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東京心中24時50分
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1:
NN
毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。2005-10-21 02:30:00 -
451:
名無しさん
?しおり?
2005-11-28 11:03:00 -
452:
名無しさん
大好き?
2005-11-29 03:15:00 -
454:
NN
■舞台は用意されてた 同時に終幕も用意されてた もう この街を振り返ることはしない 二度と まるで打ち上げ花火。その言葉がピッタリだった。カオルさんはTVや雑誌に連日現れた。「カオルー最近、いつにもまして絶好調だな」雷さんが微笑むと「当たり前やん。氷咲カオルはいつでも絶好調や」と笑った。だけどカオルさんはどの雑誌を見ても同じ笑顔で微笑むんだ。他の表情は見せないんだ。それはまるでカオルさんが残した「遺書」みたいだった。微笑むカオルさんはきっと、「氷咲カオルの終わり」を告げていたんだろう。 大きく咲いて、散り際は静かに。誰も気がつかないうちに、静かに夜の空を散っていく。
2005-11-30 00:19:00 -
455:
NN
俺がどんなに体を痛めても 苦しんでもがいても No1になりたかったのはカオルさんに勝ちたかったから カオルさんを尊敬していた だから、勝ち上がってカオルさんの横に並びたかった カオルさんがいてこその俺のホスト人生だった だから もしカオルさんが消えてしまったのなら 俺は同時に夢を失ってしまうんだ
2005-11-30 00:20:00 -
456:
NN
その日、深夜2時に俺は出勤した。いつもと何も変わらないはずだった。バックルームに入ると、雷さんが血相を変えた顔で俺の肩を叩いた。「彩人、カオルから何か連絡とか、なかったよな」「え?ないですけど」俺が驚いた顔をすると、雷さんは小さな声でつぶやいた。「カオル、携帯突然解約したみたいで、繋がらないらしいんだよ。俺も今カオルのお客さんから聞いたんだけど」カオルさんが携帯を解約?「マジですか?」「そうなんだよ。それに今日まだ来てないし、あいつ無断欠勤なんて一度もないのに、何かあったんじゃないかって心配になってさ」
2005-11-30 00:21:00 -
457:
NN
そりゃあ雷さんが心配する気持ちはわかる。2時といったらカオルさんがもう出勤している時間だし、携帯が解約されてるなんておかしい。俺は自分の携帯からカオルさんに電話をかける。−お客様のおかけになった電話は 現在使われておりません 「本当だ..」俺はモヤモヤした気持ちのまま仕事につく。カオルさんの客が何度も来たけど、雷さんが今日は欠勤してて、と話していた。
2005-11-30 00:22:00 -
458:
NN
その日の8時過ぎ、店はクローズし店内には酔って寝転んでるホストがたくさんいた。いつもと変わらない朝。ただその中にカオルさんがいないだけ。「今日カオルちゃんどぉしたんだろぉねっ」アリスが俺の顔を覗き込む。「携帯も解約されてるみたいだし、何かあったのかなとは思うけどな」彩人が返事をするとアリスは夜逃げしたとか!と笑った。あのカオルさんが無断欠勤。突然の携帯解約。
2005-11-30 00:24:00 -
459:
NN
ホストの情報が書かれた携帯サイトを見ると、「カオル携帯解約されてる!」「メールがエラーで返ってくるんだけど、カオル飛んだの?」「飛ぶわけないじゃんあんなに売れてるし今日発売の雑誌もバンバン出てるし」「雷ちゃんが今日は休みってゆってたよ」「でも雷ちゃんどもってなかった?様子おかしいし」と、すでにカオルさんの客が書き込んでいて、大騒ぎになっていた。
2005-11-30 00:25:00 -
460:
NN
「俺、今からカオルさんちいって様子を見に行くよ」ソファから立ち上がると「彩人、俺も行く」と、雷さんが同時に立ち上がる。歌舞伎町からタクシーで15分。その距離にカオルさんのマンションはある。そういえばストーカーに悩まされてうちに泊まったことがあったけど、カオルさんのマンションに来たのは初めてだった。雷さんも、「今まで1回しか行ったことねぇんだよなぁ。あいつ、秘密主義だから」とタクシーの中でつぶやいた。
2005-11-30 00:26:00 -
461:
NN
車の中では原田さんが好きなやたらにうるさいヘビロックがかかる。仕事終わりの体にガンガン、ロックの音が耳を責めてくる。原田さんはそれに気がついてか、音を消す。「カオル、会えました?どうなってました?」助手席に座った雷さんが原田さんの顔を見る。すると渋い顔をした原田さんの表情がミラー越しに写る。「いや、それがマンションの部屋、昨日で引き払われてたみたいなんだよ。あの部屋にはカオル、もう住んでないみたいだ。」その言葉を聞いた瞬間、言葉を失った。
2005-11-30 00:28:00 -
462:
NN
部屋が引き払われて 携帯が解約されて 今日の無断欠勤 これじゃあカオルさんは飛んだみたいじゃないか。動揺する俺と雷さんを横目に、原田さんはつぶやく。「大変なことになったな。No1が飛ぶとなると..」
2005-11-30 00:29:00 -
463:
NN
俺は家に戻り、今日発売のホスト雑誌を手に取った。カオルさん。一体どうしたっていうんだ。何でこんな突然消えたりするんだ。俺はその日、カオルさんが載った雑誌を全部読み返して、カオルさんの歴史をたどったけど、答えに辿り着くことはできなかった。
2005-11-30 00:32:00 -
464:
名無しさん
?しおり?
