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【 d r e a m 】

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  • 1:

    優梨

    夢の世界。あたしに夢を
    与えて見せてくれた。

    けど夢は夢でしかなくて。
    覚めない夢をあたしは
    探してたのかもしれない。

    2006-02-27 16:59:00
  • 2:

    優梨

    優梨『はい?』
    桜「うわ、機嫌悪っ!寝てたん?」『当たり前やん』「ほな機嫌治したるし来いや」『はいはい解りました。ほなな』一方的に切り、用意する。

    桜は某店?1ホスト、2年以上の付き合いで昔は色や枕満開で引っ張られて優梨も大勢の中の色カノの一人やった。今じゃ好きだの愛してるだの可愛い感情何て一切無い。情でしか繋がりがない、そんなホスト。

    2006-02-27 17:13:00
  • 3:

    優梨

    初めて行ったホスクラ。
    初めてハマったホスト。
    それが桜。沢山いる担当の中でも【特別】な存在ではある。でもそれだけ?暇な日は顔立てに行ったるくらい。色も枕も今は無い。
    そんな関係が1番楽やしね。

    2006-02-27 17:17:00
  • 4:

    優梨

    所詮、ホストに何を求めても返ってくるモノは全て目に見えへんモノ。残るモノ何て一切無かった。
    【割り切って楽しむ】
    これがこの世界のルール。桜と知り合って
    自ら学んでいった事。

    2006-02-27 17:21:00
  • 5:

    優梨

    用意も出来て友達や他のホストの営業?や客に?返しながらタクに乗り込む。
    マンションからミナミまで徒歩10分もない。ふてこそうにする運ちゃんを気にも止めず『ここで止めて』
    そう言いながら千円置いて降りる。この時間帯のミナミは黒服まみれ。『うわぁホストばっかやん?』

    2006-02-27 17:27:00
  • 6:

    優梨

    うっとうしいホスト軍団のキャッチをオール無視して桜の店に。

    『いらっしゃいませ!!』聞き慣れたお出迎えの声に紛れて席に案内されて座る。桜の色客どもが品定めするかのように見てくる目線にもとっくの昔に慣れた。

    2006-02-27 18:48:00
  • 7:

    優梨

    桜が即効現れる。
    「ゆーりちゃん?」『もう回って来たんかいな』「だってあのババァ無理無理!きついねんって?」『和歌ちゃん?あの人も毎日毎日名古屋からご苦労なこと』和歌ちゃんは名古屋の泡姫。桜に惚れ込んで毎日タク代5万かけて店に通ってるおばちゃん。熱烈な和歌ちゃんが苦手な桜は毎回逃げるようにうちの席に来る。こいつ絶対うちの席休憩所やと思とるからな?ほら、和歌ちゃんが恐い顔してこっち観とるわ。心配せんでもなんもないのに?

    2006-02-27 18:56:00
  • 8:

    優梨

    【変わる】とゆう事が
    何よりも怖かったあの頃。強く成長するなら変われる事も大事なんやって、

    今なら解るのに。

    2006-02-27 19:06:00
  • 9:

    優梨

    なぁ、里菜。
    あたしらを出会わせてくれたんはやっぱり桜かな。

    あの時、あたしがあんたが桜がもう少し大人なら違う今があったかな。

    2006-02-27 19:08:00
  • 10:

    優梨

    「…り、優梨っ!」『あ、はいはい?』「お前聞いてんのけ?」『聞いてるよ、バースデーの事やろ』「そうそう、ちゃんと来てや」『解ってまんがな』

    そう、明後日は桜のバースデーイベント。桜のバースデー祝うんはこれで3回目。はあ〜なんぼ遣わされんねやろな?笑

    2006-02-27 19:13:00
  • 11:

    優梨

    他愛もない話をして帰った頃はもう昼前。
    ―???―【着信・里菜】優梨『はいよー?』里菜「優梨?何してたん?」『桜のとこ行ってたわ?ばり疲れた』「まじ?優梨頑張るな」『だしょ?里菜は?春と別れたんかぁ?』「別れまひたよ?あいつはもう無理やしな!また夜遊びでも叩かれまくってた」『あんなん付き合う価値無い無い?桜のがまだマシやろ』「間違いない?桜君はあたしの理想やし」『始まった?笑』

    そう、あたしと里菜は
    桜担当。

    2006-02-27 19:23:00
  • 12:

    優梨

    今となれば笑い話やけど
    お互い知り合ったきっかけは桜を通して。
    あの頃はお互いライバル心剥き出しで今こんな仲良くなるなんて思いもせんかったよな?

    2006-02-27 19:25:00
  • 13:

    優梨

    客にお約束の営業かけて
    髪巻きながら里菜と電話。里菜「今日終わったら家行っていい?ちょっと計画したい事もあるしさ」優梨『ええで〜?』「今日、川上さんと同伴よな?」『せやでぇ?あのじじいマジだるいし』「頑張れ?1?」『あんたもな、?2?」

    それにしても計画したい事ってなんやろ?

    2006-02-27 19:37:00
  • 14:

    優梨

    『あ、川上さん?おはよ』手を降りながら交差点を渡るあたしに気が付いて川上さんが振り向く。
    この人は最近ママから紹介された店の上客中の上客。でっかい建設会社の社長さん。ママの紹介ってのもあって粗相のないよう、丁寧に接しなあかんから正味精神的に参る事もしばしば?

    2006-02-27 19:46:00
  • 15:

    優梨

    食事をして腕を組みながら時間通り店へ。
    延々口説いてくる川上さんを巧く交わしながらボトルの量を確認して的確なヘルプの子を付けるようにボーイに指示。
    『ちょこっと待っててね?綺麗に変身してくるから!笑』ヘルプの子に任して更衣室に着替えに行く為階段登りながら携帯を開くと客から何通か?が。その中に桜からの?もあり見ずに携帯を閉めた。

    2006-02-27 19:52:00
  • 16:

    優梨

    『どうせ明日の事やろな』何て思いながら着替えて席に戻り、いつもと変わらず揺るがず仕事こなして
    更衣室で帰る準備してると「優梨、上がり?」『里菜ちゃん?上がりやで〜』「あたしも上がりやし帰ろ、てかあんた酔うてるやん?」『ちょっちな?笑』
    ふと携帯見ると
    ―???―【着信・桜】。

    2006-02-27 19:57:00
  • 17:

