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Dearest LOVE

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  • 1:

    雪弥

    今まで愛した人は一人も居なかった。
    あなたに会えて変わった。愛する事を知った。
    あたしは汚れてますか・・・?

    2005-06-08 15:47:00
  • 101:

    京がベットに入る。
    私は照れ臭くてベットにもたれて煙草を吸った。

    『雪弥。おいで…』
    甘く優しく子供みたいな笑顔で京は両手を広げた。

    ドキドキする・・・。
    恥ずかしい…

    ー顔が熱いよー

    2005-06-08 17:15:00
  • 102:

    「・・・うん。」

    私は子犬みたいにポテポテ四つんばで京の腕の中に飛び込んだ。
    京の香水の匂いが私をクラクラさせた。

    心臓が口から飛び出そう・・・。
    「い〜においっ☆」
    きゅう〜ってしてみた。

    2005-06-08 17:16:00
  • 103:

    京もきゅう〜ってしてきて、苦しくて子供みたいに2人で笑った。

    無言な時間が流れる
    空気が変わる・・・。

    京がオデコにちゅってした。恥ずかしくて嬉しくて、照れ笑いをした。
    私は京のほっぺにちゅってした。

    お互い目が合った。
    顔が近づく・・。

    2005-06-08 17:17:00
  • 104:

    京が言った。
    『ちゅうしたらきっと、止まらくなる・・。』
    私は
    「京なら…いい…」
    精一杯言った。

    2005-06-08 17:18:00
  • 105:

    軽く何度もちゅってした。唇が痛くなる程・・・。
    少ししたら舌が入ってきた。私も答える。
    クラクラして腰くだけ状態・・。
    もう止まらなくて一線を越えた。
    ー何だかくすぐったい日だったー

    2005-06-08 17:19:00
  • 106:

    後悔も迷いも無かった。
    今でも不思議に思う。
    私は他人に興味が湧く事があまりなかったから

    京を受け入れるのはごく自然にできた。
    恐くなかった。
    今思えばあの日すでに恋に落ちていたのだろう・・。
    今も思い出すとくすぐったい。
    とても幸せな幸せな記憶・・。

    2005-06-08 17:20:00
  • 107:

    そんな事を毎日思い出しては愛しさが増すばかり・・・。
    いつからか私は京が居なければ生きれない気さえしていた。

    ー何も知らなければ今も幸せだったかもしれないー

    京…あなたは今、何を想ってる・・・?

    2005-06-08 17:21:00
  • 108:

    ホストと付き合うという事は容易な事ではないし、精神力、忍耐がものをいう。
    いい事ばかりではなかった。
    私はいつしか京のエースとなっていた。
    そして、私と京はゆっくりと、悲しみに向かっていた・・・。

    2005-06-08 17:22:00
  • 109:

    《色カノ》
    彼女の名前は、くしくも私と同じ名前だった。
    よく京から聞く名前は3人程居た。
    ユキヤ・りな・まき

    京は彼女達を“ガチる”為には何でもしていた。
    京は私には彼女達との駆け引きや彼女達のプラベ等、事細かく何でも話した。
    “酷いヒト・・・”
    正直そう思う日もあった。

    2005-06-08 17:23:00
  • 110:

    一緒に居る時は、携帯が見える位置で彼女達とメールのやり取りをする事も多々あった。
    ー見たくないー
    私はいつも見ないようにした。

    友営の子もいれば、色営もいたし、特にその3人の内の一人、
    《ユキヤ》には本営だったが枕はしなかった。
    枕をしてしまえば、お金を落とさなくなるから・・。

    2005-06-08 17:24:00
  • 111:

    ある日、京と一緒に携帯のスケジュールを見ていた時の事…。
    私の心は一瞬凍り付いた。
    “ユキヤと1ヵ月記念”
    もちろんそれは私ではない。
    色カノの存在は知っていたし割り切っていた。
    だけど、いざ形がある事を実感すると私の中で革命が起こった・・・。

    2005-06-08 17:24:00
  • 112:

    今思えば、京は私を不安にさせない為すべてを話し、ホストである自分の汚い部分全てを見せていたのだろう。

    京の行動を見れば、あきらかに他の子とは違っていたのに・・・。

    私の中に一つの感情が生まれた。

    2005-06-08 17:25:00
  • 113:

    『雪弥どした?』
    私はとっさに平常心を取り戻し、装った。
    「ユキちゃんと1ヵ月記念どっか連れてってあげなあかんよ〜?」
    さえぎるように京が言った『どぉでもええし、連れて歩きたーない』
    京は煙草に火をつけながら、いつも通り冷たく言った。
    『それより・・・。』
    「え?」
    『明日の休み、一緒に居よなっ!』

    2005-06-08 17:26:00
  • 114:

    「・・・うん」
    その日はめずらしく4万ほど使って帰った。

    私の頭にあった気持ち、
    ー身をひこう…ー
    私はユキヤさんの気持ちを考えてしまったから。
    私は彼女が夢を見てるという真実を知ってしまった。人間としてどうなの…?

    ー京も私も・・・ー

    2005-06-08 17:27:00
  • 115:

    誰も居ない部屋に帰る。
    ふと今まで我慢していた感情が私に降り注ぐ。
    割り切ってるつもりだった。なのにっ!!私は弱い・・・。

    独占したい。他の人の心配なんてしないで…。
    私だけを・・・見てよ…。久しぶりに吐いた。
    「どぉしてっ・・!」
    涙が溢れた。私は声を殺して泣いた。

    2005-06-08 17:28:00
  • 116:

    《序章》
    別れへのカウントダウンが始まったのはこの頃だろう・・。
    割り切り過ぎた私は感情を自覚出来なくなっていた。まるでお人形。
    スキなのかも分からない。だけど離れる事も出来ない。
    失いたくなかった。
    私には京しか居なかったから。
    それだけは痛いほど分かっていた。

    2005-06-08 17:29:00
  • 117:

    真実を知る事で割り切れた。だけど知れば知る程に
    何が真実なのかわからなくなった。
    全てが夢のよう。嘘だらけに思えた。
    私の中で初めて京への信頼が少しづつ音を立てて崩れ始めた。

    京からの連絡も返す事に戸惑った。
    「私さえ居なければ…」
    そればかりを考える。
    私と京はあの日からすれ違い始めた。

    2005-06-08 17:30:00
  • 118:

    それからの私はどれだけ醜かっただろうか。
    京が
    『売り上げ〇百万はあげたい』
    と言えば
    「ほな私が使えばええんやろ?」
    と言った。

    2005-06-08 17:30:00
  • 119:

    プレッシャーなんかかけやがって、とさえ思えた。
    京が私にそんな事望んでいない事位わかってる。
    でも止まらない。
    不器用な私。
    何がしたいのだろう。

    2005-06-08 17:31:00
  • 120:

    「外で会わなくていいよ。会えなくても、お金だけは使うし」

    ー本間はこんな事が言いたい訳じゃないー

    ただ、ユキヤさんやお客さんに優しくしてあげて…とそれだけを願った。

    2005-06-08 17:32:00
  • 121:

    「他人の目には私は“偽善者”に映るのかな」

    京に聞いた事があった。
    京は嘘やお世辞は言わない。お客さんの事を考えたりするのは、はっきり言って“偽善だ”と言った。
    だけど心が真っすぐで優しいとも言った。

    偽善と言われてもいい。
    他人を思いやる気持ちだけは無くしたくはない。
    京の目に私はどう映っていたのか・・・。

    2005-06-08 17:33:00
  • 122:

    その日はなぜかイライラした。
    何ヵ月かに一度あるかないか位の感覚。
    物事をあまり深く考えない私は、知らない内に無理をしているらしく、そんな時期があった。

    『何イラついてん?』
    京が言った。
    「別に」
    と笑ってみせると、
    『無理して笑わんでええし』
    と京が無表情で言った。

    2005-06-08 17:34:00
  • 123:

    「酔いたいねん。酒持ってきて」

    私はカクテルを一気に飲み干し京にじゃれかかった。
    いつものように京の携帯にメールが入り京は返事をする
    。私は京に抱きついた。
    まるで
    “盗らないで”と子供のように。