2005-11-30 00:45:00 -
465:
名無しさん
めっちゃ気になる?
2005-11-30 01:00:00 -
466:
マリナ
主サンいつもご苦労様デス?
ってか続きがスゴィ気になる???気になりスギて今日ゎ寝れなぃょぉ???もぅすぐ完結かぁ…。淋しぃ気がスル?でも頑張って下さぃ???2005-11-30 03:48:00 -
469:
名無しさん
?あげ?
2005-11-30 23:07:00 -
470:
名無しさん
?しおり?
2005-11-30 23:47:00 -
471:
名無しさん
風俗やって平気な子なんていない あんたのためだから 頑張れたんだよ 誰かのために何か捨てなきゃいけないときがある ありすのことばすごい感動しました。
2005-12-01 02:56:00 -
473:
名無しさん
?
2005-12-02 00:06:00 -
474:
NN
感想ありがとうございます。なかなか更新できなくってごめんなさい(^-^:)読んでいただいていることが励みになります!!ありがとうございます!!
2005-12-02 00:41:00 -
475:
NN
■カオルさんが去って1週間がたった。店内は以前の活気がなくなり、空席が目立つ日が増えた。同時に「無責任だ」と腹を立てながら、心配した表情を繰り返す雷さんに、ずっと無表情を続ける原田さん。何だか店が音を立てて傾いている気がした。だからこそNo2ががんばらなくては そう思うのが普通だ。だけど俺は放心状態だった。
2005-12-02 00:42:00 -
476:
NN
「ヤク中になったみたい」「オンナと心中した」「不治の病で入院した」「原宿で10キロぐらいやせたカオルを見た」「ノイローゼみたいになってた」ネットの掲示板には色々な書き込みが分単位で更新されていたけど、真実は闇に葬られたままだった。カオルさんがいなくなり、2週目を迎えた頃、カオルは飛びました、といわんばかりにカオルさん客のみメインチェンジが可能になった。
2005-12-02 00:43:00 -
477:
NN
「カオルちゃんのパネル、はずすらしいよ。」アリスが俺のスーツのすそを引っ張る。「え」俺が入口近くのパネルに顔を向けると、原田さんがカオルさんのパネルをはずしていた。パネルの中で微笑むカオルさんが、この店に別れを告げている気がした。「彩人、お前が今日からNo1だ」カオルさんのパネルを片手に持った原田さんが、俺の肩を叩く。肩を叩かれた瞬間、ズシンと重く何かが俺にのしかかる。
2005-12-02 00:44:00 -
478:
NN
何でだよ 俺はずっとNo1になりたかったんだ 願ってもない夢 やっと叶ったんじゃないかやっとNo1だよ やっと夢見た No1になれたんだよ ちっとも嬉しくないNo1になったんだ「カオルさん、勝ち逃げしやがって..」何だよ、こんなNo1なんてちっとも嬉しくない。俺は何のために今まで頑張ってきたんだよ。カオルさん、遠くから見てるなら何かゆえよ。俺がNo1やっていって、ただいまっていって帰ってきてくれよ。
2005-12-02 00:45:00 -
479:
NN
カオルさんは、まるでそこにカオルさんが最初からいなかったかのように、忽然と姿を消した。氷咲カオルという人間は本当に居たのか? 氷咲カオルというホスト自体、この歌舞伎町が生んだ夢物語に思えた。
2005-12-02 00:47:00 -
480:
NN
「カオルさん抜け」から、店は一気に従業員を増やし、活気を取り戻そうとしていた。だけど、俺はNo1になってからやる気を全く失った。実際No1の俺とNo2のリョウタとの売り上げの差は3倍以上あって、誰も後ろから追いかけてこない、誰も追い越す人がいない。月の前半に今月の目標売り上げを稼いで、あとは適当にダラダラ営業、という日が続いた。
2005-12-02 00:48:00 -
481:
NN
「また彩人は無断欠勤か」雷はバックルームで、出勤表を見ながらため息をつく。「だって彩さんもう売り上げ達成してるじゃん!先月だって何だかんだで手取り500万近くとってるんだし、やることやってるんだしさぼったっていいじゃん!」イライラする雷を横目にアリスは大きなあくびをする。「お前なぁー…。やっぱりカオルがいなくなって一番衝撃をくらったのは彩人だよ。あいつカオルがいた時はあんな熱心に毎日体ひきずってまできたじゃねぇか?それが今は二日酔いが残ればこない、シャンパンが空いても自ら飲まないでヘルプと新人に飲ませる。あいつはやる気がない」ため息ばかりが溢れる。客足は戻ってきたが、彩人のやる気は一向に戻ってこない。
2005-12-02 00:48:00 -
482:
NN
「しょーがないじゃん、彩ちゃんはカオルちゃんに片思いしてたんだからさぁ」「片思いって..アリス、お前気持ち悪いこというなよ。俺らは仕事してんだよ。恋愛とは違う。」そういうと雷は、ポケットから胃腸薬を取り出す。そしてコップの水をグイっと飲み干す「仕事も恋愛も根っこは一緒だよ。どれだけ一生懸命になれる相手がいるかいないか。それで変わるんじゃない?」「アリスー、指名だー」店内から声が聞こえる。「はーい!雷、あんま考えるとはげるよ!」そういうとアリスは、席に急いで走っていく。
2005-12-02 00:49:00 -
483:
NN
何だあいつも結構大人になったじゃねぇか。雷は心の中でつぶやく。あいつが俺の教えた新人で一番、俺に似てるのかもしれない。仕事も恋愛も根っこは一緒 どれだけ真剣になれる相手がいるか、いないか それで変わる確かにな。お前のいうことも一理あるよ。
2005-12-02 00:50:00 -
484:
名無しさん
?