    優梨

    『もうええて??』
    携帯を手にしながら顔を引きつらせるあたしを見ながら里菜が「桜君?」『うん、こいつ明日バースデーやしかばりマメホスなっとるわ』「いいな〜あたし全然連絡無いからなぁ?」
    里菜はあたしと違って桜に対して恋愛感情持ってるからこんな言葉をゆう。でもあたしに対して嫉妬なんかはしよらん。担当は一緒やけどあたしが桜をどう見てるか里菜はちゃんと解っとるからな。

    2006-02-27 20:03:00
  • 18:

    優梨

    『里菜には金使ってほしくないんやろ?あたしなんかもろ客やしさ』「かなぁ?まあ確かにバースデー行ったとしても使われへんからな。優梨行くんよな?」『まぁなぁ。顔もあるし』「桜の写?撮って来てや?」『任しとけ?』

    前からよう思てたけど桜は里菜が本気で好きなんちゃうかな?って思う。里菜を店には呼びよらんけど連絡は途絶えへんしあたしにもよく里菜の事聞いてくる。あたし的に桜と里菜がくっついてくれたらほんま嬉しいし?里菜には幸せになってほしいってのが強くあるから。桜もいい男やし桜なら里菜を任せられる?あくまであたしの理想。笑

    2006-02-27 20:13:00
  • 19:

    優梨

    夢を見せてくれるはずの場所に居場所を求めてた。
    割り切ってたつもりやったはずが心を求めてた。

    2006-02-27 20:15:00
  • 20:

    優梨

    あたしに夢以上のモノ
    与えてくれた人、慧…。

    出会った頃の怖がりなあたしをいつも受けとめてくれた。夢を叶えるのはいつだって自分自身。願うだけじゃ何も手に出来ないから。

    2006-02-27 20:18:00
  • 21:

    優梨

    今日はここまで??
    >>1-23

    2006-02-27 20:24:00
  • 22:

    里菜

    今同じ部屋で髪を巻き?している優梨ちあ〜ん?はよ続き更新してや?
    優梨は今いいところに差し掛かってるぞ??ワラ

    2006-02-28 01:24:00
  • 23:

    優梨

    仕事終わって
    ほろ酔いのまま里菜とあたしのマンションに。ミナミから歩いて帰れる距離?

    『はぁ今日も頑張った?』「優梨頑張ってたな?まじ酒強すぎ?」あたし、酒の強さ尋常やないの(゚∀。)ワラ
    そん変わり本気で酔うたらただの痛客です。はい。

    2006-03-01 09:12:00
  • 24:

    優梨

    『そういや計画したい事って何やったん?』
    「あ?!そうそう?あんな行きたい店あんねん?」『へ?次は何店の何君??』

    あたしら飲みに行くんが一種の趣味のひとつ。ストレス発散もあるけど何よりあのフインキが好きでたまらん。きっと飲みに行くんだけは本気で好きな男出来ん限り無理な話。

    2006-03-01 09:17:00
  • 25:

    優梨

    「○店の雅君?写メ見る?送ってもろたし」『みやびぃ?女みたいな名前?写メ見る見る!』
    あたしと里菜はタイプが全くの正反対?どこ行っても被る事は無かった。ただしそれは顔だけで中身的なタイプは似てたかな。
    期待して無かったけど予想通り雅はあたしのタイプじゃなかったってゆう。里菜の好きな一重でキリっとしてる目。正に桜みたいな。桜もあたしからしたら顔は全然タイプやないしな。あたしは丸くて垂れ目が好きやから?小池徹平とかもろタイプど真ん中?ワラ。タイプも中身も人それぞれ、十人十色、当たり前か。

    2006-03-01 09:25:00
  • 26:

    優梨

    『あー里菜好きそうな顔?あたい全然タイプ違うけど』「やろぉな?あたしめちゃタイプやし」『○店やっけ?あたしも誰か探して?してから行こっかな』「そうしそうし?その方がおもろいやろ」『やなぁ』

    おもむろに雑誌で雅のいる店の従業員見てたら、タイプがおった。少し垂れ目であたしの好き顔。

    2006-03-01 09:30:00
  • 27:

    優梨


    それが慧との出会いの
    始まり―。

    2006-03-01 09:31:00
  • 28:

    優梨

    ただ単にタイプとゆう理由と里菜も雅に?してたって事もあってあたしは慧とゆうホストに?をした。

    タバコを吹きながら淡々と?を打つ。予想外の速さで帰って来た返事に思わず火の点いたタバコを消し里菜と騒ぐ。
    こんな瞬間すら、あたし達には楽しくて。
    こんな事でしか自分の闇を打ち消すすべを知らなかった。

    2006-03-02 00:58:00
  • 29:

    優梨

    愛想の良いノリが良過ぎる内容の返事。何回か?を交わす内に笑いのツボがはまりすぎてあたしは夢中になってた?だってまじでおもろいんやって。ワラ

    見せれるもんなら見せたいくらいハイテンションな慧にあたしは圧倒されまくりやったっけ。もしかして、あの時からもう惹かれてたんかな?なんて。

    2006-03-02 01:02:00
  • 30:

    優梨

    何やかんやで?を交わし、週末行くことになった。里菜は雅と楽しそうに電話してやった。
    そんな中あたしは一人、
    『あ?明日かぁ…』

    そう、明日は桜のバースデーイベント。桜は店に入ってから3〜4ヵ月で?1になりそれから3年間、ずっと不動の?1だった。そんな桜に10代の頃に惹かれてハマってしまったんやろうな。今となればほんまに笑い話やけど。

    2006-03-02 01:13:00
  • 31:

    優梨

    次の日仕事が終わってからあたしは桜の店に向かった。エレベーターが開くと沢山の花の数々。店に入ると尚花の数は溢れ返ってた。その中にあたしの名前が書かれた花もあった。ホストにとって祝い花はステータスのひとつ。送らん訳にもいかんやろ。

    2006-03-06 04:27:00
  • 32:

    優梨

    すでに店は盛り上がってて桜の色客達はシャンパン争いを繰り広げてた。
    そんな中Vip席に案内され煙草に火を点ける。
    『シャンパンコールうっさいなぁ?』軽く素面のあたしの席に酔っ払った桜が現れた。「ゆーり〜。来てくれてありがと!花もありがとな?」久々に見る泥酔しかけの桜に追い打ちをかけるようにピンドンコールが流れる。
    いつまでたっても鳴り止まん色客達のカフェドの卸し合いに区切りを付けるように桜のエース、結花ちゃんが動きだした。

