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∞ぽん酢∞

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  • 1:

    あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。

    2005-12-12 17:01:00
  • 47:

    新生児室のガラスにへばりついて猿のようなキノコのような、小さな生き物を何時間もずっと見ていた。
    後、サリの経過はすこぶる良く、きっちり5日で退院。
    毎日通っていたからか、退院の時の病院の記念写真には何故か豆も写して貰った。
    その時にはまさかあんな小憎たらしい子供に育つなど思いもしなかった。
    *+*+*凄く不思議で幸せな命の誕生の秘話。

    2005-12-15 13:01:00
  • 48:

    ━━マメ━18歳━━

    ♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪
    『はい。あー、うんわかった。ほいほい。ほな』
    ポチッッ。。。

    2005-12-15 13:04:00
  • 49:

    豆は2LDKの梅田から徒歩圏内マンションのエレベーターを待っていた。
    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪♪
    『はい?うんわかったって。さっきも聞いた』
    ポチッッ。。。
    『あー、だる。。。。』

    2005-12-15 13:09:00
  • 50:

    *+*+*+*ここからはちょっとの切ない恋のお話。ちなみに隆介も絡むのです(。´v`。)ノ
    【☆裏☆烏龍茶】
    では始まり始まり*+*+*+*

    2005-12-15 13:11:00
  • 51:

    『お疲れ様です』
    『ちょっと待って。メイ、明日出勤してくれへんかな』
    『え(`Д´*)明日はトルネコやるから無理ですって。シフト決めで言いました。』
    『本田さん来るらしいねん。?1おらな都合悪いわ』
    『知らん。トルネコがほこりかぶってるんです』

    2005-12-15 13:15:00
  • 52:

    『チッッ(。´∧`。)』
    断れない性格、豆。
    舌打ちをすると、長くたなびくロングコートを羽織り、足速に店を出る。
    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪
    『はい。あぁ、コウタ。え?いや帰る所やけど。まだ仕事始まったばっかりでしょ。え?熱?あらま。ほな早く帰ってきぃ』

    2005-12-15 13:20:00
  • 53:

    彼氏コウタ。
    とあるホストクラブのホスト。知名度、実績、評価は4と言った所。
    いわゆる売れっ子ホスト。
    当時の彼氏。
    当時『一生一緒に居たいと初めて思った男』

    2005-12-15 13:23:00
  • 54:

    『うわっ熱ッッ風邪かな』
    汗ばむ額に手を当てる豆。
    『ポカリ。』
    『ヒエピタもやね』
    『とりあえずポカリ』

    2005-12-15 13:25:00
  • 55:

    会話なんてろくにない。
    店でのコウタがどうかはしらないが、家では会話はほとんどない。ただ一緒に居る事が居心地が良いだけ。
    空気感?が多分あうんだろう。
    バタンッッ。。。
    『はいポカリ』

    2005-12-15 13:28:00
  • 56:

    ピコピコ。。。。

    『トルネコ?』
    『うん。明日出勤なってん。やし。』
    ピコピコピコピコピコピコ。。

    2005-12-15 13:29:00
  • 57:

    とんでもなく好きな男だったんだと思う。
    ただ、二人の誓った
    【一生一緒】
    は叶う事はなかった。
    知り合ったのは豆が17の夏。サリの出産直後、サリの紹介。4歳差の寡黙過ぎる男だった。しかもホストなんて、ちんぷんかんぷんな男だったが、自然と二人は付き合い始める。1年なんてあっという間だった。

    2005-12-15 13:35:00
  • 58:

    付き合って1年半の頃。
    この頃から二人の間に有る歯車が狂い始めた。
    コウタは仕事のストレスでだんだんと不安定になり、虚言癖になっていく。
    躁欝病のようになり、狂ったように笑ったり、泣きながら豆を殴ったり、落ち着く事はなく、躁と欝の間は、死んだように何日も黙っていたり。
    その度に豆は胃痙攣やストレスで下痢になったりしながら仕事をしていた。

    2005-12-15 13:41:00
  • 59:

    ─その手を、振り払えばよかったのかもしれない─

    食べても食べても何?も痩せて行く。
    客や女の子の間でも噂が流れ、仕事にまで支障をきたしている事は、さらにストレスを加速させ、体は狂って行く。
    挙げ句の果て、コウタの客からの嫌がらせまでがついに豆を壊してしまう。

    2005-12-15 13:46:00
  • 60:

    その日もコウタは泣きながら豆を殴っていた。
    もう、抵抗もしない豆に気がつくと、コウタは子供のようにしゃくり上げて泣き出す。
    『ごめんッッ。メイごめ…』

    『………ね。』

    2005-12-15 13:49:00
  • 61:

    名無しさん

    ァゲパン

    2005-12-15 13:50:00
  • 62:

    『え…?メイ?…』
    『……ねや。死ねや。ほら。手伝ったるから。』
    ━━━━━ナニカガキレテイタ。。。
    『メイ…!?』
    『ほら!!!はよ死ねやゴルァ!!なんやったら殺したるからや!!』

    2005-12-15 13:52:00
  • 63:

    ─だからやっぱり早くに、その手を離してあげたらよかったのかもしれない─

    我に返った時、カーテンからは緩やかに、そして温かい日が差し込む部屋に豆は一人でいた。一瞬、昼なのか朝なのか、それとも夕方なのかも解らずに広い部屋に一人。
    座り込んで居た。

    2005-12-15 13:55:00
  • 64:

    ?休憩?ちょっと生々しい話でごめんなさいよ??
    >>47-65まで?


    アゲパンサン読んでくれてありがとうございます(。・v・)ノよかったら感想スレにもヵキコしてくださいね?

    2005-12-15 13:58:00
  • 65:

    名無しさん

    2005-12-15 15:50:00
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