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6:
「由佳こっから出たいな」
(あぁ、こいつの名前由佳だったな。バカな女)
自分を名前で呼ぶ女ってバカそうで嫌い
そんな女を相手にしてる俺も相当いかれてる2005-05-28 08:28:00 -
8:
先にシャワーから出て来た由佳が俺にキスをしてきた
舌が絡み合う
この女を抱くのは何回目だっけ?乳房を舐めると由佳が大袈裟なあえぎ声をあげる
「律…好き」2005-05-28 08:30:00 -
10:
でも俺は決して好きでもない女に「好き」という言葉は発しない。生まれてこの方言った記憶がない俺は一度も誰も好きになった事がないだけだ。
この女は何を思って俺の名前を呼び俺の事を好きと言っているんだろう?2005-05-28 08:31:00 -
11:
腰を振りながら妙に冷めている自分がおかしい。
「気持ちいいょ律。律も気持ちいいの?」
由佳は俺が笑みを浮かべたのを感じていると勘違いしている
確かに気持ちいい。
だからする。
それだけでいいじゃないか?2005-05-28 08:33:00 -
15:
♪♪♪♪
「あ、隆志からだ。もしもし?おぅ。まじで?わかった今から行くわ」
一人芝居完了
「悪い由佳。隆志が急用で話があるからって言うから俺行かんと」「え〜?」
「本間ごめん。また遊ぼうな。時間までゆっくりしときな」
由佳に優しくそう言いキスをした由佳は不満そうだったが納得して俺を送り出した2005-05-28 08:36:00 -
17:
「はいー?」
「もしもし律?今何してる?」
「何も。飲みにでも行こうかと。あやは?」
「私、今仕事終わったんやけど遊ぼうょ」
思い出した
キャバ嬢のあやだ。2005-05-28 08:38:00 -
18:
結局俺は朝まで、あやと飲みあやの家に泊まった
裸で気持ち良さそうに寝てるあや頭が痛い飲みすぎだ
さすがキャバ嬢
酒が強い 携帯を見ると着歴が埋まっていた2005-05-28 08:39:00 -
22:
俺の親ときたら表向きは幸せな家族を演じているが
おやじは外に女を作り
妹は優等生ぶって援交
お袋は何も知らない振り気づかな振り
俺の女好きはきっとおやじ似だ。2005-05-28 08:43:00 -
23:
結婚なんてするもんじゃない
お袋はどうしておやじと結婚したのか知らないけど
結局しがらみだけで家庭を築いていかないと行けなくなっている
俺はごめんだ
息苦しく生きたくない2005-05-28 08:44:00 -
29:
携帯を見ながら歩いてた俺は何かを蹴飛ばした
携帯だった
誰かが落としたんだろ
俺はそれを拾って中身を見てすぐ捨てようと思ってた
でも何故かあの時捨てずに持っていた2005-05-28 08:51:00 -
30:
女の携帯だ
プロフィールを見る
坂下風香 0908524…
携帯俺派手に蹴り飛ばしてしまったけど壊れてないよな?
自分の携帯からその携帯の番号にかけてみた
♪♪♪
あ。壊れてない2005-05-28 08:52:00 -
31:
一時間ぐらい過ぎた頃にその拾った携帯に電話がかかってきた
【公衆電話】と出ていた
「あの!私、坂下風香って言うんですが携帯落としてしまったみたいで…」
「道端で拾いました」
「すいません!ありがとうございます。あの取りに行きないんですけど今どこにいますか?」
「えっと…みなみやけど持って行きましょうか?俺車やし」
「いいんですか?」2005-05-28 08:53:00 -
32:
俺は可哀想な携帯を届けてあげる事にした
俺は優しい
ついでに携帯の持ち主の声が可愛かった笑
どこまで行っても女好き
病気みたいなもん
男はみんなこんなもん2005-05-28 08:54:00 -
35:
「わざわざ、ありがとうございました!」
「どういたしまして。はい、これ」可愛らしい声が放つ敬語がすごく新鮮だった
この時はまだ風香が俺の人生観を変えるなんて想像もしていなかった2005-05-28 08:57:00 -
36:
俺は携帯を風香に渡してすぐ帰った
十分後、俺の携帯が鳴る
「もしもし、あの着信があったんですけど」 風香の声だった
「あ、俺。さっき携帯届けた。携帯蹴飛ばしてしまったから壊れてないか確認の為電話したん」 「あ〜そうだったんですか。ありがとう」
「あの、また電話していい?」
「…はい!」2005-05-28 08:58:00 -
37:
この日から俺と風香はたまに電話でしゃべる仲になった
俺は用件以外の電話はあまり好きじゃなかったが風香とはたわいもない会話をした
バイト先での話
最近見た映画の話
飼っている犬の話2005-05-28 08:59:00 -
40:
相変わらず俺は家にもろくに帰らず遊びほうけていた
女は沢山寄って来たしメモリーの名前も順調に増えていった
でも最近虚しさが一向に増してくる
風香との1日数分の電話がいつのまにか俺の癒しになっていた2005-05-28 09:01:00 -
41:
でも俺は風香に会おうとまではしなかった
なぜ?何でだろう?
