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ホスト、兄貴、男、全部俺。

スレッド内検索:
  • 1:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    読んでもらえたら嬉しいです??

    2005-09-27 18:12:00
  • 2:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『起きいや?兄ちゃんが起きへんからまたアヤが遅刻するやろ?』
    なかなか起きへん俺に妹のアヤは毎日てこずっている。

    2005-09-27 18:18:00
  • 3:

    ァヤ

    兄チャンはよ続き書きゃ??

    2005-09-27 18:46:00
  • 4:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    アヤは3つ下の妹で俺と違ってシッカリしたヤツでそこそこ大学に通う19歳。
    『もっと早く起こしてやぁぁぁぁ?』
    『さっさと女の人から金取る仕事行け』
    アヤは俺がホストしてることに反対やった。

    2005-09-27 19:02:00
  • 5:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    >>3さんありがとうワラ

    2005-09-27 19:05:00
  • 6:

    ァヤ

    兄チャンおはょ?ガンバれ??

    2005-09-27 19:05:00
  • 7:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    『ァヤ』さんアリガトウ?

    2005-09-27 19:08:00
  • 8:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『ホストをそんな風に言うなよ〜俺は金払う価値あるぐらいの仕事してるぞ?』
    布団から足を出して立ち上がろうとする俺。
    『それはエッチのことか??ホストの中でも聖は最低やな?』そう吐き捨てて階段を下りるアヤに俺は後ろから叫んだ…

    2005-09-27 19:12:00
  • 9:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『それは趣味みたいな感じです?』俺の3倍ぐらいの声で1階から…『アホ??』ってアヤの声がした〜。ワラ
    確かに俺は客と体関係をもってて、それは俺のプライベートでもあり営業でもあった。素直に俺に愛情としての金を使う女は可愛く感じたってのもあったと思う。

    2005-09-27 19:16:00
  • 10:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    アヤがバイトに出掛けてから俺もミナミに出発した。俺はメチャメチャ売れてるわけでもなかったけどそれなりの人気はあった。
    『おはよぉ??』
    『おはよーございますぅ?』
    俺のカァワイイカァワイイ後輩の空が店の前でメールを打ってたから俺は無意味なほどに絡むワラ
    『空ちゅぁ〜ん。俺の姫達にもメール打っといてよ?』

    2005-09-27 19:28:00
  • 11:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…?』
    空はありえへんほど無視して店に入った。
    『……………?』
    俺の好きな笑いを空は知ってるなぁ〜…???なんて思いながら俺も店に入って空のケツにケリを軽く入れてミーティング開始を待ってたら親友の海斗が来た。こいつはナンバー2で男前でメチャええやつ!!

    2005-09-27 19:34:00
  • 12:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    海斗が俺の方に来る
    『ハァ〜?聖。アキちゃんに最近連絡入れてないやろ?今たまたま会ったけどサヤカちゃんに聖のこと聞かれたからフォローしといた。ちゃんとしろってー俺も忙しいから?』
    『アハハハ?サヤカは大丈夫?愛情そそいでるから?』

    2005-09-27 22:44:00
  • 13:

    名無しさん

    『アキちゃんもオマエが寝た日から来てないんやからちゃんと謝罪の電話しとけよ?それにサナちゃんにもキョウコちゃんにも……』
    『わかったわかった?電話してこよ〜?』
    俺はメッチャテキトー…そんな俺を海斗はいつもフォローしてくれる。

    2005-09-28 02:40:00
  • 14:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ポンポンっと調子よく3段ほど階段を上がって店の扉を開けて
    『もぉしも〜し??』
    順番に電話をかけた。

    2005-09-28 02:52:00
  • 15:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    ぉもしろそ?ゃしァゲ??頑張ってネ??

    2005-09-28 02:53:00
  • 16:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…ハイ?』『ごめん?この前は来た瞬間寝てごめん…アキの横はホンマに落ち着くねん?』『ウン。』『ア?キ?今日ゆっくりしゃべろ?一緒にアキの家帰るから今日きてよ。』『え?一緒に帰れるん?』『もう付き合って3ヵ月やんけ?家入れてくれる??』『イイよ??』
    アキは風俗で働くほぼ毎日来てくれる俺の色カノ。いつも素直にお願いを聞いてくれるアキを本気で可愛いと思うときもある。

    2005-09-28 03:00:00
  • 17:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    梢さんありがとうございます?頑張って最後まで書きますね??

    2005-09-28 03:02:00
  • 18:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    電話しなあかんのはだいたいしたな〜って感じで……
    『はい?』『サヤカ??今日何時まで?海斗と2人で先輩に呼ばれてるから遅くからやけど家行っていい〜??明日休みやし?』『いいよ〜早くね?待ってる?』『また仕事中メールしていい??』『返せるときに返すわ?』
    サヤカは俺の彼女で半年前に友達に連れられて店に来た。キャバ嬢で、たまに店に来る。店に来ることを俺は止めはしないが、帰りはヤキモチで半泣きになりながら毎回帰るから来てほしいとは思わん…けど半泣きもまた可愛い!!

