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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
6:
夕夏
家に着くなり今日の事を全部話した。
『お前が女優て(笑)万が一受かってもこんなん売れるん一握りやろ?よっぽどなりたいとかちゃうんやったら無理無理(笑)』
『やっぱそぉよなぁ。レッスン料無料てとこが怪しいし(笑)』
『気づいたらAVとか出てるんちゃうか(笑)』2008-06-27 15:06:00 -
7:
夕夏
『あたし根性だけはあるし興味もあるけどそこまでめっちゃなりたい訳ちゃうから止めとこぉ。』
『そやで。お前はそのまんまでいいから。将来は俺が医者なって奥さまって呼ばれるようにしたるゎ(笑)』こんな徹の冗談ですら、嬉しかった。
徹の左耳に光る、ピアスの意味すら知らずに…
2008-06-27 15:25:00 -
8:
夕夏
『徹、大好き…』
『俺もやで。』
裸で抱きしめ合うこの時間が、永遠に続けばいいと、あたしは何度願ったんだろう?今思うと子供同士のおままごとみたいな恋愛だったけど、この頃のあたしは自分なりに精一杯徹を愛してた。
大人になればその愛を確かめ合う“儀式”すらも
ただの“行為”や“道具”になる事など思いもしないぐらいに2008-06-27 15:33:00 -
9:
夕夏
次の日の夕方、徹と別れバイトに向かう。
『夕夏ちゃんおはよう!昨日の考えてくれたー?』
『おはようございます。やっぱあたしめっちゃなりたい訳じゃないし止めときます。』
『残念やなぁ…夕夏ちゃんやったらいけると思うねんけどなぁ…まぁ締め切りまであと三週間ぐらいあるし気が変わったらゆうて。』『はぁい!』2008-06-27 15:39:00 -
10:
夕夏
それから何事も無く平凡な毎日を送っていたあたしは、オーディションの事などすっかり忘れていた。
忘れもしないあの日、母に徹君に持って行ってあげなさいと持たされた煮物を手に、徹のマンションの暗証番号を押す。
いつもは行く前に連絡してから行くけどこの日は何故かしなかった。
『徹ー?おるー?』2008-06-27 15:48:00 -
11:
夕夏
…玄関には、女物の靴。ベタ過ぎる程のこの展開。
あたしはその靴に、見覚えがあった。
『どこまでベタやねん…この展開…』
そう一人で呟き、ズカズカと廊下を歩いて寝室のドアを開けた。2008-06-27 15:51:00 -
12:
夕夏
そこには、裸で眠る徹と…あたしの親友、真央の姿。ふいに、テーブルの上にあったペットボトルの水を2人にぶっかけた。
『冷たッッ…!!』
そう言って飛び起きた二人は、あたしの姿を見て唖然としている。
『おはよう。』
『夕夏…何で…』2008-06-27 15:55:00 -
13:
夕夏
『お母さんがなぁあんたに煮物持ってったりって。ごめんな、おとりこみ中?』『ちゃっ…ちゃうねん!!俺は嫌ってゆってんけど真央が…』
『ふぅん…お揃いのピアスまでつけて?』
二人の耳には片方ずつお揃いのピアスがついていた。
『真央、何でこんな事になったん?』
裸のまま泣きじゃくっている真央に、問いかける。2008-06-27 16:01:00 -
14:
名無しさん
気になる?
2008-06-28 01:19:00 -
15:
名無しさん
なる?
2008-06-28 03:39:00