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お前は俺の姉?妹?
-
1:
名無しさん
俺には姉が二人いる。6つ上と4つ上。そして種違いの妹と弟。ここでは4つ上の姉の話をしようと思う。
2006-02-22 03:58:00 -
50:
主
『サッチャン、ちゃんと人と向き合って相手を知らな恋愛なんて続くもんも続かんで?』本人が1番分かってる事を突いた。『…うん。分かってる…けど今回こそは!』 何度も聞いた『今回こそは。』毎度繰り返し。
はぁ〜…俺は溜め息をついた。2006-02-23 00:12:00 -
51:
主
サッチャンが心配そうに俺の顔を覗き込み『ぁ…呆れた?』と。俺は笑って『慣れてるし。サッチャン明日買い物行こか?』とりあえず気分転換になるだろうと考えた。
『うん♪ほんなら今日は早く寝なな。』って眠りについた。2006-02-23 00:19:00 -
52:
主
朝サッチャンはウキウキと準備を始めた。時計を見て(早過ぎやろ。)と思い見ているとサッチャンは化粧の合間や髪を巻く合間にタバコを吸いボーッとしてる。『サッチャン?』俺が心配になり呼ぶと『休憩中(笑)』たまにサッチャンの行動が理解できない。てか一つ一つの行動がトロイ。
俺も準備をし二人で外に出掛けた。2006-02-23 00:35:00 -
53:
主
外に出るとサッチャンは変わる。トロさの欠片もなくキビキビと動く。『先何か食べたいなぁ。』喋りはトロイ。俺は笑ってしまった。サッチャンは『何で笑ってるん?』とキョトンとしてる。『いや。別に。何食べる?』まだ笑ってる俺にスネて見せて『う〜ん。焼肉。』って嬉しそう。
(朝から焼肉って)と思いながらも向かった。2006-02-23 00:49:00 -
54:
主
店迄5分の所で迷う。いや、寄り道が多い。そして俺が見えないと焦って戻って来る。『もう急に消えやんといて!探すん大変やん!』って『……待て。俺やなくてサッチャンがウロウロし過ぎなんやって(笑)。チビは見つけにくいし大変や。』と言う俺にヒールを見せて『チビちゃうし!姉に向かって』と頬を膨らましている。焼肉を食べ、適当に買い物をしていると
通りすがりに『女おるやん!』パッと振り向くと俺の客が睨んでいる。2006-02-23 01:07:00 -
55:
主
サッチャンを残し客に『姉』という事を説明した。よくサッチャンの話をしていたので信じてもらえサッチャンの所に戻るといない。
2006-02-23 01:15:00 -
56:
主
電話をすると少し離れた所で座っていた。サッチャンは人混みが苦手で人間潔癖…誰かといると安心して大丈夫なのだが一人になると貧血を起こす。
少し休まし仕事場に送って行った。2006-02-23 01:22:00 -
57:
主
サッチャンは接触アレルギーで拒否反応を起こしたり強く捕まれるとジンマシンが出る。
風俗の仕事でジンマシンが出ている事も多々あった。2006-02-23 01:29:00 -
58:
主
無理をする必要など無いのに何故?
