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レイコ
-
1:
ユキ
ブーンブーン
真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
ブーンブーン
僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
ブーンブーン
息が、完全に止まる。
ブーンブーン
僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
僕は、レイコにキスをした。
ブーンブーン
辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。2005-06-10 12:55:00 -
300:
ユキ
「え?帰って来れないって?」
僕は、激しく動揺した。
「むこうで、三年は、住まなくちゃいけなくなった。」
さっきまでとは、違う、真剣な顔で、父は、僕を見ている。2005-07-01 10:19:00 -
301:
?りな?
続き気になります??更新頑張って下さぃ?
2005-07-01 18:46:00 -
302:
名無しさん
書いて?
2005-07-02 01:38:00 -
303:
ユキ
?305さん?ななしさん??りなさん?♪さん?ありがとです?????更新遅くなってすいません????
2005-07-02 06:44:00 -
304:
ユキ
義母が、父の言葉を、聞いて、一瞬、笑った。
僕は、後頭部を、思い切り殴られた様な、そんな、気持ちだった。
つまり、この家で、義母と、三年も、二人きりに、なってしまう。2005-07-02 11:01:00 -
305:
ユキ
「そんな、あなた。私さみしいわ!」
義母が、わざとらしく泣き真似を、しだした。
笑いを、こらえるための、演技だと、僕は、分かっていた。気持ち悪い。
「大丈夫だ。おまえは、わたしと、一緒に、くればいい。」2005-07-02 11:06:00 -
306:
ユキ
「え!?」
僕と、義母の声が、はもった。
「義母さんを、連れていっていいだろう?おまえは、来年、受験だし、日本を、離れるわけにいかんだろう。」
心の中は、絶望から、歓喜に、変わった。2005-07-02 11:10:00 -
307:
ユキ
「僕なら、一人で、大丈夫だよ。受験勉強に、その方が、集中出来るしね。」
義母は、青い顔をして、下を、向いている。
「おお、親が、いないからって、羽目はずすなよ!浪人は、ゆるさんからな!」2005-07-02 11:17:00 -
308:
ユキ
僕は、自分の部屋に、入り、ベッドに、寝転んだ。
枕に、顔を、押しつけ、我慢していた、笑いが込み上げた。
義母が、この家から、いなくなる。
ほんとに、僕は、何度、願ったか分からない。
夢みたいだ。2005-07-02 11:23:00 -
309:
ユキ
今日は、本当に、色々な事があった。
クラブの、最悪な、パーティー。
田中という、最低な、男と、タカシの過去。
そして、今、一番、僕の心を、しめている事は、レイコだった。2005-07-02 11:30:00 -
310:
ユキ
「レイコ。」
僕は、声に、出した。
嬉しくて、ベッドの上を、ごろごろ転がった。
自分で、何やってんだと、つっこんだ。
でも、レイコの事を、考えるだけで、顔が、にやけてしまう。2005-07-02 11:34:00 -
311:
ユキ
僕が、好きな人。
僕に、好きとゆう、感情を教えてくれた人。
初めて、キスしたくなった、女の子。
いとおしくて、たまらない。ずっと、そばに、いたい。
2005-07-02 11:40:00 -
312:
名無しさん
??
2005-07-02 16:16:00 -
313:
名無しさん
??
2005-07-02 17:28:00 -
314:
名無しさん
やぁーん?
2005-07-03 01:54:00 -
315:
ユキ
こんなに、暖かな気持ちに、なったのは、初めてだった。
僕は、一日、色々ありすぎて、とても、疲れていた。まぶたが、自然と重くなってきた。
ほんとに、久しぶりに、気持ちのいい眠りに、僕は、ついた。2005-07-03 08:37:00 -
316:
ユキ
次の朝、久々に、家族そろって、朝食をとった。
父は、久しぶりに、家族がそろった事で、上機嫌だった。
その横で、義母は、一人暗い顔を、していた。2005-07-03 08:41:00 -
317:
ユキ
父は、当分の間。出張が無いらしい。
僕は、父が、家に、居れる事が、とても、嬉しかった。
父が、家に居たら、義母は、僕に、手を出してこないから。2005-07-03 08:46:00 -
318:
ユキ
土日ともに、僕は、タカシに、メールと、電話をした。
タカシから、連絡は、一切なかった。
僕は、月曜に、会えるから、いいや。と、軽い気持ちでいた。
平穏な、休日を、過ごした。
月曜日、起こる事を、僕は、知るよしもなかった2005-07-03 08:53:00 -
319:
ユキ
月曜日、学校に、行くと、タカシの姿は、無かった。その日は、最後の授業が、終わっても、タカシを、見る事は、無かった。
屋上にも、行ったけれど、あの大きな、背中は、無かった。2005-07-03 08:58:00 -
320:
ユキ
放課後、僕は、担任に、呼び出されて、職員室に行った。
タカシの事に、ついて、いくつか、質問された。そして、
「おまえは、金曜日一緒に、居なかったんだよな?」 担任は、僕に、ほんとの質問してきた。2005-07-03 09:03:00 -
321:
?
???
