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  • 1:

    ◆1pKdxKNrNo


    ?は?http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1138919740/-5

    2006-04-03 01:10:00
  • 567:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈アカン…めさカッコいい。〉変わった彼の姿にみとれてしまった。もちろんの事、女の子達の視線も彼に釘付けだ。更に―…
    『みんなぁ、マキちゃんは愛のやから取ったら嫌やで〜♪笑』とマキの腕を組む愛ちゃんにも釘付けだ。
    『あ〜もううるさい?。』軽くあしらうマキ。
    〈―……。〉ダメだ。負けれない…。。

    2006-06-18 06:00:00
  • 568:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしがREIに来た頃から愛ちゃんはいた。そこからでもこの店では不動の?1。
    この時、あたしは初めて思った。
    "抜きたい。勝ちたい―。"

    REIにきて初めて湧き出た「やる気 」だった。

    2006-06-18 06:03:00
  • 569:

    ◆1pKdxKNrNo

    "絶対抜く━━!"

    その日からあたしは毎日そう心の中で密かに野望を抱いて仕事に励んだ。
    客電もかなり時間を費やした。一部の客だけに受ける自分の接客方法を見直したりもした。毎日グラフを見て、必死になっていた。
    何か、この密かな勝負に勝てたら――…愛ちゃんを抜けたら―…。マキに見てもらえる。幼なじみってゆう壁さえぶち破って…見直してもらえたら。―"告白"出来るカモ…―そんな気がしていた。

    2006-06-18 06:10:00
  • 570:

    ◆1pKdxKNrNo

    ――が、そう簡単にいくハズもなく、差は縮まるんだけどまだまだ届かず、気持ちだけがヤケに焦っていた。新規にも積極的に着いたりするあたし。昔からあたしの仕事のやる気のなさを知ってた店長は、
    『お前偉い!俺ホンマにお前がそんなやる気みしてくれて嬉しい!』と褒めて、軽く感動までしてくれていた。彼はと言うと―…。

    2006-06-18 06:17:00
  • 571:

    ◆1pKdxKNrNo

    『マキ!あの人あたし付けてやぁ!絶対いけるわ!』『…行ってこい。ほどほどにな。笑』
    褒める訳でもなく、ダメ出しする訳でもなく、ただ黙って見ていた。
    〈今に見とけよぉ〜!〉そんな気持ちで一杯なあたしはマキと愛ちゃんの仲良さげな姿を見ても、自分を落ち込まさない様に出来た。〈もうちょい、もうちょい―…〉

    2006-06-18 06:22:00
  • 572:

    ◆1pKdxKNrNo

    あっという間に締日がきた。負けた。でも?2に昇格。〈しょうがない。前半サボってたんやし!〉それでも確実に差は縮まってきてる。
    『綾最近スゴいわぁ〜!笑愛もうかうかしてられへん!』愛ちゃんもチラっとそう溢したケド、それを言葉に出来るあたりまだ余裕だろう。あたり前か。
    ?2になったと言っても、?1との差はかなりデカイ。そこが愛ちゃんのスゴいところだ。

    2006-06-18 06:26:00
  • 573:

    ◆1pKdxKNrNo

    店長が言っていた。
    『愛のグラフは底抜けの努力の結果やから。やからこそそれを維持出来るアイツはホンマにスゴい。』と。
    あたしは思う。"きっと妥協できない性格なんだろうな"と――。週6、オーラス、早上がりナシ。抜け目がない。だから、ふとした時考える。

    2006-06-18 06:30:00
  • 574:

    ◆1pKdxKNrNo

    そんな頑張り屋の愛ちゃんだから。〈もうマキと付き合ってたりして…〉とか、色々。でもそんな事考える暇あったら客電しよ!そんな気持ちで毎日過ごしていた。
    ――でもなかなか追い付けない。〈なんで…これ以上…いや、まだいけるハズ!〉そんな自分との葛藤だった時だ。

    2006-06-18 06:33:00
  • 575:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしの一番太い客が切れた。〈痛すぎ…。〉この人が居ないとなればかなり困る。追い付くどころか、更に差をつけられ、下手すると違う人に抜かれる。
    それ位熱い人だった。
    〈何でなん―…っ。〉久しぶりにヘコんだ。でも、その間にも愛ちゃんのグラフは登っていく。焦る…。。調子良かったのに今月…。抜けるなら今月やったのに――…

    2006-06-18 06:38:00
  • 576:

    ◆1pKdxKNrNo

    『客はいずれ切れる。よお引っ張った方や!次頑張ったらええねん!』店長はそう言ってくれたけど、そんなの気休めにならない。
    あたしは愛ちゃんを抜きたかっただけ。
    『…さいやく…。』待機中そうボソッと呟いたあたしを見てマキが言った。
    『何焦ってんの?お前。』『別に……。』理由なんていえない。特に彼には…。

    2006-06-18 06:41:00
  • 577:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ユックリいつも通りやったらええやんけ。心配しんでも新人には抜かれへんて。笑』〈…なんなん。〉
    イラっとした。新人に抜かれない様に頑張ってると思われてた事に。〈あたしそこまで仕事できひん訳ちゃうし!〉あたしは今「愛ちゃんを抜く為に頑張ってる」のに。あたしは思わず、口に出して言ってしまった。『あたしが愛ちゃん抜ける訳ないって思ってる?』

    2006-06-18 06:46:00
  • 578:

    ◆1pKdxKNrNo

    『へ?お前愛抜きたいん?笑』〈――…ッ。〉あぁ。そう思ってるなんて思いもよらんかったって顔。ムカつく、ムカつく―…。
    『もういい!』『そうなんや!笑 お前もやる気あんねやん。笑 でも無理はすんな!頑張りすぎても空回りするだけやって!笑』
    〈……今のあたしにそれをゆうか…。〉
    "頑張っても無理やって!"そうゆわれてる様な気がしてしょうがなかった。

    2006-06-18 06:50:00
  • 579:

    ◆1pKdxKNrNo

    『あ!入ってきたわ!綾、接客準備!』〈―…。。〉ブルーな気分のままで接客につく。〈…気入れ直して。〉そう思って頑張ろうと思っても、この気分がどうにもならない。
    最近、仕事ばっかで遊んでなかったり、気を張ってたりってゆうのもあったし、ストレスが貯まってたんだろう――。