2006-02-23 01:31:00 -
59:
主
俺はサッチャンと共同生活をしていく時間がわずかしか残ってなかった。
父親の経営する会社の後引きの為に実家に戻らなければならない。2006-02-23 01:36:00 -
60:
主
今のままサッチャンを一人にするのはできない。
『実家に帰ろ』と俺が言うと『パパの後引く事にしたん?頑張って。』と笑う。2006-02-23 01:42:00 -
61:
主
『サッチャンは?』『ウチは自分の生活で頑張ってみる。』
俺は少し黙り『1ヶ月後に帰るし。しゃぁないし遊びに来たるしな』と言った。『ん。』と寂しそうに微笑んでいる。2006-02-23 01:50:00 -
62:
主
それから何日かし『シゲにソックリなホスト見つけてん。シゲを少し不細工にした感じ(笑)』とサッチャンは言い出勤前の俺に会わせた。
『似てるかも』俺とソイツは同時に言い見合った。2006-02-23 01:58:00 -
63:
主
『で、今日はソイツの店に?』俺の質問にサッチャンはシュンと頷く。『通うなよ』と言い途中迄一緒にTAXIに乗り各々店に向かった。
2006-02-23 02:04:00 -
64:
主
仕事が終わり家に帰ると既にサッチャンは寝ていた。
あっという間に日が絶ち、サッチャンもホストにハマッてる様子もなく安心して実家に帰った。2006-02-23 02:14:00 -
65:
主
実家に帰り仕事も忙しくサッチャンと連絡を取ったいなかった。
2006-02-23 02:17:00 -
67:
名無しさん
実家の今の生活に慣れ始めた頃サッチャンから電話があった。俺は父から少し離れ電話に出た。
『サッチャンやけど分かる?』『分かってるし(笑)どした?』『仕事中?パパ近くにおらん?』父が近くにいない事を確認しサッチャンは話し始めた。2006-02-24 02:19:00 -
68:
主
『あんな…シゲに似たホスト覚えてる?』
サッチャンはソイツと付き合い出していた。付き合う前はナンバー1にしたりと尽していたみたいだ。2006-02-24 02:22:00 -
70:
主
付き合い出し店に呼ばれず毎週休みは一緒に過ごしているようだ。
だけどサッチャンは『シゲに似てるから…付き合ったら違うねんもん』と…身内と他人。違って当然。2006-02-24 02:27:00 -
71:
主
サッチャンは身内への愛情に飢えている。執着するとこが違う。『サッチャン?一人の男として向き合わな。』『分かってる…けどなウチ人と価値観ズレてるんやって…自分を理解してもらえへん。』
2006-02-24 02:35:00 -
72:
主
『誰もが同じ価値観やったらオモロくないやん?サッチャンはサッチャンやねんし気にし過ぎ(笑)』と言い安心させたかった。
2006-02-24 02:38:00 -
73:
主
だがサッチャンは『誰も知らない所に行きたくて…』(えっ?!)戸惑う俺に続けて『今ウチ兵庫にいてるねん』て。俺は状況が理解出来ず『仕事は?』『……』無言が続く。
2006-02-24 02:44:00 -
74:
主
やっと口を開いたサッチャンは『一発屋…』(…はぁ?!えっ?!何で…)俺は頭が回らなく戸惑った。
2006-02-24 02:49:00 -
75:
主
『ウチ…クラブやと思って…年上に着いてってん…したら…』泣き出すサッチャン。俺は只、ひたすら今の状況を理解するのに必死だった。
2006-02-24 02:55:00 -
76:
主
サッチャンは過去にも一人になりたい。誰も知らない所に行きたい。そう言っては他県に住み出す事が何度かあった。
毎度その当時に遠距離してる彼氏らの家。本当に一人になるのは無理だった。2006-02-24 03:01:00 -
77:
主
『シゲの声聞いて安心した…ウチ明日帰る。』明日…サッチャンの誕生日…『明日な彼氏の店で知り合いらに祝ってもらうねん。』俺は気の利いた事も何も言えず相槌を打つのが精一杯だった。
2006-02-24 03:07:00 -
78:
主
知り合いに祝ってもらう…。俺はこの言葉が引っ掛かった。
友達ではなく知り合い…今サッチャンは人と接していても心は一人…。2006-02-24 03:11:00 -
79:
主
『ウチ今の彼氏好きになれんし別れる。何してんねん!!ウチ(笑)』無理して冗談っぽく言い続けて独り言のように呟いた。
『好きって何やろ?付き合うって何?分からん…感情こそ邪魔。まっいっか。』2006-02-24 03:18:00 -
80:
主
『サッチャン…。』俺は何も言葉が出て来なかった。『シゲ彼女は?』それを察してかサッチャンは話を変えた。『あ〜。おるで。』『まぢ?!ヤッタ(笑)幸せなりや。シゲは人を守れる心優しい子やし大丈夫やな♪』(…ホンマに心優しいんはサッチャンやん。自分を盾に人を守り損をしてるくせに)
2006-02-24 03:28:00 -
81:
主
親の離婚前でも…家事をするのはサッチャン。家事が済んだ頃に母が帰宅。1番上の姉が動き出す…。『何もせん子やな』サッチャンは事実も言わず怒られる。
すぐ殴る父…サッチャンは俺や姉がした事も自分がしたと言い殴られる。2006-02-24 03:38:00 -
82:
主
昔は要領が悪くトロいくせに善意ぶりやがってと見ててイライラしていた。
見た目は派手なギャルで悪い噂しかなかった。2006-02-24 03:43:00 -
