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りいこ?フィクション

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  • 1:

    りい

    奥村梨依子。19歳(・∀・)アタシが産まれたのわ平成18ネンの10ガツ。

    今現在わ
    平成37ネン。
    ……アタシわ今幸せデス☆

    2006-05-02 20:48:00
  • 2:

    りい

    おかんわ貴依。41歳☆普通のオバハン。専業主婦。
    おとんわ健吾。45歳☆普通のオッサン。ちっこいバーを経営してる。

    普通のオバハンと普通のオッサンから産まれたアタシわ……これとゆって変わったトコロもない普通の女の子(。・ω・)

    2006-05-02 20:56:00
  • 3:

    りい

    彼氏わ…居ます(*/▽*)2つ上の海☆ちっちゃい時から知っていて、隣町に住んでる男の子♪
    おかんのツレ《奈緒美ねーチャン》の息子やねン。
    アタシから見たら《奈緒美オバチャン》やのに…笑。
    おかんと奈緒美ねーチャンわ、アタシと海が結婚する事を願ってる(*д*)

    2006-05-02 21:04:00
  • 4:

    りい

    おとんわ
    「アホゥ!結婚なンかさせへんぞ!」……かなりの親バカっぷり?
    しょーみダルイ(゚∀゚)

    あっ?もう1人、登場人物おるねン!!

    2006-05-02 21:08:00
  • 5:

    りい

    アタシ等ファミリーにやたらくっついてくるおっさン。50過ぎてる割りに若く見える変な人…のんチャン(・∀・)
    のんチャンのおかげで、家族3人で出掛けた時に撮る写真わ誰か知らン人に頼まんでもイイから助かってる☆

    2006-05-02 21:12:00
  • 6:

    名無しさん

    一応こう言うとこで書く小説やねんし、
    ん を ン にしたり
    は を わ にしたりやめた方が良くないですかねぇ?
    読みにくいし?

    2006-05-02 21:13:00
  • 7:

    りい

    アタシの名前わ梨依子。
    あンまり気にいってるわけじゃあナイこの名前?

    「なぁおかん!アタシの名前どおゆーつもりで付けはったン?」

    2006-05-02 21:15:00
  • 8:

    りい

    おかんわ説明するのがダルそうやったケド、リビングの戸棚から大きい箱を取り出してアタシに渡した。

    それが12歳の時だった。
    箱にわ何冊もにわたるノートが入ってた。

    2006-05-02 21:18:00
  • 9:

    りい

    「あ!やっぱり見たらアカン!!」

    重たい箱を持って寝室に逃げて行ったおかん。

    意味がわからナイ☆

    2006-05-02 21:20:00
  • 10:

    りい

    >>6サンへ。見てくださった事、意見をくださった事ありがとうございます。
    気を付けます?少しでも読みやすくしたいので、意見あったらドンドンお願いします。

    2006-05-02 21:23:00
  • 11:

    りい

    ちょっと経って寝室から出てきたおかんに理由を聞くと、こう言われた。

    「あんたが17歳になったらアレ見せたるわ(・∀・)5年後たのしみに待っとき。」
    何か企んでるような顔をしてるおかんに少々腹をたてた事をよく覚えてる。

    2006-05-02 21:28:00
  • 12:

    りい

    ――5年後――。
    17歳の誕生日(・∀・)
    海とデートして、ふたりでアタシんちに帰った。
    おかん・おとん・奈緒美ねーチャン・のんチャンが家で待ってくれてた。

    2006-05-02 21:32:00
  • 13:

    りい

    皆からプレゼントもらっておいしいケーキ食べて幸せなアタシ(。´▽`。)

    のんチャンがくれたプレゼントを見た瞬間、つくづく嫌になった。

    スケスケのHな下着だった……。

    2006-05-02 21:35:00
  • 14:

    りい

    下着を広げたまま固まるアタシ。

    何故か大爆笑のおかん・おとん。

    『親ならこのエロオヤジに怒れ!!!!』と思いながらつられて苦笑い。

    2006-05-02 21:37:00
  • 15:

    りい

    「せやせや」

    おかんがアタシに《例のノート》が入った箱を差し出した。

    「後で海と部屋行ってから見てみ(。´▽`。)あんたの名前の理由わかるわ。ハハハ〜♪」

    2006-05-02 21:40:00
  • 16:

    りい

    5年間気になってた事実が今あかされる―――。

    12歳の時この箱の存在を知ってから、アタシはあらゆる手を使って見ようと試みた。

    寝室には鍵がかけられており、海と必死で作戦を練った。

    2006-05-02 21:45:00
  • 17:

    りい

    考えて考えて考え抜いた結果、
    【おかんがおらん日に無理矢理寝室の鍵を壊してみよう大作戦】
    に決定した。

    2006-05-02 21:47:00
  • 18:

    りい

    そして作戦決行の日、本間に無理矢理カギを壊して

    「あ…あいたぁ?」

    海とフタリ、抱き合って喜んだ?

    2006-05-02 21:49:00
  • 19:

    りい

    いきおいよく部屋に入りクローゼットを開けると金庫がおいてあった。1枚の紙がテープでくっつけてあり、こう書いていた。

    【愛娘、梨依子へ。あんたの考えなんかお見通しデス。17なんかあっちゅ〜間やから気長に待て。父・母より】

    2006-05-02 21:52:00
  • 20:

    りい

    ここまでして隠すのには絶対見られてはいけない理由がある。アタシはきっと両親の本当の子供じゃないんや…。

    勝手な妄想はとどまる事なく5年間つづいた。
    やっと秘密があかされる。

    2006-05-02 21:55:00
  • 21:

    りい

    アタシ達は箱をあけ、1冊のノートをとった。
    【接客日記?】
    と書かれている。
    とりあえず読もう(゚∀゚)!

    2006-05-02 21:57:00
  • 22:

    りい

    読者様へ。
    今書いてて気付いたんデスが、この話は【接客の本音?】の続きみたいな話デス?先に【接客の本音?】を読まないとわかりにくいかもしれません(∋_∈)言うの遅くなってスミマセン。

    2006-05-02 22:01:00
  • 23:

    りい

    【接客の本音?】http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1145071627/-5

    2006-05-02 22:05:00
  • 24:

    りい

    続き書きます☆

    どーやらコレはおかんが17の時から付けだした日記らしい?