2005-12-02 01:24:00 -
485:
名無しさん
心中て何??
2005-12-02 01:28:00 -
487:
マリナ
更新待ってました??
続きガめちゃ気になる??カォル???ァリス???笑2005-12-02 04:44:00 -
490:
名無しさん
心中とは
複数の人間が共に自殺すること。ある仕事や団体などと運命を共にすること。情死2005-12-02 11:06:00 -
491:
名無しさん
心中もしらんの‥?
2005-12-02 11:44:00 -
492:
名無しさん
?
2005-12-02 14:50:00 -
495:
これ
おもろいけど暗い、、、、読むと病む小説いちばん
2005-12-03 04:19:00 -
497:
名無しさん
カニなる
2005-12-03 08:17:00 -
498:
マリナ
ぁげっ?
2005-12-04 02:04:00 -
499:
名無しさん
?
2005-12-04 04:17:00 -
501:
NN
★読んでくださってありがとうございます★
2005-12-05 00:00:00 -
502:
NN
■ここは東京なんだろうか?そんな錯覚を一瞬覚えた。あのネオンの強い光もない。すれ違う酔っ払いや、客引きをする黒服の姿もない。夜になれば店のシャッターが下りておやすみなさいと、風が背中を押す。この小さな商店街は何だか地元を思い出すあったかい匂いがする。「おっちゃーん、これ、まけて?バナナとーリンゴとー、苺とー買うから、300円まけてーな。」フラっと現れた男は、関西弁を話した。斜めに流れる黒髪の前髪が、男の表情を隠しているように見える。
2005-12-05 00:01:00 -
503:
NN
「300円かぁーうーんどうしようかな。お兄さん関西弁だねぇ?」八百屋のオヤジが男に笑いかける。「関西の子やねん。っていっても、でてきてだいぶたつけど」「そうなんだ。仕事でも探しにきたの?」オヤジは、袋にバナナとリンゴ、そして苺を詰める。「うんそうやねん。今はカメラマンの卵」男はオヤジから果物の入った袋を受け取ると微笑む。「ん?お兄さんどこかで見たことあるね」オヤジが男を見ると、男はまた笑った。「気のせいちゃいます?」そういうと「まけてくれてありがとうなぁまたくるわー」と大きく手を振り店を後にした。
2005-12-05 00:04:00 -
504:
NN
手に入れたいものがあった たとえ 今を失っても
手に入れたいものがあった たとえ 過去を失っても
2005-12-05 00:05:00 -
505:
NN
■土曜の深夜2時。歌舞伎町にタクシーを止め、俺は店の前に立った。今日も仕事が始まる。俺は大きくため息をついて携帯を見る。12日か。カオルさんが消えて1ヶ月がたつ。カオルさんの情報はいまだナシ。死んだーなんて話も出てきてる。あの人は今何処で何をしているんだろうか
2005-12-05 00:06:00 -
506:
NN
遅刻だと怒る雷さんを目に店内を突っ切って客の待つテーブルへつく。正直もうどうだっていい。今もしNo1から転落したって勝ちあがろうなんて思わない。俺の適当な仕事ぶりに限界がきたのか、雷さんはかなりイライラしているようだ。「彩ちゃんやる気だしてよね。雷に八つ当たりされて困るんだよー」と、アリスが俺の横でつぶやいた。
2005-12-05 00:09:00 -
507:
NN
「大丈夫だよ。その八つ当たりもすぐなくなる。」俺がそういうと、アリスが「え?」と聞き返す。「今月で、俺、ホスト辞める予定」「ええええっ!!」アリスが大声で叫ぶ。バックルームに響くアリスの声を横に、俺はタバコに火をつける。「辞めるってねぇどうしてっ??」驚いた顔のままアリスは俺の顔をのぞきこむ。タバコの煙が広がる。俺はフウ、とケムリを吐き出す。「もうNo1にもなったし。目標達成、みたいな」「目標達成のわりに、嬉しそうな顔してないじゃん。」ピルル、と、アリスの携帯が鳴る。メールが受信した音のようだ。うっるさいなぁと電話を片手にアリスはつぶやき携帯をマナーモードにする。
2005-12-05 00:13:00 -
508:
NN
「確かに何かカオルさんがいない店内でNo1になったって全然、うれしくないな」「辞めなくたっていいじゃん!またがんばろうよ」まさかアリスに励まされる日が来るとは思わなかった。アリスも入店して半年、だいぶ人間として成長したみたいだ。「もう頑張る理由がないからさ。ダラダラ続けるんなら、辞めるよ。」そういうと、俺は重い腰を持ち上げ、タバコを灰皿に押し付ける。「ねぇ彩くん。本当に後悔しないの?」暗い表情をしたアリスが俺を見る。「俺も自分が何したいかわかんないんだ」
2005-12-05 00:18:00 -
509:
名無しさん
?
