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雨の日

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  • 1:

    沙羅

    初小説書かせてもらいます。下手ですが頑張って最後まで書きたいと思います。

    2006-02-26 15:31:00
  • 201:

    沙羅

    しばらくして泣き止んだあたしは、亮に向かって『ごめんなさい』と言葉にして言った。
    亮はあたしを優しく抱き締めてくれて、こう言った。          
    亮『次はおそろいのブレスレットにしよか!ブレスやったらずっとつけてられるしな!』
    沙羅『うん♪』
    亮『じゃあ、今度の休み一緒に買い物行こか』

    2006-04-30 02:45:00
  • 202:

    沙羅

    沙羅『行く〜楽しみぃ!』あたしは何時の間にか知らぬ間に笑顔になっていた。          
    沙羅『亮?沙羅もう亮を困らせなくない。沙羅これからは強くなる!』
    亮『気にすんな!沙羅はそのままでいたらいい』
    沙羅『嫌や!沙羅強くなるもん!』

    2006-04-30 02:49:00
  • 203:

    沙羅

    亮『無理はせんでいいねん、言いたい事はちゃんと言わなあかんで!?わかったか?』
    沙羅『わかった』
    亮は我慢されるのが嫌な人だった。
    昔付き合った人が我慢して強がってて、亮はそれに最後まで気付いてあげれなくて。結局一緒に過ごした日々がまるで偽りの様だったらしい。
    中身のない付き合いだったって言っていた。

    2006-04-30 02:53:00
  • 204:

    沙羅

    亮はいつもあたしに『我慢せず言葉にしてみ?』って言うのが口癖だった。
    その言葉はまるで魔法の言葉のようで、背伸びしなくていいんやで?って言われてるような気がして、あたしはその言葉で救われていたのかもしれない。
    それは、亮の優しさだった。
    亮は本当の優しさを持つ人

    2006-04-30 02:59:00
  • 205:

    名無しさん

    書いてえ??

    2006-05-02 01:18:00
  • 206:

    沙羅

    それから一週間後。亮はあたしにブレスを買ってきてくれた。あたしは嬉しくて笑顔になる。亮もそんなあたしを見て笑顔だった。
    亮は仕事の時も、ずっとブレスを付けていてくれた。あたしもずっと付けていた。あたしにとってそれはお守りだった。亮に会えない時もあたしを元気にしてくれる。

    2006-05-06 00:23:00
  • 207:

    沙羅

    季節は秋。亮の仕事が少し落ち着いて、一緒に過ごす時間が前よりも増えて、あたしは嬉しかった。
    しかし、それは束の間の休息。
    冬になれば、亮は忙しくなる。クリスマスライブ。カウントダウンイベント。
    年が明けてからは、すぐに全国ツアー。
    相変わらず亮の今後のスケジュールは大忙しだった。

    2006-05-06 00:25:00
  • 208:

    沙羅

    年末になると会えない時間が増えるため、あたしに淋しい想いをさせるからと言って、亮はこの時期にあたしを旅行に連れていってくれた。二人っきりで旅行するのはこれが初めての事だった。
    おいしい料理を食べて。温泉に入って、のんびりと過ごした。
    ゆっくりと流れる時間に、あたしは確かな幸せを感じていた。

    2006-05-06 00:28:00
  • 209:

    沙羅

    東京に戻ってからも色々な場所へ二人で出掛けた。
    なぜか普通のカップルになった気がしてあたしは嬉しくて幸せだった。
    亮と過ごす一日があたしには、とても大切だった。
    たまに喧嘩もしたけど、この二ヵ月間は、あたしにとって毎日が喜びに満ちていた。そんな風に二ヵ月はあっという間に過ぎていった。

    2006-05-06 00:40:00
  • 210:

    沙羅

    12月。街はクリスマス前で、いつもよりにぎやかになる。
    街に流れる音楽もクリスマス一色だった。
    この日は、たかしくんとあゆさんとあたし達で鍋パーティーをした。
    みんなでスーパーで買い物をして、たかしくんとあゆさんの住むマンションへ迎う。

    2006-05-06 00:56:00
  • 211:

    沙羅

    マンションでは亮とたかしくんはゲームに夢中だった。 あたしとあゆさんはキッチンで鍋の用意をしていた。        
    あゆ『亮ちゃん優しいな』沙羅『え?』
    あゆさんがいきなり、何の前触れもなく言うからあたしはビックリした。

    2006-05-06 00:59:00
  • 212:

    沙羅

    あゆ『だって、さっき、買い物してた時も荷物とか持ってくれたり、沙羅ちゃんの手つないだりしてたじゃん!いいな〜』
    あたしは恥ずかしくなった。
    沙羅『あっ、あれは沙羅が鈍臭いからいつもしてくれるんですよ!手つないでなかったら迷子なる!とか亮は思ってるみたいで!笑』あたしは照れ隠しするようにそう言った。
    でも実際そうだ。亮はいつもあたしが迷子になるとか車にひかれそうになるとか、いつも言ってた。
    あゆ『亮ちゃんらしいね』あゆさんは笑いながらそう言った。

