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1:
香純 ◆awsXK/rFYk
今日から書きます?わかりにくいかも知らん∪おもンないカモや|ナど頑張って書くんでよろ∪<お願い∪ます??
2005-11-30 03:16:00 -
2:
香純 ◆awsXK/rFYk
昔から
親戚などが集まると
よく言われた。
父に甘える姿を見てか
それとも
ただの冗談のつもりか。
「香純ちゃんは
猫みたいな子やねぇー。
甘えるの上手で
気まぐれで。」
あた∪はそんな風に
親戚達にからかわれるのが大嫌いだった。
2005-11-30 03:27:00 -
3:
香純 ◆awsXK/rFYk
なぁあんたも
いつか言うてたね
なぁ・・
けんちゃん・・
2005-11-30 03:37:00 -
4:
香純 ◆awsXK/rFYk
「なぁー知ってるか?
犬は人になつくんやで。
猫は家になつくんやて。
家なかったら
猫は誰にも
なつかんのかなぁ?
だからおまえ
行く場所
なくて困ってんか?」
2005-11-30 03:38:00 -
5:
香純 ◆BAIO143x66
あン時あた∪は
ちょっとムカついたな。
「はぁ??
あた∪人間やしな?」
2005-11-30 03:39:00 -
6:
香純 ◆BAIO143x66
思ったら
あン時が
あたしの人生の中で
一番幸せやった2005-11-30 03:41:00 -
7:
香純 ◆BAIO143x66
なぁ
けんちゃん
あたしはまだ
家見つけられへんみたい
なぁ
けんちゃんは
幸せですか・・?
2005-11-30 03:42:00 -
8:
香純 ◆BAIO143x66
あたしは
昔から怒り以外の
感情を表に出すのが
苦手だ
2005-11-30 03:47:00 -
9:
香純 ◆BAIO143x66
それが特に
激しくなったのは
物事を理解し始めた頃。
父が頻繁に浮気を
繰り返してた事を
理解し始めた
母は必死で隠したけど
幼い頃から
少し大人びてたあたしは
いつもの優しいパパだけが本当のパパぢゃない事
気づいてた。2005-11-30 03:51:00 -
10:
香純 ◆BAIO143x66
いつも夜中になると
ママの怒鳴る声と
何かが壊れる音が
聞こえた
2005-11-30 03:53:00 -
11:
香純 ◆BAIO143x66
あたしは
布団の中で
それが止むまで
いつもくるまってた
2005-11-30 03:56:00 -
12:
香純 ◆BAIO143x66
何度か
ママはあたしと
心中しようとした
だけど
震える手で
あたしの首を強く握ると
いつもすぐにやめる2005-11-30 03:59:00 -
13:
香純 ◆BAIO143x66
あたしに
表情がないからだ
ママは今になって
「あの時アンタが
あんまりにも
死んでもいいような
顔してたるから
殺せんかったわ。
まっ感謝してるわ」 って笑ってた。2005-11-30 04:02:00 -
14:
香純 ◆BAIO143x66
父と母のそれは
あたしが16の時まで
続いた。2005-11-30 04:04:00 -
15:
香純 ◆BAIO143x66
あたしは
中学にあがると
自然とあれていった。
その時には
もう人を信じる事は
なかった2005-11-30 04:05:00 -
16:
香純 ◆BAIO143x66
友達も特定の子ではなく
色んなグループと
均等に仲良くするって
感じやった2005-11-30 04:07:00 -
17:
香純 ◆BAIO143x66
そんな時
初めての彼氏ができた
先輩のそのまた先輩って
ゆうマサ君。
2005-11-30 04:09:00 -
18:
香純 ◆BAIO143x66
何より
腰上あたりまである髪を
金色に染めていた
だから余計に
同じ年の子達より目立ってたんやと思う2005-11-30 04:13:00 -
19:
香純 ◆BAIO143x66
そんなあたしに
マサ君は話しかけてきた
「なぁー
自分表情ないけど
楽しくないん?」2005-11-30 04:15:00 -
20:
香純 ◆BAIO143x66
香「別に・・」
マ「んな笑えよっ?」
それがマサ君との
始まりやった2005-11-30 04:18:00 -
21:
香純 ◆BAIO143x66
5つ上のマサ君は
まだクソガキのあたしには
刺激的やった
全部が大人に見えた2005-11-30 04:19:00 -
22:
香純 ◆BAIO143x66
マサ君は仕事してたけど
なんの仕事かは
詳しく教えてくれんかった 先輩に聞いても誰も教えてくれんかった2005-11-30 04:21:00 -
23:
香純 ◆BAIO143x66
気になったけど
5つ下のアタシは
何よりウザがられんのが
こわくてそれ以上は
聞かんかってん2005-11-30 04:23:00 -
24:
香純 ◆BAIO143x66
だんだん毎日
電話で喋るようなって
二人でも遊ぶようなって
自然に付き合うって
なってた2005-11-30 04:25:00 -
25:
香純 ◆BAIO143x66
マサ君は優しかった
あたしは呑気に
さすが年上なだけ
あるわぁーとか思ってた
だけどその時から
友達がだんだんよそよそしくなってくのに気づいた2005-11-30 04:28:00 -
26:
香純 ◆BAIO143x66
だけどアタシは
気にせぇへんかった
何よりマサ君と付き合う事がアタシを同じ年の子らより大人な気分にさせてた2005-11-30 04:29:00 -
27:
香純 ◆BAIO143x66
そんなうちに
マサ君が「うち泊りにこいや。」
ついにきたやんっ?
とかうかれてた?2005-11-30 04:33:00 -
28:
香純 ◆BAIO143x66
その時もパパとママは相変わらずで
アタシは家からも何からも逃げだしたかった
2005-11-30 04:34:00 -
29:
香純 ◆BAIO143x66
その日は学校行かんと
はりきって化粧してあの頃流行りの厚底はいて気合いいれまくって近所の公園でマサ君待った2005-11-30 04:37:00 -
30:
香純 ◆BAIO143x66
マサ君はすぐ来た
マ「ごめん?寒かったやろぉー?ホラ、これ飲み?」香「ありがとぉ」マ「仕事終わってすぐ来たから今日車やねん?」2005-11-30 04:40:00 -
31:
香純 ◆BAIO143x66
あたしらは公園からちょっと歩いた マ「車、あれやねん?」香「えっどれ?」黒塗りのBMWやった?アホなあたしは何も気にせんと車に乗り込んだ
2005-11-30 04:44:00 -
32:
香純 ◆BAIO143x66
部屋ついてあたしからマサ君に甘えた。緊張とかは自然となかった。
2005-11-30 04:47:00 -
33:
香純 ◆BAIO143x66
小さい頃はパパっ子でアタシが甘えるとパパは浮気相手の所に行く時間を遅くしてくれたからかアタシにとって男に甘える事は普通やった
2005-11-30 04:50:00 -
34:
香純 ◆BAIO143x66
ちょっとしてマサ君はキスしてきた それでもアタシに緊張はなかった
2005-11-30 04:52:00 -
35:
香純 ◆BAIO143x66
服脱がされて
ついにアタシの処女は
終わった
痛かったけどこんなもんかって感じやった2005-11-30 04:54:00 -
36:
香純 ◆BAIO143x66
終わって マ「シャワーあびてくるわ?」って服脱いだ瞬間・・・アタシはちょっとビックリした
2005-11-30 04:56:00 -
37:
香純 ◆BAIO143x66
先輩のタトゥーとか自慢げによく見せられるけどガキの香純でもわかった 和彫りやって。
2005-11-30 04:59:00 -
38:
香純 ◆BAIO143x66
でっかい鯉の絵が背中一面に描かれてた ビックリした後、純粋にキレイやって思ったんを覚えてる-・・
2005-11-30 05:02:00 -
39:
香純 ◆BAIO143x66
アタシはそん時初めてわかった マサ君が隠してた事。先輩が教えてくれへんかった事。
2005-11-30 05:07:00 -
40:
?リナょ?
読ンでるょー??ぁと、できナニら略なくしてほしィなァァ??
改行を?回までレニしたらならンカラ???ガンバってニャン?(?ω?)2005-11-30 08:35:00 -
41:
香純 ◆awsXK/rFYk
リナさん?読んでくれてる人おるんやぁ?って感激しました?改行?行にします?ありがとうございます?
2005-11-30 08:43:00 -
42:
香純 ◆awsXK/rFYk
あんまりにもアタシがジッと見てるからマサ君は「これキレイやろ??」
2005-11-30 08:46:00 -
43:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「うん、キレー。」マ「隠しとってゴメンなぁ?言いだすキッカケなかったんや」
2005-11-30 08:49:00 -
44:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「…」マ「お前がコワイ言うんやったら別に引き止めへんよ。オレ普通の仕事ちゃうし
2005-11-30 08:51:00 -
45:
香純 ◆awsXK/rFYk
続けるも別れるもお前のスキなようにしたらエエ」香「アタシどっちでもエエよ〜」アタシがめんどくさい時よく使う言葉だ
2005-11-30 08:55:00 -
46:
香純 ◆awsXK/rFYk
マ「おまえはホンッッマ愛想ないヤツやなぁ?」とか言いながら嬉しそうにジャレついてきた
2005-11-30 08:57:00 -
47:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからアタシは朝までマサ君の話を聞いた。お父さんが亡くなった事。今の組長サンに拾われた時の事。マサ君は時々タバコを
2005-11-30 09:02:00 -
48:
香純 ◆awsXK/rFYk
吸いながら少し懐かしそうな顔をして話した。そして最後眠りかけのアタシの髪撫でながら言った。
2005-11-30 09:05:00 -
49:
香純 ◆awsXK/rFYk
マ「オレ、オマエ見た時、昔のオレとカブってんよな。なんか人信じてないですオーラバンバンだして一生懸命自分守ろうとしてるカンジが。
2005-11-30 09:09:00 -
50:
香純 ◆awsXK/rFYk
オレさぁー今の職業のせいか地元帰ってきたらミンナ敬語で話よんネン。仲良かったツレも。オレは仕事持ち込む気ないのになぁー?
2005-11-30 09:12:00 -
51:
香純 ◆awsXK/rFYk
だけどオマエ、話しかけても「別に‥」とか言いよるしタメ口やしっ?愛想悪っ?とか思って気になってん?
2005-11-30 09:18:00 -
52:
香純 ◆awsXK/rFYk
コイツならオレについてくるんちゃうかなって」まだ何か話てたような気するけどアタシはそこで深い眠りについてた
2005-11-30 09:20:00 -
53:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからアタシとマサ君は4年くらい一緒にいた。何度か迷惑もかけた。
2005-11-30 09:23:00 -
54:
香純 ◆awsXK/rFYk
愛情があったというよりかはただなんとなく気が合うから一緒にいたってカンジやった
2005-11-30 09:24:00 -
55:
香純 ◆awsXK/rFYk
マサ君とはお互い干渉はせぇへんかった。何度か自然消滅もした。
2005-11-30 09:26:00 -
56:
香純 ◆awsXK/rFYk
学校の子達はアタシがマサ君と付き合うようになってからは無視にちかい状態やった。
2005-11-30 09:27:00 -
57:
香純 ◆awsXK/rFYk
先輩から噂が流れたんやろ。関わらないほうがイイ。そんなカンジやった。アタシは学校にもあまり行かなくなった
2005-11-30 09:30:00 -
58:
香純 ◆awsXK/rFYk
3年になった頃担任から電話があった。進路の事もあるんだから少しは学校にきなさいって。
2005-11-30 09:32:00 -
59:
香純 ◆awsXK/rFYk
ちょうどその頃マサ君とも2回目の自然消滅っぽくてヒマだったから学校に行った
2005-11-30 09:34:00 -
60:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは中学の制服は着なかった。同じ年の子には嫌われていたけど女の先輩は何かとかわいがってくれて辞めたからと言って
2005-11-30 09:37:00 -
61:
香純 ◆awsXK/rFYk
案の定校門でとめられ生活指導とかゆうヤツに何発か殴られた 「この虫がぁ?オマエみたいなんがおるから世の中汚くなるねん?」
2005-11-30 09:42:00 -
62:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは心の中で思った。『オマエが世の中汚くしてんネン。さっきからシャツの間から胸見てるくせに。コノエロオヤジ』
2005-11-30 09:45:00 -
63:
香純 ◆awsXK/rFYk
その時アタシの担任だとかゆうハゲたオヤジがとめにきた「今日は勘弁したってください?この子私が呼んだんですわ。後でちゃんと注意しますから」
2005-11-30 09:47:00 -
64:
香純 ◆awsXK/rFYk
エロオヤジはブツブツ文句を言いながら校舎に入ってった。アタシはハゲオヤジに教室の場所を教えられ髪と制服を明日からなおすようにいわれた
2005-11-30 09:50:00 -
65:
香純 ◆awsXK/rFYk
教室に入ると皆が一斉にこっちをむいた。ヒソヒソ何かを話し始める。だいたい何を言ってるかは想像できた
2005-11-30 09:51:00 -
66:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは周りをあまり見ずにハゲオヤジに言われた席についた。鏡をだして化粧してると一人女の子が近づいてきた。
2005-11-30 09:54:00 -
67:
香純 ◆awsXK/rFYk
かわいいというより整ったキレイな顔をしていて髪は茶色に染めてた アタシの隣に座って彼女はいきなり言った
2005-11-30 09:58:00 -
68:
香純 ◆awsXK/rFYk
「アンタが噂の極妻?アタシ会いたかってん?バリカワイ?イ?シャムネコソックリやな??仲良くしてっアタシ最近転校してきてん?
