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最後の時間

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  • 1:

    AI

    やり残したこと、大切な人に伝えたい別れの言葉。
    生きてるうちには分からなかったたくさんの想いを、私は死を通じて初めて知った。

    でもね、私にはもう時間がない…。ごめんねみんな…ずっと生きてたかったんだよ。ずっと…。
    私と出会ってくれてありがとう。幸せを…ありがとう。

    2006-05-25 00:56:00
  • 2:

    AI

    『藍!なぁ藍!起きろや…なぁ…頼むから起きてくれや』

    私を呼ぶ声がした。静かに目をあけると、そこには泣き崩れる慎之助がいた。

    慎ちゃんの横には、お父さんもお母さんもお兄ちゃんもいて、みんな同じように泣いていた。

    2006-05-25 01:02:00
  • 3:

    AI

    『なぁなんでみんな泣いてんの?』

    私は不思議に思ってみんなに聞いた。だいたいここはどこ?そう思いながら周りを見渡すと、すぐに病院だと気付いた。

    私は腕に医療器具を繋がれ、口には酸素マスクがついていた。

    2006-05-25 01:06:00
  • 4:

    AI

    『なぁなんで泣いてんのってば!?』

    2〜3回問い掛けた。でもみんな黙ったまま私を無視して泣き続けていた。

    “なにかがおかしい”。そう気付いたのはそのすぐ後だった。

    2006-05-25 01:08:00
  • 5:

    AI

    『藍…頼む…起きてくれ…。もう絶対お前のこと泣かしたりせえへん…俺…ちゃんとマジメになるから…だから…頼む…』

    慎之助が泣いてる。マジメになるからって言いながら。よくゆうわ。女好きで浮気性のくせに。

    2006-05-25 01:12:00
  • 6:

    AI

    『慎やめろ…もうあかんねん…藍は…』

    泣いている慎之助の肩を抱きながら静かにそう言ったのは、お兄ちゃんだった。お兄ちゃん?何があかんの?

    『嫌や!絶対嫌や…俺…藍になんもしてやれんかったやん…幸せにしたるって約束したのに…』

    2006-05-25 01:16:00
  • 7:

    AI

    『慎しっかりしろ。藍はもう死んでもうた。ちゃんと現実と向き合わなあかんねん……ぅっ…っ』

    お兄は慎之助にそう言いながら声を殺すように泣いてた。

    『えっ?死んでもうた…って誰が?』

    2006-05-25 01:20:00
  • 8:

    AI

    私はわけが分からずにお兄と慎之助に聞いた。

    でも二人とも返事をしないまま泣き続け、それを見ながら隣ではお父さんとお母さんも泣いていた。

    静かな病室では泣き声だけが響いてる。私は分からなかった。なんでみんな泣いていたのかが。

    2006-05-25 19:20:00
  • 9:

    AI

    『一週間だけ時間をあげる』

    突然上からそんな声が聞こえて上を向くとそこには宙に浮いた男の人が私を見ていた。

    なんで…この人浮いてるの?まさか幽霊!?私は焦って跳び起きた。

    2006-05-25 19:25:00
  • 10:

    AI

    『えっ!?』

    私は思わず声をあげた。体が軽い。おかしいと思ってうしろを見ると、そこには眠っている私がいた。

    不思議なことに私は二人になっていたのだ。どうゆう…こと?

    2006-05-25 19:28:00
  • 11:

    AI

    『一週間だけ時間がある。それを過ぎるとお前はこの世から消えてしまう。だからそれまで精一杯念じろ。想いが強ければ相手にもお前の姿が見えるかもしれないから。悔いを残すな』

    焦っていた私に向かって、男はそう言ってきた。

    2006-05-25 19:32:00
  • 12:

    AI

    『ちょっと待って?どうゆうこと?消えるとか一週間とか意味が分からんねんけど』

    私は男に聞いた。

    『藤本 藍、お前は死んだんだ。霊魂は初七日までしかこの世にいることができない。すなわち消えてしまうということだ。そして俺はこの世とあの世を繋ぐ境界の番人だ』

    2006-05-25 19:37:00
  • 13:

    AI

    『はい?なんのネタよ』

    私は笑いが止まらなかった。だいたい私が死んでるわけない。みんなで私をハメようとして芝居してるんだ。

    『どっちでもいいが時間はあと一週間。タイムリミットまで168時間だ。なにかあれば俺を呼べ。「レン」と呼べばすぐにくる』

    2006-05-25 19:42:00
  • 14:

    AI

    『レン…?』

    私が聞き返した時にはもう男の姿はなかった。一体なに?168時間ってどういうこと?

    『なぁ慎之助ー今めっちゃ変なやつおったやん?あれって誰なん』

    2006-05-25 19:43:00
  • 15:

    AI

    そう言って慎ちゃんの肩に触れようとした時、私は一瞬息が止まった。
    な…んで…?

