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お前は俺の姉?妹?
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1:
名無しさん
俺には姉が二人いる。6つ上と4つ上。そして種違いの妹と弟。ここでは4つ上の姉の話をしようと思う。
2006-02-22 03:58:00 -
2:
名無しさん
親が離婚をし1番上の姉は結婚をし4つ上の姉(さっチャン)と父親と住んでいた。
授業参観や俺が困ってる時は、いつもサッチャンが来てくれていた。2006-02-22 04:03:00 -
3:
名無しさん
俺が喧嘩をして負けて帰ってきたら家に入れてくれなかったり俺が先輩に呼び出されれば駆け付け守ってくれたりと周りに恐れられる程ハチャメチャな性格で『サッチャンがいるから』と言われ迷惑だった。
だが2006-02-22 04:14:00 -
4:
名無しさん
良かれとしてる事。俺を大事にしてくれてるのが分かっていた。
サッチャンは本当は寂しがりで弱く、甘えたなのだ。2006-02-22 04:18:00 -
5:
名無しさん
俺と1番上の姉が何度かサッチャンに『お前は自然なのは身内やから分かる。けど周りは分からんねんし喋り方やトロイ性格直しや』って言ってきた。
頑張って直していったのだろう。口の悪い女に変わってしまった…限度を知らない女だ(笑)2006-02-22 04:24:00 -
6:
ちい
リアルタイムっぽおい(*´д`*)なンかおもろそう(っ*´∀`*)っ頑張れッッ《*〇^▽^〇*》
2006-02-22 04:27:00 -
7:
名無しさん
身内と他人の接し方が明らかに違い過ぎでギャップがオモロく人に慕われていた。
2006-02-22 04:28:00 -
8:
名無しさん
ちぃさん ありがとう。更新遅いと思いますが馬鹿な姉の話付き合ってやって下さい(笑)
2006-02-22 04:30:00 -
9:
名無しさん
サッチャンは母親からの愛情を受けた事がない。母はサッチャンを自分の子供と思っていない扱いだった。
寂しさからか沢山の男と取っ替え引っ替え付き合っていた。2006-02-22 04:35:00 -
10:
名無しさん
男が変わる度にサッチャンは部屋に閉じ籠っていった。
人間不信…潔癖性…
自分を傷付けリスカの繰り返し…薬物にもハマッていった。2006-02-22 04:40:00 -
11:
名無しさん
俺は見ていられなかった。
初めてサッチャンに怒鳴った。『自分傷付けてどうなるねん!!』
サッチャンは涙を流しながら呟いた。2006-02-22 04:45:00 -
12:
名無しさん
『ウチな付き合う男ほぼ体目的みたいやねん。ウチの存在は誰からも必要とされへんのかな?』涙目で苦笑いしながら…
2006-02-22 04:49:00 -
13:
名無しさん
ふと俺の友達らが言った言葉を思い出し腹が立った。
『お前の姉貴二人とも乳デカイしスタイルええしカワイイよな。』
2006-02-22 04:55:00 -
14:
名無しさん
1番上の姉は幸せな家庭を持ち誰からも認められていた。本当の愛さえも知っていた。俺もだが愛され可愛がられていた。
サッチャンは?…
いつも身内にまで落ちこぼれと言われ育った。料理も出来て頭も良かったのに心を閉ざし要領が悪かったのだろう。2006-02-22 05:03:00 -
15:
名無しさん
涙を流しているサッチャンに俺は何も言えずにいた。
2006-02-22 05:05:00 -
16:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-22 05:06:00 -
17:
名無しさん
男を変え周りの女は良くは思っていないはずだ。誰一人として心を許せる奴がいなかったのだろう。
2006-02-22 05:10:00 -
18:
名無しさん
16さん ロムありがとう。
2006-02-22 05:11:00 -
19:
主
サッチャンは家を出た。薬物、傷害、警察に捕まった。
2006-02-22 05:16:00 -
20:
主
『何してんねん。親に迷惑かけんなや。』俺が叱るとサッチャンは哀しそうに『ごめん』と一言呟き自分の部屋に戻った。
2006-02-22 05:19:00 -
21:
主
それから何日か絶ち小さい頃から作り笑いで本当の笑顔を見せる事のなかったサッチャンがニコニコしている。
