小説掲示板お金の代償のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

お金の代償

スレッド内検索:
  • 1:

    きみ

    はじめて小説を書きます。フィクションで、読みにくい点も多々あると思いますがお付き合いください

    2008-01-12 04:31:00
  • 100:

    きみ

    。今日は土曜日。イベント中で女の子がコスプレをしてるせいもあって、店は結構賑わってる。 堺さんはあれからほぼ毎日来てくれてる。 たまに、何人かで来る時もある。今日は4人で10時頃行くとメールをくれていた。 普段、メールなんてくれへんけど、複数で来る時は必ずメールをくれる。これは【飲むの覚悟せぇ】の合図みたいなもん。 酒は苦手やけど、こうゆうところが、堺さんの優しいとこ。 このメールが入った日はやっぱり堺サンが来るまで なるべく飲まない。

    2008-01-14 05:48:00
  • 101:

    きみ

    堺さんや、一緒に来る人らは本間に酒豪とゆうか、ザル。 だから飲ます量も、加減がわかってない。 でもバックの事を考えれば、飲まずにはいられへん。どんな嫌いな酒でも、場を盛り上げる為なら一気をした。 ボトルを空ける為なら一気した。 でも何より、堺サンに頑張ってるところを、見てほしかった。本当に可愛いがってくれてたから。

    2008-01-14 05:56:00
  • 102:

    きみ

    私の両親は小学校一年生の頃に離婚していて、それからはずっと、母子家庭やった。 何不自由なくお母さんは、育ててくれたけど、お父さん子やった私。 きっと、堺さんを心のどっかで、お父さんと ダブらせてた。 堺サンは他の客とは、違った。 『お前だけは女としての魅力は一切感じられへん。』 『何やお前そのドレス!!不細工やからいっこも似合ってへんわ!!あの、黒いやつに着替えて来い!!』 胸の谷間が結構見える様なドレスを着ると、絶対着替えさせたり。笑。

    2008-01-14 06:05:00
  • 103:

    きみ

    私の、健康に気を使ってくれる一面もあったりする。 お尻や、胸を触られた事なんて一度もない。 たまに本を買って来て、『これ読んで、ちょっとは勉強せぇ。。お前でも読めるよーなやつや。』 といって本をくれたりする。 なんで私なんか呼んでくれるんか一度聞いた。『いっぺん噛まれたけどある日、その犬が死にかけで道端に倒れてたら、お前どぉする?』 私『そら助けるよぉ!!!』 堺サン『せやろ???それと一緒じゃ♪』 私『アタシ。。。死にかけの犬みたいやった???』 堺サン『それ以外』

    2008-01-14 06:14:00
  • 104:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-16 19:30:00
  • 105:

    名無しさん

    楽しみにしてるんで、続き頑張ってね!

    2008-01-17 11:42:00
  • 106:

    名無しさん

    楽しみアゲ???

    2008-01-17 17:13:00
  • 107:

    名無しさん

    (;´д⊂)

    2008-01-18 01:04:00
  • 108:

    きみ

    訂正→『それ以外』×
    『それ以下』

    2008-01-20 07:10:00
  • 109:

    きみ

    堺さんの毒舌なんか、もう慣れっこやった。 【ocean】の客層は中の下位。 ミナミとゆう土地柄か、偶然なのか、下品な人が割と多い。 皆、口調が乱暴。でも、慣れるとすごく面白いし、堺サンの他にも可愛いがってくれるオッサンは何人か居たし お店の女の子も皆、口が達者で おもしろいし飲みっぷりも良い。

    2008-01-20 07:18:00
  • 110:

    きみ

    そんな、お客さん達や店の女の子、店長やボーイ。私はいつの間にか【ocean】に馴染んでたし、【ocean】を好きになってた。

    2008-01-20 07:21:00
  • 111:

    でも、常に気掛かりな金銭問題。。。 意を決して店長に電話を掛けた。。――店長『おつ〜♪』 私『お疲れデス。相談あるんやけど。。』 ご機嫌な店長の声が、一気に低音になる。店長『どしてん?』私『私なぁ。。今住むトコ無いねんやん。。。』店長『は!?何があったん!?友達んち住んでんねやろ!?喧嘩したんか?』私『ちゃうねん。ocean面接行く前の日から実家飛び出して、そっからずっと漫喫暮らし』 店長『まじで!!!?お前なんでもっと早よ、ゆわんの!?』 私『恥ずかしぃやん』 店長『そぉやったんかぁ。。で?今どこの漫喫やねんな』 私『。。。○○の横の。。』店長『近ッッ!!!』――プチッッ―――" " "08/01/20 07:33

    2008-01-20 07:33:00
  • 112:

    きみ

    それだけゆうと、いきなり電話を切られた。《え!?なんなん店長。。。やっぱこんな事言わん方が良かったんかな。。》 かけ直す事もできずに、悶々としてると 携帯が鳴った――着信―店長――『もしもし!?なんで急に切るん!?』 店長『荷物持って降りて来い。。』 ―ブチッッ―― は!? 意味わからん。。。まさか下におるん!? 急いで荷物をまとめて、会計を済ませ下に降りる。

    2008-01-20 07:39:00
  • 113:

    きみ

    そこには、店長が車を横付けして待ってた。 私『え?どしたん?!!てか来んの早ッッ』 店長『お〜♪乗れ乗れ』 言われるがままに、車に乗り込む。店長『お前荷物それだけなん!!? いっつも店来る時持って来る鞄やん!!』 私『これだけ。だって置いとくとこないし。これが今の私の全てや♪笑』 店長『お前ヤドカリみたいなやっちゃな!!笑』 私『しゃ〜ないやんか。なぁどこ行くん???店長ご飯連れてってや!!私お腹すいたぁ』

    2008-01-20 07:44:00
  • 114:

    きみ

    店長『ヤドカリのくせにうるさい奴やなぁ。この時間でメシゆうたらファミレス位しかないぞ。』私『ファミレスでええ♪あっ!!ビクドン行こや!!』 店長『あかんあかん。この時間従業員が、あっこでメシ食ってる可能性大や。店長として顔立たんやろ。お前と朝から二人でおったら』 私『あ、そっか。』店長『メシは食わしたるから、心配すな。』私『絶対やで!!!てかどこ行くん???』

