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  • 1:

    HIRO

    矢崎 弘樹。25歳。俺の好きなタイプ。美人でスタイル良い子。性格?そんなんど−でもいい。

    2011-03-02 17:09:00
  • 23:

    あと少しで目標の貯金額に届きそうでウキウキ出勤するある日、大変な事が起きました。

    蘭の彼氏のレイくんが、彼女の連れ子を虐待した容疑者として夕方のニュース画面に現れた。

    隣で震えながら泣きじゃくる蘭も心配やけど、子供は大丈夫なのかなぁ。
    20歳独身子無しのジュリが受け止めるには中々重たいできごとでした。

    2020-06-24 00:07:20
  • 24:

    待機室は大騒ぎ。

    「彼氏ホストとかウケる」
    「いや、彼氏ちゃうやん、あっちが本カノで蘭は色やってんやろ??」
    「うわ、夜遊びにめちゃくちゃスレ立ってる」
    「惨め…」

    普段から蘭を好いていない女の子たちがヒソヒソ…

    「聞こえてるわ!!!こんなに泣いてる子の前でよくそんな事言えるな!!!すみませーん、スタッフさん、そういう事やから、私と蘭は今日もうあがります!!!」

    泣きじゃくってフラフラな蘭を支えながら待機室を出て、タクシーを拾って、帰宅ラッシュのミナミから四天王寺にある我が家まで。

    2020-06-24 00:16:46
  • 25:

    うちに着く頃には蘭も少し落ち着いたのか、嗚咽が止まった。

    「今蘭を1人に出来へん、好きなだけうちにいていいよ」

    「…ありがとう……」

    蚊の鳴くような声で蘭が応えた。


    もしもこの時に戻れるなら、私は私をボコボコにして、タイムトラベルの鉄の掟である「歴史を変えてはいけない」を破る。
    タイムパトロールに捕まってもいい、絶対に、絶対に、許さない。

    2020-06-24 00:20:06
  • 26:

    気が付けば、ずっと蘭がうちにいるようになった。

    お店の寮より広くて、そこそこ綺麗に掃除された家はさぞ居心地が良かったのだろう。

    「ジュリ、ホンマにありがとう☆ジュリがおらんかったら、蘭今頃どうなってたやろう…」

    年上の、自分よりも人生経験豊富で、お礼や自分の弱みを見せるのが苦手な蘭に素直になられるとやっぱり悪い気はしなかった。

    「好きなだけおっていい、って言ったのジュリやし、蘭が元気になるまで一緒にいようね」

    2020-06-24 00:24:09
  • 27:

    蘭を支えてあげるつもりだった。
    本当に、心の底から元気になって欲しかった。
    レイくんのことはあれからニュースでみないのでどうなったのかはわからないけど。

    心に傷を負った蘭が仕事に行きたくないと言うので、店の人には適当に言ってジュリ1人で出勤した。
    1ヶ月経っても2ヶ月経ってもずっと、蘭は家にいる


    家主であるジュリより長い時間、家にいる。


    元々お客や女の子たちからのクレームが多かった蘭は、いつの間にかお店のホームページから写真を削除され、寮の部屋の鍵も替えられて、実質のクビになった。

    2020-06-24 00:28:20
  • 28:

    さすがに食費やら、携帯代やらは自分で払うつもりだったらしく、時々どこかに出かけては、客の羽振りの悪さに怒り狂ってる。

    「客??お店、新しい所見つけたの??」
    「違うよ、出会い系でお金くれるオッサン探して会ってるだけ」

    ルールやノルマや時間を守るのが嫌いな蘭には、そっちの方が合っていたのか、ふた月もすると、急に落ち込んだり泣いたり、レイくんの話をすることも無く元気になって行った。

    2020-06-24 00:31:56
  • 29:

    …のは、良かったんやけど…

    感謝をする割には家賃や光熱費を入れるわけでもなく、食事以外は全部ジュリの物を使っていた。

    「やっぱりえぇ化粧水はちゃうな~」
    「今日出かけるからこの服借りてもいい??」
    「タオル洗濯終わってる??」

    初めての他人との生活、自分が働いている間もずっと家にいてダラダラしている居候、何もかもの消費がいつもの2倍。

    こんなものなのかなぁ。

    2020-06-24 00:35:47
  • 30:

    「蘭!使ったタオルは洗濯出してよ!カビ生えてるやん!」
    「食器使ったら洗って!せめてシンクまで持って行って!」
    「コップをテーブルの上に貯めやんといて」
    「ゴミはゴミ箱に捨てて!」
    「バキバキになったファンデ、床に放置しやんといて!」
    「なんでちょっとだけ残ったペットボトル何本もほうちするん!」
    「化粧水も化粧品もアクセサリーも、使ったら元の場所に戻してよ!」
    「ジュリの靴もパンプスも踵踏まんといて!」
    「外出する時鍵閉めて!」
    「トイレはドア閉めてして!毎回ちゃんと流して!」
    「布団に寝転びながらタバコ座んといて!換気扇の下だけやって!」
    「使用済みの生理用品そこら辺に広げて置いとかんといて!」

    2020-06-24 00:42:31
  • 31:

    何度も何度も伝えた。
    あの時の蘭を放っておかなかったことに感謝して欲しい訳じゃない。

    もう、元気になったのなら、自分の足で前に進んで欲しい。

    「えー、ジュリって意外と細かいなぁ…ここジュリの家やねんからジュリがやってや」

    部屋が汚い、ゴミの臭いがすごい、何でも2人分いるので今までのように貯金ができない、布団がタバコ臭い、眠れない…

    2020-06-24 00:46:12
  • 32:

    毎日イライラだった。

    口には出さなくも、お店の女の子たちはおおよその予想が着いていたみたいで

    「ほら、やっぱりな」

    と、ヒソヒソ言ってるのが聞こえた。


    ジュリがこんなにイライラしているのに、帰宅すると蘭は、キャミソールにパンツ姿で布団の上で寝転んでピザポテトを食べたギトギトの指で、ジュリの大切な漫画「NANA」を読んでた。

    「あ、ジュリおかえり。ピザポテト食べる??あ、もう粉しかないわ」

    2020-06-24 00:51:01
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