    2006-06-18 06:54:00
  • 580:

    ◆1pKdxKNrNo

    『綾ゆうんか。もっとこっち来いや!』
    運が悪い事にお触り、偉そう、臭い、オッサン、ナルシと痛い客。それなのに指命だけは入る。
    『自分、めっちゃ性格悪そうやなぁ!絶対ドコ行っても?とか入られへんやろ!?笑』〈ほんな指命せんとってくれや…。〉――イライラする…。だんだん、エスカレートするお触り―、武勇伝、あたしの悪口…いい加減にしてくれ。

    2006-06-18 07:01:00
  • 581:

    ◆1pKdxKNrNo

    『お前今俺の事「キショっ!はよ帰れや」とか思ってるやろ?』〈ダル…〉そう思いつつ笑顔で『思ってないよぉ〜!』そう言った瞬間、客が怒鳴った。
    『嘘つくなや!顔に書いてあるんじゃ!なんやお前ホンマ糞生意気なやっちゃな!!』――……。
    その声に皆ビックリしてこっちを見ている。〈マヂなんやこいつ…〉

    2006-06-18 07:05:00
  • 582:

    ◆1pKdxKNrNo

    『なんとかゆえや!!この糞キャバ嬢!』そう言って客が掴みかかってきた時、すかさずマキが走ってきてその手を離した。
    『やめて下さい。』
    『お前なぁ!やめてちゃうやろ!この女どうなっとんねん!この店どうゆう教育しとんじゃ!?あぁ!?』
    〈マジない…。。〉頭が痛い。

    2006-06-18 07:08:00
  • 583:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしは昔からこうゆう痛い客によくつけられる。
    『この子なんかしました?』マキの問いかけに客はイイ気になって偉そうに言う。『おぅおぅ!この女俺の事バカにしとんや!お前店の人間やったら謝らせろや!俺はこの店も人間も潰そう思ったら簡単に出来んねやからなぁ!』
    マキも一瞬ダルそうな顔をしたが、すぐにあたしに言った。
    『謝って!』

    2006-06-18 07:12:00
  • 584:

    ?

    おもろい?頑張れ★+゚
    いつも見てるよ?

    2006-06-18 07:16:00
  • 585:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈ハァ…!?〉いつもあたしの味方してくれてたマキのこの言葉にあたしは更にムカつきが倍増した。…でも、冷静に考えれば「一言謝れば住む話」――…。〈それで誰か違う子つけてもらえばいいし。〉
    他の客や女の子が静かに見てる中、あたしは今にも爆発しそうなムカつきを腹に押し込んで謝罪の言葉を吐き出した。
    『スイマセンでした…。』

    2006-06-18 07:17:00
  • 586:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ハァ!?それだけかい!ナメとんなぁお前!!』
    ―ガン!客はテーブルを蹴る。〈痛い…痛すぎる。〉いつものあたしなら、ベタベタ引っ付いて「ホンマにゴメンね」と謝れるのかもしれない。でも―…。
    『もう勘弁したって下さい。違う子付けるんで。』
    マキの言葉に客は答える。『誰が変えろゆうたんじゃ!しばくぞお前!俺はコイツ教育したらなアカン!』

    2006-06-18 07:21:00
  • 587:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈何やねんそれ…。〉
    マキが席を立ち、仕方なくあたしは接客を続けた。周りの視線が痛い…。
    それでも堪えて奴の武勇伝や説教をウンウンと聞いていた。そこまでなら耐えられたと思う…。
    『お前さっきのんで後でボーイに怒られんなぁ。笑』そう言ってそいつの手があたしの足に伸びる。またか…あたしはさりげなくその手を退けようとする。が…

    2006-06-18 07:26:00
  • 588:

    ◆1pKdxKNrNo

    思いっきり手を握られ、押さえ付けられる。―ギュゥッ―!『ッたッ…!』凄い力。『お前Mやろ?さっき俺に怒鳴られて今濡れてんねやろ?どれ!確かめたるやんけ!』『ゃッ…!』〈なんのカンチ!?〉イライラはMAXで気持ち悪さに鳥肌が立っていた。助けを求めて顔を上げるがボーイも誰ひとりとしてこっちを見てない。
    〈ヤメロって…!〉奴の手がスカートの中に侵入し、パンツに到着する。その瞬間、不覚にも体をビクッとする。

    2006-06-18 07:33:00
  • 589:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ホンマやめてって…!』
    『何がやねん。お前その手首もアザあるやんけ?男に縛られとったんちゃうんけ?えぇ?』〈――…ッ〉
    まだ残ってた、あの時の痕…。マキとの――…。
    『違うから…!ッァッ…!』奴の手が、パンツの上から割れ目をなぞる。…ダメだ。耐えられない。。
    『んまにやめてって!罰金やで!!』

    2006-06-18 07:37:00
  • 590:

    ◆1pKdxKNrNo

    そう言った瞬間、首を捕まれてこう耳元で言われた。『罰金やと?お前が今ここで黙って触らしたら何でも卸したるやんけ。何がええねん?ゆうてみろや?え?』―キュッ…―
    あたしの大丈夫なところをツネラレた瞬間だった。
    『んまやめてって!!!ここそおゆう店ちゃうから!!!!』
    次はあたしの声に皆が振り返った。

    2006-06-18 07:41:00
  • 591:

    ◆1pKdxKNrNo

    『お前ホンマなんや!殺したろかぁ!!』客は怯む事なくあたしの腕を掴んでくる。この態度を見ると大方、いつもこんな事をやってるんだろう――。
    〈ナメんなよ!〉『殺したかったら殺したら?あたし悪い事はしてないですよね?』そのやり取りに店内はざわめき再びマキが駆けつける。

    2006-06-18 07:46:00
  • 592:

    ◆1pKdxKNrNo

    『とりあえず落ち着いて下さい!』そう言ってあたしを掴んでる手を引き離そうとするマキを押して怒鳴り散らす客。
    『もお俺は怒ったぞ!!この女もこの店もめちゃくちゃにしたるわぁ!!!』
    そう言ってあたしを引っ張り出口の方へ引きずる。
    『ちょッ!マジやめて下さいって!』マキがあたしの前に立つ。