83:
主
家族でさえもサッチャンと向き合う事がなかった。
試験でトップを取ろうが誉められる事はなく怒られてばっかりだった。
俺や姉は良い点取った事も無いのに『頑張った』て誉められていたのに。2006-02-24 03:54:00 -
84:
主
誰もサッチャンの本当の笑顔を見た事がない。
2006-02-24 03:58:00 -
85:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-24 03:59:00 -
86:
主
ラウンジで雇われママになり信頼出来る親友と彼氏が出来始めた時に初めて父に自分の感情を出した。
俺と父はサッチャンを理解しようとした。2006-02-24 04:02:00 -
89:
主 ◆.ChampionM
トリ付けてみました(>_>88さん→読んでくれて有難う。
今から更新します。2006-02-25 08:29:00 -
90:
主 ◆apIgStEvow
俺と父がサッチャンと向き合い冗談や真剣な話をした。家族なのに変な話…サッチャンは徐々に心を開いてくれた。
2006-02-25 08:34:00 -
91:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは笑顔で俺と父に接せるようになり信用してくれた。
2006-02-25 08:41:00 -
92:
主 ◆.ChampionM
それからはサッチャンの相談役や愚痴役になっていた俺…。
でもサッチャンを本当に救える程に経験も自信もなく何も言えない自分自身に腹が立った。2006-02-25 08:49:00 -
93:
主 ◆.ChampionM
サッチャンの誕生日当日…俺は仕事を終えサッチャンに電話した。
『はぁ〜い』サッチャンは元気よく出た。2006-02-25 08:53:00 -
94:
主 ◆.ChampionM
『誕生日おめでとう』『わぁ〜い♪ありがと』『帰って来たか?彼氏は?』『…さっきまで一緒におったで』俺はサッチャンが元気だと思ったが空元気だと気付いた。
2006-02-25 09:01:00 -
95:
主 ◆.ChampionM
『彼氏にな薔薇の花束もろてん…』サッチャンは生花が大嫌いだった。サッチャンは刺青がある。薔薇の刺青。
『生花は枯れる…刺青は枯れない…一時の物に興味がない』そうサッチャンが話していた。
2006-02-25 09:08:00 -
96:
主 ◆.ChampionM
『ゴミ箱に捨てた(笑)ウチ別れるわ。』サッチャンは何度か花束をプレゼントされた事がある。その度に花も男も捨てる。
たった一人を除き…ソイツは初めて信頼した彼氏(晃浩)。2006-02-25 09:24:00 -
97:
主 ◆.ChampionM
『晃浩から【おめでとう】って電話あってん…逢いたい。けど…あかん。今ウチ晃浩の事好きかも分からん。大事や思う。せやし今の中途なまんま晃浩とは会えん。こんなウチを今でも好きや言うてくれた。』電話越しでも泣いてるのが分かる。
2006-02-25 09:35:00 -
98:
主 ◆.ChampionM
『ウチ…風俗してホスト通って借金できて…アホな女の象徴や。分かってるけど寂しいねん。強くならな。』俺は黙って話を聞いた。
『姉ちゃん…頑張れ。』『初めて姉ちゃん言うたな(笑)頑張るわ。』
2006-02-25 09:49:00 -
99:
主 ◆.ChampionM
サッチャンの誕生日から8日後の俺の誕生日に【おめでとう】メールが来たきりサッチャンとの連絡が途絶えた。
2006-02-25 09:54:00 -
100:
主 ◆.ChampionM
更新量少ないかもやけど今日は ここらで失礼します。
2006-02-25 09:58:00 -
102:
新人
読んでます(´艸`)
頑張ってください♪2006-02-25 21:00:00 -
104:
主 ◆.ChampionM
俺は何度か電話をした。出ない。着信もない。そして携帯は繋がらなくなっていた。
誕生日が終わって3ヶ月が過ぎた残暑。知らない番号からの着信。2006-02-26 02:57:00 -
105:
主 ◆.ChampionM
出ると無言。『…もしもし?』ゆっくりと話し出す相手『…ずっと連絡せんでゴメン。』『サッチャン!?』『うん』今の状況を聞いた。
サッチャンは家を転々としていたようだ。
2006-02-26 03:05:00 -
106:
主 ◆.ChampionM
あれから色々な別のホストと付き合っていたらしい。『どうせホストやから。その場楽しましてくれれば良かった。誰でも…』サッチャンはあれから付き合ったホストは大嫌いだったと話す。『でも毎日の連絡…好き勝手に出来て都合が良かった。』と…そんなサッチャンが口癖のように言ってた言葉【誰かに側にいて欲しい。誰かに認めて欲しい。】きっと
2006-02-26 03:18:00 -
107:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは孤独と戦っていただろう。でも自分を甘えさしてしまった。本当に誰でも良かったのだ。疑似恋愛でも側にいてさえくれれば。
存在を認められたかのようになるのだろう。2006-02-26 03:23:00 -
108:
主 ◆.ChampionM