    2006-03-06 04:34:00
  • 33:

    優梨

    結花ちゃんは大型ヘルス店の人気フードル。
    桜の太客中の太客。
    テーブルの上にはリシャール、ルイ、バカラ、ドルフィン、ラーセンとブックの各全種類が並べられてるのを見れば結花ちゃんの凄さが見て取れる。
    まぁ、一番凄いんはそんな客を4年以上引っ張り続けてる桜やねんけど。

    2006-03-06 04:46:00
  • 34:

    優梨

    『ちょお、行ってくる?』桜はそう言いながらフラフラと結花ちゃんの席に戻って行った。
    結花ちゃんがピンドンを卸ろすと色客達はカフェドを卸ろす。するとまた結花ちゃんはピンドンを卸ろす。
    そんな中1人だけ歯向かってピンドンを卸ろす客がいた。そう、和歌ちゃん。名古屋の泡嬢。
    が、そんな和歌ちゃんを気にも止めずクリューグ・ロゼとドンペリゴールドを卸ろす結花ちゃん。桜の客は圧倒されとったっけ。結花ちゃん、あんたは凄い?ワラ

    2006-03-06 04:55:00
  • 35:

    優梨

    『里菜や…??』
    桜と里菜は今切れてる状態。担当被ってるもん同士連絡取り合ってんのはタブー。まあ、あたしらの仲は桜も公認の仲やからかまへんけど、桜がおる中で電話を取ってええんか迷ってふと桜を見ると大口あけて爆睡しとった。心配した意味無かったからな?

    優梨『はいはい?』里菜「もし優梨ぃ?桜君のバースデーどうよ?」『ばり盛り上がってるわ?コールばっかでうっさいけど。当たり前ですが?』「イベントは行くもんちゃうな?今春んとこおるし適当にボトル卸しておいでや?」『春んとこ!?あ?まぁ、とりあ行きまっさ』
    春ってゆうたら里菜の元彼。色枕満開のホスト。切れたゆうてたのにどないしたんやろ。『とりあえずさっさと切り上げて帰ろ?まずこいつ起こさなな』そう、この間抜けた顔した今日の主役を。ワラ

    2006-03-06 06:15:00
  • 36:

    優梨

    あたし、ホストクラブのあの空間が好き。担当が好きやから、色恋されたいから行くんじゃない。

    ひとときでも【夢】を見たかったからはまった。一瞬でもいい。見せて欲しかった。

    2006-03-06 06:32:00
  • 37:

    マリ?

    最初から呼んでます?リアルタイムかな?(?・ω・)? 楽しみにしてまつ??

    2006-03-06 06:47:00
  • 38:

    優梨

    マリちゃんありがとう?
    書き込みすっごい
    嬉しいです?これからも
    読んだって下さい??

    2006-03-06 10:08:00
  • 39:

    優梨

    シャンパンコールが流れだす店内。
    『優梨ちゃんから―、桜さんへ!クリューグ・ロゼ!クリューグ・ロゼ、入りやっす〜!』
    慌ただしくなる空気、テーブルが従業員を囲う。桜の客は大注目。負けじと火が点いたかのようにまた和歌ちゃんがドンペリを入れる。『うっざ〜、何競って来てんねん。痛客が?』
    和歌ちゃんが誇らしげにドンペリを飲んでるんを横目に『ルイは後ででいいし、ゴールド入れて』いたずら心が騒いだ。
    『チョット相手したるか?』

    2006-03-06 10:17:00
  • 40:

    優梨

    『優梨ちゃんから―、桜さんへ!ドンペリ・ゴールド!ゴールド入りやっす〜!』その瞬間の和歌ちゃんの顔。(゚Д゚)←こんなん。ワラ

    「お前何楽しんでんねん?」『いや、けしかけて来たんはあのおばはんやで』桜は爆笑しながら回ってきたゴールドを飲みほす。これで桜の顔も立ったかな。やっぱり口座のバースデーやし、盛大に祝ったげんと。『ルイいって。卸したら帰るしチェックもしといて』

    和歌ちゃん、それに他の色客達。あんたらみたいな半端な客に桜を祝うんはまだまだ早い。あたしが認めてるんは結花ちゃんと里菜―。桜が新人の頃は客ってゆうたらあたしら3人だけやったよな。結花ちゃんはエースやから気にも止めてなかったけど、対して金も遣わんのに毎日来てる里菜にあたしは嫉妬しっぱなしで。みーんなライバル心燃やしまくりやったな。ワラ

    2006-03-06 10:28:00
  • 41:

    名無しさん

    2006-03-06 11:53:00
  • 42:

    優梨

    当時の里菜は見過ぎやろってくらいあたしを見てたっけ。ライバル心剥き出しみたいな。
    そんな里菜を初め全く気にしてなかったけど、あまりにも目に入って来て気にならずにはいられんかった。
    里菜は柴咲コウそっくりで綺麗系なギャルって感じで、あたしは宮崎あおいによー似てるゆわれてて?ゆわれるだけね、ファンの方すんません。その頃ばりばりお姉系であたしらは全くの正反対のタイプやった。

    やからかな、余計に惹かれあったんは。

    2006-03-06 12:48:00
  • 43:

    優梨

    ―???―【着信:里菜】
    優梨『はいはい?』里菜「優梨まだぁ??」『あ?、ごめんごめん!和歌ちゃんがけしかけてきてさ』「きっも!あのばばぁ来てんや?」『もぅチェックゆうたしすぐ向かうし』「了解」

    ちらっと和歌ちゃん見るとあほみたくカフェパリを何本も卸してた。『…ったく、カフェパリばっか卸してんなよ。桜の値打ちが下がるわ?』なぁ、里菜?ワラ
    あんたがこの日来てたら確実切れてたって?

    2006-03-06 12:54:00
  • 44:

    優梨

    47さん、ありがとうです?

