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1:
きみ
はじめて小説を書きます。フィクションで、読みにくい点も多々あると思いますがお付き合いください
2008-01-12 04:31:00 -
455:
きみ
翌日の営業からは何か自分のモチベーションが違うなって感じた。 結局お金に釣られてしまった身やけど(笑) やっぱり頼りにされる事が嬉しかった。その分プレッシャーもあったけど、頑張ろうって思えた。 自分の担当?の子に、不自然じゃないように話しかけて連絡先をさりげなく交換したり。 そうしてる間に仲良くなれたし嬉しかった。マリと相談をしたりもするし、マリ、ちぃ、私で透の店に遊びに行く事もあったし、店の子皆でカラオケに行ったり、ダァーティーとオーシャン合同でバーベキューに行ったりもした。 もちろん店長も金チャンファミリーも一緒に。3ヶ月に一回は、【皆で遊ぶ】事が増えた。三回目位からは、渚、ヤマト、透、代表、マサルまでもが参加していた(笑) 大大大家族やった。 仲が良いからって、仕事がゆるゆるになったりはしぃひんかった。 それは、金チャンの作戦が成功やったって言えると思う。ゆるゆるになり出すと、私とマリが女の子を絞める。 (決して暴力的な事ではありません(笑) チーム対抗なんかもたまに、あったから良い緊張感もあったし、教育係の意地としてマリと私はいっつも1、2を争っていた。
2008-04-30 20:31:00 -
456:
名無しさん
↑(笑)
2008-04-30 20:39:00 -
457:
きみ
でもやっぱり自分の担当の子が飛んだり辞めていったりすると、結構ショックでと段々、心が黒くなっていく事も否めなかった。一番ショックやったのは【梓】が飛んでしまった時やった。 初めて担当した子やったから、いくら担当の子が増えていったとしても、思い入れが強かったし、私に心許してくれてると思い上がっていた。 その時は正直、店長に泣きながら電話をして、もう辞めたい。と言ってしまった。店長は、すぐに家まで来てくれて、スッピンで鼻水垂らす私を見て開口一番に『汚っ!』と言ってゴミを見るかの様な目で私を見た。思いがけない言葉に、笑ってしまったケド、すぐに気持ちは落ち込んで、汚い顔で思いの内を話した。
2008-04-30 20:42:00 -
458:
名無しさん
おもしろぃっ?続き楽しみにしてます?
後、>>462さんみたいに誰誰と付き合うんかな〜とかカキコしてる人結構いるけど、そ-ゆ-の止めよ?
きみサンも書きにくくなるやろぉし、読み手としても快い物じゃないと思いマス?荒れる原因にもなると思うし?皆マナーを守ろぉ?んで?書いてくれてる、きみサンを応援しよ???2008-05-01 02:46:00 -
459:
名無しさん
まぁ>>475が言うように何かと予想とかするのやめてほしいね。まぁきみちゃん自身は適当に流してるっぽいしそれでも今後予想とかする書き込みがあったらスルーしよ。注意しまくっても荒れる原因になるからさ。
きみちゃんまた更新楽しみにしてるね?2008-05-01 03:11:00 -
460:
きみ
475サン?476サン?ありがとうございます??色んな予測をしながら読んで下さるのは書く側としては嬉しいんですけど、確かに返答には困っていたので?こうゆうカキ凄く嬉しいです?
2008-05-01 05:00:00 -
461:
きみ
『んで、なんで辞めたいん?』 『一生懸命してきたのに、結局裏切られるやん』 『何を一生懸命してきたん?』 『梓の事は一番気にかけてきたし、てゆうか私、教育係はじめてから一生懸命してるやん!』 『まぁ頑張ってる思うで?』 『まぁ。って何よ。。。』 『売上げも、まぁ上げてる方やし、女の子のケアも、まぁ出来てる』 『だから!まぁ。って何よ!』 『まぁまぁって事やん(笑)』 『こんだけ頑張って、まぁまぁとか意味分からん』 『こんだけって、何と比べてるん?』『今までの自分と。』『そうゆう比べ方やったら、結構頑張ってる方なんちゃう?』 『何なんその言いかた。』
2008-05-01 05:09:00 -
462:
きみ
『そのままやけど。キツい言い方なるか知らんけど、優(ダーティ)とお前の売り上げの差、結構あんで?』 『。。。。オーシャンとダーティでは箱のデカさもちゃうし客層もちゃうやん』 『でも、セットは同額やし、優がオーシャンおる時でも今のお前より売り上げあったで毎月。過去の自分と今の自分を比べて【こんなに頑張った】ってゆうの何か誰でも出来るやん。当たり前の事やん。』 『じゃあ優サンより売り上げ上げたら良いって事。。。。?そしたら私は頑張ったって認められるん』 『今の時点ではそうゆう事やな。てゆうかお前さ、俺に何てゆって欲しいん。よう頑張ってるなぁ?ヨシヨシ?きみが一番凄いわぁ?ゆぅて抱っこして頭撫でて欲しいんか?』
2008-05-01 05:19:00 -
463:
きみ
『俺そんなんせぇへんの知ってるやろ?(笑)』 『そんなんしていらんし』 『ふーん。したろか?(笑)』キティちゃんを店長の顔面に投げつけたった。 『痛いなボケ(笑)お前が頑張ってる分は評価してるやろ?給料なんか跳ねあがってる筈やぞ?お前は金も、貰うわ抱っこもして欲しいわって贅沢なやっちゃの!(笑)』 『だからそんなんちゃうし!!!』 でも店長の言葉は図星やった。 抱っこしてヨシヨシまではいかんにしても、よう頑張ってる。 つらいなぁ。ってゆって欲しかっただけ。。。 構って欲しいから泣いてみる子供と一緒の魂胆やった。 泣いてみる相手を間違えた気がする。 いや、でも店長で良かった気がする。