2005-07-03 09:06:00 -
322:
ユキ
「なんの事ですか?タカシに、何かあったんですか?」
僕は、質問を質問で、返した。担任は、言葉に、つまり、黙った。
「教えてください!」
嫌な、予感がした。2005-07-03 09:06:00 -
323:
ユキ
僕は、担任に、しつこく問いただした。
恨負けして、担任は、口外しない事を、条件として、重い口を開いた。
「警察に、昨日、捕まったんだよ。」2005-07-03 09:10:00 -
324:
ユキ
冷たい汗が、背中から、出るのが、分かった。
「なんでも、金曜に、とある、クラブで、薬、飲酒、強姦、暴行の罪で、警察に、連行されたんだそうだ。」
僕は、自分の、お気楽な、考えを、後悔した。
ふつうに、今日、学校に来れば、タカシに、会えると、思っていた。2005-07-03 09:16:00 -
325:
ユキ
担任と、話ている途中で、僕は、携帯が、鳴ってるのに、気付いた。
「音は、切っておきなさい!」
担任に、たしなめられた。携帯の、ディスプレイを、見る。
タカシからの、着信だった。2005-07-03 09:20:00 -
326:
ユキ
僕は、話の途中だったが、職員室を、後にした。
急いで、人気のない、教室に入って。電話を、取った。
「もしもし!タカシ?今どこだ?」
僕は、早口で喋った。
『そんな、あせんなって。少しは、ゆっくり話せるからさ。』2005-07-03 09:25:00 -
327:
ユキ
緊張感の無い。いつも通りの、タカシの声に、僕は、拍子抜けした。
「ごめん。僕、何も知らなくて。」
情けない声を、出しているのが、自分で分かった。 『謝るなよ。おまえは、悪くないから。俺こそ、ごめんな。』2005-07-03 09:30:00 -
328:
名無しさん
それから??
2005-07-03 10:40:00 -
329:
ユキ
いつも通りの、明るい、タカシの声だった。
『ほんと、巻き込んでごめん。捕まったのは、俺の意志だから。おまえは、なんにも思わなくていいからな。』
「でも、タカシは、僕の事を、思って、した事だろ?」2005-07-03 14:11:00 -
330:
ユキ
僕の方は、どんどん、情けない声になってく。
『なぁ、俺さ、たぶん当分出てこれないからさ。おまえ、元気でいろよ?』
「そんな…、そんな事ゆうなよ!」
2005-07-03 14:14:00 -
331:
ユキ
『俺さ、おまえが、うらやましかった。何にも、汚れてない、おまえみたいに、俺、なりたかったよ。俺は、ほんとに、言い訳出来ないぐらい、汚い事、いっぱいしてきた。でも、警察官僚の親父が、すべて、もみ消してくれてた。』
2005-07-03 14:20:00 -
332:
ユキ
『俺は、今まで、自分が、してきた事の、つぐないを、まったくしてないんだ。少し前までだったら、こんな、気持ちにならなかった。おまえと、友達する様になったからだよ。』
2005-07-03 14:24:00 -
333:
ユキ
『今まで、俺は、ほんとの友達って、いなかったんだ。親父を、嫌って、田中さん達と、つるんでたのに。親父の力が、あれば、捕まらないから、俺を、仲間にしてくれただけだった。でも、おまえは、違った。』
2005-07-03 14:29:00 -
334:
ユキ
『こんな、俺と、損得なしで、友達やってくれた。あの時さ、おまえ、一緒に帰ろうって、ゆってくれただろ?あれ、本当に嬉しかったんだ。ありがとな。』
「…。」2005-07-03 14:35:00 -
335:
ユキ
僕は、何も言えなくて、ただ、タカシの話を、聞いていた。
『警察には、自分から、通報したんだ。大丈夫、田中さんも、捕まったし、おまえに、迷惑が、かからない様に、してるから。』2005-07-03 14:39:00 -
336:
ユキ
『ほんとに、ごめんな。まだ、こんな俺と、友達やってくれるか?』
タカシが、電話ごしで、泣いてるのが、分かった。
「あたりまえだろ!怒るぞ!ずっと、友達だよ!」2005-07-03 14:42:00 -
337:
ユキ
『ありがとう。』
タカシは、かすれた声で、そう言って、電話を、切った。
2005-07-03 14:46:00 -
338:
さぁ
リアルタイムで読んでます。話がメッチャおもしろくて吸い込まれる?これからも頑張ってください(●'∀^*)ノ
2005-07-03 15:54:00 -
339:
ユキ
?323さん?324さん?325さん?339さん?さぁさん?ありがとー(^-^)??? こんな、長く、書けたのも??読んでくれている人が居るからです。???カキコしてくれたり、読んでくれている、みな様?ほんとに、ありがとーです??まだ、中盤ですが?完結まで、読んで頂けたら、ありがたいです???
2005-07-04 02:30:00 -
340:
あゆか ◆R.7nkEFNVA
毎日、楽しく読んでマス?
頑張ってぇ?2005-07-04 02:34:00 -
341:
ユキ
「あんたね、あたしは、どら〇もんじゃないのよ?」 寝起きの、少し不機嫌な、レイコが、僕を、にらんでいる。
「すいません。帰ります。」僕は、後ろを、振り向き、階段に、向かって歩いた。2005-07-04 02:35:00 -
342:
ユキ
「のび〇くん。早く、入りなさいよ。」
レイコは、僕を、部屋に、入れてくれた。
「すいません。突然来て。」レイコは、ベッドに、もたれて、座り、タバコに火をつけた。
「タカシ君の事でしょ?」2005-07-04 02:40:00 -
343:
ユキ
「なんで、知ってるんですか?」
レイコは、涼しい顔を、して、白い煙を吐いた。
「今日、電話が、かかってきたのよ。本人から。」
タカシから、レイコに?
