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りいこ?フィクション

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  • 1:

    りい

    奥村梨依子。19歳(・∀・)アタシが産まれたのわ平成18ネンの10ガツ。

    今現在わ
    平成37ネン。
    ……アタシわ今幸せデス☆

    2006-05-02 20:48:00
  • 50:

    りい

    返事はもちろんイエス?
    アタシ達はすぐラブラブになった。
    1番よろこんだのは、言うまでもない母親達だった。
    そんなこんなで交際スタート(。・ω・)

    2006-05-03 18:14:00
  • 51:

    りい

    守護霊のんチャンだけは祝福してくれなくて、あらゆる手を使ってアタシ達を別れさそうとしていた(゚∀゚)

    ある時はアタシ達が手をつないで歩いていると、後ろから猛ダッシュでふたりの間を走りさった…。

    ある時は1つしかなかったハズの傘が、いつの間にかアタシの手にもう1つ握らされていた…。

    2006-05-03 18:20:00
  • 52:

    りい

    後日のんチャンに理由を聞くと、
    「だって1つやったら相合傘するやろ?2つやったらせんでいいやん(。´д`。)しかも傘さしてたら手つながれへんし☆」

    実にくだらない理由だったのでとりあえずしばいた。

    2006-05-03 18:23:00
  • 53:

    りい

    海はオンナによくモテる。
    それもそのはず。奈緒美ねーチャンゆずりのハーフ顔。

    アタシ達が付き合ったのを風の噂で知ったまわりは嫉妬にかられていた(゚∀゚)

    2006-05-03 18:42:00
  • 54:

    りい

    しらん人から別れの催促電話。

    「はよ別れな知らんでえ!」
    《知らん》の意味がわからへん。別れやんかったらどないなるん…気になって絶対別れられへんやん( ̄□ ̄;)!!

    2006-05-03 22:35:00
  • 55:

    りい

    呼び出しも当たり前になってきた今日この頃(。´▽`)

    「お前ホンマ調子のりすぎやねん!どつきまわしたろか!」

    おぉ恐っ(;>д

    2006-05-03 22:50:00
  • 56:

    りい

    ツレ等わみんなアタシをうらやましがる。

    「いいなぁ?」 「本間うらやましいわぁ」

    「アハハ(・∀・)そんなうらやましがられる様ないい彼氏でもないでぇ」

    2006-05-03 22:53:00
  • 57:

    りい

    「なぁなぁヤッたん!?」 
    …ほっとけ〜!!
    ヤッてたらどないやねん?おるよなあ〜彼氏できた?ってゆう報告に対して夜の営みの有無を聞いてくる奴(*д*)
    「…うん。ヤッたけど?」

    2006-05-03 22:57:00
  • 58:

    りい

    あっ!ゆぅてもた。

    アタシも所詮オンナです。異炉端会議大好きです(゚∀゚)嫌やぁぁぁぁぁ!商店街のド真ん中とかでチャリとめて、近所の人とべちゃくちゃ喋るよぉな大人にはなりたくないよぉぉゥ!!

    2006-05-03 23:00:00
  • 59:

    りい

    「キャー(*/▽*)マジで?マジでぇぇ?海クンってうまい?でかい?早漏?遅漏?どんなんどんな〜ん?」
    …おぃ待てぇぇぇい( ̄□ ̄;)!! 興味しめしスギ!いや、聞きスギ!

    「そこまで言う必要ないからやめとくわ」
    あ、言いスギ??