『ホストなら金で割り切れるやん?後腐れなく遊べる…好きとか付き合うとかの意味すら分からんし束縛や干渉されんのダルイし。利用し合うんが1番楽や。失う物も何もない。』…そう話すサッチャン。
2006-02-26 03:33:00 -
109:
主 ◆.ChampionM
(楽?じゃあ何故そんな寂しそうに悲しい声で話すん?誰でも良いんやないやん?ちゃんと人と向き合ってサッチャン自身が好きやと思える人に認めて欲しいんやん。)
俺が指摘せずともサッチャンは分かってるだろう。俺は何も言わなかった。2006-02-26 03:39:00 -
110:
主 ◆.ChampionM
そして今の男は大阪ミナミのホスト。ソイツ(ヒロヤ)の家に住んでるようだ。
今はホストにも行かず仕事もしていないのだと…。2006-02-26 03:47:00 -
111:
主 ◆.ChampionM
今に行き着く迄の間に自分で人を集め援交の斡旋をしていた金で生活していた。
俺はサッチャンに対し呆れ果てていった。2006-02-26 03:51:00 -
112:
主 ◆.ChampionM
『ヒロヤ仕事行ってるんやけど電話掛ってくる頃やし切るわ。怒られるねん。』この時にちゃんと話を聞いてあげてれば良かったと後悔する事になる。
サッチャンは自分自身の事も第三者のように受け取る。2006-02-26 04:00:00 -
113:
主 ◆.ChampionM
感情こそが邪魔だと言い笑う事もなくなり、取り戻し始めていた感情を出せずになっている事に俺は気付いていた。
サッチャンが昔付き合っていた男を亡くした時も涙も流さず無表情のままのサッチャンに『大丈夫?』しか言葉が出て来ずサッチャンの返答は『どうでも良い。遅かれ早かれ生きてたら死ぬんやし、興味がない。』と冷めた言葉で俺は自分の姉ながら背筋が凍った事を思い出した。
でも気付かないふりをした。2006-02-26 04:19:00 -
114:
主 ◆.ChampionM
今日の更新はここまでにします。
2006-02-26 04:21:00 -
115:
まゆみ
しおりん?
2006-02-26 20:23:00 -
116:
主 ◆.ChampionM
まゆみさん→しおり有難うp(^-^)q
今から更新します。2006-02-27 03:06:00 -
117:
主 ◆.ChampionM
それからサッチャンから何度か電話があった。俺は出なかった。
2006-02-27 03:09:00 -
118:
主 ◆.ChampionM
サッチャンと俺は違う生活の中で生きている。俺はサッチャンと向き合う事に疲れた。俺は弟で兄ではない…。
2006-02-27 03:15:00 -
119:
主 ◆.ChampionM
そんな俺の気持ちを知らずかサッチャンから何度も電話が鳴った。俺はイライラしながらも出た。
『あっ…ゴメン…あの…』(ん?サッチャンの番号やんな…)いつもと違ったサッチャンの喋りで俺は一瞬誰か分からなかった。2006-02-27 03:22:00 -
120:
主 ◆.ChampionM
『サッチャン?』『あ…うん。』『どした?何か変やで?』『あ〜…何も…ない…かな?』確実に様子がオカシイ。
『シゲ…元気…かな?って…思って?』2006-02-27 03:29:00 -
121:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは何かを隠す時は言葉の変な所で区切る。そして何故か喋りの最後が疑問系になる。
でもサッチャンが何をしていようと俺には関係ない。2006-02-27 03:34:00 -
122:
主 ◆.ChampionM
【関係ない】俺は言い聞かすように思った。
しかし血の繋がった兄弟…心を開かないサッチャンの荒れようも見てきた。俺が1番サッチャンを理解している筈。2006-02-27 03:41:00 -
123:
主 ◆.ChampionM
それから朝方にサッチャンから電話があった。何も喋らない。『もしもし?』返答が無い。『お〜い?』電話の向こうは何か凄く騒がしい。
俺は耳を澄ました。2006-02-27 03:46:00 -
124:
主 ◆.ChampionM
ゴォーン。ガタン。ドン。何かが打つ音。それと一緒に誰かの怒鳴り声…よく聞いても叫びに近い様な声で聞き取れない。周りの『辞めろ』って声が聞こえる。
2006-02-27 03:54:00 -
125:
主 ◆.ChampionM
『は?おい?』やっぱり返答がない。サッチャン喧嘩?ずっと騒音を聞いていた。『ツーツー。』電話はいきなり切れた。
掛け直したが電源が切れている。2006-02-27 04:03:00 -
126:
主 ◆.ChampionM
寝起きの俺はボーゼンとベッドに座り込んだ。『何やったんやろ?』俺は仕事に行く準備を始めた。
『目覚め悪っ!』2006-02-27 04:09:00 -
127:
主 ◆.ChampionM
俺はイライラした。でも気になった。鼓動が早かった。『サッチャン…もう心配かけんなよ。』俺は何回も電話を掛けた。
ずっと圏外。次第に不安が大きくなる。2006-02-27 04:14:00 -
128:
主 ◆.ChampionM
今日は この辺で(^-^)/
2006-02-27 04:16:00 -
129:
名無しさん
見てるでッ?