2005-11-30 10:02:00 -
69:
香純 ◆awsXK/rFYk
サユリいうねん?よろしくっ?」って・・・アタシはサユリのマシンガントークに呆気にとられた?極妻?シャムネコ?頭ン中?だらけやった??
2005-11-30 10:06:00 -
71:
香純 ◆awsXK/rFYk
だけどアタシらはスグ仲良くなった。サユリは他の女の子みたいにネチネチ干渉してくるタイプではなかったから気が楽やった
2005-11-30 10:08:00 -
72:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからアタシ達は学校も行かず毎日遊んだ。時々暴走に行ったりもした。だんだんパパとママのいる家にも帰らなくなった
2005-11-30 10:11:00 -
73:
香純 ◆awsXK/rFYk
その頃アタシとサユリは援交を初めた。悪いとは思わなかった。カツアゲより全然楽だった。若い女の子を買うオヤジはいくらでもいる
2005-11-30 10:18:00 -
74:
香純 ◆awsXK/rFYk
そんなうちにパパがキレた。優しかったパパぢゃなかった。いつものようにでていこうとするアタシの毛をパパは急につかんだ
2005-11-30 10:20:00 -
75:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからパパはアタシが抵抗しなくなるまで殴り続けた。口の中は血の味がした。ママはただ黙って泣いてた
2005-11-30 10:22:00 -
76:
香純 ◆awsXK/rFYk
殴られた後アタシは言ってはいけない事を言った。「アタシ自分の体売ってるねん。だからもうアンタらに面倒見てもらわんでエエわ。今までありがとう」
2005-11-30 10:29:00 -
77:
香純 ◆awsXK/rFYk
パパとママは何も言わなかった。ただアタシに背を向けた。アタシは持てるだけの荷物を持って家でた
2005-11-30 13:27:00 -
78:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから1年けんちゃんに逢うまでアタシは家に帰らなかった。色んなヤツとヤッた。金くれるオヤジ、家に泊めてくれるラリったヤツ
2005-11-30 13:30:00 -
79:
香純 ◆awsXK/rFYk
だけどそれにもあきてマサ君に電話した。香「久しぶりィ?アタシ家でて行くトコないねん?頼むわっ」マ「ええでぇ〜住めや?」
2005-11-30 13:33:00 -
80:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから半年間アタシはマサ君と暮らした。生活は全部マサ君が見てくれた。遊びに行く時はお金くれて休みの日には服を買いに行ったりしてそれなりに楽しかった
2005-11-30 13:37:00 -
81:
香純 ◆awsXK/rFYk
だけどアタシが大声で笑う事はなかった。そんなアタシにマサ君が不思議そうに言った事がある。
2005-11-30 13:54:00 -
82:
香純 ◆awsXK/rFYk
「オマエって体では嬉しい時甘えてきたりするけどいっつも表情は笑ってへんネンよなー。体と表情が別々やねんな。フシギなヤツやな」
2005-11-30 13:57:00 -
83:
香純 ◆awsXK/rFYk
今思えばマサ君はアノ頃のアタシを一番知ってた人やったと思う。だけどアタシが中学を卒業する頃マサ君との同棲生活は終わった-・・
2005-11-30 14:02:00 -
84:
香純 ◆awsXK/rFYk
マサ君は家に2・3日帰ってこないのはあたり前だった。長い時は1週間いない時もあった。そんな時のためにマサ君はいつもテレビの下の棚に5万円おいてくれてた
2005-11-30 14:05:00 -
85:
香純 ◆awsXK/rFYk
マサ君はもう2週間帰ってきてなかった。アタシは残り少ないお金でコンビニに行ってお弁当を買って帰るとマンションの前にマサ君の車がとまってた
2005-11-30 14:08:00 -
86:
香純 ◆awsXK/rFYk
「マサ君やぁ?」アタシは小走りで車の方へ走った。おりてきたのはマサ君ぢゃなかった。マサ君になついてた小林とかいう子だった。
2005-11-30 14:11:00 -
87:
香純 ◆awsXK/rFYk
小林「マサさん当分帰ってきはりません。。」香「どんくらい?」小「まだわかんないです。。」香「そっかぁ・・」小「あのっ・・このマンション使ってくれててイイです
2005-11-30 14:14:00 -
88:
香純 ◆awsXK/rFYk
香純チャンおったほうがマサさんも喜ぶやろうし・・」香「イイヨ。マサ君おらんのにアタシおるわけに行かんしっ?そんかわり荷物片付けるからチョット待ってて?鍵持って帰ってや?」
2005-11-30 14:17:00 -
89:
香純 ◆awsXK/rFYk
小林君はまだなんか言いたそうやったけど聞かんかった。マサ君は捕まったんや。当分でてけぇへんのもわかった。この家ともバイバイや
2005-11-30 14:20:00 -
90:
香純 ◆awsXK/rFYk
また色んな所を転々とする毎日が続いた。卒業式には行かなかった。アタシは16になってた。この頃サユリがパクられたらしいと噂で聞いた。サユリは薬にはまり最後に見たサユリは痩せ細っていた
2005-11-30 14:25:00 -
91:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは16でも働かせてくれるキャバで働くようになった。そこであったのがリン。表情が豊かでケラケラ笑うカワイイ子でこの後初めてのアタシの親友になる子だ。
2005-11-30 14:33:00 -
92:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンはいつもアタシを遊びに誘ってくれた。同い年という事もあって自然とリンとアタシは一緒にいることがおおかった
2005-11-30 14:36:00 -
93:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンはいつも笑っててご飯をスゴク幸せそうに食べる。色んな男に騙され泣いてはよくヤケ食いに付き合わされる。泣きながらご飯を口いっぱいにほおりこみ
2005-11-30 14:38:00 -
94:
香純 ◆awsXK/rFYk
「香純〜ウチ、アンタ大好きやぁ〜」ってまた泣くリンがアタシは大好きだ。アタシが人を初めて信じはじめたのはコノ頃やったんかもしらん
2005-11-30 14:41:00 -
95:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはまだ家には帰らんかった。パパとママの事気になったけど思い出さんように毎日アホみたいに酒飲んだ 店に泊まったりリンと遊んだりして毎日過ごしてた
2005-11-30 14:46:00 -
96:
香純 ◆awsXK/rFYk
いつものようにリンとカラオケにおったらリンの先輩やいう人から電話あって一緒に遊ぶ事なった。車で迎えにきてくれるっていうからアタシらはカラオケでて道路のわかりやすいトコで待った
2005-11-30 14:48:00 -
97:
香純 ◆awsXK/rFYk
10分ぐらいしたら前にやたらうるさいステップワゴンがとまった。リンが「リョウ君?ありがとぉ?香純おいで?寒いからはよ乗ろぉ〜」アタシはリンに手をひかれて車に乗り込んだ
2005-11-30 14:52:00 -
98:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはその時初めてドキドキした。初めてのエッチも緊張せぇへんかったような女が初めて男に心臓が反応した?
2005-11-30 14:55:00 -
99:
香純 ◆awsXK/rFYk
それがけんちゃんとアタシ。出会った日。アタシが今も誰よりも世界で一番愛する人を見つけた瞬間やった
2005-11-30 14:58:00 -
100:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンとリョウ君だけが盛り上がったままアタシ達は一言二言喋っただけで4人は解散した。駅まで送ってもらい車が角を曲がるまで見送るとリンがニタニタしながらアタシを見た
2005-12-01 00:35:00 -
101:
香純 ◆awsXK/rFYk
と思ったらアタシの頬っぺたを人差し指でツンツンしながら面白そうにいった「香純ちゃ〜ん?アンタもともと愛想イイ子ちゃうけどあれはないんちゃう??なぁ‐けん君やろぉ?」
2005-12-01 00:39:00 -
102:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「はぁ??ちゃうし?」リ「リンには隠さんでエエやん?香純ちゃんカ〜ワィっ??香純16にして初恋やんけっ?けどマヂな話けん君いっときや?リン、リョウ君狙ってるしやぁ?ダブルデートできるやん?
2005-12-01 00:44:00 -
103:
香純 ◆awsXK/rFYk
その後、リンの家に泊まる事になり散々けんちゃんネタでからかわれた?だけどリンの言った事はあたってた。16にして初恋だった
2005-12-01 00:48:00 -
104:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日-アタシはリンに襲われて起きた?リ「香純?香純?起きろっ?朝やぞぉ〜??」目を開けるとリンがアタシに馬乗りになってた?どうりで重いはずやわ?香「もう‥なんやねん‥?日曜やのにゆっくり寝かせろや?」
2005-12-01 00:55:00 -
105:
香純 ◆awsXK/rFYk
リ「あんなさっき電話あってリョウ君とケン君仕事休みやから遊ぼって?香純はよ用意せぇーやぁ〜??」アタシのさっきまでの眠気はいっきにさめた?リンとアタシは気合い入りまくりなくらい髪を巻いて出掛けた
2005-12-01 01:01:00 -
106:
香純 ◆awsXK/rFYk
リョウ君とケンちゃんは現場で二人とも同じ所で働いていて日曜は休みだった。枠組みがどうたら説明していたがあまりわからなかった。とゆうよりあんまり興味がなかった?
2005-12-01 01:04:00 -
107:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは昨日の100倍緊張していた。もともとキツめの顔のアタシはその時とてつもなく険しい顔をしてたと思う?リンが待ち合わせ場所に着くまで何度もリ「オメェ顔コェェよ?」とアタシの眉間のしわをのばしてた?
2005-12-01 01:09:00 -
108:
香純 ◆awsXK/rFYk
待ち合わせ場所に着くとリョウ君とケンちゃんはもう着いててアタシは緊張で心臓クチでるか思った?リンは二人を見つけるとアタシの手をひいて走った?リ「ごめん?待ったぁ?」リョ「オレらも今来たとこやし?どこ行こかぁ?」
2005-12-02 03:53:00 -
109:
香純 ◆awsXK/rFYk
リ「まだご飯には早いしカラオケ行こやぁ〜?」リョ「おぉ?行こかぁ〜?」リョウ君が運転席、リン助手席、アタシ・ケンちゃん後部座席。ってカンジで出発??この時アタシは初めて窓の外を眺めるケンちゃんの顔をまともに見た。
2005-12-02 04:01:00 -
110:
香純 ◆awsXK/rFYk
線の細いキレイな顔をしていて夕日に透けた金色の顔がキラキラ光ってた。ケンちゃんの横顔にアタシは少しの間見とれてしまった・・と思ったら視線を感じたんかケンちゃんがこっち向いた?初めて目が合った?アタシはビックリしてでた言葉は香「なっ・・何才なん?」ケ「・・17」香「アタシの1コ上やなぁ」ケ「・・せやな」・・・会話終了・・・・?
2005-12-02 04:09:00 -
111:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンとリョウ君がふってくる会話に時々答えながらカラオケ到着?席は自然にリン・リョウ君とアタシ・ケンちゃんになった。アタシらひたすら無言?気まずっ?またまた一言二言喋って後はひたすら歌ってカラオケ終了?