    2006-05-06 01:03:00
  • 213:

    沙羅

    沙羅『いつも子供あつかいされるから嫌ですよ〜↓』あゆ『沙羅ちゃんはさ、亮ちゃんと結婚とか考えてないの?』
    沙羅『え?まだ早いですよ〜なんでですか?』
    あゆ『そうだよね〜。まだ沙羅ちゃん若いもんね!』そう言い小悪魔チックな笑顔を見せるあゆさん。

    2006-05-06 01:06:00
  • 214:

    沙羅

    結婚か……
    そう言えば、そんな事考えた事なかったかも…亮と一緒にいれるだけで幸せやし…。
    たかし『あゆ〜?まだ?』お腹をすかした子犬みたいな顔で、たかしクンがこっちを覗きこんでそう言った。あゆ『もうすぐだよ!』
    この日は、みんなで鍋を囲み楽しいお喋りとお酒と音楽の中で騒いでいた。

    2006-05-06 01:11:00
  • 215:

    沙羅

    みんなお酒が入って出来上がっていく。あたしは元キャバ嬢なのに四人の中で一番お酒が弱かった。
    あたしはあゆさんに日本酒を飲まされて、かなり酔っていた。
    しばらくしてみんなダウンしていった。たかしくんが一番最初に自分の部屋に眠りにいった。
    あゆさんとあたしと亮だけで喋っていた。

    2006-05-06 01:15:00
  • 216:

    沙羅

    あゆ『最近たかしっち、すぐ寝るのよ〜』
    あゆさんはトロンとした目をして淋しそうにそう言った。そして次の瞬間泣き出した。
    沙羅(えっ?)って思った瞬間、亮を見たら亮は爆睡していた。
    あゆ『亮ちゃんはいいな〜たかしっち優しくないんだ…』泣きながら遠い目をして話すあゆさんをあたしはずっと慰めていた。
    きっと、あゆさんもたかしくんと、もうすぐ離れ離れになるから辛いんだ…

    2006-05-06 01:19:00
  • 217:

    沙羅

    そこから記憶がない。
    気付けばあたしとあゆさんは抱き合って眠っていた。次の日、目を覚ますと、激しい頭痛があたしを襲った。
    キッチンへ行くとあゆさんが食事を作っていた。
    あゆ『沙羅ちゃんおはよー♪』
    昨日とはまるで別人のあゆさんがそこにいた。

    2006-05-06 01:28:00
  • 218:

    沙羅

    沙羅『おはようございます』
    あゆ『たかしっちと亮ちゃんはまだ寝てるよ♪』
    しばらくして、たかしくんと亮が眠そうな顔でキッチンへ来た。
    みんなであゆさんが作ってくれた朝食をとり、亮とあたしはたかしくんとあゆさんに別れを告げ、マンションを後にした。

    2006-05-06 01:31:00
  • 219:

    沙羅

    家に着いてからシャワーを浴びて、この日は亮と二人っきりでベットでだらだらと過ごした。
    あたしはいつもより亮にくっついていた。
    亮は優しくあたしの頭を撫でてくれていた。
    亮『沙羅はいい子やな!』優しい目をした亮があたしにそう言った。

    2006-05-06 22:43:00
  • 220:

    沙羅

    沙羅『どーしたん?』
    あたしは嬉しかったけど、わざと冷静にそう答えた。亮『たかしトコは大変らしいわ…。』
    沙羅『何が大変なん?』
    亮『あゆの束縛がきついんやて、たかしがしんどがっててな…』
    沙羅『え?あゆさんが?』あたしはビックリした。

    2006-05-06 22:45:00
  • 221:

    沙羅

    亮『年末俺ら忙しくなるやん?それが原因かはわからんけど毎日喧嘩らしい』
    沙羅『そうやったんや…』あたしは昨日のあゆさんの涙を思い出していた。
    亮『沙羅に淋しい想いさせるけどいい子にしててな』沙羅『うん!亮もな!』

    2006-05-06 22:54:00
  • 222:

    名無しさん

    ??

    2006-05-08 19:18:00
  • 223:

    名無しさん

    しぉり??

    2006-05-09 00:18:00
  • 224:

    沙羅

    ?&しおりぁりがとぅござぃます??

