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はじめてのホストから泡へ(実話編)
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1:
若菜
6年前、彼氏と別れたばっかりの私は寂しかった。そんな私の仕事は昼職とスナック週二回。ある日スナックの友達にご飯に誘われ…「彼氏の店ついてきてほしい?喧嘩して彼氏仕事やから話しに行きたいけど怖いから、若菜…初回安いし、私お金出すからお願い?明日昼職休みやろ?ついてきて?」と言われ、ホストがどんなところかもわからないまま私はついて行った…。お店につき『いらっしゃいませ〜』と従業員の元気な声…圧倒された私は大人しくなってしまい完璧ねこをかぶってしまう状態だった。すると友達の彼氏が現れ私の顔をみるなり笑顔で『初めましてタクヤで〜す。若菜ちゃんやんな?こいつがいつもお世話になってます』と挨拶をし席に案内された。そこはテレビで見たような光景でもあり、けどテレビの印象とは少し違うような感じでもあり、私はただただ辺りを見渡していた。友達の横には友達の彼氏が座り私は従業員3人にかこまれた。そしてまたしばらくすると他の従業員が座り、それが何度か繰り返され、名前や友達とどういう関係か、ホストはよく行くかなど、従業員が変わるたびに同じような質問ぜめの嵐だった…。仕事終わりでホストに来て、はじめての空間にどーでもいい知らない人からの質問ぜめに私は疲れていた…。すると1人の従業員がやってきて『いやぁ〜元気ないねぇ〜、従業員いっぱいついて疲れたのかい?』と声をかけてきた…私は初めてなのに普通に話かけてきた事にびっくりし、何も答えなかった…。そして私の横に座り『はい、どっちだ』ありきたりな手品だ。けど、そんな彼に私は思わず『意味わから〜ん(笑)』と初めて笑ってしまい、その彼とたわいもない話をしていた。帰る時間が来て友達が「若菜、誰にするか決めた?」と聞かれ指名制度を知らない私はわけもわからず、システムを聞き、印象に残った最後の人にした。そして『いや〜やっぱり僕を選んだねぇ(笑)。ってか、名前聞いてなかったねぇ、君、名前は?』「若菜です…」『じゃあ若菜ちゃんな、僕の名前覚えたかい?』 「ともさん…」 『なかなかやるのぉ〜』 と話ながら番号を交換し、その日はそのまま家に帰った。
2010-02-14 02:54:00 -
24:
若菜
だが、そんな体が続く訳もなく、私は2ヶ月半たったある日、倒れ救急車で運ばれ、とうとうそのまま入院してしまった。私は彼にメールし、彼が心配してくれるのもだと思っていた…。だが、彼からの来た最初のメールは『そんだけ毎日働いてたら体も壊すやろ。自己管理不足やな』だった。彼の言葉を信じて一緒に頑張って行こうと思ってソープで働きだしたのに…何故、大丈夫?の一言もないの?心配にならないの?と思い、悲しくて涙が止まらず病室で泣き続けた…。私は彼に対しての自分の行動や気持ちをわかってほしくなって、二回目の未収をした後、ソープで働きだした事と全て気持ちを彼にメールで伝えた。その後、彼からのメールは来なかった…。時間的に疲れて寝たのかと思い、夜中まで彼のメールの返事を待った。
2010-02-21 18:50:00 -
25:
若菜
夜中二時…彼からのメールが鳴った。『いろいろ考えてくれてたんやな。ごめんな。けど、俺お前にソープで働いてくれって頼んでないで?入院したんも自分で決めて働いて自己管理できず体壊したお前の責任やで。』だった。確かに彼の言う通りだな…と反省した。だけど彼氏と思っていた私はどこかで甘い言葉を待っていた…。「そぅやね、本間にごめん」と彼にメールし、「まぁ、近々お見舞い行くから今までの分、体休めなさい」と返事が来て、私は何故かこんなメールで気持ちが落ち着いた。それから入院中もメールのやりとりを普段通りにし、今日はこんな検査をしたょ(><)など普通の出来事をやりとりしていた。退院三日前…1ヶ月近く入院してるにもかかわらず、何かと理由をつけて一度もお見舞いに来ない…。そしてとうとう一度もお見舞い来てもらえないまま私は退院した。