「よろしく、頼むってさ。」2005-07-04 02:44:00 -
344:
ユキ
自分は、今から、捕まりに行くから、僕の傍に、いられなくなる。僕は、自分には、言ってこないが、何か、抱え込み、悩んでいる。レイコが、僕を、好きか、どうかは、知らないが、僕を、支えてやってほしい。 −以上が、タカシが、レイコに電話で、話した内容だった。
2005-07-04 02:53:00 -
345:
ユキ
「ほんとに、過保護よね、タカシ君。」
レイコは、僕を、見て微笑んだ。
「ほんとに、あんたは。」
レイコは、僕の頬を、優しく、触れてきた。
「泣き虫だね。」
僕の、涙が、レイコの、手の平を、濡らした。2005-07-04 02:57:00 -
346:
ユキ
「すいません。」
触れている、レイコの手が、暖かくて、僕は、余計に、涙が止まらなくなった。「ごめん。」
僕は、目の前にいる、レイコではなく、タカシに言った。
タカシ、ごめん。本当は、僕こそ、君の友達に、ふさわしくないんだ。2005-07-04 03:04:00 -
347:
ユキ
汚れているのは、僕の方だ。
タカシは、ちゃんと、罪を、つぐなう為、捕まった。僕は、義母との、関係を、誰にも、言わず。隠し通そうとしている。
自分の、罪を、認めていない。2005-07-04 03:07:00 -
348:
名無しさん
?????
2005-07-04 03:08:00 -
349:
ユキ
義母ばかり、責めて、自分は、悪くないと、思っている。
隠したまま、父と、何事もなかった様に、接している。
家族を、壊したくない。僕が、我慢すればいい。
そんなの、ただの綺麗事だ。自分を、守る為だけの。2005-07-04 03:12:00 -
350:
ユキ
僕は、恐かったのだ。
事実を、知った時の父の反応が。その時の、義母の行動が。
五年の、長い間。父に、言う機会は、いくらでもあった。義母を、拒む事も、出来た。2005-07-04 03:19:00 -
351:
ユキ
僕は、臆病で、卑怯者だった。我慢する、フリして、まわりの、セイにして、自分を、守ってきた。
僕は、汚くて、タカシが、ゆう様な、キレイな人間じゃない。2005-07-04 03:23:00 -
352:
ユキ
「自分を、責めても、しょうがないんじゃない?」
レイコが、僕の顔を、覗き込んでいる。
「後悔するより、これから、どうするかじゃない?」 レイコは、ニコリと、笑った。2005-07-04 03:34:00 -
353:
ユキ
レイコは、それ以上、何も言わず、僕が、泣き止むまで、傍にいてくれた。
そして、レイコの、出勤時間になったので、一緒に、部屋を、出た。
「いいもの、あげる。」2005-07-04 03:47:00 -
354:
ユキ
レイコが、僕の手に、何か握らせた。
「まぁ、頑張ってね。」
そう、言って、僕と、反対方向に、足早に、行ってしまった。
手の中に、あるものを、僕は、確認し、握り締めた。僕は、決心した。2005-07-04 03:54:00 -
355:
ユキ
「おかえりなさい。」
家に、帰ると、満面の笑みで、僕を、義母が迎えた。「今日は、早かったのね、嬉しいわ。」
玄関に、上がると、義母が抱きついてきた。
僕は、手の中に、あるものを、握り締めた。2005-07-04 03:59:00 -
356:
ユキ
「今日ね、お父さん。遅いんですって。久しぶりに、二人きりよ。」
嬉しそうに、僕を、見上げている。
ドン
僕は、義母を、突き飛ばした。2005-07-04 04:01:00 -
357:
ユキ
義母は、壁に、当たり、呆然とした顔で、僕を見た。「もう。やめてくれ。僕に、触るな。」
僕は、義母の横を、通り、階段を、上がろうとした。「待ちなさいよ!」2005-07-04 04:05:00 -
358:
ユキ
義母が、僕の腕を、つかんだ。
「いいの?あたしを、拒んだら、お父さんに、ゆうわよ!」
さっきまでとは、違い。目を、吊り上げ、顔を、歪ませて義母が、怒鳴った。2005-07-04 04:09:00 -
359:
名無しさん
しおり?
2005-07-04 04:46:00 -
360:
♪
更新されてた。やっぱり、続きが気になる。
2005-07-04 05:20:00 -
361:
沙耶香ぁぁ
最初カラ読みました?メッチャおもろぉぃ?こぅゅぅストーリー大好き?主サン頑張って完結してね?たのしみにしてます???
2005-07-04 10:06:00 -
362:
?風音? ◆IKE2/ObsJk
めっちゃいぃトコやん??気になるう?頑張って書いてネ?しおり
2005-07-04 10:07:00 -
363:
名無しさん
??????
2005-07-04 14:19:00 -
364:
たかちんっ???
ゥチも最初カラずぅ??ッッとょんでるуoо(?≧ω?)???頑張れぇ(?^?^)?
2005-07-04 23:40:00 -
365:
ユキ
?370さん?♪さん?さやかさん?ふうねさん?374さん?たかちんさん?????ありがとです(^ε^)-☆Chu!!いっぱいの人に、読んでもらえて???主は、幸せ者です???ほんとに?ありがとです???頑張ります???