2006-02-22 05:23:00 -
22:
主
『ウチなホンマに信用出来る親友と彼氏出来てん。』
水商売をしていたサッチャンは仕事も充実し雇われでママをしていた。
良かった。『サッチャン幸せやねんな?』『うん♪ばり幸せ。今まで色々ごめんな』サッチャンは笑顔で返事した。2006-02-22 05:29:00 -
23:
主
俺はサッチャンの親友とも彼氏とも仲良くなった。
幸せな日が続くだろうと疑いはなかった。サッチャンが事故に合うまで…2006-02-22 05:33:00 -
24:
主
事故といっても軽く接触しただけなのだが…レントゲンを撮ったサッチャンは気分が悪くなり妊娠が発覚した。
2006-02-22 05:36:00 -
25:
主
彼氏との子供なら良かったのだがサッチャンは2週間に元彼に捕まり無理矢理犯されていたのだ。
サッチャンは誰にも言えず俺だけに話していた。2006-02-22 05:41:00 -
27:
主
降ろすと決めサッチャンは彼氏や家族に『浮気しててん。彼氏の子供やないし降ろす』と嘘を付いた。
2006-02-22 05:47:00 -
28:
主
だがサッチャンは『やっぱ産みたい!!』と俺に話し『みんなに迷惑かけたないし一人で育てるつもり。』と力強く言った。
そして家を出て子供の為に仕事に没頭していた。2006-02-22 05:54:00 -
29:
主
母親になると強くなるんやなと感心した。
でも頑張り過ぎたサッチャンは流産してしまったのだ。2006-02-22 05:57:00 -
30:
主
またも俺は言葉が駆けれずサッチャンを見守る事しか出来なかった。
サッチャンは一人暮らしを続け雇われママで働いていたラウンジを辞め風俗の世界に入っていった。2006-02-22 06:01:00 -
31:
主
何もかも気力の無くしたサッチャンを一人には出来ず『ホストをするしサッチャン家から通う方が近いから』と口実を作り一緒に住み出した。
2006-02-22 06:06:00 -
32:
主
サッチャンは直々俺の働く店に来た。サッチャンに紹介して貰った店でメインは既に店長だったので気が楽だった。
サッチャンは俺口座にしたら売り上げの為に無理をするのは目に見えていたからだ。
2006-02-22 06:12:00 -
33:
主
滅多に周りの人間を信用しないというか出来ないサッチャンは俺を兄のように慕っていた。
2006-02-22 06:14:00 -
34:
主
俺もサッチャンを姉というより妹のように接していた。
2006-02-22 06:17:00 -
35:
主
だが毎日のように疲れたようなサッチャンを見てイライラし始めていた。
そしてキレてしまった。『寂しいばっかりやなく前に進めや!!』初めて喧嘩をし俺は家を出た。2006-02-22 06:21:00 -
36:
主
3日後…心配になり電話をしてみた。『ん?』力無く出たサッチャンに『家に戻ってええか?』と聞いてみた。サッチャンは嬉しそうに『早く戻って来いやあ。しゃあないなぁ(笑)』と言った。
強がるサッチャンに『しゃあ無しかい(笑)』と気付かない振りをした。
2006-02-22 06:32:00 -
37:
主
家に戻ると部屋は滅茶苦茶でサッチャンの手首には無数の新しい傷跡が痛々しく残っていた。
『仕事は?』と聞きながら掃除を始める俺に『…ごめん…ウチが片付けるし…仕事は行ってない。』と言いながら手伝い出した。2006-02-22 06:38:00 -
38:
主
『仕事変えろや?水商売が好きなんやろ?やりたい仕事しろや。』と色んなラウンジやクラブの名刺を見せた。『俺の客でママやってる人らにサッチャンの事言うたら来い言うてくれてんねやん。』と伝えた。サッチャンは『うん↓』と頷き名刺を見つめていた。
そして『でも…この人らウチやなくシゲ(俺)に好かれたいだけやろ?』何かと悩んでいるのかマイナス思考になっている。2006-02-22 06:49:00 -
39:
主
『まぁ無理にとは言わん。どんな仕事も頑張ってればええと思うし。でも体を傷付けんなよ』と言い仕事に向かった。
2006-02-22 06:54:00 -
40:
主
今日は この辺で終わります。
2006-02-22 06:56:00 -
41:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-22 13:07:00 -
42:
名無しさん
おもちろいよ?