    2005-09-28 03:10:00
  • 19:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『セイ〜?』
    『アキ??3日間くらい来てくれへんかったやんけ?座り座り?今日は2人の仲直り記念日やで』
    『……じゃあ何か卸そうか??』
    悪いとか、可哀相とか、騙してるとか…何一つ感じてなかった。
    『ありがと?』さえ言えばいいと思ってた。

    2005-09-28 03:20:00
  • 20:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『待たせてごめんな?よっしゃ?帰ろ〜?』『……ウン?』2人で昼になりかけたミナミを眩しそうに歩いて帰った。

    2005-09-28 03:25:00
  • 21:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『おじゃましまぁす?』
    俺にとって女の家に上がることは珍しいことじゃなかったから何の緊張もなく奥の部屋に進んで茶色のソファーに座ってたら、アキがお茶を持って来た。
    少しポッチャリのアキはチョット照れながら俺にお茶をわたしてきて横に座った。キレイとは言われへんアキやけど、頼りない笑顔で一緒におったら和む顔。
    『最近楽しいことある?』
    『…特に無いわぁ?』

    2005-09-28 10:02:00
  • 22:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『なんや〜楽しみ見付けろよ?ワラ』
    何も考えてない俺はアキの肩に手をまわしてテレビを見続けてた。

    2005-09-28 11:18:00
  • 23:

    ぉもしろぃ♪頑張って下さい。

    2005-09-28 11:34:00
  • 24:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    1時間ほど一緒にいて俺はアキの家を出ようとした。
    『じゃ〜また月曜な??』
    『ウン?』静かに返事をするアキの頭をポンポンとたたいて玄関の戸を閉めた。

    2005-09-28 11:37:00
  • 25:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ケータイの着信チェックをエレベーターの中でしてた。
    ―着信履歴―
    エリ?/サナエ?/サナエ?/チイ?/サヤカ?/マリナ?/海斗?/サナエ?/リョウ?……
    ――――――
    『もしもし海斗?どしたん?アキの所おった?』

    2005-09-28 11:44:00
  • 26:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 27:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    >>23さんありがとうございます?読んでくれてる人がおってウレシー?

    2005-09-28 11:53:00
  • 28:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『もぉし〜サヤカ?今終わったって?』
    『そっか?お疲れさま?』『すぐ行くから起きててや?』
    『はいはい?じゃあまた後でね』
    『おう?』
    サヤカとの電話を切ってから色カノ達に順番にメールやら電話たり、空や海斗や他の友達ホスの色カノの相談にのってるうちにサヤカのマンションの下にタクシーが着いた。

    2005-09-28 12:12:00
  • 29:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ―ガチャガチャッッ―
    急いでカギを開けたら広いめのワンルームの奥にある白いベットにサヤカが座ってる。よく見る俺が大好きな光景や。
    『おかぁえりっ?』
    『ただいま?』
    めっちゃ幸せな時間。

    2005-09-28 12:16:00
  • 30:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『寝転ぶ前にお風呂入っておいでよ?寝ちゃうで』
    『一緒に??』
    甘い時間に酔っているのは俺だけなんか無視される。『…風呂入ってくるわ。』

    2005-09-28 12:19:00
  • 31:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    風呂から上がってからサヤカと仲良くラブラブして、俺はおもいっきり寝る。これがありがちな休みのパターン。
    ここ最近サヤカが可愛くて仕方なかった。色は相変わらずやったけど、枕は普通の男の浮気程度しかしてなかったから営業とも言われへんくらいやった。サヤカとズットおりたかったしガンガンに枕営業するほど仕事に燃えてるわけでもなかった。

    2005-09-28 12:28:00
  • 32:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    夕方目が覚めてベットから起き上がるとサヤカがボーっとテレビを見てるのが目に入った。
    『もーちょいしたら飯喰いに行こ?それまで横おいでーや?』
    俺は寝返りしてテレビのバラエティー番組から目を離さんサヤカに背中をむけて話続けた。
    『横来てや?一緒にテレビ見よお』目をつぶりながら言った。でも返事がないから目を開けて起き上がってサヤカの横から顔を覗き『もーちょっと一緒に寝よっ?』
    ビックリした。サヤカの目からは涙がボロボロこぼれてる。

    2005-09-28 12:35:00
  • 33:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『何?どしてん??』
    泣いてることに気付かれてからのサヤカは押し殺した声にならないような声で泣き続けた。
    大事なサヤカがこんなにも泣いてるって焦った俺はサヤカを抱きしめようとしたけどサヤカが俺の体を押して抱きしめることも拒否されてる。
    『何?何か言ってや』
    『自分でわかるやろ?』
    『何?』
    小さな声でやっと言葉にするサヤカに言われたことに俺は言葉が出えへんかった。『何?じゃなくてドレ?やろ?』
    ほんまにそーやった。心辺りがありすぎてドレかわからんし、自分から言ったらどんどん墓穴を掘ることになる。

    2005-09-28 12:43:00
  • 34:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    情けなかった。黙るしかない俺を見兼ねた感じでサヤカが話し始めた。
    『ケータイ見ちゃったぁ?ホストしてるねんから見ても結果わかってたのに馬鹿やわあ?』
    俺はテーブルに置いてあるケータイを手にとってカチカチとメールを見た。

    2005-09-28 13:33:00
  • 35:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    リン ̄ ̄ ̄
    今日やっと聖の彼女って自信持てた?長いこと疑ってごめん。大好き?
    サナエ ̄ ̄ ̄
    聖用のシャンプーが無くなってたから買いに来てるけど、どこのんがいい?

