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レイコ

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  • 1:

    ユキ

    ブーンブーン
    真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
    ブーンブーン
    僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
    ブーンブーン
    息が、完全に止まる。
    ブーンブーン
    僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
    シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
    そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
    「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
    僕は、レイコにキスをした。
    ブーンブーン
    辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。

    2005-06-10 12:55:00
  • 250:

    ユキ

    しかし、僕は、僕の中に、残っている、たった一つのものを、思い出した。
    「いかなくちゃ。」
    僕は、泣くのを、止めて、立ち上がった。
    そして、走りだした。
    たった一人の、もとへ。

    2005-06-26 16:50:00
  • 251:

    ユキ

    「まったく、ベッドまで、運ぶの大変だったんだからね!」
    レイコは、文句を、言いながら、台所の方へ、行った。
    僕の、ひたいには、冷たい、タオルが、のせてあった。血が、滲んでいた手には、きちんと、包帯が、巻かれていた。
    「はい、水飲む?」

    2005-06-26 16:55:00
  • 252:

    ユキ

    レイコは、水が、入ったグラスを、僕に、差し出した。
    「?、大丈夫?ぼーっとしちゃって?」
    レイコが、僕の顔を、覗く。
    カシャーン
    水の、入った、グラスが、床に、落ちた。

    2005-06-26 17:00:00
  • 253:

    ユキ

    僕は、レイコの腕を、引き寄せ。ベッドに、押し倒した。
    レイコの両腕を、つかみ、自分の下に、組み敷いた。レイコが、僕を、まっすぐに、見ている。
    「会いたかった。」

    2005-06-26 17:07:00
  • 254:

    ユキ

    僕は、自分でも、分かるぐらい、情けない声を、出していた。
    「あなたに、ずっと、会いたかった。」
    家に、来なくていいと、言われて、僕は、本当に、ショックだった。

    2005-06-26 17:12:00
  • 255:

    ユキ

    どこかで、レイコとの日々が、これからも続くかもしれない、と、期待していたのだ。
    期待は、絶望に変わった。毎日が、苦痛でしかなかった。
    レイコに、会えない、毎日を、過ごす事が。

    2005-06-26 17:17:00
  • 256:

    ユキ

    「泣いてるの?」
    レイコが、聞いてきた。
    僕は、自分で、気付かなかったが、泣いていた。
    レイコの顔に、僕の涙が、落ちた。
    「悲しいの?」
    僕は、首を、横に振った。「じゃあ、なんで、泣いてるの?」
    僕は、答えた。

    2005-06-26 17:24:00
  • 257:

    ユキ

    「あたに、会えて、今、とても、うれしいです。」
    僕は、レイコの腕を離し、ベッドから、下りた。
    「すいませんでした。迷惑かけて。」
    玄関に、向かって歩く。
    「もう、いいの?」

    2005-06-26 17:35:00
  • 258:

    名無しさん

    ??

    2005-06-26 18:14:00
  • 259:

    ?

    ???

    2005-06-26 19:26:00
  • 260:

    名無しさん

    何か世にも奇妙な物語見てるみたいでこの小説読んでたら不思議な気持ちになる!!ケド面白い♪頑張って書いてなあ?

    2005-06-26 19:57:00
  • 261:

    ユキ

    ?269さん?270さん??271さん?????ありがとです???世にも奇妙な物語??そう言ってもらえて、うれしいです。?(笑)主も、大好きです。世に奇妙???

    2005-06-26 21:07:00
  • 262:

    あげ

    2005-06-27 02:09:00
  • 263:

    名無しさん

    あげ?

    2005-06-27 05:25:00
  • 264:

    ユキ

    「え?!」
    後ろを、振り向くと、レイコが、体を起こして、僕を、見ていた。
    「あたしに、会えただけでいいの?」
    まっすぐに、僕を、見ている。

    2005-06-27 05:56:00
  • 265:

    ユキ

    「え、僕は…。」
    レイコが、僕の方に、歩いて来た。
    「僕は…。」
    僕の、頬に、自分の手を、当てる。
    「どうして、あたしに会いたかったの?」

    2005-06-27 06:01:00
  • 266:

    名無しさん

    略減らしてください?それだけいつも返事ないんで?

    2005-06-27 06:03:00
  • 267:

    ユキ

    レイコの、綺麗な、顔が、近づく。
    「答えられないの?」
    僕は、答えを、ゆう代わりに、レイコを、抱き締めた。           自分の、腕に、力を、入れ、レイコの体を、確かめた。

    2005-06-27 06:05:00
  • 268:

    ユキ

    レイコの、体は、本当に、細く、これ以上力を入れたら、壊れてしまいそうだった。
    ドクンドクン
    僕は、レイコを、抱き締めながら。この、自分の中から沸き上がる、熱い感情が、なんなのか、分からずいた。          「痛い。」

    2005-06-27 06:10:00
  • 269:

    ユキ

    「ごめんなさい。」
    僕は、レイコから、離れた。
    ドクンドクン
    レイコは、僕を、見つめている。
    「ねえ?あんた、自分の気持ち気付いてないでしょ?」

    2005-06-27 06:14:00
  • 270:

    ユキ

    「!」
    僕が、返事を、する前に、レイコは、自分の、くちびるで、僕の口を、ふさいだ。
    ゆっくりと、くちびるを、離しながら、レイコは、言った。
    「あんたは、あたしの事が、好きなのよ。」

    2005-06-27 06:18:00
  • 271:

    ユキ

    僕は、レイコが、好きなのだ。
    レイコに、言われるまで、気付かなかった。
    この、熱くて、胸が焼ける感情が、恋という事を、初めて、知った。
    「はい。僕は、あなたの事が、とても、好きだ。」

    2005-06-27 06:24:00
  • 272:

    ユキ

    今度は、僕から、レイコに、キスをした。
    始めは、触れる様に、だが、僕は、感情の抑えが、きかなくなり。レイコを、強く抱き締めながら、激しく、レイコの、くちびるを、求めた。

    2005-06-27 06:28:00
  • 273:

    名無しさん

    ?

    2005-06-27 10:02:00
  • 274:

    ユキ

    ??277さん??すいませんでしたm(__)m
    なるべく、略無い様に、書きます???これからも、お付き合い、お願いしますm(__)m

    2005-06-28 04:28:00
  • 275:

    ユキ

    「好きだ。」
    キスを、しながら、僕は、何度も言った。
    「好きだ。あなたが、好きだ。」
    いとおしくて、大事にしたい、気持ちと。めちゃくちゃに、僕の手で、してやりたい気持ちが、僕の中でごっちゃになる。

    2005-06-28 04:37:00
  • 276:

    ユキ

    「ちょっ、と!待って!」 レイコが、手のひらで、僕の顔を、おさえた。
    「もう!激しすぎる!」
    少し、赤い顔で、僕を、軽くにらんだ。ほんとに、かわいい。
    「ごめんなさい。」
    僕は、レイコを、また、抱き締めた。

    2005-06-28 04:43:00
  • 277:

    ユキ

    レイコの、長く綺麗な髪を、なでながら、僕は、幸せを、かみしめていた。
    「あの、僕に、こんな事されて、嫌じゃないですか?」
    僕は、急に、心配になって、レイコに、聞いた。

    2005-06-28 04:50:00
  • 278:

    ユキ

    レイコは、僕の頬に、軽くキスした。
    「嫌なら、抵抗するよ?」
    僕の顔を、上目づかいで見た。もう、ほんとに、やばいぐらい、かわいい。
    「なら、よかったです。」 「よかったね。」

    2005-06-28 04:55:00
  • 279:

    ユキ

    レイコは、僕の胸に、顔を、うずめて、笑った。
    「あの、わがまま、言っても、いいですか?」

    2005-06-28 04:59:00
  • 280:

    名無しさん

    かぃて?

    2005-06-28 17:50:00
  • 281:

    名無しさん

    ぁげ?

    2005-06-29 16:53:00
  • 282:

    名無しさん

    ?????

    2005-06-29 17:21:00
  • 283:

    ユキ

    ?291さん?292さん?293さん???ありがとうm(__)mさぼってて、?すいませんでしたm(__)m今から、更新しますね????

    2005-06-30 06:11:00
  • 284:

    ユキ

    「レイコって、呼んでいいですか?」 
    レイコが、少し笑った。
    僕は、レイコと、出会ってから、名前を、呼んだ事が無かった。
    「いいよ。あと、敬語やめてね。」

    2005-06-30 06:15:00
  • 285:

    ユキ

    「遅かったわね。」
    義母が、目を、つり上げて僕を、見ている。
    「おい。そんなに所に、立ってないで、早く上がりなさい。」
    父が、義母の後ろから、覗き込んでいる
    「父さん!帰ってたんだ。」

    2005-06-30 06:22:00
  • 286:

    ユキ

    僕は、父さんの、顔を、見て、心底、ほっとした。
    「あなた、帰りが、遅い事、ちゃんと怒って下さい!」
    義母が、父さんに、かみついた。
    「まぁ、もう、子供じゃないんだし。終電でも、ちゃんと帰って来てるんだから、いいじゃないか。」

    2005-06-30 07:18:00
  • 287:

    ユキ

    義母は、黙ってしまい。部屋の、奥に行った。
    「あいつも、おまえの事が、かわいくて仕方ないんたなぁ。ま、うまくいってるみたいで、よかったよ。」 父は、何も知らない。
    「ああ、うまくやってるよ。」
    僕は、靴を、脱ぎながら、苦笑いをした。

    2005-06-30 07:22:00
  • 288:

    ユキ

    「まぁ、たまには、晩酌ぐらいしろよ。」
    父に、言われ、ダイニングに、向かった。
    台所には、顔を、ゆがめている義母が、居た。
    「久しぶりだなぁ。変わった事は、なかったか?」
    僕は、父の、隣に、座り、ビールを、ついであげた。「特に、無いよ。」
    いつもどおり、父が、家を、空けている時は、義母が、僕を、誘っている事が。「おまえ、なんで、今日、そんな、汚れてるんだ?」

    2005-06-30 07:31:00
  • 289:

    ユキ

    「え?」
    僕は、少しあせった。
    「喧嘩でも、したのか?」
    「あっ、うん。」
    僕は、あいまいに、返事した。
    今日、あった事を、言えるわけがなかった。
    そういえば、タカシは、無事帰れただろうか?
    「おまえ、彼女とか、出来たのか?」

    2005-06-30 07:36:00
  • 290:

    ユキ

    その、父のことばに、反応したのか、義母が、ビールを持って、こっちに来た。「いっ、いないよ。」
    義母が、僕の顔を、見ている。
    「そうなのか?今日は、てっきり、彼女と、デートだと、思ったんだがなぁ。」 父は、ほろ酔いで、僕を見て、にやにや笑った。
    「おまえ、テイーシャツに、口紅ついてるぞ?」

    2005-06-30 07:43:00
  • 291:

    ユキ

    「え!?」
    声を、上げたのは、義母だった。
    「なっ、何言ってんの?父さん!こんなの、終電込んでたから、付けられただけだよ!」
    僕は、大きい声を、出して、否定した。
    「おまえ、奥さんに、浮気ばれた、ダンナみたいだなぁ。」

    2005-06-30 07:47:00
  • 292:

    ユキ

    父は、僕を見て、笑った。義母が、疑いの目で、こっちを、見ている。
    「まぁ、何にせよ。おまえが、健康で、ちゃんと、学校行ってるんだったら、父さんは、文句無いよ。なんか、今は、バイトもしてるんだって?」

    2005-06-30 07:54:00
  • 293:

    ユキ

    父は、一月程、出張で、家を、空けていた。
    だから、この、一月で、僕に、色々な、変化が、あった事には、気づいていない。
    「うん。ちょっと、お金を、自分で、貯めたくなったんだ。」
    義母が、僕に、ほほえんだ。気持ち悪い。

    2005-06-30 08:00:00
  • 294:

    名無しさん

    ???

    2005-06-30 08:34:00
  • 295:

    ユキ

    「カラオケ屋だってな。今度、覗いてやるからな。」 僕は、義母に、レイコの店で、働いてるのを、カラオケ屋と、嘘ついていた。
    「いーよ。恥ずかしいから。」
    父に、嘘を、つくのは、気が、引けた。
    「まぁ、そうゆうな、もしかしたら、当分、会えなくなるかもしれんからな。」

    2005-06-30 17:10:00
  • 296:

    ユキ

    「え?父さん?それ、どうゆう意味?」
    「まぁ、今から、話すよ。ああ、おまえも、こっちに来なさい。」
    父は、義母に、僕の向かいに、座る様、促した。
    義母も、不思議そうな、顔で、席に着いた。

    2005-06-30 17:15:00
  • 297:

    ユキ

    「さて、まぁ、話ってのは、父さんの仕事の事でな。仕事の、都合上、来年から、上海に行く事になった。」
    「なんだ、外国な、だけじゃん。」
    「そうなんだが、上海に、行ったら、三年は、帰ってこれないんだ。」

    2005-06-30 17:19:00
  • 298:

    お疲れ様です。

    2005-07-01 07:56:00
  • 299:

    ?

    ???

    2005-07-01 08:41:00
  • 300:

    ユキ

    「え?帰って来れないって?」
    僕は、激しく動揺した。
    「むこうで、三年は、住まなくちゃいけなくなった。」
    さっきまでとは、違う、真剣な顔で、父は、僕を見ている。

    2005-07-01 10:19:00
  • 301:

    ?りな?

    続き気になります??更新頑張って下さぃ?

    2005-07-01 18:46:00
  • 302:

    名無しさん

    書いて?

    2005-07-02 01:38:00
  • 303:

    ユキ

    ?305さん?ななしさん??りなさん?♪さん?ありがとです?????更新遅くなってすいません????