2005-12-05 03:29:00 -
510:
さぁ
めちゃくちゃおもろーぃ?
2005-12-05 03:41:00 -
512:
???????
しおりん????
2005-12-05 04:08:00 -
514:
名無しさん
500
2005-12-05 05:04:00 -
515:
NN
感想ありがとうございます☆
2005-12-05 21:15:00 -
516:
NN
■俺も自分が何したいかわかんないんだ。そういって俺は、一年間戦った「戦場」に別れを告げようとしていた。ホストを辞めてどうしようか。今は何も考えてない。ただカオルさんへの怒りが消えることはなかった。ここ最近はTVや雑誌に店が取り上げられてか新人ラッシュが続いている。今日もまた1人、新人ホストがカムプリの扉を叩いた。
2005-12-05 21:17:00 -
517:
NN
「新人を紹介しますー」見慣れた光景だ。1人のホストが席を立つ。大きな瞳にバランスの整った口元。全体的にパーツがはっきりしていて、健康的な肌色が映える。身長は180前後で、顔も小さく、顔、スタイル共に全体的なバランスもとれている。「初めまして。今日から入ったリョウです。18です。」栗色の髪の毛を揺らし一礼するとリョウは席に座る。パチ、パチ、と拍手が店に響く。18歳か、アリスと同じ歳じゃん、まぁ入店も同期みたいなもんだろ、と従業員のホストがつぶやくと「僕の方が半年も先輩だよ」とアリスは怒った口調でつぶやいた。
2005-12-05 21:18:00 -
518:
NN
俺はその様子をボケっと見ていた。もうどうでもいいんだ、どうでも。「どいだ、久々のヒットだろ?」原田さんが俺の肩を叩く。「ですね」短く返事をする。「どうしたんだよ。あいつはお前をおびやかす存在になるぞ、きっと」そんなことをいわれたって。
2005-12-05 21:22:00 -
519:
NN
「いらっしゃいませ、はじめまして、リョウです」ワイルドなルックスに新人ホストがもつ初々しさ。そのギャップがウけ、リョウはあっという的な存在感を放った。店はカオル、彩人以来の大型新人として、ロングインタビューに3ページのグラビアを、ホスト雑誌に掲載し、リョウの売り出しを盛大に行った。アリスデビューの際にも店はリョウ並みに広告を打ち雑誌にも出した。かわいい!と反響は強かったものの、アリスの刺々しい性格にファンがつかなかった。
2005-12-05 21:23:00 -
520:
NN
しかしリョウは店の期待に答えるかのようにあっという間にその月の新人売り上げNo1に躍り出た。2ヶ月前に18歳になったばかりというリョウは、2日目には3組も客を呼んだ。新人にしては上出来すぎる結果だ。即売れっ子になった新人リョウだったが、天狗になることはなかった。誰よりも早く出勤しては、夜の街頭に立ちキャッチを始め、新規客を掴む。新人ホストの鏡のような行動だ。
2005-12-05 21:26:00 -
521:
NN
「すげぇなリョウ。最近、新規の客あいつに流れるもんなぁ」「来月はナンバー入りなんじゃねぇ?」控え室では連日リョウの快進撃話で持ちきりだった。その裏でリョウを妬むホストも少なくはなかった。「異様だよな。枕でもしまくってんじゃねぇの。」「おい」雷さんの低い声が響く。「冗談だよ」ホストは笑って煙草に火をつける。「冗談でも口に出していうな。従業員同士で根も葉もない噂作って潰し合いをしだしたら終わりだ」その通りだ。俺は雷さんの横で小さくうなずく。嫉妬する時間なんて必要はない。
2005-12-05 21:28:00 -
522:
NN
「お前がんばってるな」彩人が控え室で髪の毛をセットするリョウに声をかける。リョウは笑顔で「はい!ありがとうございます!」と答えた。「俺、彩人さんに憧れてホストになったんです。」俺は動きが止まる。「俺にあこがれて?」「はい!」リョウは俺の目をまっすぐ見る。
