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◇夢恋◇

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  • 1:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    物語は、いつも朝から始まる――・・・・


    夢のから覚めた、その時から――・・・

    2006-06-12 08:05:00
  • 231:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    『サンキュ☆梨理加ちゃん、おりよ☆』
    「うん☆」
    『あ、自分でおりるからええで☆』

    運転手さんにそう言い洋司がドアを開けて『どうぞ、姫☆』と、手を差し出してくれた。照れるやんけ、ヴォケ(〃▽〃)

    2006-06-22 05:06:00
  • 232:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    何時間乗っていたのか、ここが何処なのかもわからない。
    目の前にあるのは、景色が凄くキレイな港だった。

    「うわ〜・・・・・めっちゃキレーーーイ!!!☆」
    『やろ??☆ここ俺の思い出の場所でもあって、俺の大切な場所やねん☆』

    2006-06-22 05:07:00
  • 233:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    「大切な思い出の場所??」
    『うん・・・・☆ここはな・・・・・』
    私が聞くと、洋司はその思い出を話してくれた。

    洋司には、将来結婚を考えていた大切な彼女がいたらしい。ここは、その彼女とよく二人で来ていた大切な思い出の場所だそうだ。だけど、その彼女は私みたいな一般ピーポーで、洋司の親はその彼女を気に入る事もなければ認める事などもってのほか。洋司は、その彼女とかけおちをしてまでその彼女と一緒になりたかったらしい。でも、洋司の父親が色々と調べていたらしく、かけおちをする前にその彼女の家にいき大金を渡し彼女と彼女の親に洋司と別れてほしいと言い、全てなかった事にしてほしいと言ったそうだ。そして、洋司とその彼女は洋司の父親によって、無理矢理別れさせられたそうだ。

    2006-06-22 05:09:00
  • 234:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    「ヒドイ・・・・・ヒドすぎる!!!洋司はそれでなんもせんかったん?!!彼女を見捨てたん?!!」

    『んなわけないやろ!!!俺かてどうにかしたかったわ!!!でも、俺が動いたら女や女の家族に何されるかわからんかったし、どうなるかわからん状態やってん・・・・・自分やったら、そんな状態で動けるか?!!ただでさえ、女にも女の家族にも涙流させたり辛い思いさせたりして、それ以上にそんな思いをさせるねんで?!!大切な我の女やぞ?!!』

    「それは・・・・・・」

    2006-06-22 05:10:00
  • 235:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    『俺にはできひんかったわ・・・・・』
    そう言うと、洋司は悲しそうな悔しそうな顔をした。

    全部を知らないし、全部聞いたわけじゃないけど、洋司がその彼女の事をどれだけ大切で想っていたか、痛い程凄くわかった。きっと、今でも想っているのだろう・・・・

    2006-06-22 05:12:00
  • 236:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    「・・・・・・泣いてもいいよ☆」
    『はっ?!!』
    「辛かったでしょ??苦しかったでしょ??悔しかったでしょ??だから、泣いてもいいよ☆私はそんな経験した事ないけど、もし自分がって考えると、泣きたいもん!!!きっと洋司の事だから、泣けなかったんじゃない??じゃあ、今泣いたらいいやん!!!☆私、見ないから!!!」

    『・・・・・フッ。ワラ 梨理加ちゃんって、ホンマ不思議な子やな。ワラ バカなんかバカじゃないんかわからんわ。ワラ』

    2006-06-22 05:13:00
  • 237:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    「バカだよ☆」
    『ハハ☆だな。ワラ』

    洋司はそう言い泣く事はなく、ただただずっと景色を眺めていた。
    景色をその彼女の様に、どこか悲しそうな、でも凄く優しく愛しそうな目で眺めていた・・・・

    2006-06-22 05:14:00
  • 238:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    しばらく沈黙が続き、私も景色をずっと眺めていた。

    「ホンマ、キレイやね☆」
    『おぉ・・・・・・』
    「・・・・てゆうかさ、何で私にそんな大切な事を話してくれたん??しかも、そんな大切な場所に何で私を連れてきてくれたん??」

    2006-06-22 05:15:00
  • 239:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    『ンン〜・・・・何でやろうな☆わからんわ☆・・・・そろそろ帰ろか〜☆時間も遅いし。送るわ☆』
    「話しそらすなよ〜!!!」

    洋司は理由を言わずリムジンの方に歩きだし、私も追い掛けるように小走りをして、私達はリムジンに乗った。

    2006-06-22 05:16:00
  • 240:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    凄く不思議な時間だった。なんだかせつなく、どこか優しいような暖かい空間に包まれたような一時。

    私は、そんな大切な二人の思い出の場所に連れてきてもらった事を、なんだか申し訳なく思っていた。

    車内では私も洋司も喋る事なく、洋司はさっきの事があったからか、悲しそうな顔をしながら寝てしまった。

    2006-06-22 05:17:00
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