    全部読み終えるのに、軽く3時間はかかった。

    2006-05-02 22:08:00
  • 25:

    りい

    読んで知ったのは、

    おかんが昔ホステスをしてた事。おとんはその店の店長をしてた事。奈緒美ねーチャンも一緒に働いてた事。のんチャンはお客さんで、おかんは随分悩まされてた事。
    …そしてアタシの名前の理由。

    2006-05-02 22:11:00
  • 26:

    りい

    おかんの源治名が《梨依子》やった事―――。

    『おかん鬼やん。』

    一層自分の名前が嫌いになったこの日をアタシは絶対忘れへんっ(゚∀゚)

    2006-05-02 22:13:00
  • 27:

    りい

    さっき両親がのんチャンからのプレゼントで大爆笑してたのは、昔フタリにもHな下着がのんチャンから送られたからッて知って、海とフタリ大爆笑(。′∀`)ノ
    そお言えば、おかんは口癖のように
    「のんチャンは昔から全くかわらんわぁ〜」とよく言っていた。

    2006-05-02 22:31:00
  • 28:

    りい

    まあ、そんな事よりアタシわ日記の1番最後のページが気になった。

    書かれてた事をありのまま晒そうと思います。

    2006-05-02 22:32:00
  • 29:

    りい

    2006・4・29
    今日、4年近く働いたこの店ともお別れした。
    色々あったケドそれなりに楽しかった。
    22年生きてきた中で、1番アタシを成長させたのはこの4年ダケな気がする。
    お客さんや女の子達がアタシにたくさんの花束とプレゼントをくださって思った。

    2006-05-02 22:41:00
  • 30:

    りい

    BABYの名前は《梨依子》。アタシは散々「悪魔」や「鬼」と呼ばれてきたが、この子には「天使」になってほしい。
    《梨依子》と名付ける事によってこの子はアタシのような鬼になるかも知れない。
    デモまあそれもえーやろ?
    育て方次第!笑

    2006-05-02 22:45:00
  • 31:

    りい

    ほんで、この子が17歳(アタシが《梨依子》になった歳)をむかえたら、これ見せたろ?
    笑ってくれたらえーなっ!
    あ!この日記も今日で終わりやし、アタシの夢を書いとこ〜。

    2006-05-02 22:48:00
  • 32:

    りい

    アタシの夢は、梨依子がアタシそっくりに成長して、2代目梨依子になる事!!んで奈緒美の息子の海と結婚さすねん。奈緒美は
    「お前の遺伝子ついでる娘にウチの子は関わらせへん」とかゆーてるケド笑。
    まぁ、梨依子チャン4年間お疲れさまデシタ☆
    これを読んでる17歳の愛する《梨依子》チャン。ママみたいになれよ〜。いや、なるなよ〜笑。じゃあね♪

    2006-05-02 22:56:00
  • 33:

    りい




    おかん…(*д*)
    あんた夢が現実なってますやん?なかなかこんな計画通りに行く奴おらんで?

    2006-05-02 22:58:00
  • 34:

    名無しさん

    2006-05-02 23:01:00
  • 35:

    りい

    何枚か写真も入ってて、海と見た。
    「貴依チャンお前そっくりやん!おっちゃん昔は男前やってんな〜笑」
    …うん、確かにおとん男前や(。・ω・)キャハ☆
    おかん本間に似てる(゚д゚)

    2006-05-02 23:02:00
  • 36:

    りい

    空気でも入ってるん?ってくらいトップがでかい頭にクリンクリンの巻髪。前髪につけてるエクステ。手には2つ折りのキラキラにデコられた携帯。これが
    《この写真は相当古い》感がタップリ出ててちょっとうけた(´з`*)

    2006-05-02 23:10:00
  • 37:

    ?なつ?

    接客の本音?から
    見てました?
    小説頑張ってかいてね?
    楽しみにしてます?

    2006-05-03 11:01:00
  • 38:

    名無しさん

    次のお話も書いてたんですねぇぇ?いつも楽しく読んでます?? 頑張ってね?

    2006-05-03 11:32:00
  • 39:

    りい

    なつサン?ありがとうございます。期待に答えられるよぉに頑張って書きますね?
    >>38サン?ありがとうございます。これからも見てくださいね?お願いします☆

    2006-05-03 14:11:00
  • 40:

    りい

    ちょっとずつ書きます☆

    次はアタシと海のお付き合いをオハナシしちゃいます(・∀・)

    とにかくちっさい時からちょくちょく遊んでた気がする☆

    2006-05-03 14:19:00
  • 41:

    ?ヒロミ?

    初カキコ?です???
    ?接客の本音?カラ、ずぅ?っと影ながら応援してましたッ(?´?`)?
    私的には、のんチャンが笑いのツボで?大好き?デス?笑?
    コレからも影ながらに応援してますので、頑張って下さいネッ???

    2006-05-03 16:34:00
  • 42:

    りい

    ?ヒロミ?サン?
    ありがとうございます。のんチャンはこれからもチョコチョコ登場しちゃうので、暖かく見守ってあげてください?

    2006-05-03 17:53:00
  • 43:

    りい

    正直アタシは海をスキじゃなかった。一緒におりすぎて嫌なとこも見すぎた感じ。 中学入った頃には、海はヤンチャばっかりしてたなあ(*ノд`)
    違う中学やったし、あんまり会う事もなくなってきた。
    デモおかん同士が本間親友みたいやから、嫌デモ会ってしまう時はあった…。

    2006-05-03 17:57:00
  • 44:

    りい

    中1の時、奈緒美ねーチャンが海坊主を連れて我が家にやってきた(-д-)ヤレヤレ。

    関わりたくなかったアタシは自分の部屋で寝ててん。
    【トントン】いきなりノックされたドア。

    2006-05-03 18:00:00
  • 45:

    りい

    めんどくさいから寝てるふり(・∀・)?

    「起きてんねやろ?…お前オレ嫌いやなあ。」

    「…嫌いじゃないけど?」

    2006-05-03 18:02:00
  • 46:

    りい

    「ホラやっぱ起きてんねやん?」

    …『しまったΣ(・д・)』

    寝たふり失敗。アタシは演技にむいてない。

    2006-05-03 18:03:00
  • 47:

    りい

    仕方なく起きて海坊主と色んな話した。

    『意外といい奴かも…』

    この時はじめて海を男として意識したよーなしてないよーな(・∀・)

    2006-05-03 18:05:00
  • 48:

    りい

    それからよく坊主は我が家にやってきた(´з`*)

    『スキかもっ☆』

    アタシは行動だけは早い。

    2006-05-03 18:09:00
  • 49:

    りい

    「なぁなぁ。ハナシあんねんけど…(*/▽*)」

    「オレもお前にハナシあるねん!」

    …なんと坊主に告られた!