    2006-06-18 07:49:00
  • 593:

    ◆1pKdxKNrNo

    『おぅお前!やめて欲しかったらこの女土下座させろ!!俺は失礼な事ゆわれて気い済まんぞ!!!』
    〈どっちが…―ッ!〉
    『だから…』マキにも喋る隙を与えない。『お前、一番上のモン呼んでこい!今すぐ!!』他のボーイが急いで外に呼びに行き、静まりかえる店内――…。その中で再び奴があたしを睨み、『ホンマこいつのせいで皆大変よなあ!!!!』―ドンッ―『キャ!』女の子が何人か叫んでるのが聞こえた。

    2006-06-18 07:57:00
  • 594:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしは出口のドアで頭を打った。
    『やめて下さい!!』奴の体を抑えるマキ。今、あたしは頭を殴られ吹き飛んだのだ。〈…―ッ!〉その瞬間、あたしの中の何かが弾けた――。
    ―グイッ―『ぇッ?!』マキを退けて客に怒鳴った。

    『…いい加減にしろやお前!!外出ろや!オッサン!』

    2006-06-18 08:02:00
  • 595:

    ◆1pKdxKNrNo

    『んやとお前!!!!おうおぅ出ろや!いてもうたる!!!』と、ますます顔を赤くして切れる客。
    "やってもうた…" 実際マキもあたしもそんな顔してたけど、切れてたし、もう遅い。ヤケクソだ。あたしは間違ってない―!あたしの頭を抑えてくる客の手を引っ剥がし、外に追いやった。
    『このクソガキホンマに殺したる!!!』

    2006-06-18 08:06:00
  • 596:

    ◆1pKdxKNrNo

    『口だけのオッサンがイキがんなよ!!どっちがナメとんねん、ふざけんな!!!』
    『…お前ドコの娘や!!!?』客は切れてあたしの髪を引っ張る。あたしはその手をひっぱたく。
    『触んな!あたしが何悪い事してん!いい年して遊び方考えや!!!』『綾!!』マキがあたしの腕を引っ張るがあたしは気が立っていて口が止まらない。
    『何が謝れやねん!!客が偉いと思って…店ちゃうんじゃ!!女チョクるんもいい加減しろや!!!』

    2006-06-18 08:13:00
  • 597:

    ◆1pKdxKNrNo

    『綾子!お前、コイツ戻せ!』マキはそうあたしの体ごとそばにいたボーイの方へやった。〈――…ッ…〉
    『綾サン、とりあえず中いこ!なッ!落ち着きって!』そうしてあたしは引きずられる様に店内に引っ張られた。皆、あたしを見ていた。ボーイに更衣室に連れられ、『大丈夫?』と頭を撫でられ、あたしは我に帰った様に脱力した。
    〈やってもた…あたし…〉そうはわかっているのに、苛立ちがまだ収まらず、『あたし謝らんから。』とそっぽを向いて言っていた。

    2006-06-18 08:20:00
  • 598:

    ◆1pKdxKNrNo

    "最悪だ――。"
    更衣室にも誰のかもわからない怒鳴り声が聞こえてて、しばらくしてからマキが入ってきて座り込むあたしの両腕を引っ張った。
    『…何…?』彼を見上げる。もう、どうでもいい―…『謝って。』『誰に…?』『誰ってアイツやんけ。今落ち着いてるから!』『何であたしが……。』
    立とうとしないあたしを持ち上げる様に立たせ、マキはちょっと怒った様に言った。

    2006-06-18 08:27:00
  • 599:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…綾、仕事やぞ。その辺のオッサンとケンカしたんちゃうねん。客やぞ。』…久しぶりにマキの怒った顔見るカモ…。あたしこんな時でさえ、そんな事を思ってしまうが、意地を張った。悔しいってゆうのもあって、ふてくされた様に言ってしまう。
    『…あんな客いらんやろ。』口が勝手に――…。
    『どんなんでも客は客やろ。そんくらいわかるやろ?』

    2006-06-18 08:32:00
  • 600:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈なんなん客客って…。〉あたし触られたんやで?それでも客やししゃあないってゆうん?いっつもああゆう客はマキも怒るやん…。何でなん―…。
    この時のあたしは仕事とは関係ない、マキに対しての醜い気持ちでいっぱいだった。
    『あたしは間違った事ゆうてへんし、悪ない。謝る必要あるん?それでも謝れってゆうん?』

    2006-06-18 08:37:00
  • 601:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…わかれや。たった一言で終わりやんけ。な?』
    あたしの頭を撫でようとする彼の手を振りはらった。『嫌やゆうてるやん!あたし悪くないもん絶対嫌!手ェ出してきたんも向こうやん!』その言葉にタメ息をつき、手を離すマキ。多分、苛ついてる…。
    『お前そんなアホやったん?コレ愛やったら普通に謝って引っ張んで?』
    ――あたしは彼の嫌味なのかなんなのかわからないが、その言葉に、泣きそうになるのを堪え言った。

    2006-06-18 08:45:00
  • 602:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…んな愛ちゃんに変わりに謝ってもらったら。看板やし、許してくれんちゃう。』
    自分でも、こんなヒネクレた事をゆう自分に嫌気が刺した。でも、言ってしまった――。
    『もういい。お前、そこおれよ!残っとけ!』
    マキは少し怒った様にドアを閉め、出て行った。

    2006-06-18 08:50:00
  • 603:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…も…嫌……ッ!』
    ―バン―!ロッカーを蹴った。やってしまった…。怒らせた…。でもあたし謝りたくなかってんもん―…。

    そこからあたしはずっと更衣室にいた。外では代表も来て騒ぎになってみたいやけど、収まったみたいで、女の子は着替え始めていた。

    2006-06-18 08:53:00
  • 604:

    ◆1pKdxKNrNo

    ある女の子が教えてくれた。さっきのあの客は、うちが仲良くしてる他店の爆弾で、今日はたまたまその店がいっぱいやったから、こっちを紹介してくれたらしい――。
    〈あっちの店の顔汚したって事か…―〉そうやんな、いつもならマキもあんな客追い出すし相手しんもんな…。でもそんなん、言ってくれてたらあたしだって…。