    2006-05-09 02:00:00
  • 225:

    沙羅

    亮『あっ、それとクリスマス一緒に過ごされへんくてごめんな』
    沙羅『うん。しゃーないやん♪』
    亮『沙羅?…』
    沙羅『ん?』

    2006-05-09 02:02:00
  • 226:

    沙羅

    亮『愛してる』
    亮は照れながらそう言った。
    沙羅『沙羅も☆』
    あたしはそう答えて亮に抱きついた。
    もうすぐ離れ離れになるのにあたしは正直実感がなかった。離れていても亮とあたしは繋がっていられる様な自信みたいなものがあったから。

    2006-05-09 02:03:00
  • 227:

    沙羅

    ☆クリスマス☆
    朝から仕事へ出かる亮をあたしは元気に見送った。
    街はカップル達で彩られる。幸せそうに歩く恋人達の中、あたしは一人歩いていた。すれ違うカップルを亮とあたしにかさねたりしながら帰宅した。
    夕方、マンションに戻ると花束が届いた。
    それは亮からだった。

    2006-05-09 02:14:00
  • 228:

    沙羅

    亮の優しさにあたしは感動した。
    しばらくして亮からの電話が鳴る。
    沙羅『はい☆』
    亮『花届いた?』
    沙羅『うん!ありがとう♪めっちゃ嬉しい!』

    2006-05-09 02:16:00
  • 229:

    沙羅

    亮『そっか、よかった。』電話の向こうの亮は嬉しそうにそう言った。
    電話をきってからすぐに亮からメールが届いた。
    〔一緒に過ごせなくてごめんな。沙羅のサンタになりたかったわ…↓外歩いたらカップルだらけでマジへこむけど、頑張るわ☆〕
    亮のメールにあたしは嬉しくなりすぐに返事をする。〔沙羅のサンタさんは亮だけやよ♪沙羅をこんなに幸せにしてくれるのは亮だけやから☆ライブ頑張ってなo(^-^)o〕

    2006-05-09 02:18:00
  • 230:

    沙羅

    年が明けて亮はツアーの為に全国各地を旅していた。あたしは相変わらずな毎日を過ごしていた。
    亮は毎日あたしに電話をくれた。
    まるで付き合う前の二人に戻ったみたいで新鮮だった。たまに二日間だけ帰って来てくれたりもした。
    でも、またすぐに仕事。
    そんな日々を過ごしていた。

    2006-05-09 03:53:00
  • 231:

    沙羅

    ある日、ツアーも後半になる二月。
    着信♪亮♪
    沙羅『もしもし♪』
    亮『沙羅?明後日は横浜やから家から迎うから今から帰るわ〜!』
    あたしは突然の亮の言葉に驚いた。それと同時にとても嬉しい気持ちになった。

    2006-05-09 03:56:00
  • 232:

    沙羅

    慌てて部屋を掃除して亮の帰りをソワソワしながら待っていた。
    〔ガチャ…〕
    玄関の音が鳴ってあたしは急ぎ足で玄関にむかった。玄関には荷物を抱えたサングラス姿の亮がいた。
    沙羅『おかえり〜♪』
    あたしはまるでパパの帰りを待っていた子供みたいに亮に抱きついた。

    2006-05-09 03:59:00
  • 233:

    沙羅

    亮『ただいま♪』
    亮の優しい声と腕があたしを包みこんだ。
    サングラスを取った亮はニッと可愛い照れ笑いをした。
    そして、この日はまったり過ごした。
    あたしは久しぶりに会えたのが嬉しくて一人で喋っていた。嬉しい事、最近あった出来事。亮は優しい目をしてあたしの話をちゃんと聞いてくれた。

    2006-05-09 04:01:00
  • 234:

    沙羅

    そしてあたしにこう言った。
    亮『沙羅。淋しかったんやな。』
    沙羅『えっ?』
    あたしは一瞬言葉をなくした。自分では気付いていなかった…?いや、気付かないふりをしてたのかな…?あたし淋しかったんや…
    亮はあたしが気付かないあたしの気持ちまで理解してくれていた。

    2006-05-09 04:04:00
  • 235:

    沙羅

    この日は亮の話よりあたしばっかり喋ってた。
    次の日。休みの亮は夕方まで眠っていた。
    あたしは亮を起こさずにいた。スヤスヤと眠る亮はとても可愛くて、あたしは見ているだけで癒されていた。
    あたしは、亮が眠っている間に買い物へ出かけ、夕食の準備をはじめる。

    2006-05-09 04:07:00
  • 236:

    沙羅

    その時、亮が眠る寝室から携帯の着信が鳴っていた。♪〜♪〜♪〜♪〜♪
    あたしは亮を起こす為、寝室へ行き、亮の枕元の携帯を何気なく見た。
    ディスプレイが光っていてそこにはあゆと言う名前が出ていた。
    (えっ!?あゆってたかしくんのあゆさんなんかな…?亮とあゆさんって連絡先知ってたん?いつから?)

