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売れない女優
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1:
夕夏
あたし、夕夏。
職業…女優。って言ってもちょい役でドラマに出たりする売れないってか売れてない女優。
そんなあたしの物語。2008-06-27 14:20:00 -
36:
夕夏
地元の居酒屋に入り、ビールを頼む。あの頃は今より厳しくなくて、年齢確認なんてされた事は無かった。
『かんぱ〜い!!』
あたしは決して強くは無いけどお酒は大好きだった。『亀ちゃんて何歳やっけぇ?』
『今年26やで。』
『おっさん(笑)』2008-06-28 09:44:00 -
37:
夕夏
『ガキ(笑)』
亀ちゃんは正直格好いい。美容院も亀ちゃん目当てのお客さんがほとんどらしい。
『まぁ呑めよ。呑んだらちょっとは気ぃ楽なるんちゃうか。』
『えっ…』
亀ちゃんの目は、全てを見透かしている様で何故かそらせない。本当は、鞄の中でずっと振動している携帯を気にしている事にも気づいていたのかも知れない。2008-06-28 10:04:00 -
38:
夕夏
『…でな…裸で二人が…』『もぉそれ三回目や(笑)』居酒屋に入って二時間後、すっかり出来上がっていたあたしは、徹と真央の話ばかりしていた。
『誰かさんそろそろヤバイし出よか(笑)送ってくわ。』『嫌や…』
『子供か(笑)あっ子供やったな(笑)』
『帰りたくない…』2008-06-28 10:19:00 -
39:
夕夏
『うち来るか?』
『うん…』
亀ちゃんは居酒屋の近くで一人暮らしをしている。
家に向かう道のり、どちらからでもなく手を繋いだ。右手から伝わる体温が、心地良かった。2008-06-28 10:31:00 -
40:
夕夏
『あっ!封筒ポストに入れな!!』
途中にあるポストに入れ、一応手を二回叩いて拝んでおいた。
『お邪魔しまぁす!!』
亀ちゃんの家は1LDKで、思ったより広い。
見た所女の影は無く、棚に一列に並んでいる練習用のマネキンの顔が怖かった。2008-06-28 10:38:00 -
41:
夕夏
『意外と綺麗やな〜』
『俺綺麗好きやからなぁ』『何ゆぅてるん(笑)……えっ…!?』
…突然、後ろから抱き締められた。
『なっ…何してるん!?からかうんやめてや(笑)』
『からかってないわ…』2008-06-28 10:58:00 -
42:
夕夏
『昨日あんなんあったばっかりやからまだ考えられへんかもしれんけど、俺お前の事好きやねん。まぁそれだけ知っといてや。』
『うん…』
『着替え貸したるから風呂入ってこいよ。何もしやんから(笑)』
『うん…』2008-06-28 11:08:00 -
43:
夕夏
亀ちゃんと知り合ったのはあたしがまだ小学生の頃。当時亀ちゃんはまだアシスタントで、毎日遅くまでカットの練習をしているのを塾帰りによく見かけた。
あたしにとってはお兄ちゃん的な存在で、9歳と言う歳の差もあり恋愛対象に見た事は無い。
二年前に番号を交換してからはちょくちょく遊びに行ったりはしていたけど、まさかそんな風に思っていたなんて知りもしなかった。2008-06-28 11:20:00 -
44:
夕夏
『お先〜。』
『おう。ほな次俺入ってくるわ。』
お酒を飲んでお風呂に入ったから余計に目が回る。
いつの間にかベッドで寝てしまっていた。2008-06-28 11:24:00 -
45:
夕夏
夢を見た。
誰かの背中を必死に追っている夢。
それは徹なのか…それとも…2008-06-28 11:27:00