2005-07-05 11:29:00 -
366:
ユキ
不快な、騒音を、出す、気持ちの悪いもの。
「好きな、女でも、出来たの?誰か、言いなさい!あたしに、逆らうのは、許さないわよ!」
2005-07-05 11:34:00 -
367:
ユキ
義母の、つめが、僕の腕に、食い込む。
「あなたは、あたしのものなんだから!許さないわよ!あたしを、裏切る事は!」 うるさい。2005-07-05 11:37:00 -
368:
ユキ
僕は、義母が、つかんでいた、腕を、おもいきり、振り払った。
義母が、しりもちを、ついて、倒れた。
僕は、義母を、見下ろし、冷たく、言い捨てた。 「うるさい。黙れ。」2005-07-05 11:41:00 -
369:
ユキ
義母は、目を、見開いて僕を、見ている。
その、姿は、ほんとに、惨めだった。
「いい加減にしろ。僕は、あんたの、おもちゃじゃないし、あんたの、恋人でもない。」2005-07-05 11:45:00 -
370:
ユキ
僕は、今まで、飲み込んで、我慢していた感情を、一気に、吐き出した。
「父さんに、話したいなら、話せばいい。だけど、僕も、父さんに、話す。どれだけ、苦痛を我慢してきたかを。」2005-07-05 11:51:00 -
371:
ユキ
義母は、だらしなく、口を、開けたまま、ぽかん、としている。
「あなたが、僕に、してきた事は、虐待だ。僕が、どれだけ、苦しんだか、分かるか?この、五年の間、どれだけ、我慢したか、わかるか?」2005-07-05 11:57:00 -
372:
ユキ
僕は、義母に、背を向けて、階段を、上がった。
「待ちなさいよ!」
2005-07-05 12:00:00 -
373:
ユキ
「じゃあ。あたしを、愛してるって、ゆってたのも、嘘なの?」
後ろを、振り返ると、義母が、今にも、泣きだしそうな顔を、していた。
気持ち悪い。2005-07-05 12:03:00 -
374:
ユキ
「当たり前だろ。おまえが、無理矢理、言わせてた、だけだ。」
僕は、もう一度、それを、握った。
そして、前を、向いた。
「おぼえときなさいよ!」2005-07-05 12:07:00 -
375:
ユキ
「あたしを、裏切ったらどうなるか。これから、覚悟しなさいよ。」
黒い、呪いの言葉。
僕は、後ろを、向かず。そのまま、階段を、上がって、自分の部屋に、入った。2005-07-05 12:11:00 -
376:
♪
それから?
2005-07-05 12:40:00 -
378:
ユキ
次の日の朝。
一階に、降りるのが、恐かった。
「おはよう。おまえ、ゆっくりだなぁ。学校、遅刻するぞ!」
2005-07-06 05:27:00 -
379:
ユキ
ダイニングで、父は、朝刊を、読みながら、僕に、普通に、話し掛けてきた。
「あ、うん。」
僕は、父の、向かいに、座った。
「なんだ?父さんの顔に、何か、ついてるか?」2005-07-06 05:30:00 -
380:
ユキ
「あっ、ううん。」
父は、けげんな、顔して、僕を見た。
「小遣いか?無理だぞ。」
父は、そう言って、朝刊を、読みだした。
いつもと、変わらない、父の態度。2005-07-06 05:36:00 -
381:
♪
リアルタイム
2005-07-06 05:37:00 -
382:
ユキ
僕は、拍子抜けした。
てっきり、義母が、昨日のうちに、父に、喋っていると、思っていた。
そういえば、義母の、姿が見当たらない。
「父さん、義母さんは?」2005-07-06 05:39:00 -
383:
ユキ
「義母さんなら、朝飯の、用意した後、シャワー浴びてる。」
僕は、何故か、その時、嫌な感じがした。
「父さん、それ、どれくらい前?」
父は、朝刊から、目を、上げ、掛け時計を、見た。2005-07-06 05:44:00 -
384:
ユキ
「一時間くらい前かなぁ?」
僕は、椅子から、立ち上がり、ダイニングを、出て、風呂場に、向かった。
「おい。おまえ、どうしたんだ?」
父も、僕のあとを、ついてきた。2005-07-06 05:47:00 -
385:
ユキ
僕は、風呂場に、入り、浴室の扉を、開けた。
ガラ
「おい!何考えてんだ?今は、義母さんが、入って…。」 ザー、ザー。
シャワーが、出しっぱなしに、なっている為、浴室は、湯気が、立っていた。2005-07-06 05:52:00 -
386:
ユキ
浴槽には、お湯が、満タンに入っている。
湯の、色は、真っ赤だった。
義母の、手首が、浴槽に、沈んでいる。
ザー、ザー。
僕は、その光景を、見ながら、昨日の、義母の言葉を、思い出していた。
2005-07-06 05:58:00 -
387:
ユキ
コレカラ、ドウナルカ、カクゴシテオキナサイヨ。 「おまえは、もう、いいから、学校に、行きなさい。」 青ざめた顔の父が、僕に、言った。
2005-07-06 06:01:00 -
388:
ユキ
僕は、父のゆう通りに、病院を、後にした。
義母が、今日の朝、自殺未遂を、した。
風呂場で、手首を、切って、倒れていた。
発見が、早かった為、命に、別状は、無かった。2005-07-06 06:05:00 -
389:
ユキ
風呂場で、倒れていた義母の顔は、笑っている様に、見えた。
父は、上海に行く事が、原因と思って、ショックを、うけていた。
僕は、本当の原因が、僕だと、分かっていたが、父には、言えなかった。2005-07-06 06:12:00 -
390:
名無しさん
頑張って?
2005-07-06 07:41:00 -
391:
ユキ
?♪?さやかさん?401さん???ありがとです???ついに、400越えちゃいました???
