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悔やみきれない

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  • 1:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺には恋愛というモノがよく解らなかった。
    「好き」という感情も。
    女に対して全くってくらい興味がなかった。
    俺が16の時ホストの世界に足を踏み入れたのは
    別にそこまで深い意味はなかった。
    ただ酒が好きで、飲んで金がもらえる。
    それでよかった。自分次第で収入も膨らむ。

    2005-10-28 13:36:00
  • 425:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「えー?もしかしてお前由里ちゃんとヤラんかったん?!」
    「そんなんするわけないやろー!!」
    「マジ?!なんで?!よー我慢出来たなー!由里ちゃんあんなええ身体してんのに!俺やったら家でふたりきりとか間違いなく押し倒すわー!」
    「お前と一緒にすなっ!!笑 俺は由里を大事にすんねん!付き合ってないのにそんなんしたくない。」

    2006-01-18 20:58:00
  • 426:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「…なぁお前、ホンマに由里ちゃんの事は裏切んなよ?!俺がやっとの想いで諦めたんやから!」
    急に真剣な声になる優也に少し驚いた。
    「由里を裏切る訳ないやろ。今は一刻も早く仕事を落ち着かせたいねん。それから由里と真剣に付き合うし。」
    俺も真顔で優也を真っ直ぐ見て言った。

    2006-01-18 21:01:00
  • 427:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「そっか…。俺は貴晃の事も由里ちゃんの事も大好きやからホンマふたりには幸せになって欲しいわ!メッチャ応援するで!!」
    「ありがとな優也。俺もお前の事はホンマに大切に想っとんで!!」

    優也…ごめん。お前はあの時「ふたりには幸せになってほしい」ってどんな想いで言った?
    俺、由里の事幸せにするってお前の誓ったのに守れんでごめん。

    2006-01-18 21:07:00
  • 428:

    名無しさん

    続き気になる!!

    2006-01-18 21:44:00
  • 429:

    名無しさん

    続き待ってます?

    2006-01-18 22:42:00
  • 430:

    名無しさん

    守りきれなくても精一杯の気持ちがあったないいと思う☆一人でできない事一人でしようってがんばりすぎないくださいねm(__)m読んでるんでがんばってください!

    2006-01-18 22:55:00
  • 431:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    443さんもうすぐ完結出来ると思うので頑張って更新していきますね。
    444さん続きを楽しみにしてくださる方がいるとかなり励みになります。ありがとうございます。
    445さん後悔なんて意味のない事。でも悔やまずには居られない事も沢山ありますよね。
    俺は由里が居なくなってから自分を責めてばかりでした。
    完結までどうか読んでやってください^^

    2006-01-18 23:30:00
  • 432:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は準備を終えて優也と一緒にタクシーに乗っていつもと同じ道のりを走る。
    タクシーの中では由里の家での出来事を優也に話していた。
    「うわー!俺も由里ちゃんの作ったオムライス食いたかったなー…」
    応援する と気持ちを切り替えたものの優也はやっぱり羨ましそうだ。

    2006-01-18 23:33:00
  • 433:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    由里は俺が家へ遊びに行った日からプッツリと俺の店に現れなくなった。
    俺は由里に会いたくて仕方がなかった。
    メールは必ず毎日していた。でも電話は掛けても由里は滅多に出なかった。
    会えなくなって1か月が経った頃。

    2006-01-18 23:36:00
  • 434:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    やっぱり会いたくて我慢が出来なくなった俺は由里にメールで
    「由里ん家遊びに行きたい…」と送った。
    由里からの返信は
    「ごめんね…。しばらく無理なの…あたし今東京に居るから…」だった。

    2006-01-18 23:38:00
  • 435:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    (え…?!なんで東京…?!)
    驚いた。そんな事一切聞いてない。
    「なんで東京なんっ?!」
    「お父さんのところ…。落ち着いたらまた貴晃のお店にも遊びに行くから^^」

    2006-01-18 23:40:00
  • 436:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    (そう言えば親父さんとこ行くっつってたよな…もしかして今親父さんと一緒に住んでんのかな…)
    前に由里から聞いた話で由里の複雑な家庭環境は知ってた。
    だからあまり深くは詮索したくなかった。
    「そっか…俺由里に会いたくてたまらへんわ…><」

    2006-01-18 23:42:00
  • 437:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「あたしも貴晃に会いたいよ…;;」
    由里もメールで会いたいと言ってくれてとりあえず安心した。
    由里がイキナリ俺に会いに来てくれなくなって
    やっぱりずっと不安で仕方なかった。

    2006-01-18 23:45:00
  • 438:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    なぁ由里があの時に突き通してた嘘は、一体何を守る為やった?