わからない
風香を俺の周りの軽い女達と一緒にしたくなかったのかもしれないどっちにしろ俺みたいなとあんまり関わらない方がいい
「もしもし夏希?今から家行ってもいい?」
ほら俺はろくでもない遊び人だし2005-05-28 09:02:00 -
42:
久しぶりに家に帰った
我が家は冷戦中
アメリカとロシアもびっくりだ
この家の人間はあたかも自分を盲目かの様に生活をしている
いや全て見えないわけじゃない
見たくないものだけ見ないで済む都合のよい盲目
「おかえり律ご飯は?」
笑顔がひきつっていますよ、お母さん!2005-05-28 09:03:00 -
43:
無性に風香に会いたくなった
「もしもし風香?」
「あ〜律君こんな時間に珍しいね」
「そっか?あのさ…飯…食べにいかへん?」
「今ちょうど家でご飯作ってた所」「そっかぁ。じゃあまた誘うわな」
「うち食べに来る?」
いきなりのお誘い2005-05-28 09:04:00 -
44:
風香と出会って一ヶ月が過ぎていたが会うのはあれ以来
俺らしくもなく妙に緊張した
車で風香の家に向かいインターホンを鳴らした
風香がドアを開けるといい香りがした
「ビーフシチュー作ってたんだ」風香が八重歯を見し笑う2005-05-28 09:05:00 -
47:
温かく汚れを知らないっていうか何でも笑顔で受け入れてくれるような母親のような…
ん?母親?
俺はマザコンか!!
何にしろ俺は風香と話していると妙に落ち着いた俗に言う
【癒し系】ってやつだ2005-05-28 09:08:00 -
49:
「律君って毎日何しているの?」えっと…毎日色んな女とっかえひっかえ遊びまくりやりまくりです!…な〜んて!
「何してるかなぁ?風香は?」
答える答えがない
俺には何もないんだなぁ…2005-05-28 09:10:00 -
50:
「律君ってぱっと見、冷たそうやけど本当はめちゃ優しいよね」
言われ慣れてるけど何故か風香に言われると照れる
「そうかぁ?」
「うん!だって私の話にこにこして聞いてくれるし。ほら!携帯だって届けてくれたし」 ごめんなさい。
下心ありありで届けました…2005-05-28 09:15:00 -
51:
「ごめんね私の話ばっかして。律君の話も聞きたいわぁ」
「…」 俺の話…?
話す俺の話なんて何もない
散々女をバカにした発言を繰り返してきたけど
俺も結局同様、外面だけで中身がないしょーむない人間だ2005-05-28 09:16:00 -
53:
帰りの車の中
俺は連れの圭介に電話をした
家で暇している様子で俺は圭介の家に向かった
圭介とは昔からの悪友
俺と一緒で外見が良く何もしなくても女は寄って来た
昔は良く一緒に遊びまくっていた何人切り出来るかくだらない賭けなんかもしてた
最近は一緒につるむ事がなくなっていた2005-05-28 09:18:00 -
54:
圭介の部屋に入ると俺は目を疑われる事になる
女と一緒に写っている写真の数々…しかも今まで圭介が連れていた派手なタイプな女とは違う地味な女…
風香さんじゃないですか!2005-05-28 09:19:00 -
55:
「これ圭介の彼女?」
「おぅまぁな」
圭介が俺にビールを差し出しそう言った
「お前、女の趣味変わったなぁ」「女は顔じゃないって気付いたんやって。この年になって遊びまくってても仕方ないやろ!お前もそろそろ特定の女作って落ち着いたら?」2005-05-28 09:20:00 -
56:
「特定の女ね〜んで今彼女はどこ行ってんの?」
「実家帰ってやるわ」
圭介君、君騙されてますよ?
俺今まで君の彼女とビーフシチュー食ってましたけど!?
何て汚く小さな実家なんでしょう!2005-05-28 09:21:00 -
58:
俺に中身がない?
けっこーけっこー何とでも言ってくれ
俺は自分に嘘はつかない
圭介は幸せそうだ
その顔がむかつく
「お前幸せそうだなぁ」
「妬んでんかぁ?」
いや、哀れんでます2005-05-28 09:23:00 -
59:
「やっぱ真面目で尽してくれる女の方がいいぞ!料理うまいしな」真面目?
うーん俺を遊び人と名前をつけるなら風香は詐欺師ってとこか
確かにビーフシチューはうまかった…2005-05-28 09:24:00 -
60:
携帯が鳴る
【麻美】
よし出動しますか!
圭介に罪はないが一緒にいると優しい人間になってしまう
風香の事は俺が何言う事でもないむしろ圭介が幸せなんだからいいのかもしれない
面倒くさい
これが本音2005-05-28 09:25:00 -
61:
風香にちょっとでも気持ちってものが入っていた自分がむかつく
「俺行くわぁ。お前の幸せ話聞いてたら脳みそ溶けそうやし」
「また女?」
「中身すっからかんやけどべっぴんの」
「お前いつか刺されんで?」2005-05-28 09:26:00 -
62:
問題です!
気持ち入りまくって騙され
ボロボロになって死んだ様に生きるのと
遊びまくって遊びまくって刺されて死ぬとどっちがいい?
究極の選択です!
俺は聞くまでもないでしょ?
もちろん後者を選ぶさぁ!2005-05-28 09:27:00 -
63:
何回も風香からの着信があった
俺は取らない
何の用事だ?
まさかこの間のビーフシチュー代を払わらないと駄目なのか?
俺だって血が通っている
連れの女を何とかしようと思わない
それ程女に困ってもないし2005-05-28 09:28:00 -
65:
遊びまくっている奴程
本気の恋愛がしたいとか言うけど俺には良くわからない
可哀想?