2008-05-01 05:32:00 -
464:
きみ
この頃、オーシャンに戻って来て、一年が経とうとしている頃だった。 私も21歳の誕生日を迎えていて、店長や金ちゃんも花の三十路を迎えた。 透はホストを上がり、事業を始めた。 それからは会う機会も減り、1ヶ月に一回オーシャンに飲みに来るか来ないかってゆう感じやった。その半年後には渚のお腹に命が宿った。 ヤマトと渚はずっと子供を欲しがっていたけど、 なかなかできなかった為2人で不妊治療に通ったりしていた。 『薬なんかしてたから!売春なんかしてたから!赤ちゃんが渚のお腹に来るの嫌がってんねん!』とたまに狂った様に泣いてしまう渚を見てるのは辛かった。 だから妊娠したと報告があった時は嬉しくてエコー写真を見て涙が出た。 渚は不妊治療を始めた頃に酒もタバコもきっぱり辞めた。 だから渚と飲みに行く事ができなくなったけど、赤ちゃん産んだら浴びる程飲もうとよく言っていた。
2008-05-01 05:59:00 -
465:
名無しさん
ちぇけらぁΨ(`ω´ )Ψ
続きが気になるぜ!!!!!!!!2008-05-01 06:00:00 -
466:
きみ
透から日曜日に今から迎えに行くから飯いこぉや♪と言われ、かなり久しぶりに2人でご飯に行った。 透と初めて同伴した例の汚い焼肉屋。 『相変わらず汚い店やなぁ!!(笑)』 『相変わらず旨いけどな♪ここ来るん久しぶりやな!』『本間やな!』 私はオッチャン注文を告げて終わり、おしぼりで手を拭こうと思ったら、目の前にCartierの箱が置かれてあった。 フリーズする私に『開けぇや』と透に言われ、箱を開けると、ネックレスが入っていた。 『首輪。。。やる。飼い主なったるわ。』と顔を真っ赤にして言う透を見て、やっと状況を把握した。 これはプレゼントなんやと。 これは告白なんやと。 透の事やから見せびらかす為に持って来たんやろぉと思った(笑) 『え!?これくれんの!?まじでか!!ありがとぉ!!!♪てかあんた私の事好きやったんや!(笑)』 ムードもヘッタクレも無い私のリアクションに眉間にシワを寄せ、耳まで真っ赤にしながら聞こえてないフリでmenuを見る透。
2008-05-01 06:12:00 -
467:
きみ
ダイヤの入ったネックレスを透に差し出した。 《え!??》とゆう顔をしてる透に、『飼い主なんやから首輪付けてぇな!』とゆうと『せやな!』と返事してネックレスを受け取ったけど、声が裏返っていた(笑) 顔面といい、なんといい、 どこまでもカッコ悪い奴やった(笑) ネックレスを付けて貰って嬉しそうに鏡を見る私に『。。。。へ、返事。。。は?』 『飼わしたるわぁ♪そんかわり、放し飼い希望♪』『(笑)ありがとぉ♪』 『それにしても、こうゆうクサイ事する時ってもっと、おされなレストランで夜景見ながら。。。ってゆうもんちゃうの?(笑)よりによって昼から酔っぱらいがおる様な焼肉屋やねん(笑)』 『はじめて一緒に飯食ったんここやからここで言いたかったんじゃ』 『なるほど♪まぁ取敢えず食お♪腹ヘッタ』 今になって回想してみると、透の気持ちに気付かへんかった、私は超ド級の鈍感女やなと思った。焼肉屋を出て、バーで飲んでると、透が一緒に住もうと言い出した。 《こいつ展開早っ》と思ったけど断る理由も特にないので了承し、堀江に住みたいとゆう私の希望で透が探してくれる事になった。
2008-05-01 06:27:00 -
468:
きみ
何であの時透の告白を受け入れたかは今だに自分でもわからない(笑) 透の事を恋愛対象として見た事もなかったし。 正直な話し、Cartierのネックに釣られたのが六割占めてそうな気がします(笑) でも透やったら幸せにしてくれそうやな。と思ったのも、本心です♪
マリやお店の子、渚達に報告すると、結構リアクションは薄く、まぁそんな気ぃしてた♪ ってゆうのがほとんどでした。 なんか物足りん(笑)2008-05-01 06:32:00 -
469:
きみ
金チャン達にはネックレスの事を突っ込まれ、『お客さんに貰ったん?♪』と聞かれたら『透に貰った。付き合ったねん♪』とゆう感じに報告をしていた。 店長は一切触れて来なかったけど、ある日金チャンが『代表!!!♪きみチャンに遂に彼氏できたんやって!!透君やってさぁ♪まぁくっつくのも時間の問題や思ってたけどまさか本間にくっつくとはねぇ♪』
とペラペラ喋る金チャンをよそに『本間か』 とだけ言って、鞄を持って、どこかに行ってしまった。 【ジェラシー????】とメールを送ってみると【うん】と返事が来た。 え!?まさか!!!店長までもが私の事を!? こんな三角関係駄目やってぇ!!!えー!!!!どうしたら良いのぉ!!!と本気でテンパッた。恐らく顔はニヤついてたと思うけど。 モテモテで困るぅ!!!ってゆうのを一回経験してみたかったんです。2008-05-01 06:42:00 -
470:
名無しさん
メールを返さず、モテモテぶりを満喫してると1分後に【透の事は諦める】
って、ワシじゃなくて、透にかい? 【氏ね】とだけ送って、帰る準備をして、送りに乗り込んだ。2008-05-01 06:46:00 -
471:
名無しさん
ばりおもろい
2008-05-01 09:08:00 -
472:
名無しさん
透と付き合ってくりて
嬉しッ??2008-05-01 14:00:00 -
473:
名無しさん
タノシミー(´・ω・`)
2008-05-02 21:45:00 -
474:
名無しさん
オモロー?
2008-05-03 11:34:00 -
475:
名無しさん
透と付きあったんや??店長好きやから店長とがよかったぁ???