2005-12-05 21:31:00 -
523:
NN
「俺、昔、歌舞伎町通りかかったとき、女の人に必死に声かけて頑張ってた彩人さん、何度も見たんです。かっこいい人だなと思ってて。彩人さんキャッチしてる時、女の子に無視され続けても、ウザがられても絶対あきらめない。すごいって思ったんです。それでホスト雑誌見て調べてこの店にきたんです。やっぱりNo1だったんですね。すごいですよね!」キャッチか..確かに新人時代、一番めげそうになった仕事だ。だけど続けた。毎晩毎晩、女の子に声をかけてどんな答えが返ってきても、絶対にめげなかった。それはきっとNo1になりたかったから。
2005-12-05 21:32:00 -
524:
NN
「No1っていってもカオルさんが抜けたから、繰り上がりしたんだよ。補欠合格みたいなもん。実力でも何でもないよ」俺が苦笑いをすると、リョウは真剣な顔つきになった。そして、俺につぶやく。「でも事実、今はNo1は彩人さんじゃないですか。いつかもし、偶然カオルさんに会ったとき、No1ですって胸はれる仕事してるなら、綾人さんがNo1に変わりないんですから」
2005-12-05 21:33:00 -
525:
NN
その瞬間、体中に電流が走った。。いつかもし、偶然カオルさんに会ったとき、No1ですって胸はれる仕事してるなら、俺がNo1に変わりない..その通りだった。だけど今。仕事は適当、前半に売り上げをあげてあとは遅刻、無断欠勤、営業手抜き。そんな今の俺の姿がNo1っていえるのだろうか。カオルさんにもしも偶然であった時、俺は「今おれがNo1です」と胸を張っていえるのだろうか。「えっすみません生意気いって」リョウが頭を下げる。「いや、いいんだ」
2005-12-05 21:35:00 -
526:
NN
そうだ 俺は何をしてるんだ なにをしてたんだ No1は今、俺なんだ もうカオルさんの背中を追いかけない 俺は追いかけられる立場として 戦うんだ
いつまでも過去に甘えるな 俺は俺の体で No1に誇りを持って守り続けるんだ2005-12-05 21:36:00 -
527:
名無しさん
http://dogbre.jp/f.php?9943900cf6070795.18149804
2005-12-05 21:39:00 -
528:
NN
一年後。
2005-12-05 21:55:00 -
529:
NN
カムプリは歌舞伎町でも有数のホストクラブとされ、テレビや雑誌に頻繁に掲載された。「No1彩人」「No2リョウ」「No3雷」と、「パネルの位置はあんまり変動がないな」と原田さんは笑ったけど、リョウの毎月追い上げも激しく、危ない思いも何度かした。「ちょっとちょっとー最近、綾人うるおってるけど、なに?女できたの??」アンジュの笑声が俺の横で響く。そうだな。あの時、見えなかったものが今になったらうっすらとわかるよ。客を捨てゴマとしか思ってなかったあの日。きっと俺は客に何も見せなかったんだ。今なら苦しいときは苦しいっていうよ。嬉しいときは嬉しいっていうよ。カッコイイだけの男より、人間らしい男になりたいんだ。そう、俺は男だし、ホストだし、だけどそれ以前に人間なんだから。
2005-12-05 21:58:00 -
530:
NN
「入店一年と半年で、やーっとNo4だぁ!!うわーっ嬉しい!!」アリスが給料明細を見て声をあげる。「愛ちゃーん今日給料日なんだよねっなに食べたいっ?あっあとNo4になったんだ僕!」アリスが笑顔で携帯を片手に話す。愛とは順調で、2人は半年前同棲を始めた。「あいつも立派になって。あと少しわがままがなおればいいんだがなぁー」と、雷さんが笑う。「雷は年々ジジイに近づいてるよね」「うるせーっ!!」相変わらず2人はよく喧嘩をするけど、本当の兄弟みたいに仲がいいのも事実だ。
2005-12-05 22:01:00 -
531:
名無しさん
?