    2006-05-03 18:12:00
  • 50:

    りい

    返事はもちろんイエス?
    アタシ達はすぐラブラブになった。
    1番よろこんだのは、言うまでもない母親達だった。
    そんなこんなで交際スタート(。・ω・)

    2006-05-03 18:14:00
  • 51:

    りい

    守護霊のんチャンだけは祝福してくれなくて、あらゆる手を使ってアタシ達を別れさそうとしていた(゚∀゚)

    ある時はアタシ達が手をつないで歩いていると、後ろから猛ダッシュでふたりの間を走りさった…。

    ある時は1つしかなかったハズの傘が、いつの間にかアタシの手にもう1つ握らされていた…。

    2006-05-03 18:20:00
  • 52:

    りい

    後日のんチャンに理由を聞くと、
    「だって1つやったら相合傘するやろ?2つやったらせんでいいやん(。´д`。)しかも傘さしてたら手つながれへんし☆」

    実にくだらない理由だったのでとりあえずしばいた。

    2006-05-03 18:23:00
  • 53:

    りい

    海はオンナによくモテる。
    それもそのはず。奈緒美ねーチャンゆずりのハーフ顔。

    アタシ達が付き合ったのを風の噂で知ったまわりは嫉妬にかられていた(゚∀゚)

    2006-05-03 18:42:00
  • 54:

    りい

    しらん人から別れの催促電話。

    「はよ別れな知らんでえ!」
    《知らん》の意味がわからへん。別れやんかったらどないなるん…気になって絶対別れられへんやん( ̄□ ̄;)!!

    2006-05-03 22:35:00
  • 55:

    りい

    呼び出しも当たり前になってきた今日この頃(。´▽`)

    「お前ホンマ調子のりすぎやねん!どつきまわしたろか!」

    おぉ恐っ(;>д

    2006-05-03 22:50:00
  • 56:

    りい

    ツレ等わみんなアタシをうらやましがる。

    「いいなぁ?」 「本間うらやましいわぁ」

    「アハハ(・∀・)そんなうらやましがられる様ないい彼氏でもないでぇ」

    2006-05-03 22:53:00
  • 57:

    りい

    「なぁなぁヤッたん!?」 
    …ほっとけ〜!!
    ヤッてたらどないやねん?おるよなあ〜彼氏できた?ってゆう報告に対して夜の営みの有無を聞いてくる奴(*д*)
    「…うん。ヤッたけど?」

    2006-05-03 22:57:00
  • 58:

    りい

    あっ!ゆぅてもた。

    アタシも所詮オンナです。異炉端会議大好きです(゚∀゚)嫌やぁぁぁぁぁ!商店街のド真ん中とかでチャリとめて、近所の人とべちゃくちゃ喋るよぉな大人にはなりたくないよぉぉゥ!!

    2006-05-03 23:00:00
  • 59:

    りい

    「キャー(*/▽*)マジで?マジでぇぇ?海クンってうまい?でかい?早漏?遅漏?どんなんどんな〜ん?」
    …おぃ待てぇぇぇい( ̄□ ̄;)!! 興味しめしスギ!いや、聞きスギ!

    「そこまで言う必要ないからやめとくわ」
    あ、言いスギ??

    2006-05-03 23:12:00
  • 60:

    りい

    他にも、嫌がらせされたり嫌味とんできたり…イライラMAXのアタシ(-_-)

    追い打ちをかけるかの様にヤキモチ焼かせよぉと頑張る海。
    ああ〜ムカつく!
    イライラするぅぅ。

    2006-05-03 23:16:00
  • 61:

    りい

    アタシはヤキモチを焼きません。それは海を信じてるから。くだらん嫉妬で愛する海を疑いたくないから。
    そんなアタシの気持ちを知る由もない海の言動は本間イライラするねん。

    「今日めっちゃ可愛い子に告られたぁ」

    2006-05-03 23:19:00
  • 62:

    りい

    「良かったやん☆あんたモテるなぁ。」

    「どーしよ〜。オレ今めっちゃ悩んでるねん」

    「…そんなんアタシに言われても。好きにしたらえぇんちゃうの」

    2006-05-03 23:21:00
  • 63:

    りい

    「なぁ梨依子〜。お前オレの事好きか?」

    「嫌いやったら別れてる」

    「…じゃあもっとヤキモチ焼けや」

    2006-05-03 23:23:00
  • 64:

    りい

    「やかんよ。しょーもない」
    「……」  「……」

    この時のアタシは本間にイライラしててん。海は不安やってん。せやのに「好きやで」ってゆーて安心さしたる事も出来ひんかってん。

    2006-05-03 23:25:00
  • 65:

    りい

    冗談デモ「悩んでる」トカゆぅてきた海がムカついてん。《ヤキモチ》でムカついたんじゃなくて、アタシの心を《試す》海にムカついてん…。

    そっからなんとなく気まずくなって、あんまり逢えへんかった。
    毎日我が家に来てた海が来なくなって1週間たった。信じてたから連絡しやんかった。

    2006-05-03 23:28:00
  • 66:

    りい

    それが逆に海からしたら辛かったみたい。何で1週間ほったらかしやのに電話もしてけーへんねん!って。
    アタシ等は完璧にすれ違ってた。

    それから何日か経って海が我が家にやってきた。

    2006-05-03 23:31:00
  • 67:

    りい

    自然に仲直りしたその日は、こんなアタシも素直になって
    「海だいすき(。´ω`。)」
    とかゆっちゃったり…☆

    とにかく久しぶりに愛し合った(´`*)

    2006-05-03 23:49:00
  • 68:

    りい

    次の日学校行ったら門の前に、隣の中学の制服着たオンナが2、3人立ってた。
    「海のオンナやんな?」

    「せやけど何?」

    2006-05-03 23:51:00
  • 69:

    りい

    こんなことは日常茶飯事。『別れろ』『調子のんな』『ブサイクやん』
    …どぉせこれを言いにきたんやろ(*´Д`)=зヤレヤレ。
    アタシはそのくらいに考えてた。

    2006-05-03 23:54:00
  • 70:

    りい

    「海と別れてくれへん?」

    キ(・∀・)タ―――!!予想的中やん。

    「考えとくわぁ」…アタシは適当に返事して門くぐろぉとした。

    2006-05-03 23:56:00
  • 71:

    りい

    「アタシ海とヤッてん!」

    「…何を?」

    「えっち。」

    2006-05-03 23:59:00
  • 72:

    りい

    「うそやろ?」

    「本間やし。信じられへんねやったら海に聞いてみ。ルミとヤッたんって。」

    …勝ち誇った顔して帰って行くルミ達の後ろ姿を見ながら、アタシは海に電話をかけた。

    2006-05-04 00:03:00
  • 73:

    りい

    「おわったら家きて」
    アタシはそれだけ告げて、学校には行かずに家に帰った。

    部屋でボケ〜ッとルミの顔を思い出しながら色々考えてたら、海が来た。

    2006-05-04 00:05:00
  • 74:

    りい

    「梨依子オハ(・∀・)」

    「うん。…なぁ、ルミって子知り合い?」

    「あ〜ルミ?同じクラスやねん☆」

    2006-05-04 00:08:00
  • 75:

    りい

    「ふ〜ん。今日しゃべったわぁ。」
    アタシがそう言うと、海は焦って何しゃべったか聞いてきた。

    「ルミとヤッたん?」

    2006-05-04 00:09:00
  • 76:

    りい

    「…ゴメン」

    涙が出そうやったケド泣くもんか!って必死でこらえた…。
    「別れるわ。出てけ」

    2006-05-04 00:12:00
  • 77:

    りい

    海はいっぱい謝って別れたくないトカなんトカゆうてきてたケド、まったく耳に入らんかった。

    「ヤキモチやかんかったんは、アンタを心の底から信じてたからやで。こんなに信じてたのに簡単に裏切られたな笑。もお無理やわ、頼むから帰ってよ…」
    そう言ったら海はちっさい声で「ゴメン…」ってゆうて帰って行った。

    2006-05-04 00:17:00
  • 78:

    コアラ

    前作カラ読んでます??
    頑張ってくだサィ??

    2006-05-04 17:42:00
  • 79:

    りい

    コアラさん?ありがとぉございます。

    2006-05-04 17:44:00
  • 80:

    りい

    アタシは中1の冬、海と別れた―――。

    海が何度か我が家に謝りに来たけど、家には入れずに「無理やから。」と伝えた。
    それから海は彼女が出来た。

    2006-05-04 17:46:00
  • 81:

    りい

    ハラワタ煮えくり返っていたが、あえて何もしなかった。

    のんチャンは嬉しそうにしてた。

    気ぃ悪いオッサンや(`д´)

    2006-05-04 17:48:00
  • 82:

    りい

    それから2年の月日が流れ、卒業式――。

    みんなアタシの卒業を祝いに来てくれた。おかん、おとん、のんチャン、奈緒美ねーチャン。………そして海。

    「…梨依子おめでとう」

    2006-05-04 17:51:00
  • 83:

    りい

    無視(゚∀゚)?

    すると奈緒美ねーチャンがやってきてアタシに言った。
    「梨依子、この海坊主ゆるしたってくれへん?」
    「ねーチャン。もぉアタシと海は終わったんよ☆」

    2006-05-04 17:53:00
  • 84:

    りい

    「梨依子!あの時は本間ごめん…。もうオレもあんなアホな事しやん!もう1回チャンスくれ…」

    この浮気坊主を忘れきれてない自分がいた。
    2年の月日を経て、アタシ達は再度やり直す事になった(・∀・)

    2006-05-04 17:55:00
  • 85:

    りい

    その時のんチャンの肩が思いっきりガクンと落ちたが、見ないふりをした。

    2006-05-04 17:57:00
  • 86:

    貴依チャン新しいのかいてたんやぁ?がんばって完結させてな(。・_・。)ノうち貴依チャンの小説すきやわぁ?アドのせとくしよかったら?してなぁ

    2006-05-04 21:02:00
  • 87:

    名無しさん

    2006-05-04 21:08:00
  • 88:

    名無しさん

    2006-05-04 21:08:00
  • 89:

    りい

    そして中学を卒業した15歳から今現在19歳まで、アタシと海は特にこれといった問題もなく付き合ってきた(。′`)ノ

    あ…?1つダケ問題があったなぁ。。
    アタシ17歳、海19歳の時のこと。

    2006-05-05 03:42:00
  • 90:

    りい

    17の誕生日でおかんに【接客日記】を見せてもらってからアタシはおミズに興味を持ってしまってん…(*ノд`)
    知りたいと思った。
    おかんが歩いてきた道を。ミズ仕事を…。

    2006-05-05 03:44:00
  • 91:

    りい

    さっそく両親に相談☆
    くどいようだが行動は早い。
    おかんはこういう意見だった。
    「反対はせーへんで。でもアンタが思ってるよりおミズは華やかでも簡単でもないねんよ。それでもやりたいなら18歳なってから。今はおかんの時代とちごて、法律も警察もやかましいからな。」

    2006-05-05 03:50:00
  • 92:

    りい

    おとんの意見はこうだった。
    「反対やな。いい人ばっかりじゃない。おまえもおかんの日記よんだんやったらわかるやろ?…危険もあるねん。とにかくアカンぞ」

    2006-05-05 03:53:00
  • 93:

    朱華

    りいさんの小説楽しく読ましてもらってます。あのぉお願いがあるんですけど、今《接客の本音》を読ましてもらってるんですけど途中のんちゃん地獄?ていうのがあるってあって探してみてんけど見つかりません?もし良かったらURL教えてもらえませんか?   これからもがんばって下さいね?

    2006-05-05 10:43:00
  • 94:

    りい

    朱華さんへ?
    読んでいただいてありがとうございます。
    スミマセン?【のんチャン地獄】とゆうのわ、小説のタイトルじゃないんデス。アタシも今よみかえして、ん?と思う内容でしたm(__)m申し訳ないです。

    2006-05-05 13:52:00
  • 95:

    朱華

    そうなんですか?私の勘違いやったみたいですね?失礼しました?

    2006-05-05 14:01:00
  • 96:

    名無しさん

    スレ上がってると思って見たら雑談や感想とか多い(*_*)ガッカリする。読みにくい(>_

    2006-05-05 18:53:00
  • 97:

    名無しさん

    2006-05-06 01:59:00
  • 98:

    名無しさん

    96さん立てて

    2006-05-06 10:09:00
  • 99:

    りい

    >>92の続き☆

    そしてなぜかのんチャンの意見も聞くはめになったアタシσ(-∀・;)
    あんまり聞きたくないねんけど…ま、聞いてみましょか。

    2006-05-06 15:14:00
  • 100:

    りい

    「のんチャン〜。アタシな、おミズしたいねん(・∀・)のんチャンはどない思う??」

    「ひゃっほぅ(☆д☆)?梨依子チャン本気ぃぃぃ?りっりッりりりり〜こ2世誕生ってかぁぁぁ!?」

    いやいや。ビックリしすぎでしょ。逆にビビるやん……のんチャン(*Pд`。)q

    2006-05-06 15:18:00
  • 101:

    りい

    あ?いちおー彼氏の海坊主に相談しやなあ(゚∀゚)
      …………☆
    「そんなんせんでえーやん。何考えてるん。オレおったらそんでえーやろが」

    おーっと冷たいΣ(・д・`)

    2006-05-06 15:22:00
  • 102:

    りい

    それからアタシは1人お部屋でずいぶん考えたよ。
    ない頭を、これでもかってくらいフル回転させてね。
    みんなの意見はね、
    おかん⇒18歳なってから。おとん⇒絶対反対。のんチャン⇒……。海坊主⇒絶対反対。

    2006-05-06 15:25:00
  • 103:

    りい

    アタシはなぁ、おかんの歩いてきた道が知りたいねん。17からどんな苦労や楽を味わって生きてきたんか知りたいねん。今じゃないと意味ないねん。

    …※ホンマくどいようだか行動だけは早い(・∀・)

    2006-05-06 15:27:00
  • 104:

    りい

    部屋のカギを閉めて必要最低限のモノをカバンにつめる☆なんとなく見栄はりたい気分やったから、おかんのヴィトンとか盗んでみたり(?´з`)ノ
    ――そして深夜☆
    「皆様17年間お世話になりましたm(__)m」

    2006-05-06 15:30:00
  • 105:

    りい

    別れを惜しむかのように、涙が頬をつたった。
    「さようなら」
    両親を起こさないように静かにドアを開けた。

    「梨依チャン梨依チャン(・∀・)こんな夜中にどっこ行っくの?」

    2006-05-06 15:33:00
  • 106:

    りい

    出たΣ(・д・)
    誰か、もう皆様おわかりですよね??
    アタシはここに名をのせるのもぞっとします。

    「ちょちょちょちょっと散歩(・∀・)??」

    2006-05-06 15:34:00
  • 107:

    りい

    そもそも今は午前3時。こんな深夜に人んちの前で何してるん?

    聞こうと思ったが、うんざりしてたのでヤメた(・∀・)

    2006-05-06 15:36:00
  • 108:

    りい

    「ふ〜ん(^∀^)/行ってらっしゃあ〜い?」

    『はい、さようなら。もう二度とお会いする事はないでしょうけど、どおかお元気で(・∀・)』

    アタシはタタタっと小走りで逃げるように我が家を去った。

    2006-05-06 15:39:00
  • 109:

    りい

    マンションの下に置いてある原チャリにまたがって、アタシの家出はスタートした…☆

    ついたのはミナミ。
    もう午前4時近いのに、まだまだ賑わっている。

    2006-05-06 18:13:00
  • 110:

    りい

    ミナミの街は、すんなりアタシを受け入れてくれた。
    今は昔と違って、あまりにも自由すぎる。
    『法律が厳しくなった』
    世間はそう言うが、いったいこの街のどこに法律が存在するのかすら分からない(*ノд`)

    2006-05-06 18:15:00
  • 111:

    りい

    警察はお得意の『見て見ぬフリ』。
    何が起ころうが放置プレイ。きっとこの人達は、目の前で殺人が行われていたって気にも止めないだろう―。
    1人そんな事を考えながらミナミを歩いた平成37年12月だった。

    2006-05-06 18:19:00
  • 112:

    りい

    ポンポン(。・ω・)?

    誰かがアタシの肩をたたいた。恐ろしい人やったら嫌やから、ゆっくり恐ろしい顔して振り返るアタシ☆

    「荷物おもたない〜?てか自分カオこわっ(◎-◎;)」

    2006-05-06 19:39:00
  • 113:

    りい

    お〜ッとなかなかのイケてるメンツ、略してイケメン!!冗談ぬきで、目がハートになったよー。『?』←こんなんこんなん〜。

    「で、何してるん?」

    「あんなぁ、りぃなぁ、仕事探してんねんっ。お兄さん何かいい仕事紹介してえ??」

    2006-05-06 19:43:00
  • 114:

    りい

    イケメン兄さんはニヤッと笑って
    「よっしゃついといで〜」
    とアタシに言った。

    テクテク…テクテク(。・ω・)

    2006-05-06 19:45:00
  • 115:

    りい

    「ついたよ〜」

    店内は真っ暗(゚∀゚)今はやりのなんちゃらトカゆう音楽ガンガン!

    接客中のお姉さまがたは上半身ハダカ( ̄□ ̄;)!!………そうデス、ここはセクキャバです。

    2006-05-06 19:48:00
  • 116:

    りい

    【――バタン。】
    17歳、スーパーのレジ打ちをしていたアタシにはあまりにも刺激が強かったみたい(゚∀゚)
    イケメン兄さんが背を向けた瞬間アタシは走ってそこから逃げ出した。

    逃げ足…早いんで。はい、すみません。

    2006-05-06 19:51:00
  • 117:

    りい

    『あ〜これからどおしよぉぉぉぉ!』
    何も考えナシでミナミへやってきた脳タリンなアタシ☆
    テクテク…テクテク。テクテク。
    歩き疲れて座りこんでしまう『汚』梨依子。

    2006-05-06 20:13:00
  • 118:

    りい

    ケイタイも、必要ないなーと思い家に置いてきた。暇やしオナカすいたし寒いよぉぉ(-д-)

    「なぁなぁっ(ハ・∀・)」
    声の主を見ると、ハスキーボイスの美女☆

    2006-05-06 20:35:00
  • 119:

    名無しさん

    2006-05-07 04:06:00
  • 120:

    名無しさん

    2006-05-07 14:18:00
  • 121:

    りい

    薄いピンクのロングドレスが本当に良く似合っていた。
    小さい顔に白い肌。黒目がちで切れ長の目。赤い唇からのぞかせる白い歯。笑うと八重歯がものすごい可愛い。

    ―――完璧――。

    2006-05-07 15:11:00
  • 122:

    りい

    「自分なにしてるん?寒ない?」
    完璧なお顔からは想像もつかないようなハスキーボイスに少々コトバ使いが汚い(・д・)

    「何もしてないしめっちゃ寒い」

    2006-05-07 15:13:00
  • 123:

    りい

    それが彼女との出会いだった。
    彼女はニッコリ八重歯をのぞかせて、アタシの前に座り手を差出して
    「ふゆ。よろしく?」
    と言った。

    2006-05-07 15:18:00
  • 124:

    りい

    「ふゆ…チャン??…アタシりいこ(・∀・)」

    「ふ〜ん。りいこ?へんな名前。てかアンタ家出少女やろ??うちおいでや☆」
    ……我が家からミナミに出てきて早2時間。本日の宿が決まった。あ〜恐ろしい街だ(*ノд`)

    2006-05-07 15:21:00
  • 125:

    りい

    3分程歩くとふゆの家についた。
    そこでアタシ達はいろんな話をした。ふゆの事をたくさん聞いた。

    『冬』とゆう名前な事。『歩遊(ふゆ)』としてキャバで働いていた事。今日なんとなく嫌になって店をやめて飛び出てきたとこでアタシを発見した事――。

    2006-05-07 15:29:00
  • 126:

    りい

    「冬って何歳なん?」

    「17ヤデ(・∀・)梨依は?」
    「大人ッぽいなぁ。アタシ何歳やと思う?」

    2006-05-07 15:30:00
  • 127:

    りい

    「22くらい?」

    ( ̄□ ̄;)!!
    いや、ふけ顔デスよ?ちょっと笑いじわとか深いデスよ?でもな、アタシ
    「冬とおないヤデ。17」

    2006-05-07 15:33:00
  • 128:

    りい

    ――とにかくいろんな話をした。
    でもアタシの事はあんまり話さなかった。
    その日は寝る事にした…。
    時刻は午後3時。アタシが目覚めると冬は居なかった。

    2006-05-07 15:35:00
  • 129:

    りい

    『梨依え?オハよ。ごっつい寝顔やで。冬は今からちょっと出掛けてきます。7時スギには帰るわ。待っててな!冬より』

    とゆう置き手紙を残して。

    2006-05-07 15:38:00
  • 130:

    りい

    泊めてもらったお礼に…と、冬が帰ってくるまでに晩ご飯を作っておこうと思い、失礼ながら冷蔵庫を開けてみた。

    中はカラッポで、マヨネーズだけがポツンと置いてあった。
    あわてて食材を買いに行って料理開始(・∀・)

    2006-05-07 16:03:00
  • 131:

    りい

    カレーライス。ハンバーグ。スープ。野菜サラダを作ってテーブルに並べていると、冬が帰ってきた(・∀・)

    冬は、テーブルいっぱいに並べられたゴハンを見て呆然としていた。

    「おきゃえり!オナカすいたやろ?食べよ?」

    2006-05-07 16:05:00
  • 132:

    りい

    何も答えずに座って食事をとりはじめた冬。
    アタシが
    「どぉ〜?まずなぃ?」
    と言って冬を見ると、きれいなお顔が見事なまでにぐちゃぐちゃになって泣いていた。

    2006-05-07 16:07:00
  • 133:

    りい

    「ぅうゥゥ〜うまいぃぃィィィ(TдT)」

    …泣いている。泣きスギている。泣いている。。

    「なんで泣くん?」

    2006-05-07 16:08:00
  • 134:

    りい

    「ゥゥッゥうれ…っひッヒッ」

    あ〜『嬉しい』のね。
    そんな冬が可愛くて可愛くて仕方がなかった(。´∨`。)

    2006-05-07 16:11:00
  • 135:

    りい

    泣きやんだ冬は、
    「梨依これからどーすんの?」とアタシに聞いてきた。
    「ン。とりあえずココ出て職探すかな(・∀・)」

    「ふゅも探すから一緒に探そやぁ?てか…ずっとおりぃや(。′`)ノ」

    2006-05-07 16:13:00
  • 136:

    りい

    ………とゆう事で、アタシは冬と一緒に暮らす事になった。
    仕事は、冬が知り合いに頼んでくれてキャバを紹介してもらった。

    アタシは冬にいろいろ仕事を教えてもらい、毎日仲良く楽しく働いていた――☆

    2006-05-07 16:15:00
  • 137:

    りい

    冬はよく言っていた。

    「梨依〜絶対ハマったらアカンで(*ノд`)。。」

    デモその頃のアタシは、それがどぉゆ意味かわからンかったねん(*/д*)

    2006-05-07 16:27:00
  • 138:

    りい

    そこそこ売れっ子になってきたアタシ(・∀・)
    指名・同伴・アフター…何でもこなしてきた。それと同時にお金を持つようになった。欲しいモノはそれなりに手に入れ、いったい自分が何をしたいのか、いったいドコへ向かうのか……
    マヒしてたんやねきっと。

    2006-05-07 16:31:00
  • 139:

    りい





    2006-05-07 16:31:00
  • 140:

    りい

    嬉しくて嬉しくって…涙がでちゃう(。´ω`。)
    冬も一緒に泣いて笑って喜んで…幸せだあ〜。

    そしてバースデイの次の日。

    2006-05-07 16:37:00
  • 141:

    りい

    お店は休み☆外はあいにくの雨(*Pд`。)q
    いつもの様に缶ビールとおつまみをサカナに冬と笑っていた。

    「ちょっちょお!梨依や…」

    2006-05-07 16:38:00
  • 142:

    りい

    目を点(・д・)にしてテレビを指差す冬。
    「ほへェ?」
    冬の長い指が差すテレビに目をうつす。

    「うん…りぃや(・д・)」

    2006-05-07 16:41:00
  • 143:

    りい

    開いたクチがふさがらなかった。
    テレビにはどでかくアタシの写真がのっていた。

    『なぞの失踪から早1年。奥村梨依子チャン、涙のBIRTHDAY』
    そんな、テレビにうつる文字を眺め…わけがわからずにいた。

    2006-05-07 16:44:00
  • 144:

    りい

    おかんおとんをはじめ、何故かのんチャンや奈緒美ねーチャン。海まで……(*д*)

    「うわっバァリ男前やん(?´з`)ノ誰ダレぇ!?」

    少々興奮気味の冬チャン。キラキラのおめめを更に輝かせアタシに問い掛ける――。

    2006-05-07 18:15:00
  • 145:

    りい

    「彼氏………やった人。」

    「元カレかぁ(´з`*)」

    「元でもないねんけどな。」

    2006-05-07 18:22:00
  • 146:

    りい

    テレビではおかんが泣きながら
    「梨依子チャン。お誕生日おめでとう…。今どこにいてるの?お母さん毎日毎日梨依子チャン探してるんよ?これ見てるんなら連絡ちょうだい。お母さん、どこでも迎えに行くよ。お願い…かえってきてぇぇぇ(TдT)」

    2006-05-07 18:25:00
  • 147:

    りい

    おかん…おまえそんなしゃべり方した事いままでにあったか?
    テレビ映り気にしすぎでしょ( ̄□ ̄;)!!
    おとんも、
    『泣きわめく妻を支える優しい夫』狙ってるんかしらんけどおかんの肩抱いて…まったくこの夫婦は(*´Д`)=з

    2006-05-07 18:31:00
  • 148:

    コアラ

    頑張って??