    2005-09-28 13:38:00
  • 36:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    カナコ ̄ ̄ ̄
    コッソリ握ってくれてた手が嬉しかった?聖に頑張ってほしいから彼女ってことは頑張って黙ってるから?
    マナミ ̄ ̄ ̄
    久々のエッチだったね?

    2005-09-28 13:40:00
  • 37:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    あき ̄ ̄ ̄
    ○/○○(土)13:23
    今日初めて家に来てくれてアキ幸せやった?今まで嫌われたくなくて自分から連絡したりするのとか恐かったけど、今日で聖が信用できたよ。ありがとう。
     
    メールを読みながら頭が真っ白になっていった。

    2005-09-28 13:44:00
  • 38:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    手が止まったのを見てサヤカが話す
    『今日もサヤカの家に来る前女の人の家におったんや。海斗まで嘘ついて。しかも他の女の人とヤった後にサヤカとヤったんや。もー無理。サヤカが聖に何した?傷つけた?……好き…やった…で』最後まで言うか言わんかでサヤカはさっきより激しく声をあげて泣いた。
    アキとはヤってない。そんな小さいこと言っても何の力もないから言われへんかった。

    2005-09-28 13:50:00
  • 39:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    サヤカを抱きしめて俺も泣いてた。サヤカは抱き着き返すこともなく細い肩をさらに弱々しく見えるように小さくなって泣いてた。
    『もーやめる。色もせーへんから』『サヤカだけやで』『サヤカ好きやで』泣きながら言う俺の中でサヤカは首を横に振るだけやった。耳をふさぐシグサまで見せた。
    俺がサヤカに言った言葉は俺のケータイの送信メールからサヤカが読んだばっかりの嘘の言葉と一緒や。中身が詰まってるかどーかなんて俺にしか判断でけへん。

    2005-09-28 13:59:00
  • 40:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『帰って…。また連絡するから帰って。今日はカエッテクダサイ…』何度も繰り返すサヤカの横で皮肉にも俺のケータイは忙しそうに女の名前を表示して光っぱなしやった。
    スーツとケータイと財布とはずしたアクセを持ってスウェットのままサヤカの部屋を出てタクシーに乗った。

    2005-09-28 14:03:00
  • 41:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    家に着いてすぐ階段を上がって部屋に入った。ベットに寝転んで何も考えないようにしてたらトントンと階段を上がってくる音がしたかと思ったら
    ―ガチャ―
    アヤが入ってきた。

    2005-09-28 14:07:00
  • 42:

    名無しさん

    ????????????

    2005-09-28 14:13:00
  • 43:

    まぁこ

    サヤカちゃんの気持ちめっちゃ分かるから辛いよー?読んでるから頑張ってくださぃ?

    2005-09-28 14:30:00
  • 44:

    名無しさん

    ホストやってたら本間に好きな人に何て愛を伝えたらいいか分からんよな↓↓

    2005-09-28 14:33:00
  • 45:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    42さんありがとぉ?43さん、このときホンマにヒドイことしました?44さん?難しいですよね?みんなはどぉやってるんやろ?

    2005-09-28 15:03:00
  • 46:

    のあ

    しおり

    2005-09-28 15:20:00
  • 47:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    ノアさんアリガトウ!!今から更新します?

    2005-09-28 16:24:00
  • 48:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    枕に顔を埋めたままの俺にアヤは話す。
    『兄ちゃん。話あるねん?』
    『今じゃないとあかんか?』
    『疲れてるん??どーしたん?』

    2005-09-28 16:29:00
  • 49:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『普通や。』
    『………今日は休みやのにサヤカさんは?』
    『ちょっと黙っててぇや?また話すから。今日は。』
    『ゴメンな。またアヤの話も聞いてな?』アヤは部屋を出て隣のアヤの部屋に入った。

    2005-09-28 16:35:00
  • 50:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    俺は昔からアヤには元気なとこしか見せてない。俺よりずっと神経質なアヤは傷付きやすいし、常に俺より多く悩みを持ってたから。アヤに相談したらアヤも一緒に悩むから。でも優しいところがあるアヤはお節介なところがあって、解決しようと俺のことに首をつっこむことも多かった。毎回、そぉなる前に元気になりたかった。

    2005-09-28 16:40:00
  • 51:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『あらっ?ホンマや。』
    次はオカンが入ってきた。『何?(も〜?うるさいのん来た?)』俺は動けへんかった
    『アンタおったんか?アヤが聖がおるゆーから見に来たら休みやってゆーのにサヤカとも会わんと寝てんのかいな?』
    『・・・(オカンうるっさ?)・・・』
    『無視かいな?ご飯食べや?』
    『はいはい。下りるわ?』

    2005-09-28 16:45:00
  • 52:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ━略━
    『はいはい。下りるわ?』

    2005-09-28 16:46:00
  • 53:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    下りる前にケータイの着信とメールを見た
    『着信は…客客客…海斗と空と…客と…メールは…客ばっかりやん?』
    ケータイをベットにポンとほって下に下りるときにアヤも部屋から出てきた。ヨレヨレのスウェットで。