2005-07-06 08:09:00 -
392:
ユキ
恐れていた、通りに、なってしまった。
義母は、手段を、選ばない。僕を、苦しめる為なら。 たとえ、自分が、死んだとしても。2005-07-06 08:13:00 -
393:
ユキ
僕は、学校とは、反対方向に、歩き出した。
ポケットに、入ってるものを、握りしめながら。2005-07-06 08:15:00 -
394:
ユキ
ピンポーン
呼び鈴を、押したが、返事は、なかった。
僕は、ポケットから、取り出した。
レイコが、渡してくれた、鍵を。2005-07-06 08:19:00 -
395:
ユキ
どきどきしながら、鍵穴に差した。
カチャリ
右に、回す。鍵が、開いた。
僕は、レイコの、部屋に、入った。2005-07-06 08:22:00 -
396:
ユキ
真夏の、昼過ぎだとゆうのに。この部屋は、相変わらず、肌寒く感じるくらい、冷房が、効いている。
台所を、通って、ガラス戸を、引いた。
「どうしたの?のび〇君。また、何かあった?」2005-07-06 08:27:00 -
397:
ユキ
「どこでもドア、使っちゃいました。」
僕は、そう言いながら、笑った。
「おもしろくないし。」
レイコは、笑顔で、言い捨てた。2005-07-06 08:35:00 -
398:
ユキ
「昨日、ごめん。みっともないとこ見せて。」
「いつもの事だし、気にしてない。」
レイコは、腰掛けていた、ベットから、降りて、僕のほうに、歩いてきた。 「顔、青い。」2005-07-06 08:40:00 -
399:
ユキ
レイコは、僕の顔を、覗き込んだ。
「大丈夫?」
黒目がちの、キレイな目が、僕を、映している。
僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。2005-07-06 08:42:00 -
400:
♪
まだ更新するやんね?!終わっちゃ嫌ー。
2005-07-06 08:45:00 -
401:
ユキ
レイコの、体温が、僕の、腕の中で、少しづつ、上がっていく。
「昨日、頑張った、ご褒美くれますか?」
僕は、レイコの顔を、見つめた。
「いいよ。」2005-07-06 08:47:00 -
402:
ユキ
僕は、レイコに、キスを、した。
唇を、離した時、レイコが言った。 「お義母さん、死ねばよかったのにね。」2005-07-06 08:52:00 -
403:
ユキ
僕は、驚き、レイコから、体を、離した。
「そんな事!思ってない!」レイコは、まっすぐ、僕を、見ている。
「あの時、見つけなければ、手遅れで、死んだのに。残念ね。」2005-07-06 08:56:00 -
404:
ユキ
まただ。
レイコは、僕の、隠しておきたい気持ちが、何故分かるんだろう?
「その、通りだよ。でも、何故、分かるんだ?」
レイコは、僕の、眉間を、指でついた。 「音。」2005-07-06 09:01:00 -
405:
ユキ
「あんたと、あたしは、よく似た、音を、持ってる。だから、あんたの、考えてる事が、分かっちゃうの。」
音??
僕は、レイコの言ってる意味が、よく、理解できなかった。2005-07-06 09:05:00 -
406:
♪
しおり
2005-07-06 09:29:00 -
407:
名無しさん
で
2005-07-06 10:41:00 -
408:
名無しさん
メッチャぉもしろぃ?他のくだらん小説と全然ちがぅし?頑張って?
2005-07-06 16:38:00 -
409:
ユキ
すいません???主です。今週は、仕事が、忙しくて???続きを、書くのが、遅くなりますm(__)mすいません????
2005-07-07 08:04:00 -
410:
名無しさん
???
2005-07-07 08:32:00 -
411:
名無しさん
あげ?
2005-07-07 09:38:00 -
412:
名無しさん
??
2005-07-07 11:42:00 -
413:
♪
あげ
2005-07-07 12:46:00 -
414:
削除削除されますた
あぼ~ん -
415:
削除削除されますた
あぼ~ん -
416:
削除削除されますた
あぼ~ん -
417:
削除削除されますた
あぼ~ん -
418:
削除削除されますた
あぼ~ん -
419:
削除削除されますた
あぼ~ん -
420:
削除削除されますた
あぼ~ん -
421:
名無しさん
??
2005-07-07 17:10:00 -
422:
名無しさん
あげぱん?
2005-07-07 18:47:00 -
423:
まなみ
お願いです?この小説だけは荒らさないで下さい?すごいこの小説好きなんです?お願いします?
2005-07-07 19:04:00 -
424:
ゆう
age
2005-07-08 10:13:00 -
425:
♪
削除依頼、勝手に出したけど良かった?!悪い事したつもりはありません。頑張って!!
2005-07-08 11:28:00 -
426:
名無しさん
↑どーゆー意味かわからんねんけど?
2005-07-08 11:58:00 -
427:
名無しさん
荒らしの部分を消したってことぢゃない??エライッ!!
2005-07-08 21:54:00 -
428:
ユキ
?まなみさん?名無しさん?♪さん???ありがとです??♪さん。削除依頼ありがとです??カキコ遅くなって、ほんとに、すいません?日曜には、たくさんカキコしたいと思います???ほんとに、m(__)m
2005-07-09 02:56:00 -
429:
未来
あたしも日曜日に書きだめするワラ
お互い頑張って書きましょね2005-07-09 06:54:00 -
430:
???
しおり??
この小説めちゃおもろい??サイコォ???頑張って完結して下さい??最後まで見させてもらいます??2005-07-09 16:05:00 -
431:
名無しさん
ぅちもめちゃファンになりましたぁぁ???応援してるので頑張ってくださぃ???