ってのは置いといて、バリ楽しい??主さんおもろい小説をありがとね??2008-05-04 22:52:00 -
476:
名無しさん
↑応援すんのゎいいケド押し付けがましいで??思っても書きなや?
2008-05-05 07:52:00 -
477:
名無しさん
↑は?どこが?別に押し付けがましくないやん?どんだけ心狭いねん?
2008-05-05 22:14:00 -
480:
名無しさん
一番楽しみあげ??
2008-05-06 02:07:00 -
482:
名無しさん
それが余計やねん
誰もそんなん期待もしてないから。むしろ邪魔2008-05-07 10:53:00 -
483:
名無しさん
あげ
2008-05-07 12:08:00 -
484:
きみ
448サン有り難うございます??449サンもしかして数少ない透ファンでした??有り難うございます?448サン有り難うございます?更新遅れがちでスイマセン?楽しみにして頂いてるなんて?カナリ嬉しい?
2008-05-08 02:08:00 -
485:
きみ
↑打ち間違い発生?上から488サン 489サン 490サン宛でした?
2008-05-08 02:12:00 -
486:
きみ
491サン?有り難うございます?? 492サン?店長ファンでしたかぁ??『ありがとう』だなんて??本当に嬉しいお言葉?ありがとうを100倍返しさせてもらいますね??497サン?一番ですか?まさかまさか?本当に嬉しいです?ありがとうございます??/
2008-05-08 02:24:00 -
487:
きみ
本当に穏やかな日が流れていた21歳の春。透と同棲を初めた。透と色んな所へ行ったし一緒に色んな時間を過ごした。 少しクサイ事を言わせてもらえば、もっと早く、透の隣に居れば良かったな。 もっと早く出会えてたらな。 【友達】の関係の時より【恋人】になった関係の。今。 透と過ごす時間が増えて強く思う。
顔もデカければ、器もデカイ透は、かけがえのない存在になっていった。2008-05-08 02:42:00 -
488:
きみ
更新めっちゃ少なくてすいません?あさって、いっぱい更新するので又暇潰しに覗いて下さい?
2008-05-08 03:49:00 -
489:
名無しさん
楽しみにしてます?
2008-05-08 04:33:00 -
490:
名無しさん
いつも見さしてもらってるよ。頑張ってね。
2008-05-08 04:45:00 -
491:
きみ
506サン?ありがとうございます?507サン?ありがとうございます?頑張りますッッ?
2008-05-08 20:59:00 -
492:
きみ
透と同棲中の家に渚夫婦が遊びに来た。久しぶりのメンバー。 渚のお腹はまだそんなに膨らんでなかったけど、すっかりお母さんの顔になっていた。 皆で烏龍茶で乾杯。 ご飯を食べてリビングでクイズ番組を観てると、 お腹に痛みが走った。でも一瞬やし、気にもとめずにゲラゲラ笑ってたら、又痛みが走る。。。。だんだん痛みが来る間隔が短くなっていく。。。。《ヤバイ?痛い?》
2008-05-10 02:16:00 -
493:
きみ
生理でもないし、まず痛みが生理痛なんかと全然違う。 だんだん不安になって来たけど、せっかく四人で集まって楽しんでる空気を壊したくなくて、知らんフリを続けてたけど、【チクッッ】どころの痛みじゃなくて尋常じゃない位痛くなってきた。 冷や汗まで出てくる。
座ってるのさえ辛くなって、ソファに寝転んで痛みが過ぎるのを待つ。《何なんこれ?お願いやから痛いのどっかいけ!!!》2008-05-10 02:20:00 -
494:
きみ
透『おい、きみぃ〜眠たいんかぁ???まだ9時やぞ(笑)』 渚『食べてすぐ寝たら牛なるでぇ♪』 きみ『眠ないでぇ♪ちょっと横なりたいだけ。』 透『お前本間、常寝転がってんもんなぁ!笑。』 愛想笑いすら辛い。 渚がこないだ皆でバーベキュ ーに行った時の写真を見たいって言い出したから、起き上がってアルバムを取りに行った。 歩く振動がえげつなく響く。 アルバムを抱えてリビングに戻ろうと、ドアを開けた瞬間。
強烈な痛みが走り、アルバムを床に落として、うずくまりその場から動けなくなった。呼吸すら辛くて、息が荒くなる。2008-05-10 02:29:00 -
495:
きみ
アルバムを落とす音に驚いた透が、『え!!??どないしてん!!!!お腹痛いん!!??』 きみ『う。。。。ン』返事する事も困難。 透に抱き抱えてられ、ソファに寝かせてもらう。 渚『え!?きみどないしたん!?』 透『なんかめっちゃ腹痛いみたいやねん?どないしたら良い!!?どーしよ?どーしよ? 』かなりテンパる透。テンパる透を見て、ヤマトもテンパりだす。さすが女の渚。冷静に『生理痛?』『妊娠の可能性は?』と聞いてきた。答えるのが辛くて、眉間にシワを寄せたまま、首を横に降る。妊娠の可能性は絶対じゃないにしろ無いと思った。毎回避妊をしていたし。。。。
透『俺どぉしたらいい!??なんか薬買ってこよっか?!!?』 渚『いや、この痛がり方異常やわ。ヤマト!救急車呼んで!』ヤマト『わかった!!!!。。。。。救急車って番号何!?』三人とも勢いよくコケそうになった。 質問をスルーして渚が黙って電話をかけて、10分もしないうちに、救急車がやって来て私は産まれて初めて担架に乗せられ、救急隊員に運ばれた。ヤマトは救急隊員の胸ぐらを掴み、『お前ら何分待たすんじやぁぁぁ!!!!きみチャン死でしもたらどないすんねやコラー!!!』とキレていた。
結構早めに来てくれたと思うケド(笑)って突っ込みたかったけど、そんな元気はなかった。透は泣きながら 私の手を握りしめて『気付いてあげられへんかってごめん』と救急車の中で何度も、ゆっていた。2008-05-10 02:47:00 -
496:
名無しさん
ドキドキあげ( ̄ω ̄;)!!
