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∞ポン*パ*ドール∞
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1:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
Cafeで働く21歳梅林恭太朗毎日楽しくお仕事。さえない男と可愛いペット愉快軽快なお話。*'。゚・*。
2005-11-18 20:24:00 -
351:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
二人は風呂屋さんを出てトガノの定食屋に入る。
『俺ダシ巻き定食。ウメは』
『あ、竜田揚げで』
さっきは食べれなかった竜田揚げにウキウキしながら、晴れ晴れしいウメはすきっ腹でチクチク痛いお腹をスリスリ。2005-11-24 20:19:00 -
352:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『それよりさぁ。どーすんのニィちゃん』
麦茶を飲みながらケイタはウメに話しかける
『んー。どーなんじゃろね』
ウメは麦茶を手元に置いてちょっと困った顔で笑った。
『これからはいつも一緒にいれるやん☆良かったねぇ』2005-11-24 20:23:00 -
353:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『さーぁねーぇ』
チクチクと痛いのはすきっ腹のせいだけではないかもしれない。
いつのまにか有り得ない程ニィに恋い焦がれていた。
ニィがいなくなってから、どんなに綺麗で華やかで可愛い女の子が目に写っても、ウメにとっては全く輝かないでいた。
並にモテるし、キャバクラ主任って肩書きは、輪をかけてウメ人気に拍車をかけたりした。チャラっちくなく物腰のやわらかいウメの風体は、男女問わず人気だった。でもウメにはニィ以外を好きになる事なんてまっさら、はなから頭にない事だった。2005-11-24 20:32:00 -
355:
マィミ
ホ-ィ?楽しみ???マィミはぉまめ?ファンだから?どこまでもっぃてくぞッッ???邪魔してごめんねッッ?ぉまめたん?ガンバレ?
2005-11-24 21:10:00 -
356:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ありがとう?瀬戸内寂聴物語みて感傷に浸ってました??ぉまめの実家も?寺?なので色々考えました??マィミンこれからもョロシクです?皆様も付き合いョロシクです?
2005-11-24 23:07:00 -
357:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
運ばれてきた竜田揚げは相変わらずホカホカと白い湯気を立ち上げる。ポカポカホワン
『あ、このダシ巻きウマぁ☆』
幸せそうなケイタの顔はさっきまでの鬼の形相の面影すら見せないで愛くるしい笑顔。
『ここ旨いよね』
ちょっとお世辞いってみたり。2005-11-24 23:10:00 -
358:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
朝がきた*+*+*
綺麗な淡い水色の青空は、吹き抜けていて自分がめちゃくちゃちっこいみたいで昔から嫌いだった。
『でも今日は好きかも』
『ん?』
『なんもないなんもない』2005-11-24 23:13:00 -
359:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ギャ(゚Д゚・)』
ケイタがびっくりした声を上げる。ウメもびっくり
『なに?』
『財布んなかスッテケテンや。帰れん!!!』
『スッテンテンでしょ。今日は俺が無理矢理呼んで付き合ってもらっちゃったし、ホレ』2005-11-24 23:15:00 -
360:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ウメは財布の中も見ず、掴んだ札をケイタのポッケにつっこんだ。ズボッ
『イヤン☆水くさいんだから☆ちゃんと返すわなぁ。ごめんまじで。歩いて帰ってたらハニィにまた淋しい思いをさしてまうもんでね。テヘ(´∀`)ノ』
『はよ帰って』
『もっ!!!冷たいオトコねッッ☆アハハ☆じゃーまたね。
………頑張れよー。』2005-11-24 23:20:00 -
361:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ケイタを乗せたタクシーは
みるみる内に梅田から出ていった。
『さて』
ウメは約束の場所に向いて歩き出した。2005-11-24 23:22:00 -
362:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
梅田は梅雨を越え
夏も近付いて、
セミなんてまだ鳴かないで土の中だろうヶド、朝でもしっかりカラリとしていた。
朝には朝の顔が有る。梅田は本当に24時間がんばる街です2005-11-24 23:26:00 -
363:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
雑居ビルの前につく。
聞こえる足音は疲れたホストかゴミの清掃車。
ウメは今更緊張していた。
深呼吸。スーヒースーヒー
『よし。』2005-11-24 23:28:00 -
364:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
エレベーターは、アルコールの臭いが染み付いてとっても嫌な臭い。
チ──────────ン
テッテッテテッテッテ(゚Θ゚・)
『あ、キョン。おはよ』
『…おはよう』2005-11-24 23:31:00 -
365:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ウメの前には紛れもなくニィが居た。
朝まで働いて疲れた体は、
いつもに増して白くて白くて、有る意味、不気味な位に白かった。
『キョン、あのッッ、で、電話がね鳴らんのッッ!!!いっつも、仕事が終わったら、電話がかかって、ケホッッ、かかってくるのに、でで電話が鳴らんのッッ』
『うん。ニィあのね?』2005-11-24 23:36:00 -
366:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あのねじゃナイッッて!!!でででで電話がッッ』
『じゃあかけたら?』
ニィは詰まる。
ウメは続ける。
『ニィ?ニィはどうしたい?ニィの人生はね、ニィのもんなんじゃ。ニィだけのもんなんよ。誰かに飼われたり、誰かの為に生きたり、せんでええんじゃ。お前はお前のもんやけぇ。お前がイキタイ道を歩くんよ。』2005-11-24 23:41:00 -
367:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『行きたい。。。?』
『生きたい、や。お前が生きたい道を歩きなさい。』
『………』
『もぅ大丈夫なんよ。もぅ誰もニィを縛ったり泣かせたりせんよ。行っていいよ』
『キョンは…?キョンはニィの飼い主じゃないん!!?キョンはニィの事、ニィのッッ』2005-11-24 23:46:00 -
368:
名無しさん
初カキコ??密かに読んでました?367?の文ちょっとゥル?ってきた??頑張ってね?
