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☆ホスト体験談☆2
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1:
美香
完結させます。
2006-02-24 11:24:00 -
721:
美香
そんな妄想をふくらませながら電話にでた。
『はい』
「美香さんですか?」
『そうですけど…」
「○○ですけどわかりますか?」2012-02-13 23:32:00 -
722:
美香
ほらやっぱり…掲示板が正しかったってことか…
『はいわかります』
「前にサイトで美香さんが叩かれていた時に番号までかかれてたじゃないですか。そのスレ探したらまだあったので、それ見て電話しました。違う人の番号だったらどうしようかと思ったけど本当に美香さんの番号だったんですね」
『今一緒にいるんですか?』
「誰と?」2012-02-13 23:36:00 -
723:
美香
『晃司』
「いないですよ。なんで?だってあいつホスト辞めたでしょ」
『そうなんですか!?てっきり私に諦めてくださいって忠告するために電話してきたと思ってました』
それからエースと2時間ぐらい電話をして、次々と真実を知ることになった。
晃司は東京で仕事を見つけて、そのためにホストを辞めた。2012-02-13 23:41:00 -
724:
美香
夜の世界からは完全にあしをあらい、近日中に東京へと引っ越す。
エースも数ヶ月前から独立のために辞めると言われていたけど、嘘だと気づきオーナーと駆け引きをした。そしてラストイベントでタワーをすることと引き換えに真実を教えてもらった。他のお客さんには真実を告げていないことを知っていたから、晃司と1番付き合いが長いはずの私のことは前から気になっていたらしい。
だから晃司の代わりに私に真実を教えてあげたくて電話をしてきたらしい。2012-02-13 23:45:00 -
725:
美香
「もしよかったら今から会いませんか?」
『お風呂入って化粧してたら2時間後ぐらいになりますけどそれでもよかったら…』
「じゃあ2時間後にミナミで」
電話をきり、出かける用意をしてエースと会うことになった。
喫茶店で専ら晃司の話をする私たち。2012-02-13 23:47:00 -
726:
美香
すると、私のケータイにあの従業員から電話がかかってきた。
『○○さんや』
「でてみたら?でも私と一緒におることは言わん方がいいかも」
電話にでる。
『はい』2012-02-13 23:52:00 -
727:
美香
「美香ごめんな…」
『なにに対してのゴメンなん?』
「美香に連絡するように言ったんやけどさぁ…」
『やっぱりそうなるやろ?だから私はあの時あれだけ言ったやん!あんたを信じた私がバカだった。もういいよ』
エースとはなんの関係もなかったことが明確になり引退にまつわる事実を知った今、私はもうあきらめはついていた。2012-02-13 23:55:00 -
728:
美香
この人をを責めても仕方ない。
晃司はもうすでに私の前から消えてしまったんだし。もうなにもかも終わった。ここで掘り返したって仕方ない。
そのあとも長々と語り明かした私たちは、二人でお店に行くことにした。
「もうばれてもいっか。代表に今から美香ちゃんと行くってメール送っておくわ」
そして私たちはお店に向かった。2012-02-13 23:58:00 -
729:
美香
店下に着いたとき、あの日のことが蘇った。
ここで雨の中泣いたあの日。
一気にいろんな感情が込み上げてきた。
数えきれないほど晃司と一緒に乗ったエレベーター。晃司と一緒に過ごしたこの場所。
3年間騙されていたことが明らかになった今でも晃司が好きすぎて、泣きそうになる2012-02-14 00:02:00 -
730:
美香
ドアをあけて二人で店内に入った時の、来客を確認しにきた従業員の驚きすぎている顔がこの上なくおもしろい。
そりゃそうだろう。
誰よりも晃司にお金を使い続けた女と、誰よりも晃司を想い続けた女がラスト直後に一緒にやって来たのだから。
その従業員は私たちを相席で入れていいかどうかのに確認をとりに行き、許可がでたらしく、私たちは席へと案内された。
私たちが今最も話したい繋がりの深かった従業員たちが面接中や準備中のため、他の従業員がついてくれた。2012-02-14 00:52:00