    2006-05-09 04:09:00
  • 237:

    沙羅

    ………。
    着信音が鳴り止んだからあたしは、またキッチンに戻った。
    (それとも…違うあゆさん??まさか、また地方の女の子…?)
    あたしの頭の中はさっき見た〔あゆ〕の文字でいっぱいだった。

    2006-05-09 04:12:00
  • 238:

    沙羅

    しばらくして、眠たそうな顔の亮が起きてきた。
    亮『寝すぎた〜』
    沙羅『おはよう。』
    あたしは料理を作りながら亮にそう言った。
    亮『あっ!俺今日夜ちょっと用事できたから帰ったら飯食うから、置いといて。ごめんな』

    2006-05-09 04:23:00
  • 239:

    沙羅

    そう言い亮はシャワーを浴びに行った。
    あたしは変な胸騒ぎがした。でも今一緒に居れる時間に亮と喧嘩をするのが嫌だった。だからあたしは我慢した。
    シャワーから出た亮は出かける準備をしていた。
    沙羅『何処いくん?』
    あたしは冷静ぶってそう聞いた。

    2006-05-09 04:26:00
  • 240:

    沙羅

    亮『たかしと、スタッフの人と三人でちょっと打ち合せしなあかんなってな』
    沙羅『そうなんや…』
    亮『なるべく早く帰ってくるから、ごめんな』
    そう言い亮はあたしにキスをした。

    2006-05-09 04:28:00
  • 241:

    沙羅

    沙羅『わかった〜いってらっしゃい!』
    あたしは無理に明るくそう言い、亮を見送った。
    亮が出て行ってからあたしはまた不安になった。
    急に静まり返った部屋は、まるで夢から覚めた様な現実みたいだった…

    2006-05-09 04:33:00
  • 242:

    沙羅

    急に淋しさが襲う。
    それは、あたしが亮を疑っていたからだ。
    一緒に居てわかる。なんか変…
    亮の表情が頭に浮かぶ。
    あたしの心は、さっきからずっと雲に覆われているみたいにモヤモヤしていた。

    2006-05-09 04:37:00
  • 243:

    沙羅

    あたしは心を落ち着かせたくて窓を開け、外の冷たい空気を吸った。
    それでも、少しも心は晴れなかった。
    テーブルの上には、さっき作った料理がラップを被って並んでいた。
    いつもより何故が時間がゆっくり流れている気がした。
    あたしは鳴らない携帯をずっと見つめてる。まるで病気みたいに…

    2006-05-09 04:41:00
  • 244:

    沙羅

    時計の針の音だけが部屋中に響いていた。
    そして、あたしはパソコンの前に立ち亮達のHPをひらいていた。
    そこには信じられない情報が書いてあった。
    スケジュールをクリックする。今日のスケジュールにたかしくんはピンで名古屋でのイベントが入っていた。
    (さっき亮は、たかしくんとスタッフと会うと言い出かけたのに…)

    2006-05-09 17:57:00
  • 245:

    沙羅

    あたしはパニックになる。ねぇ?亮は今何処に誰といるの…?
    その時あたしの携帯が鳴った。
    着信♪亮♪
    沙羅『はい』
    亮『遅くなってごめんな。今から帰るわ』

    2006-05-09 18:04:00
  • 246:

    沙羅

    沙羅『わかった。お風呂の用意しとくな』
    あたしは、普通に答えた。気になるけど…真実はまだわからないし…
    しばらくして亮が帰ってきた。
    沙羅『おかえりなさい♪』亮はあたしが作ったご飯を『おいしい』と何度も誉めておいしそうに食べてくれた。

    2006-05-09 18:07:00
  • 247:

    沙羅

    沙羅『打ち合せってライブの打ち合せしてたん?』
    亮『…ん?そうやで』
    亮の様子が少し変だった。でもあたしはそれ以上つっこんだ話をしなかった。
    そして、亮はお風呂に入った。あたしは食事のかたずけをしていた。
    テーブルの上を見ると、亮の携帯が無造作に置いていた。

    2006-05-09 18:55:00
  • 248:

    名無しさん

    2006-05-09 20:12:00
  • 249:

    沙羅

    あたしは気になった。
    ゆっくりと携帯電話に近づく。しばらく眺めて、あたしは亮の携帯を開いてしまう。今にも心臓が飛び出そうになる。
    見てはいけないと思う気持ちと、気になると思う気持ちがあったが、気になる気持ちのほうが勝ってしまっていた。

    2006-05-12 04:55:00
  • 250:

    沙羅

    あたしの手は震えていた。あたしは着信とリダイアルのボタンを押す。そこにはやはり、〔あゆ〕と言う文字があった。
    あたしは自分の携帯に登録されたあゆさんの番号と、その番号を確認する。
    それは一致した。
    そしてあたしはメールのボタンを押した。

    2006-05-12 04:57:00
  • 251:

    沙羅

    そこには、さっきと同じあゆていう名前があった。
    あたしは恐る恐るそのメールを開いた。すると驚くべき内容が…
    〔今日は急に呼び出してごめんね。亮ちゃん大好きだよハート〕
    あたしは目を疑った。何かの間違いじゃないかと思い、このメールを何度も何度も読み返す。
    アドレスはあゆさんのものだった。

    2006-05-12 04:59:00
  • 252:

    沙羅

    そしてあたしは携帯を閉じた。震えが止まらなくてパニック状態だった。
    少し気持ちを落ち着かせようと自分に言い聞かせてもあたしの震えは止まらなかった。
    (亮は今日あゆさんと会っていたの…?)
    あたしはその場にしゃがみ込む。
    神様…もしいるのならこれが夢でありますように…

    2006-05-12 05:02:00
  • 253:

    沙羅

    胸が熱くて、苦しすぎて心臓の音がまるで喉の近くからしている様だった。
    あたしはその場で放心状態になる。
    しばらくして、亮がお風呂から出てきた。
    あたしは震えは止まらなくて、亮と顔を合わせたくなくて、トイレに駆け込んだ。
    なんで?あゆさんと亮は会ってたん?なんで?あたしに内緒なん?なんで?嘘ついたん?大好きって何?