2005-12-02 04:14:00 -
112:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはこの時絶対嫌われてると思った。そっから4人は居酒屋に行く事に?「お疲れぇ〜」乾杯?リョ「香純チャンごめんなぁ〜コイツほんま喋らんやろぉ?男やったら喋るんやけどコイツ女と喋るんマヂ苦手やねん?」ケ「うっさいわ?」香「ううん。」リ「アハハ?けど香純も基本無口やで?リンが知ってるかぎりでは車でケン君に話しかけてたんとかいつもの香純からしたらほんま奇跡やで?」
2005-12-02 04:24:00 -
113:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「リン?」リ「だってホンマの事やもぉ〜ん?てかさ、ケン君って女おるんっ?」ケ「おらんけど」リョ「コイツ、モテるくせに女つくりよらんねんって?香純チャンどうにかしたって?」香「えっ??」リ「ほんまやぁ〜?香純もモテるくせに男おらんしさ?」リョ「よっしゃ〜?決まりやな?番号とメアド交換や?」
2005-12-02 04:33:00 -
114:
香純 ◆awsXK/rFYk
と、騒がしい二人のキューピットのおかげでアタシらは無事お互いの連絡先を知れた?その後二人は朝から仕事らしくて早めに解散?また駅まで送ってもらい帰り道ケンちゃんからメールがきた??《オレほんま全然喋られへんかってゴメンなぁ?なんかリョウが無理矢理やったけどオレと連絡とるの嫌ぢゃない?嫌やったら気にせんと言うてやぁ?》
2005-12-02 04:42:00 -
115:
香純 ◆awsXK/rFYk
香?《そんな事ないで。》アタシちゃうやん?もっと違う言葉あるやん?だけど今までろくに気持ちを表現した事ないあの時のアタシにはあれが精一杯やった?アタシは自分の初めての気持ちにどうしたらいいんかわからんくて正直焦った?
2005-12-03 02:50:00 -
116:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ《ほんならまた遊んでやっ?》香《うん。》ケ《ほなまたメールするわ?》………リ「香純良かったやん?頑張りやぁぁぁ?」香「リン‥だけどなアタシおかしいねん…アタシな頭おかしいかも知らん‥精神異常かもしらんって‥‥?」リ「はぁ??アンタそんな真顔で冗談言うてるん?おもんないしや?確かにアンタ時々異常に見えるけどそんなん今始まった事ちゃうで?」香「だってな‥ケン君見た時バリドキドキしてん‥初めて会ったのにスキなるわとか思ってんで?頭おかしいやろ?そもそもアタシ、スキとかなんの事かしらんくせにやで?」リ「??イヤ?世間ではそれをスキ言うんやで?
2005-12-03 03:01:00 -
117:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「・・・??」リ「アンタはいつも冷静やん。ウチみたいに取り乱して泣く事もないしギャーギャーわめき散らしたりもせぇへん。いつも?アンタはどんな状況でも顔色一つ変えへん。ウチは時々そんなアンタがうらやましいよ。だけどな、そんなん人間ちゃうやろ?人スキなったらみんなそうなるんやで?アンタみたいに冷静ではおられへんねん。だからアンタがケン君にドキドキすんのは頭おかしい事でもなんでもないんや。一回ぐらいアンタも取り乱したりアホみたいに喜んだりしてみろや?」
2005-12-03 03:11:00 -
118:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「・・・せやな」失恋後のヤケ食い・ヤケ酒のあと、頼りなくアタシの肩で眠るいつもの彼女が強く見えた。アタシなんかよりずっと・・思ったまま泣いたり笑ったり傷ついてる彼女は強い。アタシはリンと逢わせてくれた神様と彼女に今でもとても感謝している。
2005-12-03 03:19:00 -
119:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから何度か4人で遊びそのうち毎日メールするようになった。内容はお互いの行動を言い合うようななんでもないメールを一日2・3通。アタシは毎日ケンちゃんからのメールを待った。きた時はアタシなりに喜んだ。出会って1ヵ月を過ぎた頃リンの家で飲んでた水を思わず吹き出しリンに怒られたほどアタシをビックリさせるケンちゃんからのメールが届いた??
2005-12-03 03:34:00 -
120:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ《香純ちゃん、彼氏おらんねやったら付き合わん?》??????えっ?????????とりあえずパニック??パニックのあまり思考回路停止したアタシのかわりにリンが携帯取り上げてメール返信?《えっ?嬉しいけど・・急にどうしたん?》ケ《今いつも待ち合わせしてるトコまできてるねんけどでてこられへん?》リンが返信《わかった。すぐ行くわ?》アタシは思考回路停止したままリンに急かされ家をでた。待ち合わせ場所つくまで何を考えてたんか今も思いだされへんけどめっちゃ嬉しかったんは覚えてる。
2005-12-03 03:43:00 -
121:
香純 ◆awsXK/rFYk
待ち合わせ場所の公園に着くとケンちゃんはタバコ吸ってた。ケ「ゴメンな、急に呼び出して・・」香「・・・ううん。」ケ「はい、コレ。寒いやろ」ホットのミルクティーをくれた。それっきりアタシ達は黙ったまま何分ぐらいたってたのかはわからなかったけどスゴク長く感じた。先に話しだしたのはケンちゃんやった。ケ「急に付き合おとか言うてゴメンやで。返事はゆっくり考えてくれたらええし2人で遊んだ事もないのにって思うかも知らんけどオレが真剣なんはわかってほしい。」それからケンちゃんはホットのミルクティーがアイスミルクティーになるまでアタシ達がホントは前に出会っていた話をしてくれた。
2005-12-04 01:17:00 -
122:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「3・4ヵ月ぐらい前にちょうど現場がリン家の近くやってんやん。リン家の斜め前に家たってたやろ?」香「たってた気もする・・?」ケ「あれなぁオレたてとってん?あン時よぉリン家に二人で朝帰って来てたやろ??」香「え?なんで知ってるん?」ケ「?リンの顔は知っとったからアレ下の子やぁ思って見てたんやん。ほんならリンはギャーギャー喋りまくってんのに隣におる子やたら無表情でなんか疲れてんかなって初めは気にせんかってん。けど次の日見てもまた無表情やってオレ笑ってもうてやぁ?ワラ なんやアノ子って?そっから毎日見ててん。んならアノ子笑ったりするんかな?ってだんだん気になって笑ったトコ見てみたい思ってんやん。初めは正直興味あったんとめっちゃカワイイ思ってん?ほんでそれリョウに言うたら〈オレにまかしとけぇ〜?〉言うてリン遊びに誘ったら一緒に来たんがアノ子やン?ってなって・・・それが香純チャンやねん。オレホンマ焦ってなンも喋れんかったわ?ほんで実際喋ってみてもっと知りたい思ったんやん。けどオレ自分から告った事ないしどうしたらイイんかわからんかってやぁ?
2005-12-04 03:12:00 -
123:
香純 ◆awsXK/rFYk
だけどスキやねん。付き合いたい思ってん。イキナリやしフラれてもしゃーない思ってるし?香純チャンどない??別に答えたなかったらええから?」香「・・・・・よろしく」ケ「えっ?えっ?どうゆう事?」香「・・・いいよ」ケ「マヂでぇ〜〜??」長くなったけでそンなカンジでアタシらは付き合い初めた。ケンちゃん。思い出せばこの頃のアタシはホンマにどうやって感情をだしたらイイんかわからんかってケンちゃんを不安にさせたね。だけどアタシこの時ホンマに嬉しかった。アナタが初めてアタシに幸せをくれた日やったね。
2005-12-04 03:23:00 -
124:
香純 ◆awsXK/rFYk
付き合ってスグ、アタシ達は一緒に住み始めた。ケンちゃんは寂しがりだ。ケンちゃん家にお母さんはいない。ケンちゃんが小さい頃他で男の人をつくってでていったらしい。お父さんもあまり帰ってこない。ほとんど女の人のトコロにいるらしい。だからあの家にはアタシが来るまでケンちゃんしかいなかった。アタシ達は毎日一緒にいた。遊びにいく時も一緒だった。アタシは少しずつ笑うようになった。アタシが笑うとケンちゃんはいつも嬉しそうに頭撫でてくれた。
2005-12-04 03:51:00 -
125:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシ達はよくケンカしたけどうまくいってた。そんな時ケンちゃんの誕生日がやってきたんだ。アタシはケンちゃんが欲しがってた服をどうしてもあげたかった。だけどアタシにはお金がなかった・・アタシはケンちゃんに言われキャバをやめてた。ケンちゃんはアタシの全ての面倒を見てくれてた。生活費やほしい物も。だからアタシにはお金がなかった。一日だけ体入に行けばどうにかなったが夜いないとケンちゃんにバレる・・・アタシはまた体を売る事しか思いつかなかった・・・
2005-12-05 02:58:00 -
126:
香純 ◆awsXK/rFYk
あたしに罪悪感はなかった。ただ1時間の空白ができるだけ。嫌なものならたくさん見てきたし見ないふりもしてきた。ただ1時間何も見ないふりをすればいい。あたしはキャバにいた頃の客に電話をした。香「久しぶりぃ〜ごめんな。色々事情できて店やめたんやん?なぁ後藤サン前から店の外で会ったらお金出すいうてたやん?あれってまだいける?」後「うっ、うん?リサちゃん(あたしの源氏名)急にやめちゃってもう一生会えないと思ってたよ?もちろん会えるんならお金出すよ?」2時間後、梅田で待ち合わせをした。
2005-12-08 01:49:00 -
127:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんにはリンと遊んでくるってメールいれといた。ケンちゃんは仕事中・・のはずやった・・・
アタシは梅田で後藤と会い、ホテルに行った。もしもケンちゃんから電話かかってきた時の為に携帯の電源は切った2005-12-08 01:54:00 -
128:
香純 ◆awsXK/rFYk
後藤は4万出すと言った。アタシは前払いやでと言って後藤から4万をとり鞄にいれた。アタシの空白の時間が始まった。大丈夫だと思ってたけど時々ケンちゃんの顔が思い浮かんで胸がチクチクしたけど何も考えないようにした。
2005-12-08 01:59:00 -
129:
香純 ◆awsXK/rFYk
全てが終わり、アタシは今事情があって連絡がとれないから電話もメールも入れてこないでほしいと後藤に頼んだ。渋々だったが後藤はわかったと言いミナミまで送ってもらった。アタシはケンちゃんがほしいと言ってた服とケーキを買い家に帰った。早くケンちゃんの喜ぶ顔が見たくて・・ありがとって抱きしめてほしくて・・・
2005-12-08 02:05:00 -
130:
香純 ◆awsXK/rFYk
家に着くと電気はついてないのにケンちゃんの靴があった。香「ケンちゃ〜ん?帰ってんのぉ〜?」部屋に入ると暗い部屋の中でケンちゃんはベットの上に座ってた。香「ケンちゃん電気ぐらいつけぇや?つか見てや??じゃ〜ん?プレゼントやぞっ?」ケンちゃんは何も言わない。香「ケンちゃん?どした?」
2005-12-08 02:11:00 -
131:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「なぁお前今日リンと遊ぶ言うてたよなぁ?オレなぁ仕事はよ終わってリョウとおったらリンがリョウと遊ぶのに来てさっきまで3人で喋っててんやん。なぁお前一体どこのリンとおったん?」怒るわけでもなくただ悲しそうに話すケンちゃん。罪悪感と後悔・・・アタシは何も言えなかった。
2005-12-08 02:19:00 -
132:
香純 ◆awsXK/rFYk
その時静かな部屋に携帯のバイブの音が響いた。ブーブーブー・・・アタシは我にかえり鞄の中の携帯を取り出し見た。『なんや、こんな時にメールか。。』受信ボックスを開いた瞬間アタシは罰が当たったんだと思った。−From後藤−《今日は楽しかったよ。またお金に困ったら連絡しておいでね。》ケンちゃんはアタシから携帯を取り見た。抵抗したが男の力にはかなわない。
2005-12-08 02:26:00 -
133:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんはそれを見た後俯いたまま何も喋らなくなった。部屋には時計の音だけが響いてた。何か言わなきゃって頭はフル回転してたけど何も言えなかった。何を言っても今さらどうしようもない。何分ぐらいたっていたのかはわからない。急にケンちゃんは立ち上がりアタシの胸ぐらを掴んだ。アタシは殴られると歯を食い縛った。
2005-12-08 02:34:00 -
134:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんは泣いてた。ケ「なぁ・・?言い訳ぐらいしろやぁ・・・オレ信じるから・・・なぁ、お前が言うんやったらオレ信じるから。。違う言うてくれや。。。」アタシは何も言えなくて声を出して泣いた。自分は取り返しのつかないことをしてしまった。ケンちゃんを裏切った。一番最低な裏切り方で。ケンちゃんはそのまま何も言わず家を出てった。アタシは気が狂ったように泣いた。あんなに声を出して泣いたのは5つの誕生日パパが浮気相手の所に行くのを見送った時以来だった。
2005-12-08 02:46:00 -
135:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんは夜になっても帰ってけぇへんかった。出ていこうかとも思ったけどアタシにはここしかない。アタシの居場所はここにしかない。ケンちゃん、今も後悔してるよ。アンタをあんなにも傷つけた事。ケンちゃんが初めてやった。アタシの為に泣いてくれた人は・・・アタシにとってケンちゃんは家族やってん。初めてできたアタシの帰る場所やった。
2005-12-09 01:45:00 -
137:
香純 ◆awsXK/rFYk
気づいたら朝になってた。アタシは泣き疲れていつの間にか玄関で眠ってしまった。ケンちゃんは結局帰ってけぇへんかった。アタシはひたすら泣いた。トイレ以外は玄関の前を離れへんかった。ケンちゃんが帰ってきた時の為に。ケンちゃんが出ていって3日目。玄関の戸が開いた?ケンちゃんや?アタシは横になってたから立ち上がった。その瞬間目がグルグル回って気持ち悪くなって視界が灰色になり真っ暗になった。
2005-12-09 01:54:00 -
138:
香純 ◆awsXK/rFYk
目を開けると真っ白な天井があった・・・あっケンちゃん?アタシは起き上がったが力が抜けてベットに倒れた。「香純?」声のした方を見るとリンがいた。香「リン?アタシこんなんしてる場合ちゃうんや?ケンちゃん帰って来たんや・・?はよ帰らな・・・??」アタシは右腕にささってた点滴の針をぬいた。血が出てたけどそんな事どうでもよかった。早く・・早く帰らなきゃ。それしかなかった
2005-12-09 02:02:00 -
139:
香純 ◆awsXK/rFYk
ヨロヨロしながらベットからおりようとすると、バシンッ?左頬が痛かった。リンは目に涙いっぱい溜めてアタシの左頬をおもっきり殴った。「アンタなんであんな事したん?なんでリンに一言も相談せぇへんかったん?なぁアンタにとってリンはそんな頼りないか・・・?アンタとリンは友達ちゃうんか・・・?薬と援交はせぇへんって約束したやんかぁ・・・」いつだったか、アタシ達は冗談まじりに約束をした。
2005-12-09 02:21:00 -
140:
香純 ◆awsXK/rFYk
言い忘れたがリンはアタシ達が付き合って少ししてリョウ君と付き合った。リ「なぁー香純。援した事ある?」香「昔なぁー。」リ「ウチも。けど今めっちゃ後悔してる。リョウには絶対言われへんしリョウが優しいとな、ウチ汚いのに‥って思う。あれはアカンわ。二度とせぇへん。なぁー香純ももうすンなよっ?ケン君おるんやからよっ?」香「ンー。」リ「約束ぢゃ?薬もなっ?指切りげんまん?嘘ついたらぁ〜しばくっ?」アタシ達は指切りをして笑った。
2005-12-09 02:29:00 -
141:
香純 ◆awsXK/rFYk
「・・・リン・・ごめん・・・ごめん。」リンはアタシを抱き締めた。「もう二度とすんな。次したらもう知らんからな。」「うん・・・。ほんまにごめん。」リ「あーぁ。点滴ぬきよった・・・お医者サン呼んでくるな。アンタ貧血で倒れたんやで。」
2005-12-09 02:40:00 -
142:
香純 ◆awsXK/rFYk
リ「ケン君、自分責めてたでぇ・・・。オレが一番近くにおったのに止められへんかったって。」それからアタシは点滴が終わるまでまた泣いた。リンはずっとアタシの頭を撫でてくれてた。リ「アンタご飯も食べてへんねやろ?ウチん家おいでや」香「・・・うん。ありがとう。だけどあの家でケンちゃん待ちたいねん。」アタシはご飯を食べるようにリンにキツク言われ一人で家に帰った。
2005-12-09 02:56:00 -
143:
名無しさん
頑張って
2005-12-09 06:08:00 -
144:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはリンに家まで送ってもらい玄関をあけた。ケンちゃんは居なかった。アタシは玄関の前でまた泣き崩れた。ケンちゃん・・・アタシ、ケンちゃんおらんかったらご飯すら食べられへん。一人でできてたはずの事が一人ででけへんねん。。一人でも生きてけるって思ってたけどアタシ、ケンちゃんおらなアカンねん・・・。お願いや。どんだけ殴られてもいい。どんだけ責められても仕方ない。全部聞く。だからお願いや。帰ってきて・・・アタシは初めておるはずないと思ってた神様にお願いした。
2005-12-10 01:46:00 -
145:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはそのまま泣き疲れてまた眠ってしまった。ガチャッ?戸の開く音でアタシは起きた。期待と不安で戸の方を見るとケンちゃんが息切らして立ってた。そのまま真っすぐアタシの方へきてパシッ?平手でほっぺた叩かれた。
2005-12-10 01:50:00 -
146:
香純 ◆awsXK/rFYk
「オマエどこまで自分の体傷つけんねん?頼むから大事にしてくれよ・・・。」ケンちゃんはイタイくらいアタシをキツク2抱き締めた。「ケンちゃっん・・・アっアタシもうっ二度とっせぇへんから許してぇ・・・香純を捨てんといてぇ〜」この3日間ケンちゃんになんて謝ろうかたくさん考えたのに泣いてうまく喋れなかった。それからケンちゃんはアタシが泣き止むまでずっと抱き締めてくれた。時々アタシの髪を指でとかしながら。
2005-12-10 02:01:00 -
147:
香純 ◆awsXK/rFYk
思えばケンちゃん。アンタに叩かれたんはあれが最初で最後やったね。ありきたりな言葉やけどアンタのがアタシより痛かったんよな。。アタシが泣き止むと「とりあえず飯食え?」ってやたらしょっぱいお粥つくってくれた。
2005-12-10 02:05:00 -
148:
香純 ◆awsXK/rFYk
食べ終わり先に喋りだしたのはケンちゃんだった。ケ「なぁ、オマエはオレにプレゼント買う為にしたんよな?オレと知り合ってからはあの1回だけか?」香「うん。ケンちゃんと知り合ってからはホンマにあの1回だけ?信じて。。どうしても服あげたかってん。だけどアタシ、アホやった。ごめん・・。ごめんなさい。。」ケ「オレな、一回はホンマに許されへんと思った。一番近くにおったのに気づかんかった自分も。あんな事をしたオマエも。悔しかった。だからもう終わりやと思った。だけどなそんな事より好きって気持ちのがデカイねん。。この3日オマエから離れてみてわかってん。オレにはオマエが必要やねん。オマエが金ほしいならオレ今よりもっと頑張って仕事するから。。だからもう二度とオレの大事なモン傷つけんとってくれや。。」
2005-12-10 02:23:00 -
149:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「もう二度と・・二度とせぇへん。。ごめんなさい。。ごめんなさい。。」ケ「もうええ。この事はもう忘れるんや!オレも忘れるから!もう二度と口にはせぇへん!わかったな?」ケンちゃんは泣いてるアタシの顔を覗き込み真っすぐアタシの目を見て行った。香「ケンちゃんはアタシを許せんの・・?」ケ「ホレたオレの負けやぁ〜」そう言ってアタシの涙を拭ってくれた。ケンちゃん。アタシはあの時決めたんやで。この人に一生ついて行こって・・・
2005-12-10 02:33:00 -
151:
香純 ◆awsXK/rFYk
その後アタシ達は二人のベットで色んな話をした。ケ「そういえばオレ思ってんけどなオレはオマエに全部話したけどオレ、オマエの話あんま知らんねよな。親とケンカして家でたとしか。リンもあんま詳しく知らんみたいやし・・・」香「せやったっけぇ?アタシ自分の話すんのキライやからな?けどケンちゃんやったらええよっ?」
2005-12-10 02:40:00 -
152:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからアタシは今までの事を全て話した。小さい頃からパパが浮気ばかりして家に居なかった事。ママに何度か殺されかけた事。いつも家では居場所がなかった事。パパに殴られ家をでてきた事。捜索願いも出されていない事。ケンちゃんはアタシ抱き締め聞いてくれた。
2005-12-10 02:47:00 -
153:
香純 ◆awsXK/rFYk
全てを聞き終わりケンちゃんは言った。「なぁー知ってるか?犬は人になつくんやで。猫は家になつくんやて。家なかったら猫は誰にもなつかんのかなぁ?だからオマエ行く場所なくて困ってんか?」アタシはなんかムカついて言った。香「はぁ?アタシ人間やしな??」ケ「アハハっ?せやな?けどオマエ、ノラ猫みたいやん?色んなとこ点々として飯もらって・・・だけどもうええぞっ?オレン家がオマエの家や?オレがオマエのおる場所や?」アタシはまたケンちゃんに背を向けてチョットだけ泣いた。やっと見つけた。アタシの家。嬉しかった。幸せだった。ケンちゃん。アタシに幸せをありがとう。
2005-12-10 03:02:00 -
154:
あキ???
リアル-??
まぢ感動∪ま∪た?
こンなに
好きになれる人
あた∪も見つけたい??
頑張って完結∪て
くださあ-い
(。-_-。)ε・☆)チュゥゥ2005-12-10 03:06:00 -
156:
香純 ◆awsXK/rFYk
あキ???サン?ありがとぉ?これは実話だよ?あキサンもきっと好きになれる人見つかるよっ?アタシも見つけれてんからっ???感動してくれてアタシも感動したし?ワラ 完結まで頑張るんで最後までよろしくねっ?? ?サン?あげてくれたんかな?ありがと??
2005-12-10 13:19:00 -
157:
???
頑張ってね?
2005-12-10 14:15:00 -
158:
香純 ◆awsXK/rFYk
???サン?ありがとぉ?夜また更新するから見てくださぃ??最後までよろしくね?
2005-12-10 19:08:00 -
159:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日ケンちゃんを仕事に送り出しリンの家に行った。リンの家はいつも誰か居て賑やかでスキだ。ピンポーン?「はぁ〜いっっ」香「おばちゃん?香純ィ〜?」「香純ちゃんかぁ?久しぶりやなぁ〜今開けるわなっ?」ガチャ?香「リンわぁ〜?」「寝てるわ?あがって起こしたって?」香「はぁい?おじゃましますっ?」リンの部屋に行くとリンは気持ち良さそうに寝ていたが叩き起こした?
2005-12-11 01:19:00 -
160:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンは寝呆けてたけど気にせんと喋った。香「アンタがケンちゃんに帰るように言うてくれたんやろ?」リ「あっバレたぁ〜??」香「うん?けどほんまありがとうな?アタシ、アンタおって良かったわ?」リ「そんなんええわっ?テレるやんけっ?てかアンタがいつもの調子って事は戻ったんや?」香「うん?なんとかな?」リ「良かったぁ〜?アンタらはアンタらでないとなっ?」香「今日久々に泊まってええ?」リ「あたり前やんけっ?」その夜、アタシは昨日ケンちゃんに話した事をリンにも話した。
2005-12-11 01:28:00 -
161:
香純 ◆awsXK/rFYk
話し終わるとリンはボロボロ涙を流して泣いた。リ「ウチ、アンタが話してくれて嬉しい?アンタあんまし自分の事話さんから・・・アタシ聞かんようにしててん・・・香純?ウチ、アンタの味方やからなぁ〜?アンタ泣かすヤツはみんなリンがしばいたるぅ〜〜(TOT)」香「はいはい?ありがと?」リ「アンタ絶対ケン君から離れたあかんで??やっぱアンタにはケン君が必要でケン君にはアンタが必要なんやで??ウチ、ケン君とあんま関わりなかったけどリョウ通して昔から知ってるけどケン君こんだけ女に本気なん初めて見たもん。なんかリョウから聞いてんけどなリョウには香純に内緒にしてて言われたんやけど・・
2005-12-11 01:43:00 -
162:
香純 ◆awsXK/rFYk
なんかな、前ケン君らの会社のそのまたエライサンとかいうのが来たらしくてケン君中卒やん?そこにおる子らリョウもそうやけどほぼ中卒やのにやたらケン君に嫌味ばっか言ってきたんやって?親方も必死になだめたらしいんやけどそいつ〔お前らみたい中卒のアホは黙って汗水たらしてしっかり働け〕言うたらしいねん?ほんでリョウはケン君殴るんやろな思ってヒヤヒヤしてたらしいんやけど結局最後まで耐えたらしいわ。んでなんで殴らんかったん?って聞いたら〔オレ、アイツ食わしていかなアカンしクビなられへんやろ?アイツ守ったれんのはオレしかおらんねん?〕言うてたらしいでぇ〜?