2006-02-27 16:38:00 -
131:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-28 00:06:00 -
132:
まゆみ
しおりん?
2006-02-28 02:59:00 -
134:
主 ◆.ChampionM
3日後…『プルルル…プルルル』やっと繋がった!でも出ない。『プルルル…プルルル…プツ…ツーツー』(切られた?)俺は少し間を置いて連絡する事にした。
2006-02-28 08:20:00 -
135:
主 ◆.ChampionM
サッチャンと連絡が取れたのは、それから1ヶ月後の事だった。
『…シ…ゲ?』脅えたように小さな声で出た。2006-02-28 08:29:00 -
136:
主 ◆.ChampionM
『何かあったん?』何を聞いても無言が続く。『今何処?』『…』『今も大阪?』『…』『彼氏は?』『……グスッ…ヒック…』泣いてる?『どした?』俺はサッチャンが口を開くのを待った。
2006-02-28 08:42:00 -
137:
主 ◆.ChampionM
サッチャンはゆっくりと口を開く。ヒロヤに殴られ、どんどんエスカレートしていった事。頭を強く打ち付けられ何週間も嘔吐に悩まされた事。ほぼ監禁に近い状態だった事。怖くなり俺に電話してきた事。誰とも喋る事も出来ず電源を切ってしまった事。
2006-02-28 08:54:00 -
138:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは事情を全部話し終えてから『パパに…殴られてた頃を思い出してヒロヤも愛してくれてるって勘違いした。けど家族と他人は違うなって…。今は様子を見て逃げるように戻ってきた。ヒロヤからの鬼電が怖い…』
2006-02-28 09:02:00 -
139:
主 ◆.ChampionM
俺の電話を切ったのも横にヒロヤがいたから怖かったのだと。ヒロヤ以外の男と喋る事も笑顔を見せる事も許されなかったのだ。そしてサッチャンが素を出さなかった事が1番の原因だったと話す。別れを告げれば殴られ…
2006-02-28 09:09:00 -
140:
主 ◆.ChampionM
俺には素を見せるサッチャンも他人にはCOOLで笑ってても目が冷めてる…本人も気付いてはいない。『ウチそんな目してるんかな?素って何なん?』『今から家行くわ。』俺はサッチャンの居場所を聞き出し車に乗り込んだ。
2006-02-28 09:18:00 -
141:
主 ◆.ChampionM
俺は焦る気持ちを抑え冷静さを保たせ車を走らせた。(サッチャン…)俺はサッチャンの過去の恋愛や悩み、行動を思い出しながら、色々と救える方法を考えた。分からない。
2006-02-28 09:25:00 -
142:
主 ◆.ChampionM
パーキングに車を止め、自販機でレモンティを買いサッチャンの家の前で電話を掛けた。『着いたで。』
-カチャッ-ドアがゆっくりと開く。2006-02-28 09:31:00 -
143:
主 ◆.ChampionM
そこには痣と傷跡が痛々しく残っているサッチャンが立っていた。
部屋に入りレモンティを渡した。レモンティを見て軽く微笑むサッチャン。2006-02-28 09:38:00 -
144:
主 ◆.ChampionM
(俺にまで…。)サッチャンの目が笑ってなかったのがショックだった。
-ポタッ-何かが垂れた?サッチャンの手首には真新しい傷が…血が流れ止まらない。2006-02-28 09:45:00 -
145:
主 ◆.ChampionM
今日の更新は ここで(^-^)/
2006-02-28 09:48:00 -
146:
まゆみ
しおりん?