    2006-06-18 08:58:00
  • 605:

    ◆1pKdxKNrNo

    ―バン―ッ!更衣室のドアが開く。『綾!』そこには何ヶ月かぶりの代表【山チャン】の姿が――…
    『山チャ〜ン!ゴメンなさい〜…!』あたしは山チャンの元へ行き謝った。代表、山チャンは元々あたしをスカウトした人で、あたしのお兄ちゃん的存在だった。
    『おうおう!笑 反省してんか?お前!笑 それやったらもうええから!話ついたし。』『んま〜?ホンマゴメン…!あたし知らんくて…その、紹介で…』あたしの言葉を遮る様に山チャンが言った。

    2006-06-18 09:07:00
  • 606:

    ◆1pKdxKNrNo

    『てかお前触られたんやろ?大丈夫か?アイツはああゆう奴やからかなり痛いんやけど爆弾やから、この辺の店じゃ取り合いやねん。』〈そやってんや…。〉
    『ゴメン山チャン…。ゴメンなぁ〜…!許してぇ〜…』泣きそうなあたしの頭をポンポンっと叩く山チャン。
    『ええて!笑 泣くなよ!笑 綾つけさすんじゃなかったな!悪い?!笑 まぁもうええし、アイツに許してもらい!』笑って言ってマキの方を指す。〈……。〉

    2006-06-18 09:12:00
  • 607:

    ◆1pKdxKNrNo

    〈気まずい…。〉
    山チャンに押されながらマキの前に行った。『ホラ、綾謝って!』肩を押す山チャン。『…ゴメン。皆もゴメン。』マキと、その場にいたボーイに頭を下げた。
    『全然いっすよ!てか綾サン怖いっすね!笑 僕ビビりました!笑』と、ボーイ達は笑って許してくれた。
    〈良かった…〉でも―……マキは伝票整理をして、黙ったまま――。〈ヤバス…〉

    2006-06-18 09:18:00
  • 608:

    ◆1pKdxKNrNo

    『なぁ?マキも、ゴメンな…?』『…。』無視…。
    『なぁマキ〜…?』あたしはマキの手を揺り彼の顔を覗き込んだ。それでも無視―…。〈…ややぁ…。〉
    『もおええやんけ!解決したんやし!許したれて!なッ?』と山チャンがなだめてくれるのも無駄。
    〈マキがあたしに怒る事なんか滅多にないのに…。〉さっきまでの勢いは消え、あたしはすっかり怯んでしまった。―――が…。。

    2006-06-18 09:22:00
  • 609:

    名無しさん

    リアルタイム?
    大量更新ですね?がんばって下さい?

    2006-06-18 09:23:00
  • 610:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ガキ。そやって山田クンに甘えたら許されると思ってんの?』『…な…ッ。』
    〈ヒドッ…〉そんなん、甘えてる訳じゃ―…。
    『オイオイ、マッキー!笑謝ってるやんけ!笑』とフォロ-に入る山チャン。が、
    『何で山田クンもそやって甘やかしてんの?だからコイツアホやねやん!いつまでたっても!』〈はぁ!?〉『なんなんよそれ!』マキのその言葉に食い付くあたし。
    『そーやんけ!そんなやから中途半端やねん!悔しかったら愛抜いてみろや!』

    2006-06-18 09:30:00
  • 611:

    ◆1pKdxKNrNo

    ―もう、ショックを通り越してムカつきだった。
    『そんなん簡単にゆうけどアンタわかんの!?愛ちゃんがどんなけ凄いか!簡単に抜けるハズないやん!今までだって凄かってんから!』なんかしらんけどマキも今日はチョケる事もなく言い返してくる。だから余計こっちも腹が立つ――。
    『ああそやな。お前じゃ絶対無理!客切れさしてる様じゃな!』〈ムッかつく〜…!!〉『まぁまぁ自分らやめや!笑 マッキーも言い過ぎやって!最近綾頑張ってるやん!』と、店長も口を挟む。でも久しぶりの喧嘩?に二人とも口が止まらない――。

    2006-06-18 09:37:00
  • 612:

    ◆1pKdxKNrNo

    『そんなんゆうけど元はと言えばお触り止めへんかったマキが悪いんじゃないん!?自分だって仕事完璧に出来てる訳ちゃうやん!』『綾〜!笑』もう笑い出す店長と山チャン、ボーイ達。でもあたしにとっちゃ笑い事でも何でもない。必死だ。『アホか!四六時十お前ずっと見てれるか!だから俺お前に何回もゆうてたやんけ!そのドレスやめろって!お前露出狂なん!?』〈…―ッ!なんなんソレ〜!〉ホンマにもう、腹が立つ…!

    2006-06-18 09:44:00
  • 613:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ドレスとか関係ナイ!触る奴がおかしいんやん!!』しまいにマキは伝票を放る。『触られへんようにしろゆうてんねん!』『無理やってんもん!ッてかそんな客いくら金持っててもいらんしな!』『そうゆう奴を引っ張んのがお前の仕事やろ!客選ぶな!』〈あぁゆえばこうゆう…!〉マキは口が達者やしたまにひつこいトコあるからやたらムカつく!あたってるってゆうのもあるし…

    2006-06-18 09:51:00
  • 614:

    ◆1pKdxKNrNo

    『んなマキは触られても金持ってたら我慢しとけゆうん!?ココセッキャバちゃうわ!ぼけ!』もう爆笑しだすボーイ達。笑いたきゃ笑え!真剣やし!
    『んなお前見てセクキャバやと思ったんちゃう!?』『…なッ…なんて事ゆうねん!』『だってそおやろ!大体お前席つく前からふてこかったし態度悪かったんもあるんちゃう!?』〈…―ッ〉そしてとどめはこの一発。あたしの胸に突き刺さる。

    2006-06-18 09:57:00
  • 615:

    ◆1pKdxKNrNo

    『あ〜てかもう愛つけたら良かった!愛やったら触らせへんとうまい事やっとった思うわ!』〈――…ッ…〉一番言われたくなかった言葉だ…。ヤバィ。涙、出てくる…。ソレを見て、山チャンは口を挟んだ。
    『言い過ぎやぞお前。愛と綾は…』山チャンが言い終わる前にあたしは目に涙を溜めて言った。
    『あッそう!!わかった!てゆうかアンタ愛ちゃん愛ちゃんうるさい!マキは愛ちゃんお気に入りやねやろ!んな愛ちゃんずーっと付けたらいいやん!ついでにつきあっちゃえば?乳もデカイしカワイイしタイプやろ!店内恋愛罰金払え!アホ!!』

    2006-06-18 10:09:00
  • 616:

    名無しさん

    おわりかな??