    私の手は慎之助に触れることができなかった。正確に言うならば体全体に色はあるのに透明人間のようになっていた。
    ようやく気付いた。おかしいのは私のほう?

    2006-05-25 19:48:00
  • 16:

    AI

    夢?これって夢…なんかな?急に怖くなった。

    立ち上がって歩いてみても誰も私を見ない。みんなまるで私がいないかのように私を無視する。

    お父さんもお母さんもお兄ちゃんも慎ちゃんも。…怖くなった。だってもう一人の私がそこに寝ているんだから。

    2006-05-25 19:53:00
  • 17:

    名無しさん

    2006-05-25 19:53:00
  • 18:

    名無しさん

    おもろそう?

    2006-05-25 20:37:00
  • 19:

    ゆき?

    めちャくちャ楽しそう??頑張ッて?!

    2006-05-25 22:45:00
  • 20:

    AI

    早速カキコミありがとう?頑張って書いていきます?

    2006-05-25 23:00:00
  • 21:

    AI

    『慎ちゃん…お母さん!お父さん!お兄!』

    私は大声で叫んだ。でもいくら名前を呼んでも誰も返事をしてくれず見向きもしてくれない。

    私…もしかしてほんとに死んでしまったん?ちょっと待ってよ…なんで…

    2006-05-25 23:02:00
  • 22:

    AI

    確か…あっ!そうや。私は慎之助の家から帰っててんやんな?
    それからどうしたんやったっけ?

    なぜかそこからの記憶がなかった。気付けばここにいてみんなが泣いていた。一体なにが起こったん?

    2006-05-25 23:05:00
  • 23:

    AI

    『藍…っ…ごめんな…俺が…ちゃんと送ってたらこんなことにはならんかったのに…ごめ…っ…』

    慎ちゃんはそこにいるもう一人の私の手を握りながら何度もそう言い続けていた。

    考えてみれば慎之助の泣いてる姿を見たのは初めてだった。

    2006-05-25 23:08:00
  • 24:

    AI

    慎之助とは付き合って二年と一ヶ月だった。慎之助は私より二つ年上の24歳で、どこにでもいそうな今風の男。
    私が19歳の頃から付き合っていた。
    私の親とも家族ぐるみの付き合いだったし、お兄ちゃんとは同じ年齢なせいかすごく仲がよかった。

    2006-05-25 23:12:00
  • 25:

    AI

    慎ちゃんとは花火大会で出会った。いわゆるナンパみたいなようなもので。

    当時慎ちゃんは21歳。今よりもずーっとチャラチャラしてた。その日は友達の手伝いでテキ屋を手伝いに来ていた。

    『ドラえもんのベビーカステラひとつください』

    2006-05-25 23:18:00
  • 26:

    AI

    私がそう言った時、じっと私の顔を見て15秒近く慎ちゃんは黙ってた。

    なんなんこの人?売る気ないん?不思議な感じだった。

    『あのぉ聞いてます?』

    2006-05-25 23:21:00
  • 27:

    AI

    『俺今ビビッときた』

    『はい?』

    なんなんこの人って思った。変な人やなぁって。慎ちゃんは初めて会った時からぶっ飛びキャラだった。

    2006-05-25 23:24:00
  • 28:

    AI

    『運命感じた、マジで。僕と付き合って下さい』

    そう言って慎ちゃんはテキ屋の中から出てきて、私の目の前まできた。私は状況が理解できず、放心状態だった。

    『藍!大丈夫?』

    2006-05-25 23:29:00
  • 29:

    AI

    そう言って私の背中をたたいたのは歩実だった。

    『あっ…うん』

    『マジで!?付き合ってくれんの!?』私の「うん」とゆう言葉を勘違いしたのかやたらと喜ぶテキ屋の男がそこにいた。

    2006-05-25 23:32:00
  • 30:

    AI

    『いえ…違うんです』

    『直人ー!俺ちょっと今日もう無理!お前一人で頼むわ』

    私の言葉に耳を貸さず、慎ちゃんは勝手に鉢巻きを取って店番をやめだした。するともう一人の男の人が、ひょっこり顔を出した。

    2006-05-25 23:35:00
  • 31:

    AI

    『慎!お前なぁ…勝手に店番放棄すん』

    『あっ!直くん』

    ひょっこり顔を出した人が慎ちゃんに何かを言おうとした時、隣にいた歩実がその人を見てそう言った。

    2006-05-25 23:38:00
  • 32:

    AI

    『あー!歩実やんけお前何してんねん久しぶりやなぁ元気か?』

    『直くんこそ元気やった?今日この子と花火見に来ててん。んでベビーカステラ買おうと思ってここきたらこの人が藍のことナンパしてさぁ(笑)ビビッときたとか言ってんねんって』

    2006-05-25 23:41:00
  • 33:

    AI

    『マジで?慎お前ナンパばっかせんとちゃんとマジメにカステラ焼けやぁ。ごめんなぁほんまこいつアホやから。こっから好きなん持っていき。金はいらんから』

    その人がそう言うと『ラッキー♪』と言って歩実が一番大きい袋のベビーカステラを取った。

    2006-05-25 23:46:00
  • 34:

    AI

    『なぁ歩実、どうゆう知り合いなん?』

    『ん?知り合いとかじゃないで。前にコンパした時に会ったことあるだけ』

    変な繋がりだなぁと思った。私ならコンパで一回会っただけの相手のことなんてすぐ忘れてしまうのに。

    2006-05-25 23:51:00
  • 35:

    AI

    『俺、桜井慎之助。名前…教えてもらっていい?』

    私と歩実の間に割り込んできて慎ちゃんは私にそう言った。

    『藍ぃゆっくり喋っといて。歩実ちょっと中手伝うわ。直くん!入ってもいい?』『えーでー』

    2006-05-25 23:55:00
  • 36:

    AI

    予想外の展開だった。でもピンときた。歩実もしかしてこの人のことやったんかな?

    前にコンパに行った話は聞いたことがあった。その時に一番いいと思った人がいたけど、番号を聞かれなかったから渋々そのまま帰ってきたと。

    2006-05-25 23:57:00
  • 37:

    AI

    『なぁ名前なんてゆうん?俺ほんまにさっきビビッときてん。マジやで?なんか運命ってほんまに感じるもんやねんなぁって分かった』

    あまりに必死こいて話し続ける姿を見て私は呆れて笑ってしまった。

    2006-05-26 00:00:00
  • 38:

    AI

    『藤本 藍。19歳O型の獅子座。これでいい?』

    『あ…ハイ!』

    私の言葉に元気よくそう返事をした慎ちゃんはめちゃくちゃニコニコしながら私をじっと見てた。

    2006-05-26 00:09:00
  • 39:

    AI

    ドキッ…

    私もふと何かを感じた。あれがビビッと運命を感じた瞬間だったのかは分からない。でも何故か私は、この人を好きになるんだろうなぁと直感した。

    根拠はないけどなんとなく…好きになるような気がした。

    2006-05-26 00:13:00
  • 40:

    AI

    ドカーンドカーンと夜空に鳴り響く花火の音。空一面に綺麗な花が咲いていた。キレー…

    慎ちゃんに初めて会った花火大会の日、私の心の中にも花が咲き始めていた。恋とゆう名の小さな花が…。

    2006-05-26 00:18:00
  • 41:

    AI

    出会いはナンパ。よくある話。でもありふれた日常の中で人と人とが出会って話をすることって凄いことだと思った。

    それまでお互いを知らなかった者どうしが、出会ってしまえば普通になってて。出会ったことが本当は奇跡みたいなものなのに。

    2006-05-26 00:25:00
  • 42:

    AI

    出会いなんてどんな形であれ出会いなんだよ。自分が生まれた時から出会う運命にある。

    仲のいい友達や、大切な恋人、気の合う仕事仲間や友達の友達…とか。

    どんな人も自分に出会う運命で、初めから決まってたことなんだ。

    2006-05-26 00:29:00
  • 43:

    名無しさん

    2006-05-26 00:29:00
  • 44:

    AI

    慎ちゃんとの出会いもそうなんだ。今なら分かるよ…。私は出会う運命だったんだ。

    前世や来世のことなんて私には何にも分からないけど、この世に生まれてきたのは慎ちゃんに会うためだったように思った。

    生きていても死んでしまっても、私の一番は慎之助だけだった…。

    2006-05-26 00:35:00
  • 45:

    AI

    『やっぱ藍ちゃんめっちゃ可愛い!浴衣』

    『浴衣が!?藍が可愛いんやろ!』

    こんなノリ突っ込みをしたのは花火大会の日から四日後の別のお祭りの時だった。私と慎ちゃんは結局あの日に付き合った。私は軽いわけじゃない。

    2006-05-26 00:47:00
  • 46:

    AI

    でも何故だかオッケーしてしまってた。自分でも気付かないうちに慎ちゃんに惹かれてたからだと思う。

    『はいはい。せやな。藍が可愛いって』

    『なんなんそれ(笑)めっちゃ適当やん』

    2006-05-26 00:51:00
  • 47:

    AI

    『適当ちゃうわ。藍めっちゃ好きやで』

    そう言って慎ちゃんはニッと笑った。この顔を見ると弱くなる。見てるだけで幸せな気持ちになる。

    慎之助の笑顔は私の元気のみなもとだった。大事な大事な大好きな人。私だけの大切な人。

    2006-05-26 00:55:00
  • 48:

    AI

    『なんなんこれ。どうゆうこと?有紀って誰なんよ!』

    『友達の女やって。いちいちうるさいな』

    付き合って五ヶ月の頃、慎ちゃんの悪いクセを初めて知った。女好きってことだった。

    2006-05-26 01:01:00
  • 49:

    AI

    慎ちゃんが寝ていた時に携帯が鳴った。メールを受信していたからちょっと見てみると、私は開いた口がふさがらなかった。

    昨日はありがとう?有紀めっちゃ楽しかった?また遊ぼうね?

