床に音を立てながら落ちた。タイミングが悪すぎる。その音に目覚めたのか「…誰?」慧が起き上がって尋ねる。《やばい―。》

    2006-03-14 08:26:00
  • 183:

    優梨

    『もしもし??』「優梨?起きてた?」『うん、まだ雅君といるん?』「さっき別れたわ?優梨は?」『慧あたしんち泊りよってまだおるわ?』「まじ?!??」『いひ?暇ならおいでや』「え?あたし邪魔やん?」『大丈夫?雅君との甘〜い一夜をあたし等に聞かせにこんかい?な?ダーリン』「間違いない、ハニー?」「あはは?分かりました?ほな向かうな」『了解?』

    いい展開。このままやと、慧に迫られたらやってまいそうやったしな。里菜が来てくれたらそんなムードも崩れてまうはずや??ウン。

    2006-03-14 08:46:00
  • 184:

    優梨

    そう安心したのも束の間。

    《グイッ―。》腕を引っ張られそのまま押し倒されてしまった。『…え?』戸惑うあたしに「優梨、俺の事好き?」『好き…、やで』そう答えると慧の唇はあたしの唇と重なり合うように絡んでた。『ちょっ…、慧待って』「…何で?俺の事好きなんちゃん」服の中に手を入れて来る手をあたしは止める。『―好きやで。大好きや。でもな、怖い』「何が?」『慧があたしの事ほんまに好きなんか分からんから怖い。口じゃ何とでもゆえる。まだ慧の事、信じ切れてない自分がいるねんか』「―俺は本気や。でも俺もお前と同じ気持ちはあるんやで?」『うん、慧もあたしをまだ信じ切れてないやろ。それやのに、やるん?あたしは無理…。遊び感覚な人となら今すぐ出来るで。でも慧は違うやん。このままで終わりたくないから、本気やからこそ今はしたくない。』

    そう話すと、慧はあたしを抱き締めた。

    2006-03-14 09:00:00
  • 185:

    優梨

    「…ごめん。俺感情のまま動いてお前傷つけてしまうとこやったわ。ごめんな」『解ってくれたならいい。あたしこそ何か、ごめん』飛び起きて照れ隠すかのように慧は「謝んなって??俺等はこれからやんなっ」

    ―良かった。心ん中じゃ、ガッツポーズ?余裕やわ。何とか巧い事交わせた〜?駆け引きじゃ、そこら辺のホストには負けませんよ?な、里菜?笑。

    慧に抱かせるんはまだまだ早いしな。これからやね?

    2006-03-14 09:07:00
  • 186:

    優梨

    それにしても、慧は頑張るなぁ。いくらエースやからゆうても手出すん早いわ。そんなに手放したくないんかな、あたしの財布?笑。あたしは枕何て求めてないのに、何か調子狂うな―。

    ―???―ピンポーン。
    インターホンに里菜の姿が映し出される。よっしゃ?やっと里菜来た?。これでもう大丈夫やと、肩を撫で下ろすあたしがいた。
    さすがに違う自分を演じ過ぎて精神的にきつかった。

    2006-03-14 09:12:00
  • 187:

    優梨

    【壁】を造って、
    殻に閉じ籠もってたあたしに慧は気付いててんな―。
    手を差し伸べて手を引いて護ってくれたんはあんただけやった。あたしがもう少し大人ならこんな遠回り、する必要なかったなのに。

    人間って、恋愛ってほんま難しいもんやな…。

    2006-03-14 09:18:00
  • 188:

    優梨

    《ガチャガチャッ―。》

    「優梨ー?」『里菜っ?』リビングで抱き合うあたし等を「おい、お前等先にゆうとくけどきもいぞ?」と慧さんのきついツッコミ?「え〜何、慧君もしかして妬いてん??」「妬くか、ぼけ?あほかっ?」『も?素直じゃないやろ、優梨のダーリン?』「なぁ?やらせて貰えんかったし僻んどんねんで?プ」「おーい?ちょっと待て!!何でそんな事知ってるんや、君は!!」『君とかばりうけるし?』「優梨は黙っとれー!!?」「そんな必死なんなよ〜?優梨はそんな簡単にやれるような安い女ちゃうで??慧君レベルならやってない事くらい解るわ」「おい?里菜お前頭かち割んぞ!!」優&里『きゃははは??』

    里菜、ありがとう。こん時来てくれて救われた。里菜の言葉にも。慧には悪い事したな〜って今なら思う?

    2006-03-14 09:32:00
  • 189:

    優梨

    里菜と慧の分のコーヒーを入れリビングで腰掛ける。

    『んで?どやった???』「期待通りばっちり合体したっす??」「うおーい!!待てお前っ?安い女なってんぞ?」「うっさいなぁ?あたしは、雅君本気で好きって自分中で確信したからやってん。後悔もせんし?慧君は優梨にそう思わせれんかっただけの話やん〜」『里菜、格好いい…??』「おい優梨!!お前の彼氏、ひどい言われようやぞ?」『うるさいなぁ?、そうゆうなら早く信じさせてな?ダーリン?』「チーン・・・?」「あははは?慧君ださ?」「おい(゚∀゚)こいつ、殺っていいか!?ええやろ!??」

    楽しかった〜こん時?笑。里菜が雅君に《本気》ってゆう言葉にはびっくりしたけど、里菜が決めた事なら優梨は何もゆわん。後悔はしてないって言葉聞けたしそれだけで安心出来たよ。

    2006-03-14 09:46:00
  • 190:

    優梨

    里菜も書き終わったみたいやし今日はここまで??
    感想貰えたら嬉しいです?
    ?>>1-202

    2006-03-14 09:50:00
  • 191:

    名無しさん

    読んでて楽しい??

    2006-03-14 15:25:00
  • 192:

    里菜

    優梨やるやん??
    あの時の慧の反応思い出してわろたわ。笑
    引き続き頑張んなさいよ??
    優梨は文才あるわ?

    2006-03-14 15:56:00
  • 193:

    優梨

    204さん?
    書き込みどうもです??
    もっと楽しんで貰える様に
    頑張ります?

    2006-03-15 10:16:00
  • 194:

    優梨

    里菜?
    てかてか?文才とか!!笑
    んなええもんちゃう??
    里菜も頑張ってるやん??お互いファイトやな?

    2006-03-15 10:18:00
  • 195:

    優梨

    『な?てかお腹空かん?』「確かに?優梨、俺に何か作ってーや?」『材料とか何もない?』「・・・チーン?」「何か外食べに行こや?」『里菜、ナイスアイディアやん?』「しゃーないな、俺様がおごっちゃろ〜?」優&里『慧様、素敵??』「お前等、うっさいぞ!!?こんな時だけ!!笑」

    爆笑しながら、とりあえず準備してるとうるさく鳴る慧の携帯―。「誰やねん、うっさいわぁ…?」携帯を手にし、一瞬のうちにみるみる曇っていく慧の表情。

    2006-03-15 10:53:00
  • 196:

    優梨

    『―慧?』「あっ、あぁ。はぁ〜ごめんメシ無理や?また埋め合わせするし?」『いいけど大丈夫?客?』「うん…?ばり痛客でな。先にゆうとくと一応色カノねんか。めちゃ勘ぐっとるからちょっと行ってくる」

    さらっと色カノいます宣言した慧に多少驚くあたし。普通隠すもんやん?すると里菜が「慧君色カノおるんかいな?」「いや、優梨にはゆうとこうと思てな??痛いし怠い奴やけど中々太客やし付き合ってんねん。でも!!俺枕は絶対無いし」必死に弁解してくる慧に、『うん、信じてる?』
    「…ほんまかいなぁ?でもありがとうな。ほなら〜、とりあえず行ってくるわ?また電話する」『うん?』そう言うと慧は何回も謝りながら出て行った―。

    2006-03-15 10:55:00
  • 197:

    優梨

    ―その時は、色カノの1人くらいいるんはホストなら当たり前やし慧に色カノがおろうが枕してようがぶっちゃけあたしはどうでもよかったし何でもよかった。

    その時だけは。

    2006-03-15 10:57:00
  • 198:

    優梨

    「慧君ないわ〜普通色カノいるとかゆうか??」多少ご立腹の里菜に『まあ?、ええやん?あたしには関係無い話やもん。逆にこれでその太客が切れてしもたらこっちがしんどくなるだけやしな』「優梨、あっさりしてんなぁ?心配するとこ間違ってるしな?笑」