    2005-07-02 06:44:00
  • 304:

    ユキ

    義母が、父の言葉を、聞いて、一瞬、笑った。
    僕は、後頭部を、思い切り殴られた様な、そんな、気持ちだった。
    つまり、この家で、義母と、三年も、二人きりに、なってしまう。

    2005-07-02 11:01:00
  • 305:

    ユキ

    「そんな、あなた。私さみしいわ!」
    義母が、わざとらしく泣き真似を、しだした。
    笑いを、こらえるための、演技だと、僕は、分かっていた。気持ち悪い。
    「大丈夫だ。おまえは、わたしと、一緒に、くればいい。」

    2005-07-02 11:06:00
  • 306:

    ユキ

    「え!?」
    僕と、義母の声が、はもった。
    「義母さんを、連れていっていいだろう?おまえは、来年、受験だし、日本を、離れるわけにいかんだろう。」
    心の中は、絶望から、歓喜に、変わった。

    2005-07-02 11:10:00
  • 307:

    ユキ

    「僕なら、一人で、大丈夫だよ。受験勉強に、その方が、集中出来るしね。」
    義母は、青い顔をして、下を、向いている。
    「おお、親が、いないからって、羽目はずすなよ!浪人は、ゆるさんからな!」

    2005-07-02 11:17:00
  • 308:

    ユキ

    僕は、自分の部屋に、入り、ベッドに、寝転んだ。
    枕に、顔を、押しつけ、我慢していた、笑いが込み上げた。
    義母が、この家から、いなくなる。
    ほんとに、僕は、何度、願ったか分からない。
    夢みたいだ。

    2005-07-02 11:23:00
  • 309:

    ユキ

    今日は、本当に、色々な事があった。
    クラブの、最悪な、パーティー。
    田中という、最低な、男と、タカシの過去。
    そして、今、一番、僕の心を、しめている事は、レイコだった。

    2005-07-02 11:30:00
  • 310:

    ユキ

    「レイコ。」
    僕は、声に、出した。
    嬉しくて、ベッドの上を、ごろごろ転がった。
    自分で、何やってんだと、つっこんだ。
    でも、レイコの事を、考えるだけで、顔が、にやけてしまう。

    2005-07-02 11:34:00
  • 311:

    ユキ

    僕が、好きな人。
    僕に、好きとゆう、感情を教えてくれた人。
    初めて、キスしたくなった、女の子。
    いとおしくて、たまらない。ずっと、そばに、いたい。

    2005-07-02 11:40:00
  • 312:

    名無しさん

    ??

    2005-07-02 16:16:00
  • 313:

    名無しさん

    ??

    2005-07-02 17:28:00
  • 314:

    名無しさん

    やぁーん?

    2005-07-03 01:54:00
  • 315:

    ユキ

    こんなに、暖かな気持ちに、なったのは、初めてだった。
    僕は、一日、色々ありすぎて、とても、疲れていた。まぶたが、自然と重くなってきた。
    ほんとに、久しぶりに、気持ちのいい眠りに、僕は、ついた。

    2005-07-03 08:37:00
  • 316:

    ユキ

    次の朝、久々に、家族そろって、朝食をとった。
    父は、久しぶりに、家族がそろった事で、上機嫌だった。
    その横で、義母は、一人暗い顔を、していた。

    2005-07-03 08:41:00
  • 317:

    ユキ

    父は、当分の間。出張が無いらしい。
    僕は、父が、家に、居れる事が、とても、嬉しかった。
    父が、家に居たら、義母は、僕に、手を出してこないから。

    2005-07-03 08:46:00
  • 318:

    ユキ

    土日ともに、僕は、タカシに、メールと、電話をした。
    タカシから、連絡は、一切なかった。
    僕は、月曜に、会えるから、いいや。と、軽い気持ちでいた。
    平穏な、休日を、過ごした。
    月曜日、起こる事を、僕は、知るよしもなかった

    2005-07-03 08:53:00
  • 319:

    ユキ

    月曜日、学校に、行くと、タカシの姿は、無かった。その日は、最後の授業が、終わっても、タカシを、見る事は、無かった。
    屋上にも、行ったけれど、あの大きな、背中は、無かった。

    2005-07-03 08:58:00
  • 320:

    ユキ

    放課後、僕は、担任に、呼び出されて、職員室に行った。
    タカシの事に、ついて、いくつか、質問された。そして、
    「おまえは、金曜日一緒に、居なかったんだよな?」 担任は、僕に、ほんとの質問してきた。

    2005-07-03 09:03:00
  • 321:

    ?

    ???

    2005-07-03 09:06:00
  • 322:

    ユキ

    「なんの事ですか?タカシに、何かあったんですか?」
    僕は、質問を質問で、返した。担任は、言葉に、つまり、黙った。
    「教えてください!」
    嫌な、予感がした。

    2005-07-03 09:06:00
  • 323:

    ユキ

    僕は、担任に、しつこく問いただした。
    恨負けして、担任は、口外しない事を、条件として、重い口を開いた。
    「警察に、昨日、捕まったんだよ。」

    2005-07-03 09:10:00
  • 324:

    ユキ

    冷たい汗が、背中から、出るのが、分かった。
    「なんでも、金曜に、とある、クラブで、薬、飲酒、強姦、暴行の罪で、警察に、連行されたんだそうだ。」
    僕は、自分の、お気楽な、考えを、後悔した。
    ふつうに、今日、学校に来れば、タカシに、会えると、思っていた。

    2005-07-03 09:16:00
  • 325:

    ユキ

    担任と、話ている途中で、僕は、携帯が、鳴ってるのに、気付いた。
    「音は、切っておきなさい!」
    担任に、たしなめられた。携帯の、ディスプレイを、見る。
    タカシからの、着信だった。

    2005-07-03 09:20:00
  • 326:

    ユキ

    僕は、話の途中だったが、職員室を、後にした。
    急いで、人気のない、教室に入って。電話を、取った。
    「もしもし!タカシ?今どこだ?」
    僕は、早口で喋った。
    『そんな、あせんなって。少しは、ゆっくり話せるからさ。』

    2005-07-03 09:25:00
  • 327:

    ユキ

    緊張感の無い。いつも通りの、タカシの声に、僕は、拍子抜けした。
    「ごめん。僕、何も知らなくて。」
    情けない声を、出しているのが、自分で分かった。 『謝るなよ。おまえは、悪くないから。俺こそ、ごめんな。』

    2005-07-03 09:30:00
  • 328:

    名無しさん

    それから??

    2005-07-03 10:40:00
  • 329:

    ユキ

    いつも通りの、明るい、タカシの声だった。
    『ほんと、巻き込んでごめん。捕まったのは、俺の意志だから。おまえは、なんにも思わなくていいからな。』
    「でも、タカシは、僕の事を、思って、した事だろ?」

    2005-07-03 14:11:00
  • 330:

    ユキ

    僕の方は、どんどん、情けない声になってく。
    『なぁ、俺さ、たぶん当分出てこれないからさ。おまえ、元気でいろよ?』
    「そんな…、そんな事ゆうなよ!」

    2005-07-03 14:14:00
  • 331:

    ユキ

    『俺さ、おまえが、うらやましかった。何にも、汚れてない、おまえみたいに、俺、なりたかったよ。俺は、ほんとに、言い訳出来ないぐらい、汚い事、いっぱいしてきた。でも、警察官僚の親父が、すべて、もみ消してくれてた。』

    2005-07-03 14:20:00
  • 332:

    ユキ

    『俺は、今まで、自分が、してきた事の、つぐないを、まったくしてないんだ。少し前までだったら、こんな、気持ちにならなかった。おまえと、友達する様になったからだよ。』

    2005-07-03 14:24:00
  • 333:

    ユキ

    『今まで、俺は、ほんとの友達って、いなかったんだ。親父を、嫌って、田中さん達と、つるんでたのに。親父の力が、あれば、捕まらないから、俺を、仲間にしてくれただけだった。でも、おまえは、違った。』

    2005-07-03 14:29:00
  • 334:

    ユキ

    『こんな、俺と、損得なしで、友達やってくれた。あの時さ、おまえ、一緒に帰ろうって、ゆってくれただろ?あれ、本当に嬉しかったんだ。ありがとな。』
    「…。」

    2005-07-03 14:35:00
  • 335:

    ユキ

    僕は、何も言えなくて、ただ、タカシの話を、聞いていた。
    『警察には、自分から、通報したんだ。大丈夫、田中さんも、捕まったし、おまえに、迷惑が、かからない様に、してるから。』

    2005-07-03 14:39:00
  • 336:

    ユキ

    『ほんとに、ごめんな。まだ、こんな俺と、友達やってくれるか?』
    タカシが、電話ごしで、泣いてるのが、分かった。
    「あたりまえだろ!怒るぞ!ずっと、友達だよ!」

    2005-07-03 14:42:00
  • 337:

    ユキ

    『ありがとう。』
    タカシは、かすれた声で、そう言って、電話を、切った。

    2005-07-03 14:46:00
  • 338:

    さぁ

    リアルタイムで読んでます。話がメッチャおもしろくて吸い込まれる?これからも頑張ってください(●'∀^*)ノ

    2005-07-03 15:54:00
  • 339:

    ユキ

    ?323さん?324さん?325さん?339さん?さぁさん?ありがとー(^-^)??? こんな、長く、書けたのも??読んでくれている人が居るからです。???カキコしてくれたり、読んでくれている、みな様?ほんとに、ありがとーです??まだ、中盤ですが?完結まで、読んで頂けたら、ありがたいです???

    2005-07-04 02:30:00
  • 340:

    あゆか ◆R.7nkEFNVA

    毎日、楽しく読んでマス?
    頑張ってぇ?

    2005-07-04 02:34:00
  • 341:

    ユキ

    「あんたね、あたしは、どら〇もんじゃないのよ?」 寝起きの、少し不機嫌な、レイコが、僕を、にらんでいる。
    「すいません。帰ります。」僕は、後ろを、振り向き、階段に、向かって歩いた。

    2005-07-04 02:35:00
  • 342:

    ユキ

    「のび〇くん。早く、入りなさいよ。」
    レイコは、僕を、部屋に、入れてくれた。
    「すいません。突然来て。」レイコは、ベッドに、もたれて、座り、タバコに火をつけた。
    「タカシ君の事でしょ?」

    2005-07-04 02:40:00
  • 343:

    ユキ

    「なんで、知ってるんですか?」
    レイコは、涼しい顔を、して、白い煙を吐いた。
    「今日、電話が、かかってきたのよ。本人から。」
    タカシから、レイコに?
    「よろしく、頼むってさ。」

    2005-07-04 02:44:00
  • 344:

    ユキ

    自分は、今から、捕まりに行くから、僕の傍に、いられなくなる。僕は、自分には、言ってこないが、何か、抱え込み、悩んでいる。レイコが、僕を、好きか、どうかは、知らないが、僕を、支えてやってほしい。            −以上が、タカシが、レイコに電話で、話した内容だった。

    2005-07-04 02:53:00
  • 345:

    ユキ

    「ほんとに、過保護よね、タカシ君。」
    レイコは、僕を、見て微笑んだ。
    「ほんとに、あんたは。」
    レイコは、僕の頬を、優しく、触れてきた。
    「泣き虫だね。」
    僕の、涙が、レイコの、手の平を、濡らした。

    2005-07-04 02:57:00
  • 346:

    ユキ

    「すいません。」
    触れている、レイコの手が、暖かくて、僕は、余計に、涙が止まらなくなった。「ごめん。」
    僕は、目の前にいる、レイコではなく、タカシに言った。
    タカシ、ごめん。本当は、僕こそ、君の友達に、ふさわしくないんだ。

    2005-07-04 03:04:00
  • 347:

    ユキ

    汚れているのは、僕の方だ。
    タカシは、ちゃんと、罪を、つぐなう為、捕まった。僕は、義母との、関係を、誰にも、言わず。隠し通そうとしている。
    自分の、罪を、認めていない。

    2005-07-04 03:07:00
  • 348:

    名無しさん

    ?????

    2005-07-04 03:08:00
  • 349:

    ユキ

    義母ばかり、責めて、自分は、悪くないと、思っている。
    隠したまま、父と、何事もなかった様に、接している。
    家族を、壊したくない。僕が、我慢すればいい。
    そんなの、ただの綺麗事だ。自分を、守る為だけの。

    2005-07-04 03:12:00
  • 350:

    ユキ

    僕は、恐かったのだ。
    事実を、知った時の父の反応が。その時の、義母の行動が。
    五年の、長い間。父に、言う機会は、いくらでもあった。義母を、拒む事も、出来た。

    2005-07-04 03:19:00
  • 351:

    ユキ

    僕は、臆病で、卑怯者だった。我慢する、フリして、まわりの、セイにして、自分を、守ってきた。
    僕は、汚くて、タカシが、ゆう様な、キレイな人間じゃない。

    2005-07-04 03:23:00
  • 352:

    ユキ

    「自分を、責めても、しょうがないんじゃない?」
    レイコが、僕の顔を、覗き込んでいる。
    「後悔するより、これから、どうするかじゃない?」 レイコは、ニコリと、笑った。

    2005-07-04 03:34:00
  • 353:

    ユキ

    レイコは、それ以上、何も言わず、僕が、泣き止むまで、傍にいてくれた。
    そして、レイコの、出勤時間になったので、一緒に、部屋を、出た。
    「いいもの、あげる。」

    2005-07-04 03:47:00
  • 354:

    ユキ

    レイコが、僕の手に、何か握らせた。
    「まぁ、頑張ってね。」
    そう、言って、僕と、反対方向に、足早に、行ってしまった。
    手の中に、あるものを、僕は、確認し、握り締めた。僕は、決心した。

    2005-07-04 03:54:00
  • 355:

    ユキ

    「おかえりなさい。」
    家に、帰ると、満面の笑みで、僕を、義母が迎えた。「今日は、早かったのね、嬉しいわ。」
    玄関に、上がると、義母が抱きついてきた。
    僕は、手の中に、あるものを、握り締めた。

    2005-07-04 03:59:00
  • 356:

    ユキ

    「今日ね、お父さん。遅いんですって。久しぶりに、二人きりよ。」
    嬉しそうに、僕を、見上げている。
    ドン
    僕は、義母を、突き飛ばした。

    2005-07-04 04:01:00
  • 357:

    ユキ

    義母は、壁に、当たり、呆然とした顔で、僕を見た。「もう。やめてくれ。僕に、触るな。」
    僕は、義母の横を、通り、階段を、上がろうとした。「待ちなさいよ!」

    2005-07-04 04:05:00
  • 358:

    ユキ

    義母が、僕の腕を、つかんだ。
    「いいの?あたしを、拒んだら、お父さんに、ゆうわよ!」
    さっきまでとは、違い。目を、吊り上げ、顔を、歪ませて義母が、怒鳴った。

    2005-07-04 04:09:00
  • 359:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-04 04:46:00
  • 360:

    更新されてた。やっぱり、続きが気になる。

    2005-07-04 05:20:00
  • 361:

    沙耶香ぁぁ

    最初カラ読みました?メッチャおもろぉぃ?こぅゅぅストーリー大好き?主サン頑張って完結してね?たのしみにしてます???

    2005-07-04 10:06:00
  • 362:

    ?風音? ◆IKE2/ObsJk

    めっちゃいぃトコやん??気になるう?頑張って書いてネ?しおり

    2005-07-04 10:07:00
  • 363:

    名無しさん

    ??????

    2005-07-04 14:19:00
  • 364:

    たかちんっ???

    ゥチも最初カラずぅ??ッッとょんでるуoо(?≧ω?)???頑張れぇ(?^?^)?