    2008-01-20 07:49:00
  • 115:

    きみ

    店長『俺んちやんけ。』 私『え!?なんで?!』 店長『ヤドカリやねんからしゃぁないやんけ!!寮もあるけど、皆、今従業員入ってて空きないしな。とりあえず、寝泊まりさしたる。漫喫なんかで寝てたら、寝た気せんやろぉ。』 私『私結構平気やねん。笑』 店長『お前、神経太そぉやもんな』

    2008-01-20 07:53:00
  • 116:

    きみ

    車内にayuの曲【NEVER EVER】 が流れてる。『もしもたった一つだけ願いが叶うならぁぁ♪きぃみはなぁにをいぃのるぅ♪』 上機嫌で口ずさむ私。 店長『俺この曲好きやねん♪』 私『私も♪てか、あゆの曲ぜぇんぶ好きぃ♪これ新曲やろ?♪』店長『そぉそぉ♪』

    2008-01-20 08:03:00
  • 117:

    きみ

    そんな話しをしてるうちに、店長のマンションに着いた。一目で《儲かってんねんな。。。》そう思った。デザイナーズマンションで明らかに新築。店長の部屋は14階の最上階。角部屋やった。 部屋はモデルルームか?と思う位綺麗で、センスが良い。3LDK。 《もしかして、彼女と住んでるんちゃうん!!?私めっちゃ邪魔やん。。。》

    2008-01-20 08:09:00
  • 118:

    きみ

    店長『腹減ったやろ。何食いたい???』 私『食べれたら何でも♪出前??』 店長『こんか時間に出前やってへんわアホ!!適当に作ったるからお前その辺座っとけ♪』 そういって、キッチンで料理を始める店長。《料理できんねや。。。意外》

    2008-01-20 08:15:00
  • 119:

    きみ

    私『ほんま!!?♪めっちゃ嬉しい!!!ありがとう♪』
    しばらくすると店長が、ご飯をテーブルに運んで来てくれた。白ご飯に、みそ汁、卵焼き、冷や奴。 私『これ全部作ったん!!?』 店長『当たり前じゃ♪俺の事はこれからクッキングパパて呼べよ♪』 私『パパァァァ♪』

    2008-01-20 08:22:00
  • 120:

    きみ

    二人でご飯を食べ終わり、一服。。。私『なぁ。。。私本間に邪魔さしてもらって良いの???』 店長『こうせなお前何処行くねんな!笑』 私『そぉやけど悪いわ。。。。せめて家賃は半分払わしてな!!!??』 店長『お前のカスみたいな給料でこの家の家賃半分払ったらお前スッカラカンやぞ♪』 店長『そのカスみたいな給料出してんの誰よ???』 店長『笑笑笑♪』

    2008-01-20 08:28:00
  • 121:

    きみ

    店長『まぁ。。家賃半分払いたい!!て思うんやったら、oceanで頑張ったらええねん♪俺はそれで充分や♪家賃替わりに、ノルマつけるわ♪一週間に一回必ず同伴する事!!それがでけへんかった翌週一週間は漫喫。笑』 私『頑張るわッッ!!!でもそんなゆるいノルマで良いの?? 』店長『お♪言うねぇ♪もっと厳しくしよか?♪』私『いやや。。』

    2008-01-20 08:33:00
  • 122:

    きみ

    店長『せやろ♪笑♪お前玄関に一番近い部屋使いぃ。あっこ空いてんねん。筋トレルームにしよ思っててんけど、よう考えたら俺筋トレなんかせぇへんかった♪(笑)布団一組あるし後で渡すわな。家の物も勝手に使えよ。俺の洗濯物とかあったら一緒に洗っといてや♪』 私『本間にありがとう。。。』 店長『おぉ♪そのかわり今まで以上に仕事頑張ってもらうでぇ♪』私『うん!!!!』

    2008-01-20 08:46:00
  • 123:

    きみ

    その後店長は部屋に布団を敷いてくれた。何も無い六畳位の洋室に布団がポツンとあるのは何か異様やった。笑。 店長『風呂入って寝ぇ♪もぉええ時間や。』 時計を見たら朝の10時30半やった。夜の人間とってはもう【ええ時間】。私『ほなお風呂借ります♪』 お風呂に入って、布団に入り私はいつの間にか寝てた。。。布団で寝たのは1ヶ月ぶりで 爆睡やった。

    2008-01-20 08:51:00
  • 124:

    きみ

    携帯の爆音のアラームで目が覚める。夕方4時半。リビングに行くともう店長はスーツを着て出かけるとこやった。 私『おはようです。てかもう仕事行くん!!?』 店長『おう♪てかお前寝起き不細工やなぁ〜笑!!ひどいな!うん!ひどい!笑』 私『うるさいなぁ!!笑!!』 ゲラゲラ笑いながら店長は仕事に行った。《こんな時間から仕事なんやぁ。。店長て店で遊んでるだけか思ったけど大変なんやなぁ》 ボーっとしながらとにかく、出勤準備をする私。テーブルに置いてくれた鍵を持って、マンションをでた。

    2008-01-20 08:58:00
  • 125:

    名無しさん

    面白いです?完結まで読みますっ?頑張って下さいねっ

    2008-01-20 15:59:00
  • 126:

    きみ

    いつものセットサロンに行くと、ミカが居た。 私『おはぁ♪ミカここのセット来てるんやぁ♪』 ミカ『きみえはぁ♪てかきみもここやってんやぁ♪なぁなぁ、終わったら一緒にご飯食べて行こぉ??♪』 私『おっけぇ♪』 二人でセットを終え、マクドに行った。ミカ『よう考えたらミカ達店以外で遊んだ事とかないよな??』 私『そぉやな♪』ミカ『日曜日一緒に買い物いかん!?♪』私『いこいこぉ!!!』

    2008-01-20 16:38:00
  • 127:

    きみ

    マクドを出て二人で店に向かう。《友達と遊ぶのなんかメッチャ久しぶりやし♪嬉しい♪》私はちょっと浮かれ気味に今週の仕事を終えた。 日曜日。ミカとOPAの前で待ち合わせ♪ 二人で色んな店を物色。ミカとは好みが凄く合う。だから買い物中も、二人ではしゃげて楽しかった♪ 私『なぁ♪お腹減らん!!?』 ミカ『ペコペコぉぉ!!ご飯行こっか♪』 沢山のショップ袋をさげて、焼き肉屋さんに入り、お酒も飲みながら、キャッキャ話してた 。

    2008-01-20 16:44:00
  • 128:

    きみ

    ミカ『なぁなぁきみって彼氏とかいないん!?♪』私『いなぁい!!ミカはぁ??』 ミカ『おるで♪二年続いてるねん♪でもなぁ。。。。』 私『長いなぁ♪でもって何なん???』 ミカ『他に好きな人できてさぁ。。笑』 私『そぉなんや!!笑』 ミカ『きみも知ってる人やで♪(笑)』私『えー!!!??誰!?誰!?笑』

    2008-01-20 17:45:00
  • 129:

    きみ

    《まさか、従業員??よっちゃん?いや、よっちゃん結婚してるしなぁ。。。》 ミカ『内緒にしてくれるぅ??』 私『当たり前やん♪で、誰なん!?』 ミカ『。。。。店長』 《は?!まじで!?》 私『店長なんやぁ!!!ミカあぁゆう人好きなんや♪』 ミカ『え!?店長かっこよくない!?♪おもしろいし優しいやん♪』 私『うーん。。面白いし優しいけどカッコイイとは思わんかな!笑!見た目イカツイし。。笑』 ミカ『えー!!!じゃあきみはのタイプどんな人!? 』 私『うーん。。よくわからんカモ♪(笑』

    2008-01-20 17:51:00
  • 130:

    きみ

    《てか、店長の事好きとか全然気づかんかった。。。私ってかなら鈍感やな?》 ミカ『店長て彼女おるんかなぁ???ミカなんか相手されへんかなぁ。。。』 私『いや、おらんのちゃう???それに店長いっつもミカにちょっかいかけてるし、いけたりするかもよ?♪(笑)』 ミカ『そう思う!??!ミカ頑張ろぉ♪』

    2008-01-20 20:28:00
  • 131:

    散々恋バナをして食べて、飲んで私達は別れた。 家に帰ると、店長はまだ帰ってなかった。 《やっぱ彼女とかおるんかな。でも私に隠す理由ないしな。笑。お風呂入って寝よ♪》
    月曜日の朝、珍しく同伴が入ってたから私はいつもより少し早めに起きた。 リビングに行くと、店長はまだ起きてないみたい。 《朝ご飯位作っといたあげよ♪》 冷蔵庫を物色して、フライパンを温め、卵を焼いてると―――ガチャ―――" " "08/01/20 20:36

    2008-01-20 20:36:00
  • 132:

    きみ

    私『あっ!店長♪おはぁ♪』
    店長『はよ〜。。。ん!?お前飯作ってんの?!てか起きんの早』 私『うんッッ♪今日同伴やから早めに起きたぁ。お世話なってるしたまにはご飯でも作らしてもらお-思って♪』 店長『ありがとぉ♪気利くやん!!それにお前今日同伴入ってたんか!!偉い偉い♪誰と???』 私『こないだ来てたリーマンの佐藤さん。』 店長『あぁ♪あの優しそぉな人な!!席用意しとくわ』 私『うんっ!9時には店行くな。はいっ♪これ♪食べてなぁ』 朝食をテーブルに置き、自分の部屋にメイクをしに行き、家をでる。。。

    2008-01-20 20:43:00
  • 133:

    きみ

    《ありがた迷惑やったかな。。。》 そんな事を考えながらタクシーに乗り込む。 『ひっかけまで』 『はいよ』 ――――ブー。ブー。ブー。――携帯が鳴ってる。《佐藤さんかな??》――新着メール一件――― 【店長】やった。〔朝飯さんきゅ?うまかった?〕 《言葉と絵文字が相反してるの気のせいか??》 でもニヤけてる私が居た。 きっとおいしい訳なかったと思うから。笑 トーストの上にスクランブルエッグをのせただけ。 店長が作った方が絶対おいしいはず。。。笑

    2008-01-20 20:57:00
  • 134:

    きみ

    店長の家での居候生活も、早一年。 oceanでミカと私はすっかり古株になっていた。ミカは半年前に、彼氏と別れ、それ以来店長一筋だった。私はそんなミカの恋の相談を受けたりアドバイスをしてた。 店長と一緒に暮らしてる事は店の子達を含めミカには口が避けても言えなかったけど。 店長から固く口止めもされていたし。 店長と私の間に色の【い】の字もない。 店長も私に手を出したりなんて決してしなかった。 私やからか??

    2008-01-20 21:08:00
  • 135:

    きみ

    ミカは店長の為に仕事を頑張ってると言っても過言じゃない位に、成績を一緒懸命伸ばして、店長に褒められると、本当に嬉しそうだった。 ミカは入店一年未満位でNo.2まで上り詰めた。 私はとゆうと、3位か4位を毎月ウロウロする感じ。。3位ってゆってもミカとの差はでかかった。 でも昔みたいに僻む訳じゃなく、もっと頑張ろう!!そう思える様になっていた。。私も少しは成長したのかもしれない。

    2008-01-20 21:14:00
  • 136:

    きみ

    この頃貯金は100万弱位はあった。 早く自分で家借りたいなぁ。店長の家は住みやすいが、やっぱり気を使うし、店長に申し訳なかった。。。

    2008-01-20 21:17:00
  • 137:

    名無しさん

    ?

    2008-01-20 23:01:00
  • 138:

    更新されてる??
    きみの成長が楽しみ?

    2008-01-20 23:23:00
  • 139:

    きみ

    143サン?嬉しいヾ(^▽^)?アリガトウゴザイマス?今から更新していきます?