    だって実際そう。好きだの愛してるだの、口座にゆうなら金使うべきや。使ってからものゆえって。支えたらなあかん1番の部分って相手がホストなら、確実に金銭面。その後に精神的なものやろ。そんなもん本カノに癒して貰えばいいし。

    あたしは【客】の中で1番になれたらそれでいい―。

    2006-03-15 11:05:00
  • 199:

    優梨

    それ以外、それ以上の
    モノ何てあたしは
    《ホスト》に望んでない。

    望むべきじゃない。

    2006-03-15 11:08:00
  • 200:

    優梨

    『慧とはこれからやしな?ゆっくり様子見ていくわ』「慧君な〜、まだどうゆうタイプか掴めてないし今が1番楽しい時期やな??」『そうゆう事?ま、とりあ2人でメシりに行くか?』「了解、アネゴ?」

    着替えをすませ、向かった先はミナミ。適当に近くの居酒屋に入る。

    2006-03-15 11:12:00
  • 201:

    優梨

    『ほんで?里菜の方はどうなんさ?』ビール片手に、問い掛けるあたし。「ん?正味やばいわ。またあたしハマってまいそうやし?」『それはしゃーないやろ。好きなもんは好き、気になるもんは気になるんやし。自分の気持ちのまま動いたらいいねん?やないと後悔するだけやで』「せやな。…あたし本カノなれるように頑張る?」『おっ?ようゆうた、それでこそ里菜!!ええ女や?』

    …里菜の一途に人を見れる部分、あたしはほんま尊敬してるんやで。ホストとか関係なくその人を見れる事は間違いなくあんたの長所や。ひねくれたあたしには到底真似出来ん一部やし。

    2006-03-15 11:22:00
  • 202:

    優梨

    次の日、昼過ぎに目が覚め携帯を手に取る。今日からまた怒濤の1週間が始まる。客1人に1人に電話を入れ?を細かく返す。この基本的な事を毎日してるだけでも結果は大きく変わる。

    着信履歴の中に慧の名前を何個か見付ける。『…?。あぁ、忘れてた。そういや昨日慧と付き合ったんや』しらふに戻りよくよく考えると少し面倒臭くなった。里菜、あたし最低?笑。

    2006-03-15 11:50:00
  • 203:

    優梨

    そんな慧の存在も
    ある女の存在で大きく
    変わる事となる―。

    2006-03-15 11:52:00
  • 204:

    優梨

    湯槽にお湯を溜め、里菜に電話を入れる。「はぁい」『起きた?』「はい…?」『今日、桜井兄弟との同伴やで。早く準備しいや?』「あ?そうやそうや?あの兄弟とか?笑」

    桜井兄弟。某、国会議員のバカ息子達。親の金で好き勝手に遊びまくるあたし達の上客。金は腐る程落としてくれるけどバカボンボンに変わりなく相手してるとさすがのあたしもときたま真剣に切れそうになる??一言でゆうといちびりの塊のような兄弟。親の七光りもいいとこや。それでも、もう、2年以上変わらずにあたしと里菜を気に入って店には頻繁に訪れてくれる大事な大事なお客様。

    2006-03-15 12:03:00
  • 205:

    優梨

    お風呂に浸かり昨日の事を思い出す。『―慧か、まあ顔タイプやし中身もいいししばらく楽しも?』一気に湯槽から上がり、薄めの化粧をして素早く着替えて、カルティエのネック、指輪、ブレス、ロレックスの時計を身につけ、ケリーバックを手に家を出る。

    【燦の子なら、それ相応の物を身につけなさい】尊敬するお母さん―、いやママからの忠告の1つ。アクセ類は殆ど里菜とお揃い?

    2006-03-15 12:13:00
  • 206:

    優梨

    ―???―【着信:里菜】。
    『はいよ』「準備出来た?優梨もう出た?」『あたしも今出た事?先に美容院、向かっとくわ』「了解?」

    美容院で里菜と合流し、セットをし終え待ち合わせ場所に向かうと「優梨ー!!」大きな声に気付き振り向くと桜木兄弟発見。羽賀賢司みたいなコッテリ顔の兄弟がこちらに駆け寄ってくる。「うわ…?今日も濃い顔してるわ」『シーっ?里菜あんた人一倍顔出やすいんやし気ぃ付けなあかんで』「はい解ってまーす??」

    2006-03-15 12:25:00
  • 207:

    優梨

    今日はここまで??
    ?>>1-222

    2006-03-15 12:36:00
  • 208:

    マリ?

    相変わらず読みやすくておもろい小説やァ??
    マリはいつまでも優梨チャンの愛読者やよ(?・μ・)??

    2006-03-16 01:40:00
  • 209:

    名無しさん

    読んでるょ?続き楽しみにしてます?

    2006-03-16 07:00:00
  • 210:

    優梨

    マリ?ちゃん?
    いつも嬉しい書き込み
    ありがとねん??
    今から頑張って書きます?

    2006-03-16 23:20:00
  • 211:

    名無しさん

    224さん?
    書き込みありがとです??
    感激です??

    2006-03-16 23:21:00
  • 212:

    優梨

    桜井兄弟とのご飯も無事にすませ時間通り店に入る。「―桜井様、いらっしゃいませ!御来店ありがとうございます」店長の声に店が騒つく。『大和君、何階がいい?』「勿論3階や?」『さ〜すが?』見え張りの調子乗りの桜井兄弟は毎度3階のVIP席。あたし等からしたらありがたいけどね。

    席に付き一息つき『じゃ、あたしら着替えてくるな』「お〜優梨、お前今日は赤着ろよ?」『またアレ?』「じゃ、里菜は黄色な?」「飛鳥君から指定されたら着るしかないな」

    桜井兄弟がゆっているのはドレスの色。あたし達が持ってるドレスの8割はこの兄弟からの贈り物で、常に独占したい気持ちが強いこの兄弟達はあたし等の着る服にもこだわってる。

    2006-03-17 03:13:00
  • 213:

    優梨

    ヘルプの子にこの場を任せあたし達は4階に急いた。『おはようございま?す』更衣室に入ると?3の麗美と?4の小雪、後数人女の子が忙しなく準備してた。

    「おっはよー、優梨菜?」『麗美、ゆりなって何?』「あんた等いっつも一緒やし2人合わせて優梨菜?」「間違いない?もう優梨菜でいいやん?」小雪が笑いながら茶化してくる。燦の店の子は基本的に皆仲がいい。こうゆう業界には珍しく派閥もいじめもないし。麗美は今風の山田優的な、美人でサバサバしてて好きな性格。小雪は小倉優子的な顔も中身もぶりっ子で、あたしは苦手。ま、いい子っちゃいい子なんやけど?

    2006-03-17 04:29:00
  • 214:

    優梨

    「てか、飛鳥君等のドレス着るん嫌やわぁ?」里菜が機嫌悪そうに愚痴る。ロッカーを開け、大和君にゆわれた通りの赤のドレスを手にし『間違いないけどな、しゃーないて?』「やな?これも仕事やもんな」里菜が飛鳥君からの黄色のドレスを見つめながらため息を付いる。う〜ん、よっぽど嫌なんでしょうね??笑。

    赤のドレスに身を包み軽く化粧直しをしてから待機室で一服。『いいやん、その黄色可愛いで?』「可愛いねんけど飛鳥君からのって時点で何か嫌?」『はは、よっぽどやな』笑いながら煙草を吐き出すと、一息に消した。『ほな今日も金儲けするで?』「は〜い?」里菜は桜井兄弟がとてつもなく苦手らしく、テンションは相変わらず低い?笑。

    2006-03-17 04:36:00
  • 215:

    名無しさん

    おもろいわ?

    2006-03-17 06:50:00
  • 216:

    名無しさん

    2006-03-17 07:50:00
  • 217:

    美貴

    毎日チェックしてますッ???優梨チャン頑張ッてくださいッ?

    2006-03-17 15:37:00
  • 218:

    優梨

    230さん?
    おもろいとか1番
    嬉しい言葉です??

    2006-03-17 17:06:00
  • 219:

    優梨

    231さん?
    ありがとうございます??

    2006-03-17 17:06:00
  • 220:

    優梨

    美貴ちゃん?
    またまた書き込み
    ありがと?感激??
    これからも読んだってね?