はよ書いて?2006-02-22 14:26:00 -
43:
名無しさん
読んでます?だいたい実話ですか?
2006-02-22 16:54:00 -
45:
主
読んで頂きありがとうございます。
ちなみに実話です。今から更新します2006-02-22 23:30:00 -
46:
主
店に着く前にサッチャンから電話が鳴った。『店に呑みに行っていい?』少し考えレモンティを買い家に引き返した。
2006-02-22 23:43:00 -
47:
主
家に戻るとサッチャンはビックリしたように俺を見て『どしたん?仕事は?』『今日は休んだ。病んでるんやろ?』と言いレモンティを渡した。
2006-02-22 23:49:00 -
48:
主
『シゲはウチが悩んでる時いっつもレモンティ買って来てくれるなあ(笑)』って無邪気に笑うサッチャン…俺は聞いた。『で?今回は何があってん?』
2006-02-22 23:54:00 -
49:
主
『何も無いよ(笑)なんか店の店長と付き合う事になってんけど給料多めにもらえるしラッキー♪』笑っているサッチャンに(あ〜。今回は金で割り切って壁作ってるんか…)と思った。サッチャンは人との間に壁を必ず作る。でも向き合いたい…向き合えない…寂しさから何度も男を変える。この繰り返し…
2006-02-23 00:05:00 -
50:
主
『サッチャン、ちゃんと人と向き合って相手を知らな恋愛なんて続くもんも続かんで?』本人が1番分かってる事を突いた。『…うん。分かってる…けど今回こそは!』 何度も聞いた『今回こそは。』毎度繰り返し。
はぁ〜…俺は溜め息をついた。2006-02-23 00:12:00 -
51:
主
サッチャンが心配そうに俺の顔を覗き込み『ぁ…呆れた?』と。俺は笑って『慣れてるし。サッチャン明日買い物行こか?』とりあえず気分転換になるだろうと考えた。
『うん♪ほんなら今日は早く寝なな。』って眠りについた。2006-02-23 00:19:00 -
52:
主
朝サッチャンはウキウキと準備を始めた。時計を見て(早過ぎやろ。)と思い見ているとサッチャンは化粧の合間や髪を巻く合間にタバコを吸いボーッとしてる。『サッチャン?』俺が心配になり呼ぶと『休憩中(笑)』たまにサッチャンの行動が理解できない。てか一つ一つの行動がトロイ。
俺も準備をし二人で外に出掛けた。2006-02-23 00:35:00 -
53:
主
外に出るとサッチャンは変わる。トロさの欠片もなくキビキビと動く。『先何か食べたいなぁ。』喋りはトロイ。俺は笑ってしまった。サッチャンは『何で笑ってるん?』とキョトンとしてる。『いや。別に。何食べる?』まだ笑ってる俺にスネて見せて『う〜ん。焼肉。』って嬉しそう。
(朝から焼肉って)と思いながらも向かった。2006-02-23 00:49:00 -
54:
主
店迄5分の所で迷う。いや、寄り道が多い。そして俺が見えないと焦って戻って来る。『もう急に消えやんといて!探すん大変やん!』って『……待て。俺やなくてサッチャンがウロウロし過ぎなんやって(笑)。チビは見つけにくいし大変や。』と言う俺にヒールを見せて『チビちゃうし!姉に向かって』と頬を膨らましている。焼肉を食べ、適当に買い物をしていると
通りすがりに『女おるやん!』パッと振り向くと俺の客が睨んでいる。2006-02-23 01:07:00 -
55:
主
サッチャンを残し客に『姉』という事を説明した。よくサッチャンの話をしていたので信じてもらえサッチャンの所に戻るといない。
2006-02-23 01:15:00 -
56:
主
電話をすると少し離れた所で座っていた。サッチャンは人混みが苦手で人間潔癖…誰かといると安心して大丈夫なのだが一人になると貧血を起こす。
少し休まし仕事場に送って行った。2006-02-23 01:22:00 -
57:
主
サッチャンは接触アレルギーで拒否反応を起こしたり強く捕まれるとジンマシンが出る。
風俗の仕事でジンマシンが出ている事も多々あった。2006-02-23 01:29:00 -
58:
主
無理をする必要など無いのに何故?