    見知らぬ女からの一件のメールだった。

    2006-05-26 01:05:00
  • 50:

    AI

    『ほんまに友達の女なん?』

    『そうやってゆうてるやんさっきから』

    嘘をつき続ける慎之助にむかついた私は、その場でその有紀という女に電話をかけた。

    2006-05-26 01:07:00
  • 51:

    AI

    『はい』
    『あ、もしもし。慎之助の女やけど。あんた昨日こいつと会ったん?』

    『お前っ』
    電話をかけた私に気付いて慎ちゃんはオドオドしていた。

    2006-05-26 01:09:00
  • 52:

    AI

    『は?慎くん女おらんって言ってたけど。彼女おったんや。ほんじゃもう関わらんから。切るで』

    有紀という女はそう言って一方的に電話を切った。逆にムカついた。

    『慎ちゃんどうゆうこと?女おらんってゆって遊んでたんや?』

    2006-05-26 01:12:00
  • 53:

    AI

    『ごめん。弁解しようがないわな…ごめんなさい。ちょっと遊んだだけやねん。もう絶対せえへんから。俺が好きなんはお前だけやねん』

    『黙って』

    『藍ごめんって…』

    2006-05-26 01:14:00
  • 54:

    AI

    『知らんわあんたなんか。冷めたわもう』

    『ごめんな…藍。もう絶対せえへんから』

    初めて浮気をされた時、私は慎ちゃんを見切れなかった。結局好きな気持ちのほうが強くて最後には許してしまってた。

    2006-05-26 01:17:00
  • 55:

    AI

    でも慎ちゃんの女好き、女遊びは派手だった。

    何回浮気されてたか分からないぐらいで。そのたびに泣いたり怒ったりしてた。でも最後は結局許してしまう。

    好きになったほうの負けだった。私は慎ちゃんが好きだったから。きっと私のほうが慎ちゃんを好きでいた。

    2006-05-26 01:19:00
  • 56:

    AI

    本当に私のことを好きなんかな?

    いつからか私はよくそんなことを考えるようになっていった。慎ちゃんは私と付き合ってるのに何で他の女と遊んだりするんやろう?って。

    でも変な自信も少しはあった。

    2006-05-26 01:22:00
  • 57:

    AI

    なんだかんだいっても記念日とかイベントごとは、いつも私の喜ぶことを考えてやってくれてた。

    やっぱり慎之助の一番は私なんやって自信があった。いくら遊んでても最後は結局私のとこに帰ってくる。付き合いが長くなるにつれてそうゆう気持ちが生まれてた。

    2006-05-26 01:25:00
  • 58:

    AI

    でも慎ちゃんの女遊びのくせはずっと変わらないままで、時々やっぱりイライラして喧嘩にもなった。

    『もうお前だるい。いちいち干渉してくんな』

    『ほんじゃあもう別れよ。藍だってこんな浮気男と付き合ってられへん』

    2006-05-26 01:31:00
  • 59:

    AI

    それが慎ちゃんとの最後の会話だった。別れ話をしてた。いつものような喧嘩の延長だった。

    喧嘩してムカついて慎ちゃんの家を飛び出した。

    それが慎ちゃんとの最後の別れになるなんて知らずに…。

    2006-05-26 01:38:00
  • 60:

    名無しさん

    2006-05-26 01:39:00
  • 61:

    AI

    まさか自分が死ぬなんて思ってもみなかった。
    いつものように喧嘩して…明日にはまたいつもみたいに仲直りして…って思ってた。

    それなのに最後に交わした会話が喧嘩だなんて…最後になるなら喧嘩なんてしたくなかったよ…

    2006-05-26 01:53:00
  • 62:

    AI

    『俺…絶対許さん。なにが通り魔やねん…絶対この手で殺したる』

    病室では泣きながら慎之助がそう言っている。通り魔?な…にそ…

    あ……そうや。私…喧嘩して慎ちゃんち飛び出して帰ってる途中に後ろから…

    2006-05-26 01:57:00
  • 63:

    AI

    何故だか一瞬で鮮明に思い出した。急に後ろから刺されたんだ。何回も何回も背中を刺された。

    めっちゃ痛かってんな…だから叫ぶこともできひんかった。で、気付いたらここにいた。

    2006-05-26 02:01:00
  • 64:

    AI

    あ…そっか…私…

    ほんまに死んだんや…

    だから慎ちゃんに触れることもできひんかったんや。だからみんな私のこと見てくれへんねや。だからそこにもう一人の私がおるんや…

    2006-05-26 02:13:00
  • 65:

    AI

    涙が溢れてきた。

    『なぁ…慎ちゃん!藍はここにおるねん!こっち見てよ…お母さん…藍ここにおんねん…』

    まるで一人だけ別世界にいるようだった。正確にゆうなら本当に別世界にいた。

    2006-05-26 02:17:00
  • 66:

    AI

    この世とあの世の境界。どっちでもない静かな世界。誰も私が見えないんだ。

    そこにはみんながいるのに私だけは一人ぼっち。なんで?私…何か悪いことした?