    2006-06-18 10:26:00
  • 617:

    あい

    久しぶぃ?り??
    めっさ更新してるやん??

    2006-06-18 11:38:00
  • 618:

    名無しさん

    150-500

    2006-06-18 13:11:00
  • 619:

    名無しさん

    150

    2006-06-18 13:12:00
  • 620:

    名無しさん

    ?しおり?

    2006-06-18 17:35:00
  • 621:

    ◆1pKdxKNrNo

    リアルレスや書き込みありがとうございます!皆のおかげで書けてます。ありがとう!長引いてますがどうぞ最後までお付き合いお願いします。
    >>621の続き

    2006-06-18 22:15:00
  • 622:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしはそう言ってドレスのまま店を飛び出した。
    『綾サン、送るで!』追いかけてきたボーイにも『いいよ、ありがとう。』と突き放し、一人繁華街を歩いてタク乗り場まで向かった。
    〈最悪…。〉自分で言った事にもマキにも言われた事も嫌になって涙が止まらない…〈恥ずかし…〉まだ薄暗い街、チラホラいてる同業者があたしを見ている。
    『…ハァ。』その視線から逃れる様に下を向き早歩きした、その時――

    2006-06-18 22:20:00
  • 623:

    ◆1pKdxKNrNo

    『なぁなぁ!仕事帰り?何で泣いてるん?!』
    ――最悪だ。イカにもチャラそうなホストに行く手を阻まれる。『なんもない…のいて。』『怖ッ!笑 そんなんゆわんと俺と話そや!』『いい。帰る。』そう言いすり抜け様とすると、手首を掴まれる。『待ってって!いいやんちょっと位!んな番号教えてや?自分の店行くやん!』〈うざ…。〉『ホンマやめて…帰りたいねん。』『そんなんゆわんと〜!!』…ひつこい、もう店行ったろかと思って諦めかけた、その時。

    2006-06-18 22:28:00
  • 624:

    名無しさん

    ?

    2006-06-19 00:07:00
  • 625:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ちょっとちょっと!何してんの!?』〈ぇッ…〉
    振り向いた先には、ホストが数人。その中で声を発したのは、久しぶりの彼。ヒカリだった。
    『ヒカリ…。』ヒカリはあたしの顔を見てビックリしてキャッチしてきたホストを押し退けあたしの肩を掴み、顔を除き込む。
    『ちょッ…どうしたん!?綾ちゃん?』

    2006-06-19 00:25:00
  • 626:

    ◆1pKdxKNrNo

    そしてオドオドしてるキャッチしてきたホストに言う。
    『お前何してん!?』
    『イヤ、僕何もしてないッスよ!始めっから泣いてて…ッ』と更にキョドり出す。
    『そうなん!?』『ウン…ゴメン。ちょっと店で色々ありまして…笑。』ヒカリの後輩なのか、キャッチしてきたチャラホストは『スイマセン!』と逃げる様にその場を去った。『ヒカリ〜女ぁ?』と、その場にいたホストが聞くと、『う〜んと…友達!ちょっと先いっといて!』とヒカリがあたしの方へ来た。

    2006-06-19 00:31:00
  • 627:

    ◆1pKdxKNrNo

    『なぁどしたん?!また客になんかされたん?それかマキ?なぁ、大丈夫!?』そう一人アタフタするヒカリ。〈可愛いなぁ…笑。〉全然前と変わらないヒカリ。少し変わった所と言えば、前よりもスーツ姿が様になってるぐらい。
    『大丈夫やで。てかヒカリ、なんか前より男前なってるやぁん。笑』すると、
    『もう!そんなんいいから!とりあどっか入って話そ!な!』とあたしの荷物を手に取った。

    2006-06-19 00:36:00
  • 628:

    名無しさん

    リアルかなっ??
    がんばれ??

    2006-06-19 00:45:00
  • 629:

    ひo

    頑張っτくださL1?L1っぱL1更新されττ嬉?L1デス?

    2006-06-19 00:51:00
  • 630:

    名無しさん

    がんばってください?ヒカリファンです?完結したらまた書き込みさせてもらいます?

    2006-06-19 00:55:00
  • 631:

    名無しさん

    ?

    2006-06-19 01:20:00
  • 632:

    今回のマキむかつく?
    ヒカリぃぃ?

    2006-06-19 01:25:00
  • 633:

    名無しさん

    毎日チェックしてます?主サン忙しいだろうけど頑張って下さい?

    2006-06-19 01:50:00
  • 634:

    ◆1pKdxKNrNo

    『いいよッ!ヒカリまだ仕事中やろ?それに見られたらアレやし…。』前のサイト事件も完璧に忘れられた訳じゃないし。
    『何ゆうてん!気にしやんでいいよ!』『でも…。』『んな店おいで?今ノーゲやし誰もおらんし♪』『え?』あたしはヒカリの店に?度も行った事がなかったから、「行ってみたい」ってゆってたっけ。
    『…いいの?笑』『しゃあなし!笑』

    2006-06-19 02:41:00
  • 635:

    ◆1pKdxKNrNo

    そうしてヒカリの言葉に甘える事になった。
    『いらっしゃいませ♪』
    店に着く。結構広いな。うちの店より綺麗やし。〈マキもココで働いてたんよなぁ…。〉『ホンマに誰もおらん。笑』『綾チャン貸し切り♪笑 おいで♪』ヒカリはニコッと笑いあたしの手を引く。〈可愛いなぁ…。〉改めて彼の魅力に気づいた様な気がした。『何飲む?』まるでお姫様になったかの様な扱い。笑

    2006-06-19 02:47:00
  • 636:

    名無しさん

    2006-06-19 02:51:00
  • 637:

    ◆1pKdxKNrNo

    『何でも…てゆうか、ヒカリはんまにホスト向いてるよね。笑』するとスーツを脱ぎ、黒いカッターシャツ姿であたしの隣に座る彼が可愛い笑顔を見せる。『そう!?笑 なんかソレって誉め言葉なんか微妙やけど?笑 てか綾ちゃんもキャバ向いてると思うよ-?』さりげなくタバコに火をつけてくれた。『ぁ、ありがと。てか、そうかな?あたし向いてないって絶対!……て、思い始めた今日この頃。。笑』するとヒカリはクシャクシャっと髪を撫でて言った。

    2006-06-19 02:55:00
  • 638:

    名無しさん

    2006-06-19 02:58:00
  • 639:

    ◆1pKdxKNrNo

    『なんかイヤやな〜俺!久しぶりに綾チャンと会えたのに綾チャンがそんな暗い顔してんの!笑』『ごめす…笑』『…よし!元気出してもらう為に…』言いかけたまま店内を歩き出すヒカリ。
    〈何やぁ?〉そして棚からシャンパンを?、?本選んで持って戻ってくる。
    『お姫様〜♪あなたが飲みたいのはどっちのシャンパンですかぁ〜?笑』そう言ってあたしの前に差し出すヒカリを見て思わず笑ってしまった。

    2006-06-19 03:02:00
  • 640:

    ◆1pKdxKNrNo

    『両方!笑』あたしはおかしくってヒカリが可愛くってそう答えた。こんなおねだりやったら絶対女の子何でも卸すやろうなぁ。笑 『我が儘な姫やね〜!笑 よし!でも可愛いから俺から両方プレゼントしちゃお♪笑』そう可愛く笑ってシャンパンをテーブルに並べた。
    『え?笑』『はい♪飲んで?〜♪一気はナシなぁ〜喋られへんからぁ〜笑』
    ――んま可愛いなぁ…。笑

    2006-06-19 03:10:00
  • 641:

    ◆1pKdxKNrNo

    静かな店内で、彼はグラスにシャンパンを注ぎ、あたしはソレを黙って見ていた。
    『どしたん?』『ウウン、ホンマに誰もおらんねんなぁ〜って。笑』するとヒカリは、『せやでぇ〜♪笑 まぁ奥におるけど、いちよ2人きりやし襲われへん様に、ハイ!ガード?!笑』と言って自分のスーツをあたしの露出した膝にかけてくれた。
    〈――…。〉『なぁヒカリぃ…』『ん〜?』グラスに口をつけるヒカリ。
    『ぶっちゃけあたしって触ったりしやすい?』

    2006-06-19 03:18:00
  • 642:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ブッ…!笑』シャンパンこぼした!笑 『大丈夫?笑』おしぼりを渡す。
    『ビックリしたわ!笑。え、てか何ソレ?どうゆう意味?笑』『あんな、軽そうとか、コイツやったら触れるわぁみたいなんあるやん。あたしってどう?ぶっちゃけ!男から見て!』あたしの真剣さに『…ん〜…笑』と考えるヒカリに『ソレとこのドレスも!どう?!』と付け足す。

    2006-06-19 03:27:00
  • 643:

    ◆1pKdxKNrNo

    あたしの真面目な顔を見てヒカリは笑い出した。
    『何よ!?』『…てか綾チャン、また客に触られてんやろ?笑 だから悩んでんの?笑』と。図星だ。『何でわかんの?』『わかるよ。わかりやすいもん。笑』
    との事だ。わかりやすい?『…だから俺、綾チャンがマキの事好きなんやぁってゆうのもわかっちゃってんもん。笑』と、ヒカリは苦笑いする。〈そうなんや…〉自分では、結構腹黒くて考える事バレる事ないと思ってたんやけど…勘違いかぁ?笑

    2006-06-19 03:33:00
  • 644:

    ◆1pKdxKNrNo

    ハッとして『てか質問に答えてぇ!笑』と彼の胸を叩く。『う〜んとねぇ…笑』
    彼はユックリと話してくれた。"あたしについて"。
    『綾チャンはぁ、まぁぶっちゃけゆったら頭良さそうには見えへんよね。笑』一言目がソレかい!笑 『でもぉ〜。』彼はグラスを置き、真剣に喋り出す。『可愛いよ!笑 なんてゆうか…雰囲気!オーラあるよ!』『…触れそうなオーラぁ?笑』
    冗談を言うあたしに彼は真剣にこう返してくれた。

    2006-06-19 03:40:00
  • 645:

    ◆1pKdxKNrNo

    『ん〜"触れそう"ってゆうより"触りたくなる"みたいな…。』『一緒やんかぁ!笑』と彼の背中を叩くけど、彼は冗談でもない様な口調だ。『男からして"やりたい"と"やれそう"は違うからなぁ。それに綾チャンはぁ、なんか素直やし、単純やけど、自分の事あんま深く話したりしんやん?なんかフラフラしててドコ行くん?って感じですっごい気になる!かな。笑』

    2006-06-19 03:48:00
  • 646:

    ◆1pKdxKNrNo

    『何ソレ。笑 結局アホそうって事じゃないん?笑』
    『ハハッ!そおカモ♪笑 なんかさ、綾チャンってあんまり必死なったりしいひんやろ?ソコがなんか余裕っぽい様なアホっぽい様な…なんなん!?みたいな。なんかそんな感じ!笑』
    『意味わからん!笑』って笑ってたけど、ヒカリが一生懸命"あたしの事"を話してくれてるのが嬉しくて、元気が出た。

    2006-06-19 03:54:00
  • 647:

    ◆1pKdxKNrNo

    『てか!そろそろ何があったんか教えてよ!笑』
    ヒカリのその問いに、あたしは時間を忘れて今日の、今までのいきさつを話していた。ヒカリがいってた通り、普段あたしはあんまり深く自分の気持ちを話したりしないから、今日は口が止まらなかった。
    愛ちゃんの事、マキの事、仕事の事、今日の出来事、最近頑張ってた事、悩みなどなど…。全部。ヒカリに言っていいモノか迷ってたけど、気付けば洗いざらい喋っていて、彼もソレを受け止めてくれた。