2006-02-23 01:31:00 -
59:
主
俺はサッチャンと共同生活をしていく時間がわずかしか残ってなかった。
父親の経営する会社の後引きの為に実家に戻らなければならない。2006-02-23 01:36:00 -
60:
主
今のままサッチャンを一人にするのはできない。
『実家に帰ろ』と俺が言うと『パパの後引く事にしたん?頑張って。』と笑う。2006-02-23 01:42:00 -
61:
主
『サッチャンは?』『ウチは自分の生活で頑張ってみる。』
俺は少し黙り『1ヶ月後に帰るし。しゃぁないし遊びに来たるしな』と言った。『ん。』と寂しそうに微笑んでいる。2006-02-23 01:50:00 -
62:
主
それから何日かし『シゲにソックリなホスト見つけてん。シゲを少し不細工にした感じ(笑)』とサッチャンは言い出勤前の俺に会わせた。
『似てるかも』俺とソイツは同時に言い見合った。2006-02-23 01:58:00 -
63:
主
『で、今日はソイツの店に?』俺の質問にサッチャンはシュンと頷く。『通うなよ』と言い途中迄一緒にTAXIに乗り各々店に向かった。
2006-02-23 02:04:00 -
64:
主
仕事が終わり家に帰ると既にサッチャンは寝ていた。
あっという間に日が絶ち、サッチャンもホストにハマッてる様子もなく安心して実家に帰った。2006-02-23 02:14:00 -
65:
主
実家に帰り仕事も忙しくサッチャンと連絡を取ったいなかった。
2006-02-23 02:17:00 -
67:
名無しさん
実家の今の生活に慣れ始めた頃サッチャンから電話があった。俺は父から少し離れ電話に出た。
『サッチャンやけど分かる?』『分かってるし(笑)どした?』『仕事中?パパ近くにおらん?』父が近くにいない事を確認しサッチャンは話し始めた。2006-02-24 02:19:00 -
68:
主
『あんな…シゲに似たホスト覚えてる?』
サッチャンはソイツと付き合い出していた。付き合う前はナンバー1にしたりと尽していたみたいだ。2006-02-24 02:22:00 -
70:
主
付き合い出し店に呼ばれず毎週休みは一緒に過ごしているようだ。
だけどサッチャンは『シゲに似てるから…付き合ったら違うねんもん』と…身内と他人。違って当然。2006-02-24 02:27:00 -
71:
主
サッチャンは身内への愛情に飢えている。執着するとこが違う。『サッチャン?一人の男として向き合わな。』『分かってる…けどなウチ人と価値観ズレてるんやって…自分を理解してもらえへん。』
2006-02-24 02:35:00 -
72:
主
『誰もが同じ価値観やったらオモロくないやん?サッチャンはサッチャンやねんし気にし過ぎ(笑)』と言い安心させたかった。
2006-02-24 02:38:00 -
73:
主
だがサッチャンは『誰も知らない所に行きたくて…』(えっ?!)戸惑う俺に続けて『今ウチ兵庫にいてるねん』て。俺は状況が理解出来ず『仕事は?』『……』無言が続く。
2006-02-24 02:44:00 -
74:
主
やっと口を開いたサッチャンは『一発屋…』(…はぁ?!えっ?!何で…)俺は頭が回らなく戸惑った。
2006-02-24 02:49:00 -
75:
主
『ウチ…クラブやと思って…年上に着いてってん…したら…』泣き出すサッチャン。俺は只、ひたすら今の状況を理解するのに必死だった。
2006-02-24 02:55:00 -
76:
主
サッチャンは過去にも一人になりたい。誰も知らない所に行きたい。そう言っては他県に住み出す事が何度かあった。
毎度その当時に遠距離してる彼氏らの家。本当に一人になるのは無理だった。2006-02-24 03:01:00 -
77:
主
『シゲの声聞いて安心した…ウチ明日帰る。』明日…サッチャンの誕生日…『明日な彼氏の店で知り合いらに祝ってもらうねん。』俺は気の利いた事も何も言えず相槌を打つのが精一杯だった。
2006-02-24 03:07:00 -
78:
主
知り合いに祝ってもらう…。俺はこの言葉が引っ掛かった。
友達ではなく知り合い…今サッチャンは人と接していても心は一人…。2006-02-24 03:11:00 -
79:
主