2008-05-10 08:59:00 -
497:
きみ
原因不明の痛みと、透の涙に 不安はますます膨らむ。渚とヤマトは車で病院に駆けつけた。その間に店長に渚が連絡したらしく、会議を抜けて飛んできた。 痛みで、気が遠くなりそうな中、店長と渚達が私の顔を不安そうに、覗く。即検査になり、レントゲンを撮られた。
レントゲン写真を、医師に見せられる。 透と私は写真を見つめた。 素人目から見ても分かる位、下腹部の辺りが一面真っ黒。 医者『この、黒くなってるとこ分かりますか?』 透『わ、わかります。。。。これ何なんですか。先生!泣』 医者『あのぉ。。。。』 先生は難しい顔をして私達を交互に見つめる。 透『先生!!!病名は何なんですか!!!!。。。まさか。癌!?』医者『いえ、癌ではないです』透『そしたら何ですか!!!早く痛いの取ったって下さい!!!』 医者『非常に申し訳にくいんですが。。。この黒いとこ全部。。。。大便です。つまり。。。ウンコですね。』 (゜-゜)←透(。_。)←私。 長い沈黙。
『で、では、浣腸致しますのであちらへ。』看護師は半笑いで、私を案内した。2008-05-10 21:39:00 -
498:
きみ
いくらなんでも恥ずかし過ぎた。 フン詰まりで、救急車に運ばれた私って。。。。
フン詰まりの私に涙を流した透って。。。。 アナルを看護師に奪われながら私はそんな事を思った。 5分もしないうちに、催し トイレに駆け込んだ。さっき迄の痛みが嘘の様に爽快で、積極的に繊維質の食材をとる様にと医者に注意され、皆の待つ喫煙所へ向かった。2008-05-10 21:48:00 -
499:
きみ
透はさすがに、フン詰まりが原因と自分の口から皆に言うのは気が引けたのか説明してないみたいだった。 店長『おい!!!検査結果はどないやってん!?透は何も言わんし!顔色はだいぶ良いみたいやけど。。。病名は!?』きみ『あ、あのぉ。。。極度の。。。べん。。。』 店長『極度の、何!???』 きみ『べ、便秘。。。つまり、フン詰まりでした。。。』一瞬空気が止まる。 沈黙を破り、皆の笑い声が響く。。。 散々笑った後、 『ウンコは毎日しろよな!!!笑!あぁおっかしぃ!笑!んじゃ俺用事あるから行くわっ!うんこちゃん♪お大事に〜!笑』 案の定、約1ヶ月間私のアダ名は【ウンコ】となり、翌日から透は、食物繊維たっぷりの食材を使った、食事を作ってくれるようになり、渚夫妻からはコーラックをプレゼントされた。 あれからとゆうもの、快便である。
2008-05-10 22:01:00 -
500:
きみ
翌年の春。付き合ってまだ一年チョッと経った位に、改まって透が私を食事に誘い、久しぶりに六甲の夜景を見に行こうと言われ、車を走らせ少しまだ肌寒い六甲山で、煙草をふかしながら夜景を見つめてると、 『なぁなぁ、俺と結婚するとか考えられる?笑』 『は!?笑。何よいきなり♪うーん。まぁ透となら良いかな♪』
『本間に?』『うん』『本間の本間?』 『しつこいなぁ!うんってゆってるやんか!笑』 『ほな、俺の嫁さんなってや』そう言って、私の手をとり、薬指に指輪をつけられた。 『!?あんたこんなんいつの間に用意してたん!?笑』 『一ヶ月前から計画たてとったんじゃ。この指輪お前可愛いゆってたやろ?なぁ。俺の嫁さんなってくれる?』『あんたの嫁なったるわ♪笑』『ありがとう!大事にしたるからな!!!』 『もう大事にしてくれてるやん♪』『もっと大事にする!!!』『期待しとくわな♪笑』2008-05-10 22:13:00 -
501:
きみ
透『お前の誕生日に籍入れにいかへん?♪』 『うん!!!』 『でもその前に、お前の実家に行こな。』『え?!!なんで?!』 『なんでじゃないやん。笑。お前のお母さんに頭下げに行かな。娘貰うんやから。』『いいってそんなん。縁切った様なもんやし!』 『あかん!これが良い機会やん!親子の仲修復しぃ!いつまで意地張ってんねん♪もう22歳の立派大人やろが♪四年間も意地張って(笑)』『。。。。。』『とにかく、来週の休みに、お前の実家行くで!』
2008-05-10 22:20:00 -
502:
名無しさん
あげ?
2008-05-11 17:24:00 -
503:
名無しさん
フン詰まり…笑
ウンコちゃん結婚おめでとう(´∀`)ノ2008-05-12 03:15:00 -
504:
名無しさん
面白い?
2008-05-12 15:19:00 -
505:
名無しさん
更新待ちアゲ?