    2006-06-19 04:00:00
  • 648:

    ◆1pKdxKNrNo

    ヒカリはあたしの店に来た事があるから、愛ちゃんを知っていたけど
    『ずーっと笑顔すぎてめっちゃ裏ありそうで怖い。笑枕って噂もあるし俺は苦手。笑 絶対綾チャンのが可愛いしオモロイって♪』と言ってくれた。彼が言うに、あたしと愛ちゃんは正反対のタイプらしい。だから客層も正反対やろ〜って。〈確かに…。〉"あたしも愛ちゃんも色だけど種類が違う。"んやって。ヒカリいわく。『てゆうかあたし色営ちゃうし。笑』『うわぁ〜笑 自覚してない方が怖いカモ!笑』と笑っていた。

    2006-06-19 04:07:00
  • 649:

    ◆1pKdxKNrNo

    今日の事を話すと、
    『マキがそんなんゆうんは俺もビックリやわぁ…ちょっとヒドイなぁ。』と驚いていた。『やろぉ!?めさムカつくわアイツ!絶対愛ちゃんに好き好きゆわれてその気なってんねやわ!』『ヤキモチ妬かんの!笑 俺も妬くわ!笑』そう2人で笑っていた。
    それから桃香の話になった。『元気してるで。なんかアパレル関係の仕事してるみたいやで。たまに来るわ!』

    2006-06-19 04:16:00
  • 650:

    ◆1pKdxKNrNo

    『そおなんやぁ。』
    『アイツ、「綾チャンに会いたい」ゆうてたで。笑 めちゃ反省してるみたいやし、綾チャン惚れられてるで♪笑』
    ビックリだ。笑 『あの子絶対根は悪い子じゃないよね。笑』と言うと、『そうやな、今になって思うもん俺。綾チャンの番号サイトに載したんやっぱアイツじゃないなって。』――忘れてた。
    アレはやっぱり桃香じゃなかったんかな?

    2006-06-19 04:20:00
  • 651:

    ◆1pKdxKNrNo

    「ソレはホンマに桃じゃない!信じて!」と言ってたらしい。『結局誰やったんやろ?』『まぁ済んだ話やしイイんやけどやっぱ気になるね。』そんな話をしていると団体客が入り出したのであたしはチェックする事にした。でも彼は伝票をつけてなかったみたいで『いいの?♪』とホントにオゴってくれた。『ホンマにありがとう…笑。またくる♪』

    2006-06-19 04:25:00
  • 652:

    ◆1pKdxKNrNo

    タク乗り場まで送ってもらって、タク待ちしてる時に、少し寂しそうな顔で彼が言ってきた。
    『なぁ綾チャン?俺さ…こないだ綾チャンに「頑張れ」ゆうたけど、アレ、取り消していい?』『えッ?』その時、ちょうどタクが止まる。
    『綾チャンが幸せならいいかなって思ったけど、今日話聞いてさ、今のアイツなら綾チャン渡したくないカモ。笑』
    そう言ってあたしをタクに乗せるヒカリは、最後に笑顔で言った。―バンッ―
    『ひつこくてゴメンな。今度桃と店行くわ♪オヤスミ♪』

    2006-06-19 04:33:00
  • 653:

    ◆1pKdxKNrNo

    今日はココまでで終わります。レスにちゃんと返事も出来ず、スイマセン。完結したら皆とたくさん喋りたいです。マキ派ヒカリ派ってあると思うけど、ムカツキながら読んでやって下さい☆笑☆

    2006-06-19 04:37:00
  • 654:

    名無しさん

    ?

    2006-06-19 05:20:00
  • 655:

    名無しさん

    2006-06-19 05:21:00
  • 656:

    ?リトル?

    朝カラ一気に読みました?メッサおもろい(゚∀゚頑張って下さいね??楽しみにしてます(^ー'*)

    2006-06-19 07:54:00
  • 657:

    名無しさん

    ぃ?っぱぃ更新してくれてぁりがとぉ?????
    また更新してくれるの楽しみに待ってる??ぉやすみぃ??

    2006-06-19 08:53:00
  • 658:

    名無しさん

    2006-06-19 11:39:00
  • 659:

    名無しさん

    2006-06-19 14:20:00
  • 660:

    名無しさん

    2006-06-19 14:21:00
  • 661:

    名無しさん

    ?

    2006-06-19 17:05:00
  • 662:

    名無しさん


    2006-06-20 00:30:00
  • 663:

    名無しさん

    ?

    2006-06-20 00:53:00
  • 664:

    名無しさん

    やっぱ面白い?早く続きが見たい?

    2006-06-20 02:35:00
  • 665:

    名無しさん

    2006-06-20 02:56:00
  • 666:

    名無しさん

    2006-06-20 03:16:00
  • 667:

    ◆1pKdxKNrNo

    >>658の続き

    2006-06-20 08:52:00
  • 668:

    ◆1pKdxKNrNo

    こうしてヒカリと別れた。〈ヒカリ…まだあたしの事…。〉どうすればいいんだろうか。あたしが好きなのはマキだ。でもどう頑張ればいいかな?コレカラ。
    "悔しかったら愛抜いてみろや!"――
    あの言葉が頭から離れない。でも、あたし、ちょっと疲れたカモ――…

    2006-06-20 08:55:00
  • 669:

    ◆1pKdxKNrNo

    次の日、店が定休日。飛んでまた次の日。
    彼と顔を会わすのがイヤだったケド、そんな理由で仕事を休んだりしたらそれこそ「中途半端」だと思い、パッとしない気分のままあたしは出勤した。
    『おはよ-。』
    『綾!こないだ大丈夫やった?変な客!』と、更衣室に行こうとするあたしを引き止めてくる愛ちゃん。

    2006-06-20 09:01:00
  • 670:

    ◆1pKdxKNrNo

    クルンッと綺麗に巻かれた栗色の髪に、人形の様に大きい目、ド派手な赤のロングドレス。〈今日も可愛いな…。〉相変わらずの彼女の飛び抜けた可愛さに落ち込んでしまうあたしがいた。
    『大丈夫。なんかうるさくしてもてゴメンなぁ。笑』と目を合わさず答えるあたしに、『愛は全然!むしろなんか日頃のウップンを綾に晴らしてもらったみたいでスッキリしたもん!笑』と、可愛く笑っていう愛ちゃん。――敗けだ。勝ち目ないやろ…。。