    2006-05-07 18:33:00
  • 149:

    りい

    そして司会者がハンカチで自分の涙(出てるわけではナイ)を拭いながら

    「梨依子チャンは皆に愛されて育ったのデスね。さぁ、視聴者の皆様!どんな情報でもかまいません!!梨依子チャンを見かけた方、今すぐこのデンワ番号にぃ!!!」

    2006-05-07 18:34:00
  • 150:

    りい

    そう言って番号を画面の下の方に出した瞬間、
    『プルルル』ステージ裏に設置されたいくつもの電話機に対応していく何十人ものオペレーターが映されていた…。

    『え、えらいこっちゃあ!』

    2006-05-07 18:36:00
  • 151:

    りい

    隣の冬は興奮度MAXといったところでしょうか?
    鼻息を荒くしながら

    「マジでぇ!ヤバない?!」
    などわめいてる。何故かやけに冷静かつ客観的なアタシは

    2006-05-07 18:37:00
  • 152:

    りい

    「あぁ。どないなるんやろな。」
    など言いながら、頭の中ではこれからドコに行くべきか――そればっかり考えていた。

    2006-05-07 18:39:00
  • 153:

    名無しさん

    2006-05-07 20:12:00
  • 154:

    名無しさん

    2006-05-07 20:13:00
  • 155:

    名無しさん

    2006-05-07 20:41:00
  • 156:

    りい

    司会者の
    「え〜。たくさんの情報が集まりました」
    の声ではっとし、画面をじーっと見るアタシと冬。
    《札幌のラーメン屋で働いてる》やら《沖縄で見た》やら《東京で男と同棲してる》やら《トモダチのトモダチ》やら……(*/д*)

    2006-05-08 00:41:00
  • 157:

    りい

    冬は笑ってる。

    「ギャハハ?へぃ!ラーメン1丁〜!ギャハハハハハ!」

    今はそんな事、笑ぇナィンだよ(*ノд`){ふゆちゃあん。

    2006-05-08 00:43:00
  • 158:

    りい

    「大変有力かと思われる情報が多数よせられております!えー電話がつながっております!」
    司会者の声にドキッ(*Pд`。)q

    電話の主は言いやがった。
    「ミナミの〇〇とゆう店で働いてますよ、はい。え?はい、キャバクラです。よく指名してます。はい。梨依子チャンで間違いナイですよ、はい」

    2006-05-08 01:16:00
  • 159:

    りい

    聞き覚えがある「え〜はい。」とゆうこの喋り方は…………岩チャン!アタシのお客さんや(*ノд`)アイタタタ。
    こっの出歯ガメがぁぁ!
    「え〜はい。電話番号?あ〜はい、知ってますよ、はい。0☆05☆48☆2☆1デスはい。」

    2006-05-08 01:19:00
  • 160:

    りい

    アーァ。言っちゃった…。
    司会者が額の汗をふきながら、
    「ミナミの某キャバクラで働く梨依子チャン(20歳)説が1番有力で、同じ情報が多々あつまっています!今から視聴者の方に教えていただいた、梨依子チャンのケイタイ電話にかけてみようと思います!!」

    も〜(*ノд`)えーッちゃうねん☆

    2006-05-08 01:22:00
  • 161:

    りい

    その瞬間、机のうえのケイタイ電話が鳴ったΣ(・д・)
    「えぇ〜ん。ふぅゆぅ〜?どっ、どおしよ〜」

    「とりあえず出てみいやぁ!」

    2006-05-08 01:24:00
  • 162:

    りい

    「…もしもし」

    「りっりいこチャンですか?」
    「ハイ…。」

    2006-05-08 01:25:00
  • 163:

    りい

    「あっコチラ〇〇局の…」

    司会者の声をさえぎるようにアタシは言った。

    「わかってます、今みてるから。」

    2006-05-08 01:26:00
  • 164:

    りい

    その瞬間…画面におかんがドアップで映り、叫んだ。
    「ゴルァ!おまぇ何さらしとんねんこのドアホゥがぁ!!今まで1年ドコで何しとってん!アタシが納得するよぉに説明して見せんかぁぁぁ!どつきまわしたろかボケェ。この親不孝もんがぁぁ!」

    オカンキレター(・∀・)………せっかく《上品な奥さん》演じたのにィ。アタシは言ってしまったよ(*ノд`)

    2006-05-08 01:31:00
  • 165:

    りい

    「ちょ、おかん。テレビやから…もぉちょい落ち着いて話しやなアンタ恥ずかしいで(-д・;)」

    あ、司会者のハゲ散らかしたオッチャン「ぷ」ってわろてる…。
    あ、オペレーターの姉チャンらもクスクスわろてる…。
    あ、おとん今ニヤッてした。

    2006-05-08 01:33:00
  • 166:

    りい

    そして隣で見てる冬チャン。けらけら笑いスギよー(′д`)
    そして画面の中のおかん貴依(40)は年甲斐もなく真っ赤な顔をしてうつむきながら
    「とっとにかく!帰ってくるやろ?」
    と言った―――。

    2006-05-08 01:42:00
  • 167:

    りい

    「ウ〜ン。。今アタシ楽しいねんよ。あと1年待(^д^;19なったあ帰るから。今はトモダチの冬チャンって子とちゃんと生活してるから安心して。おとんも…心配せんでもアタシ大丈夫やで。奈緒美ねーチャンごめんなっ。おかん頼むわ!海…ゴメンな。アタシの事は忘れてあの浮気相手チャンと仲良くして(`∀´)のんチャン…何もない☆じゃあ。」

    【プツ…プッープッー―――】少々強引だがアタシは電話を切った。

    2006-05-08 01:48:00
  • 168:

    りい

    電源OFFにして、
    「冬っ!お待たせえ(゚∀゚)」
    「ナカナカおもろい家庭やん(ー∀ー)」

    それからアタシは冬と話し合った。今後の事――。

    2006-05-08 01:51:00
  • 169:

    りい

    意外にも冬はこう言った。
    「なあ〜、冬ついてったるから梨依の家いこ?どちみちバレてんし、あいさつだけしとかな(・∀・)ほんでまたココ戻ってこよおや。」

    20分ほど黙って考えたが、「わかった」と返事をしてその日は寝る事にした。

    2006-05-08 01:53:00
  • 170:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 171:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 172:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 173:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 174:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 175:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 176:

    りい

    「梨依〜起きや!」
    午前7時。冬に起こされ目が覚めた。
    「実家いくでぇ」
    …勘弁してよ−(*д*)
    どおやら冬は本気でアタシの家に行く気らしい。。

    2006-05-09 12:45:00
  • 177:

    りい

    しかもバッチリ化粧して、もう準備オッケーみたい(。´ω`。)

    あわてて顔を洗って適当に化粧を施して支度するアタシ。
    「でけたよー。」

    2006-05-09 12:47:00
  • 178:

    りい

    「待ちくたびれたわ」
    …つくづく勝手な奴だ。
    アタシ達はタクシーに乗りこみ、運チャンに行き先を告げた。
    心臓が100m走ったくらいバックンバックンゆぅてたけど、あえてアタシは自分の心臓をスルーした(o゚д゚)b