    2006-05-12 05:04:00
  • 254:

    沙羅

    あたしの頭の中はそんな言葉でいっぱいだった。
    これは、きっと何かの間違い!あたしは自分に一生懸命言い聞かせる。でもその度にあの受信メールが脳裏に浮かび上がってくる。
    亮『沙羅〜?』
    その時亮の声があたしを呼んだ。

    2006-05-12 05:07:00
  • 255:

    名無しさん

    続き気になる?

    2006-05-12 12:36:00
  • 256:

    沙羅

    あたしはトイレから出て亮のところ恐る恐るむかう。沙羅『トイレ行ってたぁ』あたしの声は少し震えていた。
    亮『どーした?しんどいんか?』
    青ざめたあたしの顔を見て心配そうにあたしの顔をのぞきこむ亮。
    沙羅『うん。ちょっと風邪気味かも…』とあたしは嘘をついた。

    2006-05-13 02:20:00
  • 257:

    沙羅

    亮は明日ライブだった。
    あたしは亮を嫌な気分にさせて仕事に行かれるが嫌だったから嘘をついた。
    亮『後片付けは俺がするから、沙羅はもう休み?』
    あたしは先に眠る事にした。

    2006-05-13 02:22:00
  • 258:

    沙羅

    キッチンから亮が片付けをする音が聞こえていた。
    しばらくして亮はあたしのところへ来た。
    亮『大丈夫か?』
    沙羅『うん…』
    あたしは目を瞑ったまま、そう答えた。

    2006-05-13 02:25:00
  • 259:

    沙羅

    亮の顔を見たら今にも泣いてしまいそうになるから…          
    沙羅『亮に風邪うつったら嫌やから今日沙羅一人で寝る…』
    亮『心配すんな。俺はタフやから大丈夫や』
    そう言い亮は腕枕をしてくれた。
    この夜、あたしは一睡もできなかった。隣で眠る亮を眺めながら声を殺して泣いていた。

    2006-05-13 02:28:00
  • 260:

    沙羅

    そして朝になった。どんなに辛い夜でも日は登り朝を運んでくれる。
    あたしは朝食を作っていた。
    亮『おはよう!沙羅もう大丈夫なんか!?』
    亮は心配そうにあたしにそう言った。
    沙羅『うん。だいぶマシになったよ♪』

    2006-05-13 02:31:00
  • 261:

    沙羅

    二人で朝食を取り、お昼には亮は横浜のライブ会場へむかった。
    亮を無事に見送ったあたしは気が抜けたのか、ベットに倒れこむかの様に眠った。
    目が覚めたのは夕方だった。あたしはベットから出ないで一人で考え込んでいた。あたしの心は病気だった。このモヤモヤを消し去りたくてどうしょうもなくて、一人で悶々と考えてもきりがなかった。

    2006-05-13 02:37:00
  • 262:

    沙羅

    そして、あたしは大阪の麻緒に電話をした。
    沙羅『麻緒?』
    麻緒『沙羅久しぶりやん』相変わらず元気な麻緒の声を聞くと、何故かあたしは安心した。
    沙羅『ちょっと相談聞いてほしいねん。今いける?』麻緒『全然いけるで♪今、丁度暇やってん。どーしたん?』
    あたしは昨日の出来事を麻緒にすべて話した。

    2006-05-13 02:41:00
  • 263:

    沙羅

    麻緒『やってしまったな〜携帯は絶対に見たらあかんで!』
    麻緒が言いたい事はすぐにわかった。
    昔、まだあたしが亮と出会う前に麻緒が店長の携帯を見て大喧嘩になって麻緒はすごく悩んだ事があった。沙羅『見るつもりなかってんけどやってしまった↓』麻緒に言われてあたしは大きな罪悪感を感じた。
    麻緒『そうなんや…』
    沙羅『このメールの内容麻緒やったらどう思う?』

    2006-05-13 02:44:00
  • 264:

    沙羅

    沙羅『携帯見たって…?』麻緒『…言うしかなくない?』
    沙羅『うん…』
    麻緒『だってずっと隠し通せる?絶対しんどいで?』沙羅『そうやんな…』
    麻緒『でも、そのあゆって女だいぶキモイな。こそこそ人の男と連絡取ってさ。今まで怪しいと思わんかったん?』
    沙羅『うん…。』

    2006-05-13 02:53:00
  • 265:

    沙羅

    そう言えばよく、あゆさんは亮の事を優しいとかうらやましいとか言ってたな…         
    麻緒『 自分の男おらん時に亮ちゃん呼び出すとかあきらかおかしいやろ…』
    麻緒の言葉を聞いていたらあたしの中のあゆさんが天使から悪魔に変わっていった…。
    でもホンマにそうなんかな?