2005-07-09 20:07:00 -
432:
名無しさん
早くかいて??
2005-07-10 21:58:00 -
433:
名無しさん
まだ〜?
2005-07-11 01:08:00 -
434:
ユキ
?ゆうさん?未来さん??????さん?442さん?443さん?444さん??ありがとです???未来さん?女たちは…の?方ですよね?読んでます??めっちゃ、好きです?お互い頑張りましょーね)^o^(遅くなって??すいませんm(__)m今から、カキコします?
2005-07-11 07:29:00 -
435:
ユキ
「この世界は、音で、溢れてる。汚い音、キレイな音、悲しい音、怒りの音、楽しい音。」
レイコは、淡々と、僕の目を、見て。物語を、話す様に、話しだした。2005-07-11 07:36:00 -
436:
ユキ
「みんなが聞こえる音、あたしだけが、聞こえる音。あたしは、みんなが聞こえない音が、聞こえる。それは、人の中に、持ってる、心の声。」
レイコの、瞳に、僕が映ている。2005-07-11 07:41:00 -
437:
ユキ
「聞きたくない声、悲鳴を、あげている救いの声、あたしの、中に、どんどん入ってくる。あたしは、心の声を、聞いて、お金に、見合った、治療を、してあげてる。」
レイコの手のひらが、僕の頬に、触れた。
「でも、あんたは、違った。どうしてかな?」2005-07-11 07:47:00 -
438:
ユキ
「お客さんは、心を、治して欲しくて、あたしを、必要としてる。あたしの、変な力を、求めている。その代わり、お金を、はらう。」
2005-07-11 07:51:00 -
439:
ユキ
「お金を、貰わずに、誰かを、救ったのは、あんたが、初めてだった。」
僕は、レイコの、手のひらに、自分の手を、重ねた。「放っておけ無かった。今にも、狂ってしまいそうなくらいに、心が、壊れていたから。」2005-07-11 07:58:00 -
440:
ユキ
「少し、前の、あたしと、同じ、壊れている音。なのに、優しい、静かな音が、聞こえるのが、分かった。」
レイコの、手のひらは、冷たかったが。僕の、体温で、少しづつ、温度が、上がっているのが、分かった。2005-07-11 08:03:00 -
441:
ユキ
「あんたの、音は、心地いい。一緒に、居たら、穏やかな気持ちに、なれる。でも、最近、違う。」
レイコは、優しく微笑んだ。2005-07-11 08:05:00 -
442:
ユキ
僕は、自分の顔が、熱くなるのが分かった。僕は、レイコを、強く抱き寄せた。「いや?僕が、レイコを、好きなの。迷惑かな?」 レイコは、僕の顔を、見上げている。
「ずっと、一緒に、居たいんだ。大好きだよ、レイコ。」2005-07-11 08:14:00 -
443:
ユキ
レイコが、吹き出した。
「よく、そんな事、ふつーに言えるね。」
僕は、自分の顔が、真っ赤に、なっているのに、気付いていた。
「ふつーに、恥ずかしいよ。でも、もう、ばれてるから。」
僕は、恥ずかしくて、顔を、見られたくなくて、レイコの頭を、自分の胸に、押しつけた。2005-07-11 08:19:00 -
444:
ユキ
「笑いすぎですよ。」
レイコは、声を、出さずに、肩を、震わせてる。
「でも、嬉しいよ。いや、めちゃくちゃ嬉しい。僕の事、そんなふうに、思ってくれて、ありがとう。」2005-07-11 08:24:00 -
445:
ユキ
「自惚れないでよ。」
顔を、うずめたまま、レイコが、言った。
「ごめん。でも、僕、お金無いし、返せるものないけど、レイコを、大切にするから。」2005-07-11 08:28:00 -
446:
ユキ
「そんな、力持ってて、人を、癒してあげれるレイコは、ほんとに、すごいと思う。それに、比べたら、僕なんか、出来る事は、少なくて、助けてもらってばかりだけど、頑張るから。」
2005-07-11 08:31:00 -
447:
ユキ
「ほんとに、大好きだから、守りたいんだ、何か、役に立ちたいんだ。だから、お願い、そばに、いさせて。」
僕は、今、思っている事を、全てゆった。
「レイコ?答えて?」2005-07-11 08:35:00 -
448:
ユキ
レイコは、ずっと、黙っている。
「レイコ?」
僕は、体を、離して、レイコの顔を、覗き込んだ。
「レイコ?!どうしたの?」2005-07-11 08:38:00 -
449:
ユキ
レイコは、声を、出さずに、泣いていた。
「え?僕なんか、悪い事ゆった?ごめん!」
僕は、パニックになり、おろおろしてしまった。
「…。」
「え?」2005-07-11 08:43:00 -
450:
ユキ
「なんで?あんたは、そんな事ゆうの?」
僕は、全身から、血の気が、引くのを感じた。
「ご、ごめん。」
僕は、ショックで、下を向いてしまった。
「…、気持ち、…、悪くないの?あたしの事。」2005-07-11 08:46:00 -
452:
ユキ
「え?」
僕は、レイコの顔を見た。「あたしの、力、気持ち悪くないの?」
レイコが、今まで、見たことのない、表情を、している。悲しそうな、顔。
僕は、レイコを、抱き締めた。2005-07-11 08:50:00 -
453:
ユキ
「レイコに、会ってから、キレイとか、かわいいしか、僕は、思った事ないよ。」
レイコは、僕の胸に、顔を、埋めている。こんな時に、だけど、ほんとに、かわいい。
「力、だって、僕からしたら、羨ましいくらいだよ。僕は、ほんとに、何も、出来ないから。」2005-07-11 08:54:00 -
454:
ユキ
「…。あんたって。」
「え?」
レイコが、顔を、上げた。「ほんとに、天然バカよね。」
にこりと、笑った。
「あたしなんかでいいの?」2005-07-11 08:57:00 -
455:
ユキ
「レイコが、いいんだよ。」 レイコは、顔を、くしゃくしゃにして、笑った。
僕は、このレイコの、笑顔を見て、自分の中で、誓った。
この笑顔を、曇らせない様に、レイコを、守っていく事を。2005-07-11 09:03:00 -
456:
♪
しおり
2005-07-11 09:31:00 -
457:
名無しさん
キュン?