    2005-09-28 16:50:00
  • 54:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『オマエよれよれやんけ?ワラ 買ってもらえや?』
    『このヨレヨレがリラックスできるねん。ワラ』
    『あ?話何やってん?』
    『母さん達に聞こえるからまた後で聖の部屋行くわ』2人ともテーブルに座った。

    2005-09-28 16:53:00
  • 55:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    飯はあんまり食べたくなかったから俺はさっさと上に上がった。
    海斗に電話するの忘れてたのを思い出してベットのケータイを取ったら着信とメールが入ってた。着信は海斗でメールは客。
    『サヤカかと思った?』
    俺はサヤカにかけることにした。

    2005-09-28 16:57:00
  • 56:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ―プルルルルル―
    8回くらいで切った。出てくれへん気はしてたから。今も泣いてんのかな…慰めてくれる人おるんかな…

    2005-09-28 17:04:00
  • 57:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    海斗にもかけた。
    『もーし海斗?何?』
    『何?ちゃうから?サヤカちゃんが泣いてユアに会いに来たで。内容は聞いた。オマエはなんでそぉいい加減やねん?』
    ユアは海斗の彼女で同棲してる。ユアとサヤカは同じ店で働いてて元から友達やから2人は仲が良かった。『マジで?今海斗の家にサヤカおるん?』
    『俺とも口ききたくなさそーやったからユアと喫茶店行った。』

    2005-09-28 17:04:00
  • 58:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『今から俺も海斗の家でユアちゃんとサヤカ待つわ?』
    『来んなって言ってもオマエの立場やったらそーするしかないもんなあ。わかった?来い?』
    電話を切ってから俺はケータイと財布だけ持って部屋を出た。アヤが階段の下におったから『帰ったら話聞くけどそれでも間に合うか?』って言ったら
    『うん?シッカリ仲直りしてこいよワラ』って言ってくれたからダッシュで家から出てタクシーに乗った。

    2005-09-28 17:09:00
  • 59:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ―ガチャ―
    前髪をチョンマゲみたいに束ねたキレイな顔の男がドアを開けた。
    『海斗ぉ?助けて?』
    『アホやな?知らんぞほんま?』

    2005-09-28 17:12:00
  • 60:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『聖さぁ、何回こんなことあったら懲りるわけ?』
    1時間ぐらい海斗に怒られてたら…
    ―ガチャ―
    ドアが開いた。

    2005-09-28 17:16:00
  • 61:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『遅くなってゴメンな?』入ってきたのはユアちゃんだけやった。
    『えぇ?聖ちゃん何してんの?なんでウチおるん??』
    『…』
    『…ユア。サヤカちゃんは?聖サヤカちゃんと話すためにさっき来てんけど。』ソファーに座りながら海斗が俺の代わりに言ってくれた。

    2005-09-28 17:19:00
  • 62:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『サヤカ帰ったで?ウチ泊まりって散々言ったけど海斗とユアの邪魔になるからとか言って家帰った。』
    『あぁあ?ワラ』海斗は笑う。
    『俺…どないしよ。』
    海斗が俺の横に座る。『ユアにサヤカちゃんは何て言ってたん?』
    『限界やってさ。』

    2005-09-28 17:22:00
  • 63:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    言葉が出んかった。ユアちゃんが続ける。
    『ちょっとひどいわ。サヤカは今までかなり我慢した方やから、ちゃんとでけへんねんやったらこれを期にサヤカから離れてほしい。ユアとか海斗とは仲良くしよや?』

    2005-09-28 18:16:00
  • 64:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    海斗は悲しい顔になってた『別れんなや。4人でおるんおもろかったのに…』
    ―チャララリチャラ〜―
    俺のケータイには[サヤカ?]の文字。

    2005-09-28 18:22:00
  • 65:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『もしもし?』
    『もしもし。電話くれた…から』
    『あ…今な、海斗とおるねんけど、サヤカの家行っていい?』
    『…今は会いたいと思われへんから来てもらっても会えへん。ごめんな聖。』
    『お願い?』『ごめんな』

    2005-09-28 18:26:00
  • 66:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    スグに電話を切られてもーた。海斗とユアが心配そぉに見てる中、俺は部屋を出て帰るためにタクシーに乗った。海斗からメールが入って『明日からまた仕事やぞ。仕事はちゃんとしろよ。サヤカちゃん優しいから聖の成績が落ちたらサヤカちゃんが責任感じるやろ。頑張ろうな?』
    俺はホストやねんから明日もサヤカに伝えたい言葉を他の子に言わなあかん…。でも海斗の言う通り、サヤカが可哀相やから仕事はしなあかん。嫌やな…サヤカがおらな無理や。

    2005-09-28 18:31:00
  • 67:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    さっそく着信履歴順に電話をかけまくった。
    『何か変やで?』『空元気って感じ』『何かあったん?』『私何かした?』言われまくった。さすがに俺を彼氏として愛しい目で見てくれてるだけあってみんな俺の異変に気付いた。
    皮肉なことに月曜の俺の売り上げは、色カノ達が俺を心配した分いつもより上がった。

    2005-09-28 18:36:00
  • 68:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    頭の中は『サヤカサヤカサヤカ…』
     