    2006-03-17 17:08:00
  • 221:

    優梨

    3階奥の洋間大部屋の個室に入ると兄弟達は既に盛り上がっていた。「お、優梨も里菜綺麗やないか??」『大和君等がくれたドレス着てるしやわ?』「そう?里菜このドレス1番お気に入りやねん」「やろ?俺のセンスに感謝しろよっ?」飛鳥君の言葉に、少し顔を歪ませる里菜ちゃん?笑。

    ふと見ると、ヘルプに茜音の姿が。『おはよう、茜音ちゃん』「あっ、おはようございます!?」「何や、この子新人らしいな」大和が尋ねる。『せやねん、入ったばかりなんよ。大和君いじめたらあかんで??』「あほかっ!俺は女の子には優しいっちゅうねん?」満面の笑みで腰に手をあてすりよってくる大和に鳥肌立つあたし?あ〜、ヤバス。

    2006-03-17 17:12:00
  • 222:

    優梨

    「失礼します、いらっしゃいませ」ガラッと檜の扉が開く。「お〜、ママさん」黒の絞り友禅に金の帯、優雅な着物に身を包み、ママが挨拶しに顔を覗かせた。「大和君、飛鳥君、お久しぶりで。今日はわざわざとありがとうございます?」「何やママかしこまって?相変わらず上品やの?娘とはエライ違いや」カチン。あたし、ママと親子やからって店の中でママと比べられる事が1番腹立つねん。

    一瞬あたしの表情が曇る。仕方のない事、何度も幾度となく言われてきた言葉やけど慣れる事なんて出来ひん。慣れるもんでもないけど慣れるしかない事。それに気が付いてか大和が焦り出す。「あ、優梨?ごめん俺また色ん事ゆうたか?」『別に、少し失礼します』

    そう言い放ち、席を立つ。大和は慌てた様子で口をぱくぱくさせている。本気で怒ってる?わけないやん。相手はお客様。あたし等と対等ではないしな。これも作戦の1つ―。

    2006-03-17 17:29:00
  • 223:

    優梨

    『ふぅ…』と溜め息を付き待機室で煙草に火を点け、携帯を開く。「何や、またあんたの悪い癖?」顔を上げるとママの姿。『人聞きの悪い。作戦とゆうて?』「大和君も可哀相に。これでまた優梨の機嫌取ろうとワインやらシャンパンやら卸しまくらはるわ」『ようゆうわ??ママかて、そう仕向けるようにわざと席に顔出しに来たくせに?笑』あたしとママのコンビネーションは完璧。大和君の性格を熟知してるあたしには簡単過ぎる構図。

    『もうすぐ川上さん、田辺さん、福田さん来てくれはるみたい』「よう頑張ってるやない?後、今樋口さん来たはるから挨拶だけしにおいでや?」『樋口さん!?了解?』樋口さんはママと2人で引っ張ってる財界人であたしを娘、ママを嫁と思い込んで店に10年近く通い続けてるママの上客。毎度、仲良し親子ごっこをして夢を見せてあげてる。

    2006-03-17 17:43:00
  • 224:

    優梨

    「優梨ちゃん!!」『店長』「あ、ママおはようございます。それより、川上さんと福田さん来られてはるし席付いて」『はいはい?』「後、桜井さんの席からピンドン3本降りたみたい」『ピンドン!?笑。まだまだやな』ママは隣で爆笑?。

    「優梨、何しホール戻り」『は〜い』「あ、それと」『え?』「今月、里菜ちゃん結構売り上げあげて来てるから頑張りよ」『里菜?いくら?』「今日でもしかしたら3百越えるわ。優梨との差は50もないで?」『楽しそうやなぁ。あたし等けしかけて売り上げ上げる魂胆かい』「余裕ぶってたら痛い目見るでって話」『?ご忠告ありがとう?』ママの言葉に正味焦りが出るあたし。『里菜、そんな追い付いて来てんのかぁ』

    里菜が入店した当時、あたしは既に?1やった。ママの娘としてやなく、1人の従業員として客にも店の人にも認められたくて必死になってた。里菜は半年後には?2まで昇りつめてたっけ。それから周りへの変なプレッシャーにじゃなく、あたし自身のプライドと里菜に負けたくない一心で、今の立場を護り続けて来た。そんな里菜に感謝してる反面、あたしは絶対に里菜には負けられへんねん―

    2006-03-17 18:00:00
  • 225:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 226:

    優梨

    ―閉店1時間前。樋口さんとママとの3人でアフターの約束をしてから桜井兄弟の元に戻ると、カラになったシャンパンとワインの瓶がテーブルに何十本と並んでいた。黙って大和の横に座ると「すまんかったな」と、小声で呟く大和に罪悪感等少しも感じず『うん、もういいで。ありがと?』

    ぁたしの笑顔に安心したのか安堵の表情を見せる桜井兄弟達。里菜にウィンクをしながら『よ?し、今日も飲もか?』「里菜もう飲めへんしぃ?」騒ぎながらもあたし達の頭の中は、売り上げの事。今日だけでこの兄弟が落とした額は百を切っていた。

    2006-03-17 18:16:00
  • 227:

    優梨

    泥酔した桜井兄弟を送り出した後、他の自分の客を無事に送り届け更衣室の扉を開く。「優梨、お疲れ?」『里菜、お疲れさん?もう上がってたんや』「うん、あたし今日あんまり数来てなかったし」『桜井兄弟だけでも結構いっぱいっぱいなるもんな?』「ほんま、それ?真っすぐ帰るん?」『あたし、今から樋口さんとアフター?』「まじ??ほなあたし飲み足りひんし雅君とこでも行こかな?」

    その言葉で慧を思い出す。『あ!!』携帯を開くと慧からの着信、数回。『夕方に連絡あったん忘れてた?』「あ?、今日はバタバタしてたししゃーないって?」『よな?家帰ってから慧に連絡入れるわ。里菜も店行くんならフォローしてて』「任せとけ?ほなアフター頑張れ?じゃね」『了解?お疲れ〜』慧の事なんて、思い出す暇もなかったな。

    それくらい今、里菜に追い詰められてるって事かな。負けず嫌いのあたしは余計に燃えて来た。『おっしゃアフター頑張ろーっ??』

    2006-03-17 18:35:00
  • 228:

    優梨

    クラッシュジーンズに履きかえ、白のトレンチコートを羽織い、シャネルのグラサンを掛け店を後にする。ママに電話を入れながら、タクに乗り込む。「はい?優梨もう出た?」『うん?どこ?』「ミナミの璃子ちゃんの所?分かるやろ?」『璃子さんの店!?まじ?』「まじ?待ってるね?笑」

    璃子さんの店―。璃子さんとはママが若い頃の同期。ミナミの有名なキャバクラのママ兼オーナーだ。そう向かう先はキャバクラの、【アトラス】。

    2006-03-17 18:46:00
  • 229:

    ゆうき

    里菜ちゃんのと同時進行で読んでます?頑張って下さい?

    2006-03-17 18:50:00
  • 230:

    名無しさん

    2006-03-17 19:35:00
  • 231:

    優梨

    ゆうきちゃん?
    書き込みありがとう??
    里菜同様これからも
    読んだってな?

    2006-03-18 04:35:00
  • 232:

    優梨

    244さん?
    ありがとうです??

    2006-03-18 04:35:00
  • 233:

    優梨

    《―バンッ》
    タクを降り、堺筋から宗右衛門に足早に入って行く。少し歩くと明るく入り口前をライトアップされている大きな看板が目に入った。ミナミで知らん人はおらんやろう、キャバクラの大型有名店【アトラス】。

    地下へ続く階段を下りると軽く100坪はある広く、ガラス調の大きなフロア。「―いらっしゃいませ。樋口様のお連れ様ですか?」店長らしき人物が尋ねる。『あ、はい』小さく頷くと「こちらにどうぞ。」そう言われ、席に案内される。まだ賑わっている店内は、燦のようなクラブとはまた違い、明るく若々しい年もさほど変わらないであろう女の子で溢れ返っていた。『皆キャピキャピやな?』

    2006-03-18 04:57:00
  • 234:

    優梨

    「優梨ー!!」そう自分の名前を呼ばれ奥の席を見るとだだっ広いボックス席に、ママと樋口さんの姿が目に止まった。『遅くなって、ごめんなさーい?』「全然いいよ。優梨ちゃんが無事に来れるか心配やったよ」『樋口さん?』「子供じゃあるまいし来れますよ?」ママ…。何て言い草?笑。