    2008-01-21 08:25:00
  • 140:

    きみ

    そんな事も、もやもや考えはじめてた。 実家を飛び出して早一年。 やけど私は19歳とゆう未成年だった。。 珍しく夕方起きると、店長がリビングで、携帯を触っていた、。店長『おはよーさん♪家で会うんちょっと久しぶりちゃうかぁ??笑』 私『本間やぁ!!笑。店では毎日顔合わすけどな!でも最近店長、店おる時間短いよなぁ。。どこ飲みに行ってんね-ん♪(笑)』 店長『いやぁ!!kingの愛チャンにハマっててなぁ♪ってあほか。。 七月に新店openするからちょっとなぁバタバタしとんねん。』 私『え!?そんなん全然しらんかった!!』 店長『当たり前やんけ。ゆぅてないねんから。笑。来月〔五月度〕のミーティングで女の子に発表すんねん。何人か移ってもらわなあかんしなぁ。』

    2008-01-21 08:33:00
  • 141:

    きみ

    私『ふぅん。大変やなぁ?』 店長『お前人事やなぁ?笑。てかお前新店来るかぁ???てか来い。oceanの古株を二人位連れて行きたいねん。』 私『古株ていわんとって!!笑。じゃあミカと行きたい♪』

    2008-01-21 08:36:00
  • 142:

    きみ

    店長『ミカはoceanにおった方がええと思うねん。ミカ持ち客数少ないやろ、売上げはしっかり上げれてんねんけどな。客の掴みがイマイチやねん。だからお前とNo.1の優を連れて行きたいねん。優は客移せるやろぉしな。』 この時ミカより、私の方が店長に認められてる気がして うれしかった。 やっぱり心の何処かに、ミカに対して劣等感を感じてたんやと思う。優さんは、誰もが認める美人やった。その優さんと並べたような勘違いをしてるおめでたい私やった 。

    2008-01-21 08:45:00
  • 143:

    きみ

    でもやっぱり、ミカの事は気掛かりやった。 店長への返事は保留 とゆう事にしておきたかったけど、店長は行かせる気満々やった。 五月のミーティングの日。従業員、キャストが皆集まる。 6時から行われる為、すっぴんのキャストも多い。そんな日でもミカはばっちりメイクにセットも完璧やった。 店長が前に立ち、資料を片手にミーティングを始める。 店長『おはよーございます!!!』 従業員『おはよーございます!』 男の子の威勢の良い声に飲まれるキャストのまばらな挨拶。

    2008-01-21 08:51:00
  • 144:

    きみ

    指名賞、場内指名賞、同伴賞 それぞれ、拍手と共に賞金が渡されてゆく。 毎月お決まりのごとく、この三冠は優さんが総取りやった。その一連の流れをぼーっと見つめる私。 店長『優さんおめでとうございます。来月も頑張って下さい!!えー 今日は一つ皆に発表があります。2ヶ月後に新店がopenします!!oceanと姉妹店ができます。店名は【dalathi】です。』パチパチパチパチパチと勢いよく拍手する店長につられ拍手と、どよめきが起きる。『まぢで!!?』 とゆう声がちらほら飛び交う。もちろん隣に座ってるミカも、驚いてた。

    2008-01-21 09:01:00
  • 145:

    きみ

    ぞろぞろ更衣室へ向かう子。セットへ行く子。同伴の待ち合わせに急ぐ子。 私はこの日ストレートで出勤しようと思ってたからミカと、マクドに行った。席に座るなりメイクを始める私。 下地を塗り、ファンデを塗ってるとミカが、低いテンションで私に話す。 『ミカってやっぱ店長に相手されてへん気するねん。。。』 私は手を休めず、聞き返す。『だってさぁ新店になんでミカ連れてってくれへんの??優さんときみって。。。ミカNo.2やのにさ』 その言葉に少しカチンと 来たがフォローしておく私。 『いや、No.1、No.2一気に抜かれへんやろぉ。だから中堅の私なんちゃう??ミカはoceanに必要やねんって♪』 ミカ『でも、dalathiがopenしたら店長絶対、oceanに もっとおらんようなるわぁ。店長が持ってるお客さんも多いし。。。』 私『そうかもしらんけど初めのうちちゃう?行き来するんやろきっと。』 ミカ『なぁ。。。きみ店長とデキてない?』

    2008-01-21 09:19:00
  • 146:

    きみ

    その言葉にギクッとしてしまった。鏡を持ってるから、 顔が隠れてよかった。 店長と私は決してやましい事はないのに。 平然を装い、『はぁ!?笑!?ないない♪』それが精一杯やった。 『だってさぁ、きみ今阿波座で友達と一緒に住んでるんやろ??店長も阿波座住んでるってこないだ聞いてんやん。だから何となくやけどさぁ』 私『たまたまやん♪店長が何処住んでるかも知らんし!笑』 ミカ『そっか♪やんな♪なんかごめんな!笑。ミカ店長好き過ぎて、きみの事まで勘ぐっちゃった!うちら親友やし隠し事しぃひんもんなぁ♪』

    2008-01-21 09:27:00
  • 147:

    きみ

    ハラハラしたけど、ミカが親友といってくれた言葉が 嬉しかった。 【親友】 今考えると、鼻で笑ってしまう様なこの言葉は あの頃の私にとって、友達である事を再確認できる、魔法の言葉だった。

    2008-01-21 09:29:00
  • 148:

    きみ

    その日の夜、ミカと久しぶりにホストに行き、よく飲み、よく笑った。 ミカは泣き上戸な所があり、プライベートでベロベロになると、『ミカ店長の事好きやのにぃ!!店長は何も分かってくれへん〜。ミカこんなに頑張ってるのに!!』と、よく泣く。 そんなミカが、可愛いく思えて、うんうんと話しをよく聞いてた。 ミカも泣きやみ、ほろ酔いで家に帰ると、店長も帰って来たとこやった。

    2008-01-21 09:35:00
  • 149:

    きみ

    私『おつぅ♪』 店長『お前酔ってんか!!笑!!』 私『酔ってないれぇ♪』店長『おぉそぉかそぉか』 キャバクラの店長だけあって酔っぱらい女の、扱いはうまい。 店長に水をもらい落ち着いた頃、店長が私にゆった。店長『ミカ、大丈夫やったか?』 私『何がぁ??』 店長『新店のことで。』 私『あぁ。。ミカも行きたいみたいやった。なぁ、どぉしてもあかん??』 店長『ミカはoceanの方がカラーが合ってんねん。dalathiのカラーは落ち着いた雰囲気の店やから。』

    2008-01-21 09:41:00
  • 150:

    きみ

    私は店長に訪ねた『なぁ、店長ミカの気持ち知ってる??』 店長『おぉ』 私『気付いてたん?!』店長『あいつが俺に気あるんやろ?だいぶ前から知ってるわ!笑。だからあいつ成績伸びてんねやんけ。』 私『何それ!!気付いてんのに、思わせぶり!?そんなん色管理やん!!!店長ひどいわ!!!』 店長『思わせぶりなんかしてへんわ。俺は皆平等に接してる。女が同じ店の男を好きなったら大抵成績上がるねん。人間てゆうのは気有る奴にええとこ見せたいから。俺は色管理なんかせぇへん。色管理なんか最初は良くても後々、女が潰れてまうだけや。何年夜やってる思てんねん!笑』

    2008-01-21 09:48:00
  • 151:

    きみ

    店長はきっと嘘はついてない。でも、一年近くの間、側でミカを見て来た私には、ミカが可哀想に 思えた。『じゃあハッキリ、ミカにゆってあげれば良いやん!!』 店長『好きも何も言われてへんのに、何をゆうねん。笑』 私『そっか。。。』
    店長『人の心配なんかしてんと、自分の心配だけしとったらええねん♪』 私『だって、私ら親友やし、心配もするよ。。』 店長『。。。あのな、きみ。酷やけどお前に教えといたる。夜で生きて行くつもりなら、情は捨てろ。同業の女同士なんかライバルでしかないねん。いつ足元すくわれるか分からんねんぞ?情で飯が食えるか?夜の世界は騙し合いやねん。いや、世の中騙し合いやで』

    2008-01-21 09:57:00
  • 152:

    きみ

    私『じゃあ何で私を、ここに住ませてくれたん??それは情じゃないの??』 店長『お前は俺の店のキャストやん、言い方悪いけど、俺の商売道具や。じゃなかったら、自分ちの部屋貸したりせぇへん。お前はお前で金稼いでるやろ?ギブ&テイクってこと』 私は何も言わず部屋に行き、泣いた。【商売道具】と言われた事。【リアル】を突きつけられた事。 すべてが悲しかった。 その日から店長と口を聞かなくなかった。その日から店長を心の中で軽蔑をしていた。

    2008-01-21 10:05:00
  • 153:

    きみ

    《あの人は悲しい人間や。お金の事しか頭に無いんや。dalathiなんかに行きたくない。こんな店辞めたい。》そう思っても、店を辞めれば住む所がなくなる私は、働き続ける他なかった。

    2008-01-21 10:09:00
  • 154:

    きみ

    私は店長みたいにはなりたくない。 人にはもっと大切なものがあるんやから。 頑なに思っていた。 ある日境サンが団体で店に来た。境さんにdalathiに移る報告をすると、『お前みたいなもん、行ってもしぁないやろ!笑。』と笑われた。団体やった為、女の子もたくさん着き、境さんはバンバン、ボトルを卸して、私も女の子もベロベロだった。帰り際に『ほなっ!またな不細工♪dalathiに花でも送ったるわ!!初日は。。。覚悟せぇよ♪』と言い笑いながら帰って行った。境さんが帰った瞬間私はぶっ倒れた。

    2008-01-21 10:16:00
  • 155:

    きみ

    この日は人生で初めて、泥酔していた。 運良く、店空だったのでよっちゃんがソファーに寝かせてくれた。ゴミ袋を手放せない私。 意識は朦朧としていて時間の感覚がない。 うっすら目を開けるとボーイが私服に着替えてる。。《もぉそんな時間なんや。。。》分かってても、体が動かない。動こうとすると、吐きそうになる。。。《しんどい。。。》

    2008-01-21 10:20:00
  • 156:

    きみ

    店長の声がする。。。『皆帰ってええで!!!こいつもう俺が送るわぁ』 《こいつって私の事。。。??誰の事??》 店長『おいっ!!!きみ!!帰るぞ!!立てるか!?』 私『ムリ』 店長『ほんなら担いで車まで行くしかないな。車とってくるわ。』 私『。。。』 しばらくすると店長が戻って来た。店長に担がれる。『やめて!!!私歩ける!!店長なんかの世話ならへんれ!!!』

    2008-01-21 10:26:00
  • 157:

    きみ

    ろれつが回ってないから何度も聞き返す店長。暴れる私を取りあえず道におろす。歩き出してもすぐコケる。。。店長『おい!笑!支えたるから!!』私『いい!!店長先帰って!!私もぉすぐしたら店長の家出て行くからぁ!!店長の卵焼きも、もういらぁん!!』と訳の分からない事を怒鳴る私。ミナミの朝はこんな光景あんまり珍しくはない。酔っ払い女がふらふら歩く。 『車こっちやぞ(笑)ほらおいで』そういって私を車に乗せ、家まで連れて帰り、翌朝(夕方)起きたら、店長のベットに居た。店長を探すともういなかった。頭が痛くて気持ちが悪い。。。

    2008-01-21 10:34:00
  • 158:

    きみ

    リビングのテーブルに書き置きがあった。【酔っ払い女へ。昨日の売り上げ頑張ったから今日は超特別に休ましたる。俺が帰るまでに俺のベットから退けよな。僕のスーツがゲロまみれです。ARMANIのスーツなのでとてもショックです。クリーニング代の請求書後日送ります?追伸、良い加減機嫌なおせ】

    2008-01-21 10:39:00
  • 159:

    きみ

    フン?と鼻で笑い丸めて捨ててやった。 携帯チェックをする。新着メール五件――店長【なんか食いたいモン買って帰ろかぁ〜】 返信→【寿司】 境さん【不細工生きてるかぁ】返信→【死んでる】 ミカ【ミカ今日早く上がってミサ(oceanの子)と飲んでるから境さん帰ったらおいでやぁ♪まさかメッチャ飲まされてるぅ??】 【きみ大丈夫ぅ???ミカ心配?】 【話しあるから起きたら電話して】 【今日休むん?】

    2008-01-21 10:47:00
  • 160:

    きみ

    ??話しって何やろ?? いつも絵文字たっぷりなミカのメール。何かあったんかな。。慌ててミカに電話を掛けたけどでなかった。 《同伴かな???》 呑気に煙草を吸ってると携帯が鳴った。――新着メール一件――ミカ【お前最低】

    2008-01-21 10:50:00
  • 161:

    きみ

    メールを開いてかなり、びっくりした。《何!?全然意味わからん!!私なんかした!?》混乱しながらも腹が立った。いきなり最低なんて言われたら気分が悪い。 【は?意味わからん】とメールを返したが返事はなかった。考えても考えても、わからない。美沙にメールをしてみても返事はないし。どうして良いか分からなかった。。。

    2008-01-21 10:56:00
  • 162:

    きみ

    文章力が無くて読みにくいのに読んで下さってる方ありがとうございます?まだまだ続くので気が向いたら読んで下さい??

    2008-01-21 11:06:00
  • 163:

    名無しさん

    今日も更新お疲れ様。楽しみに読ませてもらってます。
    当時は反発してた店長の言葉、今になって理解できるから書いてるんじゃない?

    2008-01-21 11:10:00
  • 164:

    名無しさん

    フィクションて書いてるやん。黙って読みや?

    きみちゃん楽しみしてるから頑張ってな?

    2008-01-21 15:43:00
  • 165:

    名無しさん

    頑張ってo(^-^)o

    2008-01-22 10:38:00
  • 166:

    名無しさん

    面白い?

    2008-01-22 11:01:00
  • 167:

    きみ

    皆さん有難うございます???今から更新します??

    2008-01-23 05:11:00
  • 168:

    きみ

    その日は早めに店長が帰ってきた。 『おかえりなさい。申し訳ナイです。。』 『しゃぁないしゃぁない♪お前なんかまだ可愛い方や♪優なんか一回酔っ払って大暴れやったからな♪笑』 私『。。。』 店長『ほら!寿司買ぉて来たから食べ♪あっ!今日境さん来てたぞ。お前おらんからフリーやったけど』 私『そっか。。』店長『何暗い顔しとん!!』 黙って、ミカから来たメールを見せた。。。

    2008-01-23 05:17:00
  • 169:

    きみ

    店長『何やこれ。喧嘩したんかいや?♪』 私『心当たりないねん。。。私何したんやろ。』 店長『女同士ゆうのは、面倒臭いなぁ!!笑』 ケラケラ笑う店長を睨みながら、お寿司を食べる。私『明日店行ったら聞いてみる。。』 店長『そやな!聞いてみな分からんもんなぁ。まぁそんな事あんまり気にすんな♪oceanは学校やないんやで♪仕事しに行く所やねんから。笑』 《そらそうやけど。。。でも女の子同士気まずいのは嫌やん》

    2008-01-23 05:22:00
  • 170:

    きみ

    次の日の夕方。化粧してても憂鬱やった。同伴やったけど、食事中も、ミカの事が気掛かりで仕方ない。 お客さんと店に入り着替えに更衣室へ行くと、理沙とミカが居た。明らかに私が入った途端話しをやめた。《うわっ》とっさに思ったけど、動揺を隠し『おはよう』と言ってみたケド、目を合わせる事なく、私の肩にわざと肩をぶつけて二人は出て行った。。。

    2008-01-23 05:27:00
  • 171:

    きみ

    《最悪。。。何あれ。。。あたし完璧ハブられてるやん。。》 とりあえず、営業後にちゃんと話しをしよう。ドレスに着替えてメイクを直し お客さんの所へ行く。 !!!? ヘルプに着いていたのはミカだった。その接客態度は明らかに酷かった。灰皿もかえず、お絞りすら渡してない。ふてくされた顔をして 何も喋らず携帯をチラチラ見ていた。

    2008-01-23 05:32:00
  • 172:

    きみ

    このお客さんは、ヘルプの子にも必ずドリンクを勧めてくれる優しい人で、この日もミカにドリンクを頼んであげていた。ドリンクは明らかに飲んでいない。 私に気付いたミカは、何も言わず、一口も飲んでいないドリンクを持ち席を立った。すれ違い様に又、肩をぶつけられた。その瞬間私のお尻に、かかった。ミカが頼んでいたドリンクはコーラで、私のお気に入りのラインストーンがたくさん付いた純白のドレス。。

    2008-01-23 05:39:00
  • 173:

    きみ

    明らかに故意的に汚された。座ってるお客さんから見えへん様にお尻にかけられた。お客さんを待たせてるし、何も言わずに席に着いた。お絞りを渡して灰皿を替えながら、私は涙が出そうなのを、グッとこらえるのに必死だった。

    2008-01-23 05:42:00
  • 174:

    きみ

    私が座り、20分位に『チェックしてくれへん?』 私『え!?なんで!?!?』 『今日はなんかおもろないわ。まぁ又来るわ。』そう言ってさっさと帰ってしまった。 すぐにメールを送ったが返事が来る事はなかった。。。ドレスを着替えに更衣室へ行った。。。 悲しくて仕方ない。。。更衣室で私はドレスを握り締め泣いた。。

    2008-01-23 05:47:00
  • 175:

    きみ

    だけど悲しさと、同時に怒りも湧いて来くる。ドレスを着替え待機席に向かった。理沙、ミカの他、たくさん女の子が座っていた。。 ミカの前に立ち、凄い剣幕でミカをまくし立てた。『お前何やねん!!!文句あるんやったら、直接ゆえや!!人のドレス汚しやがって!!ヘルプ位ちゃんとせぇや!!お前のせいで客帰ったやんけ!!!』 ズラリと座っている女の子達は携帯を触る手を止め、ポカンと私を見る