2005-12-11 02:11:00 -
163:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンそれ聞いてバリ感動したんやん?ケン君ホンマに香純と会って変わったよ。今回だってあんな弱ってるケン君初めて見た。香純、ケン君と幸せなるんやで?今まで辛い思いした分いっぱい?ウチ、応援してるから?」香「・・・ありがと」またアタシは少し泣けた。アタシ、ほんまに涙もろくなった。今まで泣く事なんか忘れてたのに・・・それを思いださせてくれたのは・・・リン、ケンちゃん。アナタ達のおかげです。
2005-12-11 02:19:00 -
164:
香純 ◆awsXK/rFYk
ある日アタシは家でご飯作ってた。ケンちゃんそろそろ帰ってくるなぁ〜とか思いながら。んぢゃ携帯が鳴った。ケンちゃんかなぁと思ったらリョウ君?あれ?と思ってでた。香「もっしー?」リョ「あっ、あ香純ちゃん?ケンがな帰り車に・・・?今病院向かってて・・・なんしか○×病院来て??ほんで一応おっちゃんに電話して???」プープー・・・切られた・・・かけ直してもでない・・・後ろでケンちゃんの大丈夫やって声がした。アタシは呆然とした。大丈夫、大丈夫って言い聞かせて、リンに電話した。香「リ・・・リン?ケンちゃんが・・・・?」リ「えっ?え?何?どうしたん?アンタ今どこ?」香「・・・家・・・。」リ「わかった?行くからそこおりや?」アタシは家中の引き出しをあけた。お父さんの番号を探した。
2005-12-11 14:03:00 -
165:
香純 ◆awsXK/rFYk
家電の下の引き出しに電話帳があった。手が震えてうまく開けなかった。お父さん携帯(・・・・・)あった?かけたけどでぇへん・・・。その時リンが来てくれた。「香純?何があった?どした?」香「ケっ・・・ケンちゃんが・・・?はねられたって・・・?リンどうしよ・・・」リ「病院わ?とりあえず行くで?」香「・・・○×病院」アタシ達は外に飛び出した。リンはそうとお急いで来てくれたみたいだ。リンの原チャが横たわってた。リ「はよケツ乗れ?」
2005-12-11 14:24:00 -
166:
香純 ◆awsXK/rFYk
病院に行くまでアタシは何回もケンちゃんのお父さんに電話した。でなかった。仕方ないからお父さんの携帯の下にあったお母さんの携帯に電話した。少しためらったが仕方ない。プルルル・・ー「はい・・?。」香「あっあ香純です。ケンちゃんのお母さんですか?」「ケンって・・?健一の事でしょうか?」香「はっはい。ケンちゃん事故って・・・?すぐ○×病院来てください?」「えっ?○×病院・・わかりました。」ケンは大丈夫か聞かれたがわからないと言い切った。1時間ぐらいかかるとの事だった。
2005-12-11 14:38:00 -
167:
香純 ◆awsXK/rFYk
病院に着きアタシ達は走った。受け付けみたいなとこで救急の人がいる場所を聞いてまた走った。その時電話が鳴った。お父さんや?香「あっあのケンちゃんが事故ってはよ○×病院来てください??お母さんにも電話して来てくれはるみたいなんで???」その後焦る様子もなく淡々と話す男の人が言った言葉にアタシは自分の耳を疑った・・・。「私仕事があるので行けません。アイツが行くんなら私が行く必要ないでしょ?では私仕事中なので・・・」
2005-12-11 14:46:00 -
168:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはキレた?「はぁ?オマエ何言うてんねん?息子と仕事どっちが大事なんや?ケンちゃんなぁ、オマエのせいでどんだけ淋しい思いした思ってんねん?こんな時ぐらい来てもええやろが???」その時「香純?」声した方振り返ったら片足にギブスはめたケンちゃんとやたら笑顔のリョウ君がいた?
2005-12-11 14:52:00 -
169:
香純 ◆awsXK/rFYk
呆然とするアタシから電話を取り上げ少し巻き舌で彼は言った。「もうええから。ほなな。」アタシとリンは言葉を失った。何これ?ドッキリですか???なんでケンちゃん事故ったんぢゃなかったっけ?アタシちょっと後追い自殺考えたよ・・??そして彼は笑顔で言った。「オレ一応脳みその検査せなあかんらしいから行くわっ?」・・・?
2005-12-11 14:58:00 -
170:
香純 ◆awsXK/rFYk
残ったリョウ君をアタシとリンは質問責めにした。リョ「ちょっ・・ちょ待って?説明するから?オレとケンいつもみたいに二人で原付きで帰っててん。ほんで交差点で青なって行ったら車突っ込んできよってケンふっ飛んでんて??原付きボロボロやしケン一瞬気失うし死んだ思うやんかぁ〜?」香・リ「・・・?」リ「お前落ち着いて電話しろよ??こっちどんだけ焦った思てんねん?」ほんまにそれ?リョ「まっまぁええやんっ?相手の人ちゃんと金払ってくれるらしいし?ケン働かんでもお金入るやんっ?」・・・?だけどリョウ君の早とちりのおかげでケンちゃんとケンママは仲直りできた
2005-12-11 15:10:00 -
171:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからアタシ達はケンちゃんの脳みその検査が終わるのを待った。終わってみればほんまに笑い話やった。ほんまネタやん??そしたらまたアタシの携帯が鳴った。あっ??お母さんや?安心してアタシはお母さん呼んだの忘れてた?「はぃ」「あっカ・・スミさん?今病院着いたんですけどどこに行ったらいいでしょうか?」香「あっほんならそこおってください?あたし迎えにいきます?」アタシは病院の正面玄関に行った。そこにはキレーな40歳ぐらいの人がいた。目もとがちょっとケンちゃんに似てた。香「あのケンちゃんのお母さんですか?」「あっ香純さん?」それからアタシはリョウ君の早とちりだった事を話した。ケンママ「ぢゃあ私帰ります。ケン大丈夫みたいですし・・・・あの子は私の事嫌ってるんです」香「そんなんっ・・・ケンちゃんもうちょっとで終わりそうなんで待っててください。」アタシはケンママが急いで来てくれた事がちょっと嬉しかった。
2005-12-11 15:51:00 -
172:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは必死にケンママを引き止めてた。するとリンとリョウ君が来て「もう香純ちゃんもおるしおばちゃんも来てくれたみたいやしオレらおっても邪魔やろうし帰るでぇ〜?」香「二人とも今日はマヂありがとうな?気つけてぇ〜?」ケンママは帰ってくリョウ君とリンに何度も頭下げてた。
2005-12-11 15:56:00 -
173:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからケンママにアタシ達の事やケンちゃんの事を話した。ケンママは優しく笑ってアタシの話を聞いてくれた。そしてケンちゃんが松葉杖ついてやっと来た。香「ケンちゃん?大丈夫なんっ?」ケ「うん?なんか落ちたん草の上やったし足だけですんだわ?」香「けどふっ飛んだんやろっ?」ケ「リョウ大げさすぎやねん??」そしてケンちゃんはケンママを見て一瞬コワイ顔したけどすぐ普通なって「久しぶりやな。来てくれたんや。ありがとう」・・・沈黙。香「お腹減ったしみんなでご飯食べよやっ?」ケンちゃんとケンママはちょっと困ってたけど黙ってついてきた
2005-12-11 16:09:00 -
174:
名無しさん
??しおり??
2005-12-11 16:53:00 -
175:
香純 ◆awsXK/rFYk
179サン?しおりって何ィィ????あほでゴメンなさぃ???
2005-12-11 21:21:00 -
176:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシ達は近くのファミレスに入った。アタシとケンちゃん、向かいにケンママ。・・・・・沈黙。空気重っ??最初に喋り始めたのはケンママ「ケン・・ゴメ」ケンママが喋り終わる前にケンちゃんが言った。「謝んな?パクられた時いつもアンタが迎えに来てくれてもオレありがとうも言わんかったし?お互い様ぢゃ?正直オレ、アンタ憎んでたけどコイツと逢って思ってん。オレがアンタの立場で相手がコイツやったら同じ事するわ?オカンはあの男の事めちゃくちゃ好きやったんやろ?」ケマ「・・・うん。」ケ「ほなええわっ?」ケンママの細い肩が震えてた。アタシはケンママとママを重ねて少しママに会いたくなった。
2005-12-11 21:36:00 -
177:
香純 ◆awsXK/rFYk
それからケンママはケンちゃんがトイレに行ってる時に「香純ちゃん、ケンをよろしくね。これからも側であの子を支えてあげてね。あの子を救ってくれてありがとう。私も香純ちゃんに助けたれたわ?ありがとう。」アタシはやたら照れた??そして帰りに優しい笑顔で「いつでも遊びに来てね?」と住所を教えてくれた。メアドも教えてくれてアタシとケンママはメルトモなった?ケンママを駅で見送りアタシ達も帰った。
2005-12-11 21:57:00 -
178:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシ達は家に帰ってソッコー爆睡??やたら疲れた一日やった?ケンちゃん。ケンちゃんはもう一人ぢゃないやん。ケンちゃんはちゃんと愛されてんねんで。ケンママにも。香純にも。リョウ君&リンにも。ケンちゃん。アタシはあの時本当にアナタが居なくなっていたらどうしてたでしょう?あの時のアタシはケンちゃんが全てやったから・・・あの時のアタシにはケンちゃんが生きる理由でした。大げさでもなんでもなく・・アナタがいたからアタシは笑えました
2005-12-11 22:06:00 -
179:
???
主さん?ここまで読んだってゆぅ印ゃよ?本にはさむのと同じ?
2005-12-11 22:30:00 -
181:
香純 ◆awsXK/rFYk
???サン?教えてくれてありがとっ??前頑張って言うてくれた人よねッ?違ったらゴメンな?見てくれてありがと??185サン?ありがとぉ???
2005-12-12 00:58:00 -
182:
香純 ◆awsXK/rFYk
気づいたら夏ももう終わりかけだった。アタシ達はその頃付き合って半年と少したってた。夏の終わり。アタシはリンにクラブに誘われた。リ「なぁ〜最近行ってへんし行こやっ?ウチの先輩らが主催のヤツがあんねん?」香「・・・行きたいけどなぁ?ケンちゃんが?リョウ君大丈夫なん?」リ「リョウも知り合いやからええって?んなケン君がええ言うたら行くっ?」そう言ってリンはケン君に電話しケン君は渋々許してくれた?リ「んぢゃ今週の土曜なぁ?」香「はいよぉ??」
2005-12-12 01:30:00 -
183:
香純 ◆awsXK/rFYk
・・・そういえば今週の土曜ってアタシ誕生日やん?だけどアタシは自分の誕生日はキライだった。誕生日を祝う習慣なんてうちにはなかった。小さい頃近所の子が開く誕生日会に招かれ行った時、主役の女の子はママの手作りケーキにパパやママからのプレゼント。羨ましかった。アタシは久しぶりに帰ってきたパパに言った「香純も誕生日プレゼントほしい?」誕生日・・・友達と遊んでアタシはドキドキしながら急いで家に帰った。「ママ?パパわっ?」マ「2階におるんちゃう?」アタシは階段を駆け上がった。「パパ?香純のプレゼントわ?」パ「ちゃんと買ってきたよ?はい?」綺麗にラッピングされた袋をあけるとテディベアが入ってた。香「パパ?ありがとっ?」
2005-12-12 01:44:00 -
184:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「パパ今日はおるやんな?」パ「パパ今日もお仕事やから香純そのクマちゃんとイイ子にしとくねんで?」香「パパ?嫌や?今日は香純とおって?」だけどパパは泣いてるアタシをほって行ってしまった。その一回だけでアタシの誕生日は毎年なかった。アタシはプレゼントぢゃなくてパパがほしかった。そうゆう苦い思い出もあってアタシは誕生日が嫌いだった。マサ君といた頃もケーキを買って帰ると言われてもいつも断った。
2005-12-12 01:52:00 -
185:
名無しさん
????????????????????????????????????
2005-12-12 02:36:00 -
186:
香純 ◆awsXK/rFYk
190サン??だらけやなっ?ワラ ありがと???