    「優梨ちゃん!?」顔を上げるとしとやかな黒のドレスを身に纏った璃子さんが現れた。『お久しぶりです』「めっちゃ可愛くなって?凄いフインキある子やな〜思てたら優梨ちゃんやったんやね」「璃子、そんなに上げても優梨はやらんで」すかさずママがつっこむ。「やっぱり無理?アトラスにぜひ来てほしいわぁ?」『あはは?』璃子さんとママは同期やけど昔、若い頃は色々あったそうな。今は良きライバルやってママはゆうてたっけ。

    2006-03-18 05:12:00
  • 235:

    優梨

    しばらくすると樋口さんはあたしに20万を手渡し、「私は明日早いから、もう帰るわな?ママは璃子さんと楽しそうに話したはるし優梨ちゃんだけでももうちょっと付き合ったげて?」そう言い残すと送り出しはいいからと言い、樋口さんは静かに帰って行った。

    横を見るとママと璃子さんはワイン片手に大はしゃぎしてる。『はぁ・・(′Д`)』この人等飲み出すと朝までコースの勢い。先を考えると溜め息出ずにはいられません。そんなあたしに席に付いていた4人の内、1人女の子が話しかけてきた。

    2006-03-18 05:43:00
  • 236:

    優梨

    「前ここで働いてた子が、燦で働いてるらしくてぇ?ばり最近なんですけどぉ」『最近?って事は茜音の事かな』「名前は変えてると思うんでぇ、分かんないんですけどぉ」『その子が、どうかしたん?』「何か、優梨さんに凄い恨み?的なもん持ってたみたいでぇ?燦に移ったんもそれが原因らしいんですよぉ」

    ―恨み?恨みって何なん?確かに、最近入店したんは茜音しか考えられん。たまに敵対心剥き出しの目を感じた事もあった。けど恨みってどうゆう事なんやろ。茜音自体燦で会うまで存在すらあたしは知らんかったのに。いきなりの言葉に頭の中がパニックになった。

    ―???―【着信:里菜】。

    2006-03-18 06:06:00
  • 237:

    名無しさん

    2006-03-18 16:46:00
  • 238:

    マリ?

    見てるヨ?(?・ω・)?メッチャ続き気になるっ???

    2006-03-18 17:07:00
  • 239:

    名無しさん

    書かないの??

    2006-03-20 01:07:00
  • 240:

    優梨

    今から書いていきま?す?クリームプリン食べて
    吐きそうやけど??爆

    里菜?桜から営業?しつこいくらいあんねんけど?
    タスケテ?笑。

    2006-03-20 04:09:00
  • 241:

    優梨

    252さん?
    ありがとうございます??

    2006-03-20 04:10:00
  • 242:

    優梨

    マリ?ちゃん?
    続き楽しみとか嬉しい事
    ゆうてくれるやんか??
    いつもありがとう??

    2006-03-20 04:16:00
  • 243:

    優梨

    254さん?
    今から書いてきます??

    2006-03-20 04:16:00
  • 244:

    優梨

    「優梨さん?電話鳴ってますよぉ」『あぁ、うん…』その子の言葉で我に返り、戸惑いながら電話を取る。

    『…はい?』「優梨!?まだアフター行ってるん??」『いや、樋口さん帰って今ママだけやけどどした?』「とりあえず、オーシャン来てくれへん!??」『へ?何かあった?』「ええし、早く来て?待ってるわ?」そうゆうと電話は一方的に切れてしまった。―里菜、どしたんやろ。オーシャンとは雅と慧の店。ただならへん空気を感じたあたしは店に向かう事にした。

    2006-03-20 04:22:00
  • 245:

    優梨

    『ママ、これ』樋口さんに手渡されたお金を、ママに渡すと「何やこれ?あれ?樋口さん帰らはったん?」『気付くん遅?うん、先に帰るってさ。あたしも用事あるし先抜けんな。この金樋口さんからのやし』そう言い残し、璃子さんに挨拶だけすませ店を後にした。

    茜音の事なんて、すっかり頭から消えていた。
    この一瞬だけは―。

    2006-03-20 04:28:00
  • 246:

    優梨

    「いらっしゃいませ!!」店のドアを開き、いつも座っている席に向かい歩いて行くと里菜の姿。「優梨?来てくれたんや」『何か、ただ事やない気がして?』

    話していると慧が現れる。見た感じかなり飲んでいる様子。「優梨〜、来てくれたんや」フラフラの足取りのまま抱きついてくる慧。『えらい酔うてどないしたんやな』「自分の客に飲まされてなー、やばいわ?」すると、シャンパンコールが流れだす。「?またや?ちょー、行ってくるわな」

    慧の客がやたらシャンパンを卸しまくってるらしく、シャンパンコールが鳴り止まないみたいだった。

    2006-03-20 04:49:00
  • 247:

    優梨

    里菜の隣に座り『ほんで?何があったんさ?』「今、あほみたいにシャンパン卸しまくってる奴おるやん?シャンパンコールで、名前出るし聞いてて?」するとマイクコールから、思わぬ名前が飛び出した。

    「あかねさんから、慧君にカフェパリ入りやっす!」《"あかね"―!?》

    2006-03-20 04:55:00
  • 248:

    優梨

    その瞬間あたしの中の点が一つに線に繋がった。

    普段じゃ考えられん飛び込みで面接に訪れた茜音、慧の言っていた痛い色客、どこかで見た気がした訳、アトラスの子が言っていたあたしに対する恨み。総てが一つに綺麗に繋がった。

    2006-03-20 05:06:00
  • 249:

    優梨

    「あいつ度胸あんね。店の源氏名のままであたしいるん解っててシャンパンコールするとか、頭にくるわ」

    里菜も相当ご立腹。『何を敵対心燃やしてんやろな。あたし相手に』「ほんま、それやで〜??優梨ちゃんどうする?笑」『売られた喧嘩は買うしかないやろ。あの女に、ホステスとしても客としても、女としてもあたしに勝たれへんて事を教えたるわ』「ですね?」

    茜音、あたし等的に回した事死ぬ程後悔さしたるわ。

    2006-03-20 05:14:00
  • 250:

    優梨

    ↑間違えた??
    的に回した×
    敵に回した○

    2006-03-20 05:15:00
  • 251:

    優梨

    そうしてるとしょぼいカフェパリのシャンパンコールがやっと店内から消えた。

    「優梨、遅なってごめん」慧がフラフラで隣に座る。あたしの怖さ、あの女に嫌っちゅうほど見したるわ。『慧、大丈夫?』「ギリ、大丈夫やで?」『じゃあ、今日一緒に居てくれる?』痛い発言やわぁ??爆笑。「当たり前やん?今日は、優梨んちで一緒に寝る?」

    その言葉を待ってたかのように、里菜が口を開く‐。「…決まりやな?ほな里菜から行くで」そう、微笑む里菜に『あんたの凄さ見せたり?』「任せてよ〜?」

    2006-03-20 05:23:00
  • 252:

    優梨

    すると、里菜が少し考えた後従業員に耳打ちをする。『姫、何頼んだーん??』「来てからのお楽しみ?」

    ふふん?と笑う里菜は茜音に相当腹を立ててるのか、目は笑ってなかった。多分あたしもそうやったはず。

    「里菜、何か卸すんかな」『みたい?でも、慧はもう飲まんでええしな』そんなあたしに、困惑した表情を見せる慧をよそにシャンパンコールが店内に響く。

    2006-03-20 05:31:00
  • 253:

    優梨

    従業員達がすかさずあたし達のテーブルを囲いだす。「VIP席、里菜さんから―、優梨さんに!クリュッグ・スーパー!!クリュッグ・スーパー入りやっす〜!」

    クリュッグ・スーパー!??聞いた瞬間びっくりよ?。スーパーまでいくと軽く、50はする。そんなシャンパンをしょっぱな卸す里菜はさすがやなって思った。しかもあたしにとか?笑。あんたも中々やるね…??慧「里菜、飛ばすね??」里「当たり前やん?慧君あたしを誰やと思てんの?」雅「何で俺にやなくて優梨へとかになってんねん?」優『雅、里菜は君よりあたしにゾッコンやねんて?』

    そんな会話を交わしながら里菜はクリュッグ・スーパーに続きクリュッグ・ロゼを計、10本卸した。

    2006-03-20 05:43:00
  • 254:

    優梨

    茜音の席を見ると、悔しそうにこっちを睨んでいた。ようそんな顔できるわ〜。全てが解き明かされた今、容赦せんからな、あんたのプライド叩き潰したるわ。

    「里菜すごいな?」「ほんま?雅君惚れ直した??」「だいぶな?今日お前んち行っていい?」うぉーい?雅と里菜はラブラブモードです。ここからが本番やのに里菜はすっかり?が?。