    2006-03-06 12:57:00
  • 45:

    優梨

    『優梨さんから―、桜さんに本日1本目のスペシャルボトル!ルイ、ルイ入りやっす〜!!』

    これには結花ちゃんもびっくりした顔で見てた。和歌ちゃん何か放心状態。笑
    ルイはボトルが丸くて綺麗で好き。ブランデー自体は嫌いやけど。
    「優梨?、今日はほんまありがとう?」『ええよ、桜にはずっと?1でおってほしいしな』口座の嬉しそうな顔は何度見ても、あたしまで嬉しくなる。いいホストにはいくらでも金落とす。なんぼ落としてもいいと思えるホストに使う金は、一切もったいないとは思わへん。あたし、やっぱりおかしいよな。笑

    2006-03-06 13:19:00
  • 46:

    優梨

    ベロベロに酔うた桜はまたあたしの膝で寝出して、そうこうしてるとやっとチェックが来た。会計―。

    【¥1855,000】
    『うげ?200持って来てて、良かった〜』内心そう思いましたよ、はい。キャッシュで払い桜を起こし店を出る。もちろん、色客様達はあたしに釘づけ。うざったいくらい。ほんまうざったい。悔しいなら金使えよって話。しかし、色も枕も無いのにここまで桜に使うあたしもあたしよな。

    2006-03-06 13:29:00
  • 47:

    優梨

    後から聞いた話、
    結花ちゃんはあれから
    ロマネのシャンパンタワーとリシャール3本、バカラと、計1千5百万以上落としてったらしい。
    あたし何て話にならん?

    2006-03-06 13:32:00
  • 48:

    優梨

    送り出しでエレベーターを待ってると桜が「今からどっか行くんけ?」『○行く。ちょい用事あるし』「は?何しに行くん?」
    へ?いやいや、何でこいつ切れてるんでしょ。

    何しか腹立ったあたしは『何しにって関係無いやん』そう吐き捨てエレベーターに乗り込む。「行かんでええやんけ!行くなや!」『うっさい、あんたにそんなんゆう筋合いないやろ』
    何故か最後喧嘩っぽくなりタクに乗り込んだ。『何やねん、あいつ?折角行ったったのに気悪いわ』はい、優梨ちゃんご機嫌斜め。

    2006-03-06 13:39:00
  • 49:

    優梨

    あたしと桜は今は完全友営の中。どこ行こうがいつもは何も口出す事無い桜の反応に驚きつつ、腹立った。『まあ、酔うとったしな』
    そんな気にも止めず春の店の近くでタクを降りると、里菜がいて、「優梨?偶然やな、てか遅いし」『ごめんな?長引いた』すると、携帯が鳴りだした。
    ―???―【着信:桜】

    2006-03-06 13:44:00
  • 50:

    優梨

    だっる?と、思いつつ出る。優梨『?何やねん?』桜「どこいんねん!」『さっきゆうたがな、うっといし切るで』「ええし戻ってこいや!殺すぞ」プッチーン?

    『は?殺せるもんなら殺しにこいや、カス!』
    このまま話しててもキリがない。勝手に切ると、「え?今の桜君??」『うん、何やよう解らんけど切れとんねん』「珍しいな、優梨と桜君が喧嘩とか?」『酔うとるんやろ、ほっとく。ばり気分悪いけどなぁ?』愚痴りながら春の店に入って行くとここでもシャンパンコールの嵐。『もうシャンパンコールええて?』

    2006-03-06 13:53:00
  • 51:

    優梨

    『てか里菜何で来てんの』「実はより戻ってんやん?」『まじでぇ!?』
    「おはよ?何話してるん?」『光輝、おはよ』
    光輝、この店のあたしの口座。色枕満開ホスト。てかこの店自体色枕満開。笑
    光輝は顔も男前やし枕せんでも売れるはずやのにな。ちなみにあたしも枕されましたけど?今だに家泊まりに来たりしよる。もうやったりはしてないけどな。完璧に軽く宿カノ系?笑

    2006-03-06 14:06:00
  • 52:

    優梨

    優梨『光輝?、里菜と春より戻ったんやって?』光輝「まじで?自分らどやねん。笑」里菜「何となく?」

    里菜はいつもこう。すぐホストに情が入って初めは遊びでも最後には本気になってるパターン。一人の人しか見えへんくなるタイプ。春の事もあって桜の店には今は全く行ってないみたいやし。あたしから見たら春は完全本営やけど?
    そらあんだけ毎日家帰ってこられたら本カノやと思てまうっちゅーの。春、あほやけど恐るべし。
    まあ本人なんも考えてないやろうけど。笑

    2006-03-06 19:03:00
  • 53:

    優梨

    「あっ、優梨も来たん!?」
    『春、おはよ?』
    噂をすると登場。顔はどっちかゆうたら可愛い系?目がくりくりタイプ。里菜が全然好きやない顔やのに、不思議よな。中身も弱々しくて尚更里菜のタイプやないし。何で好きなんやろ?当時のあたしの疑問。笑

    2006-03-06 19:07:00
  • 54:

    優梨

    光輝「里菜、より戻ったんや」優梨『みたいやな?また喧嘩ばっかするくせにな?』「春君のフォローするんいっつも俺等やしな」『間違いない』

    光輝は同い年で話しやすく下手なホストよりは全然ましやったから、この時期は里菜と一緒に春と光輝の店によく通ってた。「今日ラストまでいるん?」『多分な』「家行っていい??」「しゃーなしやで?」
    こんな軽い奴やったけどへたに色営されるより楽な関係で楽しかった。

    2006-03-06 23:47:00
  • 55:

    優梨

    その頃のあたしは
    今と違って【形】より、
    【今】ってゆう
    瞬間の方が大事やった。
    その場その瞬間見えるものなんて何一つ無くて―。

    2006-03-06 23:51:00
  • 56:

    優梨

    ふと携帯を見ると桜から着信。『うざ!!?』パチンと携帯を閉じる。こんな事滅多に無いのに。

    今思えば、そら色も枕もせんと2百万近く使うあたしを離すまいとするんは当たり前やけどな。あたしには桜には全く恋愛感情何て無かったから不思議で仕方なかった。

    とゆうか、もうホスト自体に恋する気持ちすらなかったから。いつもその場の疑似恋愛。巧く騙してくれたらそれで良かった…。

    2006-03-06 23:56:00
  • 57:

    優梨


    慧、あんたに逢うまでは。

    2006-03-06 23:58:00
  • 58:

    優梨

    その日、店が終わり春と光輝が客を送り出すのを街ながら桜に?を送った。

    『何切れてんか知らんけど誕生日おめでとう?』
    ?をあたしが送るってゆう行為が桜にとって《相手が折れて来た》と取りよるから、この?一つでゆわば、仲直り完成。2年以上通てれば桜の性格もそれなり解ってくるからな?ほんま頑固で面倒臭い男なんです。
    なぁ、里菜。笑

    2006-03-07 00:02:00
  • 59:

    優梨

    「お待たせ??」春が酔うて里菜に飛び付く。
    光輝も「疲れたぁ?」そう呟きながら膝に頭を乗せてくる。こんな姿2人の色カノどもが見たら泣き叫ぶんやろな…。

    春と光輝の色カノは全員、超が付く程痛すぎる子ばっかやから恐い。痛客ってのは正にこの子の為にある言葉やなってくらいに。ある意味見てておもろかったりするけど。笑

    2006-03-07 00:18:00
  • 60:

    名無しさん

    頑張ってゃ?