2005-07-11 09:32:00 -
459:
名無しさん
???
2005-07-11 20:10:00 -
460:
名無しさん
保健室でタカシにゅぉぅとした時《女に振られたぁ〜》ってゅったけどちょっとしてからタカシに《ぉ前女好きになった事ぁるん?》って聞かれて《なぃなぁ》ってゅったんゎどぅゅぅ事?つじつま会ゎんのやけどm(__)m
2005-07-11 22:57:00 -
461:
名無しさん
たかし「女に振られたぁ〜」「ぉ前女好きになった事ぁるん?」
僕「ないなぁ〜」
やで?2005-07-11 23:25:00 -
462:
ユキ
?469さん?471さん?472さん?♪さん???ありがとです??472さん?ご指摘ありがとです???説明が、足りなかったですね??僕は、結構、もてる奴で、告白も、結構されるんですね?言われて、付き合った事もあるけど、長続きしてません。タカシとの、恋愛話も、嘘を、ついて適当に合わせてます。でも、タカシは、それに、気付いてます?で、ふいに、聞いた時、僕は、嘘が、つけずに、肯定してしまったのです???僕が、付き合った事が、ないとゆうのは、短いお付き合いは、カウントしてないって事です??分かりづらくして、すいませんm(__)m
2005-07-11 23:25:00 -
463:
?
リァルタィム???この小説かなりキュン?って来るぅ?さっき泣きそぅになッたョ?これからも頑張ッて?サィねッッ??今日ヵラ,毎日《レィコ》見るの決定ッッ?????
2005-07-11 23:57:00 -
465:
ユキ
?ミリさん?AAAさん??ありがとです?ほんとに、ほめてもらえて嬉しいです。?いたらなかったり、読みにくかったり、して??腑甲斐ない主ですけど、頑張りますm(__)m
2005-07-12 03:43:00 -
466:
ユキ
辺り一面、赤い花が、咲き乱れている。
僕は、一人で、その中に、立っている。
遠くに、誰か、立っている。僕は、声を、掛けた。
「レイコ!」2005-07-12 03:47:00 -
467:
ユキ
僕の、声に、気付き、レイコは、こっちを振り向いた。
僕は、レイコのところまで、歩いて行く。
レイコは、微笑みながら、僕を、見ている。2005-07-12 03:50:00 -
468:
ユキ
僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。
「大好きだよ、レイコ。」 そう、言った途端、腕の中に居たはずの、レイコが、消えてしまった。
赤い花びらが、舞う中、僕は、叫んだ。
「レイコ!」2005-07-12 03:55:00 -
469:
ユキ
「うるさい!」
レイコが、怒った顔で、僕の顔を、上から、見ている。
辺りを、見回すと、レイコの部屋だった。僕は、ベットに、寝ている。
「もー、あんた、どんな夢見てんの?」2005-07-12 03:59:00 -
470:
ユキ
レイコが、僕の横で、上半身だけ、起こして、寝そべっている。
「きゃ!」
僕は、レイコを、抱き締めた。
「よかったー。夢で。」
レイコの、体の形を、確認して、僕は、心底、安心した。2005-07-12 04:04:00 -
471:
ユキ
「もー、最悪!あんたのせいで、起こされたんだからね!」
レイコは、僕の、胸の辺りで、むくれていた。
「ごめん。朝ご飯、フレンチトースト作るから。」
「ほんとに?」
ぱっと、目が、輝き、レイコが、笑った。かわいい。僕は、レイコに、キスしようとした。
バシ!2005-07-12 04:10:00 -
472:
ユキ
レイコに、顔を、手で、止められた。
「調子に、のんな!早く、作って!」
そう、言いながら、悪戯っぽく、笑った。2005-07-12 04:13:00 -
473:
ユキ
今年も、夏休みが、始まった。
僕は、休みの、初日から、レイコの、部屋で、住んでいる。2005-07-12 04:15:00 -
474:
ユキ
義母の、事件の後、色々あった。
終業式までの間、学校では、タカシの、噂で、持ちきりだった。
僕は、学校で、担任や、警察から、何度も質問攻めにあった。
僕は、何も、話さなかった。2005-07-12 04:19:00 -
475:
ユキ
義母は、三日程で、退院して、家に、帰って来た。
その日から、父は、会社を、休んで、家に居る様に、なった。
「父さんのせいだからな。」父は、僕に、そうゆって、穏やかに笑った。
僕は、心が、痛んだ。2005-07-12 04:24:00 -
476:
ユキ
義母は、事件の後、僕に、関わってくる事は、無かった。僕も、なるべく、接触を、避けた。
生気のない、恨めしそうな目で、義母は、僕を、ただ見つめるだけだった。
家に、居ると、前にも、増して、息苦しかった。
優しい父、狂った義母、そして、父を、騙している最低な僕。2005-07-12 04:32:00 -
477:
ユキ
家にも、学校にも、どこにも、居場所が無かった。
僕は、毎日、レイコの家に、学校が、終わってから、レイコの、出勤時間まで、居る様に、なった。