    つい何時間か前までは私もあの空間にいたはずなのに。なんでよ…

    2006-05-26 02:20:00
  • 67:

    AI

    あ…さっきの男…名前レンやったっけ?呼んだら現れるとか言ってたやんな?

    『レン…』

    あまりの孤独感に耐えられず、私は騙されたと思って彼の名前を呼んでみた。

    2006-05-26 02:22:00
  • 68:

    AI

    『どうした?』

    男はすぐに現れた。私はびっくりした。急に目の前に現れたからだ。

    『あの…私ほんまに死んだんですか?今なら間に合うとかじゃないの?すぐそこに体もあるやん』

    2006-05-26 02:24:00
  • 69:

    AI

    『無理だ。お前の霊魂と体はもう分離してしまった。戻ることは100%不可能だ。あと残り167時間、どうするのか自分でよく考えろ。できることなら力を貸してやる』

    『167…時間?』

    さっきより1時間減ってる。ってことはこうしてるうちにも私がこの世にいられる時間は着々と減っていってるってこと?

    2006-05-26 02:32:00
  • 70:

    AI

    一分一秒をこんなに大切に感じた瞬間は初めてだった。ムダにできない…。

    『でも私に何ができるん?誰にも見えへんし話すことだってできひんやん!』

    『俺はこの境界でたくさんの人間を見てきた。想いが強ければできないことはなかった。本当に相手に見えてほしいと思えば見える。話したいなら話せる。想いの強さだ』

    2006-05-26 02:38:00
  • 71:

    AI

    『想いの強さ…』

    『そうだ。お前の想いの強さと相手の想いの強さが合わさった時、境界を越えてこの世に霊魂が戻ることができる。だから伝えたいことがあったりするなら強く願え』

    この世とあの世の境界、そしてその境界の番人レン。私の目の前にはありえない異空間が存在していた。

    2006-05-26 02:46:00
  • 72:

    名無しさん

    ?しおり?

    2006-05-26 03:41:00
  • 73:

    名無しさん

     

    2006-05-26 10:02:00
  • 74:

    名無しさん

    2006-05-26 11:14:00
  • 75:

    AI

    『レン…あなたは何者なん?番人って何をする役目の人なん?』

    『俺はこの世とあの世を結ぶ境界の世界の人間だ。いわば神様の使いのようなものだ。死んだら天国や地獄があるって聞いたことあるだろ?』

    『うん…』

    2006-05-26 11:34:00
  • 76:

    AI

    『本当はそんなもの存在しないんだ。死んだらみんな同じあの世へいく。そして生まれ変わりを待つんだ。人間はずっとその繰り返しで生まれてきて死んでまた生まれ変わる。でも、前世での記憶は全て消されてしまう。真新しい人間になるためだ』

    2006-05-26 11:38:00
  • 77:

    AI

    『それっていつ生まれ変わるん?また日本の女の子に生まれ変われんの?』

    『それは分からない。全て神様が決めることだ。異国の人間に生まれ変わるかもしれないし、ひょっとしたらまた同じ国の同じ性の人間に生まれ変わるかもしれない。でもこればっかりは俺にも分からないんだ』

    2006-05-26 11:41:00
  • 78:

    AI

    ありえない現実を私はただ黙って受け止めるしかなかった。

    『じゃああなたは?なんでこの世でもあの世でもなくどっちでもないこの境界にいてるん?生まれ変わらんかったん?』

    『俺にも分からない。ただ生まれてきたのがこの境界だったんだ』

    2006-05-26 11:44:00
  • 79:

    AI

    『この境界にはレン一人しかいてないの?』

    『たくさんいるよ。お前には見えないだろうが』

    確かに見えない。

    2006-05-26 11:46:00
  • 80:

    AI

    『俺達にはこの世からあの世へ霊魂を連れていく役割があるんだ。でもこの世に未練や強い猜疑心を持ったままだとあの世は受け入れてくれない。
    168時間たっても自分の死を認めない者は、あの世にも行けずこの境界にもいられなくなる』

    2006-05-26 11:49:00
  • 81:

    AI

    『どういう意味?ほんじゃ魂はどこにいくの?』

    『ずっとこの世に残されるんだ』

    私はよく分からなかった。でもふと思い出した。生きていた時によく聞いた幽霊の話や心霊写真のこと。

    2006-05-26 11:53:00
  • 82:

    AI

    『この世に残されたらどうなんの?』

    『ずっと…この世をさまよい続ける。生まれ変わることも成仏することもできずにずっとさまよい続けるんだ。誰にも見えないし誰とも話せない。永遠に一人だ』

    永遠に…一人?