    2008-01-23 05:53:00
  • 176:

    きみ

    ミカ『ドレス汚しちゃってごめんな??』今にも泣き出しそうな顔で私にゆうミカ。ミカ『でもわざとじゃないねんミカ。。』理沙『きみ、そんなきつい言い方せんでいいやん。。。ドレス汚れる事なんかようあるしさ。。』私をなだめる様に理沙言う。 『怖。。。』 誰かはわからんケド待機に座ってる女の子が呟く。

    2008-01-23 05:59:00
  • 177:

    きみ

    《何この空気。。てか何でミカ泣きそうなってんの?泣きたいのはこっちやわ!!!》 これ以上ゆっても無駄や。。。もういい。私はリストに向かい、『あがる』とゆうと、ボーイ『は!?まだ10時やで?!笑。無理やから。笑』 私『うるさい。』ボーイ『それやったら店長に聞き??今会議で11時位に店来るから。』そう言われ、黙って更衣室に行き、11時になるまで籠もる事にした。 何度もボーイが呼びに来たが、内側からドアを抑え、入って来れない様にしていた。

    2008-01-23 06:06:00
  • 178:

    きみ

    ドンドンドン!!!ボーイがドアを叩いて叫ぶ。『きみ!!境さん来たで!!はよ出てきぃ』 きみ『おらんてゆって』 ボーイ『無理やって!出勤してますてゆーてもぉたもん!!!』 チッと舌打ちをして渋々更衣室を出た。 境さんの席に行くと、『お前昨日休んどったやろぉ!!根性ない奴やなぁ本間ぁ〜』 いつもなら笑える境さんの毒舌にも笑えないし、イライラして仕方なかった。

    2008-01-23 06:11:00
  • 179:

    きみ

    なんとか作り笑顔をして、接客をした。 明日ゴルフやから早めに帰ると言って一時間半位で帰って行った。 また更衣室に籠もり、時間が過ぎるのを 待った。。。 ――コンコン――『きみぃ〜。俺やぁ〜』 店長だった。。私『あがりたい』 店長『なんでやね〜ん?』と言いながら、更衣室に入って来た。

    2008-01-23 06:15:00
  • 180:

    きみ

    今日の出来事をマシンガンの様に喋る私の話しを、『うんうん』と聞いていた。 店長『よう分かった。でもな、お前今仕事中やで??わかってる?』 私『うん』 店長『わかってたら、こんなとこ籠もらんやろぉ』 何も言わない私に店長は続ける。『俺昨日ゆーたやんかぁ。ここは学校やないって。確かに女の子の人間関係は大切やけどな。ここは職場やで。もっと強くなれよ』

    2008-01-23 06:20:00
  • 181:

    きみ

    【強くなれよ】その言葉はその頃の私には重かった。 。。
    店長『ほら、今日は今から忙しなるし、フロア出て頑張り。』 小さい子供を言い聞かす様に店長は私を促す。 私『今日は帰る。。。』 店長『はぁ〜。。。お前なぁ。この時間にも時給は発生してんねん。金もろてる限り仕事せなあかんねん。』私『店長はすぐ金やな。』 私の一言に、店長の顔色が変わった。

    2008-01-23 06:26:00
  • 182:

    きみ

    店長『。。。もうお前水色辞め。』その言葉に驚いた。私『分かった辞める。』 店長『お疲れ。俺んちの鍵返して??』 私『!!?荷物めっちゃ置いてるからとりに行かなあかんし!!』 店長『そんなん知らんやん。お前はもうこの店の従業員でもない赤の他人やし。そんな奴に鍵渡しとくん怖いから。笑。』 私『今日中に荷物出して鍵ポスト入れとくから!!』 店長『荷物は処分さしてもらうし。鍵返せって』

    2008-01-23 06:34:00
  • 183:

    きみ

    お前水色辞め× お前水辞め○

    2008-01-23 06:38:00
  • 184:

    きみ

    諦めて、店長に鍵を渡す。。。その瞬間、また私はいろんな意味でたくさんの物を失った。 私服に着替え、荷物をまとめ、早足で店を出ようとする私。。後ろで、ミカと理沙が笑ってる。。。悔しいけど、もういい。もう、どうでもいい。。。 私は店を出て、又振り出しに戻った。宛もなく歩く足取りは一年前に、ミナミに来た朝と同じやった。

    2008-01-23 06:44:00
  • 185:

    きみ

    泣きながら歩く私をすれ違う人が不思議そうに見る。そんな視線もどぉでも良かった。安物のスーツを着て頭をガッチガチに固め、トンガリ靴を履き、ドルガバのロザリオを揺らしながら声を掛けて来るホスト達。。。 『どしたぁん?なんで泣いてんのぉん?』 『俺の胸で泣きぃー♪』 同じカッコした奴らが同じような事をゆう。。。あまりにもしつこい奴のキャッチに折れ店に行く事にした。。

    2008-01-23 06:52:00
  • 186:

    きみ

    どうせ行く所もないし。。。誰でも良いからそばに居てほしかった。 私『店どこ?飲み行くわ』 ホスト『まぁじで!?いこいこ♪めっちゃ嬉しいわ!!!』 異常な位喜ぶホスト。 歩いて2分位で店についた。この日初めて一人でホストに行った。。 席に通され名刺を貰った。『僕、透です!!!』 名刺を受け取る時初めて顔を見た。 《こいつめっちゃぶさいやん。。笑。目細。。》 一丁前に面食いな私。いつもならこんなブサ夫のキャッチは100%スルーする。。でも、本間に誰でも良かった。。。

    2008-01-23 07:00:00
  • 187:

    きみ

    透『お名前聞いても良いですか!!?♪』 私『きみ。。。』 透『可愛い名前♪源氏ですか?!』 きみ『本名やで。』 透『へぇ♪珍しいっすねぇ!!』 私『あっ敬語使わんくって良いよ。』透『分かった♪なぁなぁきみチャンなんで泣いてたん!?聞かん方がいい??』 私『ううん。むしろ聞いて。。てか愚痴って良い??』 透『ジャンジャン愚痴ってこ!!!』 私は透に家を出てから、今までの事をぜーんぶ話した。

