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東京心中24時50分
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1:
NN
毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。2005-10-21 02:30:00 -
580:
名無しさん
?
2005-12-08 03:07:00 -
581:
風嬢
ダイスキです。 泣けてきました。 薫クンの幸せに疑問をもつァャトがリァルです。
2005-12-08 03:10:00 -
582:
マリナ
まだもぅちょっと続くんだぁ?ゃったッ?笑
焦らずにマィペースで頑張って?サィ???2005-12-08 16:03:00 -
584:
なきほ
後少し頑張ってね(^_-)-☆
2005-12-08 17:16:00 -
585:
名無しさん
?
2005-12-08 22:01:00 -
586:
名無しさん
?
2005-12-09 02:50:00 -
588:
名無しさん
頑張って
2005-12-09 06:07:00 -
589:
マリナ
?
2005-12-09 11:12:00 -
590:
マリナ
あげます?
2005-12-10 04:40:00 -
591:
主です
たくさんの感想&ご感想ありがとうございます 更新&いただいた感想のお返事は明日の夕方を予定しております 遅くてすみません
2005-12-10 04:52:00 -
592:
主です
すみません脱字 脱字→感想&ご感想
2005-12-10 04:55:00 -
596:
NN
感想たくさんありがとうございます。あと少し、あと少しといってなかなかまとまらずダラダラしてすみません..。。
2005-12-10 16:26:00 -
597:
NN
■体は限界だった。このまま続ければ命は..。彩人がいなくなった部屋で、ソファから起き上がり花がつぶやく。「カオル、今日の人、ホストの時の人?」「そうやで。彩人ってゆってNo2やってん、あいつ。今はNo1やけど。」カオルは言葉少なめにつぶやく。窓の外で雨が強くなっている。どうして雨ひとつでここまで心が憂鬱になるんだろう。それとも少し過去を振り返ってしまったからかな。「戻りたい?」「俺はあの店を捨てた人間やで」戻りたいわけがない。彩人の言うた通り俺は逃げたんやから。あの街から。あの店から。ホストという仕事から。
2005-12-10 16:27:00 -
598:
NN
時計は3時だった。店内はまだ前半戦。俺の客は広い店内で現在、4組。席は満席に近く。店内は活気づいていた。今日はアリスの誕生日イベントだ。アリスおめでとうという声と共にシャンパンがどんどん降りていく。アリスが頑張った結果がそこにはあった。よく成長してくれたと雷さんは涙目だった。後輩の誕生日イベント、サポートにまわって動き回っていた体に異変がおきた。「ちょっとごめん」俺は席を立つ。
2005-12-10 16:28:00 -
599:
NN
唾液と血がまざりあって、めまいが起きる。「おい、大丈夫か」様子を見に来た東吾が俺の背中をさする。「おう」返事をするのだけで限界だった。
2005-12-10 16:31:00 -
600:
NN
今日は、止まらなかった。死にそうだ。気持ちが悪い
2005-12-10 16:33:00 -
601:
NN
見たくなかったもの。見ないふりをしてきたもの。それは「限界」というもの。No1のためなら死ねる..なんてゆっても実際、死が近づいてくると恐くなってくるものだ。「お前、体やばいんじゃないか」「おう..」テクノサウンドの音が耳に響く。アリスおめでとう!とマイクごしに客の声が聞こえる。「もう、俺、ホスト続けるのは限界だっていわれた。」「そうか」東吾の少し悲しい顔をした気がした。今までずっと無表情の顔しか見せなかった東吾が、、。
2005-12-10 16:34:00 -
602:
NN
「東京には死ぬほどホストクラブがあってさ、ホストなんて星の数ほどいるんだ。新しいホストがいれば今日消えていくホストもいる。すぐに新しいものがうまれる、古いものは捨てればいい。俺たちホストは消耗品だ。夜に踊らされてる消耗品。そう思ってた。ずっと。モノと変わらないんだって思ってた。だから感情隠して客にも簡単に嘘もつけたし、シュナがAVに行った時だって正直なんとも思わなかったんだ。」俺がそういうと、東吾はただ小さくうなずいていた。
2005-12-10 16:35:00 -
603:
NN
「だけど今、思うよ。俺たちはモノじゃないんだ。俺たちはホストで、男で、そして、人間なんだ。今更そんなことに気がついたんだ」もう、大丈夫だ、俺は。大丈夫だ、歩くんだ、この足で。希望が、夢が、永遠にこの歌舞伎町から消えることのないように..。
2005-12-10 16:36:00 -
604:
ぁゅ
今までやっと全部読みおわったぁ??途中泣いたり?も吹き出し笑いもしたけどコレまぢイケてる??かんなり面白いわぁ???早く続きが読ましてほしぃ??最後まで応援ちてるよ?