    2006-05-03 23:12:00
  • 60:

    りい

    他にも、嫌がらせされたり嫌味とんできたり…イライラMAXのアタシ(-_-)

    追い打ちをかけるかの様にヤキモチ焼かせよぉと頑張る海。
    ああ〜ムカつく!
    イライラするぅぅ。

    2006-05-03 23:16:00
  • 61:

    りい

    アタシはヤキモチを焼きません。それは海を信じてるから。くだらん嫉妬で愛する海を疑いたくないから。
    そんなアタシの気持ちを知る由もない海の言動は本間イライラするねん。

    「今日めっちゃ可愛い子に告られたぁ」

    2006-05-03 23:19:00
  • 62:

    りい

    「良かったやん☆あんたモテるなぁ。」

    「どーしよ〜。オレ今めっちゃ悩んでるねん」

    「…そんなんアタシに言われても。好きにしたらえぇんちゃうの」

    2006-05-03 23:21:00
  • 63:

    りい

    「なぁ梨依子〜。お前オレの事好きか?」

    「嫌いやったら別れてる」

    「…じゃあもっとヤキモチ焼けや」

    2006-05-03 23:23:00
  • 64:

    りい

    「やかんよ。しょーもない」
    「……」  「……」

    この時のアタシは本間にイライラしててん。海は不安やってん。せやのに「好きやで」ってゆーて安心さしたる事も出来ひんかってん。

    2006-05-03 23:25:00
  • 65:

    りい

    冗談デモ「悩んでる」トカゆぅてきた海がムカついてん。《ヤキモチ》でムカついたんじゃなくて、アタシの心を《試す》海にムカついてん…。

    そっからなんとなく気まずくなって、あんまり逢えへんかった。
    毎日我が家に来てた海が来なくなって1週間たった。信じてたから連絡しやんかった。

    2006-05-03 23:28:00
  • 66:

    りい

    それが逆に海からしたら辛かったみたい。何で1週間ほったらかしやのに電話もしてけーへんねん!って。
    アタシ等は完璧にすれ違ってた。

    それから何日か経って海が我が家にやってきた。

    2006-05-03 23:31:00
  • 67:

    りい

    自然に仲直りしたその日は、こんなアタシも素直になって
    「海だいすき(。´ω`。)」
    とかゆっちゃったり…☆

    とにかく久しぶりに愛し合った(´`*)

    2006-05-03 23:49:00
  • 68:

    りい

    次の日学校行ったら門の前に、隣の中学の制服着たオンナが2、3人立ってた。
    「海のオンナやんな?」

    「せやけど何?」

    2006-05-03 23:51:00
  • 69:

    りい

    こんなことは日常茶飯事。『別れろ』『調子のんな』『ブサイクやん』
    …どぉせこれを言いにきたんやろ(*´Д`)=зヤレヤレ。
    アタシはそのくらいに考えてた。

    2006-05-03 23:54:00
  • 70:

    りい

    「海と別れてくれへん?」

    キ(・∀・)タ―――!!予想的中やん。

    「考えとくわぁ」…アタシは適当に返事して門くぐろぉとした。

    2006-05-03 23:56:00
  • 71:

    りい

    「アタシ海とヤッてん!」

    「…何を?」

    「えっち。」

    2006-05-03 23:59:00
  • 72:

    りい

    「うそやろ?」

    「本間やし。信じられへんねやったら海に聞いてみ。ルミとヤッたんって。」

    …勝ち誇った顔して帰って行くルミ達の後ろ姿を見ながら、アタシは海に電話をかけた。

    2006-05-04 00:03:00
  • 73:

    りい

    「おわったら家きて」
    アタシはそれだけ告げて、学校には行かずに家に帰った。

    部屋でボケ〜ッとルミの顔を思い出しながら色々考えてたら、海が来た。

    2006-05-04 00:05:00
  • 74:

    りい

    「梨依子オハ(・∀・)」

    「うん。…なぁ、ルミって子知り合い?」

    「あ〜ルミ?同じクラスやねん☆」

    2006-05-04 00:08:00
  • 75:

    りい

    「ふ〜ん。今日しゃべったわぁ。」
    アタシがそう言うと、海は焦って何しゃべったか聞いてきた。

    「ルミとヤッたん?」

    2006-05-04 00:09:00
  • 76:

    りい

    「…ゴメン」

    涙が出そうやったケド泣くもんか!って必死でこらえた…。
    「別れるわ。出てけ」

    2006-05-04 00:12:00
  • 77:

    りい

    海はいっぱい謝って別れたくないトカなんトカゆうてきてたケド、まったく耳に入らんかった。

    「ヤキモチやかんかったんは、アンタを心の底から信じてたからやで。こんなに信じてたのに簡単に裏切られたな笑。もお無理やわ、頼むから帰ってよ…」
    そう言ったら海はちっさい声で「ゴメン…」ってゆうて帰って行った。

    2006-05-04 00:17:00
  • 78:

    コアラ

    前作カラ読んでます??
    頑張ってくだサィ??