    2005-06-08 17:35:00
  • 124:

    京はメールを打ちながら私の頭を優しくナデナデした。
    私は京の胸に深く顔を埋めた。
    理由もなく悲しい訳でもない。でも涙があふれる。
    気付かれないように必死に涙をこらえた。

    ー京が愛しいー

    2005-06-08 17:36:00
  • 125:

      《決別の時》

    『仕事辞めていいで』
    と京が言った。

    静かに私は言った。
    「仕事を辞める時は別れる時だから・・。」と・・。
    私達はお互いに違う方向を見て、
    静かに煙草に火を付けた。

    2005-06-08 17:37:00
  • 126:

    その後、毎日あったはずの『仕事終わったよ♪』
    という京からの電話が鳴る事は無かった。

    私は何も言わなかった。
    “何で電話ないん?メール位出来るやん?”

    ー私の事・・・好き?ー

    2005-06-08 17:38:00
  • 127:

      《別れの朝》

    電話が鳴った。
    京からだ・・・。
    私が勝手に京と心の距離を置いてから、わずか2日後
    もはや心の距離は埋められず、修復不可能だ。

    「・・・はい」
    眠たそうに、けだるく電話に出た。
    『今向かってるから』

    2005-06-08 17:38:00
  • 128:

    「・・分かった。」
    内心飛び上がる程嬉しかったのに自分の感情がコントロール出来ない。

    『…あんま嬉しーなさそうやな!』
    京はそう言って電話を切った。
    それから、何度も電話したけど出てくれない…。

    私があの時素直になっていれば、今もきっと私は京の傍で笑っていただろう…。

    2005-06-08 17:39:00
  • 129:

    1時間程して、京から電話があった。

    『もう自分の家帰ったわ。今コンビニ』
    「そっか・・。」
    『朝メシ食いたいねんけど何買ったらいいと思う?雪弥やったら何食いたい?』「・・・サンドイッチ」

    『ほなサンドイッチ買うわ』

    2005-06-08 17:40:00
  • 130:

    優しい京。何度この手で傷付けたかな・・・?

    『何で最近連絡してこんねん?』

    戸惑った。お客さんの為に身を引いたなど言える訳がない
    「・・・干渉したくないだけ…」
    『・・お前は干渉したくないんじゃなくて、俺に関心がないねん!!』

    初めて京が感情剥き出しにし、怒鳴った。

    2005-06-08 17:41:00
  • 131:

    ドアが開く音がした。
    京だった。
    私は黙ったまま、ぼんやりと見ていた。

    『・・ははっ!アホらし。来てほしくないんやったら最初から言えや!!』

    2005-06-08 17:42:00
  • 132:

    『・・・帰るわ』

    “…待って!”
    そう言いたいのに声が出ない。
    京は合鍵をテーブルの上に投げ捨てた。

    2005-06-08 17:43:00
  • 133:

    『この意味わかるやんな?』
    “嫌だ!嫌だ!!!”
    私は必死に首を横にふった。
    京は冷たい目で泣いてる私を見下ろし言った。
    『頭悪いんか?』

    ー・・・コノヒトはダレ?ー

    2005-06-08 17:44:00
  • 134:

    『もうお前が何考えてるんかわからんねん!』

    “毎日体売ってるじゃない!!何で気持ちが分からんの…?”
    私は心の中でそう叫んだ。
    1度でも陰にこもった事のある人間は裏切るのだと彼は言った。

    私は愕然とした。

    2005-06-08 17:45:00
  • 135:

    それは精神的な病気になった事のある私を指すと同時に
    京の事も指していた。

    『お前とおったら辛くなるねん・・・』


    「・・どしてぇ?」
    消え入りそうな声で聞いた。

    2005-06-08 17:45:00
  • 136:

    京からはカフェパの甘い匂いがした。

    お互い信頼していた気持ちが大きければ大きい程、
    崩れるスピードは一瞬で、止める事が出来ない。

    『真っすぐ過ぎて辛いねん!だから別れる』

    2005-06-08 17:46:00
  • 137:

    私の中で全てが真っ白になって、その場にうなだれた
    京はそんな私を振り返る事なく部屋から出て行った。
    ドアが閉まる音に、“はっ”とし
    私はパジャマで裸足のまま外に出た。

    2005-06-08 17:47:00
  • 138:

    『待って!ねぇ・・・!待っ・・・てぇ…』
    京は振り返らない。

    車に駆け寄りドアを開ける。『何やねん!!閉めろや』
    「・・・嫌や。一緒に・・おっ・・・て?」
    泣き崩れながら言った。

    『黙れや!うっとい!!』

    2005-06-08 17:48:00
  • 139:

    ねぇ。京・・・。
    私の気持ちは重かった?
    仕事の邪魔したくなくて、いいコで居たくて、
    我儘も、嫉妬心も出さなかった。
    捨てられたくなくて・・。
    それが原因であなたの信用を失って
    捨てられるのなら、もっと自然体で居れば良かった。風俗に行かなければ良かった?
    そしたら今でも一緒に居れた?
    もう分からないよ。
    私は一人でどう生きてけばいい・・・?

    2005-06-08 17:49:00
  • 140:

     《最後のやり取り》

    『最後にオモロイ事教えたろか?お前、ユキに売り上げ負けてたで!
    お前エースじゃなかったわ』

    京は笑いながら言った。

    2005-06-08 17:50:00
  • 141:

     《ホントの心》
    私の部屋を出る前、
    合い鍵を投げ捨てる前に
    京はホストとしてではなく、一人の男として本音を最後に言いました。
    『お前の事が本間に好きやった。
    一生守るって思った。
    好きになればなる程、罪悪感が増した。
    お前が客やったら・・・良かったのに・・。』

    私はこの時初めて自分は客ではなく、色でもなかった事を知りました・・・。

    2005-06-08 17:51:00
  • 142:

    星を見た。
    あまり見えなかったけど、隣に京が居るだけで幸せだった。
    愛しさが、雪のように降り積もる・・・。
    そんな小さな幸せ、
    分かち合うあなたはもう居ない…。
    このまま眠りたい。星の降る桟橋で・・。
    夜明けに凍える亡骸を抱きにきて・・・?

    2005-06-08 17:52:00
  • 143:

    もしも想いが届くなら、
    もう1度その腕に抱き締めて・・・。

    生まれて初めて愛した人。愛する事を教えてくれた人。
    さようなら・・・京。

    2005-06-08 17:53:00
  • 144:

      《あとがき》

    一応142も、あとがきとなります?
    分かりづらくてスミマセン?
    京とはとても短かったけれど、私は後悔していません。むしろ感謝しています。一人の人にここまで出来たのだと嬉しく思うから。
    失ったモノも多かったけど、大切なモノたくさん×?貰いました?

    2005-06-08 17:54:00
  • 145:

    読んで下さって有難うございます?
    私はこんなに人を愛せて幸せでした。後悔があるとするなら、もっと彼を信じて我儘言えば良かったかな?最後の最後にならなければ真実は分かりません。

    2005-06-08 17:55:00
  • 146:

    私が伝えたかったのは、皆さんに後悔する恋愛をしてほしくなかったから。
    最後まで頑張ろうって、信じようって思ってほしかったからです?
    皆さんに伝えたかった事はまだまだ沢山ありましたが、伝えきれなかったのは残念です?
    完結したのに長々とゴメンなさい。

    2005-06-08 17:56:00
  • 147:

    出会いから別れまで書き上げましたが、
    伝えたい事
    (省略しなければならなかった京との思い出、愛情)この小説に残したい事があります。
    皆様がよければ、書きたいのですが、宜しいでしょうか?

    2005-06-08 17:56:00
  • 148:

     Dearest LOVE?

    2005-06-08 17:57:00
  • 149:

    私は、母に生まれて初めて反抗し口答えをして喧嘩になった事がある。
    その次の日、母は私の前から姿を消した。

    その時、自分の気持ちを口にしたら人を傷付けてしまうんだと子供心に思った。
    私がいいコにしなかったから・・・ママは居なくなったんだ・・・と。

    2005-06-08 17:58:00
  • 150:

    『何かしゃべれや!!』

    今まで男達にさんざん投げ付けられてきた言葉…。

    私は今までの彼氏と喧嘩になる度、
    いつも下を向いて涙をこらえるしか出来なかった。

    2005-06-08 17:59:00
  • 151:

    私はいつからか、そういう場面になると自分の意志とは関係なく、
    “声”が出なくなる病気になった。

    どんなに頑張っても
    声にならない・・。

    私はずっと治せずに居た…。
    母の事がひっかかってるのだろうか?