2005-12-10 19:12:00 -
608:
?
東京心中完結したらありすと愛ちゃんのサイドストーリー書いてください?
2005-12-11 02:23:00 -
610:
マリナ
ぁげぁげぇ??
2005-12-11 16:48:00 -
611:
NN
ぁゅさん、応援してくださってありがとうございます。今日に全部完結させますので、あと少しお付き合いしてやってください。名無しさん、毎回まとめてくれてありがとうございます。?さん次回作も一応考えてはいるのですが、アリスですか..頑張って書いてみようと思います。マリナさん、ずっと書き込み&感想丁寧にありがとうございました。すっごくすっごく励みになって、すごっく嬉しかったです。いよいよ完結することができました。長い間読んでくださってありがとうございました。
2005-12-11 20:36:00 -
612:
NN
■「新店を出そうと思うんだ」ある日、原田さんがミーティングでそういった。店内はザワめいた。「そこでその店の店長を、彩人、お前に任せたい」「え」突然のことに言葉がつまる。「新店って..」雷さんも言葉につまっている。俺はもうこの仕事は長く続けられないんだ。なのに。「ホストクラブじゃないんだ、大きさは中バコかな。バーを開こうと思ってな。こう、飲ませる飲ませる店じゃなくて、隠れ家みたいなゆっくり落ち着ける店を」−原田さんは俺の体のことを知ってるんだ。さすが元歌舞伎町No1。従業員の小さな変化にすぐ気がつく。
2005-12-11 20:37:00 -
613:
NN
俺は続けられるんだ。夜の仕事が。ホストじゃない。今度はバーの店長として..。少し目の前に希望が広がった。ただホストには未練がある。戦うことを決めたのに逃げ出す道を見つけ出してホッとした自分に嫌気がさした。「俺、まだ少しこの店で頑張りたいです」そう俺がいうと、原田さんが首を横に振った。「お前1人この店で心中させるわけにはいかないよ。死ぬときはみんな一緒。1人でかっこつけるな」そう原田さんが俺の肩を叩くと、聞きなれた声が俺の目を呼び覚ます。「そーやで、みんなで歌舞伎町、東京心中や」「カオルさん!」店内がざわめく。
2005-12-11 20:38:00 -
614:
NN
「おっおお前!!」雷さんが驚いたように目を白黒させる。突然の出来事に俺は固まった。「新店はカオルと一緒に頑張ってくれ」原田さんが微笑む。カオルさんと頑張るって..そんな。「だってカオルさんは」「彩人の一言で目、覚めたで。逃げ出さない。夢は同時に2つ叶うってこと、証明しよう思ってな」そう笑ったカオルさんは、あの時と全く変わらない、いや、あの時よりももっと楽しそうな顔をした。「2つの夢?」「そうや。水商売の世界でやってくこと、もうひとつは有名なカメラマンになること。もう俺はお前から逃げへん」その瞬間、俺は涙が出そうになった。
2005-12-11 20:39:00 -
615:
NN
ホストなんてずっと個人プレーだって思ってた。1人で戦って1人で生き続けてく仕事だから、最後も1人で消えていくんだって思ってた。競えあえば競いあうほど、誰も信用なんかできなくなって相手がミスしたり客にとばれたのみてざまあみろって笑ってた。だけど、実際はホストって仕事に限らず、どんな仕事でも、誰かに支えられてて、それも気がつかないで、1人だって思いこんでた自分が恥ずかしくなった。
2005-12-11 20:40:00 -
616:
NN
道が今、確実に広がった。キラキラ、とまではいかないけど、チカチカと、今にも光は消えてしまいそうだけど、その光を守って行きたい。この仲間と..。