    2006-03-07 02:01:00
  • 61:

    マリ?

    優梨チャン?お返事ありがとデス?最後まで読むカラ
    頑張ってね??

    2006-03-07 03:11:00
  • 62:

    里菜

    え-やん???
    いい感じやんかっ?
    里菜も頑張って更新しまくってくるわぁぁ?
    そろ?泥々のtriangle突入だからね?ワロス

    2006-03-07 10:39:00
  • 63:

    名無しさん

    2006-03-07 20:56:00
  • 64:

    優梨

    67さん?
    ありがとうです?
    頑張ります??

    2006-03-08 07:47:00
  • 65:

    優梨

    マリちゃん?
    再びありがとにゃ??
    頑張るっちゃ?

    2006-03-08 07:48:00
  • 66:

    優梨

    里菜?
    頑張ってるで??
    あんたもドロドロなん
    頼みまっせ??笑

    2006-03-08 07:49:00
  • 67:

    優梨

    70さん?
    読みやすくしてくれて
    ありがとうです?

    2006-03-08 07:50:00
  • 68:

    優梨

    そのまま春と里菜とは別れあたしは光輝とあたしのマンションへ。着替えをすませ二人で眠りにつく。ただ一緒に寝るだけ。そんな関係、温もりがあたしは心地よかった。

    ホストって優しさを売ってくれてる。でも逆に優しさを返す時もあって。ふとそう感じる。淋しい時、辛い時、女ってホストに求めるけど、ホストかてその瞬間はあるん確かにあるから。

    どっちもどっちやん。所詮男と女やもんな…。

    2006-03-08 07:56:00
  • 69:

    優梨

    誰でも自分の存在価値が
    欲しくなる。確かにここに必要なんやって形が。
    誰だって認めて欲しくて求めて欲しくて仕方ない。

    ただ、理由が欲しくて。

    2006-03-08 07:58:00
  • 70:

    優梨

    夕方目を覚ますと光輝はまだ寝ていた。ふと携帯を見ると慧から?が来ていた。あの日?を送ってから慧とは?が途絶えた事がない。まめやね、まめ男よ。ホストの鏡。さすがやわ。笑

    『週末行くゆーてんやし、そんなまめならんでええのに』当時のあたしは慧に対してその程度の感情。営業電話やメールが来ても大概返す事はない。店に行ける時自分から連絡するくらい。
    だって店も行かんのに
    【悪いな】って気分になるから。ホストは割り切って楽しまな、後々しんどいしね。

    2006-03-08 08:09:00
  • 71:

    優梨

    適当に慧に返事を返し煙草をくわえる。
    光輝の携帯がけたたましく鳴り続けるのを見て勝手にディスプレイを見ると、【着信:舞】光輝の色カノ。痛客中の痛客。時間を見ると夜の8時前。あまりにもしつこく鳴らす舞ちゃんを不憫に思い、光輝を起こす。
    『光輝、起きって』「?、もう出勤時間?」『電話ばり鳴っとんで』その一言で光輝はやっと腰をあげた。

    カチカチッ――。

    2006-03-09 00:19:00
  • 72:

    優梨

    「舞やん!こいつほんましつこい。」『愛されてるやん?』「いやいや?優梨、適当に?返しといて」『ひどっ』

    あたしが光輝の客に?を返す事もしばしば。あたしの愛の文を、光輝の愛の文として受け取る子達。
    所詮嘘塗れのあたし達に、偽りも真実も今更無くても当然。

    2006-03-09 00:23:00
  • 73:

    優梨

    出勤時間が近づくと光輝は出ていった。そんな中あたしも客に営業を掛け、出勤の準備をする。昨日の酒が抜けきってなくて気分が悪い中、店に出る。

    ―???―【着信:桜】

    2006-03-09 00:27:00
  • 74:

    優梨

    画面を開き、直ぐ様閉じた。電話の内容何て解り過ぎて出る気も失せる。「昨日はありがとう、ごめんな」それしかない。あたしは桜に何も求めてないのに。当の桜は里菜いわく、あたしは桜の事を好きやと思てるらしい。ないないなーい?まじないですね?今里菜の小説じゃあたしは桜が好きってなってる事自体なんかもう嫌やし。笑
    まぁ、昔の話やけどね。

    ―???―
    また携帯が鳴り響く。『…ったく、もうええって!』桜やと思い再び画面を開くと受信?。相手は慧だった。『ほんっままめやなぁ』そう呟きながら返事を打つ。内心、日課になりつつある慧との?のやりとりは嬉しかった。

    2006-03-09 08:47:00
  • 75:

    優梨

    『週末何曜くるん??』『内緒?どっきりで行くわ』『どっきりとか恐っ?』
    こんな?のやりとり。あたしはまじでどっきりで行ったろーと思て、里菜と作戦を立てた。

    優梨『里菜!りなちん?』ドレッサールームで髪をセットされてる里菜の元に走る。里菜「はいはい?どないしたん?」『土曜日、雅びに行くってゆうた?』「いや、まだゆうてないで」『雅びにも慧にも、行く日内緒でどっきりで行ったろや?ばり楽しそやない!?』「あ?いいやん、それ?」『やろ、決まりやな!』
    この日からあたしの慧へのどっきり作戦が開始した?

    2006-03-09 08:59:00
  • 76:

    優梨

    何か飲みに行く日の作戦を立てんのは毎回楽しいよな、里菜。その日の仕事もあたしと里菜はうはうは?で仕事こなしたし。月初めやからか、店は暇やったけどあたしと里菜は絶好調に忙しかったっけ?公私混同は嫌いやけど、プライベートが調子いいと仕事も調子良くなる。不思議とね。

    まずその日からあたしは、毎日交わし合ってた慧との?を一切返さん事に
    したとかとか?笑。

    2006-03-09 09:06:00
  • 77:

    優梨

    『おはよ?』『仕事行ってくる?』『何してんの?』全て無視ですから?笑。
    慧からしたら意味不明やろな?。これもどっきりの為に耐えんとあかんしにゃ?