唯一、自分が、安心できる場所だった。2005-07-12 04:36:00 -
478:
ユキ
「明日から、夏休みでしょ?うちに、明日から、くれば?」
終業式の日、レイコの家ち行くと、突然、ゆわれた。「その代わり、家事全部やってね。」
にやりと、レイコが、笑った。2005-07-12 04:40:00 -
479:
ユキ
父に、夏休み中、友達の、田舎に、農家の手伝いで、一緒に、付いていくと。嘘を、ついて、許しを求めた。
「まぁ。来年は、勉強漬けに、なるからなぁ。」
店長に、頼みこんで、偽の田舎のおじさんに、なってもらい、電話してもらったのが、効いたのか、父は、承諾してくれた。2005-07-12 04:48:00 -
480:
ユキ
「義母さんと、ゆっくり、新婚気分を、味わいなよ。」
夏休み初日、家を、出る時に、父に、そうゆうと、
「ああ、いつも、気を使ってもらって、悪いな。こっちは、大丈夫だから、思い切り、楽しんできなさい。」2005-07-12 04:55:00 -
481:
ユキ
「色々、ごめんな。」
昔みたいに、父が、僕の頭を、撫でた。
「父さん、あの…、知ってるの?」
父は、きょとんとして、僕を、見た。
「?なんだ?」2005-07-12 04:58:00 -
482:
名無しさん
?
2005-07-12 05:05:00 -
483:
ユキ
義母は、まだ、ゆって無いのか。何を、考えているんだろう?
「ううん。なんでも、ないよ。」
僕は、言葉を、濁して、小さな胸の痛みを、残したまま、家を、後にした。
この時は、義母の、企みなど、僕は、全く気付いて無かった。そして
家を、出て行く時に、義母が、僕を、うつろな目で、窓から、見つめていて、呪いの言葉を、繰り返していた事も。 ゼッタイニユルサナイ2005-07-12 05:08:00 -
485:
名無しさん
義母さんこっぇ〜ょぉぃ!
2005-07-12 05:51:00 -
486:
名無しさん
いつも読んでます頑張ってくださぁーい
2005-07-12 05:52:00 -
487:
名無しさん
ぁげ
2005-07-12 05:52:00 -
488:
ユキ
「いただきます。」
レイコは、無邪気な、笑顔で、フレンチトーストを、頬ばった。
ほんとに、かわいい。
レイコの、家で、住む様に、なって三日たった。
一緒に、居ればいる程、僕は、レイコを、好きになっていく。2005-07-12 13:02:00 -
489:
ユキ
朝、一緒に起きて、朝食を、食べる。レイコは、出勤時間まで、ごろごろしている。僕は、家事を、やったり、課題のテキストをする。
僕たちは、部屋の中で、ずっと、一緒に居た。2005-07-12 13:09:00 -
490:
♪
リアルタイムかな?!
2005-07-12 13:10:00 -
491:
ユキ
僕は、レイコの店での、バイトに、復帰した。
店長に、会える楽しみもあるし、生活費ぐらいは、自分で、稼ぎたかった。
今までの、バイト代も、店長が、ちゃんと渡してくれた。2005-07-12 13:12:00 -
492:
ユキ
てっきり、タダ働きだと、思ってたから、びっくりした。
レイコに、治療代として、渡そうとしたら、怒られた。
「あんたから、お金取るほど、困ってないから!」2005-07-12 13:15:00 -
493:
ユキ
レイコが、泣いた次の日。僕に、対する態度は、今までと変わってなかった。
僕も、その事に、ついて、触れない様にした。
一緒に、同じ店に、行き、働いて、一緒に、帰って、同じベットで眠る。2005-07-12 13:21:00 -
494:
ユキ
一日中、ずっと、一緒に居る。
僕は、ほんとに、幸せだった。
こんな日々が、ずっと続けばいいと思った。
「ねぇ?何、にやついてんの?」2005-07-12 13:24:00 -
495:
ユキ
レイコが、ダイニングテーブルの、向かい側で、けげんそうに、見ている。
パンクズが、口の端に付いてたので、僕は、指で、ぬぐってあげた。
「幸せだなぁ、と思って。」2005-07-12 13:27:00 -
496:
ユキ
「きもいね。相変わらず。」レイコは、僕から、目を、そらし、食べるのを、続けた。
「ねぇ?パンも、甘いのも、乳製品も、ダメなくせに、なんで、フレンチトーストは、食べれるの?」2005-07-12 13:31:00 -
497:
ユキ
ここに、来てから、朝食に、必ず、作らされるのだ。「…、小さい時、おかあさんが、作ってくれて、好きになったの。」
小さな声で、レイコは、答えた。
僕は、少し、びっくりした。2005-07-12 13:36:00 -
498:
ユキ
最近、気付いたが、レイコから、家族の話を、聞いたことが、無い。
レイコは、自分の話を、まったくしない。
2005-07-12 13:39:00 -
499:
♪
しおり
2005-07-12 15:56:00 -
500:
?
昨日メンテナンス?とかで見れなかった???ゃッぱりぉもしろぃねぇ(?^?^)?かかさず見てるヵラねッ??
2005-07-13 15:41:00