2005-12-11 20:41:00 -
617:
NN
ホストしてきて、今に至るまで悔いは山のようにある。だからこそ、だからこそ..。引退式、シャンパンタワーの前でカオルさんがマイクを持って笑いながら叫んだ。「俺らおらんくなったからってこの店つぶれんなよー」「大丈夫!僕がいるからさっ」アリスが自信満々に微笑む。「これから忙しくなるな」俺は小さく微笑んだ。
2005-12-11 20:43:00 -
618:
NN
夜の世界は人と人の入れ違いが激しい。夜に限らず昼だってそうだ。出会いがあって別れがあって、それは全て運命でも必然的でも何でもない。そういう流れになっているんだ、社会は。何も考えず、この夜に飛び込むのは簡単だ。だけど夜を抜け出す瞬間、誰も何か考えるんだ。「振り返らずに歩いていくか?それともいつかまた戻ってくるのか?」それは未来の自分しかわからない。そう、1人や2人、例え100人歌舞伎町から消えたって誰も気がつかない。歌舞伎町は、そういう街だ。
2005-12-11 20:44:00 -
619:
NN
1人で生きて1人で死ぬ。そうなのかもしれない。だけど、自分のために共に市を迎え撃つことのできる人間が、そばにいてくれることの心強さ。心中するってそういう気持ちからなのかもしれない。
2005-12-11 20:46:00 -
620:
NN
訂正です 市を迎え→死を迎え (失礼しました)
2005-12-11 20:47:00 -
621:
NN
ネオンに輝く歌舞伎町。夜の世界に存在するものなんて、欲望、性欲、金、ドラッグ、嘘に偽善、そんなものばかりだと思ってた。だけど最近になってふと、もしかしてこの世界には、少しの愛と希望だってあるんじゃないかと、そんなことを思った。(END)
2005-12-11 20:48:00 -
622:
NN
完結です。長い間、駄文にお付き合いいただいてありがとうございました。毎回感想くださった方や応援してくださった方、すごく感謝してます。本当にありがとうございました。次回作として「東京ストリップ・ドール」という作品を書こうと思ってます。もしよろしければまたお付き合いしてください。ありがとうございました。
2005-12-11 20:49:00 -
623:
?あ-?
完結おめでと
ございます???
ずッと読んでました??
次回も楽しみにしてます??2005-12-11 20:58:00 -
624:
名無しさん
お疲れ様でした。
彩人が救われてよかったぁ…。カオルも。
私も自分が人間なんだって思うのが難しい毎日で、でも消耗品だということにプライドも持てない毎日で、くじけそうだから消耗品なんだって言い聞かせてるような毎日で、変わらなきゃって思ってるけどそれが怖くて。
夢は同時に二つ叶うって私もやってみようと思いました。
次回作も読みますね。楽しみにしてます!2005-12-11 22:11:00 -
626:
風嬢です
感動しました。上の方がかいてらっしゃいますが私も自分は何なのか、結局消耗品なんだって思ってた だけどこれをよんでもう一度頑張ろうっておもいました
2005-12-11 22:30:00 -
629:
マリナ
ぉ疲れ様でした???
感動しましたァ???
この小説に出会えて良かったデス??最近色々ぁって悩んでたケド、生きる意味とか存在してる意味?みたぃな物を考ぇさせられました。ありがとぅ??次回作も楽しみにしてます??2005-12-12 00:07:00 -
630:
名無しさん
感動しました??
2005-12-12 00:24:00