騙すぐらいなら騙されて傷ついた方がいい
良く聞く言葉だけど
あんまりどういう意味か理解出来ない2005-05-28 09:30:00 -
68:
ある日俺は圭介に居酒屋に呼び出された
あんまり乗り気ではなかったが
その日は女と遊ぶテンションでもなかった
先に居酒屋に到着してビールを頼み圭介を待った
15分ぐらいして圭介登場
…おまけもついて来てた
風香だ…2005-05-28 09:33:00 -
69:
そりゃまずいょ圭介君
反則技でしょ?
すでに降参です
「律〜俺の彼女。京香」
「初めまして京香です」
あ〜はいはい初めましてね
そりゃそうだ
さすが詐欺師!
どんなハプニングも顔色変えずに乗り越えていかんとな!
…ん?2005-05-28 09:34:00 -
71:
「お前何ぼ〜っとしてんの?」
「え、いや、京香ちゃんって兄弟いたりすんの?」
「いますょ!双子の姉が」 そう言って彼女は携帯の画像を見せてくれた
「そっくりでしょ?圭介でもたまに間違うんですょ」
「あ〜風香ちゃん?しゃーないやろ似過ぎやろ!」2005-05-28 09:44:00 -
73:
ん…?
ほっとした?
俺は勝手に勘違いをして
風香を着拒否の刑にしてた…
「何?お前風香ちゃん知ってんの?」
「いや、ちょっと…」
「俺の彼女の姉ちゃんやねんからな!変な真似すんなよ!?」2005-05-28 09:46:00 -
77:
「何してるん?私何か律君に嫌われるような事したんかなぁ?何回も電話したんょ?」
風香が買い物袋をぶら下げて泣きそうな顔をしている
「俺…」
「ビーフシチューまずかったから?」2005-05-28 09:50:00 -
78:
俺は風香の作ったビーフシチューを食べながら誤解していた事を話した
圭介の事
京香ちゃんに会って初めて双子だって知った事
「ごめん」と謝る俺に
「そうだったんやぁ良かった」
と風香が笑った2005-05-28 09:56:00 -
80:
「…ごめんなさい」
え?ちょっと待って?
俺、今断られた?
「私好きな人がいてるの」
「え?冗談やって!ごめんごめん」
「え?冗談?あはは、そうだよね」
「んで好きなやつってどんな奴なん?風香やったらいけると思うで」2005-05-28 09:58:00 -
84:
俺は振られた事がショックで一層遊びまくった
いやいや
誰がショックだったって?
好きだったわけじゃない
今までにいないタイプだったから興味があっただけ2005-05-28 10:03:00 -
85:
今だって風香と連絡は取っている好きな男っていう奴の相談なんか乗ってやってる
だって
好きやったのに振られたからもう連絡取らないんや
とか思われたくないやん?
かわいい俺…
そっかぁ俺風香が好きやったんや…2005-05-28 10:04:00 -
86:
「なぁ何でお前そんなかっこ悪いの?」
圭介と二人。バーで飲んでいる
「はぁ?律お前酔ってんの?」
「酔ってんのはお前やろ?京香ちゃんに」
「はぁ?誰やねんお前」
「だってお前かっこ悪いやんけ一人の女にボケてさぁ今までのガンガン女行ってた圭介はどこ行ってん?」
「何?お前もちゃんとした恋愛したいって思ってるんやぁ」2005-05-28 10:05:00 -
87:
「あぁ?そんなん違うわ。ださいやん。かっこ悪いやん!」
「そーやで。他の男と喋るだけで嫉妬したり、ささいな事でむかついたり嬉しかったり。恋愛はださくて、かっこ悪いもんやねんて」「くさっ!お前」
「くさいなぁ」
ださくて、かっこ悪い恋愛に乾杯!2005-05-28 10:06:00 -
89:
俺のベッドの下にはエロ本じゃなくあ○のりの本が隠されている
何で?
いやいや無理やろ俺が…
もし誰かに言った所で俺は狼少年になってしまう
果てしない自己満だ
ギャップが可愛いだろ?2005-05-28 10:08:00 -
91:
「もしもし?」
「律君!聞いて!?言ってた好きな人に告白されたの!」
興奮気味に風香が言う
「まじで?んで風香何て言ったん?」
チケット返すのか?
キスして一緒に日本帰国か!?
