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田中くん

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  • 1:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    (フィクションです)
    寂しいのは帰り道
    今日のアナタを思い出しながら
    43号線を跨ぐ歩道橋を渡る

    2006-04-28 11:15:00
  • 11:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    シンさん>
    書きありがとう

    2006-04-28 11:52:00
  • 12:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    「ナツキちゃんおはよう♪」
    鼻にかかったいつもは心地いいその声に背中がビクついた。
    「おはよう。今日要約発表なんだ↓」
    罪悪感と自己嫌悪・・・少しの優越感が心の中に渦を作り出す。
    「先生今日機嫌よかったらいいのにねぇ・・・がんばってね!」

    2006-04-28 11:56:00
  • 13:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    「うん。噛まないように気をつけないと」
    目じりを垂らし無理矢理笑うと、レジュメを確認するフリをしてスグに目を逸らした。
    カゴバックの中では携帯が鳴り続けてる。
    着信  田中くん★

    2006-04-28 12:00:00
  • 14:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    「ナツキちゃん次授業?」
    残ったレジュメもカバンに入れる私に奈々ちゃんが話しかけてくる。
    「ううん。今日はゼミだけだからこれで終わり」
    「そっか。あのね私もタマちゃんも今日これで終わりだから、お茶するんだけど?」

    2006-04-28 12:20:00
  • 15:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    「あー・・どうしよかな。昨日このレジュメ作ってたから寝てなくてさw」
    自分が悪いのになんでだろ。奈々ちゃんの目がまっすぐ見れない。
    「えーいいやん。ナツキちゃんも一緒に行こうよ!相談あるから聞いてよー」
    そう言って後ろから飛びついてくるタマちゃんに、しょうがないなーと笑いながら私はペンケースを直した。

    2006-04-28 12:23:00
  • 16:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    私達の女子大は都心から少し離れたA市にあった。駅からは近く、沿線に大学が多いため電車はいつも学生で溢れている。当然4限終わりなんかはラッシュ並に学生で混んでいるので、そういう時間を避けるのとバイトまでの暇潰しのために、4限終わりはお茶することが多い。
    駅までの細く長い商店街の入り口にあるレンガ作りのパン屋。そこのアールグレイをちびちび飲みながら、通行人を景色にお茶をするのが私達の恒例だった。
    「んで・・・タマちゃん。あの子とはどーなったの?」
    私のその言葉にタマちゃんの小さなたれ目が更にトロンと垂れた。

    2006-04-28 12:29:00
  • 17:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    タマちゃんはクルクルパーマをあてた実写版アニーみたいな女の子。ボーダーの服がよく似合って、明るくて根っからの幹事肌。ゼミの飲み会なんかも気が付けばタマちゃんが仕切ってくれていることが多かった。
    「あのね。自分でも反省してるんだけど・・・バカなことしたって・・・」
    自分のことを言われているのかと思わず紅茶を飲む手が止まる。パチリパチリと瞬きをしながら奈々ちゃんは眉をひそめてタマちゃんの方を向いて深く頷いている。

    2006-04-28 12:45:00
  • 18:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    そこから30分間。タマちゃんは大分遠回りしながら、バイトが同じ好きな男の子とエッチしちゃった話をした。タマちゃんは3ヶ月前くらいから、その子に片思いしていた。でも相手には最近まで彼女がいて・・・まぁよくある話でむこうがフリーになった瞬間ドライブに誘われてヤッってしまったらしい・・・。んで、ヤッた次の日はメールが来たんだけど、それから連絡が取れないと・・・彼はバイトから社員に昇格して来月から職場が変わってしまうと・・・。
    タマちゃんに自覚があるのかないのか・・・それはもう典型的なやり逃げらしかった。
    なぜか涙ぐむ奈々ちゃんを見て、もしかしたら田中くんとエッチしたのバレたのかな・・・とかありえない心配したりして・・・。

    2006-04-28 12:52:00
  • 19:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    タマちゃんは相談に乗ってという割には話すだけ話すとすっきりしたようで、二杯目にカフェオレを頼むとゴクゴクと飲んで
    「合コンしてー」とかクシャクシャ笑っていた。
    アドバイスなんてする必要ないんだろう。タマちゃんはもう十分傷ついてる。私達に報告するだけでも、傷は浅くなることなく更に深くなっただろう。
    私からタマちゃんに教えることなんて何もない。これはきっとタマちゃんの決意表明だったんだ。もうこんなコトはしないでおくよっていう・・・。

    2006-04-28 12:55:00
  • 20:

    だだ ◆HQtu3/IfJ2

    「今度みんなでさぁUSJ行こうよ!」
    タマちゃんが思いっきり机を押すので、カップの中のアールグレイに波がたつ。
    「えーじゃぁTDLでいいじゃんw。USJ遠いよー」
    「えー大阪すぐだよ?新幹線でさ!」
    タマちゃんの思いつきはいつものこと。ただ彼女のスゴイとこは、その行動力としきり上手な性格で、計画を計画で終わらせないところ。結局、奈々ちゃんと私は夏休みにUSJに行く約束をさせられて、7月までに5万くらい用意しておくというノルマを与えられた。

    2006-04-28 13:00:00
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