2005-12-05 22:07:00 -
532:
NN
。「騒がしいな」東吾は無表情だけど、最近はホスト業に本腰を入れてがんばってる。相変わらずわけのわからない奴だけど、大事な戦友だ。「来月こそNo1になりますから!覚悟してくださいね」毎月そう宣告するリョウは、本当にいいホストになった。努力することを怠らない。その姿は新人の頃から全く変わらない。
2005-12-05 22:08:00 -
533:
NN
きっとこんな世界が永遠に続くんだと思ってた。終わりを予感させず、その日は突然、俺の目の前にやってきた。
2005-12-05 22:09:00 -
534:
NN
昨日の酒がまだ体に残ってる。今日はどれだけ頑張れるかな。ーあ、薬を飲まなくちゃいけなかった。俺は急いで、タバコを灰皿に押し付ける。そしてポケットから薬を取り出す。これは俺にとっての「救い」だ。「それ、薬か?」『薬』に東吾が興味を示す。そして顔を近づけ、俺が手に持つ薬をまじまじと見つめる。「医者に処方してもらったんだ。これで、体が少しはマシになるんだ。気持ちだけだけど。」
2005-12-05 22:12:00 -
535:
NN
そういったものの、薬はやっぱり、気持ちにしかすぎない。その日も体が悲鳴をあげた。だけど、悲鳴をあげたのがいつもより早すぎた。OPENして、1時間半だった。5万円のシャンパンを二口、口にした瞬間。俺は客に「ちょっとごめん」と声をかけ、席を立った。俺のカバーには、雷さんが回ってくれた。席を立つ瞬間、雷さんは無言で「無理するな」と言わんばかりに、背中を軽く叩かれる。その横で、カオルさんの元客で、今はリョウの客・ユキさんが、13万のシャンパンを空け、毎度おなじみの派手なシャンパンコールがかかる。
2005-12-05 22:14:00 -
536:
NN
「ユキちゃんに感謝して。リョウ、いただきます!」と、リョウの声が響いた。リョウの声で、俺の中にある「焦り」がまた目を覚ます。どうして俺の体はこうなんだ。何度もそう繰り返すしかなかった。俺は逃げるようにしてトイレへ急いだ。トイレのドアを勢いよくあけると、その瞬間にドアも閉めずに吐く。何度も、何度も吐く。
2005-12-05 22:16:00 -
537:
NN
どうしてだろう。昔から酒には弱かった。だけどカオルさんがいなくなったあとぐらいから、もっと酒に対して体が敏感になってるんだ。日に日に体が酒に弱くなっていってる気がする。このままじゃダメだ。今が大切な時期なのに。今が。いや、これからが。ある程度嘔吐を終えると、俺は5分程だろうか、トイレの前から動けなくなった。
2005-12-05 22:17:00 -
538:
NN
「仕事、辞めなさい。もう体限界だろう」通ってる医者に何度か言われた。そして昨日、最終宣告された。「死ぬよ」って。この仕事以外何もいらないんだ 神様 もしあんたがいるのなら お願いだこの仕事を俺から奪わないでくれないか 何もいらないんだ この仕事以外。死ぬなら歌舞伎町で死ぬ。1人で死ぬのは寂しいな。だけど、まぁ、気楽かもね、1人の方が。今までたくさん女を騙してきたツケだね。
2005-12-05 22:20:00 -
539:
NN
俺は重い腰を上げる。限界まで、勝ち続けるんだ。それがNo1の使命だって思うから。この店と、この東京で、歌舞伎町って街で、心中してやる。
2005-12-05 22:21:00 -
540:
名無しさん
終わり?
2005-12-05 23:06:00 -
541:
マリナ
更新されてる??
ってか既に泣けましたァ?文ぅますぎ切なすぎ?
あと少しカナ?
頑張って下さい???2005-12-06 00:45:00 -
544:
名無しさん
?
2005-12-06 03:01:00 -
545:
みさとチン
あげぇ?
2005-12-06 03:21:00 -
546:
マリナ
?ぁげまぁーす?
2005-12-07 04:09:00 -
547:
??????????
しおりん??
2005-12-07 04:28:00 -
550:
名無しさん
?
2005-12-07 16:37:00 -
551:
NN
感想たくさんありがとうございます!!まとめてくださってる方、いつもありがとうございます。マリナさんいつも本当にありがとうございます、みさとさんあげてくれてありがとうございます、590さんしおりしてもらって嬉しいです、593さんありがとうございます。もうすぐ終了と書いたんですが最後がなかなかうまくまとまらなくて(^^:)もう少しお付き合いしてください。
2005-12-07 17:00:00 -
552:
NN
■戦うことに疲れた だけど 逃げ出すことだけは嫌だった どうせなら ここで戦死することを選ぶ
2005-12-07 17:01:00 -
553:
NN
その日は、深夜から大雨で、日付が変わる夕方まで振り続けた。ついに、死刑宣告をされた。「医者としてお願いする。仕事、辞めてくれ」そう担当医師に言われた。店の人間には、誰一人として相談してない。話したってどうにもならないこと。今俺が店を辞めたら。どうなるんだろう。カオルさんの時と同じで、初めは色々大変なんだろうけど、結局どうにかなるんだろう。人間誰しも代わりはいるんだな。そう思うと妙にやるせなかった。ホストを辞める。今、辞めたら俺はどうなってしまうんだろう?ボケっと俺は傘を片手に信号を待つ。ホスト辞めた後は、見えない。何も見えない。未来がない。生き詰るくらいなら、いっそあの店と心中だ。俺が生きてきたあの店と。
2005-12-07 17:02:00 -