頭が真っ白ってのはこういう事なんだ2005-05-28 10:10:00 -
93:
「大丈夫やって!風香が好きになった奴やろ?間違いないやろ」
「うん…律君に言われたら勇気出たわぁ。ちゃんと返事する!ありがとうね」
…やっぱ嘘
ラブワゴンの中から二人を見つめる俺
行かないで…2005-05-28 10:12:00 -
94:
ここ何日か女遊びをしていない
相変わらず俺の携帯は活動しまくっていた
が俺は活動する気になれなかった風香からの電話で
例のあ○のり男と付き合う事になったと聞いた
「良かったな。頑張れよ」
思ってもない事を言った2005-05-28 10:13:00 -
95:
「律お前何かあったん?」
圭介がうちに来ていた
「あ?何もない。何もなさ過ぎ」「変やぞ?」
「風香があ○のり男と付き合ってんねんて」
「風香って京香の姉ちゃんの風香?何?律、風香ちゃん好きやったん?てか何?あ○のり男って」2005-05-28 10:14:00 -
96:
「好き?お前に何がわかるねん!先にワゴンから降りて一緒に帰国したくせに。俺は関ちゃんか?何年旅しなあかんねん!?」
「…意味わからんけど好きやったら頑張ったらいいやん。ほら、関ちゃんだってゆうかと長い旅の末、幸せになったやん」2005-05-28 10:15:00 -
98:
圭介が俺をクラブに引っ張り出した
久しぶりだ
雑音にしか聞こえないベース音
「律!何してたの?ずっと電話してたのに」
由佳が俺を見つけて寄って来た
面倒臭いやつに見つかった
「あぁ悪い最近忙しかってん」
お前はいったい俺の何だ?2005-05-28 10:17:00 -
100:
「お前の女?律も相変わらずやな」
「いや何回かやっただけやで最近お前はどうなん?」
「最近なぁ彼女は三人だけやで」「三人だけって…面倒臭そう。ばれへんの?」
「純粋で束縛せーへんハニーばっかやからな。ばれへん!若いんやし遊べる時に遊ばんとなぁ」2005-05-28 10:19:00 -
101:
さすが尚!
やっぱ男はこうでなくちゃなぁ!男は遊んでなんぼ!!
危ない危ない圭介に脳みそ汚染させられる所だった
圭介はきっとアレを使い過ぎて使用不可能になっているんだ
だから俺まで落ち着けと…
まだガンガン使える俺が羨ましくてそう言ってるに違いない
俺は精子の一滴が枯れ果てるまで遊ぶ!!2005-05-28 10:20:00 -
103:
俺は一人でいるのが嫌いだ
常に誰かと一緒にいたい
決して寂しがり屋ってやつではない
誰でもいいんだ女でも男でも家族でもワンコロでも
ただ女が常に寄って来る
側にいる
女が俺を求め俺を必要としてる
必然的な事
ただそれだけ2005-05-28 10:23:00 -
104:
ある日由佳に買い物に付き合わせられた
女の買い物は長い
「これとこれ、どっちが似合う?」どっちでもいいんじゃない?
と返事をすると
「ちゃんと選んでょ」と怒る
こっちの方が似合ってるょと言っても
「え〜私はこっちの方がいいと思う」と答える2005-05-28 10:24:00 -
106:
嫌な予感がしたんだ
俺の予感は細木数子より当たる
「おい!律!何してんだ?」
フィッティングルームの前 由佳が試着するのを服を持たされて待っている
女連れの尚だった
いや違うぞ?
俺が試着するわけじゃない
女装が趣味でもない2005-05-28 10:26:00 -
107:
「お前も買い物?」
尚の隣にぴたっと寄りそっている女…
風香の姿がそこにあった
風香の兄ちゃんが尚?
似てないな…
「俺の彼女。風香」
彼女??
風香が付き合っている男って尚?キングオブ遊び人の尚?2005-05-28 10:27:00 -
108:
この風香もあの風香?
実は三つ子とかいうオチ?
「律〜!色違い取って!」
フィッティングルームの中から由佳が叫び俺は我に返った
「じゃあ俺ら行くわ。お前も彼女と一緒だったんやな律がそれ買うんかと思ったわ」
と尚は笑い風香を連れて行った2005-05-28 10:28:00 -
109:
呆然と二人を見つめる俺に
風香は振り返り
《電話するね》
とジェスチャーで合図した 本物の風香だ
何でよりによって尚なんだ?
何でわざわざ風香なんだ?
尚ならいくらでも女はいるのに…2005-05-28 10:29:00 -
111:
その夜風香からの電話で会いたいと言われた
近くのファミレスに入った
「今日びっくりしたぁ律君と尚君知り合いだったんやね」
「俺もびっくりしたわ風香が尚と付き合ってるなんて」
「世間狭いね〜」
狭すぎだろ…2005-05-28 10:30:00 -
112:
「で、尚君どう思う?どんな人?あんまり自分の事話してくれないからさぁ。ほら尚君忙しい人だしなかなか会えないし」
「忙しい?」
「尚君バイト二つもしてるやんかぁ?大学の学費自分で稼いでて。」2005-05-28 10:32:00 -
113:
あいつはプーですけど…
俺と同じで実家が金持ちで
どっちかと言ったら大学にもろくに行かないで親に出してもらってる学費無駄にしている方ですよ…「だから、いつも疲れてるみたいだし」
元気いっぱいですよ?
アレの方は特に2005-05-28 10:33:00 -
114:
「でも、すごく優しくて。私、尚君に何してあげれるかなぁ?」
優しい?
当たり前だ
尚はキングオブ遊び人なんだから答えは…
Aの風香さんは騙されている!
ファイナルアンサーだ!!2005-05-28 10:34:00 -
115:
「風香…あんな、尚は辞めとき」「え?何で?」
「何でって何でも。尚は風香が相手出来るような奴じゃないし」
「どういう意味?」
「だから、尚に風香は向いてないって」
「そんなん、わかってるよ!私と尚君が釣り合ってないって。でも律君なら応援してくれると思ったのに!!」2005-05-28 10:35:00 -
117:
ほっとけほっとけ!
騙される事も人生勉強!
あんな純粋なのに可哀想やろ?
飽きたらポイ捨てやぞ?