    2008-01-23 07:06:00
  • 188:

    きみ

    私『ごめんな。。こんな話しして!てか私喋り過ぎやんな!!笑』 透『ううん!!全然良いよ!!きみチャンの気持ちめっちゃわかる。てかそのミカって子ら凄いなぁ!!俺入りたての時、先輩からどつき回されたりしたわぁ!!笑』 私『まじ!?』 透『まじまじ。笑。酒めっちゃ弱いねん俺。笑。でも俺不細工やしなかなかお客さんも、持たれへんしなぁ、笑。今はだいぶ強くはないけどマシなったつもり。キャッチで来てくれたん、きみチャンがはじめてやねん。笑』

    2008-01-23 07:13:00
  • 189:

    きみ

    《そうやろなぁ。。。その顔じゃぁ。。。》 正直納得した。 透『最近は夜遊びとかでも叩かれまくってるし!!笑!!ここだけの話し、明らか同じ店の奴やねん。笑』 私『夜遊びてなんなん!?』 透『サイトやねん!見てみる???』 私『はじめて知った!!うん!みたいみたい♪』 透『じゃあ送ったるわぁ!』

    2008-01-23 07:19:00
  • 190:

    きみ

    初めて見る夜遊びに私は夢中やった。 透『きみちゃんの働いてた店なんてゆうん??』 私『oceanやで』 透『oceanのスレあるで!笑。』スレの意味も分かってなかったけど、見てたらoceanのスレはいくつもあった。 新しいスレで【oceanきみ?(キモブス)】 !!?? 透『きみちゃんのスレあるやん!!見る??』 私『うん。。』開いてみてビックリした。300、位上がってるスレの内容はすべて私の悪口で埋め尽くされていた。

    2008-01-23 07:26:00
  • 191:

    きみ

    スレが立てられた日付けは私がoceanに入って1ヶ月目位の日付けだった。 〔こいつまじできもい?〕 〔不細工過ぎる!!笑〕 〔てか枕やんこいつ〕 〔この女ガバガバやった。逆にこっちが金払ってほしい位〕〔枕しても指名とれないとか悲惨〜〕 〔枕ちゃうから〕 〔←本人登場?ワラ 夜遊び見てる暇あったら痩せろって〕 〔きみちゃん良い子やから?潰しやめぇや〕〔でた自作〕

    2008-01-23 07:35:00
  • 192:

    きみ

    自作とか、本人とか、夜遊びすら知らなかった私に、できるわ訳ない。。。黙々と見ている私に、透は『あんま気にしたらアカンで♪サイトでしか文句言われへん奴らの固まりやって♪有名税やと思いぃなっ♪』と慰めてくれたけど私はサイトに釘付けだった。 ずっと読んでいるとだんだん日付けが 今日に近くなってくる。。おとついの書き込みを見てかなり驚いた。。

    2008-01-23 07:40:00
  • 193:

    名無しさん

    店長のあほっ?
    ミカにファンタかけてやりたい(つд`)

    2008-01-23 09:19:00
  • 194:

    きみ

    199サン?カキありがとう?本間ミカにファンタかけたいですね?笑

    2008-01-24 05:22:00
  • 195:

    きみ

    一昨日の日付の書き込みには〔明け方にベロベロのきみと店長一緒に帰ってくのハケーン(・∀・)〕〔店長ときみできてる〕 〔ないない〕 〔色管理でしかない〕〔店長面食いやから?笑〕 〔店長ときみ一緒に住んでるから?〕 等、店長絡みの、書き込みでいっぱいだった。

    2008-01-24 05:28:00
  • 196:

    きみ

    《これや。。。ミカが豹変した理由。。》 誰かが見ていて、書き込み ミカがそれを見たか、ミカ本人が目撃したかのどっちかしかない。 真相が分かったところでもうどぉでも良かった。 只、ショックだったのは私が入店して1ヶ月足らずで悪口をカキまくられていた事。。。書き込みの内容からして、ミカしか知らない様な事もたくさん有り、《ミカが書き込んでたんや。》そう思うと凄く悲しかった。。。 昨日迄、ミカと喧嘩もせず楽しく過ごしてたのに。

    2008-01-24 05:34:00
  • 197:

    きみ

    そう思っていたのは私だけやった。 【親友】ってゆってくれたのはミカやったのにな。この一年間は何やったんやろ。罰が当たったんかな。 店長の家に住んでる事を隠してた事。理沙や香奈に謝れなかった事。実家を飛び出し、お母さんを泣かせた事。全部ひっくるめて、罰があたったんかな。。。

    2008-01-24 05:38:00
  • 198:

    きみ

    そう思うと涙がポロポロ溢れて我慢しようとしても、流れてしまう。泣き出した私を見て、透がアタフタする。『きみちゃん!!?大丈夫?!本間こんなん気にしたらあかんって!!』 私『うん。。私なぁ。。罰当たってん。』 透『罰って?』私『友達、家族を大切にせぇへんかったから。。』 透『。。。でも今そうやって反省できてるならそれで良いやん!!これからやり直せるよ!!』

    2008-01-24 05:42:00
  • 199:

    きみ

    『もういいわ。私もう誰とも関わりたくない。。もう誰も傷つけたくない』 透『。。。それって自分が傷つきたくないだけ。とちゃう。。??』 私『。。ウン。そうかも』 透『きみチャンはそんなんゆって逃げる子ちゃうやろ?♪もっと前向きなろ♪』 私『。。。アンタに何がわかるん』 透『え!!?』 私『ゴメン帰るからチェックして。』 透『帰るって何処に!?追い出されたんやろ!?これからどーすんの?』 私『関係ないやん』

    2008-01-24 05:52:00
  • 200:

    きみ

    透が何度も聞いてくるカラうんざりして、私は五万をテーブルに置き足早に店を出た。透は店の外まで、出て来て『お金多いって!!!ちょーきみチャン待って!?』と追いかけて来たけど、私は振り向かないまま、タクシーに乗り込んだ。

    2008-01-24 05:55:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
お金の代償を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。