    2006-06-20 09:09:00
  • 671:

    ◆1pKdxKNrNo

    『お前はマネすんなよ。笑』
    そこに、あたしらの会話を聞いてたマキが愛ちゃんに言った。〈――…。〉
    『え〜愛もムカツク時あるもぉん!しかもあの人はお触りもヒドィし特別やろぉ〜!』愛ちゃんはあたしをかばう様に言ってくれるんだろうけど、なんか今は全然嬉しくない。むしろ…〈ウザィ…〉あたし最悪やな――…。あたしは黙って2人をすり抜けて更衣室に入った。

    2006-06-20 09:17:00
  • 672:

    ◆1pKdxKNrNo

    そんなあたしを見て、愛ちゃんは『え…マキちゃん綾なんか元気なくない?!』って言ってるんが着替えてるあたしの聞こえていた。その後すぐに、
    『すぐ戻るやろ。ってかお前今日呼び予定は?』とゆう無関心な彼の声も…聞こえていた。
    〈…――。〉―ズキンッ―…痛い。接客する気分じゃないかも。

    2006-06-20 09:22:00
  • 673:

    ◆1pKdxKNrNo

    わかってる。こないだの喧嘩なんてきっとマキは何とも思ってない。今まであんな言い合いしても、気付いたらまた"いつものうちら"に戻ってたから。
    『…イヤやな…。』
    でも、今回は別だ。あたしは、忘れられないし、ショックだった。彼の言葉が――…。

    2006-06-20 09:26:00
  • 674:

    ◆1pKdxKNrNo

    案の定、『綾〜今日予定はぁ?』とあたかも普通に聞いてくるマキに、あたしは目を合わす事なく無愛想に『ない。』とだけ答え、待機の椅子に座った。
    明らかまだ怒ってるあたしの態度にマキは不思議そうな顔をしたけど何を言う事もなくいつもの様にキャッシャーの中で仲良く愛ちゃんと喋っていた。
    ―モヤモヤする。仕方なく携帯を取り、無心に客電してると、隣に座ってた新人の子に声を掛けられる。

    2006-06-20 09:32:00
  • 675:

    ◆1pKdxKNrNo

    『あの…』『はい?』
    恐らく怖かったんだろう、あたしの顔。『あ…今忙しいです?』と、キョドってる様子のその子に、『大丈夫。どしたん?』と普通に聞いてみた。
    『あの、愛サンとあのボーイさんってホンマに付き合ってるんですか?』……『…しらんけど。何でなん?』
    『イヤ、めっちゃ仲良いし、愛サン冗談かワカランけど好きゆうてたから、付き合ってるんか気になって!』
    〈………。〉

    2006-06-20 09:37:00
  • 676:

    ◆1pKdxKNrNo

    『…しらんわ。聞いてみたら?』『聞けないデスよ〜!愛サンと話すん緊張するしッ!』と、女の子は手を横にふる。〈あたしはオーラもクソもないってか。笑〉
    『愛ちゃんめさ可愛いもんな。笑』あたしがそう言うと、『ハィ!めっちゃ!それに優しいし憧れます!あのボーイサンもカッコイイしめちゃお似合いですよね!』と、憧れの眼差しで2人を見ていた。
    "お似合い"か。〈痛いな…〉言う通り、ホントに誰が見てもお似合いな2人。

    2006-06-20 09:43:00
  • 677:

    ◆1pKdxKNrNo

    そんな事、痛い程わかってはいたものの、他人の口から聞いてしまうとますますそれを痛感して、彼を好きな自分が虚しくってたまらない。イライラでもなく、モヤモヤでもなく、ただヘコむばかり――…。〈イヤやな…。〉見たくない…帰りたい…。そんなあたしの助けてくれたのは――。
    『いらっしゃいませ-!』店の扉が開く。

    2006-06-20 09:48:00
  • 678:

    ◆1pKdxKNrNo

    『綾チャン♪きたでぇ〜♪』とあたしに手を振る女の子。〈え…この子どっか…〉『桃香!?』あたしの声にマキも入り口に目をやった。『え…嘘!めっちゃ変わったなぁ!笑』あたしは彼女を見てテンションが上がる。大袈裟な位巻き巻きだった髪はバッサリ切ってショートヘアに、軽くゴスロリ系だったかわいめの服装からは想像もつかない全身黒のパンツ姿になってる桃香。
    マキもビックリしている。

    2006-06-20 09:56:00
  • 679:

    ◆1pKdxKNrNo

    『え!てかそっちのが全然似合う!笑 なぁマキ、思わへん!?』と、思わずマキに話しかけてしまったあたし。〈…ぅわッ…!〉
    喋らんとこ思てたのに!!『ウン。そっちのがいい。笑てかビックリ。一人か?』と、でもまぁマキも笑っている。
    『マキちゃんも久しぶりやな♪ヒカリもくるで♪もおちょいでお客サン帰るから先行っててゆわれてん。』

    2006-06-20 10:01:00
  • 680:

    名無しさん

    ホンマぉもろぃ??

    2006-06-20 13:29:00
  • 681:

    ?

    楽しく読ませてぃただぃてます?無理しなぃで頑張ってくださぃネ?

    2006-06-20 17:47:00
  • 682:

    名無しさん

    ?

    2006-06-21 03:37:00
  • 683:

    名無しさん

    2006-06-21 14:58:00
  • 684:

    名無しさん

    ?

    2006-06-21 21:29:00
  • 685:

    名無しさん

    ??

    2006-06-22 07:47:00
  • 686:

    名無しさん

    ムダにスレ上げるのヤメテ?

    2006-06-22 13:22:00
  • 687:

    名無しさん

    ?

    2006-06-23 01:39:00
  • 688:

    名無しさん

    2006-06-23 01:46:00
  • 689:

    名無しさん

    さげ

    2006-06-23 07:58:00
  • 690:

    続きみたい???

    2006-06-23 09:19:00
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