554:
NN
携帯電話が鳴る。俺はメールを開ける。「彩さん今日の新規ゲット(^^)彩さんの言う通りにしたらバッチリだった!初指名ですごく嬉しい!これからも色々教えて下さい!」メールはゴロウからだった。一週間前に入った新人だ。俺は雷さんに続き、新人指導までするようになっていた。店長補佐のポジションにまで昇格した。俺が今へたってる場合じゃないんだ。新人も教えたい。店の中でも戦っていたい。なのにー..。
2005-12-07 17:03:00 -
555:
NN
時計は昼の12時半。家に帰ったらすぐ寝よう。雨が強くなってる気がした。俺は、病院の前にある信号を渡ると、小さな白いアパートの前を通る。タクシーをつかまえよう。その瞬間だった。「今日スーパー何が安いやろうなぁー」アパートから、聞きなれた懐かしい声が聞こえた。不意に振り返る。忘れるはずがない。この声は。
2005-12-07 17:04:00 -
556:
NN
「カオルさん!!」俺は声をあげる。指名手配犯を見つけるってこんな気持ちなんだろうか。「あーあー!!彩人やん!」カオルさんは、以前のNo1オーラが完全に消えていた。汚いGパンに、ねずみ色のTシャツ。髪の毛は真っ黒で、無造作に伸びている。首からは相当年季が入ってるだろう、サビってるカメラ。俺は一瞬、目を疑った。
2005-12-07 17:05:00 -
557:
NN
「いやいや、久しぶりやなぁ」だけど近くで見ると、整った綺麗な顔は相変わらずで、笑うと八重歯がチラっと見えた。カオルさんの横には女がいた。腰まである黒い髪の毛、白いブラウスに薄ピンクのスカート。かわいらしい人だ。カオルさんの彼女なんだろうか。カオルさんの腕をつかんでいる。俺は、一瞬あっけにとられたけど、すぐに「久しぶりって..そんな。カオルさん、何してるんですか!」と、声をあげた。
2005-12-07 17:06:00 -
559:
NN
「いやぁ何ゆわれると困るねんけどなぁ」一年ぶりの再会。突然姿を消したカオルさんが今、俺の目の前にいる。あの頃と変わらない喋り方で、そして、あの頃の笑顔のままで。言いたいことがたくさんあるんだ。聞きたいこともたくさんあるんだ。「彩人、時間ある?話、するか?」俺の様子を察してかカオルさんが微笑む。「はい。」そういうと、カオルさんは「ちょい待って、花、部屋まで戻すし」そういうと、カオルさんは、腕を組んでいた女の人の手を取り、アパートの部屋まで引っ張る。
2005-12-07 17:08:00 -
560:
NN
「ごめんなさいね、ちょっとだけ待ってやってくださいね」女の人は小さくつぶやく。可愛い声だ。俺は「はい」とつぶやく。あの女の人..目が見えないのか?俺は遠くからその様子を見ていた。カオルさんに寄り添うように、花さんは、部屋に戻っていく。1階の102号室。ここがカオルさんの今の部屋..カオルさんが消えたあの日、雷さんと訪れたあのマンションと比べると、大きさは比べ物にならなかった。あんなきらびやかな世界にいた人が今..こんな小さいアパートで..。俺は傘を握り締める。
2005-12-07 17:08:00 -
561:
NN
「ごーめん、ごーめん、待たせた待たせた。」カオルさんが笑う。すると部屋のドアが開く。「いいじゃないの、部屋にあがってもらえば」花さんがそういうと「それもそうやなー」といって、カオルさんは「入り!」と俺を部屋に入れた。玄関にはカオルさんの汚いスニーカーが3足、そして花さんのものであろう明るい色のパンプスが並んでいた。花さんは、「ゆっくりしていってくださいね」といってソファに寝転び、俺に背を向けた。
2005-12-07 17:10:00 -
562:
NN
「まぁ茶でも飲んで」カオルさんがコップを出す。何から話したらいいのかわからなかった。部屋は綺麗にされていたけど、これが元No1の今の部屋だと思うと..。
2005-12-07 17:11:00 -
563:
NN
「あん時はごめんな。」話をきりだしたのはカオルさんだった。「いえ。突然いなくなっちゃったから心配しましたけど、雷さんなんて特に」「やなぁ。雷はなぁーうん、何か連絡しずらくて1年たったゆう感じやねんけど」カオルさんは真剣な顔でつぶやいた。「何で突然消えたんですか」俺の声が雨の音に重なり合う。
2005-12-07 17:12:00 -
564:
NN
「ずっと整理しててん。自分の中で。誕生日終わったころに、もう、来年はここにはおらんやろうって思ってた。やりたいことがやっと明確になってん。ホストは、あがろうって思った。お客さんにさよならはいいたかってんけど、変に混乱するんやったらサクっと消えた方がええかなと思って。」何だかすごくカオルさんらしいと思った。派手に打ちあがった後は、静かに、まるで何もなかったみたいに身を消す。
2005-12-07 17:13:00 -
565:
NN
「今はカメラマンしとるねん。っていっても駆け出しのペーペーやけど。東京に出てきた目的も写真で飯食いたかったから。でも、ホストなってくうちに、何やろ、自分が誰かわからんくなった。」「え?」俺は聞き返す。「俺、本名が田村薫っていうねん」「そうなんですか」初耳だった。「有名なってくうちに、どんどんみんな氷咲カオルが好きゆうてくれてた。だけど俺は田村薫。俺なんかいらんやん。誰も俺を知りたい思ってない。雑誌出てもこれはほんまに俺なん?って思ってた」
2005-12-07 17:14:00 -
566:
NN
