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‡クラブスタッフ‡
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1:
ありさ◆rvx0qk4t16
裏切られる毎日。
信じようとする毎日。
それでも裏切られる毎日。
あーあ。今日も腕に傷が増える。2008-11-13 01:56:00 -
141:
ありさ◆rvx0qk4t16
「…もうほんまに無理なん?私ら終わりなん?」
好きの気持ちか情かわからぬまま、ひとつの事が終わる淋しさで胸がいっぱいになった。
「終わりたくないよ…」
素直な気持ちだった。最後の最後まで、根拠のない“何か”にすがりつきたかった。2008-11-22 00:59:00 -
142:
ありさ◆rvx0qk4t16
『無理』
淳はそう言いテレビに目を向けた。
一緒にいたいと思う気持ちと解放されたいとゆう気持ち。“わかった”の一言が言えずにただ泣いていた。私の気持ちにほんの少しでも淳が理解してくれなくて悔しくて泣いた。選ばれなかった惨めさで泣いた。今までの苦労を思い出して泣いた。こんな話をしてる時でさえテレビに夢中の淳の背中を見て泣いた。私の存在のちっぽけさを感じて泣いた。そして、まだ優しかった頃の淳の笑顔を思い出して泣いた。2008-11-22 01:08:00 -
143:
ありさ◆rvx0qk4t16
「……うん……」
精一杯出た言葉だった。
そして私と淳の3年間に終止符がうたれた。2008-11-22 01:11:00 -
144:
ありさ◆rvx0qk4t16
気まづい雰囲気に耐えれなかったのか、淳はどこかで出かけた。
私は淳のいなくなった部屋を見渡し、色んな楽しかった思い出を思い出しひたすら泣いた。
いつも腕枕してくれたベッド。“ご飯まだー?”“もう出来るよー”って会話しながら立ったキッチン。記念日に買ってくれたぬいぐるみ。ディズニーで撮った2人笑顔の写真。お揃いのマグカップ。タバコの火種を落としてケンカになった布団。2008-11-22 01:17:00 -
145:
ありさ◆rvx0qk4t16
しばらくして落ち着き、私は友達に電話をして別れたことを伝えた。
「よー頑張った。あんたはよー頑張ったよ。おつかれさま」
その言葉にまた涙が流れた。うん、だって、もう精一杯やれるだけのことはしたもん。頑張った。それでも無理だったんやから仕方ない。誰が悪いとかじゃない。全部終わった。もう全部終わった。2008-11-22 01:20:00 -
146:
ありさ◆rvx0qk4t16
すぐさま友達が家に来てくれ、私は荷物をまとめて家を出た。もう別れて終わったことなのに、家を出ると改めて別れを実感して涙が流れた。
「ありがとう」
それだけ書いた紙をテーブルに残し鍵をポストに入れ、“私の居場所”と信じてやまなかったその家をあとにした。2008-11-22 01:24:00 -
147:
ありさ◆rvx0qk4t16
実家に帰り、荷物を運び終わると友達にお礼を言い別れ、(今日から新しい日々が始まるんやから、お風呂でも入ってさっぱりしよう)と思いお風呂に入った。
心はまだ現実についていけず、私は常に自分に言い聞かせていた。
(やっと解放されたんやで。もうあんな思いしなくてすむんやで。心配せんでももっと良い人が絶対におるよ。一歩踏み出せたあんたはほんまにえらいよ!頑張ったもんな。あんたがどれだけ頑張ったか私が一番知ってる。あんたは頑張った。あんたは…)2008-11-22 01:31:00 -
148:
ありさ◆rvx0qk4t16
気がつくと手足が震え、私はお風呂の中で号泣していた。何度も嗚咽しながら、拳を握りしめ、歯に力を入れ、声が出ないように…
ほんまに終わったんや…ほんまに終わったんや…
涙に果てはない。体中の水分がなくなってしまうんじゃないかと思うぐらい涙を流した。“信じる者は救われる”なんて真っ赤な嘘。神様なんていない。もう消えてしまいたい……心からそう思った。2008-11-22 01:38:00 -
149:
ありさ◆rvx0qk4t16
実家に帰って1週間。
ご飯こそ食べれなかったが、私は元気を取り戻しつつあった。
家から出れなかった私を、無理やりにでも出してくれた友達がいたから。毎日連絡をくれる友達がいたから。“ありさは笑顔が一番”って言ってくれる友達がいたから。そんな素敵な友達が私にはいたから。2008-11-22 01:43:00 -
150:
ありさ◆rvx0qk4t16
あれから3年の月日が経った。私には今、大切な人がいる。
“もう人を好きになりたくない”と思ってた私を、少しずつ少しずつ“人を信用すること”を教えてくれた人。
あの頃の私はもういない。今の彼氏の大輔の携帯が気になったことなんて一回もない。大輔はいつも私に、安心とやすらぎ、そして幸せを与えてくれる。2008-11-22 01:48:00