    『聖?』
    『アキ?仕事早かったな?座り?』
    『…うん?』

    2005-09-28 18:41:00
  • 69:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    アキが来たばっかりのとき、独占欲はすごいが金の使い方もすごいサナエが来た。
    サナエはキャバクラで働いてるけど昼は看護婦もしてる。
    『聖〜?今日一緒に帰れる?』サナエの家には行ったことがない。体を求めてることがあからさまやったからナシで引っ張るつもりで今までやってきた。
    『無理やって〜』

    2005-09-28 18:48:00
  • 70:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    俺が精神的に弱ってることに気付いてたサナエは俺に酒を飲ます作戦に出た。
    ボトルもどんどん卸されて俺は視点が定まらなくなってきてた。気付くと忙しいはずの海斗が横に来ていた。『絶対に店でサヤカの話は出すな』耳打ちされて俺は首を縦に振った。

    2005-09-28 18:58:00
  • 71:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    海斗も空も…みんなサナエからのボトルを飲んで俺が飲む量を減らしてくれたけど、半端ない量に俺はベロベロに酔い、辛うじて立っている状態やった。
    『聖?横に座り?』
    『うん?』
    『サナエのこともっと頼ってよ。サナエは聖の彼女やろ?』

    2005-09-28 19:03:00
  • 72:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    酔った俺の目の前におるサナエは頼れて、今の俺を包み込んでくれる気がしてきた。
    『待ってて。俺の家おいでや。』言ってしまった。

    2005-09-28 19:07:00
  • 73:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    誰かに助けてほしくて、でも自分から誘うほど汚れたくなくて…サナエみたいに強引な子なら誰でも良かったんやと思う。
    サナエは外のファミレスで待ってくれてたけど、結局俺は店で寝てしまって起きたら正気を取り戻してた。
    サナエにメールを入れる『俺まだまだ帰られへんから帰ってて?』『酔いさめたん??残念ワラ』
    サナエは男らしい性格やからイイヤツや。

    2005-09-28 19:14:00
  • 74:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    帰りにコンビニに寄ってタクシーで帰ったらオカンが外で植木をさわってた。
    『ただいま。』
    『おかえり〜部屋でアヤが待ってるわ?』
    『え?俺の部屋にアヤがおるん?』
    『はよ部屋行ったらええやんか?』

    2005-09-28 20:19:00
  • 75:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    シャツのボタンをはずしながら階段を上がって部屋の戸を開ける。
    ―ガチャ―
    そこにはベッドに寝転んでいるアヤとソファーの前の床に座っている…サヤカ。『……?』
    『アハハハ?兄ちゃん固まってるやん?』
    『ビックリしすぎや?』

    2005-09-28 20:23:00
  • 76:

    名無しさん

    2005-09-28 20:38:00
  • 77:

    名無しさん

    もっと読みたい??

    2005-09-28 23:40:00
  • 78:

    名無しさん

    ゥチも???

    2005-09-29 01:33:00
  • 79:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    76さん読みやすくしていただいてありがとうございます?
    77さん78さん、読んでくれてる人いない気がしてたからメッチャ嬉しー??ありがと〜?

    2005-09-29 01:48:00
  • 80:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『なんでおるん??』
    『ユックリ話すんやから兄ちゃんもとりあえず座りや?ワラ』
    サヤカの向かい側に座って、ちょっとドキドキウキウキする俺。ワラ
    『喧嘩した日にな、アヤちゃんが聖の様子が変やってメールくれたから内容話してん。アヤちゃんも仲直りしてって言ってくれたし…でもそれだけじゃなくて、昨日の聖の仕事中のこととかも海斗が電話でわざわざ言ってくれてな、会いたくなっちゃった?』

    2005-09-29 01:55:00
  • 81:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 82:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…マジウルサイッテイワレタ。スグデンワキラレタ。』
    『何時や思ってん。テンションだけで動くなや。』アヤがあまりにも素で言うから俺も冷静さを微妙に取り戻してんけど、サヤカとこの感覚を分かち合うつもりでサヤカを見たらサヤカももースケジュール帳開いて違うこと考えてたりなんかして…寂し。ワラ
    『仲良くね?アヤの話はサヤカさんに言ったから聞いといて?』アヤは大学に行くのか階段を下りて玄関を出る音がしてた。

    2005-09-29 02:52:00
  • 83:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    スケジュール帳を開くサヤカの横に座った。
    『サヤカ。』『ん?』『ちゃんとこっち見てや真剣な声出してんのに??』
    サヤカは体ごとこっちに向けて座り直した。その時の光景は嬉しかったから幸せやったから忘れへん。小さい顔に長い睫毛が並んだクリクリの目、キラキラしたグロスが唇にのってた。細くて白い腕がピンクのタンクトップから出てて守ってあげたくなった。
    『ん??』『…ごめんな』『…あのな〜サヤカの負けやわ?家族でこんなに良くしてもらって彼女やって自信あるけどサヤカはもし客やったとしても聖の近くにおりたいもん。惚れすぎ負け?』

    2005-09-29 03:01:00
  • 84:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『惚れすぎ負け』
    この時、幸せにしよーと思わずにおれんかったわ。

    2005-09-29 03:04:00
  • 85:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    俺はその日、サヤカを全力で愛しまくりました。ワラ
    『色さえもやめよぉ。』って誓いながら愛しました。
    海斗は色も使っていなかった。そんなホストもけっこーおるから、ちょっとしんどいだけで出来るもんやと思ってた。

    2005-09-29 03:07:00
  • 86:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    せやけど………
    どーったらエエの?
     