    2005-06-08 18:01:00
  • 152:

    そんな場面を共に乗り越えた人は今まで、誰一人居なかった。

    皆、そんな人形に話かけるような状態が耐えられないのだろう。

    京との思い出の1つに
    その病気にまつわる
    エピソードがある。

    2005-06-08 18:02:00
  • 153:

    《LOVE Letar》
    私は京への不振感と、ユキヤさん達の事からか
    私は京に対し壁を作った事がある。

    ぶつかる事が恐くなり、
    言いたい事も言えず
    自分の殻に閉じこもっては声を殺して泣く事を覚えた。
    星の見えない夜空を見上げては、切なさが私の小さな胸を押し潰した…。

    2005-06-08 18:04:00
  • 154:

    「啓介ぇ・・」
    (事故で亡くした元彼)
    そんな時は夜空を見上げては、もうこの世には居ない彼に語りかけてしまう事さえあった。

    “どうしても、自分の過去が邪魔をするよ。

    2005-06-08 18:04:00
  • 155:

    あなたは生きたかったよね・・?
    私はね…、あなたと逝きたいと思う季節は過ぎたよ。強くなったよ?
    見てくれてる・・・?

    京との愛は守るからね…。

    ー幼かった私…こんなに大人になったよ・・・ー

    あなたの分まで生きてみせるから・・・。

    2005-06-08 18:05:00
  • 156:

    言いようの無い不安からか、心のコントロールが効かず、出会った頃の子犬のような笑顔が、その時の私にはなかった。

    それでも京の店に行くのは辞めなかった。
    義務感といえばそれまでだ。
    そんな私と京が衝突するのは当たり前だ。
    仕方がない。

    2005-06-08 18:06:00
  • 157:

    その頃の京は仕事の事でイライラしては私にあたった。
    私はそれでも嬉しかった。だって、本当の心をぶつけてくれてるんやって、
    甘えてくれてるのだと思えたから。

    ー本当に心から嬉しかったんだ…ー

    2005-06-08 18:07:00
  • 158:

    ある日、京とお店の中で喧嘩になった。

    BGMが大きいからか、
    お客さん達は気付かなかったが、周りの従業員達は
    私と京の異様な雰囲気を感じて居たのだろう。

    皆心配そうにしているのを感じた。
    従業員達はいつも私達の仲の良い所しか見てないのだから当たり前だ…。

    2005-06-08 18:08:00
  • 159:

    京は私のそっけない態度にしびれを切らしたみたいだった。
    “私だって本心を見せたいさ、だけど本心を見せて何になるの?
    淋しいと言えば何かが変わるの?
    期待して何になる?”

    煙草を吸いながらぼんやりしていると、
    そんな言葉が頭の中をグルグル回った。

    2005-06-08 18:09:00
  • 160:

    役職の人が私を心配そうに見た。
    私は笑顔で
    “大丈夫だから”
    と目で合図を送った。
    役職の人達だけは私と京の関係を知っている。
    下のコ達は
    京の態度を見たらバレバレだと言っていたが、私はいつも否定していた。

    2005-06-08 18:10:00
  • 161:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 162:

    京は
    『何もかも予定がめちゃくちゃだ』
    と不機嫌そうに言った。
    色カノでエースのユキヤさんが、
    精神的なものから入院し売り上げが下がったからだ。
    「・・・。」
    こんな時何て言えばいいのか。言葉につまる。

    2005-06-08 18:11:00
  • 163:

    『何考えてんねん?』
    京が私に言った。
    「あ、うん。楽しそうだなーっておもって」
    他の席を指差し言った。

    和まそうと思って言った言葉は逆効果を招いた。

    2005-06-08 18:12:00
  • 164:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 165:

    『お前なめてんのか!人おちょくって楽しいんか!!』
    急に京が激怒した。

    ワケガワカラナイ・・・。

    私はびっくりして身を縮めた。
    何故私が責められてるのだろう。

    2005-06-08 18:12:00
  • 166:

    『お前はどう考えてんねん!?』

    何がだろう?