男を見る目がない風香が悪い
いいのか?あの子が泣く姿見たくないやろ?2005-05-28 10:37:00 -
119:
「尚?今どこ?」
尚がクラブにいると聞いて俺も向かった
見つけた尚の横には違う派手な女「お〜律!こっち」 「話あんねんけど」
「どしたぁ?」
「あのお前の女の風香いてるやろ?あいつと別れたって欲しいんやけど」2005-05-28 10:40:00 -
120:
「は?何で?あいつお前の女なん?」
「違うけどあいつお前が相手するような遊んでる女ちゃうやん?お前に本間惚れてる感じやし」
「どしたんお前?真面目ぶって。大丈夫やって上手くやってるし!ばれへんって言ったやろ?」
「いいから。別れろって」2005-05-28 10:41:00 -
121:
「何熱なってんか知らんけど風香は俺の女やで?お前にごちゃごちゃ言われる筋合いないし」
「…風香泣かすような事あったらお前殺すからな」
俺はそう言い捨ててクラブを後にした2005-05-28 10:43:00 -
124:
俺はどうしてしまったんだ?
キャラ違ってるやん!
いつもクールで外面だけがいい遊び人律じゃなかったんか?
お袋にも
「なんか律、目が優しくなった」
なんて言われる始末2005-05-28 10:46:00 -
125:
風香の事が気になって
気になって頭から離れない
携帯が鳴るたび風香からじゃないかと期待する
期待は裏切られる
罪もなく俺に電話をかけてきた奴はむかつかられる2005-05-28 10:47:00 -
126:
意味もなく何度もセンター問い合わせをする
新着メールはありません
何度もメモリーから探しだし番号を発信させようとする
ボタン一つがどうしても押せない
手が止まる2005-05-28 10:48:00 -
130:
どれくらいいらんかと言うと
タクシー乗るとくれるティッシュぐらいいらん
鞄なんてもってない
どこに入れるんだ!
あと、毎日はえてくる髭ぐらいいらん
毎日剃るの面倒くさいっての!
俺は髭が似合わないし2005-05-28 10:53:00 -
132:
「お前、アホ!あいのりが女連れておるやろ!風花は純粋ハニーの役員なんだ!」
はい。頭パニック
「はぁ?律何言ってんの?京花〜風香ちゃん!こっちこっち!」
あぁ世界の終わりだ
ノストラダムスの予言は忘れた頃にやって来た2005-05-28 10:54:00 -
133:
風香が俺の存在に気づいて気まずそうな顔をした瞬間
視線は俺をこして奥にいる尚に注がれた
違うんだ!
実は尚も双子なんだ!
もしくわドッペルルンガーだ!2005-05-28 10:55:00 -
137:
「誰この女?」
尚の女が言う
お前が誰なんだ!
「私、尚君の彼女だけど」
「え?はは冗談やろ?尚こんな地味な女相手してんの?」
俺は初めて女に殺意を抱いた
この女の不細工な顔を化粧でも修復できない様にしてやりたい2005-05-28 10:59:00 -
138:
「尚君?何か言ってょ。私はただの遊び相手やったん?」
風香は半泣きだ
「あぁ〜!面倒いなぁ。やっぱり真面目な女は俺無理や…」
尚が喋り終わる前に俺はもう手が出ていた
「お、おい!律!!」
「痛っ…何すんねん!!」2005-05-28 11:00:00 -
140:
あぁ…かっこ悪い俺
あそこで尚をぼこって
「風香に二度と手を出すな!」
ぐらい言っていたら
びしっと決まっていたのに
反対にぼこられてボロボロの俺2005-05-28 11:02:00 -
142:
「律、大丈夫か?」
圭介が俺を覗きこむ
「あぁ」
全然大丈夫じゃない
すげーすげー痛い!
だいたい大丈夫か?じゃないだろ助けろよ!
男の友情もこんなもん2005-05-28 11:04:00 -
143:
きっと圭介が殴られていても俺は助けないだろ
痛いのは嫌やし
やっぱり自分が一番かわいい
きょうびそんな熱い奴はあんまりいない
はぁ俺は何をしてんだ2005-05-28 11:06:00 -
144:
「律君…痛い?」
風香が心配そうに言った「大丈夫大丈夫」
「私…ごめんなさい。尚君の事、律君忠告してくれてたんだよね?それなのに私…ごめんね。でもさっき嬉しかった。ありがと」
風香が泣いていた
「風香…好きです。ずっと好きやった」2005-05-28 11:10:00 -
149:
しかばね状態って言うのはこういう状態なのか?だいたい、しかばねって何だ?
動物か?しかの仲間か?俺はしかなのか?
食い物か?
それ、うまいのか?2005-05-28 11:16:00 -
150:
はぁ〜
昔良くお母さんに言われました
『ため息つくと幸せ逃げるよ』
ため息ってのは幸せじゃないからつくもんじゃないんか?
言葉ってのは矛盾している
謎だ2005-05-28 11:17:00 -
151:
「ほら〜お前かっこ良かったって!」
圭介それは俺をなぐさめているつもりか?
幸せなかっこいい男に言われる程むかつくもんはない
だいたい そもそも圭介のアホが風香を呼んだりするからいけないんだ2005-05-28 11:18:00 -
152:
てか世の中狭すぎだっての!
何で俺の連れの女が俺の好きな女の姉ちゃんで、その好きな女の好きな男がまた俺の連れで
日本に人口どれくらいいると思ってんだ?!