2005-12-13 00:15:00 -
187:
香純 ◆awsXK/rFYk
土曜日・・・ピンポーン?ピンポーン?ピンポーン?・・・香「はい??」「リン?あけてぇ〜」ガチャ?リ「行くでぇ〜?」香「まだ4時やで?もう行くんっ?」リ「ウチ、セットしていこ思って美容院予約してんて?香純も?」香「はぁっ??そんなんいらんやん?」リ「ええから?5時半予約やからはよ行くでぇ〜?」アタシはリンに急かされ用意をし家をでた?アタシ達はミナミの美容院でセットをしてもらいリンが買い物に行きたいと言うのでOPAに行った
2005-12-13 00:28:00 -
188:
香純 ◆awsXK/rFYk
そしてリンは一通り店を見た後ある店の黒のパーティドレスをアタシに試着しろと言った。リ「着てみてってぇ〜〜?香純コレ絶対似合うからぁぁ??」香「いらんって?アタシ今日あんまお金ないし?」リ「ええから着てぇ〜?」そしてアタシはリンと店員さんの説得で渋々試着室に入った。着て外に出ると、リ「やっぱリンが思った通りや?香純似合うやんっ?んぢゃこれくださぁ〜いっ?あっほんで着ていくんでこのまんまで?」香「ちょっちょちょっと待って?アタシ金持ってへんて?」リ「ええから?香純は黙ってリンの言う事聞いて??」
2005-12-13 00:40:00 -
189:
あキ?
リアルかなあ-???実わずっと読んでます??頑張って下さいねえ-(?´З')ノ??
2005-12-13 00:46:00 -
190:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンは会計を済ませ「金返すって?」というアタシを二コニコしながらほぼ無視状態でOPAをでた。そしてOPAをでた所でリンが電話をかけた「もしもぉ〜し、終わりましたんでお迎えお願いしまぁ〜す?・・・はい。OPAの前おるんで?」香「誰ぇ〜?」リ「アキラ君?」香「アキラ君も行くの?」リ「うん?だから迎えに来てくれるって?」アキラ君はケンちゃん達の4つ上の先輩でケンちゃん達の事を可愛がっていてアキラ君と5人で遊ぶ事もあったから知ってた。アキラ君は噂によるとコワイ人らしいがアタシ達にはいつも優しくてアタシは嫌いぢゃなかった
2005-12-13 00:54:00 -
191:
香純 ◆awsXK/rFYk
30分ぐらい待つとアキラ君が車で来た。ア「遅なってごめんやでぇ?道混んどってやぁ?てか香純ちゃんいつもカワイイけど今日はいつもよりカワイイなぁ?」リ「アキラ君、残念ながら香純はケン君のですから?」ア「わかってるわぁ??香純ちゃんに手だしたらオレケンに殺されるわっ?」香「アハハ?アキラ君、香純に命捧げてくださいよ?ワラ」って楽しく会話しててふと外見たら、香「あれ?この道家戻ってません?」ア「あぁ〜?オレ忘れもんしたから一回地元戻ってんねん?」リ「そっそぉ?まだ時間早いしなっ?」そしてアタシ達は地元に着きなぜか車はアキラ君家の前ではなくケンちゃん家の前で止まった・・・
2005-12-13 01:09:00 -
192:
香純 ◆awsXK/rFYk
そしてアタシはわけわからんままリンに車から押し出され?家からはケンちゃんとリョウ君がでてきた。ケ「アキラ君ありがとぉ〜?」ア「おぅっ?今度なんかおごれやぁ〜?ほなオレ仕事行くわっ?香純ちゃん、リンちゃんまたなぁ〜(^ε^)-☆Chu!!」・・・その時アタシは初めて気づいた?・・アタシ、ハメられた・・・????そしてアタシはケンちゃんに急にお姫様ダッコされて家の中に入った
2005-12-13 01:23:00 -
193:
香純 ◆awsXK/rFYk
家に入るとHappyBirthdayの文字とここは幼稚園か?ってくらい折り紙で飾られてた。パーーーーン??クラッカーが鳴った。リ・リョ「香純?誕生日おめでとぉ???」アタシはケンちゃんの胸に顔をうずめた。リ「香純?泣くなよっ?せっかくキレイにしてんからっ?」香「泣ぐがぁ゙?ボゲェ??」リ「ケン君に香純の誕生日会したいから手伝って言われたんやん。だから今日の服代もセット代も全部ケン君やから?んでこのケーキと料理がウチとリョウから??」
2005-12-13 01:43:00 -
194:
名無しさん
????????????
2005-12-13 01:57:00 -
195:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは嬉しくてその日久しぶりに酔い潰れるまで飲んだ。幼かったアタシが憧れた、プレゼントに囲まれキラキラしてた近所のあの子。大嫌いだった誕生日、大切な人達に囲まれアタシは笑ってた。夜リン達も帰りアタシは酔い潰れべットで眠ろうとしてるとケンちゃんが来てアタシの薬指に指輪をはめた。
2005-12-13 01:58:00 -
196:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「なぁ香純。オマエ前さぁ、オレに今までの事話してくれた時〔アタシがおらんかったらママはパパと離婚できて幸せやったんかも知らん。アタシはたぶん生まれてきたらアカンかってんで〕言うとったやん。オレさぁ、あん時オマエになんて言うてええんかわからんかった・・・。だけどなオレはオマエが生まれてきてくれてよかった。17年前、香純を生んでくれたおばちゃんに感謝してる。香純、結婚しような。」その日アタシはいつものようにケンちゃんの腕の中で眠った。二人だと少し狭いべットで。アタシの17年。生まれてこなければよかったと何度も思った。ケンちゃん。あの日アタシはケンちゃんの腕の中でほんまに生まれきてよかったって思ったんやで。ケンちゃんに逢うまでの16年、辛い事いっぱいあったけどケンちゃんに逢う為やったら香純はまた生まれ変わってもこの人生がいい。そう思った。
2005-12-13 02:19:00 -
197:
香純 ◆awsXK/rFYk
200サン?意味なんやろ???ありがとぉ???
今日はここで眠いので寝るわぁ???また明日更新します???2005-12-13 02:28:00 -
198:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日、ケ「香純?カァ〜スゥ〜ミィ〜〜?起きてっ?」香「・・・?」・・・5分後。ケ「なぁ起きてってばぁ〜?起きてぇやぁぁぁぁ?」香「モォッ?ギャーギャーうるさいっ??頭痛いやろ?」・・・5分後。ケ「・・・?香純起きてよ・・?」香「モォッ?何よ??」ケ「出掛けるから用意してぇ〜?」香「はぁ?こんな時間からどこ行くん?」ケ「香純ン家?」香「・・・・おやすみ?」ケ「ちょっちょ待って待って?せっかく起こしたのに寝たあかんって??」香「そんな冗談言うために起こさんとって?」ケ「冗談ちゃう?本気やから?香純ン家行くでっ?」
2005-12-14 01:34:00 -
199:
ぽろ
小説ってどうしたら書けるのお??
書きたいけろ
書きかた分からんから
教えて下さい?2005-12-14 01:40:00 -
200:
???
しおり?
2005-12-14 01:44:00 -
201:
香純 ◆awsXK/rFYk
ぽろサン?ウチも文章とか下手やしイイアドバイスとかできないんですけど・・・??アタシの場合、自分が経験した事を書いてるからそん時思った事とかそん時の状況をそのまんま書いてるって感じです??それでおもんないって思う人もおるかも知らんけどそれは悲しいけど仕方ない事やから?けど頑張ってって言ってくれる人達とか読んでくれてる人がわかってくれたらそれで満足やなって思って書いてる?だからウチの場合、ほんまに自己満?ワラ だからぽろサンも気楽に思った事とか考えた事をそのまま書いてみたら??頑張ってね??なんかあんまアドバイスになってない・・・?ゴメンなさぃぃ?? ???サン?ありがとぉ????
2005-12-14 18:08:00 -
202:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「・・・・・はぁ?何言うてんのっ?なんで香純ン家行くん?だってもう1年近く帰ってへんねんで?今さら帰られへんわ?絶っ対行かんから??」アタシは布団をかぶり背を向けた。ケ「・・・・・。なぁ香純、オマエもいつまでも逃げてられへんやろ?オレなほんまはオカンの事許してても香純がああゆう場をつくってくれへんかったらずっとあのまんまやったと思う・・・。オマエもそうなんちゃうかな思ってん。だから一回は逃げんとちゃんと話し合ってみよや。オマエ前オレが事故った時親父にキレたやろ?オレあん時マヂ嬉しかったんやん。なんか今までオレが親父に思ってた事全部香純が言うてくれた。だからあれからめっさスッキリしたんやぁー。せやからな、オマエがやっぱ許されへん思ったら言いたい事バッチン言うたって終わったらええやん。香純にはオレもリンとリョウもおるねんから?もし言われへんかったらオレが手伝うから・・・。だから行こ??」
2005-12-15 00:15:00 -
203:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから何分かアタシは考えた。正直恐かった。パパとママはどうなってんねやろ?パパとママはアタシの事許してくれるんやろか?このまんまやったらアカンのはわかってる。・・・・・ケンちゃんがおるから大丈夫。決めた。行く?香「・・・わかった。」ケンちゃんは優しく笑ってアタシの頭を撫でた。
2005-12-15 00:27:00 -
204:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんは「こうゆう時はやっぱスーツやんなっ( ̄・・ ̄)?」とかゆってスーツ着てきた?いやいや、張り切ったんはええけど・・その金髪の髪、そのピアス、その現場仕事で焼けた肌・・・アンタどう見てもホストやん・・・??アタシはさっきまであんなに頼りにしてたケンちゃんにちょっと不安を感じながら家をでた?電車に乗り、30分。懐かしい駅に着いた。駅を降りるとさらに懐かしさが増した。
2005-12-15 00:38:00 -
205:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシもケンちゃんも家を出てからは一言も話してなかった。ケンちゃんも緊張してたんだと思う。だけど中学の前を通った時ケンちゃんが「これがオマエの行ってた中学?」香「うん。あんま行かんかったけどなぁ〜。」ケ「香純、中学ン時どんなんやったん?」香「う〜ん、生意気な子やった?」ケ「ぽいなぁ〜?」そして家の近くの公園に寄った。アタシは久しぶりにブランコに乗った。ケ「香純ちっちゃい時ここで遊んだん?」香「うん。家におりたくない時はいつもここで一人でブランコ乗ってた?ママに背中押してもらってる子見てイイなぁ〜とか思いながら?」ケ「ほんならオレが押したろぉ〜?」そしてアタシの背中を押しながらケンちゃんが言った。ケ「ここにはオレの知らんオマエの思い出がいっぱいあんねんなぁ。もっと早く香純を見つけたかったなぁー。ぢゃあオマエあんなになるまで寂しい思いさせへんかったのになぁ。」
2005-12-15 01:02:00 -
206:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃん。アタシはもう十分。あの時、寂しかった事なんか忘れてまうくらいケンちゃんが側におってくれたから。ケンちゃん。何億人って人の中からアタシを見つけてくれてありがとう・・・。‐‐‐公園で少し遊びアタシ達は家に向かった。家の前に着くとアタシは緊張と不安で自分の心臓の音が聞こえた。・・・・・。ケンちゃんが繋いでた手をキツク握った。大丈夫。ケンちゃんがおるから。アタシはまた自分に言い聞かせチャイムを鳴らした。ピンポーン?・・・・・アタシもケンちゃんの手をキツク握った。
2005-12-15 01:14:00 -
207:
香純 ◆awsXK/rFYk
「はい。」香「・・・あ、ママ?カっカスミやけど・・・」ガチャン?受話器が落ちた音がして勢いよく戸が開いた。そこには今にも泣きだしそうなママが立ってた。「カ・・スミ・・?」ママは隣にいるスーツの派手な男を見て少し戸惑っていたが「入りなさい。」と言ってくれた。アタシはなぜかケンちゃんと一緒に「おじゃまします。」と言って家に入った。アタシは何から話せばいいのか、何を言ったらいいのか、わからなかった。ママはアタシ達にお茶を出し前に座った。先に話したのはケンちゃんだった。
2005-12-16 01:08:00 -
208:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「初めまして。ボク、香純さんとお付き合いさしてもらってます、健一言います。突然おじゃましてすんません?オレ、口下手やしなんて言ったらいいんかわかんないんすけど・・・。・・・香純から家出た事情は聞いてます。ボク今香純さんと一緒に住んでるんですけど香純も家飛び出した事後悔してると思うんすよ。ただ家に帰るキッカケがなくてこんなに時間かかっただけで・・・だけど香純は家出るまでの間色んな事我慢して耐えてきたんやと思うんです。それをわかってあげてください。他人のオレが首つっこんですんません。だけどボクが今まで香純を見ててそう思ったんで・・・。」マ「・・・健一君?」ケ「あっはい!」マ「香純をありがとう。」アタシはビックリした。ママがそんな事言うとは思ってなかった!