    2006-05-04 17:42:00
  • 79:

    りい

    コアラさん?ありがとぉございます。

    2006-05-04 17:44:00
  • 80:

    りい

    アタシは中1の冬、海と別れた―――。

    海が何度か我が家に謝りに来たけど、家には入れずに「無理やから。」と伝えた。
    それから海は彼女が出来た。

    2006-05-04 17:46:00
  • 81:

    りい

    ハラワタ煮えくり返っていたが、あえて何もしなかった。

    のんチャンは嬉しそうにしてた。

    気ぃ悪いオッサンや(`д´)

    2006-05-04 17:48:00
  • 82:

    りい

    それから2年の月日が流れ、卒業式――。

    みんなアタシの卒業を祝いに来てくれた。おかん、おとん、のんチャン、奈緒美ねーチャン。………そして海。

    「…梨依子おめでとう」

    2006-05-04 17:51:00
  • 83:

    りい

    無視(゚∀゚)?

    すると奈緒美ねーチャンがやってきてアタシに言った。
    「梨依子、この海坊主ゆるしたってくれへん?」
    「ねーチャン。もぉアタシと海は終わったんよ☆」

    2006-05-04 17:53:00
  • 84:

    りい

    「梨依子!あの時は本間ごめん…。もうオレもあんなアホな事しやん!もう1回チャンスくれ…」

    この浮気坊主を忘れきれてない自分がいた。
    2年の月日を経て、アタシ達は再度やり直す事になった(・∀・)

    2006-05-04 17:55:00
  • 85:

    りい

    その時のんチャンの肩が思いっきりガクンと落ちたが、見ないふりをした。

    2006-05-04 17:57:00
  • 86:

    貴依チャン新しいのかいてたんやぁ?がんばって完結させてな(。・_・。)ノうち貴依チャンの小説すきやわぁ?アドのせとくしよかったら?してなぁ

    2006-05-04 21:02:00
  • 87:

    名無しさん

    2006-05-04 21:08:00
  • 88:

    名無しさん

    2006-05-04 21:08:00
  • 89:

    りい

    そして中学を卒業した15歳から今現在19歳まで、アタシと海は特にこれといった問題もなく付き合ってきた(。′`)ノ

    あ…?1つダケ問題があったなぁ。。
    アタシ17歳、海19歳の時のこと。

    2006-05-05 03:42:00
  • 90:

    りい

    17の誕生日でおかんに【接客日記】を見せてもらってからアタシはおミズに興味を持ってしまってん…(*ノд`)
    知りたいと思った。
    おかんが歩いてきた道を。ミズ仕事を…。

    2006-05-05 03:44:00
  • 91:

    りい

    さっそく両親に相談☆
    くどいようだが行動は早い。
    おかんはこういう意見だった。
    「反対はせーへんで。でもアンタが思ってるよりおミズは華やかでも簡単でもないねんよ。それでもやりたいなら18歳なってから。今はおかんの時代とちごて、法律も警察もやかましいからな。」

    2006-05-05 03:50:00
  • 92:

    りい

    おとんの意見はこうだった。
    「反対やな。いい人ばっかりじゃない。おまえもおかんの日記よんだんやったらわかるやろ?…危険もあるねん。とにかくアカンぞ」

    2006-05-05 03:53:00
  • 93:

    朱華

    りいさんの小説楽しく読ましてもらってます。あのぉお願いがあるんですけど、今《接客の本音》を読ましてもらってるんですけど途中のんちゃん地獄?ていうのがあるってあって探してみてんけど見つかりません?もし良かったらURL教えてもらえませんか?   これからもがんばって下さいね?