謎過ぎる2005-05-28 11:19:00 -
155:
「ちょっと律〜!何なん?電話も全然出やんと」由佳が何か言ってる俺はしかだ
言葉がわからない
「聞いてんの?」
「…」
こんなうるさい所から早く出よう
俺はしかだ。
逃げ足は早い2005-05-28 11:21:00 -
156:
「あっ律君!」
あれ以来見る風香の姿 やっぱり世間は狭い
「ちょっと久しぶり…もう傷だいぶ良くなったみたいやね。よかった」
よかった?
ふっ
心の傷はまだ治ってないよベイベー2005-05-28 11:22:00 -
157:
「あのね…律君あたし…」
風香が何か喋ろうとした時、横から笑い声がした「あの女、律に言いよってるで!地味で不細工なくせに律が相手するわけないやん!ははは」
俺のメモリーのどっかに入ってる女達だ2005-05-28 11:23:00 -
159:
俺は風香の肩を抱き親しげにそう言った
「えー!律何の冗談?その不細工とどういう関係!?」
「うっさいな!俺の彼女や!アホ!!お前らなんかより数倍可愛いわ!次何か言ったらその厚化粧取ってしまうぞ!」
そう言い捨て俺は風香を外に連れ出した2005-05-28 11:25:00 -
160:
風香は泣いていた
「ごめんって風香。冗談やで。泣かんといて。俺とおったら風香に嫌な思いさしてばっかやな」
「ううん。嬉泣きやからこれ」
風香が顔を上げ真っ直ぐに俺を見た2005-05-28 11:26:00 -
162:
これはドッキリか!?
カメラはどこだ?
ヤバイ俺ものすごくアホみたいな顔してるぞ!
「…やっぱり私、調子いいよね?あんだけ相談とか乗ってもらって律君に嫌な思いさせて今さら律君の事好きとか…ごめんね。本当今さらやんね…」2005-05-28 11:28:00 -
163:
俺は体が熱くなっているのを感じていた
変身だ
「すげー嬉しい」
俺は風香を抱きしめた
更に風香は俺の胸で泣いていた
「ありっがとう。ひっく…律っ君ひっく、好き。ひっく」
魔法は溶けた
俺は鹿から人間に戻った2005-05-28 11:28:00 -
166:
俺は周りがびっくりする程変わった
携帯も変えて遊び女どもとも切ったし
何せ今まで自分にしか全く興味がなかった究極のナルシストの俺が
風香にはまりまくっているのだから2005-05-28 11:32:00 -
167:
遊びまくっている男のつれに「まぁ今は沢山遊んどけ。そのうち本気の恋愛って何かわかるから」何て言ってしまえる程
きもいってか?
きもくて結構!
今は自分のプライドなんそのより
一番欲しかったものを見つけた手に入れたのだから2005-05-28 11:33:00 -
168:
自分が幸せだと気持ちに余裕があると
びっくりするぐらい人にも優しく出来たり
募金だってしちゃうぜ!赤い羽根だ!
この野郎!!
何て単純明快
恋愛ってすばらしい!!!2005-05-28 11:34:00 -
171:
キャバ->セク->ヘルス みたいなもんだ?
綺麗な姉ちゃん横にいるのに触れなくてムズムズ綺麗な姉ちゃんの胸もみ放題なのに最後まで出来なくてムズムズ
んで結局は我慢出来なくて綺麗な姉ちゃんとこに抜きにいく…
すげー!男の心理大作戦だ!!
いやいや、そんな話じゃない!2005-05-28 11:37:00 -
173:
どれくらい柔らかいって豆腐みたいなしっかりしてるんだけど
壊れやすくて
クレープの生地みたいにフワッとしてて甘くて…俺は腹が減ってるらしいハニー!
俺にビーフシチューを作ってくれ!!2005-05-28 11:39:00 -
174:
幸せな日々は続いた
永遠に続くと思ってた
人間なんてそんなもんだ幸せな生き物だ
ある日圭介と久しぶりに来たバーで飲んでいた時「やっと見つけた」
すごい剣幕で睨みながら俺の前に現れた由佳2005-05-28 11:40:00 -
175:
「律あんた尚の女とまじ付き合ってるって本当?」
「何そんな切れてんの?ちゃんと付き合ってるで。だいたい尚の女ちゃうしな。」
「ふぅ〜ん。だっさいな律」
「何言ってくれても結構でも風香にいらん事言ったらお前でも許さんからな」
俺は余裕だ2005-05-28 11:42:00 -
176:
「そんな事言っていいんや?」
由佳が意味深な笑みを浮かべる
「はぁ?お前もいい男見つけて早く幸せになれよ」
「由佳、妊娠してるんやけど」
「へっ?誰の?」
「あんたの」2005-05-28 11:43:00 -
178:
「ち、ちょっと待てって!本間に俺の子なんか?」
確かに由佳とは何回かやった
でも遊び人には遊び人の遊び方がある
面倒臭い事になりたくないから必ず避妊はちゃんとしてきた
コンドームは遊び人の必需品アイテムなのだ!2005-05-28 11:45:00 -
179:
でも由佳は妊娠した?
由佳と付き合う?
風香と別れる?
「どうする?律」
「…由佳とは付き合えない」
「何言ってんの?やる事やったんだから責任取ってや!」
由佳が叫ぶ2005-05-28 11:46:00 -
184:
選択肢?
風香と別れて由佳と付き合う
…絶対いやだ
選択肢?
由佳と別れて風香と付き合う
…いやいや意味がわからん
選択肢?
