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夜のポチ。
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1:
名無しさん
ポチは、お日様をあまり浴びないので、真っ白だ。
そして、ポチの体はいつだって冷たい。
雪の様なポチ。
2006-09-22 21:27:00 -
807:
◆r11LF9gUco
薫はまた、ポチを殺すの?
ポチはまた、あたしのせいで死ぬの?2006-12-12 21:12:00 -
808:
◆r11LF9gUco
――――クゥン...
...ポチの、最後の鳴き声が聞こえた気がした。2006-12-12 21:14:00 -
809:
◆r11LF9gUco
あたしは、精一杯の力を振り絞って体をくねらせ、向き合う両者の間の床へ転がり落ちた。
骨と皮だけの体は、たったそれだけの衝撃で悲鳴をあげる。
激痛をこらえ、直ぐ目の前にある負傷した薫の足を両腕でしっかり掴むと、あたしは思い切り噛みついた。
あの日、ポチがしたように。2006-12-12 21:22:00 -
810:
◆r11LF9gUco
「〜っ!!!!」
ポチが叫び、駆け寄るより前に、よろけた薫はそのまま右手を振り下ろしていた。2006-12-12 21:56:00 -
812:
◆r11LF9gUco
無音の世界。
痛み等も無い。
ただ、息をするのが、難しい。
薫のナイフは、どうやらあたしの胸を突いたようだ。
ドクン、ドクンと血液が次々と大袈裟に送り出されていく。2006-12-12 22:31:00 -
813:
◆r11LF9gUco
何故か空気が少しずつしか吸えなくて、ヒュウヒュウと喉が鳴っている感覚があった。
別に辛くもない。
ただ、倒れたあたしの下に広がる血だまりが、徐々に広がっていくのが不思議に綺麗だった。2006-12-12 22:41:00 -
814:
◆r11LF9gUco
それをぼーっと見ていると、ドスンと何かが落ちてきたように床が振動し、あたしは目を動かしてその正体を探っていた。
すると、石のように動かない体を、誰かが起こした。
ポチだ。2006-12-12 22:49:00 -
815:
◆r11LF9gUco
何か言っている。
でも、聞こえない。
泣いている。
もう、涙を拭いてあげられない。
でも...2006-12-12 22:52:00 -
816:
◆r11LF9gUco
ポチは、生きている。
怪我も、していないみたい。
よかった。
よかったぁ...2006-12-12 22:54:00