2006-03-01 03:56:00 -
147:
主 ◆.ChampionM
まゆみsan→しおり有難う。
今から更新します。2006-03-01 22:08:00 -
148:
主 ◆.ChampionM
と思ったのですが用事ができたのでスミマセンm(_ _)m
2006-03-01 22:21:00 -
149:
主 ◆.ChampionM
『殺されるくらいなら…』サッチャンは冷ややかに言った。俺は手当てをしながら『死のうとしたん?』と尋ねた。『ううん』首を横に振り俺に手当てされた腕を見つめている。
2006-03-02 04:33:00 -
150:
主 ◆.ChampionM
『死にたい訳やなかってん。ただ疲れた。』トロイ喋りの欠片もなく淡々と喋るサッチャンの表情は哀しみも怒りも映り出されていなかった。
まるで何かに心を奪われた人形のように座って話し出した。2006-03-02 04:43:00 -
151:
主 ◆.ChampionM
『ウチは今年1年間で付き合った人らとの別れに哀しみも無かってん。でも別れる度に泣いた。好きって何や?付き合うって何?ウチには理解でけへんし理解する意味すらない。殴られた時も謝られた時も、どうでも良かった。感情がコロコロ変わってんの見て楽しいんやろか?思ってただけ。よう分からんけど一気に冷めるよな。感情こそ邪魔やん。ウチに何を求めてるか分からんわ。』
2006-03-02 05:11:00 -
152:
主 ◆.ChampionM
煙草に火を付け呟くように話を続けた。『ホストは都合が良かったんやけどな。時間の無駄やった。割り切れへんもんなんやな。』黙って聞いていた俺を見て『ウチばり今イヤな奴やしシゲにイヤな気分させんのイヤやし帰ってくれる?ゴメンな。もう変な気起こさんし大丈夫やから。』と笑った。冷めた目のまま。
俺はサッチャンの目から目を離せず黙って頷いた。2006-03-02 05:27:00 -
153:
主 ◆.ChampionM
『無理はすんな。何かあったら絶対電話して来い。』俺はそう言いサッチャンの家を出た。
家に帰った後もサッチャンの目が頭から離れなかった。2006-03-02 05:33:00 -
154:
主 ◆.ChampionM
今日は ここで失礼します(^-^)/
2006-03-02 05:35:00 -
155:
まゆみ
しおりん?
2006-03-03 03:02:00 -
156:
名無しさん
(ノ*`?´)ノ???
2006-03-03 07:22:00 -
158:
主 ◆.ChampionM
それから何度かサッチャンと他愛も無い話をしたりと連絡していた。徐々に淡々とした冷ややかな喋りが消えX'mas前に電話をした時には元のトロイ口調に戻っていた。ただ俺は会うのを恐れていた。
2006-03-03 10:31:00 -
159:
主 ◆.ChampionM
ずっと引き隠りリスカをし続けていたサッチャンが自ら『このままやったらウチあかんくなるだけやし仕事ぐらいしなな。』と言いラウンジの仕事をし出した。(成長したんやな。自分で行動できる強い心を持てるようになったんや)と感心した反面(無理して我の痛みや本当の感情を隠そうとしてるやん)て気付いていた。
2006-03-03 10:40:00 -
160:
主 ◆.ChampionM
自分の弱い部分を見せない事でサッチャンは自分の中の憎悪や冷めてしまった感情に歯止めを効かせコントロールしているようだった。
壊れてしまわなければ良いが。サッチャンを心から癒せ向き合う事のできる人が現れるょう祈った。2006-03-03 10:47:00 -
161:
主 ◆.ChampionM
X'mas前の電話で…サッチャンは『友達と遊んでるねん』周りは騒がしく笑い声が響いていた。【友達】って言葉に俺は少しホッとした。
2006-03-03 10:51:00 -
162:
主 ◆.ChampionM
それから正月前の電話で『簡単に人を信用できたらええんやけど…今のままならアカンわ。でもなウチ自分から外に出て良かった。人に認めて欲しい言うて人を認めてこそ成り立つ事なんやって思ったわ。求めるんやなくて行動に移さな何も得る事なんか無いよなぁ。今付き合ってる人のお陰で気付いたんやけどな(笑)』って前向きな考えに変わっていた。
2006-03-03 11:04:00 -
163:
主 ◆.ChampionM
