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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
66:
夕夏
『何がて…元彼のこと。』…本気で忘れていた。
まだそんなに経っていないのに…あんなに好きだったのに…。
『学校で会ったら若干気まずいけどもうどうでもいいわぁ。』
『じゃあ俺と付き合ってや。』
『えっ!?でも…』2008-06-28 13:08:00 -
67:
夕夏
『別に俺の事好きちゃうくてもいいねん。ただ…一緒におりたいし、お前が違う男の元へ行くんも嫌や。』『…何か矛盾してない?』『そんだけ好きやっちゅうこっちゃ(笑)…無理?』
急に真剣な目になる。
…あたしは、ずるい女だ。ここで断ってしまったら、今の関係すら崩れてしまう。自分の居場所が無くなってしまう。
ただそれだけで、ただそれだけの理由で…首を縦に振った。2008-06-28 13:14:00 -
68:
夕夏
『マジで!?でも…本気で好きな男が出来たらゆってな?』
『うん…』
正直、疲れていたんだと思う。追うばかりの恋愛に。何て幼稚な、何て浅はかな考え。
それでも、当時は世界の全てを知っている様な気でいた。
でも今居る場所が全てで、全部が自分を支配していると思っていたから。2008-06-28 13:21:00 -
69:
夕夏
『俺お前が本気で好きになってくれるまで手出せへんから。』
『我慢出来るん?(笑)』
『自信無いけど…(笑)』
亀ちゃんは好きだ。でも何かが違っていて…
それに、自分でもあんなに好きだった徹をこんなにも早く忘れている事に戸惑いと絶望を感じていた。2008-06-28 13:26:00 -
70:
夕夏
綾にその事を報告すると、すごく喜んでくれた。
『本気で好きになれたらいいな?』
そう言って…。2008-06-28 13:31:00 -
71:
夕夏
そしていよいよオーディション当日。
亀ちゃんにメイクと髪の毛をセットしてもらい、集合時間の30分前に会場についた。
受け付けに行き番号札を貰い、胸元につける。
待ち合い室には、意外と普通な子が多かった。
あたしは13番。何とも不吉な数字。2008-06-28 13:36:00 -
72:
夕夏
いよいよオーディション開始。
見た所50人は居る。
『番号をお呼びいたしますので、5人ずつオーディションを受けていただきます。』
“5人ずつて…他の人に見られんのめっちゃ恥ずかしいやん…まぁ二度と会わん人らやしな”
この物事を考えない所は、果たして長所なのか短所なのか…2008-06-28 13:40:00 -
73:
夕夏
最初に別室に入った人たちの声が何やら聞こえてくる。
奇声を発したり度なり声が聞こえたり。
見えない分恐怖感が増す。『お次11番から15番の方中へどうぞ。』
いよいよ来た…2008-06-28 13:43:00 -
74:
夕夏
↑怒鳴り声です?
2008-06-28 13:44:00 -
75:
夕夏
『失礼しますッッ!!』
みんな張り切っている様子で元気いっぱいに挨拶をして中へ入って行く。
きっと…絶対あたしが一番やる気が無かっただろう。『失礼しまーす!!』
テーブルには、5人のいかにもな感じのオジサンやオバサン。その前に置かれた椅子に座らされる。2008-06-28 13:47:00