    2006-03-20 05:49:00
  • 255:

    優梨

    そうこうしてると待ってましたのシャンパンコール。「茜音さんから、ドンペリピンク!ドンペリピンク頂きやした〜!」来た来た?絶対そうくると思ったわ。

    計算済みの茜音の行動に、笑いが出たわ。里菜と2人笑みが零れる。「今日は何かすごいっすね!イベントでもないのに?」新人の子がヘルプに付きながら興奮しながら呟く。「今ピンドン卸してはる方も、なんか負けられへん!!とかゆうて燃えたはりましたもん?」新人はすぐ客情報こぼすからおもろいわ。『へ〜?』「負けられへんとか?笑。コレ勝負になるかな??」『里菜ちん、言い過ぎ?』

    2006-03-20 05:58:00
  • 256:

    優梨

    さすがにきついんか従業員の煽りにはノらんと結果、茜音が卸したんはピンドン1本。こんなもんやろな。

    『そろそろかな?』「優梨ちゃん、何卸す〜ん??」『もうシャンパンは飲みたくないしな』「てことは、もしかして〜!?(゚∀゚)?」

    あたしのオーダーに、少し驚きの表情を見せる従業員やったけど「解りました」そう頷きインカムで指示を出す。茜音、よう見とき。

    2006-03-20 06:07:00
  • 257:

    優梨

    どんな手を使ってもあたしは1番になりたかった。
    茜音のように立てつく存在がいるもんならこれでもかってくらいあたしとの差を見せ付けたかった。

    今思えばそうする事で
    あたしは自分を保ち続けてたんかもしれんな。

    2006-03-20 06:17:00
  • 258:

    優梨

    今日はここまで??
    ?>>1-275

    2006-03-20 06:19:00
  • 259:

    優梨

    と、思ったけどもう少し
    書いちゃいま?す??ニヤ

    2006-03-20 09:36:00
  • 260:

    優梨

    「優梨っ!!」茜音のテーブルからダッシュであたしの席に戻ってきた慧。分かりやすいぞ、お前?「優梨?どないしたん!?いきなり」『慧が今日一緒に居てくれるってゆうてくれたから、嬉しくて?』なんて?笑。「そんなんせんでもずっと一緒に居たるわ?もうこんなんすんなよ」『うん?』

    ようゆうわ、所詮ホストのくせに。「てか俺、ホストして初リシャールやわ?」『まじ?』「うん、お客さんでリシャール卸してくれたんは優梨が初めてや?」それもどうなんやろ。まぁあたし自身、茜音に見せつけれるだけで満足やったしよかったけど。

    2006-03-20 09:43:00
  • 261:

    ゆうき

    里菜ちゃんのといつも楽しみに見てます?頑張って下さい?

    2006-03-20 09:44:00
  • 262:

    名無しさん

    うわぁ☆終わりや思ってたから、嬉しい☆

    2006-03-20 09:49:00
  • 263:

    優梨

    「優梨?あんたやるなぁ?びっくりしたし」『やろ?これくらいせんと?』

    茜音の存在に、あたしは慧への気持ちが変わり始めてたんかもしれん。独占欲が異常に強いあたしは自分のもんやと、どんなものでも盗られる事が死ぬほど嫌やったから。必死やったんかもな。きっかけは何であれ慧を【ホスト】やなく一人の存在として見れるようになったんはこの頃からやったかもな。

    そんなきっかけをわざわざ与えてくれたんは、誰でもない茜音ちゃんです?笑。大人しくしとったらよかったのに、ほんま頭悪いわ。

    2006-03-20 09:51:00
  • 264:

    優梨

    慧、この頃のあたしは
    間違いだらけで、
    自分の大事なものすら
    見えてなかったね…。

    2006-03-20 09:54:00
  • 265:

    優梨

    ラストソングが入り、店内のライトが落ちる。相変わらず雅と里菜はしっとりムード。羨ましい限りだね?

    慧はとゆうとよほど茜音の席で飲まされたのかあたしの膝で爆睡。おい、接客しなさい?やで。慧は酒が異常に強い。それでも潰れるんはよっぽどなんやろう。自分の口座潰させてホテルにでも引っ張る気やったんやろな〜、うわ怖っ?笑。

    2006-03-20 09:58:00
  • 266:

    優梨

    ラストソングが終わり、一気にライトが上がり、店が明るくなる。この瞬間って正に【夢が覚めた】感じがして好きじゃない。あたしだけかな。

    「あれ?慧起きよらん?」雅に問い掛けに我に返る。『…あぁ、ほんまや。慧!!慧、起きーや』ほっぺたを激しくつねると「…はい?起きますから?」寝呆けながら起き上がり「とりあえず他の客送ってくるな?」そう言い残し、慧と雅は他の席へと戻っていく。

    2006-03-20 10:05:00
  • 267:

    優梨

    そうこうしてると伝票が運ばれてくる。本日の会計、【¥1605,000】その日現金を持っていなかったため、カードで支払った。ホストの為を思うと現金で払ってあげたいんやけどな。茜音のおかげでとんだ出費?。

    『里菜いくらやった??』「結構いったわ?さすがに2百はいかんかったけど」『エース並みやぁん?爆』「今日は優梨の為やから、い?の?」『サンキュ?』

    《‐ガシャン!》いきなりのガラスが割れる音に思わず振り返るあたしと里菜。

    2006-03-20 10:12:00
  • 268:

    優梨

    ガラスが割れる音とともに茜音が下を向き泣き崩れる姿が目に止まる。「うわ、ばり痛い。店ん中で泣くとかやばいやろ?」『なぁ。あいつ相当頭痛いねんな』

    そんな女相手に腹を立ててた自分にも嫌気がさした。

    2006-03-20 10:25:00
  • 269:

    優梨

    すると、慧が困惑した顔で席に戻って来た。「はぁ?あんなぁ、今泣いてる客。前ゆうてた痛い色客ねん」はい、解ってましたけど?

    『え?そうなんや。そんな風に見えんのにな〜。何で泣いたはるん?』なんて?「何か優梨との関係、勘ぐって泣きだしよってな?」『ふぅん』勘はいいやん。「せやし先に優梨等送っていい?ほんまごめんっ?」里菜はあたしと慧のやりとりを見て笑いを堪えてる?

    『うん、全然いいで』何かもう、逆に可哀相やし笑。あたし達は素早く立ち上がり荷物を持ち席を立った。

    2006-03-20 10:31:00
  • 270:

    優梨

    「なぁ、ちょっとからかったろか?」里菜が子悪魔のように微笑む。『へ?里菜あかんって…』と言う間もなく、里菜はしらじらしく茜音に問い掛けた。

    「あれぇ?茜音ちゃん!?」その言葉に驚きを隠しきれん様に茜音が顔を上げた。「里菜さんに優梨さん…」「茜音ちゃんやったんや〜ビックリ?てか同じ店飲みに来てる事にもビックリしたけど、何泣いてんの?」「いえ、少し酔うちゃっただけです」「ふーん、てか慧君口座よね?優梨と一緒やーん?なぁ、優梨っ?」

    …里菜やりすぎやからな?きつい状況やったやろな、こんときの茜音にすれば。

    2006-03-20 10:41:00
  • 271:

    優梨

    『茜音ちゃんも慧なんや』「…はい」目を逸らし涙を溜めながら、小さく答える茜音。何だかあしたはその瞬間しょうもなく思えて、茜音なんて、もうどうでも良く感じた。

    『そっかー、奇遇やね〜?でもあんまり飲み過ぎたらあかんよ。ほな、今日またお店でね?』そう吐き捨てあたし達は店を後にした。

    優梨と茜音、誰から見ても《勝者と敗者》の姿だっただろう。

    2006-03-20 10:47:00
  • 272:

    優梨

    すかさず慧があたしに尋ねてくる。「え?店一緒!?」『茜音?そうやで。めちゃびっくりしたわ?』まさか客同士繋がりがあるなんて予想してなかったのか慧は驚きを隠せない様だった。

    「最近、店変えたゆうてたけど優梨の店やったんか」慧の顔が一瞬険しくなる。『でもあたし慧の事、何一つゆわんし安心してや?』「そんなんちゃう!あいつおかしいから…」『え?』「いや、とりあえずお前んちでゆっくり話すわ。里菜とどっかでまた待ってて?終わったら雅君と行くし」『…うん、分かったで?』

    慧の煮え切らん答えに少し不安を感じつつもあたし達は店を後にする。

    2006-03-20 10:54:00
  • 273:

    名無しさん

    待ってます??