2008-05-15 15:38:00 -
506:
きみ
来るな、来るなと思っていた週末は私の願いをヨソにあっとゆう間に来てしまって、透は一番お気に入りのスーツを来て、私はTシャツにジーパンを履いて、おいしいと評判のケーキを買い、車を走らせた。 助手席でふてくされる私に、透は『俺が一緒なんやから良いやん♪』と私にずっと気を使っていた。 懐かしい街並みに近づくにつれて、鼓動が早くなる。 あの曲がり角を曲がれば、実家に着く。
2008-05-15 18:01:00 -
507:
きみ
家の前に着き、インターホンを押す。 しばらくして、『はい?』スピーカーから聞こえて、ドキッッとした。 『きみやけど』愛想なくゆうと、すこし間があいた後、 家の中からバタバタと物音がしたかと思ったら、勢いよく玄関のドアが開いた。『あんたッッッ!!!』 そう言った後、即効でビンタが飛んできた。 『今まで何処おったんな!!!』 四年前よりシワが増えた目元に涙が溢れ、四年前より痩せて小さくなったお母さんが肩を震わせて泣いていた。 『四年間も。。。。うっ。。姿見せんとッッッ!!』 『ごめんなさい』私の手を握り締め、 『生きててくれてよかった。。。。良かった』と何度も言っていた。 タイミングを見計らって、透が『いきなりお邪魔してスイマセン。はじめまして。』と自己紹介をはじめようとしたら、お母さんは透と私の手を引き、とりあえず上がりぃ!と嬉しそうに家の中へ招いた。
2008-05-15 18:15:00 -
508:
きみ
お母さんは四年間の、時間を埋めようとするかの様に喋り続けた。 私が出て行った晩に、捜索願いを出していた事。何の手がかりも見つけない警察に何度も怒った事。妹は去年上京して、今は1人暮らしをしている事。 サエが上京してしまって、1人で寂しかったんやろう。たくさんたくさん喋っていた。今私が目の前に居る事が夢の様だと泣きながらゆっていた。でも今まで私がなにをしていたかは一切聞かなかった。 多分聞きたくなかったんやろう。 風俗にまで一度は落ちてしまったと知ったらお母さんはきっとショックを受けてしまうやろうし。
2008-05-15 18:23:00 -
509:
きみ
透は、正座をして改まった顔で私と結婚したい旨を伝えた。 お母さんは2つ返事で承諾し、『この子がもうどっか行ってしまわへん様に透君が捕まえとってね』と優しい顔で微笑んだ。
四年間の空白は、ものの一時間で埋まった。
外が暗くなるまで三人で話込んで、 お母さんの手料理をご馳走してもらった。 食事が終わり、テレビを観てゲラゲラ笑う私をヨソに透は洗い物をしていた。そんな私を見て、お母さんは『あんたは本間にぃ。旦那さんにこんなんさしたらあかんがな!』と呆れて笑った。2008-05-15 18:30:00 -
510:
名無しさん
主さん書かへんの〜?待ってるぉー(´;ω;`)
2008-05-19 14:45:00 -
511:
名無しさん
あげ
2008-05-20 03:50:00 -
512:
名無しさん
かいてぇな
2008-05-20 15:52:00 -
513:
名無しさん
きみちゃんage?
2008-05-22 20:39:00 -
514:
名無しさん
きみちゃんの話楽しみo(^ω^)o
2008-05-23 03:30:00 -
515:
名無しさん
かいて(^^)
2008-06-05 10:55:00 -
516:
名無しさん
続き読みたい?
2008-06-07 04:25:00 -
517:
きみ
幸せ過ぎて怖いと思う位、幸せで、透に心から感謝した。 帰り際何度も又遊びにおいでと何度も言う母に後ろ髪を引かれながら実家を後にした。 『透。。。ありがとな』助手席から小さい、小さい声でお礼をゆった。多分聞こえてない。 精一杯の感謝の言葉。
2008-06-07 14:48:00 -
518:
きみ
透『きみぃ〜』 私『んー??』 『結婚したら仕事辞めるよな?てか辞めて欲しい』『は!?なんでよ!!』『いや、俺の稼ぎで充分やしお前働く事ないやん?結婚したら、俺が家帰った時におかえり?ってゆって欲しいー』 『はぁ!?笑。うーん。まぁ良いけど?笑』 『よし!!ほな辞める段取りとっといてな!』『あいよぉ』確かに透はホスト時代に負けず劣らず、しっかり稼いでいた。 2人で住んでる家なんて家賃20万越えしてるし、よくプレゼントなんかもくれたし。 『金のかかるパグやなぁ!笑』と口癖の様にゆっていたケド、あれが可愛いやら、買い物中に何気なくゆった物なんかを私に内緒で買ってサプライズでくれたりする、顔は不細工でもなかなか粋な男。
2008-06-07 14:58:00 -
519:
きみ
結婚式の段取りも着実に進み、式までには、夜をあがって欲しいとゆう希望の為、 式の2ヶ月前に店長に報告をした。 『そぉか!ほんなら、お客さんの引き継ぎとか後しっかり頼むで♪』とかなりあっさりと、了承されてしまって、ちょこっとだけ拍子抜けだった。《辞めるってなったらこんなモンか。。。》と、どこか寂しくもなった。 式には店長も金チャンも透側の友人として招待してるし、私が辞める事はもしかしたら予測してたのかもしれないけど。ラストの日まで本当に早かった。 たくさんの人達がさよならをしに来てくれたし、お店の女の子達も営業後にお別れ会までしてくれたし、私なんかの為に泣いてくれた。私は誰よりも号泣。
皆の気持ちが嬉し過ぎた。2008-06-07 15:09:00 -
520:
?
続き読みたいデス??
2008-06-08 06:07:00 -
521:
きみ
どこかアッサリとラスト終えて、透との新婚生活が始まった。 新婚生活といっても前とあまり変わる事はない。 でも仕事をしてない分、私は家事をしっかりするようになった。できない料理も覚え、嫌いな掃除洗濯もマメにした。仕事に疲れて帰って来る透に『おかえり』と言って一緒に夕食をとる事がとても幸せに感じた。 申し分ない金額を生活費として入れてくれて、私は何不自由ない生活をさせても貰ってる中、私は物足りなさを感じた。 毎日が面白くない。 暇。 孤独。 マンネリ。 はたから見れば贅沢な悩みだろう。 我が儘と言われようが、私にはこの生活が苦痛で仕方がなくなってきていた。
2008-06-10 04:48:00 -
522:
きみ
そんなモヤモヤを抱えてる中でも結婚式は迫ってくる。 透との結婚が嫌な訳じゃない。私はこの平凡な生活が嫌でたまらなかった。結婚式当日。 女の人生最大のイベント。 そのはず。。。だけど私の心は晴れなくて曇ったまま。 それでも、笑顔を振り撒き、愛想を振り撒いた。 涙が出そうになった。 だけどそれは感動の涙じゃなく、 これから先もずっと続いてゆく結婚生活への。 なんだか本当に絶望感でいっぱいだった。
2008-06-10 04:55:00 -
524:
名無しさん
作文レベル
2008-06-10 07:26:00 -
525:
名無しさん
ほんまにきみちゃんが書いてる?いつもやったら皆のコメ返信とかしてから書いてるし。ほんまにきみちゃんやったらごめん?