風香と付き合ったまま由佳とも付き合う2005-05-28 11:52:00 -
187:
「ごめん!子供の事はちゃんと責任取る。でも由佳とは付き合われへん!!」
俺は由佳に土下座してそう言った
「はは…本当びっくりするわ。きもいで?土下座までして。そんなに由佳の事嫌やねんな」
「嫌とかじゃなくて俺は今本気で風香が大事で由佳と条件みたいなんで付き合われへん」2005-05-28 11:56:00 -
188:
「そんなに好きなんや…きも過ぎやな律。もぅいいわぁ由佳が妊娠したとか嘘やから」
はい?
嘘?
俺は土下座までしたのにこの女はあっさりと嘘といいやがった2005-05-28 11:57:00 -
189:
「そんな顔せんといてよ!そりゃ嘘ついたのは悪いけど
由佳だって由佳なりに律の事好きやってんから!遊びって分かってたけど律は本命作らんって思ってたから…
好きやけど割り切ってた!それやのにいきなり、彼女出来たとか
本気とか聞いたら意地悪の一つでもしたろって思うやんか!」2005-05-28 11:58:00 -
190:
そう泣き出した由佳を初めてかわいいと思った
由佳は俺同様不器用なんだ
男だったらちんちんの毛全部もやして
油性マジックで像の絵描いて
写真撮って人前に縛り付けて放置してやろう
ってぐらいムカついたが2005-05-28 11:59:00 -
192:
「分かった。もういいよ。俺の方こそごめんな
お前結構可愛いやんけ!」
由佳の頭を撫でてやりながら言った俺に由佳は
「ヒック今頃気づいヒックたの?ヒック」2005-05-28 12:01:00 -
195:
クラブで働いている俺だから
あのうそ妊娠事件の由佳ともたまに顔を合わせるがいたって普通
今となっては由佳に恋愛相談をされる程の仲だ
やっぱ人間恋愛すると変わる2005-05-28 12:04:00 -
196:
俺と風香はほとんど喧嘩をする事はなかった
俺のバイト先にたまに風香が顔を出し
知らん男に声をかけられているのを発見して
俺が焼きもちをやく
そんな程度だ2005-05-28 12:05:00 -
197:
俺が不機嫌そうにしていると決まって
「りっ君大丈夫やで?私はりっ君だけやから」
と微笑みそう言う
端から見れば俺がガンガン引っ張って行ってるような
俺のわがままに風香が付き合っている感じに見えるらしいが
実際は風香の尻にひかれている2005-05-28 12:06:00 -
204:
だいたい風香はクラブで遊ぶような女じゃない
冗談にしてもつまらなすぎる
DonDokoDonのぐっ○んの相方に並ぶぐらいつまらん!
だいたい、あいつがいる意味さえわからない
ぐっ○ん一人で十分!陰が薄すぎて名前すら出てこない2005-05-28 12:14:00 -
207:
健二とは系列のクラブの黒服の奴だ
「律あの子と別れたん?」
「別れてないわ!お前そんな嘘ばっか言ってたらしばくぞ!!」
「嘘ちゃうよ!そう思うんやったら自分で見に行けばいいやん!電話してみたらいいやん!」2005-05-28 12:17:00 -
209:
ちょうどそこに風香から電話がかかってきた
「りっ君、今日仕事何時に終わる?」
「え?何で?遅くなると思うけど。風香今どこにいてるん?」
「今はおうちやで。でも友達の所に泊まりに行こうと思って」
「そっか。気をつけて行きや」2005-05-28 12:19:00 -
211:
「残念でした。風香いえにいたわ!本間お前嘘ばっかついてたら友達なくすぞ?」
「嘘じゃない!律には嘘つけへんわ!」
「はいはい」
由佳は半分泣きそうな顔をして俺の腕を引っ張った
「じゃあ今から○○来て!!」2005-05-28 12:21:00 -
213:
ありえない…
目を疑うってのはこの事だ
漫画の様なオーバーな二度見とはこの事だ
由佳の言った通り風香はいた
健二に寄り添って手なんか握りあっている2005-05-28 12:22:00 -
216:
俺が見てる風香は風香じゃないと…
彼女は携帯が鳴っているのに気づいて
携帯を取り出し少し眺めてまた鞄に携帯を閉まった
そして少ししてから携帯をピコピコしだした2005-05-28 12:25:00 -
217:
俺はスローモーションの様にそれを眺めていた
まるで風香しか見えない様に
俺の焦点は風香に集中していた
満足気にメールを打ち終わり
彼女が健二に笑いかける2005-05-28 12:26:00 -
220:
俺はその光景を目の前にしても信じたかった…
違う風香じゃないって…風香は俺を裏切ったりしない…
そんな女じゃない
俺が初めて本気で惚れた女はこんな事しない…
2005-05-28 12:31:00 -
221:
知らぬ間に涙が頬を伝っていた
「ち、ちょっと!律」
由佳が俺を覗き込む
「由佳あの女に文句言ってくる!!」
そう言う由佳の腕を引っ張って俺は止めた2005-05-28 12:32:00 -
223:
「いった〜何すんの?」「何すんのちゃうやろ!?あんた何してんの?あんたには律がいてるやろ?!」
俺は動けない
足に根がはっている
このまま俺は花になる
風香が肥料だ
知ってた?
世界1でかい花はう○この臭いがするらしい2005-05-28 12:34:00 -
224:
「何?あんた律君の事が好きなん?はは。あんたみたいな遊んでそうなん律君相手するわけないやん?」
本当にこれが風香?
