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☆ホスト体験談☆2
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1:
美香
完結させます。
2006-02-24 11:24:00 -
707:
美香
もうイベントが終わったら全て終わりでしょ!
こんなに避けられてどうしようもなく途方に暮れた私は家に帰り泣き叫ぶしかなかった。
そして掲示板を見てみる。【晃司のエースがタワーしてる!】
【おめでとう。晃司と二人で幸せになってね】
【晃司くんずっとエースの席で泣いてた。他の席では泣いてない】2012-02-13 22:24:00 -
708:
美香
【あの二人はすごい絆だね。悔しいけど祝福する。晃司お疲れさま。東京行っても仲良くね】
【エースもトイレで泣いてた。いろいろ込み上げてきたんやろなぁ。晃司くんお疲れさま。エースもお疲れさま。お幸せに】
【二人にしかわからん晃司のホスト人生があるんやろな。タワー感動した!】
【これからは晃司があの子を支えてあげる番やな!】【晃司くんエースの隣でずっと泣いてたね。私ももらい泣きしちゃった。お似合いじゃん。お幸せに。おめでとう!】2012-02-13 22:28:00 -
709:
美香
なにこれ…やだやだやだやだこんなのやだ…ありえない…エースの席で泣いてたなんて…
みんながこんなに祝福するなんてなにか発表でもしたのかな…
このままじゃ終わらせられない!
私はどうなるわけ!?
気がつくと私はタクシーに乗り込んでいた。2012-02-13 22:33:00 -
710:
美香
ビルの前に着き晃司に電話をするけどつながらない。よく喋っていた従業員に電話してもつながらない。
店に入り込んで追い返されるのは惨めすぎる。
だから店下で待つことにした。
もう今日は一歩もここから離れない。
今日を逃せばもう終わりだから。2012-02-13 22:37:00 -
711:
美香
降りしきる雨の中傘もささずに待ち続けた。
何人ものホストや女の子が通り過ぎるその場で、私はひたすら泣いていた。
どれくらい待っただろうか、もはや時間の感覚なんてない。
すると、従業員から電話がかかってきた。
『あんたらなんなん!?あんたも店グルでずっと私を騙してたんやもんな!』2012-02-13 22:40:00 -
712:
美香
「美香ごめんな…」
『今店下におるから!晃司でてくるの待つから!』
「晃司には俺からちゃんと言っておく。絶対美香と話す時間つくらすから!だから家で待ってて?」
『今さらそんなことが通用すると思ってん!?どこまで私をバカにしてんの!』「絶対美香と話す時間つくらすから!約束する!」
『いくらあんたが言ったって晃司にその気がなかったらムリやん!今日避けられたのがその証拠やん!もうここで待つしかないやん!なんでわからへんの?』2012-02-13 22:43:00 -
713:
美香
「今は泥酔状態やからどっちにしろまともに話すのはムリやって!だから待ってあげて?俺が責任もって絶対連絡さすから!絶対に美香とちゃんと話す機会つくってあげるから!」
『信用できん!』
「このままやったらどうなると思う?店下で美香と晃司が鉢合わせして、なんか解決すると思う?晃司は泥酔状態やから冷静も失ってまたキレると思うで。それでいいん?」
『だって…だって…もうそれしか…イベントが終わってホストじゃなくなった晃司が私に連絡してくるはずないもん!』
「俺を信じてほしい。店下でケンカなんかしてもしょーがないやろ?だから待ってて。絶対連絡さすから」2012-02-13 22:52:00 -
714:
美香
『私は…入れへんの?晃司のラスト…』
「ごめんな。晃司には晃司なりの考えがあると思うねん。俺が勝手なことできんから」
『わかった…。そこまで言うなら信じる…。帰るわ』「絶対連絡さすから待ってて」
放心状態で歩き始めた。
騙されてたことなんて忘れ去ってでも、その瞬間だけ今までのことなんか全部忘れて、心から“お疲れさま”って言いたかった。2012-02-13 22:58:00 -
715:
美香
ラストイベントが終わった日の夜、私は相変わらず泣き続けていた。
もう生きてる心地がしない。
とにかく辛い。辛くて辛くて仕方ない。
涙で明日が見えないことを痛感した。
もうどうにかなってしまいそうで、気を紛らわすためにケータイのメモリーをア行から見ていく。2012-02-13 23:02:00 -
716:
美香
連絡する相手なんていないや……
異世界に染まりまわりが見えなくなった私に愛想をつかして離れていった友達。晃司とお金のことしか考えられなくて私から離れていった友達。
気がつけば私のまわりには誰もいなくなっていた。
目が覚めた今、私は一人ぼっちになっていた。
ふと、桃香のページで指がとまり、今さら…と思いながらも連絡してみた。2012-02-13 23:05:00