    2006-05-05 10:43:00
  • 94:

    りい

    朱華さんへ?
    読んでいただいてありがとうございます。
    スミマセン?【のんチャン地獄】とゆうのわ、小説のタイトルじゃないんデス。アタシも今よみかえして、ん?と思う内容でしたm(__)m申し訳ないです。

    2006-05-05 13:52:00
  • 95:

    朱華

    そうなんですか?私の勘違いやったみたいですね?失礼しました?

    2006-05-05 14:01:00
  • 96:

    名無しさん

    スレ上がってると思って見たら雑談や感想とか多い(*_*)ガッカリする。読みにくい(>_

    2006-05-05 18:53:00
  • 97:

    名無しさん

    2006-05-06 01:59:00
  • 98:

    名無しさん

    96さん立てて

    2006-05-06 10:09:00
  • 99:

    りい

    >>92の続き☆

    そしてなぜかのんチャンの意見も聞くはめになったアタシσ(-∀・;)
    あんまり聞きたくないねんけど…ま、聞いてみましょか。

    2006-05-06 15:14:00
  • 100:

    りい

    「のんチャン〜。アタシな、おミズしたいねん(・∀・)のんチャンはどない思う??」

    「ひゃっほぅ(☆д☆)?梨依子チャン本気ぃぃぃ?りっりッりりりり〜こ2世誕生ってかぁぁぁ!?」

    いやいや。ビックリしすぎでしょ。逆にビビるやん……のんチャン(*Pд`。)q

    2006-05-06 15:18:00
  • 101:

    りい

    あ?いちおー彼氏の海坊主に相談しやなあ(゚∀゚)
      …………☆
    「そんなんせんでえーやん。何考えてるん。オレおったらそんでえーやろが」

    おーっと冷たいΣ(・д・`)

    2006-05-06 15:22:00
  • 102:

    りい

    それからアタシは1人お部屋でずいぶん考えたよ。
    ない頭を、これでもかってくらいフル回転させてね。
    みんなの意見はね、
    おかん⇒18歳なってから。おとん⇒絶対反対。のんチャン⇒……。海坊主⇒絶対反対。

    2006-05-06 15:25:00
  • 103:

    りい

    アタシはなぁ、おかんの歩いてきた道が知りたいねん。17からどんな苦労や楽を味わって生きてきたんか知りたいねん。今じゃないと意味ないねん。

    …※ホンマくどいようだか行動だけは早い(・∀・)

    2006-05-06 15:27:00
  • 104:

    りい

    部屋のカギを閉めて必要最低限のモノをカバンにつめる☆なんとなく見栄はりたい気分やったから、おかんのヴィトンとか盗んでみたり(?´з`)ノ
    ――そして深夜☆
    「皆様17年間お世話になりましたm(__)m」

    2006-05-06 15:30:00
  • 105:

    りい

    別れを惜しむかのように、涙が頬をつたった。
    「さようなら」
    両親を起こさないように静かにドアを開けた。

    「梨依チャン梨依チャン(・∀・)こんな夜中にどっこ行っくの?」

    2006-05-06 15:33:00
  • 106:

    りい

    出たΣ(・д・)
    誰か、もう皆様おわかりですよね??
    アタシはここに名をのせるのもぞっとします。

    「ちょちょちょちょっと散歩(・∀・)??」

    2006-05-06 15:34:00
  • 107:

    りい

    そもそも今は午前3時。こんな深夜に人んちの前で何してるん?

