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さよならが言えなくて…。

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  • 1:

    ◆grEdfwmzxY

    愛してました。 
    誰よりも ずっと。     
    あなたに言えなかった  言葉は            
    今でもこの胸に
    残っています…。

    2007-02-01 19:05:00
  • 51:

    ◆grEdfwmzxY

    「まぁ飲めやっ!チャンスボトルやから、腕の見せ所やぞー」
    直希さんが作った焼酎は、水割りか…?と思うくらい濃く、ほとんどロックに近かった。        うわ・・あんなん飲んだらあたし死ぬわ。かなりキツそうやん……。
          
    あたしがそんな事を考えていると、 
    「いやいやーチャンスボトルなんか僕頂いちゃっていいんすかー?知らないっすよー(笑)頂きまーす(笑)」凌真は、直希さんに乾杯をしてから、手に持ったグラスを一気に飲み干した。

    2007-02-06 09:42:00
  • 52:

    ◆grEdfwmzxY

    うわっ。。。。大丈夫なんかな―……? 
    呆気なくなくなったグラスに普通に驚き、思わず唖然としてしまった。
    「お〜相変わらず威勢ええなぁ(笑)さすが俺の見込んだ男やわ。まぁ、せっかくやから飲め飲め!」 

    その後も直希さんは、無くなったら注ぎ、無くなったら注ぎして…、凌真は持ち前のトークの盛り上げを見せながら、けっこうな量を飲んでいた。

    2007-02-06 09:49:00
  • 53:

    ◆grEdfwmzxY

    「なんか今日は気分がええわ〜!凌真っ、シャンパン持って来い!ドンペリや!ドンペリ〜。」 
    突然の直希さんからの、オーダー。ピンクのドンペリ……。。?
    「ありやぁーっす!!(笑)さすが兄貴〜☆つばさちゃん!良かったなぁ!!」 『えっ…あ、はい!!』 「今日はつばさとの出会い記念日やからなぁ〜。久々にストライクやわ!やるやないか凌真ぁ〜。」    「任してくださいよ☆兄貴のタイプや思て、バッチシ着けさせて頂きました(笑)新人なんで可愛がってやって下さい!!」   

    盛り上がるテーブル。運ばれてくるシャンパンとシャンパングラスを見ながら、飲めるかな…なんて呑気なことを考えていた。

    2007-02-06 17:16:00
  • 54:

    ◆grEdfwmzxY

    あたしは、シャンパンが得意じゃない。基本的に、炭酸が飲めないから…。    
    「あ、僕もご一緒に頂きまぁーす!!(笑)」 
    「おぅ!凌真、飲め飲め!つばさっ、記念やねんからたっぷり飲めよ☆」   直希さんが、笑顔であたしにグラスを渡してくれた。   
    『あ、はい!頂きます☆』

    2007-02-06 18:52:00
  • 55:

    ◆grEdfwmzxY

    ゴクン…。一口飲んだシャンパンはやっぱり苦手で、一気に飲み干す二人を見て、かなり焦ってしまった。   
    「なんやぁ〜?つばさ飲んでないやなぃかぁ?シャンパン嫌いやったかぁ?」 直希さんが、あたしの顔を覗き込みながら言う。  どうしよう……。せっかく卸してくれたのに、飲まないわけにはいかない―。 『いえ…!大好きです☆頂きますっ!!!』 

    勢い良くあたしも、手に持っていたグラスを一気に飲み干した…―。

    2007-02-06 19:02:00
  • 56:

    ◆grEdfwmzxY

    「お〜☆ええ飲みっぷりやぁ(笑)つばさ、どんどん飲めよ!!」 
    直希さん自ら、空になったグラスに、シャンパンを注いでくれる。
    はぁ……ほんまにキツイ。『あ、はい!ありがとうございますっ☆めっちゃ美味しいです!!』
      
    無理矢理な笑顔を、バレないように、バレないように、必死だった。

    2007-02-06 19:06:00
  • 57:

    ◆grEdfwmzxY

    「直希さん!!僕ももう一杯頂いていいですか?最近こんなええ酒飲んでないからー飲み足りなくて(笑)」   
    前に座っていた凌真が、あたしにグラスを差し出す―。    
    「よー言うわ(笑)おう!!どんどん飲まんかい!無くなったら卸しゃあいーねん!」
    あたしは、凌真のグラスに慌ててシャンパンを注いだ…。

    2007-02-06 19:11:00
  • 58:

    ◆grEdfwmzxY

    『凌真……大丈夫!?』    
    送り出しをして待機室に戻ると、顔を真っ赤にしてソファーに倒れ込む凌真―。    
    「おー。。つばさちゃんお疲れさん☆シャンパン苦手やったんちゃう〜?ありがとーなぁ。呼ばれるまでゆっくり休んどいてなぁ☆」    
    あたしの声に、凌真は仰向けになったまま顔だけをこっちに向けると、笑顔でそう言った。

    2007-02-06 19:27:00
  • 59:

    ◆grEdfwmzxY

    もしかして、代わりに飲んでくれたんかな…?      
    指名を貰ってから、シャンパンが卸りるとバックもある。全く飲んでいないあたしはなんか、少し申し訳ない気持ちになった…。     
    『全然協力出来なくてごめんね…。こちらこそありがとう。』
    あたしが言うと、    「なんで謝るねんっ☆つばさちゃんの事気に入ってくれたから、卸してくれたんやからぁ〜。こっちがお礼言わなあかんよ☆(笑)」 と、彼は笑った。

    2007-02-06 19:33:00
  • 60:

    ◆grEdfwmzxY

    ガチャ―
    「つばさあぁ〜!リカもぅ無理ぃ〜酔ったあぁ〜。。。!!」
    ちょうど待機室に入ってきたリカも、着いていた席でだいぶ飲まされたらしく…軽く酔っていた。    『ちょっ…リカぁ?大丈夫なん?水持って来るから、座って待っときぃ!』  あたしは厨房に行って、水を持ってきた。

    2007-02-06 19:54:00
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