    2005-07-04 23:40:00
  • 365:

    ユキ

    ?370さん?♪さん?さやかさん?ふうねさん?374さん?たかちんさん?????ありがとです(^ε^)-☆Chu!!いっぱいの人に、読んでもらえて???主は、幸せ者です???ほんとに?ありがとです???頑張ります???

    2005-07-05 11:29:00
  • 366:

    ユキ

    不快な、騒音を、出す、気持ちの悪いもの。
    「好きな、女でも、出来たの?誰か、言いなさい!あたしに、逆らうのは、許さないわよ!」

    2005-07-05 11:34:00
  • 367:

    ユキ

    義母の、つめが、僕の腕に、食い込む。
    「あなたは、あたしのものなんだから!許さないわよ!あたしを、裏切る事は!」           うるさい。

    2005-07-05 11:37:00
  • 368:

    ユキ

    僕は、義母が、つかんでいた、腕を、おもいきり、振り払った。
    義母が、しりもちを、ついて、倒れた。
    僕は、義母を、見下ろし、冷たく、言い捨てた。  「うるさい。黙れ。」

    2005-07-05 11:41:00
  • 369:

    ユキ

    義母は、目を、見開いて僕を、見ている。
    その、姿は、ほんとに、惨めだった。
    「いい加減にしろ。僕は、あんたの、おもちゃじゃないし、あんたの、恋人でもない。」

    2005-07-05 11:45:00
  • 370:

    ユキ

    僕は、今まで、飲み込んで、我慢していた感情を、一気に、吐き出した。
    「父さんに、話したいなら、話せばいい。だけど、僕も、父さんに、話す。どれだけ、苦痛を我慢してきたかを。」

    2005-07-05 11:51:00
  • 371:

    ユキ

    義母は、だらしなく、口を、開けたまま、ぽかん、としている。
    「あなたが、僕に、してきた事は、虐待だ。僕が、どれだけ、苦しんだか、分かるか?この、五年の間、どれだけ、我慢したか、わかるか?」

    2005-07-05 11:57:00
  • 372:

    ユキ

    僕は、義母に、背を向けて、階段を、上がった。
    「待ちなさいよ!」

    2005-07-05 12:00:00
  • 373:

    ユキ

    「じゃあ。あたしを、愛してるって、ゆってたのも、嘘なの?」
    後ろを、振り返ると、義母が、今にも、泣きだしそうな顔を、していた。
    気持ち悪い。

    2005-07-05 12:03:00
  • 374:

    ユキ

    「当たり前だろ。おまえが、無理矢理、言わせてた、だけだ。」
    僕は、もう一度、それを、握った。
    そして、前を、向いた。
    「おぼえときなさいよ!」

    2005-07-05 12:07:00
  • 375:

    ユキ

    「あたしを、裏切ったらどうなるか。これから、覚悟しなさいよ。」
    黒い、呪いの言葉。
    僕は、後ろを、向かず。そのまま、階段を、上がって、自分の部屋に、入った。

    2005-07-05 12:11:00
  • 376:

    それから?

    2005-07-05 12:40:00
  • 377:

    おもちろい?頑張れ?

    2005-07-05 13:25:00
  • 378:

    ユキ

    次の日の朝。
    一階に、降りるのが、恐かった。
    「おはよう。おまえ、ゆっくりだなぁ。学校、遅刻するぞ!」

    2005-07-06 05:27:00
  • 379:

    ユキ

    ダイニングで、父は、朝刊を、読みながら、僕に、普通に、話し掛けてきた。
    「あ、うん。」
    僕は、父の、向かいに、座った。
    「なんだ?父さんの顔に、何か、ついてるか?」

    2005-07-06 05:30:00
  • 380:

    ユキ

    「あっ、ううん。」
    父は、けげんな、顔して、僕を見た。
    「小遣いか?無理だぞ。」
    父は、そう言って、朝刊を、読みだした。
    いつもと、変わらない、父の態度。

    2005-07-06 05:36:00
  • 381:

    リアルタイム

    2005-07-06 05:37:00
  • 382:

    ユキ

    僕は、拍子抜けした。
    てっきり、義母が、昨日のうちに、父に、喋っていると、思っていた。
    そういえば、義母の、姿が見当たらない。
    「父さん、義母さんは?」

    2005-07-06 05:39:00
  • 383:

    ユキ

    「義母さんなら、朝飯の、用意した後、シャワー浴びてる。」
    僕は、何故か、その時、嫌な感じがした。
    「父さん、それ、どれくらい前?」
    父は、朝刊から、目を、上げ、掛け時計を、見た。

    2005-07-06 05:44:00
  • 384:

    ユキ

    「一時間くらい前かなぁ?」
    僕は、椅子から、立ち上がり、ダイニングを、出て、風呂場に、向かった。
    「おい。おまえ、どうしたんだ?」
    父も、僕のあとを、ついてきた。

    2005-07-06 05:47:00
  • 385:

    ユキ

    僕は、風呂場に、入り、浴室の扉を、開けた。
    ガラ
    「おい!何考えてんだ?今は、義母さんが、入って…。」           ザー、ザー。
    シャワーが、出しっぱなしに、なっている為、浴室は、湯気が、立っていた。

    2005-07-06 05:52:00
  • 386:

    ユキ

    浴槽には、お湯が、満タンに入っている。
    湯の、色は、真っ赤だった。
    義母の、手首が、浴槽に、沈んでいる。
    ザー、ザー。
    僕は、その光景を、見ながら、昨日の、義母の言葉を、思い出していた。

    2005-07-06 05:58:00
  • 387:

    ユキ

    コレカラ、ドウナルカ、カクゴシテオキナサイヨ。 「おまえは、もう、いいから、学校に、行きなさい。」            青ざめた顔の父が、僕に、言った。

    2005-07-06 06:01:00
  • 388:

    ユキ

    僕は、父のゆう通りに、病院を、後にした。
    義母が、今日の朝、自殺未遂を、した。
    風呂場で、手首を、切って、倒れていた。
    発見が、早かった為、命に、別状は、無かった。

    2005-07-06 06:05:00
  • 389:

    ユキ

    風呂場で、倒れていた義母の顔は、笑っている様に、見えた。
    父は、上海に行く事が、原因と思って、ショックを、うけていた。
    僕は、本当の原因が、僕だと、分かっていたが、父には、言えなかった。

    2005-07-06 06:12:00
  • 390:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-07-06 07:41:00
  • 391:

    ユキ

    ?♪?さやかさん?401さん???ありがとです???ついに、400越えちゃいました???

    2005-07-06 08:09:00
  • 392:

    ユキ

    恐れていた、通りに、なってしまった。
    義母は、手段を、選ばない。僕を、苦しめる為なら。            たとえ、自分が、死んだとしても。

    2005-07-06 08:13:00
  • 393:

    ユキ

    僕は、学校とは、反対方向に、歩き出した。
    ポケットに、入ってるものを、握りしめながら。

    2005-07-06 08:15:00
  • 394:

    ユキ

    ピンポーン
    呼び鈴を、押したが、返事は、なかった。
    僕は、ポケットから、取り出した。
    レイコが、渡してくれた、鍵を。

    2005-07-06 08:19:00
  • 395:

    ユキ

    どきどきしながら、鍵穴に差した。
    カチャリ
    右に、回す。鍵が、開いた。
    僕は、レイコの、部屋に、入った。

    2005-07-06 08:22:00
  • 396:

    ユキ

    真夏の、昼過ぎだとゆうのに。この部屋は、相変わらず、肌寒く感じるくらい、冷房が、効いている。
    台所を、通って、ガラス戸を、引いた。
    「どうしたの?のび〇君。また、何かあった?」

    2005-07-06 08:27:00
  • 397:

    ユキ

    「どこでもドア、使っちゃいました。」
    僕は、そう言いながら、笑った。
    「おもしろくないし。」
    レイコは、笑顔で、言い捨てた。

    2005-07-06 08:35:00
  • 398:

    ユキ

    「昨日、ごめん。みっともないとこ見せて。」
    「いつもの事だし、気にしてない。」
    レイコは、腰掛けていた、ベットから、降りて、僕のほうに、歩いてきた。  「顔、青い。」

    2005-07-06 08:40:00
  • 399:

    ユキ

    レイコは、僕の顔を、覗き込んだ。
    「大丈夫?」
    黒目がちの、キレイな目が、僕を、映している。
    僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。

    2005-07-06 08:42:00
  • 400:

    まだ更新するやんね?!終わっちゃ嫌ー。

    2005-07-06 08:45:00
  • 401:

    ユキ

    レイコの、体温が、僕の、腕の中で、少しづつ、上がっていく。
    「昨日、頑張った、ご褒美くれますか?」
    僕は、レイコの顔を、見つめた。
    「いいよ。」

    2005-07-06 08:47:00
  • 402:

    ユキ

    僕は、レイコに、キスを、した。
    唇を、離した時、レイコが言った。        「お義母さん、死ねばよかったのにね。」

    2005-07-06 08:52:00
  • 403:

    ユキ

    僕は、驚き、レイコから、体を、離した。
    「そんな事!思ってない!」レイコは、まっすぐ、僕を、見ている。
    「あの時、見つけなければ、手遅れで、死んだのに。残念ね。」

    2005-07-06 08:56:00
  • 404:

    ユキ

    まただ。
    レイコは、僕の、隠しておきたい気持ちが、何故分かるんだろう?
    「その、通りだよ。でも、何故、分かるんだ?」
    レイコは、僕の、眉間を、指でついた。      「音。」

    2005-07-06 09:01:00
  • 405:

    ユキ

    「あんたと、あたしは、よく似た、音を、持ってる。だから、あんたの、考えてる事が、分かっちゃうの。」
    音??
    僕は、レイコの言ってる意味が、よく、理解できなかった。

    2005-07-06 09:05:00
  • 406:

    しおり

    2005-07-06 09:29:00
  • 407:

    名無しさん

    2005-07-06 10:41:00
  • 408:

    名無しさん

    メッチャぉもしろぃ?他のくだらん小説と全然ちがぅし?頑張って?

    2005-07-06 16:38:00
  • 409:

    ユキ

    すいません???主です。今週は、仕事が、忙しくて???続きを、書くのが、遅くなりますm(__)mすいません????

    2005-07-07 08:04:00
  • 410:

    名無しさん

    ???

    2005-07-07 08:32:00
  • 411:

    名無しさん

    あげ?

    2005-07-07 09:38:00
  • 412:

    名無しさん

    ??

    2005-07-07 11:42:00
  • 413:

    あげ

    2005-07-07 12:46:00
  • 414:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 415:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 416:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 417:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 418:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 419:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 420:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 421:

    名無しさん

    ??

    2005-07-07 17:10:00
  • 422:

    名無しさん

    あげぱん?

    2005-07-07 18:47:00
  • 423:

    まなみ

    お願いです?この小説だけは荒らさないで下さい?すごいこの小説好きなんです?お願いします?

    2005-07-07 19:04:00
  • 424:

    ゆう

    age

    2005-07-08 10:13:00
  • 425:

    削除依頼、勝手に出したけど良かった?!悪い事したつもりはありません。頑張って!!

    2005-07-08 11:28:00
  • 426:

    名無しさん

    ↑どーゆー意味かわからんねんけど?

    2005-07-08 11:58:00
  • 427:

    名無しさん

    荒らしの部分を消したってことぢゃない??エライッ!!

    2005-07-08 21:54:00
  • 428:

    ユキ

    ?まなみさん?名無しさん?♪さん???ありがとです??♪さん。削除依頼ありがとです??カキコ遅くなって、ほんとに、すいません?日曜には、たくさんカキコしたいと思います???ほんとに、m(__)m

    2005-07-09 02:56:00
  • 429:

    未来

    あたしも日曜日に書きだめするワラ
    お互い頑張って書きましょね

    2005-07-09 06:54:00
  • 430:

    ???

    しおり??
    この小説めちゃおもろい??サイコォ???頑張って完結して下さい??最後まで見させてもらいます??

    2005-07-09 16:05:00
  • 431:

    名無しさん

    ぅちもめちゃファンになりましたぁぁ???応援してるので頑張ってくださぃ???

    2005-07-09 20:07:00
  • 432:

    名無しさん

    早くかいて??

    2005-07-10 21:58:00
  • 433:

    名無しさん

    まだ〜?

    2005-07-11 01:08:00
  • 434:

    ユキ

    ?ゆうさん?未来さん??????さん?442さん?443さん?444さん??ありがとです???未来さん?女たちは…の?方ですよね?読んでます??めっちゃ、好きです?お互い頑張りましょーね)^o^(遅くなって??すいませんm(__)m今から、カキコします?