    聞こうと思ったが、うんざりしてたのでヤメた(・∀・)

    2006-05-06 15:36:00
  • 108:

    りい

    「ふ〜ん(^∀^)/行ってらっしゃあ〜い?」

    『はい、さようなら。もう二度とお会いする事はないでしょうけど、どおかお元気で(・∀・)』

    アタシはタタタっと小走りで逃げるように我が家を去った。

    2006-05-06 15:39:00
  • 109:

    りい

    マンションの下に置いてある原チャリにまたがって、アタシの家出はスタートした…☆

    ついたのはミナミ。
    もう午前4時近いのに、まだまだ賑わっている。

    2006-05-06 18:13:00
  • 110:

    りい

    ミナミの街は、すんなりアタシを受け入れてくれた。
    今は昔と違って、あまりにも自由すぎる。
    『法律が厳しくなった』
    世間はそう言うが、いったいこの街のどこに法律が存在するのかすら分からない(*ノд`)

    2006-05-06 18:15:00
  • 111:

    りい

    警察はお得意の『見て見ぬフリ』。
    何が起ころうが放置プレイ。きっとこの人達は、目の前で殺人が行われていたって気にも止めないだろう―。
    1人そんな事を考えながらミナミを歩いた平成37年12月だった。

    2006-05-06 18:19:00
  • 112:

    りい

    ポンポン(。・ω・)?

    誰かがアタシの肩をたたいた。恐ろしい人やったら嫌やから、ゆっくり恐ろしい顔して振り返るアタシ☆

    「荷物おもたない〜?てか自分カオこわっ(◎-◎;)」

    2006-05-06 19:39:00
  • 113:

    りい

    お〜ッとなかなかのイケてるメンツ、略してイケメン!!冗談ぬきで、目がハートになったよー。『?』←こんなんこんなん〜。

    「で、何してるん?」

    「あんなぁ、りぃなぁ、仕事探してんねんっ。お兄さん何かいい仕事紹介してえ??」

    2006-05-06 19:43:00
  • 114:

    りい

    イケメン兄さんはニヤッと笑って
    「よっしゃついといで〜」
    とアタシに言った。

    テクテク…テクテク(。・ω・)

    2006-05-06 19:45:00
  • 115:

    りい

    「ついたよ〜」

    店内は真っ暗(゚∀゚)今はやりのなんちゃらトカゆう音楽ガンガン!

    接客中のお姉さまがたは上半身ハダカ( ̄□ ̄;)!!………そうデス、ここはセクキャバです。

    2006-05-06 19:48:00
  • 116:

    りい

    【――バタン。】
    17歳、スーパーのレジ打ちをしていたアタシにはあまりにも刺激が強かったみたい(゚∀゚)
    イケメン兄さんが背を向けた瞬間アタシは走ってそこから逃げ出した。

    逃げ足…早いんで。はい、すみません。

    2006-05-06 19:51:00
  • 117:

    りい

    『あ〜これからどおしよぉぉぉぉ!』
    何も考えナシでミナミへやってきた脳タリンなアタシ☆
    テクテク…テクテク。テクテク。
    歩き疲れて座りこんでしまう『汚』梨依子。

    2006-05-06 20:13:00
  • 118:

    りい

    ケイタイも、必要ないなーと思い家に置いてきた。暇やしオナカすいたし寒いよぉぉ(-д-)

    「なぁなぁっ(ハ・∀・)」
    声の主を見ると、ハスキーボイスの美女☆

    2006-05-06 20:35:00
  • 119:

    名無しさん

    2006-05-07 04:06:00
  • 120:

    名無しさん

    2006-05-07 14:18:00
  • 121:

    りい

    薄いピンクのロングドレスが本当に良く似合っていた。
    小さい顔に白い肌。黒目がちで切れ長の目。赤い唇からのぞかせる白い歯。笑うと八重歯がものすごい可愛い。

    ―――完璧――。

    2006-05-07 15:11:00
  • 122:

    りい

    「自分なにしてるん?寒ない?」
    完璧なお顔からは想像もつかないようなハスキーボイスに少々コトバ使いが汚い(・д・)

    「何もしてないしめっちゃ寒い」

    2006-05-07 15:13:00
  • 123:

    りい

    それが彼女との出会いだった。
    彼女はニッコリ八重歯をのぞかせて、アタシの前に座り手を差出して
    「ふゆ。よろしく?」
    と言った。

    2006-05-07 15:18:00
  • 124:

    りい

    「ふゆ…チャン??…アタシりいこ(・∀・)」

    「ふ〜ん。りいこ?へんな名前。てかアンタ家出少女やろ??うちおいでや☆」
    ……我が家からミナミに出てきて早2時間。本日の宿が決まった。あ〜恐ろしい街だ(*ノд`)

    2006-05-07 15:21:00
  • 125:

    りい

    3分程歩くとふゆの家についた。
    そこでアタシ達はいろんな話をした。ふゆの事をたくさん聞いた。

    『冬』とゆう名前な事。『歩遊(ふゆ)』としてキャバで働いていた事。今日なんとなく嫌になって店をやめて飛び出てきたとこでアタシを発見した事――。

    2006-05-07 15:29:00
  • 126:

    りい

    「冬って何歳なん?」

    「17ヤデ(・∀・)梨依は?」
    「大人ッぽいなぁ。アタシ何歳やと思う?」

    2006-05-07 15:30:00
  • 127:

    りい

    「22くらい?」

    ( ̄□ ̄;)!!
    いや、ふけ顔デスよ?ちょっと笑いじわとか深いデスよ?でもな、アタシ
    「冬とおないヤデ。17」

    2006-05-07 15:33:00
  • 128:

    りい

    ――とにかくいろんな話をした。
    でもアタシの事はあんまり話さなかった。
    その日は寝る事にした…。
    時刻は午後3時。アタシが目覚めると冬は居なかった。

    2006-05-07 15:35:00
  • 129:

    りい

    『梨依え?オハよ。ごっつい寝顔やで。冬は今からちょっと出掛けてきます。7時スギには帰るわ。待っててな!冬より』

    とゆう置き手紙を残して。

    2006-05-07 15:38:00
  • 130:

    りい

    泊めてもらったお礼に…と、冬が帰ってくるまでに晩ご飯を作っておこうと思い、失礼ながら冷蔵庫を開けてみた。

    中はカラッポで、マヨネーズだけがポツンと置いてあった。
    あわてて食材を買いに行って料理開始(・∀・)

    2006-05-07 16:03:00
  • 131:

    りい

    カレーライス。ハンバーグ。スープ。野菜サラダを作ってテーブルに並べていると、冬が帰ってきた(・∀・)

    冬は、テーブルいっぱいに並べられたゴハンを見て呆然としていた。

    「おきゃえり!オナカすいたやろ?食べよ?」

    2006-05-07 16:05:00
  • 132:

    りい

    何も答えずに座って食事をとりはじめた冬。
    アタシが
    「どぉ〜?まずなぃ?」
    と言って冬を見ると、きれいなお顔が見事なまでにぐちゃぐちゃになって泣いていた。

    2006-05-07 16:07:00
  • 133:

    りい

    「ぅうゥゥ〜うまいぃぃィィィ(TдT)」

    …泣いている。泣きスギている。泣いている。。

    「なんで泣くん?」

    2006-05-07 16:08:00
  • 134:

    りい

    「ゥゥッゥうれ…っひッヒッ」

    あ〜『嬉しい』のね。
    そんな冬が可愛くて可愛くて仕方がなかった(。´∨`。)

    2006-05-07 16:11:00
  • 135:

    りい

    泣きやんだ冬は、
    「梨依これからどーすんの?」とアタシに聞いてきた。
    「ン。とりあえずココ出て職探すかな(・∀・)」

    「ふゅも探すから一緒に探そやぁ?てか…ずっとおりぃや(。′`)ノ」

    2006-05-07 16:13:00
  • 136:

    りい

    ………とゆう事で、アタシは冬と一緒に暮らす事になった。
    仕事は、冬が知り合いに頼んでくれてキャバを紹介してもらった。

    アタシは冬にいろいろ仕事を教えてもらい、毎日仲良く楽しく働いていた――☆

    2006-05-07 16:15:00
  • 137:

    りい

    冬はよく言っていた。

    「梨依〜絶対ハマったらアカンで(*ノд`)。。」

    デモその頃のアタシは、それがどぉゆ意味かわからンかったねん(*/д*)

    2006-05-07 16:27:00
  • 138:

    りい

    そこそこ売れっ子になってきたアタシ(・∀・)
    指名・同伴・アフター…何でもこなしてきた。それと同時にお金を持つようになった。欲しいモノはそれなりに手に入れ、いったい自分が何をしたいのか、いったいドコへ向かうのか……
    マヒしてたんやねきっと。

    2006-05-07 16:31:00
  • 139:

    りい





    2006-05-07 16:31:00
  • 140:

    りい

    嬉しくて嬉しくって…涙がでちゃう(。´ω`。)
    冬も一緒に泣いて笑って喜んで…幸せだあ〜。

    そしてバースデイの次の日。

    2006-05-07 16:37:00
  • 141:

    りい

    お店は休み☆外はあいにくの雨(*Pд`。)q
    いつもの様に缶ビールとおつまみをサカナに冬と笑っていた。

    「ちょっちょお!梨依や…」

    2006-05-07 16:38:00
  • 142:

    りい

    目を点(・д・)にしてテレビを指差す冬。
    「ほへェ?」
    冬の長い指が差すテレビに目をうつす。

    「うん…りぃや(・д・)」

    2006-05-07 16:41:00
  • 143:

    りい

    開いたクチがふさがらなかった。
    テレビにはどでかくアタシの写真がのっていた。

    『なぞの失踪から早1年。奥村梨依子チャン、涙のBIRTHDAY』
    そんな、テレビにうつる文字を眺め…わけがわからずにいた。

    2006-05-07 16:44:00
  • 144:

    りい

    おかんおとんをはじめ、何故かのんチャンや奈緒美ねーチャン。海まで……(*д*)

    「うわっバァリ男前やん(?´з`)ノ誰ダレぇ!?」

    少々興奮気味の冬チャン。キラキラのおめめを更に輝かせアタシに問い掛ける――。

    2006-05-07 18:15:00
  • 145:

    りい

    「彼氏………やった人。」

    「元カレかぁ(´з`*)」

    「元でもないねんけどな。」

    2006-05-07 18:22:00
  • 146:

    りい

    テレビではおかんが泣きながら
    「梨依子チャン。お誕生日おめでとう…。今どこにいてるの?お母さん毎日毎日梨依子チャン探してるんよ?これ見てるんなら連絡ちょうだい。お母さん、どこでも迎えに行くよ。お願い…かえってきてぇぇぇ(TдT)」

    2006-05-07 18:25:00
  • 147:

    りい

    おかん…おまえそんなしゃべり方した事いままでにあったか?
    テレビ映り気にしすぎでしょ( ̄□ ̄;)!!
    おとんも、
    『泣きわめく妻を支える優しい夫』狙ってるんかしらんけどおかんの肩抱いて…まったくこの夫婦は(*´Д`)=з

    2006-05-07 18:31:00
  • 148:

    コアラ

    頑張って??

    2006-05-07 18:33:00
  • 149:

    りい

    そして司会者がハンカチで自分の涙(出てるわけではナイ)を拭いながら

    「梨依子チャンは皆に愛されて育ったのデスね。さぁ、視聴者の皆様!どんな情報でもかまいません!!梨依子チャンを見かけた方、今すぐこのデンワ番号にぃ!!!」

    2006-05-07 18:34:00
  • 150:

    りい

    そう言って番号を画面の下の方に出した瞬間、
    『プルルル』ステージ裏に設置されたいくつもの電話機に対応していく何十人ものオペレーターが映されていた…。

    『え、えらいこっちゃあ!』

    2006-05-07 18:36:00
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