    「えっ・・と、私が頑張ればいーんやんね」

    2005-06-08 18:13:00
  • 167:

    すると京は
    『頑張ってへんやん…』
    と言った。
    私は怒りが込み上げたが黙った。
    『無理すんなって言っても言う事聞かんで体壊して結局何がしたいねん!』

    と言った。

    2005-06-08 18:14:00
  • 168:

    疲れた。
    何故、店に来てる時まで責められなきゃならない?
    帰りたい帰りたい。

    『聞いてんのか!?』
    私は黙って下を向いた。
    京はその後も強い口調で私を責めたが、私はうつむいて黙っていた。

    言いたい事なら山ほどあるのに・・・。

    2005-06-08 18:15:00
  • 169:

    そんな状態が30分程経った時、
    京は立ち上がって席を離れてしまった。
    私は席を立ちトイレにかけこんだ。

    また吐いてしまった。
    むせて涙目になる。

    席に戻ると京が言った。
    『また吐いたんか?』
    私は笑顔で首を横に振った

    2005-06-08 18:16:00
  • 170:

    京は少し冷静になったのか『何で何も答えへん?』
    と聞いた。
    私はうつむいた。
    『頼むから思ってる事をちゃんと言ってくれ』
    と言った。
    私は重い口を開けた。

    “!?”

    あれ?声が出ない・・。

    2005-06-08 18:17:00
  • 171:

    私が苦しそうに口をパクパクしているのん見て、
    京は紙を一枚とペンを私に差し出した。
    「?」
    私は不思議そうに京を見た。
    『今思ってる事、何でもいいから書け』
    と言った。
    怒らないから…とも言った。

    2005-06-08 18:18:00
  • 172:

    私は
    《ごめんなさい》
    と一言書いた
    『何がや?』
    京が柔らかい口調で聞いた。
    《いいコじゃなくて、ゴメンなさい・・。》
    『・・・うん、何で?いいコになんか、ならんでいいんやで。』

    2005-06-08 18:18:00
  • 173:

    “昔から喧嘩になったりすると声が出なくなる”
    『うん』
    “・・・お母さんに捨てられてから・・”
    『・・うん』
    “恐いの・・・”

    2005-06-08 18:19:00
  • 174:

    京は
    『俺はお母さんじゃないよ』と言った。
    “でも皆、おかしいって”『何が?』

    “頭が・・。”
    私は苦笑いで京を見ると、京は笑いながら頭をなでてくれた。

    2005-06-08 18:20:00
  • 175:

    “そんなにおかしいのかな?声が出なくなったりしてバカみたい?”
    『全然。けどそんなん普通の奴には分からん思うわ』
    京は昔の自分を見てるようだとも言った。
    『んーで?何で気持ちを抑え込んだんや?』

    2005-06-08 18:21:00
  • 176:

    “嫌われたくない。本当の私は嫉妬深くて、我儘だから・・。”
    『俺もやで。少しづつでいいから、言いたい事言えないの治そうね』

    私の顔に少し笑顔が戻った。
    ー凍りついた心が溶けていくー

    2005-06-08 18:22:00
  • 177:

    今まで溜めていた感情が溢れる。
    『雪弥?我慢するのと抑えこむんは違うんやで?
    今は分からんでもいい。俺の傍で理解してけばいいよ』
    京は私の目を真っすぐ見てそぅ言った。
    『言えるようになるまで紙に書けばいいよ』と・・。

    2005-06-08 18:23:00
  • 178:

    京は他にもお客さんが来てたのに、もう1時間以上も私に着きっぱなしだ。
    それなのに
    私に少しの笑顔が戻るまで、京は席を立つ事は無かった。
    私の京への
    《LOVE Letar》
    はその後何十枚かの形となった。

    2005-06-08 18:24:00
  • 179:

    『じゃあ行ってくるね』
    京が席を立とうとした時

    「・・あっ・・・」

    不意に言葉が声という形になった。
    『!?』

    『声出たやん!!』
    京が嬉しそうに笑った。

    2005-06-08 18:25:00
  • 180:

    私は他の席に向かう京に手を振って笑顔で見送った。
    すると京は急に《忘れものをした》
    という感じで私の方を振り返り私に耳打ちをした。

    【愛してるよ・・・】
    と・・。

    2005-06-08 18:25:00
  • 181:

    名無しさん

    どぞ?