    2005-07-11 07:29:00
  • 435:

    ユキ

    「この世界は、音で、溢れてる。汚い音、キレイな音、悲しい音、怒りの音、楽しい音。」
    レイコは、淡々と、僕の目を、見て。物語を、話す様に、話しだした。

    2005-07-11 07:36:00
  • 436:

    ユキ

    「みんなが聞こえる音、あたしだけが、聞こえる音。あたしは、みんなが聞こえない音が、聞こえる。それは、人の中に、持ってる、心の声。」
    レイコの、瞳に、僕が映ている。

    2005-07-11 07:41:00
  • 437:

    ユキ

    「聞きたくない声、悲鳴を、あげている救いの声、あたしの、中に、どんどん入ってくる。あたしは、心の声を、聞いて、お金に、見合った、治療を、してあげてる。」
    レイコの手のひらが、僕の頬に、触れた。
    「でも、あんたは、違った。どうしてかな?」

    2005-07-11 07:47:00
  • 438:

    ユキ

    「お客さんは、心を、治して欲しくて、あたしを、必要としてる。あたしの、変な力を、求めている。その代わり、お金を、はらう。」

    2005-07-11 07:51:00
  • 439:

    ユキ

    「お金を、貰わずに、誰かを、救ったのは、あんたが、初めてだった。」
    僕は、レイコの、手のひらに、自分の手を、重ねた。「放っておけ無かった。今にも、狂ってしまいそうなくらいに、心が、壊れていたから。」

    2005-07-11 07:58:00
  • 440:

    ユキ

    「少し、前の、あたしと、同じ、壊れている音。なのに、優しい、静かな音が、聞こえるのが、分かった。」
    レイコの、手のひらは、冷たかったが。僕の、体温で、少しづつ、温度が、上がっているのが、分かった。

    2005-07-11 08:03:00
  • 441:

    ユキ

    「あんたの、音は、心地いい。一緒に、居たら、穏やかな気持ちに、なれる。でも、最近、違う。」
    レイコは、優しく微笑んだ。

    2005-07-11 08:05:00
  • 442:

    ユキ

    僕は、自分の顔が、熱くなるのが分かった。僕は、レイコを、強く抱き寄せた。「いや?僕が、レイコを、好きなの。迷惑かな?」 レイコは、僕の顔を、見上げている。
    「ずっと、一緒に、居たいんだ。大好きだよ、レイコ。」

    2005-07-11 08:14:00
  • 443:

    ユキ

    レイコが、吹き出した。
    「よく、そんな事、ふつーに言えるね。」
    僕は、自分の顔が、真っ赤に、なっているのに、気付いていた。
    「ふつーに、恥ずかしいよ。でも、もう、ばれてるから。」
    僕は、恥ずかしくて、顔を、見られたくなくて、レイコの頭を、自分の胸に、押しつけた。

    2005-07-11 08:19:00
  • 444:

    ユキ

    「笑いすぎですよ。」
    レイコは、声を、出さずに、肩を、震わせてる。
    「でも、嬉しいよ。いや、めちゃくちゃ嬉しい。僕の事、そんなふうに、思ってくれて、ありがとう。」

    2005-07-11 08:24:00
  • 445:

    ユキ

    「自惚れないでよ。」
    顔を、うずめたまま、レイコが、言った。
    「ごめん。でも、僕、お金無いし、返せるものないけど、レイコを、大切にするから。」

    2005-07-11 08:28:00
  • 446:

    ユキ

    「そんな、力持ってて、人を、癒してあげれるレイコは、ほんとに、すごいと思う。それに、比べたら、僕なんか、出来る事は、少なくて、助けてもらってばかりだけど、頑張るから。」

    2005-07-11 08:31:00
  • 447:

    ユキ

    「ほんとに、大好きだから、守りたいんだ、何か、役に立ちたいんだ。だから、お願い、そばに、いさせて。」
    僕は、今、思っている事を、全てゆった。
    「レイコ?答えて?」

    2005-07-11 08:35:00
  • 448:

    ユキ

    レイコは、ずっと、黙っている。
    「レイコ?」
    僕は、体を、離して、レイコの顔を、覗き込んだ。
    「レイコ?!どうしたの?」

    2005-07-11 08:38:00
  • 449:

    ユキ

    レイコは、声を、出さずに、泣いていた。
    「え?僕なんか、悪い事ゆった?ごめん!」
    僕は、パニックになり、おろおろしてしまった。
    「…。」
    「え?」

    2005-07-11 08:43:00
  • 450:

    ユキ

    「なんで?あんたは、そんな事ゆうの?」
    僕は、全身から、血の気が、引くのを感じた。
    「ご、ごめん。」
    僕は、ショックで、下を向いてしまった。
    「…、気持ち、…、悪くないの?あたしの事。」

    2005-07-11 08:46:00
  • 451:

    名無しさん

    2005-07-11 08:47:00
  • 452:

    ユキ

    「え?」
    僕は、レイコの顔を見た。「あたしの、力、気持ち悪くないの?」
    レイコが、今まで、見たことのない、表情を、している。悲しそうな、顔。
    僕は、レイコを、抱き締めた。

    2005-07-11 08:50:00
  • 453:

    ユキ

    「レイコに、会ってから、キレイとか、かわいいしか、僕は、思った事ないよ。」
    レイコは、僕の胸に、顔を、埋めている。こんな時に、だけど、ほんとに、かわいい。
    「力、だって、僕からしたら、羨ましいくらいだよ。僕は、ほんとに、何も、出来ないから。」

    2005-07-11 08:54:00
  • 454:

    ユキ

    「…。あんたって。」
    「え?」
    レイコが、顔を、上げた。「ほんとに、天然バカよね。」
    にこりと、笑った。
    「あたしなんかでいいの?」

    2005-07-11 08:57:00
  • 455:

    ユキ

    「レイコが、いいんだよ。」 レイコは、顔を、くしゃくしゃにして、笑った。
    僕は、このレイコの、笑顔を見て、自分の中で、誓った。

    この笑顔を、曇らせない様に、レイコを、守っていく事を。

    2005-07-11 09:03:00
  • 456:

    しおり

    2005-07-11 09:31:00
  • 457:

    名無しさん

    キュン?

    2005-07-11 09:32:00
  • 458:

    名無しさん

    2005-07-11 10:23:00
  • 459:

    名無しさん

    ???

    2005-07-11 20:10:00
  • 460:

    名無しさん

    保健室でタカシにゅぉぅとした時《女に振られたぁ〜》ってゅったけどちょっとしてからタカシに《ぉ前女好きになった事ぁるん?》って聞かれて《なぃなぁ》ってゅったんゎどぅゅぅ事?つじつま会ゎんのやけどm(__)m

    2005-07-11 22:57:00
  • 461:

    名無しさん

    たかし「女に振られたぁ〜」「ぉ前女好きになった事ぁるん?」
    僕「ないなぁ〜」
    やで?

    2005-07-11 23:25:00
  • 462:

    ユキ

    ?469さん?471さん?472さん?♪さん???ありがとです??472さん?ご指摘ありがとです???説明が、足りなかったですね??僕は、結構、もてる奴で、告白も、結構されるんですね?言われて、付き合った事もあるけど、長続きしてません。タカシとの、恋愛話も、嘘を、ついて適当に合わせてます。でも、タカシは、それに、気付いてます?で、ふいに、聞いた時、僕は、嘘が、つけずに、肯定してしまったのです???僕が、付き合った事が、ないとゆうのは、短いお付き合いは、カウントしてないって事です??分かりづらくして、すいませんm(__)m

    2005-07-11 23:25:00
  • 463:

    ?

    リァルタィム???この小説かなりキュン?って来るぅ?さっき泣きそぅになッたョ?これからも頑張ッて?サィねッッ??今日ヵラ,毎日《レィコ》見るの決定ッッ?????

    2005-07-11 23:57:00
  • 464:

    名無しさん

    2005-07-12 03:38:00
  • 465:

    ユキ

    ?ミリさん?AAAさん??ありがとです?ほんとに、ほめてもらえて嬉しいです。?いたらなかったり、読みにくかったり、して??腑甲斐ない主ですけど、頑張りますm(__)m

    2005-07-12 03:43:00
  • 466:

    ユキ

    辺り一面、赤い花が、咲き乱れている。
    僕は、一人で、その中に、立っている。
    遠くに、誰か、立っている。僕は、声を、掛けた。
    「レイコ!」

    2005-07-12 03:47:00
  • 467:

    ユキ

    僕の、声に、気付き、レイコは、こっちを振り向いた。
    僕は、レイコのところまで、歩いて行く。
    レイコは、微笑みながら、僕を、見ている。

    2005-07-12 03:50:00
  • 468:

    ユキ

    僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。
    「大好きだよ、レイコ。」  そう、言った途端、腕の中に居たはずの、レイコが、消えてしまった。
    赤い花びらが、舞う中、僕は、叫んだ。
    「レイコ!」

    2005-07-12 03:55:00
  • 469:

    ユキ

    「うるさい!」
    レイコが、怒った顔で、僕の顔を、上から、見ている。
    辺りを、見回すと、レイコの部屋だった。僕は、ベットに、寝ている。
    「もー、あんた、どんな夢見てんの?」

    2005-07-12 03:59:00
  • 470:

    ユキ

    レイコが、僕の横で、上半身だけ、起こして、寝そべっている。
    「きゃ!」
    僕は、レイコを、抱き締めた。
    「よかったー。夢で。」
    レイコの、体の形を、確認して、僕は、心底、安心した。

    2005-07-12 04:04:00
  • 471:

    ユキ

    「もー、最悪!あんたのせいで、起こされたんだからね!」
    レイコは、僕の、胸の辺りで、むくれていた。
    「ごめん。朝ご飯、フレンチトースト作るから。」
    「ほんとに?」
    ぱっと、目が、輝き、レイコが、笑った。かわいい。僕は、レイコに、キスしようとした。
    バシ!

    2005-07-12 04:10:00
  • 472:

    ユキ

    レイコに、顔を、手で、止められた。
    「調子に、のんな!早く、作って!」
    そう、言いながら、悪戯っぽく、笑った。

    2005-07-12 04:13:00
  • 473:

    ユキ

    今年も、夏休みが、始まった。
    僕は、休みの、初日から、レイコの、部屋で、住んでいる。

    2005-07-12 04:15:00
  • 474:

    ユキ

    義母の、事件の後、色々あった。
    終業式までの間、学校では、タカシの、噂で、持ちきりだった。
    僕は、学校で、担任や、警察から、何度も質問攻めにあった。
    僕は、何も、話さなかった。

    2005-07-12 04:19:00
  • 475:

    ユキ

    義母は、三日程で、退院して、家に、帰って来た。
    その日から、父は、会社を、休んで、家に居る様に、なった。
    「父さんのせいだからな。」父は、僕に、そうゆって、穏やかに笑った。
    僕は、心が、痛んだ。

    2005-07-12 04:24:00
  • 476:

    ユキ

    義母は、事件の後、僕に、関わってくる事は、無かった。僕も、なるべく、接触を、避けた。
    生気のない、恨めしそうな目で、義母は、僕を、ただ見つめるだけだった。
    家に、居ると、前にも、増して、息苦しかった。
    優しい父、狂った義母、そして、父を、騙している最低な僕。

    2005-07-12 04:32:00
  • 477:

    ユキ

    家にも、学校にも、どこにも、居場所が無かった。
    僕は、毎日、レイコの家に、学校が、終わってから、レイコの、出勤時間まで、居る様に、なった。
    唯一、自分が、安心できる場所だった。

    2005-07-12 04:36:00
  • 478:

    ユキ

    「明日から、夏休みでしょ?うちに、明日から、くれば?」
    終業式の日、レイコの家ち行くと、突然、ゆわれた。「その代わり、家事全部やってね。」
    にやりと、レイコが、笑った。

    2005-07-12 04:40:00
  • 479:

    ユキ

    父に、夏休み中、友達の、田舎に、農家の手伝いで、一緒に、付いていくと。嘘を、ついて、許しを求めた。
    「まぁ。来年は、勉強漬けに、なるからなぁ。」
    店長に、頼みこんで、偽の田舎のおじさんに、なってもらい、電話してもらったのが、効いたのか、父は、承諾してくれた。

    2005-07-12 04:48:00
  • 480:

    ユキ

    「義母さんと、ゆっくり、新婚気分を、味わいなよ。」
    夏休み初日、家を、出る時に、父に、そうゆうと、
    「ああ、いつも、気を使ってもらって、悪いな。こっちは、大丈夫だから、思い切り、楽しんできなさい。」

    2005-07-12 04:55:00
  • 481:

    ユキ

    「色々、ごめんな。」
    昔みたいに、父が、僕の頭を、撫でた。
    「父さん、あの…、知ってるの?」
    父は、きょとんとして、僕を、見た。
    「?なんだ?」

    2005-07-12 04:58:00
  • 482:

    名無しさん

    ?

    2005-07-12 05:05:00
  • 483:

    ユキ

    義母は、まだ、ゆって無いのか。何を、考えているんだろう?
    「ううん。なんでも、ないよ。」
    僕は、言葉を、濁して、小さな胸の痛みを、残したまま、家を、後にした。
                この時は、義母の、企みなど、僕は、全く気付いて無かった。そして           
     家を、出て行く時に、義母が、僕を、うつろな目で、窓から、見つめていて、呪いの言葉を、繰り返していた事も。       ゼッタイニユルサナイ

    2005-07-12 05:08:00
  • 484:

    名無しさん

    2005-07-12 05:37:00
  • 485:

    名無しさん

    義母さんこっぇ〜ょぉぃ!

    2005-07-12 05:51:00
  • 486:

    名無しさん

    いつも読んでます頑張ってくださぁーい

    2005-07-12 05:52:00
  • 487:

    名無しさん

    ぁげ

    2005-07-12 05:52:00
  • 488:

    ユキ

    「いただきます。」
    レイコは、無邪気な、笑顔で、フレンチトーストを、頬ばった。
    ほんとに、かわいい。
    レイコの、家で、住む様に、なって三日たった。
    一緒に、居ればいる程、僕は、レイコを、好きになっていく。

    2005-07-12 13:02:00
  • 489:

    ユキ

    朝、一緒に起きて、朝食を、食べる。レイコは、出勤時間まで、ごろごろしている。僕は、家事を、やったり、課題のテキストをする。
    僕たちは、部屋の中で、ずっと、一緒に居た。

    2005-07-12 13:09:00
  • 490:

    リアルタイムかな?!

    2005-07-12 13:10:00
  • 491:

    ユキ

    僕は、レイコの店での、バイトに、復帰した。
    店長に、会える楽しみもあるし、生活費ぐらいは、自分で、稼ぎたかった。
    今までの、バイト代も、店長が、ちゃんと渡してくれた。

    2005-07-12 13:12:00
  • 492:

    ユキ

    てっきり、タダ働きだと、思ってたから、びっくりした。
    レイコに、治療代として、渡そうとしたら、怒られた。
    「あんたから、お金取るほど、困ってないから!」

    2005-07-12 13:15:00
  • 493:

    ユキ

    レイコが、泣いた次の日。僕に、対する態度は、今までと変わってなかった。
    僕も、その事に、ついて、触れない様にした。
    一緒に、同じ店に、行き、働いて、一緒に、帰って、同じベットで眠る。

    2005-07-12 13:21:00
  • 494:

    ユキ

    一日中、ずっと、一緒に居る。
    僕は、ほんとに、幸せだった。
    こんな日々が、ずっと続けばいいと思った。
    「ねぇ?何、にやついてんの?」

    2005-07-12 13:24:00
  • 495:

    ユキ

    レイコが、ダイニングテーブルの、向かい側で、けげんそうに、見ている。
    パンクズが、口の端に付いてたので、僕は、指で、ぬぐってあげた。
    「幸せだなぁ、と思って。」

    2005-07-12 13:27:00
  • 496:

    ユキ

    「きもいね。相変わらず。」レイコは、僕から、目を、そらし、食べるのを、続けた。
    「ねぇ?パンも、甘いのも、乳製品も、ダメなくせに、なんで、フレンチトーストは、食べれるの?」

    2005-07-12 13:31:00
  • 497:

    ユキ

    ここに、来てから、朝食に、必ず、作らされるのだ。「…、小さい時、おかあさんが、作ってくれて、好きになったの。」
    小さな声で、レイコは、答えた。
    僕は、少し、びっくりした。

    2005-07-12 13:36:00
  • 498:

    ユキ

    最近、気付いたが、レイコから、家族の話を、聞いたことが、無い。
    レイコは、自分の話を、まったくしない。

    2005-07-12 13:39:00
  • 499:

    しおり

    2005-07-12 15:56:00
  • 500:

    ?