    2006-03-09 09:09:00
  • 78:

    優梨

    次の日、仕事前に里菜と待ち合わせして服を買いに。もちろん、慧に逢う日の為にですがな?
    張り切って行かんとね〜。

    余談ですが、あたしと里菜は顔も性格も服の好みも全くの正反対。
    てな訳で選ぶ服もばらばらなんです、はい。どっちかゆうとあたしは姫系?で里菜は綺麗系?。入る店の好みも異なるし買い物は常にお互い個人プレー?笑。

    2006-03-09 09:20:00
  • 79:

    優梨

    買い物も終わり、溢れ返るスカウトとキャッチを交わしご飯屋さんに入る。二人とも土曜日の話を何十回と繰り返し語る。

    こんな瞬間がまた楽しくて嫌な事や、しんどい事、その場限りであっても。忘れさせてくれる。現実逃避でも何でもいい。これがあたし達の精一杯の気分転換。気持ちの切り替えやねん。

    2006-03-09 09:27:00
  • 80:

    優梨

    悩んで、耐えて、溜める事ばかり覚えた。

    発散の仕方が解らんくて夜に逃げ込んだ。溜めてるモノはいつか爆発するもんやのに。それでもこんな生き方しか出来んくて、間違ってるんかさえ解らんくて、正しい道をいつも何処かで探してた。

    【正しい】基準何て誰にも解らんのに…。

    2006-03-09 09:33:00
  • 81:

    優梨

    ―当日。
    【???】ピンポーン。
    準備をばっちり整えた里菜がインターホンに映る。
    「開けて??」『うわっ、頭デカ!笑』「当たり前やん?盛りまくったったわ」しばらくすると里菜が部屋に上がって来た。「優梨もクルクルやん?」『当たり前?』
    もーこの日のあたしらテンション上がりっぱなしでしたから。笑

    2006-03-09 22:45:00
  • 82:

    名無しさん

    頑張れ☆(∇≦)

    2006-03-10 04:57:00
  • 83:

    優梨

    時計はもう朝の5時を差していた。店の場所を地図を見ながら探し、ようやく辿り着く。青を基調とした綺麗な感じ。
    優梨『ここや、入るん緊張するな?』里菜「優梨先入って?」『へ?無理やって!!ばり恥ずいし』「あたしもやって?」
    こんな下らんやり取りを店の前で繰り返して、結局あたしが先入る事に?店入る瞬間はいつまでたっても慣れへんわ。『ほな、行こか』ゆっくりとドアを開く。

    「―いらっしゃいませ!」

    2006-03-10 07:20:00
  • 84:

    優梨

    「…ご新規ですか?」
    ボーイの様な黒服があたし達に近付きながら尋ねてくる。『あ、はい』
    そう答えると奥の席に案内されて、戸惑ったまま丁寧な初回料金の説明に聞き入る。2人とも焼酎を頼み一息つく。

    里菜「店ばり綺麗やなぁ」優梨『確かに、でも思ってたより広くないんやな〜』そう小声で呟きながら煙草に手を伸ばす。―カチっ!「どうぞ!」『あ、ありがとう〜』暗闇の中小さく光るライターの火に煙草を灯す。ん?ホストクラブ来たって感じやね?笑。

    2006-03-10 07:36:00
  • 85:

    優梨

    「これで気に入った子がいれば気軽に言って下さい」と、黒服さん。いわゆる、男メニューってやつを手渡される。載ってる、載ってる。雅も慧も(当たり前)。

    『この人と、この人』あたしが雅と慧を指差すと、「あ、雅さん今出てまして。すぐに呼び戻すんで…?」出てるとか。何してんよ〜まぁ、いきなり来といて何ですが。「慧君すぐ呼びますんでね」『はい』

    さーて、彼は気付くかな?

    2006-03-10 07:44:00
  • 86:

    優梨

    慧には写メ送ってってゆわれて送ったし、週末に行くともゆうたし気付かん訳ないと思うんやけど、どうなんやろね?プッ。

    そんな事考えてると「いらっしゃいませ」ふと見るとそこには雅が立っていた。【格好いい】それが雅の第一印象。あたしは好みちゃうけど男前、後フインキ?もあるし。里菜もまんざらじゃなさそうやったしな。――でも!!?
    次に放った雅の言葉に
    あたしは耳を疑う?

    2006-03-10 07:51:00
  • 87:

    優梨

    雅「いきなり来てるしびびったわ〜」雅は知り合いのバースデーイベントに顔出しに行ってたらしく急遽戻って来たんだそうな。

    里菜「驚かそう思って?」雅「ほんま焦るわ?」何や里菜は楽しそう?雅はないけど、里菜が楽しいんならええわと思いトイレに立つ。周りを見渡すと客数はチラホラ。従業員もチラホラ。『そんな忙しい店やないんかな』

    一律の不安を抱く優梨ちゃん…、笑。

    2006-03-10 08:05:00
  • 88:

    優梨

    トイレから出ると、雅がおらんくなってた。
    優梨『あれ?雅は?』里菜「先に客来てるし挨拶行ってくるってさ」『ふうん、で…どう?雅?』「やばいな?普通に格好いいわ?」『まぁ男前やな?良かったやん』あほみたいに2人で盛り上がってると
    「―失礼します、慧です」
    …来た―――!!

    2006-03-10 08:12:00
  • 89:

    優梨

    ―この日の慧との出会い、
    こんなにも深くなるなんて誰が思ったやろう。

    きっと神様にすら解らん
    かったんちゃうかな…。

    2006-03-10 08:15:00
  • 90:

    優梨

    『あれ?』あたしが思わず口走った一言。だってパネルと全然ちゃうんやもん。あれれ?やで、笑。

    「あ、パネ詐欺ですいません?」感付いたかのように申し訳なさげにする慧。いや、でもパネルより実物のがタイプやって。あたしの大好きな垂れ目やったし?パネルとまた違う格好良さがあったからあたし的に全然満足やったんよね。
    『いや、実物のが格好いいで?』「あ、ありがとうございます?」てかてか?、そんなんどうでもいいんです。もっと重要な事がっ。慧よ、気付かんか??
    そんなあたしを見て横にいる里菜、大爆笑。

    2006-03-10 08:25:00
  • 91:

    優梨

    『ん?気付かんのかなぁ?あんな毎日?してたのにな』頭ん中はその事でいっぱい。爆笑する里菜を不思議そうな顔で見てる慧さん。たく、気付きやがれ(゚д゚)

    慧「お名前いいですか?」おぉっ!!いい質問やんか?あたしこん時、名前ゆえば絶対気付くと思いました。やから、ゆうたりました。『優梨です』結果、スルーもいいとこのスルー。綺麗に流されたとか。「ゆりちゃんで、何ちゃん?」と、里菜に尋ねる慧を見て里菜再び爆笑。そらそうやわ。あたしも笑たもんよ?笑。我慢出来ず思わず聞いちゃいましたがな。

    『―え?解らへん?』

    2006-03-10 08:33:00
  • 92:

    優梨

    ひゃ?くっ??
    今日はここまでっ?
    >>1-100

    2006-03-10 08:35:00
  • 93:

    マリ?