    2006-05-09 12:50:00
  • 179:

    りい

    5階の我が家まで、なんとなく階段で行く事にした。タダの時間稼ぎだ。

    「ココやで(*д*)」
    息を切らしながら冬に告げた。 【ピンポーン】

    2006-05-09 12:57:00
  • 180:

    りい

    え(゚∀゚)いっ、いきなり?
    【ガチャ】扉が開いて、ボサボサ頭のおかんが出てきた。
    「入りなさい」
    …おおおおこってるよおぅ(¥△¥;)当たり前中の当たり前だが、いまさらカナリ怖くなった。

    2006-05-09 12:59:00
  • 181:

    りい

    「おじゃましまぁ?す♪」
    空気の読めない女、冬。

    リビングのソファに冬と並んで座るアタシ達は、はたから見れば【できちゃった】報告をしに彼女の実家にやってきたカップルのようだろぅ。
    あ、違う。女どぉしや…。アタシの頭の中はおかしくなっていた。

    2006-05-09 13:07:00
  • 182:

    りい

    烏龍茶をアタシ達の前に差し出すおかんの手は、確かに震えていた。



    怒りで…。

    2006-05-09 13:08:00
  • 183:

    りい

    「スーッ」
    おかんが大きく息を吸った。そして次の瞬間…鬼の形相でキレた(゚∀゚)
    頭の上に2本のとがったモノが見えた…。

    2006-05-09 13:10:00
  • 184:

    りい

    「ゴルァ!お前どのツラさげて帰ってきたんじゃこのバカ娘がぁ!よぉノコノコ帰ってこれたのぅ、ワシも舐められたモンやのぅ!あぁ?聞いてんのかゴルァ!ただいま〜で済ませれる思たら大間違いじゃ!!」

    「わかってるって、落ちついてよチョット(u_u)o〃」

    おかんは現役デス。

    2006-05-09 13:16:00
  • 185:

    りい

    「そぉですよぉ?落ち着いてください、貴依サン?」
    冬がゆった。おかん唖然(゚∀゚)
    「あ、うん。ゴメン…。」
    なんでか冬に謝るおかん。なんとなく気まずい雰囲気を、冬は何とも思っていないよぉだ。

    2006-05-09 16:58:00
  • 186:

    りい

    「ハジメマシテ、ふゅデス☆貴依サンの事は梨依チャンからよく聞いてます?ずっとお逢いしたいと思ってたんデス。あ、ふゅネ−、梨依チャンと一緒に住んでるの(・∀・)だから、貴依サン安心してね−?梨依はふゅに任せて?」

    ある意味怖いモン知らずだったのね…冬。

    2006-05-09 17:01:00
  • 187:

    名無しさん

    2006-05-09 18:12:00
  • 188:

    りい

    そして冬はアタシにむかってこぉ言った。

    「チョット梨依、悪いケド席ハズしてもらえる??貴依サンと話したいねん。」

    え…、ハイ。アタシは自分の部屋におる事にした。

    2006-05-09 18:30:00
  • 189:

    りい

    1年ブリに入るアタシの部屋は、家を出た時のまんまだった。多少ホコリくさかったが気にせずベッドに寝転んでみた(´∀`)

    あ…なんか落ち着く(゚∀゚)

    1人のけ者にされた気分でぼ〜ッとしてた。

    2006-05-10 02:23:00
  • 190:

    りい

    一時間くらい経っただろぉか、リビングから冬の叫び声が聞こえた。

    「梨依〜!もぉえ−よン」
    タタタッとリビングに行くと、さっきまでの気まずい雰囲気が嘘のよぉに笑顔の二人がいた。
    仲良しになっちゃったみたい(*/▽*)

    2006-05-10 02:25:00
  • 191:

    りい

    異様なくらい穏やかな表情のおかんがアタシに優しく話す。

    「アンタちゃんと19なったら帰るんやでぇ。ほな、冬チャンこのバカ娘たのむわなぁ。」

    …展開が読めない(*д*)

    2006-05-10 02:27:00
  • 192:

    りい

    「任せてよぉ?ふゅが責任もって1年後ココに連れてくるからぁ!貴依チャンもたまにウチおいでな?」

    もぅ一度言おう。
    …展開が読めない(+д+)

    2006-05-10 02:29:00
  • 193:

    りい

    すっかり和んでるフタリを見て悪寒が走ったが、あえてほっといた(ρω-)q

    家を出て、次はエレベーターで下へ向かった。すでに到着してたタクシーに乗りこみ、アタシは冬に問いかけた。

    「なぁ、おかんと何しゃべったん?」

    2006-05-10 02:33:00
  • 194:

    りい

    そして冬は話した。リビングでの出来事を。

    なんだかよくわからなかったが、とりあえず分かったのは『アタシは19なるまでは冬んちで生活してていい』とゆう事だった☆

    2006-05-10 02:35:00
  • 195:

    りい

    妙にクチがうまい冬の事だから、きっとおかんを丸めこんでくれたんやね(・∀・)アリガトー?

    そして、また冬ンちに戻りアタシ達は今まで通りに暮らす事に(-ω-)

    あ?ひとつ今までと変わったのは、アタシのファミリーが遊びに来るよぉになりました…。

    2006-05-10 13:18:00
  • 196:

    りい

    冬がうかつに家を教えた事により、なんとも言えないダルーィ生活になってしまったのデス。

    おかんは、おとんと喧嘩する度にやってくる。
    おとんは、おかんを連れ戻しにやってくる。
    そんな二人を見守るよぉに、のんチャンがこそっとやってくる…。迷惑極まりない。

    2006-05-10 13:21:00
  • 197:

    りい

    そんな慌ただしい毎日の中でも、アタシ達はレギュラーで出勤していた。

    前も言ったが、アタシは段々ハマってしまっていた。
    チヤホヤされる事にもけた違いのお給料にも…。
    最低なキャバ嬢に成り下がった。

    2006-05-10 13:24:00
  • 198:

    りい

    『梨依子は色専門』『枕嬢』『接客態度わるすぎ』『ぶさいく。』

    最後のんは置いといて、段々たたかれてきた。

    お客さんと寝た事はナイ。

    2006-05-10 13:26:00
  • 199:

    りい

    色恋は…してた(゚∀゚)
    1番ひどかったのは、リョウ君とゆぅお客さんに対して。

    今やから言えるケド、嬢として最低。いや、人として最低…。

    2006-05-10 13:28:00
  • 200:

    りい



    『人間やめますか?』

    やめた方がヨカッタでしょう。アタシは最低やから。

    2006-05-10 13:30:00
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