    昨日メンテナンス?とかで見れなかった???ゃッぱりぉもしろぃねぇ(?^?^)?かかさず見てるヵラねッ??

    2005-07-13 15:41:00
  • 501:

    ?

    ぁげぁげェェ??(?≧ω?)

    2005-07-13 23:31:00
  • 502:

    名無しさん

    ?

    2005-07-14 04:46:00
  • 503:

    ユキ

    ?498さん?499さん?500さん?ミリさん?♪さん????ありがとです?????♪さん?いつも、カキコありがとですo(^-^)o

    2005-07-14 07:21:00
  • 504:

    ユキ

    初めて、レイコの、お母さんの話を、聞けて、僕は、嬉しかった。
    「お母さん。料理作るのうまかった?レイコのご飯作るの大変だからなぁ。」
    僕は、何気なく聞いた。
    「さぁ?分かんない。」

    2005-07-14 07:25:00
  • 505:

    ユキ

    レイコは、そう言い、黙った。
    僕は、それ以上は、質問しなかった。聞いては、いけない事が、分かったから。

    2005-07-14 07:27:00
  • 506:

    ユキ

    二人で、暮らしてから、一週間が経った。
    特に、問題もなく、幸せで、穏やかな、時間が、流れた。
                そんな時、あの男が、現われた。

    2005-07-14 07:31:00
  • 507:

    ?

    更新してりゅゥ???
    し?ぉ?り?

    2005-07-14 08:45:00
  • 508:

    名無しさん

    ??

    2005-07-14 19:59:00
  • 509:

    しおり

    2005-07-14 20:37:00
  • 510:

    ?なちゅ?

    しぉり?頑張ってくださぃ

    2005-07-15 11:09:00
  • 511:

    名無しさん

    はょかいて?

    2005-07-16 11:06:00
  • 512:

    名無しさん

    かいてぇん

    2005-07-16 16:55:00
  • 513:

    ユキ

    すいませんm(__)mカキコ遅くて????仕事が、忙しくて????申し訳無いです?明日、まとめて、カキコしますね???待ってくれてる皆様、ほんとに、すいません???

    2005-07-17 00:46:00
  • 514:

    名無しさん

    削除依頼に,【レイコ】載ッてて焦ッたョ??ュキサン?ぢゃなくてょかッたぁァ???

    2005-07-18 17:40:00
  • 515:

    名無しさん

    ?しおり?

    2005-07-18 21:44:00
  • 516:

    名無しさん

    まだぁ??

    2005-07-19 01:44:00
  • 517:

    名無しさん

    なんか、ひきこまれてしまぃ、いっきに読んだ?
    主さん、待ってますから、頑張って完結して下さい?
    一日の楽しみの一つにします???

    2005-07-19 14:12:00
  • 518:

    名無しさん

    おそすぎ

    2005-07-20 01:39:00
  • 519:

    ?

    ↑そんなん言ぃなゃッッ?なんか事情がぁるかもゃん?時々カキコしてんゃヵラ待ッてたらぃぃゃん?
    楽しみにしてぅヵラ,更新待ッてぅね??

    2005-07-20 03:56:00
  • 520:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 521:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 522:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 523:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 524:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 525:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 526:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 527:

    名無しさん

    アゲ

    2005-07-20 14:53:00
  • 528:

    名無しさん

    主早く

    2005-07-20 15:08:00
  • 529:

    名無しさん

    早く

    2005-07-20 15:28:00
  • 530:

    名無しさん

    お願いします

    2005-07-20 15:29:00
  • 531:

    名無しさん

    誰かが変なスレたてるからや

    2005-07-20 15:31:00
  • 532:

    ☆☆

    最初はバカにしてましたが‥っ??めっちゃ引き込まれちゃいました??
    続き楽しみにしてます?お仕事大変みたいですが、頑張って下さいね?応援してます??

    2005-07-20 15:59:00
  • 533:

    名無し子

    主さんへ??今日一気にはじめから読んで虜になってしまいました?これからも頑張ってくださいね。本当に本当に楽しみにしています。

    2005-07-20 18:13:00
  • 534:

    ユキ

    ほんとに??ほんとに??すいませんm(__)mカキコ遅れて?申し訳ないです??落ち着いたら???完結に、向けて頑張ります。ほんとに、すいません??

    2005-07-21 02:30:00
  • 535:

    名無しさん

    待ってるょ(^O^)

    2005-07-21 03:38:00
  • 536:

    名無しさん

    頑張れ

    2005-07-21 05:47:00
  • 537:

    名無しさん

    ???

    2005-07-21 07:11:00
  • 538:

    名無しさん

    2005-07-21 08:19:00
  • 539:

    名無しさん

    2005-07-21 08:21:00
  • 540:

    名無しさん

    待ってます

    2005-07-21 08:38:00
  • 541:

    今一気に読みました?なんかめちゃ吸い込まれてく感じで全然長い気せんかった??やばぃおまろぃです??これからもゆっくりでいいんで更新楽しみにしてます?????

    2005-07-21 08:39:00
  • 542:

    名無しさん

    略おおすぎてよみにくぅて仕方ないわ
    あらすぞ

    2005-07-21 09:10:00
  • 543:

    名無しさん

    ↑それは突然… なんか全部略やで

    2005-07-21 09:27:00
  • 544:

    名無しさん

    それは突然だから読むんやめた
    これも大概略オオくてきれそうやった初めの方とか

    2005-07-21 10:00:00
  • 545:

    ?奈々?

    めっさぉもろ-ぃ????はじめから読みましたッ??すっごぃ話に引き込まれてビックリ?本にして欲しい?これからも頑張ってくださぃ?

    2005-07-21 13:49:00
  • 546:

    名無しさん

    略うざいって子は、どんだけ小さい器してんの?神経疑うわ?たかが略ぐらいで小さい人間やな?可哀相?

    2005-07-21 14:10:00
  • 547:

    名無しさん

    ↑確かに

    2005-07-21 14:19:00
  • 548:

    略よりもしおりとかの方がうざい

    2005-07-21 14:25:00
  • 549:

    名無しさん

    ↑ほんまそれ

    2005-07-21 14:49:00
  • 550:

    ユキ

    「あの、すいません。」
    道の、途中で、誰かに、話し掛けられ、振り返った。「あの、わたし、こうゆう者です。」

    2005-07-23 05:37:00
  • 551:

    ユキ

    そこには、見知らぬ男が、立っていた。
    僕の名前を、確認しながら、名刺を、渡してきた。

    2005-07-23 05:54:00
  • 552:

    ユキ

    カキコ遅れてるのに、読んでくれている皆様??カキコしてくれてる皆様??ほんとに、ありがとです??ランキング?書いてくれた方????ほんとにありがとです????少しづつですが、カキコしていきますね???遅くて、すいませんm(__)m

    2005-07-23 05:58:00
  • 553:

    ?なちゅ?

    ゎぁ?ぃ?楽しみにしてるんで頑張ってくださぃ?

    2005-07-23 07:03:00
  • 554:

    名無しさん

    更新されてて嬉しい??

    2005-07-23 14:03:00
  • 555:

    名無しさん

    まだ書かないのぉ?

    2005-07-26 22:30:00
  • 556:

    名無しさん

    おそい

    2005-07-26 23:06:00
  • 557:

    名無しさん

    2005-07-26 23:39:00
  • 558:

    名無しさん

    2005-07-27 00:58:00
  • 559:

    風音 ◆IKE2/ObsJk

    あげ(=゚ω゚)ノ

    2005-07-27 02:01:00
  • 560:

    名無しさん

    書く気ないんやったらやめたら

    2005-07-27 15:22:00
  • 561:

    ユキ

    その、渡された名刺には、こう、書かれていた。              有限会社各務興信所    代表取締役        各務 正孝

    2005-07-28 08:16:00
  • 562:

    ユキ

    年は、四十手前だろう。長身の、引き締まった体。この熱いのに、黒いスーツを、きちんと、着ている。
    短く刈られた髪の毛。無機質な、表情。      「すまないが、今から、少し、時間とれないかな?」

    2005-07-28 08:23:00
  • 563:

    ユキ

    目だけが、ギラギラ光っている。
    「何の用ですか?」
    各務は、口の端だけ上げて笑った。
    「そんなに、警戒しないでよ。ただ、レイコについて聞きたいだけなんだ。」

    2005-07-28 08:26:00
  • 564:

    ユキ

    この男は、嫌だ。何故か、そう思った。
    「なんの事ですか?失礼します。」
    僕は、振り向き、歩きだそうとした。
    「いいのかな?友達の田舎に行ってるはずの君が、風俗嬢と、同棲してるって、親御さんに話しても。」

    2005-07-28 08:30:00
  • 565:

    ユキ

    夕方の、赤い日差しを、受けて、グラスが、汗をかいている。
    「何も、話してくれないんだね。」
    向かいで、各務が、ため息を、ついた。

    2005-07-28 08:33:00
  • 566:

    ユキ

    僕は、各務と、喫茶店に居た。
    かれこれ、一時間経つ。
    なかば、脅されて、連れて来られ、質問攻めされた。僕は、何一つ、答えなかった。

    2005-07-28 08:36:00
  • 567:

    ユキ

    僕は、顔には、出さなかったが、相当イライラしていた。
    何故、僕と、レイコの関係や、出会い方を、こいつに、話さなくちゃならないんだ。

    2005-07-28 08:38:00
  • 568:

    ユキ

    「怒ってる?」
    カガミが、うすら笑いで、聞いてきた。腹が立つ。 「別に。何も話す事が、無いから、話さないだけです。」
    「話したくないんだろう?」

    2005-07-28 08:41:00
  • 569:

    ?

    今日はじめてみたぁ??めっちゃオモロイなぁ????????????楽しみにしてまつん?

    2005-07-28 08:43:00
  • 570:

    ユキ

    「なんで、話さなきゃいけないんですか?あなたに、そんな権利ないでしょ?」 カガミは、また、ため息をついた。
    「その通りだ。でも、こっちも、仕事なんだよ。わかるだろ?」

    2005-07-28 08:44:00
  • 571:

    ぅみ

    更新されてる-??がんばてください??ぁげ??

    2005-07-28 12:16:00
  • 572:

    ?ミント?

      ・*.・.しぉり.・.*・

    2005-07-28 19:32:00
  • 573:

    名無しさん

    疑問なんやけど…ミンナしおりって何の為に書いてるの?ブックマークしてればエエやん?

    2005-07-28 21:10:00
  • 574:

    ?ミント?

    ↑587サン?
    ミントゎスレが??がらんょぅにとここまで読みましたョ?ッてゅぅ主サンぇのしぉりで書ぃてるョ??

    2005-07-29 03:29:00
  • 575:

    しおり

    2005-07-29 05:33:00
  • 576:

    ユキ

    「そんなの、そっちの勝手でしょう?僕には、関係ない!」
    いつも、そうだ、自分の勝手な、理由で、大人は、僕らを振り回す。
    「分かった。悪かった。」  カガミが、真面目な顔で、ゆった。
    「じゃあ。質問を、変えるよ。君は、レイコが、人を殺してる事を知ってるかい?」

    2005-07-30 06:34:00
  • 577:

    ユキ

    「おお、小僧。今日は、早いな。」
    「はい。ちょっと、テレビ見たいのがあって。」
    店長の話を、適当に切り上げて、僕は、事務所に、入った。
    ビデオデッキに、カガミから、渡された、ビデオを、セットした。

    2005-07-30 06:42:00
  • 578:

    ユキ

    僕は、テレビを、つけて、再生のスイッチを、押した。           大げさな、音楽が、鳴り響き。画面に、テロップが、映し出された。                 『検証。南の島の少女イタコ。トリックか、真実か?』

    2005-07-30 06:50:00
  • 579:

    ユキ

    ビデオの内容は、よくある二時間特番だった。
    綺麗な、青い海。白い砂浜。南の島の、田舎の風景。小さな、その島は、人口300人程で、聞いた事が無い、名前の島だった。
    音楽が、変わり、スタジオに、場面が、変わった。 『今夜、あなたも、目撃者になる。』

    2005-07-30 06:59:00
  • 580:

    ユキ

    ドライアイスが、焚かれた、いかにもな、セット。 司会者。どこかの有名な、大学教授。コメンテーター。タレント。      輪になる様に、座っている、その中に、主役がいた。『ご紹介しましょう。今日の、主役。南の島から、わざわざ、来て頂きました。イタコの、美波レイコさんです。』

    2005-07-30 07:07:00
  • 581:

    名無しさん

    気にな?ぁるぅ?

    2005-07-31 07:33:00
  • 582:

    リネ

    気になっちゃん?

    2005-07-31 08:01:00
  • 583:

    名無しさん

    2005-07-31 11:45:00
  • 584:

    名無しさん

    あげ

    2005-07-31 11:52:00
  • 585:

    名無しさん

    気になる

    2005-07-31 11:52:00
  • 586:

    名無しさん

    あげ

    2005-07-31 11:52:00
  • 587:

    風音 ◆IKE2/ObsJk

    あげ(=゚ω゚)ノ頑張れ〜

    2005-08-01 10:10:00
  • 588:

    名無しさん

    もー待ちくたびれたよぅ?早く読みたぁい???

    2005-08-01 16:21:00
  • 589:

    ユキ

    美波レイコと、呼ばれた少女が、軽く、会釈を、する。           白い着物に、赤い帯をして、きちんと座って居る。
    年は、十二歳くらいだろう。黒い、長い髪に、きゅっと、結ばれた、赤い唇。
    レイコだと、一目で、分かった。

    2005-08-02 02:16:00
  • 590:

    ユキ

    番組は、僕の想いなど、気にもせず、どんどん進んでいく。
    レイコを、レポーターが、紹介していった。
    美波家は、昔から、有名なイタコの一族で、島以外の人達も、噂を、聞いてやってくる。今は、若干十二歳のレイコが、一番力が強く。訪れる人々の、依頼を、一人で、受けている。

    2005-08-02 02:30:00
  • 591:

    ユキ

    今日の、番組は、そんな、レイコの力を、本物かどうか、検証するものだった。

    2005-08-02 02:42:00
  • 592:

    名無しさん

    句読点おおすぎ

    2005-08-02 06:33:00
  • 593:

    名無しさん

    別にいいやん。個性やし。

    2005-08-02 13:48:00
  • 594:

    名無しさん

    見にくい。今まで普通やったやん

    2005-08-02 16:34:00
  • 595:

    名無しさん

    うちも思った?もしかして偽者なんかなぁ?

    2005-08-02 17:15:00
  • 596:

    ユキ

    なんか???すいません???偽物てわないです?????カキコ久々で、書き方おかしかったですね?????なんとか、小説の方を、完結しようと思って、???みなさんに、お返事も出来てなくて、ほんとにm(__)mスローですが、なんとか、カキコしていきますね?????