2005-12-16 01:38:00 -
209:
香純 ◆awsXK/rFYk
そしてママはアタシの方を見て、マ「香純も、ごめんね。」ママは少し微笑んでそれから静かに話し始めた。マ「ママ、香純が出てってから色んな事考えたの。ママ、パパと結婚したの早かったでしょ?香純ができて・・・ママとパパは結婚したの。ママはね、まだ若かったしやりたい事があったけど諦めるしかなくて、ママは色んなもの諦めてパパを選んだのにパパは浮気して帰ってけぇへんし勘当同然で結婚したから実家には帰られへんし香純は泣くし・・・?だから私はあんなパパでもパパに縋るしかなかったのよね・・。それで香純に辛くあたってしまってたね。香純には辛い思いいっぱいさせたと思う。だから香純が出ていった時、探したかったけど探せなかった。連れ戻しても香純は幸せぢゃないんちゃうかって思って・・。だけどそれは言い訳で私は香純からもパパからも逃げてたんだと思う。弱いママでほんとにごめんね・・・。今までほんとにごめんね。。」話し終わるとママの目からはボロボロ涙が流れてた
2005-12-16 01:49:00 -
210:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは少しの間、何も言えなかった。ただ少しして「ママ、アタシもごめん・・・。」それしか言えなかった。よく見るとアタシが最後に見たママより随分痩せたママ。きっとママも辛かったんやな。アタシは自分ばかりが辛いと思ってた自分が情けなかった。それからママは涙を拭いて笑顔で言った。マ「二人ともお腹減ったやろ?ママなんか作るわっ」そう言って台所へ行った。
2005-12-17 18:09:00 -
211:
香純 ◆awsXK/rFYk
ママが台所へ行くと、ケ「香純良かったなっ?オマエのオカン、イイ人やんけっ?香純もよぉ頑張ったな?」そう言ってまたアタシの髪を撫でた。そしてアタシ達はママのオムライスを食べた。ママはケンちゃんとすっかり仲良くなっていっぱい笑ってた。久しぶりに見たママがあんなに笑ってんの・・・。アタシもなんか嬉しくっていっぱい笑った。そしてママはパパと今別居してるって聞いた。マ「パパはね、あれからもうママの所に戻ってくるって約束してくれたんやけどね、ママ、パパも香純も居なくなって考えたの。ママはパパに頼って生きてたらアカンって!ママはママの人生を生きやなパパが戻ってきてくれてもまた同じになってしまう。だからその為に今は別居って形をママが選んでん。だからママ、今へルパーの資格とって働いてるの?それが今はすっごい楽しいっ!」
2005-12-17 18:23:00 -
212:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「そっか・・・。ママ強くなったなっ?」ほんまにそう思った。ママはすっごいかっこいい。今もママはアタシの目標。キレイでかっこよくて・・・。そしてママはケンちゃんに泊まってきって言ったけどケンちゃんは明日仕事やからって帰った。ケ「今日は家おったれ?オレは明日仕事やから帰るわ?また連絡するなぁ?」アタシはママと二人になってママがケンちゃんの事話してって言うから話した。
2005-12-17 18:33:00 -
213:
???
頑張って?
2005-12-17 19:26:00 -
214:
香純 ◆awsXK/rFYk
???サン?ありがとぉ???頑張りますっ??
2005-12-18 03:14:00 -
215:
香純 ◆awsXK/rFYk
ママには何も隠さんと言った。またアタシは体を売ってしまった事も・・。だけどケンちゃんのおかげでやめた事も。マ「香純、ほんまにケンちゃんに逢えて良かったなっ。香純、ケンちゃん大事にしぃーやっ?ママ、今日ケンちゃんに会って喋ってケンちゃんはほんまに香純の事大事にしてくれてんねんなって思った。見た目は今時の子やけど中身はしっかりしたいい子やな?」香「うんっ?」アタシはその日ママと一緒に寝た。やっぱりママの隣は落ち着いた。
2005-12-18 03:34:00 -
216:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日、朝起きるとママが朝ご飯を作ってた。そして朝ご飯を食べながらまだ寝呆けてるアタシに言った。マ「香純。ママ考えてんけどな香純、ケンちゃん家に住んでもいいねんよ?ママに遠慮なんかせんと。アンタが自分で決めなさい?ママは香純が幸せならそれがママの幸せでもあるから?」香「・・・わかった。ちょっと考えてみる?ママありがとう?」マ「おぅっ?あっ?ほんで今日なママ昼から仕事行くけど夕方ぐらいに斎藤先生来てくれはるって?」香「誰それ??」マ「アンタの中3の時の担任の先生やんかぁ〜?」
2005-12-18 03:46:00 -
218:
香純 ◆awsXK/rFYk
ハゲのオヤヂを思い出した。香「あぁ?アイツか?てかなんでアイツが来るん??」マ「アンタ卒業式も行かんかったでしょ?先生ずっと心配してくれてはってちょこちょこ連絡くれてたんよ?だから香純帰ってきたって連絡したら今日きはるって?」アタシはブツブツ文句を言ったが、マ「まぁそうゆう事やから?ほなママ行くわぁ〜」って行ってもた??
2005-12-20 01:57:00 -
219:
香純 ◆awsXK/rFYk
223サン?ありがとぉ???
2005-12-20 01:58:00 -
220:
香純 ◆awsXK/rFYk
夕方テレビ見てたらチャイムが鳴った。・・・来たか?と思いながら戸を開けた。「おぉ?久しぶりやのぉ〜?おじゃまするでぇ〜?」ハゲのオヤヂ斎藤はアタシの返事も聞かんとズカズカ家に入ってきた。渋々アタシはママに言われた通りお茶をだし斎藤の前に座った。
2005-12-20 02:04:00 -
221:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「で?なんなん?」斎「オマエ久しぶりに会った先生にそれはないやろぉ?」香「ええから用言いや」斎「いや、オマエの事はずっと気にかけとったんや!卒業式もけぇへんし誰に聞いてもオマエどこおんのか知らん言うし・・・。ほんでお母さんに帰ってきたって聞いて来たわけや?」香「ほんならアタシはもう元気やし用済んだ?」斎「ほんっまオマエは冷たいのぉ〜!まぁ今日来たんはそれだけぢゃなくて真剣な話あってきたんや。」
2005-12-20 02:12:00 -
222:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「・・・。アンタが言うてる事もわかるけど。アタシはもう諦めたしええわ。」それから斎藤は行ってみろの一点張りでアタシは行かんの一点張りで結局「まぁまた来るわっ」と言い帰った。アタシはもうけぇへんやろなと思った。だって教師ってほんま口だけの生き物やから。だけど斎藤はそれから1ヵ月アタシが実家におる日は必ずと言っていいほど毎回説得にきた。その頃アタシはケンちゃん家と実家を行き来していてだいたい週2回実家に帰るようにしていた。
2005-12-20 02:41:00 -
223:
香純 ◆awsXK/rFYk
生理がけぇへん・・。もう1週間はきてなかった。アタシはリンに相談し一緒に市販の検査できるやつを買いに行った。まだわからんのにリンは大喜びしてアタシのお腹に話しかけたりしとった。もしできてたらどうするか話し合わないといけない。アタシはママに今日はケンちゃん家に泊まると電話をいれリンの家から直接ケンちゃん家へ向かった。
2005-12-21 01:10:00 -
224:
香純 ◆awsXK/rFYk
ご飯も食べ終わりテレビを見ているとアタシの様子がおかしい事にケンちゃんが気づいた。ケ「オマエなんかあった?今日なんかおかしいで?」話さないと。・・・・・アタシは覚悟を決めて言った。香「ケンちゃん・・・あんな・・・・生理けぇへんねん・・・。」ケ「えっえっえぇ〜??検査わっっっ?」香「まだ・・・。今日リンと検査するやつ買ってきた。」ケ「ぢゃあとりあえずやってみよっ?そっから考えよっ??」香「うっうん・・。」アタシはトイレに行き検査をした。
2005-12-21 01:27:00 -
225:
香純 ◆awsXK/rFYk
部屋に戻るとケンちゃんは正座して待ってた。ケ「どっどやった?」香「・・・・できてる・・。」1分待つ事もなく検査薬にはハッキリ一本線がでてた。ケ「っっっやったぁぁぁぁぁ〜????香純やったなぁぁ〜?????」ケンちゃんは近所から苦情がきそうなくらい大声で叫んだ。そして痛いくらいアタシを抱き締めた。ケンちゃん。あの時のケンちゃんの嬉しそうな顔、今もハッキリ思い出せるねん。今もあの顔思い出したら胸が痛くなんねん。ケンちゃん、あの日家族ができた言うて次の日仕事やのに夜中まで名前考えとったなぁ。ずっと家族ほしがってたもんな。なぁ、ケンちゃん・・・。
2005-12-21 01:40:00 -
226:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日アタシはケンちゃんに言われリンと一緒に産婦人科に行った。結果は・・・「おめでとう。」優しそうな女の先生は笑顔で言った。アタシは素直に喜べなくて俯いてたら先生が「どうしますか?産まはりますか?」香「・・・ちょっと考えます。」先生「・・そうですか。でもアナタが考えてる間にもお腹の赤ちゃんはどんどん成長していくの。だから来週までにはどうするか考えてもう一度来てくださいね。」アタシは本当に答えが見つからなかった。
2005-12-22 00:14:00 -
227:
香純 ◆awsXK/rFYk
診察室を出るとリン、「どやった?」アタシ「・・できてた。」喜んでいないアタシの顔を見てリンはその後何も言わなくなりアタシ達は何も喋らないままリンの家まで帰った。リンの家についた途端アタシは緊張がとけたのかしゃがみ込んだ。リンはアタシの気持ちを察したのかずっとアタシの頭を撫でてくれてた。
2005-12-22 00:23:00 -
228:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンは少しの沈黙の後、アタシの髪を撫でながら、リ「なぁ、香純。ウチはな香純がどんな結果を選んだとしてもそれが香純の選んだ答えなら応援すんで。ウチは子供産んだ事ないからわからんけどさぁ子供って母親が幸せやったら幸せやと思うねん。だからな香純がもしも産まんって答えを出したとしてもこの子はわかってくれると思う・・。香純の子供やねんから!きっと強い子やで?」・・・・・ありがとう。それしかでてこんかった。いつもリンには助けられてばっかりやったな。リンは絶対こぅした方がいいとかは絶対言わん。いつもアタシの立場になってアタシの事を一生懸命考えてくれて背中を押してくれる。たぶんリンには一生分の‘ありがとう’使ってもたりひん。
2005-12-22 00:50:00 -
229:
香純 ◆awsXK/rFYk
リンと別れケンちゃん家に向かった。アタシは今の気持ちをケンちゃんに伝えないといけない・・。ケンちゃんは仕事から帰ってくるとすごい勢いでアタシの所へきて、ケ「なっなっどやった?」香「うん。できてたよ・・。」ケ「ほんまかぁぁ〜?オレマヂ嬉しいわぁ?オレこれからこの子の分も頑張って働くなっ?来週の日曜オレ、オマエん家に挨拶行くからおばちゃんに言うとってぇ〜」
アタシは嬉しそうなケンちゃんを見て結局その日は言いだせなかった。2005-12-23 01:34:00 -
230:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはその日からつわりが始まり結局次の日家に帰るつもりが帰れなかった。ケンちゃんがアタシに優しくしてくれる度、胸が痛かった。
ケンちゃん、赤ちゃん、ごめん・・。何回も心ン中で言うた。その夜、アタシは夜中ケンちゃんが眠ってから気づかれないように声を殺し一人泣いた。2005-12-23 01:42:00 -
231:
香純 ◆awsXK/rFYk
その時、隣に居ないアタシにケンちゃんが気づき起きた。ケ「あっれ?香純?なんでそんなとこおるん?こっち来てぇ〜」アタシは泣いてた事に気づかれたくなくて「うん!行くよ!」って言うたけど鼻声なっててバレた。
2005-12-23 01:47:00 -
232:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「えっ?なんで泣いてるん???」ケンちゃんがこっち来た。香「泣いてへんしなぁ!アンタ寝呆けてんちゃう?」ケ「泣いてるやんけ?なんで嘘つくねん?どうしてん?」香「だから泣いてへん言うてるやんけ?」ケ「・・・・そんな強がりもうええから。ちゃんと話してくれや。」ケンちゃんがアタシを抱き締めた。我慢できんようなってアタシはまた泣いた。
2005-12-23 01:53:00 -
233:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「ケっ・・ンちゃん・・。ごめん・・。ごめん。ごめんなぁ・・・。」