2005-11-24 23:47:00 -
369:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『飼い主やない。』
冷たく言い放ったウメをニィは見上げる。
━━あぁ、初めて会った時も、ニィこんな顔してたな。素っ頓狂で真っ黒な眼を見開いて。焦って慌てふためく俺をじーっと見てたな。あの時、本当はあの時からニィを好きになってたんだろう。色んな言い訳を自分に重ねてたのは、ニィを大切にしたかったからなんかじゃない。本当は独り占めしてしまいたかったんだ。誰にも渡したくないなんて思ってた。醜くて汚い欲求に、自分が苦しみたくなかっただけなんだ。
だからニィが出てっちゃった時どっかで安心してたんだ。もう苦しまないですむなんて、思ってたんだよ。2005-11-24 23:54:00 -
370:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
恋ってやつが、泣いて綺麗に響くなら、俺はいくらでも泣いてやる。枯れても枯れても補給しながら泣いてやるよ。
醜い欲求や歪んだ執着心が、ミリオンセラーの愛の歌で伝わるんだったら、世界中回って買い占めてやってもいい。
でも俺はどれも当て嵌まらないんだよ。泣いてすがっても、笑って過ごしても、人の気持ちは動かない。
俺はとことんニィが好きなんだヶド、独り占めして手に入れる君じゃなく、どこにいようと、ヒョウヒョウと笑ってる君が好きなんだと思うよ。2005-11-25 00:03:00 -
371:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『行って。』
『……やだ。』
『行けって』
『やだ!』
『行ってよ。頼むから。行け!!飼い主として最後の命令じゃ!!行け!!!』2005-11-25 00:06:00 -
372:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
怒鳴るウメに背中をピッとびくつかせたニィは、
ウメに背を向けて歩き出した。カツンカツンと足音は、静かな廊下を響いて消えた。
また静かになった廊下で、独りになった男は倒れるようにじべたにしゃがんだ2005-11-25 00:09:00 -
373:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
きっとこの状況に、ケイタが居たなら、きっと、いや絶対にこう言うだろう
『なんで!!!』
そんな事を思ってちょっと笑った。
でもやっぱりいっぱい出てくる涙は止まらなかった。2005-11-25 00:11:00 -
374:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『好きなら掴まえとけ』とか、『綺麗事』とか、確かに何やってんのって話と思うよ。
でもさぁ、それって余計辛いんだと思うよ。人間所詮は自分第一じゃん。もっと言ったら1にも2にも3にも自分じゃん。恋愛だって、幸せになりたいんでしょ?自分が笑いたいからでしょ?
だから、相手に笑って欲しいでしょ?相手に幸せでいて欲しいんでしょ?
エゴイズムって、そーゆー事なんでしょ。嗚呼、人間って素敵すぎる生き物だわ2005-11-25 00:17:00 -
375:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
グルグル回る思考回路。
どーやって家に帰ったんかな。気がつくといつも通りのベットの上。
『起きたくないぃ。。。』
憂鬱だ。余りにも憂鬱だ。外は絶好のお洗濯日和だってのに、俺の頭上は台風到来してるってば。暴風波浪警報でてるってば2005-11-25 00:20:00 -
376:
???
ありゃま(´Д`)リアル完結遭遇ですやん?ラッキー???風呂なんか後回し????
2005-11-25 00:26:00 -
378:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
おっと????ごめんなさい?休憩します?指がプルンプルンなんです??風呂入って下さぃ?出来るならゅっくりめに?
2005-11-25 00:28:00 -
379:
???
中断とかぶっちゃった?こりゃ指のプルプル治るまでに風呂だなっ?後でまた来るゼッ??頑張って(ノ゚O゚)ノ
2005-11-25 00:31:00 -
381:
???
んのぉ????みなさん何度もスマソ?ぉまめ??私名前間違えてたぁぁぁ?前までちゃんと?やったのになんか?になっとぉよ?気付いてくれて…ないよなぁ??ほんでな、明日も朝から仕事やし眠たなってきてん??プルンプルン病まだ治ってないみたいやから明日朝また来ます?