    俺はただ その言葉を信じるしか出来へんかった。
    由里の「また会いに行く」って言葉だけを信じるしか あの時には出来なかった。

    2006-01-18 23:48:00
  • 439:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    気付けば会えなくなって更に1か月があっと言う間に経って2月になった。
    由里の誕生日が目前に控えた頃。
    俺はやっと仕事が一段落しそうだった。
    「やっと仕事が落ち着きそうやわ。誕生日に指輪持って東京まで行くから。そう言えば由里の指輪のサイズは何号?」

    2006-01-18 23:51:00
  • 440:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「ホントに?!じゃぁやっと付き合えるよね…?^^サイズは5号だよ。」
    (5号?!メッチャほそっ!)
    俺はまさかそのメールが由里の最後のメールだなんて思いもしなかった。
    (はよ指輪買いに行かなんとあかんな…)

    2006-01-18 23:54:00
  • 441:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺はその日仕事が終わってから以前由里と一緒に買い物に来たショッピングモールへ向かった。
    由里へのプレゼントの指輪は以前から決めていた。
    ブルガリのビーゼロワンのダイヤ入りの指輪。
    (ブルガリが大好きな由里なら絶対喜んでくれるやろな…)

    2006-01-18 23:59:00
  • 442:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    そう思うと早く買って渡したくて仕方なかった。
    タクシーから降りてショッピングモールを歩いていると少し寂しくなった。
    (ほんの3か月前にここで由里と一緒に歩いてたのに…)
    やっぱり2か月近く会ってないせいか、さすがの俺でもセンチメンタルな気分だった。

    2006-01-19 00:02:00
  • 443:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    買う物は決まってたから俺は真っ先にブルガリの直営店へ入る。
    店内に入ってすぐに店員に「ビーゼロワンのダイヤ入りの指輪ください。」と速攻で言った。
    「畏まりました^^サイズは如何なさいますか?」
    「5号で。」

    2006-01-19 00:05:00
  • 444:

    ?ナツミ?

    今一気読みしたぁッ☆超読みやすい☆彡色々質問??したい事がぁるケド我慢?(>_

    2006-01-19 00:07:00
  • 445:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「申し訳ございません…今こちらでお取り扱いしているのは6号からで5号は特別注文になります…」
    「え?!マジでー?!」
    俺はガッカリして思わず子供みたいな大声を出してしまった。
    「こちらの指輪は結構縦の幅がございますので、普段5号の方なら6号あたりがピッタリだと思いますけど…^^」

    2006-01-19 00:09:00
  • 446:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    店員はそんな俺に慰めるように言ってくる。
    店員にそう言われて
    (それなら6号でも合わへん事ないよな…?逆にきつくて入らん方が困るし…)
    と思い「じゃぁ6号でいいです。」と言った。

    2006-01-19 00:11:00
  • 447:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「畏まりました^^こちらの商品でよろしいでしょうか?」
    店員がケースから出して商品を見せてくれた。
    沢山埋め込まれたダイヤがキラキラしていてキレイだ。それにしても小さい指輪。
    (こんなに小さいのホンマに由里の指に入るんやろか?でも身長もちっちゃい由里にはピッタリかな?♪)
    「はい。これで。」

    2006-01-19 00:18:00
  • 448:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    でも由里が今まで俺に使ってくれた金額とは比べものにはならないけれど…。
    店員がすぐに包装をしてくれてブルガリの袋を渡して来た。
    (これでやっと由里へのプレゼント買えた…はよ渡したいわぁ…)
    帰りのタクシーの中で由里の喜ぶ顔を早く見たいと思った。

    2006-01-19 00:38:00
  • 449:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    指輪を買った日は確か由里の誕生日の3日前だった。
    肝心の由里とはその日から連絡が全く付かなくなっていた。
    由里の誕生日がどんどん迫ってくる。
    せっかく仕事も落ち着いてやっと付き合い出せるのに…

    2006-01-19 00:42:00
  • 450:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は不安で不安で仕方なかった。由里が心配で仕方なかった。
    (一体何しよんやろ?!何かあったんかな………)
    仕事も手に付かないくらいに心の中は乱れていた。
    だけど時間は待ってくれずについに由里の誕生日が来てしまった。