    2005-06-08 18:26:00
  • 182:

    「・・ばかっ!」

    私は照れ笑いした。

    2005-06-08 18:26:00
  • 183:

     《その後・・・》
    “それ”を見ると
    今でも泣きそうになる。
    確かな愛が形としてそこにはあって
    京がどんな気持ちで私の席から立たなかったのか。
    なぜ私の手を離さなかったのか?
    今なら分かる。
    あの日から、私は感情を持ったの。
    泣く事を覚えたの・・あなたが愛しいって・・
    もう、お人形じゃないよ。

    2005-06-08 18:27:00
  • 184:

    ねぇ・・。

    人はナゼ失ってからその大切さに気付くの?
    ナゼ近くにあるとぼやけてしまうの?

    もっと早く気付ば良かった。もっと大切だって言えば良かった。

    ねぇ・・・私達は何を間違えたのかな?

    2005-06-08 18:28:00
  • 185:

    あのね・・。

    ー今でも君を愛してる・・・ー

    私の事、忘れないでね・・。

    2005-06-08 18:29:00
  • 186:

       《言の葉》
    京が最後に笑いながら
    私に投げ付けた言葉。

    私にラクになってほしくて、嫌われた方がマシだと
    あなたなりの優しさだったのだと後から知った。
    表面しか見ようとせず、
    自分ばかり傷付いたと思ってた私を許して・・・。

    私は本当に愛されていたのだと、今なら分かるから・・。

    2005-06-08 18:30:00
  • 187:

    雪弥:04/8/12 16:21 (旧掲示板)

    2005-06-08 18:31:00
  • 188:

     

    2005-06-08 18:32:00
  • 189:

    04/11/22 23:31
    雪弥へ
    こんな終わりで良かったんか…
    首輪代わりのネック…
    俺はまだ身に付けてるよ…胸が苦しい…
    首輪が外さずに待ってるから…

    2005-06-08 18:33:00
  • 190:

    04/11/26 13:42
    助けて…
    壊れて行く…
    俺はお前を壊してしまったのかな?
    そして自身も壊して行くのか?
    いつから破滅の道を歩み出したのかさえ分からない…また昔に戻って…
    教えてよ…
    俺は何処に向かえばいいかさえ分からないよ…
    お前が居ないと進め無いから首輪を外す事も出来ないんだよ…
    助けて…

    2005-06-08 18:34:00
  • 191:

    04/11/26 20:50
    会えないからココに書いてるんです。
    雪弥は突然俺の前から消えてしまったから…

    2005-06-08 18:35:00
  • 192:

    完結

    2005-06-08 18:36:00
  • 193:

    雪弥:04/7/27 07:38 〜04/8/12 16:21  (旧掲示板)

    2005-06-08 18:39:00
  • 194:

    名無しさん

    よかった、バリ泣けた?2人とも想いが通じ合っているなら、また昔のように戻れたらいいね?ユキヤさん。ワタシは精神科のナースですから、悩み事があるなら話聞きますよ??

    2005-06-08 18:40:00
  • 195:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 196:

    名無しさん

    あげ?

    2005-06-16 10:12:00
  • 197:

    名無しさん

    本当の話なら幸せになってほしいです。

    2005-06-22 00:45:00
  • 198:

    名無しさん

    2005-08-06 08:28:00
  • 199:

    名無しさん

    よかったです?幸せになってね??

    2005-08-07 16:16:00
  • 200:

    名無しさん

    お互い思ってるのになんでこんな結末になるの?神様って残酷やねぇ‥

    2005-08-07 21:27:00
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