きみちゃんの小説一番好きよ?2008-06-10 23:44:00 -
526:
名無しさん
あげ
2008-06-25 04:22:00 -
527:
名無しさん
続き読みたいです?
2008-06-28 20:05:00 -
528:
名無しさん
続き楽しみです?
2008-06-30 08:53:00 -
529:
名無しさん
はやく
2008-07-01 16:54:00 -
530:
名無しさん
続きが気になります?
2008-07-05 09:09:00 -
531:
名無しさん
めっちゃ面白くて一気に読みました??
2008-07-08 14:32:00 -
532:
あづ
めっちゃ面白すぎて、二日酔いやのに一気に読んでしまいました??笑
何か仕事頑張る気になります??
更新遅くても、楽しみにしてるんで、頑張って最後まで書いて下さいネ???2008-07-13 10:00:00 -
533:
名無しさん
きみさん更新宜しくです!
2008-07-15 14:29:00 -
534:
名無しさん
更新ヨロシクお願いします
2008-08-02 05:27:00 -
535:
名無しさん
きみちゃん…
2008-08-09 11:13:00 -
536:
名無しさん
あげ
2008-09-08 03:01:00 -
538:
名無しさん
書いて
2008-09-09 03:56:00 -
539:
名無しさん
少しだけ読むつもりが、全部読んでしまいました?続きまってます
2008-09-09 06:07:00 -
541:
名無しさん
あげ
2008-09-11 06:39:00 -
542:
名無しさん
書いて
2008-09-16 06:03:00 -
543:
?
一気に全部読んだぁ?
きみちゃん更新?
待ッてるなぁーッ??2008-09-17 06:19:00 -
546:
式が終わる頃には、気持ちも晴れ 祝ってくれた皆に感謝の気持ちでいっぱいだった。 二次会はクラブを貸しきって皆で騒いだ。
透は浴びる程飲まされ、私も上機嫌で飲み、騒いだ。
お開きの頃、既に透は潰れていて、店長達が担いでタクシーに放り込んでくれた2008-10-28 05:20:00 -
547:
2人で家路に着き、透をベッドに寝かせて私はシャワーを浴びにお風呂へ。
あんなに不安だった気持ちは消え今は幸せでいっぱいだった。 私がお嫁さんになったのか?とちょっと照れ臭くて嬉しかった。
2008-10-28 05:23:00 -
548:
安心したのか、疲れがドッと出てきて眠気に襲われた。今日は本間に疲れた。
サッサとお風呂から出て、髪も半渇きのまま頭にタオルを巻いて透の隣へとベッドに潜り込む。透を見るとスーツのままで口を開けて爆睡。2008-10-28 05:26:00 -
549:
《不細工な顔。笑》さすがにスーツのまま寝かせるとシワになるし着替えさしてやろうと、悪戦苦闘しながらなんとかパンツ一丁にまでした。脱がしたシャツはクリーニングに出す為、紙袋へ放り込み ジャケットをハンガーにかけファブリーズをシュッシュッと。ズボンを手にとった時、 ゴトッッ☆と私の足の上に落ちた。「いったぁぁ?」
2008-10-28 05:32:00 -
550:
転がっていったのは、透の携帯。まじで痛かったので寝ている透のデコをしばいてやった。 変わらず爆睡するボケ。ベッドの下に転がった携帯を拾いあげるとお知らせランプがチカチカ*と光っていた。なんとなく携帯を開けたら不在二件に未読が五件程。
2008-10-28 05:36:00 -
552:
透の携帯を勝手に見るのは初めてだった。 なんでかわからないけど、興味が沸き不在を見る。会社関係の人間からだった。メールボックスを開くのは流石に気が引けたが好奇心が勝ってしまった。 暗闇の中で人の携帯を盗み見する自分が自分できもかった。
2008-10-28 05:42:00 -
553:
受信ボックスを開く。
会社関係の人達や友達からお祝いと飲み過ぎてた透への心配のメールばっかり。その中に紛れて【マイチャン】とゆう名前があった。
マイちゃんて誰や?2008-10-28 05:45:00 -
554:
『二次会めっちゃ盛り上がりましたねッッ?でもやっぱりマイ複雑やったカモです?マイまだまだガキですね?』どゆ意味?┐('〜`;)┌ なんでオメデタイ日に複雑になんのや? てかこの子誰なんよ。気になる事だらけで受信ボックの一番最初から見ていきマイチャンのメールだけを読み漁った。
2008-10-28 05:49:00 -
555:
『今日はご馳走様でした?歓迎会して頂けて本当に嬉しかったです?これからバリバリ働くんで宜しくお願いします?』どうやらマイチャンてゆう子は透の会社の社員らしい。だけどそのメールの一週間後に受信してる内容は明らかにおかしかった。 『今日はご馳走様でした?社長に憧れてたんで一緒に過ごせたの夢みたいでした?マイは二番目でも良い?いつか社長の一番なります?笑』
ん?(O.O;)(oo;)2008-10-28 05:55:00 -
557:
透の携帯を握ったまま、リビングへ行き煙草に火を点け何とか冷静に理解しようとするけど、理解すればする程胸がえぐられる。
涙も出ない。 なんで?透が?なんで?なんで?の繰り返し。悪い夢でも見てるんじゃないかって現実逃避しそうになる。だけど紛れもない現実で真実なんや。って思い知らされたのは透の送信メール2008-10-28 06:02:00 -
558:
『マイを面接した時から俺ストライクやったから。笑。俺あかん社長やな〜?婚約してるけど俺ん中の一番はマイやで?本間に惚れてもた?』 『今日会議早よ終わるから昼飯でも行くか?』 『オッケェ?じゃあ皆に勘繰られん様においでや?』 『マイ今日めっちゃエロかったなぁ?あの下着めっちゃそそるわぁ?』 『今日は女、友達んち泊まってるねんけど、マイ今から来る?』 『マイ付け睫忘れて行ってんぞぉ?笑?捨てとってええ?』
2008-10-28 06:10:00 -
559:
煙草を持つ手が震える。
マイと透のやり取りを全て見終えて携帯を閉じた。
叩き起こしてどつきまわしたい。だけど勝手に携帯を見たってゆう少しの落ち度が嫌やったからそれはできなかった。2008-10-28 06:12:00 -
560:
寝室へ行き、枕元に携帯を置いてリビングに戻った。
この家に女連れ込んだんや。化粧までキッチリ落としたんや。お風呂まで使ったんや。あのベットでヤッたんや。心の中ではマイが一番なんや。
なんで浮気したん? 私が一番じゃないん? 二人で私をバカにしてんの? 私めっちゃ惨めやん。なんで今日気付いてしまったんやろ。 あんなけ幸せやったのに。 どん底やねんけど。 今までのは何やったん。 私どおしたらいいん。二次会に来てたんや。どんな女なんかもわからへん。 ちゃんと見てれば良かった。 何歳? どんな顔?2008-10-28 06:19:00 -
562:
頭の中がぐるぐる回って暴れ出しそうな衝動を抑えて 全部悪い夢でありますようにって強く目を閉じて何度も何度も願ったけど、やっぱり現実で。 今夜は眠れそうにない。冷蔵庫からビールを取りだし一気に飲み干した。 酔って 酔って 酔って 忘れたい。なかった事にしたい。
冷蔵庫の中のビール八本位を飲み干し、貰い物のシャンパンにワインを飲み干してやった。 ほとんど一気飲み。 さすがに飲み終える迄に吐き気がして台所へと走り、吐いてしまった。2008-10-28 06:26:00 -
563:
、、みッッ!!きみ!!!
とぉくの方で誰かが読んでる。 だんだんその声が近づいて来て、体を揺らされる。 うっすら目を開けると目の前に透が。 バカでかい声で私を呼ぶ。『きみ!!おいっ!!!』
『な、なに。。。』頭が痛い。一瞬何が何だか理解できない。 『なに。じゃないわ!!お前これ何やねん!』テーブルと床に散乱したビールの缶に転がってるボトル。 あぁ。死ねんかったんや。 『ごめん』
『いやいや!ごめんとかじゃなくてこれお前一人で飲んだん!?』 『うん』2008-10-28 06:38:00 -
564:
『なんで!?こんなに!?』 『いや、飲みだしたら止まらんなって。』 我ながら下手な言い訳。でもまさか急アルなるまで飲んで死のぉと思って♪なんて言えない。 体を動かそうとしても動かない。鉛のように重い。 若干キレ気味で片付ける透。 キレたいのはこっちなんすけど。。
2008-10-28 06:42:00 -
565:
透の姿を見てたら泣けてきた。携帯を見るまで私の目に写る透はもっと愛しかったのに。 今はもう透の手。透の体を見るのが辛い。その手でその体でその口で私じゃない女を触って抱いたんや。 涙が溢れて止まらない。 まだ残ってるアルコールが私の涙腺を緩めたのか。
2008-10-28 06:46:00 -
566:
ゴミ袋片手に振りかえった透は泣いてる私にびっくりして駆け寄ってきた。『え!?どないしてん!?』 私の肩に触れる透。
触らんとって!!!
とっさに出た言葉。2008-10-28 06:49:00 -
567:
『は!?意味わからんし!なんやねん!!』 だって嫌やねんもん。優しくせんとってや。どぉせ私は一番ちゃうんやろ。
黙り込む私に今度は優しく『どないしてん?俺なんかしたか?』 うん。した。しまくった。 『別に。ごめん。生理前で情緒不安定なんかも。笑』 『そっか。俺も怒鳴って悪かったな。。。』 『ううん。触らんとってとか言われたら気悪いやんな。ごめんな』
『せやけどこんなけよう飲めたなぁ!笑さすが元キャバ嬢!笑』 鍛えられた肝臓に腹立った。2008-10-28 06:55:00 -
568:
片付け終えた透はシャワーを浴び頭を拭きながら携帯をチェックしていた。私はまだ起き上がれないままソファーで寝転んでテレビを観てた。 『なぁきみ?俺の携帯触ってないよなぁ?』ギクッとした。 『触ってへん』テレビに視線を向けたまま答える。 『よなぁ?俺知らん間にメール読んだんかなぁ。。。』『ベッド入る前に携帯触ってたやん。』『まじで!俺全然覚えてへんわぁ!笑』してないよ。『昨日皆の前で私にチューしたんも覚えてないやろ』 『俺そんなんしたん!笑』うん。それはした。
2008-10-28 07:02:00 -
569:
携帯を触る透が気になって仕方ない。なぁまたマイとメールしてんの?私の悪口でもゆってんの?
一週間が過ぎた頃――― 『私働くわぁ。』 とっさに出た言葉。『は!?なんで!?』 今までみたいに、家でご飯作って透の帰りを待って。ってゆう生活はもう無理やと思った。2008-10-28 07:15:00 -
570:
精神的に限界がきてた。
睡眠薬とアルコールが無いと眠れない日々。透と同じベッドで眠らないといけないストレス。幸い体は求めて来ない。マイとヤリまくって疲れてるんやろう。透が寝息をたて始めるとしてしまう携帯チェック。見る度に過呼吸を起こす位苦しいの分かってんのに。透と生活パターンを逆にしてすれ違いの生活ならまだ気が楽になる気がした。傷だらけになってしまった手首を右手で抑えながら透に振り絞ってゆった言葉は、簡単に却下されてしまった2008-10-28 07:20:00 -
571:
名無しさん
読んでます?