    2006-05-13 02:57:00
  • 266:

    沙羅

    あたしは、あゆさんを悪く思いたくなかった。
    悪気はなくて何か特別な理由があったんじゃないかと思っていた。
    たぶんそう思いたかったんだと思う。
    麻緒に話を聞いてもらいあたしは亮と話さなきゃ解決しない事に気付いた。

    2006-05-15 23:56:00
  • 267:

    沙羅

    けど、勝手に携帯を見た事を亮に言うのが恐かった。亮はどんな顔をするだろう…?きっと悲しむのかな?それとも怒るのかな?あたしには想像できなかった。          
    沙羅『麻緒ありがとう頑張って言ってみる。』
    麻緒『うん頑張りや?なんかあったら、いつでも電話してきてや?聞く事しか出来へんけど、一人で抱え込んだらあかんで?』

    2006-05-16 00:32:00
  • 268:

    沙羅

    沙羅『うん。ありがとう』あたしは麻緒の優しい言葉に感謝した。
    今は信じる事しかできない。亮の帰りを待つ事しかあたしにはできない。
    ねぇ?亮?あたし達はもうこの時から変わりはじめたのかもしれないね…
    もっと、あたしに信じる力があれば、もっと強くなれたなら、その力で戦う事ができたなら、今でもそんな夢ばかり見てしまう…

    2006-05-16 00:34:00
  • 269:

    名無しさん

    あげッ?

    2006-05-17 00:55:00
  • 270:

    名無しさん

    あげ??

    2006-05-18 03:37:00
  • 271:

    沙羅

    そして、亮のツアーが終わった。
    長いツアーを終え亮はこの日帰ってくる。
    あたしは亮にすべてを話す覚悟をしていた。
    この日、亮はライブの打ち上げのため夜遅くに帰ってきた。
    慌ただしく玄関を明ける音がした。そこにはひどく酔っ払いの亮が玄関でしゃがみ込んでいる。

    2006-05-18 20:28:00
  • 272:

    沙羅

    亮『た〜だいま〜』
    なんとかあたしは亮をベットまで運ぶと亮はすぐに爆睡した。
    あたしは亮の態度に少しむかついた。あたしはあんなに毎日悩んでいたのに…。次の日、お昼まで亮は眠っていた。
    あたしは起こさずにいた。亮『おはよう〜頭痛い…』寝起きの亮は辛そうな顔で起きてきた。

    2006-05-18 20:46:00
  • 273:

    沙羅

    沙羅『昨日大変やったわ』あたしはすねた様に亮にそう言った。
    亮『ごめん。飲み過ぎた』そう言い亮はシャワーを浴びに行った。
    しばらくしてシャワーから出てきた亮は上半身裸のまま、あたしを後ろから抱き締めた。
    亮の大きな腕に包まれていると心地良くて、安心できて、あたしの中にある不安も全部消し去ってくれればいいのに…

    2006-05-18 20:48:00
  • 274:

    沙羅

    亮『ただいま』
    亮は優しい声でそう言い、あたしの頬にキスをした。沙羅『おかえり…』
    そして亮はあたしの前に回って
    亮『淋しかった?』
    と、優しい目をしてそう聞いた。

    2006-05-18 20:51:00
  • 275:

    沙羅

    沙羅『聞かんかってもわかってるくせに…』
    亮の優しい目を見ると胸が苦しかった…
    シャンプーの甘くて優しい香りが部屋中を包みこみ、何故かとてもなつなくなる。
    この日は亮はあたしに、たくさん話をしてくれた。
    ライブの話、地方の話、これからの夢や目標の話。

    2006-05-18 20:58:00
  • 276:

    沙羅

    嬉しそうに話す亮の横顔はとても生き生きしていて今のあたしにはそれを見てると辛くなる。
    亮『今度またライブ見に来て!!』
    沙羅『うん…でも一人とか緊張するな…』
    亮『あゆと一緒に来たらいいやん♪』
    沙羅『…うん…』

    2006-05-19 03:24:00
  • 277:

    沙羅

    亮『沙羅?どーした?』
    沙羅『…。亮?は、あゆさん…と仲良いの…?』
    亮『たかしの彼女やから仲良いと言われたらいいで』沙羅『二人で会ったりする事とかはある?』
    亮『…いや、それはないかな…どーした?』

    2006-05-19 03:28:00
  • 278:

    沙羅

    沙羅『ごめん…』
    亮『え?…』
    沙羅『携帯、勝手に見てしまったねん…』
    亮『えっ?今日か?』
    沙羅『…横浜のライブの前日に…ゴメン…』

    2006-05-19 03:30:00
  • 279:

    沙羅

    亮『……』
    あたしは恐くて亮の顔を見れずにいた。
    亮『何で見たん?』
    亮はそう言って深いため息をつく。
    沙羅『見るつもりはなかったねんけど…着信鳴ってる時にあゆさんの名前が出てたから、気になって…』

    2006-05-19 03:34:00
  • 280:

    名無しさん

    最初から一気に読みました??∀???頑張って書いて下さい??