    2005-08-02 18:15:00
  • 597:

    名無しさん

    2005-08-03 17:23:00
  • 598:

    名無しさん

    リング少しぱくってる?

    2005-08-04 03:21:00
  • 599:

    ユキ

    レイコの、正面に、若いアイドルが座る。
    司会者が、説明を始めた。今から、アイドルの未来を、レイコが視ていく様だ。レイコが、目を閉じて、アイドルの両手を、握った。『半年先、結婚して、アイドルを辞めますね。』

    2005-08-04 08:24:00
  • 600:

    ユキ

    その場が、ざわつき始めた。レイコは、続ける。
    『子供は、二人。男の子と、女の子。いいお母さんになれますよ。』
    アイドルは、目を、見開いて、驚いている。
    レイコが、言った事は、本当だ。
    現在、そのアイドルは、本当に、結婚して引退し、子供を、二人産んだ。

    2005-08-04 08:30:00
  • 601:

    ユキ

    次に、大学教授が、レイコの前に座った。
    その、大学教授は、心霊現象を否定している事で、有名だった。この手の、番組には、必ず出ている。  レイコが、さっきと、同じ様に、大学教授の手を握り。目を閉じた。
    「お、なんだ?小僧、こんな、つまんねーの見てんのか?」

    2005-08-04 08:36:00
  • 602:

    ユキ

    店長が、いつの間にか、僕の後ろに立っていた。
    「!あの!これ、ビデオだし、店長、野球観たいんでしょ?」
    僕は、あわてて、ビデオのリモコンを、取り。停止ボタンを、押そうとした。
    「いや、今日。中止。いいぞ、別に。って、え?!」

    2005-08-04 08:41:00
  • 603:

    ユキ

    店長が、テレビに目を向けた時、ちょうど、レイコの顔がアップになっていた。「これ、レイコじゃねえか?!」
    店長の声と、テレビのレイコの声が、重なった。
    『あなた、一年後死にます。』

    2005-08-04 08:45:00
  • 604:

    ユキ

    『肺に、ガンが、出来て死にます。明日にでも、病院に行って、検査して下さい。少しでも、長く生きたいなら。』
    大学教授は、レイコの手を、振りはらい、立ち上がった。
    『この、インチキが!子供のくせに、私に説教するんじゃない!』

    2005-08-04 08:49:00
  • 605:

    ユキ

    顔を、真っ赤にして、大学教授は叫んだ。
    周りは、しんとなった。
    『信じなくても、かまいません。私は、聞こえてきた音を、ゆっただけです。』レイコは、淡々とゆった。大学教授は、ますます顔を赤くして、叫んだ。
    『覚えておけよ!私を、敵に回した事を!このインチキイタコが!』

    2005-08-04 08:53:00
  • 606:

    ユキ

    今にも、レイコにつかみかかりそうな、大学教授をスタッフが、止めに入っている。
    司会者が、その場を、とりつくろい、CMに変わった。そこで、テープが、切れた。            レイコが、ゆった事は、事実だった。大学教授は、もうこの世にいない。

    2005-08-04 08:58:00
  • 607:

    ユキ

    「おい。こりゃ、なんだ?」店長と、僕は、少しの間。テレビの画面を、観ていた。
    「…。」
    「おい!この、ビデオ!どこから、手に入れたんだ。」
    僕は、店長に、カガミから聞いた話と、いきさつを、話始めた。

    2005-08-04 09:03:00
  • 608:

    ユキさωぇ

    ちゃんと読んでます?地道に頑張って下さぃネッッ?

    2005-08-04 10:12:00
  • 609:

    ユキ

    『レイコが、人を殺したなんて、嘘でしょう?』
    僕は、カガミに噛み付いた。
    『本当だよ。』
    カガミは、冷静に言った。『君は、レイコの力を知ってるのか?』
    僕は、首を縦に振った。
    『そうか、じゃあ、話が早い。今から、俺が話す事は全て事実だ。』
    カガミが、まっすぐに僕を見た。

    2005-08-05 06:30:00
  • 610:

    ユキ

    本名。美波レイコ。
    18歳。九州と、沖縄の間の小さな島で、産まれる。
    小さな頃から、不思議な力を、持つ。
    美波の、血筋は、昔から力を持つ女が、多数いた。
    レイコは、一族の誰よりも、力が強かった。
    『島の神様に、愛された娘』と、いわれる様になる。

    2005-08-05 06:38:00
  • 611:

    ユキ

    レイコは、八歳の時から、美波家のイタコとなった。イタコとは、本来、雨乞いをしたり、災害を、予知したりするものだが、レイコは、それ以上の力があった。

    2005-08-05 06:41:00
  • 612:

    ユキ

    人々の、悩みを、見ただけで当て、未来視が出来る。そして、治癒能力があり、不治の病を、手をかざすだけで、治したりした。
    レイコの噂は、島だけでは無く、本土でも有名になった。

    2005-08-05 06:45:00
  • 613:

    ユキ

    そんな中、さる、大物政治家が、レイコに、病気を治してもらった。
    噂を、聞き付けたテレビ局が、レイコに目を付けた。最初は、取材拒否をしていた、レイコの父親だったが。多額の金を、積まれ、承諾した。
    それが、レイコの不幸の始まりだった。

    2005-08-05 06:52:00
  • 614:

    しおり

    2005-08-05 09:11:00
  • 615:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-08-07 05:24:00
  • 616:

    名無しさん

    早く読みたいぃぃ(*_*)

    2005-08-07 13:04:00
  • 617:

    名無しさん

    気になる?早くつづき書いて下さい??

    2005-08-08 04:00:00
  • 618:

    ユキ

    テレビに、出た後。大学教授に、目をつけられたレイコは、マスコミの注目を浴びる様になった。
    大学教授は、レイコを、批判、中傷し、マスコミはそれを喜び、記事にした。
    南の小さな島は、皮肉な事に、一時、有名になった。そして、一年後。

    2005-08-08 08:56:00
  • 619:

    ユキ

    大学教授は、ガンで、この世を去った。
    当初マスコミは、レイコの予知が、当たった事を、書き立てた。
    しかし、しばらく経つと、大学教授が死んだ為、レイコの話題など、世間から、消えていた。

    2005-08-08 09:07:00
  • 620:

    ユキ

    大学教授が、死んだ一年後、レイコは、再び世間の話題になった。
    大学教授の妻が、レイコを訴えた。
    夫が死んだのは、レイコの予言が、ストレスとなったからだ。と、妻は、連日マスコミに訴えた。

    2005-08-08 09:12:00
  • 621:

    ユキ

    裁判は、レイコが、勝った。しかし、マスコミや世間は、レイコを批判しだした。
    レイコの特異な力で、大学教授は、殺された。美波家は、相談者から、お金を必要以上に脅し取っている。―そんな、根拠も何も無い事実を、マスコミは、書き立てた。

    2005-08-08 09:19:00
  • 622:

    ユキ

    世間から、島の住民からも美波家や、レイコは、白い目で見られる様になった。マスコミは、しばらく経つと、収まったが、島の中での、立場はどんどん悪くなった。
    悪い噂で、イタコに対する依頼が、減り。美波家は、衰退していった。
    そして、不幸が起こる。

    2005-08-08 09:28:00
  • 623:

    ユキ

    レイコの両親が、自殺した。
    事の発端を、一族や島の人間に、責められ続け、耐えきれなくなったのだろう。レイコは、一人残された。

    2005-08-08 09:31:00
  • 624:

    ユキ

    その後レイコは、親類の元を、たらい回しされる。
    曰くつきの、子供を、一族は忌み嫌った。
    そして、数年が経ち。レイコが17歳の時、事件が起きた。

    2005-08-08 09:36:00
  • 625:

    ユキ

    その時、レイコが、世話になっていた家の、夫が死んだ。
    その次の日、レイコが島から消えた。
    皆、レイコが、殺したと思った。
    なぜなら、夫は、風邪一つ引いた事の無い、健康な人間だったが、急な心臓発作が、死因だった。
    そして、遺体が、発見されたのは、レイコの部屋だったのだ。

    2005-08-08 09:43:00
  • 626:

    しおり

    2005-08-08 13:43:00
  • 627:

    名無しさん

    、←テンと。←マルの使い方が可笑しい

    2005-08-08 23:48:00
  • 628:

    名無しさん

    レイコばっか

    2005-08-08 23:58:00
  • 629:

    ?ミント?

    久しぶりのしぉり???

    2005-08-09 00:06:00
  • 630:

    ぇりな

    メッチャはまって今一気に読みました。本間にぉもろいですね。主さん、頑張って完結させてください。お願いします☆★応援してますからぁ〜♪(*'-^)-☆

    2005-08-10 06:40:00
  • 631:

    白菜ォバサン?

    今日一気にょんだ??めっさハマる?引き込まれる??早く読みたいのが本音ゃケドュキさんのペースでィィカラガンバって完結してくださぃね???(?ω?)?

    2005-08-10 07:31:00
  • 632:

    名無しさん

    書かないの?早く続き読みたいよ?

    2005-08-12 10:14:00
  • 633:

    名無しさん

    ?

    2005-08-13 03:21:00
  • 634:

    名無しさん

    ぉーい

    2005-08-13 05:00:00
  • 635:

    名無しさん

    もぉまぢおそい

    2005-08-13 08:19:00
  • 636:

    名無しさん

    かかんねやったらやめろゃ

    2005-08-13 15:14:00
  • 637:

    ユキ

    だから書いてないやん。やめたんですけど

    2005-08-13 15:54:00
  • 638:

    名無しさん

    ハァ〜?偽者やないん?

    2005-08-13 22:21:00
  • 639:

    名無しさん

    ほなさっさ削除したら?笑
    てかさぁ、待ってくれてる人もおる訳ょ?申し訳ないとかないんゃ?

    2005-08-13 22:34:00
  • 640:

    名無しさん

    最近忙しかったからさぁ?しゃぁないやん。ごめん。偽物ちがうよ。

    2005-08-14 00:18:00
  • 641:

    かぃ

    ほんまにゃめちゃったんですかぁ?!続きばり楽しみにしてたのにぃ〜〜〜

    2005-08-14 02:03:00
  • 642:

    ユキ

    待って下さってる方すいません???久々見たら、偽物さんが、終了したってカキコが???マダ、終わりませんー?????おそいながらも、落ち着いたら、カキコしていきます??応援してくれている方々、本当に、申し訳ないですm(__)m

    2005-08-14 08:44:00
  • 643:

    653やけど

    そっか。きつくゆってごめんな!笑
    待ってる人おるし頑張ってな?
    また更新待つわ

    2005-08-14 10:55:00
  • 644:

    名無しさん

    トピつけなよ☆ 名前の後ろに#と好きな英数字でできるよ 例えば
    ユキ#ABC
    とかね

    2005-08-14 11:14:00
  • 645:

    名無しさん

    まだけ

    2005-08-14 21:49:00
  • 646:

    ユキ ◆QJw5SE5sqQ

    付けてみました???ほんとに、申し訳ないですm(__)m

    2005-08-15 00:25:00
  • 647:

    名無しさん

    待ってるんで頑張って書いて下さいね☆

    2005-08-15 02:27:00
  • 648:

    名無しさん

    しょーもなぃスレ書かんと続き書けや

    2005-08-15 05:03:00
  • 649:

    名無しさん

    ネタ切れちゃん?ワラ

    2005-08-15 10:03:00
  • 650:

    名無しさん

    ありえへんくらい遅い。もう間あきすぎて続きも気にならんくなってきたわ。読むのやめます

    2005-08-15 10:33:00
  • 651:

    名無しさん

    そろそろこの小説も荒らされるなワラ

    2005-08-15 14:10:00
  • 652:

    風音 ◆IKE2/ObsJk

    頑張れ(=゚ω゚)ノ

    2005-08-17 10:33:00
  • 653:

    名無しさん

    私は読んでるので完結させてね

    2005-08-17 12:22:00
  • 654:

    名無しさん

    何で書かんの?

    2005-08-17 13:07:00
  • 655:

    名無しさん

    主生きてるぅー??ワラ

    2005-08-18 02:46:00
  • 656:

    名無しさん

    はじめから読んでたけど疲れた。さいなら

    2005-08-19 12:07:00
  • 657:

    名無しさん

    ?

    2005-08-20 05:51:00
  • 658:

    名無しさん

    ?

    2005-08-21 09:47:00
  • 659:

    名無しさん

    アタシもさいなら

    2005-08-21 19:55:00
  • 660:

    名無しさん

    なんでかかへんの?

    2005-08-21 20:27:00
  • 661:

    柿ピィ

    頑張りますとかゆうて最後まで書かかんのやったら最初から書くなや!楽しみにして毎日更新してないかな?って見てるみんなの気持ち考えてるんか!しょーもない作者やの

    2005-08-22 01:53:00
  • 662:

    名無しさん

    書くもかかんも作者の勝手やん?金払って読んでるんちゃうねんから?はよかけとかゆわれる筋合いないやん何様なん?

    2005-08-22 03:12:00
  • 663:

    名無しさん

    自分様ゃん!!
    我中心ぢゃ

    2005-08-22 03:32:00
  • 664:

    名無しさん

    676
    ぉ前も何様なん?ここの作者に忠告してる事ゃからぃちぃちゅぅなって感じ?楽しみにしてるんゎ本間ゃし絶対完結させる気なくね?それゃのに作者の肩持っとか神経疑ぅゎぁ

    2005-08-22 08:01:00
  • 665:

    柿ピィ

    678=柿ピィです

    2005-08-22 08:02:00
  • 666:

    名無しさん

    完結とか絶対しなぁかんもんちゃぅゃん?顔見えへんからってはよかけ?とかゅぃなゃ!楽しみにしてるから早くかいてね?でいーんちゃぅんか?作者の都合も考えゃ?神経疑うとかおまえやから?

    2005-08-22 23:22:00
  • 667:

    名無しさん

    ホンマそれワラ なあああにを必死になっとんねんバクワラ

    2005-08-22 23:25:00
  • 668:

    名無しさん

    柿ピィとか誰も聞いてまテンから?非常にどーでもょい?

    2005-08-22 23:31:00
  • 669:

    名無しさん

    680は作者やろ?

