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<<あたしの居場所>>

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  • 1:

    あたしの自己満で、あたしの生い立ちを書きます?
    (旧掲示板のコピペです)

    2005-08-22 02:50:00
  • 2:

    1985年12月25日それはとても寒い日だったそぉです。神戸市垂水区の施設の前にベビーカーの中に暖かい格好をした赤ちゃんがいました。施設の先生が見付けると『またか…』と思いながらすぐに、部屋に入れたそうです。そして、母親らしき人からの手紙が…『1985年10月01日生まれ。愛。』とだけ書いてありました。そして先生は出生届を出し名前も愛にしました。1985年のクリスマスの日あたしの居場所は施設になりました。

    2005-08-22 02:54:00
  • 3:

    物心がついた頃、皆は週末になると友達がたくさんお家と言う場所に帰っていきました。あたしには理解が出来ませんでした。お家って何?お家はここじゃないの?とよく先生を困らせました。先生は言いました。『愛ちゃんもお家が欲しいの?』と。でもあたしは、『あい、パパとママが欲しい。』と。口癖の様に言ってたそうです。

    2005-08-22 02:57:00
  • 4:

    そして何ヵ月後かに、知らないおばちゃんとおじちゃんがあたしを迎えに来ました。それからというものあたしはいろんな人の家にまわりました。そう、子供の出来なかった家庭にあたしはいっぱい行きました。皆優しくていっぱいおもちゃを買ってくれました。でもあたしは施設から出ませんでした。みんな、あたしに気をつかっている事があたしには分かりました。

    2005-08-22 02:58:00
  • 5:

    小学生になり、施設の子と言うイメージはかなり強烈みたいで、周りの子にはかわいそうな子とか、どうして親がいないかとか聞かれるのは慣れっこでした。施設の仲間がまやがいたからです。まやとあたしはいつも一緒でした。生まれた日も近いし施設に来た日も近くて親の顔すら知らないのも、同じでした。部屋も同じでいつも一緒でした。

    2005-08-22 02:59:00
  • 6:

    それからと言うもの、あたしはまやと同じ事ばっかりしました。まやが他の子と仲良くしたら嫉妬をし、まやが学校を休めばあたしも行かないとだだをこねました。あたしにとってまやは唯一の安心する場所でもあり仲間だったのです。そしてあたしたちは喧嘩も繰り返しながらゆっくりと日に日に成長していきました。

    2005-08-22 03:00:00
  • 7:

    小学校3年生のある冬の日、阪神大震災が起こりました。あたしは寝てました。皆は泣いてました。それでもあたしは寝てました。まやも寝てました。あたしとまやは地震なんかで起きません。震度7でも起きなかったあたしたち。気付けばあたしとまやは壁の下敷き…あたしは言いました。『まや痛い、まや』まやは返事をしません。あたしはまやが死んじゃったって思い、泣き叫びました。すると先生がやってきて、『助けてあげるから大丈夫よ、動いたらあかんで!』と言いました。安心しました。すると、まやの声がしました。まやは今まで寝てたみたいです。あたしたちはある意味すごいみたいです。普通起きるでしょ…。

    2005-08-22 03:02:00
  • 8:

    それから水も出ないし電気もない。懐中電灯とろうそくで夜が明けるのは寒くて震えながら待ちました。まやとあたしはずっと手をつないで布団にくるまっていました。余震が続き、ラジオの音、あたしたちの震え、皆の泣き声はとまりませんでした。はじめにガスと電気が動きだしました。一安心していたのですが、トイレが流せないと言うのでトイレが臭くて最悪でした。みんなで学校に水をくみにならびに行きました。それから学校もしばらくやすみになり、施設の中はぐちゃぐちゃと言う事で片付ける間、あたしたちは小学校の体育館で生活が始まりました。

    2005-08-22 03:03:00
  • 9:

    そしてしばらく施設が使い物にならないと言う事実が分かり、あたしたちの施設はなくなりました。みんなそれぞればらばらになりました。どこもいっぱいだから離れ離れになっちゃうかもね って先生に言われました。あたしとまやは大阪の施設にたまたま入る事が出来たのですが、そこはあたしたちがいた施設とは全然違うところでした…

    2005-08-22 03:05:00
  • 10:

    『今日から愛たち、ここで住むんやね』あたしは言いました。まやは泣いてました。先生も泣いてました。そして先生はあたしにむかって『まやちゃんと仲良くね。先生必ず迎えに来るからね。大丈夫だから。頑張ろうね。さようなら』そういって先生はどこかにいきました。あたしはよく理解出来ずにひたすらまやの手を握りました。『まや、大丈夫やで。』とあたしは言うと、まやは『まやがあいをまもるから!あいもまやをまもってな』と泣きながら言ってくれました。

    2005-08-22 03:06:00
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