2008-11-03 17:59:00 -
576:
リストカットしている事。透は気付いていなかった。もちろん気付かれたくなかったけど、昔は些細な事でも気付いてくれた透。もう私の事見てくれてへんの?
『やっぱ私、仕事したいねん。家にじっとおったら女意識せんくなるしさぁ』 『てかもうお前だいぶ前から女捨ててるやん?笑』2008-11-04 07:23:00 -
577:
又こいつは私の心をえぐる確かに仕事を辞めてから、着飾る事も少なくなったし 透に対して恥じらいなんかカケラもない。だって、もう透は家族みたいなモンやし。 私がこんなんやから、他の女に走ったん??ありのまま愛してくれてるってゆうのは私の思い過ごしやったん。
2008-11-04 07:28:00 -
579:
【坂本店長】―――発信―留守電になる迄コールしたがでなかった。
どうせ夜に戻るなら得体の知れないオーシャンで働きたかった。透は仕事が入ったと言って、出ていった。
夜の9時―こんな時間にどんな仕事が入るってゆうねん。仕事にわざわざ香水ふり直す必要ないやろが。 言ってやりたい事が山程あるけど、全部飲み込んで 『いってら』としか言えなかった2008-11-04 07:37:00 -
580:
スマスマを観てキムタクに惚れ惚れしてると、店長がら着信が! 『もしもしモッコリぃ〜♪』 『きも』 『これ今流行ってんやぞ!で、どないしてん?透と喧嘩か?』 この人はなんでいっつも私の事を見透かすんやろ。 とゆうより、私がわかりやす過ぎるんか。『いや、別にそうじゃないねんけどさぁ。オーシャン出戻りしたいなと。』 『まぁた!?笑』 『うん。また。』とりあえず今から茶でも飲みながら話そうとゆう事になり、店長は迎えに来た。
2008-11-04 07:43:00 -
581:
こんな時間に喫茶店が開いてる筈なくて、馴染みのバーへ向かう。コスモポリタンとビールを頼み本題へ。『透と何があったかちゃんと話せや。』『別になんもないって。笑』 『じゃあ何でリスカなんかするんじゃ!』私の左腕を掴み傷を見ながら店長が声を荒げた まさかバレてるとは思わなかった。服の袖でちゃんと隠してたつもりやった。
2008-11-04 07:47:00 -
582:
返す言葉が見つからず下を向く私に店長は言った。 『自分で自分の体傷付ける奴、俺めっちゃ嫌いやねん。そんなんして何の意味あんねん。何が解決すんねん』 何も解決なんかせぇへんよ。意味なんか無いよ。わからへん。私どうしたいんやろう。只手首を切って流れる血を見てると落ち着くねん。店長。そんな怖い目で、軽蔑した目で私を見んとってや。
2008-11-04 07:52:00 -
583:
私はいつの間にか涙を流していた。 『おい!俺が泣かしてる思われるやろがぁ!ちゃんと話せや聞くだけ聞いたるから』 ポツリ ポツリと透の事を話し始める私。目を反らさず私の話しを黙って聞く店長。 私が話し終えた時店長が口を開いた
『で?』2008-11-04 07:55:00 -
585:
名無しさん
また書いてくれてありがとう?
2008-11-04 15:55:00 -
586:
名無しさん
楽しみ?あげー
2008-11-04 16:28:00 -
588:
名無しさん
主さん?楽しみに待ってますから書いて下さい?
2008-11-04 20:05:00 -
589:
名無しさん
待ってます?
2008-11-04 23:39:00 -
591:
sage
たのしみ
2008-11-05 05:44:00 -
593:
で?って言われても。
目を丸くしたまま店長を見つめる。 『だからお前どぉしたいん?』『少しでも気紛らわす為にもう一回店長のトコで働きたい。』
『無理』2008-11-05 17:07:00 -
594:
予想外の返事やった。
『なんでなん!』 『うちの店には傷もんなんかいらんねん』 煙草の煙を吐きながら、私の左手首を見る店長。 とっさに傷を右手で隠した。 返す言葉が見つからない。遂に店長に見放されてしまった。 夜の世界のイロハを叩き込んでくれた店長。 お父さんのようなお兄ちゃんのようなそんな存在の店長。壊れてしまった涙腺から又涙が次から次と押し寄せてきた。2008-11-05 17:11:00 -
595:
『それにだいたいお前客持ってるん?』ハッと気づかされた。オーシャンで華々しくラストをした私は夜の世界から縁を切る意味ですべてのお客さんとの連絡を絶ち、番号もかえていた。
2008-11-05 17:13:00 -
596:
『客おらんわ傷もんやわってそんなん無理やって。』懐かしいなぁこのシビアな言葉。醒めた口調。 無理。と一言、言われて引き下がったら終わりや。私は夜に戻るなら店長の下で働きたいねん。そう思った。突いて出た言葉は『客はこれから掴む。また私を雇ってよかったって思わせる。だから、雇って下さい。』店長はニカッッと怪しく笑う。
2008-11-05 17:22:00 -
597:
『ほぉ〜♪えらい威勢のええ事ゆうやんけぇ。まぁお前の気持ちは伝わった。そんなけ自信あるんやったらもっかい戻って来いや。そのかわり条件あんで。』
店長は携帯をいじりながら淡々と話す。 私に携帯の画面を向けるとそこには、芸能人の様に綺麗な女性が写っていた。2008-11-05 17:25:00 -
598:
名無しさん
めっちゃ気になる?
2008-11-05 19:10:00 -
599:
名無しさん
絶対本物の主ちゃうよな
2008-11-05 23:05:00