-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
∞ポン*パ*ドール∞
-
1:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
Cafeで働く21歳梅林恭太朗毎日楽しくお仕事。さえない男と可愛いペット愉快軽快なお話。*'。゚・*。
2005-11-18 20:24:00 -
345:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『カッチョいいヶド血まみれはキモイね』
『確かに。風呂いこっか』
『服どーすんの』
『店にあるけ取りいく』
ウメとケイタは服を取りに店まで歩いた。行き交う人は皆ウメを凝視したヶド気にならない。なんともあっぱれな清々しさだった2005-11-24 19:54:00 -
346:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
店につくとウメはロッカーを開け、
この前買ってほったらかしにしていたHOLLYWOODLUNCHMarketと書かれたShop袋を奥から引っこ抜いた。
とりあえずおしぼりで体の血をふいて、フキンコフキンコ(゚Θ゚・)
『怪我はあんまりないね。返り血ばっかりで良かったね』
『ね。ピー君貧血おこして倒れよんちゃう今ころ。』2005-11-24 20:02:00 -
347:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『女の子に手出したらいけまてんいけまてん』
ケイタは雑誌をチロチロめくりながら笑った
『ほんに。いけんわ女に手上げるんわ。』
袋から服を引っこ抜き腕を通しながらウメもポツリ。2005-11-24 20:04:00 -
348:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あ、このtシャツ好きィィ。かおっかな』
ケイタが雑誌を見ながら嬉しそうに呟く。
『どんなの』
『こんなの。あ(゚Д゚・)』
持ち上げた雑誌にはウメが今タグを切って腕を通したtシャツが乗っていた。2005-11-24 20:07:00 -
349:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『脱げ☆くれろ☆』
『いーやー。』
『アン(´Д`)ノけちン』
『捜してやっとこさ買うたんじゃ。やれまてん』
『ブゥ(`Θ´・)』2005-11-24 20:10:00 -
350:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
二人は風呂屋さんに行き、
でっかい風呂で存分に遊んで、きちゃない体も泡だらけのスポンジでキレイキレイして、
風呂上がりにちべたいコーヒー牛乳で乾杯。チーン☆
『ア゙ぁ腹減ったァァ』
『俺も。何か食いに行く?』2005-11-24 20:13:00 -
351:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
二人は風呂屋さんを出てトガノの定食屋に入る。
『俺ダシ巻き定食。ウメは』
『あ、竜田揚げで』
さっきは食べれなかった竜田揚げにウキウキしながら、晴れ晴れしいウメはすきっ腹でチクチク痛いお腹をスリスリ。2005-11-24 20:19:00 -
352:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『それよりさぁ。どーすんのニィちゃん』
麦茶を飲みながらケイタはウメに話しかける
『んー。どーなんじゃろね』
ウメは麦茶を手元に置いてちょっと困った顔で笑った。
『これからはいつも一緒にいれるやん☆良かったねぇ』2005-11-24 20:23:00 -
353:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『さーぁねーぇ』
チクチクと痛いのはすきっ腹のせいだけではないかもしれない。
いつのまにか有り得ない程ニィに恋い焦がれていた。
ニィがいなくなってから、どんなに綺麗で華やかで可愛い女の子が目に写っても、ウメにとっては全く輝かないでいた。
並にモテるし、キャバクラ主任って肩書きは、輪をかけてウメ人気に拍車をかけたりした。チャラっちくなく物腰のやわらかいウメの風体は、男女問わず人気だった。でもウメにはニィ以外を好きになる事なんてまっさら、はなから頭にない事だった。2005-11-24 20:32:00 -
355:
マィミ
ホ-ィ?楽しみ???マィミはぉまめ?ファンだから?どこまでもっぃてくぞッッ???邪魔してごめんねッッ?ぉまめたん?ガンバレ?
2005-11-24 21:10:00 -
356:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ありがとう?瀬戸内寂聴物語みて感傷に浸ってました??ぉまめの実家も?寺?なので色々考えました??マィミンこれからもョロシクです?皆様も付き合いョロシクです?