    2005-08-23 03:37:00
  • 670:

    ぁるぁる白菜隊

    柿ピィとゎ、柿の種のコトかぃな??ピィてなんじゃ

    2005-08-23 03:46:00
  • 671:

    名無しさん

    ピーナッツ入ってるからピーついてんねん

    2005-08-23 04:04:00
  • 672:

    名無しさん

    684アリエルちゃうんか

    2005-08-23 05:01:00
  • 673:

    名無しさん

    完結させるのは書いた人の義務やと思うで 読んでる方も面白いって思ったなら完結まで責任持って読むし。こんなサイトやけど、荒らされて書けなくなったとかじゃないやん。完結できひんねやったら最初からかかんとって欲しかったわ

    2005-08-23 11:17:00
  • 674:

    名無しさん

    本間それ。もう忘れよ

    2005-08-23 15:37:00
  • 675:

    じゃあいちいちあげるなよ

    2005-08-23 15:39:00
  • 676:

    名無しさん

    ↑オマエモナ

    2005-08-23 16:50:00
  • 677:

    名無しさん

    サゲ機能使ってまつゃン?

    2005-08-23 16:53:00
  • 678:

    名無しさん

    サゲしらんのやろ??690わミテコ

    2005-08-23 17:00:00
  • 679:

    名無しさん

    サゲって何?

    2005-08-24 14:44:00
  • 680:

    メールの欄に “sage”っていれたらスレがあがらんねん

    2005-08-24 14:47:00
  • 681:

    名無しさん

    久々にたまってる思て読んだら、なんや終わったん???

    2005-08-24 17:07:00
  • 682:

    頑張ってな

    2005-08-24 17:10:00
  • 683:

    主死亡チーン

    2005-08-24 23:01:00
  • 684:

    柿ピィ

    ぁるぁる白菜隊☆ゃるゃんけぇ〜まぢで主出てこぃって感じゃんm(__)m

    2005-08-25 05:08:00
  • 685:

    名無しさん

    ミテコ?って何ですか?

    2005-08-25 06:06:00
  • 686:

    名無しさん

    700?早く書いて?

    2005-08-25 06:33:00
  • 687:

    名無しさん

    ミテコゎ身分証を提示できない子=未成年

    2005-08-25 07:32:00
  • 688:

    ユキ

    カガミは、美波家からの依頼でレイコを探していた。半年かけて、やっと捜し当てたらしい。

    2005-08-26 05:51:00
  • 689:

    ユキ

    「とりあえず、レイコを島に戻したいらしい。死んだ夫の、妻はレイコを警察に突き出したいんだと。」  カガミは、一通り話終え、ため息をついた。
    撲は、話の内容を受けとめるのに、必死だった。

    2005-08-26 05:57:00
  • 690:

    ユキ

    「俺の仕事は、探すだけだ。後は、報告するだけだ。」
    そこで、撲は、気付いた。カガミは、美波レイコが本当に本人かどうか、撲を通して確かめていた事を。
    「おもしろかったよ。レイコを、捜すのは。」
    カガミは、少し笑った。

    2005-08-26 06:03:00
  • 691:

    ユキ

    「人殺しかもしれない女なのに、レイコを知ってる客達に話を聞くと、皆レイコを天使か、神様の様にゆうんだよ。」
    撲を、無機質な目で見る。「なぁ、そんなにいいのか?レイコとのセックス?」

    2005-08-26 06:09:00
  • 692:

    ユキ

    ガタン!
    辺りの客が、皆見ている。撲は、カガミに掴み掛かっていた。
    「悪かった。ジョーダンだ。」
    我に帰り、カガミのむなぐらから、手を離した。
    「なぁ、取引しないか?」  撲は、カガミを睨み付けながら、席についた。

    2005-08-26 06:19:00
  • 693:

    ユキ

    「あんた、何言ってんだ?」撲は、喧嘩腰で言った。
    「いいのか?俺が、レイコの親戚に居場所を言ったら、レイコは刑務所行きだぞ。」
    「まだ、レイコが、殺したと決まってない!」
    カガミが、にやりと笑った。
    「そうかもしれないが、レイコは、確実に島に連れ戻されて君とは、会えなくなるな。」

    2005-08-26 06:24:00
  • 694:

    ユキ

    撲は、動揺した。カガミは、続けた。
    「都会に、出て風俗していた家出少女を、美波家なら、一族の面汚しぐらいの勢いで、家から一歩も出さないだろう。レイコが、島に帰れば、君はもう二度と会えなくなる。」
    レイコニアエナクナル

    2005-08-26 06:33:00
  • 695:

    ユキ

    ほんとに???ほんとに???お待たせしましたm(__)mこれから、ゆっくりですが、カキコします。応援して下さってる皆様。ほんとにすいませんでした。

    2005-08-26 06:36:00
  • 696:

    まゃ?

    更新されてる??頑張ってな?

    2005-08-26 07:03:00
  • 697:

    ユキ

    頭を後ろから、思い切り殴られた様な、頭痛がしてきた。
    アエナクナル
    そのカガミの言葉が、ぐるぐる回る。
    「そんな、顔するなよ。」
    カガミが、にやにやして、撲を見ている。
    「君が、俺の条件を飲んでくれれば、美波家に黙っててやるよ。」
    その顔は、どこかで見た顔と似ていた。

    2005-08-26 07:47:00
  • 698:

    名無しさん

    撲ぢゃなく僕です

    2005-08-26 10:15:00
  • 699:

    ?イチジク?

    わぁ〜?更新されてるぅ?マジ待ってました?荒らしに負けずに、ゆっくり更新してってな?毎日チェックしてますぅ?

    2005-08-26 13:53:00
  • 700:

    名無しさん

    今まで待たせてきたんやからちゃっちゃっと書けやっ

    2005-08-26 14:18:00
  • 701:

    名無しさん

    714何をェラそぉにゅぅ?ネン?ぉまぇゎ小説読むしかするコトなぃンか?ワラ

    2005-08-26 14:37:00
  • 702:

    名無しさん

    頑張ってね??
    このいた見る時は、必ずチェックしてますから??

    2005-08-26 16:07:00
  • 703:

    ユキ

    「条件って、なんなんですか?!」
    カガミが、僕の顔を覗き込みながら言った。
    「簡単だよ。レイコと一回タダでやらせてくれよ。」 「?!」
    僕は、一瞬何を言われたか分からなかった。

    2005-08-26 23:16:00
  • 704:

    名無しさん

    頑張って下さいm(__)m

    2005-08-27 10:09:00
  • 705:

    ブゥ??

    バーリおもろい??文句言ってる頭弱い奴トカ相手せんとユキさんのペースで頑張ってね??完結するまでちゃんと読みに来ますんで??

    2005-08-27 11:21:00
  • 706:

    名無しさん

    トリップは?

    2005-08-28 04:26:00
  • 707:

    名無しさん

    ?

    2005-08-29 21:57:00
  • 708:

    名無しさん

    死んだ

    2005-08-30 00:23:00
  • 709:

    ユキ

    「あんた、何考えてんだ?」カガミは、僕の顔を覗き込みながら続けた。
    「聞いた話によると、半年以上待ちで、値段も半端じゃない。そんな、女と一回試してみたいんだよ。」

    2005-08-30 19:56:00
  • 710:

    ユキ

    「あんた、頭おかしいよ。」僕は、腹が立つのを越えて混乱していた。
    「そうか?俺にしてみれば、レイコの客や、君みたいな信者に比べれば、自分は、まともだと思ってるんだがね。おっと。」
    また、掴み掛かろうとした僕の腕をカガミが止めた。「まぁ、考えといてよ。俺の話が、嘘じゃない事はこのビデオ見たら分かるから。その気になったら、連絡してくれよ。」

    2005-08-30 20:05:00
  • 711:

    ユキ

    カガミは、一本のビデオテープをテーブルに置き、先に喫茶店を後にした。
    僕は、頭が混乱したままで、ぼんやりとそのまま座っていた。        ただ、頭の中でカガミの言葉がぐるぐる回っていた。─レイコトニドトアエナクナル−

    2005-08-30 20:15:00
  • 712:

    ユキ

    「そうか、メンドーな事になっちまったなぁ。」
    僕の話が終わった後、店長が、ため息をついた。
    「小僧、どーすんだ?」
    僕は、店長の問い掛けに黙っていた。
    「おい!小僧!おまえが、そんなでどーすんだ!しっかりしろ!」

    2005-08-30 20:37:00
  • 713:

    ユキ

    店長が、僕の背中を思い切り叩いた。
    「小僧が、しっかりしなくてどうするんだ!?惚れた女一人ぐらい、ちゃんと守ってやるのが男だろ!」
    「はい。すいません。」
    僕は、店長の言葉で我に返った。
    「よし。頑張れよ!」
    店長は、ニカっと笑った。

    2005-08-31 06:07:00
  • 714:

    ユキ

    「おかえり。ご飯は?」
    レイコは、化粧をしている途中の顔でこっちを見ている。
    「ごめん。遅くなって、今すぐ用意するから。」
    僕は、まともにレイコの顔が見れずに、スーパーの袋から食材を冷蔵庫に入れ始めた。
    「何かあったの?」
    ドクン

    2005-08-31 06:13:00
  • 715:

    ユキ

    「何もないよ。本屋に行ったら夢中になっちゃって、遅くなってごめん。」
    図星を指され、僕は、動揺している。
    「そう。」
    レイコは、それから、何も言わずに化粧を続けた。

    2005-08-31 06:18:00
  • 716:

    ユキ

    カガミの事は、なんとなく話せなかった。
    レイコの過去や、素性を僕が知ってしまった事も。
    僕は、どうしたらいいんだろう?

    2005-08-31 06:21:00
  • 717:

    ユキ

    レイコと、ずっと一緒に居たい。それが、僕の願いだ。           しかし、その願いは叶わないんだろうか?
    なんの解決策も、思いつかないまま、数日が過ぎた。今日は、レイコが美容院に行っていて、僕は一人で家に居た。
    掃除を、していると僕の携帯が鳴った。
    知らない番号だ。

    2005-08-31 06:35:00
  • 718:

    名無しさん

    やったーリアルタイム?

    2005-08-31 06:39:00
  • 719:

    ユキ

    僕は、電話に出た。
    『俺だよ。どうするか決めたかい?』
    ドクン
    カガミだ。
    『美波家から、調査の報告の催促の電話があった。まだ、レイコの居場所は言ってない。君次第だよ。どうする?』
    ドクンドクン
    『レイコに会えなくなってもいいのかい?』

    2005-08-31 06:41:00
  • 720:

    ユキ

    ドクン                     何かが、僕の中で弾けた。「嫌です。」
    『じゃあ、俺の条件呑むんだな。』
    「はい。」

    2005-08-31 06:49:00
  • 721:

    ユキ

    「じゃあな、終わったら電話するよ。」
    「はい。」
    バタン
    僕は、カガミを部屋に残し、ドアを閉めた。
    アパートを出て、足早に歩く。
    行くあてもなく、公園に着いた僕は、ベンチに座った。

    2005-08-31 06:55:00
  • 722:

    ユキ

    後、一時間ほどしたらレイコが、アパートに帰ってくる。
    部屋では僕じゃなく、カガミが待っている。
    僕は、カガミの条件を呑んだ。
    『仕事で、何人も相手してるんだから、大丈夫だ。暴力なんて振るわないから、安心しろよ。』

    2005-08-31 07:00:00
  • 723:

    ユキ

    僕は、ぼんやり空を仰いだ。厚い雲が重なり、今にも、雨が降ってきそうな、雲行きだ。
    レイコトアエナクナル  
    カガミから、電話が掛かって来たとき、僕の頭には、それしかなかった。

    2005-08-31 07:06:00
  • 724:

    ユキ

    それだけは、絶対に嫌だった。そんな事になったら、気が狂いそうだ。
    レイコの笑顔、しぐさ、匂い、体温、すべてが、愛しかった。
    離れるなんて、出来ない。これしか、方法が無かったんだ。

    2005-08-31 07:11:00
  • 725:

    ユキ

    僕は、自分に必死で言い聞かせた。
    「しょうがないだろ。」
    カガミが、レイコを抱くしか。
    それしか、僕とレイコが居れる方法はない。
    気が付くと、雨が、降り始めていた。

    2005-08-31 07:15:00
  • 726:

    ユキ

    雨が、体を濡らしていく。僕は、それでもベンチに固まった様に座っていた。
    ぼんやりと、濡れいく世界を、見ていた。
    すると、遠くにある赤いものが、視界に入ってきた。僕に、どんどん近づいてくる。
    赤い傘をさし、赤いワンピースを着ている。
    レイコだ。

    2005-08-31 07:26:00
  • 727:

    ユキ

    「こんな所で、何してるのよ?」
    傘を、僕に差し掛けながら、レイコが微笑んだ。
    「何やってるんだろう?」
    僕は、笑った。
    「バカじゃない?」
    レイコも、笑った。
    「うん。僕はバカだ。」

    2005-08-31 07:30:00
  • 728:

    ユキ

    「自分の気持ちばかりで、レイコの事を考えてなかった。大バカだよ。」
    僕は、泣いていた。
    雨の雫と涙が混ざり、下を向くと、ぽたぽたと地面に落ちた。
    「ほんとに、バカね。」
    レイコの声は、とても優しかった。
    余計に、涙がこぼれた。

    2005-08-31 07:36:00
  • 729:

    ユキ

    顔を上げると、そこにレイコの姿は無かった。
    僕は、立ち上がり走り出した。

    2005-08-31 07:39:00
  • 730:

    ユキ

    公園を、後にし無我夢中で走った。
    アパートに着き、階段を駆け上がった。
                僕は、ほんとにバカだった。自分の事しか、考えてなかった。
                バン!
    ドアを、開け、靴を履いたまま部屋に上がる。
    「レイコ!」

    2005-08-31 07:45:00
  • 731:

    ユキ

    「おかえり。」
    レイコは、いつも通りの顔で、言った。
    しかし、僕は、その光景を見て固まってしまった。

    2005-08-31 07:48:00
  • 732:

    ユキ

    床に、カガミが、血の気のない顔で転がっていた。

    2005-08-31 07:50:00
  • 733:

    ユキ

    「・・・。」
    僕は、言葉を失った。
    カガミは、目を、見開き、大の字になったまま、ぴくりともしない。
    「逃げよっか。ここも、ばれちゃった。」
    レイコは、そう言って微笑んだ。

    2005-08-31 08:27:00
  • 734:

    ユキ

    簡単に荷物をまとめ、僕とレイコは、部屋を出た。
    外に出ると、まだ雨は降っていた。
    赤い傘を一本さし、僕らは手をつないで、駅までの道を歩いた。

    2005-08-31 08:36:00
  • 735:

    ユキ

    初めて入った、ラブホテルは想像していたより、普通の部屋だった。
    無駄にでかいベットに、横になりながら、僕は天井を見ていた。
    「お風呂入れば?」

    2005-08-31 08:39:00
  • 736:

    ユキ

    浴室から、バスローブを着たレイコが出てきた。
    洗い立ての髪から、シャンプーの香りが漂っている。「うん。」
    僕の横に、座ったレイコを、後ろから抱き締めた。
    「どうしたの?」

    2005-08-31 08:44:00
  • 737:

    ユキ

    「ごめん。」
    思い切り、抱き締めた。
    「ごめん。レイコ。」
    「苦しいよ。」
    僕は、腕を緩めた。今度は、レイコが僕を抱き締めた。
    「ほんとに、あんたバカね。」
    大きな瞳で、僕を見ている。

    2005-08-31 08:50:00
  • 738:

    ユキ

    「レイコ、何かされた?恐かった?」
    レイコは、僕の目をまっすぐ見ている。
    「ほんとに、ごめん。僕は、自分の気持ちしか考えてなかったんだ。レイコの気持ちも考えずに、もう嫌いになっただろ?」

    2005-08-31 08:54:00
  • 739:

    名無しさん

    2005-08-31 09:11:00
  • 740:

    名無しさん

    2005-08-31 09:12:00
  • 741:

    名無しさん

    頑張って最後まで書いてくださいね?応援しています?