    2006-01-19 00:44:00
  • 451:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は12時ピッタリに由里へメールを送った。
    「由里誕生日おめでとう!!最近ずっと連絡付かへんからホンマに心配や…落ち着いたら絶対連絡してな?!ずっと待ってるから…指輪買ったからどうしても渡したいねん…」
    返事は なかった。

    2006-01-19 00:47:00
  • 452:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は気が気じゃなくなって由里に電話をかけた。何回も何回も。
    繋がるけど由里は電話に出る事はなかった。
    諦めて電話を掛けるのを辞めた約8時間後。ようやく俺の電話に由里の指定着信音が流れた。
    ディスプレイには由里の文字。

    2006-01-19 00:50:00
  • 453:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「え…?」
    受話器から聞こえてきたのは由里の声ではなかった。どう考えても大人の男性の声。
    でも確かにその人は俺の名前を言った。
    なにがなんだか解らない。一体なんやろ…この嫌な予感…。

    2006-01-19 00:59:00
  • 454:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    なぁ由里。お前の誕生日を俺は生涯忘れへん。忘れられへんわ。
    あの日は俺にとって紛れもなく今までの人生で一番最悪な日やった。
    由里とやっと付き合えると思いよった。
    どうせなら由里の誕生日を俺達の付き合い始めた記念日にしたかったねん…。

    2006-01-19 01:02:00
  • 455:

    まりぁ

    そろそろ完結ですかッ?どうなるか楽しみにしてます?頑張って下さい?

    2006-01-19 02:08:00
  • 456:

    ?プゥ?

    ごっつい気になる??更新待ってます??読みやすいし話に引き込まれマス???頑張って?

    2006-01-19 02:19:00
  • 457:

    名無しさん

    2006-01-19 07:07:00
  • 458:

    名無しさん

    2006-01-19 07:26:00
  • 459:

    名無しさん

    待ってます☆☆

    2006-01-19 23:00:00
  • 460:

    にきび

    ばぁり気になる????しおりぃ?

    2006-01-20 10:27:00
  • 461:

    マヂきになる☆☆
    あげですっっ♪

    2006-01-20 22:33:00
  • 462:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    みなさん沢山レスありがとうございます^^
    更新遅れてすみません><
    今から更新します。

    2006-01-21 05:07:00
  • 463:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「そうやけど…アンタ誰?!」
    俺は由里の携帯に男が出た事にもどこか嫌な予感が隠しきれなかったのもあってかなり動揺した。
    「とにかく今すぐに○○病院まで来てください。」
    「え?!それ一体どういう…」プツッ ツーツー

    2006-01-21 05:11:00
  • 464:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    謎の男はそう言った後すぐに電話を切った。
    (一体なんやねん?!なんで病院に………?)
    焦りを隠し切れなかった。鼓動が早くなる。
    (もしかして由里の身に何かあったんかも…しれへん…)

    2006-01-21 05:13:00
  • 465:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    そう思うと身震いがした。居ても立ってもいられない。
    (いやそんなわけがないわ…○○病院って結構近くやんな…とにかくはよ行かんと……)
    タクシーを呼ぼうと携帯で電話を掛ける俺の手は震えていた。
    (ほんまになんやろ…なんか怖い…)

    2006-01-21 05:15:00
  • 466:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    マンションの下でタクシーを待っている間も気が気じゃなかった。
    やっとタクシーが到着して俺は速攻で乗り込んだ。
    「○○病院まで!とにかく急いでください!!」
    タクシーの運転手にそう叫んでいた。

    2006-01-21 05:17:00
  • 467:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    慣れている車の渋滞もやけにイライラする。
    「もーここでかまへん!走っていきます!」
    俺はタクシーを途中で降りてタクシーの運転手に万札を投げて走り出した。
    (由里…頼むから無事でおってくれ…一体なんで病院やねん…)

    2006-01-21 05:19:00
  • 468:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    全力疾走しながら頭の中は由里の事で一杯だった。
    とにかく心配でたまらんかった。
    やっと病院の前に着いて病院の中へ駆け込む。
    病院の入り口のドアの前では一人の白衣を着た医者が立ってた。

    2006-01-21 05:21:00
  • 469:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺はその医者を押しのけて自動ドアから入ろうとした。
    その瞬間医者に腕を捕まれた。
    「一瀬さんですか…?」
    「え…?!」