『今もヒロヤからの鬼電にビクついて殴られてた時の映像が消えんくて不眠症に悩まされてる…。でもな過去に捕われてたら前に進めへんし…気持ちでは分かっても行動には移せへんかったりもする。微妙やな。』って自分自身を理解し認めようとしてる気持ちが伝わった。
2006-03-03 11:15:00 -
164:
主 ◆.ChampionM
それからサッチャンは彼氏の話を始めた。『X'mas前にシゲが電話してきた時に遊んでた友達らの1人でカズ君ていうねん。最初はタイプやったんと誰でもええし側にいて欲しかっただけやってん。今はカズ君やから側におって欲しい…てゆうか側におりたい思えんねん。ぶっちゃけ…まだ好きとかの感情は分からんねやけど…カズ君がウチに無邪気に笑うよなって言うねん。そんなん言われたん初めてやしビックリやわ。』
2006-03-03 11:26:00 -
165:
主 ◆.ChampionM
俺は『ノロケですか?(笑)サッチャンが無邪気に笑えるんはカズ君とおって楽しいから自然に素を出せるようになったんやろうな。じゃあ濃い話は会って聞きましょか?(笑)』とサッチャンと会う日を決めた。
サッチャンに会う恐れは消えていた。2006-03-03 11:34:00 -
166:
主 ◆.ChampionM
今日は この辺りで(^-^)/
てか文章がヘタクソで読みにくく飛び過ぎでスミマセン。2006-03-03 11:38:00 -
167:
名無しさん
(ノ*`?´)ノ???
2006-03-04 04:36:00 -
168:
まゆみ
しおりん?
2006-03-04 20:59:00 -
170:
主 ◆.ChampionM
正月明けに俺はサッチャンの家に向かった。チャイムを鳴らすと出て来たサッチャンは笑顔で迎えてくれた。
俺は目を疑った…。2006-03-06 06:31:00 -
171:
主 ◆.ChampionM
部屋に入りサッチャンを見た。(…目が笑ってない?!)『何や?見過ぎやろ(笑)』って冷めた目で笑ってるサッチャン。その時携帯が鳴った。サッチャンの目は段々怯えた目に変わっていく。
…テーブルの上に置いてあるサッチャンの携帯を見た。(鳴ってない?)2006-03-06 06:40:00 -
172:
主 ◆.ChampionM
『それ彼氏に買ってもろたやつ。鳴ってるんは前のん。』俺は音の鳴ってるるタンスを開けた。タオルで包まれた携帯が出てきた。
サッチャンは俺を見て言った。『毎日掛ってくるねん…』画面を見ると【ヒロヤ】と表示されている。2006-03-06 06:48:00 -
173:
主 ◆.ChampionM
サッチャンが心から笑えない理由はコレか…『電源切れば?』『無理…お客さんから掛ってくるもん。ヒロヤだけ音変えて分かりやすくしてるねん。…電話に出よか悩んだんやけどカズ君が絶対出るなって…どうしたらええんやろ?中途に逃げ帰ってきて…』
2006-03-06 07:04:00 -
174:
主 ◆.ChampionM
その時また携帯が鳴った。今度は新しい携帯…『も〜し。どしたん?…今弟とおる。…ん。大丈夫。…分かった。』電話を切り『彼氏や。仕事終わったし来るって。声が違う言われたわ。シゲとおったら気緩むしな(笑)』『サッチャン彼氏と向き合ってる?』俺のいきなりの質問に『なんよ?向き合ってるし。何でも話すし。』とちょっとムスッとしてる。
2006-03-06 07:15:00 -
175:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは自分自身に言い聞かしているようだった。【ウチはカズ君が好き。】過去の事から逃げて今も見つめる事もなく…ただ幸せになりたい。今は幸せなんだ!と。
2006-03-06 07:23:00 -
176:
主 ◆.ChampionM
結局は過去を引きずり今と向き合えない。無邪気に笑ってる訳じゃない。ヒロヤの素を見せろって言葉が引っ掛かり喜怒哀楽を出してるように見せかけているだけ。
サッチャン自身が今を見失っている以上何も変わる事はない。2006-03-06 07:31:00 -
177:
主 ◆.ChampionM
俺はサッチャンに一人の人と続いて本当の愛情を知って欲しい。自分を理解して欲しい。人と向き合って欲しい。
2006-03-06 07:44:00 -
178:
主 ◆.ChampionM
サッチャンと他愛も無い話をしたりして彼氏が来る前に家を出た。
2006-03-06 07:51:00 -
179:
主 ◆.ChampionM
今日は
この辺で(^-^)/2006-03-06 07:53:00 -
180:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-03-06 08:00:00 -
181:
主 ◆.ChampionM
顔ROMさん有難う。
今から更新します。2006-03-07 06:50:00 -
182:
主 ◆.ChampionM
それでもサッチャンはカズ君と付き合い出しての2ヶ月は楽しそうだった。元彼のヒロヤからの着信に悩まされる以外は。
2006-03-07 06:53:00 -
183:
主 ◆.ChampionM
サッチャンから電話が鳴った。『ヒロヤに電話してん。ヒロヤから去った理由とか全部言うたら泣きながら謝られた。もう会ってくれへん?って聞かれたけど怖いし無理言うてん。少しスッキリしたわ。んで今は友達って感じなった。以上報告(笑)』って。
2006-03-07 06:59:00 -
184:
主 ◆.ChampionM
俺は『そっか。良かったんちゃう?少しは落ち着くやろ。安心したわ。』そう言って電話を切った。
落ち着く?それは予想外の早さで打ち消される事になった。2006-03-07 07:06:00 -
185:
主 ◆.ChampionM
1番上の姉から電話が鳴った。『サッチャンて何処住んでるん?てかエリ(サッチャンのツレ)から電話あったんやけど…知ってんねやったらエリに電話したって。』って…俺はサッチャンがエリを好んでいない事を知っている。とりあえずエリに電話した。
2006-03-07 07:12:00 -
186:
主 ◆.ChampionM
内容は…エリの旦那をサッチャンが持って帰ったとか…。サッチャンはエリの今までの男に何人か告られては振っていた。人の物に興味がない。てゆうより別にサッチャンは男に不敏はしていない。
ただ…この2人は端から見てれば仲良しで心は嫌い合っている。2006-03-07 07:20:00 -
187:
主 ◆.ChampionM
前にサッチャンが『揉めるんが面倒臭いから関わり合いたくないだけ。エリの男タイプやないし(笑)エリ自身に興味がないねん。』と言っていた。
エリはエリで『サチって何なん?派手な格好で男に色目使って。人の男に手出すし、パン子やん。』と噂を回していた。サッチャンその時処女でした(汗)2006-03-07 07:28:00 -
188:
主 ◆.ChampionM
女の争いは醜いもんで…。エリは電話の向こうで泣いている。俺は訳が分からん状態で一旦サッチャンに電話した。
出ない。何度か掛け30分後に電話が掛って来た。2006-03-07 07:35:00 -
189:
主 ◆.ChampionM
俺は第一声に『人のもん持って帰んなよ』と言ってしまった。『はぁ?!』って返事され腹が立った俺は『人の旦那取んなって。エリ泣いとるし。』…サッチャンは『意味分からんねやけど!エリが何なん?旦那って離婚しとるやん。』苛立っている。言い方にムカツキ『何!?お前!こっちに迷惑かけんなや』って怒鳴ると『ウザ』って言葉と同時に電話を切られた。
2006-03-07 07:47:00 -
190:
主 ◆.ChampionM
少し冷静になり決めつけた態度を反省してるとサッチャンから着信。『もし?』サッチャンも冷静に戻ったようで俺も普通に出た。事情を説明するとサッチャンが言った。
2006-03-07 07:52:00 -
191:
主 ◆.ChampionM
『昨日たまたまエリの旦那に会ったんやけど話してただけやし。家にカズ君がおるのに持って帰れる訳が無いやん(笑)んでエリは?』サッチャンの家の近くにまで来てる事を告げると『まじ?キモイんやけど…どんだけ必死なん?そんな男に執着するもん?まっええわ。番号教えてや。』番号を教え電話を切った。
2006-03-07 08:00:00 -
192:
主 ◆.ChampionM
今日は ここまで(^-^)/
2006-03-07 08:07:00 -
196:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-03-08 04:56:00 -
199:
主 ◆.ChampionM
読んでくれて有難う。
今から更新します。2006-03-09 04:38:00 -
200:
主 ◆.ChampionM
それから1時間後にサッチャンから電話があった。
『話したわ。なんか離れててもツレやろ?とか旦那を返してとか言われたし(笑)まじ知らんねやけど…。』と溜め息を吐いた。2006-03-09 04:43:00