    2006-05-26 11:56:00
  • 83:

    AI

    『だからタイムリミットまでにこの世への未練を断ち切らなければいけない。自分の死を受け入れてあの世へいく準備をするんだ』

    死を…受け入れる…?
    私ほんまに死んだんや。夢にしてはリアルすぎひん?

    2006-05-26 11:59:00
  • 84:

    AI

    『お前この男のことが好きだったんだろ?』

    レンは慎ちゃんを指差して私にそう言った。私は少し黙ったままうなずいた。

    『お前には残酷かもしれないが、この男にもこれからの人生がある。今この男は苦しんでるんだ。自分のせいでお前が死んだと自分を責めている』

    2006-05-26 12:02:00
  • 85:

    AI

    慎ちゃんが苦しんでる?

    『お前はこの男のせいで死んだのか?』

    『違う!慎ちゃんのせいなんかじゃない…見たこともない知らん男が…私のこと殺した…だから慎ちゃんのせいじゃない』

    2006-05-26 12:05:00
  • 86:

    AI

    『だったらお前はこの男にそれを伝えなければならない。でないとこの男は一生自分を責め続けることになるんだ。お前が死んだ後も、この男は何十年とゆう時間を生きていかなければならない。その人生を暗いものにさせたくないだろ?』

    人生…?慎之助の人生…

    2006-05-26 12:13:00
  • 87:

    AI

    一緒に生きていくはずだった。私は慎ちゃんとずっと一緒に生きていくはずだった。

    『結婚しよう』
    なんて冗談でしか言われたことなかったけど、いつか絶対に私は慎ちゃんのお嫁さんになるんだって…そう思ってた。

    2006-05-26 12:17:00
  • 88:

    AI

    約束なんてなかった。でもきっといつか私達は結ばれるんだって信じてた。

    喧嘩して怒っても、悔しくて泣いた時も、それでも慎ちゃんが好きだった。

    自分でも情けないぐらい慎ちゃんにベタ惚れやった。

    2006-05-26 12:20:00
  • 89:

    AI

    でも私は死んでしまった。慎ちゃんのいる世界から消えてしまったんだ。

    だったらどうなんの?私がいなくなった後、慎之助は長いこの先の人生をどうやって生きていくん?

    当然恋だってするやんな?結婚だってするかもしれん。《私以外の“誰か”と》

    2006-05-26 12:24:00
  • 90:

    AI

    怖くなった。涙が止まらなくなった。

    慎ちゃん、藍ここにおるねんで…お願い…こっち向いてよ…

    すぐそばにいる慎ちゃんに抱きつこうとした。でも私の体はやっぱり慎ちゃんには触れることができなかった。

    2006-05-26 12:26:00
  • 91:

    AI

    『嫌や…ぁ…っ』

    涙が止まらない。ただ私は泣き続けた。

    『慎、とりあえず行こ。殺人事件やから警察も来てるみたいやねん。お前にも一応藍が帰った時間とか色々聞かなあかんねんて』

    2006-05-26 12:30:00
  • 92:

    AI

    お兄ちゃんが慎ちゃんにそう言った。

    『嫌や!藍は死んでない!俺がそばにおったら生き返んねん!』

    慎ちゃんはそう言ってその場から動かなかった。お兄ちゃんやお母さん達は、黙って泣きながら出て行った。

    2006-05-26 12:32:00
  • 93:

    AI

    シーンとしてた。慎ちゃんは泣きながら私の手を何度も何度も握っていた。

    『…なぁ藍。お前なんで手冷たいねん…なんで目あけて俺のこと見てくれへんねん…なぁ…頼むわ…目あけてくれや…』

    『慎ちゃん!藍ここにいてるよ!そばにおるねんで!』

    2006-05-26 12:37:00
  • 94:

    AI

    私は精一杯大きな声で叫んだ。でも慎ちゃんには聞こえていないようだった。

    『俺もう絶対浮気なんかせえへんから…お前のこと幸せにするから…だからもっかいだけチャンスくれや…いつもみたいに笑ってや…藍…っ…』

    2006-05-26 12:39:00
  • 95:

    AI

    大好きな慎ちゃんが壊れそうなぐらい悲しい目をしてた。

    私の前で一回も泣いたことなんてなかった。いつも強気でおちゃらけてるとこしか見たことなかった。

    浮気者でちゃらんぽらんで逆ギレが得意の慎ちゃんやった。そんな慎ちゃんが死んだ私に向かって必死こいて泣きながら何度も何度も話し掛けてる…。

    2006-05-26 12:43:00
  • 96:

    名無しさん

    2006-05-26 12:44:00
  • 97:

    AI

    初めて見た慎ちゃんのこんな姿。
    生きてる時に見せてくれたらよかったのに。死んでから見るなんて皮肉やわ…

    だってもう私は慎ちゃんに触れることもできひん。好き!って言って抱き着くこともできひん。
    泣きやみって言って涙をふいてあげることも…できひんねん。

    2006-05-26 12:47:00
  • 98:

    AI

    人をこんなにも愛しく思ったことはなかった。
    生きてた時には分からなかった感情を初めて感じた。生きてるってめっちゃ幸せなことやってんな…

    生きてたら好きな人に好きって言える。抱きしめることだってできる。いつもみたいに喧嘩だってできんのに…

    2006-05-26 12:50:00
  • 99:

    AI

    最後の夜、なんで喧嘩なんてしたんやろ…
    もう二度と会われへんようになるって分かってたら…言いたいこといっぱいあったのに。

    幸せやったよって。慎ちゃんが好きやったよって。今までありがとうって。
    ちゃんと言いたかった。

    2006-05-26 12:52:00
  • 100:

    AI

    慎ちゃんと会えてよかったって…伝えたかった。

    嫌なとこもいっぱいあるけど、泣かされたりもしたけど、でもなんだかんだゆっていつも優しかった。

    毎月の記念日にはいつも『藍のほしいもん買ったるわ。でも一万以内やで』ってケチくさく笑ってプレゼントしてくれてた。

    2006-05-26 12:56:00
  • 101:

    名無しさん

    頑張れ?

    2006-05-26 13:02:00
  • 102:

    AI

    付き合ってから毎月もらってた慎ちゃんからのプレゼント。
    もうこれから先、増えることはないん?ケチくさく『一万以内やで』って笑ってくれへんの?

    当たり前のように慎ちゃんがいつもそばにいた。
    慎ちゃんの笑顔が大好きやった。でもその笑顔が今は見えへん。泣き崩れる慎ちゃんしか…見えない。

    2006-05-26 13:09:00
  • 103:

    AI

    『藍…お前が好きやねん…お前じゃないとあかんねん…お前が…俺の全部やねん…死なんといてや…頼むから…一人にせんといてくれ…っ…ぅっ…』

    見ていられなかった。あんなに強い慎ちゃんだったのに今はこんなにも変わってしまった。

    2006-05-26 13:13:00
  • 104:

    AI

    慎ちゃん。藍初めて分かった。

    私愛されてたんやね。

    慎ちゃんにちゃんと愛されてたんや…

    2006-05-26 13:15:00
  • 105:

    AI

    もう泣かんといて…。
    慎ちゃんには笑顔が似合うねん。藍な、慎ちゃんの笑った顔がほんまにめっちゃ好きやった。

    初めて会ったあの日から…ずっとずっと慎ちゃんの笑顔が大好きやった。
    ほんまやで?慎ちゃんは私の一番大事な人やねん。

    2006-05-26 13:19:00
  • 106:

    AI

    心の中でそう想った時、慎ちゃんの涙が止まった。

    『藍…』

    慎ちゃんはそう言って私を見た。そこに寝ている死んだ私ではなく、霊魂になってしまった私を。びっくりした。まさか見えるなんて思ってもみなかったから。

    2006-05-26 13:21:00
  • 107:

    AI

    『慎ちゃん!?見えんの?藍が見えるん?』

    『見える…ってか何してんねんお前!?』

    慎ちゃんには笑わされた。幽霊に向かって何してんねんって…どんな会話よ。だいたい怖くないの?

    2006-05-26 13:24:00
  • 108:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-05-26 13:42:00
  • 109:

    名無しさん

    2006-05-26 15:35:00
  • 110:

    名無しさん

     

    2006-05-26 17:06:00
  • 111:

    名無しさん

    ???

    2006-05-26 21:16:00
  • 112:

    名無しさん

    あげゾウ・?・

    2006-05-26 22:57:00
  • 113:

    名無しさん

     

    2006-05-27 00:31:00
  • 114:

    名無しさん

    2006-05-27 12:39:00
  • 115:

    名無しさん

    ?

    2006-05-28 03:33:00
  • 116:

    名無しさん

    絶対おもしろぃ??

    2006-05-29 01:49:00
  • 117:

    名無しさん

    終わり?

    2006-05-29 14:01:00
  • 118:

    AI

    すいません(>__

    2006-05-29 22:10:00
  • 119:

    名無しさん

     

    2006-05-30 08:44:00
  • 120:

    名無しさん

    楽しみにしてマス???

    2006-05-30 19:33:00
  • 121:

    名無しさん

     

    2006-05-30 22:52:00
  • 122:

    名無しさん

    まだ?早くヨみたいからお願い?

    2006-06-01 21:50:00
  • 123:

    名無しさん

    2006-06-10 13:51:00
  • 124:

    名無しさん

    2006-06-10 13:59:00
  • 125:

    名無しさん

    ???

    2006-07-02 00:38:00
  • 126:

    名無しさん

    2006-07-02 01:09:00
  • 127:

    名無しさん

    ???