    2006-01-21 05:22:00
  • 470:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「なんやねん!俺急いでるねん離してくれ!!」
    「先程由里さんの携帯からアナタに電話をしたのは私です。」
    「え…?!アンタやったんか?!由里は一体どこにおんねん!!!!!!!」
    俺は息を切らしながらテンパッて医者に怒鳴った。

    2006-01-21 05:24:00
  • 471:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「…案内しますから着いてきてください。」
    「由里は無事なんか?!?」
    「……とにかく着いて来てください。」
    医者のなんとも歯切れの悪い言葉に何とも言えない苛立ちと恐怖を覚えた。

    2006-01-21 05:26:00
  • 472:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    恐る恐る医者の後を大人しく着いていった。
    (なぁ…由里は大丈夫やんな…?!)
    一歩一歩病院内を踏み締めながら俺の鼓動はドンドン早くなる。
    「ここです…。」

    2006-01-21 05:28:00
  • 473:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は医者が足を止めた場所を見て思わず
    「ふざけんなよてめぇ!なんやねんここは!!こんな所に由里がおるわけないやろ!!!」と怒鳴った。
    「…残念ですが……」医者は俯いて今にも泣きそうな顔だった。
    医者が足を止めた場所には…紛れもなく「霊安室」と書かれていた…。

    2006-01-21 05:32:00
  • 474:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「嘘やろ…?!嘘やこんなん!!なんでやねん!?ざけんなよ!!!」
    俺は取り乱して医者の胸ぐらを掴んだ。
    「…とにかく入ってください……」
    医者はそれでも冷静に低い声でそう呟いた。

    2006-01-21 05:37:00
  • 475:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    (嘘やんな…絶対そんなんありえへん…俺は信じへん…)
    言われた通りそっとその部屋のドアを開く。
    そこで俺が見た光景は…。
    由里の遺影にろうそくの火。線香の煙。白いシーツに横たわる由里。白い布で覆われた由里の顔。

    2006-01-21 05:40:00
  • 476:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    医者はそっと由里の顔の上の白い布を取った。
    俺は怖くてよく見る事が出来なかった。
    (こんなん夢や…現実な訳がない…これは由里じゃない…)
    俺はただ呆然と立ちつくしたままだった。何が何だか解らない。目の前が真っ暗。

    2006-01-21 05:43:00
  • 477:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    そんな俺を見て医者は
    「ごゆっくりして行ってください。後でお渡ししたい物とお話があります。」
    と言ってまた由里の顔に布を被せて部屋から出て行った。
    俺はしばらくそのまま固まっていた。

    2006-01-21 05:44:00
  • 478:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    (絶対夢や…由里が死ぬ訳ないやん……)
    気が狂いそうだった。夢やと思うのに…夢であって欲しいと願うのに
    一体なんで涙が出てくんねん…?
    俺はしばらく経って恐る恐る由里の顔の上の布を取った。

    2006-01-21 05:46:00
  • 479:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺の目に映ったのは紛れもなく由里の寝顔だった。
    うっすら微笑んでいて本当に眠っているだけのような…。
    「由里…痩せた…?なぁ顔色悪いで?!ちゃんと食べんとあかんやん!!」
    話しかけてみても由里の返事は…ある訳がない。

    2006-01-21 05:50:00
  • 480:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「なぁ!由里?!起きてや!目開けてや!そうやって俺の事騙すん?!今日誕生日やろ…?!指輪持って来たのにちゃんと笑って受け取ってや…。なぁ…!お願いや…から…」
    由里の身体を激しく揺すりながら俺は泣きじゃくった。
    認めたくなかった。由里が死んだなんて…。
    本当に今にも由里は起きていつもの笑顔を見せてくれそうな位にキレイな寝顔だったから…。

    2006-01-21 05:53:00
  • 481:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺はしばらく由里の横で泣き続けた。
    一体そのままどれくらい時間が経っただろう…。
    イキナリ部屋のドアが開いてさっきの医者が入ってきた。
    「あなたにお渡ししたいものが…」

    2006-01-21 05:56:00
  • 482:

    500☆

    ものっすごぃ気になるとこやんーー(´□`)ハラハラ いつも読んでます☆文章うまいですね↑↑もうすぐ完結ですよね?!がんばってくださぃ!