2005-11-25 01:37:00 -
382:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
????ぉもしろ杉?ヒーヒー言ってしまぃました?確かに最近????ヵキコなぃなぁと思ってたヶドまさか????って間違いはナィゃろぅと思ってたので??ヒャッヒャ言って笑ってました??
ェラーが多いのでまた明日書きます?おやすみなさい?2005-11-25 01:46:00 -
383:
ぅーたン?
ぉゃすみぃ??
2005-11-25 01:51:00 -
384:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
うーたん?おやすみ???
2005-11-25 01:53:00 -
385:
???
ぉはよぉ???私お腹減った時にカキカキしたんかなぁ?ワラ 犯人は本人でした?じゃあまた来るなぁ?
2005-11-25 09:44:00 -
386:
名無しさん
??? 見にくくなるから過剰な書き込みやめて
2005-11-25 10:41:00 -
388:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
????おはよう??仕事頑張ってね?あと???心優しい読者様の一人のュカ?が?わざわざ?ォマメスレ?を立ててくれましたので?そちらにヵキコしてくれたらぅれしぃです?ぉまめも更新前後に覗くので??いつもありがとうね?
名無しさん?見にくくしてしまってごめんなさい???完結まで突っ走るのでまた感想カキコして?さると嬉しぃです??読んでくれてありがとう?2005-11-25 11:42:00 -
389:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ウメは痛い頭と頭上の暴風波浪警報を引きずりながらヨテヨテとソファに転がる
昨日泣いて泣いて泣きまくって目がバインバインに腫れ上がってなんとも痛々しい。
(*゚Д゚)ハァ
♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪♪
ピッッッ『はい。』2005-11-25 11:45:00 -
390:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ウ─────メちゃん♪♪あっそびましょッッ☆』
『ケイタなんでそんないつでも元気なん(´Θ`)』
『じゃーなんでウメいつでも元気じゃないんッップヒ!!!』
『悪いヶド今日無理』
『えッッ聞こえねぇェェ!!!』2005-11-25 11:50:00 -
391:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『だからね、今日は』
!!ガチャガチャ!!!バキッッ!!
『おっはぁ☆』
『…(´Д`)勘弁してくれ』
『ホィ!!!ポカリと煙草☆ってひどい顔!!!ウメ醜い顔!!!氷で冷やして!!!』2005-11-25 11:53:00 -
392:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ガラガラガラガラ
ケイタが台所で氷を割ってる音が響く。
『ウメー?!!』
『んー』
『お前カッチョいーよ。まじでね』2005-11-25 11:56:00 -
393:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ハハッッ当たり前ってば。』
『うん。』
『………俺』
『…うん。』
『………俺、本当は、引っ張って力ずくにでも連れて帰って来たかったんよ。』2005-11-25 11:59:00 -
394:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『…知ってる(o^∀^o)ホラ』
ケイタは持ってきたタプンタプンの氷袋をウメの頭にのっけた
『冷たッッ』
『顔冷やしてなさい』
『………ありがと』2005-11-25 12:02:00 -
395:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
無音の部屋で男が二人。
ケイタはそれ以上何も言わないし聞かなかった。
ウメはタプンタプンの袋に隠れて、やっぱり泣いた。
*+*数分後*+*+カッコカッコ♪
『飢えで死ぬ!!!飯いこ』『お!!ウメチャン勢いいーねー飯いこ!!』2005-11-25 12:05:00 -
396:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『俺朝タク代ゴチってもろたしウメちんゴチったる!!!』
『何ゴチってくれんの』
『すき家でもマクドでも何でも言ってくれ(゚∀゚・)』
『ケチクサ!!!』
『んー、じゃあ思い切ってモスバーガー?』2005-11-25 12:08:00 -
397:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ァハハハハと笑いあったらさっさと着替える。
男の子なんだから。クヨクヨしてたらカッチョ悪いょ☆
ウメは脳裏から悲しい事は消去する。
ベロアのジャケット羽織ったら、いざ出陣☆
飯食いに行きまっせ(。・∀・。)ノ2005-11-25 12:11:00 -
398:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ガチャガチャキーィィ
『ほんっと開きにくいドアじゃこのドア』
『カギあんま意味ナイもんね。幽霊屋敷みたい。』
『引っ越そっかなぁ』
それはそれは天気の良い昼下がり。ウメとケイタは歩く歩く2005-11-25 12:14:00 -
399:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『もぅベロアあちーね』
『うん。あちー。』
『服買いいこっかー』
『お前琳ちゃんは』
『いーのいーの。俺と琳は深い愛に包まれてるから☆キャ☆飯くったら服買い行こ』2005-11-25 12:17:00 -
400:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
近くのレストランに入ってご飯をたらふく食べ。ゲフッ
堀江まで車でひとっとび。
『堀江とか久々ー』
『俺も。ケイタ行きたい店ないの。』
『あ、あの店入ろ』2005-11-25 12:20:00