『ウチ今の彼氏好きになれんし別れる。何してんねん!!ウチ(笑)』無理して冗談っぽく言い続けて独り言のように呟いた。
『好きって何やろ?付き合うって何?分からん…感情こそ邪魔。まっいっか。』2006-02-24 03:18:00 -
80:
主
『サッチャン…。』俺は何も言葉が出て来なかった。『シゲ彼女は?』それを察してかサッチャンは話を変えた。『あ〜。おるで。』『まぢ?!ヤッタ(笑)幸せなりや。シゲは人を守れる心優しい子やし大丈夫やな♪』(…ホンマに心優しいんはサッチャンやん。自分を盾に人を守り損をしてるくせに)
2006-02-24 03:28:00 -
81:
主
親の離婚前でも…家事をするのはサッチャン。家事が済んだ頃に母が帰宅。1番上の姉が動き出す…。『何もせん子やな』サッチャンは事実も言わず怒られる。
すぐ殴る父…サッチャンは俺や姉がした事も自分がしたと言い殴られる。2006-02-24 03:38:00 -
82:
主
昔は要領が悪くトロいくせに善意ぶりやがってと見ててイライラしていた。
見た目は派手なギャルで悪い噂しかなかった。2006-02-24 03:43:00 -
83:
主
家族でさえもサッチャンと向き合う事がなかった。
試験でトップを取ろうが誉められる事はなく怒られてばっかりだった。
俺や姉は良い点取った事も無いのに『頑張った』て誉められていたのに。2006-02-24 03:54:00 -
84:
主
誰もサッチャンの本当の笑顔を見た事がない。
2006-02-24 03:58:00 -
85:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-24 03:59:00 -
86:
主
ラウンジで雇われママになり信頼出来る親友と彼氏が出来始めた時に初めて父に自分の感情を出した。
俺と父はサッチャンを理解しようとした。2006-02-24 04:02:00 -
89:
主 ◆.ChampionM
トリ付けてみました(>_>88さん→読んでくれて有難う。
今から更新します。2006-02-25 08:29:00 -
90:
主 ◆apIgStEvow
俺と父がサッチャンと向き合い冗談や真剣な話をした。家族なのに変な話…サッチャンは徐々に心を開いてくれた。
2006-02-25 08:34:00 -
91:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは笑顔で俺と父に接せるようになり信用してくれた。
2006-02-25 08:41:00 -
92:
主 ◆.ChampionM
それからはサッチャンの相談役や愚痴役になっていた俺…。
でもサッチャンを本当に救える程に経験も自信もなく何も言えない自分自身に腹が立った。2006-02-25 08:49:00 -
93:
主 ◆.ChampionM
サッチャンの誕生日当日…俺は仕事を終えサッチャンに電話した。
『はぁ〜い』サッチャンは元気よく出た。2006-02-25 08:53:00 -
94:
主 ◆.ChampionM
『誕生日おめでとう』『わぁ〜い♪ありがと』『帰って来たか?彼氏は?』『…さっきまで一緒におったで』俺はサッチャンが元気だと思ったが空元気だと気付いた。
2006-02-25 09:01:00 -
95:
主 ◆.ChampionM
『彼氏にな薔薇の花束もろてん…』サッチャンは生花が大嫌いだった。サッチャンは刺青がある。薔薇の刺青。
『生花は枯れる…刺青は枯れない…一時の物に興味がない』そうサッチャンが話していた。
2006-02-25 09:08:00 -
96:
主 ◆.ChampionM
『ゴミ箱に捨てた(笑)ウチ別れるわ。』サッチャンは何度か花束をプレゼントされた事がある。その度に花も男も捨てる。
たった一人を除き…ソイツは初めて信頼した彼氏(晃浩)。2006-02-25 09:24:00 -
97:
主 ◆.ChampionM
『晃浩から【おめでとう】って電話あってん…逢いたい。けど…あかん。今ウチ晃浩の事好きかも分からん。大事や思う。せやし今の中途なまんま晃浩とは会えん。こんなウチを今でも好きや言うてくれた。』電話越しでも泣いてるのが分かる。
2006-02-25 09:35:00 -
98:
主 ◆.ChampionM