    2006-03-20 11:30:00
  • 274:

    優梨

    ゆうきちゃん?
    書き込みありがとう??

    2006-03-20 12:44:00
  • 275:

    優梨

    279さん?
    楽しめてもらえて
    光栄です?引き続き
    読んだってね??

    2006-03-20 12:45:00
  • 276:

    優梨

    290さん?
    書き込みサンキュです??
    頑張ります?

    2006-03-20 12:46:00
  • 277:

    優梨

    「おかしいって…何やろ」里菜が不安そうに呟いた。『何やろなぁ?まぁ本人に聞くまで解らん事やし気にせんとこや?』「やな?」

    とりあえず、あたし達はまたまたびくドンに入った。毎度の事ながらホストとのアフター待ちの子で溢れている。そんな中携帯が鳴り響いた。‐【受信?:慧】。

    2006-03-20 12:54:00
  • 278:

    優梨

    『慧?』不思議に思い受信?を見てみると茜音が暴れていて少し遅くなるとゆう内容だった。『痛すぎ…』「え?どしたん?」『茜音が店で暴れてんやって?』「話し掛けたんが効いたんかな?笑」『やろうな?』

    遅くなるゆう言葉を聞いてあたし達は先に注文する事にした。「てか雅君やばいからな?」『まじで?あの自己中野郎のどこが??』「確かに自分自分な性格やけど顔がいいし許せる?」ありえませーん?笑。

    2006-03-20 13:04:00
  • 279:

    優梨

    『まじ?、桜のがよっぽどマシやと思うけど』
    "桜"とゆう名前に一瞬里菜の表情が止まる。
    『あー?里菜、ごめん?』「ええって??謝らんで」やっぱりまだ少し、未練があるんやろう。桜の色満開の営業の仕方に疲れ果て、里菜から桜の元を去っていった。それはホストとしてじゃなく男として桜に惚れたからの行動なんやろな。

    あたしは桜が枕してようが結婚してようが全く気にならへんもんなぁ?笑。

    2006-03-20 13:05:00
  • 280:

    優梨

    ご飯も食べ終わり、煙草に火を点け里菜と話していると「見?つけた?」声のする方を見ると慧と雅の姿。

    2人共「疲れた〜?」と、溜め息を付きながら、席に座った。『遅かったな?』「ほんまごめん?」『仕方ないよ?てかさっきゆうてた話の続きって何なん?』「あー、う〜ん?優梨もう食うたん?」『?。うん』「ほな俺、優梨んちで何か食うわ?今は話しにくいし優梨んち行こ?」里菜達とバイバイし、強引に話を進める慧に手を引っ張られながらびくドンを後にした。

    2006-03-20 13:14:00
  • 281:

    優梨

    ―2人でタクに乗り込んでマンションに着くと、お腹が空いたとゆう慧の為に、オムライスを作ったげた。

    「めちゃうま?優梨、料理うまいやんか?」『そう?オムライスくらいならいつでも作ったんで?』オムライスを完食し、煙草を吸っていた慧が後ろから抱き締めてくる。「…」『慧?』

    2006-03-20 13:19:00
  • 282:

    優梨

    抱き締めた腕を放し、正面を向いた慧はしばらく押し黙ったまた沈黙を続けた。

    『なぁ?どしたん』「優梨に話しとかあかん事ある」『茜音の事やろ』「うん」『それは、あたしに伝えなあかん事?』「とゆうか、知っといて欲しい事」『何?ゆうてくれな解らんわ』

    腹を括ったように顔を上げあたしの目を見ながら慧はゆっくり、話し始めた―。

    2006-03-20 13:23:00
  • 283:

    優梨

    今日はここまで??
    里菜、どないや???笑
    ?>>1-300

    2006-03-20 13:25:00
  • 284:

    名無しさん

    えぇ〜超気になる
    でも更新お疲れさま

    2006-03-20 13:26:00
  • 285:

    里菜

    やばすやな?ワラ
    里菜も続き気になる??って知ってるけど??
    里菜もちょっくら頑張ってくるわ???
    優梨もはよ続き頼むで?

    2006-03-20 13:33:00
  • 286:

    2006-03-20 17:01:00
  • 287:

    ?まどか?

    ひさしぶりに見たらめちゃめちゃスレ上がってる??優梨さんの小説大好きなんで続き楽しみにしてます?

    2006-03-20 19:45:00
  • 288:

    2006-03-21 00:49:00
  • 289:

    ?ほッ?

    里菜ちゃンが
    ?書ぃてる
    小説ってどれ-----??

    2006-03-21 01:32:00
  • 290:

    名無しさん

    トライアングルってやつ

    2006-03-21 02:18:00
  • 291:

    ?奈々?

    めッちゃ読みやすいしおもろいッ?奈々は桜くんがお気に入り(´∀`)優梨ちん頑張ッてくだぱい?

    2006-03-21 03:07:00
  • 292:

    名無しさん

    2006-03-21 03:11:00
  • 293:

    チカ?

    優梨ちゃんって何才??

    2006-03-21 03:46:00
  • 294:

    名無しさん

    早く続き書いてほしい?

    2006-03-21 08:18:00
  • 295:

    名無しさん

    2006-03-21 13:30:00
  • 296:

    名無しさん

    2006-03-21 13:31:00
  • 297:

    名無しさん

    やすい女はホストにしか相手して貰えへん

    2006-03-21 13:40:00
  • 298:

    名無しさん

    だまろうな

    2006-03-21 16:41:00
  • 299:

    マリ?

    314ウザイで?イキナリ意味不なコト書くな(・ε・?)
    優梨チャン気にせんと書いてねっ??

    2006-03-21 21:17:00
  • 300:

    里菜

    優梨頑張れよ??

    2006-03-21 21:31:00
  • 301:

    優梨

    301さん?
    気にならさせて
    すんません??
    これからも読んでね?

    2006-03-21 22:10:00
  • 302:

    優梨

    里菜?
    あんたわ続き知って
    ますやーん??笑
    里菜も頑張って
    書きよしや?

    2006-03-21 22:11:00
  • 303:

    優梨

    あ、さん?
    ありがとうございます??

    2006-03-21 22:12:00
  • 304:

    優梨

    ?まどか?ちゃん?
    書き込みありがと??
    これからも頑張って
    更新していきます??

    2006-03-21 22:13:00
  • 305:

    優梨

    309さん?、どうもです?
    チカ?さん、20歳ですよ??

    2006-03-21 22:18:00
  • 306:

    優梨

    311さん?なるべく
    早く更新しますんで??

    312さん?どうもです??

    2006-03-21 22:19:00
  • 307:

    優梨

    313さん?サンキュです??
    314さん?そうなんです?
    あたしやすい女なんで?笑
    315さん?ありがとう??

    2006-03-21 22:22:00
  • 308:

    優梨

    マリ?ちゃん?
    フォローありがとう?ねっ??
    気にしてないし大丈夫よ?
    里菜?お互いな???笑

    2006-03-21 22:23:00
  • 309:

    優梨

    慧は静かにゆっくりと話し出した。「実は茜音とは、ホストやる前に付き合ってた女やねん」ホストする前って…。一瞬、【本命】の文字が頭に浮かんだ。けどすぐ消えた。

    「だからって本カノってわけちゃうで!?あいつはありえへんやん」そう、ありえへん。あんな小さい女を、本カノにしてるような男ならあたしは即効手を切ってたやろう。窓を見つめながら煙草に火を点けるあたしに慧は更に話を続けた。

    2006-03-21 22:31:00
  • 310:

    優梨

    「ホスト始めてしばらくしてから、偶然あいつが店に飲みにきよってな。茜音はまだ未練あったらしく俺を指名して来て、当時客おらんかった俺にはおいしいくらいみるみる金落としてくれた。引っ張りやすくなるように色かけて。」何か、大体あたしが予想してた内容だった。

    「あいつは昔俺と付き合ってた事もあるしか、本カノやと思い込んでるから色カノに見える他の客をともかく誰でも敵対しとんねん」『彼氏の客潰しにかかる本カノがどこにおんねんな。茜音は慧にとって、確実マイナスになる存在やで?』「分かってんやけどあいつには金銭面では大分助けてもーてるし、切るに切れんのが現状ねんか…。」慧の言い分も解る。けど、あの子は大きな勘違いしてる。支えるべき所も。少しでも本カノと自分で思うなら自信持てるはずやん。自信がないからあんな行動に出てしまうんやろ。