2005-11-24 23:07:00 -
357:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
運ばれてきた竜田揚げは相変わらずホカホカと白い湯気を立ち上げる。ポカポカホワン
『あ、このダシ巻きウマぁ☆』
幸せそうなケイタの顔はさっきまでの鬼の形相の面影すら見せないで愛くるしい笑顔。
『ここ旨いよね』
ちょっとお世辞いってみたり。2005-11-24 23:10:00 -
358:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
朝がきた*+*+*
綺麗な淡い水色の青空は、吹き抜けていて自分がめちゃくちゃちっこいみたいで昔から嫌いだった。
『でも今日は好きかも』
『ん?』
『なんもないなんもない』2005-11-24 23:13:00 -
359:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ギャ(゚Д゚・)』
ケイタがびっくりした声を上げる。ウメもびっくり
『なに?』
『財布んなかスッテケテンや。帰れん!!!』
『スッテンテンでしょ。今日は俺が無理矢理呼んで付き合ってもらっちゃったし、ホレ』2005-11-24 23:15:00 -
360:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ウメは財布の中も見ず、掴んだ札をケイタのポッケにつっこんだ。ズボッ
『イヤン☆水くさいんだから☆ちゃんと返すわなぁ。ごめんまじで。歩いて帰ってたらハニィにまた淋しい思いをさしてまうもんでね。テヘ(´∀`)ノ』
『はよ帰って』
『もっ!!!冷たいオトコねッッ☆アハハ☆じゃーまたね。
………頑張れよー。』2005-11-24 23:20:00 -
361:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ケイタを乗せたタクシーは
みるみる内に梅田から出ていった。
『さて』
ウメは約束の場所に向いて歩き出した。2005-11-24 23:22:00 -
362:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
梅田は梅雨を越え
夏も近付いて、
セミなんてまだ鳴かないで土の中だろうヶド、朝でもしっかりカラリとしていた。
朝には朝の顔が有る。梅田は本当に24時間がんばる街です2005-11-24 23:26:00 -
363:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
雑居ビルの前につく。
聞こえる足音は疲れたホストかゴミの清掃車。
ウメは今更緊張していた。
深呼吸。スーヒースーヒー
『よし。』2005-11-24 23:28:00 -
364:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
エレベーターは、アルコールの臭いが染み付いてとっても嫌な臭い。
チ──────────ン
テッテッテテッテッテ(゚Θ゚・)
『あ、キョン。おはよ』
『…おはよう』2005-11-24 23:31:00 -
365:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ウメの前には紛れもなくニィが居た。
朝まで働いて疲れた体は、
いつもに増して白くて白くて、有る意味、不気味な位に白かった。
『キョン、あのッッ、で、電話がね鳴らんのッッ!!!いっつも、仕事が終わったら、電話がかかって、ケホッッ、かかってくるのに、でで電話が鳴らんのッッ』
『うん。ニィあのね?』2005-11-24 23:36:00 -
366:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あのねじゃナイッッて!!!でででで電話がッッ』
『じゃあかけたら?』
ニィは詰まる。
ウメは続ける。
『ニィ?ニィはどうしたい?ニィの人生はね、ニィのもんなんじゃ。ニィだけのもんなんよ。誰かに飼われたり、誰かの為に生きたり、せんでええんじゃ。お前はお前のもんやけぇ。お前がイキタイ道を歩くんよ。』2005-11-24 23:41:00 -
367:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『行きたい。。。?』
『生きたい、や。お前が生きたい道を歩きなさい。』
『………』
『もぅ大丈夫なんよ。もぅ誰もニィを縛ったり泣かせたりせんよ。行っていいよ』
『キョンは…?キョンはニィの飼い主じゃないん!!?キョンはニィの事、ニィのッッ』2005-11-24 23:46:00 -
368:
名無しさん
初カキコ??密かに読んでました?367?の文ちょっとゥル?ってきた??頑張ってね?
2005-11-24 23:47:00 -
369:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『飼い主やない。』
冷たく言い放ったウメをニィは見上げる。
━━あぁ、初めて会った時も、ニィこんな顔してたな。素っ頓狂で真っ黒な眼を見開いて。焦って慌てふためく俺をじーっと見てたな。あの時、本当はあの時からニィを好きになってたんだろう。色んな言い訳を自分に重ねてたのは、ニィを大切にしたかったからなんかじゃない。本当は独り占めしてしまいたかったんだ。誰にも渡したくないなんて思ってた。醜くて汚い欲求に、自分が苦しみたくなかっただけなんだ。
だからニィが出てっちゃった時どっかで安心してたんだ。もう苦しまないですむなんて、思ってたんだよ。2005-11-24 23:54:00 -
370:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
恋ってやつが、泣いて綺麗に響くなら、俺はいくらでも泣いてやる。枯れても枯れても補給しながら泣いてやるよ。
醜い欲求や歪んだ執着心が、ミリオンセラーの愛の歌で伝わるんだったら、世界中回って買い占めてやってもいい。
でも俺はどれも当て嵌まらないんだよ。泣いてすがっても、笑って過ごしても、人の気持ちは動かない。
俺はとことんニィが好きなんだヶド、独り占めして手に入れる君じゃなく、どこにいようと、ヒョウヒョウと笑ってる君が好きなんだと思うよ。2005-11-25 00:03:00 -
371:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『行って。』
『……やだ。』
『行けって』
『やだ!』
『行ってよ。頼むから。行け!!飼い主として最後の命令じゃ!!行け!!!』2005-11-25 00:06:00 -
372:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
怒鳴るウメに背中をピッとびくつかせたニィは、
ウメに背を向けて歩き出した。カツンカツンと足音は、静かな廊下を響いて消えた。
また静かになった廊下で、独りになった男は倒れるようにじべたにしゃがんだ2005-11-25 00:09:00 -
373:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
きっとこの状況に、ケイタが居たなら、きっと、いや絶対にこう言うだろう
『なんで!!!』
そんな事を思ってちょっと笑った。
でもやっぱりいっぱい出てくる涙は止まらなかった。2005-11-25 00:11:00 -
374:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『好きなら掴まえとけ』とか、『綺麗事』とか、確かに何やってんのって話と思うよ。
でもさぁ、それって余計辛いんだと思うよ。人間所詮は自分第一じゃん。もっと言ったら1にも2にも3にも自分じゃん。恋愛だって、幸せになりたいんでしょ?自分が笑いたいからでしょ?
だから、相手に笑って欲しいでしょ?相手に幸せでいて欲しいんでしょ?
エゴイズムって、そーゆー事なんでしょ。嗚呼、人間って素敵すぎる生き物だわ2005-11-25 00:17:00 -
375:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
グルグル回る思考回路。
どーやって家に帰ったんかな。気がつくといつも通りのベットの上。
『起きたくないぃ。。。』
憂鬱だ。余りにも憂鬱だ。外は絶好のお洗濯日和だってのに、俺の頭上は台風到来してるってば。暴風波浪警報でてるってば2005-11-25 00:20:00 -
376:
???
ありゃま(´Д`)リアル完結遭遇ですやん?ラッキー???風呂なんか後回し????
2005-11-25 00:26:00