    メッチャ更新されてる??頑張ってネ??(?ω?)

    2006-03-11 00:26:00
  • 94:

    優梨

    うお?更新しようとしたらマリちゃんからの
    書き込みあってびっくり?
    いつもありがとにゃん??

    ほな今から書いてきます?

    2006-03-11 00:30:00
  • 95:

    優梨

    「…え!?!?あ、あー!!!!」やっと気付いた慧は本気でびっくりしたんか後ろに反れるように倒れ込んどった。あたしも里菜も大爆笑?「うわ〜、気付かんかったし?てか何か恥ずっ!!笑」

    気まずそうに笑う慧を横目に『普通気付くやろ?』「ほんまそれ、ありえんな」と、あたしと里菜の嫌味攻撃に慧は「だってな!!?こいつ?の返事全然返さんねんで」『こいつぅ??』「あ、すんません(゚∀゚;)」里菜は隣で大爆笑。

    とりあえずこの日のどっきり作戦おもろいくらい大成功を収めまひた?笑。

    2006-03-11 00:49:00
  • 96:

    優梨

    楽しく過ごせてると思ってたんも束の間、「ちょっと回ってくる」そう言い残して慧が席を回った。ここまでは全然良かった。

    ただこの瞬間の雅が問題?雅は自分の客以外には話振れへんってか、もうマンツーマン接客って感じで1人のあたしは放置でずっと里菜と話してるタイプ。ま、ここまでも里菜が楽しそうやしまだいいとして。問題はここから。そっから、ずーっと無言?てか沈黙って感じ。あたしも里菜も雅も一言も喋らんの。まじないやろ?笑。逆に笑けたわ。

    雅は口開くと「今日はしんどいねん」ばっか。そんな雅に呆れて里菜も黙っとって。3人の暗?い沈黙は30分程度続いた。ないわ。

    2006-03-11 06:38:00
  • 97:

    優梨

    更にびっくりな出来事を雅は起こしてくれた。「優梨ちゃん」やっと口開きよったな、そう思た瞬間やつの口からとんでもないセリフが飛び出す。

    「今日はほんましんどいし帰るわ、ごめんなぁ?」『はあ?』そりゃびびるて?帰りやがってんもん。営業中やで?初回やで?いや、まず【客】やでって話やけど。これにはさすがの里菜もぶち切れ通り越して呆れとった。あたしが(゚Д゚)←こんな顔してるんをよそに雅はそそくさと帰って行きよった。そんなあたし等を見て慧が戻って来て「え、雅さん帰ったん!??」『帰った…、てかありえんねんけど』「ありえん…よなぁ?」ふと里菜を見るとご機嫌マックスに悪い様子。こんな中、店いても意味無いと思て慧に『ごめん、帰る』慧も解ってたんやろう、小さく頷きキャッシャーに消えて行った。

    『里菜、大丈夫か?』「大丈夫やけど、雅ほんまないわ!ありえへんし?」『あいつはないわ。もう帰ろ』「うん…、ごめんな優梨」この日の事は今だに里菜と話す。雅、あいつはまじでなかったなって?笑。

    2006-03-11 06:51:00
  • 98:

    優梨

    それからチェックをすませあたし達は席を立つ。雅が帰った事で店の人間みんなが「ほんますいません?」と、頭を下げる。

    こうゆう状況あいつは絶対理解してないわ。してたら【帰る】何て行動まず取られへんやろ。

    慧「ほんま今日わざわざ来てくれたのにごめんな?」優梨『ええよ、慧悪ないし気にせんとき?な、里菜』里菜「うん、あたし大丈夫やし?ありがとう」そんなこんなで最低な初回やった。特に里菜はな。あの日は愚痴りまくりながらあたしんちに一緒に帰ったっけ。帰ってからも延々毒吐き続けてたけど?

    2006-03-11 06:59:00
  • 99:

    優梨

    里菜「はあ…、何か最悪。これから雅どうしよ〜?」優梨『あいつの出方次第やろ。どうやって里菜の機嫌取ってくるかによるんちゃう。簡単に許したらあかんで』「間違いないな、しばらく様子見るわ?」

    どうにかしてあたしは雅に今日の行動の責任を取らせたかった。けど、一応里菜の口座やし里菜も里菜で雅の【顔】はほんまにタイプやったみたいやしどうする事も出来んかった???
    ―???―
    イライラしてると部屋に響く様にあたし携帯が鳴る。【受信?:慧】

    2006-03-11 07:08:00
  • 100:

    ゅぅ?

    読んでます?メッチャぉもしろぃから頑張って下さい??ぁと?この話って里菜サンのトライアングルと一緒な時期ですか??なんか話が噛み合わへん気がして?

    2006-03-11 08:06:00
  • 101:

    里菜

    ゆりんぼ、寝たちっくなんで、暇人の里菜が答えますとぉ〜???ワラ
    triangleわ3〜4年前ぐらいのうちらの話になってます?ほんで、dreamわ1年程前からここ最近の話ですねっ?
    里菜の話は後々、優梨の小説に追いつく形になってるんで、2話とも乞うご期待よっ???ワラ

    2006-03-11 08:51:00
  • 102:

    優梨

    ゅぅちゃん?
    書き込みありがとお?
    里菜のゆう通りあたし等の話は時間差あります??
    けど、最後は繋がるんでよろぴくです?

