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さよならが言えなくて…。
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1:
◆grEdfwmzxY
愛してました。
誰よりも ずっと。
あなたに言えなかった 言葉は
今でもこの胸に
残っています…。2007-02-01 19:05:00 -
41:
◆grEdfwmzxY
「つばささん、二番テーブル行きまーす!頑張ってきてください!」
凌真のお店のボーイさんは、どの嬢に対しても仕事中はしっかりしていて、 ごく普通で当たり前のことなんだろうけど。なんだかすごく…― 安心している自分がいた。2007-02-06 06:07:00 -
42:
◆grEdfwmzxY
「つばさちゃんって言うん?本名?あたしは愛香って言うねん☆凌真くんの友達なんやんねぇー?」
入店して二日目の日。リカが接客に行ってる間の待機室で、お店の女の子から声をかけられた。【愛香】ちゃんは、この店のナンバーワンらしく… 大きな目とくりんくりんの明るい巻髪が、印象的な可愛い子だった。2007-02-06 06:17:00 -
43:
◆grEdfwmzxY
『あ…はい。本名です。えっと、友達っていうんかな?まぁ少し前に地元で知り合って…』
正真正銘のスカウトやけど・・。凌真はあたし達二人を“友達”って言ってるんやろか…?良く分からないから、話を合わせておく事にした。
愛香ちゃんは「そっかぁ!つばさてめちゃ可愛い名前やねぇ☆」と可愛い顔から更に可愛い笑顔で、そう言ってくれた。2007-02-06 06:27:00 -
44:
絢
今初めて読んだよ??頑張ってね?ちなみに主さんは大阪の人?続き楽しみにしてま?す?
2007-02-06 06:54:00 -
45:
◆grEdfwmzxY
絢さん、ありがとうございます?嬉しいです(>_
2007-02-06 07:18:00 -
46:
◆grEdfwmzxY
愛香ちゃんは、声も仕草も可愛くて。一緒のテーブルに付いたら、すぐに誰でも分かる程の《色接客》だったけれど、それが彼女がナンバーワンである証だし、
「あんねっ…愛香もう少し一緒にお話したぃなぁ?」
―‥何より彼女は持って生まれた天性なんだろう、と思うくらい、お客さんの心を掴むのがうまかった。2007-02-06 09:11:00 -
47:
◆grEdfwmzxY
「あ〜っ!もう三番の客マジ無理っ!!ほんまに腹立つわぁ〜。。!」
『お疲れっ。…何をそんなに怒ってるのさ(笑)』 待機室に戻ってきたリカと同時に、同伴のお客様を待たせていた愛香ちゃんが、ボーイに呼ばれた―。
「前通るねっ。じゃあ、行ってくるね☆つばさちゃんまた話そうねぇー。」
あたしも思わず足を引っ込めて、『あっ…はい☆』と慌てて返事をした。2007-02-06 09:16:00 -
48:
◆grEdfwmzxY
「…おっ、ナンバーワンといつの間に仲良くなったんやぁ〜??(笑)」 リカがニヤニヤしながら尋ね、目の前でグロスを塗り直している。
『あー。ってか、さっき名前聞かれただけ。(笑)』 「そうなんやぁ〜」
その後すぐにあたしもボーイに呼ばれて、店内に出て席に着いた。
着いた席でたまたま《場内指名》を貰い、そのお客がそのまま延長したので、あたしはしばらくその席で接客をしていた。2007-02-06 09:23:00 -
49:
◆grEdfwmzxY
「直希さんおはようございます!失礼しますっ!」
え――…?突然の声に顔を上げると、前に凌真が立っていた。
「おー、凌真おはよーさん。待ってたでぇ。まぁ一杯飲めや☆」
あたしを指名してくれている直希さんは、凌真にそう言うとボーイにグラスを持ってくるよう慣れた感じで頼んだ…。2007-02-06 09:30:00 -
50:
◆grEdfwmzxY
「ご一緒に頂きますっ!あっお手柔らかに…(笑)」 凌真の分のレディースグラスをを受け取り、あたしが作ろうとしたら、 「俺が作るから、つばさはゆっくりしときー。」 と、直希さんは笑顔で言った。
オーナーでも、席とか着かなあかんのやなぁ…。前のお店では、あんまり見ない光景だったから、少しビックリしていた。2007-02-06 09:37:00