『ウチ…風俗してホスト通って借金できて…アホな女の象徴や。分かってるけど寂しいねん。強くならな。』俺は黙って話を聞いた。
『姉ちゃん…頑張れ。』『初めて姉ちゃん言うたな(笑)頑張るわ。』
2006-02-25 09:49:00 -
99:
主 ◆.ChampionM
サッチャンの誕生日から8日後の俺の誕生日に【おめでとう】メールが来たきりサッチャンとの連絡が途絶えた。
2006-02-25 09:54:00 -
100:
主 ◆.ChampionM
更新量少ないかもやけど今日は ここらで失礼します。
2006-02-25 09:58:00 -
102:
新人
読んでます(´艸`)
頑張ってください♪2006-02-25 21:00:00 -
104:
主 ◆.ChampionM
俺は何度か電話をした。出ない。着信もない。そして携帯は繋がらなくなっていた。
誕生日が終わって3ヶ月が過ぎた残暑。知らない番号からの着信。2006-02-26 02:57:00 -
105:
主 ◆.ChampionM
出ると無言。『…もしもし?』ゆっくりと話し出す相手『…ずっと連絡せんでゴメン。』『サッチャン!?』『うん』今の状況を聞いた。
サッチャンは家を転々としていたようだ。
2006-02-26 03:05:00 -
106:
主 ◆.ChampionM
あれから色々な別のホストと付き合っていたらしい。『どうせホストやから。その場楽しましてくれれば良かった。誰でも…』サッチャンはあれから付き合ったホストは大嫌いだったと話す。『でも毎日の連絡…好き勝手に出来て都合が良かった。』と…そんなサッチャンが口癖のように言ってた言葉【誰かに側にいて欲しい。誰かに認めて欲しい。】きっと
2006-02-26 03:18:00 -
107:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは孤独と戦っていただろう。でも自分を甘えさしてしまった。本当に誰でも良かったのだ。疑似恋愛でも側にいてさえくれれば。
存在を認められたかのようになるのだろう。2006-02-26 03:23:00 -
108:
主 ◆.ChampionM
『ホストなら金で割り切れるやん?後腐れなく遊べる…好きとか付き合うとかの意味すら分からんし束縛や干渉されんのダルイし。利用し合うんが1番楽や。失う物も何もない。』…そう話すサッチャン。
2006-02-26 03:33:00 -
109:
主 ◆.ChampionM
(楽?じゃあ何故そんな寂しそうに悲しい声で話すん?誰でも良いんやないやん?ちゃんと人と向き合ってサッチャン自身が好きやと思える人に認めて欲しいんやん。)
俺が指摘せずともサッチャンは分かってるだろう。俺は何も言わなかった。2006-02-26 03:39:00 -
110:
主 ◆.ChampionM
そして今の男は大阪ミナミのホスト。ソイツ(ヒロヤ)の家に住んでるようだ。
今はホストにも行かず仕事もしていないのだと…。2006-02-26 03:47:00 -
111:
主 ◆.ChampionM
今に行き着く迄の間に自分で人を集め援交の斡旋をしていた金で生活していた。
俺はサッチャンに対し呆れ果てていった。2006-02-26 03:51:00 -
112:
主 ◆.ChampionM
『ヒロヤ仕事行ってるんやけど電話掛ってくる頃やし切るわ。怒られるねん。』この時にちゃんと話を聞いてあげてれば良かったと後悔する事になる。
サッチャンは自分自身の事も第三者のように受け取る。2006-02-26 04:00:00 -
113:
主 ◆.ChampionM
感情こそが邪魔だと言い笑う事もなくなり、取り戻し始めていた感情を出せずになっている事に俺は気付いていた。
サッチャンが昔付き合っていた男を亡くした時も涙も流さず無表情のままのサッチャンに『大丈夫?』しか言葉が出て来ずサッチャンの返答は『どうでも良い。遅かれ早かれ生きてたら死ぬんやし、興味がない。』と冷めた言葉で俺は自分の姉ながら背筋が凍った事を思い出した。
でも気付かないふりをした。2006-02-26 04:19:00 -
114:
主 ◆.ChampionM
今日の更新はここまでにします。
2006-02-26 04:21:00 -
115:
まゆみ
しおりん?
