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☆ホスト体験談☆2

スレッド内検索:
  • 1:

    美香

    完結させます。

    2006-02-24 11:24:00
  • 711:

    美香

    降りしきる雨の中傘もささずに待ち続けた。
    何人ものホストや女の子が通り過ぎるその場で、私はひたすら泣いていた。
    どれくらい待っただろうか、もはや時間の感覚なんてない。
    すると、従業員から電話がかかってきた。
    『あんたらなんなん!?あんたも店グルでずっと私を騙してたんやもんな!』

    2012-02-13 22:40:00
  • 712:

    美香

    「美香ごめんな…」
    『今店下におるから!晃司でてくるの待つから!』
    「晃司には俺からちゃんと言っておく。絶対美香と話す時間つくらすから!だから家で待ってて?」
    『今さらそんなことが通用すると思ってん!?どこまで私をバカにしてんの!』「絶対美香と話す時間つくらすから!約束する!」
    『いくらあんたが言ったって晃司にその気がなかったらムリやん!今日避けられたのがその証拠やん!もうここで待つしかないやん!なんでわからへんの?』

    2012-02-13 22:43:00
  • 713:

    美香

    「今は泥酔状態やからどっちにしろまともに話すのはムリやって!だから待ってあげて?俺が責任もって絶対連絡さすから!絶対に美香とちゃんと話す機会つくってあげるから!」
    『信用できん!』
    「このままやったらどうなると思う?店下で美香と晃司が鉢合わせして、なんか解決すると思う?晃司は泥酔状態やから冷静も失ってまたキレると思うで。それでいいん?」
    『だって…だって…もうそれしか…イベントが終わってホストじゃなくなった晃司が私に連絡してくるはずないもん!』
    「俺を信じてほしい。店下でケンカなんかしてもしょーがないやろ?だから待ってて。絶対連絡さすから」

    2012-02-13 22:52:00
  • 714:

    美香

    『私は…入れへんの?晃司のラスト…』
    「ごめんな。晃司には晃司なりの考えがあると思うねん。俺が勝手なことできんから」
    『わかった…。そこまで言うなら信じる…。帰るわ』「絶対連絡さすから待ってて」
    放心状態で歩き始めた。
    騙されてたことなんて忘れ去ってでも、その瞬間だけ今までのことなんか全部忘れて、心から“お疲れさま”って言いたかった。

    2012-02-13 22:58:00
  • 715:

    美香

    ラストイベントが終わった日の夜、私は相変わらず泣き続けていた。
    もう生きてる心地がしない。
    とにかく辛い。辛くて辛くて仕方ない。
    涙で明日が見えないことを痛感した。
    もうどうにかなってしまいそうで、気を紛らわすためにケータイのメモリーをア行から見ていく。

    2012-02-13 23:02:00
  • 716:

    美香

    連絡する相手なんていないや……
    異世界に染まりまわりが見えなくなった私に愛想をつかして離れていった友達。晃司とお金のことしか考えられなくて私から離れていった友達。
    気がつけば私のまわりには誰もいなくなっていた。
    目が覚めた今、私は一人ぼっちになっていた。
    ふと、桃香のページで指がとまり、今さら…と思いながらも連絡してみた。

    2012-02-13 23:05:00
  • 717:

    美香

    【今電話できる?】
    【ごめん。メールにして?】
    全てを説明するかのような長文メールを送った。
    【エースもただの色カノ!ホスト辞めた今、エースもきられてると思うわ。エースとどうにかなるとか絶対ありえんから!晃司くんには本カノおるって前も言うたやん?あの時私とひろくんの前で金貯めて結婚するって言うてたぐらいやからまだ続いてると思うで。私、ひろくんと結婚してん。子供もできたんや。あの時私の言うこと信じてくれんかったのがめっちゃ気悪くて、それ以来美香とは距離ができたし今まで言えへんかったけど。結局、美香は今でも私やひろくんがなにを言ったところで晃司くんの言葉と自分の考えしか信じひんやん?だったら私に晃司くんの話されても困る】
    桃香とひろくん結婚したんだ…

    2012-02-13 23:13:00
  • 718:

    美香

    あの日のあの出会いは、二人の運命の出会いだったわけか…
    私と晃司の運命の出会いじゃなかった。
    心から祝福したいのに、そう思うとそれができない。同じ出会いをしたのに…
    なんで私だけ…
    二人の結婚という現実が、より一層私の精神を追い込んだ。

    2012-02-13 23:15:00
  • 719:

    美香

    桃香の言う通りなのかな…エースはただの客で、あの時の本カノとまだ続いているのかな…
    だとしたら結婚のために辞めたのかな…
    私の頭の中は推測だけでふくらんでいった。
    まだ晃司からの連絡はない。
    最後に従業員にまで嘘をつかれて…もうこのまま…真実なんてなにもわからないまま終わってしまうのか…

    2012-02-13 23:18:00
  • 720:

    美香

    一夜明けて、今日から晃司がいない人生が始まるんだと実感するとまた涙がでてくる。
    悲しみ、怒り、絶望が入り混じって一つの感情になり、晃司に鬼電にしながら泣き続けた。
    夕方頃、知らない番号から電話がかかってきた。
    なんの根拠もない直感でエースだと思った。
    今エースと晃司は一緒にいて、「もうホスト辞めたんだから電話なんかしてこないで」って言うために私に電話してきたんだ。

    2012-02-13 23:30:00
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