    色しか知らんかった俺にとってかなりの難問やった。
    『とりあえず…今おる色カノと別れなあかんな。』
    情も入ってしまう厄介なホストな俺にとってかなり苦しいことやった。1人1人思い出に残ってるからそれも書こおと思います。

    2005-09-29 03:13:00
  • 87:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ━略━
    情も入ってしまう厄介なホストな俺にとってかなり苦しいことやった。1人1人思い出に残ってるからそれも書こおと思います。

    2005-09-29 03:15:00
  • 88:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    一気には無理や。わかってたからサヤカにもそれは伝えた。
    『すぐ情出すから聖が好きや?相手も1人の女の子やから最後まで大事にね?まぁサヤカは彼女の立場やからこんなカッコイイこと言えるんやろぉけど?でも不安やからダラダラはせんといてや?』なんてイイ女やろ…。ワラ

    2005-09-29 03:19:00
  • 89:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    最初に選んだのは、ヘルスをやってるマナミ。化粧も上手くないし見た目は可愛いわけじゃなかったけどほんまに優しくていい子やった。金を持ってなくて出会いがここじゃなかったら友達でおりたかったかも。
    『大変やな。マナミが来てる時くらいはマナミの席で休憩してな?』
    『…マナミ、聞いてや。俺最近ほんまに忙しくて仕事ない日でもずっと寝てるやろ?そんなんで彼氏って言える?』
    マナミは一瞬にして顔色が変わった。『…何が…言いたいん?』
    『マナミはもっと構ってくれる彼氏がいいやろ?』

    2005-09-29 03:28:00
  • 90:

    名無しさん

    マナミは立ち上がってすごい声を出した。
    『別れたいん?マナミお金使うの少なかった?何したらいいん?』
    『マナミ?他のお客さんビックリしはるから?』
    『嫌やぁ?』大泣きしはじめたから外に連れて行こうと俺も立ち上がったらマナミは俺の前にあった俺のジンバックを取って俺の顔にかけた。…スタートからこんな感じでかなりハードやと思った。酔って酒をかけられるのとは意味が違う。大声で泣いてるマナミの横で俺は今まで俺がしてた1つ1つの行動の意味の深さを感じた。ヘルプが俺を拭く。自分の行動に責任取られへん情けない俺を。

    2005-09-29 03:38:00
  • 91:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    2日後くらいにリンに別れを切り出した。
    リンはキャバ嬢で顔もそれなりに可愛かったからプライベートも混ざっての彼女やった。使う額は少ないものの毎日来るリンは可愛かったし、エッチも営業はほぼ関係なかった。
    『リンに言わなあかんことあるわ。』『何?』『…別れよ?』『え?…好きな子でもできたん?』『ん〜違うけど…』『客でもあるリンに理由なんか言われへんか?わかったよ?リンはマジで好きやったからショックやけど?』『俺も好きやったで?リンは色かけんでも来てくれそーやから色とかちゃうしな。』『ハイハイ?ありがと?』

    2005-09-29 03:48:00
  • 92:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…(夜の世界が長いだけあってリンはすごいな)』とか思ってた。
    『今日は帰るわ?またすぐ来るよーになるから?』
    『おぉ?』
    2人で笑いながら3段の階段を上がって扉を開けてエレベーターの前でしゃべってた。エレベーターの中でリンは『本カノどんな子やねん?』とか言ってきたけどそこは『そんなんちゃうて?』で終わった。
    エレベーターが開いてリンが降りたから『じゃぁまたな?』って言ったらリンがクルっとこっちに体をむけてバイバイした。『気をつけて??(リンは強いなあ…)』

    2005-09-29 03:54:00
  • 93:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『?』
    エレベーターのドアが閉まりかけてリンが見えへんよーになる寸前にリンがしゃがみ込んだのが見えたから急いでドアを開けよーとした。―カチカチカチカチっウィーン―
    ……そこには座りこんでボロボロに泣くリンがおった。『最後にゴメンナ』声を押し殺して泣くリンは繰り返し俺に謝ってきてついに俺も泣いてもた。泣いていい立場じゃないのに。抱きしめることもでけへんからただ横でリンを見つめてた。
    エレベーターが下りてきてドアが開くとなかなか上がってけえへん俺を心配したんか空が出てきた。空には俺が今日リンと別れることを話してたから。

    2005-09-29 04:05:00
  • 94:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    空は黙ってリンの横にしゃがんだ。空は少したってからリンを抱きしめた。
    空は俺に『店に戻って?』と口パクで言ったから俺は空に任せた。エレベーターの中でまた泣いた。

    2005-09-29 04:10:00
  • 95:

    あゆみ

    しおり?
    めっちゃオモシロィ?がんばって完結さしてナァ?