    2006-03-11 09:17:00
  • 103:

    優梨

    読みやすく?
    >>1-111

    2006-03-11 09:18:00
  • 104:

    優梨

    それからは毎週週末は慧の店に行くのが日課になっていった。雅も何とか里菜の機嫌を巧く直したみたいで里菜が良ければあたしはそれで良かったから、2人でよく通った。

    「―いらっしゃいませ!」今日も店のドアを開き、馴染みになった従業員達と軽く挨拶を交わし奥のVip席に座る。「優梨さん、里菜さん、おはようございます」優梨『あ?主任おは?』「2人いつもこの席っすね」里菜「ここしか無理やもーん」『そうそう、あたし等ビップやから〜?笑』「優梨、痛い痛い?」

    楽しかった。純粋に―。

    2006-03-11 23:36:00
  • 105:

    優梨

    それに、ただ純粋に
    【エース】ってゆうもんになってみたかった―
    ってのもあった?

    2006-03-12 07:58:00
  • 106:

    優梨

    やからって風俗に転職したわけでもない。その当時のクラブの給料と今までの貯金やらで、金銭的には苦しくなかったから。その分、仕事は凄い頑張ったっけ。

    「優梨さんから―、
    慧君に、リステル!リステル頂きました〜!!」
    それからもお決まりの様に何本かシャンパンを卸して行く。「優梨さんから―」「里菜さんから―」そんなマイクの声が店内にしばらく響き渡る。里菜もエースまではいかんかったけど、大きく雅の支えにはなる程金は落としとった。

    2006-03-12 08:04:00
  • 107:

    優梨

    しばらくそんな日が続き、里菜とあたしの部屋である話で盛り上がっていた―。

    優梨『…そろそろやな〜』煙草の煙を吹き出しながら呟く。里菜「あ、優梨の悪い癖が出てきちった??」『そ?みたい?』あたしの悪い癖、それは【逆色】。『エースにもなれて、あほみたく金使って発散も出来たし後は落とすだけやろ?』「間違いない、優梨は毎回そうやもんな?」『ゲット出来ひんホストはおらんよ。あたしみたいなおいしい客手放すホストがどこにいる?』「おらんおらん?優梨に付き合ってくれってゆわれて断るホスト何か、おるわけないわ?」

    あたし自身じゃなく、ここまででかい客を拒むホスト何ているわけがない。

    2006-03-12 08:16:00
  • 108:

    優梨

    【悪い癖―】、厄介なんはこの後。付き合って何度か抱き合って貢がせたら飽きて別れるのがいつものパターン。なぜか自分のモノにしてしまうとすぐ冷めてしまう自分がいた。ホストに本気にはなれん、あっちは商売ならこっちは遊ぶまで。ヒドイの何てお互い様。

    そう思う反面、心底惚れれるホストをあたしは求めてたんかもしれん。

    逆に1人の人に、真っすぐ素直に強く尽くせる里菜があたしは羨ましかった。

    2006-03-12 08:23:00
  • 109:

    優梨


    そんなあたしを―慧、
    あんたは変えてくれた。

    2006-03-12 08:26:00
  • 110:

    優梨

    優梨『里菜も雅と付き合いや、その方がおもろいやん』里菜「せやな〜、雅は色満開やし余裕で付き合えるやろな?問題は優梨やろ」

    そう、問題はあたし達。慧は全然色ってこうへんし、毎回お笑い系の空気になってしまうってかしてまう。一回ベロベロ酔うて、チューされたくらいやし?笑。色っぽい空気にならんようにお互いしてるって感じ。始めから笑いの2人やったんもあって、それを崩す事は勇気がいる。

    けど、それも今日までっ?今日から慧には色ホストになって貰います、はい?

    2006-03-12 08:36:00
  • 111:

    優梨

    今日はここまで??
    感想頂けると嬉しいです?
    里菜、こんな感じ?笑?

    ?>>1-120

    2006-03-12 08:42:00
  • 112:

    美貴

    メッチャおもしろい???
    続き書いてくださいッッ??

    2006-03-12 13:34:00
  • 113:

    里菜

    優梨イカすやん??
    そのままですやん??
    期待してますよ??
    里菜もはよ書かなぁ?

    2006-03-12 14:45:00
  • 114:

    名無しさん

    書いてください?

    2006-03-12 23:59:00
  • 115:

    優梨

    美貴ちゃん?
    読んでくれてありがとう?
    凄い嬉しいです??

    2006-03-13 08:36:00
  • 116:

    優梨

    里菜?
    ええ感じやろ??これから優梨の逆色作戦開始やし
    要チェックやで?笑

    2006-03-13 08:37:00
  • 117:

    優梨

    124さん?
    書き込みありがとです??
    今から書いていきます?

    2006-03-13 08:38:00
  • 118:

    優梨

    着付けしてると「おはよー?」更衣室に騒がしく入ってくる里菜。『あ、里菜。おは』「優梨おは〜あっ、あたしも着付けしてぇ?」『あんた早着れるようなりや』「着物めんどいもん?」『よし、完璧。てか着付け後でいい?』「何で?」『面接の子来てんやて。今日かららしくて見に行こ思て?』「…イジメたらあかんで?」『…。何で皆そんなんゆうんやな!?』

    愚痴こぼしながら2階に行くと主任と1人の若い子がいた。

    2006-03-13 09:02:00
  • 119:

    優梨

    「まだおぼこい感じやけど使えそうやろ?」そう呟き煙草に火を点け、ふっと笑う主任。『まぁね』「あの子には頑張って貰うから、優梨ちゃんイジメたらあかんで」『…?もう!何で皆そんなんゆうんですか?』

    更衣室に戻ると女の子が溢れ返ってる中、里菜が着付けに苦戦しとった。「優梨!どうにかしてこれ〜?」「優梨?、さっきから里菜ばりおもろいねんて!?」隣で爆笑する?3の麗美さん。周りの子が笑い出す中すかさず絡みまくった帯を持ちながら駆け寄ってくる里菜さん。ほんまにこの子だけは?可愛い奴やろ?笑。

    何とか着付けしたげて、2人で一服する。里菜「ほんで?新人どやった?」

    2006-03-13 09:29:00
  • 120:

    優梨

    茜音の事はすっかり忘れ、着付けに汗だくなってるあたしに里菜が尋ねる。

    『あ〜普通に可愛いんちゃう?キャバにいそうな感じ』「可愛いかぁ?普通ちゃう?あたしもさっきチラッとだけ見たわ」『ん?何かどっかで見た事ある気するんやけどなぁ?』そんな雑談を打ち消すように店長の声が店内に響く。

    「いらっしゃいませ!!」

    2006-03-13 09:33:00
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