    2007-02-22 19:07:00
  • 128:

    名無しさん

    続きかいて

    2007-02-22 21:13:00
  • 129:

    名無しさん

    泣く

    2007-02-23 01:23:00
  • 130:

    名無しさん

    あげ?

    2007-02-23 13:14:00
  • 131:

    名無しさん

    あげぇ??

    2007-02-24 13:48:00
  • 132:

    AI

    まだこの小説残ってたんや…?
    久しぶりにのぞいてびっくりした?書いていきますね?

    2007-02-25 02:00:00
  • 133:

    名無しさん

    ??

    2007-02-26 23:46:00
  • 134:

    名無しさん

    あさって書く と書いておきながら、ずっと放置。
    まだ残ってたんや って、作者として発言おかしいで!!

    2007-02-27 01:23:00
  • 135:

    名無しさん

    待ってるよー??

    2007-02-27 01:35:00
  • 136:

    名無しさん

    これと似た話なかった?

    2007-02-27 01:48:00
  • 137:

    名無しさん

    あった!!まりかちゃんのやつちゃん?

    2007-02-27 06:35:00
  • 138:

    AI

    『藍、死んじゃってんて。嘘みたいな話やけど…ほんまみたい』

    あたしが慎ちゃんにそう言うと、慎ちゃんは少し黙っていた。

    『でも俺にはお前が見えるしお前は死んでも俺のそばにおれるんやろ?だったらそれでええんちゃうん』

    2007-02-27 13:36:00
  • 139:

    AI

    慎ちゃんはそう言った。気づけば慎ちゃんの涙は止まってた。

    『慎ちゃん…藍に触れてみて?』

    あたしがそう言うと慎ちゃんは立ち上がってあたしのところへ来て抱きしめようとしてくれた。でも、やっぱり慎ちゃんはあたしに触れることはできなかった。

    2007-02-27 13:41:00
  • 140:

    AI

    『引いたやろ?』
    『え?全然…』

    慎ちゃんはそう言っていたけど、びっくりしてたように見えたし明らかに動揺してた。
    きっとあたしが本当に霊なんだと思ったと思う。

    2007-02-27 14:04:00
  • 141:

    AI

    『藍のこと気持ち悪くないん?慎ちゃんおばけとか怖がってたやん』

    遊園地に行った時だって慎ちゃんは絶対にお化け屋敷には入ろうとしなかった。テレビで心霊現象の番組を見るといつだってすぐにチャンネルを変えてた。

    『怖ないわ。藍やねんから…』

    2007-02-27 18:11:00
  • 142:

    名無しさん

    放置しておいて弁解も言い訳もしないのかよ

    2007-02-27 23:22:00
  • 143:

    名無しさん

    続き書いてくれてるねんから別にいーやん、ヤイヤイ言わんと見守ろうや。

    2007-02-28 00:17:00
  • 144:

    AI

    ━━藍やねんから━━

    慎ちゃんの言葉は、あたしを今いる怖い世界から少しだけ救ってくれたような気がした。

    本当は怖かった。本当は寂しかった。本当は…慎ちゃんに抱きしめられたかった。慎ちゃんの温もりに…包まれたかった。

    2007-02-28 02:40:00
  • 145:

    AI

    『なんしか藍が近くにおるならそれでいいわ。俺はお前が死んでもなんも変わらん。好きってゆう気持ちだって変わらんから』

    慎ちゃんはあのニッと笑った顔で優しくそう言った。

    『ほんまに?ほんまに慎ちゃんずっと藍のこと好き?』

    2007-02-28 02:44:00
  • 146:

    AI

    『当たり前やん』

    慎ちゃんの言葉を聞いて、あたしは涙が止まらなかった。

    言わなければならないことが…何故か言えなくなった。あたしに残された本当の時間。あの世へと消えてしまうまでの最後の時間。慎ちゃんと過ごすことのできるあと僅かな時間…。

    2007-02-28 02:48:00
  • 147:

    AI

    慎ちゃんに話すとどんな顔をするんだろうとか…なんて言うんだろうとか…
    たくさんのことを考えると言い出すことができなかった。
    あたしが死んでも幽霊になっても…そばにいるならそれでいいと言った慎ちゃん。

    そんな慎ちゃんと本当のサヨナラをしなくちゃいけないんだ。でもね、慎ちゃん?残された最後の時間は笑って過ごしたい。笑った顔の慎ちゃんをずっと見てたい。

    2007-02-28 02:54:00
  • 148:

    AI

    『じゃあ…藍ずーっと慎ちゃんのそばにおる』

    精一杯の笑顔で…あたしは嘘をついた。大ッキライな嘘を…ついた。

    果たせない…守れない約束をした。でもね、慎ちゃん?藍は嘘やとは思ってないよ。この世から藍が本当にいなくなってしまっても、きっと藍は慎ちゃん…あなたをずっと大好きです。

    2007-02-28 03:00:00
  • 149:

    名無しさん

    ?

    2007-02-28 12:22:00
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