    2005-09-29 10:43:00
  • 96:

    なつ

    私は結婚したけど苦しいだけの毎日だったカラすごぃ共感できます…更新まってます!最後マデ頑張って!!必ず完成させて下さぃ(>_

    2005-09-29 11:29:00
  • 97:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    あゆみさんありがとー?頑張ります?
    なつさんは結婚しはったんですか?苦しくても結婚出来る立場は幸せですよね?

    2005-09-29 12:08:00
  • 98:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    俺は日に日に痩せていったし、色カノのほとんどは店に来んよーになったから売り上げもドンドン落ちた。
    『これでいいねん。今はしゃーない。』毎日言い聞かせたし、店も俺の気持ちをわかってくれてて俺が頑張りやすいように支えてくれた。

    2005-09-29 12:11:00
  • 99:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    毎日クタクタで、癒しがほしくてサヤカの家に寄って帰ることが多かった。
    『色カノと別れ終わった』
    『聖は頑張ったね。大好きやで?』
    それが俺を支える唯一の癒しやった。でも、ホンマは最後にまだ別れを言えてない女がおった。大人しくてたぶんワガママを言ったことがないであろう…アキ。

    2005-09-29 12:15:00
  • 100:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    アキはあれから毎日来てた。
    『今日。話せる?』
    『…アキも話あるねん。家来てもらっていい?』
    相手は大人しいアキや。
    『イイよ。』

    2005-09-29 12:18:00
  • 101:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    黙って奥に進んで前に1回座った茶色のソファーに座った。
    『最近聖ずっと暗いね?』『そーかな?』『話って何なの?』『アキから言ってや?』
    『…………』

    2005-09-29 12:21:00
  • 102:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『ん??言いや?』この後俺は自分が先に話せば良かったと思うことになる。
    『…アキな、1ヵ月前に風俗やめてるねん。』『は?』『今は何もしてない。』『じゃー金はどっから出てんねん?』『親に専門学校通うからって嘘ついて振り込んでもらった。』『……なんでそんなことしてん??俺に辞めたってゆーたらエエんちゃうんか?サイテーやんけそんなん?』

    2005-09-29 12:28:00
  • 103:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…………風俗辞めたって言っても聖はアキのこと彼女でおらしてくれてた?』アキは泣き始めた。俺の前で見せた初めての涙やった。アキは続ける。
    『…聖にはどーせ可愛い本命の彼女がおるってわかるし、アキなんかブスはお金払うしか聖と一緒におれたり聖に構ってもらう方法なかったんよ……。家来てくれるって言った日、どうしても店に行きたくて親に連絡してしまってん。聖と家におるんはほんまに楽しかったし幸せやったよ…。でも…でももうお金が無いよ…。だからもう店にも行かれへんし聖と会えんよぉになるよ…』泣きっぱなしのアキ。

    2005-09-29 12:35:00
  • 104:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    胸が潰れるかと思った。
    『…別れるって言っても、最初から彼女じゃないけど、アキは聖にもう会えません。』
    『………ウン。』金が無いからとかじゃなかった。アキの身を考えるともぉアキには会われへんと思った。
    『聖?アキは今まで好きな人に抱いてもらえたことがないねん?今日だけ…お願い?…オネガイシマス』いつも大人しいアキが大声を出して泣きながら俺の足元でこんなことを言ってる。頭が真っ白で俺はたぶん無表情やったと思う。ただ涙だけは俺も負けんぐらい出てた。『…アキのことをもっと大事にする人にしてもらい…。』

    2005-09-29 12:42:00
  • 105:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『オネガイ…アキ頑張ったんやで?お願いやから?…』2人とも泣きまくってた。 
    『……正気なんか?』『ウン?アキは正気やで?』
    俺はおもいっきりその場でアキを押し倒した。
    俺の話を先にアキにしてたら同じ別れるでもこうはなってなかったはず。

    2005-09-29 12:46:00
  • 106:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ―ガチャ―
    終わってすぐ俺はアキの部屋を出た。
    『もしもし?』『海斗?俺は変われてないわ。アキとヤってもーた…』『…ウチ来いや。ユアおらんから。』タクシーに乗って海斗の家まで行った。

    2005-09-29 12:49:00
  • 107:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    着いて、海斗に今の話をした。海斗は言う
    『…たぶん…その状況やったら俺でもヤってると思うわ。』
    ありえへん。海斗やったら他の解決方法見付けてるはず。俺やから今回みたいになったんや。

    2005-09-29 12:52:00
  • 108:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    運悪く、今日は日曜日。最後の仕事をやり遂げたサヤカとの再スタートを日曜日にしたかったから選んだのに、サヤカと会えるような心境になかった。
    ―ガチャ―
    『ただいま〜?あ?聖ちゃん来てたんか〜ユックリしててぇや?』ユアの前でサヤカを裏切った話はでけへん。
    『ユアちゃんありがと?もー帰るわ?』
    『…どーすんの?実家?』海斗が心配そうな顔で聞く。

    2005-09-29 14:14:00
  • 109:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『ん〜…また連絡するわ?』
    『おぅ』
    『おじゃましました?』
    ―ガチャ―
    時間と着信をチェックしにケータイを見る。

    2005-09-29 14:19:00
  • 110:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    14:38
    ―着信履歴―
    さやか?/…/…/さやか?/…/…
    ――――――