2006-02-26 20:23:00 -
116:
主 ◆.ChampionM
まゆみさん→しおり有難うp(^-^)q
今から更新します。2006-02-27 03:06:00 -
117:
主 ◆.ChampionM
それからサッチャンから何度か電話があった。俺は出なかった。
2006-02-27 03:09:00 -
118:
主 ◆.ChampionM
サッチャンと俺は違う生活の中で生きている。俺はサッチャンと向き合う事に疲れた。俺は弟で兄ではない…。
2006-02-27 03:15:00 -
119:
主 ◆.ChampionM
そんな俺の気持ちを知らずかサッチャンから何度も電話が鳴った。俺はイライラしながらも出た。
『あっ…ゴメン…あの…』(ん?サッチャンの番号やんな…)いつもと違ったサッチャンの喋りで俺は一瞬誰か分からなかった。2006-02-27 03:22:00 -
120:
主 ◆.ChampionM
『サッチャン?』『あ…うん。』『どした?何か変やで?』『あ〜…何も…ない…かな?』確実に様子がオカシイ。
『シゲ…元気…かな?って…思って?』2006-02-27 03:29:00 -
121:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは何かを隠す時は言葉の変な所で区切る。そして何故か喋りの最後が疑問系になる。
でもサッチャンが何をしていようと俺には関係ない。2006-02-27 03:34:00 -
122:
主 ◆.ChampionM
【関係ない】俺は言い聞かすように思った。
しかし血の繋がった兄弟…心を開かないサッチャンの荒れようも見てきた。俺が1番サッチャンを理解している筈。2006-02-27 03:41:00 -
123:
主 ◆.ChampionM
それから朝方にサッチャンから電話があった。何も喋らない。『もしもし?』返答が無い。『お〜い?』電話の向こうは何か凄く騒がしい。
俺は耳を澄ました。2006-02-27 03:46:00 -
124:
主 ◆.ChampionM
ゴォーン。ガタン。ドン。何かが打つ音。それと一緒に誰かの怒鳴り声…よく聞いても叫びに近い様な声で聞き取れない。周りの『辞めろ』って声が聞こえる。
2006-02-27 03:54:00 -
125:
主 ◆.ChampionM
『は?おい?』やっぱり返答がない。サッチャン喧嘩?ずっと騒音を聞いていた。『ツーツー。』電話はいきなり切れた。
掛け直したが電源が切れている。2006-02-27 04:03:00 -
126:
主 ◆.ChampionM
寝起きの俺はボーゼンとベッドに座り込んだ。『何やったんやろ?』俺は仕事に行く準備を始めた。
『目覚め悪っ!』2006-02-27 04:09:00 -
127:
主 ◆.ChampionM
俺はイライラした。でも気になった。鼓動が早かった。『サッチャン…もう心配かけんなよ。』俺は何回も電話を掛けた。
ずっと圏外。次第に不安が大きくなる。2006-02-27 04:14:00 -
128:
主 ◆.ChampionM
今日は この辺で(^-^)/
2006-02-27 04:16:00 -
129:
名無しさん
見てるでッ?
2006-02-27 16:38:00 -
131:
名無しさん
(´・ω・`)
2006-02-28 00:06:00 -
132:
まゆみ
しおりん?