    2006-03-21 22:42:00
  • 311:

    優梨

    「重要なんはこっからやしよう聞いといてほしいねんけど、あいつほんまに少しおかしいねん?」『おかしいって、何しよんの?』

    「うーん…。ちょっと可愛い客や金使う客おったら、その客に嫌がらせしたりしよんねん」『嫌がらせ!?』本気で頭湧いとんな、限度越えとるわ。「住所や番号調べてイタ電イタメールしたり、ストーカーしたり」『…まじで』「夜遊びとかで、客の実名や番号載せて潰ししたりとにかく無茶苦茶しよんねん?」『はあ!?何で、そこまでされてんの分かってて切らへんの?』「切った後も恐いやろ??あいつ何するか解らんし」慧の一言にあたしは怒りを通り越して呆れ果てた。

    2006-03-21 22:51:00
  • 312:

    優梨

    『ほな、あんた一生あの頭痛い女の面倒見てくつもりなん?』「そうゆう訳じゃないけど…」『あんたがゆうてんのはそうゆう事や。あの子にここまでさせたんはあんたの責任でもあるんちゃうんか。何やかんやゆうて助けて貰ったんやろ?手に負えんくなったからって、野放してんと最後まで責任持って接したれや。』

    「優梨…」『あんたが茜音と切れるまで連絡してこんといて』「‐何でやねん!!何でそうなんねんな!??」必死になる慧にあたしは冷たく言い放った。

    2006-03-21 22:58:00
  • 313:

    優梨

    『あたしか茜音、どっちが自分にとって大事か、プラスになるかよう考えてから決めたらええわ。解ったんなら出てって』「…優梨」

    『あたしはそこまで、理解の良い女ちゃうし。慧があの子と切れん限り、あんたはそこまでやで』それだけ言い放ち慧を追い出した。

    2006-03-21 23:02:00
  • 314:

    優梨

    『…はぁ』茜音か、だいぶ厄介な女みたいやな。かなり面倒臭い事なりそうで怠い。でも、いつもならあの話聞いた時点で慧を切り捨ててたはずやのに、なぜかそう出来ひんかった。ホスト遊びにめんどい事絡んだら痛い目に見る。それを解ってんのに何でやろう。

    【この時】はそれが、
    不思議で不思議で仕方なかったっけ。

    2006-03-21 23:09:00
  • 315:

    優梨

    ムシャクシャしながら慧の食べたオムライスのお皿を一気に洗い流した後、洗面台にある洗濯物を洗濯機に放り投げた。何だかやりきれない。気が付くと里菜に電話していた。

    「はいはーい?」『里菜?今大丈夫?』「全然大丈夫やで?雅君爆睡してるし」『そっか』「あ、慧君は?ラブラブしてんやろ〜?」『ううん、帰らせたぁ…』「へっ!?何かあった??」あたしは里菜に聞かされた全ての経緯を話した。

    2006-03-22 00:59:00
  • 316:

    優梨

    「なるほどな…」『あたし間違ってたかな?』「優梨は何にも間違ってないで。あたしが里菜でもそうしてたし?」『そうなんかな』「でもな、慧君かって所詮まだ20歳の男やん。優梨の考え方はまだ理解出来ひん部分あると思う。慧君は、優梨に受けとめて欲しかったんちゃうかな?今のありのままの自分を」

    里菜の言葉を聞いてあたしは黙ってしまった。何で慧はあたし何かに全てを話したんやろ。こうなるって、慧自身分かってたやろに。里菜の言う通り受けとめて欲しかったんかな。あたしは受けとめるどころか、冷たく突き放してしまった。

    2006-03-22 01:06:00
  • 317:

    名無しさん

    自分があほですゆーてるみたいなもんやでアンタ。

    2006-03-22 01:13:00
  • 318:

    名無しさん

    やっすい女??????

    2006-03-22 01:16:00
  • 319:

    優梨

    「でも、あたしも優梨の言う通り茜音は慧君にとってマイナスにしかならへんと思うし、絶対切らせた方がいいで?優梨がまだ慧君と続けて行く気ならやけど」間違いない。やっぱりどんな事しても茜音とは切らせなあかん。茜音の抜けた穴はあたしが頑張って埋めたらいいだけの話やし。

    『よなぁ…、も〜めっちゃ面倒臭いわ?』「でも慧君と切ろうとは思わんかったんやろ??」『?まぁな?何ででしょね』「ねっ?」『?。お前うざいって?』「あはは?珍しいよな〜、今までの優梨ならそんな面倒臭いホスト即切ってたやろに」『う?ん』「優梨、慧君好きなんちゃーん?」

    2006-03-22 01:18:00
  • 320:

    名無しさん

    メス豚チャン乙??????????????????

    2006-03-22 01:19:00
  • 321:

    優梨

    336さん?実際あほなんでよろしくぅ???
    337さん?やからやすい女やてゆーてますやん?笑
    書き込みどうもっ?

    2006-03-22 01:21:00
  • 322:

    名無しさん

    ホストの彼とは順調ですか??

    2006-03-22 01:25:00
  • 323:

    優梨

    おまえらえぇ加減にせぇやこら??

    2006-03-22 01:49:00
  • 324:

    名無しさん

    楽しみにしてます☆いっぱい書いてくださいね♪

    2006-03-22 02:07:00
  • 325:

    名無しさん

    優梨ちゃんキレちゃだめ????

    2006-03-22 02:58:00
  • 326:

    優梨

    342は誰!??笑
    優梨じゃないぞ〜?爆笑
    まぁ皆色々意見あると思いますが長い目で見たって下さい??

    2006-03-22 02:59:00
  • 327:

    名無しさん

    2006-03-22 04:56:00
  • 328:

    優梨

    339さん?今の事は
    まだ書けまへんけど
    順調ですよ???

    2006-03-22 06:03:00
  • 329:

    優梨

    ↑間違えた?341さんや?

    391さん?応援コール
    サンキュで?す??

    2006-03-22 06:05:00
  • 330:

    優梨

    ↑また間違えた?爆笑
    339さんへ?

    2006-03-22 06:06:00
  • 331:

    優梨

    343サさん?
    ありがとうございます??めちゃ励みになります?
    344さん?
    あれ優梨本人ちゃうよ??優梨あんなキレやすく
    ないし大丈夫?笑

    2006-03-22 06:09:00
  • 332:

    名無しさん

    ↑必死すぎ

    2006-03-22 06:19:00
  • 333:

    優梨

    …好き?あたしが、慧を?あたしが、【ホスト】を?

    里菜との会話も虚ろなまま電話を切り一人暗く重い過去の物思いに浸っていた。

    あたしは一人っ子で、父親もいたけれど血は繋がってなくて家にもほとんどいんかったし、ヤクザまがいの商いばかりしてる人やったから今でも義父は好きじゃない。母もあたしが小さい頃は水商売ばりばりの頃で毎日夜は一人で寝てた記憶しかなかった。家族で朝、テーブルを囲んで朝食を取った記憶すらあたしにはなかった。その代わりか義父も母も、あたしが欲しがる物は全て与えてくれた。寂しい思いをさせている―、そう思う心があたしを甘やかした性格に育てたんやろな。服も、オモチャも何も要らんかったのに。あの頃のあたしにしたらただ二人が傍に居てくれたらそれだけで良かったのに。

    2006-03-22 06:33:00
  • 334:

    無駄にレス増やさずお礼は出来るだけまとめて欲しいな 読みにくくなるから これ要望ね!

    2006-03-22 06:33:00
  • 335:

    優梨

    351さん?
    いっつも必死ですよ??
    書き込みど〜も?