    ため息をつきながらタクシーに乗りこんでサヤカにかけた。

    2005-09-29 14:22:00
  • 111:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『もしもしサヤカ?今海斗の家から出てん』
    『海斗の家行ってたん?仕事終わったときに連絡ちょーだいよ?』
    『海斗と社長とシビアな話してたからその後その話しながら海斗と海斗の家まで帰ったからさ?ゴメンな』
    『…今日は会えるん?』

    2005-09-29 14:25:00
  • 112:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    『…疲れたから寝たいかも…』会いたくなかったから言った。会いたかったけど会われへんかった。
    『………そっか。』ヤバ…。
    『家来る???』
    『いいわ』

    2005-09-29 14:28:00
  • 113:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    かなりヤバい。
    『おいでや?』『いいって』『来て?』『…うん。行く』
    安心した半面メッチャ気が重かった。
    『もぉし?アヤ?今日何時まで家おる?ウッソぉ?わかった。またゆーわ?』実家に電話してアヤにサヤカの相手をしてもらって出来る限りサヤカと向き合う時間を減らそうとしたけどアヤは出掛けるらしかった。ヤッバー?

    2005-09-29 14:33:00
  • 114:

    名無しさん

    かぃてちょ??

    2005-09-29 14:55:00
  • 115:

    名無しさん

    2005-09-29 14:57:00
  • 116:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    115さんアリガト?ちょっとだけでも更新します?
    116さん読みやすくしてもらってありがとう?

    2005-09-29 15:11:00
  • 117:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    家に着いたらもうアヤは出掛けた後やった。
    俺は自分の部屋で何もかも脱ぎ捨ててベットにもぐった。知らんまに寝てた。

    2005-09-29 15:22:00
  • 118:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    ―……ガサゴソ―
    『???』
    チュッ?『?』メッチャびびった。『おぉ?サヤカおはよ??』
    『声大きいわ?ワラ』
    サヤカは俺のベットに入ってきてた。フと思い出す…何時間か前にアキとヤってた体や。サヤカが抱き着いてきてる…

    2005-09-29 15:31:00
  • 119:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    この前までそんなこと何とも感じてなかった。今になってその時の俺は正常じゃなかったと思う。
    『ちょっと風呂入ってくるわな?寝てていいで?』
    『はぁい?』

    2005-09-29 15:35:00
  • 120:

    まだお風呂入ってんのかな(´艸`)ワクワク

    2005-09-29 19:52:00
  • 121:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    名無しさんチョット笑ってしまいましたワラ
    今から更新します☆★

    2005-09-29 20:42:00
  • 122:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    いつもはシャワーだけやのに湯舟に湯を溜めてみたりしてた。湯につかりながら頭をフル回転させてサヤカとのエッチを避ける言い訳を考えた…
    『お腹痛いとかゆーてみよかな…何時間ももたんか。』全く思いつかん?でもこんなままサヤカとしたくないし…。
    ダラダラしても風呂の時間は終わってもた。

    2005-09-29 20:50:00
  • 123:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 124:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    腹をかかえて笑うサヤカと、ピチピチのズボンをはいて笑う我が妹アヤ発見。
    『試着せんと買ってきたらピチピチやわ?ワラ』
    『キャハハハ??』
    ホッとして泣きそー?

    2005-09-29 20:55:00
  • 125:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    3人で話してたらアヤの恋話になった。アヤは前の彼氏と深く付き合われへんかったんが今も悔しいって話してた。ワラ
    『サヤカらも全部話せてるかってゆーたら違うしなぁ…難しいな?』
    『サヤカは何か隠してることあるん?』
    『ん〜浮気は全部隠してるで?』
    ………え?

    2005-09-29 21:04:00
  • 126:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    …え?え?え?
    俺はパニクッて『今や?』と思って焦った。
    『実はな〜まだ1人色カノ残っててなぁそいつが今日……』早口で今日あったことを話した。何故か気楽に。そんで最後に『はい次はサヤカの番?』って締めくくって一息ついた。
    『………』『…兄ちゃん??…サヤカさんは冗談でゆーたんちゃうの?』

    2005-09-29 21:07:00
  • 127:

    聖 ◆CAgEU2NTKA

    え?
    『………』無表情のサヤカの目にジワジワと涙が浮かびだす。俺はその時まだ状況が把握でけへんかった。
    『サヤカは…冗談なん?』『………』表情でやっとわかった…サヤカは冗談やったのに俺は敏感になりすぎて取りあえず今、目茶苦茶なことをしたって。
    『…ないわぁ。』アヤは苦笑いをしながら目に涙を溜めてる。ほんまに俺、ないわぁ…

    2005-09-29 21:12:00
  • 128:

    名無しさん

    おもろい☆でもできればセリフ誰がいうてるかかいてほしいな!がんばってくだパ-イ

    2005-09-29 21:12:00
  • 129:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    130さんアドバイスありがとう??

    2005-09-29 21:51:00
  • 130:

    名無しさん

    続き書いてくださぁい?

    2005-09-29 22:19:00
  • 131:

    名無しさん

    2005-09-29 22:29:00
  • 132:

    せい ◆CAgEU2NTKA

    132さんありがとー?
    133さんありがとうございます?

    2005-09-29 23:53:00
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