ケ「なんで謝るんや・・・?」香「アタシ、ケンちゃんの事めっちゃ好きやで・・。だけどな・・・アタシまだ母親にはなられへん・・・。」2005-12-23 01:57:00 -
234:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「オレとやったら不安か?」香「ちがっ・・う。アタシが自分のやりたい事諦められへんだけやねん・・。」
その後、ケンちゃんはしばらく考え込んで、「オレはな、オマエが一番大事や。オマエの為やったらオレは何だってする。だからそのオマエが泣いてんのがオレは一番辛いねん。オレはオマエに笑っててほしいねん。オマエが笑ってたらオレは幸せやねん。・・・オレは産んでほしい!だからもう一回考えて?それで考えてもやっぱり無理やったら・・・オマエがやっぱり泣くんやったら今は諦めよう。だからもう一回だけ考えてみて。」2005-12-23 02:10:00 -
235:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「・・・わかった。」アタシは嬉しかった。ケンちゃんの優しさが。だけどアタシはケンちゃんに悪い気持ちのがでかかった。自分が嫌で仕方なかった。アタシはケンちゃんを避けるように次の日実家に帰った。
2005-12-23 02:14:00 -
236:
香純 ◆awsXK/rFYk
家に帰るとママが居た。マ「おかえりィ〜?」
香「・・・ただいま。なぁ、ママ。話あるねん。」
マ「あらたまってどうしたんっ?」
香「・・・アタシできてん。」2005-12-23 02:21:00 -
237:
香純 ◆awsXK/rFYk
ママは一瞬めっちゃビックリしてたけどすぐ冷静になって「ほんでアンタはどうしたいの?産みたいの?」
香「正直わからん・・・。」
マ「ケンちゃんはなんて?」香「産んでほしいって・・・。」2005-12-23 02:24:00 -
238:
香純 ◆awsXK/rFYk
マ「そっかぁ・・。ママはどっちでも反対しないよ。香純が選べばいい。香純が産みたいって言うならママ応援するよ。だけど、一つだけ言わせて?ママはね、母親になる準備ができてないまま香純を産んでしまったんやと思う。だからってママは香純を産んだ事を後悔してないよ。でも香純に辛い思いさせたのは後悔してる。それはママがまだ母親のスイッチが入らないまま香純を産んだからやと思う。だけどそれって年令が若いから入らんとかそんなんぢゃないと思うねん。若くで産んだって立派に子供育てれる人もおるし。人それぞれそのスイッチが入る時期は違うんやと思う。だからそのスイッチが入らないまま産んだら子供に辛い思いさせるだけやよ?子供は母親だけを頼って産まれくるねんから・・。それだけわかっててね?」
2005-12-23 02:38:00 -
239:
香純 ◆awsXK/rFYk
香「うん。ママありがと」
アタシの答えは決まった。その日アタシは産婦人科に行った。手術は4日後になった。2005-12-23 02:44:00 -
240:
香純 ◆awsXK/rFYk
次の日アタシはケンちゃん家にいた。
香「ケンちゃんゴメン・・。もう決めちゃった。アタシやっぱり無理やった・・。ゴメ・・・っっン」泣かんとこって決めたのに・・・。2005-12-23 02:50:00 -
241:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケンちゃんも泣いてた。二人で泣いた。ごめん。何回謝っても償えるような事ぢゃないけど・・。ごめんなさい・・・。
2005-12-23 02:53:00 -
242:
香純 ◆awsXK/rFYk
ケ「なぁ、もうコイツがおる間は泣かんとってや。後ちょっとの間笑っといたれよっ。オマエ泣いてたらコイツも悲しいやろっ」
香「せやな・・。」
2005-12-23 02:56:00 -
243:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから3日間アタシ達は笑って過ごした。名前も二人で決めた。‥春希‥女でも男でもいけるように・・・。
手術の日、ケンちゃんは仕事を休んでついてきてくれた。2005-12-23 03:01:00 -
244:
香純 ◆awsXK/rFYk
手術の前アタシは春希と約束をした。絶対・・絶対・・・いつか産むから。だからその時はもう一回アタシの所に帰ってきてね。その日までバイバイ・・・。麻酔がきき始めアタシは意識を失った
2005-12-23 03:04:00 -
245:
香純 ◆awsXK/rFYk
目を開けると真っ白な壁があった。朦朧とする意識の中で口が勝手に叫んでた。「いたぁい!痛い?はっ・・るきぃぃ・・・ケン・・ちゃ・・っん・・・ごめっ・・ごめん・・なさぃぃ・・・・?」手術から降りようとして暴れるアタシを看護婦さんは担いだ。
2005-12-23 03:13:00 -
246:
香純 ◆awsXK/rFYk
麻酔がきれてないのか頭はハッキリしてるのに体が勝手に動いて恐かった。あの時アタシは相当暴れてたと思う。後で見ると体中アザだらけになってた。「おろしてぇ?おろしてよ??」看護婦さんに担がれながら叫んでると走ってくるケンちゃんが見えた。
2005-12-23 03:19:00 -
247:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシはベットに寝かされた。看護婦さんは「まだ麻酔が完全にきれてないからもう少し休んで帰ってね。」そう言ってでていってしまった。ケンちゃんはアタシの手を握り泣いてた。「ゴメン、ゴメンな。」って言って・・。悪いのはアタシ。言いたかったけど頭がボーッとして話せなくてアタシはケンちゃんの涙を拭いた。
2005-12-23 03:27:00 -
248:
香純 ◆awsXK/rFYk
アタシは少し眠り帰った。ケンちゃんもアタシもなんも喋らん。言葉なんかでてけぇへんかった。アタシは自分の選んだ答えが間違ってたんか正しかったんか正直今もわからん。だけど春希はアタシに色んなもん残してってくれた。2月25日・・・。春希がおらんようになった日。アタシはあれから2年、毎年おばぁちゃんの仏壇に線香をあげる。もうすぐ3年になる。春希の骨はない。だからお腹の中の春希の写真をママに頼んで仏壇に飾ってもらってる。辛くなったらアタシは春希の写真を見る。そしたら頑張れる。あほみたいやけどアタシは信じてる。春希はいつもアタシの近くにおってくれるって。
2005-12-24 03:18:00 -
249:
香純 ◆awsXK/rFYk
春希がおらんようになってからアタシとケンちゃんはすれ違い始めた。ケンちゃんは思い出したら辛くなるからと春希を少しでも思い出さないようにした。アタシは春希を忘れたくないといつも思い出してた。今思えばどっちも春希の望んでた事ぢゃないんやろうなって思う。だけどあの時のアタシらには冷静になって考える事がでけへんかった。
2005-12-24 03:25:00 -
250:
香純 ◆awsXK/rFYk
それから少ししてケンちゃんが浮気をした。アタシはケンちゃんを責められへん。そうさしたんはアタシや。ケンちゃんは謝った。何回も何回も・・・。だけどケンちゃんが悪いんぢゃない。アタシは春希の事ばっかりで目の前におるケンちゃんを見られへんかった。アタシは別れを決めた。今、ケンちゃんとこれ以上一緒におったらアカン。そう思った。このままおったらアタシはケンちゃんを責めてしまう。ケンちゃんはそれでも耐えるやろう。だけどそんなんお互い幸せになられへん。今のアタシはケンちゃんを幸せにはでけへん。
2005-12-24 03:35:00 -
251:
香純 ◆awsXK/rFYk
始めはケンちゃんは「絶対別れへん。」言うてたけどアタシの意志がかたいのがわかって結局1週間近く毎晩話し合って「わかった。」って言ってくれた。
アタシらは最後に一つ約束をした。
「いつか、いつかお互いが許せる日がきたらその時はもう一回一緒に暮らそう。今度は春希も一緒に・・。」2005-12-24 03:42:00 -
252:
香純 ◆awsXK/rFYk
その後、実家にちょっとの間おったけどパパが帰ってきたから実家をでた。もう一度一から一人で頑張りたかったのとママとパパはアタシぬきで二人で一から始めるべきやと思ったから・・。
2005-12-24 03:46:00 -
253:
香純 ◆awsXK/rFYk
あれから2年と少し。ケンちゃんとは時々リンの所に行った時に会う。やり直そうって話も何回かでたけど一回壊れてしまったものを直すのはそんなに簡単ぢゃない。だけどいつかアタシが辿り着く最後の家はケンちゃんの所であってほしいと思う。
2005-12-24 03:53:00 -
254:
香純 ◆awsXK/rFYk
なぁ、ケンちゃん。今、幸せですか・・・?ケンちゃんに逢えてアタシは世界が変わった。アタシはケンちゃんにいっぱい幸せをもらった。だからケンちゃん。ケンちゃんは幸せでおってな。もしこの先、別々の人生を歩いたとしても・・・生まれ変わってアタシはケンちゃんを探します。ケンちゃん、ごめんな。ケンちゃん、ありがとう。
2005-12-24 04:01:00 -
255:
香純 ◆awsXK/rFYk
━END━
2005-12-24 04:03:00 -
256:
香純 ◆awsXK/rFYk
完結しました?今まで頑張って言うてくれた方々?読んでくれた方々?ありがとうございます?なんか最後どう終わっていいかわからんかって変な終わりかたになってしまって・・・?だけどアタシみたいなアホでどうしようもないヤツでも人を愛せたり人に愛されたりするって事を伝えたかったんです?ほんまにアタシの自己満な小説に付き合ってくれた方々、ありがとうございました???
2005-12-24 04:11:00 -
258:
みゆき
めっちゃ良かった?どうやったらそんな上手に表現できるんですか??めた尊敬?
2005-12-24 16:13:00 -
260:
香純 ◆awsXK/rFYk
269・271サン?ありがとぉ???
みゆきサン?ありがとぉ?アタシなんか全然文章とか下手ですよぉ?思った事ずらずら書いてるだけやから作文みたいなってるし??ワラ だけどそう言うてくれてめっちゃ嬉しいっっ??ありがとうございます??2005-12-24 18:05:00 -
261:
名無しさん
綺麗事並べてるけどさぁ〜スイッチはいらんかったとか、んなら避妊しろや??なにゆーとんねん
2005-12-24 19:46:00 -
263:
香純 ◆awsXK/rFYk
273サン?そう言われても仕方ないですね?
274サン?ありがとぉ???2005-12-24 21:22:00 -
264:
名無しさん
完結おめでとぉ?
いつか幸せな家庭持って下さい?2005-12-25 18:07:00 -
265:
香純 ◆awsXK/rFYk
276サン?ありがとうございます??今は離れてるけどいつかケンちゃんとやり直せる日が来たら今度はちゃんと一緒にいたいと思います??
2005-12-26 03:00:00 -
267:
リナ?
完結ぉめでと―???
香純チャンぃつか絶対?ケンチャンと子供と幸せなってほしぃ‥‥??
ケンチャンめっちゃ純粋ゃね?だから春希チャンの事ショックで逃げ出したくなってしまったんちゃぅかな???今ゎ会ったりしてナィんですか?2005-12-27 01:02:00 -
268:
名無しさん
今一気に読んだよ☆
めっちゃ気になるんやけど…通信の学校行ったの?2005-12-27 02:40:00 -
269:
香純 ◆awsXK/rFYk
リナ?さん?ほんまありがとぉぉ??なんか香純が感動したし?ワラ アタシはまだ自分で決めた事やから整理つけれた部分あるけどケンちゃんはずっとしんどかったと思う・・。今はリンとリョウ君結婚したしリンの?おったらケンちゃん来たりするから時々会うしそん時、普通に話したりしてるよっ?なんかリンが言うたらしくてコレも見たらしいし?チョット気まずかったけど?だけどもともとは自分で気持ち整理する為に書いたから見てくれて良かったかも?なんか長くなったけどリナさんほんまありがとぉ???
2005-12-28 01:29:00 -
270:
香純 ◆awsXK/rFYk
280サン?読んでくれてありがとぉ???学校は行ってるよっ??
2005-12-28 01:32:00 -
271:
280です
良かった☆行ってないゆわれたら幻滅?!してたわ(・_・)笑
てかケンちゃんこれ読んだんや☆きっと思いは伝わったよo(^-^)o
絶対戻ると思うな♪その時はまたお幸せに…3人で暮らしてね(^O^)幸せを祈ってるよ☆彡2005-12-28 01:38:00 -
272:
280
また一緒になったら報告してなぁ(/ω\*)♪
2005-12-28 02:14:00 -
273:
香純 ◆awsXK/rFYk
280サン?はいっ?いつになるかはわからんけどそん時はまた小説に書きますっ?ワラ
2005-12-28 02:45:00 -
274:
名無しさん
綺麗事並べた糞小説やわ。どこが感動?冷静に見てみたら最悪やろ
2006-11-18 23:22:00