    2006-03-22 06:34:00
  • 336:

    優梨

    何処か、慧に対してもそうやったんかもな。【茜音になんか渡さへん】。そんな感情。茜音が誰であってもそう思ってたかもしれん。慧にしたら、あたしも茜音も客でしかないのにあたしはその人の1番に、特別になりたくて仕方なかった。

    誰にでも求められたら、自分を必要とされたら、目を逸らす事は出来んかった。それが、誰であっても。

    2006-03-22 06:48:00
  • 337:

    優梨

    ―知らん内に寝てしまってたんか、気が付くと夕方。重い腰を上げ携帯を開く。客に毎度の事ながら細かくメールを返し、電話を入れた。そんな中慧からの着信も何回か目にとまる。

    …こんな日でもまた、ホステスとしての【優梨】としての夜が始まる。笑って、笑って、笑って偽ってなんぼのあたしが。

    2006-03-22 06:55:00
  • 338:

    優梨

    ―???―【着信:玲華】。お風呂から上がり、化粧を終えゆっくりしてると携帯が鳴る。『はいはいー?』「優梨?久しぶり」『玲華久しぶりやなぁ?』玲華は親友の1人。凄いあたしと似てて考えも価値観も理解してくれる、大事な存在。最近お互い忙しかって全然逢ってなかった。

    「最近どう??久々に今日逢わへん?」慧の事、他にも色々話したい事が玲華にあったあたしは『いいで?ほな終わったら連絡する』「了解?」少し気分が上がりお気に入りの服に着替えマンションを後にする。

    2006-03-22 07:14:00
  • 339:

    美貴

    見てるます??荒らしに負けずに頑張ってねッ??

    2006-03-22 11:56:00
  • 340:

    美貴

    見てます??荒らしに負けずに頑張ってねッ??

    2006-03-22 11:56:00
  • 341:

    2006-03-22 13:11:00
  • 342:

    名無しさん

    ひまなNo1やなワラ

    2006-03-22 13:48:00
  • 343:

    名無しさん

    ↑おまえがなぁ?

    2006-03-22 15:27:00
  • 344:

    里菜

    優梨は忙しい中、間を見て更新しとるんでそんなんゆわんとって下さい?優梨頑張れよ?

    2006-03-22 15:54:00
  • 345:

    名無しさん

    ひまなんかぁ

    2006-03-22 17:19:00
  • 346:

    名無しさん

    何で主トリップつけへんの?

    2006-03-22 17:19:00
  • 347:

    名無しさん

    ↑アホやからわからんのちゃう?

    2006-03-22 17:50:00
  • 348:

    名無しさん

    ↑だまろうな?

    2006-03-22 18:29:00
  • 349:

    名無しさん

    あんたらガキ臭いねん。黙って読めんのか。無駄なカキコすなや。

    2006-03-22 20:15:00
  • 350:

    名無しさん

    ほんまそれ?どんだけしょーもない人間やねん

    2006-03-22 20:29:00
  • 351:

    名無しさん

    ほんまそれッて流行ってんの?

    2006-03-22 21:04:00
  • 352:

    名無しさん

    >>368-370ぜーんぶ主さんやろぉ?

    2006-03-22 21:06:00
  • 353:

    ゅみ

    親もお水とか書いて恥ずかしない??
    育ち悪いんバレ?で私やったら書かれへん?

    2006-03-22 21:09:00
  • 354:

    名無しさん

    ↑まーな

    2006-03-22 21:12:00
  • 355:

    名無しさん

    てか373人間腐ってんな

    2006-03-22 21:55:00
  • 356:

    つーか潰してんの同一人物ってバレバレ?そんな気にくわへんのならハナから読まへんかったらいいだけの話やと思うけど?

    2006-03-22 21:55:00
  • 357:

    名無しさん

    一体優梨ちゃんの何が気にくわんの?訳が分からん。潰してる奴とか同じ人間ばっかゃん
    ほんましょうもない
    気にくわんねんたら読むなゃ

    2006-03-22 21:59:00
  • 358:

    名無しさん

    373と374最低人間のカスやな?そんなふぅにしかおもわれへんぁんたらのが育ち悪すぎゃん?

    2006-03-22 22:00:00
  • 359:

    名無しさん

    間違ぃないな???ホストに相手してもらわれへん奴の僻みやん。内容読んでても潰される内容には思われへんケドな

    2006-03-22 22:05:00
  • 360:

    名無しさん

    育ち悪いとか言ってる奴のほうがそっぽど育ち悪いしな。
    親が水商売で何が悪いんか分からんし

    2006-03-22 22:21:00
  • 361:

    通りすがり ◆zbxkP3nZL.

    本間に373最低やな。便乗してる374も同レベル。親が何の仕事してようが親は親やん。自分の親がそんな言い方されたらあんたむかつくやろ?人の親否定できるほどえらいんかっつーの、主気にせんときね

    2006-03-22 22:35:00
  • 362:

    名無しさん

    お水やってるコト恥ずかしく思わんくなったらもぅ終わりやな?

    2006-03-22 22:35:00
  • 363:

    名無しさん

    優梨ちゃん自分でフォローも大変やねワラ

    2006-03-22 22:36:00
  • 364:

    ゅみ

    悪いけどうちの親はお水なんかやってないなぁ?残念ながら?

    2006-03-22 22:40:00
  • 365:

    名無しさん

    >>379
    あんたらと違ってホスクラなんかいかんで??
    プッ????

    2006-03-22 22:43:00
  • 366:

    名無しさん

    みんなよく主がバカにしてる色彼の痛い客なん?

    2006-03-22 23:03:00
  • 367:

    名無しさん

    382〜385同一やん?バリあほ?てかかわいそうな人間

    2006-03-22 23:04:00
  • 368:

    名無しさん

    385みたいな奴がホストに遊ばれんねんワラ

    2006-03-22 23:05:00
  • 369:

    名無しさん

    >>385 じゃー夜遊び見てんな ぼけが

    2006-03-22 23:36:00
  • 370:

    名無しさん

    >>385
    あほな女?笑
    差別しかでけん奴はそこまでの人間やわ あほが

    2006-03-23 00:01:00
  • 371:

    荒れてる荒れてる?みなさん平和にいきましょーや?

    2006-03-23 00:04:00
  • 372:

    名無しさん

    >>388やからホストいかんゆーてんやん笑
    日本語読まれへんの?

    差別とか使うトコまちがってるしワラ
    アホばっかやな?

    2006-03-23 13:23:00
  • 373:

    名無しさん

    相方の方がおもろい

    2006-03-23 14:33:00
  • 374:

    名無しさん

    >>392低レベルやな

    2006-03-23 14:35:00
  • 375:

    名無しさん

    おもしろいよ?頑張って?

    2006-03-23 14:39:00
  • 376:

    名無しさん

    小説のスレゃのに、ぃらんスレしんほぅがょくなぃ?読みにくぃゃン???相手するから荒れるんゃん…?主さん頑張って書ぃてはんのゃから、見守ろぉゃ???ッてアタシもぃらんスレしましたが?主サン頑張ってくださぃネ??

    2006-03-23 17:25:00
  • 377:

    ゆうき

    里菜ちゃんのと両方いつも覗かしてもらってます?荒らしなんか気にせず頑張って下さい??

    2006-03-24 19:29:00
  • 378:

    名無しさん

    2006-03-25 03:56:00
  • 379:

    名無しさん

    2006-03-25 04:55:00
  • 380:

    にュ?

    400?見てマスヽ(´▽`)/?頑張ってクダサイね??

    2006-03-25 15:55:00
  • 381:

    名無しさん

    2006-03-25 16:50:00
  • 382:

    名無しさん

    2006-03-25 16:52:00
  • 383:

    マナ?

    面白すぎ??
    頑張ってねン?
    主サンは新地?南?どっちで働いてるんですかぁ??

    あたしも同じとこで働きたいカモ・・・(?・∨・)

    2006-03-26 14:28:00
  • 384:

    名無しさん

    頑張れ???

    2006-03-26 22:00:00
  • 385:

    名無しさん

    ァゲ?

    2006-03-31 06:14:00
  • 386:

    2006-04-02 17:51:00
  • 387:

    名無しさん

    書いてほしい???

    2006-04-06 08:54:00
  • 388:

    名無しさん

    荒らし全てスルーでいきましょ?荒らしに反発するのも荒らしと一緒やしね?
    さぁ全て荒らしスルーして、ゆりさん続き楽しみに待ってます(∩_∩)???
    あと、私も読者への返事はまとめた方が無駄なレス増やさず読みやすくていいと思いますV(^-^)V要望です??
    頑張って完結させて下さい??

    2006-04-09 03:02:00
  • 389:

    名無しさん

    かくの?

    2006-04-09 05:28:00
  • 390:

    名無しさん

    2006-04-09 10:37:00
  • 391:

    名無しさん

    2006-04-09 10:38:00
  • 392:

    名無しさん

    かいてほしい

    2006-05-11 05:50:00
  • 393:

    名無しさん

    あげ??

    2007-08-02 14:28:00
  • 394:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
【 d r e a m 】を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。