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☆ホスト体験談☆2
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1:
美香
完結させます。
2006-02-24 11:24:00 -
627:
美香
『じゃあ頼らなくていい。私が自分の意志で一方的にお店行く。それでいいやん?』
「俺はそこまでしてもらう価値があるような男じゃないって!」
『私がそうしたいねん!私は晃司が1番大事なんやもん。人生の中でなによりも大事やから…』
「もう決めたから…。もう美香とは終わりにする。この決意が変わることは二度とない」
『嫌嫌嫌嫌!絶対嫌!』2012-02-07 21:24:00 -
628:
美香
「ゴメン…」
『お願い考え直して…』
「なんで俺なんかのためにそこまでしようとするん?」
『好きやからに決まってるやん…それだけ…』
沈黙が続いた。2012-02-09 18:37:00 -
629:
美香
『考え直してくれる?』
「ゴメン!やっぱりもうムリやわ」
『なんで!?』
「理解してほしい。それが俺からの最後のお願い」
『もっとがんばって働くから!』2012-02-09 18:40:00 -
630:
美香
「もうがんばらんくていいねん。もう美香も楽になって。もう俺に縛られずに好きな仕事して暮らしていったらいいねん」
『嫌!ホンマにそれはムリやわ。ホンマに考え直して。ボロボロになってどんどん気ちがいになっていくことはわかりきってるやん?そんなあたしにちょっとでも同情する気持ちがあるなら考え直して』
「……」2012-02-12 17:59:00 -
631:
美香
『お願い…』
「わかった。そこまで言うなら…」
結局仲直りしてまた嘘に騙され、私は自分が本カノだと思い込んだり時には色だと疑ったりの日々に戻った。
そんなある日、いつものように電話をかけてきた晃司の様子が少しおかしい。
「ちょっと今いろいろ大変やねん…」2012-02-13 02:58:00 -
632:
美香
『私に言えへんこと?』
「言えるけど…まだ俺とオーナーしか知らんから誰にも言わんとってほしい。従業員もまだ誰も知らんことやから」
『なになに?女関係?』
「違う。仕事のこと。今日来る?直接会って話したいから電話では言いたくない」
『行く。今から向かうわ』2012-02-13 03:01:00 -
633:
美香
気になって仕方ない私は、席につくなり真っ先その話題に入る。
『さっき電話で言ってたのなんやったん?』
「今度の誕生日で辞めるわ。もうオーナーとも話して決まった」
『えっ…』
「独立する」2012-02-13 03:06:00 -
634:
美香
『そう…なんや…』
「なにそのリアクション(笑)もっと喜んでよ(笑)美香のためでもあるんやで。もうプレイヤーは引退するから、自分の店では接客することは一切考えてないねん。だから時間もできるからその方が美香とも一緒におれるし。美香ももう店来んでいいねんで。だから俺と同時に美香も仕事辞めたらいい」
『ちょっと怖い…それは、もし色ならきられるってことやろ…』
「なに言ってるん(笑)そんなことあるわけないやん。きるどころか、美香のためにも決めたことなんやし。スムーズに話は進まんかったけど、押し切って押し切ってやっとオーナーにわかってもらえてん。ホンマに早く美香に楽させてあげたいからなぁ。いつまでも辛い思いさせて嫌な仕事させたくないから」
『信じていいんやんな?』「当たり前やろ」2012-02-13 03:12:00 -
635:
美香
やっと終わりが見えた。
暗闇の中で光を見つけた気分。
まだまだ先になると思っていた未来図が、もうすぐ手に入ろうとしている。
それからは、全てのものが今までとは違って見えた。何をしていても楽しい。
幸せな未来へのカウントダウンが始まったことが、嫌な仕事や色かもと疑ったりでやさぐれていた私を救い出した。2012-02-13 03:19:00 -
636:
美香
お昼過ぎからお母さんと会う約束をしていた日。
そんな日も私は朝方お店に行った。
『誕生日で辞めるやん?じゃあその翌月に結婚しよー(笑)』
返事はわかりきっているけれど、冗談交じりにそんなことを言う浮かれきっている私。
「結婚はまだムリ(笑)それは店が軌道に乗り始めてからじゃないと」2012-02-13 03:23:00