カオルさんは続けた。ホストを辞めて、今、田村薫でいることが今、すごく幸せに思う、と続けた。俺はその話を黙ってずっと聞いていた。「花はな、目、みえんねん。やけど俺の写真見て、いってん。素敵な写真撮るのね、あなたって。私、目が見えないんだけど、あなたの写真、わかる。優しい匂いがするのって。そういわれたとき、俺は氷咲カオルが抜けたんやと思った。田村薫が今、ちゃんと自分の写真の中に存在してるんやって思ってん」
2005-12-07 17:16:00 -
567:
NN
本当だ。何だか全くの別人みたいだ。俺はカオルさんの話が納得できなかった。夜の世界で輝き続けたカオルさん。そのカオルさんが今、小さいアパートで幸せですーっていくら俺にいったって説得力がない。美しい恋愛物語ですね。そういうべきなのか?俺には今のカオルさんの姿が許せなかった。
2005-12-07 17:17:00 -
568:
NN
「カオルさん、俺、今日、医者に死刑宣告されたんです。これ以上ホスト続けるなら、命の保証できないからやめてくれって。」俺が憧れ続けたカオルさんが、今こんな暮らしをしてる。競争心、闘争心、それらを失ったカオルさんには、もう何も憧れない。
2005-12-07 17:18:00 -
569:
NN
「俺あのころ、カオルさんに死ぬほど憧れてました。今、正直カオルさんに会って話しをしたこと、後悔してる。あのころのきらびやかなままのカオルさんを記憶にとどめとけばよかったんだ。カオルさんは諦めただけなんだ。戦うのが嫌になって逃げたんじゃないか!」強くそういうと、俺は玄関まで歩く。
2005-12-07 17:20:00 -
570:
NN
「彩人、あんな」「俺は死ぬまでホスト、やりますから。俺、逃げませんから!逃げるくらいならあの店で死にます」何か言おうとしたカオルさんをさえぎった俺は、走ってアパートを後にした。
2005-12-07 17:22:00 -
571:
NN
雨は止む事を知らず地面を打ち続ける。No1。飲めば一気、話せば爆笑、笑えば惹きつけられ..ホストが憧れる要素を全てかねそろえて誰よりも歌舞伎町で輝いていたカオルさんが..。
俺にはわからなかった。あの人が選んだ新しい道が。理解できなかった。2005-12-07 17:23:00 -
573:
花子
しおり?
2005-12-07 20:26:00 -
574:
??????????
しおりん??????
2005-12-07 20:45:00 -
575:
名無しさん
http://choco2.jp/i.php?id=tptw
2005-12-07 21:25:00 -
578:
アム
彼氏がハマりまくりデス?
2005-12-08 01:21:00 -
580:
名無しさん
?
2005-12-08 03:07:00 -
581:
風嬢
ダイスキです。 泣けてきました。 薫クンの幸せに疑問をもつァャトがリァルです。
2005-12-08 03:10:00 -
582:
マリナ
まだもぅちょっと続くんだぁ?ゃったッ?笑
焦らずにマィペースで頑張って?サィ???2005-12-08 16:03:00 -
584:
なきほ
後少し頑張ってね(^_-)-☆
2005-12-08 17:16:00 -
585:
名無しさん
?
2005-12-08 22:01:00 -
586:
名無しさん
?
2005-12-09 02:50:00 -
588:
名無しさん
頑張って
2005-12-09 06:07:00 -
589:
マリナ
?
2005-12-09 11:12:00 -
590:
マリナ
あげます?
2005-12-10 04:40:00 -
591:
主です
たくさんの感想&ご感想ありがとうございます 更新&いただいた感想のお返事は明日の夕方を予定しております 遅くてすみません
2005-12-10 04:52:00 -
592:
主です
すみません脱字 脱字→感想&ご感想
2005-12-10 04:55:00 -
596:
NN
感想たくさんありがとうございます。あと少し、あと少しといってなかなかまとまらずダラダラしてすみません..。。
2005-12-10 16:26:00 -
597:
NN
■体は限界だった。このまま続ければ命は..。彩人がいなくなった部屋で、ソファから起き上がり花がつぶやく。「カオル、今日の人、ホストの時の人?」「そうやで。彩人ってゆってNo2やってん、あいつ。今はNo1やけど。」カオルは言葉少なめにつぶやく。窓の外で雨が強くなっている。どうして雨ひとつでここまで心が憂鬱になるんだろう。それとも少し過去を振り返ってしまったからかな。「戻りたい?」「俺はあの店を捨てた人間やで」戻りたいわけがない。彩人の言うた通り俺は逃げたんやから。あの街から。あの店から。ホストという仕事から。
2005-12-10 16:27:00 -
598:
NN
時計は3時だった。店内はまだ前半戦。俺の客は広い店内で現在、4組。席は満席に近く。店内は活気づいていた。今日はアリスの誕生日イベントだ。アリスおめでとうという声と共にシャンパンがどんどん降りていく。アリスが頑張った結果がそこにはあった。よく成長してくれたと雷さんは涙目だった。後輩の誕生日イベント、サポートにまわって動き回っていた体に異変がおきた。「ちょっとごめん」俺は席を立つ。
2005-12-10 16:28:00 -
599:
NN
唾液と血がまざりあって、めまいが起きる。「おい、大丈夫か」様子を見に来た東吾が俺の背中をさする。「おう」返事をするのだけで限界だった。
2005-12-10 16:31:00 -
600:
NN
今日は、止まらなかった。死にそうだ。気持ちが悪い
2005-12-10 16:33:00