    2005-08-31 13:46:00
  • 742:

    名無しさん

    2005-08-31 22:03:00
  • 743:

    ユキ

    僕は、自分が泣きだしそうなのが分かった。
    耐え切れず、下を向いた。レイコの、言葉を聞くのが恐かった。
    「どうして?」
    「え?」

    2005-09-01 10:23:00
  • 744:

    名無しさん

    久しぶりダァーッ?

    2005-09-01 21:35:00
  • 745:

    ユキ

    「どうして謝るの?」
    僕は、顔を上げてレイコの顔を見た。
    「あたしと、会えなくなるのが嫌だったんでしょ?」 優しく微笑んでいる。
    「それしか、方法が無いって思ったんでしょう?」

    2005-09-02 11:09:00
  • 746:

    ユキ

    僕は、無言で首を縦に振った。
    「あたしの事好き?」
    言葉を、返す代わりに、レイコの唇に自分の唇を重ねた。
    「愛してるよ。」
    自然に言葉が出た。

    2005-09-02 11:13:00
  • 747:

    ユキ

    「レイコを、愛してるよ。」額をくっつけながら、僕は言った。
    「うん。」
    レイコは顔を離し、僕の胸に顔を埋めた。
    「これから、ずっと一緒に居てくれる?」
    「当たり前だろ。ずっと一緒に居るよ。」

    2005-09-02 11:21:00
  • 748:

    ユキ

    レイコは、顔を上げ僕の顔を見ながら、くしゃくしゃの笑顔を見せた。
    「ありがとう。」
    その時、愛しくて、大切でたまらない。暖かな気持ちが、僕の中で溢れた。  「あたしが、死ぬまで一緒に居てね。」

    2005-09-02 11:28:00
  • 749:

    ユキ

    「うん。」
    僕は、笑顔で返した。
    「よかった。あたしね、もう少ししたら、死ぬの。」             「・・・え!?」

    2005-09-02 11:31:00
  • 750:

    ???

    しおり?
    完結?するまで??頑張って?下さい?

    2005-09-02 17:53:00
  • 751:

    名無しさん

    きになる…?

    2005-09-02 22:37:00
  • 752:

    ユキ

    いつも、いつも応援して下さる方々。厳しく注意してくれる方々???そしてずっと、読んでくれている方々??????本当に、ありがとうです?????カキコが、止まってしまい。ほんとに、すいませんでしたm(__)mやっと、佳境に入りました???完結まで、ゆっくりながら、頑張ります。よかったら、お付き合い下さい????

    2005-09-03 06:53:00
  • 753:

    名無しさん

    頑張って!応援してる

    2005-09-03 06:56:00
  • 754:

    ユキ

    「冗談だろ?」
    僕の目を見て、レイコは言った。
    「本当よ。」
    レイコは、僕に嘘をつかない。
                頭の中が、真っ白になった。

    2005-09-03 07:00:00
  • 755:

    ユキ

    レイコが、近い内に死ぬ。僕は体を離した。
    「どうして?なぜ、そんな事が分かるんだ?」
    自分が、激しく動揺しているのが分かった。
    「あたしは、分かるの。」

    2005-09-03 07:06:00
  • 756:

    ユキ

    レイコは、穏やかな顔をして続けた。
    「あたしは、罪を犯したの。だから、その罰を受けなきゃいけないの。」
    「だからって、なんで?死ぬとかゆうんだ?」
    僕は、大きい声をだした。

    2005-09-03 07:11:00
  • 757:

    ユキ

    「意味分かんないよ!理由を教えてくれよ、罪ってなんだよ!」
    レイコの肩を両手で掴み、僕は怒鳴った。
    「ごめんね。」
    はっと、我に返った。
    レイコが、哀しげな目で僕を見ている。

    2005-09-03 07:17:00
  • 758:

    ユキ

    「ごめん。」
    僕は、手を離して背中を向けた。
    「本当に、ごめんね。黙ってて。」
    レイコは、静かに言った。そして、ぽつりぽつりと、話し始めた。

    2005-09-03 07:26:00
  • 759:

    ユキ

    「あたしね。この力で、人を殺したの。」
    「!!」
    僕は、背中を向けたまま話しを聞いた。
    「あの男から、聞いてるでしょ?」
    「・・うん。」

    2005-09-03 07:31:00
  • 760:

    ユキ

    「あたしは、両親が死んでから、親戚の家をたらい回しにされた。でも、最後に世話してくれた家は、とてもよくしてくれたの。特におじさんが。」
    僕は、黙ってレイコの話を聞いた。

    2005-09-03 07:37:00
  • 761:

    ぅみ

    気になる?
       ?しおリ?

    2005-09-03 10:50:00
  • 762:

    コアラ

    ャバィ??気になってしょぅがなぃ??

    2005-09-03 10:53:00
  • 763:

    ?さくら?

    ぉ初です?ぅひゃぁ??気になるにゃぁ??めっちゃこの小説大好き??一時ぁらされてたりしてた?復活しててめちゃ感激?主サン応援してるんでガンバってくださぃね(??∀?)?

    2005-09-03 11:53:00
  • 764:

    名無しさん

    2005-09-03 12:02:00
  • 765:

    ?

    頑張ってくらさい??しぉり?

    2005-09-03 16:05:00
  • 766:

    ???

    しぉり?
    頑張れぇぇ??

    2005-09-03 20:13:00
  • 767:

    ユキ

    「おばさんは、パートにでていて、家にはあたしだけだった。自分の部屋で寝ていたら、物音がして目が覚めた。仕事に行ってるはずのおじさんが、あたしの部屋に居た。おじさんは、いきなりあたしに覆いかぶさってきた。」

    2005-09-04 00:57:00
  • 768:

    ユキ

    「最初何が起こったか分からなかった。おじさんは、あたしの服を脱がせようとした。あたしは、必死で抵抗した。そしたら、おじさんは、あたしを殴ってこう言った。」

    2005-09-04 08:48:00
  • 769:

    ユキ

    「おまえみたいな、不幸付きの女を、育ててやった恩を忘れたのか。これからも、ここに居たいならおとなしくしろ。これから、俺のゆう事を聞いて、恩返ししろ。そう言って、おじさんは笑った。」

    2005-09-04 08:53:00
  • 770:

    ユキ

    「つまり。おじさんは、こうゆう事がしたくて、あたしを育ててくれたんだと、その時分かった。」
    僕は、唇をかみしめた。
    レイコは、今どんな表情でこの話をしてるんだろう?確かめたかったが、勇気がなかった。

    2005-09-04 08:57:00
  • 771:

    ユキ

    僕は、背中を向けたまま話を聞いた。
    「おじさんは、あたしの体を触ってきた。気持ち悪くて、吐きそうだった。泣き叫んでも、抵抗しても無駄だった。この時、あたしは思ってしまったの。」

    2005-09-04 09:01:00
  • 772:

    ユキ

    「おじさんなんか、今すぐ、死んでしまえと。」

    2005-09-04 09:03:00
  • 773:

    ユキ

    「!」
    「すると、おじさんの動きが止まったの。おじさんは、胸を押さえて苦しそうにもがいた後、仰向けになって泡を吹いて倒れた。そして、動かなくなった。」

    2005-09-04 09:08:00
  • 774:

    ユキ

    僕は、転がっていたカガミを思い出していた。
    「おじさんは、息をしてなかった。瞳孔が、開いた目でこっちを見てた。あたしは、その日おじさんを殺したの。」

    2005-09-04 09:14:00
  • 775:

    ユキ

    「もう、いい。」
    僕は、振り向き、レイコを抱き締めた。
    「もう、いいから。」
    自分の胸に、レイコの頭を沈めた。
    「あたしは、大丈夫。」
    顔をあげ、僕を見た。

    2005-09-04 10:30:00
  • 776:

    ユキ

    レイコは、穏やかな顔をして微笑んだ。
    「もうちょっと、話していいかな?」
    僕は、首を縦に振った。
    「その日、あたしは島を出たの。」

    2005-09-04 10:33:00
  • 777:

    ユキ

    「本当なら、警察に自首しなきゃいけなかったと思う。でも、捕まる前にどうしても、叶たい夢があったの。だから、島から出た。」

    2005-09-04 10:38:00
  • 778:

    ユキ

    「島から出てきて、お金も無くて、住む所も無かった。町を、あてもなく歩いてたら、男の人に声を掛けられた。風俗のスカウトだった。あたしは、誘われるまま働く事にした。」

    2005-09-04 10:43:00
  • 779:

    ユキ

    「仕事は、ヘルス。何日かしたら仕事には慣れた。一生懸命、お客さんの相手をした。」

    2005-09-04 10:49:00
  • 780:

    ???

    しぉり?
    これ見てたら不思議な感じになるぅ???
    これからも頑張って下さい????????????

    2005-09-04 19:37:00
  • 781:

    ユキ

    ???さん?毎日ありがとですm(__)m頑張ります

    2005-09-05 06:42:00
  • 782:

    ユキ

    「そんな、生活をして一月経った。お客さんが、あたしを指名でたくさん来てくれる様になった。自分でもびっくりする位。」

    2005-09-05 06:45:00
  • 783:

    ユキ

    「それに、体を求めて来る人がいなくなった。あたしは、両親が死んでから、力を使わない様にしてきた。でも、仕事をしている時に、知らずに使っていた。お客さんは、あたしに会うと幸せそうだった。」

    2005-09-05 06:49:00
  • 784:

    ユキ

    「島に、居た時は周りの大人のゆう通りに、力を使ってた。だから、自分の力を使って、誰かを幸せに出来るのが分かって、正直にうれしかった。あたしは、こんな力ずっといらなかったから。この力のせいで、あたしは一人になったから。」

    2005-09-05 06:57:00
  • 785:

    ユキ

    どれ程、悲しんだんだろう?孤独だったんだろう?普通に語っているけれど、僕は、今までのレイコを思うと泣きだしそうになった。「あたしは、働くのが楽しかった。ここに居ていいんだと思った。」

    2005-09-05 07:01:00
  • 786:

    ユキ

    何か、言う代わりに抱き締めた。
    「でも、三ヵ月経った頃。あの男が、訪ねてきたの。」
    レイコは、そのまま続けた。

    2005-09-05 07:03:00
  • 787:

    ユキ

    「美波家から、依頼を受けて、あたしを島に連れ戻しに来た。あたしは、逃げた。町から、町へ、風俗の仕事をしながら。たどり着いた先が、今の店だった。」

    2005-09-05 07:07:00
  • 788:

    ユキ

    「店長は、とてもかわいがってくれて、店まで作ってくれた。お客さんもたくさん来てくれる様になった。でも、あたしの夢は叶わないままだった。」

    2005-09-05 07:09:00
  • 789:

    ユキ

    「叶わないままなら、それでいいと思った。あたしに、今出来る事をお客さんにしてあげれば、悔いは残らないと、思おうとした。でも、無理だった。あきらめれなかった。」

    2005-09-05 07:14:00
  • 790:

    ユキ

    「でも、今、夢は、叶った。」
    ぽろぽろと、関を切った様に、キレイな涙を流しながら、レイコが、僕の顔を見ながら言った。
    「あんたに、会えたから。」

    2005-09-05 07:17:00
  • 791:

    ユキ

    「あたしは、ずっと待ってたの。あんたを。」
    レイコの冷たい手が、僕の頬を包んだ。
    「あたしの夢は、誰かに、愛される事だったの。」

    2005-09-05 07:20:00
  • 792:

    ユキ

    「両親以外で、そんな人現われないと思ってた。でも、違った。」
    小刻みに、震えるレイコの手に、自分の手を重ねた。「そうだよ、僕は、レイコを誰より愛してるよ。」

    2005-09-05 07:23:00
  • 793:

    ユキ

    涙を、いっぱい瞳に浮かべて、レイコは、僕を見ている。
    「泣かないで、今までつらかったね。しんどかったね。でも、大丈夫。これからは、ずっと一緒だよ。」

    2005-09-05 07:27:00
  • 794:

    ユキ

    レイコは、僕の胸に顔をうずめた。小さく、泣き声が聞こえる。
    「いいよ。今は、いっぱい泣いて。今まで、いっぱい我慢してきただろ?僕は、絶対離れないから。」
    強く、細い体を抱き寄せた。

    2005-09-05 07:31:00
  • 795:

    ユキ

    レイコは、ぐしゃぐしゃな顔を上げて、僕を見た。
    「・・あのね。」
    「うん?」
    本当に、かわいくてたまらない。
    「愛されるだけじゃなくて、あたし、誰かを、愛したかった。」

    2005-09-05 07:35:00
  • 796:

    ユキ

    「あんたを、愛してる。」
    レイコは、涙をいっぱい流しながら、思い切り、笑顔になった。
    ずるい、と思った。
    その時のレイコは、今まで見てきたなかで、一番かわいかった。

    2005-09-05 07:39:00
  • 797:

    ユキ

    「僕も、愛してるよ。」
    レイコは、笑った。
    「なんで、あんたが泣いてるの?」
    言われるまで、気付かなかった。
    「なんでだろ?」
    「ばかじゃないの?」

    2005-09-05 07:42:00
  • 798:

    ユキ

    「うん。」
    僕も、笑った。
    胸の辺りから、暖かいものが、溢れてくる。    幸せって、こうゆうものだと思った。このまま、時が止まればいいと思った。
                            でも、二人の時間は、確実に終わりに向かっていた。

    2005-09-05 07:49:00
  • 799:

    名無しさん

    ますます気になる 完結まで読むから頑張れ!!

    2005-09-05 07:59:00
  • 800:

    ???

    しおり?????????????????????

    2005-09-05 08:10:00
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