    2006-01-21 07:15:00
  • 483:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 484:

    まりぁ

    やっぱりそうなっちゃったんだ?話の続き楽しみに待ってます?

    2006-01-21 10:32:00
  • 485:

    名無しさん

    出来れば完結まで一気に書いて下さい。

    2006-01-21 14:38:00
  • 486:

    名無しさん

    ↑そんな無理いったらあかんよ?おとなしく待っとこっ??

    2006-01-21 22:56:00
  • 487:

    名無しさん

    2006-01-22 10:41:00
  • 488:

    名無しさん

    2006-01-22 10:45:00
  • 489:

    のあ

    いっきに読みました??由里ちゃんはあんま好きくないけどめちゃめちゃおもしろいです???完結楽しみにしてます??

    2006-01-23 03:47:00
  • 490:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    みなさんたくさんレスありがとうございますm(_ _)m
    更新遅れ気味で申し訳ないです…
    完結までもうすぐなのですが、一気に書くのは無理だと思います^^;
    すみません><
    マイペースに完結まで頑張るので気長に待っててやってくださいm(_ _)m

    2006-01-23 06:05:00
  • 491:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「なぁ…その前に聞かせてくれ…一体なんでこんな事になってんねん…」
    医者はきっと何も悪くはないのに、俺は八つ当たりするかの様に医者を涙目で睨んでそう言った。
    だって本当に意味が解らない。
    ほんの2か月前に由里の家へ行ってご飯作ってもらって一緒に眠って…

    2006-01-23 06:08:00
  • 492:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    それやのになんで今由里は目を覚まさへんねん…?
    なんで俺の言葉に返事も返さへんねん……?
    「…話せば少し長くなりますが……」
    医者はそう言って淡々と語り出した。

    2006-01-23 06:10:00
  • 493:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「由里さんの場合、病気が解ったのは9月頃の事でした。
    ケガをされて病院に来られたみたいでしたが、最近眩暈が酷いからって
    貧血の血液検査も受けられて…。
    明らかに異常な検査結果が出て9月に2週間ほど検査入院をして頂いたんですが…

    2006-01-23 06:13:00
  • 494:

    名無しさん

    わぁーリアルタイムやぁドキドキ

    2006-01-23 06:15:00
  • 495:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    骨髄検査の結果、再生不良性貧血と診断されました。」
    (再生不良性貧血…?)
    「それは…一体どういう病気やねん…」
    「解りやすく言うと白血病に症状などはよく似ています…」

    2006-01-23 06:15:00
  • 496:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    (白血病に…?!)
    「出血すると止まらなかったり、少しぶつけただけの打撲もアザになったり…
     この病気は15万人に1人ほどの割合で、完治させる事はほぼ不可能な病気です…。
     これと言った治療法がまだ発見されていないので国で難病としても指定されています。」

    2006-01-23 06:22:00
  • 497:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「この病気は重症度によって治療法も違うのですが…
     由里さんの場合は重度でした。原則として病気が発覚してすぐに入院して治療して頂きたかったのですが…」
    「…なんで由里はすぐに入院せーへんかったねん…?!」 
    「どうしても「まだ入院はしたくない…」とおっしゃって…。「ちゃんと毎日通院治療するから先生お願い…」と…。」

    2006-01-23 06:27:00
  • 498:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「由里さんは私が病気を告知した時もそれはそれは冷静で…
     命に関わるものだと言っても余命を告げても涙ひとつ見せませんでした…。
     普通は大人でも取り乱したり放心状態になるものなんですけど…。
     「限界になったらちゃんと入院はします。あと絶対に入院するまではお父さんには連絡しないでください。」って…。」

    2006-01-23 06:32:00
  • 499:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「とても17歳の少女とは思えませんでしたよ…。
     誰にも言わずに病気の事は隠し通せるまで隠し通したいのだとおっしゃりました。
     「同情されるのも嫌だからって…」無理に笑顔を作ってそう言うんです。
     それからの数ヶ月間は毎日通院して貰って輸血などを繰り返してました。」

    2006-01-23 06:35:00
  • 500:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「でもさすがに不安でしたでしょうね…。辛い治療に泣き言ひとつ言わない由里さんに
     通院する度に周りの私達医者や看護士達に笑顔でお礼を言ってくれる由里さんに
     私達は逆に励まされていましたよ…。
     だけど約2か月前に私があまりの病状の悪化に強制的に入院を勧めたんです…。」

    2006-01-23 06:38:00
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