2006-02-28 02:59:00 -
134:
主 ◆.ChampionM
3日後…『プルルル…プルルル』やっと繋がった!でも出ない。『プルルル…プルルル…プツ…ツーツー』(切られた?)俺は少し間を置いて連絡する事にした。
2006-02-28 08:20:00 -
135:
主 ◆.ChampionM
サッチャンと連絡が取れたのは、それから1ヶ月後の事だった。
『…シ…ゲ?』脅えたように小さな声で出た。2006-02-28 08:29:00 -
136:
主 ◆.ChampionM
『何かあったん?』何を聞いても無言が続く。『今何処?』『…』『今も大阪?』『…』『彼氏は?』『……グスッ…ヒック…』泣いてる?『どした?』俺はサッチャンが口を開くのを待った。
2006-02-28 08:42:00 -
137:
主 ◆.ChampionM
サッチャンはゆっくりと口を開く。ヒロヤに殴られ、どんどんエスカレートしていった事。頭を強く打ち付けられ何週間も嘔吐に悩まされた事。ほぼ監禁に近い状態だった事。怖くなり俺に電話してきた事。誰とも喋る事も出来ず電源を切ってしまった事。
2006-02-28 08:54:00 -
138:
主 ◆.ChampionM
サッチャンは事情を全部話し終えてから『パパに…殴られてた頃を思い出してヒロヤも愛してくれてるって勘違いした。けど家族と他人は違うなって…。今は様子を見て逃げるように戻ってきた。ヒロヤからの鬼電が怖い…』
2006-02-28 09:02:00 -
139:
主 ◆.ChampionM
俺の電話を切ったのも横にヒロヤがいたから怖かったのだと。ヒロヤ以外の男と喋る事も笑顔を見せる事も許されなかったのだ。そしてサッチャンが素を出さなかった事が1番の原因だったと話す。別れを告げれば殴られ…
2006-02-28 09:09:00 -
140:
主 ◆.ChampionM
俺には素を見せるサッチャンも他人にはCOOLで笑ってても目が冷めてる…本人も気付いてはいない。『ウチそんな目してるんかな?素って何なん?』『今から家行くわ。』俺はサッチャンの居場所を聞き出し車に乗り込んだ。
2006-02-28 09:18:00 -
141:
主 ◆.ChampionM
俺は焦る気持ちを抑え冷静さを保たせ車を走らせた。(サッチャン…)俺はサッチャンの過去の恋愛や悩み、行動を思い出しながら、色々と救える方法を考えた。分からない。
2006-02-28 09:25:00 -
142:
主 ◆.ChampionM
パーキングに車を止め、自販機でレモンティを買いサッチャンの家の前で電話を掛けた。『着いたで。』
-カチャッ-ドアがゆっくりと開く。2006-02-28 09:31:00 -
143:
主 ◆.ChampionM
そこには痣と傷跡が痛々しく残っているサッチャンが立っていた。
部屋に入りレモンティを渡した。レモンティを見て軽く微笑むサッチャン。2006-02-28 09:38:00 -
144:
主 ◆.ChampionM
(俺にまで…。)サッチャンの目が笑ってなかったのがショックだった。
-ポタッ-何かが垂れた?サッチャンの手首には真新しい傷が…血が流れ止まらない。2006-02-28 09:45:00 -
145:
主 ◆.ChampionM
今日の更新は ここで(^-^)/
2006-02-28 09:48:00 -
146:
まゆみ
しおりん?
2006-03-01 03:56:00 -
147:
主 ◆.ChampionM
まゆみsan→しおり有難う。
今から更新します。2006-03-01 22:08:00 -
148:
主 ◆.ChampionM
と思ったのですが用事ができたのでスミマセンm(_ _)m
2006-03-01 22:21:00 -
149:
主 ◆.ChampionM
『殺されるくらいなら…』サッチャンは冷ややかに言った。俺は手当てをしながら『死のうとしたん?』と尋ねた。『ううん』首を横に振り俺に手当てされた腕を見つめている。
2006-03-02 04:33:00 -
150:
主 ◆.ChampionM
『死にたい訳やなかってん。ただ疲れた。』トロイ喋りの欠片もなく淡々と喋るサッチャンの表情は哀しみも怒りも映り出されていなかった。
まるで何かに心を奪われた人形のように座って話し出した。2006-03-02 04:43:00