    2006-05-19 05:56:00
  • 281:

    沙羅

    284さんへ読んでくれてぁりがとぅござぃます? 
    読み返すと字とか間違ぃだらけですが?頑張ります?

    2006-05-20 00:47:00
  • 282:

    沙羅

    亮『……』
    沙羅『あの日あゆさんと会ってたん?』
    亮は無言でうなずいた。
    沙羅『二人で…?』
    亮『うん…』

    2006-05-20 00:49:00
  • 283:

    沙羅

    沙羅『何で隠してたん?』あたしの声はいつの間にか震えていた。
    亮『沙羅に心配させたくなかった…』
    あたしは亮の言葉が理解できなかった。
    沙羅『隠すって怪しいから隠すんじゃないん?』

    2006-05-20 01:53:00
  • 284:

    沙羅

    亮『……』
    沙羅『二人っきりで何で会ってたん?』
    亮『あゆはたかしとの事で悩んでたんや。、精神的にもかなり病んでて…それで相談のってた…』
    沙羅『…なんで?なんで?亮に相談するん?相談やったら沙羅にも出来るやん』

    2006-05-20 02:02:00
  • 285:

    沙羅

    亮『あゆからしたら、沙羅よりも俺のほうが付き合い長いからな。』
    沙羅『でも、相談とかって普通は女の子の友達にするんちゃうん?おかしい…』亮『あゆも、沙羅と一緒で地方出身やから東京で知り合いって俺らしかおらんねん。』
    沙羅『そんなん地元の友達とかに電話で相談できるやん。亮に相談するとかやっぱり、おかしいよ…』

    2006-05-20 02:08:00
  • 286:

    名無しさん

    あげ?

    2006-05-20 13:23:00
  • 287:

    沙羅

    ↑あげぁりがとぅござぃます??更新します?
              
    いつの間にかあたしの目から涙があふれ出ていた。
    亮の言葉はさっきからずっと、あゆさんをかばっている様で、あたしは悲しかった。亮のその目には今はあゆさんが映っている様な気がしてどうしょうもない程胸が痛い…

    2006-05-26 17:55:00
  • 288:

    沙羅

    亮『……』
    沙羅『なんで?亮さっきからあゆさんをかばうの?』
    亮『あゆとは友達や。友達が悩んでたから、相談に乗っただけや。』
    沙羅『相談やったら電話でもメールでも出来るやん!二人で会う必要ないやん。もういい。もう、亮の事信じられへん!』

    2006-05-26 17:58:00
  • 289:

    沙羅

    あたしは、そう言い玄関に向かい部屋を飛び出した。そしてエレベーターに乗り込む。
    亮は追い掛けてきたけどあたしは無視してエレベーターのボタンを押した。
    下りていくエレベータの中であたしはしゃがみ込みながら泣き崩れた。
    涙がポロポロと、とめどなく溢れ出て止まらなかった。

    2006-05-26 18:01:00
  • 290:

    沙羅

    亮は沙羅の彼氏でしょ?
    あたしはいつの間にか亮に依存していたのかもしれない。
    亮があたし以外の誰かに優しくする事があたしには耐えられなかった。
    あたしだけを見てほしい。何処にいても離れていても…

    2006-05-26 18:12:00
  • 291:

    沙羅

    あたしはあてもなく歩いた。途中雨が降ってきたが、ずぶ濡れでもよかった。
    雨は嫌いだけど、今はそんな雨があたしにとても優しかった。
    全身の力がまるで抜けるようにあたしは立っている事も辛くてその場でしゃがみこむ。
    いつもより静まりかえった景色にただ雨の音だけが響いていた。

    2006-05-26 18:55:00
  • 292:

    沙羅

    その時あたしの名前を呼ぶ亮の声がした様な気がした。
    その瞬間、頭上から降る雨がやんだ。
    あたしは空を見上げた。
    そこにはブルーの傘があたしの真上にあった。
    振りかえるとそこには、傘を持った亮が立っていた。

    2006-05-26 20:35:00
  • 293:

    沙羅

    亮『ごめん…』
    亮は一言だけそう言い、あたしの腕をつかみ家の方向へ歩いていく。
    あたしの意識は少しモウロウとしていた。
    ただ、冷たくなったあたしの手が亮の暖かい手にあたためられていく。
    何も話さずに、ただあたしに歩幅を合わせて歩く亮の横顔がとても冷たくて見えた。

    2006-05-26 20:41:00
  • 294:

    沙羅

    部屋に着いてからも亮は何も言わずに、あたしにバスタオルを渡した。
    あたしの体は冷たくなっていた。涙と雨でずぶ濡れのあたしはまるで捨て猫みたいだった。
    (ねぇ?亮は今何を思ってるの?)
    部屋に飾っている二人で撮った写真やプリクラが少し前までの二人で過ごした幸せな時間を思い出させて、せつなくなる。

    2006-05-27 00:56:00
  • 295:

    沙羅

    亮は窓の外の雨を見ながら煙草に火をつける。
    しばらく沈黙が続く…。
               
    そして、亮は窓の外を眺めながらため息をついた後、重い口を開いた。
    亮『実は、あゆな、たかしの子供を妊娠してたんや』

    2006-05-27 14:03:00
  • 296:

    沙羅

    あたしは驚いて言葉が出なかった。
    続けて亮は話しだした。
    亮『たかしには内緒にしてて、産むか堕ろすか迷ってて結局、俺らがツアー中に一人で病院行って堕ろしたみたいで、精神的にもかなりまいってた…』
    沙羅『……』

    2006-05-27 14:06:00
  • 297:

    沙羅

    亮『横浜のライブの前日にあゆからその事聞いて、たかしも仕事やったし、それで会いに行ったんや。』
               
    あたしの頭はパニックになる。
    言葉が見つからなかった。

    2006-05-27 14:09:00
  • 298:

    名無しさん

    2006-05-28 05:15:00
  • 299:

    沙羅

    あたしは泣いているあゆさんを思い出していた。
    その横には亮がいて。
    亮はあゆさんを優しい目で見つめたの?
    その腕で優しく抱き締めたの…?
    でも、あゆさんにはたかしくんがいるのに、沙羅には亮しかいないのに…

    2006-05-28 19:14:00
  • 300:

    沙羅

    ねぇ?あたしの本音は言えないよ。あたしは今、自分の事しか考えれない…。
    亮『黙っててゴメン…』
    亮の言葉にあたしは小さく頷いた。
    沙羅『もう、いいよ。』
    あたしは偽善者かもしれない。本音じゃない事を言葉にしていた。

    2006-05-28 19:16:00
  • 301:

    沙羅

    もう、あゆさんとは会ってほしくない…
    これがあたしの本音だったのに、本当は亮に聞きたい事が山ほどあるのに…
    あたしは強がった。
    大人ぶりたかったのかもしれない。

    2006-05-28 19:20:00
  • 302:

    沙羅

    沙羅『それと、携帯勝手に見てしまってゴメン…』
              
    亮『うん…不安にさせた俺にも責任あるし、もういいよ』
    本当はあたしの心の中は窓の外の様に雨だった
    でも、表面上はまるで晴れの様に振る舞った。

    2006-05-28 19:23:00
  • 303:

    沙羅

    止まない雨はないと言う言葉があるが、あたしの雨はこれからも長く降り続ける事になるとは、この時のあたしには想像できなかった          
    何もなかった様に朝が来た          
    雨もすっかり止んで、眩しく光る太陽が顔を出す。
    あたし達は前と変わらない毎日を過ごしはじめた。

    2006-05-28 19:27:00
  • 304:

    名無しさん

    2006-05-29 01:38:00
  • 305:

    沙羅

    あたしは自分に嘘をついていた。 
    あゆさんとの事を、あの日以来、口にする事はなかった。
    そうする事が大人なんだと勘違いしていた。
    些細な事で喧嘩をする事が多くなっていった。その度にあたしは亮を疑う様になっていった。
    少しずつお互いの目に見えない何かがずれていった。一緒にいても落ち着けなくなっていった。

    2006-06-17 18:01:00
  • 306:

    沙羅

    ねぇ?亮?あたしは子供だったね。
    一番大事なモノを守れる力があたしにはなかったよ。亮の優しさが大好きだったのに、いつの間にか亮の優しさを不安に感じる様になっていった。
    それでも、まわりから見たあたし達は前と変わらずに仲良く見えてただろう…。オフの日には二人で買い物に出かける。前みたいに手を繋いで。

    2006-06-17 18:05:00
  • 307:

    沙羅

    あたしは亮を失いたくなかった。どんなに一人で苦しくてもあたしには亮しかいなかったから。
    そんなふうに月日は過ぎていった。
    でも、ある日何かが完全に壊れてしまった事に気付いた。
    もしかしたら気付かないふりをしていたのかもしれない。

    2006-06-17 18:13:00
  • 308:

    沙羅

    亮を疑う気持ち、亮を許せないあたし。
    昔みたいに心から笑い合えない二人。
    亮のいない場所で泣くあたし。
    亮と喧嘩をした時に気付いた。信じるという気持ちがいつの間にかあたしの中から消えていた。

    2006-06-17 18:15:00
  • 309:

    名無しさん

    この小説切ないけどなんか好き?ガンバッテね??

    2006-06-19 01:12:00
  • 310:

    沙羅

    313さんへ?ありがとうございます?頑張ります?

    2006-07-03 03:11:00
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