2010-02-21 19:04:00 -
26:
若菜
退院した帰り道、彼からメールが来た…『お見舞い、結局行けんかってごめんな。なかなか都合がつかんかって…何度も行こうとしたんやけど…本間にごめん』「全然大丈夫だょ?みんな来てくれたし、忙しいんやから仕方ない。気にしやんといて?」と私は自分の気持ちと逆のメールを返した。内心は、何で彼氏やのにこれんの?時間なんて例え30分でも作ろうと思ったら作れるはず。私は利用されてるだけ?ホストの仕事してる人はこんな考え方多いん?など不安と怒りで気持ちは爆発していた。
2010-02-21 19:11:00 -
27:
若菜
帰ってから私は彼に「未収は払うけど別れる」とメールした。彼がそんな事を簡単に認める訳もなく、未収を早く払って連絡とらんかったらいいという事に気付き、三日後、営業はじまってすぐ未収を返しに行った。だけど彼は…
2010-02-21 21:04:00 -
28:
名無しさん
書いて早く見たい
2010-02-22 19:50:00 -
29:
?
しおり(* ´艸`)
2010-02-22 22:54:00 -
30:
若菜
『お前も俺を裏切るんか?お前はそんな奴じゃないって思って信じてたのに、お前も前の女と同じなんか?』と涙目で話てきて、私はすごく悩んみながら「ごめん…」と一言答えた。そして沈黙が続き……『仕事はじまるから、店に俺は戻らなアカン…けど本間に俺はお前と別れたくないし、お前との事は真剣に考えてるねん…だからちゃんと話したいから、ご飯行こ。』「………。」私は何も答えれなかった。『仕事終わったら、電話するから!!お前絶対ブチるなよ。』彼はそう話ながら私をタクシーに乗せた。
2010-02-23 04:01:00 -
31:
若菜
彼の営業が終わる頃、約束通り電話がなった…。だけど、これでもしご飯に行けば私は彼から離れられなくなる事を自覚していたから、何度も鳴る電話をひたすら無視した。まだ好きだからすごく辛くて電話もとりそうにもなったが、私なりに離れようと努力した。鬼電もなくなり落ち着いた昼すぎ…また彼から電話がなった。これはもぅ着信拒否しかないと思い、設定をしていたら家のインターホンが鳴った。友達が来る予定はないし、通販などは頼んでないし…何なのかと思いおそるおそる部屋の受話器をとり「はぃ…?」『あっ、俺…』私はビックリした。『家にあげてくれんでいいから、下まで降りてきて。すぐ帰るからお願い!!』と言われ、ほっとけず私はマンションの下に降りていった…。
2010-02-23 04:12:00 -
32:
若菜
『はぃ、これ』よくわからない普通の紙袋を渡された。『無理さしたんは本間にごめん。俺の気持ちどうしたらちゃんと伝わるか俺なりに考えてん。もしこれで気持ち伝わらんかったら諦める。ただ、俺がここまでするってのは、本間にお前との将来考えてるからやねん。返事は部屋に帰ってからどっちにしてもメールでもいいから連絡頂戴。』と言って彼は去るように帰って行った。
2010-02-23 04:19:00 -
33:
若菜
部屋に戻り、紙袋を開けてみると中には新しい携帯がと手紙らしき物が入っていた。手紙には『携帯は俺名義のお前の携帯。どういう意味かわかってくれるよな?本間に離れたくないし、ちゃんと俺はお前と幸せなる事しか考えないから。本間にごめんな。』と書いていた。確かに彼の性格上、ここまでするのはよっぽどだと思った。それと同時に別れるって、決めて突っ走りきるつもりだった気持ちが、やっぱり離れれない…に変わってしまった。情けなく思いつつも彼の気持ちがうれしくて仕方なくまた舞い上がってしまっていた…。
2010-02-23 04:33:00