風香のあの可愛らしい声から吐き出される
汚い言葉…2005-05-28 12:35:00 -
225:
「律がどんだけ、あんたの事想ったか知ってるやろ?何でこんな事出来るん?今まで誰も好きにならんかった律やのに、
あんたの事は本気で…
大事にされとったやんか!それやのに何で!
こんなん律がかわいそう!!」2005-05-28 12:36:00 -
227:
風香の顔色が面白いように変わるのがわかった
「りっ君ち、違うねん…ちょっと待って」
待たない
由佳が全部俺の代わりに言ってくれた
話す事も何もない
俺は由佳を連れてクラブを後にした2005-05-28 12:37:00 -
228:
由佳は子供のように
しゃっくりをあげながらまだ泣いていた
「泣くなって!泣きたいのは俺の方やねんけど」「だ、だってヒック、あの女ヒック、律がヒッ本気で好きヒックむかつくヒッ」
「分かった分かった何言うとるかわからんし」
「ごめんヒックでもヒック」2005-05-28 12:38:00 -
229:
♪♪♪〜
風香から電話が鳴る
由佳がそれを見て
携帯を取り上げ電話に勝手に出た
「何のよう?ヒック」
「…いらない」
「ヒック。もう二度とかけてくんな」2005-05-28 12:39:00 -
230:
それだけ言って由佳は電話を切った
「…何?いらないって」「あの女が律いる?ヒックって聞いてきたから、いらないって言ったのヒック」
プッ
由佳ちょっとおもろいぞ2005-05-28 12:40:00 -
232:
俺の初恋
初失恋
今まで散々遊びまくり
ポイ捨てポイ捨てしてきた俺が
初めて本気で惚れた女に裏切られる
あとあと分かった話だけど
風香は他にも数人男がいたみたいだ2005-05-28 12:42:00 -
233:
早い話
俺はその他大勢の中の一人
どいつが本命だったのか気になる所だけど
今となったらどうでもいい
あれ以来風香からの連絡は一切ない
俺が本命じゃなかったのは確かだから2005-05-28 12:43:00 -
236:
圭介も風香の双子京香と別れたらしい
別れたというか…
振られた
他に好きな男が出来てあっさり乗り換えられたらしい
圭介は死にそうな顔をしていた
不幸を顔面でしょってるそんな顔2005-05-28 12:45:00 -
237:
あほみたいだ
男がワンワン泣きやがって!
「やっぱ、男も女も顔か!!?」
圭介が言う
お前人間の顔じゃないぞ!
…いや間違えた
お前人間は顔じゃないぞ!だ…2005-05-28 12:46:00 -
238:
不思議な事に
風香を憎む気持ちは生まれなかった
ただ単純に好きだったから…
俺がこんな言葉を言ったら気持ち悪いけど
俺は風香に人を愛すると言う事を教えてもらったから…
誰も好きになる事はないと思っていたから…
本気で好きだったから…2005-05-28 12:47:00 -
240:
俺は声をあげて泣いた
何か溜まってたもんを吐き出すかの様に
人間の体の3分の1は水で出来ているんやろ?
こんな涙、鼻水垂らしまくって大丈夫なんか?
こんなに涙ってのは流れるのか?
それぐらい俺は泣いた2005-05-28 12:49:00 -
243:
う〜ん
それでもやっぱり俺はいい男だ!
本気の恋をして粋も甘いも経験し
より一層男前になってしまったな!!
風香よ、ありがとさん!
この腫れがひいたら
新しい愛でも探しに行くか!
俺はまた恋をするぜベイベー!!2005-05-28 12:52:00 -
244:
あとがき…
これで終わりです!今まで読んでくれた方
応援してくれた方
本当にありがとう!!
色んな人が応援してくれたから最後まで書けました!!ありがとう!
律2005-05-28 12:53:00 -
246:
名無しさん
名作あげ
2005-06-13 05:51:00 -
247:
☆
今初めて読んだけど,書き方おもしろいしよんでで楽しかった☆?人で笑ってしまったわぁ♪話の内容もリアルでよかった!
2005-06-14 10:05:00 -
248:
名無しさん
あげ
2005-09-09 01:49:00 -
250:
ミサ
共感しました。私も昔同じ事がありました。今は幸せですか―…?
2005-10-11 02:39:00 -
251:
?ぁゃか?
りっ君??読んだょぉ(?´∀`?むっちゃ感動した??しかもまたりっ君の突っ込みが面白かったゎぁ((?^?'?☆★〃ぃぃ女の子見つけて頑張って恋しょ?
2005-10-15 14:11:00 -
253:
名無しさん
おもしろかったです?
2005-10-19 05:20:00 -
255:
名無しさん
あげ
2005-11-26 01:27:00 -
257:
名無しさん
?
2006-02-04 06:44:00 -
258:
名無しさん
かなりよかった
2006-02-11 09:24:00 -
259:
のぞみ
初めて読ませてもらぃま?た(>_
2006-02-11 15:50:00 -
261:
名無しさん
?
2006-05-04 01:19:00 -
265:
名無しさん
ぃぃけど。
略多すぎやわ
読みにくぃぃ2006-05-22 21:59:00 -
266:
名無しさん
またこの人の読みたい?
2006-12-15 10:12:00 -
267:
名無しさん
あげ
2007-04-07 04:49:00